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1976年

矢上浄子さん
矢上浄子さん

矢上浄子さん

プロフィール

・氏名:矢上 浄子(やがみ きよこ)
・会社名:アンダーソン・毛利・友常法律事務所
・役職名:弁護士
・簡単な経歴:大学卒業後、中国北京市の大学院に留学し国際経済法を専攻。その後、アメリカでニューヨーク州弁護士の資格を取得。中国に戻り現在の事務所の北京オフィスに入所するが、日本企業向けの法律業務のためには日本の弁護士資格を取得すべきと思うに至り、帰国して日本のロースクールに入学。2008年に日本の弁護士となり、現在の事務所に再入所。非常勤で大学・大学院の講義も担当している。
・居住地:東京
・ご自身の年齢 :42歳(1976年生まれ)
・お子様の年齢 :7歳、5歳、2歳(2011年生まれ、2013年生まれ、2016年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

私が所属するのは、所属弁護士が400人を超える大手法律事務所で、国内外の企業が依頼者の大半を占めています。私自身は、独占禁止法、国際契約交渉、国際訴訟・仲裁などの案件を多く担当しています。
日常業務としては、依頼者との会議、契約や訴訟・届出書類の作成、裁判所への出頭、交渉の立会いなどがメインです。海外とのやり取りも多いので、深夜・早朝の電話会議や海外出張も少なくありません。また、最近はプロボノ(公益活動)として、外国人の難民認定申請のサポートもしています。
主人も、所属は違いますが、同じ企業法務弁護士です。平日はすれ違ってばかりですが、お互い週末は家族との時間を大事にするようにしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、朝食準備
7:30 朝ドラを見つつストレッチ、朝食
8:30 子供の登園送り
9:30 出勤
23:00頃 退勤(仕事の状況によっては午前様となることも)
帰宅後、子供の宿題チェックや翌日の準備
1:00 お風呂、就寝

(子供の迎え担当の日)
17:45 退勤
18:00 子供の迎え、習い事同行
19:30 帰宅、夕食
20:30 子供の宿題を見る
21:00 お風呂、寝かしつけ
22:00 片付け、洗濯
23:00 自宅で仕事再開
2:00 翌日の準備、就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

出産前に比べ、マネジメントの対象が格段に広がったことでしょうか。自分の仕事のスケジューリングに加えて、娘3人分の学校・保育園の行事や習い事の管理、手伝いに来てくれる義母やシッターさんとの連絡など、すべてを抜かりなくマネージする必要があります。特に、私の海外出張は家族の一大事。遠方の実母にも支援をお願いしたり、毎日の予定をリスト化したりと、出発前には入念な準備が必要となります。
そのせいか、仕事のうえでも、チームワークにおけるマネジメント能力が高まった気がします。ただ、時間が空いたらフラッと海外旅行に出かけていた頃が、今は少し懐かしいです(笑)。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘たちを通じてネットワークや行動範囲が広がったことです。子供が生まれる前は、夫婦ともに仕事一辺倒で、随分と地味な生活をしていました。今ではママ友・パパ友と職業や年代を越えたお付き合いができたり、学校や地域のイベントに参加したりと、生活自体が彩豊かなものとなりました。これも娘たちが運んできてくれたご縁と、変化を楽しんでいます。

 

三姉妹で夕食準備のお手伝い

三姉妹で夕食準備のお手伝い

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

次女の出産が、主人の一年間の海外駐在のタイミングと重なったことです。主人には「安心して行ってきて、私は大丈夫」と大見栄を切ったものの、2人育児の初期を完全にワンオペで乗り切るのは想像以上に大変でした。復職直後に、長女の溶連菌がうつり、職場で倒れて病院に運び込まれたこともありました。幸い点滴のみで当日帰宅できましたが、娘たちが待っているのに身動きがとれない辛さで、絶望的な気持ちになったことが今でも思い出されます。

 

それをどうやって解決していますか?

そのときのトラウマから、ワーママは体が資本との信念を持つに至り、自分の体調管理には特に気を付けるようになりました。職業柄、睡眠時間が短いのが悩みですが、それでも毎朝のスムージーに自宅でのストレッチ、週末のジョギングは欠かさないようにしています。さらに、目標があった方がモチベーションも高まるので、フルマラソンの大会にも年一度のペースで参加しています。
また、元々あまり人に頼れない性格だったのですが、上述の「溶連菌事件」を経て考えが改まり、今では仕事でも育児でも、周りの方々の助力を要所要所で得るようにしています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

一番大事なのはもちろん体力ですが(笑)、周囲の人々と密なコミュニケーションをとることも、育児と仕事の両立のうえではとても大事なことだと思っています。たとえば育児では、子供の発熱などの「イレギュラー」がつきものです。他方で、弁護士には職務上、依頼者のためにベストを尽くす義務があるので、子供の理由で仕事に穴を開けるわけにはいきません。普段から家族や職場の同僚、保育園や学校の先生方、ママ友・パパ友らと頻繁に声を掛け合っていれば、イレギュラーが生じたときもお互い協力しやすいという面があります。また、そのようなコミュニケーションの積み重ねが、大きなリスクを回避するセーフティネットの役割を果たすものと思っています。

矢上さん、依頼者との面談風景

矢上さん、依頼者との面談風景

中国留学後、なぜ弁護士を目指したのですか?

