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息子

植前理紗さん、職場にて
植前理紗さん、職場にて

植前理紗さん、職場にて

▼プロフィール

・氏名:植前 理紗

・会社名:国際通貨基金アジア太平洋地域事務所(IMF OAP)

・役職名:エコノミスト

・簡単な経歴:日本で大学を卒業後、イギリスで経営学修士号を取得。2010年日本銀行へ入行。育休明け後、2017年7月よりIMFアジア太平洋地域事務所(OAP)に出向中。

・居住地:神奈川県(出産後、都内から実家の近くに引越しました)

・ご自身の年齢 :34歳(1984年生まれ)

・お子様の年齢 : 3歳(2016年生まれ)

 

▼現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

IMFのエコノミストとして、担当国のカンボジア経済調査を行うほか、東京を含めたアジア域内でのセミナーを企画・実施しています。ちなみに、事務所には20人中15人が女性、10人がワーママです!

色々なイベントを開催しておりますので、IMF東京オフィスのサイトをぜひご覧ください。
(日本語)https://www.imf.org/ja/Countries/ResRep/OAP-Home

IMFの仕事については下記URLをご覧ください。世界銀行との違いは?金融支援って?などなど
(日本語)https://www.imf.org/ja/About/Factsheets/IMF-at-a-Glance

▼平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:45起床・自分の身支度・子供朝ごはん準備
6:30子供起床・朝ごはん
7:30 – 8:00 保育園送り(子供のいやいやが激しくて最近なかなかうまくいきません)
9:00出勤(自分の朝ごはんはデスクで)
17:30 退社
19:00 お迎え
19:45 夕食
20:30お風呂
21:00子供と遊ぶ時間(遊ばないと寝ません、子供との貴重な時間です)
22:00 子供就寝
22:30 メールチェック、残りの家事など
24:00就寝

夫は単身赴任中のため基本ワンオペですが、実家の助け(父・母・妹)をかなり借りています。早朝出勤、残業、出張時には実家に送迎をお願いしています。

▼出産して、何が一番変わりましたか?

周りへの思いやりの気持ちが強くなりました。

子供の突発的な熱やイヤイヤ期など自分ではどうしようもできないことが増えました。同じ子供がいる家庭でもそれぞれ状況は異なりますし、介護や他にも各々の事情を抱えているかもしれないということを思うようになり、自分ができるときはサポートしようと思うようになりました(今はサポートしていただいてることの方が多いのですが。。)。

我が家は子供の定期的通院が必要なため(多い時で週1~2)、職場の皆さんのご理解、保育園の先生方からサポートいただいているほか、私だけだと有給休暇の日数が足りなくなってしまうので半分以上を母にお願いしています。

ワンオペという言葉はよく聞きますし、私も自分がワンオペと言っていますが、一人で全部できるスーパーママなんて実際にはほとんどいないと思います。家族間だけではなく、保育園や職場・ご近所などサポートのサイクルが色々な所に繋がっていき、悩んでいるママが減っていくといいなと思います。

虫探し(男の子ママのつらいところ!?)

虫探し(男の子ママのつらいところ!?)

▼ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子供を通していなかったら出会う機会がなかったかもしれないママ友ができたことです。また、保育園では保育のプロの先生方が全力で遊んでくれたり、マナーを教えてくださったり、家庭内だけでは決してできないことなので、日々保育園から帰ってくる子供が成長しているのを感じるのは幸せです。

仕事面でも、ママさん・パパさん同僚との会話がはずみます。また、時間が限られるようになったため、「生産性」を意識するようになりました。働ける時間は減りましたが、正直、出産前よりも今の方が、効率が上がっているのではないかと感じます。

▼育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児と仕事の量のバランスをとることです。もちろん子供が一番で何者にも代え難い存在です。一方で、仕事ではありがたいことに出張を含め色々とチャンスを頂けるので、つい全てに飛びつきたくなります。ここで、どこまで挑戦するか葛藤が生まれます。「同じ子供を持つ男性はできることが多いのに、なぜ女性だとできないのだろう?キャリアを積みたい時期と子育ての時期がかぶっているのは男性も女性も同じはずなのに女性の方が悩んでいる」と悶々としたこともあります。
色々な方と話していてもこういう想いをした方は多いのではないかと感じています。

また、多くのお子さんが通る道だとは思いますが、イヤイヤ期継続中のため、朝にストライキを起こす子供と一対一で向き合い、最終的に左腕に15Kg超の子供を抱え、右手には荷物を抱えて保育園に向かうときは体力的にきついなぁと思います。。(笑)

作り置きや朝に晩ご飯の下ごしらえをできるママさん達を本当に尊敬するのですが、なかなかそこまでできない私は保育園から帰ってきて、夕食準備と洗濯・掃除に加えて、かまってほしい息子の相手とてんやわんやで焦って包丁で指をざっくり、形成外科に通うというかえって余計なことを増やしてしまうこともしばしばです。。。

▼それをどうやって解決していますか?

家庭と職場それぞれとよくコミュニケーションを取るようにしています。家庭にはチャンスをもらえそうなときにその予定が確定していなくても、話が来た時点で相談するようにしています。そしてどこまでならヘルプをお願いできそうかよく話し合います。

職場にも今の家庭の状況などなるべく細かくアップデートするようにして、どの仕事ならできるのかはっきり伝えるようにしています。分からない場合も伝えますが、ずっと曖昧だと同僚も動きづらいのでなるべく早めにYes/Noを伝えるようにしています。

子供のイヤイヤに正直イラっとしてしまうこともありますが、イヤイヤ期の姿を子供が大きくなったら見せてあげようと動画を撮ったりして楽しむようにしています。朝時間が本当にない時は、保育園の先生に丸投げしてしまいます(笑)。

先生方との話題は専ら子供のことですが、保育園の先生も同じ働く女性であり、もっと色々お話する機会ができたらなと思っています。

▼育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【仕事】生産性を意識することと、急に出社できなくなったときのために引き継ぎ体制を万全にしておく(エクセルは基本的にコピペはせずに関数を使う&データ元を記載、自分が考えていることや疑問点は自分の頭の中に留めずにボックスなどに明記して進捗状況が分かるようにしています)。

【育児】子供にたくさん話しかける。この後にも述べようと思っていますが、毎日何回も子供を抱きしめて「大好きだよ」と伝えています。朝の出勤時に「ママ、行かないで」と言われるときは、「ごめんね」ではなく(つい言ってしまうことも多々ありますが)、「パパとママが働くから、大好きな〇〇(今はあんこブームのため、たい焼き&どら焼き)も買えるんだよ。協力してくれてありがとう」と言うようにしています。“働くことは当たり前で家族みんなで協力していているから今の生活がある”と息子が理解してくれる日がくると信じています。

プレゼン風景

プレゼン風景

▼国際機関で働いてみて日本との違いを感じますか?

国際カンファレンスや海外政府関係者との面談で感じるのは、女性、特に女性管理職の多さです。そしてその女性達の多くがワーママなのです。日本では、出産後、キャリアアップを諦める女性がまだまだ多いと感じています

この違いの一つの原因として、出産後の戻りやすさではないかと思います。例えば、日本では早目に復帰した授乳中のママはトイレや誰もいない会議室を見つけて搾乳していることがあるかと思いますが、IMFの本部には登録したママだけが使えるセキュリティが確保された搾乳室があります。このたった一つの部屋があるだけで、ママは復帰を歓迎されていると感じ、安心できるような気がします。
育児中の女性が職場にいることが当たり前と思わせてくれるこういった環境がより多くの女性の背中と意欲を後押ししてくれるのではないかと感じています。

そして、東京オフィスからは昨年・今年と連続で女性エコノミストが本部採用になり、旦那さんとお子さんをワシントンに連れていくという事例が出ています。旦那さんもアメリカでのキャリアアップに挑戦するそうです。日本では奥さんの転勤に旦那さんがついていくということにまだまだ驚きの反応となることが多いと思いますが、チャンスを掴んだら男女関係なく挑戦できる環境というのは理想的だと思いました。

▼何が一番の課題なのでしょうか?

物理的に保育園が足りない、保育士が足りないということはありますが、男女ともに「意識改革」がキーとなるのではないでしょうか。ママパパ達とお話する機会の中で、ママパパ間で「認識の差」があることを感じています。

【男性側】

まずは経験を!
半々に家事・育児をしているパパが少しずつ増えていることも事実ですが、子育ての中心は依然として母親であって、父親は「手伝う」といったスタンスが多いと思います。しかし、父親も母親も働いていて、子供は二人の子であって、二人ともが子育ての主体であるべきではないでしょうか。毎日のサイクルの中での育児の大変さがあることを、経験・実感することが大事だと思います。

ある企業が全男性部長に短時間勤務トライアルを実施したことを取り上げた記事では、「子どもとの時間が取れて初日はとても楽しかった。でも日を重ねるごとに仕事が終わらないまま退社するストレスと、言うことをなかなか聞かない息子たちへのイライラが募り、最後は爆発寸前。1週間が限界」という感想が出ていました。

「仕事も家事も子育ても介護も」任せられて、それを全てこなせるスーパーウーマンはいないと思います。「世界一寝ていない女性と、働きすぎる男性」と言われている日本は、働き方を真剣に考え、男性も女性も皆で仕事と子育てをシェアして、ワークライフバランスが適切にとれる環境作りが必要なのです。
「女性を活躍させてあげる」という認識がまだある男性には、共に頑張らないといずれ立ち行かなくなるということをどうしたらわかってもらえるのか難しいです。。

【女性側】

罪の意識を感じすぎる…
職場や友人と話していると、仕事で遅くなり料理を作れなくてお惣菜を買ったときに罪の意識を感じるママ達が多くいます。一方で、パパは「遅くなるなら外食か惣菜・弁当を買ってくればいい」とケロっとしています。パパには子供が食べるものにもう少し気を遣ってほしいと思いつつも(笑)、ママはもっと気楽になってもいいのではないかと感じます。

嬉しいことに、最近は子供の口に入るものを意識したお弁当や冷凍食品が出てきています。たまには、こういうものを取り入れて、お母さんだけが家族の食事の全責任を負わなければならないという意識から解放されていければといいなと思います(と、自分に言い聞かせています)。

(出所)
男性管理職も体験、育児の時短勤務
世界一寝ていない女性と、働きすぎる男性と/OECDデータに見る奇妙な国・日本

▼現在、IMFのトップであるクリスティーヌ・ラガルド専務理事(取材日時点)もワーママだったとのことですが、彼女から学ぶことはありますか?

彼女と直接話をする機会が幸運にもあり、その言葉は皆さんの励みにもなると思うのでご紹介させてください。子育てで一番大切にしていたことはという問いに、彼女は一言「LOVE」と答えました。

彼女自身、「子育てと仕事を両立させる鍵は自分の意識を変えること、つまり自分の罪の意識と戦うことだった。母親は、子どもを置いて、仕事やほかのことをすることに対して、深い罪の意識を持つもの。また、育児をしているときは仕事に対して罪の意識を持ってしまう。」と言っています。

しかし、彼女はこうも言っています。「罪の意識が完全になくなるわけではないが、子どもは母親から離れて過ごす時間も必要」。また、子供が小さいうちは「お母さん行かないで」という眼差し・言葉に後ろ髪をひかれたり、学校行事に参加できないことに申し訳なく感じたりすることもあると思いますが、彼女の息子さんたちが大きくなってから「お母さんは責任ある仕事をしていて僕たちの誇りだ」と言われ、きちんと子供に愛を注いいでいれば伝わっていると感じたそうです。

この言葉を聞いて以降、子供は私を見ていると自覚し、愛情を伝えるほかにも、仕事に向かうときは楽しい顔をして家を出ようと心がけています。活き活きと仕事をしている母親をみた子供は「自分もあんな風にやりがいのある仕事を見つけたい」と思ってくれるはずです。一方で、イヤイヤ仕事に向かって子供に「辞めればいいのに」と思われてしまったら、家族間での協力体制が作れなくなってしまうかもしれません。

また、子供に仕事内容を少しでも理解してもらうことも重要だと思います。オフィスでは昨年夏にOpen Office Dayを初開催し、職員の子供(大半は小学生・幼児)にゲームをしながら「お父さん・お母さんのお仕事ってこんなこと」と学んでもらいました。子供たちはとても楽しそうで、帰宅してからも「IMFってこんなことしてるんだよねー」と振り返っていたそうです(わが子は2歳だったため、振り返りはできてません<笑>)。この企画・実行メンバーに加われたこともとても良い経験でしたし、今年も計画中です。
(参考)NHK取材

▼今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事も育児も余裕がなくなってしまうことは多々ありますが、「人生一度きり、笑った者勝ち!」と思って、大きな視野で物事をみていけたらなと思っています(一言で言ってしまいましたが、これが難しいですよね。。)

子供がもう少し大きくなったら色々な国へ旅行したいです。色々な価値観があるということや、日本の素晴らしさを確認し、他の国の良いところを肌で感じて欲しいです。

▼最後に、メッセージをお願いします。

仕事と育児は両方ともラクではありませんが、助け合いの中でやっていけるはずですし、むしろ色々なことへの気付きから人生が豊かになるということを今のワーママ達が発信して次の世代にもどんどん繋がっていけばいいなと思います。Powermamaの他のママさんたちの記事を読んで、私も勇気づけられています!

子供や職場に申し訳ない気持ちが出ることもありますが、働いて・子供も産んで、ママ達の日本経済への貢献度はとても大きい、と自信を持ってもいいのではないかといろいろなワーママと話していて思うようになりました。

性別だけに限らず、障害を持った人たちや国籍など、子供たちの未来がフレキシブルでもっともっと楽しい世界になるように今の大人が頑張らねば!と思っています。

時々、「男なんだから泣かないの」や、「女の子なんだからそんな言葉言わないの」という大人が子供に言っている姿が見られますが、男の子だって泣きたいときはあるし、女の子だってそんな簡単に泣いてはいけないと思います。こういった大人の刷り込みが男女差を子供の意識に根付かせてしまうのだとしたら怖いと感じています。男性らしさや女子力ではなく、子供の『人間力』を磨いてあげられる親になりたいと思っています!

女性の日本経済への貢献について、ぜひこちらもご覧ください!
★ラガルド専務理事メッセージ
https://aria.nikkei.com/atcl/column/19/032500088/032500001/

★男女不平等な日本の労働市場 経済成長は持続しない
https://aria.nikkei.com/atcl/column/19/032500088/041100002/?i_cid=nbparia_sied_st_my

取材日:2019年5月30日

2019年9月26日 0 comment
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今回のパワーママは、3人のママでありながら本業では営業企画のお仕事をこなし、副業ではハーバリウム教室を主宰する阿部 淑惠さん。
阿部さんの勤めるソフトバンク コマース&サービス株式会社では働き改革が進められていて、ご自身もスーパーフレックスやテレワークといった制度を利用。さらには昨年解禁されたという副業にも挑戦。そんな阿部さんの先進的な働き方や子育てについてお聞きしました。副業につながったというハーバリウムの講師の資格のお話も伺いました!

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プロフィール

氏名:阿部 淑惠(旧姓:藤井)
<本業>
・会社名:ソフトバンク コマース&サービス株式会社
・職種:営業企画
<副業>
・協会名:日本ハーバリウム協会
・役職名:認定講師
・教室情報:Lucia

・簡単な経歴:
2002年 入社
2002~2007年 法人営業
2007~2016年 法人営業企画
2016~現在 コンシューマ事業 事業推進 (人事・総務チーム)
2018~現在 副業:日本ハーバリウム協会 認定講師
・居住地:東京
・ご自身の年齢 :35歳(1982年生まれ)
・お子様の年齢 :10歳(2007年生まれ・娘)、5歳(2013年生まれ・息子)、8ヶ月(2017年生まれ・息子)

・ワークスタイル
<本業>
フルタイム、スーパーフレックス &テレワーク(月の半分未満)
(※スーパーフレックス=コアタイムのないフレックスタイム制)
<副業>
ハーバリウム認定講師活動(ハーバリウム教室、ワークショップ、販売)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ソフトバンク コマース&サービスでは、働き方に関するスローガンとして「Smart & Fun!」を掲げており、ITやAI(人工知能)を駆使して、全社員がスマートに楽しく働くことを目指しています。このスローガンに基づき、「働き方改革(Fun)」「業務改善(Smart)」「人事」「総務」関連の仕事を主にしています。

働き方改革部分では、スーパーフレックス・テレワークの導入で時間をより効率的に使って働くことを目指しています。
例えば、40分の子どもの授業参観で今までは全休または半休を取得しなければならなかったのが、テレワークとスーパーフレックスの制度を組み合わせることで、約1時間の中抜けで終わらせることができます。繁忙期の忙しい時期は、メンバーも本人もHappyですよね。育児以外でも通院や私用、営業帰りに帰社しなくても自宅や外出先で業務をすることができれば、移動時間の短縮にもなり、満員電車のストレスも軽減されます。また、テレワーク部分については「BCP 」対策でも非常に重要だと考えています。(※BCP=Business continuity planning(事業継続計画))
一方で、制度ができたばかりですので使い方がわからず使用できてない方がいるのも現状です。皆さんの声を聞きながら、「いつでも、誰でも」取得できる働きやすい環境作りを目指す部署に所属しています。

また、「働き方改革」には「業務改善」部分が非常に重要です。業務の効率化や改善をしなければなりません。今まで何時間もかけて作業をしていた業務を数分にすることができれば、空いた時間に新しい仕事を企画することもできます。スマートに楽しく働くことで、モチベーションも上がり、より今の仕事を好きになって欲しいと考えています。他の方の見本になれるよう、私自身が掲げられている働き方を意識しながら日々努力しています。

2017年10月より副業解禁となったため、ハーバリウム認定講師の資格を取得し自宅でハーバリウム教室を開催しています。
休日は地域の方と触れ合うことができ、子どもたちにも新しい友達ができます。育児をしているとなかなか自分の好きなことができないという考えがあったのですが、「やりたいことをやってみる」ことが自分のモチベーションアップ+成長のためにも非常に重要だと感じました。
日々の生活を楽しく過ごすベースに家族と仕事があり、双方充実することで向上心が高まり「仕事も家事も、育児ももっと頑張ろう!」という気持ちになります。

 

1日のスケジュールを簡単に教えてください。

■平日
5:30 起床
7:15 仕事スタート(※朝の家事&子どものことは主人にお任せ)
16:00 お仕事終了(※残業がなければ)
17:00 保育園お迎え
17:30 帰宅(※夜の家事&子どものことは私。平日の夜は主人には自由にしてもらっています)
18:00 子どもたちとお風呂&夜ご飯
20:00 長女のお迎え
20:15 長女夜ご飯&次男寝かしつけ
21:00 長男(寝かしつけ)
22:00 起きた次男と遊ぶ&長女の宿題チェック
23:00 次男の最終寝かしつけ
24:00 就寝

■休日:副業日
AM:家の掃除、料理、買い出し(1週間分の食料)
(※休日の空き時間は私が自由にさせてもらっています)
PM:ハーバリウムレッスンor家で過ごすか長女、長男とお出かけ
(※次男は小さいので家で主人とお留守番)

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出産して、何が一番変わりましたか?

責任感の意識が変わり、この子どもたちを育てるために、私がしっかりしないと!と思うようになりました。
仕事では、「限られた時間で求められている以上のパフォーマンスを出すためにはどうしたら良い?」と常に考えるようになりました。私の中では「スキルUP・業務効率・納期」に特に重点をおいています。子どもがいるからできない、風邪をひいたから納期が遅れてしまうなどは、「理由にならない」と私は考えます。いただいた仕事、設定していただいた目標と納期に合わせ、逆算しスケジュールを設定する。できない、間に合わないのは、自分のスキル不足。何を改善すれば良いのか、どうやったらできるのかを考えわからなければ上司に相談する。出産する前は意識せず仕事をしていたのですが、働ける時間が限られているからこそ、自分の成長がとても大事だなと実感しました。「できないことなんてない、最後まで諦めずに考えれば必ずできる!」と思っています。もちろん失敗も沢山します。ですが、失敗したらまたやり直します!

また、子育ては夫婦だけではできません。友だち、ママ友、上長、会社のメンバー、会社のおやおや倶楽部のスタッフ、ご近所の方、地域の方、保育園の先生、学校の先生、塾の先生、シッターさん、病院の先生などなど沢山の方に助けられ、協力していただき成り立っています。子どもが体調を崩したときに心配してくれる会社の皆さまにも本当に感謝をしています。まったく予想がつかなかった1人目と比べ、子どもが増えるたびに子どものペースがわかるようになりました。今では、何があってもそんなに焦ることはないです。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

3人の子どもたちが並んで寝ている姿を見ると、癒しでしかありません。子どもが楽しそうに遊んでいて、不安なく家で過ごしている姿をみることで明日からもっと仕事頑張ろう!という気持ちになります。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

1人目の時は右も左もわからず本当に大変でした。
高熱が2週間に1回出る子でしたので、夜間小児で数時間待ちの状態も多々ありました。子育て情報もなく、ママ友も少なかったのでほぼ1人で育児をするしかない状況でした。仕事と育児の両立も手探り状態で、スケジュールを立てることもなくがむしゃらに生活していました。友人が楽しそうに遊んでいる姿がSNSに投稿されると悲しくなってしまったり、仕事が思うようにできないもどかしさ。フルタイムで働いていたので、「子どもが可哀想」と言われる辛さ。あまりに何もかもうまくいかず、子どもが風邪をよく引くのも自分のせいだと思い込み、病院の先生に泣きながら相談したこともあります。「私が仕事を辞めればいいんですか?」と聞いた時の、病院の先生の言葉が忘れられません。
「免疫がないんだから何しても風邪引く子は引くわよ。子どもがいる女性を正社員で雇ってくれるとこなんてあまりないんだから、辛くてもしがみつきなさい!子どもがよく風邪を引くのなんて最初の1~2年だけなんだから。走り続けなさい。」

 

それをどうやって解決していますか?

今では、1人で頑張ろうと思うのではなく沢山の人を頼っています。辛い時に主人も仕事中だったら、ご近所さんに助けを求めれば良いやくらいの気持ちで育児をしています。ただ、求めるだけではなく自分も何かあったときには助けます。夜間小児については主人が務めている会社の「キッズドクター」というアプリがリリースされてから本当に楽になりました。他にもママ友やシッターさん、病後児保育の先生などにも心から感謝しています。
また、家事は完璧にするのではなく、作れない時はお弁当でもいいよと言ってくれる主人にも感謝していますが、節約もしないといけないので休日に作り置きすることが多いです。
日々、忙しいと思われがちですが「隙間時間」が必ずあるので、その隙間時間をどう使うかを常に考えて行動しています。「隙間時間」ができた時がチャンスです!その時間に「やりたいこと」を終わらせます。

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらにも言えることですが、「人と人とのコミュニケーション」です!
私のことを信頼してくれるから、仕事を任せてくれる。そして、信頼をしてくれるから「もっと頑張りたい!」と思えます。育児においても、信頼しているから子どもをお願いすることもでき、逆に信頼してもらっているのでママ友に何かあったときに我が家で助けることもできます。そのためには、日々のコミュニケーションがとても大切だと考えています。

 

ご家族との家事育児分担についてはどうされていますか?

主人との家事育児分担については、2人ともその場で言われることが苦手なタイプなので、年間の家事・育児のタスク表を作り分担しています。分担については、タスク表を作ったときに話し合い、タスク表に記載がないことをする場合は要相談ですが、だいたいのことはタスク表に記載があるので、これってどっちだっけ?と思ったときはタスク表を見るようにしています。

 

会社で副業が解禁になり、副業をスタートしたとのことですが、始めたきっかけについて教えてください。

産休中にハーバリウムの資格を取得したことがきっかけです。子どもと一緒に自宅で作れないかな?と思い、資格を取得しました。当初は自分で作るのみの予定でしたが、子どもがいる我が家でベビー連れでも対応できる教室を開き、ご近所の方や赤ちゃん連れの方が気楽に楽しめる場の提供をしたいという思いがありました。

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副業のハーバリウム教室についても教えてください!

所属している協会「一般社団法人 日本ハーバリウム協会」のミッションにある、「女性の成長とより充実感のある生活の提供」という思いに心が惹かれました。
認定講師の資格取得にいらっしゃる女性の方は皆さん、「ワクワクし希望をもって」お帰りになります。カフェでお友達とワークショップを考えたり、販売、または美術の先生などはお子様向けに何かできないかな?など、自分で考えるきっかけになります。何かのきっかけ作りのほんの少しのお手伝いしかできませんが、お手伝いができたらとても嬉しいです。

 

今後、その取り組みを通して、どうしていきたいと考えていますか?

会社を定年退職した後の夢ですが、「近所の働くママの役にたつ場を提供したい」という思いがあります。お母さんの帰りを一人で待つお子さんに対して、今の生活では平日に余裕がないですが、余裕があれば「我が家で待っていればいいのに」と思うことが多々あります。会社を定年退職したら、親が帰ってくるまで子どもたちが安心して過ごせる場所を我が家で提供できればと考えています。「あそこの家なら安心だよ」という安心感を少しずつ作りたいです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

現在、とても楽しく、充実した日々を送らせてもらっています。仕事においては微力ですが会社に貢献できる人材になれれば・・・と思っています。周りの方との信頼関係・コミュニケーションを大事にして、子どものお手本になれるよう、笑顔で毎日を過ごしていきたいです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

社会人になり、定年を迎えるまで約40年。初めての育児と家事の両立で途方に暮れるくらい疲れ切ってしまうこともあると思います。ですが、子育てにかける時間は働く間のたった数年で、必ずあっという間に「最後のとき」がきてしまいます。1日1日が大切な時間で、気づけば自分の手から巣立ってしまいます。育児と仕事の両立は、他の人と比較せず、自分がどうしたいかが一番大切です。
時短勤務・フレックス・スーパーフレックス・テレワーク・フルタイム勤務など、沢山の働き方がある中で自分自身に合った働き方を見つけ、自分自身が自信を持って子どもと向き合うことが大切だと思っています。「育児をしながら働く」と考えた時点で、もう立派な「ワーキングマザー」です。

いつも協力してくれる皆さま、家族、上長、会社のメンバー、ママ友には感謝の気持ちでいっぱいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

インタビュー:柴田広夢

2018年7月20日 0 comment
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今回ご紹介するのは、ニューヨークで幼児教育のスタートアップを立ち上げ、経営する中澤英子さん。
元々はソニーでお仕事をしていた中澤さんがなぜアメリカで起業することになったのか?!
また教育熱心なママが多いというニューヨークでの最新の子育て事情についても伺いました!

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プロフィール

・氏名:中澤英子 (なかざわえいこ)
・会社名:Dearest, Inc
・職種:Founder & CEO
・簡単な経歴:慶應義塾大学法学部卒業後、ソニー(株)に入社し、営業、海外マーケティング、海外新規事業立ち上げなどを経て、スタンフォード大学にて経営学修士を取得。2011年にニューヨークのソニーアメリカに赴任。2015年にダイニングアプリの会社をコロンビア大学のインキュベーターで起業。2016年12月にDearestを起業。
・居住地:アメリカ、ニューヨーク
・お子様の年齢:2歳半
・ワークスタイル:フルタイム

 

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

Dearest (www.dearest.io)という幼児教育のスタートアップをニューヨークで経営しています。0−8歳児を対象に、幼児教育に特化した少人数制のクラスや保育を提供しています。現在約300人の先生達とともにマンハッタンで暮らすご家庭をサポートしています。また、データや最先端の研究を活用し、子供達が将来活躍する際に必要となる力を育成していくことを目標にしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

8:30  息子と同じ年齢のフランス人の女の子と、先生兼保育士さんが家に到着するのを待ち、出社。
保育士さんが、2人を公園、図書館、美術館などに連れて行ってくれます。また、Dearestの音楽、アート、幼児教育の専門家の先生が家に来てクラスを開き、その際には近くに住むお友達も参加しています。

9:00 オフィスに到着。
小さなスタートアップなので、マーケティング、開発、営業、人事、財務、経理まで、ほぼ全ての活動にハンズオンで関与しています。また、関係者が多く、スタッフ、先生達、社外のメンター、投資家、提携会社の方々と打ち合わせをしている間に1日が終わります。

19:00頃 帰宅。(イベントや会食がない場合)
夜は可能な限り家族みんなでご飯を食べ、子供と本を読んだり遊んだりしてからお風呂に入れて、寝かせます。その後、残った仕事を片付け、就寝というスケジュールです。

 

 出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

今まで以上に機会損失を意識するようになりました。子供との時間は私にとって大切なものであり、敢えてその時間を別のことに使うのであれば、自分にとって意義のあること、大きな価値を生み出すこと、本当にやりたいことに割きたいという気持ちが強くなりました。

 

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ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

今は、夫の方が家事と育児の負担が大きいと思います。子供がいるライフステージで起業をするということは、家族全員に負担がかかることであり、夫の理解と助けが不可欠だと考えています。夫は、資産運用の仕事をしていて、最近も出版http://www.tomonakazawa.com/book.htmlしており、彼も仕事と家庭の両立に日々奮闘しています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

海外から移住したばかりで、子供が幼稚園に馴染めず苦労していた母親から相談を受けました。先生達と相談し、その子に合ったプログラムを提供したところ、徐々に自分に自信を持ち、楽しんで幼稚園に通うようになりました。その母親からは、心のこもった感謝のメールを頂き、社内で共有したところ、その内容に涙するメンバーもいました。起業家ワーママとして、育児と仕事を両立するのは本当に大変です。それでも、こういった形で一人一人の子供にインパクトを与えることができる今の仕事に、大きなやりがいと手応えを感じています。

 

 育児&仕事をしていて一番大変なことは?

