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管理職

水越由利子さん
水越由利子さん

水越由利子さん

プロフィール

・氏名:水越 由利子

・会社名:江崎グリコ株式会社

・役職名:ブランドマネージャー

・職種:ベビー・育児・果汁・清涼飲料マーケティング部

・簡単な経歴: 1999年に江崎グリコ入社後、マーケティング部門にてアイスクリームの新商品開発などを担当しながら大学院に通い、MBAを取得。2011年に営業部門へ異動希望を出し、コンビニ大手の担当を経験。2016年にマーケティング部へ戻り、現在、ベビー・育児・果汁・清涼飲料

マーケティング部で、育児用ミルクや幼児食などのブランドマネージャーを務める。

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :45歳、1975年生まれ

・お子様の年齢 :11歳、2009年生まれ

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

<仕事の内容>

現在、ベビー・育児・果汁・清涼飲料マーケティング部で、育児用ミルクや幼児食などのブランドマネージャーをしています。2016年に発生した熊本地震の際、海外から救援物資として乳児用液体ミルクが寄せられたことをきっかけに、災害時でも安全性・利便性の高い「乳児用液体ミルク」の存在を知り、「災害の多い日本で、災害弱者となる赤ちゃんを救いたい」と、「乳児用液体ミルク」開発プロジェクトを立ち上げました。地道に社内での調整や開発を進め、20193月に日本初となる乳児用液体ミルク「アイクレオ 赤ちゃんミルク」を発売しました。
・「アイクレオ 赤ちゃんミルク」紹介サイト:https://www.icreo.jp/products/akachan-milk/

また、江崎グリコでは、乳児用液体ミルクの他、妊娠期から2歳までの1000日間をパパやママ達がみんなと協力してCo育て(こそだて)できるようサポートするアプリ「こぺ」(無料)や、妊娠期からパートナーと一緒にワークショップ形式でコミュニケーションのコツを学べるオンラインセミナー「Co育てプログラム」(無料)など、子どもの心身の健康をサポートするための様々な商品・サービスの提供を行っています。

・江崎グリコ「Co育てPROJECT」紹介サイト:https://www.glico.com/jp/csr/coparenting/

<ワークスタイル>

テレワーク中心のフルタイム勤務で、フレックス勤務などの柔軟に働ける制度を活用して働いています。江崎グリコでは、(多様な人財が活躍できる組織風土づくりの一環として)コロナ以前から 6 割以上の従業員がテレワークを活用しており、現在はコロナ感染予防対策で約 8 割が在宅勤務を実施しています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床

6:00 娘と一緒に野球の練習(私にとって息抜きできる時間の1つ)

7:00 朝食、身支度

8:00 スケジュール&メールチェック(テレワーク)

9:00 部内の週次MT

10:00 ビジネスプランについての上長報告

15:00 売上進捗に関する営業部門との打ち合わせ

16:00 新企画のマーケティングプランについてチームメンバーと打ち合わせ

18:00 終業

19:00 夕食準備

20:00 塾のお迎え、夕食

21:00 娘と共に就寝

 

娘さんの所属する野球チームの練習試合にて

娘さんの所属する野球チームの練習試合にて

出産して、何が一番変わりましたか?

一番大きく変わったことは、何を第一優先にするかということ。旦那と2人で過ごしていた頃はが独立していた部分もありましたが、娘の出産を機に家族という単位ができ、家族を第一に考えるようになりました。

また、優先順位が変わったことで、仕事のやり方も変わりました。家族と少しでも長い時間を過ごすため、「したほうがいい仕事」と「しなくていい仕事」の取捨選択を行うなど、より効率的な業務を心掛けるようになったと思います。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

「お母さんは江崎グリコに勤めているんだよ」と友達にも自慢するほど、私の働く姿を娘が誇らしく思ってくれていることです。在宅での勤務時間が増え、頭をかかえたり、冷や汗をかいたりしているところも娘に見られていますが、そこも含めて働く姿を認めてくれているのはとても嬉しく思います。お菓子を買う際、娘は必ずグリコの商品を買うんですよ(笑)

大切にしている娘さんからの手紙

大切にしている娘さんからの手紙

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

仕事をしていると難しいのは、晩ご飯を作ること。どうしても忙しい時期は、子どもにちゃんとご飯を作れず、外食に行く機会も多くなるので以前は罪悪感がありました。

ただ、私が無理して夕飯を作ることが家族みんなのハッピーにつながるか、といえば必ずしもそうではないとも思っています。というのも、仕事が終わった後、私がバタバタしながら食事の準備をすることで、家族で笑って過ごす時間が減ってしまうだけでなく、家族の夕食の時間自体が遅くなり、さらには子どもの寝る時間まで遅くなってしまうからです。

それをどうやって解決していますか?

忙しいときは、外食をしたり、レトルトや冷凍食品を使用したりと外部のリソースを活用するようにしています。子どもに出す食事は手作りでなくてはだめ、赤ちゃんに授乳するのはママじゃないとだめ、といった子育ては、パパやママ達をがんじがらめにしてしまいます。
せっかく子どもが生まれてきてくれたのだから、もっと楽しくハッピーに子育てをした方がよいと考えているので、頼れるものがあるならば積極的に頼っていくというのが私のやり方です。現在、仕事では「アイクレオ」の他、「1歳からの幼児食」にも携わっていますが、この仕事をここまで一生懸命頑張ってくることができたのはこういった想いもあるからです。「1歳からの幼児食」では、毎日の食事に安心して使っていただけるように、一度に12種類の野菜を摂ることができる他、着色料・香料・化学調味料・保存料も不使用にしています。

1歳からの幼児食」:https://www.glico.com/jp/product/babyfood/yojishoku/

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【仕事】

企業にいると企業側の視点に偏ってしまいがちですが、相手はお客様なので、お客様視点を持つことを常に意識しています。お客様が本当に必要としているのだろうか、お客様の課題を解決しているだろうかと問いかけるようにしています。

【育児】

家族みんながハッピーであること、これに尽きます。

「乳児用液体ミルク」の商品開発に取り組むきっかけとなったエピソードを教えてください。

熊本地震の際、避難所生活のストレスで母乳が出づらく、また、ミルクを調乳しようにも清潔なお湯が用意できないといったママや赤ちゃんの様子を報じるニュースを目にしました。私も東日本大震災のとき、娘がまだ1歳になったばかりだったため、小さい子どもがいる中で災害に合う大変さが手に取るように分かりました。そんな時、フィンランドから支援物資として届いた乳児用液体ミルクを見て「これだ!」と思ったのです。日本製のものがあれば、より安心してパパママ達に使ってもらえると考え、開発に取り組みました。

また、私は娘が5か月の時に復職したのですが、仕事をしながら夜中の12時にミルクを作るのが辛かったという経験も理由の一つです。眠たさや疲労感から、夜中にミルクを作る際、熱いお湯でやけどしそうになったり、粉ミルクを散らかしたりすることもしょっちゅうで、こういった思いをするママを少しでも減らしたいと思っています。

商品開発にあたり苦労したのはどのような点ですか。

これまで日本に存在しないものを開発するには、大きな壁がいくつも立ちはだかっていました。1つ目の壁は法律を作ること。日本で「液体ミルク」を製造・販売するには法令改正が必要だったため、各省庁へ何度も通い「乳児用液体ミルク」の必要性を話しました。話す際に特に伝えたのが、災害時における必要性、そして普段の授乳の大変さや世間のパパやママ達の大変さです。苦労した分、「乳児用液体ミルク」は子育てを変えるポテンシャルを持つと認めてもらえた時は、とても感慨深かったです。

2つ目の壁は、紙パックでありながら常温で6か月の賞味期限を持たせ、かつ赤ちゃんの繊細な体に必要な分だけの栄養成分を配合した商品設計にすることです。試作品を作っては、何度もやり直し、約3年かけてようやく製品化することができました。それでも紙パックにこだわったのは、缶に入った粉ミルクよりも持ち運びやすく、かつ紙であれば外出時でも災害時でも捨てやすいからです。赤ちゃんの体と心を想うだけでなく、ミルクを用意するパパやママ達の日常的な使いやすさにもこだわりました。

お子さんを持つご家族にとっての「乳児用液体ミルク」のメリットは何ですか。

1番のメリットは、授乳がママだけでなく誰でも簡単にできること。赤ちゃんが生まれることは本当に奇跡です。近年、ワンオペ育児や産後鬱といった言葉をよく耳にしますが、お子さんの誕生の奇跡をみんなで喜び、誰もが楽しんで子育てできる環境をつくりたいと考えています。そして、「乳児用液体ミルク」は、それを叶える一つのツール。パパやおじいちゃん・おばあちゃんからの授乳を通して、ママの負担を軽減するだけでなく、それぞれが赤ちゃんとの関係を深めることができ、また赤ちゃんの発達や教育にも良い影響があるという専門家の声もあります。

「乳児用液体ミルク」の課題について、お聞かせください。

「乳児用液体ミルク」は、赤ちゃんが1歳になるとを卒業し、また新しいユーザーが入ってくることになります。乳児用品全般に言えることですが、永遠に愛用者がいるわけではないので、新しくパパママになった人たちに、この商品をどう使うのか、そして使うことでどう子育てが変化するのかというのを都度伝えていかなければならないのが課題です。

そこで、江崎グリコは去年からオンライン上で「母乳とミルクのお話会」というものを定期的に開催しております。液体ミルクの話だけでなく、「ミルクの作り方が分からない」「母乳が足りているのか分からない」といった、授乳に関してママやパパが分からないことを解決し、ご家族のハッピーな育児を少しでも支えられたらと考えています。

母乳とミルクのお話会:https://with.glico.com/icreoonlineseminar/

液体ミルクに関するメディア向け説明会

液体ミルクに関するメディア向け説明会

今後の目標やプランを教えて下さい!

「乳児用液体ミルク」の価値をより多くの人に知ってもらうというのが今後の目標です。「アイクレオ」では母乳の成分を徹底的に研究し、栄養バランスだけでなく、
味・色・香り、体への優しさまで母乳を目指した商品づくりを行っています。どこにも負けないという自負があるからこそ、存在に気付いてもらいたいと思っています。
また、プライベートでいうと、娘の入っている野球チームが春・夏・秋大会で勝つことですね(笑)

 

最後に、メッセージをお願いします。

育休明けすぐに働くお母さんもいらっしゃると思いますが、「こうしなきゃ」、「ああしなきゃ」と思いこまないことをおすすめします。何が一番大切かを考え、外部のリソースにどんどん頼りましょう。せっかくの子育てなので、楽しくハッピーに!そしてその際は、ぜひ江崎グリコの「アイクレオ」や「幼児食」もリソースの一つとして活用してみてください。

2021年3月16日 0 comment
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utida_bbp

今回ご紹介するのは、ビーボのマネージャー職の内田さん。ITの知識を身につけたいとの思いからIT業界へ身を転じ、さらに設立から間もないビーボに飛び込んだそうですが、そこには夢を諦めたくないという強い思いが。内田さんの大事にしてきたモットーやお子さん達との向き合い方を伺いました。

utida_bbp

プロフィール

・氏名:内田みちる
・会社名:株式会社ビーボ
・役職名:D2C事業部 カスタマーサクセスDiv. マネージャー
・職種:マネージャー
・簡単な経歴:幼少期より柔道家の父に師事し、オリンピックを目指す。全日本女子柔道ベスト8、全日本学生3位など数々の功績を収める。引退後、不動産売買会社で営業職に従事し、新規顧客開拓、マンション販売、土地開発など幅広く扱う。常に売り上げ目標120%を達成し、年間MVP、トップ賞を受賞。在職中に結婚し、長女、次女を出産、宅地建物取引主任者資格を取得。
またプライベートではブログを通じ自身の経験を発信し、月5000万PV達成。読者の声に勇気付けられ、web上で“コト”のサービス提供を事業化したいと考え、IT知識を身につけるため2006年にIT企業へ転職。
4年後現職の代表武川から今後、ビジネスとして“コト”の提供をしていく意向を聞き、2013年カスタマーサクセスDiv.の立ち上げをミッションとして入社を決意。現在、カスタマーサクセスDiv.マネージャーとして約30名のマネジメントを担う。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :47歳(1971年生まれ)
・お子様の年齢 :長女20歳(1998年生まれ)、次女18歳(2000年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

現在は、D2C事業部 カスタマーサクセスDiv.のマネージャーを務めております。
D2C事業部では主に女性をターゲットに美容・健康商材をECサイトにて展開しており、商品の開発から販売、購入後のフォロー、提案まで一貫して自社で行っています。
カスタマーサクセスDiv.は、お客様の〝なりたい〟を叶える応援者として、モノではなく“コト”のサービス提供をしており、お客様の目的を達成させることがミッションです。
現在はマネージャー職のため、お客様との直接的な関わりは少なくなりましたが、お客様と関わるメンバーが笑顔でHappyな気持ちで仕事ができる環境、成長できる環境を提供することが私のミッションと考えています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00  起床。家事、お弁当作り、英会話の勉強(30分~1時間程度)
9:30  出社
20:00  退社。筋トレ(週3~4)
21:30 帰宅
00:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

一番変わったのは、価値観ですね。今までは自分のことばかり考えて生きていたのですが、出産してからは娘のため、第三者のために何かをするという考え方に変わりました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘たちから評価してもらえた時は、育児も仕事も手を抜かず本気でやっていて良かったなと思います。娘が小学生の時に作文で私のことを紹介してくれて、「尊敬している、かっこいいお母さんです。」と書いてくれました。そんな娘も成人式を迎え、娘から「お母さんのようになるのが私の夢」と書かれた手紙をもらって嬉しかったですね。
フルタイムで仕事をしているので娘と関われる時間は少ないですが、私が本気で仕事をしている姿を娘たちはしっかり見てくれています。後付けになってしまいますが、本気の姿を見せることが私の教育方針なのかもしれませんね。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子供が病気になった時ですね。母親の代わりはもちろんいませんが、当時は営業職だったので仕事でも代わりがいなくて。仕事も看病もどちらもしなければならなかったのが大変でした。

 

それをどうやって解決していましたか?

私は周りの方に本当に恵まれていて。近くに身内がいなかったので両親に預けることができなかったのですが、ママ友や周りの方々が私の仕事を理解してくれていたので、助けていただいていました。
もちろんその分、私も周りの方々が困っている時は微力ですが積極的に手助けをしていました。
育児も仕事も全力で取り組んでいたからこそ助けていただけたのかなと思います。

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

両方に共通することですが、“本気”で取り組むことです。どちらも手を抜かないこと。それと愛情を持って接して、任せることですね。娘に愛情を持つことは当たり前ですが、メンバーに対しても我が子のように接しています。そして、決して「放置」ではなく、「信頼して任せる」。常に「見守っているよ」という信号を送ることを意識しています。

 

お子さんが生まれてから目線は変わりましたか?変わってから仕事に活きていることはありますか?

視野が広がりました。母親になる前は想像もしていませんでしたが、子供から学ぶことが意外と多くて。
これまで私がいた環境は、柔道や営業など「個」が重要であり、全て自分自身で判断・決断してきたので、考え方も一つだけでした。
でも、子供が生まれてから自分とは違う生き方や考え方を知り、新たな視点が増えましたね。
こうした経験は、現在、組織マネジメントをすることに活きています。
今までは「組織って何?」という状態でしたが、組織は色々な考え方を持った人の集まりであり、チームで成果を最大化するためには、自身の固定観念だけで物事を進めてはいけないなと思っています。
それと、守るべきものができたことで“ここぞ!”という時の踏ん張りがきくようになりました。元々責任感は強かったのですが、より強くなったと思います。自分自身も子供のせいにしたくない、周りからも子供のせいにされたくない、と思っていたので、成果を出すことにとことんこだわっていました。

 

お子さんがいる状態で、制度が整っていないビーボへ参画されたとのことですが、迷いはなかったのですか?当時のビーボは設立3年目で従業員3名だったとか。

周りからはかなり反対されましたが、ただ、自分自身、迷いや不安は全くありませんでした。今思えば、まだ娘が12歳と14歳だったので怖いですよね(笑)
制度がないのであれば自分が作ればいい、と思っていましたし、不安よりも自分のやりたいことがビーボでならできると思ったので、迷わず飛び込みました。
子供がいるからといって、自分自身の夢は諦めたくなかったですし、子供のせいにもしたくなかったので。逆に言えば子供がいたからこそ飛び込めたのかもしれないですね。

 

当時12歳と14歳だったお子さんたちも今は18歳と20歳になられたということですが、お二人が思春期だった頃はワーママとしてどう向き合っていらっしゃいましたか?また今の関係性はどんなかんじですか?

家のことを積極的に手伝ってくれている娘たちに感謝を伝え、娘たちも仕事をしている私に感謝をしてくれていたので、その関係性を大切にしていました。コミュニケーションの時間は多く取れていませんでしたが、週末の夕食は必ず一緒に食べ、学校のことを聞くなど大切な時間にしていました。自分のことは自分で決めることを大切にもしていましたので、娘たちは将来の夢のために自分の進む道はすべて決めていましたし、私は娘たちの決断したことを応援していましたね。
また、私の仕事の内容、職場の人たち、仕事での出来事などできるだけ詳しく話すようにしていたので娘たちも私の仕事への理解をし、大切に思ってくれていると感じていました。私が本気で仕事をしている姿をみて、娘たちも今自分たちができることをしようというようになっていたと思います。
今の関係性に関しては、長女とは飲みに行ったり、買い物行ったり、休日は次女と一緒にご飯つくったりしてとても仲良しです。二人ともアルバイトをするようになり、働いて家のことをすることの大変さをより感じるようになったことで常に私を気遣ってくれます。お互いの意思を尊重しあえる関係だと思っています。
今も変わらず仕事に没頭していますが、娘たちが「尊敬する人は母です。」と一つ返事で言ってくれる時は今まで諦めずに仕事と子育てをしてきてよかったと思う瞬間です。

 

週末はどのようにお過ごしですか?

夏も冬も関係なくほぼ毎週ダイビングに行っています。
2月末にも北海道の流氷の下に潜ってきました。
週末は朝4:30に起きてダイビングに行くか、世界最高峰の障害物競争といわれるスパルタンレースのトレーニングをしています。
あとは英会話の勉強をしたり、ネイルサロンにいったり、エステに行ったり、娘と食事に行ったり……ですね。
仕事や育児だけでなく、プライベートも“本気”です!

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今後の目標やプランを教えて下さい!

大きな目標としては、海外に永住し、柔道の道場を作りたいと思っています。これまで誰かのために生きてきたので、娘たちが巣立ったら自分のために生きたいのです。そのために英会話の勉強に力を入れています。
直近の目標は、「カスタマーサクセス」という概念をもっと世の中に広めたいですね。ゆくゆくは、女性向けのトレーニングジムやカフェの運営もしていきたいと考えています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

ためらわずに一歩踏み出してほしいです。
子供とか家族とか関係なく、ひとりの女性、ひとりの人間として挑戦してほしいと思います。本気で挑戦すれば周りは助けてくれますし、子供がいるからこそできることもあるので、チャレンジを恐れないでほしいです。
子供に対しては「一緒にいる時間が短いから愛がない」ではなく、本当に子供を思うならプライドを持って仕事に取り組むことが大事だと思います。子供はちゃんとそれを見てくれているので。諦めずにチャンスをものにしてほしいと思います。

 

構成:柴田広夢

2019年5月20日 0 comment
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小松さん家族
小松さん家族

小松さん家族

プロフィール

・氏名:小松 花(コマツ ハナ)
・会社名:ロクシタンジャポン株式会社
・役職名:マネージャー
・職種:化粧品販売に係るデジタル領域のマーケティング業務

・簡単な経歴:新卒でWEB系広告代理店入社後、外資系化粧品会社へ転職しデジタルマーケティング職で5年間勤務。その後2015年に現職へ。2社目で長女、現職で長男、次女を出産。それぞれ産休~育休(5~7ヵ月間)を経て復職。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :34歳、1984年生まれ

・お子様の年齢 :
長女 4歳、2013年生まれ
長男 2歳、2015年生まれ
次女 0歳、2017年生まれ

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ロクシタンというフランス南部、プロヴァンスで生まれた化粧品ブランドのデジタルマーケティングを担当しています。
具体的には、LINE、Instagramなどのソーシャルメディア上若しくはその他デジタルメディア上でのコミュニケーション、全国に100店舗以上展開しているロクシタンの店舗やECサイトへのデジタルを使った集客、新製品発売イベントのデジタル連動企画を行っているチームのマネージャーとして、4歳&2歳&0歳の子供3人を都内の認可保育園に預けながらフルタイムで勤務をしています。

デジタルを含めた様々なコミュニケーションを通じて、人の暮らしに24時間寄り添うことの出来るライフスタイルコスメティックブランドとして広くお客様に愛していただけるブランドになれるよう、日々試行錯誤を重ねています。
https://jp.loccitane.com/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 起床
6:00 子供たちと夫を起こして朝食(その間に末っ子の授乳)
6:30 各々身支度(子供はほぼパパの担当)
7:00 家を出る(送迎は夫と50%ずつで分担)
8:00 出社
17:00 退社
18:00 お迎え
18:30 末っ子夕食&授乳
19:00 上二人夕食
19:30 翌日の登園準備を全てここで済ませる&夫の夕食準備
20:00 入浴
21:00 寝かしつけ(3人同時)
21:30 一人のリラックスタイム又は帰宅した夫にご飯を出しながら話す時間
22:30 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

良くも悪くも、何も変わりません!何それとよく言われますが、それまでの仕事中心の毎日の中に、愛しいものが増えただけでした。ただ、なぜこう思えているのかが重要で、私が産後もそれまでと変わらず仕事に100%集中できる環境をつくってくれている全ての人(夫、互いの家族たち、友人、同僚、保育園コミュニティ)、場所(互いの職場、保育園)に感謝してもし尽くせない毎日です。

あと、細かいところで、元々大酒飲みだった私は一切果物に興味がなかったのですが、出産後子供達用に冷蔵庫にフルーツを欠かすことがなくなりました。なるほど、フルーツってこういう時に購入するのか、と思いました(笑)

小松さんとお子さん

小松さんとお子さん

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私が仕事で関わったイベントが土日に行われ、主人が子供たちを連れて見に来てくれた時、そのイベントを長女がとても楽しんでくれました。「ママ、これとってもいいにおいだね!!」と目を輝かせながらロクシタンの製品の香りを楽しむ4歳の娘を見ながら、いつかコスメ談義が出来るのかなぁと夢は膨らむばかりです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

大変だと感じることがなく、自分自身は仕事も育児も楽しくて仕方ないのですが、やはり子供が3人、という枕詞だけで周りの皆さまに「大変でしょう」と気を遣ってもらえることが申し訳ないです。もちろん、毎日「コラー!!」で優しいママ、良いママでは全くありませんが、子供たちにこちらが沢山成長させて貰いながら過ごしています。

 

それをどうやって解決していますか?

意外と楽しいですよ。大変じゃないですよ。と普及活動を続けています。ただ、周りに3人ママがそんなに多くないのでなかなか「そこまで大変じゃない」という共感を得る機会が少ないのが悩みです・・。主人も同様に感じているようで、専ら夫婦で5人家族も悪くないけどね、という話をしています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では「なんでもみんなでやってみる」をキーワードにしています。赤ちゃんがいるから、子供がいるから、と躊躇することなく、土日は家族みんなで何でもやってみる!どこでも行ってみるし食べてみるし、やる前から「出来ないかも」と決めつけず家族5人で”楽しい”を目一杯共有することにしています。

仕事では兎に角思いやりです。今の仕事は一人で出来ることはほぼなく、周りと協力しなければ成し遂げられないことばかりです。同じゴールに向かって走るためには互いを思いやり尊重し合うことでより高みへのぼることが出来ると思っています。
子供たちにも、気になる言い方などがあった時は「それを言ったら相手はどう思うか、どんな気持ちになるか」を聞いて、それが正しかったかを考えてもらうようにしています。

 

3人のお子さん

3人のお子さん

家事育児の分担はどのようにされていますか?

