Home Tags Posts tagged with "教育事業"
Tag

教育事業

北本さん

今回ご紹介するのは、ラナンキュラス株式会社の代表として、体験型教育イベント「Kids Fes 2019」の運営などをおこなっている北本貴子さんです。ご自身も3児の母として、アンスクーリング教育など子供の個性に合わせた教育を実践されています。是非お読みください!

51646022_540230669802046_6611154175600361472_n

 

プロフィール

・氏名:北本貴子
・会社名:ラナンキュラス株式会社
・役職名:代表取締役
・職種:ブランディング事務所
・簡単な経歴:2002年から2012年にかけて子育てをしながら経理やデザインの仕事を経験し、2012年デザイナーとして個人事業を立ち上げ独立。その後セールスプロモーションやデザインを強みにブランディング事業を中心とするラナンキュラス株式会社を立ち上げる。現在は、教育イベント「みらいの学校」「Kids Fes」の運営などもイベント企画運営も行う。2018年より、NPO法人日本ホームスクール支援協会理事にも就任。
・居住地:東京都品川区
・ご自身の年齢 :36歳
・お子様の年齢 :16歳(今年17歳)、11歳、9歳

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

WEBおよびグラフィックデザインの制作におけるディレクション業務がメインです。
いまは夏休みに行われるイベントの企画や運営もしております。

こちらのイベントは毎年行っているもので、今年は8月3日開催なのでそれまでの業務になります。
プライベートでは下の子ども二人はホームスクーリングで育っているので、家庭と経営とのはざまでワークスタイルは割とはちゃめちゃです。笑

66451233_625042014673939_8114705789366566912_n

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4:00  起床(準備・家の事諸々こなす)
5:00  外出→経営者組織の朝の定例会に出席(毎週)
9:30~11:00  アポイント/打ち合わせ
12:00頃 YES international School東京校 に到着。デスクワークをしながら子ども達と過ごす。
17:00~18:00頃 買い物しながら帰宅
18:00~  
家のことや子供たちのことをしながらPCとスマホでメールやメッセージ処理。家事と仕事はいつも同時進行です。笑
21:00~  デザインチェックなどPC作業
23:00  就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

人生観、生死観です。
どうやって生きていくのか、どうやって死ぬのか、そんなことを考える軸が、すべて子どもありきになったことです。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

思いつくエピソードはそんなにありませんが・・・一番下の娘が仕事をしているママがカッコイイと言ってくれた時でしょうか。あとは、ワーママでなければ出会えなかった大切な人達や貴重な仕事がとても多いと思ってます。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

生活の全てが大変な気がします。笑 育児と家事と仕事の両立は、出来ているのか出来ていないのか判断が出来ないほど、日々目まぐるしく・・。笑  どこが大変で、何に手を抜いていいのか、誰かに客観視してジャッジしていただきたいくらいです。笑

 

それをどうやって解決していましたか?

何も解決していないかもしれません。笑  全く参考にならないのですが、とにかく、やるかやらないかの日々です。毎日必死にやるべきことをやっているだけです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児は「素直さ」を大切にしています。いつでも子供に対して、意地を張らず、素直な親でいたいです。

仕事は「思いやり」を大切にしています。一緒に仕事をする仲間も、お客様にも、お客様の先にいるお客様のお客様にも心を配ることです。

66474711_682237668885576_5385168667333885952_n

 

ホームスクーリングに取り組むうえで心掛けていらっしゃることはなんですか?

子ども達の学習意欲を私の仕事の忙しさのせいで折らないように気を付けています。

「あれがやりたい!」「ここに行きたい!」という気持ちを大切にして学習の幅を広げてあげたいと思っています。

 

興味のある勉強以外に、お子さんの体力づくりや友達関係などはどのようにされていらっしゃいますか?

息子は運動が好きではないので体力作りはとても大きな課題です。学校の運動量に比べると非常に少ないので、出来るだけ公園に出かけたり一緒に走ったりしています。
娘はボルダリングが大好きなので、毎日登って降りての繰り返しです。放っておいても家の中でもあちこちに上っているので体力づくりに全く課題はありません。笑

2人とも友達にはとても恵まれています。ホームスクーラーの仲間や保育園の時からの友達ととても楽しく仲良く過ごしていて、そこから新しい関係性も広がっているようです。

 

今夏開催される『夏休み!体験型教育イベント「Kids Fes 2019」』は、どんなことを体験できるのですか?

