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今回のインタビューは、ITコンサルティング事業やクラフトビール事業などたくさんの事業を手がけるママ社長、島袋尚美さん!東証一部上場企業のシステムインテグレーターや、IBMなど大手企業での会社員生活を経て、会社設立に至った理由とは?
(千田)

 

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プロフィール

 

・氏名:島袋尚美

・会社名:株式会社ゆいまーる等

・役職名:代表取締役

・職種:ITコンサルティングティング事業、クラフトビール事業、キャリア支援

・簡単な経歴:

2008年 株式会社 NSD 入社 システムエンジニア

2009年 日本アイ・ビー・エム株式会社 入社 データベース・エンジニア

2016年 株式会社ゆいまーる、他1社を設立

・居住地:東京都港区

・ご自身の年齢 :35歳

・お子様の年齢 :0歳

 

 

 

 

現在のお仕事内容を簡単に教えてください。

 

①ITコンサルティング

私たちのビジネスや暮らしに、日々欠かせない存在となっているITの存在。
そのITの力を用いて、届けたい想い・便利にしたい暮らし・世の中がもっと優しい場所になれるお手伝いをすることが私たちのミッションです。
20代ながらエンジニア力とコミュニケーション力がピカイチのエンジニアチームが、私の自慢です。

※ltoop(アイティープ)
https://ltoop.yuima-ru-tokyo.com/

 

②クラフトビール事業

小規模ブルワリーならではのこだわりのクラフトビールや、地元の食品を盛り込んだクラフトビールなど、ユニークなクラフトビールレシピ企画開発に取り組んでいます。
また、クラフトビール関連イベント開催を通じて、生産者や愛好家などたくさんの方に出会いの場を提供させていただいています。

※Jungle Brewery(ジャングルブルワリー)
http://jungleandbrewery.com/

 
③キャリア支援

 

 

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

6時半:起床、娘の世話など

10時〜12時:自宅でMTG

12時:仕事仲間とランチ

13時〜15時:自宅で仕事

15時〜:夕方まで娘と過ごす

18時〜20時:打ち合わせ

20時以降:娘のお風呂や寝かしつけ

23時:就寝

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

 

とにかく、自分にこんなにも人を「愛おしい」という感情があることを知りました!

以前は特に子ども好きということもなく、育児に対して不安も多少あったのですが、、、産んで見ると可愛くて仕方ないですね!

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

仕事で疲れて帰ってくると娘のはち切れんばかりの笑顔があったり、逆に育児で行き詰まった時に仕事をガンガンやることで前向きになれたり。

どちらか一方ではなく、両方あることで救われることがたくさんあります。

 

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

育児はとにかく体力が持っていかれますね。。!35歳での出産・母乳育児だと体力勝負なので、仕事をしていても身体がクタクタ。。。というのはよくあります。

 

 

それをどうやって解決していますか?

 

寝れる時にたくさん寝る(笑)!
あとは、仕事のための移動を可能な限りなくすことを意識しています。赤ちゃんを連れての移動は本当に大変ですから。
その結果、ほとんどの仕事は自宅のマンションのロビーや併設のカフェですることが多くなりました。もちろん仕事内容や職種にもよると思いますが、私の場合は仕事仲間に「子どもがいるから、ミーティングはうちでやりたいな」と言えるようになったことが大きいです

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児の面では、特にルールなどを作っていません。
気負わず、自分が一番楽しむようにしています。
その結果、本当に娘とじゃれ合う時間が楽しくて仕方ありません!

仕事の面では、人に対して誠実に裏表なく、ということをずっと大事にしています。
仕事上のメンターから10年以上ずっと教わっていることです。商売人として一番大切なのは「信頼を得ること」だということですね。

 

 

 

起業をしたきっかけは?

 

よく「家族など、周りも女性経営者や起業されている人が多いのですか?」と聞かれるのですが、実は私は沖縄出身で、両親はバリバリの公務員と大手企業勤めという、とても安定志向の家庭です。なので、私の中で、起業したり経営者になったりという選択肢は社会人になった当初、全くありませんでした。

ですが、1年目の時に遭遇したリーマンショックをきっかけに、会社に依存する働き方に少しずつ疑問を持つようになりました。
また、当時お付き合いしていた人(現在の夫)が目に障害を持っていることもあり、結婚にも依存できないし、したくない。むしろ私が彼の人生を支えられるようになりたい、、、など毎日悶々と過ごしていました。そのタイミングで同じように会社員から独立をした方にお会いしたことがきっかけです。今ではその実業家の方に10年以上学ばせていただいています。

 

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ITコンサルティングや、クラフトビール事業を立ち上げた背景、理由を教えてください。

 

実は、思いつきなんです(笑)。

とはいっても、もともとITエンジニアだったのもあり「ITの可能性はすごい!」と思ってはいました。
ただ、自分自身が起業をした際に、せっかく世の中には良いサービスや素敵な取り組みがたくさんあるにもかかわらず、IT知識・人材不足が理由で世に知られていないことが衝撃でした。
ITには、作り手も使い手も共に豊かにしていく可能性を感じて、再度IT事業に取り組み始めました。

クラフトビールに関しては、国際結婚しているアメリカ出身の夫からの影響が大きいですね!(笑)
日本には「とりあえずビール」の宴会文化があります。
ただ、私自身が大手メーカーのビールが苦くて飲めなかったので、、、
今後はコーヒーやワインのように味わい深いクラフトビール が日本に根付き、宴会の際には「とりあえずクラフトビール」になったら良いなあと。

元々、グローバルに活躍したい、地元と東京と海外を行き来できるような多拠点生活をしたい、子育てと仕事を両立したい、というところから働き方を広げてきました。
ご縁を大切にしていく中で、ITもビールも協力者やチャンスに恵まれて、事業化することができたのが立ち上げた背景なんです。

 

 

 

今後の目標やプランを教えてください!

 

今後は、既存事業の拡張はもちろんのこと、国内外のオーガニックベースの生活用品やビューティケア用品を扱うショップを出店準備中です。

また、学生時代から、国際協力や女性の働き方を広げていくことへの興味が強かったので、SDGsへの取り組みも強化し、働き方やキャリアの視野を広げるヒントになるような対談やコラムなどの執筆や講演活動や、地域貢献にも力をいれて地元沖縄にも貢献していきたいです。
自分で自分を幸せにしていく人があふれる社会を目指し、家庭、子育て、働き方、それぞれの幸せを実現するライフスタイルの拡充に向けて、今後も挑戦し続けていきます。

 

 

 

 

 

最後に、メッセージをお願いします!

 

キャリア形成、働き方、自立、子育て。いろんなことに直面して駆け抜けて来た20〜30代でした。
今まさに壁にぶつかっている人、志高く努力中の人、色々な方がいると思いますが、枠に囚われず柔軟に見地を広げることで、活路が見いだせることは多々あると思います。固定概念を打ち破れるのは、若い我々の特権なのですから。。。!

私もまだまだ勉強中の身ですが、女性をはじめいろんな人が「自分の理想」を描いた通りに活躍できる社会を創るため、これからも邁進してまいります。

 

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(インタビュー:千田)

2019年5月2日 0 comment
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田中祐希さんファミリー
田中祐希さんファミリー

田中祐希さんファミリー

プロフィール

・氏名:田中祐希 (たなかゆき)

・会社名:株式会社ナイガイ

・役職名:経営企画室

・職種:スポーツ・ファッション手袋のOEMメーカー。

・簡単な経歴:北海道出身。大学卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。営業、新規事業立ち上げ、金融事業の運営・管理に携わる。その後、IBMビジネスコンサルティングサービス(現、IBM Japan)に入社し、戦略コンサルタントとして国内外企業の戦略立案等に携わる。2013年にミクシィに入社。子会社ミクシィ・リサーチの社長を経て、その後事業を一部上場企業に売却。結婚を機に退職。現在は香川県にある手袋OEM企業・株式会社ナイガイにて経営企画に従事。2016年より約1年半アメリカ現地法人Naigai Gloves Americaにて駐在し、2018年7月に帰国。アメリカ駐在中に長女を出産。

・居住地:香川県
・ご自身の年齢 :36歳、1981年
・お子様の年齢 :0歳、2018年生まれ
・ワークスタイル:現在、育休中。復帰後は時短からフルタイムに暫時切り替え予定。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社ナイガイ(http://www.naigaijp.com/)の経営企画室に所属し、企業戦略の立案、企業内の課題発見・解決に向けた活動に取り組んでいます。
株式会社ナイガイは1954年に創業したスポーツ・ファッション手袋を中心とした企画開発・製造を行うOEMメーカーです。本社がある香川県の東かがわ市は”うどん県てぶくろ市”と呼ばれるくらい、歴史的に手袋産業が盛んな地域で、ナイガイは数ある手袋会社のうちの一つです。 アメリカのメジャーリーグ野球で活躍している大谷翔平選手のバッティング手袋も、弊社が製造し、OEM提供しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

※育休後の想定スケジュールです
6:30 起床・準備・朝食
8:00 出勤・保育園へ登園
8:30 始業
17:30 終業・お迎え・買い物
18:30 帰宅・夕食準備
19:30~21:30 夕食・お風呂・寝かしつけ・家事・自分タイム
23:30 就寝

 

娘ちゃんと

娘ちゃんと

出産して、何が一番変わりましたか?

母としての役割・環境の変化を通して、家族というものの見え方が変わりました。
特に、娘に接する親の姿を見て、自分が幼すぎて忘れてしまった注がれた愛情の深さや、子を想う親の気持ち、お世話の方法等々を追体験しています。それを見て両親に対して感謝するとともに、自分が成長の過程でしてきたことに対して反省をしたり・笑。そして、親が自分にしてくれたこと、それをきちんと自分の子どもにも伝えていこう、と強く思うようになりました。
そして自分自身が母親という背中を見せる役割になったので、娘に恥じないよう人生を楽しく誇れるものにしよう!という気持ちが強くなりました。

 

サイバーエージェント入社後、新規事業(ここで椿と同僚でした!)、コンサル、留学、転職、社長からの売却、、、、そして地方に嫁ぐまでの、かなりモリモリな道のりをなぜそれを選択したかと一緒に簡単に教えて下さい!

たしかに改めて言われるとモリモリ感ありますよね・笑。でも自分の中ではすべて一本のストーリーでつながっているので、大変だったなという気はしていません。
大学時代からベンチャー企業(初期のCOOKPAD、マクロミル)で働いていたこともあり、インターネットという技術イノベーションが世の中を変えていくこと、それに伴い会社が大きくなっていくことにおもしろさを感じました。世の中に新しい価値を提供すること、イノベーションで世の中を変えることの醍醐味を覚えてから、一貫してそれを実現するためのキャリアを歩んできたつもりです。

新卒のサイバーエージェント時代に、複数の新規事業に参加したのも、自らが新しいサービスを提供したいという考えのもとでしたし、戦略コンサル時代も当初は大企業の新規事業戦略専門チームに所属して、徹底して新規事業のケースを見て新しい価値を生み出す現場の支援をしました。コンサル時代に留学をしましたが、これもグローバルにビジネスができるようなスキルを身に着けるためです。ミクシィ時代は前職の経験を生かして、子会社の経営に携わりましたが、これも自らの組織が新しいサービスを世の中に提供していくため。事業売却は売却先となる企業とのご縁があり、より事業が良くなる環境になると信じ、踏み切りました。そして、嫁ぎ先の手袋OEM会社では今までの経験も活かし、モノづくり×ITにチャレンジできる環境がある。

自分の中で軸となるものがあり、それを太くするための選択をした結果、気づけばモリモリなキャリアになってしまいました。

 

なぜ東京でのキャリアから離れて、地方に嫁ぐことを決めたのですか?

直接のきっかけは結婚です。たまたま現在の夫が実家の家業である手袋屋(現在働いているナイガイ社)を継ぐために実家の香川県に住んでいたので、結婚を決めると同時に、香川に住むことを決めました。会社や友人たちからは東京に住んだまま結婚生活をしたら、と言われたこともありますが、家族になるのだから、より多くの時間を一緒にいたほうが人生楽しいと、考えていたので、迷わず東京生活に別れを告げました。
ただ、地方に嫁ぐことを決めたのには他にも理由があって。もともと北海道から上京してきた身なので、東京の生活に飽きてきたこと。子育てをするなら自然の多い場所が良かったこと。そしてグローバルに展開している家業の手袋屋で働くことで、地方でも自分のキャリアが継続できること。これらのことから地方に嫁ぐことには抵抗がなかったです。

 

多国籍な社員が働いている会社風景

多国籍な社員が働いている会社風景

地方に嫁いでからのUS進出。何を狙い、どのような活動をしていたのですか?

もともとアメリカのロサンゼルスに営業所があり、駐在という形で1年半ほど働いていました。多くのスポーツブランドの本社がアメリカにあること、またスポーツの最大の市場はアメリカであることから拠点を置いています。私のミッションは、既存顧客の維持・取引拡大と新規顧客獲得の種をまいてくることと、新分野の開拓でした。
既存顧客については、現地の社員とともに営業活動やそれをサポートするリサーチ活動を行っていました。また、情報が集約する展示会やカンファレンスも数多く開催されていたので、参加して最新のトレンドを学んだり、潜在顧客については直接話しをしたりと、手袋の提案機会をうかがっていました。
新分野の開拓については、土地柄シリコンバレーも近く、また私のキャリアバックグラウンドがITということもあり、手袋とITを組み合わせて何かできないかを模索しました。詳細はお話しできませんが、スタートアップや大企業との協業の話しができ、新しい世界が見えてきそうです。

 

US出産からの育休、そして復帰後の今後について教えて下さい。

1年半の駐在中に娘を授かることができました。出産後は数か月アメリカに滞在し、今年の7月に日本に帰国しました。来年の娘が1歳になるタイミングで仕事に復帰する予定です。
復帰後はアメリカでまいてきたビジネスの種を育て、創業100年に向けて新事業の育成を推進していくこと、そして既存事業の世界シェアを拡大させるための組織・体制・戦略づくりをしていくことに注力したいと思います。

 

留学に地方嫁ぐのもUS出産も、全体的に決断が大胆ですよね。大胆な決断に影響を与えているますゆきの源となる経験や要素、モットーのようなものはありますか?

もともと好奇心が旺盛なので、”何事も経験してみる。その経験は全て人生の糧となる”というのが、考え方の根底にあります。そして自分の軸となる野望や価値観はしっかりもちながら、水のようにしなやかに環境の変化に応じて形を変えていけば、その中でチャンスは巡ってくるのだと思っています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

現在は育休中ですが、まもなく新たな挑戦である仕事と家庭の両立ステージに入ります。パワーママプロジェクトで紹介されている多くの先輩方のように、自分の人生+子どもと夫の人生の支援ができるよう、試行錯誤していきたいと思います。まずは、自分なりのペースを作って回すことが目標です。
仕事上では、手袋を通して人類のパフォーマンスを向上できるようなモノづくり、ITと組み合わせたコトづくりに挑戦したいと思います。
そしてそんな挑戦をしている母の姿を娘に見せて、「ママ、かっこいい!」と言ってもらえたら最高に幸せですね。

 

最後に、メッセージをお願いします。

ママになることって、こんなに幸せで大変で素晴らしいことなんですね。なってみて初めて知りました。母親の笑顔が家庭を明るくし、家庭が明るくなれば世の中が明るくなる。そう信じています。
人を産むのは女性、世の中を変えられるのも女性。結婚・出産・介護などいろんなことが起こりますが、自分の人生をあきらめることなく、楽しみながら生きる女性がパワーママプロジェクトを通してこれからも増えていってほしいなと思います。

インタビュー by 椿

2018年10月15日 0 comment
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中村僚子さん
中村僚子さん

中村僚子さん

プロフィール

・氏名:中村僚子
・会社名:ロータスライフ株式会社
・役職名:代表取締役
・職種:結婚相談所業
・簡単な経歴:大学卒業後、旅行会社、リスクコンサルティング会社人事総務、金融系ベンチャー企業役員、認証保育園設立、上場会社社長室長などを経て、婚活サロン・ロータスマリッジを開業。

「相手の条件」「自分磨き」よりも重要なこと、「自分を知ること」をキーワードに自分の価値観・人より優れた能力がわかる統計心理学i-colorを学ぶ講座も開校している。

・居住地:東京都千代田区
・ご自身の年齢 :42歳、1976年
・お子様の年齢 :13歳、2005年、8歳、2010年
・ワークスタイル:会社経営、自宅で事務作業をしたり外で打合せしたりしています。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

本気で結婚したい独身男女のための結婚相談所「婚活サロン・ロータスマリッジ」を運営しております。
大手の結婚相談所連盟に加盟し全国約6万人の会員の中からのお相手選びに加え、仲人のネットワークを活かし、独自のお見合いパーティーや私の人脈を使っての合コン開催、日本を越えて海外の方とのお見合いなども行っております。
女性会員同士のお茶会やイベントなども数多く企画しており、会員同士の横の繋がりも大事にしています。同年代の同じ目的をもった異業種の友達と出会えることも特徴の一つです。
また「相手の条件」「自分磨き」よりも重要なこと、「自分を知ること」をキーワードに自分の価値観・人より優れた能力がわかる統計心理学i-colorを学ぶ講座も開校しています。
http://lotus-marriage.com/academy/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5時 起床
家事、身支度などをしながら次女、長女を起す
7時頃 朝食
7時半頃 長女登校、次女登校、主人出勤
8時 後片付け、家事
9時頃 仕事
その日によって、家で事務作業をしたり、アポイントがあれば出掛けたりしています。
最初のアポイントが遅ければ皇居ランに行ったりする日もあります。
途中に一度帰宅して夜ご飯を作って、またアポイントに出掛ける日もあれば、
夕方帰宅し、夜ご飯を作る日もあります。
19時頃 夕食終了
仕事、お風呂、子ども達との時間、明日の準備など
23時半頃 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

私の人生そのもの。
子どもが生まれることによって、出来ないことよりも出来ることが増えたと思います。

物理的な時間の制約があったとしても私の人生は大きく広がり視野が広くなりました。
ワーキングマザーという共通点があるからこそ、それまでは出会うことのなかった方々と出会え、大人になってから心から信頼できる仲間と出会うことができました。

中村さんファミリー

中村さんファミリー

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

毎年母の日にはこれでもか!ってくらいのスペシャルなプレゼントを贈ってくれます。心を込めて書いてくれた手紙や手作りのコルクボードなど。

そこには、「ママいつもありがとう。」「ママがママで良かった」「ママ大好き」といったような言葉が並べられています。

こんなに純粋に自分を認めてくれ求めてくれる存在に出会えるなんて本当に幸せです。娘たちには大した事は出来ていないと思いますが、常に前を向いてどんな事があっても負けずに人生を楽しみながら働き続ける姿だけは見せられているかなと思うので、そんな姿を見て何か感じてくれているのかなあと思います。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

やはり娘たちが小さい頃はやりくりが大変でした。
私の実家は関西、主人の両親も近くにはおらず、次女を妊娠中に義母がその1年半後に義父が他界してしまいました。
長女が小さい頃は初めての育児に戸惑い、保育園に通うようになってからも綱渡りの日々だったように思います。病気の時は、お互いどうしても仕事を休めない時は病児保育を探したり、新幹線で新大阪まで連れて行って母に預けてそのままトンボ帰りで東京へ戻ってきた事もありました。
次女を妊娠中私は悪阻がひどく入院となったので、実家から母に来てもらったり、長女が実家に行って数週間過ごしたりしました。今思い出しても、よくやったなあと思います。

それをどうやって解決していますか?

