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パワーママ・パパインタビュー

パワーママ・パパのインタビュー

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今回ご紹介するは、化粧品の製造・販売を手掛けるBCLカンパニーの宣伝部でデザイナーとして活躍する渡部あすかさん。1歳の女の子のママです。
出産育休から復帰後は、新たな商品の発表会でデザインを担当するなど、時短勤務ながらやりがいのある毎日を送っているそう。ご自身もスタッフとして参加しているという「ママの視点でこどもの毎日を考える」プロジェクトについても伺いました。

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プロフィール

・氏名:渡部 あすか(ワタベ アスカ)

・会社名:株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー

・職種:デザイナー

・簡単な経歴:美術大学卒業後、広告制作プロダクションのデザイナーとして勤務。その後、BCLカンパニー入社。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :36歳/1982年生まれ

・お子様の年齢 :1歳3ヶ月/2017年生まれ

・ワークスタイル:時短勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの宣伝部にて、デザイナーしております。ブランドビジュアルやWEB、SNSの制作・ディレクションを始め、デザインが必要な色々なツールに携わっています。普段は9時半~17時頃まで働いています。

 

 平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:45 起床・自分の身支度、洗濯

7:30 子供を起こして検温、子供の身支度。保育園の支度と自分・子供の食事。

8:30 出勤

9:30 勤務開始

17:00 勤務終了

18:00 お迎え

18:15 お風呂掃除、夕飯の支度

19:00 夕飯、子供と遊ぶ、片付けなど

20:30 入浴

21:30 子供の寝かしつけ

 

出産して、何が一番変わりましたか?

時間に対する意識と体調管理です。

前職では夜型のライフスタイルで、働く時間の長さにも頓着しなかったのですが、今は保育園に合わせた子供の生活リズムを作るために、最低限の時間管理をするようになりました。

体調管理は、家族の誰が具合悪くなっても毎日を回すのが大変になってしまうので、食事・睡眠・衣服の調整など出来る範囲で気をつけています。寝込まない程度の風邪はよくひきますが…!子供は1歳過ぎてから、少し体が強くなってきた気がします。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事面では、仕事へのモチベーションを変わらず保てていることが、大きな気づきでありもっと成長していきたいと力の湧く感じがしました。

育児に集中したくなったり、生活が回らなくて辛かったりするかと思いましたが、公私ともに色々な人が助けてくれている今の環境が、この気持ちを保てているのかなとありがたく思っています。

育児面では、保育園のおかげで親の力だけではできないような子の成長や学びを日々感じるし、離れている時間がある分、子に対して少し余裕を持って接することができるのでこちらも幸せなことです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

いずれもかけられる時間が限られているので、どちらかに集中して時間を取りたいなと思うことはあります。仕事が詰まっている時期は、どうしても時間に余裕がないことが出てきますし、育児では、乳幼児期の成長は思っていた以上にあっという間で、見逃していないつもりでも数ヶ月前の写真を見てもう一度抱きしめたい…と少し切ない気持ちになる時があります。

 

それをどうやって解決していますか?

仕事では、朝の家事・育児は夫に任せて早く出社したり(通常もここは夫の役割です)、お迎え~夜の面倒を両親に頼む日を作ったりしています。

育児では、毎日24時間一緒にいたら、余裕を持って接することも出来ない日があるはずと割り切って、今の環境をありがたく思い、一緒に過ごせる時間に目一杯愛情を注ごう…と考えています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

手を抜けるところと抜いてはいけないところの見極めでしょうか。

仕事は、自分がイニシアチブを取らなきゃいけない部分はしっかり進める、チームの別の人の仕事の範囲は完全にお任せする、などです。

育児は、子供の気持ちをまず受け止める・尊重してあげながら、親のどちらかだけが大変さを抱え込むことがないよう、夫と協力することを大事にしています。

 

お子さんが1歳ということですが、お仕事復帰後の印象的な仕事はありますか?

産休後のタイミングに、社内でママの視点でこどもの毎日を考えるプロジェクト「ママラボ」が立ち上がり、私もスタッフとして参加しています。

「ママラボ」の活動の第一弾として、世界中で愛されているフランス生まれの乳幼児向け玩具“キリンのソフィー”から誕生した日本初登場の、赤ちゃんから使えるスキンケア「キリンのソフィー コスメティックス」の広報や販促、店頭展開の活動をしています。

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BCLカンパニー『ママラボ』

 

私は、1月末にあった発表会会場内のデザインを担当し、復帰後の仕事としては(サイズ的にも!)大きなものの一つとなり、ブランドの世界観を広いスペースでいくつものタッチポイントで表現できる、とてもやりがいがある仕事でした。

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2019年1月の発表会

 

ママの視点でこどもの毎日を考えるプロジェクトとは素敵ですね!
渡部さんご自身の経験も活きていますか?
また、ママラボの次の展開なども教えてください。

プロジェクトで「キリンのソフィー コスメティックス」を扱う前に、歯固めの玩具を出産祝いで頂いていました。子どもも私もとても気に入り、お出かけの際はいつも一緒です。世の中のママ&子どもたちにも人気な商品であることを、このブランドを通じて知りました。
プロジェクトが始まり、キリンのソフィーがついたキーホルダーを持ち帰った時に 、鍵掛けにかかっていたソフィーを見つけた子どもが、嬉しそうに指をさしていて!
こどもにとってもソフィーを認識している!と驚いたこと、そしてこのキャラクターを立たせてプロモーションを展開したら、小さな子どももママも共に、親しみを持って手に取ってくれるだろうと実感しました。
その後のコスメキッチンさんで開催したブランドローンチ発表会の制作や、プロモーション立案などに役立たせることができました。

ママラボでは、まずは3/1に発売したばかりの「キリンのソフィー コスメティックス」のブランドをしっかり日本でも広める活動を進めて行きたいと思っています。
また、「キリンのソフィー コスメティックス」を軸にして、活躍しているママたち、活躍したいと思っているママたちと繋がって行きたいです。
ご連絡もお待ちしております!

BCLカンパニー公式Instagram
https://instagram.com/bcl_company_official/

BCLカンパニー公式Facebook
https://www.facebook.com/bclcompany

キリンのソフィー コスメティックス
https://sophielagirafecosmetics.jp/

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今後の目標やプランを教えて下さい!

会社の仕事の中で、デザインやクリエイティブの面でよりよくなる部分を探し、積極的に関わって行きたいと思います。

また、ITの分野でのデザインの役割や仕組みを勉強して、今のスタンダードや流行にしっかり追いついていきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

出産を経て、育児・仕事の両立の仕方やスタートする時期は千差万別で、人と比較しないでそれぞれのやり方でよいのだなと、色々なママたちを見て知ることができました。

身近な人だけでなく、こちらのサイトを含めたネットやSNSから元気や勇気をもらうことも多いです。

結婚や出産は道を閉ざすことではなく、新しい発見とパワーに満ちたものであることだなと思います。世の中はどんどん変化していますが、子供が大きくなった社会では、さらにどんな女性も(男性も)自分らしい生き方を選べる時代であるように、いち母として、いち社会人として微力ながら意思を持って働いていきたいと思います!

 

インタビュー:柴田 広夢

2019年4月2日 0 comment
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今回のインタビューは、FMOH!(前fm OSAKA)のラジオDJ大塚由美さん!

昨年11月にパワーママ関西にて開催した「ワーママフェスタ」では番組に呼んで頂いたり当日も遊びに来てくださったり。
人気ラジオDJとして多忙な毎日を送りながら、昔からの夢だったフェアトレードのお店も2017年にオープンさせた由美さん。
なぜこのタイミングでお店オープンを決めたのか、日本ではまだ認知度の低い「フェアトレード」に対する想いとやりたいことを叶えるスタンスについてお伺いしました!

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プロフィール

・氏名:大塚由美

・所属事務所:SAY

・職種:ラジオDJ・パーソナリティー

・簡単な経歴:

大学在学中からラジオパーソナリティとしてMBSラジオやFMOH!(前fm OSAKA)をはじめ様々な番組を担当してきました。27歳の時、ふと自分が仕事を楽しめていないことに気づき、全番組を降板。バックパッカーの旅に出ました。アウトプットばかりで枯渇してしまい、エンターティメントを届ける人間としてこれでは長く続かないと感じ、1つだけ自分の好きなことをやろうと決め、アフリカや中東、アジア圏と1年4ヶ月かけて各地を巡る旅にでました。帰国後、やはりおしゃべりの仕事がしたい、自分が経験してきたことをアウトプットしたいという思いからちょうど声をかけてくださったFMOH!(前fm OSAKA)の番組で復帰。現在はラジオパーソナリティをしながらフェアトレードのお店も運営しています。

・居住地:大阪市西区

・ご自身の年齢 :41歳

・お子様の年齢 :4歳

 

ゆみさんDJ

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

現在はラジオパーソナリティとして週3本のレギュラー番組を担当しています。番組以外にも情報収取のため、映画やライブ、取材に行ったり、ゲストの方のCDを聞いたり表には出ない仕事もたくさんやってます(笑)またこの4月からフェアトレードのお店「pamojah(パモジャ)」をオープンしました。週2回はアルバイトの方に手伝ってもらっていますがなるべくお店にも顔を出すようにています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

朝の番組の日は3時過ぎ起きで準備をして出勤します。
番組以外の日も朝方です。5時には起きてラジオを聴きながら朝の支度、息子を送り出し、取材やデスクワーク(原稿書きやブログなど)お店に立ちます。
夕方6時に息子を迎え、晩御飯、お風呂と済ませたら息子と一緒に9時過ぎには就寝。
朝型に変えてから、深酒もしなくなり(かなりの酒好きです)1日を有効的に使えるようになりました。朝型、オススメです!

 

ラジオDJとして活躍されている中、なぜこのタイミングでフェアトレードのお店を始めようと思われたのですか?

タイミングですね(笑)私いつもそうなんです。やりたいなって思ったことはいいタイミングで必ずチャンスが巡ってくる。そのチャンスが巡ってきた時のためにしっかり準備しておく。これは常に意識しています。

今回も先に物件が決まりました。「お店やりたいって言ってなかったっけ?一軒空き物件が出たみたいだけど」って。
今のお店は自宅から自転車で10分の場所。これはやるしかないって飛びつきました。

フェアトレードは日本では知名度が低いですが海外では広く知られている貿易のしくみです。開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指すというもの。

一人旅してた時にお世話になった海外の方々に何か恩返しがしたいなとは漠然とずっと思っていました。発展途上国支援といっても完全なボランティアだと継続的に支援することは出来ないし自分のモチベーションも保てない。そう思っていた時にフェアトレードという仕組みを知ったんです。

昔から買い物が好きだったこともあり、もし次に何かやるならフェアトレードのお店をやろう。そう決めていました。そしたらちょうどいいタイミングで話がきて。

私のお店には生産者の顔がわかる、可愛いものしか置きません。それは私が選んだ”いいもの”を買って頂きたいから。
そしてストーリーを買って頂きたいからです。

どうせ同じお金を払うなら誰が何のために作ったものなのかわかった上で購入するほうが楽しいと思いませんか?そして気に入って買ったものが海の向こうの誰かの役に立っている、そう思うとその商品を大切に使えると思うんです。

ありがたいことに色んな方のご縁でこれまでラジオパーソナリティのお仕事を続けてくることができました。

でもどこかでもっと魂としてやりたいことは別にあるような感覚がずっとあったんです。今、フェアトレードに関わることが出来て、本当に魂をかけてやっている感があります。多忙ではありますがとても充実しています。

出産して、何が一番変わりましたか?