保育園の送り迎えを含め、育児に係る全てにおいて、夫と私で完全に半々です。夫はどちらかというと育児を「手伝っている」スタンスやイクメンパパと呼ばれること自体が嫌だというタイプ。完全に、私に対等してきます(笑)むしろパパのほうが育児スキルも子供との向き合い方も私より上手で、母の面目なし、というシーンも多々(汗)。

子供達と関わっている時間がちょうど半々ということで、お互いから学ぶことも多々あり、報告・連絡・相談もスムーズに行き渡っていて、お互いが出来る限り仕事に集中できる環境づくりをサポートし合えている今、相棒である夫に対してもっと日々思いやりを持って感謝を伝えなければいけないな・・と反省する毎日です。

 

育休明けの復職が比較的早いのには何か理由がありますか?

長女は生後3ヵ月、長男は生後4ヵ月、次女は生後5ヵ月からそれぞれ認可保育園に通っています。理由は至ってシンプルで、保育園事情です。長女出産の際保育園事情を全く知らず、蓋を開けたら世は待機児童問題の過渡期でした。12月生まれで第一子、その他加点もなく、激戦区のため認可外はお呼びでない状況。1歳まで待ったら確実に入園できないことが予測出来たので、生後三ヵ月での入園を覚悟の上申し込み、無事認可保育園に内定しました。その話をすると驚かれることも多いのですが、当時の私たち家族にはその決断以外は考えられず、兎に角必死でした。幸いなことに、月齢の浅い子供にも大変よくしてくださる園と出会うことができ、我々親も一緒に成長させて頂いた初めてのワーパパママ生活だったように思います。

長女の経験があったので、一度出来てしまったものは親にも余裕が出て、その後続いた長男・次女の入園についても何の迷いもなく生後比較的早い段階から保育園にお世話になっています。寂しい気持ちももちろんありましたが、今考えてみても後悔は一つもなく、良かった点ばかりです。

小松さんファミリー

小松さんファミリー

その際、離乳食や授乳などはどうやってやりくりされていますか?

我が家は2年に1回0歳児がいるので、ほぼ年中離乳食を与えている気がします(笑)ただ、私は本当に大雑把なのでとてもじゃないですが手の込んだものを準備はできません。おかずは週末に大量に作って冷凍、おかゆは炊飯器にお任せしてこれも冷凍・・。授乳だけは勿体ない精神で、職場の協力を得て搾乳した冷凍母乳を持って行って園でも与えて貰っています。これも、職場や保育園の協力と理解があってこそ続けられていることですので本当にありがたい限りです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

夢のような話だと笑われるかもしれませんが、本気で海外拠点でのマーケティング活動に従事したいと思っています。その為には、まず今の自分に出来ること、役に立てること、そして何より情熱を注げることに精一杯の力を注いで、自分と家族の夢を形にしていきたいと思っています。家族5人で”楽しい”を目一杯共有し、それが国境をこえる日が来たら、こんなに幸せなことはありません。

 

最後に、メッセージをお願いします。

私は、所謂パワーママには自力ではとても及ばず、恵まれているだけだと思っています。環境が私に”パワー”をくれているだけなので、それはひとえに幸せ者であるということなのかもしれません。ただ、ひとつだけラッキーだったなと自分の性格について思うところがあるならば能天気なことだと思います。何もかもをのっけから「何とかなるだろう」ぐらいに捉えていたので、実際蓋をあけてみて大変だった!ということももちろんありましたがそれ以上に「楽しい」「幸せ」「充実」が大きく、ここまで大きな悩みもなく走ってこられたのも、この楽天的な性格が功を奏したのかな、と思っていますし、夫や子供達がその分しっかりせざるを得なくなってきているような。。

仕事でも家庭でもまだまだやってみたいこと、目標、夢が沢山あります。
それぞれの実現に向けて、私に出来ることはまず笑顔で毎日を楽しむ母でいること。
いいお母さんではないけれど、幸せなお母さんでいられることに感謝して、これからも家族で夢を叶えていきたいと思います。

 

インタビューby 柴田 広夢

2018年10月14日 0 comment
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新kitahara_ayuko2

今回ご紹介するのは、エイベックスの人事でマネージャーとして活躍する北原鮎子さん。
管理職としてチームのメンバーをまとめていく上で、育児の視点が活かされていると言います。また、育児にも仕事の視点を活かし、最近ではキッズコーチングの資格も取得したそうです。そんな北原さんのマネジメント術や、フルタイム勤務を支えるご家族のお話などをお伺いしました!

新kitahara_ayuko2

 

プロフィール

・氏名:北原鮎子
・会社名:エイベックス株式会社
・役職名:マネージャー
・職種: 人事
・簡単な経歴: 2002年に新卒でエイベックスに入社。入社後は、音楽の販売促進部で、所属アーティストの販促を担当。ECや大手レコードチェーン店向けのCD・DVD営業を経験した後、人事に異動。異動当初はWLBプロジェクトの立ち上げ(保育園誘致など)、社食提案など人事以外の業務も行いつつ、現在は採用・研修、制度企画、またグループ会社横断で女性視点を交えて当社の企業課題の解決を目指す女性活躍プロジェクト“nadesico a-project”メンバーも務める。※2014年〜2015年まで育児休業取得。
・居住地:神奈川県
・ご自身の年齢 :38歳
・お子様の年齢 :4歳(2014年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

2018年7月より採用・研修チームのマネージャーとして働いていますが、その他、インナーコミュニケーションや働き方を考えるワークスタイル変革プロジェクトや女性視点を交えて当社企業課題の解決を目指す女性活躍プロジェクトなどにも参画させてもらっています。
マネージャーになって「昇格おめでとう!」と声をかけていただくこともあるのですが、私はあくまでマネジメントは単なる〝役割″だと考えています。もちろんメンバーには方向性は示していくのですが、あえて自分が苦手なことを最初に伝えて「私はみんなより偉いわけでは決してないし、足りない所も山程あるから助けて!」と言ってみんなに助けてもらっています(笑)。チームで何を成し遂げるかかなと。

会社が定時制だった頃は時短勤務をしていたのですが、コアタイムなしの完全フレックスになってからはフルタイムに切り替えました。(※制度としては5時間15分~7時間30分までの6パターンで時短勤務が可能)
以前は、朝子供がぐずっても「間に合わないからごめん!」と言って、無理やり家を出ていたのですが、フレックスになってからは、そういった状況になってもちゃんと子供と向きあってから仕事に向かえるようになりました。月間で所定労働時間をクリアすれば良いので、例えばある日は、16:00に帰って美容院に行き、次の週に足りない分を補うことも出来ます。この変更でかなり時間調整がしやすくなりましたね。非常にありがたい制度だなと思っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床(自分の身支度、プライベートのことも含めて前日の残タスク対応)
7:30 子供を起こして身支度
7:50 朝食(朝食作り、保育園の送りは主人の担当)
8:20 出勤(読書、ネットショッピングなど)
※フレックスなので、日によって時間は異なる
9:00 勤務開始
18:00 退勤(積み残した仕事への対応)
19:00 保育園お迎え→実家
19:30 実家で夕食、お風呂
20:00 入浴、子供との時間
21:00 実家→自宅へ
22:00 絵本読み聞かせ、寝かしつけ
23:00 主人とのコミュニケーション
0:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

やっぱり生活スタイルと価値観ですね。

大きな声では言えないですが、仕事大好き人間だった私が、育休から復職するときに「もうちょっと休んで子供と一緒にいたいな・・・」と感じるようになるとは思ってもみませんでした。

そんな中復職してみて感じたのは、守りたいものがあると、より仕事も育児も頑張れるという事。
限られた時間の中でどのような工夫をしてチームとしてバリューを出していくか、優先順位をつけていくかをより意識するようになりました。やっぱり仕事が好きという価値観は全く変わっていません

プライベートでは自分の時間や夫婦だけの時間はほぼなくなりましたが、愛おしい存在のおかげで全くストレスはありません。出産前まではある程度自分のやりたいことをやりたいようにコントロールしていたので、そのクセで子供についても自分の思う通りに動かそうとしてしまう時があるのですが、「子供は自分のものではなく、自分から切り離された一人の人間である」という事を忘れてはいけないと反省することもしばしば・・・。まだまだ日々勉強です。

あと出産したら、冷え性と花粉症が治りました!これは嬉しい誤算でした(笑)。

エイベックス

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

弊社のCMがTVで流れる度に「あ!ママの会社だ!」とはしゃいでくれるのを見ると、ほっこりしますね。娘の今のマイブームは某音楽番組ごっこ。「ママはおしゃべりする人ね」「ここから出てくるから拍手してね」など細かい指示が飛んできます(笑)

あとは、仕事が育児に、育児が仕事に活かされている気がします。
会社でコーチング研修を担当していた関係で、自分も一緒に勉強させてもらったのですが、これが本当に子育てに役立っています。コーチングという考え方を知らなかったら、きっと一生ティーチングという手法しかしらないまま子育てをしていたと思いますし、子供への接し方も全く違うものになっていのではないかと思います。もちろん子供と大人の接し方は全く同じではないので、改めて子供に対するコーチングを学びたいと思い、先日キッズコーチングの資格も取りました。

仕事側で行くと、普段全く思い通りに動いてくれない子供のモチベーションアップ方法を常に考えているので(笑)、それがチームマネジメントにも役に立っています。子育て同様自分ひとりでは限界があるので、チームメンバーに他のメンバーの様子を聞いたりして、個々がどうしたら主体的に楽しく仕事が出来るか考えていきたいなと思っています。

弊社はエンタメを主に扱っているのですが、実は物事って子供に流行ると世の中でムーブメントになるんですよね。それだったら、例えば今度の新曲のデモを何パターンか聞いてもらって、その中から子供が反応するもの(口ずさんだり真似したり)を選んでリリースする、というような新しいプランニングができたら面白いんじゃないかなと思っていて。こういった観点も、私は子供を持って初めて感じたことなので、コンテンツ制作を生業としている弊社にとっては作り手側の多様性というのは非常に重要だなと思います。弊社ではプロジェクトなどを通じで部署を飛び越えて色々仕事が出来る環境があります。例えば今プロジェクトメンバーであるnadesico a-projectも、「キャリアプランの見える化」、「社員満足度の向上」、「ヒットコンテンツの創出」などを軸に活動しているので、このプロジェクトのどこかで提案してみたいと思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?また、それをどうやって解決していますか?

復職したては上司が気を使って負担をかなり軽くしてくれたのですが、逆に私はそれを「自分はもう必要ないのではないか」と受け取り落ち込みました。1ヶ月くらいは何とかそのままやっていたのですが、このままではモチベーションが保てないと思い、ある日思い切って上司に「迷惑をかけるかも知れないけど、もう少し仕事を下さい」と言ってみたんです。そしたら「え?良いんですか?それは助かります!」と。拍子抜けしましたね。こんな事ならウジウジしてないで早く言えば良かったなと思いました。自分の仕事は自分で取り返さない戻ってこないことを痛感した出来事でした。
それ以来、復職してくるママ社員の上司の方に対して「必要以上に配慮する必要はありません。是非ご本人の志向をうまく汲み取ってあげて下さい」とお伝えしています。

物理的な時間の制約に関しては、復職タイミングで両親に近くに引っ越して来てもらうという飛び道具を使いました(笑)。母が元保育士なので、子育てに関しては日々アドバイスを貰っています。主人と両親が私の仕事を非常に理解してくれているので、海外出張や夜帯の仕事、自己研鑽の為の勉強会参加など、他のママ社員よりはかなりフレキシブルに対応出来る環境なので、本当に有り難いなと思っています。

日頃「仕事に育児に大変だね」と言われるのですが、周囲の多大なるサポートのおかげで、とても充実していて毎日本当に楽しいです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

仕事も育児も全力で!というのはあるのですが、子供と過ごす時間は物理的にどうしても少なくなってしまうので、少ない時間の中でどうやって濃い時間を過ごせるかを意識しています。

あとは、たくさんの人の目で育てること。毎日の実家通いもそうですが、双方の親戚や仲良し家族との交流など、なるべくたくさんの人にあえてお世話になるようにしています。逆に私が友人のお子さん達を見ることもあります。他の親子の関わり方を見ると「そうやってやれば良いのか!」と思うことも多々あり、非常に勉強になっています。

仕事では「自分だからこそ出せるバリューは何なのか」というのは大切にしている部分です。弊社では好きなことを仕事にしている人が多いのですが、そうは言ってもやっぱり働く環境や人が良くないと楽しく仕事が出来ないと思うんですよね。足元の自分のチームメンバー全員が楽しく仕事をすることはもちろんなのですが、人事という立場にもいるのでより多くの社員の方が「明日会社に来るのが楽しみ」と言ってもらえるような会社にしてきたいと思っています。

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家事育児の分担はどのようにされていますか?

基本的に半々。気づいたときに気づいた方がやる、というスタイルです。
結婚前主人はほとんど家事をやったことがない人だったのですが、特にお料理についてはありがたいことにビックリするくらい上達しました。「これどうやって作ったの!?」と思うこともしばしば。盛り付けもものすごくキレイなんですよ(笑)。週末も俺が作ると言ってくれるので、おまかせしちゃってます。
逆に掃除は私の方が得意なので、食事作りは主人で掃除や洗濯は私、というパターンが多いです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

ロールモデルとか大層なことではなく、「北原が出来るなら自分も出来るかも」と気軽に思えるような存在になることと、当社タグライン(企業理念)「Really! Mad+Pure」のように、エイベックスが世の中に「Really!」(マジで!)を発信し続ける集団になることです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

継続することにおいて、等身大であり続けることは非常に重要だと感じています。自分らしさを大切にし、時には周りに「助けて!」と素直に言える勇気を持つことも必要なのではないかなと。まだまだ私自身パワーママとは程遠いですが、こういった特集が組まれないくらい世の中全体がパワーママ化したら素敵だなと思うので、一緒に切磋琢磨していきたいです!

 

インタビュー:柴田広夢

2018年9月27日 0 comment
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今回のインタビューは、関西電力株式会社でダイバーシティ推進担当マネジャーとして活躍中の片本真代さん!
社内外問わず精力的に活動されている片本さんの人生の転機は、お子さん2人を出産後にやってきた「8日間の海外研修」だったそうです。
お子様を日本に残し参加する葛藤、それ以上に海外研修を通して感じられたこと、その経験を活かした現在の活動など色々と伺いました。

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プロフィール

・氏名:片本 真代
・会社名:関西電力株式会社 人財・安全推進室 ダイバーシティ推進グループ
・役職名:マネジャー
・職種:人事(ダイバーシティ推進担当)
・簡単な経歴:
2001年 新卒で入社。京都で営業を担当。
2003年 子会社へ出向し、販売店・工務店への営業を担当。
2004年 結婚
2007年 長男出産。育休→復職。出向から戻り、営業企画業務を担当。
2010年 長女出産。育休→復職。
2012年 人事部門へ異動、ダイバーシティ推進業務。
2017年 管理職(マネジャー)になる。(現職)

・居住地:京都市
・ご自身の年齢 :39歳
・お子様の年齢 :息子10歳、娘7歳
・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

女性活躍推進に向けての取組み、育児や介護との両立支援、男性の育児参画促進、LGBT等の方への理解促進活動など、ダイバーシティ推進全般を担当しています。6年前までは営業部門で、営業や営業企画の仕事をしていました。女性比率の低い業界・会社ではありますが、女性活躍推進はもちろんのこと、誰もが持てる能力を最大限発揮して働けるよう、様々な取組みに日々邁進中です!

【関西電力のダイバーシティ推進・女性活躍推進HP】
http://www.kepco.co.jp/sustainability/csr/diversity/policy.html

ワークスタイルは、フルタイム勤務で、残業はほとんどしません。管理職になる前から、フレックス勤務や在宅勤務などの柔軟に働ける制度を活用して働いています。1ヶ月に数回、東京への宿泊出張や、関西一円への日帰り出張にも行きます。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30~6:00 起床

朝食&お弁当(夫と自分の分)&夕食の準備(帰宅してすぐ食べられるように途中まで)

身支度(子どもが自分でできるようになったので、楽になりました)

7:20 家を出る

8:40 出社

17:30 退社

19:00 帰宅 夕食、子どもと遊ぶ、入浴

21:30 子どもといったん就寝(そのまま寝ることも多い)

22:00 自分の時間(読書、ミシンで子供服作り、など)

23:00 就寝(睡眠時間はできれば7時間確保したい)

お子様がお二人いる中で海外研修へ行かれたようですが、
経緯・内容・その経験を通して感じたことがあればお聞かせください。

2014年の夏に、関西経済連合会と駐大阪・神戸米国領事館のプログラムに参加させてもらい、他社の女性と7名で8日間アメリカ(NYとシアトル)へ行ってきました。子どもは当時、小学校1年生と3歳でした。研修の話をもらってすぐに、夫、両親、義母に相談して、その間をやりくりしてもらうようお願いし、子どもには話して聞かせました。

米国では、企業やシンクタンク、大学等を訪問し、アメリカの女性活躍に関する事例を多く学びました。このプログラムを通して、多くの気付きや学びがあったのですが、何よりの学びになったのは、共に参加した関西で働く他社の女性の皆さんの発言や意識・行動などでした。「自分の考えを積極的かつ爽やかに伝える話し方」、「物事をしなやかに捉える柔軟な心」、「学び続ける姿勢」、などに感動しました。それまで職場と家庭の往復だけでほぼ成り立っていた私の生活に、新鮮で刺激的な空気がどっと流れ込んできた気がして、まさに人生の転機だったと思います。

あけびネットワークの様子

あけびネットワークの様子

私がいない間、子供たちもそれなりに寂しさはあったようですが、夫曰く、意外とケロッとしていたそうで、まさに「案ずるより・・・」といった感じ。どちらかと言えば私自身の寂しさや不安が必要以上に大きかったことに気付きました。自分で枠を決めないで、周りの協力を得ながら、何事もチャレンジしてみると意外とできるものなんだと、それが大事なんだと学んだ出来事でもありました。

研修終了後、アメリカで学んできたことの一つである「ネットワーキング」について、このメンバーで意気投合して、関西でもやってみようかということになり、「あけびネットワーク」という異業種ネットワークを立ち上げました。数ヶ月に1回、お話を聞きたいゲストの方をお招きしての講演会と、参加者同士の交流会をセットにした会を開催するのがメインの活動です。7人の知り合いに声をかけるところからスタートした完全紹介制で、設立2年半の現在、メンバーは150名強にまで増えました。ロールモデルがいない、視野を広げたいなどの課題を感じている人同士をつなぐことで、女性の活躍、ひいては関西の盛り上げに貢献できればと思っています。メンバーは女性が多いですが、男性も1割くらいおられます。月に1度、朝7時にカフェに集まり、出勤までの1時間程度を使って、運営メンバーで企画を考えたり情報交換したする「朝会」というミーティングもしています。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子どもの体調不良などで、仕事の途中に帰ったり、休んだりすることが、小さい時に多くて(小学生になってからも時々ある)、このことが一番どうしようもなくて、大変だったなと思います。娘が2歳の時に発熱で保育園から呼び出しがあった時に、男性の同僚が「僕だってインフルエンザとかで急に休んだりすることもあるかもしれへんし、お互い様やで。」と言って、仕事を代わりに引き受けてくれました。仕事を引き受けるだけでなく、私が引け目を感じないよう気遣いの含まれた言葉に感動と感謝でいっぱいでした。これを筆頭に、これまでの大変だったときに掛けてもらった思いやりに満ちた数々の言葉とその人達のことを、私は一生忘れないと思います。このような経験を糧に、周りの人の大変な時に温かくそっと寄り添える存在に私もなりたいといつも思っています。

 

それをどうやって解決していますか?

子どもが生まれてからの私の「両立のための基本4か条」は、①締め切りの3日前には提出する(いつ突発事由で休んだり早退するか分からないため)、②上司のスケジュールを把握しておく(上司のOKで完了するという仕事は、上司のスケジュールによって進め方を変えていく必要があるため)、③資料は共有フォルダ上に保存する(自分しか見えない場所に保存されていると、いざという時に誰にもフォローしてもらえない)、④周りの困り事は必ずフォローする(いつもお世話になっているので、できる時には恩をお返したい)です。
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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児で大事にしていることは「子どもの興味にとことん寄り添う」ということです。全国各地の動物園&水族館巡り、百人一首ゆかりの地巡り、釣りや潮干狩り、雪山でそり遊び、キャンプ、星座観察・・・など、子どもの興味に導かれて、私自身も童心に返って、人生をもう一度、一から楽しませてもらっていると感じています。

仕事では、上記の基本4か条に加えて、「できない・無理だと思わない」と「始めたからには必ずゴールテープを切る」という「上級2か条」を大事にしています。1つ目は、「これをやりたい!やるべきだ!」と思い立つ→立ちはだかる困難を次々と想定する→「無理だ」という結論に達する、という「瞬時のあきらめ思考」に身を任せずに、「やるためにはどうすれば良いか・・・」と無理矢理にでも考えると決めています。2万人を超える当社のダイバーシティ推進担当は数名です。そのうちの1名であり、かつ管理職である私が「無理だ、やらない」と思ってしまったことは、会社としてやらないということに直結しています。その自覚を持って取り組んでいます。2つ目は、ゴールを明確に設定して、そのゴールテープを切るまで完走することを大切にしています。やり始めたことに満足したり、途中で困難なことが起こったりして、結局最後までやりきらなかったということをなくし、やると決めたことはやり遂げたいと思っています。

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

とくに決めておらず、できる方がやるという感じです。私が時々、休日に勉強やバレーボール(会社のクラブ活動)などに出かける時に、夫が子ども達と「どこ行く?何する?」と相談して、一日楽しく3人で過ごしてくれるのが本当に助かっています。週末に、翌週のお互いのスケジュールを伝え合い、どちらが何時に帰宅するかなどを調整するのが習慣です。

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今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事では、男性の育児休職取得を促進する取組みに力を入れています。育休を取った若手男性や、元気いっぱいの女性達が続々と管理職になっていく数年後には、私が想像している以上に、多様な人が活躍できる状態になるでしょう。そのような光景を見てみたくて、次世代へのプレゼントのつもりで取り組んでいければと思うことが、最近増えてきました。より良い未来を見据えて、思いを込めて新しいことを実行していくことが目標です。

個人的にも、仕事と家庭、社外とのネットワーク、趣味・・・などを楽しむ自分の姿が、若い世代や自分の子どもに、少しでも良い刺激となるよう、「こうあるべき」というものにとらわれずに軽やかに過ごしていければとおもっています。

それから、あけびネットワークも、関西で働く人の「元気になる場」として、これからも継続していけたらと思います!

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

大好きなこのインタビューに登場させてもらえたこと、とても嬉しく思っています。子どもが小さい時、また、小学生になった今でも、仕事と育児の両立の中で迷うこともありますが、どうせ正解はないのだから、気負いすぎることなく、自分がその時々にベストだと思える働き方、生き方を積み重ねていくことが未来につながっていくのではないかと思います。

「何もかもぴったりくるロールモデルを捜し求めるのではなく、多様なロールモデルの話からパッチワークして、自分のありたい姿を描いてくださいね」と社内研修等でも常々伝えています。私の話が、どなたかのパッチワークの一部分となれば幸いです。

 

(インタビュー・構成:井本)

2018年4月13日 0 comment
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今回ご紹介するのは、新幹線の運行管理を扱うシステムエンジニアの中村 美沙子さん。
元々、夜勤などもあるハードな部署で勤務していたそうですが、育休後も同じ部署に復帰。社内試験を受験し、昇進。現在はプロジェクトチームのリーダーとしてチームを率いていらっしゃいます。
とにかく、「できるかな」「やりたいな」と思ったらまずやってみる、悩みや問題は気づいたら乗り越えていることが多いという中村さん。
復職後の不安とどう向き合ったのか、キャリアアップを目指した理由、管理職としての心構えなど会社勤めのママが気になることをいろいろお伺いしました!