夫婦で力を合わせてやりくりするのはもちろんの事、近所のママ友、近所の方、ファミリーサポート、保育園、病児保育、自分の家族など周囲のあらゆる方々に助けてもらったと思います。心配しても仕方がない。なるようになるんだと思います。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

自分が活き活きしていること。
育児において大事な事って、子どもに何か与えたり、してあげたりする事ではなく、一番身近にいる大人である親が活き活き生きる姿を見せることであり、それは活き活きと働く姿を見せることであると思います。
子ども達が大人になって働くということが楽しみで居られるように私自身が今の自分を好きでいられるように育児も仕事も取り組んでいます。

この仕事を始めたきっかけを教えてください。

6回の転職と数回の起業を経験

私は大学卒業後6回の転職と数回の起業を経験しています。

これらの転職のキッカケが自ら応募したものはなく、全てお誘いを受けての転職でした。
在職中に誘われた事もあれば、次が決まっていないのに会社を辞めた事を知った人からお誘いがあったり、間を空けずに転職を繰り返す事が出来てしまいました。
その時の私の価値観が、自分がこれをやりたい!というものではなく、「自分が必要とされている!」という事だったのです。こんな何もない私を必要としてくれている人がいる、必要とされる場所がある、その事に価値を見い出していました。
そして経験と歳を重ねて行く中で社員としての転職ではなく、経営にも関わっていくようになりました。

保育園経営に参画、そして辞任

そんな中2013年に知人からお誘いを受けて保育園経営に参画することになりました。
ワーキングマザーにとって一番の悩みが子どもとの時間の確保や子どもの教育に関してなどだと思います。そんな私にこの保育園経営の話は、保育園に預けながら国際バカロレアというカリキュラムが学べ、シェアオフィスを兼ね備え、子どもの教育とワーキングマザー支援を両方行うというもので、私のど真ん中に刺さりました
当時は都心から離れた場所に住んでいたのですが、開園する保育園が千代田区だったので、保育園の経営陣なんだから何かあった時は30分以内にかけつけなければいけない!なんて思い、当時住んでいたマンションに引っ越しをして2年ほどで家を売ってしまい、家族を巻き込んで引っ越しまでしました!
都心への引っ越しなので、部屋も本当に狭くなり、前の家の家具(長女の学習机を含む)はほぼ全て処分したり、家電もサイズが合わなくて買い直したりしました。長女も小学校を転校、次女も保育園を転園しました。
そこまでして人生をかけた事業だったにも関わらず、何をやるかよりも誰とやるかが大事だという事を身を持って学ぶこととなりました
ある事がキッカケで私は辞任せざるを得ず、また無職となりました。

上場会社へ転職、上場廃止、財産を失い、無職に

そんな時に以前からの知り合いからお誘いがあり、とある上場会社へ転職します。
その上場会社の株も転職後すぐに上手い話に乗ってしまい、株を合計800万円ほど買ってしまったのですが、入社3ヶ月後に金融庁の強制捜査が会社に入り、その後坂道を転がるように会社はどんどん縮小していき、入社半年後に会社都合で退職。会社も上場廃止となりました。職を失い、財産を失い、全て失ったように感じていました。
この後自分がどうすれば良いかわからず、自分は一体何をしたいのか、転職するにしても転職6回の私を雇ってくれるところなんてない。転職活動も少しやったのですが、やはりダメで、自分が本当にどうしたいのか見つけるために、ある学校に通いました。

人生のドン底を経験

通っている最中に追い打ちをかけるように人生のドン底を経験する出来事がありました。なんと金融庁の強制捜査がある日突然自宅に入ったのです。私は金融庁で取り調べを2日間受けました。
私への疑いは晴れましたが、この時は本当に「私の人生は終わった。この先私はどうなってしまうんだろう。また家族と会えるのだろうか」と本気で思いました。

ドン底を経験を経て、気づけたこと

そんな経験を経て、やっと気づけたことがあります。

この先の私の人生に不必要なものが削ぎ落され、ここで人生が強制終了され、そして自分にとって必要なものだけが残ったということ。変わらずに私を応援してくれる家族と仲間がここにいるということ。
私が長年一緒に働いてきた上司からいつも、「綺麗事で仕事ができるか!君の考えなんてどうでも良いんだ!」というような事を言われ続けていました。年齢も離れていましたし経験値も全く違うので、私の考えが甘いんだ!世の中とはそういうものなんだ!仕事とはそういうものなんだ!と自分に言い聞かせて働いてきました。でもそんな上司が金融庁の捜査を受け逮捕される中で、やっぱり、自分の信念を曲げちゃいけない!綺麗事で仕事してやる!人の幸せに尽くせる仕事がしたい!と心の底の底から思いました。

そして、自分に今あるものが家族であり、これからの私の人生は人の幸せに尽くせる仕事がしたい、「ありがとう」と直接言ってもらえる仕事がしたい、心底そう思い、色々とリサーチして行く中で、結婚相談所という仕事があるという事を知り、「これだ!」と思い、今に至っております。

今後、どうしていきたいと考えていますか?

「やりたい事がわからない」「自分の使命を知りたい」と思う方が多いと思います。私もそうでした。大学を卒業してからずっと探していました。でも自分の経験を通して確実に言えることは、目の前の事に懸命に取り組んでいれば、間違った方向に向かっていれば上手くいかない、ある時、強制終了され方向転換されるのだと。人によってタイミングは様々だと思います。私は大学を卒業してから17年経ってようやく辿りつけました。

諦めなければ挑戦し続ければ必ず辿りつけるという事を伝えていきたいです。

プレゼン中の中村さん

プレゼン中の中村さん

今後の目標やプランを教えて下さい!

結婚したいと思う全ての人が結婚できる世の中にしたいです。
結婚が全てではないので、するのもしないのも自由ですが、「したい」と思う人ができる世の中にしたいです。人は一人では生きていけず、人によって成長し、人によって磨かれるものだと思います。生活を共にすることによってのみ得られる事も多々あると思います。そして次世代の人材の輩出育成にも繋いでいきたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

私が長女を出産した当時は、ワーキングマザーである前に一人の女性として、生き方・働き方を参考にしたい、目指したい、そんなロールモデルが身近にいませんでした。

今はこのパワーママプロジェクトをはじめ、いろんな働き方、生き方をしている人を知ることができます。今の自分は過去の自分が選択してきた結果です。人生迷うことの連続であり、決断の連続ですが、色んな方を参考にしても、最後は自分で決断するしかなく、決断したなら、全てに欲張りに全力で取り組んでいきましょう。

インタビューby 佐藤裕美

2018年10月5日 0 comment
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星田奈々子さん
星田奈々子さん

星田奈々子さん

プロフィール

・氏名:星田奈々子
・会社名:Fit Me Order made(フィットミー株式会社)
・役職名:代表取締役
・職種:フルオーダーメードサロン経営
・簡単な経歴:幼少時代をギリシャで過ごし、高校3年間はオーストラリアへ単身留学。
慶應義塾大学を卒業後、1997年、(株)リクルートに入社。
結婚情報誌「ゼクシィ」にて約15年、主に新規事業関連を担当。
会社員として働く傍ら、2006年、1万円台で叶うお洋服のフルオーダーメードサロン「Fit Me Order made」を創業。
当時としては珍しいスタイルながら、8年間、副業として事業を拡大。
アパレル業界の常識を覆す事業モデルとして、数々のメディアに取り上げられる。
2014年、出産を機にパラレルキャリアに終止符を打ち、「Fit Me」を本業に。
現在、東京・恵比寿にサロンを構え、4都市(東京・大阪・福岡・名古屋)とNetで女性服のフルオーダーメード事業を展開中。
・居住地:渋谷区
・ご自身の年齢 :44歳、1973年
・お子様の年齢 :4歳、2013年
・ワークスタイル:フルフレックス

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

1万円台で叶う!お洋服のフルオーダーメードサロン、
「Fit Me Order made」(http://www.fitmejp.com/)を経営しています。
■■ Fit Me Order madeとは ■■
約1500種類の生地から、お好きなデザインのお洋服を、プロの採寸で、1万円台(生地代・縫製代込み)でお仕立てするサロンです。フルオーダーメードでは画期的!なアイテム別の一律価格でのお仕立てが
可能ですので、安心して「世界に1着だけのお洋服」のお仕立てが叶います。
フルオーダーメードPrice:
ワンピース 17,000yen
ジャケット 18,500yen
トップス、スカート 14,000yen
※生地代・縫製代込み

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床
お仕事、家事、朝食準備、幼稚園準備など
7:00 娘起床
朝食、娘と習い事(チア)の練習や宿題などを行う
9:00 娘を幼稚園に送る
9:30以降 ▼ ▼
曜日や、催事の開催時期か否か等により大きく変動。業務と母業をパラレルに行っている。
サロンに出社し、1日サロンでのお仕事の日もあれば、自宅やカフェでデスクワーク後出社の日も。
娘の習い事の送迎がある日も多く、習い事の待ち時間を仕事タイムに当てるなど、最も効率のよい形で仕事することを目指している。

18:30以降 ▼▼
この時間以降は、基本、娘との時間に。夕食、お風呂、娘と遊んだり、ワークをしたり
21:00  娘就寝
21:30  仕事、家事、娘関連の案件の対応
24:00  就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

限られた時間の中で、お仕事でも母親業でも、最大のパフォーマンスを発揮できるよう、「私にしかできないこと」は何か、をより考えるようになりました。
Fit Meのお仕事の中で、「私がしたほうがよいこと」、娘にとって、「私でなければダメなこと」、それに優先順位をおき、タスク化し、仕事も母業もわけ隔てなく、同様なレベルでタスク管理し、両輪で回すようになりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘は、Fit Meのフルオーダーメードの事業をとても素敵なお仕事だと思ってくれています。
「Fit Meはみんなのお役にたっているんだよねー」
「だって、ぴったりの大好きなお洋服でみんなを幸せにするんでしょう」
と、幼い子供の言葉ながら、本質をついたことを言ってくれる瞬間に幸せを感じます。
彼女自身の将来なりたいものは、パイロット、アイスクリーム屋さん、社長(笑)・・など
日々変わりますが、なりたいものの理由をきくと「お役にたてるから」との答えが。

「仕事」という概念が、「お役にたつ」ということとリンクしているらしいことを垣間見ると、とても嬉しく思います。

 

Fit Meの母娘お揃いフルオーダーメード服

Fit Meの母娘お揃いフルオーダーメード服

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

サロン経営は、会社員時代の法人営業やオフィスワーク等と異なり、お客様からの突然のご予約をいただいたり、土日や夜もお仕事があったり、Fit Meは4都市で展開していますので 出張があったり、と、イレギュラーが多く、通常のアフタースクール等のみでは、カバーしきれない隙間の時間の娘の保育環境、が必要となります。平日は主人も仕事が忙しかったり、祖父母も働いていたりで、頼ることが難しい中、
娘が快適にストレスフリーに時間を過ごせ、私が安心してお仕事できるインフラ作りをどうするか?が娘の出産前からの大きな課題でした。

また、娘が、幼稚園にあがるタイミングで、娘に身に着けて欲しいスタンスやそれを叶える環境を考え、保育園から幼稚園に転園させ、保育時間の短縮とともに習い事なども増えたことで、タイムマネジメントがよりタイトにもなりました。

それをどうやって解決していますか?

私自身が、出来る限り、時間や場所にとらわれずにもっとも効率が良い形で仕事をすることで、娘との時間(送迎含め)を確保することはもちろんですが、娘にとっての、「親戚レベルのサポーター」の存在をつくることで解決してきています。

「愛情たっぷり育児チーム」を作ること、です。
今は、0歳のときから娘を見て下さっているシッターさん2人にお願いをしていますが、産まれてすぐからずっと一緒の方々なので娘は、お二人を多分、親戚だと思い慕っています。
1人は、娘が生後3か月ではじめてはいった保育所の保育士さん、もう1人は、私の古くからの友人の方で、その方には、いまは、Fit Meに入社して頂き、よりフレキシブルに娘の育児をお手伝い頂きながら、Fit Meを手伝って頂いています。シッターさんに事業側も手伝って頂く、という新しいスタイルではありますが、お仕事も育児も両方サポートして下さる、そんな存在に出会えたことは、とても大きな支えになっていて、感謝してもしきれません。

娘の人懐っこさを見ていると、親からの愛情だけではなく、日々、色んな方々の愛情を感じて成長していくことが娘にとってもとても良い影響がある、と感じています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

究極のパラレルHappyを目指すこと、です。お仕事も育児も、「欲張り」になる!!こと。
それは、全てを自分の手で行う、という欲張りではなく、こうあったほうが良いかも」「こうしたい」という理想を諦めないことです。
ともすれば、育児があるから、仕事があるから、と諦めてしまうことを、どうしてもそれを実現したい場合、「どうしたら、それを叶えられるか?」の視点で考えるようにしています。
たとえば、娘を保育園から幼稚園に転園させること、という選択肢も保育時間や母親の幼稚園行事の関与度の高さから無理、と諦めるのではなく、自身のワークスタイルを整理し、外部リソースを活用し、仕事への影響が最小の状況で叶える方法を考えていきました

これは、8年間のパラレルキャリア時代に、本業も副業も手を抜けない、どちらも大切、という状況の中で、知恵を絞って、視点を変えて、両方で成果を出すためのTry&Errorを繰り返したことで得た視点です。もちろん、うまくいかないことは多々あり(笑)、両方が中途半端にならないか、という不安は日々感じますが、娘にとってのHappyとともに、仕事人としての私にとってのHappyや事業にとってのHappy、全てを「欲張り」に追求していきたいと思います。

Fit Me恵比寿サロンの風景

Fit Me恵比寿サロンの風景

Fit Me Order madeをはじめたきっかけを教えてください。

新規事業に関わっていたルクルート在職中から、いつかは、世の中の役に立つ、誰かを幸せにしている「手触り感」のあるビジネスを自身で創りたいたい、

そして、良いサービスを社内の新規事業のように撤退基準を気にせずに継続して続けたい、と考えていました。
そこがベースなので、アパレルありきではなく、あくまでも、
「誰にどんなサービスで幸せをお届けするのか」で事業を検討しました。出てきたのが、アパレル業界の常識を覆す、「アイテム別の一律価格、1万円台で叶う、お洋服のフルオーダーメード」というコンセプトでした。

フルオーダーメードは通常、3万円~など、最終金額が分からずしかも高単価で敷居が高いもの。でも、定額、低価格でしかも自由度の高いフルオーダーメードが叶えば、女性が皆、自分の好みや体型にあったお洋服に出会える、というHappyのお手伝いができる、と考えました。年齢や体型を超え、「お洒落をしたい、を平等に」叶えることで、キラキラ輝く女性を増やしていきたいです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

目指す、お仕事と子育てのパラレルHappyに向け、

お仕事面では、
Fit Me Order madeをより世の中に役立つ、社会的意義の高いサービスにしていきたい、と思います。
具体的には、 LGBTの方々や、身体に障がいがある方など、着たいお洋服に出会いづらい方々に、Fit Meの1万円台で叶うフルオーダーメードのお洋服をもっとお届けでき、シアワセのお手伝いができたら、と思っています。

子育て面では、
「子供の成長スピードに追い付こう!私も負けずに成長!」をモットーに、娘と一緒に二人三脚、楽しみながら突き進みたいな、と。
この夏、4歳の娘が、諦めずに頑張って自転車に乗る練習をし、乗れるようになったプロセスを見て、娘を応援しながら、そういえば、わたしは、チャレンジしているのか?スピード感のある成長をしているのか?とふと思い、20年来のペーパードライバー返上に向け、車の運転の練習をスタート。

今度は、娘が私の車の運転の練習を応援してくれています。そんな風に親子で刺激しあいながら成長していけたら、とても嬉しく思います。

最後に、メッセージをお願いします。

「子育ては、親育て。」日々、それを感じながら過ごしています。
子育ては、親を未知の世界に連れていってくれるなぁと。
たとえば、キャンプや、田植え、電動自転車生活・・全て、子供が産まれる前は、私の生活の中に絶対入ってくるはずがなかったものを、いまでは楽しんでいる。

子育てが運んでくる、不条理な出来事の数々に(笑)、本気でイライラすることも、地団駄ふむことも、そして自己嫌悪に陥ることもきっと子育てをしなければ経験しなかったこと。未熟な母(私)に、素敵な成長機会を与えてくれている、子育てに感謝!という気持ちを、忘れないよう、そして、イライラっとする瞬間、自己嫌悪な瞬間に、そんな気持ちを私自身が思い出せるよう、自戒の念をこめて、こちらに記録しておければ、と思います(笑)。

インタビューby 佐藤裕美

2018年10月4日 0 comment
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齋藤明日香さん

今回ご紹介する方は、3人子育て中の時短勤務から事業を提案して子育て関連サービス立ち上げ、子会社社長になった齋藤明日香さん。
以下引用ですが、このような心境のワーママさん、実は少なくないのではないでしょうか? そんな方の背中を押してくれるインタビューです。

目の前の仕事にいっぱいいっぱいな20代、その後、3度の妊娠期や育休復帰という、子<育てとの両立を上手くやれるか不安な中仕事をする時期が続き、自分が本当にやりたいことについてアクションするよりも、与えられた仕事をこなすのみの働き方をしていました。しかし、このままではキャリアは止まったまま年齢だけ進み、与えられると思っていた仕事もなくなってしまう日が来るという危機感を持つようになりました。

齋藤明日香さん

齋藤明日香さん

プロフィール

・氏名:齋藤 明日香

・会社名:株式会社cosoral

・役職名:代表取締役

・職種:WEBディレクター

・簡単な経歴:2006年新卒入社で株式会社ECナビ(現:VOYAGE GROUP)に入社。ポイントサイト「ECナビ」のディレクターとして、企画・運営を担当。その後、アライアンス部門の配属となり、外部提携での新規ウェブサービスやアプリの立ち上げを経験。2018年2月に社内の新規事業プランコンテストで「IT活用による子育て支援事業」を提案し、株式会社cosoralを設立。在職中、3度の育休産休、復帰を経験。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :35歳(1983年生まれ)

・お子様の年齢 :7歳(2011年生まれ)、5歳(2013年生まれ)、2歳(2016年生まれ)

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社cosoralにて、ITを活用した子育て支援事業を運営しております。第1弾として、お子さんが小学校や保育園からもらってくるプリントを整理するためのアプリ「ポスリー」https://info.posly.jp/ を2018年3月にリリースしました。
現在は少数精鋭のチームで運営しているので、私の仕事の内容は、アプリ開発のディレクション、マーケティングからカスタマーサポートなどを一貫して担当しております。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、着替え、メイク
7:20 朝食作りまたは子供たちを起こし着替えを手伝う(朝食作りと、子供の手伝いは日によってパパと分担しています)
7:30 家族五人で朝食
8:00 長女 小学校へ登校
8:20 長男と次女を保育園に送る(パパ担当)
8:20 朝食の片付け、部屋の掃除
8:40 通勤
9:30 出社
16:30 退社
17:30 長女を学童にお迎え
17:50 長男を保育園にお迎え
18:00 次女を保育園にお迎え
18:15 帰宅
18:30 夕飯作り
19:30 子供たちと一緒に夕飯
20:00 子供たちと一緒にお風呂と、長女の宿題フォロー
21:00 絵本の読み聞かせと寝かしつけ

出産して、何が一番変わりましたか?