中国留学中、アルバイトで通訳をする中で、中国ビジネスに奔走する日系企業や起業家の方々に数多く出会いました。自分の法律の知識や語学力を活かし、ビジネスの第一線で活躍する方々を支えたいと思ったことが、企業法務弁護士を目指したきっかけです。
弁護士になるまで、中国やアメリカに留学したり、就職したかと思えば2年で辞めて司法試験に挑戦したりと紆余曲折がありましたが、変わらず励ましてくれた両親の存在も大きかったです。娘たちが将来、弁護士を目指したいと思うかどうかは分かりませんが、私も娘たちが岐路に立ったとき、常に支えてあげられる存在でいたいと思います。

 

チームで育児に取り組まれている矢上さん。4人のシフトはどんな感じで組んでいるのでしょうか?また、どうやってチーム育児を実現可能にしたかも教えてください。

娘たちはまだ小さく手がかかり、ワンオペではやや大変です。そこで、主人、義母、シッターさんには、なるべく2人で対応してもらえるよう平日夜のシフトを組んでいます。例えば、月曜はシッターさんがお迎えで、夕食・洗濯は義母の担当、というように。
娘たちもしめたもので、パパお迎えのときは牛丼チェーン店で外食、おばあちゃんのお迎え後は公園で遊ぶなど、それぞれ甘えポイントを押さえているようです。ちなみに、水曜日は私のワンオペシフトの日で、その日は娘たちにしっかりガス抜きをさせています。

 

今後の目標やプランを教えてください!

頼られる弁護士であるために、自分のスキルアップの時間もきちんと確保することが当面の目標です。今はスキルアップどころか、美容院に行く時間すらなかなか取れませんが…。
また、ここ数年、海外旅行からすっかり足が遠のいているので、娘たちがもうすこし大きくなったら、いつか娘たち主導で海外旅行を企画してもらいたいなと思います。

 

最後に、メッセージをお願いします。

海外の法律事務所では、育児しながらキャリア的にも成功を収めているママ弁護士をよくお見かけします。ママであることを強調する人がいないことからして、おそらく両立が当たり前の社会なのでしょう。日本の女性弁護士の比率は18%と他国に比べ低く、女性弁護士のキャリア形成が難しい状況にあることも否めません。
そこで私は、まずは職場での理解が広まればという思いから、所内の若手弁護士向けに定期的に「両立勉強会」を開いています。本サイトをご覧いただいているワーママにも、分野は違っても、できる範囲で情報発信をしていただき、一緒に両立に寛容な社会づくりを目指していけたらと思います。

 

インタビューby 藤嶋 菜穂子

2018年12月4日 0 comment
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四宮さん
四宮さん

四宮さん

プロフィール

・氏名:四宮 琴絵(しのみや ことえ)
<本業>
・会社名:株式会社ジョイゾー

<複業>
合同会社Hokkaido Design Code 代表
一般社団法人学校地域協働センターラポールくしろ 理事
・職種: システムエンジニア・オーガナイザー
・簡単な経歴:
1995年 高校卒業後、地元釧路市の製造業へ事務として入社
1998年 カラオケ大会で声をかけられた芸能事務所に所属。2年で退所。
2000年 中規模SIerに営業事務として入社。その後システム部へ転属しSE職を担当
2005年 結婚を機に専業主婦になり、三人の子供を出産
2014年 (株)ジョイゾーへSEとして復帰
2016年 サイボウズ(株)の事業である「地域クラウド交流会」の第1号オーガナイザー
2017年 (同)Hokkaido Design Codeを地元釧路に設立(全員複業)
2018年 (社)学校地域協働センター ラポールくしろ 理事就任

・居住地:東京
・ご自身の年齢 :42歳(1976年生まれ)
・お子様の年齢 :12歳(2006年/長女)、9歳(2008年/長男)、5歳(2013年/次男)
・ワークスタイル:フルタイム・リモートワーク(制限なし)・複業

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

現在は、東京のIT企業である「株式会社ジョイゾー」でのフルタイム勤務を主軸としながら育児をし、故郷である釧路では地域で起業する人や、IT企業を盛り上げる「合同会社Hokkaido Design Code」の代表として、東京と釧路の2拠点での活動を進めています。
ジョイゾーは、サイボウズ社が提供する業務改善クラウドサービス「kintone」専門のシステム開発会社です。

主に担当しているのは、お客様と打ち合わせをしながらシステム開発を進める、定額対面開発「システム39( https://www.joyzo.co.jp/service/system39 )」というサービスの対応で、日々お客様とお会いし、課題をヒアリングし、問題解決に向けたシステム開発を行っております。