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プロフィール

氏名:中村 美沙子
会社名:株式会社JR東日本情報システム
職種:システムエンジニア
簡単な経歴:大学卒業後、システムエンジニアとしてJR東日本グループのIT会社に入社しました。システム運用を2年経験後、新幹線システムを扱う開発部へ異動に。異動先の部署が忙しい時期だったこともあり、終電で帰宅したり、夜勤が続く毎日でした。結婚したものの生活は変わらず、子供ができたらこの職場では働けないかもと考えていました。その後、2009年~2011年に産育休を取得。私自身は開発部で仕事を続けたかったことから、仕事に充てられる時間が減るのは覚悟で同じ部署で復帰しました。現在は15名程度のプロジェクトチームのリーダーを担当しています。
居住地:東京都
ご自身の年齢:36歳(1981年生まれ)
お子様の年齢:8歳の男の子(2009年生まれ)
ワークスタイル:フルタイム(フレックス)勤務。夜勤や出張もあり。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

JR東日本が運行する新幹線の運行管理システムの開発・運用を担当しています。
北陸新幹線金沢延伸や北海道新幹線新函館北斗開業プロジェクトなどにも携わりました。
「システムエンジニアです」というと、PCに向かい黙々とプログラミングをしているような仕事?と想像されるかもしれませんが、そんなことは全然ありません。関係者とコミュニケーションをとり、実現したい要件をどうやってシステムへ落とし込んで行くのか、どうすれば品質の高いシステムを構築できるのかを議論・検討していくことがメインの仕事です。

プロジェクトリーダーを担当するようになってからは自分が手を動かすのではなく、チームを支えてくれているみんなが動きやすく、働きやすくなるように、誰に何をお願いし、どうフォローしていくか、日々考えています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4:30  起床、掃除・勉強など。貴重な朝の自分時間です
7:00  家族を起こす
8:00  子供が登校、自分も家を出る
9:00頃  始業。忙しい時は早く出社することも
18:00   終業。会社を出る
19:00   学童へお迎え(最近一人で帰ってくることも多くなってきました)
19:30頃 夕食後、子供の宿題を見たり、お風呂に入ったりします
22:00   息子と就寝
時には夜間勤務や出張もあり。飲み会もあり。そんな場合は夫にお願いしています。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

人とあまり比較しなくなったように思います。
それまでは仕事もプライベートも自分のことで精一杯でした。常々人と比べて、自分は○○がない・・・と落ち込むことばかり。自分のことばかり気になっていたんだと思います。

ところが、子供が生まれて生活が一変します。
赤ちゃんってすごいですね、全身で全てを預けてくるので、初めて他人の全身全霊のわがままに真剣に付き合ったという感じです(笑)
何もかも頼ってくれる子供がそばにいてくれることで、この子の親はなんでもない自分なんだなあと実感。気づいたら人と比較することが減っていました。

子育てを通じて私も育ててもらったのですね。

 

今のお仕事にママの目線が役立つことはありますか?

仕事は一人でできるものではないので、チームの一人一人の個性と向き合う必要があります。
たくさんの案件がある中でメンバーの個性に合わせてアサインしていく、フォローしていく、
そういうのってどことなく子育てと似たところがあるように思います。
私自身感じるんですが、周りの人からフォローされているというのはとても力強いエールになるもの。なので、私自身が周りの人をフォローしていきたいと思っています。
子育てを通じて私自身の考えが「自分が自分が」から「全体としてどうするか」、と一歩引いてみることができるようになった気がしますし、
この一歩引いてみるという視点は仕事に役立っていると感じています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

世界が広がりました。
それまでは仕事8:家庭2で全部という感じだったのですが、新たに育児というファクターが加わることで、また違う世界もあるんだ、と気づくことができました。

他にもあるんじゃないかと気づけたことで、色々なコミュニティに顔を出したいという気持ちにもなりました。
実際、子供がいなかったら例えばワーママのコミュニティに興味は持たなかったと思うんですよね。

知ることで世界が広がる、実際に行動してみて色々な方と知り合える。
仕事も育児も私にたくさんの人とつながる機会を与えてくれます。

 

そう言えば、休職前に所属していた忙しかった部署への復帰、不安はありませんでしたか?

社内には既に何人も開発部で復職され、活躍されているワーママがいたことを知っていたのは心強かったです。
強がりなところがあるので、「あの人、子供がいるから」と手加減されるようなワーママにはなりたくないなとぼんやりと思っていました。
上司との面談で生産性が高いと言っていただき、嬉しかったことも覚えています。

目の前のできることをやっていたら、「復職前の不安なこと」は起きませんでした。

そもそもどんなことが不安だったのか今は思い出せないほどです。
子供は健康でいてくれたし、夫もたくさん協力してくれました。
復職した時休職前の担務と変更になったのですが、そこをハンディキャップに思わなくて済むくらい、チームがサポートしてくれました。環境には感謝しかありません。

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育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・保育園時代と最近(小学生2年生)では大変なことの質が変わっているように思います。
今は子供の友達づきあいにどこまで合わせてあげられるか、が大変なことでしょうか。
基本的に放課後は学童に毎日行かせていますが「放課後に友達と遊びたい」「学童飽きた」ということがよくあります。
友達と遊ばせてあげたいけど、仕事なんだよね…と心苦しく思いますし、我慢させてしまっているかな、って思ってしまいます。同じクラスのママと仲良くなり、助けてもらっています。

・仕事では・・・覚悟はしていましたが、時間がないのが一番の悩みです。
お客さまとの打ち合わせが長引き、途中で退席せざるを得ないこともあります。運用場面ではトラブル時の呼び出しでその場にいけないことも多いです。
できるだけ備えておくしかありませんが、正直、悔しく気持ちの折り合いがつかないときもあります。
備えとしては私が今、何をしているのかをなるべくオープンにし、それを普段からチームメンバー、関係者の方々と共有できるような関係性を築いておくことが大切だと考えています。
それでもやっぱり時間がないのが現実ですが、このような働き方を選んでいるのは自分です。
まずは感謝する。そして誠実に恩返しさせていただく。これしかないと思っています。

 

それをどうやって解決していますか、もしくはしていこうとしていますか?

育児も仕事もですが、全部一人でやろうとしない、人に頼る。が解決策の1つだと感じています。
子供が生まれるまで私は気持ちだけは完璧主義で、人に頼るなんて格好悪いとさえ思っていましたが、違うんですよね。
お互い持ち寄って助け合ってもいいんだ、その方が良い結果になることがあるんだと気づきました。

また、悩まない、できること、やりたいことをする、というのも方法だと思います。
育児休職から復帰して半年くらいたった頃でしょうか、上司が「そろそろ夜勤いけるか」と聞いてくれました。
この時、「あ、そっか、私一人前のメンバーとしてチャンスが与えられているんだ」って思えたんですね。
育児を言い訳にしない、一人前の結果を出すと決めて行動できるようになりました。新しいことにチャレンジしたくなり、社内試験も積極的に受験しました。

とにかく、「できるかな」「やりたいな」と思ったらまずやってみる、悩みや問題は気づいたら乗り越えていることが多いです。

 

社内試験を受けて積極的にキャリアアップを目指したとのことですが、どうしてですか?

2年弱休職して復帰すると、社内の昇進制度が変わり試験制度になったと上司から説明を受けました。
よくよく聞いてみると同期と自分では級が違うというではありませんか!
持ち前の負けず嫌いが発動し、子供がいるとかいないとかそういうことは忘れて昇進試験を受験しました。結果、復職2年後にはサブリーダーに登用していただきました。

 

キャリアアップしていくことで、働き方は変わりましたか?

変わりました。
働き方というよりは、考え方が変わったかもしれません。
昨年リーダー職になり、責任に対する重みはますます強く感じるようになりました。
チームを預かっているという気持ちが強くなり、私の成果、ではなくチームの成果を、と意識するようになりました。
もちろん、辛いこともありますし、プレッシャーを感じる場面も多くなりました。
メンバーには厳しい通知をしなければいけない時もありますし、上司からの見られ方も変わったかなと感じています。それまでは、私という個人を見られて私への評価をされていたように思いますが、今は私の言動がチームへの評価に直結しているように感じています。
不安もあります。
どこを見て仕事をしているのか、とか、もっとすごい人もいる、甘いんじゃないの?って言われることが怖いです。でも、怖いと言って何もしなかったら不安がホンモノかどうかわかりません。

やってみて、不安が現実になったら解決策を考える。不安が幻だったらラッキー。

私自身にとっては辛いこと、不安なこと以上に、一人では達成できないことをチームで達成して行く、リーダーの仕事が楽しいのです。一緒に仕事をしてくれるチームメンバー、見守ってくれる上司には感謝しかありません。できることを精一杯返させていただくのが私の努めです。

だから、目の前のできることをやるだけです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・私自身が楽しそうにしている、ということを大切にしています。
子供が学校であったことを楽しそうに話してくれることは、私にとってもとても楽しく癒しの時間です。

・仕事では・・・自分の状況を言い訳にしないと決めています。
個人の事情を盾にしない。仕事に対してしっかりと誠実に結果を出すことが社会人として一人前だということだと考えています。中途半端な気持ちにならずコミットした方が軸が定まって気持ちよく仕事ができます。

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これからの目標を教えてください。

・育児では・・・いつでも子供のことを一番そばで大好きって言って応援してあげられるママでいたいです。
まだまだ子供と思ってしまいますが来年度は小学校3年生。子育ての時期もあっという間ですね。私に色々なことを教えてくれた大切な子供です。ずっとずっと応援団でいたいと考えています。

・仕事では・・・明るく話しかけやすい人、だけど決断するリーダーになりたいです。
中村さんがいるよって言ってもらえるような、有名な人になりたいです。そのためにも何かあれば助け合えるよう、小さな気配りを忘れないでいようと思っています。システムを作って行くためには一人ではできません。私は今までたくさんの人に助けられてきたから、人のつながりと大切にしたいと思っています。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事をしている、子供がいるって両方とも本当に幸せなことだと感じています。私は与えられた環境を思い切り楽しみたいと考えています。
ちなみにここまでかなり偉そうに書いていますが…かなり恥ずかしいことも目も当てられない失敗もたくさんあるし、サボったり、寄り道もたくさんしています。
だけど、せっかくの人生、迷ったらGOです。
ワーママ生活も一つのチャンスです。楽しく、頑張りましょう!

 

インタビュー:柴田広夢

2018年2月26日 0 comment
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今回のインタビューは、パーソルホールディングス株式会社で「ママお仕事がんばって(MOG)事業推進室」でママボランを立ち上げた稲田明恵さん!

出産前まではプライベートも仕事もフル回転だったものの、育休をきっかけに「私は何をやりたかったんだっけ」と本来の自分に立ち返り、育休明けてすぐに新規事業を自ら立ち上げた稲田さんのワークスタイルなどを伺いました!(千田)

 

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プロフィール

・氏名:稲田 明恵
・会社名:パーソルホールディングス株式会社 ママお仕事がんばって(MOG)事業推進室
・役職名:Chief MOG Officer(事業責任者)
・職種:事業企画・キャリアカウンセラー

 

・簡単な経歴:

2004年 インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ新卒で入社。

2008年 人材紹介事業の法人営業を経て人事部門へ異動。社内の障害者雇用を目的にした特例子会社の立ち上げを行う。

2010年 特例子会社での経験を基に、障害者就労支援事業「DODAチャレンジ」を起案、社内事業として立ち上げ。

2012年 異動により人事マネージャーとして研修・人事制度の運用・採用等を行う。

2015年 出産のため休職

2017年 復職。育休中に起案した事業が承認され2017年7月ママお仕事がんばって(MOG)事業推進室を立ち上げ、ママボラン事業を開始。

 

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :36歳

・お子様の年齢 :1歳9か月

・ワークスタイル:残業なしフルタイム(9:00~18:00)

 

 

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 

現在、自分達で起案した新規事業「ママボラン」の事業責任者をしています。

ママボランとは、ボランティアを通したワーキングマザー向けのキャリア支援事業です。

主に育休取得中の女性にNPOやベンチャー企業でのボランティアを紹介、異業種で新たな経験を積むことで自分の強みを再発見したり、復職に向けての練習期間にする、という新しいサービスです。

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

朝は6時半に起床し、朝飯を作りながら夕飯も作ります。忙しい時間ですが、合間に夫に仕事や育児の相談をしています。夫のアドバイスが的確すぎて、夜だと悶々としてしまうので、特に仕事の悩みは朝するようにしています。

昼間は午前中に資料作成やメール処理など集中して行う仕事、午後はミーティングや営業、研修など人とかかわる業務を入れるようにしています。

保育園のお迎えは18時半。仕事が終わって娘とイチャイチャする夜の時間が至福の時。育児で唯一こだわっているのが生活リズムなので、21時過ぎには寝かしつけるようにしているのですが、8割の確率で一緒に寝落ちしてしまい翌朝落ち込みます。

 

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出産して、何が一番変わりましたか?

 

生活リズムですね。出産前はほぼ毎日飲み歩いていたので寝るのは2時過ぎ。翌日は二日酔いで午前中はトイレとの往復、というサラリーマン失格な生活でした。今は規則正しい生活のおかげで日中の生産性が上がって、肌もきれいになりました。人生で最も健康体です(笑)。

 

 

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

もともと子供が大好きなので、ママボランという事業を通していろんなお子さんに会えるのが楽しくてしょうがないです。弊社は子連れで研修を受けられる部屋があるので、ママさんが研修中考え込んでいる間に抱っこさせてもらって癒されています。

 

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

噂では聞いていましたが、重要な仕事があるときに限って子供は熱を出すという・・・子育てマーフィーの法則が発動されたときは「チーム家族」で乗り切ります。まずは夫、夫の両親、うちの両親。幸い今のところ夫だけでほぼ調整できていますが。

(ちなみに子育てマーフィーの法則は私が勝手に呼んでいるもので、他には「急いでいるときほどウンチを漏らす」「替えがない時ほどご飯を服にこぼす」などがあります。)

先日、娘が熱性けいれんを起こして、一瞬、呼吸も止まって死んだような状態になってしまって。体調が回復してからも、この子と一緒にいたい、会社に行きたくないと泣きました。家族が健康だからこそ仕事が楽しめるのだと心底思った出来事です。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児では「一緒にいる時間が娘との思い出時間」と心がけています。

つい家事や仕事をしてしまったり、時間があれば携帯を覗いてしまったりするのですが、西原理恵子さんの漫画を読んで、もっと一緒にいる時間を大切にしたいと思うようになりました。子供時代はあっという間、時間は戻らないですもんね。

 

仕事で心がけているのは「無駄を愛する」ということ。就業時間が限られていると、つい効率性や生産性を気にしてしまうのですが、いまは事業の立ち上げ期なのでいろんな人と会ったりセミナーに出たり、事業とは直結しないような時間も大切にしています。オフィスも、あえていろんな拠点で働いて様々な部署の社員と話をするようにしています。

あとは、地域のママさんや地元の友達など、多様な立場の人と話して、自分の凝り固まった価値観をほぐすことも意識的にしています。同じ会社の社員や、キャリア意識の高いワーママとばかり話していると、まるでそれが一般的のような錯覚に陥ることがあるので気を付けています。みんなちがって、みんないい。キャリアカウンセラーとして、自分の解を押し付けるようなことがないよう、心がけています。

 

 

 

 

昨年、育休中に「ママボラン」というサービスを起案したそうですが、きっかけを教えてください!

 

育休中に、自分のキャリアについてすごく悩んだんです。これまで新卒で入社以来、営業や新規事業、人事といろんな経験を積んできました。産休に入る前は人事のマネージャーとして、未経験で研修や人事制度の運用など、責任ある仕事をたくさんやらせてもらいました。でも、産休・育休で会社から離れて、ふと、私はなにをやりたかったんだっけ、と考えたのです。

私がインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社した理由は、世の中に新しい働き方を生み出したかったから。日本の硬直した雇用慣行や働き方を変えて、仕事を通して成長し、仕事を通して自己実現していく、そんな社会にしたくて人材サービスを選びました。

育休という、会社と距離ができたからこそ本来の自分に立ち返れたというか。入社当時の想いを思い出して、また事業に挑戦しようと思えるようになりました。そんなタイミングで、ママボランを構想していた同じく育休中のメンバーと出会って、一緒に社内の新規事業コンテストに応募しようということになりました。

 

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復職後すぐに新しいサービスの立ち上げは大変ではありませんか?

 

育休中に、私は人事ではなく事業を創っていくと決めたので、大変さはありませんでしたね。

映画マトリックスの中で主人公ネオが敵のスミスに「この戦いはお前と関係ないじゃないか。なぜそこまでして戦うのだ?」と尋ねられて、こう答えるんです。「Because I choose to.(私がそう選んだからだ)」

わたしはこの道を選んで、幸いなことに経営陣は事業化のチャンスをくれたので、大変だと思うことはないです。Because I choose to.

あと、もう少し現実的なお話をすると、同じワーママのメンバー3名でやっているのでお互い支えあえるというのも助かっていることです。子供の体調不良時や、仕事があふれそうな時は、すぐ他のメンバーにヘルプをお願いします。3名に加えてそれぞれの夫も同じチームと考えると6名いますので、仕事や家庭を6名で支えていると思えばなんとかなるんじゃないかと思っています。

 

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次に育休を取るなら、絶対にこれはやりたい!という過ごし方はありますか?

 

いまママボランの営業をしているので、もし二人目に恵まれたら、私自身がママボランとして事業貢献したいですね。素晴らしい事業を少人数で支えているNPOやベンチャーがたくさんあるので、自分の経験を生かしてなにかできればと。

あとは、上の子も連れてフィリピンに親子留学に行ってみたいですね。

 

 

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

 

ママボランを通して、元気なワーママを応援していきたいです。

組織名はそのままズバリ「ママお仕事がんばって(MOG)事業推進室」と名付けました。

復職後、罪悪感を持ちながら働いている方はまだまだ多いと思うのですが、私たちは事業を通じて“育児はキャリアの「ブランク」ではなく「ブライト」なんだ”というメッセージを伝えていきたいと思っています。

組織名には、子どもに「ママお仕事がんばって!」と言ってほしい、ママの働く姿を見せることで子どものキャリア観の醸成につながれば、という思いも込められています。

 

 

 

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

 

ここまで話してきてなんですが、私個人はパワーママではないと思っています。一緒に事業を創っている二人の仲間がいて、さらにその家族も含めてママボランは成り立っています。一人でパワーママになろうとせず、会社の同僚や家族と一緒に協働することが大切だと思います。

ママお仕事がんばろう!MOG

 

(インタビュー:山本恭子、構成:千田)

2017年10月9日 0 comment
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小田木さん

今回ご紹介するパワーママは、村田亜希子さんからのご紹介。以下、ご紹介メッセージです!

仕事と育児の両立に悩んでいた時期に、「仕事を大切にすることが、子どもを大切にすることに繋がる」と、背中を押してくれた先輩お母さんの株式会社NOKIOO ON-MOプロジェクトの小田木朝子(おだぎともこ)さん。

社会とつながりが持てない、おいていかれる…と想いがちなお母さんたちに、「子育てはブランクではない」ことを伝え、絶大な支持を受けている女性です。

小田木さん

小田木さん

プロフィール

・氏名:小田木朝子

・会社名:株式会社NOKIOO http://www.nokioo.jp/ /一般社団法人育勉普及協会 http://ikuben.jp/

・役職名:マネージャー

・職種:営業

・簡単な経歴:

静岡県在住。小学3年生、5歳の2人の娘と夫の4人家族。

2社の転職を経て、一貫し法人営業としてのキャリアを積み、その大半を企業へのウェブマーケティング企画提案業務に従事。

結婚・出産を経てITベンチャー・NOKIOO創業メンバーとして参画。自身の経験を活かし子育てママの就労支援『ON-MOプロジェクト』を立ち上げ、事業化。2017年からは、一般社団法人育勉普及協会を立ち上げ、子どもを持った女性のための基盤づくりの学びを資格化し、広げることに取り組む。(中小企業診断士/1級販売士)

・居住地:静岡県

・ご自身の年齢 :38歳(2018年)

・お子様の年齢 :(西暦でお願いします、生まれ年でタグをつけるためです。)8歳、5歳(2018年)

・ワークスタイル:正社員、フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

私が働くのは、祖業7年目のITベンチャー企業・株式会社NOKIOO(http://www.nokioo.jp/)です。担当する事業は2つ。1つは静岡県内で5,000人の子育てママのネットワーク・ON-MOプロジェクト(http://on-mo.jp/)を持つON-MO事業。子育て中の女性ばかり5人チームで、主に行政の「女性活躍」や「就労支援」に関わる事業を民間提案で受託しています。そして、2017年からは一般社団法人育勉普及協会(http://ikuben.jp/)を設立し、女性の両立のための時間術や思考術を認定資格にするという新規事業にも並行して取り組んでいます。育勉(いくべん)は、「子育てしながら勉強する」という私たちの造語です。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4:00前後 起床、仕事や勉強(貴重な自分時間!)

6:00~7:30 家族で朝食、身支度

8:30~17:30 オフィス勤務や営業・出張

17:30~18:30 学童保育と保育園のお迎えを経て帰宅

19:00~20:00 夕食やお風呂

21:00前後 就寝(週に1-2回はオンラインMBAの授業に参加)

出産して、何が一番変わりましたか?

物理的には時間に対する意識です。限られた時間でいかにやり切るかという姿勢で仕事をするようになり、そんな働き方を長女出産から8年続けるうちに、かなり鍛えられたと感じています。

でも最大の変化は、働くということに対する目的意識や、価値観の変化です。両立することで、仕事も家事も育児も、すべて中途半端になってしまった感覚に悩んだこともありましたが、今は「子育てはブランクじゃない」「自分で働くと決めたなら子どもに誇れる働き方をしよう」と考えています。覚悟ができたことで、多少のことには動じなくなりましたし、大変なこともポジティブにチャレンジできるようになりました。

母になったことで、知った世界や人脈、経験したこと、価値観の変化があって生まれた事業(ON-MO事業、育勉普及協会)が今の私の仕事です。こうした仕事にチャレンジしていることも、以前は想像のつかないことでした。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私の子どもは2人とも女の子なので、「女性はいくつになっても、子どもを持っても、仕事をしながらイキイキできる」姿を見せられることでしょうか。子どもたちが自分の将来をポジティブに考えるための《刷り込み》を日々している気持ちです。

最近、小学生になった長女は、ママがお仕事にいくときのお化粧した顔が好きだと言ってくれます。(夕方に化粧が落ちた顔でお迎えに行くと怒られます。)

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

長女出産からしばらく、出産前の生活や働き方からのあまりの変化の大きさに、どう対処して良いか分からずジタバタ苦しんだことですね。

育休中は「なんだか社会から自分だけ取り残されているような」気持ちに悩み、復帰後は残業できない中で仕事が中途半端になった感覚を持ち、育児なく働く同僚と自分を勝手に比較し「ハンディキャップを負いながら働いている」とモヤモヤしました。さらに、かわいい子どもを持ちながら、そんな思いを抱えてしまう自分に、「母親としてどうなのか」と罪悪感まで持ち、今振り返ると暗黒期間でした。

 

それをどうやって解決していますか?

いろいろ悩みましたが、「仕事を辞める」という選択肢が自分にあったかというと無い。それなら「働くことで子どもに良い影響を与えられるような存在になろう」と仕事に向き合う姿勢が決まりました。覚悟が決まると、行動も変わったのです。

例えば、時間がないことに対しては、限られた時間で成果を出せばよい。それには今よりスキルを磨くのが早いと思い、資格取得にチャレンジしました。この経験も、時間管理能力と集中力を高め、「子どもがいてもやればできる!」という自信を与えてくれました。何よりうれしかったのは、そんな自信が子どもへの笑顔を増やしたことです。漠然とした不安が消えてイライラしなくなり、多少のことに動じないポジティブ思考が身につきました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も、まずはやってみる、行動してみる、そして失敗や不完全なことを許せる寛容さを大切にしたいです。私は育児と仕事、オンとオフという線を引く概念があまり無くて、どちらも一緒にあるのが日常だと考えます。38歳の今の自分は、母としてもビジネスパーソンとしてもまだまだ成長途上で、何をやるにも試行錯誤です。リスクを恐れずチャレンジして、その経験で成長できればいいなと。もう赤ちゃんじゃない子どもたちも、自分なりの世界を持ち始めているので、家庭がそんなお互いのチャレンジを支えるベース基地になれば良いです。

 

ON-MO事業と、一般社団法人育勉普及協会事業に関わるメンバー。全員がママ

ON-MO事業と、一般社団法人育勉普及協会事業に関わるメンバー。全員がママ

 ON-MOプロジェクトについて、立ち上げの背景を教えてください

ON-MO(おんも)プロジェクトは、4年前に静岡県浜松市で「育勉(いくべん)セミナー」というママのためのワークショップを開催したことから始まりました。

私だけでなく、周囲に同じようにママになってからのキャリアや両立に悩む女性がたくさんいました。こうした女性のための何か機会が作れないかと考えたのです。

育勉セミナーの目的は、仕事に育児にと毎日に一生懸命な女性が、母であることを楽しみながら充実した生活を送ること、何より子どもへの笑顔を増やすことです。これまで私が思考錯誤しながら得た有効な考え方やテクニック、多くのママからの意見が取り入れられています。

 

浜松での定期開催や、地域を越えた企業や行政からの開催依頼などにより、徐々に広がっていきました。《ON-MOプロジェクト》は、そんな育勉セミナーに集まるママ、共感してくれるママのネットワークとして誕生しました。今は約5,000人の会員組織になりました。

 

地方(浜松)における、ワーママを取り巻く現状について、どう思われますか?