仕事ができる時間が限られるので、いかに効率よく進めるか、優先順位を常に意識して仕事するようになりました。
プライベートでは、幸せを感じる頻度が多くなった気がします。子供が健康でいてくれるだけでどんなに恵まれているか日々噛み締めています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子育ての実体験から発案したサービスを会社に提案したことで、新会社設立、サービスリリースへと進めることができたことです。今、運営しているアプリ「ポスリー」では、子育てママ向けのアプリのため、自分自身の体験や感じたことをサービスに反映できるのも、楽しいと感じることの一つです。
また育児と仕事を両方していることで、それぞれで大変なことがあったときに、もう片方でネガティブな気持ちを切り替えられることです。

仕事で嫌なことがあっても、3人の子供をバタバタとお迎えしているうちには、そっちの方が大変で、一旦忘れることができます。逆も然りで、育児でストレスが溜まったときにも、仕事でリフレッシュできます。

 

3人の子供たちと

3人の子供たちと

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児では、イヤイヤ期の対応です。3人目のイヤイヤ期ですが、毎度手を焼いています。また小学生の長女の宿題のフォローは、時間がなくて大変です。
仕事では、子供の熱の時、急遽予定を変更したり休まなくてはならないことです。

それをどうやって解決していますか?

イヤイヤ期は、時間があれば、なるべく要求を聞いてあげるようにしています。晴れた日でも長靴を履きたいとか、冬なのにサンダルを履きたいとか、子供ならではのヘンテコな要望やマイブームもなるべく受け入れてます。時間がたつとそのうち終わるので。
宿題のフォローは、早め早めに声がけして促したり、ポジティブな声がけで自立していけるようにしています。
商談などキャンセルしにくい予定は、パパの商談の予定と被らないように事前に予定をお互いで共有し、スケジュールを組んでいます。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、子供とのふれあいの時間を大事にすることです。三人それぞれにハグしたり、抱っこして絵本を読む時間はなるべく毎日とっています。
仕事では、「今できることをする」を大事にしています。事業責任者としてはまだまだできていないことも多く、適任ではないのではと不安になることもありますが、焦っても急には成長できないので、今自分にできることを着実に進めようと心がけています

 

3人子育て中の時短ワークでWEBディレクターをしていた齋藤さん。どうして事業を提案しようと思ったのですか?

新卒当時から自分の発案したサービス(特に女性向け)を立ち上げてみたいという思いがありました。しかし、目の前の仕事にいっぱいいっぱいな20代、その後、3度の妊娠期や育休復帰という、子育てとの両立を上手くやれるか不安な中仕事をする時期が続き、自分が本当にやりたいことについてアクションするよりも、与えられた仕事をこなすのみの働き方をしていました。しかし、このままではキャリアは止まったまま年齢だけ進み、与えられると思っていた仕事もなくなってしまう日が来るという危機感を持つようになりました。そのタイミングで人生やキャリアについて考え、今一番やりたい事として、「子育てを支援する」ような事がしたいと思うようになりました。
これまで仕事で培ったWEBディレクターとしての経験と3人の子育ての経験を活かして、「ITを活用した子育て支援事業」が私ならできると思い、事業提案をすることにしました。

 

事業責任者になり、時短からフルタイムに戻した時の心境や、やりくりを教えてください。

事業責任者になったので事業に責任を持ち進めていくという覚悟でフルタイムに戻しました。しかし、子育ての時間はこれまでと変えたくないので、9:30-16:30の時短勤務という働く時間はこれまでのままにしています。

働く時間を6時間から8時間に戻したところで成果にあまり変わりはないと思っているからこのようにしたのですが、変更から半年経った今、特に問題はないと感じています。

 

提案したサービスについて、なぜ始めようと思ったのか教えてください。

3人の子供がいて、それぞれ通っている学校、保育園が異なるため、それぞれがもらってくるプリントがあって、大事な予定の管理ができず困っていました。特に去年から長女が小学校に入学し、もらってくるプリントの量がさらに増えたことで、これはやり方を考えなくてはと検討し始めました。

他の類似のサービスも使ってみましたが、もっと使いやすいものが作れるのではないかと思い、提案してみました。

 

仕事風景

仕事風景

サービスについて教えてください。今後はどのようなサービスにしていきたいですか?

ポスリー」は、お子さんが小学校や保育園、幼稚園からもらってくるプリントを管理するアプリです。スマホで写真を取るだけで、アプリ内にお子さん別にフォルダ分けして管理できるので、お子さんが複数いる方や、習い事などを複数やっている方は、便利に使っていただけるのではないかと思います。

スマホで管理することで外出先やオフィスでプリントを確認し、仕事のスケジュールとお子さんの予定を調整できる点はワーママの皆さんにオススメです。また、提出物など忘れてはいけない期限や予定も、プッシュ通知の設定で教えてくれます。

9月には家族で共有できる機能をリリースしましたので、夫婦でプリントの内容を簡単に共有することもできます。

今後は、もっと便利に使っていただけるようユーザーの皆さんのご意見を聞きながら機能改善を続けて、たくさんの子育て中のママさんパパさんに使ってもらえるようなアプリにして行きたいです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは、プリント整理アプリ「ポスリー」をたくさんの子育て中のママさんパパさんに使ってもらえるようなアプリにしていくことが目標です。
そして、ポスリー以外にも、子育てをもっと楽にするようなインターネットサービスをどんどん産み出していきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

子供が小さかったり、複数いると、仕事にアクセルを踏みにくく、大きな挑戦に躊躇してしまうこともあるかと思います。以前の私がそうでした。

でも、今しかできないことがあるので、そのタイミングを逃さずに、自分が今やりたいことがみつかったら挑戦してみる方が良いと思います。

心配していたことも、案外どうにかなるものです。仕事すると決めたからには、同じ時間を使って何をするのか。これまでの仕事を続けて変化しないのか。

自分のやりたいことに挑戦してみるのか。悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ後者をおすすめします。

インタビューby 椿

2018年10月3日 0 comment
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今回ご紹介するのは、起業コンサルタントProject F株式会社代表取締役の大東めぐみさん。元々、外資系企業でバリバリ働いていたという大東さん。旦那さまの香港駐在のため退職した後、一転、女性のビジネスを支援をしたい!と起業されました。現在は東京で事業を続けられる中、全国でのセミナー活動や、本の出版(「好きな場所で、好きな時間に、愛される仕事を手に入れる本」2017年9月、「笑顔をふやすだけで年収1500万円」2018年3月出版)などなど勢力的に活動されている大東めぐみさん。その活動の原点や、ご家族とのコミュニケーションの秘密について伺いました!

 

プロフィール

・氏名:大東めぐみ
・会社:Project F株式会社 代表取締役
・職種:女性のビジネス支援 起業コンサルタント
・経歴:大阪大学大学院博士課程終了後、グローバル企業P&Gに研究職として入社し研究開発・マーケティングを担当。
2012年 夫の駐在で香港へ移住。P&Gを退職することに。
2014年 女性のためのコーチングで起業。
2016年 オンライン起業プログラム「Project F(プロジェクトF)」の提供を開始。
2017年 家族で東京へ戻り、「Project F株式会社」を設立し事業を展開。
・居住地:東京
・ご自身の年齢:36歳
・お子様の年齢:5歳(2012年生まれ)
・ワークスタイル:ワークスタイルを自分で自由に決めることができます。
在宅での執筆、セミナー講師、カフェでの打合せやクライアントとのコーチング面談など。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

Project F株式会社では《女性の声が届き、女性が輝ける世界を作る》をミッションとして女性向けの起業支援を行っています。
女性がビジネス力をつけ、自立して自由に生きていくことができるようにするために、Webマーケティングスキルやセルフマネジメントの方法をお伝えし、女性自身の起業プロデュースを行っています。

ビジネススキルを身につけられるようなオンライン・スクールを運営したり、運営しているコミュニティや一般募集を通してセミナーなどを提供したりしています。

お客様は30代の方が多く、ワーキングマザーの方もたくさんいらっしゃいます。家庭と仕事の両立に悩みもっと自由な働き方がないのか、もっと自分らしさを活かして働くことが出来ないか、ライフステージの変化に負けないフレキシブルな働き方はないのかと考え、参加してくださる方が多いです。

運営しているコミュニティの名称は社名と同じ「Project F」。FはFreeのFで、自由に生きたい女性のための起業プログラム&コミュニティになっています。(メンバーは親しみを込めて”プロF”と呼んでくれています)

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

8:00 起床 フレッシュジュースで朝食
9:00 子供を見送る、仕事開始
午前は主に在宅で執筆。メールマガジンの執筆、メール返信、インプットとしての読書。
午後は人と会う仕事が中心。六本木周辺のカフェで行うことも。打合せやオンラインコミュニティのコンテンツ作り、そして、クライアントさんとのセッション(コーチング面談)。
17:00 娘が帰ってきて、一緒に遊ぶ
18:30 家族で夕食
夕食後再度、仕事
24:00 就寝
※在宅の日のスケジュールを記載しましたが、月に1、2回セミナーを行ったり、旅行にもよく出かけています。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

まず、「自分を一番にしなくなった」と思います。
子どもが生まれたことで、自分にとって子どもが一番になりました。みなさんもそうじゃないでしょうか。
違う切り口でいうと、「男と女は絶対的に違う」と実感したことでしょうか。
私は子供が生まれるまで、男女の差はそれほどない、同じだと思っていました。
学校は共学に通っていたし、進学した大学は薬学部だったこともあり男女比は同じくらいでした。会社も同じくらいの男女比だったんですね。

そのため、男だから、とか、女だから、といった男女格差、性別による違いをそこまで感じずに済む環境にいました。

しかし、妊娠中、夫の海外赴任について行くことを決断したことで、結果的に大好きだった仕事を失いました。そして、誰一人知り合いのいない香港で、娘と二人で過ごす日々を味わうことになりました。自分だけが働けなくなって、自分だけで子供をみなくてはいけないという現実に直面することになります。

それまでの自分が思っていた、能力に従ってポジションが与えられる、とか、頑張れば頑張るほど報われる、という考えが通用しないということを突き付けられ、男の人と女の人はどれだけやっても違うんだ、ということに気づかされました。なぜ違うんだろうと悩みました。

子供を授かるということはもちろん幸せなことなんです。ただ、私はこのことがきっかけで社会が隠していた欺瞞を見たと感じました。子どもを産むことにポジティブではない側面があることに憤りを覚えました。

子供を産んだらどれだけやりにくいのか・働きにくいのか、当事者になって気づいたんです。この経験が、一生を女性支援に捧げようと決意した私の活動の原点です。

 

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 今のお仕事にママの目線が役立つことはありますか?

もちろんあります!ママって自然と対処能力が高くなりますよね。子供がいると不可抗力な事がかなり起きます。例えば、台風が来て、いきなり子供の学校が休校することってありますよね。自分ではコントロールできない、次々に起こる事をこなしているうちに、自然と対処能力が高くなります。いい意味で諦めが悪くなるんです。この諦めの悪さ、色々な手段を考えるという考え方は仕事にものすごく役に立っていると感じています。

起業支援のクライアントさんとの関わりの中でもママ目線は役に立っています。起業するためにはクライアントさんに成長してもらうことが必要になりますが、人を無理やり行動させようとすることはできません。クライアントさんには「起業してビジネスでうまく行って欲しい・成果を出して欲しい」と思ってしまうんですが、あれして、これしてと指示してもうまくいかないんです。ご自身が何がしたいのか、ご本人の可能性を信じてあげることがまず必要になります。

この目線は子供に対する親の目線と似ているところがあります。自分の好きにしようとするのではなくて、個性を尊重する。歩みが早い人も遅い人もいます。相手に寄り添っていくこの仕事にママ目線が役に立っています。

 

 育児していて一番大変なことはなんでしたか?また解決したきっかけを教えてください。

娘が0~1歳頃、香港に移住し知り合いもいない中で二人っきりで過ごしていた頃が一番大変でした。今のようにhappyを感じることもできなかったし何か被害者意識やイライラしたところがあったと思います。

抜け出すことができたのは娘が9カ月の頃、思い切って3時間預けてみたのがきっかけです。それまでは小さな子供を預けるなんて母親としてどうなの?と思っていました。でも、思い切って自分の時間を作り、やりたかったことやってみたら、自分の心が満たされて行くのを強く感じました。旦那さんは私に笑顔が戻ったことを喜んでくれ、娘はシッターさんに懐いて楽しそう。誰かに頼っても、誰かに責められたりすることなんてなくて、むしろ周りまで笑顔になったんです。

 

ワーママとして育児をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

「頑張ってお仕事しているママが大好き」と娘が言ってくれるのが本当にhappyです!「パパはとっても優しいから5つ星、ママはお仕事頑張っているから7つ星」なんて言ってくれるんです。仕事を頑張っていて良かったなって幸せになりますね。娘がそう言ってくれるのは実は旦那さんが子供に声かけをしてくれているから。旦那さんが私の仕事について「ママがお仕事頑張ってくれるから、うちはハッピーなんだよ」って伝えてくれているんですね。家族と過ごせることそのものがhappyです。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

一般的に家事分担の議論は共働きの余力の中で夫婦がどう分担するのかという議論になっていると思いますが、個人的には家事・育児と仕事の「両立」を目指さなくていいのではないかと考えています。どういうことかというと積極的にアウトソーシングを活用すると言うことです。「分担」と聞くとどちらかが無理をしたり不満を抱えるイメージがありませんか? 家事分担をして両立しようとして、ストレスを抱えていたら逆に家の中がぎくしゃくしませんか? 私の場合はベビーシッターさんや家事代行を利用しています。香港に住んでいたときは住み込みのシッターさんに随分助けてもらいました。(旦那さんがシッターさんにきてもらおうって提案してくれたんですよ!)

こうやってアウトソーシングすることによって夫婦仲はとても良いですし(時々デートします)さらに色々な人に遊んでもらえる事で娘も幸せそうですよ。私もストレスが無いのでいつも笑っていられます。もちろんこの考え方は私個人のもので、全ての人がこのように出来ないのはわかっています。ただ、闇雲に家事・育児・仕事全てを両立しようとするのは大変なことです。もしストレスだと感じているのであれば、何かを変えなければいけないですよね。勇気を出して一度アウトソーシングしてみてください。

 

お話を伺っていると旦那さんと素敵なパートナーシップを築かれているようです。ズバリ秘訣はなんでしょうか?

旦那さんがいい人だからです!旦那さんを信頼しているし、尊敬しています。・・・これだけだと答えになっていないですね(笑)

秘訣を一言で言うと「感謝すること」でしょうか。感謝するだなんて、当たり前と思われるかもしれませんが、私のところにきてくださるクライアントさんの中にも、素直に感謝なんてできないという人は意外にも多くいます。思うに、特にワーママの皆さんは色々なことを、やりたくないことを含めて頑張りすぎているのではないでしょうか。頑張りすぎていて当たり前のことができなくなってしまっているのではないかなと感じています。本当はやりたくないことに気づいて、それをやりたくないって旦那さんに伝えることができたら、ポジティブなエネルギーが湧いてきて、感謝を伝えられるようになると思います。夫婦は家族を育てて行く同志で、友人で、一番の仲間でもあります。だからこそ旦那さんとはよく話をして、感謝する、これが秘訣ではないでしょうか。

 

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仕事のhappyエピソードについても教えてください!

クライアントさんが人生を変えていく、その変化を見ることがhappyですね。どんどん仕事が成功したり、家族仲が良くなったり。私自身この仕事は社会に変化を起こしたくてやっているので、クライアントさんが変化を起こしているところ見るのは嬉しいものです。だからこそ、私は今後もたくさんの人と関わって行くと思います。

 

 運営されるコミュニティにはどのような方々が集まっているのでしょうか?

私のところに来てくださるクライアントさんはそれぞれご自身の才能を見つけ、それを生かして活躍されています。例えば、キャリアコンサルタントやネットショップオーナー、婚活コーチなど、本当に様々な方面で才能を発揮されています。ご自身の講座をもったり、コミュニティを作られたりと、自由になって成功していく人がたくさんプロジェクトFにはいます。「みんなで旅行に行こう!」そういったらみんなすぐに集まってくれる、そんなコミュニティです。

 

 それでは、仕事での一番大変だと感じていることを教えてください

女性の自立を目標としているので、私の考えを一人でも多くの人に届けたいと願っていますが、想いを伝えることがそんなに簡単なことじゃないということが一番でしょうか。まだまだ古い常識や価値観、世代間の考え方の違いが多くあり、そこを乗り越えて多くの女性に想いを伝えて行くのが難しいと感じています。

壁を乗り越えるための裏技はなくて、愚直に続けて行くしかないと感じています。私の場合だと本や、ブログ記事、メールレターに思いを込めて伝えていくということを地道に続けています。もちろん、愚直にやると言っても小さなことが積み重なって大きな差になるので、人より密度濃くやるのも大切です。人が1のところを1.5やってみる、人が1日10回のところを20回やってみる…少しでも進めたいと思いますし、いつも焦っているかもしれません。

 

「焦り」と聞くと大変そうなイメージがありますが

私には成し遂げたい夢があるので、このストレスは乗り越えるべきだと思っています。少しでもやりたくないこと、意味のない時間を減らし、自分にとって楽しくて好きでやりたくて夢に向かっていて、、という時間を増やして行きたいと考えていますよ!

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・自己肯定感と好奇心。愛しているを伝える、彼女のやりたいことをなんでもやらせて、興味の芽を摘まない。これを一番大事にしています。毎日寝るときに娘に「あなたのこういうところとこういうところが好きだよ、大好きだよ」って伝えています! 幸せが循環しますよ。

・仕事では・・・私にあるのはノリと勢い、実行力です。逆にいうと計画性や戦略性など、足りないものもたくさんあります。だから、自分の弱いところを補い合ってくれる人と仕事をする、ということも大事にしています。私のノリと勢いを形にしてくれるメンバーと仕事をしたいなと思っていますし、いつの間にか周りに補ってくれるメンバーが集まってくれています。

 

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 これからの目標を教えてください。

・育児では・・・娘が自分自身の好奇心をたくさん持って色々な分野に挑戦して行く人になって欲しいと考えています。興味がありそうなことはなんでもやらせてあげたいと思っていますし、娘が楽しそうで好きそうなものを続けさせてあげたいと考えています。

・仕事では・・・現在運営しているコミュニティ「Project F」をもっともっと活発にして、たくさんの自立した輝ける女性を輩出したい、社会に変化を与えたいと思っています!

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。ワーママの皆さん、頑張りすぎないで自分を大切にしましょう。責任感や義務感から本当はやりたくないことやっているなら思い切ってやめて、自分にとって楽しくてやりたいことをどんどん一緒に挑戦しましょう。ワクワクした気持ちや幸せな気持ちを周りに伝え、愛される循環を作っていきましょうね!

 

 インタビュー:中村美沙子、構成:柴田広夢

2018年8月2日 0 comment
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今回ご紹介するのは、ニューヨークで幼児教育のスタートアップを立ち上げ、経営する中澤英子さん。
元々はソニーでお仕事をしていた中澤さんがなぜアメリカで起業することになったのか?!
また教育熱心なママが多いというニューヨークでの最新の子育て事情についても伺いました!