通常システム開発とは開発手法が違い「システム39」は、39万円という低価格定額と3回の打ち合わせでの納品で業界初の取り組みとして評価されております。
1回のお打ち合わせは2時間程度ですが、業務課題を丁寧にヒアリングし、目の前でアプリを作成し、ご提案します。お客様の使いたいシステムをその場で形にしていくので頭はフル回転です。1日に3本打ち合わせをした時はヘトヘトでしたが、その場で作り上げる臨場感がたまりませんね(笑)

システム39は、拘束時間が確実に決まっており、Webミーテングでも実現できます。私のようにSE経験を活かしながら子育ても楽しみたいワーキングマザーが活躍できる場だと思いますし、それを自ら体現していきたい!と思っています。
もう一つのわたしの軸は、故郷である釧路への活動です。1つめはサイボウズが事業として行っている「地域クラウド交流会(ちいクラ)」の釧路チャプターの運営。2つめは、Hokkaido Design Codeというイベント企画運営・ライティングの会社の経営です。
私は、地元のことをあまり知らないまま上京してしまいました。釧路に戻りたいという想いもありますが、家族を持った今となっては難しい状況です。社会人経験や東京での生活を経て、リモートワークなどのハードルも下がっていると感じており、首都圏と地方の情報のシームレス化をできたら、きっと釧路はもっと面白いことができるのでは?何か釧路に貢献で
きることはないかと考えていたところ、「ちいクラ」と出会いました。これは、全国各地の地域若手起業家を応援する交流イベントです。現在は16都道府県で開催され、延べ開催数は4年で約100回にのぼります。その土地に根付くオーガナイザーを中心に企画運営をして地域の繋がりを作ります。(https://chiiki-cloud.qloba.com/

現在まで8回開催し、釧路の企業や自治体、様々な方の協力をいただきながら、地域を知るきっかけになるコミュニティとして域内の活性化のお手伝いをしています。
今後も、東京と釧路をつなぐハブとして、活動を広げながら、里帰りを楽しみたいと思っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 起床・メールやSNSのチェック、イベント系の準備
7:45 上の子たちを送り出し(朝食は三人目以外は各自が好きなものを食べる)
8:00 出勤準備・朝食
9:00 保育園送り(※主に主人中心、その間にお化粧を済ませる)
9:30 出社
18:30 終業・イベント参加やご接待(※同居なので、夕飯は全て姑が用意)
22:00 帰宅
23:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

もともと「出産後はすぐに仕事復帰したい!」と思っていたほど、仕事に夢中でワーカーホリック状態でした。ただ、一つのことに集中してしまうタイプなので、出産してみて「子育てと仕事の両立は難しいそうだな…」と思い、専業主婦の道を選びました。
結婚と同時に姑との同居も始まり、生活は大きく様変わりしました。結婚して間もなく1人目を出産しましたが、当時は母としても嫁としても頑張りすぎてしまい産後鬱になりかけてしまったんです。夫は一生懸命子育てをしてくれていましたし、姑も手助けしてくれていたのですが、それがかえって「私のことを認めてくれていない」と、爆発してしまうこともあ
りました。けれど「認めていないのは俺じゃなくて、自分自身だよ」と夫に諭され、ハッとしました。「妻・母・嫁として、こうでなければならない」と、自分で自分のことを縛って苦しんでいたんですよね

その経験があり、以前は計画通り、時間通りにいかないとイライラしたり気分が落ちたりするタイプでしたが、「まあしょうがないか、じゃあこうしよう」と頭を切り替えて行動できるようになりましたし、「お義母さん、お腹すいたー」と、実の娘のように甘えられるようになりました(笑)

四宮さんファミリー

四宮さんファミリー

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

母として子どもたちと関わっていくなかで、感情的になっても彼らに本当に伝えたいことは伝わらない、ということがわかってきました。いまはいかに冷静に伝えたいことを伝えるかを意識しています。具体的には、まずはこどもたちの気持ちや事実を受け止め寄り添うこと、その上でどうしたらいいか一緒に考え議論する、というものです。

これは、子育ての中で身につけた考え方だったのですが、いまの仕事にも役にたっているように思います。システム開発は、いつでも順調に進むわけではありませんし、時にはお客様側にシステム要件の再検討を求めることもあります。釧路でのイベント運営も、様々な方々の意見を聞き分けながら進めていく必要があるので、子育てで培った考え方が、こうした仕
事での場面で、自分を助けてくれています。
また、子育てをしていい意味で「手を抜く」ことの重要性にも気づけたので、80%の完成度で目標に向かっていく、という感覚が身につきました。これは、現在やっているシステム開発でも同じです。いきなり100%を目指すのではなく、成長するシステムとして80%でスタートを切り改善を続けるということを、お客様に自信を持って提案しています。
こうして、仕事も育児も全力で楽しむ姿勢が伝わっているのか、一番上の子が小学校を卒業する際に、将来の目標として「自分が楽しめる職業につく!!」を上げ、合わせて

