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原田さん@主催イベントにて
原田さん@主催イベントにて

原田さん@主催イベントにて

プロフィール

・氏名:原田直美

・会社名:C Channel株式会社

・役職名:mama+(ママタス)編集長

・職種:編集職・動画プロデューサー

・簡単な経歴:
大学を卒業後、出版社「祥伝社」入社。青文字系女性誌「Zipper」・男性誌「Boon」・ママ雑誌「nina’s」でそれぞれ編集、副編集長を務めたあと2010年「Zipper」編集長に。就任中に妊娠し、出産。8ヶ月の育休後、復帰しママ雑誌「nina’s」編集長就任。2017年クックパッド株式会社へ転職。2018年4月C Channel株式会社ママメディア立ち上げのタイミングで転職。

・居住地:世田谷区

・ご自身の年齢 :45歳 1973年生まれ

・お子様の年齢 :7歳 2011年生まれ

・ワークスタイル:フルタイムの会社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

C Channelから生まれた、ママ向け動画メディア「mama+(ママタス)」で編集長をしています。mama+(ママタス)の、「らくちんも・きちんとも 頑張りすぎずに子育てを楽しむ1分動画マガジン」というコンセプトは、子どもの為にきちんとしたい気持ちがありながら現実は難しいし手抜きもしたいという、自分や編集部員の実感を込めて決定しました。全てのママを肯定したいという想いで日々動画を作り、配信しています。ローンチから7ヶ月で総SNSファン数は約30万人です。

【mama+(ママタス)公式WEB】

■WEB:https://www.mamatas.net/

【mama+(ママタス)公式SNS】
■Instagram:https://www.instagram.com/mamatastv/
■Facebook:https://www.facebook.com/mamatastv/
■Twitter:https://twitter.com/mamatastv
■YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC1AF8AxkB-J1m2O4hNsLYwQ

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください

7:00子どもと起床・朝食
7:40小学校へ送り出す
9:30出社
18:30退社
19:20息子を習いごとへお迎え(半分は夫)
19:40帰宅・料理
20:10家族で夕食
21:00宿題を見ながら仕事
21:30夫が息子と入浴中に家事や仕事
22:00寝かしつけ
23:00入浴
23:30~25:00仕事
25:00〜26:00自分時間
26:00就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

時間や自分の体力に限界があることを感じ、割り切って取捨選択するようになりました。優先順位の低いもの、苦手なものは省略したり、アウトプットしたりします。一般常識ではなくて自分軸で決めます。例えば、一般的には朝食が大切といいますが、うちは、夕食はわりときっちり作るので、朝食は手抜きで良いことにしています。また、帰宅後は仕事せずオンオフ切り替えるのがワーママの基本ですが、私は帰宅後も子どもの宿題の時間やパパとの入浴時間中など、スキマ時間に仕事をします。そうすることによって少しでも早く帰宅出来て子どもと同じ空間にいられるのと、仕事が細切れでも進めばその分スタッフを待たせる時間が減るからです。仕事でも、苦手なことは人にお願いします。そうやって割り切って自分流に効率化することによって、仕事も生活も育児もまわるようになりました。

 

南アフリカで孤児チーターとお子さん

南アフリカで孤児チーターとお子さん

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

mama+(ママタス)では月に1度週末にイベントを行っており、当日夫が仕事の時はイベントに7歳の息子を連れて行くことがあります。私は人前で話す時未だに緊張するのですが、ある日イベントで話をし終わった時にチラッと遠くに座っている息子をみたら、「よかったよ」という風ににっこり笑って頷いてくれたこと、その時に感じたホッとした幸せな気持ちは一生忘れないと思います。いつもはこちらが見守る立場なのに、見守られたようで嬉しく誇らしく、絆と子どもの成長を感じました。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

夫・私が共に忙しくなると、顕著に家が荒れてくること。夫と休日出勤が重なりそうな時の調整が難しいこと。

 

それをどうやって解決していますか?