どうしても子供と過ごす時間が限られてしまうので、色々な場面で罪悪感を感じることがあります。息子は、人前でシャイになってしまうことが多く、自分が注ぐ愛情が足りないからなのではないかと悩んだこともあります。生後5年間で、脳の9割が形成されるという研究もあり、自分がしてあげられていないことばかりに目が行きがちです。また、それが仕事で成果を出さなければいけないというプレッシャーにもなっていると思います。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

アメリカでは、Mother’s Guilt(母親の罪悪感)という言葉がよく使われます。様々なライフスタイルのママ友の話を聞いていても、それぞれが自分なりの罪悪感と戦っているのだと感じます。おそらく愛情が深いからこそ、「もっとしてあげたい」という気持ちが強くなるのだと思います。それを理解した上で、出来なかったことに執着せず、一緒にできたことや息子の成長などポジティブな面に目を向けるように心がけています。

息子が大人になる未来には、技術の進化により、人間に求められるスキルが大幅に変化すると考えています。そこで、機械にはできない価値を生み出していくためには、リスクをとって新しいことに挑戦したり失敗を乗り越えていく強さが不可欠になると思います。そんな中、息子にとってはポジティブ思考を持ったチャレンジャーママでいたいと思っています。

 

子育てをしながらNYで起業するというのはとてもハードルが高く感じてしまうのですが、大手企業を辞めて起業するに至ったきっかけ、経緯について教えてください。

ソニーでは、やりがいのある仕事を任せていただいていたので、不満はありませんでした。ただ、社内の留学制度でスタンフォードの大学院に行き、ゼロから新しい事業を創り上げている起業家達に出逢い、いつか自分も起業したいという気持ちが芽生えていました。留学後、ニューヨークに赴任し、その思いを実現すべく、現地の友人と一緒に週末を使ってビジネスプランを練っていたところ、コロンビア大学のインキュベーターに選ばれました。散々悩みましたが、起業したいという思いが勝り、辞める決意をしました。1社目は、レストランアプリの会社でした。あまりうまくいかず、ビジネスモデルのピボットを考えていた時期に息子が生まれました。生まれてすぐに預ける先が必要だったのですが、ニューヨークでのデイケアやナニーの質に愕然とし、自分のように働き続けたい親達が安心して預けられる、幼児教育の専門家達を集めたサービスが必要だと考えました。調査を重ねた結果、大きなビジネスチャンスにもなると確信し、2社目のDearestを一人で起業しました。

 

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教育熱心なニューヨークのママ達が今特に高い関心を持っていることは何だと思いますか。

特に熱心な親達の間では、今まで人気があったモンテッソリーやレッジョのような伝統的なアプローチから、子供の興味を中心にした学び方を尊重するプログレッシブなアプローチにシフトしていると思います。興味を持ったことについて調べたり、問題を提起して解決方法をデザインしたりするためのスキルの育成、マインドフルネスやグロースマインドセット等への関心も高まっています。

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

幼児教育の仕事をしていて、改めて、子供達の個性の強さ、そして学び方や興味の持ち方の幅広さを実感しています。忙しく働きながら子育てをする過程で、私も含め、他の人と比較して焦ることや罪悪感を持つワーママは多いと思います。しかし、幼児期には、平均値をとった尺度はあまり意味を持たず、一人一人に最適な学び方やペースがあると考えます。また、働くママだからこそ子供にしてあげられていることも沢山あると思います。アメリカでは、小さい頃にワーママに育てられた娘の方が、そうでない女性よりも仕事の収入と地位が高いという興味深い研究結果も発表されています。男女平等に近づく未来に向けて、日々仕事と家庭を両立しているワーママの皆様に刺激を受けながら頑張っていきたいと思っています。

また、ニューヨークにお越しの際、ベビーシッティングやクラスにご興味がありましたら、お気軽にこちら(eiko@dearest.io)にメールください。ワーママトークをさせて頂けるのを楽しみにしております。

 

インタビュー:小泉加奈子、構成:柴田広夢

2018年7月4日 0 comment
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今回のパワーママは、『これからは、生き方が働き方になっていく』の著者の鈴木絵里子さん。
本業では2つの会社でベンチャー投資に携わり、プライベートでは2人のお子さんのママ。海外で育ち、外資系企業に勤めた経験もある鈴木さんが現在の働き方に至った理由や子育てについて、これからの時代を楽しく生きるヒントを伺いました。

 

プロフィール

・氏名:鈴木絵里子
・会社名:ミスルトウ株式会社
・役職名:投資ディレクター
および
・会社名:フレスコ・キャピタル
・役職名:パートナー
・職種:ベンチャー投資

・簡単な経歴:4歳の頃からアメリカや中東含めた海外で暮らし、カナダのマギル大学を卒業。経済学、国際開発学、数学を専攻。
2008年より外資系の投資銀行部門に勤務。その間2児を授かる。
2013年よりラグジュアリーブランドCOACHで財務企画を担当。
2015年より米国のドローンベンチャーの日本法人立ち上げに携わり日本代表に。
2016年より社会的インパクトベンチャー投資を行うミスルトウ株式会社にて投資部ディレクターを務める。
2018年よりフレスコ・キャピタルのパートナーも兼務。

多様性が活かされる世界を広げたいとfuture female+としても活動し、『これからは、生き方が働き方になっていく』(大和書房)を出版。

・居住地:東京
・ご自身の年齢 :30歳(1986年生まれ)
・お子様の年齢 :6歳(息子)、3歳(娘)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

海外で育ち、貧富の差などを目の当たりにしたこともあり、ずっと国際開発に携わりたいと思ってきました。今は、社会的インパクトベンチャー投資を大胆にやれているのでとても幸せです。

社会的インパクト投資とは、例えば、インドの農業スタートアップに投資をするために現地に出向いてデューデリジェンス(調査)を行ったり、シリコンバレー発アフリカで活躍する医療機器輸送ドローンスタートアップなどの投資先の事業開発のお手伝いなどをしたりです。全世界に共通する社会課題を最新のテクノロジーを駆使して何とか解決していけないか、と現場の方と仲間と考えるのは、とても刺激的です。

また、私の場合、ミスルトウとフレスコと言う二つのベンチャーキャピタル双方にコンサルティングする形で投資活動を行なっています。「複」業の複雑さはあるものの、一つ以上ののコミュニティに所属する利点を大いに楽しんでいます。一方が上手くいかなくなってしまった時のセーフティネットになると感じ、学びも倍増したり。

何にしても、既存の働き方の枠組みを前提とした、既存の募集がかかっている職種からは今の私の働き方には絶対に辿り着けなかったと思っています。

自分が望む生き方を主軸に考えるようにした上で、やりたい仕事を探し、仕事の方を少しずつ、前向きに、生き方に合わせていくようにしてきたイメージです。トライアンドエラーで失敗も繰り返してきましたが、今、テクノロジーの発展などもあり、世の中の転換期にあると思うので、働き方についても考え込んでしまうよりかはアクションを取ったもん勝ちだと、私は思っています。

具体的なワークスタイルについては、例えば、自分のパフォーマンスを最適化するためや家族の事情に合わせながら、リモートで仕事をしたり、比較的柔軟に休暇を調整させてもらったり。その分しっかりバリューを出さなくては、と必死ですが、見苦しくても一生懸命体当たりする方が私は楽しい!と感じています。

また、自分のパフォーマンスを上げると言う意味でも、「好き」で楽しめる仕事内容に取り組むだけでなく、一緒に仕事をするメンバーについても「好き」と思える方達とできるように意識しています。短い人生、自分が尊敬できたり、安心できたりする方と一緒の方が良いですよね。

大企業などではそんなのは難しい、と思われるかもしれませんが、少しずつ、試してみられてはどうか、と私は思っています!

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5AM :起床 メールチェックをして、一日について頭を整理。15分くらいSNSを見てしまうこともあり、「あぁ゛、、また時間を無駄にしてしまったー」と後悔することも。6AM :子供達起床 朝ごはん準備の他、宿題を確認し、ピアノの練習も監視したり。7AM :自分の準備 余裕がある時は時短ヨガを実行し、気持ちを整理。
8AM :出勤 オフィスだけでなく、ミーティング先の近くのカフェなどに出向くことが多い。(今、海外では沢山のとてもお洒落で躍動感溢れるcoworking spaceができていて、女性向けのものなどもあります。環境は大事なので、日本でも増えて欲しいと思っています)
9AM – 17PM :仕事 自分で裁量権持って、日中の時間は使っています。例えば、必要ならクリニックに行って気になっていた症状を診てもらったり、子供達の学校の行事に2時間顔を出せたり、ちょっとした買い出しに行くこともあります。
18PM:子供達の迎え 帰宅。猛ダッシュで晩御飯を用意し、子供達に食べさせ、お風呂にも入れる。
20PM:本を読み聞かせて寝かしつけ 自分が寝落ちしてしまうことは、あるある。
20PM – 0AM :仕事のキャッチアップ 夫が帰宅した時には30分程、会話をする。くだらないテレビでも一緒に見るのもコミュニケーションの一つ。

 

出産して、何が一番変わりましたか?

子供の模範になるために自分もしっかりしよう、と、少しずつですがましな人間に成長できている気がします。

また、子供達のためなら、と体力的・精神的な力が漲るのも面白いですね。火事場の馬鹿力のような緊張・頑張りが7年続いている感じでしょうか。もともと運動音痴で体力に自信はなかったんですが、子供を産んでから数十キロのものは幾らでも持てるようになり、今では職場のウォーターサーバーの交換担当は私です。

でも、何よりも、子供達のおかげで、自分のことを社会の一員としてより感じることができるようになりました。子育ては一人ではできない、とつくづく思います。両親や友人やシッターさんやご近所さん、など色々の方のおかげ、コミュニティのおかげで子育てはできている。そのコミュニティへの恩返しにも、この社会が良くなるように自分もできることないか、と益々考えるようになりました。

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ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事を終えて帰宅して過ごす最初の2分間は、いつも世界一最高ですね!!!
満面の笑顔で駆け寄ってくれる子供達を抱きしめると、どんな大変なことでも乗り越えられると思えちゃいます。でも、そう思えるのもそのマジック2分間だけで、すぐさま兄妹喧嘩が勃発したり、お腹が空いたと騒ぎ出し、またカオス対応に戻ります。。笑

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児は答えがなく、一人一人の子供や各家庭で違う中、これで良いのか?と悩むこともありますが、自分の子供達への愛情に自信を持って、何とかなる、と前向きに考えるようにしてます。

また、もちろん子供達や家族にイライラを感じたりすることもありますが、そんな時は、自分自身が仕事や他のことで戸惑っている知らせだ、と捉えて、一歩引いて見てみるようにしてます。なので、子供達は人生がうまくいってるかのバロメーターにもなってくれています。

そんな中。育児と仕事を両方行う中一番大変なのは、1日24時間と言う万人に共通して限られた時間の中で色々なことをこなしていくことだと思います。

でも、自分の幸せを軸に考え、前向きに、断捨離もしながら、自分の時間を自分でコントロールする意識をもつようにしています。固定観念に振り回されるのではなく、自分で考え、自分で選ぶオーナーシップの気持ちがあるのとそうじゃないのとは、随分違うと思っています。

 

それをどうやって解決していますか?

上記に加えて、私にとって大事なのは、仲間・コミュニティとの関係です。

忙しさの話を打ち明けたり、他イライラやモヤモヤについては、同じ悩みを持ってる人がいることを知るだけで、気持ちが救われることもありますし、具体的な解決策を見いだせることもあります。

そんな大切なコミュニティを探すには、自分をさらけ出してみて、そして同時に自分のカン・勘・感性を大切にしながら、素直に「好き、素敵、尊敬できる」と思う人と付き合っていくことだと思っています。また、コミュニティは自由につながっていくものであって縛られるものではないので、自分のライフステージに合わせて離れたり距離を置くことなども大事だと思っています。「お付き合いしなくてはいけない人はいない」と余裕を持ったスタンスで望むと、不思議なことに良いコミュニティを見つけられたりすることがあります。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

親としては、愛情をしっかりと表現し、子供の自尊心・自己肯定感を高めることに注力しています。自己肯定感があれば、どんなことにでも挑戦できるようになるのではないか、と思っているからです。もう一つ、子供達には最低限、礼儀や他者への思いやりや共感は身につけて欲しいと願い、そこについては厳しめに向き合っています。

仕事においては、自分にしかできないことがあるとしたら?自分でしかできないやり方は何だろう?と問うようにしています。

子育てにおいては、有難いことに、自分は代替が効かないと思えてます。そのお陰で毎日頑張れてます。同じように、仕事においても小さなことでも定性的なことでも良いので代替が効かないことができている、と思えることに取り組むようにしています。

「自分はなくてはならない存在だ」と思うのとは違い、せっかくやるなら、どう工夫しようか、どう楽しもうか、と、真っ新な状態で考えてみる感じです。特に人口知能、ロボットの発達を受けて、職種が大きく変わっていく転換期でもありますし、そんな視点は大事かな、と思っています。

ただ、繰り返しになりますが、大それたことではなく、例えば接客業であれば、「自分はいつもの常連顧客の方のAさんを笑わせられている。それが自分の持ち味かもしれない」と言う思いだと私は考えています。人から喜んでもらえた時には、やり甲斐も感じられますし。

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ご家族との家事育児分担、アウトソース利用等はどのようにされていますか?

自分だけにしかできないことの話の延長としても、自分独自の愛情表現に繋がらない家事・育児はできるものはどんどんアウトソースしよう、と考えるタイプです。

私は食べるのが大好きなので料理もその延長と捉えて大好きです。子供達と一緒にキャラ弁当を作って遊ぶことも多い。一方で、掃除などについては私は「自分だけ」さは発揮できないので、週1回外部の方の力をお借りしています。

夫との分担においては、お互いできることをやるようにし、ストレートに依頼しあったり、お互い、やってみないと分からないこともあるので、色々試すようにしています。

 

ご自身が受けた教育は、お子様の教育方針に影響与えていますか?

礼儀や他人への思いやりについてはとても影響を受けていると思い、両親には感謝しています。でも、私は複数の国で育ったので、色々な価値観や習慣も見てきました。ですので、教育についても「正解」などはないのだな、と柔軟に捉えて、色々な手法を取り入れています。

 

ワークとライフの理想的なバランスを教えてください。

バランスではなく、自分の幸せで楽しい生き方・ライフを主軸に、仕事であろうと、家族であろうと、交友関係であろうと、織り込んでいく、作り上げていく、ように私は捉えています。

人は働くために生きているわけではないので、人間らしい生き方こそが自然ですし、理想ですね。

また、人は多面的だという認識も大事だと思います。色々な面に合わせてコミュニティにつながり、お互いに影響しあって、成長などもしていけます。
何でも完璧にしようと思ったり、いつもいつも「成長、前進」と考えるのは大変なので、最後は笑えれば良し、と思うようにしています。子育てについての素敵なキラキラしたブログをフォローして参考にしてみるのも良いですが、面白くて笑える子育ての話にどんどん触れられる、パワーママプロジェクトなどがとっても元気が出ます!

もちろん笑えない時もありますが、そんな時は、しっかり休んで自分の時間を少しでも取るようにしています。お笑い番組を見たり、友人と話したり、美味しいご飯を食べて、寝て、カフェに行ってみたり、と。そんなセルフケアも大事にしてます。

こんな緩い、笑える、セルフケアをしあうママ仲間がもっと増えたらいいな、と日々思ってます。

 

著書についても伺えますか?今回、本を書いてみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?タイトルに大変惹きつけられるのですが、「これからは、生き方が働き方になっていく」という言葉に込めた思いについても教えてください!

本を書こうと思ったのは、しつこくお話ししてしまっているのですが、未来を作ろうと思う方達の「コミュニティ」を広げたい、と思ったためです。 特に女性にもそんな選択肢・考え方があるんだ、と知って頂きたかった。女性こそ凄く面白いチャンスの時期にあると思っているためです。 こんな私ですが、現在進行形の生き方働き方の模索を包み隠さずさらけ出して、自分の多面な要素も立体的に包括的にお伝えさせて頂きたく、そのためには媒体として「本」が最適だと考えました。

『これからは、生き方が働き方になっていく』のタイトルについては、敏腕編集者が付けてくださったのですが、これからは人間らしく生きよう、と言う想いが込められています。 仕事をする上でもこれからは人間らしさも重要ですが、母親も、一人の人、ですので、人間らしく、楽しんだり、笑ったり、泣いたりもありますね!

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今後の目標やプランを教えて下さい!

今は、とても楽しく、充実した日々を送らせてもらっていて、今後も仕事においては微力ながら社会的に意義ある投資活動をしていければと思っています。

特に、テーマとしては女性のコミュニティの促進であったり、私の中では関連するのですが、既存の経済のありかたではない、新しい仕組みを考案したりしていく活動にワクワクしています。

ただ、あまり綿密な目標やプランは立てていません。大きな方向性だけを意識しながら、後は流れやご縁に身をまかせつつ、その瞬間瞬間を精一杯にやって行きたい、と思います。

 

最後に、メッセージをお願いします。

コミュニティや仲間を大切に思う私ですが、パワーママプロジェクトこそもとても楽しく素敵なコミュニティ。本当に存在に感謝しています。ありがとうございます!

このようなコミュニティがどんどん大きくなったり、増えたりすれば良いですね。

また、このようなコミュニティがあるお陰で、「ロールモデル」も、必要なくなっているな、と思えています。

時代の大きな転換期にもあるので過去の成功要因が今後そのまま通用するとも限らず、「完璧なロールモデル」を探すこと自体難しい。男性がロールモデルを意識している話もあまり聞かないですが、男性は、 自分たちが多面的で、画一的なものがないことを知っているからでしょうか。

存在しないような一人の完璧なロールモデルを探すのではなく、仕事の仕方や生き方など、それぞれの面において共感できるコミュニティを見つけて、そこの仲間と成長しあえるように、私はしています。ですので、今回インタビュー頂いていることも恐れ多いのですが、私の話も、少しでも参考になるところがあれば嬉しいです。

 

インタビュー:柴田広夢

2018年5月29日 0 comment
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今回ご紹介するのは、新幹線の運行管理を扱うシステムエンジニアの中村 美沙子さん。
元々、夜勤などもあるハードな部署で勤務していたそうですが、育休後も同じ部署に復帰。社内試験を受験し、昇進。現在はプロジェクトチームのリーダーとしてチームを率いていらっしゃいます。
とにかく、「できるかな」「やりたいな」と思ったらまずやってみる、悩みや問題は気づいたら乗り越えていることが多いという中村さん。
復職後の不安とどう向き合ったのか、キャリアアップを目指した理由、管理職としての心構えなど会社勤めのママが気になることをいろいろお伺いしました!

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プロフィール

氏名:中村 美沙子
会社名:株式会社JR東日本情報システム
職種:システムエンジニア
簡単な経歴:大学卒業後、システムエンジニアとしてJR東日本グループのIT会社に入社しました。システム運用を2年経験後、新幹線システムを扱う開発部へ異動に。異動先の部署が忙しい時期だったこともあり、終電で帰宅したり、夜勤が続く毎日でした。結婚したものの生活は変わらず、子供ができたらこの職場では働けないかもと考えていました。その後、2009年~2011年に産育休を取得。私自身は開発部で仕事を続けたかったことから、仕事に充てられる時間が減るのは覚悟で同じ部署で復帰しました。現在は15名程度のプロジェクトチームのリーダーを担当しています。
居住地:東京都
ご自身の年齢:36歳(1981年生まれ)
お子様の年齢:8歳の男の子(2009年生まれ)
ワークスタイル:フルタイム(フレックス)勤務。夜勤や出張もあり。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

JR東日本が運行する新幹線の運行管理システムの開発・運用を担当しています。
北陸新幹線金沢延伸や北海道新幹線新函館北斗開業プロジェクトなどにも携わりました。
「システムエンジニアです」というと、PCに向かい黙々とプログラミングをしているような仕事?と想像されるかもしれませんが、そんなことは全然ありません。関係者とコミュニケーションをとり、実現したい要件をどうやってシステムへ落とし込んで行くのか、どうすれば品質の高いシステムを構築できるのかを議論・検討していくことがメインの仕事です。

プロジェクトリーダーを担当するようになってからは自分が手を動かすのではなく、チームを支えてくれているみんなが動きやすく、働きやすくなるように、誰に何をお願いし、どうフォローしていくか、日々考えています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4:30  起床、掃除・勉強など。貴重な朝の自分時間です
7:00  家族を起こす
8:00  子供が登校、自分も家を出る
9:00頃  始業。忙しい時は早く出社することも
18:00   終業。会社を出る
19:00   学童へお迎え(最近一人で帰ってくることも多くなってきました)
19:30頃 夕食後、子供の宿題を見たり、お風呂に入ったりします
22:00   息子と就寝
時には夜間勤務や出張もあり。飲み会もあり。そんな場合は夫にお願いしています。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

人とあまり比較しなくなったように思います。
それまでは仕事もプライベートも自分のことで精一杯でした。常々人と比べて、自分は○○がない・・・と落ち込むことばかり。自分のことばかり気になっていたんだと思います。

ところが、子供が生まれて生活が一変します。
赤ちゃんってすごいですね、全身で全てを預けてくるので、初めて他人の全身全霊のわがままに真剣に付き合ったという感じです(笑)
何もかも頼ってくれる子供がそばにいてくれることで、この子の親はなんでもない自分なんだなあと実感。気づいたら人と比較することが減っていました。

子育てを通じて私も育ててもらったのですね。

 

今のお仕事にママの目線が役立つことはありますか?

仕事は一人でできるものではないので、チームの一人一人の個性と向き合う必要があります。
たくさんの案件がある中でメンバーの個性に合わせてアサインしていく、フォローしていく、
そういうのってどことなく子育てと似たところがあるように思います。
私自身感じるんですが、周りの人からフォローされているというのはとても力強いエールになるもの。なので、私自身が周りの人をフォローしていきたいと思っています。
子育てを通じて私自身の考えが「自分が自分が」から「全体としてどうするか」、と一歩引いてみることができるようになった気がしますし、
この一歩引いてみるという視点は仕事に役立っていると感じています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

世界が広がりました。
それまでは仕事8:家庭2で全部という感じだったのですが、新たに育児というファクターが加わることで、また違う世界もあるんだ、と気づくことができました。

他にもあるんじゃないかと気づけたことで、色々なコミュニティに顔を出したいという気持ちにもなりました。
実際、子供がいなかったら例えばワーママのコミュニティに興味は持たなかったと思うんですよね。

知ることで世界が広がる、実際に行動してみて色々な方と知り合える。
仕事も育児も私にたくさんの人とつながる機会を与えてくれます。

 

そう言えば、休職前に所属していた忙しかった部署への復帰、不安はありませんでしたか?

社内には既に何人も開発部で復職され、活躍されているワーママがいたことを知っていたのは心強かったです。
強がりなところがあるので、「あの人、子供がいるから」と手加減されるようなワーママにはなりたくないなとぼんやりと思っていました。
上司との面談で生産性が高いと言っていただき、嬉しかったことも覚えています。

目の前のできることをやっていたら、「復職前の不安なこと」は起きませんでした。

そもそもどんなことが不安だったのか今は思い出せないほどです。
子供は健康でいてくれたし、夫もたくさん協力してくれました。
復職した時休職前の担務と変更になったのですが、そこをハンディキャップに思わなくて済むくらい、チームがサポートしてくれました。環境には感謝しかありません。

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育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・保育園時代と最近(小学生2年生)では大変なことの質が変わっているように思います。
今は子供の友達づきあいにどこまで合わせてあげられるか、が大変なことでしょうか。
基本的に放課後は学童に毎日行かせていますが「放課後に友達と遊びたい」「学童飽きた」ということがよくあります。
友達と遊ばせてあげたいけど、仕事なんだよね…と心苦しく思いますし、我慢させてしまっているかな、って思ってしまいます。同じクラスのママと仲良くなり、助けてもらっています。

・仕事では・・・覚悟はしていましたが、時間がないのが一番の悩みです。
お客さまとの打ち合わせが長引き、途中で退席せざるを得ないこともあります。運用場面ではトラブル時の呼び出しでその場にいけないことも多いです。
できるだけ備えておくしかありませんが、正直、悔しく気持ちの折り合いがつかないときもあります。
備えとしては私が今、何をしているのかをなるべくオープンにし、それを普段からチームメンバー、関係者の方々と共有できるような関係性を築いておくことが大切だと考えています。
それでもやっぱり時間がないのが現実ですが、このような働き方を選んでいるのは自分です。
まずは感謝する。そして誠実に恩返しさせていただく。これしかないと思っています。

 

それをどうやって解決していますか、もしくはしていこうとしていますか?

育児も仕事もですが、全部一人でやろうとしない、人に頼る。が解決策の1つだと感じています。
子供が生まれるまで私は気持ちだけは完璧主義で、人に頼るなんて格好悪いとさえ思っていましたが、違うんですよね。
お互い持ち寄って助け合ってもいいんだ、その方が良い結果になることがあるんだと気づきました。

また、悩まない、できること、やりたいことをする、というのも方法だと思います。
育児休職から復帰して半年くらいたった頃でしょうか、上司が「そろそろ夜勤いけるか」と聞いてくれました。
この時、「あ、そっか、私一人前のメンバーとしてチャンスが与えられているんだ」って思えたんですね。
育児を言い訳にしない、一人前の結果を出すと決めて行動できるようになりました。新しいことにチャレンジしたくなり、社内試験も積極的に受験しました。

とにかく、「できるかな」「やりたいな」と思ったらまずやってみる、悩みや問題は気づいたら乗り越えていることが多いです。

 

社内試験を受けて積極的にキャリアアップを目指したとのことですが、どうしてですか?

2年弱休職して復帰すると、社内の昇進制度が変わり試験制度になったと上司から説明を受けました。
よくよく聞いてみると同期と自分では級が違うというではありませんか!
持ち前の負けず嫌いが発動し、子供がいるとかいないとかそういうことは忘れて昇進試験を受験しました。結果、復職2年後にはサブリーダーに登用していただきました。

 

キャリアアップしていくことで、働き方は変わりましたか?

変わりました。
働き方というよりは、考え方が変わったかもしれません。
昨年リーダー職になり、責任に対する重みはますます強く感じるようになりました。
チームを預かっているという気持ちが強くなり、私の成果、ではなくチームの成果を、と意識するようになりました。
もちろん、辛いこともありますし、プレッシャーを感じる場面も多くなりました。
メンバーには厳しい通知をしなければいけない時もありますし、上司からの見られ方も変わったかなと感じています。それまでは、私という個人を見られて私への評価をされていたように思いますが、今は私の言動がチームへの評価に直結しているように感じています。
不安もあります。
どこを見て仕事をしているのか、とか、もっとすごい人もいる、甘いんじゃないの?って言われることが怖いです。でも、怖いと言って何もしなかったら不安がホンモノかどうかわかりません。

やってみて、不安が現実になったら解決策を考える。不安が幻だったらラッキー。

私自身にとっては辛いこと、不安なこと以上に、一人では達成できないことをチームで達成して行く、リーダーの仕事が楽しいのです。一緒に仕事をしてくれるチームメンバー、見守ってくれる上司には感謝しかありません。できることを精一杯返させていただくのが私の努めです。

だから、目の前のできることをやるだけです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・私自身が楽しそうにしている、ということを大切にしています。
子供が学校であったことを楽しそうに話してくれることは、私にとってもとても楽しく癒しの時間です。

・仕事では・・・自分の状況を言い訳にしないと決めています。
個人の事情を盾にしない。仕事に対してしっかりと誠実に結果を出すことが社会人として一人前だということだと考えています。中途半端な気持ちにならずコミットした方が軸が定まって気持ちよく仕事ができます。

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これからの目標を教えてください。

・育児では・・・いつでも子供のことを一番そばで大好きって言って応援してあげられるママでいたいです。
まだまだ子供と思ってしまいますが来年度は小学校3年生。子育ての時期もあっという間ですね。私に色々なことを教えてくれた大切な子供です。ずっとずっと応援団でいたいと考えています。

・仕事では・・・明るく話しかけやすい人、だけど決断するリーダーになりたいです。
中村さんがいるよって言ってもらえるような、有名な人になりたいです。そのためにも何かあれば助け合えるよう、小さな気配りを忘れないでいようと思っています。システムを作って行くためには一人ではできません。私は今までたくさんの人に助けられてきたから、人のつながりと大切にしたいと思っています。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事をしている、子供がいるって両方とも本当に幸せなことだと感じています。私は与えられた環境を思い切り楽しみたいと考えています。
ちなみにここまでかなり偉そうに書いていますが…かなり恥ずかしいことも目も当てられない失敗もたくさんあるし、サボったり、寄り道もたくさんしています。
だけど、せっかくの人生、迷ったらGOです。
ワーママ生活も一つのチャンスです。楽しく、頑張りましょう!

 

インタビュー:柴田広夢

2018年2月26日 0 comment
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今回ご紹介するのは、アメリカ・ニューヨークを拠点に日本人初の子どもの睡眠コンサルタントとして活躍している愛波文さん。ご自身もニューヨーク育ちでアメリカ生活の長いパワーママです。
2人のお子さんの出産もアメリカでされたそうですが、産後にご長男の寝かしつけと夜泣きに悩んだことが現在のお仕事につながったといいます。育児をする中で出会ったアメリカ人ママが自分の時間をうまく作っていることを目の当たりにし、自身も子どもの睡眠改善に取り組むことに。
アメリカでの子育てについても伺いました!

