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遠距離通勤

今回ご紹介するパワーママは、採用コンサルティングの営業職として産後復帰を機に長野から新幹線通勤にシフトし、働き方も変えつつ長野の自然の中でのびのびと子育てされている平山さんです。

プロフィール

・氏名:平山 希
・会社名:株式会社ネオキャリア
・役職名:
・職種:マネージャー
・簡単な経歴:
1979年生まれ。大学卒業とともにネオキャリアへ入社、新卒採用コンサルタントとして従事。
以降12年に渡り、様々な企業の新卒採用支援を手がける。
2011年の結婚を機に、長野在住の夫との週末婚生活がスタート、2013年に長女を出産。
2014年の職場復帰後は、「東京-長野」の新幹線通勤を週4日、在宅を週1日というスタイルで働く。
・居住地:長野県小諸市
・ご自身の年齢 :36歳
・お子様の年齢 :2歳(現在2人目を妊娠中)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

総合人材サービス会社「ネオキャリア(http://www.neo-career.co.jp/)」に勤務。
様々な企業様の新卒採用に関するコンサルティングを行う部署の営業職として従事しております。約30社の企業様を担当し、お客様である経営者や人事の方に対して新卒採用の戦略立案・その後のフォローなど、一貫してご支援しております。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:00 起床・朝ごはんの準備

06:30 夫と娘起床・朝食・身支度

07:30 保育園送迎

08:00 新幹線に乗車。朝食を取りながら、メールチェック・資料を作成。

09:30 東京駅着

10:00~16:00 お客様先に2,3件訪問。週1,2回は本社に出社。

17:00 新幹線に乗車(メールチェック・資料作成)

19:00 保育園にお迎え

19:15 お風呂

20:00 夕食

21:00 翌日の保育園の準備・夕食の片付け・前日の洗濯物をたたむ等

21:30 子どもと一緒に就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

生活スタイル・ワークスタイルが変わったのはもちろんですが、社会の様々な問題(待機児童問題、不妊問題、女性の社会進出の問題、日本経済の問題、家庭の経済問題 等)をより身近に感じるようになり、世の中で起こっている出来事に対して主体的に考えるようになりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

『自分の成長も実感できる』
子どもの成長は日々ものすごく早いスピードで成長していることを実感しています。だからこそ、「親として自分も成長しなくては」と強く思うようになりました。子どもにとって一番近くにいる両親がお手本になるだろうと思い、私たちが活き活きと楽しそうにしている姿を見せてあげることを意識しています。私の場合は「仕事をすること」で自分の成長や価値を感じられるので、仕事をしている姿を子どもに見せてあげることにより、ママが活き活きしている姿を感じてもらえたら良いなと思っています。
先日、会社で社員の子ども向けイベント( http://www.neo-career.co.jp/culture/?p=848 )があり、娘も参加したのですが、「ママの会社かっこいい!」と言ってくれたのが嬉しかったです。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

出産前は「出産後も絶対に働き続けたい」と強く思っていた私ですが、いざ仕事復帰直前となると「こんなに小さい子を保育園に預けてしまうのは可哀相なのでは?まだ一緒にいるべきでは?」という迷いが生まれました。また、復帰して早々、最初の2ヶ月間は、娘が何かしら病気をもらってきてしまうので、園をお休みばかりしていました。実は生まれてからはほとんど病気もしなかったので、熱が出て嘔吐や下痢を繰り返す娘の苦しそうな顔を見て、「私のせいで苦しい思いをさせてしまっている」と自分を責める日々が続きました。その頃は産後復帰してまだ仕事も慣れない中、思うように働くことができない悔しさもあり、家族にも迷惑をかけてばかりいて「自分が働いてプラスになるどころかマイナスだらけで、何のために働いているのだろうか」と、毎日帰りの新幹線で涙を流していました。
当時は産後復帰したメンバーの第一人者的な存在でしたので、会社にママさん社員が不在で誰にも相談できず一人で抱え込んでしまっていました。

それをどうやって解決していますか?