ON-MOプロジェクトの会員は30-40代で小学生までの子どもを持つママが大半です。会員アンケートでは、就労率は48%。今ちょうどワーママ・専業主婦比率は半々ですが、今後はワーママ比率が拡大していく機運を感じます。ワーママと言っても、何のために働くか、どう働くか、どの程度働くか、今は選択肢が多様なだけに、自分の人生と子どもの成長の中で「自分はどんな選択をしようか」迷うことが、アンケートから伺えます。この点は、地方も都会も大差ないのかもしれません。

 

社会とつながりが持てない、おいていかれる…と思いがちなお母さんたちに、「子育てはブランクではない」ことを伝えている朝子さん。なぜ伝えるようになったのでしょうか?

悩んでいたころの私は、母親が仕事や何かチャレンジをする上では、子どもが小さいことは、行動の「制約」だと思い込んでいましたが、それは間違いでした。子どもが制約であるはずがなく、そうなるかどうかは自分次第。むしろ、私にとって成長の「機会」を与えてくれたのも子どもなのです。

そう気づけたことで世界が大きく変わった経験から、「私にもできることがある」と考えたのがきっかけです。

 

私自身(インタビューワー)が仕事と育児の両立に悩んでいた時期に、「仕事を大切にすることが、子どもを大切にすることに繋がる」と、背中を押して貰いました。その時の朝子さんがどのような思いだったか教えてください。

とても共感します。「子どもも大事だし、仕事も大事」なのが自分の価値観であれば、その価値観を基に、どう行動すれば良いか考え、工夫することが大事ですよね。

自分が良いと思う選択をすることで、子どもにどんなメッセージを伝えたいか、自分なりの答えをみんな持っているはずなんです。

子どもはママの笑顔が大好きで、そのママの笑顔は、ママが自分の人生を主体的に生きているからこそ出るものだと思います。

 

育勉普及協会のプロモーション

育勉普及協会のプロモーション

今後の目標やプランを教えて下さい!

ON-MOプロジェクトは静岡県基盤のローカルビジネスとして、ここまで4年が経ちました。次の目標は、一般社団法人育勉普及協会のビジネスモデルをきちんと確立することです。育勉という女性のための学びを広げ、子どもを持った女性が《主体的に自分の人生を生きる社会》の実現に貢献したいと考えています。

そのためにまずは、育勉を教える先生(認定資格者)を全国に早期に100名育てます。

※2017年9月から『認定育勉インストラクター』になれる資格制度がスタートします。
育休中のママや、女性活躍について社内講師を担う女性にも、役立つ資格ですので、ぜひ多くの方に関心をお持ちいただければうれしいです。 ≫一般社団法人 育勉普及協会 http://ikuben.jp/

 

最後に、メッセージをお願いします。

出産後のキャリアに悩む場合は、「自分はどう生きたいのか」「自分の価値観は何か(どんなときハッピーを感じるか)」という風に、自分に聞いてみるのが有効です。正解はないため、自分で決める、自分の言葉で語れるのが大事。「選ぶ」ことに自信を持ってください。

あなたを幸せにできるのは、あなただけなのだと思います。

2017年8月29日 0 comment
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今回のインタビューは、エンタテイメントの企業である株式会社ムービックで課長を務める渡邉香里さん!

「男女平等だと育てられ学校を卒業したのに、社会に出たらそうではなかった。」渡邉さんのインタビューを一読したとき、そのエネルギーが心に沁みました。パワーの源は「愛と怒り」と答える渡邉さんが、どのようにタスク盛りだくさんの毎日の仕事をこなしながら、ご家族とも暖かなコミュニケーションが取っているのか、その秘訣を伺いました!(千田)

 

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プロフィール

・氏名:渡邉 香里

・会社名:株式会社ムービック

・役職名:課長

・職種:アニメ・漫画・ゲームのキャラクターグッズの企画営業

・簡単な経歴:中央大学法学部卒。株式会社ムービックに新卒で入社。映画館向け物販事業の企画営業を担当し、29歳で社内結婚、31歳で出産。新卒採用者として初めて、育児休業を取得・4ヶ月で復帰。復職後、キャラクターグッズのオフィシャルストア事業に従事。管理職に昇進。合わせて、社内での産休育休制度の充実、マニュアル整備を提案・推進し、初のダイバーシティ担当にも就任。

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :38歳(1979年生まれ)

・お子様の年齢 :5歳(2011年12月生まれ)

・ワークスタイル:月~金フルタイム勤務、月に何回か出張あり。

 

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 

アニメイトグループの中核企業・ムービックで、アニメ・漫画・ゲーム等のキャラクターグッズの企画制作、各作品のオフィシャルストアの企画・運営をしています。ストアでの限定商品の企画、フェアや店内イベント等の販促から、宣伝、スタッフのマネジメントや店舗の運営まで、トータルでお店をプロデュースする仕事です。様々なストア・企画を立ち上げ、部署で常時10店舗前後を運営しています。

誰もが知っているタイトルから、旬でコアなタイトルまで、老若男女問わずファンの方々が集い、世界中のお客様に来てもらい、喜んで頂ける、そんなやりがいのある仕事です。
会社のモットーは「楽しくなければ仕事じゃない」。
お客様をワクワクさせる、楽しい仕事なので、私たちも全力で楽しんで働いています。

 

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

7時半 起床(朝の支度や朝食準備は夫がやってくれます)

9時半 出社

18時半 退社

19時 保育園お迎え(週1回ずつ義母・夫も担当)

19時半 夕飯 娘のピアノ練習やドリルにつきあう

21時 入浴~子供と遊んだり、寝かしつけ

23時~25時 メールチェック、仕事、読書、ゲーム

25時 就寝

週1程度で取引先様との会食、月2回程度の国内出張があります。ママはみんな早起きだと感じていますが、とことん朝が弱い私は、結局夜型のままです…。家事は週末にまとめてやります。

 

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

 

優先順位で、自分の人生が一番ではなくなったので、肩の力が抜けました。

同時に、子供が生きるこれからの日本や社会全体に責任を感じるようになり、豊島区の行政委員に立候補して1年間、女性が住みたいまちづくりを提案する「としまF1会議」の委員を務め、他の自治体を調査して提案した「子育てナビゲーター」の新設を実現しました。豊島区が1400万円も予算をつけてくれたんです!

行政が他人事から自分事へと変わりました。

今でもたまに各所での講演に声をかけてもらったりしています。

子供がいなかったら出会えなかった、新しい世界やステキな人々に関わり、自分自身が成長でき、仕事にも良い影響が出ています。

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ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

元々モーレツに働いていたので、育児が趣味みたいになっています。逆に仕事のおかげで、娘と二人だけの世界に閉じこもらずに済むので、視野が広いままでいられる。基本、平日はその二つしかしていませんが、両方とも好きなことなので、前よりバランスが取れて、常にハッピーです。

 

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

復帰して3年間は自分との闘いでした。

会社では120%で仕事できない罪悪感と劣等感。以前の自分や専業主婦持ちの男性社員と比べて、仕事だけに集中できない。時間にも制約がある。部下と飲みにも行けない。

育児では、専業主婦や他のママと比べて、子供と一緒にいられない、手をかけられない、罪悪感と劣等感。家事も苦手ですし。出張先から電話したら、熱出した子供が泣いていたり。

そんな状態で働いて、結果も出せず、いつか後輩男性の部下になるくらいなら、いっそ今辞めて育児に専念した方がいいかもしれない、とも思い落ち込みました。

 

 

 

それをどうやって解決していますか?

 

同じ会社で働く夫に相談したら「それなら俺が辞める」と言いました(笑)。私が辞めるのは日本経済の損失だから、俺が辞めるって!

その一言で悩んでいるのがバカバカしくなりました。夫に辞められても困るし、もう協力してサバイブするしかない。あとは覚悟と自分の気持ちのコントロールだけだと気付いて、悩んでいる時間の分、少しでも前に進むことにしました。

フルタイム正社員と専業主婦はダブルワークですから、そもそも男女関係なく誰にも無理。少子化の中、人口増やして、更にフルで働いて2人分で税金も納めている。我が家は国から表彰されてもいいくらいだ!と思うくらい図々しくなりました。

あとは仕事で結果を出すことです。役職相応の仕事をきちんとする、任されたら+アルファの仕事で応える。社内外から常に厳しい目線で見られているつもりで、それに応える覚悟でいます。どんなに頑張ってても結果が出せなきゃダメ。

具体的に言うと「子持ちは使えない」「女に管理職は無理」「働いているから子供がかわいそう」と絶対に言わせるもんか!と常に意識しています。

誰にも言われたことないですけど(笑)。

 

 

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

仕事では、育児を言い訳にしないこと。

育児では、仕事を言い訳にしないこと。

どちらもやると決めたのは自分なので、私にしかできないことで成果を出す。任せられることは信頼して任せる。どんな選択にもリスクはあるので、責任を持って自分でケツを拭く、ということでしょうか。

 

 

 

仕事を続けていく上で、具体的にどのようなサポート体制があるのか教えてください!

 

他のママたちに申し訳ないくらい、ものすごく整っています。整えているというか。

まず会社の近くに住んで、通勤時間をカットしています。1分でも惜しいので。運よく夫の実家も近く、義母は定年までテレビ局で勤め上げた、ワーキングマザーのお手本のような人なので、いつも応援してくれ、娘のバレエの送迎と合わせて週1のお迎え~夕飯を担当してくれています。

そんな義母のおかげで、夫は子供の頃から家事もしていて、自分のことは全て自分でできます。私も同じ金額を家に入れるので、家事も半分ずつ、という理論で全て半々で分担しています。

また、妹夫婦に近所に住んでもらい、平日の夕飯を外注しています。代わりに私が妹夫婦の家の食費も払う。先日、引越しを検討していたので、敷金の10万円を渡して近くにしてもらいました(笑)。金で解決のパワープレーです。

去年、郊外の実家を売って、実の父母も同じ駅に呼び寄せました。父の病気もあり、若い時から私が金銭的なサポートをしてきた為、私が働き続ける事が大事なので、強気な選択ができました。孫といるのは楽しそうですし、何かあってもすぐサポートできる距離で親孝行であるはず!と自分に言い聞かせています。

これで小1の壁突破作戦の準備完了!です。

私が仕事に全力を尽くせるよう最適化した環境なので、大黒柱である私が働くことを中心に、家族全員が動いている状態ではあります。絶対辞められません(笑)。

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ものすごくエネルギー溢れる渡邉さん!そのパワーの源は?

 

愛と怒りです。ロックですよね(笑)。

男女平等だと育てられ学校を卒業したのに、社会に出たらそうではなかった。

女であることで圧倒的に生き辛かった。娘と娘世代の全ての女性たちのために今私ができるのは、自分と自分の会社、身の回りの社会を変えること、もっと良くすること。男女雇用機会均等法時代の先輩たちのバトンを受けて、私達世代が頑張らないと。

娘たちに同じ思いはさせたくない。

 

 

 

パートナーや家族とのコミュニケーションで大事にしていることを教えてください。

 

チームワークです。夫がキャプテン、私が副キャプテン。娘もひとりのチームメイトとして尊重し、対等に参加します。皆で協力して家庭を運営する。誰かのサポートをする。

旅行先や日程、ビニールプールの購入、ハロウィンの仮装はどうするか等、なんでも家族会議で決めます。休日も基本的には一緒に行動しています。

頑張る時も、楽しむときも、ダラダラするときも一緒です。

先日、私が夫から給与を受け取っているのを見て、娘が自分の手元にあったお小遣いを持ってきました。「私もチームに参加しているから、私のお金も半分使って。ママは少しでも休んで。」と言ってくれました(笑)。

 

 

 

家族とのコミュニケーションで工夫していることは?

 

子供を子供扱いしないこと、夫も子供扱いしないこと。

私より可能性のある人間として、期待してお願いして、苦手なところはフォローします。

最終的には、任せた私が責任を取ります。仕事での部下に対するスタンスと同じです。

 

 

 

自分の心と身体のメンテナンスで工夫していることがあったら教えてください。

 

好きなこと、やりたいことを我慢しない!全力で遊ぶ!!

働いていること、子供がいることを理由にせず、やりたいなら絶対やります(笑)。

年に1回家族でハワイと海外ディズニーパークに行って全力で遊んでリフレッシュしています。国内ディズニーは、年間パスポートを家族で持って、土日はだいたいディズニーで充電しています。私の場合、エンターテイメントを体験すること、遊ぶこと自体が仕事にもつながりますし!

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今後の目標やプランを教えて下さい!

 

2人目産んで、またすぐ復帰して、新しい仕事にもチャレンジしたいです。

あとはディズニーのカリブ海クルーズに行くこと!それが最後で、海外ディズニー全制覇です。

先の話だと、娘からは「私が大人になったら働くから子供の面倒見てくれる?」と言われています。今は全力で働いて、色々なサポートで娘を一緒に育ててもらっているので、50・60代になったら社会への恩返しをするつもりです。保育や地域社会に貢献できればと思っています。

 

 

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

 

私も、身の回りにロールモデルがいませんでした。

でも当たり前でした。私とそっくりな人はそんなにたくさんいないから。

きっとワーママの生活は全てその人たちの作り上げたオーダーメイドです。

「香里さんにしかできない」「私には無理」と何度も言われました。皆にできることだとは思っていません。しんどいこと多いし。だからこそ、体力と能力と環境があって、できる私がまずは頑張る。風穴を開ける。もし後に続く人が出てくれたら嬉しい。それだけです。

育休復帰1号だった私ですが、今は会社の制度やフォロー体制も充実し、社内に10人以上のワーママがいます。これがとっても嬉しい!色々な働き方、家族があっていいと思います。

あとは自分がどうしたいか。仕事も家庭も、自分でマネジメントするしかない。

働いていると、金銭的にも、精神的にも自立できるので、自分で選ぶこと、変えることができる。だから、全力で女の人生を楽しもうと思っています。

女に生まれてよかった!と思っていますし、いつか娘にもそう言わせたい!

一緒に楽しみながら頑張りましょう!

 

 

 

(インタビュー:杉浦那緒子、構成:千田)

2017年8月26日 0 comment
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プロフィール

・氏名: 藤原 智子

・会社名:株式会社チェンジウェーブ

・役職名:副代表

・簡単な経歴:新卒でリクルート入社。営業、商品企画、渉外業務、営業企画などの職種や管理職を経験し退職。その間、2度の出産・育休を経験。その後個人事業主として独立後、チェンジウェーブへ参画。

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :   37歳、

・お子様の年齢 :  7歳、3歳

・ワークスタイル:テレワーク中心

 

現在のお仕事の内容を教えてください。

自分達では「変革屋」と名乗っています。人はいつでも変化できる、という想いをベースに、その後押しをする仕事です。

対象は個人から企業、組織、社会まで様々ですが、現場のリアルな課題をつきとめて解決する方法を探り、実際に変化するまで一緒に取り組みます。研修やワークショップ、コーチング、仕組み作りなど、提供する内容は課題にあわせて違うのですが、「必ず変化する」結果にこだわっています。プログラムを設計するだけでなくお客様と共にパートナーとして「伴走する」のが特徴だと思います。

 

チェンジウェーブ HP http://changewave.co.jp

 

具体的にはどんなプロジェクトを進めていますか?

例えば、『新世代エイジョカレッジ』(http://eijyo.com/)は2014年からスタートさせたプロジェクトですが、営業職の女性が働きやすく、さらに活躍できる社会を目指して異業種合同で進めています。去年は20社、200名を超える女性が参加して下さいました。初めは皆さん「営業職で働き続けるなんてムリ」とおっしゃるのですが、終了後のアンケートでは98%の方から「やっぱり営業が好き!!」「続ける!!」といった前向きな声が寄せられたんです。この変化を見ると、そのきっかけ作りができたことが本当に嬉しいし、今後さらに参画いただく社数も拡大し、社会的なムーブメントにつなげたいと考えています。

 

どんなワークスタイルをとっていますか?

ほぼ毎日、テレワークです。もちろん、顧客訪問や研修で一日中出張という日もありますが、定例のミーティングで出社日が決まっているのは月2回だけです。常に社内SNS等で情報は共有しますし、Skypeや電話でもコミュニケーションをとります。必要に応じてカフェで打ち合わせをすることもあります。私だけでなく、メンバー全員が自分で自分のワークスタイルを決めています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00    起床 何をする、と決めてはいませんが自分の時間にしています。

6:00  食事の支度、洗濯など

7:00  家族が起床、朝食

下の子を保育園に送るのは夫が担当です

…とは言っても夫は出張が多いので、私が行くことも。

8:30 仕事開始

17:00仕事終了  ここで線を引いています。17時以降、PC仕事はしません。

ただ、連絡や相談が頻繁に入るので、夕食の支度をしながらもスマホで連絡を取ったり業務を進めることはあります。

夕食、子どもと遊ぶ&宿題チェック、入浴など

21:30 就寝 子どもの就寝時間にあわせて寝ます

 

出産して、何が一番変わりましたか?

時間の概念、タイムマネジメントですね。ワーママはみなさんそうだと思うのですが、仕事を終わらなければならない時間からすべてを逆算して、やらなければならないこと、手順、周囲に依頼すること等を日々考えますよね。仕事のムダも徹底的に省きますし。

私は子どもがいない頃、長時間労働もかなりしていましたから、デッドラインが決められた状況に強制的に置かれないとこんなふうには考えられなかったかも。そういう意味ではラッキーだな、と思います。

 

テレワークをうまく進めるコツは何ですか?

「割り切り」です!みんながまだ働いているのに自分が仕事を終えていいのか、などと気にせず、自分のスタイルを決めること。

弊社ではメンバーほぼ全員がテレワークですから、お互いに相手の働き方を尊重して、理解するようにしています。あとは情報をきちんと共有して仕事を「見える化」することでしょうか。進捗状況や内容がわかるように共有フォルダに資料を入れ、スケジュールもお互い公開しています。

私はマネジメントもしますから、成果をどのように評価するかにも気を配ります。また、フィードバックはなるべく早めに、完成形が出来上がる手前で送るようにすればロスが出にくいですよね。社内SNSで連絡をとりあうことが多いので、メッセージはとにかく早めに返信します。おかげでチームの仕事が進むスピードはかなりの速さです。待ち時間やダラダラしている時間はなく、常にDO! DO! なので、相当疲れます(笑)

ですから、緩急のコントロールも自分で意識しないとダメですね。

(※チェンジウェーブは 2016年、総務省「テレワーク先駆者百選」に選出)

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うのはどんな時ですか?

子どもを通じて、仕事だけではない色々なコミュニティに参加できるようになり、人間関係が豊かになったと感じています。

あと、単純なんですが「ママ、お仕事頑張ってね」と子どもに言われると、朝から気分がアガります(笑)

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育児と仕事、それぞれで大事にしていることは?

育児では、子どもが何かやりたいと言ったときに否定しないこと。あと、一緒に遊ぶ時間は必ず作るようにしています。最近は毎日夕食後に、息子とキャッチボールをするのが楽しいです。男の子なので本気で投げてくるので痛いのですが、力が付いたなーとこんなやりとりで成長を実感したりしますね。

仕事では、メンバーそれぞれが楽しんで、前向きな気持ちで頑張れるようなマネジメントを心がけています。そもそも弊社は会社というより、プラットフォームのような感じなんです。それぞれ自分の目指すものがあった上でここに出入りし、集う。「やりたい」をベースに仕事を組み、網の目のように皆で協力体制を作ります。働き方もバックグラウンドも多様な人材が集まっていますから、かなり高度なマネジメントスキルが求められますが、こうした、会社や組織にとらわれずにプロジェクト制で進めるような働き方は今後絶対に増えていきます。その近未来を実験しているような気持ちで、ひとりひとりにあわせた働き方、ポジティブに取り組める組織を作っていきたいと思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか? それをどう解決しましたか?

1回目の育休から職場復帰した後に、管理職にならないかと打診されました。「子どもがいて管理職なんてできない」と躊躇してましたが、トライしたい気持ちもあり、上司が背中を押してくれました。

実際やってみるとマネジメントの楽しさ、やりがいもありましたし、「やれる」と信じればできるんですよね。あの時トライしたい気持ちを信じて良かったと思っています。

今、子どもが何かに取り組む時にも、なるべく「あきらめないで」と伝えるようにしています。やめようと思えばいつでもやめられるし、やり方を考えたり見方を変えたりするだけでも可能性はずいぶん広がると思うんです。

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お話を伺っていると「あきらめないで」という言葉がよく出てきますが。

私自身、営業でキャリアをスタートさせましたが、28歳の時に「このまま営業職でキャリアを積んでいけるだろうか」と悩み、自分から商品企画部門への異動を願い出た経験を持っています。

今思えば、「続けていけない」「無理だ」「営業で管理職なんてとんでもない」と考えていたのはほとんどが思い込みによるものでした。あの時あきらめずに続ける方法を考えていたら、本当は大好きだった営業職として違うキャリアの可能性を開けたかもしれない。そんな思いがあるから、皆さんに「可能性を狭めないで」と伝えていきたいんです。

 

 

では、転職を考えたきっかけは何だったんでしょうか。

2回目の産休の時、今後どんなふうに働いていくのかをずいぶん考えました。

管理職のやりがいも理解していましたし、会社に戻って「これをやって下さい」と言われれば頑張ってやるんだろう、と想像はできましたが、それでいいのかな、と迷ったんです。子どもがいて、時間的な制約がある中で働くのであれば、自分のやりたいことを優先したい。それでまず、会社をやめようと決意しました。

その後、人や組織の可能性を広げる仕事をしたい、ダイバーシティを推進したい、と周囲に話していたら、今の会社の代表、佐々木との出会いに結びつきました。人や組織、ひいては社会の変革をデザインし、後押しする「変革屋」に魅力を感じ、今に至っています。こんなふうに働いているなんて、退職した時には思いもしませんでした…。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

現在、エイジョカレッジだけでなく地方創生や企業のダイバーシティ推進など、様々な課題に取り組んでいるのですが、「変革」へのニーズを強く感じています。現在準備中のものも幾つかありますし、もっと色々な社会課題を解決するプロジェクトを仕掛けて一気に変化させたい、そのスピードを加速させたい、と考えています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

ワーママだから、子どもがいるから、と小さくならず、何かチャンスが来た時には「やりたいかどうか」を大事にしてほしいと思っています。大変かもしれないけれど、やってみたら何か生み出せるかもしれない。選択の時には自分の心が動いた方を信じて進む、です。
私も仕事をしながら自分の育児を振り返る毎日ですが、常にチャレンジしていきたいと思っています。皆で力をあわせればもっとやりたいことができる、大きな力になる、そしてそれが新しい空気を作ると信じています!