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プロフィール

・氏名:中澤英子 (なかざわえいこ)
・会社名:Dearest, Inc
・職種:Founder & CEO
・簡単な経歴:慶應義塾大学法学部卒業後、ソニー(株)に入社し、営業、海外マーケティング、海外新規事業立ち上げなどを経て、スタンフォード大学にて経営学修士を取得。2011年にニューヨークのソニーアメリカに赴任。2015年にダイニングアプリの会社をコロンビア大学のインキュベーターで起業。2016年12月にDearestを起業。
・居住地:アメリカ、ニューヨーク
・お子様の年齢:2歳半
・ワークスタイル:フルタイム

 

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

Dearest (www.dearest.io)という幼児教育のスタートアップをニューヨークで経営しています。0−8歳児を対象に、幼児教育に特化した少人数制のクラスや保育を提供しています。現在約300人の先生達とともにマンハッタンで暮らすご家庭をサポートしています。また、データや最先端の研究を活用し、子供達が将来活躍する際に必要となる力を育成していくことを目標にしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

8:30  息子と同じ年齢のフランス人の女の子と、先生兼保育士さんが家に到着するのを待ち、出社。
保育士さんが、2人を公園、図書館、美術館などに連れて行ってくれます。また、Dearestの音楽、アート、幼児教育の専門家の先生が家に来てクラスを開き、その際には近くに住むお友達も参加しています。

9:00 オフィスに到着。
小さなスタートアップなので、マーケティング、開発、営業、人事、財務、経理まで、ほぼ全ての活動にハンズオンで関与しています。また、関係者が多く、スタッフ、先生達、社外のメンター、投資家、提携会社の方々と打ち合わせをしている間に1日が終わります。

19:00頃 帰宅。(イベントや会食がない場合)
夜は可能な限り家族みんなでご飯を食べ、子供と本を読んだり遊んだりしてからお風呂に入れて、寝かせます。その後、残った仕事を片付け、就寝というスケジュールです。

 

 出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

今まで以上に機会損失を意識するようになりました。子供との時間は私にとって大切なものであり、敢えてその時間を別のことに使うのであれば、自分にとって意義のあること、大きな価値を生み出すこと、本当にやりたいことに割きたいという気持ちが強くなりました。

 

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ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

今は、夫の方が家事と育児の負担が大きいと思います。子供がいるライフステージで起業をするということは、家族全員に負担がかかることであり、夫の理解と助けが不可欠だと考えています。夫は、資産運用の仕事をしていて、最近も出版http://www.tomonakazawa.com/book.htmlしており、彼も仕事と家庭の両立に日々奮闘しています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

海外から移住したばかりで、子供が幼稚園に馴染めず苦労していた母親から相談を受けました。先生達と相談し、その子に合ったプログラムを提供したところ、徐々に自分に自信を持ち、楽しんで幼稚園に通うようになりました。その母親からは、心のこもった感謝のメールを頂き、社内で共有したところ、その内容に涙するメンバーもいました。起業家ワーママとして、育児と仕事を両立するのは本当に大変です。それでも、こういった形で一人一人の子供にインパクトを与えることができる今の仕事に、大きなやりがいと手応えを感じています。

 

 育児&仕事をしていて一番大変なことは?

どうしても子供と過ごす時間が限られてしまうので、色々な場面で罪悪感を感じることがあります。息子は、人前でシャイになってしまうことが多く、自分が注ぐ愛情が足りないからなのではないかと悩んだこともあります。生後5年間で、脳の9割が形成されるという研究もあり、自分がしてあげられていないことばかりに目が行きがちです。また、それが仕事で成果を出さなければいけないというプレッシャーにもなっていると思います。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

アメリカでは、Mother’s Guilt(母親の罪悪感)という言葉がよく使われます。様々なライフスタイルのママ友の話を聞いていても、それぞれが自分なりの罪悪感と戦っているのだと感じます。おそらく愛情が深いからこそ、「もっとしてあげたい」という気持ちが強くなるのだと思います。それを理解した上で、出来なかったことに執着せず、一緒にできたことや息子の成長などポジティブな面に目を向けるように心がけています。

息子が大人になる未来には、技術の進化により、人間に求められるスキルが大幅に変化すると考えています。そこで、機械にはできない価値を生み出していくためには、リスクをとって新しいことに挑戦したり失敗を乗り越えていく強さが不可欠になると思います。そんな中、息子にとってはポジティブ思考を持ったチャレンジャーママでいたいと思っています。

 

子育てをしながらNYで起業するというのはとてもハードルが高く感じてしまうのですが、大手企業を辞めて起業するに至ったきっかけ、経緯について教えてください。

ソニーでは、やりがいのある仕事を任せていただいていたので、不満はありませんでした。ただ、社内の留学制度でスタンフォードの大学院に行き、ゼロから新しい事業を創り上げている起業家達に出逢い、いつか自分も起業したいという気持ちが芽生えていました。留学後、ニューヨークに赴任し、その思いを実現すべく、現地の友人と一緒に週末を使ってビジネスプランを練っていたところ、コロンビア大学のインキュベーターに選ばれました。散々悩みましたが、起業したいという思いが勝り、辞める決意をしました。1社目は、レストランアプリの会社でした。あまりうまくいかず、ビジネスモデルのピボットを考えていた時期に息子が生まれました。生まれてすぐに預ける先が必要だったのですが、ニューヨークでのデイケアやナニーの質に愕然とし、自分のように働き続けたい親達が安心して預けられる、幼児教育の専門家達を集めたサービスが必要だと考えました。調査を重ねた結果、大きなビジネスチャンスにもなると確信し、2社目のDearestを一人で起業しました。

 

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教育熱心なニューヨークのママ達が今特に高い関心を持っていることは何だと思いますか。

特に熱心な親達の間では、今まで人気があったモンテッソリーやレッジョのような伝統的なアプローチから、子供の興味を中心にした学び方を尊重するプログレッシブなアプローチにシフトしていると思います。興味を持ったことについて調べたり、問題を提起して解決方法をデザインしたりするためのスキルの育成、マインドフルネスやグロースマインドセット等への関心も高まっています。

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

幼児教育の仕事をしていて、改めて、子供達の個性の強さ、そして学び方や興味の持ち方の幅広さを実感しています。忙しく働きながら子育てをする過程で、私も含め、他の人と比較して焦ることや罪悪感を持つワーママは多いと思います。しかし、幼児期には、平均値をとった尺度はあまり意味を持たず、一人一人に最適な学び方やペースがあると考えます。また、働くママだからこそ子供にしてあげられていることも沢山あると思います。アメリカでは、小さい頃にワーママに育てられた娘の方が、そうでない女性よりも仕事の収入と地位が高いという興味深い研究結果も発表されています。男女平等に近づく未来に向けて、日々仕事と家庭を両立しているワーママの皆様に刺激を受けながら頑張っていきたいと思っています。

また、ニューヨークにお越しの際、ベビーシッティングやクラスにご興味がありましたら、お気軽にこちら(eiko@dearest.io)にメールください。ワーママトークをさせて頂けるのを楽しみにしております。

 

インタビュー:小泉加奈子、構成:柴田広夢

2018年7月4日 0 comment
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今回ご紹介するのは、Webディレクターとして活躍しながら、2012年に起業家ママを応援するWebサイト「ママントレ」を設立し、様々な起業家ママを紹介してきた関西のパワーママ、須澤美佳さん。
2014年には、就業意欲が高いママと企業をマッチングする「エリアマイスター」も開始し、この7月に法人化もされました。

ママの働き方は、もっといろいろあっていい」という想いから、働きたいママをサポートするため日々奮闘している須澤さんのインタビューをぜひご覧ください!

 

プロフィール

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・氏名:須澤美佳

・会社名:株式会社ママントレ

・役職名:代表取締役

・職種:Web制作、人材紹介(2017年1月~)

・居住地:兵庫県芦屋市

・ご自身の年齢 :39歳

・お子様の年齢 :9歳

・ワークスタイル:会社経営

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

もともと人事系のSEとして従事していましたが、妊娠トラブルを機に退職。

出産後は、パート・派遣などを経て2011年にWebデザイナーとして独立。

「起業を働き方の選択肢としてもっと広めたい」との想いから、2012年には「ママの起業を応援するママントレ」を設立。Webサイトでの情報発信のほか、ITが苦手なママ向けのセミナーや個別指導などを積極的に行ってきました。

2014年11月からは、就業意欲が高いママと企業をマッチングする「エリアマイスター」を開始。在宅ワークをはじめとした主婦ならではの仕事が話題を呼び、近畿経済産業局主催女性起業家応援プロジェクト「LED関西」第一回ファイナリストに選出されたほか、メディア掲載も多数。現在阪神間を中心に約230名の方が登録。ハイスキルなママと企業をつなぐ仕事を創出。多くの方にご活躍いただいています。

ただ仕事を紹介するだけではなく、最近では11月にオープンした事務所で交流会やスキルアップの勉強会なども積極的に開催しています。

2016年7月に法人化。2017年1月には有料職業紹介の許可も取得し、さらに活動の幅を広げていく予定です。

 

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・あなたの街のエリアマイスター

https://areameister.jp/

 

・在宅ワークセミナー@JUSO Coworking

2016年11月25日(金)「フリーランスそれぞれの働き方」トークショー

2016年12月16日(金)「フリーランスを始めるにあたって知っておくべきこと」

 

・エリアマイスター無料登録相談会

毎月第二木曜日10:00~12:00

https://areameister.jp/event/soudankai/

 

・エリアマイスター交流会

毎月第三木曜日10:00~12:00

https://areameister.jp/event/meeting/

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床/朝食

7:30 家事をしながらメール・メッセージ返信等

10:00 打ち合わせ

17:00 帰宅/夕食準備等

18:00 娘習い事お迎え

19:00 夕食・家事・風呂

21:30 娘就寝/休憩(テレビ等)

22:30 仕事(※頭を使う系のお仕事はたいていこの時間)

24:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

子どもを通じて地域とのつながりができたこと。

出産前は仕事ばかりで、家と会社の往復の毎日だったのですが。

出産してからは、つながりを求めて子育てサークルに参加したりしているうちに、地域とのつながりが一気に増えました。

「ママ友」「仕事相手」の域を超えた友人もたくさんできましたし、今まで見えてなかったことをたくさん知ることができ、だんだんと「自分が住む場所」に興味が湧いてきました。

自分の今の活動(エリアマイスター)も、子どもがいて地域とのつながりができたからこそ。そういう意味でもきっかけを作ってくれた子どもに感謝しています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

以前にワーキングマザーの子どもたちを集めて「働く母、ぶっちゃけどう思う?」という座談会をしたことがあるんですが。

「いつも寂しいとか言われちゃうのかな・・・」と親たちが不安に思う中、みんな声を揃えて「僕も、私も将来働きたい!」と。

子どもたちはしっかり見てくれてるんだな~とうれしくなりました。

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

小学校に入ってから一番大変だと感じるのは、時間のやりくり。

学校行事は平日昼間でも否応なしに入ってくるし、習い事の送迎なども必要に。また台風による休校になるときなど、臨機応変な対応が必要なケースも多く、そのたびに頭を悩ませています。

また期限が決まっている仕事が多いため、納品前などは家事や子どもの宿題を見る時間等が全く取れないことも。

 

それをどうやって解決していますか?

娘が小学校に上がるタイミングで夫が出張の鮨職人として独立したのもあり、いつも夫婦で相談しながら、「できる方がやる」という形をとっています。

おかげで夫とはチームのような関係に。

それでもできないことは、どうしてもやらなければならないこと以外は「まあいいか」とあきらめます(特に家事)

 

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も共通していて「人と比べず、個性を大事にする」ということです。

以前は他の人と比べて、「どうして私は・・・」「どうしてうちの子は・・・」と思ってしまうことも多かったのですが。

「人と比べても仕方ない」と思うようになってからは、気が楽になったのはもちろんのこと、自分の強みも見つけることができて、仕事の幅もグンと広がった気がします。そして子どもも自由になったからか、そのときからもともと好きだった絵の才能を発揮し始めました。

発想も自由なので、いつも笑いを提供してくれるだけでなく、「こういう発想もあったか!」といった気づきも多く、仕事にもいい影響を与えてくれているような気がします。

ただたまに個性的すぎて、きちんと学校生活を送れているのだろうか・・とヒヤヒヤすることもありますが(苦笑)

 

 

立ち上げて、さまざまな女性と関わった経験から、女性の活動を認めてもらうには、女性にどのような意識が必要だと思いますか?また、そのために社会はどのように変わる必要がありますか?

 

今、女性活躍推進として行政や企業がさまざまな取り組みを行っていますが、中には違和感を感じるものも正直ありますよね。

でも与えてもらう機会を待ったり、与えてもらったものを批判するだけではなく、女性自身もしっかりと学び、それに対して提案していくことが大事だと考えています。

また「ママだから」というのを言い訳にしない姿勢と感謝の気持ちを持っておくのも大事だと日々の活動の中で感じています。

 

あとは「社会が変わる」というところでいうと、“男性の家庭進出”がもっと進めば、相互理解も進み、働きやすい社会が実現できるのではないでしょうか。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

ブランク、待機児童、年齢、条件・・・女性の再就職にはいくつもの壁があります。

そこで「私はもう働けない」と諦めてしまう方も多いのですが。

そんなのあまりにももったいないと思うし、エリアマイスターの活動の中で「私のスキルがこういうところでも活かせるんだ!」と気づき、自信を取り戻す方を何人も見てきました。

家族以外の誰かに必要とされることで、自信もつく。

そしてママがイキイキすると、家族も笑顔になる。

ママが稼ぐと、おかずが一品増えたり「ごほうび」が増えて、もっと経済が活性化する。

 

私にできることは、その一歩を踏み出すためのきっかけづくりだと思っています。

 

ライフスタイルが変わっても、自分のスキルを活かしてイキイキ働ける。

そんな働き方をスタンダードにしていく。それを若い世代や自分たちの子どもの未来につなげていくことが私の目標であり、実現のためにこれからも発信し続けていきます。

 

 

最後に、メッセージをお願いします。

これまでたくさんの仕事に悩む女性に出会ってきましたが、多いのが「やりたいことが見つからない」という声。

「好きを仕事にしよう」というフレーズもよく聞きますが。

私はやりたいことは無理矢理見つけなくてもいいと思っています。

きっと動いているうちにおのずと見つかるものだと思うし、実際動いてみてわかることも多いから。

実は私自身も独立した当初はやりたいことがなくて、ただがむしゃらに目の前にあることをこなす日々でした。

これからやりたいことを探すよりも、今できることを活かしてほしい。

エリアマイスターにはそんな想いが詰まっています。

だからこそエリアマイスターでは、働き方に悩む人にまずは「自分に何ができるかな?」を探すお手伝いをしたいと考えています。

相談会や登録会、勉強会なども開催していますので、ぜひお気軽にご参加くださいね!

http://areameister.jp

 

 

2016年11月17日 0 comment
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産後ママに好評の出張整体

今回のインタビューは、体に不調の起きやすいプレママ・産後ママが整体を受けることができる託児付きサロン、出張サービス事業を展開する山本亜希子さん。

山本さんはご自身の辛いご経験から同じような状況にいるママ達を元気にしたいと一念発起し、起業されます。たった一人で始められた前例のないプレママ、ママ専用整体は、ママ達の口コミで広がり、スタッフが増えた現在でも2ヶ月待ちの人気に。

山本さんの施術と同じように、ひたむきなママと赤ちゃんへの愛に溢れたインタビューです。(菅谷)

 

産後ママに好評の出張整体

産後ママに好評の出張整体

 

 

プロフィール

・氏名:   山本 亜希子

・肩書:マタニティセラピスト、NPO法人日本マタニティ整体協会理事、日本マタニティ整体スクール東京校講師、Mama’s body salon代表

・簡単な経歴:化粧品販売から一転、2人目妊娠中に起業を決意、働きながら学校へ通いMama’s body salon設立、NPO 法人日本マタニティ整体協会理事に就任、日本マタニティ整体スクール東京校開校

・居住地:品川区

・ご自身の年齢 :32歳

・お子様の年齢 :8歳、6歳、1歳

・ワークスタイル:自営業

NPO法人日本マタニティ整体協会認定
   Mama’s body salon

HP:http://www.mamas-body.net/
Facebook:https://www.facebook.com/
ブログ:http://ameblo.jp/mamasbody/

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

【産前産後の引きごもりがちなママの背中を押したい!身体も心も楽になってほしい!】という思いで以下の活動をしてます。

Mama’s body salonの運営

外出が難しい産前産後ママのご自宅、産院へ出張整体、スタッフ皆で駆け回ってます。

不動前隠れ家サロンでは保育士による託児サービスも実施。

毎日赤ちゃんの声で満たされています。

日本マタニティ整体スクール講師活動

産前産後ケアについて各地から学びに来られる方へ妊娠中の身体の事から産後のエクササイズ方までお伝えしています。

NPO法人日本マタニティ整体協会理事活動

全国のマタニティ整体店運営サポート

「ママと赤ちゃんに優しい抱っこ紐の使い方」レクチャー

アトレ、ららぽーと、品川子育てメッセ、大田子育てメッセなどでお話しさせていただいています。

スマイリングベビーでのコラム執筆

優しい抱っこ紐の使い方をレクチャ

優しい抱っこ紐の使い方をレクチャ

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床、家事、朝食

8:00 主人と子供3人の見送り

8:30 パソコンチェック

9:30 開店準備

10:00 サロンオープン

12:00  昼食

18:00 サロンクローズ

18:30 別々の保育園へお迎え

           スーパーへ買い物

19:30 夕食、入浴、団らん

21:30 子供達就寝

22:00 パソコンチェック

22:30 ドラマ鑑賞

00:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

生き方が変わりました。妊娠する度に色々な事に気づかされました。

第一子の時はまず体型が変わり服が着れなくなりました。オシャレしたい気持ちもなくなってしまい、女性として自身喪失。

また、いつ泣いてしまうかが気になり周りの目も怖くなり引きこもるようになりました。

第二子の時は楽しく子育てしたい!前の自分みたいなママ達の為に動きたい!思い立ちました。

第三子の時は産前産後ケアの大切さを再確認でき仕事も母としてもパワーアップする事ができました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子供の将来の夢が、「マッサージする人!」だった時。

楽しく仕事していることが伝わっていたのだと凄く嬉しかったです。

第2子ご出産後に整体の勉強を開始され、起業されたとのこと。きっかけはなんだったのでしょうか。

第二子妊娠中に身体の不調を感じた時、妊婦を受け入れてくれる店がなかった事、第一子の産後引きこもっていた経験が独立起業のきっかけでした。

サロンで安心して施術を受けられるよう託児も

サロンで安心して施術を受けられるよう託児も

 

起業から5年。セラピストも増え、託児付きサービスやヨガレッスンとサービスを順調に拡張されています。これまで経営は順調だったのでしょうか?また経営者として大切にされていることはなんですか。 

起業当初はまだ信頼もないサロンだったので難しかったです。ですがステキな優しいお客様に恵まれあっという間に口コミで広がりました。

起業3ヶ月で予約パンクになり予約の取れないサロンとなり今も予約は常に2ヶ月待ちの状況です。

経営者として大切にしていることは、「自分の想いを曲げないこと」です。

5年間いろいろな事がありました。

甘い誘惑、企業からのオファー、ラジオ出演、TV出演等。でも納得できない仕事はしない事に決めています。

Mama’s body salonを立ち上げた時の初心の心を忘れない。

スタッフ皆が楽しく仕事ができるよう何が必要か常に考える事も忘れない。

夢は壮大にもつ。それを伝える!

