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2011年生まれ

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今回ご紹介するのは、クックパッド株式会社で、食育をテーマにした、オリジナル絵本のサブスクリプションサービス「おりょうりえほん」のプロジェクトマネージャーをされている小宇根 佳奈さんです。

是非お読みください!
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プロフィール

・氏名:小宇根 佳奈(こうね かな)
・会社名:クックパッド株式会社
・役職名:「おりょうりえほん」プロジェクトマネージャー
・職種:プロジェクトマネジメント
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :(39歳、1980年生まれ)
・お子様の年齢 :(7歳、2011年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

・簡単な経歴:
新卒入社した設計会社で、インテリアデザイナーとしてホテルや商業ビルの設計に従事しながら、一級建築士資格を取得しました。その後、国内大手食品メーカーにマーケティング職として転職し、一人で商品開発を担当した美容系商材のブランド再構築プロジェクトでは、一年間で主要ブランドのひとつにまで成長させたことが評価され社長賞を受賞しました。その後、産休・育休を経て持株会社へ出向となりました。そこで食と健康を軸とした生活者研究を担当し「食の知識が、心身の健康に直結すること」を実感。その後、外資系化学メーカーにおいてマーケティング、商品開発、ブランド戦略に従事した後、2017年よりクックパッドで「おりょうりえほん」プロジェクトを新規事業として立ち上げました。現在は、夫と7歳の娘と3人暮らしです。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

仕事風景
2019年5月に食育をテーマにした、オリジナル絵本のサブスクリプションサービス「おりょうりえほん」を新規事業として立ち上げました。2歳〜6歳くらいのお子様がいる親子に向けて、ご自宅での絵本の読み聞かせの時間で、食や料理について楽しみながら学べちゃう!というサービスです。絵本だけでなく、レシピの順番にシールを貼って遊べる「レシピシールちょう」や、ウェブサイトで楽しめる「お料理動画」も用意しているので、色々な遊び方を通して、食や料理を楽しく自然に学ぶことができるようになっているんです。

もとは「子どもに正しい食の知識を教えたいけど、その方法がわからない」「子どもが料理に興味を持っているけど、時間に追われてやらせてあげられない」といった世間の親の声と、当時わたしが親として抱えていた悩みが重なり、プロジェクト着手にいたりました。「おりょうりえほん」は親に特別な知識がなくても絵本の読み聞かせで一緒に学べることや、絵本に子どもだけで・親子でつくれるレシピを設定して、子ども専用のレシピ本としても使えるようになっています。「おりょうりえほん」が、親子で料理を楽しむきっかけとなればうれしいです。

業務内容は、プロジェクトマネージャーとして、事業コンセプトの立案から市場調査、ユーザーインタビュー、ブランド戦略、営業戦略、絵本の構成、デジタルコンテンツの制作、認知拡大のための営業活動まで「おりょうりえほん」に関わるほぼ全ての業務を担っています。家庭との両立で時間が限られているので、全てを進めていくことは大変さもありますが、ユーザーさんから「『おりょうりえほん』を始めてから、子どもの好き嫌いが減ったんです!」なんて声を聞くと、とても幸せな気持ちになって、このプロジェクトを立ち上げてよかった!と心から感じます。
おりょうりえほん(仕事内容)

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00     起床(子どもの朝のケアは夫担当)
7:00〜8:00  夕飯の調理(2日分まとめて)/洗濯
8:00〜8:45  朝食/身支度
8:45〜9:30  通勤(通勤中に食材や日用品の買い物を済ませる)
9:30頃    出社
12:00〜12:30 昼休み(デスクで仕事をしつつ昼食)
18:00    退社(電車内でメール返信)
19:00    学童へ子どもをピックアップに
19:30    夕食
21:00    ジムでトレーニング
(ジムのある日は夫が子どもの入浴&寝かしつけ/無い日は私が夜のケア全般担当)ジムは土日含め週5程度
23:00    入浴 (入浴中にメールチェック、翌日の仕事内容の整理)
24:00    読書や録画番組を見るなど自分の時間
25:00    就寝(ジムの無い日は22時位に寝ちゃいます)

旅先でむすめさんと

旅先でむすめさんと

 

出産して、何が一番変わりましたか?