自分より大切なものができたこと。
私、愛されたかったんじゃなかった、愛したかったんだ!と気づけたこと。(くさいですが)
子供と観戦

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

お店での出来事ですが、お客さんに息子がたどたどしくもしっかりと「このピアスは牛の角でできています」と説明していました。息子に直接説明したことはなかったので、私がお客さんと話しているのを聞いて覚えたのだと思います。ちゃんとみてくれているんだなぁと感激したのと同時に、見くびっているのはいつも大人で、子供の能力や可能性は凄まじいものがあるんだと感じました。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子供ともっと一緒にいたい、でもやらなければいけないこと、やりたいこともいっぱいすぎて時間が足りないことですかね。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児で大切にしていることは、できるだけ多くの体験を共にし、いろんなことに興味を持ち、様々な感情を一緒に味わおうと必死です。笑。いずれ私とは一緒に行動しなくなるでしょうが、いつもどんなものにも興味をもって、その物や事柄を味わい、その素晴らしさを素直に表現できる人になってほしいと思います。
仕事で大切にしていることは、いつも新鮮な気持ちで取り組むこと、面白がること、出会いを大切にすることです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

この年齢になって自分の長所がやっとわかってきた気がします。
私は職人にはなれないけれど、その素晴らしさに感動し、それを伝え広めるお手伝いはできる。
好奇心のアンテナと、感動する心を磨いて、そしてこれからはもっと知識を広げ深める努力もしていきたいです。
それはおしゃべりの仕事にも、フェアトレードの仕事にも繋がると思っています。

ぶどう狩り

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

子育てって素晴らしい、子供はたまらなく愛おしい。でも母になったらもちろん様々な面で制約が出てきます。
でも!やりたいことを諦めるのは勿体無い。
「あれもしたいこれもしたいもっとしたいもっともっとしたい」(byブルーハーツ)でいいと思います。
チャンスがあったら手を伸ばしてみて、やってみたらなんとかなる。
やってみてから考えたらいいんじゃないのかな。
周りに迷惑をかけるから、、、と心配をするより、周りに迷惑をかけたら、その倍でお返しをしよう!という気持ちでいたらいいのかなと思います。
いつかお返ししますから!(笑)

 

 

(インタビュー:井本)

2017年7月23日 0 comment
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後藤&NPOパンフ_cut170601

今回ご紹介するパワーママは、第二子出産後、勤めていた会社を退職しNPO法人で活躍されている後藤 愛さん。プライベートでは、5歳と1歳の男のママ。出産後自分のやりたいことを見つめなおし、新たな環境に飛び込んだパワーママ。なぜ、NPO法人に参加されたのか、また、家族を一番に思う理由は何なのか、後藤さんの熱い思いを伺いました。

 

プロフィール

氏名:後藤 愛

会社名:放課後NPOアフタースクール

職種:教育

簡単な経歴:大学卒業後、大手飲料メーカーでの工場広報などを経て、食品メーカーにてCSR部門の立ち上げ推進全般に約7年間携わる。第一子出産を機に、子どもの社会課題を解決したいとの想いが募り、社内で「食育プロジェクト」を立ち上げ、放課後NPOアフタースクールをパートナーとして選ぶ。第2子出産を機に、放課後NPOアフタースクールにジョイン。関西立ち上げ期のメンバーとして営業、広報など運営全般に勤しむ。CSRコンサルタントでもある。

居住地:兵庫県西宮市

ご自身の年齢:38歳

お子様の年齢:5歳(長男)、1歳5か月(次男)

ワークスタイル:自宅兼事務所。NPOの関西チーム3名は全員ワーキングマザーのため、打合せはスカイプを活用して時間の有効化を図る。

後藤&NPOパンフ_cut170601

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

放課後NPOアフタースクールは、日本の小学校の放課後改革に挑戦し、「社会で子どもを育てる」ことをミッションに活動しています。

具体的には、①安全安心な預かりと本物・多様な体験が両立するアフタースクールの展開と、②企業や行政と連携し、放課後の小学校施設(学童保育、放課後こども教室)を活用して、地域や企業の方々が「市民先生」として子どもたちに多様な体験を届ける活動、の2種類を実施しており、放課後を安全で豊かなものにしていくことを目指し活動しています。

http://npoafterschool.org/

これまで、東京を中心に50社以上の企業様と連携し、企業理念や特徴を考え、その企業「ならでは」の子供向けプロジェクトを一緒に構築して参りました。

東京では約10年ほど、関西は約1年ほど前から活動しています。

【関西企業様との活動例】

■不二製油様「食育プロジェクト」:http://npoafterschool.org/shokuiku/

■住友生命様「スミセイアフタープロジェクト」:http://sumiseiafterschool.jp/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

朝4時半起床。

朝一番のコーヒーを飲みつつ、6時半までひと仕事。メールチェック、返信、資料作りなど。

6時半 朝ごはんづくり

栄養を考えて和食!(ご飯、味噌汁、目玉焼き、野菜炒めなど)

7時  こどもを起こして

7時半 家族全員で朝食!

(企業人の時とはココが変わりました!以前は7時に家を出ていたので家族でご飯を食べることが無かったので、みんなで食べれることに感動してます、、、!)

8時  長男保育園へ(旦那が担当)

8時半 次男保育園へ(私が担当)

9時  仕事

ほとんど毎日、企業や行政様との面談。アポ。

ランチは外食、カフェでパパッと済ますことが多い。

18時  保育園お迎え(私が担当)

18時45夕食

19時半 子どもとひと遊び

20時  入浴

20時半 次男就寝

20時半 長男の習い事練習(バイオリン、ピアノ)

22時  長男への絵本読み聞かせ→長安&私就寝

写真 2017-05-01 キャンプ場3人で50

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

チョー朝型になりました!(4時半起床)

自分の時間は早朝のみ。静かにコーヒーを飲みながら過ごせるのが私の幸せ時間です!

子どもが起きている時間はできるだけ子どもと一緒に過ごしたいと思っています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

誕生日プレゼントでもらった長男からのメッセージカード、「ママ、おしごとがんばってね」は涙が出そうに嬉しかったです。自分の背中をそのように見てくれていたんだ、応援してくれていると思うと、よし!仕事頑張ろう!と子供から元気をもらいました。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

時間の遣り繰りです。ご飯をつくる時間が取れない(取らない?)、平日に子どもと一緒にもっと遊ぶ時間が欲しい、長男の習い事練習が毎日大変。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

夕食作りは、朝ごはん準備ついでに夕食を作る、帰宅後子どもにパンとかつまんでもらいながら準備する、バァバ(私の母です)に時折お願いする、で日々何とか遣り繰りしています。

習い事は、次男が寝た後にマンツーマンで毎日やっています。が、子どもは眠そう、、、。

写真 2017-05-01 キャンプ場ではしゃぐ兄弟2 50

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も100%仕事も100%で頑張りたい性なのですが、家族を一番に、というのを常に念頭に置いています。

育児については、旦那と同じ想いでやっています。それは、「自ら考え行動する力をつけること。」これさえあれば、日本でも海外でも、どこでもやっていけると思っています。言われてやる、親のレールに乗っかって進むなんて人生面白くないなーと思う考えからです。

具体的には、春から秋にかけて家族でキャンプに行き偶然の出来事を楽しむようにしています。

キャンプ場で出会う子どもたちに自ら声を掛けて、いつの間にか仲良く一緒に遊ぶ。これはいつも見る光景です。その他、火を使い、水を使い、自然とたくさん触れ合って自ら遊びを創り出して五感を刺激しています。

仕事では、「感謝の気持ち」を常に伝えるようにしています。NPOの仕事をして一層、人の繋がり、ご縁が如何に大切かを痛感しています。私たちの仕事に共感してもらうことに感謝し、何かしらしてあげたいと思ってくださる方々に感謝し、、、、。感謝ばかりです。

写真 2017-04-30 キャンプ場で楽しく遊ぶ兄弟50

二人目のお子さんを出産後、会社を退職し、NPOに参加されたとのこと。なぜですか?

2人目妊娠を機に、このままで良いのだろうかと、何度も何度も問いかける自分がいました。本当にやりたいことはなんだろう。何のために自分は働きたいんだろう。社会でどのように役に立ちたいんだろう。考え考え抜いた結果、いきついたのが放課後NPOです。自身で立ち上げた食育プロジェクトには格別の想いがありました。子どもたちの未来を明るくしたい、子どもたちに夢を持ってもらうことが出来る何かお手伝いがしたい。やはり放課後NPOしかないと。

 

昨年、関西学院大学大学院経営戦略学科のハッピーキャリアプログラムに参加されていたということですが、参加しようとしたきっかけは何ですか?

※ハッピーキャリアプログラム:関西学院大学で行われている、女性の持っている潜在能力を、それぞれの目標に応じて  伸ばし、生かしていくためのプログラム。キャリアをデザインして自分づくりからはじめ、働く力と生きる力を養成することを目的とした、文部科学省創設の「職業実践力育成プログラム(BP)」、および厚生労働省「専門実践教育訓練給付金」対象講座。

前職で経営企画部CSRに長年所属していたこともあり、経営学やMBAにとても興味がありました。が、子どももいるし、旦那からも反対されていて、ビジネススクールに行きたいけど無理かなという半ば諦めの気持ちでした。

第二子出産を機に、MBAに通うのは時間や労力も考えると難しいけれど、MBAなるものを半年間学べるハッピーキャリアプログラムがあると知り、子どもと仕事との両立は可能なのでは?!ちょうど良い!と思い、申し込みました。実際、仕事と並行して学校に通うのは大変でしたが、一生の糧となる良い財産となりました。学んだ内容を早速仕事で生かすことが出来ていますし、一緒に学んだ方々も、皆さん前向きなアグレッシブな方々で、一生の大切な仲間になるなと確信しています。今でも人生や仕事の相談をお互いし合い、励まし合っています。

写真 2017-04-29親子3人レストラン50

 今後の目標やプランを教えて下さい!

日本の明るい未来のために、子どもたちのために、とにかく今の仕事を関西に広げていきたいです!ご一緒してくださる企業様、行政様、ご一報お待ちしています!!!

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

人生は一生に一度しかありません。そして、今、今日が一番若いんです。何かやりたいな、と思っていることが少しでもあればぜひ実行に移しましょう!そうすることで、新しい発見、新しい人脈、新しい世界が待っていて、あー、行動して良かったと必ず思うことができる日が来ると思います。

インタビューby 森本 茜

2017年6月7日 0 comment
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田上智子さん

今回ご紹介するのは11月20日開催のワーママフェスタ関西のトークセッションにご登壇いただく方の一人、田上智子さんです。
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン株式会社で広報としてご活躍中の田上さんは管理職となられてから出産・育児をご経験され、海外への母子赴任もこなしてこられました。時には家族以外の協力を得て活躍されている田上さんのワークスタイルや海外での子育て、家事環境についても伺ってみました。

 

田上智子さん

田上智子さん

 

プロフィール

・氏名:田上智子

・会社名:プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン株式会社

・役職名:広報渉外部 シニアPRマネージャー

・職種:広報渉外

・簡単な経歴:
神奈川県出身。東京大学卒業後、1995年P&G日本法人に入社。ヘルスケア、ヘアケア事業部でブランドマネージメントを担当。
2000年、P&G日本法人のヘアケア製品広報部を立ち上げる。2002年、管理職へ昇格。2006年出産、1年間の育児休暇のほとんどを夫の赴任先のロンドンで過ごす。2007年職場復帰、2012年からシンガポールにて、アジア本社ホームケア事業部広報リーダーとして、日中韓、ASEAN、オセアニア全10カ国の広報戦略作成・危機管理を担当。2015年、帰国後現職。シンガポール母子赴任を経験した一児の母。

・居住地:兵庫県神戸市

・ご自身の年齢 :44歳

・お子様の年齢 :10歳

・ワークスタイル:在宅・コンバインドワーク(会社で勤務している時間と、自宅で勤務している時間を合算して勤務時間と計算する仕組み)を活用したフルタイム勤務。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

P&Gはアメリカが本社のグローバル企業で、主に生活用品を製造・販売している会社です。現在私はその中で、家事にかかわる製品(洗剤(アリエール、ボールド)、柔軟剤(レノア)、台所洗剤(ジョイ)、消臭剤(ファブリーズ)など)の事業部に所属し、製品広報を担当。地域としては日本と韓国を担当しています。具体的には、各製品のよさやよりよい使い方をお伝えするためのPR活動を企画・実行したり、メディアなどの会社外からのお問い合わせに対応するチームを率いています。
仕事柄、社内の研究開発担当や社外の家事の専門家の方々から家事アドバイスなどをまとめることも多く、実生活でも非常に役に立っています。(P&Gマイレピサイトhttps://www.myrepi.com/ )

チームのメンバーと

チームのメンバーと

ワークスタイルとしては、週一回の在宅勤務、コンバインドワークを活用するフルタイム勤務です。東京への出張は月に一、二度程度、それ以外はほとんど定時前後に帰宅しています。社内外との会議はWEBシステム上で行われることがほとんどのため、出張先、自宅などどこからでも参加可能で、このシステムに助けられている部分は大きいです。 上司はシンガポールやジュネーブにいる外国人なので、夜の電話会議が月に数回あります。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:15  起床、リラックスタイム (時には散歩、エクササイズ、ストレッチなども)

