今回のインタビューは、FMOH!(前fm OSAKA)のラジオDJ大塚由美さん!
昨年11月にパワーママ関西にて開催した「ワーママフェスタ」では番組に呼んで頂いたり当日も遊びに来てくださったり。
人気ラジオDJとして多忙な毎日を送りながら、昔からの夢だったフェアトレードのお店も2017年にオープンさせた由美さん。
なぜこのタイミングでお店オープンを決めたのか、日本ではまだ認知度の低い「フェアトレード」に対する想いとやりたいことを叶えるスタンスについてお伺いしました!
プロフィール
・氏名:大塚由美
・所属事務所:SAY
・職種:ラジオDJ・パーソナリティー
・簡単な経歴:
大学在学中からラジオパーソナリティとしてMBSラジオやFMOH!(前fm OSAKA)をはじめ様々な番組を担当してきました。27歳の時、ふと自分が仕事を楽しめていないことに気づき、全番組を降板。バックパッカーの旅に出ました。アウトプットばかりで枯渇してしまい、エンターティメントを届ける人間としてこれでは長く続かないと感じ、1つだけ自分の好きなことをやろうと決め、アフリカや中東、アジア圏と1年4ヶ月かけて各地を巡る旅にでました。帰国後、やはりおしゃべりの仕事がしたい、自分が経験してきたことをアウトプットしたいという思いからちょうど声をかけてくださったFMOH!(前fm OSAKA)の番組で復帰。現在はラジオパーソナリティをしながらフェアトレードのお店も運営しています。
・居住地:大阪市西区
・ご自身の年齢 :41歳
・お子様の年齢 :4歳
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
現在はラジオパーソナリティとして週3本のレギュラー番組を担当しています。番組以外にも情報収取のため、映画やライブ、取材に行ったり、ゲストの方のCDを聞いたり表には出ない仕事もたくさんやってます(笑)またこの4月からフェアトレードのお店「pamojah(パモジャ)」をオープンしました。週2回はアルバイトの方に手伝ってもらっていますがなるべくお店にも顔を出すようにています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
朝の番組の日は3時過ぎ起きで準備をして出勤します。
番組以外の日も朝方です。5時には起きてラジオを聴きながら朝の支度、息子を送り出し、取材やデスクワーク(原稿書きやブログなど)お店に立ちます。
夕方6時に息子を迎え、晩御飯、お風呂と済ませたら息子と一緒に9時過ぎには就寝。
朝型に変えてから、深酒もしなくなり(かなりの酒好きです)1日を有効的に使えるようになりました。朝型、オススメです!
ラジオDJとして活躍されている中、なぜこのタイミングでフェアトレードのお店を始めようと思われたのですか?
タイミングですね(笑)私いつもそうなんです。やりたいなって思ったことはいいタイミングで必ずチャンスが巡ってくる。そのチャンスが巡ってきた時のためにしっかり準備しておく。これは常に意識しています。
今回も先に物件が決まりました。「お店やりたいって言ってなかったっけ?一軒空き物件が出たみたいだけど」って。
今のお店は自宅から自転車で10分の場所。これはやるしかないって飛びつきました。
フェアトレードは日本では知名度が低いですが海外では広く知られている貿易のしくみです。開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指すというもの。
一人旅してた時にお世話になった海外の方々に何か恩返しがしたいなとは漠然とずっと思っていました。発展途上国支援といっても完全なボランティアだと継続的に支援することは出来ないし自分のモチベーションも保てない。そう思っていた時にフェアトレードという仕組みを知ったんです。
昔から買い物が好きだったこともあり、もし次に何かやるならフェアトレードのお店をやろう。そう決めていました。そしたらちょうどいいタイミングで話がきて。
私のお店には生産者の顔がわかる、可愛いものしか置きません。それは私が選んだ”いいもの”を買って頂きたいから。
そしてストーリーを買って頂きたいからです。
どうせ同じお金を払うなら誰が何のために作ったものなのかわかった上で購入するほうが楽しいと思いませんか?そして気に入って買ったものが海の向こうの誰かの役に立っている、そう思うとその商品を大切に使えると思うんです。
ありがたいことに色んな方のご縁でこれまでラジオパーソナリティのお仕事を続けてくることができました。
でもどこかでもっと魂としてやりたいことは別にあるような感覚がずっとあったんです。今、フェアトレードに関わることが出来て、本当に魂をかけてやっている感があります。多忙ではありますがとても充実しています。
出産して、何が一番変わりましたか?
自分より大切なものができたこと。
私、愛されたかったんじゃなかった、愛したかったんだ!と気づけたこと。(くさいですが)
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
お店での出来事ですが、お客さんに息子がたどたどしくもしっかりと「このピアスは牛の角でできています」と説明していました。息子に直接説明したことはなかったので、私がお客さんと話しているのを聞いて覚えたのだと思います。ちゃんとみてくれているんだなぁと感激したのと同時に、見くびっているのはいつも大人で、子供の能力や可能性は凄まじいものがあるんだと感じました。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
子供ともっと一緒にいたい、でもやらなければいけないこと、やりたいこともいっぱいすぎて時間が足りないことですかね。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
育児で大切にしていることは、できるだけ多くの体験を共にし、いろんなことに興味を持ち、様々な感情を一緒に味わおうと必死です。笑。いずれ私とは一緒に行動しなくなるでしょうが、いつもどんなものにも興味をもって、その物や事柄を味わい、その素晴らしさを素直に表現できる人になってほしいと思います。
仕事で大切にしていることは、いつも新鮮な気持ちで取り組むこと、面白がること、出会いを大切にすることです。
今後の目標やプランを教えて下さい!
この年齢になって自分の長所がやっとわかってきた気がします。
私は職人にはなれないけれど、その素晴らしさに感動し、それを伝え広めるお手伝いはできる。
好奇心のアンテナと、感動する心を磨いて、そしてこれからはもっと知識を広げ深める努力もしていきたいです。
それはおしゃべりの仕事にも、フェアトレードの仕事にも繋がると思っています。
最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。
子育てって素晴らしい、子供はたまらなく愛おしい。でも母になったらもちろん様々な面で制約が出てきます。
でも!やりたいことを諦めるのは勿体無い。
「あれもしたいこれもしたいもっとしたいもっともっとしたい」(byブルーハーツ)でいいと思います。
チャンスがあったら手を伸ばしてみて、やってみたらなんとかなる。
やってみてから考えたらいいんじゃないのかな。
周りに迷惑をかけるから、、、と心配をするより、周りに迷惑をかけたら、その倍でお返しをしよう!という気持ちでいたらいいのかなと思います。
いつかお返ししますから!(笑)
(インタビュー:井本)