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山内京子さん

海外出張もこなす2児のワーキングマザーでありながら、会員200人以上の摂食・嚥下障がい児親の会「つばめの会」代表をされています。

仕事も、つばめの会も、どちらもフル稼働。忙しさを理由に何かを諦めるのではなく、「やれるところまでやってみる!」という熱い想いを常に持っている女性です。- 森さくらさんよりご紹介

山内京子さん

山内京子さん

プロフィール

・氏名:山内京子

・会社名:外資系総合科学サービス企業

・役職名:プロダクトマネージャー

・職種:マーケティング

・簡単な経歴:東京都出身。大学卒業後、医療関連メーカーにて研究開発を担当。25歳で結婚と同時に転職。外資系メーカーでマーケティング職を経験し、31歳、34歳で2児を出産。580gの未熟児だった第一子はNICUで命を取り留め、そのまま生後9か月まで入院。子供の持病のため保育園には入園を許可されず、1年半の育休の後に子供の介護休暇を3か月取得。その後、夫の在宅勤務を受け復職し、3歳で保育園入園が認められる。子供の通院とたまの入院とを繰り返しながら勤務を続ける傍ら、2011年に「摂食嚥下障がい児 親の会 つばめの会」を設立。その後3度の転職を経験し、現在は医療関係のマーケティングを担当している。

・居住地:東京都杉並区

・ご自身の年齢 :44歳 1974年

・お子様の年齢 :13歳 2005年生まれ、10歳2008年生まれ

・ワークスタイル: 都内オフィス勤務、国内外の出張あり。たまに在宅勤務。親の会の作業は土日および夜、通勤電車内などで行っています。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

主催している「つばめの会」は、胃ろうや経鼻チューブなど「経管栄養」を使う乳幼児の親の会です。親同士の情報交換とサポートの他、医療や社会への啓発活動を行っています。 www.tsubamenokai.org

仕事は外資系の総合科学サービス企業で、医療施設で使用する製品のマーケティングを担当しています。仕事で医療関係の学会に展示出展した経験を元に、患者会の展示を実施したり、会の活動で得た知識をベースに職場のダイバーシティプロジェクトでオフィス白杖体験会や社内の風疹予防活動を企画したりと、両方の経験を活用しています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床
7:00 朝食(子供の分も含めて夫が準備)・身支度・簡単な家事
7:30 出勤 通勤時間は読書か、友人とLINE、会のメールを読みます。
9:00 勤務開始 (打ち合わせやデスクワーク。出張や外出の場合も)
12:00 ランチ 同僚とおしゃべりや、オフィス近くのレンタルルームで趣味の楽器練習
13:00 午後の勤務
18:00 退社
19:10 帰宅・食事準備
19:45 夕食・子供の宿題等
22:00 入浴・片づけや家事・主催する患者会「つばめの会」の業務
23:30 就寝

長女が経管栄養で保育園に入れなかった2歳前までは常にひどく寝不足でした。今は経管栄養もなく、小中学生に成長したので格段に楽になり、出張の日は食事の準備や子供の学校周りなど、すべてを夫に任せて安心して出かけられます。

 

出産して、何が一番変わりましたか?

妊娠前から想定して準備万端のつもりでいましたが、早産で生まれた上に子供に病気があり、すべての想定が覆されました。病気の子を育てることで、これまで当たり前と思っていたことが全く当たり前でないことがわかり、また様々な支援をされる方が大勢いることを知りました。これまで無知だった自分の傲慢さを思い知らされ、培ってきた価値観をひっくり返されるような経験でした

山内京子さんご家族と

山内京子さんご家族と

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子供の医療的ケアに疲弊し煮詰まったときに、仕事で全く違う立場があることが救いになりました。
成長し子供がティーンエイジャーになった最近は、私が家で海外と電話で会議をするのを見て英語学習の必要性を理解したり、子供自身の経験から親の会の意義を理解したり、という場面がでてきたことを頼もしく思います。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子供の持病や突然の体調悪化が多く、度重なる入院では、大学病院の小児科入院病棟から出勤し、退勤後に病棟に戻っていた時期もあります。 子供の持病については病院だけでなく、園や学校や行政との相談や話し合いも必要でした。そのための業務時間の調整を夫婦ともに職場に協力してもらい、フローレンスという病児保育も活用しました。

 

それをどうやって解決していますか?

