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為広陽子さん
為広陽子さん

為広陽子さん

プロフィール

・氏名: 為広 陽子

・会社名:アイプロスペクト・ジャパン株式会社 (英表記:iProspect Japan)
・役職名:アカウント・リード

・職種:営業職

・簡単な経歴:
大学卒業後、デジタル専門の広告代理店に入社。メディアレップ営業や代理店営業と複数の営業部署を経験しながら、デジタルマーケティングに関する知識を幅広く身につけセールスパーソンとしてのキャリアを辿る。
2016年iProspect Japanに入社。アカウント職として入社し、一貫して、営業職に従事。アパレルECや、消費財メーカーの案件を担当。 ECに軸足をおいた、パフォーマンス型の広告提案と、それに付随する、計測・評価、タグ、データフィードマネジメントなどもこなす。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :30歳、1988年生まれ

・お子様の年齢 :3歳、2015年生まれ

・ワークスタイル:フルタイム会社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

iProspectは、グローバル最大手のデジタルマーケティング専門の広告代理店です。インターネット上の広告の売買や、そのパフォーマンス改善をはじめ、広告主のビジネス課題解決に必要となる様々なデジタルマーケティング手法を提供しています。世界53カ国88ヶ所にオフィスを構え、世界で最も影響力のあるデジタルエージェンシーとして、第三者機関からの評価も得ています。
日本拠点であるiProspect Japanには、現在70名ほどの社員が在籍しており、私のようなワーママや、海外出身者のほか、多種多様な経歴と個性を持つ社員が働いています。様々な条件・個性の社員が働くことが前提になっているので、その人が最も能力を発揮できる働き方の提供という点では、非常に理解がある風土で、子どもを持ちながらでも、存分に仕事に打ち込むことができています。
iProspect Japan: https://www.iprospect.com/en/jp/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

07:00 家族3人とも起床
07:00~08:00 朝食、身支度、保育園の支度と、洗濯などの家事
夫が身支度をしている間に、私が子どもと朝食をとったり、
私が身支度を している間に、夫が洗濯物を畳んでくれたりと、
夫婦で協力して済ませています。
08:00~09:00 保育園登園&通勤&出社
18:30  退勤
19:00  保育園に到着
19:15~20:00 帰宅し、子どもと夕食をとる
20:00~21:00 お風呂に入って、子どもと遊んだりして過ごします
残った仕事の対応をすることも。
21:30  子どもの寝かしつけ
そのまま私も一緒に寝てしまうことも多いです。
22:00以降  残った家事を片付けて、少し自分の時間を過ごした後、就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分って、意外と完璧主義的というか、諦めるのが下手だな、ということに気づかされました。子どもにはきちんとこういうことをしてあげたい、家事はこういう手順でキッチリやりたい、仕事もフルタイムでやりたいしこういう自己実現を求めたい・・・と、あれもこれもと全方位求めてしまって、出産前から今に至るまで、葛藤をたびたび繰り返しています。
子どもを持ちながらでも、フルタイムで働いて経験を積んでキャリアアップしたい、と考えてiProspectへの入社を決めたのが、私が27歳、子どもが1歳の時のことでした。今思うと、やっぱり諦めるのが下手で、ジタバタしてたんだなぁと思いますが、結果、今があるのでジタバタしてみて良かった!とも思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

夫と対等な関係で、家庭生活をより良くしようと協力できるのは、とても嬉しいことですし、この生活の醍醐味では、とさえ思います。

夫婦それぞれキャリアアップを目指したい意志を尊重すること。対価となる収入でより良い生活を目指すこと。子どもが健全に成長できる環境を整えること。こういった目標を夫婦で共有して、それに対する問題をどうやったら解決できるか考えを出し合って、実践して、またつまずいて・・・そうやって夫婦で悩んで試行錯誤した結果、子どもの笑顔や成長が見られた瞬間というのは、家庭や子どもを持つことの幸せを噛み締められる瞬間です。
なんだか堅い表現になりましたが、こうやって家族の絆を感じられることは、とてもハッピーなことだなと感じています。

 

家族旅行中の為広陽子さん

家族旅行中の為広陽子さん

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

全部が大変です!という気持ちです。ですが、その気持ちが半分、意外となんとかなる!という気持ちが半分です。
今まで経験した中では、夫婦ともに実家が地方なので、子どもが体調を崩したときに助けてくれる身近な人がおらず、夫婦二人でなんとかしなければならない、というのは苦労の一つかもしれません。

 

それをどうやって解決していますか?

