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齋藤明日香さん

今回ご紹介する方は、3人子育て中の時短勤務から事業を提案して子育て関連サービス立ち上げ、子会社社長になった齋藤明日香さん。
以下引用ですが、このような心境のワーママさん、実は少なくないのではないでしょうか? そんな方の背中を押してくれるインタビューです。

目の前の仕事にいっぱいいっぱいな20代、その後、3度の妊娠期や育休復帰という、子<育てとの両立を上手くやれるか不安な中仕事をする時期が続き、自分が本当にやりたいことについてアクションするよりも、与えられた仕事をこなすのみの働き方をしていました。しかし、このままではキャリアは止まったまま年齢だけ進み、与えられると思っていた仕事もなくなってしまう日が来るという危機感を持つようになりました。

齋藤明日香さん

齋藤明日香さん

プロフィール

・氏名:齋藤 明日香

・会社名:株式会社cosoral

・役職名:代表取締役

・職種:WEBディレクター

・簡単な経歴:2006年新卒入社で株式会社ECナビ(現:VOYAGE GROUP)に入社。ポイントサイト「ECナビ」のディレクターとして、企画・運営を担当。その後、アライアンス部門の配属となり、外部提携での新規ウェブサービスやアプリの立ち上げを経験。2018年2月に社内の新規事業プランコンテストで「IT活用による子育て支援事業」を提案し、株式会社cosoralを設立。在職中、3度の育休産休、復帰を経験。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :35歳(1983年生まれ)

・お子様の年齢 :7歳(2011年生まれ)、5歳(2013年生まれ)、2歳(2016年生まれ)

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社cosoralにて、ITを活用した子育て支援事業を運営しております。第1弾として、お子さんが小学校や保育園からもらってくるプリントを整理するためのアプリ「ポスリー」https://info.posly.jp/ を2018年3月にリリースしました。
現在は少数精鋭のチームで運営しているので、私の仕事の内容は、アプリ開発のディレクション、マーケティングからカスタマーサポートなどを一貫して担当しております。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、着替え、メイク
7:20 朝食作りまたは子供たちを起こし着替えを手伝う(朝食作りと、子供の手伝いは日によってパパと分担しています)
7:30 家族五人で朝食
8:00 長女 小学校へ登校
8:20 長男と次女を保育園に送る(パパ担当)
8:20 朝食の片付け、部屋の掃除
8:40 通勤
9:30 出社
16:30 退社
17:30 長女を学童にお迎え
17:50 長男を保育園にお迎え
18:00 次女を保育園にお迎え
18:15 帰宅
18:30 夕飯作り
19:30 子供たちと一緒に夕飯
20:00 子供たちと一緒にお風呂と、長女の宿題フォロー
21:00 絵本の読み聞かせと寝かしつけ

出産して、何が一番変わりましたか?

仕事ができる時間が限られるので、いかに効率よく進めるか、優先順位を常に意識して仕事するようになりました。
プライベートでは、幸せを感じる頻度が多くなった気がします。子供が健康でいてくれるだけでどんなに恵まれているか日々噛み締めています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子育ての実体験から発案したサービスを会社に提案したことで、新会社設立、サービスリリースへと進めることができたことです。今、運営しているアプリ「ポスリー」では、子育てママ向けのアプリのため、自分自身の体験や感じたことをサービスに反映できるのも、楽しいと感じることの一つです。
また育児と仕事を両方していることで、それぞれで大変なことがあったときに、もう片方でネガティブな気持ちを切り替えられることです。

仕事で嫌なことがあっても、3人の子供をバタバタとお迎えしているうちには、そっちの方が大変で、一旦忘れることができます。逆も然りで、育児でストレスが溜まったときにも、仕事でリフレッシュできます。

 

3人の子供たちと

3人の子供たちと

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児では、イヤイヤ期の対応です。3人目のイヤイヤ期ですが、毎度手を焼いています。また小学生の長女の宿題のフォローは、時間がなくて大変です。
仕事では、子供の熱の時、急遽予定を変更したり休まなくてはならないことです。

それをどうやって解決していますか?