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プロフィール

・氏名:愛波文(あいば あや)
・会社名:Sleeping Smart®
・職種:APSCアジア/インド代表・IMPI日本代表・妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講師・子どもの睡眠コンサルタント
・簡単な経歴: 2005年慶應義塾大学卒業後、外資系企業勤務。2014年に日本人として初めて子どもの睡眠コンサルタントの資格を取得。2016年から米国IMPI(International Maternity and Parenting Institute)と提携し、妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講師を日本語で務める。2017年にはAPSC(Associate of Professional Sleep Consultants)のアジア/インド代表に抜擢される。光文社VERYでメソッドが話題になり、現在講談社べビモフ、主婦の友社MILLYで連載中。
・居住地:アメリカ、ニューヨーク
・ご自身の年齢:35歳(1982年生まれ)
・お子様の年齢:長男5歳(2012年生まれ)・次男2歳(2015年生まれ)
・ワークスタイル:平日子どもたちが学校に行ってる間の5時間半&子どもたちが寝た後仕事

 

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

1.APSCアジア/インド代表:(Associate of Professional Sleep Consultants)世界中の有能な子どもの睡眠コンサルタントたちが集まっている団体でアジアとインドの代表しています。
2.IMPI日本代表: IMPI(International Maternity and Parenting Institute)と提携し妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講師を務め、現在35人の生徒を育成しています。
3.Sleeping Smart®代表:日本人向けに子どもの睡眠コンサルテーション、子どもの睡眠教育プログラム、個別相談をオンラインで提供しています。

 

sleeping smart®で提供しているサービスについてもう少し詳しく教えてください。

子どもの睡眠で悩んでいる親や保育者をサポートしながら、悩みをコンサルテーションで改善していきます。単発で個別相談も行っています。1月からはオンラインで受講できる私の今までの経験を含んだ科学的根拠に基づいた子どもの睡眠教育プログラム(小児科医監修)を始めました。このプログラムは1年間サポート付きで、妊婦から5歳までの睡眠情報に加え、悩みの改善方法が学べます。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床
7:15 子どもたちの朝ごはん
7:20 お弁当作り(キャラ弁はしませんが毎日簡単なお手紙を書いています)
7:50 長男宿題
8:00 次男保育園(主人担当)
8:20 長男学校に送る
9:00-14:30 仕事/家事/お買い物/運動/たまにママ友と朝会
14:55 長男お迎え
15:00 長男の習い事または公園遊び
16:00 次男お迎え
18:00 夜ご飯
18:45 お風呂
19:30 寝かしつけ
20:00 子どもたち就寝
20:30 お風呂
21:00 主人帰宅→ご飯。夫婦の時間
22:00 日本と打ち合わせ/講義
24:00/25:00 就寝

 

ニューヨークで生活するようになったきっかけを教えてください。

私自身5歳から18歳までニューヨークで育ちました。慶應義塾ニューヨーク学院を卒業後、慶應義塾大学に入学、大学卒業後は日本で就職し、日本には合計10年間いました。結婚後、主人の異動で2011年にサンフランシスコに引っ越し、2012年に長男を出産。その後、主人が転職をしてニューヨークに引っ越し、2015年に次男を出産しました。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

出産前は全てにおいて完璧主義だったのが少しずつ変わってきました。以前は子どものためにいつも全力で頑張らなくては!と離乳食にこだわり過ぎたり、夜泣きする長男をひたすらあやしていました。そんな時、アメリカ人のママ友に会ったらみんなとても元気なんです!子どもが寝た後にジムに行ったり、友達と飲みにいったり。どうしたらそんなことができるんだろう?と思い、聞いてみると、彼女たちは子どもにねんねトレーニングをして、ママ自身の睡眠も確保して、自分のために使える時間をうまく作っていました。まずは、何でも完璧にこなそうという思いを捨て、自分の時間を作るためにも長男の睡眠改善を始めてみることにしました。この時の経験が今の仕事に繋がるとは当時考えてもいなかったので不思議です!

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

11月上旬まで平日はほぼワンオペでしたが、現在は次男を保育園に送ることが主人の担当です。また、寝かしつけについても平日夜は子どもたちが寝た後に帰ってくるので難しいですが、週末は主人が担当です。

 

今のお仕事にママの目線が役立つことはありますか?

全てです!長男が生まれたことでこの仕事に巡り合え感謝しています。振り返ると、長男がなかなか寝てくれなかったり、夜泣きがひどかったのがきっかけなので、長男には夜泣きしてくれてありがとう!とも思ってしまいます(笑)

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・「ママ仕事頑張ってね」と長男が手紙をくれることです。それにつられて最近では次男も言ってくれるようになりました。長男が私の載っている新聞記事を自分で切り取って学校に持って行ってくれたことも嬉しかったです!

・仕事では・・・コンサルテーションでお子さんの睡眠が改善されると泣きながら感謝されることがあります。「愛波さんは私をどん底から救ってくれた人です、一生忘れません」と言われた時には本当に嬉しかったです。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・男の子二人の育児がこんなに大変だとは思っていなかったです笑!毎日ぐったりです。今はちょうど次男のイヤイヤ期で、なんでこんなに全てがイヤなんだろう?なんでいきなりギャン泣きするんだろう?と理解不能なことばかりです。

・仕事では・・・育児、家事、仕事があるので、時間のやりくりが大変です。そして、日本人へのコンサルテーションや日本企業とのやりとりが多いので、どうしても夜の22時ぐらいから打ち合わせや講義が入ってしまいます。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

・育児では・・・次男がイヤイヤ言っている様子やギャン泣きしている様子を動画に撮って主人や友達に送って笑い飛ばしています!

・仕事では・・・次男の預け先を日系幼稚園から現地の保育園に変えました。日系幼稚園の預かり時間が午前中の2時間半だけだったので日中は何も出来ず、夜中の3,4時ぐらいまで仕事をするような生活を2ヶ月ほど続けていたら高熱で倒れてしまい、これではダメだと思い、保育園に入れることにしました。アメリカでは保育園は私立しかないため結構な額ですが、主人と話し合い、私の仕事と体調ために現地の保育園に入れることを決心しました。
打ち合わせやプロジェクトで忙しいときには美味しい和食を作ってくれる友達にきてもらったり、家の片づけを外部に依頼したり、ベビーシッターさんもお願いしています。次男が2歳になるまでは保育がなかったので、定期的にベビーシッターさんを雇い、コンサルテーションを行っていました。その頃はコンサルテーションでクライアント様から頂いていたコンサルテーション代は全てベビーシッター代になり、時にはマイナスになることもありました(笑) それでも悩んでいる方々を助けたいと思う気持ちのほうが強かったから続けられたのだと思います!
また、幸いにも仲良いママ友が本当に本当に優しくて、風邪をひいたり、忙しい時に「ご飯玄関に置いといたよ」と美味しいご飯をもってきてくれたり・・・泣けるぐらい嬉しいです。
多くのみなさんに助けられています。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・楽しむこと、いっぱい笑うことです。実際はよく怒っていますが(笑)!息子二人それぞれと1対1の時間をとることも常に心掛けています。また、人間的には人の痛みがわかる子に育って欲しいと思い、長男の1歳の誕生日会ではみなさんに寄付金をいただき、東日本大震災で津波でピアノが流されてしまった多賀城中学校にピアノを寄付しました。5歳の誕生日には同じように、グアテマラの学校に200冊の本を寄付しました。熊本地震のときにはレモネードスタンド(子ども自らレモネードを作り自宅などで販売する活動のことです。この活動を通して子ども達はボランティア精神や経済感覚を身に付けていきます)を2回行い、$1600を寄付しました。

・仕事では・・・ひとつずつ愛を込めて丁寧に。クライアントさま、生徒さん、仕事関係者の方々と離れているからこそ、メールひとつにしても時間をかけて丁寧に書くようにしています。

 

熊本地震のレモネードスタンド

熊本地震のレモネードスタンド

 

アメリカ人、日本人、両方のママのコンサルテーションをする中で、あやさんが感じてきた子育ての違いは何ですか?

アメリカ人は自分の時間を必ず作るようにしています。色々な人の手を借りながら自分自身をとても大切にしています。一方で、先日の日本出張で友人や企業の方々ともお話しをしていたのですが、日本人ママは「我慢は美徳」という文化の中で暮らしているので無理をしてる部分が多いなと感じました。育児を全て自分でやっている、ワンオペの方が多く、もっと多方面に助けを求めていいと思います。一人の人間を育てるってすごく大きな責任があり、一人でやるものではないと思うんです。もっともっと人に頼り、ママたちには自分自身を大切にしてほしいなと思います。

 

これからの目標を教えてください。

・育児では・・・楽しむこと!あとは、子ども達が誇れるママでいたいと思っています!

・仕事では・・日本で妊婦と子どもの睡眠コンサルタントを増やし、子どもの睡眠に悩んでいる方々に相談できる相手がきちんといることを伝えていきたいです。日本のみなさんにも子どもの睡眠の大切さと知識を広めていきたいと思っています。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

育児と仕事は完璧にこなす必要はないと思っています。仕事はある程度コントロールできる部分がありますが、育児は思う通りにいくほうが稀!毎日新しい発見や悩みが出てきて楽しいけれど、疲れる時も、イライラする時だってあります。私はそういう時、主人の協力またはベビーシッターに頼り、自分の時間をきちんと作り、好きなことを自由にするようにしています。アメリカで良く使われる言葉「Happy Mom Happy Family」。日本でもママたちがもっと自分がハッピーでいることを大切にしてほしいなと思っています。私自身もこの点についてはまだまだ頑張らないといけない部分です。
このインタビューを読んで子どもの睡眠に興味を持たれた方、悩んでいる方は1月に始まりました子どもの睡眠教育プログラムがお勧めです!
妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得コースも随時募集をしております。
また、一人で寝るのが怖い、暗いの怖くて寝かしつけに悩んでいる方には3月に出版される絵本、「スーちゃんおやすみなさい」をぜひ寝かしつけの時に読んであげてください。帯の推薦文を書かせていただきました。(予約:amazon「スーちゃんおやすみなさい」
そして、今夏!!子どもの寝かしつけや睡眠で苦労している皆さんのために、私のメソッドをお伝えしたくて、ねんねトレーニング本を出版予定です!

追記;『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』(講談社より2018年6月15日発売)

ホームページ: https://aya-aiba.com/

インスタグラム:https://www.instagram.com/aya_aiba/

愛波LIVE:https://aya-aiba.com/live/

IPHI妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント資格取得コース:https://aya-aiba.com/courses/

 

インタビュー:小泉加奈子、構成:柴田広夢

2018年1月12日 0 comment
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今回のインタビューは、一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事の野上美希さん!

協会の代表だけではなく、幼稚園の採用・広報の活動や、社会福祉法人で複数の保育園の事業統括、さらには企業体で民間学童や保育向け人材紹介サービスのマネジメントも並行して行なっている、まさに幼児教育のスペシャリスト。そんなアグレッシブな野上さんですが、実際にお会いすると穏やかでしなやか、とても柔らかい印象で癒されます!子育てをされながら数々のプロジェクトに関わる野上さんに、今の幼児教育と保育についてのお話も伺いました!(千田)

 

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プロフィール

・氏名:野上 美希(のがみ みき)

・会社名:一般社団法人キッズコンサルタント協会

・役職名:代表理事

・職種:教育

・経歴:東北大学工学部卒業後、日本総合研究所にて、コンサルティング、事業企画、採用、営業と多岐にわたる経験をした後、株式会社マイナビの人材紹介事業部の立ち上げに従事。営業部長として複数の部下をマネジメントする傍ら、『女性のための女性コンサルタントによる人材紹介サービス』の代表も務める。自身の妊娠を機に久我山幼稚園の運営に携わる。産後母の孤独を解消すべく、子育てひろば開設を皮切りに、働く母の支援のため幼児教育をベースとした民間学童や複数の認可保育園を開設。また民間学童資格 キッズコンサルタント資格を認定する一般社団法人キッズコンサルタント協会を立ち上げ、代表理事を務める。

・居住地:東京都杉並区

・ご自身の年齢 :40歳

・お子様の年齢 :7歳の娘と4歳の息子

・ワークスタイル:各園を回り、施設長とミーティングや、在宅勤務など内容によって柔軟に対応

 

 

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 

現在は、複数の事業展開を行っています。

①   学校法人野上学園 久我山幼稚園にて、採用や広報の活動

②    社会福祉法人風の森にて、複数の保育園の事業統括

③    株式会社野上アカデミーにて民間学童Afterschool Kugayama Kidsと保育士向けの人材紹介サービス「保育Willキャリア」のマネジメント

④   一般社団法人キッズコンサルタント協会にて、資格講座の講師業

複数法人を経営しているので、その時々で必要な業務に邁進していますが、現在は、保育園を毎年1園開園しているため、保育園立ち上げの業務の比重が高くなっています。

 

 

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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

7時15分起床 呼吸法、体操を行いつつ、子ども達を起こす

7時半 朝食を作り、旦那と子ども二人と食べる

8時10分 娘が小学校へ登校

9時 息子を幼稚園へ送る

9時半~18時半 コアタイム いずれかの園に出勤したり、在宅で仕事をしたり、スケジュールに応じたスタイルで仕事に従事

18時半 息子を幼稚園へ迎えに行き、同施設内のアフタースクールに娘を迎えに行く

19時 夕食の用意、夕食を子ども達と食べる(旦那はいる時といない時がある)

19時半~21時 家族団らん お風呂

21時 子ども達を寝かしつける

21時半 仕事のメールチェックや事務処理業務

23時 ドラマを観たりリラックスタイム(時間があれば)

0時 就寝

 

 

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

 

働き方です。
会社勤務の時代は、終電に飛び乗る生活を継続していましたが、妊娠、出産により仕事のスタイルが抜本的に変わることが想定できたので、仕事を継続させるためにどうすればよいかと考え、現在の仕事に従事することを選択しました。

 

 

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

育児を通して、お母さんの悩みに寄り添えるようになり、そのことが、次のビジネスに繋がっていく原動力になっている気がします。自分で運営している園に子どもを預けていることもあり、子ども達にもママが仕事をしている姿を見てもらうことで、更に頑張ろうという気持ちが芽生えます。また、日々成長していく子ども達を見ているだけで、自分も成長しなくては!という気持ちになります。

 

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

旦那も当時外資系企業に勤めており、日々遅くまで仕事をしていたので、ワンオペ育児+事業経営と、保育園の立ち上げの際は毎日が余裕のない日々でした。

 

 

 

それをどうやって解決しましたか?

 

本当に忙しい時は自分で全て行おうとせず、周りの人たちに頼り、乗り切りました。具体的には、学生のベビーシッターを雇って定期的に子ども達と遊んでもらったり、実母や義母、義父の力も借りながら、仕事に穴をあけずにやり切りました。

 

 

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児においては、子どもにとって様々な体験をさせてあげることで、子どもの興味関心を引き出し、可能性を追求していくような子育てをしていきたいと考えています。

また、子どもの気持ちに寄り添い、子どもの奥にある真のニーズを引き出してあげたいと思っています。

仕事においては、幼児教育をより多くの子ども達が受けられる世の中にしていきたいと考えています。

 

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キッズコンサルタント協会とはどのような協会なのでしょうか?

 

学童指導員のための民間資格 キッズコンサルタント資格を普及、認定する協会です。

 

 

 

野上さんが今のお仕事をされるきっかけなどを教えてください!

 

自身の妊娠、出産、育児の孤独を体験したことで、地域でのコミュニティが重要であると感じ、子育てひろばを開設しました。そのことをきっかけに、世の中のニーズにマッチした様々な事業を展開していきました。

 

 

 

今の仕事で大変なことと、とてもやりがいを感じることをお教えください。

 

子育てをしながら、新しい事業を立ち上げていくことはとても強い意志が必要だと感じていますが、時間が制約されているが故に「本当にやりたい事なのか?」「本当に必要なことなのか?」を見極めて仕事に邁進できていると思います。実際に子どもの成長を間近で見ることができるので、日々やりがいを感じています。

 

 

 

 

野上さんが思われる、今の子どもにとって必要な教育や体験は何でしょうか?

 

感性を養う様々な体験活動をさせてあげることが、重要だと思います。体験も、これをすべきというものではなく、どんな体験活動でもまずは経験させてあげることが大事だと思います。その経験から、子どもが自分自身で見て感じることが大事であると考えます。

ピアノやバレエ等の活動等ももちろん子どもの豊かな感性を育みますが、もっと身近でできる体験活動の積み重ねとその体験を親子で楽しむことが子どもの成長に繋がっていくと思います。

 

 

 

 

保育の仕事の魅力とは何ですか?

 

私は実際に子どもと直接関わる仕事はしていませんが、現場の保育者を見ていると、子どもの成長を間近で感じることのできるやりがいのあるお仕事だと感じています。

プロとして、複数の子ども達と関わり、遊びを通じて可能性を広げていく仕事であり、保育者自身も子どもと一緒に成長できる仕事であると感じます。

 

 

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

 

68年の歴史ある幼児教育をベースとした保育園を数多く展開していくこと、キッズコンサルタント保有資格者を増やしていき学童業界の質の向上を目指すことと並行して、保育士の仕事のやりがいについての広報や保育士の地位向上を目指した活動をしていきたいと思っています。

 

 

 

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

 

今の子ども達が大人になる頃には、今とは全く違う世界が繰り広げられていると思います。そういった予測不能な現実に対して、チャレンジングに行動できる人間になるための幼児教育を提供していきたいと思っています。子育てをしながらの仕事は大変だと思いますが、是非子どもの気持ちにも寄り添う時間を作ってあげてほしいと思います!

ワーママこそが仕事と子育ての両輪で未来の日本を作っていくのだと思っています。

 

 

 

(インタビュー:千田)

2018年1月7日 0 comment
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この7月から新しくなった東京オフィスで。

 

プロフィール

・氏名:川村 恵生

・会社名:株式会社アダストリア

・役職名:マーケティング本部

・職種:マネジャー

・簡単な経歴:

大学卒業後、2008年 インターネット広告会社の株式会社オプトへ入社し、大手ファッションECやコスメ企業のWEBマーケティングを担当。その後 2012年株式会社ポイント(現、株式会社アダストリア)に入社。ブランドやECにおけるWEBマーケティング活動に従事。2016年5月より産休に入り、6月に長男を出産。1年の産休・育休期間を経て、2017年5月より現職。

 

・居住地:千葉県

・ご自身の年齢 :32歳

・お子様の年齢 :1歳

・ワークスタイル:正社員、時短勤務(9:00~16:00)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

アダストリアが展開するグローバルワークローリーズファームなどの各ブランド、またECサイト[.st]におけるWEBマーケティング業務に携わっています。具体的には各プロモーション、キャンペーンの戦略設計、SNSを活用した企画の立案、WEB広告のバイイング、ECサイトやアプリのUI/UXの設計などを行っています。

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:00   起床、朝食準備

06:30   朝食、保育園の準備、自分の身支度

07:30   子どもの身支度・保育園への送りを夫に託して、家を出る

09:00   出社

16:00   退社

17:30   保育園へお迎え

18:00   子どものご飯

週末に作り置きしたご飯やおかずを食べさせる

まだ一人で上手に食べられないので、付きっきりでサポート

18:30   子どもと一緒にお風呂

19:00 私のご飯、子どもと遊ぶ

20:00   寝かしつけ

21:00   家事

22:00   就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

価値観、時間の使い方、夫との関わり方、ファッション、ヘアスタイル…

変わったことを挙げだすときりがないですが、一番は小さなことでも幸せを感じられる自分になりました。

今週は息子が病気もせず保育園に行けたとか、帰宅したら夫が部屋を綺麗にしてくれていたとか、ほんの小さなことでも涙が出るほど嬉しい気持ちになれる自分に生まれ変わりました。

 

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ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

毎日出社のタイミングで、息子と夫が家の前まで来て見送りをしてくれることがとっても幸せです。姿が見えなくなるまで、手を振ってくれる二人がいつも微笑ましく、今日も頑張ろうという力が湧いてくる瞬間です。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

元々 自分の好きな分野の延長でやっていた仕事だったこともあり、日々の生活で特に仕事モードのON/OFFを意識したことがなかったのですが、ある日、仕事のことを考えながら、無言で息子にご飯をあげている自分にハッとしたことがあって、それ以来は、「家に帰ったら仕事モードをOFFにして家族と向き合うこと」を育児では大切にしています。

 

仕事においては、時短勤務を言い訳にせず、プロフェッショナルを追求する姿勢を大事にしています。また、急遽 息子が急病で会社をお休みしないといけなくなった場合でも、仕事のメンバーに極力迷惑を掛けないように、属人的な働き方はしないように、仕組み化を意識し、資料などは全てデータ化、クラウド上に残すようにしています。

 

 

最後に、メッセージをお願いします。

私の働くアダストリアは、出産や育児に関する法定制度の完備に加え、独自の支援制度が用意されています。復帰前には、復帰前のママたちと先輩ママたちの交流会があったり、その他にも、看護休暇、保育料の補助や、これから先も使える制度があるおかげで、ママにとってとても恵まれた環境で働けるのだと思います。また、パートナーの夫は育児に対して非常に理解があり、絶対的な協力関係で、いつも支えてくれています。

 

とはいえ、“自分がやりたい時にやりたいことをやるって、こんなに難しいことなんだ”と焦りを感じずにはいられない日もあって、それはママみんなが感じる気持ちなのだと思います。

ただ、間違いなく言えるのは、確実に子供は日々成長し出来ることが毎日増えていって、例えば1ヶ月前と比較しても子供自身のやりたいことが自分で出来ているようになっているということ。今では「あれ、そんなことも出来るの?」と時に寂しさを感じるくらい、あっという間に子供は成長していきます。

 

まだまだ未熟な私ですが、子供の成長に負けないぐらい、ママとしても妻としても女性としても、これからも成長していければと思います。そして一緒に頑張りましょう!

 

 

(インタビュー:高村)

2017年10月3日 0 comment
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プロフィール

・氏名:山田 綾子

・会社名:株式会社ウエディングパーク

・役職名:メディア開発本部マネージャー

・職種:ディレクター

・簡単な経歴:

2012年、ウエディングパーク一期生として、新卒入社後、営業本部に配属。2014年、新規事業立ち上げの責任者に就任し、2015年1月にフォトウエディング・前撮りの検索サイト「Photorait(フォトレイト)」を立ち上げる。2016年6月に第一子となる長男を出産後、2017年1月よりメディア開発本部マネージャーとして復帰。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :27歳

・お子様の年齢 :1歳

・ワークススタイル:時短勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ウエディングパークの姉妹サイトである、海外挙式の日本最大級クチコミ&フォトサイト「ウエディングパーク海外」のサイト責任者をしております。

「ウエディングパーク海外」がより大きく、より使いやすいメディアになるよう日々改善を繰り返すと共に、メンテナンスや新機能の開発ディレクション、サイト内の編集コンテンツのライティングなどもおこなっています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。 

06:30 起床、身支度、子供の朝食準備

07:00 子供が起きる前に出発

(朝の子供の世話、保育園の送りはパパが担当)

07:40  出社

17:00  退社

17:40  お迎え

18:00  帰宅、夕食準備

18:30  夕食

19:00  お風呂、子供と遊ぶ

20:30  子供就寝後、洗濯、翌日の準備など

22:00  自分時間♡(ドラマ見たり、本読んだり…)

23:00  就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

出産前は24時間全て自分が自由に使える時間だったのに対し、今はまさに時間との戦い。すごく時間を大事にするようになりました。

子供との時間を削ることは絶対にしたくないので、毎日17時がタイムリミットですが、明確なタイムリミットがあることで集中力がアップしている気がします。

急に子供の体調が悪くなるかもしれないことを考えると、2日くらい仕事が前倒しできていて余裕があるくらいが、周りの人から見る「順調」だと考えるようにしているので、危機感を早めに感じられるようになったのも出産前と変わったかなと思います。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?

子供がいなかった時代の200%頑張って、やっと同じ成果にたどり着くこと。

時間を大事にするようになって、限られた時間の中で前より濃い仕事ができるようになりましたが、でもそれは同時にどっと疲れます(笑)。

そして17時に会社を出てから子供が寝るまではとにかく体力勝負。スーパーの袋を持って保育園まで走り、ベビーカーを嫌がる子供を抱っこして家に帰ることもしばしば。もう子供が寝る頃にはヘトヘトです。

そこまで頑張ってやっと、子供がいなかったときと同じ成果が出せる。むしろ、それでもちょっと及ばないくらい。

あと余談ですが、復帰してから断乳したので、断乳を始めてから2週間くらい、細切れの2時間睡眠で出社したときは地獄でした…。でも周りに「断乳してます!」なんて言えないので(笑)、いつものように元気な姿を振る舞うのが大変で。これから復帰する方には、ぜひ断乳してからの職場復帰をおすすめしたいです。

 

それをどう解決しましたか?

ウエディングパークにはちょうど同じ時期に出産・育休を経験して復帰しているメンバーがいて、そのメンバーと悩みを共有したり、子供の話をしていると、「あともう少し頑張ろう」と元気が湧いてきます。やっぱり共感ってすごく大事!

また、保育園の送りはパパが担当なので、朝が唯一自分が自由に過ごせる時間。その時間を有効活用できるように、8時前には出社しています。24時間の中で、自分が1人で自由に過ごせる時間が毎日1時間でもあると、心に余裕が出る気がします。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

保育園にお迎えに行くときが、1日の中で一番幸せな瞬間。

子供が6ヶ月のときに復帰しているのですが、当初は迎えに行ってもイマイチ反応が薄くて(笑)。それがだんだん、私の顔が見えると笑うようになり、ハイハイで私の元へ来てくれるようになり、最近ではよちよちと歩いて来てくれるようになり…。

この瞬間があるから、17時まで必死に頑張って、急いで迎えに行って、そして毎晩子供の寝顔を見ながら明日も頑張ろうと思えちゃうんだと思います。

私が想像していたより何倍も、子供はママが大好きで、寝る時にくっついてくるのも、私が見えなくなると大泣きするのも、本当にかわいい。子供を育てながらの仕事って、とても大変ですが、子供がいるからこそ頑張れてしまうのがママなんだと思います。

 

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

仕事では育児を言い訳にしない。育児では仕事を言い訳にしない。

子供が欲しいと思ったのも、子供がいても仕事がしたいと思ったのも、全部自分が決めたことなので、「子供がいるから」「時間がないから」ということを絶対に仕事の言い訳にしてはいけないと思っています。

だから、17時までの勤務にすることで遅れてしまう仕事は家に帰ってからの時間でどうにか取り戻す努力をしています。

ただ、やっぱり物理的に時間が無いので、自分の勉強時間だけは優先度が下がってしまって、最近はあまり本を読んだりできていないなぁ…と反省する部分も。

(あんまり反省すると落ち込んじゃうので、全部頑張ったら疲れちゃう!と開き直ることにしています。)

育児では、仕事によって子供の生活リズムを変えることはしたくないので、子供が夜ご飯を食べるべき時間には家にいられるように17時までの勤務にし、週末に1週間分の子供のご飯を作って冷凍しておいて、18時にはご飯を食べられるようにしています。

 

これからの目標を教えてください。

数年後には2人目が欲しいと思っています。

だから、「子供がいても仕事と両立できる」ことを証明して、2人目が生まれても会社に戻ってきてほしい!と思ってもらえるような結果を出していくことが、今の目標です。

 

最後に、メッセージをお願いします。

我が家の子供は幸い、大きな病気をしないどころか夜泣きもないしご飯もモリモリ食べるので、育児に関しては周りの方に比べたらきっとストレスの少ない方。それでも毎日100%の体力を使い切るので、仕事と育児の両立って、自分たちが思っているよりもっとすごいことなんだと思います。

結構な頻度で体力と精神力がぽきっと折れちゃうこともありますが(笑)、仕事も育児も頑張っている自分を褒めることも忘れずに、毎日笑顔で子供と向き合いたいです。

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(インタビュー:高村)

2017年9月7日 0 comment
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ハットとスニーカーのリンクコーデがかわいい岡さん親子

 プロフィール

・氏名:岡 桂

・会社名:株式会社アングローバル

・職種:販売員

・簡単な経歴:新卒で株式会社TSIホールディングス(旧株式会社サンエー・インターナショナル)に入社、その後グループの株式会社アングローバルに転籍。入社以来一貫して販売職に従事、複数のブランドを経験し、自身の販売スタイルを追求するためアングローバルに転籍、複数の店舗で店長を務め、現在はフラッグシップショップの表参道店に時短勤務中

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :34歳

・お子様の年齢 : 2歳、0歳

・ワークスタイル:正社員、時短勤務

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社アングローバルは「ライフスタイルをデザインする会社」です。アングローバルの考えるライフスタイルとは、特定のスタイルを選択することではなく、スタイルのあるライフをそれぞれが生きるために、自ら考え生み出すことであり、その力を「ライフスタイルデザイン」と呼んでいます。主に「MARGARET HOWELL」「ANGROBAL SHOP」というブランドを展開しており、私はANGROBAL SHOPに勤務しています。

ANGROBAL SHOPは「自立した大人の女性に向けて、時を越えて長く愛される普遍的なスタイルに、優雅で気品のある女性らしさを提案する」というコンセプトのもと、世界中からセレクトしたウエア、シューズやバッグなどを取り扱っています。第2子の産休に入る前までは、フラッグシップショップである表参道店にて、17:00までの時短勤務をさせて頂いておりました。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:00   起床、こどもが起きるまで家事を行う

07:00 こどもを起こす。家族で朝食。保育園の支度

08:20  こどもと主人の送り出し

08:30  自分の用意、家事の続き

09:30 家を出る

10:15  始業、オープンの準備

17:00  退店

18:00  保育園のお迎え

19:00  夕食

20:00  入浴

21:00 就寝

22:30  主人の帰宅とともに起床、主人の夕飯の用意、明日の準備

24:00 再度就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

やはり時間の使い方が一番変わりました。より規則正しい生活を心がけるようになり、1分1秒を大切にするようになりました。生産性を上げ、自分にかかる時間はなるべく少なくし、こどもや家族と向き合う時間を大切にするようになりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児をしていて良かった点は、妊婦経験や育児経験によって、仕事の面でも一回り成長できた事です。具体的には、お客様への提案の幅が広がったと実感しています。単に「洋服を売る」という仕事ではなく、お客様と密なコミュニケーションをしながら、その方の好み・ライフスタイルを想像しながら、よりお客様目線のご提案ができるようになりました。

また、お客様もこどもの成長を自分の事のように喜んでくれて、単なる販売員とお客様という関係を超え、絆が強くなった感覚があります。一緒に働くスタッフも常にこどもや私の事を気遣ってくれて、皆に支えられて今の自分がある、という事を実感できるようになりました。ちょっと息抜きにスタッフとご飯に行くことも、こども服の話題を共有できるのも、現役で働いているから出来ていることだと思います。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

自分の時間が減り、十分な睡眠がとれないことでしょうか。睡眠を削り、限られた時間で育児や家事をこなすのは本当に大変です。あとはアパレルという事もあって、なかなか主人とお休みが合わず、お休みの日にお互いが1人でこどもの面倒を見なければならず、それが大変です。今ではスタッフの協力もあり、可能な範囲で土日のどちらかをお休みにして頂けるようになり、とても助かっています。

それをどうやって解決していますか?