 

 

(インタビュー:高村)

2017年8月16日 0 comment
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長濱さん
長濱さん

長濱さん

プロフィール

・氏名:長濱智子

・会社名:LIFE STYLE株式会社

・役職名:制作部 マネージャー

・簡単な経歴:

日本大学 芸術学部 映像学科を卒業後、SEP, inc.へ入社。以来、Space ShowerTV、ロック観光協会、AQUENT、フリーランスで、ずっと映像業界に務める。子育てと仕事の両立を始めた頃、LIFE STYLE株式会社から、Watedly(ソーシャルリクルーティングサイト)で360度動画事業スタートの担い手としてスカウトを受ける。将来当たり前になるかもしれない360度VRの世界に興味を持ち、2016年、LIFE STYLE株式会社にジョイン。現在は制作部のマネージャーとしてチームをまとめる。

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :43歳

・お子様の年齢 :5歳(女)、6歳(男)

・ワークスタイル:月~金の週5日、裁量労働にて勤務。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

LIFE STYLE株式会社で、制作部のマネージャーをしています。外国人メンバーも含めた、国際色豊かたなメンバーと共に、現在は、360度VR動画の制作と、VRクリエイターアカデミー(http://vrca.l-s.co.jp/)という、ハイクオリティーな360度VR制作を学ぶ講座の立ち上げ・運営を行っています。

5歳と6歳の子供がいる為、時短で働いていたり、場合によっては家で作業をすることもあります。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00   起床・珈琲を飲む

6:30   朝食準備

7:00   子供起床・支度

7:50 長濱・長男出かける

8:30  出社 撮影、VRクリエイターアカデミー運営から、打ち合わせや資料作成等の社内作業まで、日によって様々

17:00~17:30 退社

18:00 家で息子を迎えを確認→保育園に娘を迎えに行く

19:00 帰宅・洗濯とご飯

20:00 夕飯

22:30 子供を寝かしつけ、自分も寝る

 

長濱さんとお子さん

長濱さんとお子さん

出産して、何が一番変わりましたか?

昼夜関係なく働くことが無理ということ。

新卒で入社した会社からずっと映像業界にいるのですが、この業界は昼夜関係なく働くことが当たり前でした。特に、音楽を扱っていたので、ライブの撮影やチェックをするとなると、必然的に夜になります。出産をきっかけに、昼夜関係ないという働き方が無理ということを、自分の身を持って体験したんです。子育てと自分のやりたいことをどう両立させるのか、それを真剣に考えるようになったという点が、1番の変化です。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

元々、”母親だから”働き方が特別だといった考え方はしていないのですが…最近あったことで上げるとしたら、保育園の卒園ビデオを制作した際に、他のママたちと子供が号泣したこと。こういった思い出ビデオをさらっと作れる作れる技術を持てているのは、映像業界で働いているからこそだなとは感じました。

後は、私は子供の将来を考える時に、興味を持つ業界や将来就く仕事は何でも良いのですが、自分の背中を見て欲しいなと思っているんです。「私の背中を見ろ!」って堂々言える状態に既に自分がなっているので、働いていて良かったなと思います。


育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

やはり両立することですね。業界や職種の特性の影響も使ったとは思うのですが…

最初の子が生まれた当初は、土日昼夜関係ない働き方が当たり前でした。担当案件の仕上がり間際は、徹夜が当たり前ですし、私もそうやって仕事してきました。

でも子供が出来て、この生活スタイルを合わせることが出来ないことを、突然目の当たりにしたんです。実際、この業界で働くお母さんって全然いなかったですし、子供がいるから働き方が合わないということを理解してもらうのがそもそも難しかったです。

 

子供が生まれた当初だけじゃなくて、正直今だって常にパツパツの状態。笑

働く親のスケジュールって、仕事と子育ての業務が隙間なくパツパツに組まれていて、それのローテーションで毎日が回っていると思うんです。買い物しにスーパー寄るのもギリギリ。常に100%埋まっているから、一つでもイレギュラーなことが発生すると、それに関連する様々なことに影響が発生してしまう。

 

多様性なチーム

多様性なチーム

それをどうやって解決していますか?

まず始めに行ったことは、土日・夜に仕事をしないこと前提に、自分の仕事の時間を組み直すこと。受ける仕事と受けない仕事を、意思を持って選別すること。これをやらないと自分が倒れちゃうなと感じたので。笑

現在は、裁量労働で働いていますし、子供の熱や急なことがあれば、家で作業をしていることもあります。

また、現在のチームは様々なバックグラウンドを持っていることもあって、私が母親であること、代わりに作業することに対して、とても理解をしてくれているんです。なので、連絡は取ること可能だから、この作業お願い出来る?みたいに、いつも頼りに出来る安心感があります。

後は、ママ友がいることが心強いですね!保育園に通っている子供のお母さんて皆働いている。だから、急な仕事が入ったりすることに理解がある。だから、ママ友同士で「OK! 私が代わりに迎えにいく!」みたいなことが出来ているんです。

 

まあ、そうは言っても日々綱渡りなんですけどね。笑

だからこそ、何か起きそうだなという予兆を逃さないように、常にアンテナを張っておく。事前にその予兆に気付いた時は、ことが起きる前に手を打つんです。例えば、子供が今日熱はないけどなんか元気ないなと思ったら、その場でおばあちゃんの明日の予定を押さえておくとか。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、”子供の意見を聞くこと”。あなたはどうしたいの?といったは、常に問うようにしています。自分で考えることを大切にしたいと思っているので。

仕事面では、先程述べたこととも少しかぶるのですが、”時間の使い方”。子育てをしているからこそ、この”時間の使い方”は常にとても意識しています。

 

また、2つに共通して言えるのは、”公私混同”にするということ。育児だから、仕事だからという決まりきった壁は置かない。これは、昼夜関係ない映像業界にいたからこその考え方かもしれませんが、私の座右の銘にもしています。

一緒に雑魚寝してけんかもして、何でも言い合える関係だからこそ、良い仕事が出来ていたんです。その感覚を現在も、育児でも仕事でも大切にしたいです。母親だからわかること、子供も私がこの仕事をしているからこその発見や出会いをどんどん共有したいです。

 

 

お仕事である「360度VR」のこれが面白い、ということを教えてください!

何よりも、まだまだ可能性が無限に広がっているのが、面白いです。360度が当たり前の将来が待っているかも!と想像するだけでもワクワクします!

後は、映像製作に携わってきたからこそ、一般の映像との違いに魅力をとても感じています。360度の世界って目の前だけではなく、空間そのものを演出するんです。視聴する人に見る視点任せるという点が、一般の映像との大きな違い。相手に味わってもらう「空間」を与えられること、視覚なのに感情に直接訴えられることが、とても面白いと思ってます。

 

 

外国籍メンバーもいるチームをまとめているそうですね。大変そうですが実際どうなんでしょう?

はい、結構大変です。日々挑戦してます。笑

スコットランド人、アメリカ人含む、国籍も多様なメンバーで構成されているチームなので、チームビルディングは常に課題です。その中で、 私がメンバーとのやり取りで心がけているのは2つ。良し悪しの判断は明快かつ厳格にすることと、一方で伝え方は柔らかくすること。 あと、座右の銘の「公私混同」の実践

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

今のチームで大きなプロジェクトを完成させたいと思っていて、今はチームで移動展示会みたいなことが出来たら良いなと思っています。皆がびっくりするようなとんでもなくすごい世界感を創り上げたいんです。

後は、やっぱり360度動画の世界をどんどん広げていきたいですね。今は、VRクリエイターアカデミーを通じて、クリエイターの育成に取り組んでますが、クリエイターが増え、コンテンツが増えた先には、VRが当たり前の存在になっているんじゃないかと。しかも、自分がその未来を作っている一員でいる。そんな未来、想像するだけでワクワクします。

 

プライベートでは、家族旅行に行きたいです。笑 旦那さん忙しくて、なかなか長期の休みがずっと取れていなくて…上の子が今年から小学生になって、今まで以上に色々なことやものに触れて出会ってもらいたいなと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

働くママが特別なんて思う必要ないですよ。

心にも体にも、状況に応じた柔軟さがあれば乗り越えていけると思う。一番大事なのは職場にも家庭にも笑顔を持ち込むことなんじゃないでしょうか。

 

2017年8月4日 0 comment
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田上智子さん

今回ご紹介するのは11月20日開催のワーママフェスタ関西のトークセッションにご登壇いただく方の一人、田上智子さんです。
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン株式会社で広報としてご活躍中の田上さんは管理職となられてから出産・育児をご経験され、海外への母子赴任もこなしてこられました。時には家族以外の協力を得て活躍されている田上さんのワークスタイルや海外での子育て、家事環境についても伺ってみました。

 

田上智子さん

田上智子さん

 

プロフィール

・氏名:田上智子

・会社名:プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン株式会社

・役職名:広報渉外部 シニアPRマネージャー

・職種:広報渉外

・簡単な経歴:
神奈川県出身。東京大学卒業後、1995年P&G日本法人に入社。ヘルスケア、ヘアケア事業部でブランドマネージメントを担当。
2000年、P&G日本法人のヘアケア製品広報部を立ち上げる。2002年、管理職へ昇格。2006年出産、1年間の育児休暇のほとんどを夫の赴任先のロンドンで過ごす。2007年職場復帰、2012年からシンガポールにて、アジア本社ホームケア事業部広報リーダーとして、日中韓、ASEAN、オセアニア全10カ国の広報戦略作成・危機管理を担当。2015年、帰国後現職。シンガポール母子赴任を経験した一児の母。

・居住地:兵庫県神戸市

・ご自身の年齢 :44歳

・お子様の年齢 :10歳

・ワークスタイル:在宅・コンバインドワーク(会社で勤務している時間と、自宅で勤務している時間を合算して勤務時間と計算する仕組み)を活用したフルタイム勤務。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

P&Gはアメリカが本社のグローバル企業で、主に生活用品を製造・販売している会社です。現在私はその中で、家事にかかわる製品(洗剤(アリエール、ボールド)、柔軟剤(レノア)、台所洗剤(ジョイ)、消臭剤(ファブリーズ)など)の事業部に所属し、製品広報を担当。地域としては日本と韓国を担当しています。具体的には、各製品のよさやよりよい使い方をお伝えするためのPR活動を企画・実行したり、メディアなどの会社外からのお問い合わせに対応するチームを率いています。
仕事柄、社内の研究開発担当や社外の家事の専門家の方々から家事アドバイスなどをまとめることも多く、実生活でも非常に役に立っています。(P&Gマイレピサイトhttps://www.myrepi.com/ )

チームのメンバーと

チームのメンバーと

ワークスタイルとしては、週一回の在宅勤務、コンバインドワークを活用するフルタイム勤務です。東京への出張は月に一、二度程度、それ以外はほとんど定時前後に帰宅しています。社内外との会議はWEBシステム上で行われることがほとんどのため、出張先、自宅などどこからでも参加可能で、このシステムに助けられている部分は大きいです。 上司はシンガポールやジュネーブにいる外国人なので、夜の電話会議が月に数回あります。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:15  起床、リラックスタイム (時には散歩、エクササイズ、ストレッチなども)

6:45 朝食準備、朝家事

7:00 子供が起床、朝食、朝勉(夫が在宅時は夫が担当)、

7:50 子供学校へ出発

8:15 出社

8:45 会社到着

9:00-16:00 会議、電話会議、ビデオ会議

16:30 退社、夕食の買い物

17:00 帰宅、夕食準備

19:15 子供、塾から帰宅、夫、帰宅、夕食

20:00 夫に子供を任せて夜家事(子供の話を聞く、勉強に付き合う、一緒に散歩に行く、お風呂などは、夫在宅時は彼の担当)

21:00 ヨーロッパチームと電話会議

21:30 子供就寝

22:00 会議終了、仕事のフォローアップ

23:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の都合や希望はとおらないことを受け止められるようになったこと。

仕事では、出産前はいわゆるモーレツ管理職で自分にもチームには厳しかったと思いますし、家庭でも「こうでなくちゃ」と自分の主張を夫にもしていたと思います

今も周りからどう見えているかわかりませんが、自分の中では少しは一歩引いて考えたり譲ったりできるようになったと思います

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

一番は、世界が広がったこと。関東出身で、神戸で就職し、モーレツ社員(笑)でしたので仕事以外の友人は数えるほどしかいなかった私ですが、保育園・小学校・そして社内でできたママ友たちはかけがえのない友人です。特に保育園時代は、お兄ちゃんお姉ちゃんのいるママたちがいろいろアドバイスをくれたり、夫婦ともに出張となった緊急時にお友達の家に泊めていただいたりと本当に助けられました。年長の夏に退園し、シンガポールに母子赴任することになったときには、学年全体で送別会をしてくださり、号泣の中、40人以上に見送っていただきました。また、シンガポールでも、インターナショナルスクールでさまざまな国籍のママ友ができ、今でも交流が続いています。

仕事上では、優先順位をクリアにし、メリハリをつけて効率化することができるようになったと思います。特に保育園時代に「園がしまるまでに会社を出なければならない」というプレッシャー、いつ突発的に会社を休まなくてはいけなくなるかもしれない、ということから、優先順位の高い仕事は前倒しにしたり、会社にいる時間を有効に使えるようになり、それは今も続いています。また、いろんなチャレンジを前向きにしてみるきっかけになりました。

私は何事にも慎重派で(周りからはそうは言われないのですが笑)海外赴任に関しても何度か会社からの打診を断っていました。子供の小学校入学が近づくにつれ、「小1の壁」なんていう言葉も聴くようになり、どうしようかと思っているときにシンガポールへの赴任の話がありました。夫からの「仕事上も子供の教育上もまたとないチャンス」というアドバイス(というか力強いプッシュ)もあり、また本人が「英語のお友達と一緒に学校に通ってみたい」といい、先にシンガポール駐在をしている同僚ママたちからの住み込みメイドさんとの暮らしのお話にも後押しされ、シンガポールへの赴任、子供を帯同してインターナショナルスクールに入学させるという大きなチャレンジに一歩を踏み出すことができました。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

保育園時代は、子供の突然の体調不良で急に出社できなくなったりすることで、チームメンバーに迷惑をかけているという気持ち、かつては一緒に「モーレツ」だった同僚に比べて貢献していないのではないかという罪悪感がきつかったです。また仕事で疲れてしまって、子供に十分向き合えていない、という罪悪感もあり、一日中心の中ですいませんといっていたように思います。

共働きが普通のシンガポールでの暮らしを経て、罪悪感はだいぶ減ったのですが、今度は子供が大きくなり勉強、友人関係も複雑となることで、外注できない、親でなければ対処できないこと、が増えているように思います。また、子供は小さいときからお母さん仕事で大変そう、と思っているので、いろいろ我慢しているようにも思います。

 

それをどうやって解決していますか?

人と比べないこと、よそと違うことをよしとすること、完璧を目指さないこと、を自分自身に言い聞かせています。幸い、夫がそういう人で、他と比べることをしない人なので、私も見習って少しずつ罪悪感をへらしながら、逆に私が働いているからこそできること、をありがたいと思うように心がけています。また、なにより子供の成長を日々感じることで、できていないことでなく、できたことを感謝できるようになりました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、「子供の話をよく聞くこと」「ママが笑顔でいること」を心がけています。100%はできてはいないのですが、親に余裕がないと、子供に向き合うことはできないと思うので、仕事も家事も育児も満点を目指すのではなく、あわせて100点くらいを目指したらいいや、位の気持ちで子供には向き合うようにしたいな、と思っています。

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ご家族との家事育児分担、アウトソース利用等はどのようにされていますか?

子供が保育園時代は保育園近くのファミリーサポートさんに本当にお世話になりました。朝早く出張に出るときは保育園開園時間まで預かっていただいたり、東京からの最終新幹線で帰ってきて、0時ごろに、寝ている息子を抱いて帰宅したことも何度もありました。子供が病気になったときは、夫と分担して仕事を在宅に切り替えて対応しました。夫のほうが調整してくれることが多かったように思います。またどうしても二人とも出勤しなくてはいけないときは小児科に併設の病児保育室を活用しました。その小児科は家から車で30分くらいかかる少し遠い小児科でしたが、病児保育室にスムースに予約できるよう、日ごろからその小児科に通い、いつも前日には予約しておきました。

シンガポール赴任時代は住み込みでフィリピン人メイドさんを雇い、24時間体制でバックアップしてもらえたのが心強かったです。学校・習い事の送り迎えも、家事もお任せできたので、私は仕事、学校の行事や子供の宿題といった重要なことだけに専念できました。

帰国してからは、メイドさんもいないし、夫も仕事で多忙を極め、出張が増え、何度かパニックになりかけました。しかし子供がもう10歳になるので、かなり自立して自分ひとりで塾や習い事に行けるようになったこと、短い在宅時間でも夫が洗濯や食器洗いなど、できることは積極的にかかわってくれていることで今はペースがつかめています。また、機械でできることはすべて任せる、をモットーに、食器洗い機、洗濯乾燥機、ルンバ(掃除用とモップがけ用併用)を毎日フル稼働しています。

現在、育児に関しては、近所のママ友に心苦しいほどお世話になっています。歩いて2,3分のところに同学年の仲良しの男の子が数人いて、しょっちゅうお宅にもお邪魔しています。私は出張のお土産くらいでしかお返しできなくて、申し訳なく思っていますが、「ご恩送り」でいつか誰かにこの恩返しをしたいと思っています。

家庭内では、双方の実家が遠方のため、夫と二人で分担しています。学習面は夫と教科ごとに分担したり、週末には私と子供は一緒にテニススクール、夫と子供は卓球に通ったり、いつも三人一緒でなくても分担しながら息抜きをしています。夫は子供の人としての成長に関してはほぼ100%担当してくれて、とても仲良し父子です。

ただ、シンガポール時代に比べると自分の自由な時間に限りがあり、もう少し家事の外注などを検討したいと思っているところです。

 

 

マネジメントで気をつけられていること、注力されていることはありますか?

他部署・代理店も含めて、「私はチームを引っ張るのではなく後ろから押す」をモットーにしています。日頃からチームのビジョンを示し、共有すること、何か障害があるときには乗り越えるための助言をし、チーム全員がそれぞれ自分で障害を乗り越えられるような「考える力」を授けること、さらに細かい点で意見が違うときは自分が飲み込むこと、を心がけています。それから、”忙しすぎるイメージ”を払拭し、若手からも「声をかけやすい雰囲気を保つ」ことを大切にしています。また、何か達成したときにはメンバーを名指しで大きくお祝いするようにしています。一方で管理職にしかできない、グローバルチームへのアピール(笑)、人員増加提案、予算提案、他部署への要請、自分のチームの査定などに関しては全力で取り組んでいます。産後復帰した際にはすでに管理職歴5年だったので、そういったメリハリのある働き方を推し進めることが可能でした。それは私の両立生活の助けになっていると思うので、仕事と育児の両立にはあえて早めに管理職を目指すよう後輩には助言しています。

 

海外母子赴任はいかがでしたか?

海外母子赴任なんて考えてもみなかったのですが、今振り返ると、シンガポールの3年間はかけがえのない人生の経験だったと思います。「自分には無理」と思いがちな私ですが、「やってみてだめならそのときに考えよう」と夫に後押ししてもらったからこそできた選択でした。すでにシンガポールに赴任していた友人や同僚、新しく知り合った友人たち、そして日本に残した夫(やそれを理解してくれた義理の両親や親族)に支えられた三年でした、仕事でも私生活でもいろいろ苦しかったこと、大変だったことも多かったですが、子供がさまざまな国のお友達を通じて多様性を小さいうちから肌で感じる体験ができたことを含め、チャレンジしてよかったと思っています。

シンガポールにてママ友と親子で

シンガポールにてママ友と親子で

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方 に向けてメッセージをお願いします。

私も会社に入った最初の5年くらいは、社内にもなかなかロールモデルのような先輩は見つけることができず、社内や雑誌で見る「そういう人」はすごい人・特殊な人だと思っていました。あるとき、仕事で知り合った某出版社の編集長で、自然体で素敵な女性に、「子供を生まなくて後悔している人はいても、生んで後悔している人は私の周りにいないよ」といわれたことはひとつのきっかけでした。幸い、私より数年前に子供を生んだ社内の後輩が数人おり、私は彼女たちのアドバイスを参考にすることができました。数人の仲間ができたこと、また当時の社長や役員のワークライフバランス推奨の波に乗って、一気に社内に「働く母もいていい社内文化」が広がったように思います。このインタビューにお声掛けいただいたとき、私は正直ためらいましたが、少しでもほかの方に、「普通に働いて子供を育てる」ことに向けて一歩踏み出すお手伝いができればと思いました。完璧じゃないからこそ、参考になるかな、と思うので、皆さんも完璧を目指さず、自然体の働く母ネットワークでご一緒できれば幸いです。

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インタビューbyゆもとりえ

2016年11月14日 0 comment
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今回ご紹介するのは11月20日開催のワーママフェスタ関西のトークセッションにご登壇いただく方のお一人、白井和子さんです。

新卒で入社された会社で一貫してキャリアを積まれ、現在は執行役員としてご活躍されています。
でも最初からバリバリのキャリア志向だったわけではなかったと話す白井さん。
どのようにしてこれまでのキャリアを積んでこられたのでしょうか。
いつも気さくで周りへの気遣いに長け、”チャーミング”という言葉がぴったりの白井さんのインタビューをご覧ください。%e7%99%bd%e4%ba%95%e3%81%95%e3%82%93%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97

プロフィール

・氏名:白井 和子

・会社名:株式会社パソナ 

・職種/役職:キャリアエンゲージメント本部スタッフィング部  執行役員

・簡単な経歴:株式会社パソナに新卒で入社。人事部新卒採用チームを経て、25歳で結婚出産。新卒採用者としては、ほぼ初の育児休業を取得。復職後は主に求職者向け部門で募集・登録・キャリアコンサルティングに従事。28歳で次男を出産。約9年間のライフサポート勤務(残業免除の就業形態)を経て、次男が年長の時に管理職の道へ。20159月より現職。

 ・居住地:大阪府吹田市

・ご自身の年齢:44

・お子様の年齢:長男 18歳(大学1年生) 次男 15歳(中学3年生)

・ワークスタイル(フルタイムや時短等):現在はフルタイム。月に数回出張有。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 全国のスタッフィング部門(求職中の方の募集・登録・仕事案内等を行う部門)責任者として、企画・教育・システム構築・全体管理などを行っています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5時30分  起床 → シャワー、身支度、新聞を読む、お弁当づくりと夕飯の準備 など

8時30分  出社 → 会議、現場への巡回、来客応対など日々スケジュールは変動(東京等への出張も月数回有)

18時30分 社外の勉強会・研修・交流会などに参加/残業/

社内の飲み会/客先との懇親会/映画やショッピングなど様々

※現在子供達もバイトや塾で帰宅時間も遅い為、随分自由になりました(笑)

23時30分 読書など、自分の時間。

24時30分 就寝

2人の子育てをしながらどうやって今のポジションまでキャリアを積んでこられたのですか?

夢中で働いているうちに・・・(笑) というのが実感です。入社当時は特別高いキャリア志向もなかったですし。ただ、就職氷河期でようやく就職できたという想いや親の教えもあって「自分の足で立って生きていく=働き続けることが必要」という気持ちがありました。

子供が生まれるまでの3年間は、仕事が楽しくて文字通り朝から晩まで夢中で働いていました。夜中タクシーで帰宅することもしばしば。それが子供を授かった途端、予測不能な制限がかかること、生活が一変することに戸惑ったことを覚えています。周囲がどんどん仕事で成長する20代後半、置いていかれてるような不安を感じたこともありました。でも、それも自分の選択、今しか出来ない時間を過ごそう!と開き直って。

思いがけずチャンスをもらったのは、次男が年長の時、人事制度が変わったことがきっかけです。マネージャー登用試験のお声がけを頂き、そこから管理職への道が始まりました。 

それまでの取り組みを上司は評価されていたんでしょうね。

どうでしょう?運の良さ、タイミングもあったと思います(笑) 人事ってそういうものかと。

 ただ、振り返ると、自分としては限られた時間の中でいかにパフォーマンスを落とさず効率よく仕事をするか、周囲とコミュニケーションを取って協業の成果をだすか、そして仕事でどんな価値を生み出すのかということは意識していました。ダントツにずばぬけた存在ではなくていいから、頭一つ、いえ頭半分、他の人よりちょっと背伸びして頑張ろう、と。役職がない時期から「上司だったらこういう時、何て言うかな、何を基準に判断するのかな」とちょっと背伸びした目線で考えたりしていました。

 

社風にも随分助けられました。会社のイベントにはよく一緒に参加しましたし、離乳食の瓶持参で飲み会に連れていったことも。

「子供がいる」という文面だけの理解だけだとリアリティがないんですよね。でも白井さんちの○○君、となると一気に関係や理解が深まる。子供が大きくなった今、子供の頃からを知っているメンター的存在が沢山いてくれて、本当にありがたいなと思います。

管理職や役員になって変わったことや見えた世界はありますか?