イヤイヤ期は、時間があれば、なるべく要求を聞いてあげるようにしています。晴れた日でも長靴を履きたいとか、冬なのにサンダルを履きたいとか、子供ならではのヘンテコな要望やマイブームもなるべく受け入れてます。時間がたつとそのうち終わるので。
宿題のフォローは、早め早めに声がけして促したり、ポジティブな声がけで自立していけるようにしています。
商談などキャンセルしにくい予定は、パパの商談の予定と被らないように事前に予定をお互いで共有し、スケジュールを組んでいます。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、子供とのふれあいの時間を大事にすることです。三人それぞれにハグしたり、抱っこして絵本を読む時間はなるべく毎日とっています。
仕事では、「今できることをする」を大事にしています。事業責任者としてはまだまだできていないことも多く、適任ではないのではと不安になることもありますが、焦っても急には成長できないので、今自分にできることを着実に進めようと心がけています

 

3人子育て中の時短ワークでWEBディレクターをしていた齋藤さん。どうして事業を提案しようと思ったのですか?

新卒当時から自分の発案したサービス(特に女性向け)を立ち上げてみたいという思いがありました。しかし、目の前の仕事にいっぱいいっぱいな20代、その後、3度の妊娠期や育休復帰という、子育てとの両立を上手くやれるか不安な中仕事をする時期が続き、自分が本当にやりたいことについてアクションするよりも、与えられた仕事をこなすのみの働き方をしていました。しかし、このままではキャリアは止まったまま年齢だけ進み、与えられると思っていた仕事もなくなってしまう日が来るという危機感を持つようになりました。そのタイミングで人生やキャリアについて考え、今一番やりたい事として、「子育てを支援する」ような事がしたいと思うようになりました。
これまで仕事で培ったWEBディレクターとしての経験と3人の子育ての経験を活かして、「ITを活用した子育て支援事業」が私ならできると思い、事業提案をすることにしました。

 

事業責任者になり、時短からフルタイムに戻した時の心境や、やりくりを教えてください。

事業責任者になったので事業に責任を持ち進めていくという覚悟でフルタイムに戻しました。しかし、子育ての時間はこれまでと変えたくないので、9:30-16:30の時短勤務という働く時間はこれまでのままにしています。

働く時間を6時間から8時間に戻したところで成果にあまり変わりはないと思っているからこのようにしたのですが、変更から半年経った今、特に問題はないと感じています。

 

提案したサービスについて、なぜ始めようと思ったのか教えてください。

3人の子供がいて、それぞれ通っている学校、保育園が異なるため、それぞれがもらってくるプリントがあって、大事な予定の管理ができず困っていました。特に去年から長女が小学校に入学し、もらってくるプリントの量がさらに増えたことで、これはやり方を考えなくてはと検討し始めました。

他の類似のサービスも使ってみましたが、もっと使いやすいものが作れるのではないかと思い、提案してみました。

 

仕事風景

仕事風景

サービスについて教えてください。今後はどのようなサービスにしていきたいですか?

ポスリー」は、お子さんが小学校や保育園、幼稚園からもらってくるプリントを管理するアプリです。スマホで写真を取るだけで、アプリ内にお子さん別にフォルダ分けして管理できるので、お子さんが複数いる方や、習い事などを複数やっている方は、便利に使っていただけるのではないかと思います。

スマホで管理することで外出先やオフィスでプリントを確認し、仕事のスケジュールとお子さんの予定を調整できる点はワーママの皆さんにオススメです。また、提出物など忘れてはいけない期限や予定も、プッシュ通知の設定で教えてくれます。

9月には家族で共有できる機能をリリースしましたので、夫婦でプリントの内容を簡単に共有することもできます。

今後は、もっと便利に使っていただけるようユーザーの皆さんのご意見を聞きながら機能改善を続けて、たくさんの子育て中のママさんパパさんに使ってもらえるようなアプリにして行きたいです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは、プリント整理アプリ「ポスリー」をたくさんの子育て中のママさんパパさんに使ってもらえるようなアプリにしていくことが目標です。
そして、ポスリー以外にも、子育てをもっと楽にするようなインターネットサービスをどんどん産み出していきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