6:45 朝食準備、朝家事

7:00 子供が起床、朝食、朝勉(夫が在宅時は夫が担当)、

7:50 子供学校へ出発

8:15 出社

8:45 会社到着

9:00-16:00 会議、電話会議、ビデオ会議

16:30 退社、夕食の買い物

17:00 帰宅、夕食準備

19:15 子供、塾から帰宅、夫、帰宅、夕食

20:00 夫に子供を任せて夜家事(子供の話を聞く、勉強に付き合う、一緒に散歩に行く、お風呂などは、夫在宅時は彼の担当)

21:00 ヨーロッパチームと電話会議

21:30 子供就寝

22:00 会議終了、仕事のフォローアップ

23:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の都合や希望はとおらないことを受け止められるようになったこと。

仕事では、出産前はいわゆるモーレツ管理職で自分にもチームには厳しかったと思いますし、家庭でも「こうでなくちゃ」と自分の主張を夫にもしていたと思います

今も周りからどう見えているかわかりませんが、自分の中では少しは一歩引いて考えたり譲ったりできるようになったと思います

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

一番は、世界が広がったこと。関東出身で、神戸で就職し、モーレツ社員(笑)でしたので仕事以外の友人は数えるほどしかいなかった私ですが、保育園・小学校・そして社内でできたママ友たちはかけがえのない友人です。特に保育園時代は、お兄ちゃんお姉ちゃんのいるママたちがいろいろアドバイスをくれたり、夫婦ともに出張となった緊急時にお友達の家に泊めていただいたりと本当に助けられました。年長の夏に退園し、シンガポールに母子赴任することになったときには、学年全体で送別会をしてくださり、号泣の中、40人以上に見送っていただきました。また、シンガポールでも、インターナショナルスクールでさまざまな国籍のママ友ができ、今でも交流が続いています。

仕事上では、優先順位をクリアにし、メリハリをつけて効率化することができるようになったと思います。特に保育園時代に「園がしまるまでに会社を出なければならない」というプレッシャー、いつ突発的に会社を休まなくてはいけなくなるかもしれない、ということから、優先順位の高い仕事は前倒しにしたり、会社にいる時間を有効に使えるようになり、それは今も続いています。また、いろんなチャレンジを前向きにしてみるきっかけになりました。

私は何事にも慎重派で(周りからはそうは言われないのですが笑)海外赴任に関しても何度か会社からの打診を断っていました。子供の小学校入学が近づくにつれ、「小1の壁」なんていう言葉も聴くようになり、どうしようかと思っているときにシンガポールへの赴任の話がありました。夫からの「仕事上も子供の教育上もまたとないチャンス」というアドバイス(というか力強いプッシュ)もあり、また本人が「英語のお友達と一緒に学校に通ってみたい」といい、先にシンガポール駐在をしている同僚ママたちからの住み込みメイドさんとの暮らしのお話にも後押しされ、シンガポールへの赴任、子供を帯同してインターナショナルスクールに入学させるという大きなチャレンジに一歩を踏み出すことができました。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

保育園時代は、子供の突然の体調不良で急に出社できなくなったりすることで、チームメンバーに迷惑をかけているという気持ち、かつては一緒に「モーレツ」だった同僚に比べて貢献していないのではないかという罪悪感がきつかったです。また仕事で疲れてしまって、子供に十分向き合えていない、という罪悪感もあり、一日中心の中ですいませんといっていたように思います。

共働きが普通のシンガポールでの暮らしを経て、罪悪感はだいぶ減ったのですが、今度は子供が大きくなり勉強、友人関係も複雑となることで、外注できない、親でなければ対処できないこと、が増えているように思います。また、子供は小さいときからお母さん仕事で大変そう、と思っているので、いろいろ我慢しているようにも思います。

 

それをどうやって解決していますか?

人と比べないこと、よそと違うことをよしとすること、完璧を目指さないこと、を自分自身に言い聞かせています。幸い、夫がそういう人で、他と比べることをしない人なので、私も見習って少しずつ罪悪感をへらしながら、逆に私が働いているからこそできること、をありがたいと思うように心がけています。また、なにより子供の成長を日々感じることで、できていないことでなく、できたことを感謝できるようになりました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、「子供の話をよく聞くこと」「ママが笑顔でいること」を心がけています。100%はできてはいないのですが、親に余裕がないと、子供に向き合うことはできないと思うので、仕事も家事も育児も満点を目指すのではなく、あわせて100点くらいを目指したらいいや、位の気持ちで子供には向き合うようにしたいな、と思っています。

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ご家族との家事育児分担、アウトソース利用等はどのようにされていますか?

子供が保育園時代は保育園近くのファミリーサポートさんに本当にお世話になりました。朝早く出張に出るときは保育園開園時間まで預かっていただいたり、東京からの最終新幹線で帰ってきて、0時ごろに、寝ている息子を抱いて帰宅したことも何度もありました。子供が病気になったときは、夫と分担して仕事を在宅に切り替えて対応しました。夫のほうが調整してくれることが多かったように思います。またどうしても二人とも出勤しなくてはいけないときは小児科に併設の病児保育室を活用しました。その小児科は家から車で30分くらいかかる少し遠い小児科でしたが、病児保育室にスムースに予約できるよう、日ごろからその小児科に通い、いつも前日には予約しておきました。

シンガポール赴任時代は住み込みでフィリピン人メイドさんを雇い、24時間体制でバックアップしてもらえたのが心強かったです。学校・習い事の送り迎えも、家事もお任せできたので、私は仕事、学校の行事や子供の宿題といった重要なことだけに専念できました。

帰国してからは、メイドさんもいないし、夫も仕事で多忙を極め、出張が増え、何度かパニックになりかけました。しかし子供がもう10歳になるので、かなり自立して自分ひとりで塾や習い事に行けるようになったこと、短い在宅時間でも夫が洗濯や食器洗いなど、できることは積極的にかかわってくれていることで今はペースがつかめています。また、機械でできることはすべて任せる、をモットーに、食器洗い機、洗濯乾燥機、ルンバ(掃除用とモップがけ用併用)を毎日フル稼働しています。

現在、育児に関しては、近所のママ友に心苦しいほどお世話になっています。歩いて2,3分のところに同学年の仲良しの男の子が数人いて、しょっちゅうお宅にもお邪魔しています。私は出張のお土産くらいでしかお返しできなくて、申し訳なく思っていますが、「ご恩送り」でいつか誰かにこの恩返しをしたいと思っています。

家庭内では、双方の実家が遠方のため、夫と二人で分担しています。学習面は夫と教科ごとに分担したり、週末には私と子供は一緒にテニススクール、夫と子供は卓球に通ったり、いつも三人一緒でなくても分担しながら息抜きをしています。夫は子供の人としての成長に関してはほぼ100%担当してくれて、とても仲良し父子です。

ただ、シンガポール時代に比べると自分の自由な時間に限りがあり、もう少し家事の外注などを検討したいと思っているところです。

 

 

マネジメントで気をつけられていること、注力されていることはありますか?

他部署・代理店も含めて、「私はチームを引っ張るのではなく後ろから押す」をモットーにしています。日頃からチームのビジョンを示し、共有すること、何か障害があるときには乗り越えるための助言をし、チーム全員がそれぞれ自分で障害を乗り越えられるような「考える力」を授けること、さらに細かい点で意見が違うときは自分が飲み込むこと、を心がけています。それから、”忙しすぎるイメージ”を払拭し、若手からも「声をかけやすい雰囲気を保つ」ことを大切にしています。また、何か達成したときにはメンバーを名指しで大きくお祝いするようにしています。一方で管理職にしかできない、グローバルチームへのアピール(笑)、人員増加提案、予算提案、他部署への要請、自分のチームの査定などに関しては全力で取り組んでいます。産後復帰した際にはすでに管理職歴5年だったので、そういったメリハリのある働き方を推し進めることが可能でした。それは私の両立生活の助けになっていると思うので、仕事と育児の両立にはあえて早めに管理職を目指すよう後輩には助言しています。

 

海外母子赴任はいかがでしたか?

海外母子赴任なんて考えてもみなかったのですが、今振り返ると、シンガポールの3年間はかけがえのない人生の経験だったと思います。「自分には無理」と思いがちな私ですが、「やってみてだめならそのときに考えよう」と夫に後押ししてもらったからこそできた選択でした。すでにシンガポールに赴任していた友人や同僚、新しく知り合った友人たち、そして日本に残した夫(やそれを理解してくれた義理の両親や親族)に支えられた三年でした、仕事でも私生活でもいろいろ苦しかったこと、大変だったことも多かったですが、子供がさまざまな国のお友達を通じて多様性を小さいうちから肌で感じる体験ができたことを含め、チャレンジしてよかったと思っています。

シンガポールにてママ友と親子で

シンガポールにてママ友と親子で

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方 に向けてメッセージをお願いします。

私も会社に入った最初の5年くらいは、社内にもなかなかロールモデルのような先輩は見つけることができず、社内や雑誌で見る「そういう人」はすごい人・特殊な人だと思っていました。あるとき、仕事で知り合った某出版社の編集長で、自然体で素敵な女性に、「子供を生まなくて後悔している人はいても、生んで後悔している人は私の周りにいないよ」といわれたことはひとつのきっかけでした。幸い、私より数年前に子供を生んだ社内の後輩が数人おり、私は彼女たちのアドバイスを参考にすることができました。数人の仲間ができたこと、また当時の社長や役員のワークライフバランス推奨の波に乗って、一気に社内に「働く母もいていい社内文化」が広がったように思います。このインタビューにお声掛けいただいたとき、私は正直ためらいましたが、少しでもほかの方に、「普通に働いて子供を育てる」ことに向けて一歩踏み出すお手伝いができればと思いました。完璧じゃないからこそ、参考になるかな、と思うので、皆さんも完璧を目指さず、自然体の働く母ネットワークでご一緒できれば幸いです。

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インタビューbyゆもとりえ

2016年11月14日 0 comment
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今回ご紹介するのは、屋外で、躍動感にあふれた自然な家族の姿を取るために「ルカフォト」を立ち上げたパワーママ、宮川理恵さんです。
理恵さんの撮る写真は、とっても温かくて柔らかい印象を受けます。撮影中の理恵さんは、時には椅子に登ったり、地面に寝そべったり…と、ベストショットを撮るために努力を惜しみません。そんないつでも真剣勝負の理恵さんの子育てや仕事に対するメッセージをどうぞご覧ください!

 

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プロフィール

・氏名:宮川理恵

・会社名:ルカフォト

・役職名:代表

・職種:カメラマン

・簡単な経歴:写真館の家庭で育つ。結婚式場の写真スタジオで修業ののち、フリーカメラマンへ。自身の子育てをきっかけに、屋外で家族の遊ぶ姿を撮る「こもれび写真ルカフォト」を立ち上げる。また、「家庭のアルバムから手ブレをなくす!」をスローガンに、ママ向け写真教室も主宰。現在二児の母。

・居住地:神戸市

・ご自身の年齢 :38

・お子様の年齢 :7歳と2歳

・ワークスタイル:独立

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ご家族の記念写真を公園で撮っています。

現在、記念写真といえば、ドレスとヘアメイクのついた子ども写真館が多いです。

私は親の代からのカメラマンで、自分の子育て中にママ友親子を撮って非常に喜ばれたことから、「自然な家族写真を安く広く提供する」をモットーとした「ルカフォト」を立ち上げました。

単価を安くするために、一日で同じ場所に多くのご家族に集まっていただく「公園撮影会」形式にしました。日時と場所はホームページで告知し、ファミリーは都合のいい時間を予約でき、撮影料1万円前後で20カットのデータをお渡ししています。

このサービスは口コミで広がり、3年間で1000組以上を撮影しました。

経済産業省近畿経済産業局の女性起業家応援プロジェクト「LED関西」第2期ファイナリスト。ABCテレビ「キャスト!」、読売テレビ「ten」、西宮ラジオFM出演、デイリースポーツオンライン、ヤフーニュース、などに掲載。

ルカフォトホームページ http://www.rukaphoto.com/

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6時 起床

7時 夫のお弁当作り、子どもたちの朝食、洗濯

8~9時 子どもの登校、保育園送迎

9時 車移動

9時半 スタッフと現地で打ち合わせ

10時 撮影開始

12時 撮影終了

13時 帰宅、休憩しながら撮影データコピー

14時 パソコン編集作業

15時 小学生帰宅、ママスタッフが子どもを連れて来宅。制作作業開始

17時 晩御飯準備、保育園お迎え。ママスタッフと子どもたちも一緒にカレーパーティ

18時 ママスタッフ帰宅

19時 お風呂

20時 子ども就寝、パソコン編集

21時 夫帰宅、夫の食事用意(カレー)、パソコン編集

23時 就寝、パソコン編集

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の自由時間がなくなった

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

・ルカフォトさんに撮ってもらった写真をみると、子育てしていてよかったとか、夫婦喧嘩が収まったといったメッセージをもらえるのですが、自分も同じ子育て世代なので、そのような役に立てていることがとてもうれしいです。

・小学校の懇談で、「娘さんはお母様のお仕事を誇りに思っていらっしゃいますよ」と言われたこと。

 

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

赤ちゃんの熱や、自分の妊娠などで、撮影予定が崩れること。

 

 

それをどうやって解決していますか?