「ママとパパへ あまり家にいないけど、迷った時にアドバイスしてくれてありがとう。これからもよろしく。」

とメッセージをくれました。とても嬉しく思いました。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

前述した通り、3人目を産むまで約10年間専業主婦をしていました。仕事との両立なんて無理!と思い込み、いつも完璧で頑張るママでいようとしていたように思います。こうしたわたしの姿は、小さな子供たちにも少なからずプレッシャーを与えていたように思います。
また3人目が2歳の時に復帰しましたが、今年に入るまでずっと爪噛みをしていたので、寂しさが原因かもしれない…と悩んでいたこともありました。主婦としてやって来ていた掃除や料理も復帰後は出張も多く義母にお任せになり、本当はやりたいのに!とストレスの元になりました。

それをどうやって解決していますか?

子供たちが成長していくなかで「ごめんね、ママ忙しくて」という気持ちを見せるよりも、「ママ、仕事が楽しい!」という風に見せるように変えました。そうすると、子供達も自然と応援してくれるようになりました。義母も「今はあなたが仕事を頑張る時だから、私が元気なうちは任せて」と応援してくれていることも心強いです。

3人目に関しては、出張に同行させるなど、私を独占させるようにしたところ、爪噛みがなくなりました。以前の私だと保育園を休ませるなんて!という思い込みがあったと思いますが、今は「この子の責任を取るのは私。世間の人はこの子の責任を取るわけではない」と割り切り、他人の目ではなく、自分軸で考えるようにしたら楽になりました。
子供をべったりと管理をしなくなり、フラットに付き合うようにしています。

子供達も私も、どちらも人生の初めてを更新していると思えば、すべてのことがトライアンドエラーだなと考えられるようになりました。これからも子どもたちと一緒に成長したいですね。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児については、ママとパパは仲良し!仕事も二人で楽しんでる!ということを常に伝えています。絶対に子供達の前ではケンカはしない!と決めています。
夫婦で同じ職場なので、仕事のことを引きずることもありますが、子供の前では普通な態度で接します。そのうち「まあいいか」という気持ちにもなるので、逆に夫婦円満の秘訣かもしれません(笑)
あとは子供に対して「いいか悪いかの判断は各自の価値観に基づくもの。でもあなたが信じたものであれば、全力で応援する」とは伝えてます。そのためにしっかりと自分の目で世間を見、判断ができるための知識を得ることが大事というのはいつも話しています。
仕事では、「自分の責任で行動する。他人に任せても他人のせいにしない。ちょっとだけ背伸びをする。」これは大切にしています。仕事もイベントもチームで動くことが多いので、相手を信頼し、自分が決めたこととして責任を持っていれば、ストレスにはならないですね。

 

10年間の専業主婦生活から仕事に戻ったときのギャップ。それをどう乗り越えたのでしょうか?

ITの世界は目まぐるしく早いので、復帰当初は新しいプログラミング言語を覚えようなど勉強もしました。でも「下手なコードをばらまくのはエネルギーの無駄」というのを聞いて、「あ、スーパープログラマーにはなれないからやめよ」と言語を自分で書こうとするのは諦めました(笑)

それよりも業務改善やシステム設計、プロジェクトマネジメントなど得意な部分を磨こう!と切り替えたことで、今は全ての仕事が楽しく行なっています。

四宮さんお仕事中

四宮さんお仕事中

二拠点活動をしている四宮さん。二拠点活動の良い点を教えてください。

釧路では実家に滞在するので、子供を連れての出張など会う機会が増えて喜んでいます。また子供たちも温泉に行ったり、広くて人のいない公園で遊んだりと、北海道ならではの経験を多くできることは良い点かなと思っています。

 

子育て観と仕事観に関して影響を与えた人や本や、経験はありますか?

義母が40年銀座のクラブを経営していたこともあり、義母というよりは人生の先輩として色々と話をします。義母もずっと仕事をして来ていたので、「私なんか子育て適当だったから」と言ってくれることで救われています。適当でも主人のような息子に育つなら、まあいいかなと思います(笑)

 

学校との関わり方について教えてください

実はPTA役員に夫を勝手に推薦しました(笑)そのおかげで、私は仕事に集中することができ、かつ学校のことは夫が良く知っていてくれるので大変助かっています。子供達もパパが学校行事などにいることが嬉しいようです。また、働くママが増えおり今までのアナログなPTA作業の負担を減らすため、今年はkintoneを導入しPTAの仕事の効率化を図っており、本人も楽しんで活動をしているようです。推薦してよかったなと思っています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

釧路と東京の二拠点活動ではなく、二拠点居住ができたらいいなと思っています。暑い夏は涼しい釧路で過ごしたいですね。

そして釧路の子供達の未来について、寮のおばさんのような存在になって応援し続けたいです。いつか夫婦で海外生活も経験したいなと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

素敵なママはたくさんいるけれど、子供達にとってのママは私だけ。完璧じゃなくても毎日を精一杯楽しんでいると、子供達も応援してくれるように思います。自分がどうしたいか自分軸を確立すると楽になると思います!
私の人生を他の人が生きることはできません!他人は責任を取ってくれないので、自分で責任もって、仕事も手抜きもどんどんやったらいいと思います!