コンテンツとしては「世界一の授業リレー」で面白い先生の貴重な授業が受けられたり、「小学生算数王者決定戦」で算数力を競い合ったり、後は廃材を使ったアートワークや、他にも「学び」の視点から子供たちが体験できる様々なブースが出展されます。プログラミングだったり、食育だったり、ボードゲームやカードゲームだったり。

ぜひ体験しに来てください。

今年から新たに『保育』の要素が加わったとのことですが、どのように変わるのでしょうか?

今までは小学生以上が楽しめるイベントでしたが、今年からは未就学児の子ども達も楽しんで学べる機会を設けようと思い、保育関係の事業者さんにもご出展いただくことになりました。

小学生になっていなくても学びの楽しさについて触れてもらいます。

プロのフリーランス保育士さん達や、幼児教育関連の事業者さんのブースもありますし、メインステージでは「ぬかづけマン」がやってきます。子ども達と楽しく食育に触れます。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは、8月のイベントの成功。それからあとは、会社の成長です。今7期目ですが、まだまだ弱小会社です。お客様のためになる、しっかりとした会社を作りたいと思ってます。

66294363_642059599629278_5452028887087185920_n

最後に、メッセージをお願いします。

「働く母親」というものには、今はたくさんのロールモデルがいるかと思います。逆に「このようでなければいけない」と縛られることもあるのかもしれません。

みんなが自分らしく働き、子ども達との時間も自分らしく築いていけたらいいなと思ってます。私のワークスタイルは全く参考にならないかもしれないですが、いろんな働き方があっていいんだという考えの一助になれば幸いです。

 

 

構成:高村奈津子

2019年7月13日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
ワークショップの様子

今回のインタビューは、 こども向けにデジタルを用いて創造的な学びを提供する場づくりをされている、kaoさんこと橋爪香織さん。

Android女子部つながりで知り合ったkaoさんは、ゆるーい雰囲気と、有言実行な実行力が素敵なパワーママ。

“今やっているこども向けのプログラミング教育の草の根的な活動が実を結び、孫代にでは教育カリキュラムに組込まれて、当たり前のように万人がその機会を得れるように” 応援したいです!

かおさん@自宅兼オフィス

kaoさん@自宅兼オフィスにて

プロフィール

・氏名:橋爪香織
・会社名: 株式会社チェリービット ( http://cherry-bit.com/ )
・職種:代表取締役
・簡単な経歴:理工学系の大学卒業後、通信機器メーカーに13年ほど勤務。その後独立起業。
・ご自身の年齢:1976年生まれ
・お子様の年齢:9歳
・著書 「13章ネイティブ」の執筆を担当

3週間完全マスター ANDROIDアプリケーション技術者認定試験ベーシック/日経BP社
¥3,024
Amazon.co.jp

他にも、共著のおすすめ本です。左から①②③の順。

①図解 Androidプラットフォーム開発入門
②Effective Android
③徹底攻略 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック問題集 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)

  

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

IT人材育成、教育支援、ソフトウェア開発、コンサルティング事業を行っています。

学生や社会人向けにはAndroidやWebサービスをベースとした研修や、書籍執筆、講演等を提供しています。
こども向けにデジタルを用いて創造的な学びを提供する場づくりや教育コンテンツ作成、ワークショップの実施などもおこなっております。
起業して2年になろうとしていますが、まだ特定のオフィスは構えずに基本在宅で仕事をしていますが、仕事の特性から週の半分くらいは外勤になってしまっています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床
7:00-9:00 朝食、子供の送り出し、家事
9:00-18:30 仕事
19:00 学童お迎え
19:30-20:00 夕食の支度
20:00-22:00 夕食,子供とのコミュニケーション,就寝準備
22:00-0:00 残った仕事か休憩
0:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

時間が過ぎる速さ。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

今やっている仕事は、技術的スキルや経験だけでなく、こどもの特性をよく理解していないと成功を納めるのは難しい局面があります。
この9年間、自分の子供を含めいろんな子供達や親御さん、子育てや教育を支援してくださる方々に出会えたことが、子供を産み育てて良かったなあと思える事ですし、逆に、そういう出会いがあるからこそ、ますます今の仕事へのモチベーションが高まるのを実感しています。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?それをどうやって解決していますか?