病児保育を利用します。自治体の補助で安価かつわりと確実に病児保育を利用できますし、会社もリモートワークを認めてくれたりして、振り返ってみると、案外なんとかなったわ!という感覚です。
このように、外部サービスの利用でなんとかなることも多いですし、そうでないことについては、前述のように、夫婦で協力して乗り越えられることが分かっているので、楽観的でいられます。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらにおいても、「メリハリ」でしょうか。
育児では普段、子どものために使ってあげられる時間が、朝と夜の数時間しかないぶん、休日に、子どもがパパママにべったり甘えて楽しく過ごせる時間を持てるようにと考えています。家族旅行に行くことも多いです。子どもが「ひこうき乗って、じーじばーばと、イルカさんにおやつあげたの!」などと旅行の思い出話をしてくれると、私も嬉しい気持ちになります。
仕事においてもやはりメリハリで、なるべく帰宅後に仕事を持ち帰らないように、定時内の効率・集中を意識しています。自宅に持ち帰ることを許容し始めたら、24時間仕事を優先せざるを得なくなり、仕事と家庭のバランスが崩れてしまうので。ただし、「帰宅後は何もしません」という態度を貫くのはただの無責任でしかないので、緊急時に自宅で対応できる環境は整えつつ、何もしなくていい状態が実現するように、定時内での仕事に責任を持つようにと考えています。
これを読んでいるiProspect社員のみなさん、「できてないよ」って思っていたらこっそり教えてください。改善します!

為広陽子さんの仕事風景

為広陽子さんの仕事風景

 

日々の工夫やコツは、夫婦で相談して外注することに決めるという解決法。

ありきたりですが、「お金で解決できることは、さっさとそうする!」これに尽きます。ただし、お金で解決するまでの決定プロセスも重要です。
ワーママ生活も3年目になり、仕事復帰当初とは、子どもの年齢とともに、母親としての悩みも当然に変化してきました。先日、直近での悩みの変化を夫に打ち明けたところ、「じゃあ家事代行使ってみたら?」「ミールキットとかもいいんじゃない?」という言葉が出てきました。これまでなんとなく抵抗に感じていたのですが、ものは試しと宅配ミールキットを取り入れてみたところ、これがもう、なんでもっと早く使わなかったんだ!としか思わないくらい快適で。
ここで重要なのは、「私が勝手にサボって、お金で解決している」のではなく、「夫婦で相談して、外注することに決めた」ことだと思っています。自分自身が納得感をもってうまく外部サービスを使うために、夫婦で決めたというプロセスは大切だったなと振り返っています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

デジタルマーケティング業界は、とても変化のスピードが早い業界で、デジタルマーケターとしての私に求められる能力は、どんどん変化していくと思います。また、私がしたい働き方が、ライフステージによって変わっていくこともあると思います。
そんな変化に直面したときに、望む働き方を諦めなくていいように、もっと個人としての力をつけていきたいなという気持ちは持っています。
同時に、私が持っているものやできることは、会社の若いメンバーにもどんどん還元して、望む働き方を実現できる人が一人でも増えることにつながればと思います。そうやって、ちょっとずつ家庭とキャリアの両立を楽しめる人が増えて、より広い範囲が変化していけばいいなと思います。

 

最後に、メッセージをお願いします。

いろいろと私の意見を述べましたが、これらすべて、理解のある夫がいてこそ実現しています。夫婦それぞれにキャリアアップを目指そうという共通目標を受け入れ、しかも、気難しい私のことを、知らず知らずのうちに理解し、相談相手になってくれることで、ここでお話した今の私があります。いつも感謝しています。
一方で、「理解のある夫」というのも変な言葉だなぁと思います。家庭の形態は様々なので、何か一つの考え方がスタンダードになるべきとは全く思っていないのですが、それがもっと当たり前になればいいなと。夫婦ともに仕事を続ける意志を持っていて、実際に共働きをしているのに、夫婦間に問題意識の差があることで、「ワンオペ育児」のような苦労が生まれることのない、家庭とキャリアの両立生活をもっと楽しめる社会になればいいなぁと思います。

2018年10月30日 0 comment
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