 インタビュー by  佐藤 裕美

2018年10月9日 0 comment
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福島由美さん
福島由美さん

福島由美さん

プロフィール

・氏名:福島由美
・会社名:株式会社由美プロ
・役職名:代表取締役
・職種:オールラウンド!
・簡単な経歴:

青山学院大学経営学部卒業後、株式会社リクルートに入社。マーケティング局販売促進部、リクルートスタッフィング出向を経て、ケイコとマナブ事業部の広告営業を務め、退職。その後約2年間専業主婦をする。

長女が1歳4か月の時に、株式会社リクルートエージェントに再就職をし、キャリアアドバイザーとして勤務。最初はフルタイムで勤務したが限界を感じ、時短勤務に変更。すると職種も変わり、自分の強みが全く発揮できないポジションになった為、独立を決意し退職。

2008年8月8日に、「イメージコンサルティングサロン ユミ」を東京・表参道に開業する。全国からお客様が集まる人気サロンとなり、銀座三越などの百貨店イベント、あらゆる企業・団体からの研修・講演などを行うようになる。「すごい会議」認定コーチやトレンダーズの女性起業塾講師なども歴任し、司会者派遣業、新規ビジネスの立ち上げコンサルティングなども並行して行い、2015年からは青山学院大学にて非常勤講師としてビジネスマナーを教える。2017年10月より、小中学生向けのスキンケア「コスメエンジェル®」を開発し、オンラインショップにて販売をしている。

・居住地:東京都世田谷区
・ご自身の年齢 :42歳、1976年
・お子様の年齢 :長女:13歳、2005年、次女:3歳、2014年
・ワークスタイル:パラレルワーク

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社由美プロが、今、最も力を入れているのは化粧品事業です。小中学生向けのスキンケア「コスメエンジェル」というオリジナルブランドを開発し、洗顔フォームと化粧水をネットで販売しています。お蔭様で、2017年10月1日の発売から1年、口コミだけで、
全国から多数のお客様がご購入して下さっています。それも、8割のお客様が定期購入で、嬉しい限りです。
https://cosmeangel.jp/
その他、青山学院大学地球社会共生学部にて、非常勤講師としてビジネスマナーを教えております。また、司会者派遣業、ビジネスコンサルティング、インプレッションマネジメント研修の実施なども行っております。
https://www.fukushimayumi.jp/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床 長女のお弁当づくり&朝食づくり
6:00 家族を起こし、朝食。
7:20 二女を幼稚園のバス停まで送る。
8:00 洗濯物を干す・食器の後片付け
9:00 自宅を出る
10:00 事務所にて打ち合わせ
12:00 ランチミーティング
14:00 コンサル先へ訪問
18:15 二女をバス停までお迎え
19:00 家族みんなで夕食・お風呂
20:30 二女を寝かしつけ
22:00 夕食の片づけとデスクワークを少しして就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

子供という自分以上に大切な存在ができて、あらゆることに感謝ができるようになりました。また、限られた時間を効率的に使い、仕事もプライベートも、満喫するようになりました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

長女が、小学6年生の担任の先生に話したことなのですが、「わたし、5年生の時まではネガティブひまわりだったけど、6年生になって、ママのお蔭でポジティブひまわりに生まれ変わったんです!」と話したらしいのです。どうやら、なんでも悪い方に悪い方に考えてしまっていたのですが、私が長女の為に開発したスキンケア商品によって長女はニキビがよくなり、また、いつも笑顔でいたら、嫌なことも飛んでいきHAPPYになれるんだと、常日頃私が言っていたので、楽しくなくても笑ってみようと思い、実践していたら、本当に毎日楽しいことの方が多くなっていき、いつの日かなんでもプラス思考に考えられるようになったというのです。
この話を聞いた時は、涙が出るほど嬉しかったです。

長女と次女と

長女と次女と

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

大変というか、もどかしいと感じるのは、経営者の集まりや参加したい勉強会などは、平日夜に開催されることが多いので、子供がいると夜の会合に頻繁に出られないことです。

それをどうやって解決していますか?