もともと計画を立てて行動することが好きな性分でしたが、子どもができて時間が限られるようになって、これまで以上に分単位でタイムマネジメントをするようになりました。
そして、限られた時間を最大限に活用して楽しむためにはどうすべきか?何を優先してすべきかを常にずっと考えています。休日などもついつい分単位で予定を組んでしまうので、家族にはもうちょっとゆっくりする時間を取ったほうがいいよ、と言われることもあります(笑)。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘が、「大人になったらママみたいに仕事をがんばりたい!」と言ってくれたことです。理由を聞くと、「ママが毎日楽しそうにお仕事しているから、きっと楽しいんだろうなと思ったから」だそうです。仕事をしているので娘と過ごす時間が少ないことに罪悪感を感じた時もあったのですが、働いている姿をポジティブに捉えてくれているんだということがとてもうれしかったです。

娘世代の子どもたちにとって働く女性としてのロールモデルになることを目標にしているので、母親が仕事と子育てどちらも楽しんでいたから私もそうなりたい!と子どもに思ってもらえることが何よりうれしいですね。

また「おりょうりえほん」は、娘が保育園で絵本を用いた調理実習を経験したことが、着想となっています。娘は自分の経験が、母親の仕事に役立ったということに誇りを感じていて、自分の仕事が娘の自信につながったことも、母としてうれしく思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

主人との育児や家事の家庭内分担について、お互いが納得する方法を見つけるまでが大変でした。

 

それをどうやって解決していましたか?

育児でも家事でも、お互いが得意なことを明確にして、自分が得意なことは自分がやる、得意でないことは基本的には相手に任せるというスタンスにしました。
あと、これはちょっと主人には秘密ですが、家庭を会社に置き換えて考え、育児や家事に関しては私が主人のメンターであるという意識で取り組むようにしています(笑)。家事育児スキルが私が求めているレベルでなくても温かく見守る気持ちに切り替えたら不満や、モヤモヤは消えました(笑)。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらも「適度にさぼる(笑)」ことです。
基本的にさぼりたがりなので(笑)、急ぎの案件がない時や、調子が出ないときは諦めてペースダウンしたり、好きなことを優先したりして、毎日を楽しめるようにしています。楽しむことが仕事にとっても、育児にとっても一番の効率UP要素だと思っています。
「今日このメールを発信しなくても、今日この洗濯物を洗わなくても、死にはしない!」などと考えて、必要に応じてメリハリをつけています(笑)。

 

忙しい毎日の中で、お子さんとの時間はどの様に作っていますか?

一緒にキッチンに立つことで、食事の準備の時間を親子の時間に置き換えています。「あれがやりたい!」「ここに行きたい!」という気持ちを大切にして学習の幅を広げてあげたいと思っています。

サラダを作っている娘さん

サラダを作っている娘さん

 

お子さんと一緒に料理をするって大変なイメージがありますが?

今までは夕飯の支度は全て私一人で朝に済ませていたのですが、最近はあえて味噌汁やサラダなど簡単な1品は娘用に残しておいて、帰宅後に娘と一緒にその1品を作るようにしています。娘は「おりょうりえほん」https://ehon.cookpad-kids.jp/をレシピ本代わりに使っていて、絵本を通して調理手順などを覚えているので、いつの間にかこちらの想像以上の戦力になっていました!なので、大変というよりむしろ戦力として頼りにしています!

 

親子での料理の時間を通して、将来的にお子さんにどうなっていって欲しいなどありますか?

料理ってとてもクリエイティブでオリジナリティーも出せるし、段取り力も必要。これって、将来仕事をしていく上で必要なスキルだったりしますよね。そういった将来娘が大きくなったときに必要な力を、親子料理の時間を通して自然と身につけてもらえたらと思っています。そういう思いも込めて「おりょうりえほん」のサービスも日々ブラッシュアップさせています!

娘が作ってくれたサーモンのカルパッチョとカプレ

娘が作ってくれたサーモンのカルパッチョとカプレ

 

お子さんのことを考えて、ふだんの食卓で工夫していることはありますか?