仕事復帰前に「働くと決めたら、子どもに対して“可哀相”なんて思わないこと。”可哀相”と思いながら働くことが一番子どもにとって”可哀相”なこと」とズバっと言われて目が覚めました。

また、同じ時期に仕事復帰した友人のブログを見ていたら、タイミングを同じくして娘と同様の病気にかかり不安な思いをされていることを知り、「最初はみんなこうなんだ。自分だけではないんだ。」と気づました。実際、2ヶ月目以降は病気になることも減り、元気に保育園へ通うことができるようになりました。

更に、同業界のママさんコミュニティに連絡をとり同じ職種で働くママさん数名に相談し、どのように家事と育児をやりくりしているかなどの具体的な話をお伺いすることができ、とても励みになりました。

 

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

一番大事にしているのは、自分の「想い」です。仕事復帰すると、はじめて経験することばかりで、辛いことや辞めたくなることも度々ありました。ただどんな状況でも自分の根底にある「想い」を大事にすることが大切なのだと思って、育児と仕事をしてきました。私にとっては「子どもに自分が頑張っている姿を見せたい」「カッコイイママだなと思ってもらいたい」という「想い」を持ち続けたことで、どんな場面でも乗り越えられてきたのだと思います。

 

ご家族(旦那様やおかあさまなど)との家事育児分担はどのようにされていますか?

夫【平日】娘に朝食を食べさせる・身支度・ゴミ出し。夜は洗濯担当です。仕事で訪問が予定以上に伸びて私がお迎えにいけないときは代わりに行ってくれたり、とても協力的です。

【休日】娘と二人で出かける(その間に私が掃除を)。毎週末必ず夕食を担当し、自慢の手料理を振舞ってくれます。

義両親・・・私の実家は遠いので、車で10分の距離に住む義父母を頼らせてもらっています。娘が病気の時には義母が仕事を休んで預かってくれます。「じじばばを頼っていいんだよ」と言ってくれる優しい義父母で、娘もかなり懐いているのでとても助かっていますし、そのおかげで私は会社を休まずに働くことが出来、とても感謝しています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

あるデータによると日本では、結婚を機に25%、1子目出産後に35%ほどの女性が仕事を辞めているというのを聞いたことがあります。つまり60%の女性が何かしらかの理由で仕事を辞めているということになります。
ワーキングマザーがまだまだ少ない日本は、これから女性にとって働きやすい環境を作っていく段階ですので、私自身の働き方を制度として社内に取り入れてもらうよう動き、それを世の中にも展開していくなどしてより良い環境を作っていけたらと思います。

復帰して1年半ほど経ち、今感じている事としては「出産前よりも生産性高く働けている」という事です。営業職は、お客様とのやり取りが多く、提案資料の作成、様々な商品や市況に関する知識の習得をしなければなりません。以前よりも働く時間が少ない中で、果たして自分に出来るのかどうか、正直不安でした。初めはうまくいかないことも多々ありましたが、徐々に限られた時間の中でも、工夫次第で予想以上のパフォーマンスを出せることが分かりました。

「家では仕事をしない」「1人で頑張ろうとせず、周りにも協力してもらえるような環境を作る」「最初からあきらめず、高い目標を設定する」ということを心がけたことで、実際に過去自分が実績として残したギネス記録を塗り替える事もできました。そのことが自信に繋がっています。

最後に・・・ワーキングマザーがまだ少ない日本は、これから女性にとって働きやすい環境を作っていく段階なのだと感じています。まずは、ここのパワーママさんのようにパワフルに働いている他のママさんの事例をたくさん拝見することで、私自身ももっと「仕事と家庭の両立」が上手にできるようになりたいですし、自分の体験を踏まえて、これから増えてくるであろう会社のメンバーが働きやすい環境作りにも貢献していきたいと考えています。

 2016年1月12日更新

2015年10月28日 0 comment
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野口さんとアメーバクッション

サイバーエージェントの野口さん。聞き手から見ると、”西の元祖管理職ワーママ先輩”。

一人目出産後の超独身スタイル、二人目出産後の遠距離通勤時短スタイルという、多様な働き方も特徴的。

さらに、”経験則で判断できる種のことが多くなり、アグレッシブなレベルでの自己成長を感じづらくなっていました。“とあるように、ベテランになると誰もが感じるベテランのジレンマを、職種変更を選択する事により新しい分野でキャリアを広げる方が将来的な自分の成長角度は上がるのではないか、より経営貢献できる仕事になるのではないかと考えて実行するのは、何ともサイバーっぽい!と刺激をたくさんいただいたインタビューです☆

2014年10月5日 0 comment
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