特に大変な事はないと思っています。
仕事をしながら育児をやっているから大変、ということではなく、育児は育児で大変なときもありますし、仕事は仕事で大変です。
両立しようと意気込みすぎて、両方にあまりにも力を入れすぎてしまうと必ずどこかでひずみが生じてしまいます。その時々で優先順位を決めて物事をこなしていけるように、この9年間で自分自身が変わったから大変ではないと感じるのかもしれません。
行きたかった勉強会やイベントに行けないこともあったり、もう少し仕事をしてたいけどお迎えの時間がきてタイムオーバーになったりすることも多いですが、それを子育てのせいにして落ち込んでも何も得られないので、その分自分にとってプラスになるような他の何かを見つけて、気持ち的にはプラスマイナス0の状態を保つようにしています

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児:コミュニケーション
仕事:コミュニケーション

 

かおさんと娘さん

kaoさんと娘さん

ご自身が受けた教育が、お子さんの教育方針に影響を受けている点があれば教えて下さい。

父は普通の地方公務員で母は専業主婦でした。母は内職でケーブル治具のハンダ付けを自宅でやっていたので、半田が焦げるニオイが懐かしく、昔も今も大好きです。
理系でも高学歴でも裕福な家庭でもなかったので勉強などは口うるさく言われたこともありません。押し付けられることがとても苦手で、塾という空間がとても恐怖に感じていたので塾には行ったことありません。興味を持ったことは何でも自己流で勉強してきました。一人っ子だったので習い事の数は人より多かったと思います。でも楽しくて全然辞めないから親的には結構負担だったのではないかと。。。
自分の子供の教育に影響している点といえば、興味を持ったことは出来る限り支援する、塾は本人が行きたいと言うのであれば。。。ということくらいでしょうか。
私がこういう仕事になってから、海外とのやりとりも多く、今になって英語力のなさを痛感しているので、子供には本当はもっと英語に興味を持ってもらいたいなーと思っています。

 

プログラミング教育事業について教えて下さい。

ビジネス(事業)として成立するのは未だ大人向けの研修(JavaやAndroid開発)です。
ボランティアベースのものも多々あります。しかし、ボランティアは今後の事業の種蒔きとなる活動なので大切にしている活動です。

CoderDojoSaitamaで子ども達にScratchを教えている様子

CoderDojoSaitamaで子ども達にScratchを教えている様子

CoderDojoSaitama(https://www.facebook.com/coderdojo.saitama)を4月に立ち上げ、地元である埼玉県さいたま市にあるコワーキングスペース7Fさんや他のメンバーさんと共に月に1度、小中学生向けにプログラミングを教える場を提供しています。今のところプログラミングは初めてというお子さんが参加してくださっているので、Scratch(MITメディアラボが提供する子供向けプログラミング言語:http://scratch.mit.edu/)を講座形式で教えています。今後は、参加する子ども達の自主性にどんどんシフトして行く方向で、あくまで大人はこどもがやりたいことの手助けをする立場で接していこうと思います。
2回開催して驚いたことは、思っていた以上に地元でもプログラミングに興味のある親子が多い事です。こういった活動から、いつかすべてのさいたま市の公立学校でも、プログラミングの授業が当たり前のように取り入れられるようになって欲しいですし、生まれ育った地域なので私もそこに深く関わっていきたいと思います。

littelBitsワークショップの様子

littelBitsワークショップの様子

また、プログラミングではありませんが、littleBits(http://littlebits.cc/)を使った子供向けのワークショップを行っています。
今年度は自分の子どもが通う小学校の総合の時間でも、実験的に子ども達にScratchを教えたり、教員向けの研修をやらせていただく予定です。
あと最近は、大手教育販社さんとコラボレーション事業として、小中学生よりも幼い次期からの早期プログラミング教育の活動も始まりました。

それぞれの活動の目的は、すごいプログラマーを育てるためでもなく、将来有望なIT技術者や発明家を育てるのだ!というわけでもなくて、楽しい事をやりながら、やりたいことを言語化する力、問題解決力や、論理的に考えて説明する力、他人とのコミュニケーションの方法などを身につけていき、これからの長い人生を生きていくための人間力を高めることを目的にしています。
与えられたものをひたすら消費していくだけの人生ではなく、価値のある何かを生み出せる大人になって欲しいという想いでやってます。まさに子育てと同じ感覚。
あくまでもそれに使うツール(Scratch、App Inventor(http://appinventor.mit.edu/)、LEGO Mindstormシリーズ(http://education.lego.com/ja-jp/preschool-and-school/secondary/mindstorms-education-ev3/)、littleBitsなど)は目的を達成するための手段として使用しています。
しかし、教育といってもプログラミング教育には着地点がないのが特徴で、事業として行うにはそこが今後の課題と認識しています。

遊んでいるのではありません。仕事です!@自宅のダイニングテーブル

遊んでいるのではありません。仕事です!@自宅のダイニングテーブル

なぜ会社員を辞めて、プログラミング教育事業を始めたのですか?