忙しくなると、家事代行の方に片付け・掃除を頼みます。休日出勤を調整出来ない時は、仕事場に連れて行きます。仕事場では遊んでもらったりして楽しいみたいです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児

息子はアレルギーがあり体が弱かったので、就学前までは体を丈夫にすることを第一に考えていました。食に気をつけ、空手を始めさせると、心も体も見違えるように強くなりました。男の子はどうしても強さが自信に繋がる部分があるので、生涯の財産に繋がると思っています。就学後は、子どもを一人の人間として尊重することを大事にしています。思い通りにしようとせず、愛情を伝えて、良いと思う場や環境を与えることを心がけています。

仕事

本質を大事にすること。数字に追われすぎないよう、その仕事の意味、目指すところをまず考え、常に頭においておくように心がけています。
とはいえ目指すものを実現するにはチームや他の人との連携、助け合いが必要。私はIT企業に入ったばかりでIT的に足りないところがあり、今も周囲の人に助けてもらっていて、感謝の毎日です。どんな人にもフラットに、目の前にいる人に対して誠実に、いつも今に全力を尽くすことを心がけています。

出版社からITベンチャーへの転職された理由を教えてください

新卒から20年いた会社は牧歌的な会社で、出産後も自由に働けていました。雑誌の編集は自分に合っていて一生編集者として生きていくと思っていました。出版業界全体が縮小していく中でも号あたりの入広が最高額になる等踏ん張っていたのですが、ある時世の中の波に抗う努力より新しい世界での努力をしたいと思い、転職活動をしました。2社目に入って間もない頃に今の会社に誘われ、最新トレンドの動画業界で慣れ親しんだママメディアを立ち上げる魅力と、社長の想いに共感して入社を決めました。
雑誌と動画で違いますが、メディアを作る本質は変わりません。自分の好きなことを新しい世界でやれるのは学びが多く楽しいです。ベンチャーなので仕事量は増えましたが、仕事人として充実している実感があり、転職してよかったと思っています。

インドネシアのイジェン山で夜明けを迎える原田さんファミリー

インドネシアのイジェン山で夜明けを迎える原田さんファミリー

子連れで海外によく行かれているようですが、その理由を教えてください

人生いろんなことがあるので、子どもには、何が起こっても乗り越えていけるたくましさ、自分で自分の気持ちをハッピーに持っていける心の強さを持ってほしいです。普段の生活は学校と空手ばかりなので、そうでない世界で別の経験をさせることで、未知のことに挑戦することに慣れたり、視野を広く持ったりしてほしいと思っています。海外旅行は刺激が多いので成長度が高く、1回の旅行でも目に見えて成長します。7歳にもなると旅行中は旅の相棒のようです。先日中国の空港でトラブルが起きた時は二人旅だったのですが、私の真剣な様子を見て、お腹が空いたとも言わず7時間じっと待機し、荷物を持ったり一緒に場所を探してくれたりと積極的にサポートしてくれて驚きました。解決したあとは「大騒ぎだったね!」と笑っていました。

 

おすすめの旅行先はどこですか?

行きやすくて子どもの年齢を問わず満足度が高いのはタイです。子連れに優しく、海や象や自然があり、近くて時差も少ないのもポイント。小学生以上だと、アフリカがおすすめです。動物の種類と迫力はダントツで子どもが喜ぶこと間違いなしです。南アフリカは近代化されていてサファリも快適で安心。親も楽しめます!

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

世の中、色々なママがいて、色々な子育てスタイル、ワークスタイルがある。丁寧な子育ても、パワー系も、がさつ系も、みんなが自分のママスタイルに自信を持ち、人のこともそれぞれいいよねと思えれば良いと思っています。パワーママプロジェクトさんのコンセプトとまさに同じです!
mama+(ママタス) は、らくちんもきちんともどっちも大切 という立ち位置で、ラクしてもいいよね、とママを応援しています。まずは日本中のママの気持ちをラクにして、なんとなくママたちが感じている呪縛を解放したいです。並行して不可欠な「パパ戦力化」というミッションも掲げていて、こちらもコツコツ進めているので、ここからも日本を変えていきたいと思っています。日本のママの次は、アジア、世界へと広げていきたいです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

ママメディアに関わって12年。少しずつ自由なママが増えている実感があります。若い世代の夫婦ほど、夫の家事育児率が高いからです。結局、ママが自分らしくいられるには夫が重要で、その働き方や環境が重要。私たちが夫を通じてそれを訴え続けていくことで、社会は少しずつ変わると思います。
また、子どもは本当の「未来」。ママたちが働くことや自立の意味、幸せの形について子どもに伝えていけば、未来は確実に変わると信じています。こんなにダイレクトに未来を変えられるのは、私たちがママだから!ワーママ読者の皆さんは忙しい毎日だと思いますが、働ける喜びや子どものいる幸せを感じながら、一緒に頑張りましょう。