・ママスタッフで、自宅にきてもらえる人を複数お声掛けした

・夫と話し合った

・カメラマンと提携した

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児:なるべく、子どもの世界で楽しんでもらうようにしています。

スタッフはみんなママなので、みんなの子どもは仕事部屋に立ち入らず遊びます。

幅広い年齢層が集まりますが、上の子がよその小さな子供を面倒みたり、兄弟げんかを友達がとめたり、いい循環ができていると思います。

仕事:プロの技術を提供するために、日々勉強です。

また、写真は撮影時と同じくらい編集が大事なので、パソコン作業に力を入れています。

父が大阪で写真館を30年以上続けていて、品質とともにお客様への誠実さは町から信頼をうけていたので、その姿勢を崩さないようにしたいと思っています。

 

 

ご家族との家事育児分担はどのようにされていますか?

平日は夫の帰宅が遅いので、すべて私が担当です。

土日は撮影があるので、夫に子どもたちを任せます。

初めはお互い不満で喧嘩が多かったですが、夫の不満の内容を考え、自分が変わることで、夫が夜ご飯を作ってくれたりキッチンを片づけたりしてくれるようになりました。

夫婦仲を改善しようと思うと、まずは自分が変わらなければならないのですね。

 

 

夫婦仲を改善するために、ご自身のどのようなところを変えましたか?

私は、ケンカを買わないことから始めました。

そうすると、ケンカがヒートアップしなくなりました。

それから、私の物腰が柔らかだと、こちらの非が減ります(笑)

私の課題は、相手の要望を理解するところです。

先に汲み取ってあげられないところが、まだまだだなぁと思います。

と言いつつ、麦茶のパックをヤカンから出すように言われていたのにできてなくて、今日も夫に怒られちゃいましたけど(笑)

まだまだ発展途上ですが、今まではそれすら気付かず、全て戦ってきたので、これからちょっとずつ丸くなっていけたらいいなと思います。

 

子育てをしながら「ルカフォト」を立ち上げられましたが、どのように運営されていらっしゃいますか?

ママスタッフが10人くらいいます。

みんな得意なことが違います。

起業に必要な、経理・人事・PCシステム・売り上げ計画、、そして家事育児、子どもの熱の緊急対応、出張で保育園に間に合わないとき、すべてママスタッフのチカラを借りています。

30代女性は、過去にバリバリ仕事をこなしたあと、育児をしています。機転が利き、スペシャリストの技を、子どもが幼稚園の間だけルカフォトのために使ってくれます。

私が20年かけてやってきたことは、撮影だけ。経理もPCシステムの構築も売り上げ目標も立てれません。すべて、スペシャリストのママたちがやってくれています。

起業ですべてを自分でやるのは不可能です。

母になると、なおさらです。

ルカフォトは、子育てママの力が集まって成り立っています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

私事ですが、先月、入院をしました。

撮影会中止をだし、たくさんのお客様にご迷惑をかけ、カメラマンが自分一人ではいけないことに気づきました。

信頼しているプロカメラマンさんにお願いし、業務提携していくことで、安定した撮影サービスを提供していくことが、側近の課題です。

 

東京での撮影会も開催しています。

全国各地で撮影会ができることが、この先の目標です。

 

 

最後に、メッセージをお願いします。

3つの視点から、簡単に。

1つめは、起業することについて

起業は大変なことですが、やりがいがあります。

利益を出すのは難しいです。

子どものとき、ファミコンのRPG「ドラクエ」が大好きでしたが、今リアルにその世界に入り込んだようです。

仲間を探し、武器を集め、強い敵に立ち向かう感覚です。

ママスタッフの力が集まって、叶わないような夢に道がつながっていくのは、人生をかけて取り掛かる価値があると思っています。

 

二つ目は、母として。

私の両親も自営で、いわゆる放任主義の家庭で育ちました。

さびしいと思ったのは、運動会に来てもらえなかったことだけ。お友達は親や祖父母とお弁当を囲み、私は忙しいフリをしながら姉をグラウンドで探しました。

運動会は撮影のトップシーズンで、絶対に仕事なのはわかっていたので、恨んだことはありません。働く親が自慢でした。

自分のやることに関して、すべて応援してくれました。

その代り、私が決めたことだから全力でやりなさい。後悔はするなと。

「やりたいことを全力でやる」ということを、子どもたちに態度で示せる母親になりたいと思います。

 

3つ目は、妻として。

夫と仲良しが理想です。

それなのに、ケンカをよくしていました。起業すると、悪化しました。

あるとき、「パパへの接し方変えたら、関係よくなったよ」というママスタッフさんの言葉を、ケンカ勃発の瞬間に思い出して、言い返すのをやめました。

そしたら、そのケンカは起きなかった。

それを2~3日続けると、夫も穏やかになってきて。

解けない難題の答えが見つかったような気がしました。

話しを聞くだけで、くみ取っていなかったのは、私も同じだった。

 

起業して夫との関係が壊れるのは、私が目指す結果ではないのです。

起業すると、撮影だけしていたお勤め時期が、懐かしく思います。

 

2016年10月29日 0 comment
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今回ご紹介するのは、家事と仕事の両立に挫折した経験から働くママを支援する「NPO法人ワーキング・マム」を設立した西谷知美さんです。パワーママ関西の過去のイベントでもワーキングマムさんに託児をお願いしてきましたが、柔軟で臨機応変な神対応をしていただけました。
第一印象は、淡々としていてクールな印象ですが、人情深く、とっても熱い彼女。女性が働きやすい環境になるために、行政に働きかけたりと日々奮闘しています。そんな西谷さんの魅力がつまったインタビューをぜひご覧ください!

 

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プロフィール

・氏名:西谷知美
・会社名:NPO法人ワーキング・マム
・役職名:代表理事
・職種:NPO法人代表

・簡単な経歴:
大学卒業後、奨学金返済のため、保険会社へ入社。しかし、自分が興味のあった出版業界への思いを捨てきれず、出版系の会社へ転職。転勤族の夫と結婚後、福岡、名古屋の転勤族ライフを経て、長女の小学校入学を機に定住へ。夫が単身赴任の中、家事と仕事の両立に奮闘するも挫折。自らの経験を基に主婦が働くママを支援する団体NPO法人ワーキング・マムを設立。北摂エリアを中心に一部、大阪市内でも活動している。

・居住地:大阪府
・ご自身の年齢 :43歳
・お子様の年齢 :15歳(高校1年生)、12歳(小学6年生)
・ワークスタイル:NPO法人の活動が勤務型ではないので、フリーランスに近い。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

お子さんの一時預かりや習い事送迎、土曜学童など、通常の保育施設では対応できないことに対して、有償ボランティアという形で同じ地域に住む主婦がサポートをしています。最近では、PTA活動の代行などの依頼もあり、昭和型の生活スタイルや母業が現代のワークスタイルに合わない「歪み」を日々の活動を通じて痛感します。

また、企業セミナーへの保育スタッフ派遣、講師活動支援など、団体維持のため、サポート活動内容は多様化しています。

日々の活動はワーキング・マムのブログから
http://ameblo.jp/arafomaman/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床 お風呂(1時間くらい)
6:00 朝食やお弁当、その他家事
(10:00まではブログ更新やその他、事務作業など)
10:00 セミナー保育など
12:30 昼食
(16時まではスタッフとの打ち合わせや夜の仕事に備え、夕食作りなど)
16時~19時までサポート活動
19:00 夕食と家事
(曜日によっては、20時まで夜間預かり)
21:00 夫の食事準備
22:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の時間がまったくなくなったこと。ただそれも、下の子どもが小学校入学したのを機に十分確保できるようになりました。
また、子どもが大好きだったのですが、長女が難しい子どもだったので(食べ物につられない頑固なタイプ)育児書にあてはまらない子育てのつらさ、転勤族のため、実母に頼れない孤独な子育てを経験し、子育ては個人でするものではなく、いろんな人がかかわりあって成し遂げるものといったように、子育て感ががらっと変わりました。

 

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子どもとバカンス

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私は物事をテキパキこなせるタイプなので、長女の幼児期は専業主婦だったこともあり、かなり手をかけていて、自主性に乏しい子どもになりかかっていましたが、9年前に働き始め、しかも夫が単身赴任になったので、手伝いを頼まざるを得ない環境となり、子どもたちには「自分でできることは自分で」と教育方針を変更しました。先日も長男は修学旅行の準備は自分でできましたし、長女も簡単な調理はできるようになってくれて、バリバリ仕事をするのにあたって、本当に助かっています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

団体を立ち上げたきっかけにもなりましたが、子どもの病気でも休めない。下の子が通っていたのが、無認可園(インターナショナルスクール)だったので、長期の休みの時の預け先には困りました。残業もできず、大事な会議も出たり出なかったりで、同僚とのコミュニケーション不足にもなって、離職する原因になったことも。

 

それをどうやって解決していますか?

解決できなかったので、子育て支援の団体を立ち上げました。笑
私の場合、下の子どもが小学校入学してからの起業だったので、低学年のうちは仕事も少なく、バランスよく対応できていました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

子どもが成長してしまった私だから言えるのですが、親が深く関わるのは10歳まで、または小学校卒業まで。ですので、それに気付いてからは、子どもと関わる時間をなるべく確保するようにしていました。もちろん仕事をしているので一緒に過ごす時間そのものは少ないですが、夜はいったんパソコンは閉じて、一緒にテレビを見ながら他愛のない話をしたり。子どもが巣立った時に後悔しないような過ごし方を心がけています。
仕事は、ママたちが安心してお子さんをお任せしてもらえるように、かゆいところに手が届くサービスを徹底しています。悩んでいる場合は相談に乗ることも多いですね。

 

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ママ向け講座の様子

 

女性が活躍する社会とはどのようなものだと思われますか?また、そのためには今後の日本はどのように変わる必要がありますでしょうか?

保育の多様化ですね。女性が活躍している先進国、ヨーロッパの中でも、特にフィンランドにはさまざまな形の子どもを預かる制度があります。働き方も多様化している中で保育だけが遅れているので、ワーキング・マムへの需要は高まっているのだと思います。オーダーメイドまではいかなくても、多額の税金をかけずに安心安全な保育は可能だと証明することで、多様な保育制度が広がればいいと思います。

実際、今の保育園制度では、独身の保育士しか正職員として勤められないシステムのため、キャリア形成もできないので、保育の質も高まりませんし。お子さんたちにとっても不幸なことだと思います。

 

仕事と子育てのほかに、何か趣味や気分転換にすることはありますか?

学生時代からテレビっ子で、ドラマ鑑賞はかなりマニアックです。笑

脚本家やプロデューサーからチェックしたりもします。Facebookでたまにドラマへの辛口コメントもアップしているので、興味のある方は友達申請してくださいね。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

長女の時から一向に改善されないのが、保育園と学校の対応時間の違いです。
緊急の依頼は、ワーキング・マムで対応しますが、今後は今までの活動実績から、行政への働きかけを強化していきたいと思っています。
まずは、地元の摂津市でワーキング・マム土曜学童への助成の実現です!

 

最後に、メッセージをお願いします。

パワーママインタビューに登場されている方たちより、少し先輩ママになる私からは、やはりお子さんとの関わり方を大切にしてほしいと思います。女の子だと10歳くらいで家族より友達・・・となってしまうので(関西あるあるですと、中学生からはユニバーサルスタジオには友達と行くのが当たり前)、多少、自分時間は犠牲にしても子ども優先で。今は、映画もカフェも行きたいときに行けていますから、私。

 

 

2016年10月29日 0 comment
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荒木智子さん

 

今回ご紹介するのは理学療法士として、大学で後進への指導をしながら女性のセルフコンディショニング指導をされている荒木智子さん。
荒木さんはご自身だけでなく、ご夫婦ともに出張も多く、スケジュールが不規則なお仕事。
ご実家も離れていて、いつも頼れる状況ではありませんが、家族で「できることはみんなやる」と決めてお互いが助け合っているライフスタイルについても伺いました。

荒木智子さん

荒木智子さん

 

プロフィール

氏名:荒木智子

・会社名 神戸国際大学リハビリテーション学部助教/一般社団法人WiTHs代表理事

・職種:理学療法士

・簡単な経歴:

大学卒業後、東京の総合病院へ就職。脳卒中、整形外科、心疾患のリハビリテーションに従事したのち、大学院でスポーツ医学を専攻。病院や施設での臨床経験、スポーツクラブでのパーソナルトレーニング、市民ランナーやアスリートのサポートなどを経て、現在は大学で理学療法士の育成に取り組んでいる。地元神戸で全世代の女性の健康増進を目的に、セミナーの開催やパーソナルコンディショニングを行っている。

・居住地 神戸市東灘区
・ご自身の年齢 36歳
・お子様の年齢 7歳
・ワークスタイル フルタイム(裁量労働制)

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大学卒業後、東京の総合病院へ就職。脳卒中、整形外科、心疾患のリハビリテーションに従事したのち、大学院でスポーツ医学を専攻。病院や施設での臨床経験、スポーツクラブでのパーソナルトレーニング、市民ランナーやアスリートのサポートなどを経て、現在は大学で理学療法士の育成に取り組んでいる。地元神戸で全世代の女性の健康増進を目的に、セミナーの開催やパーソナルコンディショニングを行っています。

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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00-5:30 起床。仕事の積み残しが多いときはもう少し早く起きます。

5:00-6:00 メールチェック、仕事の確認

6:00-6:30 家事(洗濯)、朝食等の準備

6:30      夫、娘起床。朝食

8:00     大学へ出勤(週1回は学外で勤務)

~授業や会議、随時学生への対応。~

17:00-18:00頃 退勤。買い物したり、まっすぐ帰ったり。

19:00       夕食

20:00-21:00  ゆるゆるとした時間を過ごす。(家族との貴重な時間)

21:00-22:00頃 入浴

22:30       ほぼ就寝(娘と寝落ちること多々。)

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

嫌いだった子どもが大好きになったこと。妊娠出産もスムーズに行ったわけではなかったので、子どもを授かること、についてとてもたくさんのことを学びました。そして、自分の子どもだけでなく、子どもみんなに対して関心を持つようになりました。今となっては我が子はもちろん大好きですが、子どもを見てはフワ~ッとしたやわらかな気持ちになります。

仕事をしているかどうかということで生き方を考えなくなったこと。仕事は今も好きですが、子どもがいても仕事はできる、自分らしい生き方を選択できるということを知ることができ、視野が広がりました。子どもを通して、生き方を考えると、子どもはとても無垢で、原点に戻るような気持ちになります。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

彼が超不規則な仕事かつ家事能力が私よりも高い部分もあるので、明確な分担はしていません。協力という範囲ははるかに超えていて、「できることはみんなやる」という感じでやってます。私が我が家を時折「合宿所」と呼ぶ所以でもあります(笑)。お互い支えられて何とか成り立っている感じがします。

 

ご夫婦共に時間が不規則なワークスタイルで、ご出張もこなされていますが、どのように乗り切っておられますか?

夫は平均して長ければ月半分家にいない、年間の休日も数十日程度、という生活を数年続けてますが、それでもできることは沢山あって、私や娘をいろんな面でサポートしてくれています。
お互いの予定を共有し、出張や夜出かけたりするときはファミリーサポートやシッターさんをお願いすることもあります。
私の不在が数日に及ぶときは夫や私の両親にもサポートしてもらうことがあります。
仕事が最優先、とはなかなかなりませんが、いろんな方々の力を借りながら、我が家は回っている、という感じです。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

自分一人では出会えなかったご縁に沢山恵まれたこと。千葉に住んでいたときにスリールさんの「ワーク&ライフインターンシップ」の受け入れ家庭をして、家族ぐるみでお付き合いできる大学生に出会えたこと。子どもを通して知り合えた方はたくさんいらっしゃいます。貴重な出会いがたくさん。育児をすることで、地域との関係もできてきて、娘のおかげで世界が広がったと感じています。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

大変なのは「時間のやりくり。」「夫婦そろって不規則なことが多く、家族の時間をあまりもてないこと。」なので、短い時間でも一緒にいる時間を大切にしています。また、できるだけコミュニケーションを密にとるようにしています。

夫の仕事柄、月の半分は不在、年間の休日も不規則な生活が再開するので、家族一緒にいられる時間はより大切になってくると思っています。一緒にいられない時間が少ない分、仕事をしている姿を見せることもたびたびあります。「一緒にいられない時間はこんな風に過ごしているんだよ」と。そうすると娘も仕事に興味を持ってくれるようになり、少しずつですが、理解してくれてもいるようです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児については、「元気でいること」「嘘をつかないこと」「人を傷つけないこと」「何事も全力で楽しむこと」の4つを大切にしています。(一つに絞れず・・・。)仕事では、「客観的な視点をもつこと」を一番大事にしています。世代の違う学生を数多く相手にする仕事なので、なるべく自分の感情よりも客観的な視点をもつことを大切にしています。

 

これからの目標を教えてください。

理学療法士という仕事はまだまだマイナーな職種でもあり、まずは我々のできることを知ってもらうことをもっと進めていきたいと思っています。病気やケガのリハビリテーションだけでなく、実は予防もできるし、一人一人に対してもっともっと元気になっていただくためのサポートを「運動」を通して、もっと貢献できると考えています。

現在運営している一般社団法人でも「元気な女性を増やす」ことを目標にしています。今後は様々なボディワークと医療の距離を縮めるような仕事もしていきたいと思っています。このあたりの目標を達成するために、どんどん地域に出ていってまず「理学療法士を知ってもらう」ことを進めていきたいです。

 

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では、最後にサイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

私自身、これまでも今も試行錯誤しながら日々暮らしています。キラキラしているばかりではなく、泥臭い日々ではありますが、それもまたよし、としてここまで来ました。夫とまだ小学生になりたての娘と暮らしていても、やりたいことはできる、と信じています。

娘が生まれる前から今まで三度の二重生活も経験しながら、確実にわかったことは「子育ても仕事も家族だけのものではなく、みんなで共有しながら、互いのパワーを出し合って、どれも頑張れて楽しめるはず」、ということ。これからはそういう世の中になったらいいなと思っています。この記事をご覧になっている皆様ともぜひともそんな形で交流できる時があればいいなと思います。日々楽しみましょう~~~!

 

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インタビュー by 湯本理絵

2016年3月3日 0 comment
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北嶋紀子さん

今回のパワーママインタビューは3人のお子さんを育てながら、弁護士として相談や案件に関わるだけでなく、大学で後進の指導や社外役員として活躍されている北嶋紀子さん。

北嶋さんは通常業務以外にも大阪弁護士会の男女共同参画推進本部に所属し、弁護士が仕事と子育てや介護を両立できる活動もされています。ご自身の経験から得たことや思いを込めて作成に携わられたハンドブックについても伺いました。

北嶋紀子さん

北嶋紀子さん

2015年10月21日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは同志社大学で助教を務める酒井絢美さんです。酒井さんは、大学院生の時に妊娠・出産を経験され、その後博士号を取得し、大学教員の道へ進み、助教に昇進されたパワーママ。仕事柄、国内外の出張も多いですが、家族の協力の元、お仕事と家庭を両立されています。
そんな酒井さんのモットーは「なったかよう」。一体、どんな意味なのでしょうか?とっても前向きで自然体の酒井さんのインタビューをお楽しみください!
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プロフィール

・氏名: 酒井 絢美(さかい あやみ)
・会社名: 同志社大学商学部
・役職名: 助教
・職種: 大学教員
・簡単な経歴:

大学卒業後、修士課程に進学して24歳で結婚。

博士課程に進学し、博士1年目(25歳)の時に出産。

1年間の休学の後、復学して博士号(経済学)を取得し現職に至る。

 

・居住地: 京都市

・ご自身の年齢: 30歳

・お子様の年齢: 5歳

・ワークスタイル(フルタイム/時短): 一応、フルタイム(時間の融通は利く時もある)

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 

いわゆる、大学の先生です。といっても、仕事内容はあまり知られていないのではないでしょうか。大学教員の仕事には、大きく「教育」と「研究」の2つがあります。教育は、大学での講義(授業)です。私は会計学を専門としていて、これまでには簿記会計や財務管理論、国際会計論などを担当してきました。今は大学での学びの土台となる初年次教育の科目にも携わっています。一方、研究活動の方では、文献調査やデータ分析などをもとに新たな知見(発見)を得て、論文の執筆や学会発表を行います。その過程では他大学の先生と共同研究をしたり、研究会に出席してディスカッションをしたりもします。私は特に会計監査やコーポレート・ガバナンスの問題について研究しています。

 

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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

6:30 起床

7:30 子供起床,一緒に朝ごはん

8:30 保育園に登園

9:00 勤務開始

担当講義以外の時間は、研究室にて講義準備や論文執筆など

18:30 保育園にお迎え

19:00 夕食

20:00 お風呂

21:30までに(なんとか)子供就寝

23:00 夫が帰宅

01:00 家事、仕事などが一段落ついたら就寝

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

 

正直、出産前はあまり子供が好きではなく、むしろ苦手な方でした。ですので妊娠した時も「将来もし子供に手をあげることがあったらどうしよう…」なんて本気で心配していたのですが、今ではすっかり子供大好きに!我が子を溺愛するのはもちろんのこと(笑)、仕事での外出時でも子連れの方を見ると微笑ましくなって温かい気持ちになったり、ついつい「何か手伝えることはないかな~」と思ったりしてしまいます。独身時代の自分とは真逆で、想像もつかなかったくらいの変化です。

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ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

 

夫がものすごく多忙なので、家事は基本的には私がやるようにしています。授業や研究会、打ち合わせ等の時間は動かせませんが、それ以外はやることをやっていれば比較的自由なので(その「やること」が非常に多いのが困りものなのですが…)。ただ、夫の方が逆に家事の分担が不平等になっていると思っているようで、洗濯や食洗機など“放り込むだけ”パターンの家事は率先してやってくれています。

育児に関しては、夫は完全に遊び担当!私は運動がからっきしダメなので、虫捕りや魚釣り、サッカーなど私にはできない遊びをしてくれるのが嬉しいです。自分にできないことを夫がしてくれると惚れ直しますね~(笑)。今年の夏は、ベンケイガニ2匹とたくさんの川魚が新たに家族に加わりました。

 

 

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年に数回の海外出張をされていますが、育児をしながら初めて海外出張した時の気持ちや家族とのお話を教えてください。

 

思い起こせば海外出張は息子が4歳の時が最初でしたが、それまでも学会発表などで国内出張が多くありましたので、海外ということ自体にあまり抵抗はありませんでした。国内出張で辺鄙なところに行く方が長い場合もありますし、Wi-Fi環境さえあればスマートフォン等でいつでも連絡がとれますしね。むしろ初めて宿泊を伴う国内出張があった時の方が、息子がまだ1歳だったので、寝かしつけは大丈夫かな?寂しがってないかな?など色々と不安が大きかったように記憶しています。

ちなみに出張中の保育園の登園は夫に、お迎えは実家にお願いしています。幸い実家が近所なので、出張中はお迎え後の夕飯もお風呂も実母に任せっぱなしです。息子もすっかり実母になついてしまい、出張でない時でも頻繁に実家に行きたがります…(笑)

 

 

女性が会社で組織で活躍、キャリアアップするために必要なスキルやマインドはありますか?それは何だと思われますか?