夫婦で協力・相談して、時間と人手をやりくりしました。夫の参加は家庭内の家事育児にとどまらず、積極的に児童館の子育てサークルに連れて行ったり、通院や行政との交渉もしました。今では担任の先生は私でなく夫に先に電話をするほど、活躍しています。
一方、経管栄養児の子育ては、社会のサポートや情報が不足しすぎていることを実感しました。今も、当事者の親が慣れない経験と少ない情報に悩んでいます。そこで同じ経験をした親同士で「つばめの会」を設立し、当時の自分達が必要としていた情報を得られる場となるよう活動しています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では健康管理と、子供の言い分や話を聞いて読み取ることの2つが目標です。仕事は効率を常に考えた成果を出すように心がけています。「つばめの会」の活動は、会員がより改善された環境で安心して子育てできる社会の実現が目標ですが、スタッフや自分が継続的に活動するため、無理をしすぎないことも大切にしています。

 

お子さんに日中看護が必要と分かり、通える保育園探しにかなりのご苦労をされたと伺いました。どんな状況でしたか?また、それでも働くことを諦めなかったのはなぜですか?

長女は2歳まで、鼻から胃に入れたチューブを通して胃に栄養剤を注入する「経管栄養」をしており、当時はこのような医療的ケア児を保育園で受入れることは、ほとんどありませんでした。
育休後に取得した介護休暇も子供が1歳9か月で終わってしまったのですが、幸運にもIT系研究者である夫の在宅勤務が認められたので、退職せず復職しました。保育園に入園できて通常の育児時短勤務に戻ったのは3歳目前です。

難しい医療的ケアを自分だけが抱えるのは子供にもよくないと実感したことから、仕事を諦める選択肢は最終手段と思っていました。とはいえ熱意だけで解決できる問題ではなく、各所のご協力あってこそ実現できたことだと思います。

つばめの会の打合せ

つばめの会の打合せ

仕事、患者会運営の二足のわらじだけでも大変なのに、料理やチェロ演奏などご自身の趣味の時間もちゃんと楽しんでいらっしゃいます。どうやってその時間を捻出してるのですか?

昼休みに行ける職場近くのチェロ練習室を探す、パンは深夜に焼く、というように「やれるかどうか」を考えずに「やる」前提で、実現する方法を模索するようにしています。
また、子育てや趣味への気力を保つ環境を整えるため、例えばひどく余裕がない環境なら職場と交渉したり転職するなどの環境設定をします。また一方で、趣味を楽しめない時期は潔く休み、趣味を苦に感じることのないよう調整しています

 

在宅ワークも多いと伺っています。在宅のコツはありますか?

通勤の時間を仕事に充てられ、さらに集中しやすい在宅ワークの効率性を活かして、オフィス勤務より高めのアウトプットをするよう心がけています。満員電車に乗らない分、集中力を高めやすいです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

代表を務めている「つばめの会」で目指している社会を実現するために必要な活動はたくさんあります。また、子供の勉強もみたいし、仕事も趣味も楽しみたいです。全てに満足いくまで時間をかけることは難しいのですが、無理をして自分の限界まで挑戦しすぎないことで、息の長い活動にすることも大切と感じます。

 

最後に、メッセージをお願いします。

医療的ケア児や持病を持つ親子でも普通に接し、見守ってくれた同世代の親子や先生方に家族で助けられてきました。もしそのようなご家族を見かけたら、他のご家族と同じように、または少しだけ積極的に、声をかけていただきたいと思います
私は運よく、医療的ケア児を育てながらも働きながら親の会を設立し、3回の転職をして正社員を続けられました。しかし医療的ケア児の親の誰もが、普通の親と同様に休息を取り仕事ができる社会とはまだ言えません。医療的ケア児や極端な小食・偏食の子が社会ですくすく育つために、どうか周囲の方のご理解をお願いします

 

インタビュー by 森さくら

2018年11月7日 0 comment
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nakamuramayumi

今回紹介するパワーママは、今年フリーランスに転身された中村真弓さん!

色々な事情で、独立するか悩んでいる人、少なくないと思います。なぜ、どのように独立を決断してフリーランスとして活動されているのか、気になる本音を聞いてみました!(インタビューby椿)

 

中村真弓さん

中村真弓さん

プロフィール

・氏名:中村真弓(なかむらまゆみ)

・会社名:フリーランス

・役職名:マーケティング&コミュニケーション

・簡単な経歴:2003年にICT事業の法人営業に従事。広報・PRを養成するビジネススクールのコミュニケーションマネージャー、金融ベンチャーの広報スタートアップなど、10年以上の広報・PR、ブランディング、マーケティングの経験を活かし、2017年からフリーランスへ転身。プライベートでは二人の娘の母。遠方の両親の助けも借りながら、多忙な夫と子育てを乗り切るため、自分自身の働き方改革に挑戦中。

・居住地:横浜市

・ご自身の年齢 :37歳、1980年生まれ。

・お子様の年齢 :9歳(2008年生まれ)、5歳(2012年生まれ)

・ワークスタイル:出社と在宅どちらもあり

 

 現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください

フリーランスとして数社の広報・PR、ブランディング業務に携わっています。社員と同じように名刺を持ち、社内会議にも入り込んで一緒に戦略を練るところから始める企業もあれば、週に1回の定例会議を持って事業コンセプト、PR戦略を作り上げている企業もあり、各社様々な形で関わらせていただいています。「世の中をもっと良くしたい」、「すべてはお客様のために」というとても熱い想いを持った経営者やマネージャーの方々と、外部の視点を活かしながら、社員と同じ気持ちで一緒に事業に取り組めることがとても楽しいです。ワークスタイルとしては、在宅を中心にしながらも、face to faceが必要な時は出社を入れて、通勤の隙間時間も活用しながら業務をコントロールしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00  起床、SNS、ニュース、メールチェック。時間があれば読みたかった本を読む。

7:00  子どもたち起床。朝ごはん。長女を学校へ送り出し。パパが次女を保育園へ。残った家事を片付ける。

9:00    A社の在宅業務開始

10:00  A社の社内会議(スカイプ)

13:00  A社の在宅業務終了、 ランチ、移動

14:00  B社の打ち合わせ(訪問)

16:00  終了、移動

17:00  次女の保育園お迎え

17:30  帰宅、メールチェックと1日の残った仕事を片付けて夕食準備。

19:00  夕食

20:00 お風呂、子どもたちと雑談、ちょっと休憩。長女と次女の学校と公文の宿題フォロー。

22:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分自身ととことん向き合うようになりました。こんなにも自分を必要としてくれる存在がいることはとても幸せなことで、子どもたちからは本当に大きなパワーをもらっています。だからこそ、子どもたちや、家族を支える夫のためにも、自分が幸せだと思える生き方を追求しようと思いました。それが今のフリーランスという働き方にも繋がっていると思います。仕事も子育ても決して楽しいことだけじゃない、大変な事もたくさんあるけれど、ダメダメなところも頑張っているところも、全部子どもたちにはさらけ出していますし、たまにヘルプに来てくれる遠方の義母にも思う存分甘えています(笑)。

 

長女ちゃんの誕生日に家族でディズニーランド

長女ちゃんの誕生日に家族でディズニーランド

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子どもたちとの夕食の時間に「今日1日で楽しかったことがある人〜」というと、「ハイ!ハイ!」と手をあげて、やれ誰々が何々してくれたとか、今日は縄跳びが100回飛べるようになったとか、学校で先生に褒めてもらえたとか、いろんな事を話してくれる時間が大好きです。私も仕事でこんなことがあったよーと発表しています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

今でこそ「家族やママ友など周囲に感謝しています」とゆとりを持って話せるようになりましたが、特に次女が3歳になるまでは壮絶すぎて記憶がほとんどありません・・・。完璧にやらなきゃと思い込んでいましたし、理想の母親像、キラキラしたワーママ像を描いて、その自分になれないと落ち込む、機嫌が悪くなる、「私だって働いているんだから!」と夫に八つ当たりする、と、本当に酷かったと思います。

 

中村さんと次女ちゃん

中村さんと次女ちゃん

それをどうやって解決していますか?