優先順位の高いもの、絶対これだけは出席したい!というものは、事前に夫の予定を調整してもらっています。だいたい、月に10ぐらいは、参加したいイベントがありますが、実際に参加できるのは、2~3つのみです。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児で大事にしていることは、子供は親の所有物でもマスコットでもないので、3歳ぐらいからは、子供の意思を大事にし、何事も子供に決めさせて、自分に責任を持ち、自立した大人になれるようにと育てています。習い事や進学先はもちろん、レストランでメニューを選ぶ時、お洋服を購入する時なども、子供達に決めさせ、親の意見を押し付けないようにしています。
また、私は母親として、「いつでも明るく笑顔で太陽のような存在」でありたいと思っているので、小さいことにイライラせずに、叱ることはあっても、自分のストレスをぶつけるかのように怒ったりは絶対しないようにしています。これは、アンガーマネジメントというものを学んで、怒りのコントロールが上手になりました
仕事では、「期待値以上のパフォーマンスを提供できるよう全力を尽くす」ようにしています。あらゆるジャンルの仕事をしているからこそ、どれが本業でどれかが副業なのではなく、全て本業、どれも「プロフェッショナル」であることに拘っています。「福島さんに任せれば、間違いない」「由美さんなら大丈夫!」と信頼を頂き、お仕事がリピートし、ご紹介も多く頂けるので。「由美プロ」という会社名には、「プロフェッショナル」「プロデュース」「プロモーション」「プロダクション」「プロブレム」という5つのプロを実現するという想いがこめられています。

小中学生向けのスキンケア事業を始めたきっかけを教えてください。

今から約2年半前、当時小学5年生の長女がニキビで悩み、毎日マスクをして下を向いて学校に登校する姿を見て、母として何とかしてあげたい、という思いから開発に至りました
市販のニキビ用洗顔フォームを使ったり、皮膚科に行っても治らず、ならば、自分が納得し、娘に安心して使わせることのできる最高の洗顔フォームを作ろう!と思ったのです。

コスメエンジェルと福島さん

コスメエンジェルと福島さん

小中学生向けのスキンケア「コスメエンジェル」は、どういったものですか?

10歳頃から始まる第二次性徴期のお子様向けに開発しました。近年、PM2.5や紫外線など子供達の肌を取り巻く環境が変化し、また10歳頃からホルモンバランスも変化するため、毛穴の皮脂分泌量が増え、にきびや肌あれに悩んでいるお子様が増えています。お子様のピュア肌をずっと保つためには、外的環境から肌を守り、清潔に保つことが重要です。「コスメエンジェル」の洗顔フォームは、ふわふわの泡で肌を優しく守りながら洗うことができます。
また、化粧水は使いやすいスプレータイプで低刺激にこだわりました。
どちらも、無香料・無着色・パラベンフリー・石油系界面活性剤不使用・鉱物油不使用・紫外線吸収剤不使用、パッチテスト済ですので、安心してお使い頂けます。

今後、提供している商品や事業を通して、どうしていきたいと考えていますか?

コスメエンジェルによって、お子様のキレイなピュア肌がキープされ、肌あれやニキビに悩むお子様が少しでも少なくなれば嬉しいです。また、コスメエンジェルが、思春期・反抗期の親子の会話のきっかけになったり、親子の絆を更に深めるアイテムとなれば、嬉しい限りです。

仕事風景

仕事風景

今後の目標やプランを教えて下さい!

「コスメエンジェル」が世界中に広まり、10歳からスキンケアを行うことが、当たり前の世の中になり、お肌に悩む子供達が減り、健やかに笑顔で日々を送る子が一人でも増えることです!
プライベートでは、夫と楽しくゴルフに月1回は行き、家族4人での国内・海外旅行に毎年合計4回は行ければ最高です!

最後に、メッセージをお願いします。

「人生は幸せ探しの旅」
大学生の頃に、母にもらった木の栞に彫ってあった言葉です。
何をもって幸せかは自分が決める。他人の生活と比較したり、羨んだりするのではなく、自分の幸せは何かを自分に問い、可能な限りそれを実現できるように努力をする。もちろん、結婚したくてもできなかったり、子供が欲しくても授かることができなかったり、自分の努力ではどうにもならないこともあります。なので、ママになれただけでも幸せ。どんなに願っても叶わなかった人もいるのだから、子供がいる幸せを感謝し、家族がいる幸せを感謝し、仕事を通して社会に貢献していきたいです。そして、自分が幸せでいることで、キラキラHAPPYオーラを放ち、周囲にも幸せをもたらせる女性であり続けたいと思っています。

2018年10月6日 0 comment
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中村僚子さん
中村僚子さん

中村僚子さん

プロフィール

・氏名:中村僚子
・会社名:ロータスライフ株式会社
・役職名:代表取締役
・職種:結婚相談所業
・簡単な経歴:大学卒業後、旅行会社、リスクコンサルティング会社人事総務、金融系ベンチャー企業役員、認証保育園設立、上場会社社長室長などを経て、婚活サロン・ロータスマリッジを開業。

「相手の条件」「自分磨き」よりも重要なこと、「自分を知ること」をキーワードに自分の価値観・人より優れた能力がわかる統計心理学i-colorを学ぶ講座も開校している。

・居住地:東京都千代田区
・ご自身の年齢 :42歳、1976年
・お子様の年齢 :13歳、2005年、8歳、2010年
・ワークスタイル:会社経営、自宅で事務作業をしたり外で打合せしたりしています。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