整体サロンですが施術後はお客様もスタッフも楽しかったと笑顔がこぼれるサロン。ずっと作っていきたいのです!

一緒に頑張る仲間たち

一緒に頑張る仲間たち

 

育児&仕事をしていて大変なことは何ですか?そしてそれをどうやって解決していますか?

・大変な事は、限られた時間の中で両方をしっかりこなす事。両方を完璧にこなせる日は少ないです。

・なので1人で完璧を目指そうと思わない事。

育児でも仕事でも周りの人達を信頼して助けを求める事!

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も沢山愛を注ぐ事!

今後の目標やプランを教えて下さい!

育児では女も男も3人共が強い子になってほしい。(精神面でも体力面でも)

あとは楽しく笑ってくれていたらそれでいいです。

仕事では今後は区との連携や産院との連携を考えています。

23区に1店舗ずつサロンを増やし、拡大。そしてスタッフ皆が育児と仕事どちらも楽しくて安心して働けるサロンを持ち続けたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

引きこもりだった私が、まさかサロンを作りスタッフを沢山抱えるとは昔の私では全く想像もつきませんでした。初めての転職だったので主人からも母からも反対されましたが、何日も熱弁し納得してもらいました。何かをやりたいと思った事が産まれて初めてだったんです。

天職に出会えたのは妊娠出産をし母になったからです。

きっかけをくれた子供達に感謝し、育児や家事を支えてくれている主人、義理母、母に感謝しています。

ある日ふと思い立ち身体が動いてしまうのであれば天職かもしれません♡

母になってからでも気持ちがあれば、いつでも挑戦できるはずです!

ありがとうございました。

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2016年10月28日 0 comment
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今回のインタビューは、経営コンサルタント(中小企業診断士)の小紫恵美子さん!

主婦を経て、お子様二人が幼稚園生の時に経営コンサルタントとして独立された小紫さん。今では全国を飛び回り多忙な日々を送っていらっしゃいます。その中での家庭とプライベートとのバランスの取り方、そして周りが絶賛される情報収集スキルについて伺いましたが、すぐに実践できることばかりで必見です!また、現在は11歳と13歳のお子様のママとなった小紫さんからの力強いメッセージには、多くのワーママがほっと心が安心して力が湧いてくるはず。文中の記事( 日本は「良いお母さん」のレベルが高すぎる。 )も併せてぜひご覧ください。(千田)

 

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2016年10月10日 0 comment
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今回のインタビューは、フットケアサロンを経営する西谷裕子さん!

大学生時代の留学先で英国式リフレクソロジーに感銘を受け、日本でフットケアサロンを開業してから今年で18周年。これだけ長く愛されるサロンを経営されている方はどんな方なのだろう?!と興味を持ちインタビューをさせていただきました。インタビューお読みいただくと分かると思いますが、西谷社長の飾らない経営方法やマインドをあますことなくお話しいただいています。ハッと気づかされ、元気が出ること間違いなし!(千田)

 

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2016年9月20日 0 comment
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集合写真

皆さまこんにちは!

2016年2月13日(土)に関西支部では「パワーママカフェ」を実施しました!

集合写真

 

 

「パワーママカフェ」はパワーママゲストをお迎えし、カフェでケーキとお茶をいただきながらフリーディスカッションをするカジュアルなイベントです。

 

今回のゲストは昨年末に「『悩み』と向き合える女性は、うまくいく」を出版されたリトルムーンインターナショナルの文美月(ぶん みつき)さん。今回はそんな文さんへの公開インタビューも兼ね、起業を決心した経緯から、失敗談、成功までの道のりや、育児と仕事の両立のポイントや子供との向き合い方に至るまで、盛りだくさんの内容で伺ってきました!

2016年2月19日 0 comment
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今回のインタビューは、陶磁器上絵付け用の転写紙通販サイト「転写紙.com」の運営をする株式会社サムヒルズ代表取締役CEOの坂和香織さん!

専業主婦を思い描いていたところ、偶然「ビビッときた」というポーセラーツの世界に飛び込み、今や日本最大級の転写紙通販サイトを運営している坂和さん。「好きなこと」から独立までジャンプする秘訣と、坂和さんが大事にされているポリシーなどを伺いました!(千田)

 

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2015年10月29日 0 comment
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お子さんたちとカンパーイ!

今回のパワーママインタビューは知識ナシ、経験ナシから男性の多い業界へ飛び込み、家業を継いで会社経営される境順子さん。最近では家業のある大学生に事業継承についてお話されることもあり、ご自身の経験や学びを伝える機会も持っておられます。
「組織も家族もチームであることを意識している」という境さんがどのような思いで仕事や子育てに向き合っておられるのかを伺いました。

境 順子さん

境 順子さん

ご自身について教えてください。

・氏名:境 順子
・会社名・職種:株式会社 マスコール 代表取締役社長 (高圧ガス製造販売業)
・簡単な経歴:
女子高、女子大を出て産業ガスメーカーに入社。その後、自身が遣り甲斐を感じるアパレル関係で非正規社員にて働き始めたが、家業で人材不足だという父の声に、26歳で親孝行のつもりで家業である高圧ガス製造販売会社の医療部門に入社し、病院や肺疾患などの患者様へ在宅酸素療法のフォロー営業をしはじめる。その中で会社の経営状況が良くないことがわかり、家業の難しさと家族としての責任を感じて、30歳で常務取締役として会社の根幹である産業ガス事業に入る。翌年、3兄弟の末娘ながら、業界専門知識、社員との信頼関係、経営ノウハウもほぼ持っていないまま危機感だけで事業承継し代表取締役に就任。その後、結婚、2男児を出産、無いものづくしで継いだ家業も育児も体当たりの連続で9年目、現在も無知と向き合い続けながら、男性中心の業界で数少ない女性社長して、日々奮闘中。
・居住地:大阪市
・ご自身の年齢 39歳
・お子様の年齢 5歳、2歳
・ワークスタイル フルタイム(会社経営)

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

高圧ガスというとイメージしにくいかもしれませんが、病院での吸引用の酸素、お菓子の袋などが膨らんでいるのは酸化防止の窒素、炭酸温泉用の炭酸、とガスの用途は広く身近なものです。私は、そのようなガスを自社充填工場で用途に合わせて容器に小分けし配送販売し、お客様のガスの使用環境や機材設備などの保守や提供などトータルにご支援している、という会社の経営管理をしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

AM4時    自分時間(メールチェック、仕事の調整、家事の残り、自己研鑽の時間)
AM7時    朝食、保育園準備
AM8時 仕事準備(保育園への送迎は夫)
AM9時 仕事開始
PM6時 退社時間
PM7時 保育園お迎え、夕食買い物
PM8時   食事、お風呂、片付け、洗濯
PM9時45分 寝かしつけ(絵本や一日にあったことを話しながら一緒に寝ることが多い)

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

仕事が精一杯に大事だったところで、出産して小さな家族がとても大事になりました。そのふたつをなんとか大切にしようとする場合、私の場合はけっこう睡眠も大事だと気づいて、出来るだけ6時間は寝るようにしています。また、限られた時間の中で工夫は悩むところですが、今まで大切だと思ってきた細かなこだわりや習慣、価値観はずいぶん変わった気がします。(例えば、服や靴は好きで雑誌を見たりウィンドーショッピングしたりする時間が至福だったのですが、今はどちらも一切せず買い物は必要な時にほぼネット購買です。試着もせず買うなんて昔ではあり得ませんが、やってみると失敗もしますが気になりません(笑))時間に迫られて見直すたびに今までのこだわりが削げていって、案外こだわりが少ないことに気づき自分で驚いています(笑)

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

家事や育児の明確な分担はしていません。夫は結婚前から起業していて仕事時間を大事にしているので、普段は朝方になることも多く、その中で家事や育児を役割で分担してもらおうとすると、家庭内がかえってギクシャクしてしまって…(笑) それから、夫には「普段はできる時に出来ることをしてもらう」「困った時は協力してもらう」というスタイルです。次男が生れてからは、物理的に困ることも多くなり、溜まっている洗い物やごみ捨て、子ども服の洗濯なども気づいたら進んでやってくれるようなりました。また、3歳になった長男とのコミュニケーション時間にしたいと保育園の朝の送りを夫から申し出てくれました。子ども達に関わる分だけ夫もできる事が増え、子どもをお風呂に入れることもできるようになり、今はずいぶん助けてもらっています。そして、子ども達も嬉しそうだし夫自身も父としての役割を楽しんでいるように見え、私もそんな家族の変化が嬉しいです。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

私は、仕事を考えだしたらずっと頭が仕事のことばかりになり気持ちの切り替えが下手だったのが、保育園のお迎えと同時にその思考は見事に強制終了させられます(笑) 真っ直ぐに向かってくる子ども達の前では片手間な想いは通用しないことを教えられます。気持ちにメリハリをつけ「限られた時間の今を大切にして向き合う」という大切な事を教わっているなぁと思います。

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

毎日の時間のやりくりが大変に感じることは多いです。特に、子ども達の成長のサポートや私自分の挑戦の時間など、実際やってみると時間が足りなかった時に焦ったりイライラしてしまうことがあります。 緊急の体調不良やアクシデントではないけど今重要だと感じる投資時間に対して、自分で時間を捻出できない時、実家の親や夫も可能な限り協力してくれますが、これから家族それぞれの挑戦の時間や親の体調などを考えると戸惑いもあり、将来的にはいざという時にために家族以外でサポートしてもらえるような外部の体制(家事代行やベビーシッターなど)も、先輩ワーママ達に教えてもらいながら考えていこうかと思っています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

基本的には、いろいろな人から学ぶことと、気づきから主体的に変化していくことは大事にしています。でも最近、私のせっかちなところで気づきがありました(笑) 何かとすぐ早く決断しなきゃ、解決しなくちゃ、って焦ってしまうところがあり、失敗もしています。だから、組織も家族もチームだと意識しておくことを今一番大事にしています。チームとして共有したり共感したりする時間を丁寧に持つことで、部下に決断を任せて自己実現を支援できる上司でいたい、子ども達の自立や成長を信じて応援できる母でいたい、というところに近づけるよう意識的に頑張っています。「反応ではなく対応を」を戒めに、私の中の忍耐力を鍛え信頼の心を育てていきたいと思っています。

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男性中心の業界の中に自ら入ろうと思ったきっかけはありましたか?また入られてからご苦労されたことや良かった!ということがあれば教えてください。

事業を継ぐと決めた際は、経営状況が良くなかった危機感からだけであまり他を想像できませんでした。後に、男性中心業界で「女に何ができるの?」などの言葉に徐々に意識するようになりました。業界でリーマンショックの影響が出だした頃、潮目が変化し、社会全体が「今までと違う感覚」を求めた結果、興味を持っていただいたのかもしれません、話かけてくださることが増えました。そういう意味では、未曾有のリーマンショックは私にとっては悪いばかりではありませんでした。また、そこから業界組織内での異質の有効性にも興味を持ち、ワークライフバランスコンサルタントの資格を取得し、組織の在り方について勉強しています。その中で、色々な業界でのケースと、多くの素敵なワーママとのつながりができ、元気と勇気をいただいている点もとても良かった点です!

お父様の事業を継承する中で大変だったのはどのような点ですか?

ひとつは、財務状況が良くない中だったので、後継者としての目線で創業者の父を説得し会社の健全化を図っていくことが大変でした。もうひとつは、親子だから故に経営再建の間は特にいろんな気持ちになってしまい、つい余計な議論になったり、冷静でいるために適度な距離を保とうとするのに苦労しました。
でもその時期を経て今、父はチームの心強い一員として尊敬できる存在です。

家業のある大学生が事業について考える授業にも登壇しています。

家業のある大学生が事業について考える授業にも登壇しています。

これからの目標を教えてください。

まだまだ私自身がマスコールをチームと位置付けたばかりですが、これから、私たちらしいチームカラーを模索していきたい。その中で、BCM【事業継続マネジメントシステム】で想定外に強い対応力、QMS【品質マネジメントシステム】でお客さんにとって最適な品質、WLB【ワークライフバランス】で働く皆の仕事の質の向上を可能とし、お客様に「安心、安全、快適」を提供しつづけていきたいです。

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

大変だと感じる状況下でも、私は思い切って進んでみることでその状況の見え方も変わってくることを経験しました。もし、今の困難に諦めそうになったり無理だと思っていることにも、目をそらさず向き合う勇気と、自分を信じて挑戦してみることで、違う景色に変化することもあります。いづれにしても、皆さんが今日も良かったと思える充実した一日となりますよう、ワーママ仲間として応援し私も励んでまいります!

 

お子さんたちとカンパーイ!

お子さんたちとカンパーイ!

2015年9月24日 0 comment
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こんにちは!

 

2015年8月7日(金)に第7回パワーママNightを開催しました!

イベント詳細はこちら

 

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冒頭に、コアメンバーより、パワーママプロジェクトの活動ご報告など。

 

さらに今回は、昨年、日本初のワーママのためのアワードとして開催させていただいた「ワーママ・オブ・ザ・イヤー」の第2回目を開催することを発表いたしました!

(第1回ワーママ・オブ・ザ・イヤーの詳細はこちら

第2回ワーママ・オブ・ザ・イヤーは2015年12月4日(金)に開催予定です。また進捗や詳細などご報告させていただきます!

2015年8月8日 0 comment
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清野さんとお子さん

やりたいことを実現しつづける姿がカッコイイ!カフェ運営、キャラクター開発も手がけるプロデューサーで、ビーガンカフェの第一人者でもある清野玲子さんをご紹介です!

 

清野さんとお子さん

清野さんとお子さん



プロフィール

・氏名:清野(清水)玲子

・会社名:株式会社エイタブリッシュ

・役職名:代表取締役

・職種:アートディレクター/カフェプロデューサー

・居住地:都内

・ご自身の年齢 :46歳(1968年生まれ)※7月末で47歳

・お子様の年齢 :3歳10ヶ月(2011年生まれ)

・ワークスタイル:フルタイム

簡単な経歴

短大の美術科を卒業後上京し、料理撮影スタジオ、制作会社勤務を経て
ソニーミュージックコミニュケーションズにアートディレクターとして入社。
そこで現在の(仕事の)パートナー&親友(女性)と出会い、
27歳のときに2人で独立、デザイン会社をスタート。2000年、31歳のときに初めての飲食店を
オープン。2003年には飲食事業を別法人として立ち上げると同時に2店舗目をオープン。
37歳のときに一回目の結婚。41歳のときに現在の夫と出会い、2010年末に自然妊娠。
2011年の夏の終わり、陣痛が来る前日まで普通に仕事をし、30時間の陣痛を経て
無事自然分娩(43歳)にて男児を出産。
出産後3ヶ月くらいから、週1~2の割合で出社を開始(それ以外は在宅作業)。
会社近くの一時保育施設に預けてみるものの、相性が合わず断念。
満一歳までは自宅でシッターさん、その後縁のあった不認可の保育園に
10時間半/day x 5~6days/week預けながら完全復帰。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

アートディレクターとして、さまざまな分野のクライアントさんの
ブランディングやイメージアップ、商品開発、デザイン全般を手がけるデザイン部門、
都内に2つのオーガニック&VEGANカフェを直営し、企業からの依頼によるケータリングや
オリジナル菓子などの卸、他社の飲食店のプロデュースを手がける飲食部門の
2部門からなる会社を営んでいます。
個人的には「ナチュラルフード講座」の講師も務めています。
9/12に表参道で新たなレストランオープンに向けて 現在準備に追われている。
http://cafe8.jp

表参道 PURE CAFEの店内

表参道 PURE CAFEの店内

PURE CAFEのショップカード

PURE CAFEのショップカード

学芸大学 8ablishの外観

学芸大学 8ablishの外観

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

・朝5時半~6時に起床。息子のお弁当と朝ごはん作り&保育園の支度。
・8時すぎに全員出る。
・9時に登園。(だいたい私が車で送迎)
・9時半出社~19時半退社後、保育園へ。
・買い物をしながら20時過ぎに帰宅(だいたい車中でおにぎりや軽食を食べさせる)。
・だいたい21時過ぎにパパ帰宅。
・夕食/入浴後22時前後に息子就寝(私か主人のどちらかが添い寝して寝かしつけ)。
・仕事があるときは深夜起きて作業。

出産して、何が一番変わりましたか?

自分が幸せ者だと実感する機会が圧倒的に増えた。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事がどんなに大変でも、息子の写真を見るだけでHAPPYな気持ちになれる。
会社や直営店に、従業員たちがこどもを連れてきて、他のスタッフみんなに可愛がってもらったり
こどもたち同士が遊んでいる風景がとてもHAPPY。

 

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

一時保育に預けて職場復帰をしだしたとき、その保育園との相性が私も息子も合わなかったこと。
私も主人もお互い経営者なので、どうしても仕事を優先しなくてはならないことがあった。
1~2歳、毎週のようにウィルスをもらってくる時期があって登園できず、
誰にも預ける先がなく、苦労した。

それをどうやって解決していますか?

片道車で40分もかかるけど、「実家だと思って預けて」と言ってくれる
現在の不認可保育園に、大いにお世話になっている。
仕事を優先しなければ!と思っていたのは自分だけで、案外周囲が
協力してくれることがわかった。
病欠時だけは、仕方がない。成長が解決してくれた。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、愛情を注ぐこと。
仕事では、「度胸」と「直感」と「母性」を活かすこと。
オリジナル質問1

自分がやりたいことを貫く信念の維持方法は?

思い込みと柔軟性のバランス。
押してダメなら引いてみる。

現代のこどもの環境について感じていること、教えてください!

社会ではグローバル化とか多様性とか言っているわりに、
保育園の現場では私と子供の頃とやっていることがあまり変わらない。
特に、音楽に関しては未だに昭和のままで驚いた。
もっと、旬のアートや音楽にどんどん触れさせる機会が必要だと思う。

それに向けての取り組みなどあれば。

家では新生児の頃から、いろいろな音楽を聴かせるようにしている。
うちはテレビ無し。ほとんどラジオ生活。和洋問わず映画をたくさんみている。

店鋪を育て、子供を育て・・清野さんにとって育てるとは?

辛抱強く付き合いながら、自分を成長させること。
店舗は手間のかかるこどものようなもの。
大変だけどいつもワクワクしています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

母となって得た貫禄を活かして、事業も子育ても楽しもうと思います。
まずは新業態の店舗のスタートに向けて計画進行中。
子供に関連する新たなプロジェクトにも関わっていきます。

最後に、メッセージをお願いします。

すべてのママ&ワーキングマザーを心から尊敬しています!

 

インタビュー by 森田裕美 構成 by 椿 奈緒子

2015年8月6日 0 comment
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今回のインタビューは、アクセサリー製造やジュエリーの企画販売、輸入雑貨を販売するT&E JAPAN株式会社代表の染谷江里さん!