完璧を求めるのではなく、できない自分を受け入れたことで、ものすごく心が軽くなりました。そして、我慢しないでやりたいことに挑戦しようという気持ちを大切にしようと思えるようになると、自分のやりたいことを支えてくれる家族に感謝の気持ちが持てるようになり、特に夫とのコミュニケーションが増えたことで歯車が回り出したように感じています。Time Treeを使って夫婦のスケジュールを共有したことも大きいです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

人は一人で生きていません。育児も仕事もチームでパフォーマンスを上げることを大切にしています。あと、仕事も育児も“fail fast”の精神で、早く失敗することです。とにかく、思い立ったらまずやってみる、失敗を糧に、次に繋げていけば良いという考え方は私のベースにあると思います。

 

 

逗子に住む妹さんに会いに行ったとき

逗子に住む妹さんに会いに行ったとき

今年独立されたばかりの中村さん。独立されたきっかけを教えてください。

長女が小学2年生になった時、毎日学童に19時お迎えの日々で、ものすごくストレスを抱えて疲れが目立っていたんです。「手は離れても目を離しちゃいけない」そう思って、子どもと過ごす時間を増やしたいと思ったことが独立の一番のきっかけでした。

 

独立してからお客さんを獲得するのは大変なのではというイメージがありますが、実際どうでしたでしょうか?

仕事が来るかなーという不安はもちろんありましたが、幸いにも、これまでの仕事のつながりの方からご紹介を頂いたり、私の場合はWarisというフリーランスをマッチングする人材紹介会社のご縁もあったりと、保育、子ども食器、製造業、家電、金融、デザイン会社と、1年目で予想以上に様々なお仕事をいただけた事は本当にありがたいと思っています。

 

独立してから、生活が変わった!など何か変わったことがあれば教えてください。

長女が学童に行かず、学校のクラスのお友達を家に連れて来るようになった事です。いろんなお友達との交流を広げてほしいと思います。私が在宅勤務の時は完全に仕事モードになっていますが、隣で長女は宿題をしたり好きなことをやっていて、同じ空間にいる時間を大切にしたいと思っています。

 

独立を考えているけど踏み切れない人にむけてメッセージお願いします!

私もずっと悩んでいて、思いきるのに2年くらいかかりました。背中を押してもらいたくて、知人に話しを聞いてもらったり、起業セミナーにも何度も足を運び見ました。でも、本当に望んでいれば、その時は来るんだと感じています。焦らずに、ご自身との対話を重ねがら、その時がきたら思い切ってアクセルを踏んでみてください。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

やりがいが持てる仕事の質を担保しつつ、子育てにゆとりを残せるくらいの仕事量に抑えて家族との時間を取る。仕事と子育てのちょうど良いバランス探しは永遠のテーマですが、この難題にずっとチャレンジし続けようと思います。

 

 

最後に、メッセージをお願いします。

悩んでいるママは、悩んでいる姿を子どもに見せていいんだと思います。「どう思う?」と聞くと驚くような答えが返ってきて、肩の力が抜けることもありました。子どもは親をよく見ているし、親を助けたいと思ってくれているのだと感じています。ママの幸せが子どもの幸せにつながると確信していますので、ありのままの自分でワーママライフを楽しんでください。

2017年10月31日 0 comment
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斎藤さん

今回のインタビューは、城後さんからのご紹介です。以下、城後さんからのご紹介文、どうぞ!