もともとものづくりが好きで、ハード開発やソフト開発がやりたくて入った会社でしたので仕事自体にそんなに不満はなく、社風も女性エンジニアを非常に大切にしてくれる良い会社でした。
Androidが世の中に出始めたころ、社内でAndroidの技術啓蒙活動の一役を得る機会があり社内の技術研修講師などを頻繁に行うようになりました。そこで、人に技術を教えることがとても楽しく感じてしまったのです。また、会社のCSR活動で公立小学校にロボットアームを動かすプログラミングを教える機会があり、そのとき初めて普通の子供達にプログラミングを教えました。(実際はメイン講師ではなくファシリテーターとしてですが。)ロボットが動いたときの、何とも言えない嬉しそうなその表情が忘れられず、社内でしばらく「またやりたい。。またやりたい。。」と悶々としていました。
ある日、ついにものづくりしていたい欲求と、人に教えたい欲求が同じくらいになってしまったので、それなら独立して、教育事業と開発受託・コンサル業を行う会社を作ればよいのか!と思い立ち、今に至ります。

 

セミナーで話したときの様子

セミナーで話したときの様子

Android女子部の活動と、起業のきっかけに関係あれば教えて下さい!

Android女子部では、いつも思いつきでイベントや勉強会をやらせてもらっていました。ゆるいつながりのコミュニティの中で、興味を持ってくれた人を集めて、みんなで楽しくてちょっとためになる時間を過ごす場を提供する経験は、今やっている研修講師やワークショップ運営などに非常に役に立っています。
またAndroid女子部の人たちは、ちょっとその辺の同じ世代の女性とは一線を置いた非常に個性的で独立心が強い印象があります。そういう人たちの活躍に影響されて今の自分がある、といっても間違いではありません。

CESにも参加されていましたね!Edutech周りは盛り上がってました?

1月に仕事でCESに行ってきました。基本的に家電見本市なので、EdTechに関する展示はあまり多くないのですが、今年の流行はどこを見て回ってもウェアラブル機器の展示ばかりで、その中で子どもの活動記録を管理するガジェットや、赤ちゃんを遠隔から見守ることができるデバイス、子ども専用のタブレットなどの展示が多く見られました。
CESの後、別の仕事でボストンに行ったのですが、空き時間にBoston Children MusiumとBostn Sience Musiumを一人で見学してきました。単なる展示を見学するのではなく、体験型の展示が多いのと、そこに来ているお客さんたちはアクティビティに子どもを預けっぱなしではなく、親も一緒に楽しんでいる様子が印象的でした。子どもの興味を引き立たせるようなポップな色使いも勉強になりました。

今後の目標など教えて下さい!

まずは直近で会社のHPを更新しないと。。。(^^;)

今やっているこども向けのプログラミング教育の草の根的な活動が実を結び、孫代にでは教育カリキュラムに組込まれて、当たり前のように万人がその機会を得れるように、頑張っていきたいです。
経営者としては、同じ志を持って一緒に働ける人を増やしていきたいと思います。あと、落ち着いたらまたがっつりコード書きたいです。あ、これは自社企画アプリを開発、リリースしたいということになりますね。

最後に、この記事のオーディエンスにメッセージをお願いします!

良い事ばかり書いているかもしれませんが、苦しくて辛くて嫌になっちゃう事もたくさんあります。両親や夫、子供の友達の親御さん、近所の人たち、身近なワーママ仲間に支えられているのも現実です。私個人の力なんて微々たるものです。
何かやりたいことがあって、それをいつも口にしていると、いつの間にか実現してしまった!という経験ありませんか?
あまりネガティブにならず、ポジティブに考えるのってとても大切で、それが他の誰よりも忙しいワーママだからこそ一番必要なことなのではないかな?と思ったりしてます。

インタビューby 椿

2014年5月6日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest