パワーママ応援インタビューの第3回目は、日本バースデープランナー協会理事の吉田采都子さん!
実は、自らがワーママということで、2013年8月、パワーママインタビューの6人目としても登場いただいています。
(「強みや能力を最大限いかして、不可能を可能にする」トップセールスでい続けたパワーママ | 吉田 采都子 vol.6 http://powermama.info/?p=196)
今回は、 バースデープランナーの育成を手掛ける日本バースデープランナー協会の代表理事 という視点から、最近のワーママの動向についてなどをお伺いしました。
昨年末の「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2014」では、クラウドファンディングでご支援いただきありがとうございました!
以前にインタビューをさせていただいたのが2年近く前になります。ECサイト『Bitthday Bank』運営から、日本バースデープランナー協会の立ち上げに至った経緯について教えてください。
欧米スタイルのパーティグッズのECサイトBirthday Bankを立ち上げて3年半が経ちます。今、私が全力こめて集中しているのが日本バースデープランナー協会でのバースデープランナーさんの育成事業です。 Birthday Bankを立ち上げて間もなく、ロマンチックでハイセンスな欧米のバースデーグッズの数々に、カスタマーの声で最も多かったのが、『可愛いし、こんなグッズがほしかった!でも、仕立て方、飾りつけ方がわからないので教えてほしい』というニーズ。
そこで、クリスマスのデコレーションレッスンを開催したところ大好評で。
パーティへの憧れはあるものの、欧米に比べてパーティ経験が圧倒的に少ない日本人。素敵なパーティの開催ノウハウやグッズワークを体系化して、資格取得事業にした方がいいのでは…と、2か月で協会を立ち上げレッスンをスタートしたのが2014年1月。 そこから1年8カ月で300人以上のバースデープランナーさんを排出するに至りました。 今は、日本バースデープランナー協会理事として、バースデープランナーさんの排出と活躍の場を作ることに集中してます♪
日本バースデープランナー協会を運営されている采都子さんから見て、今のワーママに対してどういった印象がありますか?
18年前と比べたら働くママの環境は整備されているなと感じますし、世の中が働きながらの子育てに理解を示し、サービスも増えていい傾向になりつつあるって実感します。当時よりも、そつなくスマートにワーママしている方が増えたなという印象が強いです。
折角、環境も整いつつあるので、 更に貪欲に『自分が好きな仕事や夢中になれること』を見つけて、がむしゃらになるのをオススメしちゃいます。 50代近くなって実感するのは、30代ってやはり若くてパワーがあったな~ということ。その若くてパワーがある時に、夢中になれる仕事や趣味にむかって惜しみなくパワーを使うのをオススメします。
成し遂げたい仕事や大好きな仕事がある人だったら、絶対に子育ても仕事も両方選択することをオススメしちゃいます。
若くて、体力のある30代は、 どちらも選択できる最高の時期だということをメッセージしたいです。
さとこさんは2人のお子さんのママでもありますが、ご長男は今年大学生になられましたよね!(とっても素敵なご長男ですよね!)大学生というと子育てもひと段落という印象がありますが、ここまでの道のりは長かったですか?子育ての中で意識してきたことはありますか?これからまだまだ子育てが続くワーママにアドバイスはありますか?
『夢中になれる運命の仕事や趣味に出会うこと!迷わないこと♪』
私は息子が年少さんの32歳の時に、夢中になれる運命の仕事『ホットペッパーの創刊立ち上げ』に出会えたことが、子育てに非常にいい影響を与えたなぁと実感しています。新しい価値を作る!クーポン文化を作るという事業の夢にむかって走れたことが子育てに一番影響しているのです。リクルートという営業数字目標が超シビアな世界で、月刊誌の締め切りに追われる怒涛の毎日の中、心掛けていたのは、『仕事は決してあきらめず、結果にもこだわる!』
とにかく女性はあらゆる迷いが人生を滞らせがち。
未就学児の子育て中の仕事は、独身の頃のように自分1人のスケジュール進行で思うように事が運ばないことばかり。子供の発熱や送迎、 その他、とにかく突発的に予定変更せざるを得ない事が山のように降りかかってきて…
本当は仕事が好きで、諦めたくないはずなのに、世の中の理想の母親像とのギャップに悩んで迷う事が山のようにありました。
環境も今、世の中的に育児ママには優しいので許してあげちゃうし。『大変だよね~いいよ!いいよ』って。だから甘えられちゃうし必死になれない。私も仕事がちょっぴりのりだしたころに、『もういいんじゃないの?充分だよ。この辺りで落ち着いたら?』『自分のことよりも、子供が大事。仕事は、子供が大きくなってからにしたら』というアドバイスに強く迷ったことがあります。『仕事のキャリアはあきらめた方がいいのかな』『今じゃなくてもいいのかも』『子供のために時間を割いた方がいいのかな』仕事が辛いな~キツいなぁと思う時に限って、この手のささやきに何百回も惑わされ迷いました。
でもあの時、あきらめなくてよかったと、心の底から思うのです。
世の中の理想の母親像は、私の理想ではないのに、なぜか事が上手く運ばないと、そことのギャップにわざわざ悩むんですよね。でも、仕事がのっていたら、そんな事では悩まない。どんなに忙しくても自分がのってたら迷わないんです。迷う時は、実は子供のせいではなく自分の弱さやミスのせい。うまくいかない事、失敗はもう数えきれなきほど起こるので、その度に迷う訳です。
でも、あきらめて家に入った、もしくは楽な仕事をしたとしても、きっと私は後悔する。後悔しながら子育てされることって、子供にとって最悪なんですよね。だったらもう『迷わず、腐らずやりぬこう!何があっても仕事は続ける前提で取り組む!』と決めました。 そして『やると決めたら迷わない! 迷ってる時は、『自身が迷うような優しいアドバイスをしてくれそうな人に相談はしない』を徹底しました。
44歳の時に、Birthday Bankの仕事のご縁を頂いたのも、今、バースデープランナー事業に邁進できているのも、30代にがむしゃらに必死に仕事をしていた結果。
志高く取り組んだ仕事は誰かがきっと見ています。誰かに媚びなくても、ツテがなくても、思わぬチャンスを必ず、必ず運んでくれます。
そして子供はその背中をずーっとみてるのです。 息子は今でこそ、アグレッシブに様々な課外活動や大学のイベントに取り組んだり、魅力的な社会人と交流をもったりと、好奇心旺盛な行動派ですが、本質的にはそうではなかったんですよ。 小さい頃はシャイだったし、どちらかというと安定志向で、変化を好まない性格でした。(本当です)
でも、高校生になってからビックリするほど変化しました。
自分の世界や視野を広げた方が楽しい!ワクワクするって気がついたんですよね。 でもそれって、親が命令したり、お説教してそうなったワケではなくて、身近に夢中になって仕事をしたり、がむしゃらに行動したりチャレンジしたりしている親の姿におおいに影響されてるんです。
私の場合は、イキイキできる自分でいられる状態が仕事が波にのっている自分でしたが、それが趣味の人もいれば、子育ての人もいると思います。要は子育ては結局のところ、 自分育てなんだなぁと思うのです。
私も、これから先、まだまだ50代60代と年を重ねるわけですし、先が長いし、人生の折り返し地点。今まで以上に更なる運命の仕事に出会い、ワクワク夢中になり、迷わない!そんな自分を保てるように、努力しなくちゃと思うのです。
インタビューby 柴田広夢