 

身も蓋もないかもしれませんが、周囲の理解と応援。これに尽きると思います。私の場合、大学院生の時に妊娠・出産しましたので、博士課程の指導教授に妊娠の報告をすることになったのですが、その時「僕には子供がいないから現実問題どうなのかというところをよく理解できていないけれど、できる限りの配慮はしたいと思っているので何でも言ってほしい」という言葉をいただきました。そして実際、研究会やミーティングなども幾度となく子供関連のことで欠席しましたが、嫌な顔ひとつせずに受け入れてくださいました。

また、さきほどの質問にもありましたけれども、実家にはかなりお世話になっています。出張や子供の病気の時はもちろん、年中行事や地元のイベントなど事あるごとに段取りや諸々の手配をお願いしたり、必要なものを揃えたりもしてもらっています。まだまだ分からないことが多かったり準備に手が回らないこともあるので、本当に助かっています。

ただ、周囲の理解は待っていても自然に得られるものではないですので、自分で環境を整えていく努力は必要です。やるべき事はきちんとこなして日頃から信頼されるに足る仕事をしておくこと。そして何より、感謝の心を態度に表すことだと思います。

 

 

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出産したことでご自身の研究活動に変化はありましたか?

 

今までは時間の制約が無く1日中研究のことだけを考えていれば良かったのに、出産後は脳の大半を子供のことが占めるようになり、研究に費やせる時間も大幅に制限されるようになりました。ですが、それによって、かえって時間効率は飛躍的にアップしたという実感があります。○○時までにここまで進めよう、という区切りが立てやすくなりましたし、子供の急な発熱などに備えてすべての仕事を前倒しで進めるようになりました。結果として、周りの評価も出産後の方が高くなり、良いサイクルが築けているのかなと思います。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

一言で言うと、世界が広がったこと。たとえば保育園で息子と同じクラスのママは皆とても多才で、自分とは全然違うタイプの人もいるので、子供を持たなければきっと知り合うことも無かったんだろうな~などと、ふと感じることがあります。そんな人達と子供を通じて知り合えたことで、ものの見方が変わったり、そんな風に考えれば良いのか!と新たな発見があったりして、私自身の人としての深みが増したような気がしています。このことは本当に幸せなことだなぁと思います。

 

 

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育児&仕事をしていて大変なことはありますか?それは何ですか?

 

最も大変なのは、職業柄、講義や学会発表に関して代わりがきかないこと。子供の体調不良でも講義だけは休めませんし、学会発表に穴をあけでもしたら、とんでもないことになってしまいます。それと、研究会や学会の開催が土日祝日のことが多く、保育園がお休みの時に夫や実家頼みになってしまうこと。特に、来年には息子が小学生になるので、学校行事が重なってしまわないかとビクビクしています…。

 

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

 

根本的には解決できないです(笑)。…が,子供との時間も大切なので、私が居なくてもどうにかなる仕事は、思い切ってお断りするようにしています。結局のところ何を優先するのかは自分次第ですので、時には割り切ることも必要だと思います。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児でも仕事でも、できるだけ相手の話をよく聞くことを心がけています。何か衝突した時でも、“なんでそう思うのか?”をトコトン尋ねると、相手の言い分の背後にある考えが理解でき、解決策が見つかることも多いです。
ただ、息子に関しては、それでも怒ってしまうことも多々ありますけどね…。そこは私が反省しないといけない部分だと思うのですが、我が家の場合、夫が私にも息子にもほとんど怒らない(でもダメなことはちゃんと叱ってくれる)という菩薩のような人なので、それを良いことに、全体のバランスがとれていればOK!ってことにしています(笑)。

 

 

これからの目標を教えてください。

 

10年や20年後、息子が自慢できるような母でありたいですね~。仕事であれ私生活であれ、身内の評価が一番シビアで的確だと思うので。
これまで色々とえらそうに述べてきましたが、私はいつでも好き勝手に生きてきましたし、今後もそのスタンスは大きく変わることはないと思います。その姿が、思春期や大人になってからの息子の目にどう映るのか、非常に興味深いです。

 

 

最後に、サイトをご覧の皆様にメッセージをお願いします!

 

京都の丹後地方の方言で、「なったかよう」という言葉があります。元々の漢字は「成った斯様」。状況に応じてその時々の判断での行動で、といったような意味合いです。一見すると投げやりにも思える「なったかよう」という言葉ですが、実はすごく良い言葉なのではないかと私は思っています。育児にしても仕事にしても、思い通りになることはほんの僅かで、結局“なるようにしかならない”ことの方が多いと思います。だからこそ、その時々で自分の価値観に基づき、できるだけ後悔のないように「なったかよう」で動けばそれで良いやん、と思うのです。

 

インタビュー by 小内 章子
構成 by 安原 愛

2015年10月1日 0 comment
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お子さんたちとカンパーイ!

今回のパワーママインタビューは知識ナシ、経験ナシから男性の多い業界へ飛び込み、家業を継いで会社経営される境順子さん。最近では家業のある大学生に事業継承についてお話されることもあり、ご自身の経験や学びを伝える機会も持っておられます。
「組織も家族もチームであることを意識している」という境さんがどのような思いで仕事や子育てに向き合っておられるのかを伺いました。

境 順子さん

境 順子さん

ご自身について教えてください。

・氏名:境 順子
・会社名・職種:株式会社 マスコール 代表取締役社長 (高圧ガス製造販売業)
・簡単な経歴:
女子高、女子大を出て産業ガスメーカーに入社。その後、自身が遣り甲斐を感じるアパレル関係で非正規社員にて働き始めたが、家業で人材不足だという父の声に、26歳で親孝行のつもりで家業である高圧ガス製造販売会社の医療部門に入社し、病院や肺疾患などの患者様へ在宅酸素療法のフォロー営業をしはじめる。その中で会社の経営状況が良くないことがわかり、家業の難しさと家族としての責任を感じて、30歳で常務取締役として会社の根幹である産業ガス事業に入る。翌年、3兄弟の末娘ながら、業界専門知識、社員との信頼関係、経営ノウハウもほぼ持っていないまま危機感だけで事業承継し代表取締役に就任。その後、結婚、2男児を出産、無いものづくしで継いだ家業も育児も体当たりの連続で9年目、現在も無知と向き合い続けながら、男性中心の業界で数少ない女性社長して、日々奮闘中。
・居住地:大阪市
・ご自身の年齢 39歳
・お子様の年齢 5歳、2歳
・ワークスタイル フルタイム(会社経営)

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

高圧ガスというとイメージしにくいかもしれませんが、病院での吸引用の酸素、お菓子の袋などが膨らんでいるのは酸化防止の窒素、炭酸温泉用の炭酸、とガスの用途は広く身近なものです。私は、そのようなガスを自社充填工場で用途に合わせて容器に小分けし配送販売し、お客様のガスの使用環境や機材設備などの保守や提供などトータルにご支援している、という会社の経営管理をしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

AM4時    自分時間(メールチェック、仕事の調整、家事の残り、自己研鑽の時間)
AM7時    朝食、保育園準備
AM8時 仕事準備(保育園への送迎は夫)
AM9時 仕事開始
PM6時 退社時間
PM7時 保育園お迎え、夕食買い物
PM8時   食事、お風呂、片付け、洗濯
PM9時45分 寝かしつけ(絵本や一日にあったことを話しながら一緒に寝ることが多い)

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

仕事が精一杯に大事だったところで、出産して小さな家族がとても大事になりました。そのふたつをなんとか大切にしようとする場合、私の場合はけっこう睡眠も大事だと気づいて、出来るだけ6時間は寝るようにしています。また、限られた時間の中で工夫は悩むところですが、今まで大切だと思ってきた細かなこだわりや習慣、価値観はずいぶん変わった気がします。(例えば、服や靴は好きで雑誌を見たりウィンドーショッピングしたりする時間が至福だったのですが、今はどちらも一切せず買い物は必要な時にほぼネット購買です。試着もせず買うなんて昔ではあり得ませんが、やってみると失敗もしますが気になりません(笑))時間に迫られて見直すたびに今までのこだわりが削げていって、案外こだわりが少ないことに気づき自分で驚いています(笑)

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

家事や育児の明確な分担はしていません。夫は結婚前から起業していて仕事時間を大事にしているので、普段は朝方になることも多く、その中で家事や育児を役割で分担してもらおうとすると、家庭内がかえってギクシャクしてしまって…(笑) それから、夫には「普段はできる時に出来ることをしてもらう」「困った時は協力してもらう」というスタイルです。次男が生れてからは、物理的に困ることも多くなり、溜まっている洗い物やごみ捨て、子ども服の洗濯なども気づいたら進んでやってくれるようなりました。また、3歳になった長男とのコミュニケーション時間にしたいと保育園の朝の送りを夫から申し出てくれました。子ども達に関わる分だけ夫もできる事が増え、子どもをお風呂に入れることもできるようになり、今はずいぶん助けてもらっています。そして、子ども達も嬉しそうだし夫自身も父としての役割を楽しんでいるように見え、私もそんな家族の変化が嬉しいです。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

私は、仕事を考えだしたらずっと頭が仕事のことばかりになり気持ちの切り替えが下手だったのが、保育園のお迎えと同時にその思考は見事に強制終了させられます(笑) 真っ直ぐに向かってくる子ども達の前では片手間な想いは通用しないことを教えられます。気持ちにメリハリをつけ「限られた時間の今を大切にして向き合う」という大切な事を教わっているなぁと思います。

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

毎日の時間のやりくりが大変に感じることは多いです。特に、子ども達の成長のサポートや私自分の挑戦の時間など、実際やってみると時間が足りなかった時に焦ったりイライラしてしまうことがあります。 緊急の体調不良やアクシデントではないけど今重要だと感じる投資時間に対して、自分で時間を捻出できない時、実家の親や夫も可能な限り協力してくれますが、これから家族それぞれの挑戦の時間や親の体調などを考えると戸惑いもあり、将来的にはいざという時にために家族以外でサポートしてもらえるような外部の体制(家事代行やベビーシッターなど)も、先輩ワーママ達に教えてもらいながら考えていこうかと思っています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

基本的には、いろいろな人から学ぶことと、気づきから主体的に変化していくことは大事にしています。でも最近、私のせっかちなところで気づきがありました(笑) 何かとすぐ早く決断しなきゃ、解決しなくちゃ、って焦ってしまうところがあり、失敗もしています。だから、組織も家族もチームだと意識しておくことを今一番大事にしています。チームとして共有したり共感したりする時間を丁寧に持つことで、部下に決断を任せて自己実現を支援できる上司でいたい、子ども達の自立や成長を信じて応援できる母でいたい、というところに近づけるよう意識的に頑張っています。「反応ではなく対応を」を戒めに、私の中の忍耐力を鍛え信頼の心を育てていきたいと思っています。

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男性中心の業界の中に自ら入ろうと思ったきっかけはありましたか?また入られてからご苦労されたことや良かった!ということがあれば教えてください。

事業を継ぐと決めた際は、経営状況が良くなかった危機感からだけであまり他を想像できませんでした。後に、男性中心業界で「女に何ができるの?」などの言葉に徐々に意識するようになりました。業界でリーマンショックの影響が出だした頃、潮目が変化し、社会全体が「今までと違う感覚」を求めた結果、興味を持っていただいたのかもしれません、話かけてくださることが増えました。そういう意味では、未曾有のリーマンショックは私にとっては悪いばかりではありませんでした。また、そこから業界組織内での異質の有効性にも興味を持ち、ワークライフバランスコンサルタントの資格を取得し、組織の在り方について勉強しています。その中で、色々な業界でのケースと、多くの素敵なワーママとのつながりができ、元気と勇気をいただいている点もとても良かった点です!

お父様の事業を継承する中で大変だったのはどのような点ですか?

ひとつは、財務状況が良くない中だったので、後継者としての目線で創業者の父を説得し会社の健全化を図っていくことが大変でした。もうひとつは、親子だから故に経営再建の間は特にいろんな気持ちになってしまい、つい余計な議論になったり、冷静でいるために適度な距離を保とうとするのに苦労しました。
でもその時期を経て今、父はチームの心強い一員として尊敬できる存在です。

家業のある大学生が事業について考える授業にも登壇しています。

家業のある大学生が事業について考える授業にも登壇しています。

これからの目標を教えてください。

まだまだ私自身がマスコールをチームと位置付けたばかりですが、これから、私たちらしいチームカラーを模索していきたい。その中で、BCM【事業継続マネジメントシステム】で想定外に強い対応力、QMS【品質マネジメントシステム】でお客さんにとって最適な品質、WLB【ワークライフバランス】で働く皆の仕事の質の向上を可能とし、お客様に「安心、安全、快適」を提供しつづけていきたいです。

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

大変だと感じる状況下でも、私は思い切って進んでみることでその状況の見え方も変わってくることを経験しました。もし、今の困難に諦めそうになったり無理だと思っていることにも、目をそらさず向き合う勇気と、自分を信じて挑戦してみることで、違う景色に変化することもあります。いづれにしても、皆さんが今日も良かったと思える充実した一日となりますよう、ワーママ仲間として応援し私も励んでまいります!