パッと目を引く美人さんで、お話するととても謙虚で一生懸命。染谷さんの第一印象です。その印象通り、まっすぐで、周りを巻き込みながらご自分のミッションを遂行しつつ、ご自分のお住まいエリアの教育環境改善活動などのボランティアにも参加するといった社会起業家的な一面もお持ちです。お子様との時間を大事にしながら独自のスタイルでご自分のやりたいことを展開しているマインドが垣間見えるインタビューです。

2015年7月12日 0 comment
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ルカコは木の温もり溢れる素敵なオフィスです

今回のインタビューは、起業からわずか1年8ヵ月で月商ギネス650万円を達成した「抱っこひも収納カバー専門店 ルカコ」の代表、仙田忍さんです。
仙田さんに初めてお会いしたのは、LED関西という女性起業家ビジネスコンテスト。ファイナリストとして登壇され、事業に馳せる想いを発表され、8社ものサポート賞を受賞されました。

2015年6月5日 0 comment
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今回ご紹介するのは、グローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea!を運営されていらっしゃる内海裕子さん。海外でのグローバル育児が話題になっている今、内海さんは、フリーランス時代にいち早く親子留学を体験し、その素晴らしさを多くの人に伝えたいと起業されました。ポジティブでバイタリティ溢れる内海さんと、プチ親子留学の魅力がたっぷりつまったインタビューです。

 

プロフィール

・氏名: 内海裕子

・会社名: 株式会社タイドハーツ

・役職名: 代表取締役・Glolea![グローリア]編集長

・居住地: 東京都世田谷区

・ご自身の年齢: 36歳

・お子様の年齢: 5歳

・ワークスタイル: フルタイム

・簡単な経歴:

大学卒業後、単身渡米。帰国後は、世界20カ国以上の人々とのシェアハウス生活をしながら、オールアバウトにて編集・プロデュースを担当するなどし、独立 ⇒ 独立後はフリーランスとして現在の朝活ムーブメントを牽引した「朝時間.jp」の創刊・編集長を務める ⇒ 30歳で結婚後、2009年出産 ⇒ 復帰後は、書籍の執筆活動の他、米国ポップコーンムーブメントの火付け役となったシカゴ生まれの「ギャレット ポップコーン ショップス」の日本初上陸原宿店オープンまでのプロモーション・マーケティングプランニング・Web戦略等に携わり、現在の国内における高級ポップコーン市場の開拓に寄与する。これまでの経験を省みる中で、今後のグローバル・コミュニケーション教育及び、ポジティブに世界をつなぐ人材育成の必要性を強く感じ、2014年4月、ちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![グローリア]をローンチ。

 

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現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

現在は、主にちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![グローリア]編集長として、編集・制作・プロモーション・営業…等オールラウンドに携わるとともに、アントレママ(アントレプレナー×ママ)として会社の経営をしています。

Glolea![グローリア]は、Global + Learning という言葉を掛けあわせたオリジナルの造語で『教育×子ども×世界×未来』というキーワードにピンとくるママ達をターゲットに、平日ほぼ毎日更新情報を発信しています。

 

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▲運営しているGlolea![グローリア]。 ワーママオブザイヤー受賞の鷲見さんの体験インタビューも掲載されています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床、Evernoteに朝日記を書く、メール・FBチェック&返信

6:30 朝食の支度開始
7:00 朝食
8:00 保育園の支度
8:30 保育園送り
9:00 始業
18:00 終業→保育園へお迎え
19:00 夕食、お風呂タイム、就寝準備
20:30  絵本を読みながら寝かしつけ→息子と共に一緒に就寝

 

起業しようと思ったきっかけを教えてください。

独立後、フリーランスで仕事をしていたので「できればこのまま身軽なフリーランスで居続けたい」と思ってましたが、Glolea![グローリア]を立ち上げるにあたり、法人のお客様と会社同士のやりとりの必要性が出てきたため、起業するに至りました。
子育てしていると日本や世界の未来がどうなっていくのかと不安に感じることもありますが、「明日の世界が今よりももっと良い場所」になるよう波紋を世界中に拡げられるようなメディア作りを目指しています。

 

ご自身も数多くの親子留学を体験されていますが、親子留学のメリットを教えて下さい。

私自身、親子留学を通じて息子の世界の捉え方の変化を日々感じました。

先入観や偏見、差別心や固定概念がない幼少期。体験したことをそのまま「自分の一部として吸収」することができる幼少期や初等教育期に、多様な世界や本物に触れることの重要性が各所で言われています。1週間程度のプチ留学体験であっても、お子さんにとっても一生モノの体験になっていきます。帰国後も世界への興味、違うバックグラウンドを持つ人へのポジティブな想いが続いていきます。

そしてなによりママにとっても素晴らしい経験になります。

子どもと共に留学する醍醐味は、子どもと共に学校や地域にも関わる必要が出てくるため、これまで出会ったことのない価値観、言語、考え方、食べ物、風景、香り…様々な「違い」と出会う確率が圧倒的に増えることです。

短期間に集中して語学力の向上が叶うだけでなく、現地や世界各国に友達や仲間ができることで、留学後の語学力アップのモチベーションが続くことも嬉しいお土産。週末には、現地観光のアクティビティーを楽しめるので、旅の楽しみも味わうことも可能なので、一石何鳥も得られる良い経験だと思っています。

 

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▲様々な国籍・バックグラウンドを持つ人々が多いハワイでの一枚。今でも息子はハワイのプリスクールやホームステイ先の話を思い出して語ってくれます!

 

しかし「親子留学を良い経験に導く鍵」は、何と言ってもお子さんの気持ちの準備時間をしっかりとってあげることです。

「どこの国にいってみようか?」「どんなものを持っていく?」「現地ではみんなどんな言葉を話しているのだろう?」など会話をしながら、お子様の心の準備&日常的に使う言葉の準備を少なくとも2〜3ヶ月はとり、お子さんがワクワク楽しみにしてくれる心の準備ができれば、現地での滞在は親子で大満喫できる経験となるはずです!

 

内海さんおすすめのプチ親子留学スポットはどこですか?

ハワイ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、マルタ島、フィリピン、マレーシア、シンガポール、タイ、フィジー…など、実は短期間でも親子留学の受け入れをしてくれる国は世界中にあります。ぜひ、ご自身のココロが“ピン”とくる国を選んでいただければと思います!

中でも、注目度が急上昇中なのはアジア親子留学です。私が経験してきた国で行くと、フィリピンは本当におすすめです。

・日本との時差はたった1時間。距離も約4時間の近場の英語圏です。コスト的にも人気のマンツーマンレッスンが欧米圏と比べればリーズナブル!

・フィリピンの方々はアジアのラテンと言われるほどのとびきりの明るさで迎えてくれます。女性と子どもにやさしい国民性もあり、居心地が良いと感じる方が多いです。

親子留学ビギナーママのお試し親子留学のためにもピッタリの場所ではないかと思います。

 

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▲フィリピン親子留学先、パーペチュアル・ヘルプ大学&付属プリスクール初日の様子。 フィリピンのプリスクールのレベルの高さや女性の働き方に刺激を受けた日々でした。

 

また、フィリピンは今、まさに国が成長しようとしているエネルギーにあふれています。実は、男女平等度がアジアでダントツNo.1。女性の管理職比率アジアNo.1の国はフィリピンだということをご存知でしょうか(日本は残念ながらいずれも下位)。

女性が働く環境が整っているフィリピンで活躍する現地ワーキングママと、日比両国の子育てや女性の働き方について語る機会があると、日本の女性の生き方や働き方、働く環境について、考えさせられること多々のインパクトのある経験となるでしょう。

 

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▲全て英語で授業が行われるプリスクール。 子ども達も先生もみんな優しく温かく…そのホスピタリティーに 毎日感謝し続けたフィリピン親子留学でした。

 

お仕事がかなり忙しい中で育児をしていくにあたり、何かご自身の中で注意していることはありますか?

「ハレの日」と「ケの日」のメリハリをつけることです。

お祝いの日、お祭りの日…など「ハレの日」には夜更かしも豪華なお食事も、ちょっとの食べ過ぎ飲み過ぎも豪快にパーッとやります。しかし、生活のベースとなる365日中のほとんどの日々の「ケの日」は慎ましく。普通の日を、ごく普通に穏やかに、シンプルに過ごすことを大切にする。そのメリハリを保つことがココロとカラダの健康の秘訣だと思います。健康でなければ何もできないですからね!

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

子どもが大人になる頃の未来、孫が大人になる頃の未来、ひ孫が大人になる頃の遠い未来が、子どもを持つことにより、以前よりも強く“ジブンゴト”として考えられるようになりました。

私達大人世代の決断や判断が次の世代にダイレクトに響いてくるのだな…と思うと、今まさに歴史をつくっている一人の担い手として、ものすごい責任があると感じています。

今まで、しっかり学びたいと思いつつ、機会を逃してきた「日本の歴史」に改めて強く興味を持ち学び直しています。過去の人々がどのような思いで、この日本を作り上げてきたかということを夫・息子も巻き込んで学ぶとともに、「次はどんな未来にしたい?」という話や、世界情勢についてのニュースを観ながら「どうしたら世界から争いがなくなるのだろう?」という話題を家族で日々対話しています。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

お互い自営業の夫婦ということもあり、家事・育児がどちらかに偏らないように基本的には全ての役割を半分ずつ…「●●の担当は私」「●●の担当は僕」と、役割を決めて不公平感が出ないように務めています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

「ママ、大好きよ〜!!」と、息子が大声で言ってくれる時は嬉し恥ずかし・・・でも嬉しい! です。特に、仕事を追えて保育園から帰ってきた息子とハグしながら「今日はどんな一日だった?」と、お互いの今日一日を振り返る時間は最高の時間です。

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?

「とにかく時間がない!」ということでしょうか。特に、スタートアップ直後なので何もかもぜーんぶゼロから会社も仕事も作っている真っ最中なので、本当に時間の大切さを身にしみて感じます。独身時代も「時間がな〜い!」とよく言っていましたが、子どもがいるとその比ではありません。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

以前は、なんでも「楽しそう♪」という直感だけで全てのお仕事を引き受けていたのですが、さすがに、育児も並行して仕事をしていると全てが中途半端になってしまう…ということがようやくわかってきまして、やること、やらないこと、できること、できないことをしっかり線引きをするようにしはじめました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児においては息子に「愛しているぞ〜!」と愛情を1000%注ぎこむことを大切にしています。実際に「愛してる〜! 大好き!!」と言葉でも言いますし、ハグの嵐が飛び交っています。また、褒めるときも褒めまくります。

私自身はこのような育てられ方はしていないのですが、アメリカ滞在時にお世話になったホストファミリーのママTaraの子育てや子どもとの触れ合い方に非常に感銘を受け共感し、Tara流の子育てを受け継いでいます。

いつか、息子が私を振り返った時に「僕はしっかり家族から愛されていた」という温かい記憶が残れば、私の子育ては一つ大成功だなと思います。

仕事で大切にしているのは、できるだけボールを抱え込んで悩み過ぎないということです。考えながら走る、走りながら考える…疲れたら休む、質素だけれどしみじみ美味しいと思えるごはんを毎日つくり食べる、そしてちゃんと寝る!できるだけ自分がゴキゲンでいられるように、心から好きな人達と、心から好きと思える仕事をして、それがより良い未来につながっているという実感を持ち続けられる仕事と機会を創造しつづけていけば、その仕事の仕方や方向性に間違いはないと思っています。

 

これからの目標を教えてください。

家族がずっと仲良く、心穏やかに暮らしていければいいなと思っています。

また、新しい価値観や文化や、そこに息づく人々との深く関わっていくことが大好きなので、生きている限りできるだけたくさんの国々の文化や人々に触れ、世界中(日本含む)の親愛なる友人達と良い関係を紡ぎ続けながら、大河の一滴のごとく、より良い世界を創りだす一人の担い手になることができればいいなと思います。

 

最後に、サイトをご覧の皆様にメッセージをお願いします!

難しい時代の渦中にいる私達ですが、多様で様々な文化背景を持つ世界中の人たちとポジティブにつながり、もっと素敵で平和な未来に向かって子どもたちと共に世界を学び続ける(=Glolea!する)ママ達とその想いが世界中にひろがっていけば嬉しいです。

世界とつながることは、自分とつながることだなといつも感じます。ひとたび海を渡ったり、日本にいるノンジャパニーズの人と対話すると必ず聞かれるのは「あなたはどういう人? どう考える?」「あなたの国ではどうなの?」ということ。自分の足元をしっかりと知る、学ぶ、伝えられるということがどれだけ大切かということを痛感します。

俗にいう“グローバル教育”という話題で一番に出てきがちなのが「英語どうする?」ですが、英語よりももっと大切なのは、「自分の中にある根っこはなにか?」を自分なりに探求し、自分の言葉で誠心誠意伝えられることなのではないかと思っています。また、合わせて、目の前に居る考えの違う相手への興味関心を持てる心…より良いコミュニケーションを築き、お互いの良い所を見つけあい、少しでも良いネクストステップのために手を携えていこうという心のあり方なのではないかと思います。

言葉が通じ合おうが合うまいが、ココロを裸にして付き合った時に「いいね!」と感じあえるお互いの人間力そのものが重要なのではないでしょうか。

子どもと共に人間力を上げていくこと、そんなことをこれからも楽しんでいくことができればと思います!

 

インタビュー by 宇田川
構成 by 井本&安原

2015年3月31日 0 comment
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今回のインタビューは、金山めぐみさん!

めぐみさんと初めてお会いしたのは2年ほど前。第一印象は控えめでゆったりした空気が流れている方でしたが、お話すると一言一言が真摯で、鋭いポイントを突かれていて、その日にお話したのは少しだけでしたが、とても心に残る方。そんなめぐみさんの、年子の育児をしながら会社を経営する中での、育児と仕事のコツを伺いました!

2015年2月21日 0 comment
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今回のインタビューは、インターナショナルスクール(プリスクールから小学校)と、オーガニックカフェを経営する柾木史子(まさきふみこ)さん。ご自身の留学経験から「日本の英語教育を変えたい!」と考え、お子さんの誕生を機に起業。最初はビルの一室からはじめられたスクールも現在は都内で3校に、また昨年オープンされたオーガニックカフェは近隣のママの人気スポットになっています。

おだやかできらきらとした笑顔が印象的な柾木さん。家族への愛と、仕事へ情熱にあふれたインタビューです。

 

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2015年2月1日 0 comment
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今回のインタビューは、リノベーション会社を経営する谷島香奈子さん!

起業後、当日はまだ珍しかった中古リノベーションに事業軸を移した、リノベーションの草分け的存在の谷島さん。会社を経営しながら双子を育児中の谷島さんに、仕事も育児も息切れしないコツを伺いました!

 

2014年12月20日 0 comment
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秋庭さん

今回紹介するのは、株式会社ネクストの100%子会社である株式会社Lifull FaMの代表をされている秋庭さん。

今回インタビューのきっかけになったのは、ネクストの役員の方からご紹介。経営陣から応援されている感も素晴らしいと実感です!

“私がシングルで苦労した分、その課題を解決したいと思っています”とあるように、実は少なくないシングルワーママ。様々な事を乗り越えチャレンジし続けるインタビューです!

秋庭さん

秋庭さん

プロフィール

氏名:秋庭 麻衣

会社名:株式会社Lifull FaM https://www.facebook.com/lifullfam

役職名:代表取締役

経歴:早稲田大学第一文学部卒業

株式会社ネクスト入社。

不動産・住宅情報サイト『HOME’S』の営業を経て、1年間の育休取得。

社内初の育休復職者として復帰。

復帰後から人事で子育て支援制度「ワーキングマザー・ファザー支援制度」を立案。

その後、採用、人材育成、人事企画を経験。

2012年から人事企画・組織開発部門のマネジャーを務めた後、

ネクスト100%子会社として株式会社Lifull FaMを設立。代表取締役に就任。

ご自身の年齢:35歳(1979年生まれ)

子供の年齢:小学校4年生(2005年生まれ)

 

現在のお仕事内容を教えてください。

株式会社ネクストの100%子会社として2014年10月1日に株式会社Lifull FaMを立ち上げました。Lifull FaMは子育てと仕事の両立を目指すパパ・ママを支援することで、笑顔あふれる家族を増やしたいと思っています。

(FACEBOOKページhttps://www.facebook.com/lifullfam

サービス第1弾としては、両立には欠かせないパートナーの育児参加を促すことができるアプリを2015年2月にリリース予定です。ママが子育てと仕事の両立を気持ちよく持続していくためには、ママ以外の家族(主にパパ)がどれだけ当事者意識を持って一緒に子育てをできるかによると思います。また、ママが一人で弧育てになるのではなく、家族が一緒に子育てに向き合うことで子供にとっても良い環境になると思います。私がシングルで苦労した分、その課題を解決したいと思っています。

現在はリリースに向けて様々な方の意見を伺ってプロダクトの要件を固めたり、プロモーションについて動いたりしています。

 

平日1日のスケジュール

6:00  起床 朝ご飯準備・自分の支度

7:00  娘起床 朝ご飯 家事

8:00  娘の登校と一緒に出勤

9:00  メールチェック ミーティング 外出など

18:00 退社(その日による)

19:00 帰宅・夕飯準備

19:30 夕飯

20:30 お風呂

21:30 娘就寝 一緒にベッド入って読書

22:00 家事 (洗濯・片付けなど)

22:30 仕事

23:30 就寝

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていてよかった~と思うHAPPYなエピソードを教えてください。

仕事においては自分のポジショニングが明確になったこと。

妊娠当初はなんと入社1年目ということもあり、早くから子供を産むことに躊躇しましたが、逆に周囲がまだ子供を産んでいない時期から子育てをすることを、キャリアの差別化と捉えて、社内外に発信することができました。

子育てにおいては短い時間だからこそ、コミュニケーションの時間をしっかり確保できていること。うちの場合は、お風呂に入るとき、寝るとき、学校に行くときがコミュニケーションの場になっています。そこで子供の色々な話を聞くことが、明日も仕事がんばろう!と思える活力になっています。

 

秋庭さんと娘さん

秋庭さんと娘さん

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それはなんですか?

精神的な葛藤です。仕事を頑張れば頑張るほど子供との時間が減ってしまい、子供に一緒にいられなくて申し訳ないと思います。逆に子供の病気や学校行事でお休みしたり早退したりが続くと会社にも申し訳ないという気持ちでいっぱいになります。

うちは母親が私以上に忙しいキャリアウーマンで助けがほとんど頼めず、パートナーにも頼めず、しかも保育園は18:00までの公立保育園だったので、自分でどうにかするしかない状況に苦しんだりもしました。

 

それをどうやって解決していますか?