齋藤さんは、元々バリキャリ。で1人目の名言が”子育てってこんなに楽なの?”第2子は男の子を出産、ワンパクぶりに奮闘。子育てをメインに考えた働き方にシフトされました。

色々と模索した結果、会社までの移動時間を省く代わりに、生産性の高い仕事と、育児を両立する働き方になったそうです。

子供を第一に考え、あえて自宅勤務を選択、現在は働くママ向けのWEBメディア2つ、LAXIC(ラシク)とBRAVA(ブラーバ)の総括責任者をされています。多くのママに良い刺激になりますように♪

斎藤さん

斎藤さん

 

プロフィール

・氏名:齋藤有子

・会社名:株式会社ノヴィータ

・役職名:LAXIC・BRAVA 事業責任者

・簡単な経歴:車載音響機器メーカーで法務部、コンテンツ企画部を経て、IT企業2社で若年層向け携帯サイトの企画を担当。その後、EC企画等を経て現在に至る。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :40歳

・お子様の年齢 :6歳と3歳

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社ノヴィータは2006年に創業し、今年で11期目になるデジタルマーケティング

・WEBクリエイティブを手がける会社です。 新規事業として、ワーキングマザー

向けメディアLAXIC(http://laxic.me/)とBRAVA(http://brava-mama.jp/)を運営し、その責任者をしています。

LAXICとBRAVAはメディア運営だけではなく、女性の職業支援(ジョブマッチング)や女性に特化したコンサルティング事業、マーケティング事業も手掛けており、メディアというものにとどまらない、幅広い取り組みを行っています。ありがたいことに、LAXICのコンセプトである「ワーママを、楽しく」に共感してくださる方が多く、熱い協力者の方が増えていてとてもうれしく思っています。

私は、時間を有効に使いたいと、在宅勤務を取り入れて働いています。重要な会議の際には時間を限って出社しますが、基本的には自宅で勤務しています。

 

出産して、何が一番変わりましたか?

皆さんおっしゃっている事だとは思いますが、圧倒的に自分の時間が減りました。私の場合、特に2人目を産んだ後に感じています。

実は、1人目の娘の時は、夜泣き0、昼間はいつもニコニコ、眠くなったら自分で横になって寝る、外出しても乳児の時はベビーカーでいつも寝ているか、笑っているかでどこにでも連れて歩いていました。文字を読める年齢になれば、電車の中では静かに本を読んだり、レストランの待ち時間では絵を描いたりで。その為、子連れでもあまり大変ではなく、「子育てが大変と世間はいうけど、思ったより大変じゃない」と思っていました。

そして迎えた2人目の息子。夜泣きは激しくないものの、今までとは全く真逆で。「子育てが大変だとはこのことだ!」と実感しました。本当に世間のママごめんなさいという感じですね。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

今は特にワーママ向けの媒体や企画に携わっているので、プライベートが仕事に直結していてとても楽しいです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

毎日の掃除、料理、洗濯の家事全般が大変ですが、それは元々私が苦手だからで、育児とはあまり関係ないかもしれませんね。(笑)

しいていえば、「明日は絶対外せない訪問があって外出しなければいけない」という日に限って子どもが熱を出したりすると、ハラハラドキドキし、主人とのスケジュール調整が大変です。

 

それをどうやって解決していますか?

アウトソーシングをしています。キッズライン、タスカジ、カジーさんには大変お世話になっています。

 

 

打ち合わせ中の斎藤さん

打ち合わせ中の斎藤さん

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【仕事】

余裕をもってスケジューリングしています。

時間的余裕、心の余裕、体力の余裕を持たなければ、急な事がおきた時に対応できなくなるので無理のないように。

【育児】

「伝わっているだろう」ではなく、思っている事を必ず言葉に出して行動で示すようにしています。子どもには、とても大切な存在である事、一緒にいて楽しいという事、ありがとうの気持ち等を言葉にしています。

 

 どうして在宅勤務を選んだのですか?

保育園のお迎えが決まった時間にあったり、夜の時間が全く動けなかったり等、時間が限られているので、仕事に充てられる時間を有効に使わないといけないと思いました。

また、子どもに習い事をさせたいという思いがあり、例えば平日15:30~に一旦仕事を切り上げ習い事の送迎をしてから待ち時間にカフェで仕事をし、またピックアップすれば、仕事との両立が可能かな?と考え、在宅勤務をお願いしました。

 

ラシク、ブラーバの2つのウェブメディアの事業責任者として在宅でのお仕事、困ることはないですか?