子供が小さかったり、複数いると、仕事にアクセルを踏みにくく、大きな挑戦に躊躇してしまうこともあるかと思います。以前の私がそうでした。

でも、今しかできないことがあるので、そのタイミングを逃さずに、自分が今やりたいことがみつかったら挑戦してみる方が良いと思います。

心配していたことも、案外どうにかなるものです。仕事すると決めたからには、同じ時間を使って何をするのか。これまでの仕事を続けて変化しないのか。

自分のやりたいことに挑戦してみるのか。悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ後者をおすすめします。

インタビューby 椿

2018年10月3日 0 comment
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土肥恵里奈さん
土肥恵里奈さん

土肥恵里奈さん

プロフィール

・氏名:土肥恵里奈(ドイエリナ)

・会社名:mamasky (ママスキー)

・役職名:代表

・職種:ポータルサイトの運営とイベント企画

・簡単な経歴:

2005年4月から求人広告会社、2008年4月から地元フリーペーパー発行会社にて勤務。その10年間で広告メディアが有料誌~フリーペーパー~ウェブ化するまでの変化を現場で体感。2010年に結婚し、翌年に出産。自身の出産経験がきっかけとなり、富山県の子育て世代に情報を届けたい、と2014年よりmamaskyを立ち上げる。2015年夏に退職し、mamaskyを事業化した。

・居住地:富山県富山市

・ご自身の年齢 :34歳(1984年)

・お子様の年齢 :7歳(2011年)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

mamaskyは「ママになったら、ママスキー」とキャッチコピーを掲げ、富山県の女性がママになったら利用するものとしてステイタスになるよう幅広く活動を展開しています。

主には

・富山の未就学児ママのための情報サイトmamasky

・親子向けのイベント企画

・ママのためのコミュニティスペースmamasky house

の3つの事業を柱としています。

>参考 http://mamasky.jp

特に情報サイトでは約35,000人の未就学児ママの市場で月間92,000PV、閲覧ユーザー数17,000UUに達し、県内のママからの認知度を高めてきました。(2018年5月末時点)

主な収入源はサイトへの広告料とイベントの企画料で、クライアント様とゴールを共有しながら、着実に効果を上げていけるよう妥協せずに提案し続けることを大切にしています。

一般的な広告にありがたいな「売込み」感をできる限り少なくし、クライアント様の魅力をママたちへ擦り込んでいけるような企画を考えることを得意としています。

mamasky立ち上げ当初から関わってくれてるスタッフと

mamasky立ち上げ当初から関わってくれてるスタッフと

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床、朝食・夫の弁当作り、娘と私の身支度

7:20 娘見送り

8:00 出勤

8:15 mamasky house到着、メールチェック、事務作業、記事・企画書制作など

10:00 打ち合わせ(1~2件)

12:00 ランチ(メールチェックや記事制作などをしながら)

13:30 打ち合わせ(1~2件)

16:00 記事・企画書制作、スタッフとの進捗確認、翌日の準備など

17:00~18:00 娘を学童保育へお迎え

18:30 夕食準備

19:00 夕食

20:00 娘と入浴

21:00 娘寝かしつけ

21:10 テレビや読書など

23:00~24:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

生活のほとんどが変わりました(笑)

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘が友達に「ママはママスキーでママと子どもに楽しいことや優しいことをしてるんだよ」と一生懸命説明してくれているときに、そんな風に娘には見えているんだなと嬉しくなりました。あと、パソコンや手帳、スマホなどに「まま おしごと がんばって」とお手紙を貼ってくれていて、いつもそれを見て頑張ってます。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

