今回ご紹介するのは、日本財団でスピーチライターとしてのお仕事の傍らで「ママプロ」というプロジェクトに携わられている本多真紀Vickyさん。
生まれも育ちもカナダですが、今は日本のワーママを当事者目線でサポート!
キュートでポジティブなオーラが印象的なVickyさんですが、インタビューからもそんな魅力が溢れ出ています。
プロフィール。
本多真紀Vicky
1983年カナダのバンクーバーで生まれ育つ。
2004年に大学3年生で日本に留学し、初めて日本での生活を経験。
2005年にカナダの大学を卒業するとともに、日本財団に入社。
財団では国際協力を行う部署で、途上国の教育や、障害者支援などを5年間担当。
東日本大震災発生後、新たに立ち上がった復興支援の部署で主に海外パートナーの窓口を担当。
2012年に男の子を出産。1年弱の育児休暇を経て、2013年4月に職場復帰。
現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。
・所属:日本財団 コミュニケーション部 コミュニケーションチーム
・期間:2005年〜 9年目
・メイン: スピーチライティング、翻訳。
・サブ:ママを支援する様々な事業を展開するチームのサブメンバーとして講座の企画・運営などを実施。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6:00 起床
・家族の朝ご飯、夫のお弁当、夕ご飯を同時進行で作る
・洗濯機をまわす
・息子起床⇒オムツ替え、着替え、朝ご飯
7:00 夫起床⇒夫が洗濯物を干す
7:20 身支度
7:30 自転車で会社に向かう(片道11km)
8:15 会社到着⇒着替え、仕事開始
17:30 自転車で帰宅
18:20 保育園お迎え
18:35 帰宅、夕食、洗濯物取り込みたたむなど
20:00 お風呂
20:30~21:00 寝かしつけ
21:00~22:30 夫帰宅⇒お互いの一日を共有
仕事(あれば)
翌日の朝食準備
22:30 就寝
旦那様との育児家事分担などはどうされていますか?
家事分担
私:夫は料理が全くできないため、料理全般と食料の管理は私が一人で担当
夫:皿洗いとゴミ出しがメイン担当
二人で:その他の家事(洗濯、掃除、トイレ・お風呂掃除など)はその時出来る人がやる
育児分担
平日 保育園の送迎は送りが夫、迎えが私(残業や飲み会などがある日は夫が迎えも行う)
夜は夫の帰宅時間が9時より早いことはほとんどないため、息子の食事、お風呂、
寝かしつけは私が担当
休日 土曜日の午前中は学校に通っているため、夫と息子は2人で昼まで過ごす
お互い予定が入ったときはもう一人が息子と過ごす、というようにしている
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
私が勤務する日本財団が2012年に立ち上げた「ママの笑顔を増やすプロジェクト」は、私が2013年に復職するまで、当事者ママがメンバーにいませんでした。
そんなことで、私が復職した時とほぼ同時にサブ・メンバーとして加わった事で、当事者視点を提供する事ができたことです。
ママであることが仕事場でプラスになった嬉しい出来事です。
そして実際にママ向けのイベントや講座の企画運営をする中で、受講するママさんたちが勇気づけられたり、仲間が出来たりしている姿を見て、この仕事を続けて来れてよかったと思いました。
育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?
子どもの突然な体調不良
週明けに熱を出してしまい、その週は夫も私もどうしても外せない仕事が入ってたりすると辛いです...
それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?
夫婦で交代に会社を休んでなんとかのりきっています。
また幸いな事に息子は身体が丈夫なので、いつもお休みの期間も3日ほどで、保育園に行けるまでに回復してくれています。
なので、病児保育も登録はしてはいるのですが、まだ一度も利用したことはありません。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
仕事も育児も、まず自分が楽しめているかということだと思っています。
育児は特に、子どもは親の顔を常に観察していますから、子どもの健やかな成長の為にも、まずは自分がハッピーな状態であることを大事にしています。
今もっともご興味のあることは何ですか?
最も興味を持っている事は、ワーキングマザーに役立つ、「時短だけど、手作りで美味しい料理」の研究開発です。
子どもが保育園をスタートした1年半ほど前から毎日の夕ご飯をいかにスピーディーに、そして手間をかけずに、美味しくできるか、常日頃研究しています。ワーママならこういった時短レシピのレパートリーは色々とあると思うんです。
近い将来、ワーママ向けのレシピ交換&試食会を開催できればと思っています。
最後にメッセージをお願いします!
共働き生活は仕事でも育児でも周りのサポートなくしては絶対に成立しません。
だからこそ、周りに支えられて、子どもも、親も育つ事が出来るのだと思います。
母親は特に、仕事に復帰する直前や直後は「大事な我が子の育児より仕事を選択したのだ」とネガティブに思ってしまいがちです。
私も復帰前はそういう気持ちがありました。
でもそうではなく、「大事な我が子を地域で育てることを選んだのだ」と今では自信を持って思えます。
息子が毎日キラキラと目を輝かせて保育園での出来事を話してくれる姿を見るたびに、私達家族の選択は間違っていなかったと思えるからです。
ぜひ皆さんも今までにくだして来た様々な決断に自信を持って頂きたいと思います。
インタビューby高村