2018年10月30日 0 comment
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杉下さんとパパドリル
杉下さんとパパドリル

杉下さんと料理パパドリル

プロフィール

・氏名:杉下春子(すぎしたはるこ )
・会社名:株式会社プレジデント社
・部署名:dancyu企画事業部
・職種:編集職
・簡単な経歴:
慶應義塾大学卒業後、旅行代理店へ。5年勤務の後、編集職の夢を捨てきれず、旅行読売出版社にバイトとして勤務、のちに正社員として登用される。2005年、現在の会社へ転職。在籍13年目。
・居住地:神奈川県
・ご自身の年齢 :45歳(1973年生まれ)
・お子様の年齢 :10歳、7歳
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

dancyu(ダンチュウ)という食の専門月刊誌に付随する、オリジナル別冊をつくっています。料理レシピ本がほとんどです。dancyuは男性読者が多い雑誌なので、私たちもチャーハンやカレーなど男性が好みそうなテーマを中心に扱っていますが、いま流行りの糖質制限(ロカボ)をどこよりも早く紹介したのは弊社ですし、最近では毎日家族に料理をつくる女性に向けた「四季dancyu」シリーズなど、多岐に展開しています。
dancyuムックシリーズ:https://presidentstore.jp/books/products/list.php?category_id=88

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30~6:30 起床
7:00息子たち起床
朝ごはんを食べさせながら、並行して身支度、夕飯の下ごしらえ。掃除機をかけて出勤。電車の中ではスマートフォンからメールの返信、買い物や調べものなど家の雑事。
9:30~17:30 出勤
打ち合わせや撮影などがあると、直行直帰。遅くなる日は前もって予定しておいて、夕飯づくりから実家の母に依頼。
18:30~19:00 帰宅、夕飯づくり
次男と一緒に帰宅し、塾や習い事に行っている長男を待つ。
20:00 夕食。疲れたときは潔く外食(週1回程度)。
21:00 お風呂、宿題等
22:00 子どもと一緒に就寝。たまに洗濯など。

 

出産して、何が一番変わりましたか?

いい加減になりました(笑)。それまでも大雑把な性格ではあったのですが、神経質な面もあり、仕事はさっさと進めたいと思っていましたけれど、いまは終わりよければすべてよしと思っています。ただ、子どもが小さいうちは特別でしたね。特に、次男出産復帰直後は急呼び出しも多かったので、「明日は何かあったら子どもを見てくれる人がいるかな、もしくは最悪私がいなくても仕事に支障はないかな」と、確認してから帰宅しました。当時はプレジデントという経済誌の編集部にいましたが、毎日時間に追われてトイレに行くのも何か席を立つついでまで我慢しよう、と思った記憶があります。

杉下さん家族

杉下さん家族

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事をしているママだからこそ、ママが仕事をしているからこそ、という具体的なエピソードは正直、浮かびません。ただ単純に、両方がある自分は幸せですよね。
「私、頑張ってる!」と自画自賛しながらビール飲むことはHappyかも?

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

編集者にとってママであることはデメリットもあります。プラスの部分もありますが、多くの人に会って交流するなど、色々な新しい情報を得るチャンスが少ないのは否めません。歯がゆい部分です。また、時折、物理的に仕事のキャパシティを超えそうだ、と思うと、精神的にもキャパシティを超えてしまい、子どもにイライラすることが多くなります。反省して夜中に目が覚めたりしますが、後の祭りです。

それをどうやって解決していますか?

ママとしての経験や周りにいる人の声を仕事に生かすしかないと思っています。幸い私の仕事は日々の生活に即した「食べ物」がテーマなので、週末にママ友パパ友に会った時にも情報をもらいます。いまはさまざまな食生活のご家庭があって、面白いと思うと同時に多数に受け入れられるものをつくる難しさを感じます。平日も日中、積極的に人に会うようにしています。
子どもにイライラした後は、反省して、子どもに謝るようにしています

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

新しいことに挑戦したいです。
仕事では、ベーシックな業務をこなした上で、ですが、毎年1冊は「なにこれ?」と言われるような本をつくりたいと思っています。直近では、ママ会でのパパへの意見(怒りの声)を結集した「料理パパドリル」という本をつくりました。ママが外出するときって大抵子ども連れか、もしくはママが料理をつくってから出かけますよね。「週末の昼ごはんくらいは、つくらずに出かけさせてよ!」がテーマです。詳しくは後述します。
育児では、子どもがサッカーを始めたとき、ママサッカーを始めました。週末、一緒にグラウンドにいってボールを蹴っています。たまにママの試合もあって楽しいです。老後の趣味にと思って、昨年、空手も始めました。子どもに言ったら「はあ?お母さん何してんの」っていって大笑いされました。週末はほとんどそんな感じで、バタバタと楽しんでいます。