特にありません。意思疎通や会議はオンライン、チャット、メールで行っています。

メールやチャットだと誰が何を発言したか履歴が残りますし、そのほうが便利かなと思っています。

 

移動時間は育児中ママの最大の敵とよくおっしゃってますが、どうしたらリモートワークがスタンダードの世の中になると思われますか?

リモートワークが選択肢として当たり前だという雰囲気を作る事が大切だと思います。固定観念で会社に来なければいけないケースも世の中にはまだあるため、その価値観が変われば、リモートワークという選択肢をとる人がもっと増えるのではないかと思っています。

私は移動時間をうまく活用できないので、独身の頃からなるべく会社の近くに住むなど工夫していた経緯もあり、リモートワークという働き方をとれる環境にいられるのはとてもありがたいです。リモートワークは子育て世代だけではなく、介護をはじめとした制限を持つ人を含め、誰だって利用すれば最大限価値が出る働き方だと個人的には思います。

数年前に比べ、私の周りの友人もリモートワークが増えてきました。娘や息子が大人になった頃は「えー!ママ達の時代は毎日会社に通っていたの?信じられないね!」と言われそうですね。

 

LAXICBRAVAを立ち上げた背景を教えて下さい。

私が子育てをしながら仕事をしていく中で、同じような境遇で働いているママ達と「どうやって働いてる?」「これからどうやって働いていく?」とよく話をしていたんですね。一方、会長の小田垣と代表の三好は、他の企業の方から、「働いていないママの中には優秀なママもいる。どうやって優秀なママを雇用していけばいいのか」と相談を受けていました。

そこで「ママや、ママを雇用したい企業に役立つ、働き方の情報を発信していけば面白いね」という話になり、「LAXIC」は新規事業としてスタートしました。

アイディアを話し合ったのが2014年末頃で、サイトローンチは20158月ですね。WEBメディアとしてだけでなく、ジョブマッチングをはじめ、ワーママに働きやすい環境づくりや、その働きかけも目指しています。

LAXICは弊社にとって、ただの新規事業という位置づけではありません。従業員は半分が女性で、その多くが20代~30代である弊社にとっても「女性の働き方」「仕事と育児の両立」はこれから避けて通れない課題だという意識もありました。

ちなみに、代表の三好は、その頃まだ子どもはいなくて、「私もゆくゆく子どもを産むだろうから」といっていたのですが、LAXICのプロジェクトがスタートして数ヶ月後に妊娠が発覚したので、今まさに当事者になりましたね。

一方、BRAVA20162月に他社様から事業譲受をしたメディアです。

LAXICが仕事という側面を強く持ち、男性・女性・そして上司など対象を広げた情報発信を行っている一方で、BRAVAは女性向けで育児や時事的な話題に関する要素がより強いメディアなので、運営会社を統一することで連携の強化を狙うとともに、より多くの働くママに情報が届くようにと考えました。

そうすることにより、各メディアにおける働くママに向けたメッセージを深める事ができるのではないかと思いまして。

メディアビジネスはとても時間と手間がかかるものだと思います。2つWEBメディアを運営されていて、斎藤さんが考えるメディア事業において重要な事を教えてください!

皆が知りたいと思っている事は何か?どんな記事が読まれているかを考え、発信し続けていくことだと思います。

 

どのようにファンやトラフィックを増やしていくものなのでしょうか?

おかげさまで、LAXICもBRAVAも多くの仲間や協力者の方々によって成長しつづけています。支えてくださる方から学ぶことも多く、記事や活動の多様性につながっています。

皆が知りたい情報を様々な切り口で発信し続けることで、自然にファンやトラフィックは増えていくと信じていますし、実際にそうなっているので、このまま続けていくつもりです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事では・・・ライフスタイルにあわせた柔軟な働き方が増えていけばいいと思っているので、LAXICとBRAVAの運営がその一助となればうれしいです。

育児では・・・娘は演劇、息子はサッカーを始めたので最大限応援していきたいです。

全体を通していえるのは、仕事も育児もどれが正しいなんてないので、自分らしく楽しく生きることを大切にしたいです。

二人のお子さん

二人のお子さん

 