 

お子さんたちとカンパーイ!

お子さんたちとカンパーイ!

2015年9月24日 0 comment
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広告業界での営業を経験したのち、自営でサロン運営やベビーマッサージ講師、イベント企画など複数のお仕事を同時進行で取り組んでいらっしゃるもうすぐ三児のママ。

お話していると、ママである私や子供たちを優しく見守ってくれるような、心地よい気持ちになります。そんな大らかで、自然体な小内さんのインタビュー、みなさんも「小内さんワールド」を体感してください♪

 

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プロフィール

・氏名:小内章子(こうちのりこ)
・会社名:活動名義 aura d’ange(オーラドンジュ)、ベビーマッサージb’e b’e d’ange(べべドンジュ)
・役職名: 主宰
・職種: サロン運営、オーラソーマプラクティショナー、ベビーマッサージ講師、イベント企画

・簡単な経歴:
22歳 大学在学中に海外で過ごしたいと思い、中国天津に1年間語学留学
23歳 大学卒業後、イベントを中心とする広告会社に就職
入社後6か月で、新聞広告を中心とする広告会社と合併し、転籍
素晴らしい先輩たちに恵まれ、社会人の基礎を学ぶ
25歳 転機が訪れ、インターネット広告会社に就職
29歳 オーラソーマに出会う、休日に学び始める
30歳 結婚
32歳 長女出産
33歳 長女を保育所に預けてフルタイムで職場復帰
35歳 インターネット広告会社退職、そのあとすぐに長男妊娠、サロンを借りる
36歳 長男出産、ベビーマッサージを学ぶ、サロンの活用を模索するようになる
37歳 長男の保育所に預けてフルタイムでオーラソーマ、ベビーマッサージ講師、イ
ベント企画の仕事をすすめる
サロンだけではなく、外部の場所をレンタルしてイベントすること多数

・居住地:京都市
・ご自身の年齢 :38歳(1977年生まれ)
・お子様の年齢 :6歳(2009年生まれ)、2歳(2013年生まれ)
・ワークスタイル:自営業

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

大きく分けて3つの分野で仕事をしています。
1つめは、イギリスのカラーシステムであるオーラソーマのプラクティショナーとしての活動です。

主に自分のサロンにて、対面で行います。
色のついた100本以上の瓶を見てもらい、インスピレーションで選んだ4本の瓶に含まれた色から、クライアント様の今の置かれている状況をお伝えするものです。
いろいろなアプローチがありますが、私は「自分の現在位置を知る」ということを意図してコンサルテーションしています。
妻として、母として、社員として、娘として・・・忙しい女性のクライアント様が多いです。
自分の現在位置を知ることで次の一歩へのヒントが得られる、と好評です。
クライアント様が自分自身の美しさ、魅力に改めて気付き、イキイキ輝かれるのを見ていつも感動しています。

 

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2つ目は、ベビーマッサージの講師としての仕事です。
2人目の子供を出産してから学び始めました。
レストランを貸し切りベビーマッサージをしてから、ゆっくりランチを食べてもらう時間を取っています。ベビーマッサージという名前ですが、私は講師としてはベビーよりもママの方を向いていると思います。ママがベビーマッサージを通して赤ちゃんと触れ合い、育児に自信を持てば、子育ての楽しさが倍増すると感じているからです。ですので、ママがゆっくりランチを食べて、あれやこれやとお話する時間は本当に大切だと思っています。
ベビーマッサージは私のライフワークの一つです。

 

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3つ目はイベント企画です。もともと、イベント中心の広告会社に勤めていたこと、また長くインターネットの広告会社に勤務していたことがすごく役に立ち、子供を抱っこしながらイベントを企画してきました。

イベントのコンセプトは「おとりよせ」「おたがいさま」です。
「おとりよせ」は、自分の気に入った講師やワークショップなどを京都に誘致する活動です。つまり、全国の講師やワークショップを京都に「おとりよせ」するのです。私がやるべきことは、「おとりよせ」に見合う集客です。これには、広告会社での経験が大いに活きています。

「おたがいさま」は、お子様と一緒に参加できるイベントの開催です。出産して発見したことの一つに、ママは一人で出かけたい方ばかりではない、ということがあります。子供と一緒にお出かけしたい、というママはすごく多いです。

ということで、お子様連れでも参加できる講座や映画上映会などを開催しています。
お子様連れのママはそうでない方にもちゃんと配慮し、お子様を連れていない方はお子様連れの方に配慮できる、そんな「オトナ」な場を目指しています。
最新の「おたがいさま」イベントは8/28に開催する「みんなの学校」自主上映会です。

 

子育てを楽しもう!
京都オーラソーマ&ベビーマッサージとイベント企画
http://auradange.com/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、食事、子供の登園支度
8:30 保育所送り出す(ほとんど夫が送って行ってくれます)
9:00 サロン出勤
10:00 オーラソーマコンサルテーション、イベント準備など
18:00 帰宅、夕食の準備
19:20 子供たち保育所から帰宅(ほとんど夫がお迎え行ってくれます)
19:30 夕食
20:30 お風呂21:30 子供たち就寝
23:00 家事など終了したら就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

1人目、娘を出産したときに大きな変化を感じました。
一番の変化は自分の人生の優先順位が大きく変わったことです。
出産前は「仕事、会社」が私の人生を大きく占めていましたが、出産したことにより「子供、家族」が私にとって圧倒的に一番大切なものとなりました。
以前はワーカーホリック気味でしたが、良い意味で仕事への執着がなくなり精神的に楽になりました。同時に、仕事を楽しめるようになりました。仕事が今の私を作り、今の自分と家族を支えてくれていることに、感謝できるようになりました。

 

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ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私は本来、すごく欲張りなのだと思います。
仕事もしたいし、子育てもしたいし、会社員も楽しんだけど、自営業も体験してみたい、そんないろんな願望を叶えてきました。
子育てをしながら仕事をすることのメリットは、家ではいつでも「ママが一番大好き」と言葉や態度で示してくれる娘や息子の存在です。
仕事でどんなことがあっても、イケてない自分と向き合わないといけないようなことが起こっても、家に帰ればモテモテ。
こんなに精神的に満たされて癒される環境はほかにないのではないかと思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか? それをどうやって解決していますか?

会社員と自営業、どちらも経験していますが、一番大変なのは子供の体調管理だと思います。
大切な仕事の日に子供が体調を崩してしまうと、保育所で預かってもらえず、いつも通りに出勤することが難しくなります。
会社員の時、会社を休むのが嫌で病気の娘を何日も私の実母に看てもらったのですが、しんどくて一番母親を必要としている時に私がおらず娘にストレスが溜ってしまったことがありました。実母も機嫌の良い孫ならいくらでも相手できますが、ずっと不機嫌で体調のわるい孫を何日も預かって疲れてしまいました。この経験から、もし子供が病気になった場合は私が面倒をみる、と腹をくくりました。どうしても、の場合の病児保育も調査しています。
そして、そんな最悪の事態にならないように、普段から子供には無理をさせないように、気を配っています。
生活リズムを崩さないように、どの季節もお風呂に入ってしっかり身体を温めてだいたい決まった時間に眠るように心がけています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児で大切にしていることも、仕事で大切にしていることも共通していますが、「無理しすぎない」ということです。多少の無理はしないとまわらない毎日ですが、無理しすぎず、無理はほどほどにして余裕がある方を選択したいと思っています。
無理しすぎてテンパっている私より、少し余裕がある私の方が、家族にもお客様にとっても魅力的なのではないかと思っています。

 

ママに優しい目を向けた活動をされていますが、 そこに至った経緯は?

暗いニュースが多く、子育てに対してマイナスイメージや「しんどい」イメージが多いような気がしています。
私も実際、独身時代はあんまり良いイメージを持っていませんでした。
しかし、出産してみると子育ては本当に楽しく、人生を豊かにしてくれるものだと分かりました。

ママが楽しく育児したり、時々リフレッシュすることが家族(特に子供)にどれだけ良い影響を与えるか、自分が実感しています。
ですので、ひとりでも多くのママと楽しい時間を過ごせるような活動を目指しています。

 

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3人目の決意は?子だくさんの幸せ話を聞かせてください。

幼い頃にテレビで見ていた若草物語の影響で、4人姉妹にあこがれていました。
私は2人姉妹ですが、自分が子供を出産するなら兄弟が多い方が良いな、と思っています。
2人目がすでに男の子なので、若草物語は叶いませんが…。
夫は一人っ子、私は2人姉妹。私たち夫婦は、弟を持つ姉の気持ちも姉を持つ弟の気持ちももうすでにわかりません。
ましてや、3人兄妹がどうなるのか、私たちも体験したことがない領域だと感じています。
子供たちと一緒に生活することで、私も新しい体験の連続です。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

あと2年で40歳です。
20代は仕事していました。30歳で結婚して、30代は育児で充実して過ごせそうです。
40代はまた仕事したいな、と思います。

今、子育てしながら進めているいくつかの仕事を大きく成長させていきたいです。
そして、今のまま家族が成長できれば、「夫婦のパートナーシップ」や「無理しない子育て」、「無理しない仕事」の専門家になって講演会したいですね。

 

最後に、メッセージをお願いします。

子供はパスポートみたいなものだな、と思っています。
子供のおかげで、普段知り合えないママ友やそのご家族と知り合い、子供のおかげで季節の行事に参加し、私は子供というパスポートのおかげでずいぶん世界が広がったと感じています。
私の人生にとって、子供を持つことは本当に意味のあることです。
今、結婚すること、仕事をすること、出産すること、育児すること、すべてを自分で選択することが許される時代に生きていて、どの人生を選ぶか、なにを幸せと思うかはそれぞれですので、すべての人がどんどん自分の人生をカスタマイズし、楽しめたら理想的だと思います。

私は、「母親の人生が充実すれば一緒に暮らす家族の人生も充実する」と信じ、「子供は私を選んで生まれてきてくれた」ということを信じ、まずは自分の人生を楽しもうとしています。

働くママは役割がたくさんあって大変なことも多いかもしれませんが、
自分の人生を大切に、自分のために生きる、
大変で忙しいからこそ自分を大切に扱うことが必要だと思っています。

ママだからと、仕事をしているからとあきらめないで、どんどん楽しんでいきたいです。

インタビュー by  野口 和
構成 by  安原 愛

2015年8月6日 0 comment
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ルカコは木の温もり溢れる素敵なオフィスです

今回のインタビューは、起業からわずか1年8ヵ月で月商ギネス650万円を達成した「抱っこひも収納カバー専門店 ルカコ」の代表、仙田忍さんです。
仙田さんに初めてお会いしたのは、LED関西という女性起業家ビジネスコンテスト。ファイナリストとして登壇され、事業に馳せる想いを発表され、8社ものサポート賞を受賞されました。

2015年6月5日 0 comment
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宮崎友恵さん

今回ご紹介するのは日本で知らない人はいないかも?というくらい、おなじみのロングセラー菓子「ビスコ」のマーケティングを担当されている宮崎友恵さん。
「仕事と生活を<両立している>というより<融合している>という状態」と言う宮崎さんがどのように融合させておられるのか、についてお話を伺いました。

2015年5月7日 0 comment
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2014年ドイツ ベルリンにて

今回、パワーママ関西支部がご紹介するのは、営業推進本部にてPRなど様々なチャレンジをされている橋本陽子さん。なんと、橋本さんの旦那様は今年の始めまで、約1年間、ドイツに海外赴任されていらっしゃいました。夫婦ともに実家は関東。頼れる身内も近くにいらっしゃらない中、ここまで頑張ってこられたのは会社や友人、何より夫のお蔭ですと、とっても謙虚な橋本さん。そんな橋本さんの魅力溢れるインタビューをお楽しみください。

 

