今回のインタビューは、オーストラリア専門留学「シックエジュケーション」の留学カウンセラー氏田香織さん!
ご自身の体験から留学カウンセラーで独立された氏田さん。代表をつとめながら育児をするなんてすごく大変そう・・!と思いきや、「育児と仕事の両立という意味で大変なことはほとんどない」とのこと!その秘訣はどこにあるのでしょうか?また、「留学カウンセラー」というお仕事についても詳しくお伺いしました。
プロフィール
・氏名:氏田香織
・会社名:シックエジュケーション
・職種:代表
・簡単な経歴:英会話講師を4年 その後、オーストラリアにて留学コンサルタントを3年 現地で起業し、現在10年
・居住地:東京都
・お子様の年齢:8歳・2歳
・ワークスタイル:自宅勤務
現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。
オーストラリアに留学なさる方への、留学アドバイス・学校手配・滞在中サポート、留学セミナー主催など、オーストラリア留学に関するありとあらゆるアドバイスを行っています。
(氏田さんののHPはこちら)
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6:00 起床&朝のスムージー準備
6:30 家族全員 テレビ体操
7:00 朝食・片付け・主人は洗濯干し
7:55 娘 登校
8:30 保育園に送る
9:00 掃除
9:30 メールチェック
12:00 ランチ
13:00 コンサルティング・メール 等
16:00 保育園にお迎え
17:00 夕ご飯の準備
18:00 夕食
19:00 お風呂
20:30 絵本を読みながら寝かしつけ
21:00 メールチェック
23:00 就寝
パパやご両親などとの家事・育児分担はどうしていますか?
土日にコンサルティングやセミナーが入るときには、主人に子どもたちを任せています。
出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?
自分以外の人生についての決断をしなくてはいけないという責任感がうまれました。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!
・育児では・・・多くの留学生のサポートをしていくうちに、自分の子どもの教育に対するシュミレーションができて助かっています。
・仕事では・・・育児と仕事のメリハリが最大の魅力です。育児だけにどっぷり。。。仕事だけにどっぷり。。。とならないのは、両立していくことの最大の利点です。自宅で仕事をしているので、On・Offの切り替えが難しい分、子どもがスイッチになることがよくあります。
育児&仕事をしていて一番大変だったのは?
・育児では・・・育児は大変ですが、仕事のために育児が大変になったり、育児のために仕事が大変になったりすることはあまりないように思います。
すべては自分ができる範囲のことしかやっていないので・・・(笑)。
・仕事では・・・出張するときに、子どもが熱を出してしまったりしたらどうしようと心配するのですが、有り難いことに、今までに一度もありません(笑)。
「留学カウンセラー」のニーズは増えてきている感じはありますか?また、留学カウンセラーのお仕事の魅力を教えてください!
留学カウンセラーは、10年前に比べたら人数もだいぶ増えてきているように思います。
もともとは、いくつかの大きな企業が留学斡旋会社を運営していたのですが、倒産などが相次ぎ、またネットで情報収集をする方が増えた為に、私のように個人で留学斡旋会社をする人が増えてきました。
留学カウンセラー育成講座というものもあるようです。ですが、留学カウンセラーは、情報量はもちろんですが、そのカウンセラーさんのお人柄が重要ですので、個人的な意見になりますが、養成講座で身に着けられることは少ないようにも思います。
カウンセラーが、その国で、どれだけ多くを体験してきたかが重要になると考えています。
氏田さんが現在の留学カウンセラーのお仕事をされるようになったきっかけや、背景を教えてください。
もともと、オーストラリアには結婚前に何度も滞在し、日本語教師アシスタントなどをしていました。
結婚を機に日本に戻ったのですが、結婚5年目に、主人の「今の会社で一生働く気はない」という一言がきっかけで、夫婦ともども仕事を辞めてオーストラリアに再度渡航しました。
1年間のホリデーのつもりでしたが、たまたま留学カウンセラーの募集があり、そこで働きだしたのがきっかけです。
現在の留学カウンセラーのお仕事を通して何を一番伝えたいと思いますか?
留学で得られる体験というのは、今まで日本では何でも簡単にできたことができなくなる、ある意味とても苦痛な体験でもあるのです。そこから、ひとつひとつ成功に結び付けることで、想像もしなかった達成感を得ることができるはずです。
心がけているのは、私のほうで規定路線を敷きすぎないようにすること。全部手取り足取りで準備を整えてしまうと、せっかくの成功体験ができなくなってしまう。最終的にお客様が自分で汗をかく経験をしてこそ、留学の意味があり、ご自身の成長につながると思います。
子育て中のママが留学することに対してどのように思われますか?また、実際にそうした事例はありますか?
最近では、お子さんの「人間力」をつけるために、オーストラリアの中・高校へ、というご相談も増えています。個性を尊重し、個人の伸ばすところをとことん伸ばすことをモットーにしているオーストラリアの教育はなかなか魅力的だと思います。
ママだけがご留学というご相談もありますが、国際資格を取得するためのコースは1年~となるため、ハードルは高いようですね。お子さん連れで、3年間のご留学などというケースはよくあります。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
・育児では・・・『体験から学ぶ』こと。
小さいうちは特に、なるべく多くのことを体験させたいです。親が線引きすのではなく、体験から少しでも感じとってもらいたいと思っています。
・仕事では・・・子育てに共通していますが、やはり失敗から学んでもらいたいので、あまりアドバイスしすぎないように心掛けています。
これからの目標を教えてください。
・育児では・・・子どもに負けないように、親も楽しむ!
・仕事では・・・子どもの正規留学の分野に力を入れる!
最後にメッセージをお願いします!
自分にできる範囲のことを楽しみながら、人生謳歌していきたいです。
親が楽しんでいれば、子どもも楽しむはず。
仕事を楽しんでいれば、子どもも将来自分が楽しめる仕事を見つけてくれるはずと思っています。
インタビュー : 千田 絵美