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2011

長濱さん
長濱さん

長濱さん

プロフィール

・氏名:長濱智子

・会社名:LIFE STYLE株式会社

・役職名:制作部 マネージャー

・簡単な経歴:

日本大学 芸術学部 映像学科を卒業後、SEP, inc.へ入社。以来、Space ShowerTV、ロック観光協会、AQUENT、フリーランスで、ずっと映像業界に務める。子育てと仕事の両立を始めた頃、LIFE STYLE株式会社から、Watedly(ソーシャルリクルーティングサイト)で360度動画事業スタートの担い手としてスカウトを受ける。将来当たり前になるかもしれない360度VRの世界に興味を持ち、2016年、LIFE STYLE株式会社にジョイン。現在は制作部のマネージャーとしてチームをまとめる。

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :43歳

・お子様の年齢 :5歳(女)、6歳(男)

・ワークスタイル:月~金の週5日、裁量労働にて勤務。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

LIFE STYLE株式会社で、制作部のマネージャーをしています。外国人メンバーも含めた、国際色豊かたなメンバーと共に、現在は、360度VR動画の制作と、VRクリエイターアカデミー(http://vrca.l-s.co.jp/)という、ハイクオリティーな360度VR制作を学ぶ講座の立ち上げ・運営を行っています。

5歳と6歳の子供がいる為、時短で働いていたり、場合によっては家で作業をすることもあります。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00   起床・珈琲を飲む

6:30   朝食準備

7:00   子供起床・支度

7:50 長濱・長男出かける

8:30  出社 撮影、VRクリエイターアカデミー運営から、打ち合わせや資料作成等の社内作業まで、日によって様々

17:00~17:30 退社

18:00 家で息子を迎えを確認→保育園に娘を迎えに行く

19:00 帰宅・洗濯とご飯

20:00 夕飯

22:30 子供を寝かしつけ、自分も寝る

 

長濱さんとお子さん

長濱さんとお子さん

出産して、何が一番変わりましたか?

昼夜関係なく働くことが無理ということ。

新卒で入社した会社からずっと映像業界にいるのですが、この業界は昼夜関係なく働くことが当たり前でした。特に、音楽を扱っていたので、ライブの撮影やチェックをするとなると、必然的に夜になります。出産をきっかけに、昼夜関係ないという働き方が無理ということを、自分の身を持って体験したんです。子育てと自分のやりたいことをどう両立させるのか、それを真剣に考えるようになったという点が、1番の変化です。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

元々、”母親だから”働き方が特別だといった考え方はしていないのですが…最近あったことで上げるとしたら、保育園の卒園ビデオを制作した際に、他のママたちと子供が号泣したこと。こういった思い出ビデオをさらっと作れる作れる技術を持てているのは、映像業界で働いているからこそだなとは感じました。

後は、私は子供の将来を考える時に、興味を持つ業界や将来就く仕事は何でも良いのですが、自分の背中を見て欲しいなと思っているんです。「私の背中を見ろ!」って堂々言える状態に既に自分がなっているので、働いていて良かったなと思います。


育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

やはり両立することですね。業界や職種の特性の影響も使ったとは思うのですが…

最初の子が生まれた当初は、土日昼夜関係ない働き方が当たり前でした。担当案件の仕上がり間際は、徹夜が当たり前ですし、私もそうやって仕事してきました。

でも子供が出来て、この生活スタイルを合わせることが出来ないことを、突然目の当たりにしたんです。実際、この業界で働くお母さんって全然いなかったですし、子供がいるから働き方が合わないということを理解してもらうのがそもそも難しかったです。

 

子供が生まれた当初だけじゃなくて、正直今だって常にパツパツの状態。笑

働く親のスケジュールって、仕事と子育ての業務が隙間なくパツパツに組まれていて、それのローテーションで毎日が回っていると思うんです。買い物しにスーパー寄るのもギリギリ。常に100%埋まっているから、一つでもイレギュラーなことが発生すると、それに関連する様々なことに影響が発生してしまう。

 

多様性なチーム

多様性なチーム

それをどうやって解決していますか?