ただ単に大変だと思うのではなく、こどもと一緒に楽しむことだと思っています。洗濯物を一緒に運んだり、ご飯の時に食器を一緒に運んだり、着替えさせながら保育園の話を聞いたり、単なる作業ではなく、こどもとのコミュニケーションの一環だと思って取り組んでいます。日々こどもの成長を垣間見ることができ、とても楽しい時間になっています。またお客様や同僚にこどもの話題を共有することで、救われている部分もあります。育児も仕事も1人で抱え込まないよう、心がけています。主人との役割分担も重要だと思います。お互いが前向きに育児や家事に取り組み、やれる人がやれる事をやれる時にやる。今ではとても効率的にこなすことができるようになっています。あとは、こどもをぎゅーっと抱きしめたり、ちゅーをしてもらったり、それが一番の癒やしであり解決策ですw

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息子さんとシャボン玉あそび

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、こどもとトコトン向き合うことを心がけ、今この瞬間を大事にしています。少し様子が変だなと感じたら家事を止めて会話をしてみるとか、遊びたいと言うことがあればそれにとことん付き合うなど、腰を据えて向き合うことを心がけています。仕事では「育児のせいにしない」ということを大事にしています。できない理由や言い訳を育児のせいにするのではなく、今自分のできる範囲でやれることをやりきる、というスタンスで仕事に向き合っています。

店長として復職されたと伺いましたが、その理由と、出産後の働き方に変化があれば教えて下さい。

出産前から店長として勤務しており、ありがたい事に会社からも店長としての復職を打診されたため、不安もありましたが店長として復職する事にしました。ただ、当時出産後に店長として復職された方はおらず、前例はないものの、会社としても育児と両立できる環境を提供してくれる、ということだったので決意しました。店長として復職し一定の成果は残せたと思いますが、やはり、こどもと向き合う時間を大切にしたいという思いが強くなり、店長職を辞退する決断をしました。これが出産後の大きな変化です。それからは、現場で販売に専念させて頂いております。一方で、社歴も長くなり、複数店舗での店長経験などもあることから、単なるスタッフというわけではなく、店長のサポート、後輩社員の教育、本部と店舗の橋渡しなど、経験者しかできない役割を任されるようになり、仕事の幅が広がったと感じています。

アパレルというと時間も不規則、お休みも不定期なイメージですが、具体的にはどのような工夫をされているのでしょうか。

勤務時間に関しては、会社と相談し、朝から夕方までの時短勤務をさせて頂くことになりました。そのお陰で夕方のお迎えには間に合うことができます。特にこれと言って工夫していることは無いのですが、規則正しく、空いている時間を無駄にしない、のが重要だと思っています。朝起きてからの時間や、お迎えに行って帰ってきてからの流れなど、ルーティンが崩れないように意識しています。一方、お休みに関しては不規則です。どうしても土日祝日での勤務が当たり前で、スタッフの数も限られるため長期休暇などが難しいのが実情です。主人は暦通りのお休みのため、私が仕事の時は1人で育児や家事をこなしてくれてとても助かっています。私に時間がある時は、お昼ご飯を作り置きしておくなど、できるだけ土日に主人がこどもと向き合えるよう心がけています。3人でいられない寂しさや大変さはありましたが、今となっては、一日お父さんを独り占めできる時間は、それはそれで良かったかなと思うようになりました。2人で動物園に行ったり、公園に行ったり、知らない間にお菓子やおもちゃを買ってもらったりw  こどももお父さんと2人の時間を楽しんでいるようです。

お仕事柄ということもあるでしょうが、身なりを整えトレンドをしっかり追われている印象を受けました。育児をしながらその辺りを抑えていくポイントはありますか?

お店に雑誌が届くので、休憩中にそれらを読んで勉強しています。またスタッフとのコミュニケーションが、やはり大事です。ファッションに限らず、世の中の流行りやおすすめのスポット、様々な情報交換を行い、お客様に価値提供できるよう心がけています。こどもの寝ている間にネイルをしたりするのですが、朝起きて「ママの爪かわいいね!」と気づいてくれた時は頑張って良かったな、と思いました。そうやって、楽しむことを忘れないのが一番のポイントだと思います。

今後の目標やプランを教えて下さい!

7月に2人目が産まれたのですが、これまでと変わらず自分たちのペースで、育児や仕事に向き合って行きたいと思っています。「戻ってくるのを待っているね」というお言葉を下さるお客様もおり、それを励みに、元気な姿で店頭に立てる日を迎えられるよう頑張っていきたいと思います。

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お兄ちゃんと妹

 

最後に、メッセージをお願いします。

より多くの女性が、自らが望むように育児や仕事に専念できる社会になればと思っています。そのためにも、男女分け隔てなく、育児や家事に参画できる環境の整備が重要だと思いますし、そういった会社が増えることを強く望みます。私たち家族の経験が、今後結婚や出産を控えるご家族の参考になれば幸いです。

 

(インタビュー:柏ちひろ)

2017年8月9日 0 comment
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女性向け動画メディア「C CHANNEL」の取材対応

プロフィール

・氏名:石田 莉菜

・会社名:株式会社ピーチ・ジョン

・職種:PEACH JOHNプレス

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :35歳

・お子様の年齢 :2歳

・ワークスタイル:フルタイム(弊社はフレックスタイム制で12:00~15:00がコアタイムとなります。)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

PEACH JOHNの商品や店舗、サービス等を様々な雑誌媒体やメディアを通じて、お客様に発信する仕事を担当しています。

プレスリリースの作成や展示会の開催などのPR活動も行っています。

またPEACH JOHNは2017年5月26日にアジアで3拠点目となる台湾に1号店をオープンし、香港に5店舗、中国に5店舗と全部で11店舗展開しています。(日本全国は現在37店舗)

PEACH JOHNの海外事業の日本のPR窓口も担当しています。

http://peachjohn.com/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。 

07:00  起床、朝食準備など

07:30  みんなで朝食、身支度

08:30  子どもを実家へ預けて、出社

17:00  退社して、実家へ子どものお迎え

17:30  (実家に主人も合流してみんなでお夕飯を頂くこともしばしば…)

     帰宅して夕食後、子供と遊ぶ

19:30  お風呂

20:00  寝かしつけ

20:30  子ども就寝後、家事をしたり夫とゆっくり会話したり、DVD観賞など

23:30  就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

今まで仕事や自分の趣味が中心だった人生から自分以上に大切な存在ができて、優先順位が変わりました。

最近は子どもも2歳になり会話が出来るようになってきましたが、出産してからはそれまで大変だと思っていた仕事も、日本語が通じるだけラクだな…と思ってしまうくらいでした(笑)

なので、自分の中の許容範囲が一気に広がり、これまで以上に穏やかな気持ちで毎日を過ごすことができています。

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ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私にとって育児と仕事はどちらも大切で、逆に出産前より、仕事もプライベートもより充実感を感じ楽しむことができています。自分の好きな仕事があるからこそ育児も楽しめて、育児があるからこそ仕事もより楽しめています。その2つの対極なものが私の中で絶妙なバランスとなっていて、仕事が大変な時ほど子どもに癒され、子どもの笑顔がやる気になっています。

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

笑顔はサイクルするので、自分が楽しむことを一番に大切にしています。

それと仕事以外ではあまりスケジュールを組まないこと。

スケジュールやタスクを組んでしまうと、それがスムーズにできない時に焦ったりイライラしてしまうため(笑)

できなくてもいいや~精神で、子どもも私もストレスフリーです!

仕事はプライベートとは逆で、子どもに何がいつ起きるか分からないので早め早めにスケジュールを立てて進行しています。

また情報共有をして、自分が急に抜けた時にも周りの人にスムーズに代理を依頼できるようにしています。

最後に、メッセージをお願いします。

私が勤務しているピーチ・ジョンでは社員の約9割以上が女性で、そのうちの約34%がワーキングマザーです。職場の環境も、実家が協力してくれる環境も恵まれているので感謝しかない日々ですが、その中でも仕事のスケジュールがタイトになってきたりすると大変だな~と思う時はあります。

けれども、当たり前のことが当たり前ではない育児をすることで、日々新鮮な感動や新たな発見があり自分の可能性ももっと広がりました。私は人生は楽しんだもの勝ち!だと思っているので、これからも子どもと一緒に楽しいをたくさん積み重ねていきたいなと思っています。

 

(インタビュー:高村)

2017年8月8日 0 comment
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今回のインタビューは、フロントステージの高橋純子さん。

新卒から8年間のリクルート勤務を経て、初めての転職でなんと設立7ヶ月のスタートアップに転職した高橋さん。しかも高橋さんは、年季の入ったパワーママプロジェクトのファンで、家事や育児の合間にスマホで今までのパワーママインタビューすべてを読み込んでいるそう!

「今の働き方に不満があるわけではないけれど、このままでいいのかな…」と漠然と考えていらっしゃるワーママの方は多いのではないでしょうか。高橋さんがなぜ今回のような大胆な決断をすることができたのか、その背景にあるものとは?これからの夢を含めてお話を聞きました!(千田)

高橋純子さん

高橋純子さん

プロフィール

・氏名:高橋純子

・会社名:株式会社フロントステージ

・職種:広報・PRコンサルタント

・簡単な経歴:上智大学卒、株式会社リクルートジョブズへ営業として入社、2014年より育児休暇取得。2015年に職場復帰、復帰後は新組織の営業企画、新商品の拡販推進・営業OSマネージメントに携わり、2017年6月に正式に現職。(育児休暇中に食空間コーディネート資格取得。ブロッサム・オブ・ナオココーディネートスクール生)

・居住地: 東京都

・ご自身の年齢 :31歳

・お子様の年齢 :3歳

・ワークスタイル:正社員・週休3日・時短勤務・在宅勤務あり

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社フロントステージで、広報・PRコンサルタントをしています。弊社では、素晴らしいサービスや技術はもっていても届けたい人に届けられてないスタートアップ・ベンチャー企業様、会社の成長や更なる拡大と共にPRを始めて見たい、強化していきたい企業様をメインに、『らしさ』を引き出し会社やサービスを“表舞台”へと出すお手伝いしています!

ワークスタイルは、正社員で週休3日・時短で勤務しています!

 

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オフィスにて代表とメンバーと

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

※オフィス出社の場合

6時半 起床/子供と遊ぶ/保育園準備

朝食準備・家族で朝食

※朝の準備は全て旦那です

8時半 子供・旦那出発

家事・自分の支度

9時過 出発

10時  出社

17時  会社出発

18時  保育園お迎え

18時半 子供と一緒に夕食作り

19時  夕食

20時  少し遊んでお風呂

21時〜22時 寝かしつけor寝落ち

22時過ぎ 自分&家族時間

0時  就寝

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

大切にしたい家族ができたことによって、その為には私が自分を大切にできなくてはいけないと気づくことができました。私がいつも疲れた顔をしていたり(笑)、心も身体もいいコンディションではないと、身近な家族を大切にすることはできないと体感しました。

家族の小さな変化にも気づける、共に過ごす時間を笑顔で集中できる様にする為に、まずは意識的に時間を作り自分と向き合うことから始めました。そこで、働くことは好きなので働くという選択肢は辞めずに、仕事時間に対する在り方や考え方を見つめ直し、今は新しい環境へチャレンジしています!

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

日々思っていることですが、私にとっては育児も仕事も2つとも大切です。仕事があるから育児も楽しめて、育児があるから仕事もより楽しめていると日々思っています!初めての育児で毎日試行錯誤ですが、子供の笑顔に私も家族も支えられています!

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

復帰直後の頃は、授乳しながらの復帰だったので睡眠不足で体力的に大変でした。あとは、自分の時間が取れなかったことです。育児家事・仕事・(走ってお迎え)育児家事の連続で、自分の息つく間がなくて目が回るってこういう事かー、と復帰したばかりの時は記憶が曖昧なくらい大変でした。笑

 

 

 

それをどうやって解決していますか?

時間確保に関しては、旦那に理解を得てかなり協力してもらいました。その他、家電でできることは任せ、時々外部サービスも利用し、やることやらないことを決めました。母が何でもやっていた環境だったので自分も同じ様にやらなきゃだめだ!と勝手に思っていました。ですが、私は自分のキャパが(相当に)小さいことを認めて、全部をやろうとせずに大事にしたい事はやる、やらないことも旦那と話しあってはっきり決めました!

他、子供が成長し言葉も覚えてきて今までとは違った育児の大変さは、まずは旦那に共有し相談!そこで一緒に考えたり話し合って解決しています!

 

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児…子供とずっと一緒にいられる訳ではないので、どんな時代でも自分で生きていける力をつけてほしい、自分で幸せになれる力をつけて欲しいという考えを大事にしています。

仕事…過去にとらわれずにチャレンジし続けていくこと!自分のワクワクを大事にすること!

 

 

もともとパワーママプロジェクトの大ファンだったという高橋さん。パワーママプロジェクトの印象をぜひ教えてください!

正直初めて読んだ時は、「みんなすごいなー」なんて思いながら自分のできていない所に目がいってしまいました。でも、色々なパワーママの記事を読んでいくうちに、自分の身近にはいない考え方や働き方のワーママの存在を沢山知り、多くの世界や選択肢を知ることが楽しくなりました!また、似ている人はいても全く同じ人はいなくて、誰かになろうとする訳ではなく色々な考え方やスタイルがあっていいのだなと。

他、育児に関しては少し先の先輩の話を聞けるのも参考になりました!

 

 

 

育休含めて8年間勤めたリクルートを辞めて超スタートアップへ、働き方も組織も激変していると思いますが、なぜこのようなキャリアチェンジをしようと思ったのですか?また、実際にキャリアチェンジしてみてどうですか?

前職の仕事は大変でしたが色々なことに挑戦させてもらいやりがいもありました!キャリアチェンジをしようと思ったきっかけを上げるとしたら出産をして「今」を大事にする様になった事でしょうか。最初の質問と重なりますが大切にしたい家族が増えたことで、自分の今と向き合い、環境も大きく変えて挑戦してみたいと思いました!

株式会社フロントステージに出会ったのは実はパワーママプロジェクトからなんです!前職の時に別口でPRのご相談を受けたことがありました。その時は未経験ですしまだ勤務していたのでお受けする事はなかったのですがその時に初めてPRという仕事に興味を持ちました。そこからある時、「パワーママプロジェクトって誰が作ったんだっけ?」とふと思い立ち検索し、主宰の一人である社長がPRの会社をやっていることが出会いのきっかけです!

変えて2ヶ月ちょっとですが今がとても楽しいです!

 

 

 

育休中に「食空間コーディネータ」の資格をとった理由を教えてください!

もともと料理をすることが好きで仕事関係なく食に何か関わることができたらいいなと、ふんわり前々から思っていました。子供が産まれてからは、「食」の大切さを一層強く感じ、更に食を通して人と人が「美味しい」という感情で得られる幸せな空間や絆を体感し、きちんと勉強してみたいと思ったのが理由です!

ワーキングマザーの卓育児・食空間コーディネイト日記/高橋純子さんのブログ

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今後の目標やプランを教えて下さい!

未経験からチャレンジしている広報・PRコンサルタントとして弊社社長の様に信頼を築いていくこと!週休3日勤務等、色々理解して頂き応援してくれる社長やその環境の中で、最大限のパフォーマンスをあげて成果を出し、会社の拡大や目指す姿に貢献することです!

並行して、社長が仕事とは別にパワーママを主宰されている様に、分野は違いますが食空間コーディネートや卓育の方面で2枚目の名刺を作り活動していきたいと思っています!中期目標では、今の職場で社長や様々な方にお会いする機会から自分も会社を設立してみたいと最近思う様になりました!

 

 

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

私はパワーママプロジェクトを読んで、ワーママだからといって何かを諦めたり我慢したりする事なく、選択肢を自分で創れることを多くのインタビュー記事を見て気づくことできました!

また、正解を探したり誰かになろうとするのではなく、自分と向き合うことによって私の場合は今の環境に挑戦しながら楽しむことができています!

(私の記事をご覧頂いた方がいたら他の沢山のパワーママのインタビューをご覧頂くこともオススメします!)

 

 

(インタビュー:千田)

 

 

 

 

2017年6月19日 0 comment
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今回のインタビューは、ヒトカラメディアの杉浦那緒子さん。

東京在住ながら、会社(ヒトカラメディア)の制度「軽井沢ワーク制度」「美波町ステイ制度」などの制度を使って、年に数回、息子さんと徳島でリモートワークしたり、息子さんを徳島の学校に通わせる「デュアルスクール」に参加したりというチャレンジをされている杉浦さん!

すごく楽しそうで興味があるものの「子どもと一緒に自宅からかなり遠い場所でリモートワークなんて…?!」と尻込みするワーママもまだまだ多いのではないでしょうか?なぜ杉浦さんがそんなチャレンジをされるに至ったのか。杉浦さんの人生・子育て哲学を伺いました!(千田)

 

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プロフィール

・氏名:杉浦 那緒子
・会社名:株式会社ヒトカラメディア
・職種:営業推進
・簡単な経歴:新卒で新築マンションの営業会社に就職後、リクルートの不動産領域広告(現 SUUMO)の営業に転職。充電期間を経て、Webメディア(nanapi)、フリーのFP、キャリア教育など色々な業種&働き方を試す。現在は、ヒトカラメディアにて自ら新しい働き方の実験をしつつ、オフィス移転をサポート。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :37歳
・お子様の年齢 :8歳
・ワークスタイル:都市と地方の2地域間の学校に通うことができる『デュアルスクール』事業の参加者第1号。「リモートワーク」「在宅ワーク」「業務効率化(時短)」など、子連れでの新しい働き方を日々模索中。

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください

私の働くヒトカラメディアという会社は、『「働く場」と「働き方」からいきいきとした組織と個人を増やす』というビジョンを掲げ、企業に対して経営戦略や採用戦略に紐付いたオフィス選定、組織の課題解決や成長につながる内装プランニングを行っています。私はそこで、主軸事業のひとつであるオフィス仲介事業の営業サポートを行なっています。

25人前後の会社規模にも関わらず、ヒトカラメディアには「軽井沢ワーク制度」「美波町ステイ制度」といった、オフサイトミーティングやリモートワークを推奨する制度があります。

株式会社ヒトカラメディア

これらの制度を使って、私は年に数回、息子と徳島でリモートワークをしたり、息子を徳島の学校に通わせる「デュアルスクール」に参加してみたりと、会社を巻き込みながら、子どもと一緒に色々な働き方にチャレンジをしています。

●リモートワークの記事↓
家庭でもオフィスでも「はたらく女性」は自由で幸福だ | ヒトカラメディアブログ

●デュアルスクールの記事↓
親子で都市と地方を行き来。デュアルスクールをはじめた理由 | ヒトカラメディアブログ

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください

東京での平日 徳島での平日
4:00 起床・身支度
4:30 洗濯物干し・掃除
5:00 スケジュールチェック・ニュースチェック・読書など 起床・身支度・ニュースチェック・読書など
6:30 朝食準備 朝食準備
7:00 息子起こす・着替える・朝食 息子起こす・着替える・朝食
7:30 送り出し 送り出し・洗濯干し・片付け
8:30 出発 スケジュールチェック・掃除
9:30 出社 業務開始・お昼休憩で夕食作り
15:30 息子帰宅
17:30 退社 業務一時終了
18:30 息子を学童へ迎えに行き、帰宅夕食準備 夕食・息子入浴
20:30 息子就寝・業務再開
21:00 息子就寝
21:30 洗濯セット・入浴 業務終了
22:00 就寝 片付け・入浴
23:00 就寝

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の生活から、「飲み会」と「夜更かし」がなくなり、「充実した朝時間」「人と自然の変化を感じ取る力」が追加されました。いつのまにか太陽と共に寝起きする生活になって、体重もさることながら生き物としての地力も増してきました。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください

息子が、親と学校の先生以外の大人との接点を持てるようになったことです。会社のメンバーが、息子を自分たちの親戚の子どものように扱ってくれます。息子同伴の軽井沢合宿ではオセロの本気勝負をするメンバー、休日出勤の私の代わりに映画へ連れてってくれる取締役、などなど。

また、ベンチャー界隈のイベントへ出来る限り子どもを連れて行ってます。本気で世の中を変えてやろうと考えている大人と出会うことで、息子は社会や働く面白さを学んでいると思います。

そして、この仕事をしていなかったら、徳島県の「デュアルスクール」という新しい暮らし方に取り組むこともなかったので、色々な経験をさせてくれる会社に感謝感謝です。

 

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

大きなものは4つです。
①会社が大きくなるフェーズで、どうしても帰れない日や休めない日があること
②不動産を扱う会社なので、私を含む有資格者でなければできない仕事があること
③子どもと接する時間が限られており、子どもに色々と我慢をさせていること
④夜の会議やお客さんとの情報交換、メンバーとの飲み会に出席できないこと

 

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それをどうやって解決していますか?

①と②については、2016年は特に、民間学童や親以外にも会社のメンバーにもヘルプをお願いすることがありました。休日出勤の時は、役員を含めたメンバーに私の代わりをお願いしました。ポケモンの映画を見たり、妖怪ウォッチの映画を見たり、スタンプラリーをしてくれたりしました。

接する時間が短いならば、中身を濃くするか、機会を増やすより他ありません。徳島県のデュアルスクール参加によって、私と息子の時間を増やしました。また、軽井沢合宿へ連れて行き、子どもが勉強している傍ら隣で仕事をしました。

④民間学童や親のヘルプで時間を捻出していましたが、今は息子1人でも電車に乗れるようになったので、緊急時にはオフィスに来てもらっています。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

お互いを称え合い、できたことをお互いに褒めること。いきなりてっぺんを目指すのではなく、スモールステップで進めること。生きていれば、なんとかなること。

 

 

お仕事が大変お好きと聞きましたが、独身の頃から現在に至るまでの間で、どの時期が最も充実していると感じましたか?

圧倒的に今です。制約があるからこそ燃えます。現状が理不尽であればあるほど、抗いたくなります。変えてやろうと思います。若いころは「どうして働くのか」という言葉に心が萎えてしまいそうになったこともあります。しかし、今は「働くことで自分と家族の未来が変えられるから、働くのよ」と笑顔で答えられます。

 

 

たくさんの資格をお持ちですが、資格をとってよかったと思うことは何ですか?

時間に制約があるからこそ、資格をとることで、会社や社会に役に立てること自体が素直に嬉しいです。また、出産や病気で働けない時期から復帰する時、資格に何度も助けられました。資格は、「集中して本気で努力した時期がある」「役に立てる」という証明になるので、シンプルに自分の強みをアピールすることができます。

 

 

有資格者だから絶対休めない日があるとのことですが、子どもが熱を出した時などはどう対処していますか?

早めの情報取得と発信が肝ですね。
・実家の母に緊急出動可能な日を予め聞いておき、子どもの様子と気温の変化から、発熱のヨミを立て、早めに東京に来てもらうこと。
・実母の緊急出動が絶対に無理な日に、重要事項説明のアポがある時は、極力重要事項説明のアポを入れない。万一、緊急出動不可日にアポをいれた場合は、他の取引士の予定を聞いておき、調整可能な時間帯を確認しておくこと。
・前日の深夜もしくは当日の早朝に代打が可能かメンバーに相談すること。書類は会社のメンバーがいつでも閲覧できる状態にしておくこと。

 

 

働くモチベーションは何ですか?

息子が年頃になった時に「大人っていいよなあ。早く俺大人になって好きなようにやってみたいなあ」と言わせたい。そのために母親である自分の働く自由をどんどん広げて行きたい。眉間にしわ寄せ世の中を憂うだけで、何もしない大人の背中を見せたくないです。「社会や会社を本気で良くしたい」と考えている大人の姿を息子に見せ続けたいということが私のモチベーションです。

一番近い存在の大人として、命をきっちり使っている姿を見せたいと思っています。困難に挑むことも興味があることに没頭することも、人や物事と出会い感動に打ち震えることも、そして時には立ち止まって考え抜くことも、全て見せたいと思っています。「人生は、直線でなく曲がりくねった道でいい」ことを理解して欲しいと思っています。生まれたらあとは死ぬだけですから、やりたいようにやったらいいと伝えたいです。

 

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今後の目標やプランを教えて下さい!

50歳になったら、保育・教育関連のサービスを自分で立ち上げます。息子と息子の将来のパートナーが、これまで以上に自由に働き方・暮らし方を選択できる世の中にしておきたい。

 

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします!

私にとって仕事とは、「生活の糧を得るための手段」というよりは、「世の中を変えることに携わる手段」です。世の中を変えることで世の中からお金をもらっている感覚です。「このクライアントのサービスは本当に素敵だから、息子が大人になった頃に普通に使える世の中になっていてほしいから、このクライアントのために頑張ろう」と思えます。

多くのお母さんが自分の子どもの幸せを願っているのは間違いありません。自分の仕事の一歩先に自分の家族・子どもの幸せがあると思いながら、お互い頑張りましょう。周囲の協力を得ながら、くれぐれも無理しすぎずに。

 

 

インタビュー : 千田 絵美

2017年5月2日 0 comment
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プロフィール

・氏名:小池朝子

・会社名:株式会社アプト

・役職名:hacocoroブランドマネージャー

・職種:飲食業

・簡単な経歴:

中央大学文学部 心理学科卒業。
インターネット広告代理店の株式会社オプトにて、営業部とマーケティング部に所属。
2児の産休・育休をまとめて3年間とったあと、ベンチャー企業である株式会社アプトに転職。

社員数に限りのある組織の中で、専門知識はそこそこに、広報・広告・人事と幅広く掛け持ち担当。

その後、徐々にサービスや運営そのものに関与するようになり、hacocoroという会社のメイン事業のブランドマネージャーに。

また、プライベートでは、学生の頃から趣味であるダンスをママになっても続けられるコミュニティとして「mamastreet」を発足させ、ワークショップの開催やイベントの企画・出演をしている。

・居住地:東京都世田谷区

・ご自身の年齢 :   31歳、1985年生まれ

・お子様の年齢 :  4歳、2012年生まれ/2歳、2014年生まれ

・ワークスタイル: 会社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

社員25名程のベンチャーで、hacocoro(ハココロ)という貸切専門のパーティスペース事業のブランドマネージャーをしています。

中古物件をリノベーションし、内装をお洒落に施してパーティスペースにする、というスキームで、現在は12店舗まで広がっています。

私の仕事は、主にそのサービス創りとメンバーのマネージメント、また、web・紙媒体の制作ディレクションなど様々です。

hacocoroというのは、このパーティスペースで提供するサービスの事で、可愛らしいFOODやDRINKのご提供と、専門のパーティプランナーによる企画・当日の演出サポートにより、お客様が手軽にこだわりのパーティを創れる世の中を実現しようとしています。

私が入社した2015年には6店舗でしたが、昨年から更に出店ペースを早め、今年は2ヶ月に1度のペースで出店しています。

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hacocoroの店舗


平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:30 起床、朝食準備や身支度

07:30 家族で朝食

08:45 パパと子供達は保育園へ

09:00  家を出て、駅でパパと合流。

10:00 始業

17:00 退社

18:15 保育園お迎え

19:30 夕飯

20:30 子供達と入浴

22:00 寝かしつけ

22:30 再度起きて、仕事

26:00〜27:00 就寝

 

 出産して、何が一番変わりましたか?

全部が自分の時間だった環境から、自分の時間がほぼなくなり、

やることを厳選するようになりました。

仕事は効率化する、買い物はなるべくネットで済ませる、料理は簡単にする、行きたいイベントごとは今一度吟味する…等、

限られた時間の中で、大事な2軸である「家族との時間」と「自分が本当にやりたいこと」に時間を使うために、色々な事を厳選しています。

おかげでかなり濃厚な毎日です!

 

 ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

1つ目は、女性としてとても魅力的で憧れだった前職の先輩方と、ワーママという共通点を通じて親しくなれたこと。夏にはグループキャンプに行ったりと、家族ぐるみでお付き合いしてもらっています!

2つ目は、後輩から「朝子さんみたいなお母さんになりたい!」と言ってもらえたこと!

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小池さんと2人のお子さんたち

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

たまに、自分で自分の限界がわからなくなること。自分では「ここまでできる!やりたい!」と思っていても、それを時間的に制約のある「私」がやることが本当に良いことなのか、客観的に判断できなくなる時ですね。

 

それをどうやって解決していますか?

悩んでもわからない時は夫に相談してみます。

夫は心配性な私とは裏腹に、だいたいポジティブな意見をくれる人。

前述したことで悩んだ時も、「そもそも子育てを制約と思わなくて良いんじゃない?だれにでも何かしらの制約はあるから、それと変わらないよ。やりたいと思うならやりなよ!」と言われ、肩の荷がすっとおりました。

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mamastreetの練習風景

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、「子供の話をちゃんと聞いて、小さな変化に気づく」こと。

特に、日常のおしゃべりからの発見を大事にしています。

ある日突然、おしゃべりのままならない娘が、「ママ、こーとは・うわぎ?」と聞いてきた時は、とても感動しました。コートが上着の仲間だ、という概念がわかった瞬間ですね!

子供は小さな変化が多く、ついさっき「こんな事もできるようになったのね!(涙)」っと思っても、夕方にはそれが当たり前になっていたりすることも多いので、そんな大事な瞬間を忘れないように気をつけています。

 

仕事においては、「この人に頼んでよかった!」と思われる仕事をすること。

そう思っていただけるように、どんな仕事でも、+αで返すように心がけています。例えば、ただの資料作成でも、キレイで伝わりやすい資料にする、とか、レポート作成を頼まれたら、考察をつけて返す、とか本当に小さい事の積み重ねなんですが。

いわゆる「手に職」と言われるような専門的なスキルがない中で、時短でも価値を高く発揮していくオンリーワンの存在になるためにも、「この仕事は小池に頼むときっと良さそうだね!」と言ってもらえる機会を増やしたいと思っています。

 

なぜわざわざ復帰のタイミングで前職(広告代理店)をやめて、ベンチャー(サービス業)に転職したんですか?

自分のやりたいことを真剣に考えて、将来に向き合った結果です。

今考えると、出産前の自分はとても未熟で、「理想の将来に向けたキャリアパス」など全く考えておらず、ただただ目の前の仕事に向き合い、「同期に負けたくない」とか、「認められたい」という一心で働いていました。

でも、妊娠出産を経て、時短で働く事をリアルに想像したとき、一気に不安に襲われたんです。大したスキルももっていない自分が、人より少ない時間でどうやって成果を出せるんだろう?って。

そのくせ、それまでの私は、「一生懸命働き続けていれば、いつかチャンスが訪れて、いつか大物になれる」と心のどこかで思っていましたから、そのギャップと言ったら。。笑

そうして、改めて自分の夢ややりたいことをノートに起こし、それを現実にしていくためにはどうしたらいいか?と一生懸命考えるようになったんです。

 

悩んで悩んで、でてきた言葉は、「あっと驚くような感動体験を生み出す空間創りをすること」でした。

実は昔から音楽や舞台、ダンス等に触れる空間にいると、心の底から感動すると同時に、「絶対自分も創り手側になりたい」という想いがあったのですが、恥ずかしくてほとんど人に話したことがなかったのですが、

その時、自分の能力や経験のなさを恥じている暇はない、行動あるのみ!と思えました。

 

そしてたまたまwantedlyで求人を見つけた株式会社アプトに、広報として入社しました。

会社の規模やネームバリューはその時の私にはあまり問題ではなく、自分のやりたいことを実現できそうか?という軸で選んでいました。

おおげさなようですが、これが転職を決めたきっかけです。

 

ベンチャーで育児をしながら働くのは大変ではないですか?