ただ、最近は疲れると体に残るので、できるだけ自分の中にも余力を残すこともと意識しています。

 

杉下さん

杉下さん

編集者というお仕事が育児にいきたことはありますか?またその逆もあれば教えてください。

編集者の仕事が育児にいきているか
なかなか自分の育児に落としこめていません。ただ、うちの息子は2人とも料理には興味があるようで、うっすらと私の影響は受けているのかなと思います。料理好き男子になってほしいです。
育児が編集者の仕事にいきているか
ママとしての経験、周りのママとの会話から記事や本をつくります。
例えば、お子さんがいる家はレストランに行きづらいから、互いの家に集まる機会が多いですよね。私も週末はしょっちゅう行き来していますが、日本中でそういったやりとりがあるはずだと思い、週末家飲みをするときにお薦めの料理レシピを紹介する記事をつくっています。近々では、6月5日発売「四季dancyu 夏の食卓。」内に掲載。人気の料理研究家さんやお店のシェフに、自分が家飲みするときにつくる料理を紹介してもらっています。私も、大体ここから選んでつくって誰かの家へ乗り込みます。

共働き家族に参考になる書籍・雑誌などがありましたら、ぜひ教えてください。

先ほどの「料理パパドリル」です!
ママ友と飲んでいると必ず話題(論争)になる、夫婦間の家事分担問題。ママにとっても負担が大きいので、料理をするしないでパパの評価が大きく変わります。そこで、「まるで料理をしないパパになんとか料理させよう!」とつくったのが「料理パパドリル」です。
https://presidentstore.jp/books/products/detail.php?product_id=3203
紹介しているのは焼きそば、チャーハンといった1皿簡潔、シンプルなものばかりです。
1カ月間、週末の昼ご飯をパパがつくれるようになって欲しい、との願いから9品紹介しています。「そんな簡単なものならつくれるよ」と思うような料理も入っていますが、徐々に難易度が上がります。それに、今までつくっていた料理もレシピどおりにつくったら絶対おいしくなりますよ!

ドリルっぽく穴埋め問題があったり、食べた家族が感想を書きこむ通信簿欄もあります。小さいお子さんなら、パパがつくった焼きそばを絵で書いてもらいます。字が書けるお子さんなら文字で感想を。帰ってきたママからのコメント欄もありますので、パパの料理記録、子どもの成長記録、家族のコミュニケーションツールとして使ってもらいたいです。

ちなみに弊社の某販売部員(息子3歳)は「ボクがつくった焼きそばを絵に描いてもらって、反抗期がきて息子にかわいげがなくなったらそれを眺めて思い出を楽しむんだ」と言っていました。ご参考に……。
ママからの父の日のプレゼントに最適ですので、ぜひご活用ください!

今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事では、「パパドリル」のように、参加型のレシピ本をもう少しブラッシュアップしてつくってみたいと思います。最近はレシピだけならネットで十分、という方も増えていると思うので、紙媒体として別の形を模索してみたいです。
ママとしては、子どもが小さいうちにたくさん旅行したいです。毎年、スキーやキャンプは行っているのですが、海外にも積極的に出ます。年始に台湾に行ったらとても楽しそうだったので、夏にはタイに行こうと画策中です。

最後に、メッセージをお願いします。

うちは2人とも男子で、毎日それこそ青天の霹靂、という事件が起こります。
昨日もお恥ずかしながら次男がお友達に手を出したと学校から電話が来ました。先方にお詫びの電話をすると「うちの子はなんとも思っていないのだけれど、悪いことだときちんとわかってもらって、長く友達でいてほしいのであえて報告した」というようなことを言われました。大変ありがたいと思っています。母親としても不完全ですし、子どもがきちんと成長しているか不安になることもありますが、周りに助けられて、少しずつお互い成長していると信じます。凹んだり幸せな気分になったり、子どもがいるとよりアップダウンが激しい人生ですが(特に男の子!!)、子育てには終わりがありますから、その日まで子育ても仕事も楽しみたいです。

インタビューby 清水美央

2018年6月8日 0 comment
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