「川岸から対岸を見るのと、実際にわたってみるのは大きな違い」といいますが、まさにその通りでしたね。未熟さを痛感したり、悔しい思いをすることも多々ありますが、それ以上に仕事の楽しさ、やりがいは増しました。

育児と管理職は共通点がとても多いと感じます。育児も管理職も、「育自」につながるし、パワーをもらえるものだ、と。

反対に壁はありましたか?

はい。お恥ずかしながら、マネジャーに昇格して3ヶ月も経たずに「私には無理です」と泣きつきました。即、壁にぶち当たるという・・・笑。

想像してた以上に管理職としての自分の器の小ささを痛感しましたし、私の余裕のなさを感じた子供達もグズグズと不安定になっていて、子供への申し訳なさや不安も一気に押し寄せて、仕事も家庭も中途半端でうまくいかない、もう無理、逃げ出したいと思いました。

どうやって乗り越えたんですか?

尊敬する女性部長二人に、恥をしのんで打ち明けました。仕事も人生も大いに楽しんでいる、いわゆる均等法世代のバリキャリの大先輩。お一人は、わが社のキャリアママ第一号の方、もうお一人は独身でキャリアを重ねた方です。お二人からすればきっと小さな悩み、呆れられることを覚悟で切り出しましたが、どちらもじっくり話を聴いてくださって。目の前しか見えなくてガチガチに握り締めた手のひらを、「大丈夫、開いていいよ」 と言ってもらった感覚でした。子育てに対しても、チームメンバーに対しても、私が気づいてなかった視点を教えてもらい、泣きながら話し始めたのに、気づいたら一緒に笑っていました。

そんな上司達がかっこよくて、くじけそうだった気持ちが、「私もこんな風に周囲にパワーを渡せる人になりたい」に変わったんですよね。

それからもいろんな困難はありましたが、あの時以来、辞めたいとか投げ出したいと思ったことはありません。

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お掃除ロボに目をつけてペットのように可愛がる白井家

育児&仕事をしていて一番大変だったことは?それをどうやって解決してきたのですか?

私の実家は遠く、夫の実家も祖母を介護している自営業の為、親に頼ることが出来ず、子供が小さいうちは特に、夫婦だけではお手上げ、ということもありました。なので、ファミリーサポートさんや沢山のママ友にお世話になりました。

子供達はいろんな人の家でご飯を食べさせてもらったりしましたし、私も週末は大勢の男子を家に泊めたり、引き連れて炎天下のプールに連れて行ったり。男子は見てるだけで面白く、退屈しません。

実は長男が1歳の頃から高校2年生になるまで約16年間、毎年欠かさず保育園や学童、PTAで何かの役員を引き受けてきたんです。大きな役じゃなくても、何かちょっぴりでも地域に関わる。それは続けて本当によかったです。

パワーママの集まりもそうだと思うのですが、「こんな素敵なワーママがいるんだ!」と知るだけで小さな悩みがどこかに行ってしまい、自分も子供も笑ってる。起き上がりこぼしのような日々です。

楽天的考えられない出来事もありますが、そんな時は縦軸・横軸で考えます。

「フランスの女性なら」とか「昔の人は」とか「あと2年後には」などのように視野を広げて考えると、「ねばならない」が無くなって楽になるんですよね。

 モウマンタイ。なんくるないさー。ケセラセラ。これも私が選んだ人生(笑)

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

自分で自由に使えるお金があること、は大きいですよね(笑)。

あと、子供が成長するにつれ、一社会人の先輩として話が出来ることは嬉しいですね。守ってあげなきゃいけなかった小さなあの子と、対等にビジネスの話が出来る、この変化はこれからもますます楽しみになりそうです。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらも、「本質」「感謝」を大事にしています。時間が有限なので、シンプルに考えて本当に必要なこと、価値を生み出す行動を選択すること。そして何より、周囲への感謝。それに尽きます。特に子供や夫には言ったつもりになりがちなので、意識して口にするようにしています。小さい頃はハグ、お年頃になった今でも、ハイタッチ等のスキンシップも多いです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

ますます世の中は大きく変化を迎える中で、私達も、そして私達の子供達も今までとは違う「働く」と向き合う時代になりそうです。

真面目な話ですが、人材ビジネスに関わる一人として、“誰もがもっと自由な働き方を自分で選択できる社会、多様な価値が認められる社会づくり”に少しでも貢献したいと思っています。

個人的には数年前からエリックバーンのTATransactional analistic/交流分析)と、それをベースにした発達心理学を学んでいます。

もっと子供が小さい時にこの理論に出会っていたら、と思うことが多々あるので、これからの子育てママへのサポートにも活かしていきたいですね。興味がある方はぜひ声をかけてください!

最後に、メッセージをお願いします。

えらそうなことが言える立場ではありませんが・・。

私の好きな言葉に「あなたが見たい世界の変化に、あなた自身がなりなさい」という言葉があります。マハトマガンジーの言葉だそうです。

ありがたいことに私には尊敬するロールモデルが近くに存在しましたが、そうでない方もいらっしゃるかもしれません。でも、そんな中で頑張って働いている皆様自身が誰かのロールモデルになってるということも、きっとあると思います。

 この国の沢山の先輩女性達が拓いてくれた道なき道。私達がその道を絶やさぬように続いていくことで、私達の子供達の働き方もきっと変わる。そう信じて、皆さんと一緒にワーママを楽しんでいきたいと思っています。

インタビューby井本七瀬

2016年11月14日 0 comment
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奥村さんと娘さん。

今回のインタビューは、株式会社パワーソリューションズで金融ITコンサルタントとして働く、奥村尚子さん。

ミュージカルだけでなく沢山習い事をされているお子様を持つワーママ、どのようにやりくりされているのか?また、ママ・パパ友と絆が強く、助け合っていることについても聞いてみました。

「パワーママプロジェクトをはじめ、ワーママの異業種交流会などでワーママ仲間が増え始めてから、育休明けからの数年、私の辛くて悩んでばかりだったワーママ生活が、いつしか前向きで楽しいものに変わってきました。」
・・・というのは、とても嬉しいですね☆(椿)

奥村さんと娘さん。

奥村さんと娘さん。

プロフィール

・氏名: 奥村尚子(おくむらなおこ)
・会社名:(株)パワーソリューションズ(http://www.powersolutions.co.jp/)
・職種:金融ITコンサルタント

・簡単な経歴: 2001年大手独立系SI企業に新卒入社、不動産業界向けのシステム開発部署に配属。
2005年に金融ITコンサルティングを行うベンチャー企業に転職。
協力会社として大手シンクタンクの投信販売ネットワークシステムの導入や移行を行う営業を経て
2008年長女出産、翌年復職し、2010年より本社大手町の金融ITコンサルティング部に所属。
現在に至る。

・居住地:千葉県浦安市
・ご自身の年齢 : 38歳
・お子様の年齢 : 8歳(3年生)
・ワークスタイル: 復職後から1時間の時短勤務(10時~18時勤務)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

資産運用会社に対してITを使った業務効率化を提案して、システム構築等を行っている会社で働いています。
今、主にマネジメントしているのは金融ビジネスコンサルティング業務です。
資産運用会社からBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)で、投資家向けに作成される運用報告書の作成や付随する資料やデータの作成、及びそのチェック業務を行うチームのマネジメントを行っています。
また、他にも運用会社のHPや受益者専用のWEBサイトの保守担当もしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床・朝食準備 お弁当作りのある時はさらに30分早く起床
7:00 娘を起こし朝食
7:45 娘登校 私は身支度、片づけ等
9:10 出勤
10:00 出社・始業
デスクワークメイン、客先で作業、MTGもあり
ランチタイムは基本自由
18:45 退社 時短ではあるものの時間が許す限り残業
19:20 学童や習い事へお迎え
夕飯準備
20:30 夕飯
宿題チェックや自主練、お風呂タイム
22:00 娘就寝
娘の持ち物チェック、片付けや事務作業の後、フリータイムからのたまに寝落ち
0:30 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

ひとりの子どもを育てる社会の一員として、本当の意味で大人にならないと!という自覚と責任を感じ始めたことだと思います。
それまでは自分で自分の事だけやって、自分の事だけを考えていれば成り立っていた生活から一変、周りの人と協力し合う事、勇気をもって助けを求める事、困っている他人を助けてあげる事、子ども達の未来の幸せを願う事、日々感謝の気持ちを持つ事といった社会と密に関わり合うことが当たり前の生活となってきたからだと思います。

 

プレゼン中の奥村さん

プレゼン中の奥村さん

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

ワーママ繋がりだったり、子育て繋がりで多くの方に出会えて良い刺激を受け、さらに沢山支えられて感謝の日々です。
そして、地元のママ、パパ友達にサポート受けながらチャレンジをした社内の新規事業のビジネスコンテストで大賞を受賞できたことは、結果ローンチできなかったという苦い思い出にもなりましたが、私にとっては大きな成功体験にはなりました。
社内唯一のワーママ正社員という立場でありながら、社内投票で選んで頂いたこともあり、女性だから子持ちだからという偏見なく、この会社は女性が子育てしながらでも働きやすい企業に成長していける風土があるのかもしれないという希望が持て、これからもここで頑張ろうと思えたきっかけにもなりました。

 

育児と仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

ワーママには当たり前の話ですが、、、やっぱり時間と体力的余裕がない!
具体的には、育児においては、娘の勉強や歌やダンスの練習にゆっくり付き合ってあげられないとき、また、仕事においては、疲労により頭を使う作業で十分なパフォーマンスが出せなかったときや、残業ができないことで周りに負担をかけてしまっているときです。
仕事仲間や、親やママ友、また子供にもしわ寄せがいって、それでいて全てが中途半端になってしまっていると自分がとても嫌いになり、それがストレスになってしまうことです。

 

それをどうやって解決していますか?

ワーママ仲間と同じ悩みを共有することで、完璧にはできない自分を許せるようになり、少しずつ楽になってきました。
とはいえ、もちろん周りに「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと伝えることは心掛けていますし、ワーママの大先輩である母親(元小学校教員)や言いたいことを言い合える同僚や上司からの厳しいアドバイス等にも、自分を振り返り受け止めるように努力しています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児においては、とにかく意識してでもたくさんスキンシップをとることです。
それが母娘にとっての最大の癒しにもなりますし、これから思春期を迎える娘と上手くやっていく為にも信頼関係を構築するための大切な土台作りになってくれるはずと信じているので、日々イチャついています。笑

仕事においては、会話でのコミュニケーションを積極的にとるようにすることです。
IT業界では、会話することを面倒臭がったり、臆する人も比較的多いと感じています。
それにより、メール等の文面の読み取り方によって生じる思い込みや、相手の感情を汲み取れないことが、急ぎでの対応が求められる局面や難しい仕様の検討時、またプロジェクトのスムーズに遂行する上で、障害となってしまうことがあります。
勿論、メールでの証跡を残す大切さやダラダラと無駄な会話で時間のロスが発生する可能性も理解してはいるので、会話のポイントは押さえつつ、そして面倒臭がらずお客様や部下とはまめに話すようにしています。

 

コンサルのお仕事、ハードワークなイメージです。実際はどうなのでしょうか?

もっとハードに働かなくてはいけないのでしょうが、身体を壊すまで頑張っているワーママ仲間の話を聞いている限りそこまでハードではないのかもしれません。

独身時代にシステム開発をしていた時のほうが終電、タクシー帰宅、休日出勤当たり前でしたが、今は開発は殆どしていないですし、お客様の業種的に仕事を持ち帰る事にかなり制限がある為、お迎え時間というタイムリミットが来てしまえば、次の日以降に持ち越しか、急ぎの時は仲間や部下にお願いすることになるからです。
とはいえ、メインの仕事となるレポート作成業務では忙しくなる時期や日程が事前に大体わかっているので、残業になりそうなときは、事前に実家の両親やファミリーサポートさんを手配するようにしています。
それでも急なトラブル対応や繁忙期に娘がインフルエンザやおたふく風邪に感染してしまったとき等で冷や汗することもありましたし、帰社後や出社前、休暇中もメールチェックをしたり、お客様や上司部下に電話をすることはしょっちゅうです。

娘さんとアニー鑑賞☆

娘さんとアニー鑑賞☆

お子さまをミュージカルのメンバーとして入団させて、送迎も応援も精力的に活動されていますね。どのようにして、ミュージカルに興味を持ち参加するようになったのか?

ハリウッドで現代版としてリメイクした映画『ANNIE/アニー』を親子で鑑賞したのがそもそもの始まりです。
映画にハマった娘がYouTubeでも映画のミュージッククリップを観はじめ、その検索の流れでミュージカル版アニーのドキュメンタリーTV番組も観たのです。
そこで同年代の女の子がキラキラ舞台で輝いている姿をみて、「私にもできるかな。やってみたいなぁ。」と言い出したのがきっかけです。
私もその2年ほど前に地元の劇団「浦安子どもミュージカル」からアニーの主役が出たことを地元のニュースで知っていたので、早速調べて体験に連れて行き、アンサンブルでの賛助出演を経て、親子で相当話し合った上、娘の強い希望で正式入団をさせました。
今では、すっかり親子のコミュニケーションや生活の大部分がミュージカルで占められています。
で、私も楽しんでいます。笑

 

お子さまは習い事をたくさんされて忙しそうですが、習い事に関するこだわり、ワーママだけど、送迎含めどのようにやりくりしているか教えて下さい。

習い事は、ミュージカルの他、バレエ、ジャズダンス、ボーカル、合唱、公文、通信教育、時期よっては短期コースでスイミングやミュージカルのワークショップに通わせたりもしています。
勉強系以外は、イベント出演や発表会、たまにオーディションもあるので、スケジュールは何かと埋まってしまいます。
やりくりについてですが、時間的にも金銭的にも色々と紆余曲折を経て今は何とかなっています。
時間的には、平日夜と週末以外は、娘が一人でバスで通えるようになり習い事をはしごしてくれたりするので、私は仕事の後にお迎えに行くパターンで成り立っています。
また習い事がない日は週末含め週2~3日設けられるので、上手くそのOFFを利用することで心身共にバランスを崩さず帳尻合わせができているのだと思います。
金銭的には、浦安市の補助で月1000~3000円程度で習えるものも合わせているので何とかなっています。(バレエ、ジャズダンス、合唱、短期スイミング)
こだわりとして、1番大事にしているのは本人のやる気です。娘のやる気がないことにお金も時間も費やしたくないですから。笑
彼女の今1番夢中になっていることはミュージカル。「私の夢」なんだと子どもながらに言っています。
なのでダンスや歌の習い事を休みたがることはこれまで一度もありません。
ただ、学校の勉強についていけないようならミュージカルは辞めさせるよと約束はしています。
それでも、家での自主練や勉強の時間をやりくりするのは小3の娘にはまだ難しいようです。
そこは本人には事あるごとに「今、何をしないといけないのか。自分で考えて優先順位をつけてママに言ってごらん。」と確認してます。
また、娘が自主的に動きやすいように曜日ごとのToDoリストも作ってあげて運用しています。
こういった母業も職場での部下のマネジメントと経験が活かされている気がします。

 

ママ・パパ友との協力絆が強いですね。助けあったりしているシーンがあれば教えて下さい!

助け合うというより、今は皆さんに助けられてばかりです。精神的にも物理的にも本当に!

保育園時代のママ&パパ友は、私が仕事で忙しい週末に娘を遊びに連れ出してくれたり、仕事の相談に乗ってもらうこともありました。
習い事(ミュージカル)でのママ友さん達は、LINEグループで毎日のようにやり取りをして、同じ夢を持つ子供の親として情報交換したり、励まし合ったりすることもあれば、習い事の帰りが夜遅くなったり、天気の悪い日に車で家まで送ってもらうこともあります。
また、ワーママの異業種交流会等で知り合ったワーママさん達とは、SNS上だけでなく、平日に職場近くでランチ会をしたり、週末にも子連れで遊んだり、ママだけで飲み会やお勉強会系のイベントに参加したりして、常に誰かしらとコンタクトを取ってます。
皆さんと、色々な悩み相談をしたり、夢や目標を聞いて刺激しあったり、たまに愚痴を言って発散したりできていることが私のワーママとして生きる糧になっています。本当にいっつも感謝です。これ書いているだけで有難くて泣けてきます。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

そろそろ周りに頼ってばかりではなく、恩返しを始めないといけない頃かなと思っています。
実は正社員で在職中に結婚、出産、育休、時短勤務と一通り経験したワーママは私が1号であり、未だにマイノリティな存在です。
とはいえ、中途採用ばかりだったベンチャー企業が5年程前から新卒で女性を少しずつ採用し始め、彼女たちは社内で活躍してくれています。
そんな彼女たちの中にも結婚、出産を考えはじめている子も増えてくると思います。
そういった後輩たちの良き相談相手になり、且つ、会社が少しずつでもダイバーシティ実現に向けた取り組みを進めてもらえるように経営層や周りの社員に働きかけて行きたいと思っています。

 

サイトをご覧の皆様(特にワーママ)にメッセージをお願いします!

皆さん、いつも本当にお疲れ様です!
パワーママプロジェクトをはじめ、ワーママの異業種交流会などでワーママ仲間が増え始めてから、育休明けからの数年、私の辛くて悩んでばかりだったワーママ生活が、いつしか前向きで楽しいものに変わってきました。
職業も年齢も住んでいる場所も異なるママ達でも、同じようなことで悩んだり、怒ったり、喜んだり、笑ったりと共感できるところや刺激になることが沢山あるんですよね。
こうして沢山元気をもらってきたワーママ仲間達に、改めてありがとうの気持ちでいっぱいです。
なので私もこれからもっと周りに元気(主に笑い?)を与えられる存在になっていきたいと思います。
こんな私ですが、これからも末永くよろしくお願いします。

2016年10月4日 0 comment
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城後さんと二人のお子様

今回のインタビューは、株式会社CaSyで特命係長をしている城後 幸代さん!

出産後、三度の転職を経験し、現在は時短で成長中のスタートアップ企業で活躍中。

最近は、大企業からスタートアップに転職するパワーママが増えてきました。実際にどのように転職を決意したのか、またスタートアップで働くリアルを聞いてみたいと思いインタビューをお願いしました。

“私は家事代行を使うまで子供に「ちょっと待ってね」「あとでね」という言葉が多かった気がします。ついつい「あとで・・・」と言ってしまいますが「あとで」っていつまでも来ないんですよね。今更ながら早く誰かを頼れば良かったなと反省するばかりです。”

私も言っているかも・・・とハッとしました。。

やりがいある仕事、楽しめる育児、それらを実現できる環境を自ら創っていく、城後さんのアクティブな動きは、もやもやしている方にも勇気を与えてくれるはず!(椿)

 

城後さんと二人のお子様

城後さんと二人のお子様

プロフィール

・氏名:城後 幸代
・会社名:株式会社CaSy
・役職名:マネージャ
・職種:匿名係長
・簡単な経歴:IT系営業→インドオフショア営業→オフィス立ち上げ→新規ビジネスママ向けメディア立ち上げ→CaSy広報→CaSy人材集めプロジェクトリーダー
・居住地:渋谷区
・ご自身の年齢 :34歳
・お子様の年齢 :4歳,1歳
・ワークスタイル:時短社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

CaSy(https://casy.co.jp/)は下記3つの特長を持つ家事代行サービスの会社です。

▶︎ITにおける業務効率化で間接コストが無い
◎利用者は1時間2,190円というお手頃価格で利用可能
◎働く側は高時給で働ける
◎インターネットで手軽に365日好きな時に申し込める

▶︎データを活用して、最適なマッチング、高品質の維持を実現するアルゴリズムを実装

▶︎面接や研修に力を入れているので働く側も使う側も安心できるサービス

私自身は10時〜16時で勤務しております。
会社からパソコンが支給されており、いつでも仕事ができる環境ですので、
ワークスタイルはかなり柔軟です。

入社より広報のお仕事をさせて頂いておりました。
現在は申し込みたいお客様が殺到しておりまして、現在の仕事内容は『家事代行のお仕事の魅力』をお伝えするお仕事です。

共働きが増えているなか、まだまだ専業主婦世帯多く厚生労働省「厚生労働白書」、内閣府「男女共同参画白書」(いずれも平成26年版)によると687万世帯だそうです。

働く事を希望している専業主婦も多いそうですが、多くの方がすぐにフルタイムでのお仕事やパートにでることは『自分に両立ができるのかという葛藤や不安』を覚えるそうです。

そんななか、CaSyは働き方に革命を起こしました。

週に2時間から働ける『スキマ時間の活用』という選択肢をつくることで、長い期間専業主婦をしていていた方、すぐ働くことに自信がもてない方など、超短時間から社会との接点を少しずつ自分のペースでつくっていく事ができます。

また、副業を解禁している企業が増えていますが、最近では副業やパラレルキャリアのひとつとして子供ができる前に自身のお掃除スキルを向上させたい方、一生涯働ける定年退職が無いお仕事ということで、「お母さんにもできるんじゃない?」とお子様や旦那さまの紹介で弊社の家事代行サービスに面接を受けに来られる方などいろんな方がいらっしゃいます。

普段はOLだけど、スキマ時間を利用して子供の塾代を捻出したい方、将来年金だけでは不安がある方、ボランティア好きの主婦で感謝されることが嬉しい方など『働き方』や『なぜこのお仕事を選んだか』などのニーズは様々です。

埋もれてた『スキマ時間』を活用することで使う方も働く方もハッピーになれるCaSyはそんなビジネスモデルなんです。

家事で困っている私のような共働き世帯をサポートする一方、女性の新しい働き方を創造できるこのお仕事はとてもやりがあります。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6時半起床 瞑想
7時半 身支度
8時  子供の保育園の準備
8時半 子供に朝食を食べさせる
9時  家を出る
9時15分 保育園登園
10時  出社
10時  会議
11時 データ収集
12時 ランチ移動
13時 商談
14時 移動 カフェでアポ調整
15時 商談
16時 移動 カフェで残務
17時30分 保育園へ移動
18時30分 保育園お迎え
19時 夕飯作り 片付け
19時30分 子供に食事を食べされる
20時 入浴
20時半 ママのストレッチを手伝ってもらい癒される
21時  絵本タイム、就寝
22時 気がむけば主人と晩酌

城後さん

城後さん

 

出産して、何が一番変わりましたか?

会社中心の生活から子供中心の生活にかわりました。

夜のお付き合いが大好きで給料が全部無くなるくらい毎日飲み歩いてました。
1人目妊娠中臨月まで、子育てというデットラインが近づいている変な危機感があり、交流会に参加しておりました。

今は、きちんと食事をとり、土日も子供と公園にで出かけすっかり健康な生活になりました

また、独身時代は関わる事の無かった層(他業種ママ)との出会いもあり子供が居るからこそのご縁だなと感謝しております。
子供を産んだら新しいネットワークの構築は難しいと思ってましたが、ママという新しいネットワークはママだからこそできるネットワークだと思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

職業柄年配の主婦の方にご縁できることです。
ベテランの主婦から家庭の知恵やコツを教えて頂けます。
結果、自宅の家事効率化につながってます。

例えばアルミホイルを排水溝に入れておくとお掃除がラクになるよとか、衣替えのシーズンはこうやって服を畳むとかさばらないとか普通のお仕事をしていたらなかなか教えてもらえない情報を得れる時です。
ママだからこそその情報を活かす事もできるし、ママで仕事してて得したな〜なんて思います。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

弊社の経営陣は共働きのパパが多く、多くのサポートをしていただいてます。

具体的なエピソードをお伝えすると、上の娘がインフルエンザにかかりそれが下息子に感染し息子は初の熱性痙攣。私は尿路感染症にかかり39度以上の熱でフラフラになりながら息子を救急車で病院へ。そして、その日はどうしても外せない商談の日。

仕事の穴は代表が対応してくれ無事某テレビ局の取材オファーを頂ける事になりました。

本当に多くの方に支えて頂いてるなと感謝しています。

 

それをどうやって解決していますか?