ベンチャーと一括りにはできませんが、思いっきり働きたいけど子供との時間も確保したい!という私にとってはむしろとても働きやすい環境です。

今は、会社の時間と、子供が寝た後の二部制で仕事をしている感じです。会社にいる時間は極力人とのコミュニケーションに時間を使い、資料作成や簡単なメール返信等は電車や、夜の時間を使う、というのがルーティンになっています。

ただ気がつくと平日の平均睡眠時間が1日3時間くらいになり、体にも心にも余裕がなくなってしまう事があるので、もう少し上手に・健康的に働けるよう、時間のバランスは常に模索しています。

 

仕事をしながら子育てする中で「これはやっていてよかった!」ということはありますか?

育児のひとこと日記です。上の子が生まれた時から書き始めて、今年6冊目を買いました。

去年少しさぼり気味だったのですが、あるきっかけで、最近また書くようになりました。

そのきっかけというのが、「いっぱいいっぱいになって、子供の成長に目を向けられなくなったこと」でした。

仕事と育児でめまぐるしい日々の中、本当はもっと向き合いたいのに、体が疲れて心に余裕がない。せかしてしまったり、声を荒げてしまったり。そんな自分が嫌で落ち込む…みたいな悪循環に陥りました。

その時に、「子供のどんな小さな変化でもいいから、気づいて書き留めよう!」と改めてノートに向かうようにしたら、すごく穏やかになれたんです。自分が気づいた変化のひとつひとつがとても愛おしくなって、自然と子供と心が通じ合うようになり、自分にも余裕ができました。やっぱり子供って最高だなって。

あとは、育児って結構毎日ずーっと子供達を見てるので、細かい出来事を忘れてしまいませんか?私が記憶力が悪いのもあると思うのですが(笑)、「わーこの瞬間、忘れたくないっ!」と思っても、結構すぐ忘れちゃうんです。その時の子供のかわいい言葉使いとか、表情とか。

そんな時にも、昔の日記を読むとありありと思い出せて、すごくいいなと思います。

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小池さんの育児日記

 

仕事の他に、ママのストリートダンスサークルを運営されているということですが、そのお話を少し聞かせてください。

大学時代、勉強よりも頑張ったダンスを、出産後も続ける環境を創りたくて、友人と立ち上げたのがmamastreet(ママストリート)です。

特徴は、子供を連れてダンススタジオに行けて、順番に子守をしながら、ダンスのレッスンが受けられることです。

これまで述べ100人以上の方がワークショップに参加してくださり、1年に1度程、代々木公園で行われている、Shibuya Street DanceWeekWEFUNKなどの大きな舞台に立ったり、自分達のPVを制作したりもしています。

また、パパや子供も巻き込んで練習会をしたり、家族全員で参加するハロウィンパーティを、自社(hacocoro)の会場で行ったりもしています。

基本的には仕事もダンスも私にとっては同じスタンスで、「ママになったからできない」と言いたくない。子供のせいにしたくない。

子供も含めて今の自分なので、ポジティブにチャレンジし続けるママ達が増えたら幸せだなあって思います。

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mamastreetでステージ出演

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは今自分が関わるサービスが、世の中のスタンダードになるところまで、しっかり見届けること。

その後は、空間プロデュースに関わりたいという想いも引き続きありますが、自分のアイディアと想いでゼロからのサービスやプロダクトを育ててみたい、という気持ちも湧いてきました。

仕事・趣味・子供…全てがうまくつながればいいなあと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

私は割と若いうちに子供を授かったので、特に20代半ばで女性としてのキャリアに悩むみなさんへメッセージを送ります。

私が出産したのは約50名の同期の女子の中でも1番早く、子供ができた幸せと同じくらい、実は不安な気持ちでいっぱいでした。1日でも休みをとることが、自分の仕事人としての成長を止める事だと思って焦っていました。

働き盛りのみなさんにとっても、長期で休みをとったり、復帰後これまでと違う働き方をすることに不安を抱く人はいるかもしれません。

でも、子育ては必ず自分を成長させてくれます。特に、自ずと「自分にとって大切なもの」を強く意識して行動するようになるので、仕事にも絶対に活きてくると思います。

だからぜひ育児をしながら仕事をすることを、ポジティブに捉えてほしいです!

「お母さん」に憧れる、若い世代が増えていってくれたらなあと思います。

まだまだ未熟な私ですが、そんなロールモデルになれるように頑張ります!

読んでいただき、ありがとうございました。

 

   インタビュー : 高村 奈津子

2017年3月14日 0 comment
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今回のインタビューは、株式会社KUFUのカスタマーサクセス 上田あずみさん!

お恥ずかしながら「カスタマーサクセス」という職種について詳しくは知らなかったのですが、カスタマーサクセスとは、カスタマーサポートの一歩先を行く、お客様の潜在的な悩みに対し、能動的にアプローチをし解決をする職種のこと。そんなカスタマーサクセスに、子育てをしながら転職を果たした上田さん。上田さんの仕事内容と、会社での働き方、大事にしていることなどを伺いました!(千田)

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2017年2月6日 0 comment
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今回のインタビューは、医師の粉川敦子さん!

2人の男の子を育てながら、パートナーであるご主人とクリニックを開業された粉川さん。その毎日の様子と、仕事と育児のバランスをとる秘訣などを伺いました!(千田)

 

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2017年1月6日 0 comment
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今回ご紹介するのは、パワーママプロジェクトも協力させていただいているBS朝日の番組「金曜日くらい褒められたい」やTBS「世界ふしぎ発見!」の制作に携わるテレビディレクターの阿由葉 聡子さん。2歳の男の子のママです。
ハードな働き方が求められがちなテレビ業界で、人気番組を担当しながら子育てとどう両立しているのか?や、ママの視点も活かされているという番組作りなどについて伺いました!

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プロフィール

・氏名:阿由葉聡子
・会社名:株式会社テレビマンユニオン
・職種:TVディレクター
・簡単な経歴:2005年からテレビマンユニオンに参加。(http://tvu.co.jp
ADを経て、ディレクターになり、朝も夜もなく働く。
2014年出産。産後1年間の育休を経て、ディレクターとして職場復帰。
現在は、TBS「世界ふしぎ発見!」(土曜 よる9時)やBS朝日「金曜日くらい褒められたい」(金曜 よる10時)を主に担当する。
・居住地:東京
・ご自身の年齢:34歳
・お子様の年齢:2歳
・ワークスタイル:フルタイムですが、勤務時間などはある程度自分の裁量で決められる環境です。私の職場復帰を機に、夫が仕事を辞め、家事・育児を担当することにしたので、今は私が稼ぐ担当です。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

テレビ番組の企画・構成・演出・編集などをするのが仕事です。

2016年11月から始まったBS朝日「金曜日くらい褒められたい」http://www.bs-asahi.co.jp/kin-home/)は、立ち上げに関わっておりますが、始まったばかりの番組なので、日々試行錯誤しています。この感覚、息子が産まれたばかりの頃の手探り感と似ています。番組には毎回魅力的な女性ゲストが登場し、その女性を形作るお話を伺えるので、私自身も参考にさせていただくことが多々あります。

「世界ふしぎ発見!」では、共に働くチームの理解を得ながら、夫と子どもを連れてロケへ行くことも。

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子連れロケ中

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

(仕事が落ち着いている時)
6:30 夫・息子と共に起床→三人で朝食→子どもと遊ぶ・洗濯
9:30 出社
仕事(会議、調べ物、構成書きなど)
13:00 昼食
仕事(会議、調べ物、構成書きなど)
18:30 帰宅→三人で夕食・三人で遊ぶ
20:00 息子とお風呂
絵本を読みながら寝かしつけ
21:00 息子就寝
夫と話をしたり、書き物をしたり、ぼーっとしたりする
23:00 就寝
※ただ、〆切間近は8時〜24時で編集作業をしています…。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

息子への愛情が溢れすぎて、自分でも驚いています。こんなに大きく暖かい感情が自分の中から湧き上がるとは!

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

私の仕事が忙しい時は、家事育児の全てを夫が一手に引き受けてくれます。夫は日本とギリシャのハーフで、私と結婚する前までギリシャにいました。だから日本語も完璧ではないし、日本に親しい友達もいないけれど、毎日息子と公園に出かけてはママ友パパ友を作って交流しています。そのタフさ、尊敬すべきパワーパパです!その上、私が疲れていると体調のケアまでしてくれるので、本当にありがたいです。

また、私の実家が近く、実母にとっては初孫ということもあり、孫の顔見たさで頻繁にお手伝いに来てくれます。それもとてもありがたい!

 

お子さんの出産前も番組ディレクターをされていたとのことですが、これまでと復帰後の働き方はどう変わりましたか?

出産前は、頭の中の8割は仕事のこと。仕事が楽しくて仕方なかった。
今も仕事は楽しいですが、最優先は家族になりました。だから、海外ロケなど長期間の出張には、夫と息子を連れて行きます。共に働くチームの面々も、子連れロケに賛成してくれるので、本当に感謝しています。多くの方の理解と協力あっての、子連れロケです。二人の旅費などは当然自腹。ロケ前の準備も倍大変なのですが、とにかく一緒にいることが大事!と思って、そのようにさせていただいています。

 

番組作りにママの目線が役立つことはありますか?

今までの興味・好奇心はそのままで、子どもや教育など、興味の向く先が増えました。ネタを探すのも仕事の一つなので、興味の向く先が増えるのは、テレビ屋としてはプラスだなぁと思います。

 

現在、制作に携わっていらっしゃるBS朝日「金曜日くらい褒められたい」について教えてください!働くママもターゲットだと伺ったのですが!?

働きながら子育てするのは本当に大変で、毎日が目まぐるしく過ぎていくものなんだと実感しています。やることはいくらでもあって、それを全部やろうとすると、気も体も休まらない。自分のことは全部後回しになってしまう。
そんな時に、「洗い物は明日にして、少し自分だけのための時間をつくったら?」と誰かに言ってもらえたら、ちょっと楽になるなぁ、と。そんな思いから生まれた番組です。
金曜日まで目まぐるしく頑張って、頑張り過ぎちゃったママたちに(もちろんパパたちにも!)、少しご自身のための時間をとってもらえたらと。ですから番組の雰囲気もリラックスをテーマに、同時に、めまぐるしい毎日からちょっと抜け出せるような情報も入れるように、心がけて作っています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・仕事から帰ってきた時の子どもの喜びようが、ものすごく嬉しいです。「ママー!!おかーりー!!」と言いながらハグ&キスの嵐。幸せすぎて、毎日鼻血出そうです。

・仕事では・・・子どもに色んな世界を見せられること!人は多様で、世界は知らないものに満ちているということを、体験として知ってほしいと思っています。

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お休みの日は息子さんとベッタリ

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・どうしても長期ロケのある仕事なので、その間子どもに会えないのが、どうしようもなく寂しいです。

・仕事では・・・以前のように徹夜作業は出来ないので、短時間で超集中して仕事をします。やはり、頭と目が悲鳴をあげます。

 

それをどうやって解決していますか?

可能な限り子連れロケという方法で解決しています。
仕事はもう仕方ないので、このペースに体が慣れてくるのを待っています。
あとは、漢方茶などで体調のケアを心がけています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・子どもが2歳になり、意志が出てきたので、やりたいと言うことはなるべくやらせるようにしています。失敗も大事な経験!

・仕事では・・・とにかく体調を崩さず、今の自分に出来ることを納得のいくようにやること。

 

これからの目標を教えてください。

・育児では・・・息子が心身ともに健やかで、どこででも生きていける人間になるよう育てる!

・仕事では・・・始まったばかりの番組BS朝日「金曜日くらい褒められたい」を、長くみなさんに愛される番組に育てる!

 

20年後の自分は何をしていたいですか?どうありたいですか?

仕事を続けていたいです。いろんな人に出会い、いろんな場所に行きたいから。
そして、テレビをもう一度、面白くて、家族で夢中になれるものにしたいのです。
だから、テレビ番組を作り続けていたいなぁ。

プライベートでは、子どもが自立に向けてスタートを切る頃だと思いますので、それを見守りつつ、たまに長い休みを取って、夫と二人でギリシャのビーチでのんびりしていたいなぁ、と妄想します。

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

少しの息抜きが、自分、家族、仕事のためにもなると思います。
家事をちょっと置いておけるタイミングで、テレビでもつけて、何も考えず笑ってもらえたら嬉しいです。

 

阿由葉さんが担当しているBS朝日「金曜日くらい褒められたい」(金曜 よる10時)
是非、金曜日の夜のリフレッシュにご覧ください。
ゲスト:
1月6日(金) 大草直子(スタイリスト)
13日(金)  森井じゅん(公認会計士)

インタビューby 柴田広夢

2017年1月5日 0 comment
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田上智子さん

今回ご紹介するのは11月20日開催のワーママフェスタ関西のトークセッションにご登壇いただく方の一人、田上智子さんです。
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン株式会社で広報としてご活躍中の田上さんは管理職となられてから出産・育児をご経験され、海外への母子赴任もこなしてこられました。時には家族以外の協力を得て活躍されている田上さんのワークスタイルや海外での子育て、家事環境についても伺ってみました。

 

田上智子さん

田上智子さん

 

プロフィール

・氏名:田上智子

・会社名:プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン株式会社

・役職名:広報渉外部 シニアPRマネージャー

・職種:広報渉外

・簡単な経歴:
神奈川県出身。東京大学卒業後、1995年P&G日本法人に入社。ヘルスケア、ヘアケア事業部でブランドマネージメントを担当。
2000年、P&G日本法人のヘアケア製品広報部を立ち上げる。2002年、管理職へ昇格。2006年出産、1年間の育児休暇のほとんどを夫の赴任先のロンドンで過ごす。2007年職場復帰、2012年からシンガポールにて、アジア本社ホームケア事業部広報リーダーとして、日中韓、ASEAN、オセアニア全10カ国の広報戦略作成・危機管理を担当。2015年、帰国後現職。シンガポール母子赴任を経験した一児の母。

・居住地:兵庫県神戸市

・ご自身の年齢 :44歳

・お子様の年齢 :10歳

・ワークスタイル:在宅・コンバインドワーク(会社で勤務している時間と、自宅で勤務している時間を合算して勤務時間と計算する仕組み)を活用したフルタイム勤務。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

P&Gはアメリカが本社のグローバル企業で、主に生活用品を製造・販売している会社です。現在私はその中で、家事にかかわる製品(洗剤(アリエール、ボールド)、柔軟剤(レノア)、台所洗剤(ジョイ)、消臭剤(ファブリーズ)など)の事業部に所属し、製品広報を担当。地域としては日本と韓国を担当しています。具体的には、各製品のよさやよりよい使い方をお伝えするためのPR活動を企画・実行したり、メディアなどの会社外からのお問い合わせに対応するチームを率いています。
仕事柄、社内の研究開発担当や社外の家事の専門家の方々から家事アドバイスなどをまとめることも多く、実生活でも非常に役に立っています。(P&Gマイレピサイトhttps://www.myrepi.com/ )

チームのメンバーと

チームのメンバーと

ワークスタイルとしては、週一回の在宅勤務、コンバインドワークを活用するフルタイム勤務です。東京への出張は月に一、二度程度、それ以外はほとんど定時前後に帰宅しています。社内外との会議はWEBシステム上で行われることがほとんどのため、出張先、自宅などどこからでも参加可能で、このシステムに助けられている部分は大きいです。 上司はシンガポールやジュネーブにいる外国人なので、夜の電話会議が月に数回あります。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:15  起床、リラックスタイム (時には散歩、エクササイズ、ストレッチなども)

6:45 朝食準備、朝家事

7:00 子供が起床、朝食、朝勉(夫が在宅時は夫が担当)、

7:50 子供学校へ出発

8:15 出社

8:45 会社到着

9:00-16:00 会議、電話会議、ビデオ会議

16:30 退社、夕食の買い物

17:00 帰宅、夕食準備

19:15 子供、塾から帰宅、夫、帰宅、夕食

20:00 夫に子供を任せて夜家事(子供の話を聞く、勉強に付き合う、一緒に散歩に行く、お風呂などは、夫在宅時は彼の担当)

21:00 ヨーロッパチームと電話会議

21:30 子供就寝

22:00 会議終了、仕事のフォローアップ

23:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の都合や希望はとおらないことを受け止められるようになったこと。

仕事では、出産前はいわゆるモーレツ管理職で自分にもチームには厳しかったと思いますし、家庭でも「こうでなくちゃ」と自分の主張を夫にもしていたと思います

今も周りからどう見えているかわかりませんが、自分の中では少しは一歩引いて考えたり譲ったりできるようになったと思います

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

一番は、世界が広がったこと。関東出身で、神戸で就職し、モーレツ社員(笑)でしたので仕事以外の友人は数えるほどしかいなかった私ですが、保育園・小学校・そして社内でできたママ友たちはかけがえのない友人です。特に保育園時代は、お兄ちゃんお姉ちゃんのいるママたちがいろいろアドバイスをくれたり、夫婦ともに出張となった緊急時にお友達の家に泊めていただいたりと本当に助けられました。年長の夏に退園し、シンガポールに母子赴任することになったときには、学年全体で送別会をしてくださり、号泣の中、40人以上に見送っていただきました。また、シンガポールでも、インターナショナルスクールでさまざまな国籍のママ友ができ、今でも交流が続いています。

仕事上では、優先順位をクリアにし、メリハリをつけて効率化することができるようになったと思います。特に保育園時代に「園がしまるまでに会社を出なければならない」というプレッシャー、いつ突発的に会社を休まなくてはいけなくなるかもしれない、ということから、優先順位の高い仕事は前倒しにしたり、会社にいる時間を有効に使えるようになり、それは今も続いています。また、いろんなチャレンジを前向きにしてみるきっかけになりました。

私は何事にも慎重派で(周りからはそうは言われないのですが笑)海外赴任に関しても何度か会社からの打診を断っていました。子供の小学校入学が近づくにつれ、「小1の壁」なんていう言葉も聴くようになり、どうしようかと思っているときにシンガポールへの赴任の話がありました。夫からの「仕事上も子供の教育上もまたとないチャンス」というアドバイス(というか力強いプッシュ)もあり、また本人が「英語のお友達と一緒に学校に通ってみたい」といい、先にシンガポール駐在をしている同僚ママたちからの住み込みメイドさんとの暮らしのお話にも後押しされ、シンガポールへの赴任、子供を帯同してインターナショナルスクールに入学させるという大きなチャレンジに一歩を踏み出すことができました。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

保育園時代は、子供の突然の体調不良で急に出社できなくなったりすることで、チームメンバーに迷惑をかけているという気持ち、かつては一緒に「モーレツ」だった同僚に比べて貢献していないのではないかという罪悪感がきつかったです。また仕事で疲れてしまって、子供に十分向き合えていない、という罪悪感もあり、一日中心の中ですいませんといっていたように思います。

共働きが普通のシンガポールでの暮らしを経て、罪悪感はだいぶ減ったのですが、今度は子供が大きくなり勉強、友人関係も複雑となることで、外注できない、親でなければ対処できないこと、が増えているように思います。また、子供は小さいときからお母さん仕事で大変そう、と思っているので、いろいろ我慢しているようにも思います。

 

それをどうやって解決していますか?

人と比べないこと、よそと違うことをよしとすること、完璧を目指さないこと、を自分自身に言い聞かせています。幸い、夫がそういう人で、他と比べることをしない人なので、私も見習って少しずつ罪悪感をへらしながら、逆に私が働いているからこそできること、をありがたいと思うように心がけています。また、なにより子供の成長を日々感じることで、できていないことでなく、できたことを感謝できるようになりました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、「子供の話をよく聞くこと」「ママが笑顔でいること」を心がけています。100%はできてはいないのですが、親に余裕がないと、子供に向き合うことはできないと思うので、仕事も家事も育児も満点を目指すのではなく、あわせて100点くらいを目指したらいいや、位の気持ちで子供には向き合うようにしたいな、と思っています。

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ご家族との家事育児分担、アウトソース利用等はどのようにされていますか?

子供が保育園時代は保育園近くのファミリーサポートさんに本当にお世話になりました。朝早く出張に出るときは保育園開園時間まで預かっていただいたり、東京からの最終新幹線で帰ってきて、0時ごろに、寝ている息子を抱いて帰宅したことも何度もありました。子供が病気になったときは、夫と分担して仕事を在宅に切り替えて対応しました。夫のほうが調整してくれることが多かったように思います。またどうしても二人とも出勤しなくてはいけないときは小児科に併設の病児保育室を活用しました。その小児科は家から車で30分くらいかかる少し遠い小児科でしたが、病児保育室にスムースに予約できるよう、日ごろからその小児科に通い、いつも前日には予約しておきました。

シンガポール赴任時代は住み込みでフィリピン人メイドさんを雇い、24時間体制でバックアップしてもらえたのが心強かったです。学校・習い事の送り迎えも、家事もお任せできたので、私は仕事、学校の行事や子供の宿題といった重要なことだけに専念できました。

帰国してからは、メイドさんもいないし、夫も仕事で多忙を極め、出張が増え、何度かパニックになりかけました。しかし子供がもう10歳になるので、かなり自立して自分ひとりで塾や習い事に行けるようになったこと、短い在宅時間でも夫が洗濯や食器洗いなど、できることは積極的にかかわってくれていることで今はペースがつかめています。また、機械でできることはすべて任せる、をモットーに、食器洗い機、洗濯乾燥機、ルンバ(掃除用とモップがけ用併用)を毎日フル稼働しています。

現在、育児に関しては、近所のママ友に心苦しいほどお世話になっています。歩いて2,3分のところに同学年の仲良しの男の子が数人いて、しょっちゅうお宅にもお邪魔しています。私は出張のお土産くらいでしかお返しできなくて、申し訳なく思っていますが、「ご恩送り」でいつか誰かにこの恩返しをしたいと思っています。

家庭内では、双方の実家が遠方のため、夫と二人で分担しています。学習面は夫と教科ごとに分担したり、週末には私と子供は一緒にテニススクール、夫と子供は卓球に通ったり、いつも三人一緒でなくても分担しながら息抜きをしています。夫は子供の人としての成長に関してはほぼ100%担当してくれて、とても仲良し父子です。

ただ、シンガポール時代に比べると自分の自由な時間に限りがあり、もう少し家事の外注などを検討したいと思っているところです。

 

 

マネジメントで気をつけられていること、注力されていることはありますか?

他部署・代理店も含めて、「私はチームを引っ張るのではなく後ろから押す」をモットーにしています。日頃からチームのビジョンを示し、共有すること、何か障害があるときには乗り越えるための助言をし、チーム全員がそれぞれ自分で障害を乗り越えられるような「考える力」を授けること、さらに細かい点で意見が違うときは自分が飲み込むこと、を心がけています。それから、”忙しすぎるイメージ”を払拭し、若手からも「声をかけやすい雰囲気を保つ」ことを大切にしています。また、何か達成したときにはメンバーを名指しで大きくお祝いするようにしています。一方で管理職にしかできない、グローバルチームへのアピール(笑)、人員増加提案、予算提案、他部署への要請、自分のチームの査定などに関しては全力で取り組んでいます。産後復帰した際にはすでに管理職歴5年だったので、そういったメリハリのある働き方を推し進めることが可能でした。それは私の両立生活の助けになっていると思うので、仕事と育児の両立にはあえて早めに管理職を目指すよう後輩には助言しています。

 

海外母子赴任はいかがでしたか?

海外母子赴任なんて考えてもみなかったのですが、今振り返ると、シンガポールの3年間はかけがえのない人生の経験だったと思います。「自分には無理」と思いがちな私ですが、「やってみてだめならそのときに考えよう」と夫に後押ししてもらったからこそできた選択でした。すでにシンガポールに赴任していた友人や同僚、新しく知り合った友人たち、そして日本に残した夫(やそれを理解してくれた義理の両親や親族)に支えられた三年でした、仕事でも私生活でもいろいろ苦しかったこと、大変だったことも多かったですが、子供がさまざまな国のお友達を通じて多様性を小さいうちから肌で感じる体験ができたことを含め、チャレンジしてよかったと思っています。

シンガポールにてママ友と親子で

シンガポールにてママ友と親子で

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方 に向けてメッセージをお願いします。

私も会社に入った最初の5年くらいは、社内にもなかなかロールモデルのような先輩は見つけることができず、社内や雑誌で見る「そういう人」はすごい人・特殊な人だと思っていました。あるとき、仕事で知り合った某出版社の編集長で、自然体で素敵な女性に、「子供を生まなくて後悔している人はいても、生んで後悔している人は私の周りにいないよ」といわれたことはひとつのきっかけでした。幸い、私より数年前に子供を生んだ社内の後輩が数人おり、私は彼女たちのアドバイスを参考にすることができました。数人の仲間ができたこと、また当時の社長や役員のワークライフバランス推奨の波に乗って、一気に社内に「働く母もいていい社内文化」が広がったように思います。このインタビューにお声掛けいただいたとき、私は正直ためらいましたが、少しでもほかの方に、「普通に働いて子供を育てる」ことに向けて一歩踏み出すお手伝いができればと思いました。完璧じゃないからこそ、参考になるかな、と思うので、皆さんも完璧を目指さず、自然体の働く母ネットワークでご一緒できれば幸いです。

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インタビューbyゆもとりえ

2016年11月14日 0 comment
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今回ご紹介するのは、バースデープランナー講師の千田文美さん。アクセサリーのオンラインストア運営やラグビースクールのPRとしても活動されています。

文美さんは2人のお子さんを出産後、長期の専業主婦期間を経て、2年ほど前からお仕事をスタート。
専業主婦生活が長かったということで、再び社会に出ることへの不安は大きかったそうです。さらに、仕事を始めた当初は生活スタイルの変化に戸惑うこともあったとか。その一方で、どの仕事にしても「主婦目線」が必要だと解った瞬間に自信が沸き、それが現在のキャリアへとつながっているといいます。

小学生のお子さんの学校生活や習い事を目いっぱいサポートしながらの週2~3日仕事をするという新たな働き方にも注目です!

ご自身について教えてください。

氏名:千田 文美(せんだ あやみ)
会社名:日本バースデープランナー協会yokohamama代表、rugbyjoukids PR(いずれも会社ではありません)
職種:バースデープランナー講師、PR
簡単な経歴:(株)リクルート入社 海外旅行情報誌ABROAD営業(現在はネットのみ)→(株)カネボウファッション研究所にて営業代行業務 → 専業主婦 →(社)日本バースデープランナー協会にてPRと講師業務、ハンドメイドジュエリーのオンライン&イベント販売のyokohamama代表
居住地:神奈川県川崎市宮前区
ご自身の年齢:39歳
お子様の年齢:11歳の女の子と8歳の男の子
ワークスタイル:基本フリーな感じですが、バースデープランナー協会の講師に関しては11月より週1~2勤務となります。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

ひとつは、日本バースデープランナー協会のバースデープランナー講師です。
11月より始まるベビーに特化したレッスンの講師となります。例えば出産前のベビーシャワーパーティーや生後6か月の御祝いとして定着しつつあるハーフバースデー、そして1歳バースデーの御祝いの仕方やパーティーデコレーションのノウハウなどをレッスンします。

もうひとつは、yokohamama(ヨコハママ)の代表をしています。yokohamamaでは、ママ友でもあるハンドメイド作家4人にオリジナルのジュエリーを作ってもらい、(株)ブラケットさんのストアーズで販売しています。それにあたってのPR業務をメインに活動しています。また、不定期にイベントを開催して販売したりもしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床→朝ご飯から子供の送り出し
8:00~10:00 家事(掃除、洗濯、夜ご飯の下ごしらえ)
11:00~15:00 家で仕事ということもあれば外でランチミーティングなども
何もない日はのんびり過ごしたり、ショッピングに行くこともあります
16:00~ ひたすら送り迎えです(笑)
娘は週3バレエ、息子は週2レスリングと週1~2ラグビー、二人とも週1塾と、本当に運転手状態です(笑)。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

自分が一番じゃない、ということでしょうか。それまでは何でも自分中心でしたが、子供中心の生活に一変しました。それにストレスを感じることも多々ありましたが、子供達が小学生になり自分の時間も増えてからストレスを感じることも少なくなりました。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

主人は忙しいので基本、私が中心ではあります。ただ、出来る限りの事は手伝ってくれています。週末には料理をしてくれたり、私が一人や友達と出かけたいときは積極的に子供達をみてくれるので助かっています。

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バースデープランナーのレッスン中

 

千田さんは以前は専業主婦でいらしたと伺いました。お仕事をしようと考えたきっかけは何だったんでしょうか?

出会いです。主人がバースデープランナー協会の理事である吉田采都子さんを紹介してくれたのがきっかけです。
何というか、衝撃的で(笑)この方と一緒なら何でもできそう、と思いました。

 

お子さん2人が小学生という中で、お仕事をスタートされていますが大変ではなかったですか?生活はどのように変わりましたか?

最初はすごく大変でした。
当時は下の子がまだ幼稚園生だったので、バスを見送るとそのまま都内へ通勤。終わると家に寄らずにそのまま車で幼稚園までお迎え。そこから上の子の英語の学童(キッズデュオ)へお迎え。これを週3でも慣れるまで本当に大変でした。

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yokohamamaのイベントで

 

そうした中で、アクセサリーのオンラインストアyokohamamaをスタートされましたが、立ち上げられた理由やねらいを教えてください。

作家はみんな幼稚園からのママ友。
みんなで韓国出身のお友達に韓国語を習っていたんです。そこでみんながジュエリーを趣味で作っていることを知って。
そのクオリティやデザインがあまりにもすごくて、個人的にも作ってもらっていたのですが、「何か趣味だけではもったいなくない?」と思ったのがきっかけです。ちょうどハンドメイドものが流行っていましたし、ちょっとやってみない?と軽くみんなに提案したのがきっかけでしたね。

 

さらに千田さんは息子さんの通われているラグビースクールでの活動、発信にも力を入れていらっしゃいますね?