復帰後、その葛藤に苦しんでいるときに、上司が「子供の人生がかかっているんだから、子供優先で良いんだよ!」と言ってくれました。

確かに、仕事は色々な方法でやりきることができるけど、母親の代替はいないと思い、それ以来「子供優先」と決めました。特に今はシングルマザーなので子供との時間は非常に大事にしています。

その代り、会社にいられる時間は「何でもやります!」という気持ちでどんな仕事も精いっぱいやることを心がけています。また、どうしても他の人に助けてもらわなくてはいけないことも多いので、自分が動けるときには積極的に周囲の仕事をサポートするようにしていますし、自分の仕事も一人で完結しようとせず、他の人に状況共有したり、助言を求めたりして、巻き込んで仕事をすることを心がけています。

子供優先と決めたからこそ、短い時間で成果を生み出せる工夫ができたのかもしれません。

また、自分と同じような葛藤で他の人が苦しまないように社内の子育て支援制度を作りました。

小学校卒業まで時短勤務ができたり、傷病休暇が年間15日まで取得できたりと、社内のママの声を反映した制度を作りました。

 

秋庭さんは社内事業プランコンテストで優勝し子会社社長になったとか!応募のきっかけを教えてください。

新規事業を立ち上げることは育休復帰時からずっと考えていました。

育休から復職するとき、正直不安でした。私は社内で育休取得第1号でしたので、子育てと仕事を両立している事例もないし、ベンチャーですので非常に忙しい会社であることは自分が良くわかっていました。また、別の会社に勤めているママ友を見ても、両立は非常に大変そうで、途中で仕事を辞めてしまう人も多くいました。

ただ、子供を産むことは次世代を育てることだし、女性が働くことは労働力のプラスになる。社会にとってプラス2つを生み出そうとしている人が、マイナスな状況になってしまっている。そんなのっておかしいよね。と考えました。

国や様々な企業がこの問題に取り組んでいるけれど、自分を始め、多くの人がまだ不安になる状況になるのであれば、自分が率先して社会を変えていこうと思ったことがきっかけです。

そのために、育休前は営業でしたが、復職後から人事になり、社内の制度を作って、まずはネクストを子育てと仕事が両立できる会社にしようと考えました。その後、事業を展開して社内だけでなく、多くの人に価値を提供したいというキャリアプランを考えていました。

 

ただ、実際は育休復帰後、時短勤務で通常業務もある中、新規事業の立案まではなかなか踏み込めませんでした。けれども、このままだと日々の忙しさに流されてしまう!と考え、子供が1年生の時に一念発起して、社内の社長が事業計画立案を教える「経営塾」というゼミに申し込みました。

経営塾は2週間に1回事業計画をプレゼンし、ひたすら社長から突っ込みを受けてブラッシュアップを重ねるということを半年間続けるゼミです。

逃げ場のない状況に自分を置けば、忙しい中でも考えざるを得ないだろうということです(笑)入塾中は子供が寝た後に事業計画を作っていたので、体力的には厳しかったですが、何とか半年間やり遂げられ、その事業計画を社内の事業プランコンテストに出すことができました。

 

キャリアのほとんどが時短勤務。どのようにキャリアアップしていったのですか?

自分に限界を作らない。

何か新しいことに手を広げられそうなときはいつも「早く帰るから無理じゃないかな」「夜の時間帯にいないから迷惑がかかるのでは」と考えてしまっていました。けれども、実際に一歩踏み出してみると何とかなるものです。一時的にキャパがいっぱいになり、体力的にはきつくなりますが、人の処理能力は120%の容量を突き付けられれば成長します。多少無理したとしてもストレッチすることを恐れずに一歩踏み出してみると、新しい世界で養ったものが、結果的に現在の仕事にも活かすことができ、好循環を生み出すのだと思います。

例えば、ネクストは会社運営のために社員が自発的に動く会社なので、様々なワーキンググループがあって、そこに手を挙げることができたり、社内大学があり選択式のゼミを受講できたりします。私も社内のコーポレートブランド策定WGに参加したり、社長主催の経営塾に参加したりしたことで、全社目線や経営者視点を養うことができ、社内の人脈形成にもつながり、それが効率的に成果を生み出すことにつながっていたと思います。

 

人事から子会社社長へ。どのようにキャリアチェンジしてきたのですか?

まず、自分の目標とキャリアプランを常に社内外に周知するように心がけていました。

採用を担当していたときは、選考過程の学生さんにも自分の目標を話してきましたし、社内の媒体やあらゆる機会で自分の目標を公言してきました。

また、その目標のためにまずは人事として会社の制度からパパ・ママを支援し、その後、社外の人にも価値を提供するための事業を展開したいというキャリアプランも合わせて話していました。

そして話すだけでなく社内の制度を使ってチャレンジし続けることで、経営陣にも認めてもらい、応援してもらえることになったと思います。

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メッセージ

私は子供との時間もあきらめたくないし、自分のキャリアビジョンもあきらめたくない、という非常に欲張りな選択をしました。もちろん上司や同僚のサポートがあったからこそ出来たことですが、結果的にキャリアのほとんどで時短勤務を続けながら、ステップアップをすることができました。

「時短勤務だから」「子供がいるから」と遠慮することやあきらめる気持ちもあると思いますが、自分に限界を作らず、やりたいことを正直に伝え続ければ道は拓いていくと思います!

 

インタビュー by 椿

2014年12月9日 0 comment
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オフィスでの1枚

 

今回ご紹介するのは、9月に全国商工会議所女性連合会が主催する女性起業家大賞の最優秀賞を受賞された、リリーアンドデイジーの麻生満美子さん。
麻生さんは、柔らかい雰囲気を持ち合わせた美しい女性。彼女のふわっとした雰囲気と優しい笑顔が、オフィスを心地よい場所に変えてくれるので、これまで上司として多くの部下に慕われてきたのも納得です。
多忙な毎日の中でも、家庭を大切にしながら仕事も頑張り、さらにはボランティアにも積極的に参加されていらっしゃる彼女の姿は本当に素敵です。

実は、麻生さんは来年1月21日(水)に開催予定の「第一回パワーママモーニング@関西」ゲストスピーカーとして参加されます。お楽しみに!

 

 

オフィスでの1枚

オフィスにて

 

 

プロフィール

・氏名  麻生 満美子

2014年12月1日 0 comment
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今回ご紹介するのは、3児のママ!

2人産んだ後に復帰されたけれども、仕事と育児のバランスに悩んだ結果ガラリと転身。ご自身の経験から着眼点を得たサロン開設は、地元のママ達に愛され子連れで施術に行く方がとっても多いのだそう!

3人ママさんの一日や小さな工夫、是非お読みください。

2014年11月12日 0 comment
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皆さまこんにちは!

10月30日(木)に、『第12回パワーママモーニング』(パワモ)を開催しました!

パワーママプロジェクトを進めるにあたり、「パワーママたちが気軽にリアルに語れる場があったらいいよね」という一言から、じゃあ、ママたちが比較的集まりやすい朝はどう?!と始めたのが、『パワーママモーニング』です。

通常のパワモは少人数制をとっていて、10名から20名ほどで締め切っているのですが、今回は拡大版。

ゲストはiemo創業者のシリアルアントレプレナーの村田マリさん。

2014年11月4日 0 comment
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今回ご紹介するのは、ワーキングマザーと企業をつなぐ会社、株式会社Warisを経営する米倉史夏さん。

「仕事も子育ても大切にしたいあなたへ」

「誰もが自分を生かして働ける世の中に」

という事業コンセプトは、このサイトを見ている多くの方々に共感を得るのではないでしょうか。

この方にしてこの事業あり!と、柔らかなお人柄そのままのインタビューです。

2014年10月31日 0 comment
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端羽さん

2014年3月のパワーママnightでトークセッションに参加頂いた端羽さんのインタビュー。パワーママnight後、同月に総額70百万円の増資を実施と、勢いのあるスタートアップ社長の前のめりな勢いに、勇気が出るインタビューです!

2014年10月15日 0 comment
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今回のインタビューは、オーストラリア専門留学「シックエジュケーション」の留学カウンセラー氏田香織さん!

ご自身の体験から留学カウンセラーで独立された氏田さん。代表をつとめながら育児をするなんてすごく大変そう・・!と思いきや、「育児と仕事の両立という意味で大変なことはほとんどない」とのこと!その秘訣はどこにあるのでしょうか?また、「留学カウンセラー」というお仕事についても詳しくお伺いしました。

 

2014年9月9日 0 comment
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今回のインタビューは、出産後に代表取締役社長を打診され、それを受けて、現在では社長業とママ業と二足のわらじを履いていらっしゃる、特定社会保険労務士の上村美由紀さん!

美由紀さんご自身は、初対面でパワフルさを感じながらもとってもキュートな方!そんな美由紀さんがどのようにキャリアを築き、現在の社長業をこなしているのか伺いました。特に管理職ママにはご参考になることが多いと思います。率直なご回答に元気をいただけます!

2014年7月18日 0 comment
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今回のインタビューは、グローバル人材紹介会社を起業した高藤悠子さん!

初対面から、高藤さんのほとばしる明るさとパワフルさに、こちらは笑いっぱなしでした(笑)!その魅力にひきつけられて、この方はどんなお仕事されてるんだろう??と 興味しんしんとなり、今回のインタビューをお願いさせていただきました。高藤さんの、ご自分を飾らない魅力がたっぷりの内容となっています!

2014年4月25日 0 comment
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今回のインタビューは、昨年11月に大手企業を退職し、起業したばかり和田幸子さん!

和田さんの第一印象は「フンワリ柔らかくクレバーな美人」!柔らかい口調でお話されるご自分の事業へのアツさに良い意味でのギャップを感じました。「50歳くらいでの起業を予定していた」和田さんがなぜ前倒しでいま起業するに至ったのでしょうか?その背景と、ママが独立して事業を立ち上げることに関しての良いポイント、気をつけたいポイントも伺いました!

2014年4月22日 0 comment
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今回のインタビューは、メディアにもたびたび取り上げられている、「外れにくいピアスキャッチ」を展開している会社を経営する菊永英里さん!

従業員を雇いながら社長をやって育児もやって・・・とこれだけ聞くと大変そうですが、英里さんはいつもマイペースで楽しそう!その秘訣を伺いました。

 

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プロフィール

 

・氏名 : 菊永英里

・会社名 : 株式会社Chrysmela

・職種 : 製造卸売業

・居住地 : 東京都文京区

・ご自身の年齢 : 32歳

・お子様の年齢 : 1歳4ヶ月、第2子 2014/6出産予定

・ワークスタイル:時短

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 

26歳のときに起業した、ピアスキャッチの製造・卸売業をしています。

いままで無くしやすかったピアスに不満を覚え、外れにくいピアス キャッチを24歳のとき考案し、26歳で製造卸売会社を設立しました。今では日本全国に800店舗ほどに扱っていただいており、世界中からピアスを無くす というストレスを減らし、自由におしゃれを楽しんでいただけるようになったらいいなと思っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

6:50  娘と一緒に起床。洗顔、歯磨き、洗濯機を回す
7:00  朝食作り
7:15  娘、旦那の朝食および、保育園への準備
7:45  娘、保育園へ(送り担当:お父さん)
8:00  朝食、家事
9:00  出社、アメリカとのスカイプ会議など
10:00 デスクワーク、電話、打ち合わせ
12:00    昼食作り
12:30    ランチ
13:00    午後の仕事、出荷作業など
17:45    娘帰宅(お迎え担当:お父さん)
18:00    食事準備
18:30    食事
20:00 娘とお風呂
21:00 寝かしつけ
23:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

 

今まで、自分の都合だけでいろんな事を決めて来られたのが、家族ができて自分の都合だけでは動けない事が増えたこと。

32年の人生で今まで、13回引っ越しをしてきて、一つの場所に定着する意識が薄いのですが、子供の育つ環境とかを考えるとあまりふらふらできないなと考えています。最近は、どこでどう子供を育てたいかとよく考えます。なかなか結論が出ませんけど。

 

パパやご両親などとの家事・育児分担はどうしていますか?英里さん家はパパがすごく協力的。その秘訣は?結婚前に、そういう協力的な方だと見抜いていましたか?!(笑)

 

私は妊娠前に引っ越しをして、事務所と自宅を一緒にしたんですが、そのときに立地にもこだわり、両方の実家から30分以内の場所を探しています。最初から、手を借りる気満々でした。

現在娘は週に3回保育園に行っているのですが、その他の日は、今では、私の母が週に2〜3回、孫を見に来てくれていたり、ベビーシッターさんにお願いをしたりといろんな方の手を借りながら子育てをしています。

ま た、うちは結婚をするときに、「5年間だけ、うちの事業を手伝って!」とお願いして結婚しているので、その間に子供を2人産んでしまおうと計画していまし た。2011年11月に入籍をしているので、2016年11月までは手伝ってくれる予定です。その後、契約を更新するかどうかはお互いで話し合いという事 で(笑)。

元から、とてもよく気づき、ささっと行動してくれるタイプだったので、彼なら一緒に子育てもしてくれるかもしれないという期待 はあり、この人なら一緒に私たちらしい家族の形を作っていけると思ったので結婚しました。実際、70%の育児は旦那がやっていて、私は30%。私一人だと 回ってないだろうなと思うと、本当に感謝しています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

 

・    育児では・・・どんなに疲れていても、「ちゃーちゃん(お母さん)」と笑顔で走ってきてくれると疲れが吹き飛びますね。毎日、できる限り手作りの食事を用意していますが、もりもり食べてくれるのでとてもやりがいがあります。

・仕事では・・・出産前に比べて、無駄を省くようになっていると思います。全部やる時間はないので、私がやるべき事、私でなくてもいいものを明確にわけて、私がやるべき事に集中するようにしています。

 

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育児&仕事をしていて一番大変なことは?

 

・    育児では・・・子供が保育園に行っていない時間は、私と旦那の外出が被らないようにGoogleカレンダーに入れてスケジュールを管理しています。そう すると行動がかなり制限されますね。でも、無駄にぐずったりしないし、機嫌がいいときは一人で遊べる子なのであまり手はかからなくて助かるなと思っていま す。2歳に向けてイヤイヤ期が来るのと、その頃に二人目がうまれるので、これからどうなるかなとちょっと心配です。

・    仕事では・・・出産前までは、私一人の会社だったのですが、今ではアルバイトさんを入れると最大6人働いていただいているので、出産を機に組織にできた なという感じです。また、一人目出産の時に「私が1ヶ月動けなくても稼働し続ける組織に」と目指していたので、そのおかげで実務に追われていたのから経営 的な事に時間と頭を割く事ができるようになりました。出産という区切りが無かったら、まだ一人でがんばっていたかも知れません。

 

それらをどうやって解決していこうとお考えですか?

 

子供が小さい時期は、20年続くわけではなく、大変なのはここ数年だけだと思うので、バタバタしながら、それを楽しめたらいいなと思っています。

 

国内ですでに大人気のクリスメラのピアスキャッチ!海外にも進出し始めたところとのこと。育児とのバランスはどのようにとっていく予定ですか?

 

元々、女性が避けては通れない出産育児を両立できる業種は…と考えながら、会社を作っていて、育児中でも大丈夫なように卸売会社という業態を選択していま す。海外に進出するときにも、自社で乗り込んで行くのではなく、その国のパートナーを探そうと思っていましたので、今、アメリカ、台湾、コロンビアと話を 進めていますがこのままの働き方でも可能だなと思っています。

実際、昨年はアメリカに8日間出張をしましたが、その間も旦那一人で面倒を見てくれていたのでこちらも仕事に集中することができました。

 

ご自宅兼事務所で、しかも、フリーではなく会社として運営されている英里さん。このようなスタイルをとったワケを教えてください!

 

「私は何もできない」と知った時に、起業を決めたのがベースにあります。私にできない事は人を雇って組織として機能していればいいと思っていたので、それなりの事業規模と組織を目指していました。

26歳のときに起業をしましたが、30歳で出産をと計画をしていたので、それを実現するためには働きながら、出産、育児ができる環境を作らなければと思っていたので、結婚のタイミングで事務所と自宅を一緒にしています。

こ れも、自分が辛抱強いタイプであるとか、困難な中でも頑張りでカバーできるタイプだと思っていたら、分けて考えていたかも知れないですが、せっかく自分の 会社だし、一番ストレスの無い方法はと考えたら、通勤ゼロ、自宅兼事務所だったのです。実は、人生設計をした16歳の時から「神楽坂にある一軒家で、1階 にはオフィススペース。そこに子供を育てながら働く人による複数の会社が同居していて、2階でそれぞれの子供たちが遊んでいる」とイメージしていました。

今は実際、神楽坂から徒歩圏内の3階がオフィス、4階が自宅というスペースです。

そして、子供をつれて働く人たちがスペースを共有するという所では、2012年6月にオープンしたHatch Cowork+Kids の設立に関わり、実現をしました。

 

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

・育児では・・・子供は私の所有物ではなく、一人の独立した人間であるということを忘れないようにしています。また、1歳でも、きちんと意思をもっていますので、ちゃんと娘の希望を聞いて行動するようにしています。

・仕事では・・・うちの商品は、見た目がかわいい商品ではないので、品質をキープする事が何より大事だと思っています。高い品質を長くキープし続ける事。それがブランドとして認知される事につながっていくと考えています。

 

これからの目標を教えてください。

 

・    育児では・・・子供にいろんな事を教わりながら、一緒に成長していきたいなと。きっと、私は相変わらずダメ母だとおもいますけど、きっとその分、子供が しっかり育ってくれると期待しています。もし、将来的に子供がやりたい事ができたときに、必要なときに後ろにいて応援してあげられるようになれたらいいな とおもいます。

・    仕事では・・・ニッチ・グローバルを狙っています。小さい組織だけれども、その商品では業界1位で、世界中に流通している。そんな商品を目指していま す。また、働き方ということでは、場所も、時間も、雇用形態ももっと自由にいろいろとチャレンジしていけるかなと思っています。時代の流れが早いので、こ うあるべきという常識にとらわれずに柔軟に考えていきたいなと思っています。

 

最後にメッセージを!

 

すごいなー、パワーあるなーという働くお母さんの友人がたくさんいてとても尊敬していますが、私はそこまでがんばれない。でも、仕組みでカバーしています。

どの方法に正解も無く、自分らしくやっていければいいなと思っています。

「無理しないと子供と仕事を両立できない」のではなく、「無理しなくてもできる」を私は目指していますし、楽しめていると思います。いろんな方が、自分らしくいきられますように!

 

 

   インタビュー by 千田 絵美

2014年2月4日 0 comment
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今回のパワーママは、キッズ向け写真スタジオhappilyの代表取締役の二口さん。子育てをしながら事業を立ち上げ、今では都内に2店舗を構えるまでに。ママスタッフも沢山雇用されています!ママをターゲットにしたサービスを展開するにあたっては、ご自身の“母親であることの感覚”が活かされているといいます。

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 プロフィール

・氏名:二口恵子(ふたくちけいこ)

・会社名:株式会社ハピリィ http://www.happilyphoto.jp/

・職種:フォトスタジオ事業

・簡単な経歴:旅行会社→旅行関連会社(派遣→社員→子会社代表)→フォトスタジオ

・居住地:東京都渋谷区

・お子様の年齢:9歳(2004年9月3日)

・ワークスタイル:フル

2014年1月5日 0 comment
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金さんと娘ちゃんとお母様。

今回インタビューのパワーママは、カップル専用スマートフォンアプリ「HUGG」を開発運営する金さん。

起業後に妊娠が発覚するものの、できる環境をつくっていたからこそ早期復帰を実現、公私ともにエンジョイしている、スタートアップCEOです。

金さんと娘ちゃんとお母様。

金さんと娘ちゃんとお義母様。

 

プロフィール

 名前:金 高恩(Goeun Kim)
 会社名:株式会社HUGG
 職種:co-Founder & CEO
 簡単な経歴:銀座でダイヤモンドを売ってたら、偶然の出会いによってIT業界に足を踏み入れる。その後、
       ネットプライスの立ち上げに参画した後、ヤフー株式会社でショッピング部門を担当。
       そして、サイバーエージェントで新規事業を立ち上げた後、Tokyo Girls Collectionと連動した
       ECを運営するフェッションウォーカーの立ち上げに参画。その後、個人事業主となり、複数社
       のIT部門をみた後、2012年4月に株式会社HUGGを設立した。
 ご自身の年齢:36歳
 お子様の年齢:10ヶ月
 ワークスタイル:会社経営

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 「世界中のカップルに幸せな時間を!」過ごしてもらえるサービスを目指してカップル専用スマートフォン
 アプリ「HUGG( http://hugg.me/ )」を開発運営しています。
 会社はまだハイハイ期のスタートアップなので、私はコーディングとデザイン以外のすべての業務をやって
 います。思いついたら何でもやります!(^^)

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

  6:00 起床
  7:00 朝食、保育園準備、長女と朝のスキンシップ
  9:00 長女を保育園に送ってから、出勤
 10:00 打ち合わせや情報インプットなど
 13:00 ランチ打ち合わせ(社内外を問わず、打ち合わせしながらランチすることが多い)
 14:00 サービスのバージョンアップに向けてUI/UXの再考および仕様作成
 17:30 保育園に長女のお迎え
 18:00 長女が夕寝している間に、自宅でお仕事
 20:00 長女のお風呂と夕飯、長女と寝る前のスキンシップ
 21:00 長女就寝、自宅でお仕事の続き
 25:00 1日の終わりに情報インプットしつつ、旦那と話しながら就寝
 27:00 長女のミルクタイム(30分くらい)

出産して、何が一番変わりましたか?