最後に、メッセージをお願いします。

いつもパワーママのインタビューを読ませて頂いていますが、学ぶことが多いです。

これからも多くのご縁で色々な方に出会えることを楽しみにしています。

2016年10月18日 0 comment
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森田芙未子さん

今回ご紹介するのは、IT系企業のSEとして活躍されている森田芙未子さん。
通勤時間が1時間以上かかり、出産、子育てで残業ができない状況でもSEとしてキャリアを追求したい、と思った森田さんが時短勤務を活用しながら働き方を見直し、実践しながらチームでリーダーシップをとっておられることは周りからも評価されているそうです。

森田芙未子さん

森田芙未子さん

 

・氏名:森田芙未子
・職種:IT系企業 SE
・簡単な経歴:
大学卒業後、IT系企業に就職。途中、産休・育休を1年半取得し、現在に至る。
・居住地:京都府
・ご自身の年齢 35歳
・お子様の年齢 4歳
・ワークスタイル 短時間勤務

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

会計や、経営管理のシステムをお客様に導入する仕事をしています。
また、社内で開発して、今後お客様に導入するためのソリューション開発にも携わっています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床、息子も一緒に起きる
6:45 朝ごはん、着替え
7:30 家を出て、息子を祖父母宅に預ける
息子は8:45まで祖父母宅、その後幼稚園へ
9:15出社
15:30退社
17:15 息子の幼稚園おむかえ(間に合わない時は、祖父母にお願いする)
17:30 帰宅
19:00 ごはん
20:00 お風呂
21:00 息子就寝
(この間に、仕事のメールチェックや、テレビを見たりしています。)
23:00 就寝

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

基本的にはあまり変わってないのですが、自分がやりたいことの優先順位が変わりました。それまでは、自分のやりたいことをやりたい!というタイプだったのですが、家族のことを優先したいと思えるようになったのが、一番大きな変化です。

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

明確に分担しようという風にはしていません。効率のよい方がやる、得意な方がやるというスタンスです。
結果的に朝起きるのが得意な旦那が、私と息子を起こす。
ごはんは得意な私がつくり、掃除は休みの日に一緒にやるという感じです。

通勤時間が長いことで感じるメリットや大変なことはありますか?

以前は通勤時間の短い方がよいと思ってたんですが、ある人に「切替の時間になって、ちょうど良いんじゃない?」と言われて、そこから考え方を変えました。
仕事が忙しい時は仕事のことを考える、息子のことで悩むことがある時はママ友にLINEで相談することもあります。生協の予約、旅行の予約、ネットショッピング、ひたすらゲームをする時もあります。
あまり1人の時間がないので、通勤時間はラッキーな1人時間と思ってます。
この記事も、ほとんど通勤時間に書きました(笑)
フルタイムに戻った時に、帰宅時間がかなり遅くなってしまうのが、悩みですね。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

やはり、仕事でしか味わえない達成感があると思っていて、それを、仕事仲間と共有できるというのが、私にとっては大きいです。
もともと、学生時代にブラスバンドをやっていて、1人1人の力が、大きな力を生むという経験から、チームでの仕事をやりたいという気持ちが強くなり、今の仕事を選びました。
仕事でいろんなメンバーと関われるのが、楽しくて、工程の終わりなどに、終わったねーと共有できるのが、すごくハッピーです。
最近は、後輩に「結婚や出産しても働けるというのが、私を見ててイメージできる」と言ってもらえたのが一番嬉しかったです。

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

どっちも大変な時期があると、しんどいなぁーと思ってしまいますね。
前はため込んでから相談するタイプだったのですが、最近は仕事の悩みも、育児の悩みも全部旦那にその日のうちに話をしています。
話をすると整理ができて、次の日にはスッキリしてることが多いです。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児は、息子に考えさせることを意識しています。
何か買って欲しいと言ってきた場合は、どうしたら買ってもらえるか、考えてみてと言います。そのおかげで?口がすごく達者になっていて、たまに論破されてしまいます。