昨年イングランドで行われたラグビーワールドカップで日本代表は素晴らしい結果を残しました。
それにより五郎丸選手のようなスタープレイヤーも生み出し人気が低迷していた日本ラグビーに復活の兆しが見えたものの、その人気を維持しきれていないのが正直なところです。
3年後には日本でラグビーワールドカップが開催されます。
日本でラグビーがもっともっと盛り上がっていくように、また一人でも多くの子供達がラグビーボールに触れる機会が増えるように、ラガーマンを支えるママ達、そしてスクールに通う子供達が中心となって日本中にPRしていこう!という活動です。

とりあえず今現時点で決まっているのが・・・

・12月に横浜のとあるイベントでのステージ

・幼児向けのラグビーリトミック教室&小学生向けのラグビー教室の開催(2017年春より新宿伊勢丹にて)などです。

日々、SNSなどを通じて活動を随時発信しております。

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息子さんのバースデーは大好きなラグビーでお祝い

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・一緒に過ごす時間が減りますが、その分怒ったりイライラすることが減り、子供達に優しくなれたこと。
一緒に過ごす時間が貴重になり、大事に過ごすようになった気がします。

・仕事では・・・以前よりいきいきしてる、とかキレイになったねと言われるようになったこと(笑)。
また人間関係が本当に広がりました。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・ゆっくりと家事ができなくなったこと。

・仕事では・・・帰る時間が早いこと、決まっていること。

 

それをどうやって解決していますか?

上手にサボることを覚えました(笑)
例えば料理では、つくりおきを暇なときに沢山作っておいたり。大変なお掃除などはアウトソーシングを利用したり。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・出来るだけのことはやってあげる。
その一つが送り迎えです。かなり面倒ですしバスに乗せることもありますが、時間の許す限り車で送ります。その道中での会話が貴重だったりもするので。

・仕事では・・・今の自分が出せるだけの「感性」「経験」「人脈」をフルに出し切ることでしょうか。
私は特に資格を持っていませんし、専業主婦生活が長かったので再び社会に出ることができるか初めは不安でした。でもどの仕事にしても「主婦目線」が必要だと解った瞬間に自信が沸きました。また人間関係においてもママ社会の人間関係が一番難しい。(あくまで私の意見ですが)その中で10年やってきているのだからどこでもやっていけるわーと開き直りました(笑)今では怖いもの知らずです。

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これからの目標やプランを教えてください。

・育児では・・・子供達をもっと自立させて、進みたい道を今以上にサポートしていきたいです。

・仕事では・・・バースデープランナーの仕事を通じて、今以上に日本中にパーティー文化を広めたいです。パーティーってとっても楽しくて誰もが嬉しいこと。こんなにハッピーなことはありません!

ラグビーに関しても、サッカーや野球のように、子供達がスポーツを始める際に「ラグビー」も普通に選択肢に入れてもらえるような環境にもっていきたいですね。

Yokohamamaは、ママ達で始めたママでも扱いやすいジュエリーを販売しています。日本中のママ達がもっともっと美しくなるお手伝いができたらいいなと、そのお手伝いをしていきたいです。

 

サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

全てにおいてまだまだ試行錯誤しながらバタバタと日々過ごしていますが、ひとつ思うのは「ママは少しでも外に出ると、よりいきいきする!キレイになる!」です。これ、本当に大事。子供達、旦那様も喜びます。家庭がうまくいく。もちろん忙しすぎてもだめですが、ママがいきいきすることが家庭に影響しますから。仕事でなくても何か夢中になれることを見つけるだけでも違うと思います。

インタビューby 柴田 広夢

2016年10月29日 0 comment
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今回ご紹介するのは、フリーランスのマーケティングリサーチコンサルタントとメイクセラピストとして活躍する福吉彩子さん。
お仕事やファッションに関するブログやInstagramも人気のパワーママです!

大手外資系メーカーに勤務されていた際に2人のお子さんの育休復帰を経験し、その後、フリーランスとして独立された福吉さん。現在は、「好き」と「得意」の二つをお仕事に活躍中ですが、独立のきっかけとなったのはお子さんのある一言でした。

働き方を見直すきっかけとなった出来事とは? また、新たなキャリアについてやファッションのことも伺いました。

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ご自身について教えてください。

・氏名:福吉彩子
・職種:マーケティングリサーチコンサルタント/ モデレーター/メイクセラピスト
・簡単な経歴:大学卒業後外資系メーカーに就職、夫の米国MBA留学と長男出産による3年間の休職を経て復職し、2年後に長女出産、管理職昇進。計15年勤務したのち2015年に退職し、現職。
・居住地:東京都品川区
・ご自身の年齢:38歳
・お子様の年齢:8歳長男、6歳長女
・ワークスタイル:フリーランス

 

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

現在はいくつかの仕事をしていますが、一番比重が大きいのが、マーケティングリサーチコンサルタントとしての仕事です。いくつかの企業さまのマーケティングリサーチ、いわゆる「消費者調査」の企画設計や分析のコンサルティング・トレーニング、消費者インタビューの司会などが主な業務となります。

一方で、自宅で不定期に「今の自分が一番好きになる」というコンセプトをもとに「ポジティブメイクセラピー」を主宰し、ヘアとメイクのレッスン、ファッションのアドバイスをマンツーマンでさせていただいています。

また、いくつかのアパレルブランドのインフルエンサーとしてPRの御手伝いもすることも。
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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床
7:00 朝食準備、朝食
8:00 長男 通学
8:30 長女を保育園に送る
9:00-10:00 家事
10:30~13:00 自宅にてメイクレッスン
14:00~16:00 リサーチ企画コンサルティング、打ち合わせ
17:00 長男帰宅、習い事の送り迎え
18:00 長女お迎え
19:00 夕食、入浴など
21:00 子供たち就寝
23:00 就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

出産したことによって、良くも悪くも内面は特に変わっていないのではないかと思います。
ただ、振り返ってみて、例えば多少は我慢強くなったかも、とか、周りをみる力・俯瞰力のようなものがついたかも?とは思います。
あとは優先順位が変わったことによる生活の変化は大きいですが思いますが、これもまた子供の成長ステージによって変化することですね。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

特に分担はしていません。
私が仕事で朝晩が不規則になるときにお願いする程度です。
夫はベンチャー企業の経営者なのですが「自由な発想で柔軟に働きたい」という彼の仕事への想いを数年前に話し合い、尊重した結果です。
イクメンブームになって久しいですが、我が家は本人も含めて望んでいないし、彼に向いてないのです・・・
彼が向いていることに力を発揮してもらった方が家族の、世の中のためになるかと思っています。
最近は長男の成長がめざましく、幼児から少年になってきたので、親子二人で釣りにでかけたり、と子供と遊びに出掛ける機会が増えました。
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以前は外資系のメーカーにお勤めで、その間にお二人のお子さんを出産・復帰されていますよね!?その時の働き方はいかがでしたか?

前職のメーカーでは子育てしながら働かれている女性をたくさんいらっしゃったので、とりたてて大変だということは感じずにいられたと思います。ママであることはダイバーシティ(多様性)の一つに過ぎないという感覚です。
私は自分で決めて時短は取得しませんでしたが、ある意味「成果を求められる」外資系だからこそ、子供がいるママ社員もそうでない人も平等に扱われることの、良さと辛さが共存していると感じました。国内外の出張や、時差による夜遅くの電話会議も日常のこととしてありましたし。
特に、管理職に昇進してから一緒に働く男性の比率が増え、彼らの多くが「専業主婦を奥様に持つ」男性だったこともあり、私も専業主婦の奥さんがいたらいいなあと思ったこともありましたが、ある意味「私は子育てもしながら働いているんだ!」という自負のようなものが、「バリキャリワーママ」としての原動力になっていたかと思います。

 

そうした中で、ご長男が小学校に上がられたんですね。小1の壁ありましたか?学校生活や働き方は変わりましたか?

「小1の壁」などど「脅し言葉」はあまり使いたくないし、実際に人によって「壁」に感じることって小1に限らずあると思うのですが、長男にとっては、遊んでばかりの保育園生活からいきなり45分じっと座って授業を聞かないといけないことが大きな「壁」だったようです。

母親の立場からすると、平日の行事が多かったり、夏休みの学童にお弁当がなかったりと、保育園との「対応の差」になれるまでが「壁」に感じる部分がありしたが、夏休みが終わるころにはお互いに慣れてきました。

新生活って誰でもいつでも最初が一番大変ですものね!

 

そうした中で、転機があったと伺いました。お仕事内容や働き方はどのように変わりましたか?

私は長男の小学校入学と同時に、外資系管理職の「バリキャリワーママ」からフリーランスのワーママへ、大きく「働き方」を変えました。

転機は長男が保育園年長のとき、暴れて保育園へ登園拒否が始まったことがきっかけ。

そのころは私も管理職に昇進し仕事が大変で毎日疲れ果てていたのですが、4年通い慣れていたはずの保育園で長男がものを蹴飛ばし暴れたことに始まって、朝の登園は男の先生が二人がかりで羽交い絞めにせねばならぬほどうちに帰りたがるようになりました。

そんな中あった運動会は、前日まで楽しみにしていたのに、当日は「出たくない」の一点張り、私が怒っても泣いても結局、保育園最後の運動会は彼は観覧席でうずくまったまま、何もせずに終わりました。

本人が落ち着いたころに尋ねてみると、
「かあさんにできないところを見せたくないんだよ」とポツリ。

運動会の練習の中で、リレーのバトンの受け渡しがうまくいかなかったり、障害物競争の縄跳びで失敗したりしていたのが、本人は不安で仕方なかったことを、私は全く知りませんでした。
というより、本人がポツリポツリ、保育園の帰り道で話していたような気もするのですが、仕事のことで頭がいっぱいだった私は全然聞いていなかったのですね、彼もそれに気が付いていたのでした。

そして自分が知らず知らずのうちに、長男に「ちゃんとなんでもできること」を求めていたこと・・・

仕事が忙しくて彼の変化をしっかりとみてあげられていなかったことにそんな事態になってようやく気づいたんです。

それから半年後、思うこともたくさんありましたが、15年務めた会社を退る決意をしフリーランスで仕事を始めることにしました。
元の会社のままでは私は働き方を変えることができないと判断したからです。
今の私の仕事は前の会社での経験で成り立っており、今でも感謝の思いでいっぱいです。

自分でしたい仕事と時間を決められる今のスタイルは、小学校に上がった長男との時間を、より長く充実したものにしてくれていて、2年生になった彼は毎日いきいきと楽しく小学校生活を送っています。

また私自身、仕事に時間と心の余裕を縛られすぎることなく、子供達と春秋は登山やキャンプ、夏と冬は海外旅行、昨年は夫が事業を始めたケニアやアブダビなど遠い国にもつれていくことができました。

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「パラレルキャリア」について詳しく教えてください。現在は、メイクセラピストとマーケティングリサーチコンサルタントという2つの顔をおもちということですが、具体的にどういったことをされているんでしょうか? また、そういったキャリアにたどり着いた経緯も教えてください。

自分の「得意」と「好き」の両方を仕事にしていることが、私の「パラレルキャリア」です。

マーケティングリサーチコンサルタントの仕事は、マーケティング上の課題点を一番効率よく解決に導く消費者調査を設計したり、マーケティングには欠かせないターゲットの理解を深めるための消費者インタビューの司会をしたり、などのマーケティングリサーチ全般に関わることを、いくつかのメーカー様と契約を結んでおこなっています、これは前職で一番自分が「得意」にしていたエリアを特化した形です。

メイクセラピストの仕事は、前職時代に「もっと目の前にいる人に影響を与える仕事ができないか」と考えていたきに出会った、病気やケガで外観に問題を抱えた方の社会復帰を支援する「リハビリメイク」の第一人者であるかづきれいこ先生に師事し、セラピストの資格を習得したことがきっかけです。
もともと好きだったヘアとファッションを取り入れ「今の自分が一番好きになるポジティブメイクセラピー」という独自のサービスをつくり、主にブログ【 http://ameblo.jp/ayako-lala/ 】やインスタグラム【https://www.instagram.com/fuku44aya/ 】で集客し、月に6-10回程度レッスンを行うスタイルを確立しました。初めて半年たちましたが、今では募集告知してから半日で締め切りになるほど人気のサービスに。
これは人をキレイに・元気にする仕事に携わりたいという、自分の「好き」を仕事にしています。

偶然なのですが、両方とも前職をやめて夫の仕事を手伝っているときに、周りから「やってみて」というリクエストをいただいたことがきっかけで始めました。

会社という大きな組織を抜けて、自分の存在価値がどこにあるか探していた時期だったのですが、それまでしてきたことを少しずつ発信してきたことが縁を呼んだのだ、と思います。

「自分の興味があること」「やってみたいこと」を積極的に発信することが可能になったSNSの時代ならではだなあと思います。

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福吉さんのInstagram『働くかあさんのお仕事コーデ』より

 

さらに、福吉さんはInstagramでも積極的に発信されていますよね!ファッションセンスが抜群!!『働くかあさんのお仕事コーデ』が人気です。普段のファッションではどんなことを大切にしていますか?

インスタグラム https://www.instagram.com/fuku44aya/ はファッションに特化して発信をしていますが、仕事のときにはきちんと見えるように、ジャケットやシャツ、低くてもヒールといった「きちんとみえる」かどうかを優先して、「楽」にだけ走らないように意識しています。

ファッションのトレンドから考えても、今は「コンフォート」をテーマにしたものが多く、ゆるくて楽ちん、が主流かと思いますが、フリーランスの仕事は個人の印象も極めて重要ですので「きちんとする」ことを大切にしています。反動で、その分休日は楽なカジュアルが多いかもしれません。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・子供たちが「うちのかあさんはxx(前職時代担当していたブランド)をつくっているんだよ!」と誇らしげに友達に話しているのを聞いたとき、メーカーでものづくりに携わっていて、目に見える形で世の中に、子供たちに届けられることがうれしいと思いました。

・仕事では・・・担当商品の主たるターゲットが「ママ」であることが多かったので「消費者を一番理解する」マーケティングリサーチ担当者として、自分も含めて常に周りがターゲットとなる人に囲まれ、身近に素早く実感を持って消費者理解をリードできたことはよかったと思いました。

 

 育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・二人とも物理的な手があまりかからなくなった分、今はしっかりと「こころを向き合わせる」ことが大事かなあと思います。例えば、食事やお風呂、就寝前などちょっと落ち着いたときにそれぞれを話す時間を大事にしています。

・仕事では・・・フリーランスの仕事は個人での信用がすべてだし、代打がいない世界なので一回一回の仕事にきちんと向き合うこと、また体調管理を大事にしています。

 

楽しくワーママできる秘訣は何ですか?

私がこれまで8年間、楽しくワーママをできてきたのは、ひとえに子供たちの健康とアウトソーシングのおかげです。

子供の健康に関してはママのコントロール外にある部分もあるとは思うのですが、あまり細かいことは気にしないで、食べさせる・遊ばせること(例えば、、レトルトが多少続いてもOK! 薄着で遊んでいてもOK! ここで書くのははばかられるくらいいろいろ)を重視してきた結果、長男長女ともに病気で呼び出されたことはほとんどないくらい、健康そのものです。

アウトソーシングに関しては、長女出産後3か月で復職して以来、今に至るまでシッターさんに週に1-3回2時間程度決まった方に来ていただき、お迎えや食事の介助、ちょっとした家事をお手伝いしてもらったことがどれだけ助かったか!ほんのちょっとのお手伝いで劇的に気持ちが楽になるので、「何かあったとき」だけでなく、定期的に来ていただくシッターさんを探すことをお勧めします。
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これからの目標やプランを教えてください。

・育児では・・・我が家の子育ての基本方針「「世界の人の役に立つことができる人」に育てる」ことは、これからも変わらない目標です。そのために習い事を含め子育ての環境を整えていくことを続けるつもりです。

・仕事では・・・コンサルタントとしてもメイクセラピストとしても、活動の幅をもっとひろげていければと考えています、またフリーランスをしていると『勉強』は自分でつくらないと機会がないので、インプットの時間を重要視したいと思っています。

 

サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

会社を辞めるかどうか考えたとき、「その会社で働いているからこそ得られる」収入や知名度、称賛のようなものを手放すことを最後まで迷いました、両親からも周りからも、きまって「そんないい会社辞めるなんてもったいない」と言われました。
が、私が最後まで握って放したくなかったものは、手放した今、そんなに大事なものではなかったんだなと心の底から思えます。
私はバリキャリワーママをやめて、でもその分、子供たちと向き合う貴重な時間と、「好き」と「得意」の二つを仕事にするユニークなキャリアをつくることができました。
何か大きなものを手放す決断をしたら、その分大きなものが得られるのではないかと思います。

 

インタビューby 柴田広夢

 

 

 

 

 

 

 

2016年10月12日 0 comment
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今回のインタビューは、ミニマル・テクノロジーズ広報の佐藤菜摘さん!

創業2年のスタートアップに、同社初の女性&ママ社員として入社し、フレキシブルな働き方をされている佐藤さん。とっても爽やかで明るく、気持ちの良い元気さが魅力の佐藤さんは、ご出産後、専業主婦を経て再就職をされる際には、ご家族から意見があったり、保活が大変だったりと色々経験されていました。 (千田)

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2016年9月15日 0 comment
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今回のインタビューは、食文化研究家、長寿美容食研究家のスギアカツキさん!

食文化研究家、長寿美容食研究家であり、人気ブログを展開するブロガーさんでもあり、女子SPA!をはじめ様々なサイトに連載を持つライターさんでもある、多彩なスギさん。人生の基本と言っても過言ではない?!「食」に真摯に向き合われながら、私が一番印象に残っているスギさんからの食へのアドバイスは、とにかく無理なく自分が楽しく、というものでした。そんなスギさんのママライフと、「食」について伺いました! (千田)

 

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2016年9月13日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは、「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2015」の大賞を受賞した秋庭麻衣さんからのご紹介です!

2016年4月3日 0 comment
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今回ご紹介するパワーママは、忙しい中でも、自分の時間を充実させる工夫を忘れない門川博子さん。
仕事でもプライベートでも「真のワーク・ライフ・バランス」を追求する門川さんのインタビューです!

2016年1月22日 0 comment
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パルコの吉本さん

今回ご紹介するパワーママは、学生出産のワーママ歴15年!パルコグループのダイバーシティ推進委員、新規事業責任者などで活躍されている吉本さん。

お子さんが大きくなった今だからこそ言える、育児と仕事の両立にプラスし、自分が理想とするキャリアアップも実現していくために意識してきたこと、そしてこれからの挑戦について語って頂きました!

2016年1月12日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは、クリエイターズマッチアワードで2度もグランプリを取得された、島根県でクラウドワーキングするデザイナーの秦さん。

地方×クラウドワーキングで活躍するワーママのリアルを語って頂きました!

2016年1月12日 0 comment
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皆さまこんにちは!

2015年11月12日(木)に関西支部では『パワーママモーニング(パワモ)』を実施しました!

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「パワーママモーニング(略称パワモ)」は、パワーママゲストをお迎えし、朝食をとりながら皆さんとフリーディスカッションをするカジュアルなイベントです。

今回のゲストは、出張によるマタニティフォトや授乳フォトで大人気のママフォトグラファー、石川ひろこさん。

2015年11月17日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは同志社大学で助教を務める酒井絢美さんです。酒井さんは、大学院生の時に妊娠・出産を経験され、その後博士号を取得し、大学教員の道へ進み、助教に昇進されたパワーママ。仕事柄、国内外の出張も多いですが、家族の協力の元、お仕事と家庭を両立されています。
そんな酒井さんのモットーは「なったかよう」。一体、どんな意味なのでしょうか?とっても前向きで自然体の酒井さんのインタビューをお楽しみください!
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プロフィール

・氏名: 酒井 絢美(さかい あやみ)
・会社名: 同志社大学商学部
・役職名: 助教
・職種: 大学教員
・簡単な経歴:

大学卒業後、修士課程に進学して24歳で結婚。

博士課程に進学し、博士1年目(25歳)の時に出産。

1年間の休学の後、復学して博士号(経済学)を取得し現職に至る。

 

・居住地: 京都市

・ご自身の年齢: 30歳

・お子様の年齢: 5歳

・ワークスタイル(フルタイム/時短): 一応、フルタイム(時間の融通は利く時もある)

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 

いわゆる、大学の先生です。といっても、仕事内容はあまり知られていないのではないでしょうか。大学教員の仕事には、大きく「教育」と「研究」の2つがあります。教育は、大学での講義(授業)です。私は会計学を専門としていて、これまでには簿記会計や財務管理論、国際会計論などを担当してきました。今は大学での学びの土台となる初年次教育の科目にも携わっています。一方、研究活動の方では、文献調査やデータ分析などをもとに新たな知見(発見)を得て、論文の執筆や学会発表を行います。その過程では他大学の先生と共同研究をしたり、研究会に出席してディスカッションをしたりもします。私は特に会計監査やコーポレート・ガバナンスの問題について研究しています。

 

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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

6:30 起床

7:30 子供起床,一緒に朝ごはん

8:30 保育園に登園

9:00 勤務開始

担当講義以外の時間は、研究室にて講義準備や論文執筆など

18:30 保育園にお迎え

19:00 夕食

20:00 お風呂

21:30までに(なんとか)子供就寝

23:00 夫が帰宅

01:00 家事、仕事などが一段落ついたら就寝

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

 

正直、出産前はあまり子供が好きではなく、むしろ苦手な方でした。ですので妊娠した時も「将来もし子供に手をあげることがあったらどうしよう…」なんて本気で心配していたのですが、今ではすっかり子供大好きに!我が子を溺愛するのはもちろんのこと(笑)、仕事での外出時でも子連れの方を見ると微笑ましくなって温かい気持ちになったり、ついつい「何か手伝えることはないかな~」と思ったりしてしまいます。独身時代の自分とは真逆で、想像もつかなかったくらいの変化です。

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ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

 

夫がものすごく多忙なので、家事は基本的には私がやるようにしています。授業や研究会、打ち合わせ等の時間は動かせませんが、それ以外はやることをやっていれば比較的自由なので(その「やること」が非常に多いのが困りものなのですが…)。ただ、夫の方が逆に家事の分担が不平等になっていると思っているようで、洗濯や食洗機など“放り込むだけ”パターンの家事は率先してやってくれています。

育児に関しては、夫は完全に遊び担当!私は運動がからっきしダメなので、虫捕りや魚釣り、サッカーなど私にはできない遊びをしてくれるのが嬉しいです。自分にできないことを夫がしてくれると惚れ直しますね~(笑)。今年の夏は、ベンケイガニ2匹とたくさんの川魚が新たに家族に加わりました。

 

 

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年に数回の海外出張をされていますが、育児をしながら初めて海外出張した時の気持ちや家族とのお話を教えてください。

 

思い起こせば海外出張は息子が4歳の時が最初でしたが、それまでも学会発表などで国内出張が多くありましたので、海外ということ自体にあまり抵抗はありませんでした。国内出張で辺鄙なところに行く方が長い場合もありますし、Wi-Fi環境さえあればスマートフォン等でいつでも連絡がとれますしね。むしろ初めて宿泊を伴う国内出張があった時の方が、息子がまだ1歳だったので、寝かしつけは大丈夫かな?寂しがってないかな?など色々と不安が大きかったように記憶しています。

ちなみに出張中の保育園の登園は夫に、お迎えは実家にお願いしています。幸い実家が近所なので、出張中はお迎え後の夕飯もお風呂も実母に任せっぱなしです。息子もすっかり実母になついてしまい、出張でない時でも頻繁に実家に行きたがります…(笑)

 

 

女性が会社で組織で活躍、キャリアアップするために必要なスキルやマインドはありますか?それは何だと思われますか?

 

身も蓋もないかもしれませんが、周囲の理解と応援。これに尽きると思います。私の場合、大学院生の時に妊娠・出産しましたので、博士課程の指導教授に妊娠の報告をすることになったのですが、その時「僕には子供がいないから現実問題どうなのかというところをよく理解できていないけれど、できる限りの配慮はしたいと思っているので何でも言ってほしい」という言葉をいただきました。そして実際、研究会やミーティングなども幾度となく子供関連のことで欠席しましたが、嫌な顔ひとつせずに受け入れてくださいました。

また、さきほどの質問にもありましたけれども、実家にはかなりお世話になっています。出張や子供の病気の時はもちろん、年中行事や地元のイベントなど事あるごとに段取りや諸々の手配をお願いしたり、必要なものを揃えたりもしてもらっています。まだまだ分からないことが多かったり準備に手が回らないこともあるので、本当に助かっています。

ただ、周囲の理解は待っていても自然に得られるものではないですので、自分で環境を整えていく努力は必要です。やるべき事はきちんとこなして日頃から信頼されるに足る仕事をしておくこと。そして何より、感謝の心を態度に表すことだと思います。

 

 

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出産したことでご自身の研究活動に変化はありましたか?

 

今までは時間の制約が無く1日中研究のことだけを考えていれば良かったのに、出産後は脳の大半を子供のことが占めるようになり、研究に費やせる時間も大幅に制限されるようになりました。ですが、それによって、かえって時間効率は飛躍的にアップしたという実感があります。○○時までにここまで進めよう、という区切りが立てやすくなりましたし、子供の急な発熱などに備えてすべての仕事を前倒しで進めるようになりました。結果として、周りの評価も出産後の方が高くなり、良いサイクルが築けているのかなと思います。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

一言で言うと、世界が広がったこと。たとえば保育園で息子と同じクラスのママは皆とても多才で、自分とは全然違うタイプの人もいるので、子供を持たなければきっと知り合うことも無かったんだろうな~などと、ふと感じることがあります。そんな人達と子供を通じて知り合えたことで、ものの見方が変わったり、そんな風に考えれば良いのか!と新たな発見があったりして、私自身の人としての深みが増したような気がしています。このことは本当に幸せなことだなぁと思います。

 

 

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育児&仕事をしていて大変なことはありますか?それは何ですか?

 

最も大変なのは、職業柄、講義や学会発表に関して代わりがきかないこと。子供の体調不良でも講義だけは休めませんし、学会発表に穴をあけでもしたら、とんでもないことになってしまいます。それと、研究会や学会の開催が土日祝日のことが多く、保育園がお休みの時に夫や実家頼みになってしまうこと。特に、来年には息子が小学生になるので、学校行事が重なってしまわないかとビクビクしています…。

 

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

 

根本的には解決できないです(笑)。…が,子供との時間も大切なので、私が居なくてもどうにかなる仕事は、思い切ってお断りするようにしています。結局のところ何を優先するのかは自分次第ですので、時には割り切ることも必要だと思います。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児でも仕事でも、できるだけ相手の話をよく聞くことを心がけています。何か衝突した時でも、“なんでそう思うのか?”をトコトン尋ねると、相手の言い分の背後にある考えが理解でき、解決策が見つかることも多いです。
ただ、息子に関しては、それでも怒ってしまうことも多々ありますけどね…。そこは私が反省しないといけない部分だと思うのですが、我が家の場合、夫が私にも息子にもほとんど怒らない(でもダメなことはちゃんと叱ってくれる)という菩薩のような人なので、それを良いことに、全体のバランスがとれていればOK!ってことにしています(笑)。

 

 

これからの目標を教えてください。

 

10年や20年後、息子が自慢できるような母でありたいですね~。仕事であれ私生活であれ、身内の評価が一番シビアで的確だと思うので。
これまで色々とえらそうに述べてきましたが、私はいつでも好き勝手に生きてきましたし、今後もそのスタンスは大きく変わることはないと思います。その姿が、思春期や大人になってからの息子の目にどう映るのか、非常に興味深いです。

 

 

最後に、サイトをご覧の皆様にメッセージをお願いします!

 

京都の丹後地方の方言で、「なったかよう」という言葉があります。元々の漢字は「成った斯様」。状況に応じてその時々の判断での行動で、といったような意味合いです。一見すると投げやりにも思える「なったかよう」という言葉ですが、実はすごく良い言葉なのではないかと私は思っています。育児にしても仕事にしても、思い通りになることはほんの僅かで、結局“なるようにしかならない”ことの方が多いと思います。だからこそ、その時々で自分の価値観に基づき、できるだけ後悔のないように「なったかよう」で動けばそれで良いやん、と思うのです。

 

インタビュー by 小内 章子
構成 by 安原 愛

2015年10月1日 0 comment
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お子さんたちとカンパーイ!