子供がなるべく病気にかからない為に、うがい手洗いはもちろんの事、鼻うがいをさせています。それでも子供の病気はコントロールできず、どうしても外せない打ち合わせは主人に会社を休んでもらいますし、『立っているものは親でも使え』精神で色んな方にたよりまくりです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児で一番大事にしていることは『うんち』です。お陰で娘も息子も便秘知らずです。
朝食は手抜きですが、夕食は1汁3〜4菜を目安に食事を作ります

CaSyは働く側スタッフは9割が女性です。女性の活躍を女性が後押しするという素晴らしいビジネスモデルだということを多くの方に知ってもらう事を仕事では大事にしています。

長い間専業主婦をしている方の中には最初の1歩が踏み出せないと言う方も多く、そんな1歩をスタートするきっかけや、1週間に2時間だけの副業という選択肢、家事効率化を学ぶ場、55歳以降でも『好きなとき・好きな場所・好きなタイミング』で無理せず働ける定年退職のないお仕事としての今までに無かった「新しい働き方」という選択肢を多くの方に知って頂きたいです。

 

二人目妊娠中に転職されていますね。受け入れ企業は、どのような感じだったのでしょうか?

あるWeb制作会社です。当時の社長に昔から良くして頂いていておりまして、WEB制作部門が軌道に乗ってきてて新規事業を立ち上げるから来て欲しいとオファーをいただきました。ところが、お話を伺った翌日に妊娠発覚。。。。。当時の社長曰く『良いじゃん!おいでよ』と一言で解決!

採用して頂くことになりました。

本当に良い子育環境を提供してくださいました。子供中心でお仕事をさせて頂き有り難かったです。今でも良い機会を下さった前職のみなさまには今でも感謝しております。

 

お子さまが産まれてから3回の転職。出産すると、動きを控える人が多い中、動けた城後さん。動きを後押ししたのは?

じっとしてられない性格なんですw

2人目出産は出産2日前まで働いてました。 たまたま自分のライフステージの課題とやりたいことが重なった結果だと思います。あとは良いご縁とダメもとで動いてみるダメもと精神で自分の気持ちに素直に従ってきた結果、3回の転職になりました。 私、ホント欲張りで仕事の時間も子育の時間も充実しなきゃ嫌なんです。

 

復帰後の転職、今の会社との出会いは、どうでしたか?

保育園の兼ね合いから2人目が産まれて2ヵ月後職場復帰しました。

下の子は授乳中で上の子の食事は作らなければならない、
朝6時に起床しても下の子がおっぱいをはなしてくれない・・・
日中は睡眠不足と授乳でフラフラ。

そんななか家事代行サービスというサービスを知りました。
頼んでみたところ主人は他人が家に入ることが大嫌い、
『家事代行サービスを依頼したい』という話に耳を貸してくれませんでした。

このままでは私が倒れる・・・
家事代行を依頼したい・・・
私と同じ想いをしている人がどのくらいいるのだろうという

ふつふつと押し上げる感情を抑えきれず

2015年の8月下の子供が6ヵ月のときに転職、ママという売りが採用され広報として勤務させて頂くことになりました。

未経験で、時短正社員として受け入れてくれたCaSyにとても感謝しております。

 

小さな子のママでもスタートアップで働けるものなのでしょうか?成長中のスタートアップで働くリアルを教えてください!

小さな子どものママでももちろんスタートアップで働けます。

一口にベンチャーと言ってもいろいろあります。 CaSyはとても働きやすいです。

また、ベンチャー企業だからこそ学べることや、やりたいと思えることにチャレンジしやすい環境はとても刺激になります。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は家事代行で働くスタッフの魅力を伝え、より多くの方に働いてみたいと思って頂けるような施策をおこなって行くことです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

私は日々失敗ばかりしています。職場や家族など多くの方の支えでなんとか日々やりくりさせていただいております。

母親だって人間です。全て完璧でなくても良いと思うんです。
大事なのは関わっている人に感謝したり、それをきちんと伝えたりすることだと思いますし、またママ自身の息抜きも重要だと思います。

と。。。偉そうな事をいいつつ、あまりできてない事が多すぎて
猛烈に日々反省しております。

核家族化が進む中、共働きの女性にかかる負荷負担は大きく、日本の男性の家事分担率18.3%。世界で最も低いと言われています。一方、現在はすこしづつですが、働き方のありかたも見直され男性の家庭参画も増えてきています。

私は家事代行を使うまで子供に「ちょっと待ってね」「あとでね」という言葉が多かった気がします。ついつい「あとで・・・」と言ってしまいますが「あとで」っていつまでも来ないんですよね。今更ながら早く誰かを頼れば良かったなと反省するばかりです。

子育や家事が大変ならば、1人で抱え込まず外部を頼れるとこるは頼ることが大事だと思います。子育への心の余裕がうまれますし、子供と過ごせる時間は帰ってきません。

CaSyは子育が一段落した主婦スタッフが多く、子育て中の家庭をサポートすることが生きがいだという方も多いんです。「自宅の家事をしても専業主婦だから当たり前になりすぎて喜んでくれないでも、CaSyのお客様は家事を提供する事でとても喜んで頂けるから嬉しい」という話をよく耳にします。

CaSyのお仕事は家事に価値を付けて行く事だと思ってます。

少子高齢化社会の中、年齢を問わず家事の得意な人が活躍できる場所が提供できることは
家事が苦手な私にとってとってもやりがいのあるお仕事です。

ママでも我慢せず子育てを大事にしながら働いていいと思うんです。

良く子育てしているからやりたい仕事ができないという話を耳にしますが、そんなことは無いと思います。きっと方法はあるはずです。 『もっとママは自分に素直でいい』

そんな働きかたができる場所や子育ができる環境が増えるといいなと思います。

 

2016年9月23日 0 comment
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下村さんと3人のお子様たち

今回のインタビューは、商社で海外の事業投資関連のマネージャーをされている商社パワーママ。

実は私も短いながら元商社務めでしたが、当時の先入観もあり、商社勤務の海外投資部門の管理職でで3児(一番下は年少さん)ママのワークスタイルが全く想像できなかったので、とても興味がありインタビューさせていただきました。

“ワーママ”というより、”グローバル人材”としての仕事に対するプロフェッショナル思考、アウトソースの活用をしつつ、仕事にコミットしきる姿勢を持つ一方、”仕事をすればするほど、ママたちは、「これで良いのかな?子供達を蔑ろにしていないかな?」と悩みます。”という側面も垣間見て、みんな悩みは同じなんだとある意味ホッとしつつ。
頑張るママさんだけでなく、その旦那さん、上司、部下の皆さんにも是非読んで頂きたい、ワーママの覚悟と実行。勇気が出ます!(椿)

 

下村さんと3人のお子様たち

3人のお子様たちと一緒に

プロフィール

・会社名:総合商社
・役職名:マネージャー
・職種:営業(総合職)
・簡単な経歴:1997年入社。主に海外の事業投資を担当。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :42歳
・お子様の年齢 :10歳(小学校5年生)、7歳(小学校2年生)、年少(4歳)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

英国との時差がある仕事なので、午後4時位からが本格始動です!

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

(出張や会食の無い日の例です。)
5:30 起床、朝食、おやつ、夕食の準備、洗濯、掃除
6:30 家族を起す
6:40 宿題に付き合う
7:15 朝食&片付け
7:45 上の二人を見送る
8:15 洗濯を干す
8:30 保育園へ送り届ける
9:15 始業
19:30 帰宅(子供達は、シッターさんと食事済)
20:00 子供たちの宿題
20:30 子供とお風呂
21:00 読み聞かせ
21:30 子供の寝かしつけ
22:00 洗濯ものをたたむ、収納
23:00 学校、習い事、関係の連絡事項チェック
23:30 メールチェック、読書
24:30 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

3度の出産を経験し、青臭いですが、子供達が生きて行く日本の未来に就いて、深く考える様になりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

Working Motherも、専業主婦も、或いはお子様のいない方も、シングルライフも、自分が選んだ道ならば、どの生き方も素敵だと思います!
正直、子供がいなくて仕事に没頭できる環境が、羨ましいと思う事もあります。
逆に、子供と24時間一緒にいる専業主婦のママが、とても羨ましい事もあります。
色んな意味で私は中途半端ですが、中途半端だからこそ、その両方のつまみ食いが出来るのだ!と前向きに捉えています(笑)

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

海外出張時の子供の送迎、習い事対応、家事のやりくり。

それをどうやって解決していますか?

ベビーシッターさんを2人と、家事代行の方2人に外注しています。パパにも手伝ってもらいますが、私の出張がパパの負担にならないよう、前向きに送り出してもらえるように、お金で解決する道を選びます。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【育児で大事にしていること】
私が「仕事に行く」という事に対して、ポジティブに考えてもらえる様、努力しています。
私が海外出張もあり、例えば、親子遠足や、音楽会等に参加が出来ない事もあります。無論、極力参加するように調整するのが
大前提ですが、緊急で已む無く参加出来ない事もしばしばです。
そんな時は、出張先で思いっきり子供の欲しいものを買って帰ります。
そうすると、「ママ、次の出張はいつ?○○ちゃん、これが欲しいんだよな~!」と、私の出張が彼らにとって楽しみなものになります(笑)

【仕事で大事にしていること】
子どもを理由に、仕事を無下にする事だけは、絶対に避けています。
仕事中は一切子供の話はしませんし、「子供が熱を出したから早く帰りたい」とか、言った事はありません。全てシッターさんにお任せします。
仕事をする時は、あくまでプロ。そう考えています。(昼食中の会話とかは、別ですが、笑)
ただ、翌日も熱が続いている日は、急いで仕事を調整して、お休みを取る努力はします。私が口に出さなくても、周囲は、保育園や学校から電話がかかって来て、それに対応する私の姿を見て、廻りは「察して」くれているのだと思います。そのやさしさに助けれて、今日まで仕事を続けています。

3児のママで商社ウーマンでマネージャー!商社は古い体質のイメージが強く、そんな方もいらっしゃるのか!と、驚愕と同時に勇気がでました。どちらか諦める人が多い中、一体どのようにして3児を出産し、今のポジションをきずけたのか、教えてください!

全てを私一人でこなそうと思っていたら出来なかったと思います。私は、会社に甘え、家事代行の方々に甘え、シッターさんたちに甘え、家族に甘え、主人に助けてもらい、専業主婦のママ友たちに応援してもらいながら、何とかかんとか、生きています(笑)
私の会社には、優秀な人材が沢山います。
必要が無ければ、「切られる」のみ。
いまのところ、慈悲深い上司に助けられているのか、「切られていない」、それだけの事、だと思います(笑)

海外出張もこなされて、家事などもアウトソースを積極的にご利用されているとのこと。いつ頃からどのようにご利用されていますか?

最初の子供が生まれた10年前から利用しています。元々、わたくし自身が海外で育ち、メイドさんやシッターがいる環境に慣れていたので、抵抗はありませんでした。

時には会社をお休みすることもあるかと思いますが、職場の理解、社内のワーママ応援の雰囲気はどんな感じでしょうか?

誰かが休みを取ると、誰かの負担になる事は、正直なところだと思います。なるべく自分が休まなくて済む様に、シッターさんに学校行事に参加してもらったりしながら、こなしています。
会社の制度は、「母親が休む」事が前提にあるべきでは無く、「母親が休まなくて済む」環境を整えてくれる事こそが、私にとっての、「応援」だと思います。

夏休みの会社で学童の取り組み、話題になっていましたね!どうでしたか?

学童、最高でした!英語、塾、スイミングクラブ等々、全ての習い事を網羅するようなプログラムの内容になっていて、子供達も楽しく通っていました。

お話をしていて、「子育てしていても、成果をだせる優秀な人材であれば、社内のポジションややりがいのある仕事をこなすのは当たり前の時代。」そんな事を感じました。多くの企業はそれが実現できていません。実現できた決定的要因は何だと思いますか?

私は不器用なので、時短も取らず、残業もはばからず、愚直に仕事を続けて来ただけだと思いますが、一つ言えるのは、
自分がWorking Motherである事を理由に、仕事を断った事は無いという事です。
仕事に対して、それだけの「覚悟」があるのか、無いのか、「プロ意識」を持っているか、無いのか、周りの人は、よく見ていると思います。
また、わたしは、「企業」に理解を求める事が答えでは無いと思っています。寧ろ、一緒に働く上司や同僚、また自分の家族やパートナー、そして社会が理解を深めるべきなのでは無いでしょうか。

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は特にありませんが、毎日家族が健康で、幸せに暮らせるように、日々を丁寧に積み重ねて行きたいです♪

最後に、メッセージをお願いします。

子育ての時間は本当に短く愛おしい!だけど出世もしたい!そう思うなら、結果を出し続けるしかありません。
誰にも文句を言われないだけの結果を出し続けたら、周りはあなたを放っておかない!それだけの事だと思います。
残念ながら、私はそこまでの結果が出せていません。
でも、私の周りには、そんな頑張りママが、沢山います!!!!
そんな頑張りママたちは口をそろえて言います。
「仕事は幾らでも代わりがいるけど、母親は自分だけ。」そう、思っていないか?と。
子育てを最優先で考える事が悪いという訳ではありません。現に私だって、中途半端です。
ただ、それ以上に、仕事に燃えるママたちの足を引っ張る事の無い様にしなければならない。それこそが、同じ女性として、
Working Mother同志として、の、使命だと、思うのです。
仕事をすればするほど、ママたちは、「これで良いのかな?子供達を蔑ろにしていないかな?」と悩みます。
仕事を続けていて良いのかな?この仕事は、子育てを犠牲するに余りあるのかな?」と、悩んで悩んで、結局答えが
出せずに日々が過ぎて行きます。
どんなモーレツママでも、そうやって悩みながら生きている。きっと、あなたと一緒です。

2016年9月21日 0 comment
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今回のパワーママはテンプスタッフにて時間制約がありながらも管理職として活躍する三谷祐子さんです!
出産前後で仕事に対する姿勢や考え方が変わったという三谷さん。
日々奮闘しながらも創意工夫で乗り越えていく力強いインタビューです。

2016年6月16日 0 comment
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パルコの吉本さん

今回ご紹介するパワーママは、学生出産のワーママ歴15年!パルコグループのダイバーシティ推進委員、新規事業責任者などで活躍されている吉本さん。

お子さんが大きくなった今だからこそ言える、育児と仕事の両立にプラスし、自分が理想とするキャリアアップも実現していくために意識してきたこと、そしてこれからの挑戦について語って頂きました!

2016年1月12日 0 comment
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M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

今回ご紹介するのは、鉄道会社のWebサイトのコンテンツ制作や予約システムのインターフェイスの設計・ディレクションをされている小澤美里さん。小澤さんは、元上司と共同設立した会社が育休中に倒産したため、現在の職場に転職。転職から2年という短い期間で、様々なプロジェクトに参加され、ママ社員の職場環境について提言をされ、管理職にも昇進されました。仕事、家事、育児は、その時々で優先順位が変わりますが、すべての時間について可能な限りフラットに考え、できることからこなしていく!という、小澤さんらしいパワー溢れるインタビューです。

 

プロフィール

・氏名:小澤 美里
・会社名:株式会社ルート・シー( https://www.root-sea.co.jp/
・役職名:専任部 企画制作チーム リーダー
・職種:ディレクター
・簡単な経歴:制作会社のデザイナー、ディレクターを経て2006年に前職の上司と起業。 育児休業中に会社が倒産。その後、2013年より現在のルート・シーに転職。
・居住地: 大阪
・ご自身の年齢: 36歳
・お子様の年齢: 4歳
・ワークスタイル(フルタイム/時短):フルタイム

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:45    起床
6:00    朝食づくり、自分の身支度
7:00    家族起床、朝食
8:00    保育園へ見送り
9:00    出社(日によってはお客様先に直行)
18:00   退社
19:00   保育園にお迎え
19:30   帰宅、夕食作り
20:30   夕食、子どもと入浴
22:00   寝かしつけ(場合によっては子どもと寝落ち)
22:30   家事
23:30   仕事など
25:00   就寝

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大手鉄道会社様のWebサイトのコンテンツ制作ディレクション、予約システムのインターフェイスの設計・ディレクションをしています。

 

小澤さんの会社では、様々な社内プロジェクトが立ち上がっているようですが、どのようなプロジェクトに参加されていますか?

会社のこれからを現場視点で考え発展を推し進めていく戦略委員会と広報、つい先日解散したママパパサポートプロジェクトという3つの社内プロジェクトに取り組んできました。

ママパパサポートプロジェクトについては、役員への提言をゴールに社内のママ、パパを中心に約3ヶ月間限定で組まれました。

このプロジェクトは、女性社員の半数近くを占めるほどママ社員が増えてきて、ママ達の働き方について課題が見えつつある中、ダイバーシティ対策という目線も加わり、事業推進室から立ち上げを打診していただいたのがきっかけです。

大阪本社・東京支社のママ、パパ社員と未来のママ、パパ総勢12名で、自宅勤務やフレックス勤務、勤務時間に左右されない人事評価など濃厚な議論を重ね、役員層への提言をまとめました。

その結果、インフラの整備などが伴うものはすぐには難しいものの、時短勤務期間の延長(3歳→小学校1年生)や残業時のベビーシッター費用補助、育休復帰前後の面談制度化などが今期より実施されることとなりました。

ひとことで「ワーママ」と言っても理想とする育児・仕事のバランスは人それぞれであり、またママに限らずともライフワークバランスの捉え方は多様です。

ママ社員が置かれている状況は課題の多いものですが、ママ以外の社員以上の優遇を要求したい訳ではありません。

不平等感なく皆が気持ち良く働くことができ、会社としても継続可能な形を作るためにどのような提言が妥当なのか、短期間ではありましたが本音をぶつけながら濃い議論ができたと考えています。

 

ママパパサポートプロジェクト会議風景

ママパパサポートプロジェクト会議風景

 

今回のプロジェクトでは、会社側にも前向きに検討していただけて本当にありがたいと感じています。

また今回の収穫はプロジェクトを通して社内にママ、パパのコミュニティが生まれたことだと思います。

そして、チームメンバーのママ達のパワーがすごかった! 皆さん忙しい中で、オンライン上で夜中にどんどん提案を書き込んだり、業務の合間を縫って共有の提言書を一気に作り上げました。(ママデザイナーさんが資料のまとめをしてくださったので、見た目の訴求効果もバッチリでした!)

 

ママパパサポートプロジェクト提言書  子どもたちの写真やかわいいイラストでも訴求! プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

ママパパサポートプロジェクト提言書  子どもたちの写真やかわいいイラストでも訴求!

 

プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

 

今後も継続的にこの取り組みが社内で運用されていくよう、協力をしていきたいと考えています。

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

出産後の変化としては2点あり、目に見えない事情を慮るようになったことと、時間の質を求めるようになったことがあります。

まず一つ目について、これまではどうしても目の前の状況だけで人を評価していた所があったように思いますが、自分が人(職場やお客様)に見えない所で育児・家事を担うようになって、事情はあるけれど主張できるものではないもどかしさを感じているからこそ、目に見えない所でほかの方が抱えている背景に意識がいくようになりました。

次に時間の質についてですが、限られた時間でより収穫が多くなるように、会議の参加前にアジェンダに対して何らか意見を持つ・下調べをするなど手ぶらでは参加しないようにして、シビアになったと思います。

 

 

育休中に共同設立した会社が倒産し、転職→昇進と、かなりドラマチックな経験をされていらっしゃいますが、管理職になることを決意した理由や、管理職に向けて準備されたことなどを教えてください

過去に会社経営に携わって夢半ばに終わった経験から、リベンジしたい思いがあり、経営にコミットするには管理職にならないと、と思っていました。
また出産後の転職で、『時間的な制限のある人間を採用していただいた』というありがたさが会社に対してありました。そのなかで社内やお客様に対して、どうしたら最大の価値を提供できるのだろうかと常に意識していました。

時間に制限があるので、ひとつひとつの作業に集中するというよりは業務全般や案件を俯瞰して見る方が個人的には価値を提供しやすく、それがマネジメントと結びついたのかもしれません。

 

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

朝の保育園のお迎えは週の半分ずつ、週に3日は寝かしつけができるくらいの時間に帰って来てもらう、週の1日はめいっぱい仕事をさせてもらうなどの形で分担をしています。

 

なんだかよく分からいないけど、毎日楽しそうなムスメさん

なんだかよく分からいないけど、毎日楽しそうなムスメさん

 

 

「ママとして、日々の業務や社内プロジェクト、外部の勉強会への積極的な参加など”取り組む姿勢”に非常に刺激を受けることが多い」とMOPを受賞されたそうですが、時間管理術を教えてください!

当社にはM.O.P.(モットモオモロイパーソン)という制度があり、当社コンセプトである「モットオモロク」を体現したメンバーを月次、四半期の両方で選出する取り組みをしており、前期末に受賞をすることができました。

 

M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

 

業務、社内プロジェクト、育児、家事など、その時々に優先順位は変わりますが、すべての時間について可能な限りフラットに考えるようにしています。
目の前の育児・家事と業務だけでは自分の10年後、20年後が先細りになってしまいますから…。

「時間の管理」と言える程のものができているのかはわかりませんが、ワークショップや勉強会の予定も、家庭の行事と同じレベル感でできるだけ先に入れて、その前後で家事はなんとか埋め合わせをしているイメージです(笑)
とはいえ、家族の健康を守るのも大事なことなので、週末にまとめて1週間分の常備菜を作ったり細かな下ごしらえをしておいたりと、なんとかやりくりしています。
 
 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

お客様が鉄道会社のため、娘が鉄道好きに育っていたり、私のヒールを履いて「しごといくねんー」と言っている姿を見ると、母としての部分だけではなく、働く姿も肯定してくれているのかなと嬉しくなります。

自宅で仕事をしていたら、小さなワーキングガールも隣でお仕事開始

自宅で仕事をしていたら、小さなワーキングガールも隣でお仕事開始

 

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?それをどうやって解決していますか?

仕事と育児・家事の調整がうまく行かず、どちらかを諦めざるを得ない時に割り切れない気持ちを感じる時もあります。
そういう時は「仕事人として、母として、妻として、こんなに需要がある時期なんて人生にそうそうない!私ってなんて幸せ者!」とポジティブにリフレーミングしています(笑)

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児…子ども扱いせず、別人格として尊重する

仕事…多様な見方でベストを考える

 
 

これからの目標を教えてください。

自分の成長にも常に目を光らせていようと思いますが、家庭、会社やチームなど、子ども含めまわりのメンバーが成長できる場作りにも貢献していきたいと考えています。
 
 

最後に、サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

ワーママの皆さま…

毎日、仕事に家事に育児に、本当にお疲れさまです!

職場ではひょっとしたらマイノリティかもしれませんが、皆さんの熱量を集めたらとても大きなパワーになるはず!

情報交換などしながら、この難局を乗り切って行きましょ!

 

ワーママ周辺の皆さま…

今日この記事をご覧いただき、少しでもワーママの実態をお感じいただければ大変嬉しく思います。

ワークライフバランスの捉え方はワーママそれぞれだとは思いますが、

みな真摯に日々に向き合っていらっしゃると思いますので、応援していただけると幸いです。

 

インタビュー by 安原 愛

 

2015年9月18日 0 comment
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第4回となったパワーママ関西のイベント。今回は初のパワーママNightを7月18日(土)に開催しました。「パワーママNight~ママ・リーダー活躍サミット~」と題し、「ママでも管理職になれる?」をテーマに女性リーダー育成に関わる専門家によるテーマトークや実際に企業で管理職として活躍する方をお招きしたトークセッション、参加者の方々との交流会を行いました。

2015年7月25日 0 comment
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ママの地元、昭和記念公園のお花畑にて

広告業界で管理職をしながら時短ワークスタイルではたらく森田さん。

ライフステージの変化に合わせて、働き方も会社と話し合って作り上げる。

前例や一般常識にとらわれず、ワークスタイルも企画する、クリエイティブな育休明けの働き方、参考になります!

 

ママの地元、昭和記念公園のお花畑にて

森田さんの地元、昭和記念公園のお花畑にて

プロフィール

・氏名:森田 裕美

・会社名:BBmedia inc.