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プロフィール

・氏名: 橋本 陽子
・会社名: エムシーアクセス・サポート株式会社
・役職名: 営業推進本部
・職種: 営業施策立案/推進・SNS・ホームページ対応
・簡単な経歴:

1990年、松下通信工業㈱(現 パナソニック モバイルコミュニケーションズ㈱)入社後、販売代理店向けの営業を経て、2001年、同社 関西支店へ異動。2004年9月に長男出産後、2005年4月に復帰。営業内勤職を担当し、2007年12月 に長女出産後、2008年6月復帰し、携帯電話販売促進担当営業に。2012年10月、同社を早期退職し、エムシーアクセス・サポート㈱に入社。

・居住地: 兵庫県神戸市

・ご自身の年齢: 47歳

・お子様の年齢: 小4の息子&小1の娘

・ワークスタイル: フルタイム正社員。在宅勤務もOK

 

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 

近畿にいながらできる本社業務として、ホームページの更新、コンテンツのアップなどのメンテナンスが私の仕事になっていきまました。社長にホームページの改善を求めたことがきっかけで、今ではアクセスアップにつながるコンテンツの制作や改善も担当しています。また、facebookの公式ページを立ち上げ、投稿も私が担当しています。

オンサイトでは、近畿支店への代理店様からのお問い合わせ対応や行事運営がメイン業務です。

ちなみに企業名でもある「MCA」無線と言うのは、タクシー、運送会社のトラックなど、業務用のクルマに搭載し事務所とクルマの業務用の連絡に使われてきた無線機の1つです。携帯電話が普及する以前から存在したモバイル通信システムです。

携帯電話が普及した現在、MCA無線は、通常の携帯電話や固定電話などが停電、通信の輻輳で使えなくなるような、災害・非常時の、自治体・企業の通信手段としてニーズがあります。弊社はこのサービスを全国に提供しています。

 

エムシーアクセス・サポート株式会社
http://www.mcaccess.co.jp/index.html
Facebookページ
https://www.facebook.com/mcaccesssupport?ref=bookmarks

 

デモ機搭載車を使った代理店様向け説明会の風景

デモ機搭載車を使った代理店様向け説明会の風景

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30~ 起床・洗濯・朝食作り

6:00~子供たち起床・小学校/公文/塾の宿題開始、フォロー

7:00~子供たち 朝食 私の身支度、ゴミ出しなど

7:40~子供たち 登校/出勤

9:00~ 勤務開始

16:00ごろ 長男が帰宅していると思う…

17;30~ 退社

19:00~ 学童保育所に長女をお迎え

19:15~ 長女と帰宅・夕食準備・子供たちの時間割・持ち物チェックなど

20:00~ 夕食・入浴・宿題など

21:45ごろ 子供たち就寝

22:30ごろ 就寝

 

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

人の事情・感情に気が回る様になり、弱者に多少は優しくなったかな?

少なくても電車、雑踏の中で子連れの母親、子供の泣き声やベビーカーを許せるようになりました。出産前は泣き声、ベビーカーに舌打ちしかねませんでしたので。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

夫は割と時間に融通が利く仕事なので、日本にいる時は、子ども達を登園させ、家事も積極的に協力してくれていました。と言うよりごはん作り・食器洗いは夫が主担当。私は掃除・洗濯が主担当。子供たちの朝食、お弁当、子供たちの朝のお見送りは朝、時間に余裕がある夫がやってくれていました。

でも、実は今年の1月まで、夫が海外赴任をしていたので、その間は全て自分が負担しないといけないので大変でした。でも、1年間という期限付きだったので何とか頑張ることができました。夫が不在の中、東京などの遠方出張、帰宅が遅くなる際には、近所のママ友に協力してもらいました。彼女とは、余裕がある方がお互いの子ども達をみるような関係。困った時に助け合えるママ友がいるのは、本当に心強いです。

 

2014年ドイツ ベルリンにて

2014年ドイツ ベルリンにて

 

ママ友にお願いするのって、「もしかしたら迷惑かも?」とか、最初は勇気がいると思うのですが、どうしたらそのような関係を築くことができるのでしょうか?

 

あまり特別な理由、きっかけは無いです。
いつの間にかお互いの間で、できる方が助け合う関係になっていました。
今から思い返すと、

①お互いの家が近い(100mくらいしか離れていない)

②保育所のお迎えの時間がお互いぎりぎりの19:00頃

(少数派。ぽつんと5人くらいがお迎えを待っていました。)

③保育所、児童館ではどちらもアッパーの年齢層。つまり同世代で話があった

という共通点があったからだと思います。

一緒に保育所から自宅に帰る機会が増えて、自然に会話も多くなりました。
お互い帰宅して夕食を作る気力、時間が無くて、一緒に夕食(と言うか子連れで飲みに)行くようになったことも親しくなったきっかけの1つでしょう。
子供達同士も仲が良かったこともあり、休日にも子どもと一緒に地元で遊びに行ったり、お互いの家でご飯(むろんお酒付き)を食べたりする中で育児と仕事をぎりぎりまで両立させようとするお互いの姿勢に共感・信頼できる関係ができていったからだと思います。

いったん信頼しあえば、お互いその信頼は裏切りたくないし、お互いに自分ができる時には最大限、協力して助け合うようになっていったのかな、と。

 

 

ご主人とは同じ大学の方ですよね?ご結婚当時、橋本さんは就職され、ご主人は大学院生だったそうですが、学生結婚を選んだ理由はなぜですか?

 

この人と結婚するなら、夫が留学から帰ってきた今のタイミングが良いと思ったんです。で、その時稼いでいたのは私だけだったし、当時の私と同じくらいの収入で妻子を養っている男性はたくさんいました。それに、今、結婚してしまった方が、夫も就職活動に熱が入るのではないかとも思ったのもあります。
夫が就職し、共働きになるのも、そう遠くないだろうと高をくくっていました。もともと私自身が自分の生活は自分の稼ぎで支えたい、自分の足で立っていたい、という意識が強くて専業主婦願望がなかったのもありますね。

 

 

夫婦円満の秘訣を教えてください。

 

お互い、家事・育児でやれることはできるだけやる。やってくれたことには素直に感謝する。自分の方がやっている、自分が相手の犠牲になっている、とは思わず、互いの仕事を尊重する。尊重していることを言葉もさることながら態度で示すことだと思います。

そもそも夫が「家事・育児は本来、妻・母がやるべきこと。自分は共同生活者ではあっても家事・育児は本来夫が分担することではない」と全く、思っていないことが大きいです。夫も周囲と比較して、自分が業務・研究に没頭しきれないと言う葛藤は当然大きいとは思いますが。

それから、どちらも家が散らかっていても平気、人間埃じゃ死なないよ、と言う大雑把な性格であることも大きいですね…。結果、子供たちの忘れ物が非常に多いと言う弊害が発生しており、「改善しなくてはいかん、断捨離だ~」と言う危機感だけは夫婦間で醸成されつつあります(笑)

 

2013年3月 家族で参加したファミリーマラソン大会にて

2013年3月 家族で参加したファミリーマラソン大会にて

 

小学校になって楽になったこと、大変になったことはありますか?

 

自分で自分のことをほぼできるようになったので、手がかからなくなりました。その反面、宿題や連絡のプリントなど、これまでは保育園の先生が、迎えの際に伝達してくれていた情報が、全て子供任せになったことで、子どもが忘れてしまうと私たちに連絡が届かない事態が発生するようになりました。

実はこの前も、クラス参観のお知らせを持って帰ってこなかったため、参観日が終わってからママ友に「来なかったね」と言われて初めて知るという事もありました。本人には、お知らせがないか確認するようにしていますが、こればっかりは中々難しいですね。あとは皆さん同様、学童保育には給食が無く、夏休みなどはお弁当を持たせないといけないことです。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

 

普段、料理以外の家事に関しては、子供たちに「かーちゃん乱暴、雑」と怒られていて、夫は私のことを「うちの大きなおねえちゃん」扱いし、近所のお地蔵様に「うちの3人の子供達がすこやかでありますように」と日々、お参りしているそうです(苦笑)

そんな私を見かねてか、長男が非常にしっかりしてきました。

最近では、私の余裕の無さを察してくれる様になり、朝の忙しい時間や晩御飯を作っている時に「翔子(妹)の教科書の音読と計算カードは僕が聞くね」と、妹の宿題を見てくれるようになりました。でも、妹が間違えた時の息子の攻め方がちょっときついのですが、私の言い方にそっくりだと気付き、私自身が反省することも…。こんな風に、母の未熟さ、至らなさを目の当たりにする日々です。

しかし、母が手を掛けられないことを不満に思わず、息子なりに自分ができることを考え、しっかりと役割を果たすまでに成長してくれたことを非常に頼もしくも嬉しくも思います。娘も息子のきつい言い方にもいじけず、めげず、にこにこしてくれることにほっとし、救われています。余裕がなく、怒鳴りがちの私を、家族が受け止めてくれ、一緒に成長してくれていることにとても感謝しています。

 

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?

 

育児と家事の両方を、両方の言い訳にしてしまい、どちらもおろそかになってしまうことですね。時間に追われる生活で、つい子供たちにカリカリしてしまう。宿題、食事、何もかも「ほら、さっさとしなさい」と、まず余裕なく急き立て、頭ごなしに怒鳴ってしまいます。ちゃんと理由を示して、動機づけできない自分の未熟さを思い知らされます。

夏休みなどの長期休暇の宿題も、ギリギリになって慌てることが多いので、もっと計画的に終わらせることができるようなサポートができるようになりたいです。

 

私は早期退職し、今の会社に転職しましたが、転職活動を通じ、自分のビジネスパーソンとしての市場価値の低さ、未熟さを思い知らされました。でも、ロールモデルや目指す姿が分からず、目標がはっきりしないから、どうスキルアップをすれば良いかも分からないでいます。「もし、今の会社を首になったら…」と未熟な自分に、不安が募ります。それなのに「仕事は頑張らなくても、もういっか~」と、逃げたくなってしまい、モチベーション維持に悪戦苦闘する日々。そんな自分自身の迷いもさることながら、周りの人に「旦那の稼ぎもあるんだから、仕事辞めても大丈夫でしょ」と言われることで、モチベーションが更に減退することも…。

 

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

 

迷いがあるとは言っても、住宅ローンもあるし、自分の食い扶持(将来、つまり老後の生活資金)は自分で稼ぎたいので、仕事を辞める気は全くありません。そもそも子育てを言い訳にするのは子供達に失礼です。人生において、仕事にはかなりの時間とパワーを注ぐわけですから、楽しく、わくわく、新しいことにチャレンジして自分が充実、成長する。そんな親の姿を見ることで、子ども達にも、好奇心、探究心が旺盛、かつたくましく育って欲しいと思っています。

 

宿題については、その他生活の中で「①やるべきことの分量」を「②なぜやらないといけないのか」を子供たちに自覚してもらい、「③いつ始めれば終わるか」納得した上で、「④ゴールを示す」ことで取り組んでもらおうと思います。仕事と同じですね。

 

自分のモチベーションの維持・向上と、スキルアップについては現在、色々と視野、人間関係を広げるべく解決方法を、日々模索しています。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

  

育児:きちんと理由を示すこと。人に迷惑をかけないこと。

仕事:できるだけ求められていることにプラスαをする。

のりしろが無い分(リスクが持てない分)、先読み、先回りを心掛ける。

 

 

これからの目標を教えてください。

 

親として、職業人としてのスキルアップと成長。何かあっても(自分一人の稼ぎで)家族を養うことができること。

 

 

最後に、サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

 

今回のインタビューは自分を見つめなおすきっかけになるかも~と軽い気持ちで受けましたが、他のパワフル且つ優秀なワーママを見て私なんかでいいのだろうかと不安になりつつ、発展途上&模索(悪あがき?)中のへたれワーママもいるのね~と言うことで、皆様のご参考、もしくは反動見本になれば嬉しいです。

 

インタビュー by 安原愛

 

2015年4月28日 0 comment
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山口恵美さん

今回ご紹介するのは人材サービスの営業職として活躍されている山口恵美さん。
取材させていただいた時はこの春出産予定の第2子がお腹に!大きなお腹を気遣いながら、クライアントへの打ち合わせや営業に回る日々を過ごしているそうです。
今回は第1子出産を経て周りとのコミュニケーションや捉え方が変化して、視野が広がった!というお話やご家族との協力体制についてお話を伺いました。

2015年4月20日 0 comment
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