今回のパワーママインタビューは知識ナシ、経験ナシから男性の多い業界へ飛び込み、家業を継いで会社経営される境順子さん。最近では家業のある大学生に事業継承についてお話されることもあり、ご自身の経験や学びを伝える機会も持っておられます。
「組織も家族もチームであることを意識している」という境さんがどのような思いで仕事や子育てに向き合っておられるのかを伺いました。

境 順子さん

境 順子さん

ご自身について教えてください。

・氏名:境 順子
・会社名・職種:株式会社 マスコール 代表取締役社長 (高圧ガス製造販売業)
・簡単な経歴:
女子高、女子大を出て産業ガスメーカーに入社。その後、自身が遣り甲斐を感じるアパレル関係で非正規社員にて働き始めたが、家業で人材不足だという父の声に、26歳で親孝行のつもりで家業である高圧ガス製造販売会社の医療部門に入社し、病院や肺疾患などの患者様へ在宅酸素療法のフォロー営業をしはじめる。その中で会社の経営状況が良くないことがわかり、家業の難しさと家族としての責任を感じて、30歳で常務取締役として会社の根幹である産業ガス事業に入る。翌年、3兄弟の末娘ながら、業界専門知識、社員との信頼関係、経営ノウハウもほぼ持っていないまま危機感だけで事業承継し代表取締役に就任。その後、結婚、2男児を出産、無いものづくしで継いだ家業も育児も体当たりの連続で9年目、現在も無知と向き合い続けながら、男性中心の業界で数少ない女性社長して、日々奮闘中。
・居住地:大阪市
・ご自身の年齢 39歳
・お子様の年齢 5歳、2歳
・ワークスタイル フルタイム(会社経営)

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

高圧ガスというとイメージしにくいかもしれませんが、病院での吸引用の酸素、お菓子の袋などが膨らんでいるのは酸化防止の窒素、炭酸温泉用の炭酸、とガスの用途は広く身近なものです。私は、そのようなガスを自社充填工場で用途に合わせて容器に小分けし配送販売し、お客様のガスの使用環境や機材設備などの保守や提供などトータルにご支援している、という会社の経営管理をしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

AM4時    自分時間(メールチェック、仕事の調整、家事の残り、自己研鑽の時間)
AM7時    朝食、保育園準備
AM8時 仕事準備(保育園への送迎は夫)
AM9時 仕事開始
PM6時 退社時間
PM7時 保育園お迎え、夕食買い物
PM8時   食事、お風呂、片付け、洗濯
PM9時45分 寝かしつけ(絵本や一日にあったことを話しながら一緒に寝ることが多い)

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

仕事が精一杯に大事だったところで、出産して小さな家族がとても大事になりました。そのふたつをなんとか大切にしようとする場合、私の場合はけっこう睡眠も大事だと気づいて、出来るだけ6時間は寝るようにしています。また、限られた時間の中で工夫は悩むところですが、今まで大切だと思ってきた細かなこだわりや習慣、価値観はずいぶん変わった気がします。(例えば、服や靴は好きで雑誌を見たりウィンドーショッピングしたりする時間が至福だったのですが、今はどちらも一切せず買い物は必要な時にほぼネット購買です。試着もせず買うなんて昔ではあり得ませんが、やってみると失敗もしますが気になりません(笑))時間に迫られて見直すたびに今までのこだわりが削げていって、案外こだわりが少ないことに気づき自分で驚いています(笑)

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

家事や育児の明確な分担はしていません。夫は結婚前から起業していて仕事時間を大事にしているので、普段は朝方になることも多く、その中で家事や育児を役割で分担してもらおうとすると、家庭内がかえってギクシャクしてしまって…(笑) それから、夫には「普段はできる時に出来ることをしてもらう」「困った時は協力してもらう」というスタイルです。次男が生れてからは、物理的に困ることも多くなり、溜まっている洗い物やごみ捨て、子ども服の洗濯なども気づいたら進んでやってくれるようなりました。また、3歳になった長男とのコミュニケーション時間にしたいと保育園の朝の送りを夫から申し出てくれました。子ども達に関わる分だけ夫もできる事が増え、子どもをお風呂に入れることもできるようになり、今はずいぶん助けてもらっています。そして、子ども達も嬉しそうだし夫自身も父としての役割を楽しんでいるように見え、私もそんな家族の変化が嬉しいです。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

私は、仕事を考えだしたらずっと頭が仕事のことばかりになり気持ちの切り替えが下手だったのが、保育園のお迎えと同時にその思考は見事に強制終了させられます(笑) 真っ直ぐに向かってくる子ども達の前では片手間な想いは通用しないことを教えられます。気持ちにメリハリをつけ「限られた時間の今を大切にして向き合う」という大切な事を教わっているなぁと思います。

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

毎日の時間のやりくりが大変に感じることは多いです。特に、子ども達の成長のサポートや私自分の挑戦の時間など、実際やってみると時間が足りなかった時に焦ったりイライラしてしまうことがあります。 緊急の体調不良やアクシデントではないけど今重要だと感じる投資時間に対して、自分で時間を捻出できない時、実家の親や夫も可能な限り協力してくれますが、これから家族それぞれの挑戦の時間や親の体調などを考えると戸惑いもあり、将来的にはいざという時にために家族以外でサポートしてもらえるような外部の体制(家事代行やベビーシッターなど)も、先輩ワーママ達に教えてもらいながら考えていこうかと思っています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

基本的には、いろいろな人から学ぶことと、気づきから主体的に変化していくことは大事にしています。でも最近、私のせっかちなところで気づきがありました(笑) 何かとすぐ早く決断しなきゃ、解決しなくちゃ、って焦ってしまうところがあり、失敗もしています。だから、組織も家族もチームだと意識しておくことを今一番大事にしています。チームとして共有したり共感したりする時間を丁寧に持つことで、部下に決断を任せて自己実現を支援できる上司でいたい、子ども達の自立や成長を信じて応援できる母でいたい、というところに近づけるよう意識的に頑張っています。「反応ではなく対応を」を戒めに、私の中の忍耐力を鍛え信頼の心を育てていきたいと思っています。

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男性中心の業界の中に自ら入ろうと思ったきっかけはありましたか?また入られてからご苦労されたことや良かった!ということがあれば教えてください。

事業を継ぐと決めた際は、経営状況が良くなかった危機感からだけであまり他を想像できませんでした。後に、男性中心業界で「女に何ができるの?」などの言葉に徐々に意識するようになりました。業界でリーマンショックの影響が出だした頃、潮目が変化し、社会全体が「今までと違う感覚」を求めた結果、興味を持っていただいたのかもしれません、話かけてくださることが増えました。そういう意味では、未曾有のリーマンショックは私にとっては悪いばかりではありませんでした。また、そこから業界組織内での異質の有効性にも興味を持ち、ワークライフバランスコンサルタントの資格を取得し、組織の在り方について勉強しています。その中で、色々な業界でのケースと、多くの素敵なワーママとのつながりができ、元気と勇気をいただいている点もとても良かった点です!

お父様の事業を継承する中で大変だったのはどのような点ですか?

ひとつは、財務状況が良くない中だったので、後継者としての目線で創業者の父を説得し会社の健全化を図っていくことが大変でした。もうひとつは、親子だから故に経営再建の間は特にいろんな気持ちになってしまい、つい余計な議論になったり、冷静でいるために適度な距離を保とうとするのに苦労しました。
でもその時期を経て今、父はチームの心強い一員として尊敬できる存在です。

家業のある大学生が事業について考える授業にも登壇しています。

家業のある大学生が事業について考える授業にも登壇しています。

これからの目標を教えてください。

まだまだ私自身がマスコールをチームと位置付けたばかりですが、これから、私たちらしいチームカラーを模索していきたい。その中で、BCM【事業継続マネジメントシステム】で想定外に強い対応力、QMS【品質マネジメントシステム】でお客さんにとって最適な品質、WLB【ワークライフバランス】で働く皆の仕事の質の向上を可能とし、お客様に「安心、安全、快適」を提供しつづけていきたいです。

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

大変だと感じる状況下でも、私は思い切って進んでみることでその状況の見え方も変わってくることを経験しました。もし、今の困難に諦めそうになったり無理だと思っていることにも、目をそらさず向き合う勇気と、自分を信じて挑戦してみることで、違う景色に変化することもあります。いづれにしても、皆さんが今日も良かったと思える充実した一日となりますよう、ワーママ仲間として応援し私も励んでまいります!

 

お子さんたちとカンパーイ!

お子さんたちとカンパーイ!

2015年9月24日 0 comment
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森田芙未子さん

今回ご紹介するのは、IT系企業のSEとして活躍されている森田芙未子さん。
通勤時間が1時間以上かかり、出産、子育てで残業ができない状況でもSEとしてキャリアを追求したい、と思った森田さんが時短勤務を活用しながら働き方を見直し、実践しながらチームでリーダーシップをとっておられることは周りからも評価されているそうです。

森田芙未子さん

森田芙未子さん

 

・氏名:森田芙未子
・職種:IT系企業 SE
・簡単な経歴:
大学卒業後、IT系企業に就職。途中、産休・育休を1年半取得し、現在に至る。
・居住地:京都府
・ご自身の年齢 35歳
・お子様の年齢 4歳
・ワークスタイル 短時間勤務

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

会計や、経営管理のシステムをお客様に導入する仕事をしています。
また、社内で開発して、今後お客様に導入するためのソリューション開発にも携わっています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床、息子も一緒に起きる
6:45 朝ごはん、着替え
7:30 家を出て、息子を祖父母宅に預ける
息子は8:45まで祖父母宅、その後幼稚園へ
9:15出社
15:30退社
17:15 息子の幼稚園おむかえ(間に合わない時は、祖父母にお願いする)
17:30 帰宅
19:00 ごはん
20:00 お風呂
21:00 息子就寝
(この間に、仕事のメールチェックや、テレビを見たりしています。)
23:00 就寝

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

基本的にはあまり変わってないのですが、自分がやりたいことの優先順位が変わりました。それまでは、自分のやりたいことをやりたい!というタイプだったのですが、家族のことを優先したいと思えるようになったのが、一番大きな変化です。

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

明確に分担しようという風にはしていません。効率のよい方がやる、得意な方がやるというスタンスです。
結果的に朝起きるのが得意な旦那が、私と息子を起こす。
ごはんは得意な私がつくり、掃除は休みの日に一緒にやるという感じです。

通勤時間が長いことで感じるメリットや大変なことはありますか?

以前は通勤時間の短い方がよいと思ってたんですが、ある人に「切替の時間になって、ちょうど良いんじゃない?」と言われて、そこから考え方を変えました。
仕事が忙しい時は仕事のことを考える、息子のことで悩むことがある時はママ友にLINEで相談することもあります。生協の予約、旅行の予約、ネットショッピング、ひたすらゲームをする時もあります。
あまり1人の時間がないので、通勤時間はラッキーな1人時間と思ってます。
この記事も、ほとんど通勤時間に書きました(笑)
フルタイムに戻った時に、帰宅時間がかなり遅くなってしまうのが、悩みですね。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

やはり、仕事でしか味わえない達成感があると思っていて、それを、仕事仲間と共有できるというのが、私にとっては大きいです。
もともと、学生時代にブラスバンドをやっていて、1人1人の力が、大きな力を生むという経験から、チームでの仕事をやりたいという気持ちが強くなり、今の仕事を選びました。
仕事でいろんなメンバーと関われるのが、楽しくて、工程の終わりなどに、終わったねーと共有できるのが、すごくハッピーです。
最近は、後輩に「結婚や出産しても働けるというのが、私を見ててイメージできる」と言ってもらえたのが一番嬉しかったです。

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

どっちも大変な時期があると、しんどいなぁーと思ってしまいますね。
前はため込んでから相談するタイプだったのですが、最近は仕事の悩みも、育児の悩みも全部旦那にその日のうちに話をしています。
話をすると整理ができて、次の日にはスッキリしてることが多いです。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児は、息子に考えさせることを意識しています。
何か買って欲しいと言ってきた場合は、どうしたら買ってもらえるか、考えてみてと言います。そのおかげで?口がすごく達者になっていて、たまに論破されてしまいます。

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仕事は、自分がやってることを見せることで、特別な存在になり過ぎないことを意識しています。
ワーママが同じ部署では少ないんですが、私は誰でもなれる存在になりたくて、あの人だから特別って思われたくないんです。
前に友人が「子供がいてもバリバリ働く、もしくは、ある程度割り切った働き方をするのどちらかしかない。
そのどちらかではなくて、子供がいても、やりたい仕事を欲張ってやる方法はないのかなぁー」と言っていました。
私もバリバリでも、割り切るでもなく、欲張りコースを選びたいと思いました。だからこそ、短時間勤務でも現場の仕事をすることにこだわっています。
そして、息子の幼稚園の参観日には、在宅勤務などを使って、必ず参加するようにしています。
欲張りコースを選んだからこそ短時間でも、成果をあげるということは、常に意識しています。

現在週1回の在宅勤務もされているそうですが、このワークスタイルになった経緯を良かったら教えてください。

復帰した当初、息子がよく風邪をひいて熱をだして、朝病院いってから出社すると、勤務時間がかなり減ってしまい時間有休がなくなりそうになったので、通勤時間分の時間が確保できて、時間の融通をつけられる、在宅勤務制度を活用することにしました。
息子があまり風邪をひかなくなってからは通勤時間分、息子を早くお迎えにいく時間にしたり、自分の資格取得の時間にあてたり、仕事が忙しい時は仕事の時間にしたりと、状況に合わせて、活用できる時間として使っています。
自宅PCから自社のPCに接続できるので作業は普段通りですが、ミーティングなどは、出社しないといけない環境なので、今は週1としています。
1週間の作業の中で、集中したい作業を在宅勤務の時にするなど、集中タイムの役割も兼ねていて、全体的な作業効率アップを意識しています。

制約を持って働いていてもチームのでリーダーシップを取り、周りから評価された点はどこだと思いますか?また意識していることはありますか?

復帰して2年間は、作業をこなすだけで、毎日必死で、悶々とした日を過ごしていました。その時は仕方ないと思ってましたが、何かを変えるためには、自分が変わらなければならないと思ったのが、一番意識したことです。
そうすると「制約があるので、◯◯してもらいたい。」ではなく「制約はあるけど、私ならこういうやり方で、◯◯できます。」と上司に言えることができるようになりました。それを上司が認めてくださったことが、評価につながったのだと思っています。
また一緒に仕事をしているメンバーがいてくれたからこその評価だと思っていて、そのメンバーが喜んでくれたのが、一番嬉しかったです。
そして、いつも支えてくれている家族にも、感謝しています。

チームが評価され、みんなで記念撮影

チームが評価され、みんなで記念撮影

これからの目標を教えてください。

今は部署の中の、自分が所属している14名のチームでしか、私のやり方を見せられてないのですが、他のチームでも、やりたい仕事を欲張ってできるというのを後輩たちに見せられるようになりたいというのが、今の目標です。
あの人だから、あのチームだからできる、ではなくて、自分で切り開いていくことの重要性と、その難しさ、そして楽しさを伝えたいです。
私自身も「転職した方がいいかな。」とか起業している人が眩しく見えることがありました。
でも、仕事を続けるってこともワーママとして、1つの選択肢として選んでやっているということを、今は自信を持って言えます。
後輩達が悩んだ時に、こういうやり方もあるよ、というのをきちんと伝えられる先輩になるのが、目標ですね。その先に自身のキャリアアップがあるのなら、前向きに考えていきたいです。

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事で目標とする人がいたとしても、ライフを含めると同じような人っていないと思います。だからこそ、自分で切り開いていく力が、一番大切だと思います。諦めることは簡単ですが、続けるからこそ見える景色もあるかもしれないなぁーと思いながら、私も頑張っています。
少しでも仕事を続けていることに自信と、誇りを持ってもらえれば、嬉しいです。

2015年9月9日 0 comment
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今回ご紹介するのは、総合物流会社で働く森國瑠璃さん。
育休明けに職種変更になるも、今の自分に何が出来るかを徹底的に考え、自身にとっても会社にとってもいいと思うことは積極的に上司に提言し、声を上げ続けてきた森國さん。
しかもその提案はきちんと資料にまでまとめる徹底ぷり。その行動力で道を切り開いていく姿には勇気をもらいます。
ひたむきでまっすぐ、それでいて謙虚。
今の自分に何が出来るか。自分は何にこだわって仕事、育児をしていくのか。そんなヒントが詰まったインタビューです。

2015年8月18日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは、「タスカジ」や「cozreマガジン」の広報担当として活躍するフリーランスのPRプランナー、平田麻莉さん。

現在は2歳の男の子のママをしながらフリーランスでお仕事をされていますが、お子さんを保育園には預けずに働くという新たなスタイルを実践中でいらっしゃいます。PR会社勤務や大学院生、専業主婦などの経験を経て、平田さんがフリ-ランスでお仕事を始めた理由、また実践中の新たな働き方についても伺いました。

2015年8月9日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは、子どもたち向けのプログラミングキャンプやスクールを主催するLife is Tech!の広報の亀田さん。

Life is Tech!の前はソフトバンクで広報をされていました。前職時代に妊娠・出産を経験、育休復帰後も広報としてバリバリと仕事をしている印象が強かったのですが、約1年前に現在の会社へ転職されました。ソフトバンクはホワイトな企業で子育てしながら働く環境も整っていたと語る亀田さん。それなのに、なぜ転職を考えたのか?それは、10年後の自分をイメージしてみたことにあったと言います。

2015年7月13日 0 comment
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ルカコは木の温もり溢れる素敵なオフィスです

今回のインタビューは、起業からわずか1年8ヵ月で月商ギネス650万円を達成した「抱っこひも収納カバー専門店 ルカコ」の代表、仙田忍さんです。
仙田さんに初めてお会いしたのは、LED関西という女性起業家ビジネスコンテスト。ファイナリストとして登壇され、事業に馳せる想いを発表され、8社ものサポート賞を受賞されました。

2015年6月5日 0 comment
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山口恵美さん

今回ご紹介するのは人材サービスの営業職として活躍されている山口恵美さん。
取材させていただいた時はこの春出産予定の第2子がお腹に!大きなお腹を気遣いながら、クライアントへの打ち合わせや営業に回る日々を過ごしているそうです。
今回は第1子出産を経て周りとのコミュニケーションや捉え方が変化して、視野が広がった!というお話やご家族との協力体制についてお話を伺いました。

2015年4月20日 0 comment
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今回ご紹介するのは、グローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea!を運営されていらっしゃる内海裕子さん。海外でのグローバル育児が話題になっている今、内海さんは、フリーランス時代にいち早く親子留学を体験し、その素晴らしさを多くの人に伝えたいと起業されました。ポジティブでバイタリティ溢れる内海さんと、プチ親子留学の魅力がたっぷりつまったインタビューです。

 

プロフィール

・氏名: 内海裕子

・会社名: 株式会社タイドハーツ

・役職名: 代表取締役・Glolea![グローリア]編集長

・居住地: 東京都世田谷区

・ご自身の年齢: 36歳

・お子様の年齢: 5歳

・ワークスタイル: フルタイム

・簡単な経歴:

大学卒業後、単身渡米。帰国後は、世界20カ国以上の人々とのシェアハウス生活をしながら、オールアバウトにて編集・プロデュースを担当するなどし、独立 ⇒ 独立後はフリーランスとして現在の朝活ムーブメントを牽引した「朝時間.jp」の創刊・編集長を務める ⇒ 30歳で結婚後、2009年出産 ⇒ 復帰後は、書籍の執筆活動の他、米国ポップコーンムーブメントの火付け役となったシカゴ生まれの「ギャレット ポップコーン ショップス」の日本初上陸原宿店オープンまでのプロモーション・マーケティングプランニング・Web戦略等に携わり、現在の国内における高級ポップコーン市場の開拓に寄与する。これまでの経験を省みる中で、今後のグローバル・コミュニケーション教育及び、ポジティブに世界をつなぐ人材育成の必要性を強く感じ、2014年4月、ちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![グローリア]をローンチ。

 

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現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

現在は、主にちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![グローリア]編集長として、編集・制作・プロモーション・営業…等オールラウンドに携わるとともに、アントレママ(アントレプレナー×ママ)として会社の経営をしています。

Glolea![グローリア]は、Global + Learning という言葉を掛けあわせたオリジナルの造語で『教育×子ども×世界×未来』というキーワードにピンとくるママ達をターゲットに、平日ほぼ毎日更新情報を発信しています。

 

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▲運営しているGlolea![グローリア]。 ワーママオブザイヤー受賞の鷲見さんの体験インタビューも掲載されています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床、Evernoteに朝日記を書く、メール・FBチェック&返信

6:30 朝食の支度開始
7:00 朝食
8:00 保育園の支度
8:30 保育園送り
9:00 始業
18:00 終業→保育園へお迎え
19:00 夕食、お風呂タイム、就寝準備
20:30  絵本を読みながら寝かしつけ→息子と共に一緒に就寝

 

起業しようと思ったきっかけを教えてください。

独立後、フリーランスで仕事をしていたので「できればこのまま身軽なフリーランスで居続けたい」と思ってましたが、Glolea![グローリア]を立ち上げるにあたり、法人のお客様と会社同士のやりとりの必要性が出てきたため、起業するに至りました。
子育てしていると日本や世界の未来がどうなっていくのかと不安に感じることもありますが、「明日の世界が今よりももっと良い場所」になるよう波紋を世界中に拡げられるようなメディア作りを目指しています。

 

ご自身も数多くの親子留学を体験されていますが、親子留学のメリットを教えて下さい。

私自身、親子留学を通じて息子の世界の捉え方の変化を日々感じました。

先入観や偏見、差別心や固定概念がない幼少期。体験したことをそのまま「自分の一部として吸収」することができる幼少期や初等教育期に、多様な世界や本物に触れることの重要性が各所で言われています。1週間程度のプチ留学体験であっても、お子さんにとっても一生モノの体験になっていきます。帰国後も世界への興味、違うバックグラウンドを持つ人へのポジティブな想いが続いていきます。

そしてなによりママにとっても素晴らしい経験になります。

子どもと共に留学する醍醐味は、子どもと共に学校や地域にも関わる必要が出てくるため、これまで出会ったことのない価値観、言語、考え方、食べ物、風景、香り…様々な「違い」と出会う確率が圧倒的に増えることです。

短期間に集中して語学力の向上が叶うだけでなく、現地や世界各国に友達や仲間ができることで、留学後の語学力アップのモチベーションが続くことも嬉しいお土産。週末には、現地観光のアクティビティーを楽しめるので、旅の楽しみも味わうことも可能なので、一石何鳥も得られる良い経験だと思っています。

 

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▲様々な国籍・バックグラウンドを持つ人々が多いハワイでの一枚。今でも息子はハワイのプリスクールやホームステイ先の話を思い出して語ってくれます!

 

しかし「親子留学を良い経験に導く鍵」は、何と言ってもお子さんの気持ちの準備時間をしっかりとってあげることです。

「どこの国にいってみようか?」「どんなものを持っていく?」「現地ではみんなどんな言葉を話しているのだろう?」など会話をしながら、お子様の心の準備&日常的に使う言葉の準備を少なくとも2〜3ヶ月はとり、お子さんがワクワク楽しみにしてくれる心の準備ができれば、現地での滞在は親子で大満喫できる経験となるはずです!

 

内海さんおすすめのプチ親子留学スポットはどこですか?

ハワイ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、マルタ島、フィリピン、マレーシア、シンガポール、タイ、フィジー…など、実は短期間でも親子留学の受け入れをしてくれる国は世界中にあります。ぜひ、ご自身のココロが“ピン”とくる国を選んでいただければと思います!

中でも、注目度が急上昇中なのはアジア親子留学です。私が経験してきた国で行くと、フィリピンは本当におすすめです。

・日本との時差はたった1時間。距離も約4時間の近場の英語圏です。コスト的にも人気のマンツーマンレッスンが欧米圏と比べればリーズナブル!

・フィリピンの方々はアジアのラテンと言われるほどのとびきりの明るさで迎えてくれます。女性と子どもにやさしい国民性もあり、居心地が良いと感じる方が多いです。

親子留学ビギナーママのお試し親子留学のためにもピッタリの場所ではないかと思います。

 

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▲フィリピン親子留学先、パーペチュアル・ヘルプ大学&付属プリスクール初日の様子。 フィリピンのプリスクールのレベルの高さや女性の働き方に刺激を受けた日々でした。

 

また、フィリピンは今、まさに国が成長しようとしているエネルギーにあふれています。実は、男女平等度がアジアでダントツNo.1。女性の管理職比率アジアNo.1の国はフィリピンだということをご存知でしょうか(日本は残念ながらいずれも下位)。

女性が働く環境が整っているフィリピンで活躍する現地ワーキングママと、日比両国の子育てや女性の働き方について語る機会があると、日本の女性の生き方や働き方、働く環境について、考えさせられること多々のインパクトのある経験となるでしょう。

 

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▲全て英語で授業が行われるプリスクール。 子ども達も先生もみんな優しく温かく…そのホスピタリティーに 毎日感謝し続けたフィリピン親子留学でした。

 

お仕事がかなり忙しい中で育児をしていくにあたり、何かご自身の中で注意していることはありますか?

「ハレの日」と「ケの日」のメリハリをつけることです。

お祝いの日、お祭りの日…など「ハレの日」には夜更かしも豪華なお食事も、ちょっとの食べ過ぎ飲み過ぎも豪快にパーッとやります。しかし、生活のベースとなる365日中のほとんどの日々の「ケの日」は慎ましく。普通の日を、ごく普通に穏やかに、シンプルに過ごすことを大切にする。そのメリハリを保つことがココロとカラダの健康の秘訣だと思います。健康でなければ何もできないですからね!

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

子どもが大人になる頃の未来、孫が大人になる頃の未来、ひ孫が大人になる頃の遠い未来が、子どもを持つことにより、以前よりも強く“ジブンゴト”として考えられるようになりました。

私達大人世代の決断や判断が次の世代にダイレクトに響いてくるのだな…と思うと、今まさに歴史をつくっている一人の担い手として、ものすごい責任があると感じています。

今まで、しっかり学びたいと思いつつ、機会を逃してきた「日本の歴史」に改めて強く興味を持ち学び直しています。過去の人々がどのような思いで、この日本を作り上げてきたかということを夫・息子も巻き込んで学ぶとともに、「次はどんな未来にしたい?」という話や、世界情勢についてのニュースを観ながら「どうしたら世界から争いがなくなるのだろう?」という話題を家族で日々対話しています。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

お互い自営業の夫婦ということもあり、家事・育児がどちらかに偏らないように基本的には全ての役割を半分ずつ…「●●の担当は私」「●●の担当は僕」と、役割を決めて不公平感が出ないように務めています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

「ママ、大好きよ〜!!」と、息子が大声で言ってくれる時は嬉し恥ずかし・・・でも嬉しい! です。特に、仕事を追えて保育園から帰ってきた息子とハグしながら「今日はどんな一日だった?」と、お互いの今日一日を振り返る時間は最高の時間です。

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?

「とにかく時間がない!」ということでしょうか。特に、スタートアップ直後なので何もかもぜーんぶゼロから会社も仕事も作っている真っ最中なので、本当に時間の大切さを身にしみて感じます。独身時代も「時間がな〜い!」とよく言っていましたが、子どもがいるとその比ではありません。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

以前は、なんでも「楽しそう♪」という直感だけで全てのお仕事を引き受けていたのですが、さすがに、育児も並行して仕事をしていると全てが中途半端になってしまう…ということがようやくわかってきまして、やること、やらないこと、できること、できないことをしっかり線引きをするようにしはじめました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児においては息子に「愛しているぞ〜!」と愛情を1000%注ぎこむことを大切にしています。実際に「愛してる〜! 大好き!!」と言葉でも言いますし、ハグの嵐が飛び交っています。また、褒めるときも褒めまくります。

私自身はこのような育てられ方はしていないのですが、アメリカ滞在時にお世話になったホストファミリーのママTaraの子育てや子どもとの触れ合い方に非常に感銘を受け共感し、Tara流の子育てを受け継いでいます。

いつか、息子が私を振り返った時に「僕はしっかり家族から愛されていた」という温かい記憶が残れば、私の子育ては一つ大成功だなと思います。

仕事で大切にしているのは、できるだけボールを抱え込んで悩み過ぎないということです。考えながら走る、走りながら考える…疲れたら休む、質素だけれどしみじみ美味しいと思えるごはんを毎日つくり食べる、そしてちゃんと寝る!できるだけ自分がゴキゲンでいられるように、心から好きな人達と、心から好きと思える仕事をして、それがより良い未来につながっているという実感を持ち続けられる仕事と機会を創造しつづけていけば、その仕事の仕方や方向性に間違いはないと思っています。

 

これからの目標を教えてください。

家族がずっと仲良く、心穏やかに暮らしていければいいなと思っています。

また、新しい価値観や文化や、そこに息づく人々との深く関わっていくことが大好きなので、生きている限りできるだけたくさんの国々の文化や人々に触れ、世界中(日本含む)の親愛なる友人達と良い関係を紡ぎ続けながら、大河の一滴のごとく、より良い世界を創りだす一人の担い手になることができればいいなと思います。

 

最後に、サイトをご覧の皆様にメッセージをお願いします!

難しい時代の渦中にいる私達ですが、多様で様々な文化背景を持つ世界中の人たちとポジティブにつながり、もっと素敵で平和な未来に向かって子どもたちと共に世界を学び続ける(=Glolea!する)ママ達とその想いが世界中にひろがっていけば嬉しいです。

世界とつながることは、自分とつながることだなといつも感じます。ひとたび海を渡ったり、日本にいるノンジャパニーズの人と対話すると必ず聞かれるのは「あなたはどういう人? どう考える?」「あなたの国ではどうなの?」ということ。自分の足元をしっかりと知る、学ぶ、伝えられるということがどれだけ大切かということを痛感します。

俗にいう“グローバル教育”という話題で一番に出てきがちなのが「英語どうする?」ですが、英語よりももっと大切なのは、「自分の中にある根っこはなにか?」を自分なりに探求し、自分の言葉で誠心誠意伝えられることなのではないかと思っています。また、合わせて、目の前に居る考えの違う相手への興味関心を持てる心…より良いコミュニケーションを築き、お互いの良い所を見つけあい、少しでも良いネクストステップのために手を携えていこうという心のあり方なのではないかと思います。

言葉が通じ合おうが合うまいが、ココロを裸にして付き合った時に「いいね!」と感じあえるお互いの人間力そのものが重要なのではないでしょうか。

子どもと共に人間力を上げていくこと、そんなことをこれからも楽しんでいくことができればと思います!

 

インタビュー by 宇田川
構成 by 井本&安原

2015年3月31日 0 comment
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明石さんと娘さん

今回ご紹介するのは、オーストラリア在住のパワーママ、明石さん。明石さんは、昨年度末に開催したパワーママアワードの記事をご覧になり、「私自身、ワーママとして思う事、感じた事いろいろあるのですが、案外、周りに似た環境の人が少なく、不安になったことが何度もありました。 こういうワーママ同士の集まりがあるのはいいですね。 応援しています!」という素敵なメッセージを送ってくださった先輩ママさん。
昨年度末に関西のご実家に帰省中でしたので、娘さんもご同席の中、海外の子育て事情などをインタビューさせていただきました。
「仕事をしているママはかっこいい!大好き!」と、娘さんが誇らしげに話していたのがとても印象的でした。二人のお子さんの個性を尊重し、のびのびと子育てされている明石さん。とても勇気づけられるインタビューです!

 

2015年3月16日 0 comment
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今回ご紹介するのは、多忙なIT企業に勤めながらも3人のお子さんをお持ちの小泉さん
企業内で有志を募りママ支援の活動をいくつもアクションしていらっしゃるのですが、
どれもボランティアの域を超えたクオリティ。
直近の活動としては、2/21(土)に社内のパパママとその配偶者を対象に復職イベントを実施されるのだそう。
フローレンス駒崎さんをゲストに迎え、規模はなんと100人超!
サラリーマンママがどうやって育児と仕事を両立していけるのか?を追求し、
ライフワークとしていきたいと仰る小泉さんに
私たち後輩はとっても勇気づけられています!
2015年2月18日 0 comment
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今回ご紹介するのは金融機関で営業事務をされている森本茜さん。ワーママとして仕事も育児も全力投球の彼女は、関西支部が立ち上がる前から、パワーママプロジェクトを応援し、熱いメッセージを送ってくれました。産後、時短で復帰後、わずか6ヵ月でフルタイムに戻った彼女。なぜこんなに早くフルタイムに戻ったのか?パワフルなのにとっても謙虚な森本さんのインタビューをどうぞ。

 

2015年2月5日 0 comment
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今回ご紹介するのは、家族の幸せな瞬間を切り取るプロ。出張親子フォトグラファー、ママトリマス。代表の石川ひろこさん。
最近は海外へも進出され、グローバルに活躍されています。
柔らかな雰囲気、お人柄から「どこにそんなパワーが!」と思ってしまうほど、仕事に対しての熱い思い、誇りをお持ちのパワーママ。
でも最初はその夢を周りには理解してもらえず、苦しんだのだそう。
夢を叶える情熱にパワーをもらえるインタビューです。

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石川ひろこさん

2015年1月26日 0 comment
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今回ご紹介するのは、日本財団でスピーチライターとしてのお仕事の傍らで「ママプロ」というプロジェクトに携わられている本多真紀Vickyさん。

生まれも育ちもカナダですが、今は日本のワーママを当事者目線でサポート!