本気で結婚したい独身男女のための結婚相談所「婚活サロン・ロータスマリッジ」を運営しております。
大手の結婚相談所連盟に加盟し全国約6万人の会員の中からのお相手選びに加え、仲人のネットワークを活かし、独自のお見合いパーティーや私の人脈を使っての合コン開催、日本を越えて海外の方とのお見合いなども行っております。
女性会員同士のお茶会やイベントなども数多く企画しており、会員同士の横の繋がりも大事にしています。同年代の同じ目的をもった異業種の友達と出会えることも特徴の一つです。
また「相手の条件」「自分磨き」よりも重要なこと、「自分を知ること」をキーワードに自分の価値観・人より優れた能力がわかる統計心理学i-colorを学ぶ講座も開校しています。
http://lotus-marriage.com/academy/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5時 起床
家事、身支度などをしながら次女、長女を起す
7時頃 朝食
7時半頃 長女登校、次女登校、主人出勤
8時 後片付け、家事
9時頃 仕事
その日によって、家で事務作業をしたり、アポイントがあれば出掛けたりしています。
最初のアポイントが遅ければ皇居ランに行ったりする日もあります。
途中に一度帰宅して夜ご飯を作って、またアポイントに出掛ける日もあれば、
夕方帰宅し、夜ご飯を作る日もあります。
19時頃 夕食終了
仕事、お風呂、子ども達との時間、明日の準備など
23時半頃 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

私の人生そのもの。
子どもが生まれることによって、出来ないことよりも出来ることが増えたと思います。

物理的な時間の制約があったとしても私の人生は大きく広がり視野が広くなりました。
ワーキングマザーという共通点があるからこそ、それまでは出会うことのなかった方々と出会え、大人になってから心から信頼できる仲間と出会うことができました。

中村さんファミリー

中村さんファミリー

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

毎年母の日にはこれでもか!ってくらいのスペシャルなプレゼントを贈ってくれます。心を込めて書いてくれた手紙や手作りのコルクボードなど。

そこには、「ママいつもありがとう。」「ママがママで良かった」「ママ大好き」といったような言葉が並べられています。

こんなに純粋に自分を認めてくれ求めてくれる存在に出会えるなんて本当に幸せです。娘たちには大した事は出来ていないと思いますが、常に前を向いてどんな事があっても負けずに人生を楽しみながら働き続ける姿だけは見せられているかなと思うので、そんな姿を見て何か感じてくれているのかなあと思います。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

やはり娘たちが小さい頃はやりくりが大変でした。
私の実家は関西、主人の両親も近くにはおらず、次女を妊娠中に義母がその1年半後に義父が他界してしまいました。
長女が小さい頃は初めての育児に戸惑い、保育園に通うようになってからも綱渡りの日々だったように思います。病気の時は、お互いどうしても仕事を休めない時は病児保育を探したり、新幹線で新大阪まで連れて行って母に預けてそのままトンボ帰りで東京へ戻ってきた事もありました。
次女を妊娠中私は悪阻がひどく入院となったので、実家から母に来てもらったり、長女が実家に行って数週間過ごしたりしました。今思い出しても、よくやったなあと思います。

それをどうやって解決していますか?

夫婦で力を合わせてやりくりするのはもちろんの事、近所のママ友、近所の方、ファミリーサポート、保育園、病児保育、自分の家族など周囲のあらゆる方々に助けてもらったと思います。心配しても仕方がない。なるようになるんだと思います。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

自分が活き活きしていること。
育児において大事な事って、子どもに何か与えたり、してあげたりする事ではなく、一番身近にいる大人である親が活き活き生きる姿を見せることであり、それは活き活きと働く姿を見せることであると思います。
子ども達が大人になって働くということが楽しみで居られるように私自身が今の自分を好きでいられるように育児も仕事も取り組んでいます。

この仕事を始めたきっかけを教えてください。

6回の転職と数回の起業を経験

私は大学卒業後6回の転職と数回の起業を経験しています。

これらの転職のキッカケが自ら応募したものはなく、全てお誘いを受けての転職でした。
在職中に誘われた事もあれば、次が決まっていないのに会社を辞めた事を知った人からお誘いがあったり、間を空けずに転職を繰り返す事が出来てしまいました。
その時の私の価値観が、自分がこれをやりたい!というものではなく、「自分が必要とされている!」という事だったのです。こんな何もない私を必要としてくれている人がいる、必要とされる場所がある、その事に価値を見い出していました。
そして経験と歳を重ねて行く中で社員としての転職ではなく、経営にも関わっていくようになりました。