まず始めに行ったことは、土日・夜に仕事をしないこと前提に、自分の仕事の時間を組み直すこと。受ける仕事と受けない仕事を、意思を持って選別すること。これをやらないと自分が倒れちゃうなと感じたので。笑

現在は、裁量労働で働いていますし、子供の熱や急なことがあれば、家で作業をしていることもあります。

また、現在のチームは様々なバックグラウンドを持っていることもあって、私が母親であること、代わりに作業することに対して、とても理解をしてくれているんです。なので、連絡は取ること可能だから、この作業お願い出来る?みたいに、いつも頼りに出来る安心感があります。

後は、ママ友がいることが心強いですね!保育園に通っている子供のお母さんて皆働いている。だから、急な仕事が入ったりすることに理解がある。だから、ママ友同士で「OK! 私が代わりに迎えにいく!」みたいなことが出来ているんです。

 

まあ、そうは言っても日々綱渡りなんですけどね。笑

だからこそ、何か起きそうだなという予兆を逃さないように、常にアンテナを張っておく。事前にその予兆に気付いた時は、ことが起きる前に手を打つんです。例えば、子供が今日熱はないけどなんか元気ないなと思ったら、その場でおばあちゃんの明日の予定を押さえておくとか。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、”子供の意見を聞くこと”。あなたはどうしたいの?といったは、常に問うようにしています。自分で考えることを大切にしたいと思っているので。

仕事面では、先程述べたこととも少しかぶるのですが、”時間の使い方”。子育てをしているからこそ、この”時間の使い方”は常にとても意識しています。

 

また、2つに共通して言えるのは、”公私混同”にするということ。育児だから、仕事だからという決まりきった壁は置かない。これは、昼夜関係ない映像業界にいたからこその考え方かもしれませんが、私の座右の銘にもしています。

一緒に雑魚寝してけんかもして、何でも言い合える関係だからこそ、良い仕事が出来ていたんです。その感覚を現在も、育児でも仕事でも大切にしたいです。母親だからわかること、子供も私がこの仕事をしているからこその発見や出会いをどんどん共有したいです。

 

 

お仕事である「360度VR」のこれが面白い、ということを教えてください!

何よりも、まだまだ可能性が無限に広がっているのが、面白いです。360度が当たり前の将来が待っているかも!と想像するだけでもワクワクします!

後は、映像製作に携わってきたからこそ、一般の映像との違いに魅力をとても感じています。360度の世界って目の前だけではなく、空間そのものを演出するんです。視聴する人に見る視点任せるという点が、一般の映像との大きな違い。相手に味わってもらう「空間」を与えられること、視覚なのに感情に直接訴えられることが、とても面白いと思ってます。

 

 

外国籍メンバーもいるチームをまとめているそうですね。大変そうですが実際どうなんでしょう?

はい、結構大変です。日々挑戦してます。笑

スコットランド人、アメリカ人含む、国籍も多様なメンバーで構成されているチームなので、チームビルディングは常に課題です。その中で、 私がメンバーとのやり取りで心がけているのは2つ。良し悪しの判断は明快かつ厳格にすることと、一方で伝え方は柔らかくすること。 あと、座右の銘の「公私混同」の実践

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

今のチームで大きなプロジェクトを完成させたいと思っていて、今はチームで移動展示会みたいなことが出来たら良いなと思っています。皆がびっくりするようなとんでもなくすごい世界感を創り上げたいんです。

後は、やっぱり360度動画の世界をどんどん広げていきたいですね。今は、VRクリエイターアカデミーを通じて、クリエイターの育成に取り組んでますが、クリエイターが増え、コンテンツが増えた先には、VRが当たり前の存在になっているんじゃないかと。しかも、自分がその未来を作っている一員でいる。そんな未来、想像するだけでワクワクします。

 

プライベートでは、家族旅行に行きたいです。笑 旦那さん忙しくて、なかなか長期の休みがずっと取れていなくて…上の子が今年から小学生になって、今まで以上に色々なことやものに触れて出会ってもらいたいなと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

働くママが特別なんて思う必要ないですよ。

心にも体にも、状況に応じた柔軟さがあれば乗り越えていけると思う。一番大事なのは職場にも家庭にも笑顔を持ち込むことなんじゃないでしょうか。

 

2017年8月4日 0 comment
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