キュートでポジティブなオーラが印象的なVickyさんですが、インタビューからもそんな魅力が溢れ出ています。

2014年11月13日 0 comment
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牧野理絵

今回のパワーママインタビューは北海道から!

札幌でMRとして活躍中の牧野理絵さんです。
もともとは東京、関東圏中心にお仕事をされていましたが、ご主人の転勤に伴って一度は退職を決断。その後、北海道で再就職をして現在に至ります。とはいえ、北海道での再就職や保育園事情など、東京とは異なる事情に戸惑い、苦労も多かったそう。

2014年11月1日 0 comment
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今回ご紹介するのは、ワーキングマザーと企業をつなぐ会社、株式会社Warisを経営する米倉史夏さん。

「仕事も子育ても大切にしたいあなたへ」

「誰もが自分を生かして働ける世の中に」

という事業コンセプトは、このサイトを見ている多くの方々に共感を得るのではないでしょうか。

この方にしてこの事業あり!と、柔らかなお人柄そのままのインタビューです。

2014年10月31日 0 comment
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今回ご紹介するのは、ストップ風疹の立役者であり、4月のパワーママモーニングのゲストにも来ていただいた海野由紀子さん。

9月には、パワーママコアスタッフの椿とともに、ad:tech tokyo2014の公式セッションにも登壇されています。

知識と経験と感性と全てを持ち得ているように見える海野さん。回答いただいている内容には、どれもハートフルで感動してしまいます。

2014年10月30日 0 comment
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今回のご紹介するのは、広告会社で活躍する太田理奈子さん。6歳の男の子のママです。
お子さんが生まれるまでは仕事が大好きで、土日も会社にいるくらいののワーカーホリックだったとか。育休を取ったのは会社史上初、復帰後もしばらくは不規則生活を続けたそうです。そんな太田さんですが、徐々に子育て両立型にシフト。そのきっかけとは何だったのでしょうか?

2014年10月23日 0 comment
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今回のインタビューは、株式会社オプトの藤森裕子さん。復職して1年とちょっとが経った最近、成果が評価され、所属する本部で表彰を頂いたそうです。

ご自身を「普通の母親で、普通の会社員」と語る藤森さんですが、使命感を語る姿はとても輝いていて素敵です。

ライフステージに応じて働き方を変化させたい、ゆくゆくはキャリアアップをしていきたいと、自分の言葉で上司に伝える努力もしているそうです。

日々の努力を支える想いと、家族の存在。

ぜひご覧ください。

2014年10月11日 0 comment
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有澤さん一人
今回のインタビューは、株式会社ホットリンクで活躍される有澤さん。
会社で広報室長や中国ビジネスの推進に携わりながらも、「もうひとつの顔」があるそうです。
ご自身の経験から、若い男女に「卵子の老化」を伝えていきたい、という想いを強く持ち行動されていらっしゃいます。

「年代によって役割がある」と仰る言葉に深く共感し、勇気をもらえるインタビューです!

2014年10月2日 0 comment
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今回紹介するのは、税理士の土屋あゆみさん。ご夫婦で税理士事務所を経営されています。

以前は会計事務所にお勤めで、その時に2人のお子さんを出産、育休取得を経験されました。お勤め時代には、前例がないということもありワーママとして周囲の理解を得るためにいろいろ苦労したそうです。自分にも家族にもベストな方法で仕事を続けるために、ご主人の税理士事務所で働くことを決断。

2014年8月19日 0 comment
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今回紹介するのは、スターバックスコーヒージャパンで飲料のマネジメントや新商品の企画開発を手掛ける西岡京さん。

現在、中学3年生の息子さんと小学5年生の娘さんがいらっしゃいます。今は、お子さんたちが大きくなってきて、海外出張もこなすなど軸足を徐々に仕事に移していっているそうですが、お子さんたちが小さな間は仕事を少しセーブしていた時期もあったとか。

長い目で見た時に、子供の成長に合わせて仕事のスタイルをどう変えていくか?

2014年8月6日 0 comment
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今回紹介するのは、大手広告会社でコピーライターとして活躍中の須之内由香さん。

時間が不規則な広告会社のクリエーティブ部門で出産後もバリバリ仕事をこなしています。とはいえ、お子さんが生まれて以前とは働き方が大きく変わり、当初は不安も多かったとか・・・。その不安を払しょくし、今も支えとなっているのがパパの存在!パパが毎日、息子クンと一緒に体験したことを発信していて、ものすごく『イクメン』という印象を受けます。

しかし、そのパパも実は不規則で超多忙な生活を送っているんです。そんなパパをイクメンに育てた方法とは?

2014年6月23日 0 comment
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今回のインタビューは、familyの絆の強さがとっても印象的な村上康子さん。

ご自身だけではなく、家族ぐるみで多彩な社会貢献活動に取り組まれています。

うまくいかない事がある時は、素直に壁に直面し、トライ&エラーを続けていくこと。

どうしても前向きになれない時は、自分に悩む猶予期間を与えているんです。

と語る村上さんの人間味&魅力溢れるインタビューをご覧下さい!

 

プロフィール

・氏名:村上康子

・会社名:株式会社オプト

・職種:役員秘書

・お子様の年齢 7歳(男)と1歳(男)

・ワークスタイル:フル

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

株式会社オプトにて、役員秘書をしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00  起床。朝食の準備

6:30  夫が長男と私のお弁当作り

義父が次男に朝食を食べさせている間、自分の身支度(この間に長男が起床)

7:00    父、母、義父、長男の朝食タイム(早く食べ終わった人が次男の相手をする)

7:30 長男が小学校に登校(次男は教育テレビを見ながら喘息予防の吸入)
8:00 朝食の片付け、次男の身支度後、家を出発
8:20  次男の保育園に到着
9:15 出社
19:00  退社(学童の長男、保育園の次男は義父がお迎え)
20:00  家に到着(この時間に長男、次男は料理上手なパパの手料理を堪能)
20:10  父、母、義父、長男の夕食タイム(早く食べ終わった人が次男の相手をする)
20:40  家族でお風呂タイム
21:30  長男と次男の寝かしつけ
22:00  仕事のメール処理、食事の片付け、洗濯
   長男の宿題の丸つけ、次男の保育園の支度、ストレッチ
24:00  就寝

 

村上さんのご家庭では、旦那様やお父様(イクジイ)の育児参画が活発なんですよね?!ご家族での育児家事分担が現在のように確立するまでどんな工夫をされてきたんでしょうか?

義父母は自営業だったので、両立をするために夫婦が助け合いながら子育てをすることがとても自然な環境でした。

私は外で働き、夫は自宅で仕事をしているため、義父は学童の長男、保育園の次男のお迎え、夫は買い物もこなし、元々料理が得意だった夫が料理を担当してくれ、長男の宿題も見てくれています。

私は家の掃除、洗濯、長男の宿題の丸付け、次男の保育園関連の準備をするなど、義父、夫、私がお互いの時間の中でできるフィールドを徐々に開拓してきました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

第1子の育休明け職場復帰後、会社の社員提案制度で女性社員が働きやすい環境作りについて提案をしたところ、最優秀賞をとりプロジェクトが始動、2年後には、プロジェクトの目標だった「くるみんマーク」(女性社員が働きやすい会社として厚生省から認定されるマーク)を取得できたことです。ワーママとして仕事と育児の両立をあきらめなくて良かったと思えた瞬間でした。

http://www.opt.ne.jp/files/topics/1113.pdf

 

当初3名しかいなかった会社のママ会も、7年後の今ではグループ会社を含め、20人以上が集まる月1回のママランチ勉強会となり、感慨深いです。

写真_ママ会

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

仕事で残業があるため、平日に仲々ゆっくり子供達とコミュニケーションをとれないことです。

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

なるべく子供達が寝る前に帰宅できるように心掛けていますが
どうしても遅くなる時は、長男とは手紙のやりとりや、夫にメールを送って
できるだけコミュニケーションがとれるようにしています。
早めに帰宅できた時は、長男と次男お風呂タイムで一緒に遊んだり、
寝かしつけの時間に長男、次男のことを抱きしめてスキンシップをとれるようにしています。
写真_長男からの手紙

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も前向きに考えることです。
うまくいかない事がある時は、素直に壁に直面し、トライ&エラーを続けていくことを心掛けています。
それにより徐々に改善されていく実感も得られますし、いつか同じ悩みを持つワーママの励ましにもなれたらと、燃えてきますw
ただどうしても前向きになれない時は、自分に悩む猶予期間を与えています。
その期間を過ぎると前進あるのみ!です。

土日は、ご家族で地域の取り組みにも積極的に参加されているとか?どんなことをされていらっしゃるんでしょうか?

夫は父親の育児を支援するNPO(ファザーリングジャパン)の理事や、地元の子育て会議の委員をしている関係で、子育て支援の講座で講師をしたり、子育てイベントに携わっていますので家族で一緒に参加できるようにしています。

昨年は、地元の男女共同参画センター主催のイベントで夫婦で両立のために夫婦でできることをテーマにしたワークショップを担当しました。

ママと赤ちゃん向けに、英語教室も開催されてるんですよね?詳しく教えてください!

第1子の育休中に夫に勧められて通信講座で小学校英語指導者資格を取得しました。
幼少期にアメリカに住んでいたこともあり、英語が楽しかった思い出があるので
その後、英語への苦手意識が全くなかったことから、幼少期から英語と楽しく触れ合う機会を
子供達に提供していきたいという思いがあり、ワーママをしながら週末に幼児、児童向けに英語レッスンを開催しています。子供相手のレッスンなので、ただいま保育士資格取得に向けても勉強中です。
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幼い頃は海外で過ごされていたんですよね?そんなバックグラウンドから今影響を受けていることなど実感はありますか?

父の仕事の関係で、幼少期から中学卒業までにインドネシア、アメリカ、クウェイト、フランスに住んでいました。両親は海外生活の中で、家族の時間をとても大切にしてくれたので、
仕事と家庭をどちらも大事にするワークライフバランスの精神が私の心に根付いたのだと思います。

今もっともご興味のあることは何ですか?(仕事でも育児でも可)

ワーママだからこそできる仕事を開拓していきたいです。

ワーママは○○だから会社に必要!ともっと言ってもらえる仕事ができたら嬉しいですね。
更に、今後の日本の労働力人口を向上させるために、女性の再雇用制度が活発になると嬉しいと思っています。

最後にメッセージをお願いします!

ワーママに不可能なことはない!と思います。

時間ややり方を工夫すれば、突破口が見えてくるはずです。
将来のママ達のエールとなれるよう、楽しみながら夢に向かってチャレンジしていきましょう!
親からのサポート、民間や地域のサービスを利用するなどして夢の実現のために借りられる手はどんどん借りていきましょう!

 

インタビュー by高村

2014年4月29日 0 comment
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今回のインタビューは、グローバル人材紹介会社を起業した高藤悠子さん!

初対面から、高藤さんのほとばしる明るさとパワフルさに、こちらは笑いっぱなしでした(笑)!その魅力にひきつけられて、この方はどんなお仕事されてるんだろう??と 興味しんしんとなり、今回のインタビューをお願いさせていただきました。高藤さんの、ご自分を飾らない魅力がたっぷりの内容となっています!

2014年4月25日 0 comment
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今回のパワーママは、沖縄民謡の歌手として活躍中の高良絵美さん。生まれ育った神奈川から沖縄へ単身移住して約10年。沖縄民謡の歌手という夢を実現させ、結婚、出産も経験しました。ママ業とステージの両立は苦労も多いそうですが、ご家族の協力もあって、沖縄で“自分らしい育児と仕事”を実践されています。

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プロフィール

・氏名:高良 絵美 (仕事名:金子えみ、ニックネーム:Eimee)

・フリーランス http://www.eimee.info/

・職種:歌手

沖縄でのレギュラーライブ
『カフーリゾート フチャク コンドホテル』
『ライブ居食屋 かなぐすく』
『島唄ライブ 樹里』

・簡単な経歴:アパレル販売→病院受付、検査業務→沖縄単身移住→沖縄民謡歌手

・居住地:沖縄県

・ご自身の年齢:33歳 (1980年生まれ)

・お子様の年齢:1歳5ヶ月 (2012 年生まれ)、2014年8月第二子出産予定

・ワークスタイル:時間帯、期間共に不定期

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

クライアントさんの発注内容を元に、沖縄民謡やポップスのライブを構成〜演奏しています。

2014年2月13日 0 comment
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今回のパワーママは、キッズ向け写真スタジオhappilyの代表取締役の二口さん。子育てをしながら事業を立ち上げ、今では都内に2店舗を構えるまでに。ママスタッフも沢山雇用されています!ママをターゲットにしたサービスを展開するにあたっては、ご自身の“母親であることの感覚”が活かされているといいます。

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 プロフィール

・氏名:二口恵子(ふたくちけいこ)

・会社名:株式会社ハピリィ http://www.happilyphoto.jp/

・職種:フォトスタジオ事業

・簡単な経歴:旅行会社→旅行関連会社(派遣→社員→子会社代表)→フォトスタジオ

・居住地:東京都渋谷区

・お子様の年齢:9歳(2004年9月3日)

・ワークスタイル:フル

2014年1月5日 0 comment
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今回のパワーママは、不動産会社で営業事務をされているねこざわさん。帰国子女ということで英語を活かして外国人の方へ物件のご案内をされる営業ウーマンとして活躍された後、出産をきっかけにキャリアを見直されたそうです。その理由とは?

さらに、協力的なパパを育てる秘訣や英語教育についても伺いました!

2013年12月1日 0 comment
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子供を産み育てる経験のなかで、ご自身の専門性を見つめ直し、新たな社会貢献の道へ進むために再度勉強中!
女性医師としてキャリア変更中の岡崎さん、少ない時間でも勉強しようと日々努力されている姿が素敵です。

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プロフィール

・氏名:岡崎寛子
・職種:医師
・年齢:33歳
・簡単な経歴:大学医学部を卒業→同大学病院研修医→同大学放射線科医局、同時に大学院に入学→大学院卒業•放射線科専門医取得同年に結婚・出産→産休後、1年半大学病院勤務→退職→フリー形態で勤務

2013年11月10日 0 comment
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今回インタビューのパワーママは、グローバル企業の日本法人をまとめるホールディングスカンパニーの広報トップとして、原色系のファッションに身を包み、流暢な英語でバリバリ交渉する強いイメージの女性。実は16歳の息子さんがいらっしゃいます。ご実家の手を借りながらも、シングルで子どもを産み育て、キャリアアップもされたその強さの秘密に迫ります。

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プロフィール

・氏名:大津 愛
・会社名:AIGジャパン・ホールディングス株式会社 http://www.aig.com/
・役職名:ジャパン ヘッドオブ コーポレートコミュニケーションズ
・職種:広報
・簡単な経歴:関西の大学を卒業後、地元企業に就職。海外経験(小2~3年生、高2~3年生)を活かせない仕事であることと、女性の昇進は係長までという環境を嫌い、2年後に退職し、東京に出て通訳の仕事を始める。

2013年11月1日 0 comment
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今回のインタビューは、料理家の山本ちかこさん。

出産を機に、フレンチレストランを退職。一旦は子育てに専念し、その後、ご自宅でのお料理教室を始めたそうです。

現在は、ご自宅などでお料理教室を主宰されているほか、雑誌やTVなどへのレシピ提供、オーダーメイドのアイシングクッキー制作など幅広く活躍中のパワーママです!

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プロフィール

・氏名:山本ちかこ

・会社名:台所deビストロ www.ddbistro.com

・職種:料理家

2013年10月13日 0 comment
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今回のインタビューは、2人のお子さんを出産後にキッズ向けアパレルでのお仕事を経て、キッズ向け写真スタジオの運営会社へと転職したパワーママ。

出産を機に、子供に関わるお仕事に就き、育児との両立の中で働き方についても見つめなおしての転職。今の職場では、パート→社員→店長→事業部統括チーフマネージャー とスピード出世したそうです!

(インタビュー当時は店長さんでした)20130509jf03072

プロフィール

・氏名:まるやまいくみ

・会社名:㈱エクスラント http://www.exrant.co.jp/

・職種 :happily事業部 http://www.happilyphoto.jp/
(happily Photo Studio自由が丘店 店長)

・簡単な経歴:
金融窓口→派遣社員(広告代理店・雑誌社など)を経て、アパレル商社にて企画営業マネージャー
→第一子出産後、退職
→第二子出産後、パートスタッフとして、キッズセレクトショップにて雑貨企画を担当
→働き方や将来を考え転職→現職に就く

・居住地:東京都目黒区

・ご自身の年齢:34歳

・お子さんの年齢:長男・4歳、次男・2歳

・正社員

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

キッズ向けフォトスタジオ happily Photo Studio自由が丘店http://www.happilyphoto.jp/ の店舗統括をしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床

↓(朝食準備、保育園の準備、自分と息子たちの着替えなど)
8:00 出勤

基本的には私の出勤後、 夫が息子たちを保育園へ送ってくれます

8:30~18:00頃 退社 (予約によって時間はバラバラ)

19:00 お迎え

19:30 夕食

20:30 息子たちとお風呂

21:30 絵本を読んだり、寝る準備

22:00 息子たち就寝。ほぼ、そのまま一旦、一緒に寝てしまいます。。。

0:30 夫帰宅、夕食

2:00 就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

度胸がついたこと!

 

「働き方や将来を考えて」ということでしたが、転職きっかけは何だったのでしょうか?また、今のお仕事を選ばれた理由をお聞かせください。

社会の一員として「仕事」をするということは、私の生活には欠かせないものでした。
でも子供たちが小さいうちは、ある程度子供たちに合わせながら働くことのできる職場環境を求めていました。
それでもブランクなく、ゆくゆくは、いわゆる“バリバリ?!”(笑)と、色んなことにチャレンジしながら働いていたいと思う気持ちもあって・・・。現職場でのお仕事のお話を頂いた際に、ここでならそれが可能かなと思いました。

 

2人のお子さんを抱えながらの転職活動は大変ではなかったですか?

大変だったのは保育園。いわゆる待機児童問題ですか。
転職活動するには、どこか施設に預けなければならないのに、仕事をしていないと保育園には入れてもらえない。でも、預け先がないと面接にもいかれない。といった悪循環に悩まされました。

 

店長さんということですが、お店のトップという立場での苦労はありますか?

30人近いスタッフをまとめるということが初めての経験でしたので、初めはとにかく戸惑いばかりでした。

売上やお客様満足度というのは、スタッフの働き方に比例するということがあると思いますので、まずは、スタッフが前向きにお互いに協力し合いながら、刺激し合いながら働ける環境つくりが出来るよう心掛けています。

(※インタビュー時点では店長)

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自由が丘の店舗にて

 

キッズ向けフォトスタジオということで、お仕事の際に子育てで学んだことやママの視点が役立つことはありますか?

子供を持つ前では出来ていたのかな?と思うほど、接客面においても、企画提案においても、経験からのヒントが役立つことばかりです。

happilyには、私以外にもたくさんのママスタッフが働いていますが、ママの視点と若いスタッフの新しい感性がうまく調和して、良いサービスを造り出していると思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください。

・育児では・・・ どんなに仕事で大変なことがあっても、保育園のお迎えで子供の笑顔を見た瞬間、下向きな気持ちも吹っ飛びまず!保育園のお迎えで、うちの息子たちはいつも最後になってしまいますが、帰り道、自転車の後部シートからお兄ちゃんが「明日は、早くお迎え出来るように、ママもう少しお仕事頑張ってみたら?」と(笑)

そんな言葉が嬉しいです。

オン、オフの切り替えが上手に出来るようになりました。

・仕事では・・・ 正直、私がお子様相手のお仕事に就くなんて!!と自分でも驚くくらい子供は少し苦手だったかもしれません。でも、今は毎日たくさんの子供たちの笑顔にパワーを貰っています。本当に子供たちは、輝く未来だな。と思います。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

今は、日曜日と祝祭日にお仕事が入った時の、子供の預け先の手配に苦労しています。母や義理の母だったとしても、お願いするときはお互いに気を遣いますし。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

今は、実母や義理の母、お友達にお願いしていますが、そろそろシッターさんを利用することも考えはじめています。

 

旦那さまとの家事分担はどうされていますか?

旦那さんは、毎日0時をまわる深夜に帰ってくるので、日々の家事はゼロに近いです。ただ、お休みの日には、日ごろ私が行き届かない部分の家事をやってくれたりします。

 

2人の男の子を育てながら、お仕事をされる上で何かしている工夫はありますか?(2人の男の子のお世話だけでもハードだと想像します・・・)

これといって工夫とかしてないです。。。しいて挙げるなら、スキンシップ。毎日少しだけでも一緒に暴れていますね。何より男の子って本当に体力があるので、とにかく体力を消耗させてあげないと、なかなか寝ついてくれません。

私は器用ではないので、もっと要領よく家事とか出来たらもっと違うかなとか思います。何か良い工夫があったら是非知りたいです。

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長男の魁士(かいし)クンと次男の稔平(じんぺい)クン~happilyのスタジオで

 

育児と仕事、それぞれで番大事にしていることは?

・育児では・・・ 私自身が迷わないこと!ブレないこと! 子育てについても色んな情報が溢れていて、色んな選択肢があると思います。そんな中で、自分が良いなと思うものをしっかり選択して、子供たちに伝えていきたいと思っています。

・仕事では・・・物事を色んな角度から見るようにと心掛けています。偏った考え方や固執したものの見方では良いアイディアや解決策は生まれないかなと。基本的に欲張りなので(笑)チャンスは逃したくないかな。

 

これからの目標を教えてください。

・育児では・・・ 育児での目標はないですね。子供たちと楽しく1日1日を大切に過ごせたら良いですね。

・仕事では・・・転職して、今までとはまた違った業種に身をおく私にとってみたら、今はまだまだスタート地点です。目標は?と聞かれたら、私自身がやれることは、1つ1つきちんと「かたち」にしていけたら良いなと思っています。

 

皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事が終わって帰宅したら、お腹を空かせた子供たちの夕飯の支度。ゆっくりくつろぐ時間も、自分の時間もあまり取れないまま、次の日の朝を迎えて、また仕事。ワーママって大変!と思いながら、世の中にはもっともっと頑張って輝いているたくさんのパワフルママさんがいるんだと思うと、それが今の私の原動力の1つでもあります。自分自身のために、そして子供たちの未来のために、みなさんと一緒に私も頑張ろうと思います。

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インタビューby HH

 

 

2013年10月9日 0 comment
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tsubaki

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プロフィール

・氏名:椿 奈緒子
・所属:株式会社VOYAGE GROUP
・職種:事業プロデューサー
・簡単な経歴:総合商社→サイバーエージェントで広告営業→同社でサンプリング事業立ち上げ責任者→同社とサイボウズ社とのビジネスポータルサイトの合弁会社立ち上げ、後、CEOに→アドテク事業立ち上げ(半年後に閉鎖)→アンドロイドアプリ事業立ち上げ(2年で閉鎖)→ニュースメディア立ち上げ(1年弱で閉鎖)→現職(新規事業準備中)
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:33歳
・お子様の年齢:0歳8ヶ月 ・ワークスタイル:フル勤務、正社員

それでは、インタビューです。

現在のお仕事の内容

インターネットサービスで新規事業立ち上げ準備中です。かれこれ7つ目の立上げになります。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床⇒食事、掃除、洗濯、朝ジョグ、シャワー
7:00 息子起床⇒息子と遊ぶ、息子ごはん
7:45 息子と保育園へ
8:20 通勤中⇒RSSを毎日300件チェック+発信
9:20 出社
10:00 デスクワーク
11:00 来客対応
12:00 社内BARで社内ランチ/社外の方とランチ
14:00 事業企画/mtgタイム
16:00 アポで外出
18:00 アポ終了後、カフェで仕事
19:30 帰宅⇒食事・入浴後、息子タイム
22:00 息子寝る⇒家事タイム
22:30 プライベートタイム
24:00 寝る

 

出産して、内面では何が一番変わりましたか?

色々変わりましたけど、心から湧き出る愛、無償の愛、を実感できるようになったことでしょうか。

ママ・パパ友への共感度も一気に上がりました。

見えなかったものが、たくさん見えるようになりました。リアルに視野が広がった感あります。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児については、人に愛されるより人を愛する事の方が幸せだと気づけたことが、とてもよかったです。

家に帰ると、息子がニコーーーーっと笑って抱っこしてポーズをとる姿がヤバいです。とろけます。疲れが吹っ飛びます!

 

仕事については、今まで通りがっつり仕事大好き!のスタンスは変わりませんが、育児ネタは困ることや問題点も多いので、ワーママ向けのサービスなどに興味を持ち始めました。このプロジェクトもそうですが、ワーママ向けのサービスはすごく共感してくれる人が多くて嬉しいです。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは何?

育児で大変なことは、ウ〇チが布団に漏れた時のお掃除・・・これカナリ大変。

仕事はお陰様で特に大変なことはありませんが、なるべく夜に予定を入れないように、お昼に調整して頂くことが増えました。いつもご協力頂き、ありがとうございます!

 

いつ寝てるの?(笑)睡眠時間少なくてもパワーバリバリな秘訣は?

しっかり寝てますよ!よく食べよく運動しよく寝る!ワークタイムもファミリータイムもMAX楽しむ!今しかできないことを最大限楽しむ!
そのためにはエネルギーが必要だから、健康管理にはかなり気を使っています。そして小さな身体のサインは見逃さない。デトックス大事!
ワークハード、ライフハードな生き方は今始まったことではなく、子どものころから継続中です。

すごい情報発信量だけど、いつ、どういう方法で情報ピックアップしてるの?

ほぼ100%電車に乗っている間、通勤中です。情報収集、発信、読書は習慣にしないと継続できないので、生活組み込み型です!ゆるふわストイックは習慣化がキーワード。

二ヶ国語での子育てについて、どうしてる?

まだ息子は8ヵ月、言葉を話さないのでわからないのですが、国際結婚ファミリーにヒアリングすると、人(パパは○語、ママは○語など)で分けるか、家では母国語、学校は日本語と分けている事が多いようです。
うちでも混乱させないように、パパはポルトガル語、私は日本語、テレビコンテンツは英語(笑)としています。バイリンガルは話し始めるのが遅いと聞きますが、そういう類の標準はとことん当てはまらないので、あまり気にしていません(^^)

ブラジルでの夫婦間の家事分担に関する考え方は?

ブラジルは大統領も女性ですし、日本よりは女性の社会進出が進んでいるのでは?と思います。
それと、家族をかなり大切にする文化なので、残業文化は無く男女共にワークライフバランスはいい感じでクオリティオブライフが高いイメージ。
ワーカホリックな日本人によくある「家族放置して仕事」というケースはあまりなさそう。
中流階級以上は、頻度はマチマチでも家政婦さんに家事をお願いするのが普通なので、家事を分担というより家政婦がやってくれるイメージ。
とはいえブラジルに住んでおらず、よくわからないのでヒアリングしました!

ブラジルに住むT先輩にインタビュー!

家事ねぇ。手伝う人はめっちゃめちゃ手伝うよ。でも、日本人と比べたら絶対すごい手伝うと思うなぁ。
私の周りには、ワーキングマザーが多いよ。でも、周りの人はお金があるから、働いててもベビーシッター&お手伝いさんがいるから、家の事なんてあんまりしないけどね。
だから、日本のワーママよりは全然楽してるはずだよ。
低所得層の人が日本のワーママと同じ境遇だと思うね。
職場復帰に関しては、特に周りから文句を聞いたことはないなぁ・・。
大企業に勤めてる人が多いからかもしれないけど、ブラジル人女性は何でも主張するから、日本と土壌が違うよね。
(椿がブラジルのテレビ番組で見た)待機児童問題は、無料で通える学校の話だよね。中間層以上は普通私立の学校に入れるから、待機する場合はよっぽどの人気の学校。
—-
・・・とのことで、日本のワーママは、ブラジルの低所得者層のママと同じということです(汗)
お手伝いさんが手伝ってくれるなんて、ブラジル羨ましいですね~!

パパの協力はどう?

夫も例にもれず、そもそも家族を大切にするスタンス、子どもとの時間を大切にするという優先順位が明らかに高いので、かなり家事育児のコミットは高いです。私と夫の割合で言うと、半々か、夫の方がコミット量が多いかもしれません。パパ様、ありがとうございます!!!

最後に、メッセージを。

ワーママ歴半年。ワーママになってから、たくさんの方に「話を聞かせて!」とお声掛け頂きランチをして、私もワーママ先輩に「話を聞かせて下さい!」とランチをお願いさせて頂きました。そこの背景にあるのは、ワーママになっても今後活躍できるのか?という漠然とした不安があるから。

ワーママというと、毎日逆境や苦悩な毎日をサバイバルしなければいけず、スーパーウーマンしかハッピーにステップアップできないのでは?という思い込みがどこかにあり、だから人は前例を求め、前例が無いとまだ前人未到、私には無理かも・・・?と不安になる。

しかし、周りを見渡すと、既にその道を通ってイキイキとパワフルに活躍する等身大の先輩ワーママがたくさんいる。そして「話を聞かせて下さい!」とお願いすると喜んで受けてくれる。

そんなことを繰り返すうちに、この貴重な話を私だけが聞くのはもったいない。パワフルなワーママのロールモデルのシェアをして、このパワーと前例を一人でも多くのワーママ・プレママに伝えたい。ということで、ママ友と意気投合して始めたプロジェクトです。

パワーママの周りにはパワーママがいる。ということで、「いいとも形式」で紹介ベースのインタビューメディアにすることにしました。

ママにフォーカスしていますが、パパの協力があってのパワーママが成り立つ。パパにも是非インタビューさせて頂きたいと思っています。

是非、あなたの周りのパワーママをご紹介下さい!そして一人でも多くのロールモデルシェアをして、プレママに元気を与えて、日本をもっと元気にしていきましょう!!

2013年6月27日 0 comment
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