・役職名:プランニンググループリーダー

・職種:プランニングディレクター

・簡単な経歴:
美術大学卒業後、TVCMやWEBコンテンツのプロダクションBBmedia inc.にWEBデザイナーとして入社。
以降、プランナーとして大手食品、化粧品メーカーなど企業のブランディングを意識したWEBコミュニケーションの企画・制作を手がける。
2013年長男出産、半年の産休を経て2014年4月より時短で職場復帰、グループのリーダーとして奮闘中。
・居住地:東京

・ご自身の年齢 :38歳

・お子様の年齢 :1歳7ヶ月

・ワークスタイル:正社員、時短勤務(ときどき在宅)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ブランドを輝かせるコミュニケーションのお手伝いをすることが私たちの使命です。
エモーショナル&テクノロジーを武器に、コンテンツの企画制作を行っています。
さらに、社屋の移転に伴い(@西麻布)新技術の開発研究を行うLABを新設、
自主的なものづくり活動からお客様への提案につながる種づくりを行っています。
ぜひ、LABの見学などお気軽にお問い合わせください!
http://www.bbmedia.co.jp

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 息子と共に起床、朝食
8:45 家族みんなで家を出る(パパが保育園へ息子を送る)
9:30 出社
16:30 退社
17:20 保育園迎え、スーパー買い物
18:00 帰宅と同時に息子の夕飯(冷凍ストックをチン)
18:30 お風呂時間まで遊びタイム(ポッポやYouTube)
19:00 息子とお風呂
20:30 ベッドイン寝かしつけ(歯磨からの号泣)
21:00 パパ帰宅、パパ夕飯づくり
22:00 寝かしつけ寝落ちからの起床、パパ作の夕飯を一緒に食べる
22:30 パパ就寝、ママの1人時間スタート(残業や読書、保育日誌など)
01:30 就寝

保育園の連絡帳はイラスト日記で交流

保育園の連絡帳はイラスト日記で交流

出産して、何が一番変わりましたか?

素の自分がさらけだせるようになったこと。
子供と接していると、自分を着飾る余裕がないからか
子供と動物感覚で接するからなのか
表情も顔の筋肉を使って動かすようになったし
今までは恥ずかしくってできなかったこと・・
たとえば平気で道ばたで歌っちゃうし、ってこととか。
そんな嫌いじゃない自分がどんどん出て来ていることでしょうか。
それは単に図太くもなったということ!?

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

とても恵まれた保育園に入園できたこと。(自宅から徒歩10分程度の認可)
そこでの素晴らしい先生たちとの出会いに助けられています。

待機児童になるのを恐れ、息子が生後6ヶ月の4月に職場復帰。
しかし、なかなか私自身が子離れできず、会社と保育園に相談して
復帰から子供が1歳になるまでの間は様子をみながら週に3日出社、残り2日は在宅で勤務させてもらうことにしました。
その後、1歳になったタイミングで週4出社に増やして、ゆるゆると復職スタートさせてもらったことで
両立に対するもやもやした心のバランスがとれ、本当によかったです。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

会社の中では育休取得の第1号だったので
制度や仕組みができておらず、1から話し合いで決めていく必要があったこと。
しかし、それは前向きにとれば、自由にどんどん提案でき、トライ&エラーで
方向修正も可能だということでもあります。

2つめに、仕事を選ばなければならなくなったこと。
どうしても夜の打ち合わせや、急な対応はむずかしい。
そうなると、自分のコミットが弱くなってしまう中で
やりがいを見いだしながら、成果を出すこと。

そして、自分自身がグループの管理職でもあるため
時短で、メンバーの管理がどこまでできるのか?
部下やメンバーに相当な負担をかけてしまっているのでは
という負い目を隠しつつ、リーダーシップをとっていくこと
大変といえば大変かもしれません。

それをどうやって解決していますか?

とにかく、自分にしかできないこと、自分の価値というものを客観的にみて
どう生かすか?生かしてもらうのがよいのかを考え行動するようになりました。

そのきっかけとして、できるだけ似たような境遇の人の話を聞いて
モチベーションを維持、さらに高めていくよう心がけました。
具体的には、産後3か月くらいからセミナーに参加しはじめ
月に1回はそうしたセミナーやママさんのリアルな声を直接聞くようにしています。
自分だけではない、みんな同じ様な境遇で頑張っているんだと思うととても励みになるからです
パワーママさんのイベントに参加したのも、そんな気持ちからです。

 

3歳、2歳、1歳の年子の従兄弟たちと

3歳、2歳、1歳の年子の従兄弟たちと

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児。
今は、とにかく息子のことを最優先に行動するようにしています。
ママに、パパに愛されているんだな~と身体に心にしみこませてあげたい

仕事。
効率を一番意識しています。
いままで培ってきた経験という貯金を
さらにママという上薬でコーティングして再利用しているような感じ?

 

職種を変更したのは、出産をされたからですか?

出産を意識して、ということだけが理由ではありませんが
時間の自由がきいて、どこでもできる仕事という追求の結果が現在のプランナーという職種です。
もちろん、自分が企画するのが好き!というのが大前提ですが。

広告制作の現場において、制作、撮影、編集・・などの作業は
チームワークで動いていくものなので、スケジュールに自由がききません。
しかし企画というフェーズは、プレゼンから詳細提案、企画決定というゴールに向けて
ひたすら企画を考えて、その精度をあげていけく個人作業が中心なので融通がきき易いです。
育児との両立を考えて、ウェブデザイナーの勉強をされる方も多いと聞きますが
プランナーという職種も成立するということを、
クリエィティブな仕事を希望する女性たちにもっと知ってもらえたらなと思います。

あなたの両立を支えるモノコトは何ですか?

・家事料理好きの主人の存在

料理はそんなに得意ではない私。
対して主人は料理が趣味で、仕事から帰宅してすぐに
夕飯の支度をしてくれます。これは本当に助かっています。
これがなかったら、わが家の両立は破綻です。

・実家宿泊でストレス発散

電車で1hほどのところに実家があり
隣には3児の子育て中の妹夫婦も住んでいるので
正月、誕生日、こどもの日・・など行事があるたびに
息子と泊まりがけで遊びにいってストレス発散しています。

・スマホとノートPC

いつでもどこでも隙間時間で仕事をこなすことで
やっと成立している状況なので
アイデアを書き留めたり、調べものをしたり
部下からの連絡や状況の把握などスマホでできることが
本当にありがたく、現代を生きていてよかったな~と実感しています。

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

今秋に、思い切って手に入れたマイホームへ引越し
両実家からも職場からも離れた、まっさらな環境でのスタートです。
保育園も探し直さないとならない状況ですが
働き方含め、自分たち家族のありかたを手探りしていければと思っています。
子供が小学生になったときには、家で「おかえり」って言える仕事の仕方を目標に
自分自身のスキルアップや、働き方の模索、先輩ママへのヒアリングなどなど
できることから準備して、目標に近づいていけるよう頑張っていきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

頑張っているパワーママさんたちの姿が、今の私の励みです。
たくさんのパワーママさんたちのお話が聞きたいし
一緒にお話したいと思っています。
母は強し!しなやかに!

 

インタビュー by 椿

2015年6月11日 0 comment
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高山さんと娘さん@街中

 

8年間の時短勤務を経て管理職として活躍されている高山さん。

「今は我慢の時だよ」、「我慢の時」として、焦らずゆったり構える事も大事など、高山さんが先輩から受けてきたアドバイスや、ご自身の体験から得た「大事なこと」をシェア頂くことで、さらに現在進行形で同じ思いをしている方や、未来の不安を持っている方に響くフレーズがたくさんあるインタビューです!

2014年10月23日 0 comment
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今回紹介するのは、スターバックスコーヒージャパンで飲料のマネジメントや新商品の企画開発を手掛ける西岡京さん。

現在、中学3年生の息子さんと小学5年生の娘さんがいらっしゃいます。今は、お子さんたちが大きくなってきて、海外出張もこなすなど軸足を徐々に仕事に移していっているそうですが、お子さんたちが小さな間は仕事を少しセーブしていた時期もあったとか。

長い目で見た時に、子供の成長に合わせて仕事のスタイルをどう変えていくか?

2014年8月6日 0 comment
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今回のインタビューは、出産後に代表取締役社長を打診され、それを受けて、現在では社長業とママ業と二足のわらじを履いていらっしゃる、特定社会保険労務士の上村美由紀さん!

美由紀さんご自身は、初対面でパワフルさを感じながらもとってもキュートな方!そんな美由紀さんがどのようにキャリアを築き、現在の社長業をこなしているのか伺いました。特に管理職ママにはご参考になることが多いと思います。率直なご回答に元気をいただけます!

2014年7月18日 0 comment
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Mari Tadatomo

今回紹介するのは、外資系の保険会社で管理職として活躍する只友さん。2人の女の子のママです。

今年4月に下のお子さんの育休から復帰、同時に上のお子さんが小学校に入学、そしてご主人の起業と一気にいろいろな転機が訪れました。
そんな怒涛の4月を終え、5月を迎えたところでインタビューさせていただきました。

ワーママというと、必ずといっていいほど「小1の壁」の問題が出てきますが、只友さんの場合にはそれをほとんど感じずに仕事が続けられているそうです。実は、そこにはご主人の起業が大きく関係しているんです!

2014年5月19日 0 comment
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スキューバ中の息子さんと中山さん

 

中山さんは、タイトルにあるようにフルマラソンのごとくペース配分をしつつ、ネット業界でバランスよく挑戦し続ける姿がかっこいいパワーママ。

息切れしないためにも、そして後から後悔しないためにも、どうチューニングしていくのか。共感と気付きの多いインタビューです!

スキューバ中の息子さんと中山さん

スキューバ中の息子さんと中山さん

 

 

プロフィール

・氏名:中山理香

・会社名:楽天
・職種:マーケティング

2014年2月6日 0 comment
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今回インタビューのパワーママは、グローバル企業の日本法人をまとめるホールディングスカンパニーの広報トップとして、原色系のファッションに身を包み、流暢な英語でバリバリ交渉する強いイメージの女性。実は16歳の息子さんがいらっしゃいます。ご実家の手を借りながらも、シングルで子どもを産み育て、キャリアアップもされたその強さの秘密に迫ります。

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プロフィール

・氏名:大津 愛
・会社名:AIGジャパン・ホールディングス株式会社 http://www.aig.com/
・役職名:ジャパン ヘッドオブ コーポレートコミュニケーションズ
・職種:広報
・簡単な経歴:関西の大学を卒業後、地元企業に就職。海外経験(小2~3年生、高2~3年生)を活かせない仕事であることと、女性の昇進は係長までという環境を嫌い、2年後に退職し、東京に出て通訳の仕事を始める。

2013年11月1日 0 comment
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今回のインタビューは、2人のお子さんを出産後にキッズ向けアパレルでのお仕事を経て、キッズ向け写真スタジオの運営会社へと転職したパワーママ。

出産を機に、子供に関わるお仕事に就き、育児との両立の中で働き方についても見つめなおしての転職。今の職場では、パート→社員→店長→事業部統括チーフマネージャー とスピード出世したそうです!

(インタビュー当時は店長さんでした)20130509jf03072

プロフィール

・氏名:まるやまいくみ

・会社名:㈱エクスラント http://www.exrant.co.jp/

・職種 :happily事業部 http://www.happilyphoto.jp/
(happily Photo Studio自由が丘店 店長)

・簡単な経歴:
金融窓口→派遣社員(広告代理店・雑誌社など)を経て、アパレル商社にて企画営業マネージャー
→第一子出産後、退職
→第二子出産後、パートスタッフとして、キッズセレクトショップにて雑貨企画を担当
→働き方や将来を考え転職→現職に就く

・居住地:東京都目黒区

・ご自身の年齢:34歳

・お子さんの年齢:長男・4歳、次男・2歳

・正社員

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

キッズ向けフォトスタジオ happily Photo Studio自由が丘店http://www.happilyphoto.jp/ の店舗統括をしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床

↓(朝食準備、保育園の準備、自分と息子たちの着替えなど)
8:00 出勤

基本的には私の出勤後、 夫が息子たちを保育園へ送ってくれます

8:30~18:00頃 退社 (予約によって時間はバラバラ)

19:00 お迎え

19:30 夕食

20:30 息子たちとお風呂

21:30 絵本を読んだり、寝る準備

22:00 息子たち就寝。ほぼ、そのまま一旦、一緒に寝てしまいます。。。

0:30 夫帰宅、夕食

2:00 就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

度胸がついたこと!

 

「働き方や将来を考えて」ということでしたが、転職きっかけは何だったのでしょうか?また、今のお仕事を選ばれた理由をお聞かせください。

社会の一員として「仕事」をするということは、私の生活には欠かせないものでした。
でも子供たちが小さいうちは、ある程度子供たちに合わせながら働くことのできる職場環境を求めていました。
それでもブランクなく、ゆくゆくは、いわゆる“バリバリ?!”(笑)と、色んなことにチャレンジしながら働いていたいと思う気持ちもあって・・・。現職場でのお仕事のお話を頂いた際に、ここでならそれが可能かなと思いました。

 

2人のお子さんを抱えながらの転職活動は大変ではなかったですか?

大変だったのは保育園。いわゆる待機児童問題ですか。
転職活動するには、どこか施設に預けなければならないのに、仕事をしていないと保育園には入れてもらえない。でも、預け先がないと面接にもいかれない。といった悪循環に悩まされました。

 

店長さんということですが、お店のトップという立場での苦労はありますか?

30人近いスタッフをまとめるということが初めての経験でしたので、初めはとにかく戸惑いばかりでした。

売上やお客様満足度というのは、スタッフの働き方に比例するということがあると思いますので、まずは、スタッフが前向きにお互いに協力し合いながら、刺激し合いながら働ける環境つくりが出来るよう心掛けています。

(※インタビュー時点では店長)

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自由が丘の店舗にて

 

キッズ向けフォトスタジオということで、お仕事の際に子育てで学んだことやママの視点が役立つことはありますか?

子供を持つ前では出来ていたのかな?と思うほど、接客面においても、企画提案においても、経験からのヒントが役立つことばかりです。

happilyには、私以外にもたくさんのママスタッフが働いていますが、ママの視点と若いスタッフの新しい感性がうまく調和して、良いサービスを造り出していると思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください。

・育児では・・・ どんなに仕事で大変なことがあっても、保育園のお迎えで子供の笑顔を見た瞬間、下向きな気持ちも吹っ飛びまず!保育園のお迎えで、うちの息子たちはいつも最後になってしまいますが、帰り道、自転車の後部シートからお兄ちゃんが「明日は、早くお迎え出来るように、ママもう少しお仕事頑張ってみたら?」と(笑)

そんな言葉が嬉しいです。

オン、オフの切り替えが上手に出来るようになりました。

・仕事では・・・ 正直、私がお子様相手のお仕事に就くなんて!!と自分でも驚くくらい子供は少し苦手だったかもしれません。でも、今は毎日たくさんの子供たちの笑顔にパワーを貰っています。本当に子供たちは、輝く未来だな。と思います。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

今は、日曜日と祝祭日にお仕事が入った時の、子供の預け先の手配に苦労しています。母や義理の母だったとしても、お願いするときはお互いに気を遣いますし。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

今は、実母や義理の母、お友達にお願いしていますが、そろそろシッターさんを利用することも考えはじめています。

 

旦那さまとの家事分担はどうされていますか?

旦那さんは、毎日0時をまわる深夜に帰ってくるので、日々の家事はゼロに近いです。ただ、お休みの日には、日ごろ私が行き届かない部分の家事をやってくれたりします。

 

2人の男の子を育てながら、お仕事をされる上で何かしている工夫はありますか?(2人の男の子のお世話だけでもハードだと想像します・・・)

これといって工夫とかしてないです。。。しいて挙げるなら、スキンシップ。毎日少しだけでも一緒に暴れていますね。何より男の子って本当に体力があるので、とにかく体力を消耗させてあげないと、なかなか寝ついてくれません。

私は器用ではないので、もっと要領よく家事とか出来たらもっと違うかなとか思います。何か良い工夫があったら是非知りたいです。

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長男の魁士(かいし)クンと次男の稔平(じんぺい)クン~happilyのスタジオで

 

育児と仕事、それぞれで番大事にしていることは?

・育児では・・・ 私自身が迷わないこと!ブレないこと! 子育てについても色んな情報が溢れていて、色んな選択肢があると思います。そんな中で、自分が良いなと思うものをしっかり選択して、子供たちに伝えていきたいと思っています。

・仕事では・・・物事を色んな角度から見るようにと心掛けています。偏った考え方や固執したものの見方では良いアイディアや解決策は生まれないかなと。基本的に欲張りなので(笑)チャンスは逃したくないかな。

 

これからの目標を教えてください。

・育児では・・・ 育児での目標はないですね。子供たちと楽しく1日1日を大切に過ごせたら良いですね。

・仕事では・・・転職して、今までとはまた違った業種に身をおく私にとってみたら、今はまだまだスタート地点です。目標は?と聞かれたら、私自身がやれることは、1つ1つきちんと「かたち」にしていけたら良いなと思っています。

 

皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事が終わって帰宅したら、お腹を空かせた子供たちの夕飯の支度。ゆっくりくつろぐ時間も、自分の時間もあまり取れないまま、次の日の朝を迎えて、また仕事。ワーママって大変!と思いながら、世の中にはもっともっと頑張って輝いているたくさんのパワフルママさんがいるんだと思うと、それが今の私の原動力の1つでもあります。自分自身のために、そして子供たちの未来のために、みなさんと一緒に私も頑張ろうと思います。

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インタビューby HH

 

 

2013年10月9日 0 comment
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一之瀬さんと息子さんたち

 

今回のインタビューは、病棟看護師長を務める助産師のIさん。ママさんなら想像がつくハードなお仕事を、2児の母をしながらこなし復帰後に昇格・・・!仕事への熱意が高く、そして地域サポートもうまく活用して育児をエンジョイしているパワーママさんです。

一之瀬さんと息子さんたち

Iさんと息子さんたち

 

プロフィール

氏名:H.I

職場:都内の総合病院
職種:助産師 病棟看護師長
簡単な経歴:新卒で入職→主任看護師→2度の出産→病棟看護師長
居住地:東京都
年齢:34歳
子供の年齢:4歳と2歳の男の子
勤務形態:常勤

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

病院の病棟看護師長として勤務しています。管理しているベッド数は54床、スタッフ数は36人です。 もともとは助産師として勤務していましたが、今は患者の安全管理やスタッフのマネジメントが主な仕事です。

■平日1日のスケジュールを簡単に教えてください
5:00 起床 前日の家事や保育園準備など終わってなければ4:00か4:30起床
自分の身仕度、朝食準備
6:15 子供と夫を起こす
子供の身仕度
6:30 朝食
7:00 家を出てベビーシッターさんに駅前で子供を預ける
8:00 始業
18:00

19:00 終業
定時は16:45ですが、スタッフの終業の目処をつけたり、ミーティングが入ることもあるので大体残業1~2時間はかたいです…
19:00

20:00 保育園お迎え後に帰宅
夕飯作り→夕飯→お風呂を怒涛のごとく進める。
21:00

21:30 寝かしつけ
自分も寝落ちがほとんど…

出産して、何が一番変わりましたか?

命をかけて守る大切な存在がいること。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事をしている自分も母親である自分も好きでいられること!切り替えがあることでストレスを溜め込まずに済みますし、
効率化を考えて行動できることも双方の自分にとってプラスだと感じています。

長男は「赤ちゃんの誕生」という本が好きで、読み聞かせをしています。
助産師である自分の仕事に誇りをもって子供に伝えられる嬉しさはあります。

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

時間が足りない!

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

仕事の面では時間内に100%の効率でしなやかに、しかし熱く遂行すること。理想です…
帰宅したら子供が起きてる時間はしっかりと子供に向き合うこと。
平日は子供にとってもかなりタイトなタイムスケジュールなので、
休日はあまりきちきちせずに、且つ思い切り遊ぶようにしています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

何においてもコミニュケーションだと感じています。「~かな?」「~だと思うけど」というところで止めずに、
必ず声をかけること。あらゆる場面で時間が十分にあるとは言えないので、限られた時間で会話を重ねることには気を遣っています。

子供達に対してはプラスしてスキンシップ。
まだ小さいので、今のうちからしっかりスキンシップをとることで安心感を感じて欲しいと思っています。

女性が多い職場だと思いますが、それ故の働きやすさ、逆に大変さはありますか?また、そういう環境のなかで工夫されていることはありますか?

女性特有の雰囲気はあります…
あまり振り回されないようには気をつけています。
オフィシャルではあくまでも客観性をもって会話を重ねることで、自分のスタンスを示しています。
休憩時間やたまに行く飲み会では、思い切りラフに話をするようにしてバランスをとるようにしています。
家庭や子供をもって働きつづけることが、今の職場でも少しずつ増えてきているので、
スタッフに一つの例として自分を見て参考にして欲しいと思っています。

第2子出産復帰後に昇進されたとのこと。職場での責任と母親としての意識、この狭間で苦労されていることも多いと思いますが、どうやってバランスを取っていますか?

家庭があることと、仕事に対する責任は必ずしも反比例だと感じなくなったことが、
出産して変わったことでもあります。家庭があっても、職場での責任は果たせると考えています。
自分はまだ完璧にできているとは言えませんが…
家庭で子供達が待っていてくれるからこそ、仕事をやりきって帰ろう!と。
とはいえ、かなり帰宅が遅くなることもあります。夫と協力したり、時に義母にお願いすることもあります。
保育園も22:30までやっている夜間園だということもあり、周りのサポートをうけて今の自分があると思っています。

二人の息子さん

二人の息子さん

仕事から帰ってきて2人のお子さんの食事作りやお風呂&洗濯など!毎日の時短のコツがあれば教えてください。

洗濯や食器洗いは機械におまかせしています。
夕食は19:30から20:00ころ摂ることがほとんどなのであまり手の込んだものは作れませんし、
子供達にとっては寝る直前なので簡単なものがほとんどです…たまに平日でも外食することもあります。
とにかく翌日も早いので、帰ってから寝かせるまではまさしく怒涛の時間です。
やはり寝る時間が少ないと体調を崩すので、寝る時間はある程度担保したい部分です。
子供にとって「寝る」「食べる」「遊ぶ」ことが、心身をつくる基本だと思うので。

 

地域の育児サポート制度を利用されていらっしゃるとのこと。家族以外の方に子どもを預けることで得られたことや、気を付けていらっしゃることなどはありますか?

朝の始業が早く、自分で保育園に送っていくと遅刻するという…なんとも辛いところです。
朝に30分の時短をとっていた時期もあるのですが、今年度から通常勤務時間にした関係で、ファミリーサポートとベビーシッターを曜日によって使って、保育園の登園を依頼しています。
曜日によって人が違うので、結果として子供達は3人の方々と登園しています。
最初は私も抵抗があったのですが、子供にとってもたくさんの方と接することはむしろプラスだと今は考えています。
ファミリーサポートは次男が産まれる前にも少し使っていたこともあり、地域の方々が協力してくれていることを実感します。
みなさん、温かく子供の成長を見守って下さって、本当にありがたいです。
私も仕事を引退したら、是非ファミリーサポートをやってご恩返ししたいと思うほどです。

今もっともご興味のあることは何ですか?

今の仕事もやり甲斐はあるのですが、やはり時間的な拘束が長く、融通がききにくいのが難点です。
色々工夫はしてきているけれども、やはり子供達との時間はもう少し取りたいと考えています。
仕事内容も助産師である自分をもう少し前面に出せて、
かつ身近な地域の方々にお役にたてるようなことをしたいと考え始めています。
アロマやベビーマッサージなどのスキルを身につけて、新しいことへ挑戦したいと模索中です!

最後にメッセージをお願いします!

女性が働くことと家庭を守ることを叶えることは、ある意味欲張りだと思います。
でも、欲張りでいいんです!そんな自分を否定せず思い切りやれば、
いつかは子供達だってそんな母親を見て誇りに思うはずです。
毎日大変ですが、長い目で人生を見ていくと少し肩の力が抜けるかもしれません。
一緒に頑張りましょう!

 

インタビュー by 高村奈津子

2013年9月8日 0 comment
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