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仕事は、自分がやってることを見せることで、特別な存在になり過ぎないことを意識しています。
ワーママが同じ部署では少ないんですが、私は誰でもなれる存在になりたくて、あの人だから特別って思われたくないんです。
前に友人が「子供がいてもバリバリ働く、もしくは、ある程度割り切った働き方をするのどちらかしかない。
そのどちらかではなくて、子供がいても、やりたい仕事を欲張ってやる方法はないのかなぁー」と言っていました。
私もバリバリでも、割り切るでもなく、欲張りコースを選びたいと思いました。だからこそ、短時間勤務でも現場の仕事をすることにこだわっています。
そして、息子の幼稚園の参観日には、在宅勤務などを使って、必ず参加するようにしています。
欲張りコースを選んだからこそ短時間でも、成果をあげるということは、常に意識しています。

現在週1回の在宅勤務もされているそうですが、このワークスタイルになった経緯を良かったら教えてください。

復帰した当初、息子がよく風邪をひいて熱をだして、朝病院いってから出社すると、勤務時間がかなり減ってしまい時間有休がなくなりそうになったので、通勤時間分の時間が確保できて、時間の融通をつけられる、在宅勤務制度を活用することにしました。
息子があまり風邪をひかなくなってからは通勤時間分、息子を早くお迎えにいく時間にしたり、自分の資格取得の時間にあてたり、仕事が忙しい時は仕事の時間にしたりと、状況に合わせて、活用できる時間として使っています。
自宅PCから自社のPCに接続できるので作業は普段通りですが、ミーティングなどは、出社しないといけない環境なので、今は週1としています。
1週間の作業の中で、集中したい作業を在宅勤務の時にするなど、集中タイムの役割も兼ねていて、全体的な作業効率アップを意識しています。

制約を持って働いていてもチームのでリーダーシップを取り、周りから評価された点はどこだと思いますか?また意識していることはありますか?

復帰して2年間は、作業をこなすだけで、毎日必死で、悶々とした日を過ごしていました。その時は仕方ないと思ってましたが、何かを変えるためには、自分が変わらなければならないと思ったのが、一番意識したことです。
そうすると「制約があるので、◯◯してもらいたい。」ではなく「制約はあるけど、私ならこういうやり方で、◯◯できます。」と上司に言えることができるようになりました。それを上司が認めてくださったことが、評価につながったのだと思っています。
また一緒に仕事をしているメンバーがいてくれたからこその評価だと思っていて、そのメンバーが喜んでくれたのが、一番嬉しかったです。
そして、いつも支えてくれている家族にも、感謝しています。

チームが評価され、みんなで記念撮影

チームが評価され、みんなで記念撮影

これからの目標を教えてください。

今は部署の中の、自分が所属している14名のチームでしか、私のやり方を見せられてないのですが、他のチームでも、やりたい仕事を欲張ってできるというのを後輩たちに見せられるようになりたいというのが、今の目標です。
あの人だから、あのチームだからできる、ではなくて、自分で切り開いていくことの重要性と、その難しさ、そして楽しさを伝えたいです。
私自身も「転職した方がいいかな。」とか起業している人が眩しく見えることがありました。
でも、仕事を続けるってこともワーママとして、1つの選択肢として選んでやっているということを、今は自信を持って言えます。
後輩達が悩んだ時に、こういうやり方もあるよ、というのをきちんと伝えられる先輩になるのが、目標ですね。その先に自身のキャリアアップがあるのなら、前向きに考えていきたいです。

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事で目標とする人がいたとしても、ライフを含めると同じような人っていないと思います。だからこそ、自分で切り開いていく力が、一番大切だと思います。諦めることは簡単ですが、続けるからこそ見える景色もあるかもしれないなぁーと思いながら、私も頑張っています。
少しでも仕事を続けていることに自信と、誇りを持ってもらえれば、嬉しいです。

2015年9月9日 0 comment
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中根さん@サイボウズカフェ

先日役員就任された、サイボウズの中根さん。自称”ちょいバリ”だそうですが、”頼れるものは頼り、頑張りすぎずに頑張る” という、自然なワークスタイルと、それが実現できるサイボウズ社の突き抜けた制度が面白いです!

聞き手がサイボウズ社ファンのため、今回は所々聞き手コメントを入れてみました。

“ちょいバリ”役員、かっこいいです!

2014年10月9日 0 comment
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