 子供が産まれて、無駄な時間が減り、ONとOFFがはっきりしてきました。
 仕事にあてられる時間の絶対量は減ったんですが、仕事のクオリティは絶対に落としたくないので、
 無駄時間を減らし時間を効率よく使うことでバランスを取っています。でも、社員とお菓子を
 食べながら雑談をしたり、業界の知り合いとお茶するくらいの余裕は持つようにしてます。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 エピソードと言えるほどの出来事はまだないんですが、
 ONとOFFがよりハッキリしたことで、仕事に対してより積極的で常にクリアな脳で挑めるようになりました。
 長女が産まれる前までも、自分ではONとOFFをうまく切り分けられていると思っていたのですが、
 もっとはっきりしたことで、公私ともに充実度が数倍増しました。
☆娘ちゃん☆

☆娘ちゃん☆

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

 寝不足!!
 二足のわらじじゃないんですが、やっぱり時間の絶対量が減ったことで、睡眠時間が削られたことですね。
 基本的には5時間睡眠を心かけているんですが、長女がまだ小さいので、夜中にミルクタイムがあるので
 どうしても5時間を切ることが多いんです。

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

 旦那が育児に積極的に参加してくれるので、本当に助かっています。
 掃除洗濯はもちろん、夜中のミルクタイムも旦那がやってくれたりしてます。土日には、旦那が長女の
 面倒をみてくれるので、朝までゆっくり寝れる日も多いんです。本当に感謝です!
☆娘ちゃんとパパ☆

☆娘ちゃんとパパ☆

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 仕事では、会社を作った時に描いたビジョンと、創りたい世界を創るために努力を惜しまないことです。
 理想を失っては会社経営はできないと思うので、何があっても理想だけは失わず、全力疾走してます。
 育児では、長女とのスキンシップタイムを取ることで、愛情を伝えることです。一緒にいる時間が
 少なくても、愛情をたっぷり伝えたいんです。

妊娠される前から、育児体制を色々考えられて動いていましたよね!

 仕事が大好きで、子供が産まれても仕事はし続けたいと思っていました。もちろん、旦那も大賛成。
 なので、いづれ産まれてくる子供を考えて、旦那の実家の近くに引っ越したのです。旦那も旦那の両親も、
 私の仕事を応援してくれていて、育児で仕事を諦めないようにバッグアップしてくれているんです。回りの
 方々に生かされているって、いつも痛感しています。感謝してもしきれないです。

出産前に会社を設立されて、産後2週間で復帰されたのですよね!

 昨年の4月に会社を設立した後、すぐに妊娠が発覚!旦那も家族も共同創業者も投資家もみんなが
 びっくりしている中、私は不安はまったくなく嬉しい気持ちだけでした。こんなにエキサイトな人生は
 他にない!というか、ただただ嬉しかったです。
 幸いなことに妊娠中に何のトラブルもなく、無事に産まれて来てくれた長女に感謝しています。
 そして、産んでから1週間後、大親友の結婚式があったんですが、まわりの心配をよそに、美味しいもの
 をいっぱい食べて、久しぶりに会う友達とたくさん話し、結婚式を楽しめました。体力だけは自身が
 あったので(笑)。結婚式に出席してみて意外と大丈夫だったので、さらに1週間だけお休みをもらい、
 出産から2週間で復帰しました。産まれたばかりの長女から離れるのは、本当に辛かったんですが、
 体調は問題なかったですね。経験してみて思うのは、やっぱり体力は大事!ってことです。

会社員から独立、会社設立されるきっかけは、何だったのでしょうか?子育て関係ありますか?!

 独立のきっかけは、思い描く世界を創りたくて、でも既存の枠組み(会社)の中ではなかなか難しかったん
 です。なので、理想を実現するための方法論として、会社設立という方法をとったのです。
 会社を設立した時は妊娠するとは思わなかったので、子育てとは関係なかったですね。

お仕事忙しいと思うのですが、家族の協力体制はどんな感じなのでしょうか?

 上記でも書いたんですが、両親からも旦那からも義理の両親からも、たくさんのヘルプを受けています。
 長女が産まれてから半年間は、両親が全面的にみてくれていました。そして今は、旦那と義理の両親が
 保育園のお迎えを積極的にやってくれているので、仕事にも集中できているのです。
 旦那は、お迎えだけではなく、家事も積極的にやってくれているので、本当に助かっています。

スタートアップCEOワーママ、やってみてどんな感じでしょうか?

 「誰かにおすすめできますか?」って聞かれると、まわりの協力体制がないとできないので、うかつに
 おすすめすることはできません。でも、私自身のライフスタイルと今の環境がぴったり合うので、
 とても幸せです。もちろん、大変!って思うことは多少ありますが、それを数倍超える幸せがあるので、
 今は公私ともに楽しんでます。

独立しようかなぁと思っているワーママにアドバイスをお願いします!

 自分が目指すこと・やりたいことをやる前に、それが「できる環境をつくること」が何より大事で、
 環境をつくることがすべての一歩だと思ってます。なので、まだ分からない未来のために、
 できる準備はすべてやっておいてください。余計なことは何一つないと思ってます!
 そして、自分の身体をちゃんと知って欲しいです。ここまではいける、っていうラインをしっかり
 知っておくことも、仕事する上で大きなポイントになるんだと思います!

最後にメッセージをお願いします!

 「未来のことは分からない。だから、今を全力で走る。」私は毎日そう思っています。
 女性は男性より大きなパワーを持っていると思ってます。そのパワーを最後まで使えるように、
 したたかに、そして、力強く進みましょう!
2013年10月7日 0 comment
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河野さんと次男くん

バリバリ外資系IT企業で活躍して今年独立、起業された河野さん。

4つのマネジメント指針カッコイイです。そして育休中に海外滞在をエンジョイされていたり、とてもパワーママ!

“「これをやったら、私は変われるかもしれない!」と期待できるとき、人は興奮する”

というのは、特に心に響いた名言です。

河野さんとスマイル長女ちゃん

河野さんとスマイル長女ちゃん

プロフィール

・氏名:河野理絵 Yoshie KONO

・会社名:株式会社ネクストスカイ

・職種:代表取締役

・簡単な経歴:日本IBMにてSE→現職

・居住地:東京都

・ご自身の年齢:35歳(1977年生まれ)

・お子様の年齢:2歳11ヶ月(2010年9月生まれ)、1歳0か月(2012年8月生まれ)

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

2013年6月に株式会社ネクストスカイを創業しました。 食品の商品企画、マーケティング、PRサービス事業を展開しています。 直近では、農家さんと一緒に食品の商品企画を行ったり、海外ブランドの日本誘致やPRのお手伝いをしています。

「この世界観もアリだよね!」という、今すぐ触れたくなる、そんなカルチャー、ヒト、モノを日本中、世界中から探し、皆さまへ発信します。 忙しく過ぎていく毎日を、少しだけ新しいモノに変えていく。皆さまのライフスタイルを心地よくするtipsをお届けしていきます。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 家族4人同時に起床、すぐに子どもたちは朝ごはん。

6:30 長男、長女と遊びながら順に着替えをし、合間に洗濯、ゴミ出し、自分の身支度。

7:00 主人と一緒に子供たちが登園。私は、掃除、洗濯物干し、自分の朝ごはん。

8:00 メール、RSS、SNSをチェック。経理などの事務仕事。

9:00 デスクワーク

10:00 アポイントメントで外出、企画ご提案

12:00 ランチ

13:00 デスクワーク

16:00 市場調査のため、書店、複合施設などを周る

17:00 退社、自宅に戻り夕ごはん準備

18:00 保育園にお迎え

18:30 帰宅後、子どもたちと一緒にご飯

19:00 お風呂準備、子どもたちと遊ぶ、合間に翌日の保育園準備

19:30 お風呂 20:15 寝かしつけ

21:30 自由時間。読書、残った仕事などを行う。途中、長女の授乳1~2回程度あり。

23:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

子どもを持つパパ・ママたちへの共感度が上がりました。 子育てをしながらでも、暮らしやすい環境、働きやすい環境が作れないのか?と考える時間が増えました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

妊娠している&子どもと一緒にいるだけで、知らない人に話しかけられる&話しかける機会がとても増えました。短い時間でも、このセレンディピティな出会いがとても楽しく幸せです。仕事面においてプラスに働くことがあり、ママとして働くことへの自信につながりました。

第一子育児休暇中に、姉が住むオランダに子どもと一緒に長期で滞在していました。町に出ると、レストランなどで知らない方が必ず子供の名前を尋ねてくれました。そして、0歳の子供に向かって名前を呼びかけながら話しかけてくれました。とてもうれしかったですし、見習いたいコミュニケーションだと感じました。

河野さんと長男くん・長女ちゃん

河野さんと長男くん・長女ちゃん

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

平日に子どもが病気になり、看病しなければいけない時です。 会社を創業したばかりですので、代行を立てることができません。仕事の調整をつけるのは、とても難しいです。 子供が小さいので、交互に感染症にかかることもしばしばです。

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

ママとなって丸3年で、ようやく、「子どもが病気になった時に、ママとして動かなければいけない時間帯、季節」というものの見当がつくようになってきました。この時間帯や季節は、可能な限り自分のデスクワークにあて、アポイントメントのリスケが発生しないようにしています。

また、「いかに丈夫な子供に育てるのか」、ということに関して学び、日々実践しています。 主に、食事、睡眠についてです。 子どもは、新陳代謝がよいため、すぐに結果につながります。何がいいのか、悪いのか、見極めることができるようになったと感じています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

<育児> 子どもと一緒に笑う時間をいかに多くするか、ということを考えています。究極なことを言えば、ずっと笑っていたいと思っています。 おもしろいことをしたりすることはもちろんですが、歌いながら笑う、真剣に何かに取り組んだ後に笑う、など、バリエーションを持たせるべく、できることを日夜考えています。

<仕事> お客様や、仕事で携わる方々に対して、いかにお役に立つことができるのかを考えていきたいと日々思っています。 たくさんの方に支えられていますので、そのことに感謝し、自分が成長することで、少しでも多く恩返しをしていきたいです。

元外資系IT企業でオフショアプロジェクトマネジメントされていたとか。ハードワークそうでしたが、どうやってやりくりしていたのですか?

30人のチームをマネジメントしていました。顔を合わせて仕事をしていたのは、メンバーの1割のみで、他のメンバはオフショアで開発していました。たまに出張することもありますが、基本的には離れた環境でも、品質、コスト、納期を守り、いただいた案件を進めていくことが求められました。

プロジェクトにアサインされた時、自分にとってはチャレンジングな仕事でした。いくら時間をかけて仕事をしても、全く先が見えない状況でした。先輩や同僚に相談したり、本を読んだりして、いかにチームとして仕事ができるのかを考えました。

以下の4つは、自分自身の中でおいていた、マネジメント指針です。(オフショア・プロジェクト独特の指針も含まれます。)

・トラブルや、複雑な意思決定を迫られたときは、「お客様への貢献」と「チームメンバの活躍の場を作る」という2つだけにポイントを絞って、判断し前に進む。

・メンバに対しては、Servant Leadershipを。ボスに対しては、攻めの姿勢を。

・フットワークを軽く、自分からどんどん動いて情報を取る。

・最後まで粘って、諦めなければ、やり遂げられると信じる。

マネジメントは、すぐ目に見える成果を出すことは難しいため、目先の作業ばかりに手を付け、チームの成長に対して施策を打たない事例を見ますが、それではいつまでもチームとして大きな結果を出すことはできません。そして、お客様も、3年経っても同じ結果しか出せないチームでは、満足してはくれません。

徐々にチームが成長し、良い成績を残すことができたことは、メンバーにとっても私個人としても、大きな自信になりました。

会社員時代のお仕事も充実して楽しそうでしたが、独立されるきっかけは何だったのでしょうか?

確かに、仕事は大好きでした。会社のことも大好きでしたので、まさか自分が辞めるとは思ってもいませんでした。 しかし、出産をしたことが、一つのターニングポイントとなりました。

出産の産前産後の休暇で、時間的な余裕を持つことができました。それによって、今まで見えなかったものが見えるようになりました。

第一子育児休暇中に、オランダに滞在していた時のことです。ほとんどの人が17時半には仕事を終えて、自宅で晩ごはんを食べます。法律による規制によるところが大きいと思いますが、この光景に驚きました。 そして、みんな心にゆとりがあるので、周りの人たちに優しいことに感動しました。 一方、私は、社会人になってからは仕事中心の生活で、効率を追い求め結果を出すことに注力する毎日でしたので、オランダに身を置いていると、何においても自分の行動や感情が「硬い」と感じるようになりました。そして、自分の硬さに対して違和感すら感じるようになりました。 これは、自分にとって、大きな気づきでした。

自分が気づきを得たことによって、とても楽になったし、救われました。いつも同じように訪れる毎日を、心から楽しめるようになりました。

仕事や家庭で忙しくされている方は、何かしらの悩みや葛藤を持つ方が多いと思います。そのような方たちへ向けて、自分が得た気づきやきっかけを、様々な形でお届けしたいと強く思うようになりました。これが、独立へのきっかけです。

乳児を子育てしながらの会社設立、どんな感じですか?

とにかく時間はありませんが、周りと比較することなく、自分で目標を定めて前に進めばよいと考えています。

仕事では、子どもを連れて打合せに参加させていただくことも多いのですが、携わっている方々が子供の成長を見てくださっているので、むしろ様々な点において気遣いをいただき、本当に感謝しています。子どもを持ち働くことに関して、応援してくださる方もいらっしゃるということを、声を大にして伝えていきたいです。

河野さんもワーママを応援したい、というスピリットをお持ちですよね!きっかけは何だったのでしょうか?

長男を2010年に出産しました。すんなり子育てモードに入れず、自分のやりたいことをやり過ぎた、少しワガママな母親でした。 第一子ということもあり、わからないことだらけで、あたふたすることも多々ありました。しかし、私は、自分のやりたいことを目一杯取り組んでいたので、余裕がありませんでした。ですから、「家族を含めた周りの方々に協力してもらい一緒に解決していく」ということが、できなかったんです。家族とすれ違うことが多く、それは、それは、とても悩みました。あの頃は、本当に苦しかった。

でも、産休中にオランダに滞在していた時、家族とは何なのか?子育てとは何なのか?ということと向かい合い、私自身が少しずつ変化していきました。それに伴い、状況もよくなっていきました。悩んだ時期があった分、この幸せを大切にしなければいけないと思う気持ちが強くなりました。

なかなか、子育ての苦悩を周りに相談することはできない場合も多いと思います。 私は、悩み苦しむ時期を経て、ちょっとしたきっかけにより、子育てライフを楽しむことができるようになりました。この経験から、ひとりでも多くの方に、楽しい子育てライフを過ごしてほしいと思うようになりました。今後、できることから一つずつ、具現化していきたいと考えています。

パパもハードワークなのですよね?パパの育児参加はどうですか?

主人とは、同じ小・中・高に通う同級生です。理工学部卒の外資系IT企業がファーストキャリアであるという点も同じです。 主人も働きマン(笑)ですし、私もその状況がどういうことなのか、リアルに想像できますので、応援したいと思っています。

これは、自分で決めたことですが、基本的には私が家事・育児のほとんどを請け負っています。主人のことをエンジニアとして尊敬しているので、これが一番よい形であると思っています。主人は、保育園の朝の送迎と、日曜日に家族と一緒に過ごしてくれています。主人は、本当に子供をかわいがってくれるので、それを見ているだけでも幸せです。

第二子出産時は、産後の肥立ちが悪く、2歳になった上の子を抱っこすることも禁止されていました。主人は、仕事を調整してくれて、家のことを一手に引き受けてくれました。朝も夕方も保育園へ送り迎えをして、帰宅したら娘を沐浴させ、長男をお風呂に入れ寝かしつけてくれました。会社員をしながら、大変だったと思います。今でも、感謝しています。

これからも、お互いの状況をみながら、話し合って共に子育てをしていきたいと思っています。

河野さん、とてもエネルギッシュですよね。パワーの源は何ですか?

私は、器用な人間ではないんです。ですから、バタバタしている様子を人に発見されやすいのかもしれません(笑)

何事に対しても、「下手の横好き」なのかもしれません。ホノルルマラソンに二度チャレンジして、完走していますが、マラソンを始めた頃は走るのは本当に遅かったし、走り続けることも苦しかった。でも、続けるうちに楽しくなります。少しずつですが、早くなるし、長く走ることができます。そして、新しい出会いがあり、マラソンに関するすべての要素が私を刺激してくれるようになります。

何でも、「これをやったら、私は変われるかもしれない!」と期待できるとき、人は興奮するし、楽しくなると思うんです。自分のスキルセットより、一段高い仕事をアサインしてもらったら、少し不安かもしれませんが、興奮しますし、何とかやり遂げてみたいと思いませんか? 仕事に限らず、英語、ダイエット、断捨離、など、身の周りにあること全てです。その、「変れるかもしれない!」というワクワク感を、たくさん味わいたいし、ふと振り返った時に、自分が変わっていることに気付いた時のうれしさもたまらない。これを味わい続けたいから、年甲斐もなくミーハーなのかもしれません(笑)

河野さんの長男くん@水遊び中

河野さんの長男くん@水遊び中

河野さんの今後の目指している姿について教えて下さい。

有名すぎる、あの2005年に米スタンフォード大学の卒業式で行ったスティーブジョブズ氏のスピーチの中に、こんな言葉があります。

「偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛することでしょう。好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけない。」

心から愛すことができる仕事と向き合っていきたいです。年を重ねることに、変化があるかもしれません。ですから、決して立ち止まらず、それを探し続けたい。見つけることができたら、それをやり抜いていきたいです。

大切な家族や友人に囲まれ、やり抜くと決めた仕事をすることができていたら、これ以上の幸せはないのではないか、そう思います。

最後にメッセージをお願いします!

働きながら子供を育てることは、このご時世では大変なことも多いと思います。でも、とってもシンプルで、誰しもが持っておかしくない希望だと思います。何かしらの困難にぶつかっていたとしても、「本当にできるかな?」なんて迷う必要はないです。

自分が生活する枠から、少しはみ出してみれば、今まで出会わなかったたくさんの方に出会えます。沢山の価値観に出会えます。そして、それらは、きっと皆さんに笑顔と自信を与えてくれると思います。何だか理想論にも感じられるかもしれませんが、これは私が得た実感なのです。

実際に、これを読んでくださっている方は、「パワーママプロジェクト」という、力強い味方がいる!まだ、読んでいるだけの方は、是非一歩足を踏み入れてみてください。絶対、笑って前を向けますから!

(インタビュー by椿)

2013年8月30日 0 comment
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