1つ目は、会社員時代に育休が明けて仕事復帰したころが大変でした。娘が1歳になった頃で、繰り返される発熱とアポイントの変更、周りへの気遣い、お客さんへの謝罪、と「自分は必要とされていないんじゃないか。迷惑な存在なんじゃないか」と自己嫌悪に陥る日々でした。それでも気づけば3年くらい経っていたので今から思えば、どうやって乗り越えられたのか不思議です。

2つ目は、mamaskyを始めて1~2年のころ。仕事時間がうまく取れず、自宅でも仕事ばかりしていて、娘が情緒不安定になり、私自身も気持ちの余裕のなさから苛立ってばかりでした。自己主張の強い娘がはっきりと「パソコンとスマホばっかりやめて」と言ってくれたおかげで、自制できて、自宅で仕事をしなくても済むワークスタイルを作り上げる意識を持つようになれました。今はほとんど自宅で仕事することはありません。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

「楽しいかどうか」を判断基準にしています。育児では「娘が楽しければ・・・」ではなく、「親子揃って楽しめること」を大切にしています。仕事でも、「自分たち自身も楽しいと思えるかどうか」を意識して、「楽しい」と思えるところまで追求するようにしています。要は楽しいことでしか頑張れない性格です(汗)。

家族で

家族で

家事は完全分業化。“手伝い”もしないほど徹底。

我が家は共働きなこともあり、結婚当初から家事は完全分業しています。

これは元々は結婚当時担当していたお客様からの教えなのですが、分業し、さらには「手伝い」もしないことを基本にしています。例えば、私は食事関係全般が担当(買い物、調理、片付けなど)ですが、どんなに忙しくても「ちょっとお皿洗っておいて」ということはあまりなく、夫も勝手に洗っておくといったこともほとんどありません。(体調不良や急ぎの仕事の場合は除きますが)

一見、冷たいように思えるかもしれませんが、手伝いをしだすことで「私はいつも手伝っているのに」とか「俺ばっかり手伝っている」と思うようになってしまうので、むやみに手伝うことはしないと決めました。家事で揉めることはほとんどないと思います。

「買う」前に「作ってみる」、で親子の時間を楽しんでいます。

1人娘なせいもあるのか、甘やかしてきたように思うことも多く、昨年くらいから欲しいものがあるとすぐに「買って」「買おうよ」と言うようになってしまいました。小学生になり、「我慢」することも教えていきたいと思い、欲しいものがあったら、「買うよりも作る方が楽しくない?」と工作タイムに移行するようにしています。買いたくないから、ごまかす(気持ちをそこから反らす)ために始めたことですが、

1 まずはその欲しいものをよく観察する

2 必要な材料を考える(段ボール、セロテープなど)

3 作り方を一緒に計画する

4 制作スタート

と工作遊びにするようにしたことで、元々工作が好きだった娘はとても喜んでいるし、私も娘の成長を感じられるし、結構難易度の高いものも一緒に作っているので、達成感も共有できて、最初予想していなかったような良い親子の時間になっています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

やってみたいことはたくさんあるのですが、その中でも大きく3つのことには30代のうちに着手したいと考えています。

1つ目は県外進出。ポータルサイトの石川版を作ることに興味が沸き始めています。どうやったら実現可能なのか、特に人員体制をどう整えるかが難所なので、方法を考えています。

2つ目はmamasky houseを大きな場所へ移転して、もっとママの毎日を楽しくできる時間の創出をしたいです。

3つ目は、最近mamaskyは「コミュニティビジネス」と最近意識するようになり、このコミュニティビジネスをママの分野だけにとどめず、コミュニティを作ったほうがビジネスが円滑に進むであろう企業さまのサポートが出来ないかを考え始めています。

最後に、メッセージをお願いします。

人生は一度切り!やらずに後悔するより、やって後悔する方が絶対にいいと思っています。そして、やると決めたなら、成功するまであきらめなければ、後悔するなんてことそもそもありえないと思ってます。楽天的すぎるかもしれませんが、せっかく生まれてきたんだから楽しみましょう!娘にも楽しい人生を送ってほしいので、私も楽しむことにしてます。

インタビューby 只友 真理

2018年6月24日 0 comment
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