保育園経営に参画、そして辞任

そんな中2013年に知人からお誘いを受けて保育園経営に参画することになりました。
ワーキングマザーにとって一番の悩みが子どもとの時間の確保や子どもの教育に関してなどだと思います。そんな私にこの保育園経営の話は、保育園に預けながら国際バカロレアというカリキュラムが学べ、シェアオフィスを兼ね備え、子どもの教育とワーキングマザー支援を両方行うというもので、私のど真ん中に刺さりました
当時は都心から離れた場所に住んでいたのですが、開園する保育園が千代田区だったので、保育園の経営陣なんだから何かあった時は30分以内にかけつけなければいけない!なんて思い、当時住んでいたマンションに引っ越しをして2年ほどで家を売ってしまい、家族を巻き込んで引っ越しまでしました!
都心への引っ越しなので、部屋も本当に狭くなり、前の家の家具(長女の学習机を含む)はほぼ全て処分したり、家電もサイズが合わなくて買い直したりしました。長女も小学校を転校、次女も保育園を転園しました。
そこまでして人生をかけた事業だったにも関わらず、何をやるかよりも誰とやるかが大事だという事を身を持って学ぶこととなりました
ある事がキッカケで私は辞任せざるを得ず、また無職となりました。

上場会社へ転職、上場廃止、財産を失い、無職に

そんな時に以前からの知り合いからお誘いがあり、とある上場会社へ転職します。
その上場会社の株も転職後すぐに上手い話に乗ってしまい、株を合計800万円ほど買ってしまったのですが、入社3ヶ月後に金融庁の強制捜査が会社に入り、その後坂道を転がるように会社はどんどん縮小していき、入社半年後に会社都合で退職。会社も上場廃止となりました。職を失い、財産を失い、全て失ったように感じていました。
この後自分がどうすれば良いかわからず、自分は一体何をしたいのか、転職するにしても転職6回の私を雇ってくれるところなんてない。転職活動も少しやったのですが、やはりダメで、自分が本当にどうしたいのか見つけるために、ある学校に通いました。

人生のドン底を経験

通っている最中に追い打ちをかけるように人生のドン底を経験する出来事がありました。なんと金融庁の強制捜査がある日突然自宅に入ったのです。私は金融庁で取り調べを2日間受けました。
私への疑いは晴れましたが、この時は本当に「私の人生は終わった。この先私はどうなってしまうんだろう。また家族と会えるのだろうか」と本気で思いました。

ドン底を経験を経て、気づけたこと

そんな経験を経て、やっと気づけたことがあります。

この先の私の人生に不必要なものが削ぎ落され、ここで人生が強制終了され、そして自分にとって必要なものだけが残ったということ。変わらずに私を応援してくれる家族と仲間がここにいるということ。
私が長年一緒に働いてきた上司からいつも、「綺麗事で仕事ができるか!君の考えなんてどうでも良いんだ!」というような事を言われ続けていました。年齢も離れていましたし経験値も全く違うので、私の考えが甘いんだ!世の中とはそういうものなんだ!仕事とはそういうものなんだ!と自分に言い聞かせて働いてきました。でもそんな上司が金融庁の捜査を受け逮捕される中で、やっぱり、自分の信念を曲げちゃいけない!綺麗事で仕事してやる!人の幸せに尽くせる仕事がしたい!と心の底の底から思いました。

そして、自分に今あるものが家族であり、これからの私の人生は人の幸せに尽くせる仕事がしたい、「ありがとう」と直接言ってもらえる仕事がしたい、心底そう思い、色々とリサーチして行く中で、結婚相談所という仕事があるという事を知り、「これだ!」と思い、今に至っております。

今後、どうしていきたいと考えていますか?

「やりたい事がわからない」「自分の使命を知りたい」と思う方が多いと思います。私もそうでした。大学を卒業してからずっと探していました。でも自分の経験を通して確実に言えることは、目の前の事に懸命に取り組んでいれば、間違った方向に向かっていれば上手くいかない、ある時、強制終了され方向転換されるのだと。人によってタイミングは様々だと思います。私は大学を卒業してから17年経ってようやく辿りつけました。

諦めなければ挑戦し続ければ必ず辿りつけるという事を伝えていきたいです。

プレゼン中の中村さん

プレゼン中の中村さん

今後の目標やプランを教えて下さい!

結婚したいと思う全ての人が結婚できる世の中にしたいです。
結婚が全てではないので、するのもしないのも自由ですが、「したい」と思う人ができる世の中にしたいです。人は一人では生きていけず、人によって成長し、人によって磨かれるものだと思います。生活を共にすることによってのみ得られる事も多々あると思います。そして次世代の人材の輩出育成にも繋いでいきたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

私が長女を出産した当時は、ワーキングマザーである前に一人の女性として、生き方・働き方を参考にしたい、目指したい、そんなロールモデルが身近にいませんでした。

今はこのパワーママプロジェクトをはじめ、いろんな働き方、生き方をしている人を知ることができます。今の自分は過去の自分が選択してきた結果です。人生迷うことの連続であり、決断の連続ですが、色んな方を参考にしても、最後は自分で決断するしかなく、決断したなら、全てに欲張りに全力で取り組んでいきましょう。

インタビューby 佐藤裕美

2018年10月5日 0 comment
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