食卓は家族の心身の健康をつくる、大切な空間だと思っていますし、身近な食育の場にもなります。栄養と食べる楽しさを考えて、なるべく一汁三菜を心がけるようにしています。とは言っても、一汁三菜をきっちり毎日つくることが、負担になってしまうのはよくありません。そこでわたしは、一週間のうち平日の朝のうち2日を夕飯の作りおきに当てています。帰宅後は温めるだけで食べられたり、足りないものがあれば娘と一緒に一品つくるなどしています。気合を入れすぎず、できる範囲で楽しみながらやってみることを大切にしています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

先程も少しお話しましたが、娘世代の女の子が将来大人になったときに「仕事と育児の両立は大変なこと」という意識がなくなっているような社会にしてきたいと思っています。まずは身近な後輩女性に「仕事と育児の両立は大変じゃないんだな!」「あの人、子どもがいるけど仕事もプライベートも楽しんでるな!」と思ってもらえるような、彼女たちにとってのロールモデルになりたいと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

がむしゃらに頑張らなくて大丈夫です!(笑)
若いころ、女性活躍のセミナーなどで登壇されるとても立派なバリキャリの方たちを目の当たりにする度に、「社会で女性が活躍するには、こんなに頑張らないといけないんだ……」と気が遠くなったのを鮮明に覚えています。そんなにみんなして、頑張れ頑張れ言わないでほしいって思っていました。
なので私がお伝えしたいことは「がむしゃらに頑張らなくて大丈夫!」です。
自身が輝けるキャリアプランはいくらでも見つけられるし、子育ても手抜くところがあるくらいの方が子どもはしっかり育ったりするので、がむしゃらに頑張らなくて大丈夫!自分が楽しいと思えることを大事にしてください。

2019年9月25日 0 comment
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矢上浄子さん
矢上浄子さん

矢上浄子さん

プロフィール

・氏名:矢上 浄子(やがみ きよこ)
・会社名:アンダーソン・毛利・友常法律事務所
・役職名:弁護士
・簡単な経歴:大学卒業後、中国北京市の大学院に留学し国際経済法を専攻。その後、アメリカでニューヨーク州弁護士の資格を取得。中国に戻り現在の事務所の北京オフィスに入所するが、日本企業向けの法律業務のためには日本の弁護士資格を取得すべきと思うに至り、帰国して日本のロースクールに入学。2008年に日本の弁護士となり、現在の事務所に再入所。非常勤で大学・大学院の講義も担当している。
・居住地:東京
・ご自身の年齢 :42歳(1976年生まれ)
・お子様の年齢 :7歳、5歳、2歳(2011年生まれ、2013年生まれ、2016年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

私が所属するのは、所属弁護士が400人を超える大手法律事務所で、国内外の企業が依頼者の大半を占めています。私自身は、独占禁止法、国際契約交渉、国際訴訟・仲裁などの案件を多く担当しています。
日常業務としては、依頼者との会議、契約や訴訟・届出書類の作成、裁判所への出頭、交渉の立会いなどがメインです。海外とのやり取りも多いので、深夜・早朝の電話会議や海外出張も少なくありません。また、最近はプロボノ(公益活動)として、外国人の難民認定申請のサポートもしています。
主人も、所属は違いますが、同じ企業法務弁護士です。平日はすれ違ってばかりですが、お互い週末は家族との時間を大事にするようにしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、朝食準備
7:30 朝ドラを見つつストレッチ、朝食
8:30 子供の登園送り
9:30 出勤
23:00頃 退勤(仕事の状況によっては午前様となることも)
帰宅後、子供の宿題チェックや翌日の準備
1:00 お風呂、就寝

(子供の迎え担当の日)
17:45 退勤
18:00 子供の迎え、習い事同行
19:30 帰宅、夕食
20:30 子供の宿題を見る
21:00 お風呂、寝かしつけ
22:00 片付け、洗濯
23:00 自宅で仕事再開
2:00 翌日の準備、就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

出産前に比べ、マネジメントの対象が格段に広がったことでしょうか。自分の仕事のスケジューリングに加えて、娘3人分の学校・保育園の行事や習い事の管理、手伝いに来てくれる義母やシッターさんとの連絡など、すべてを抜かりなくマネージする必要があります。特に、私の海外出張は家族の一大事。遠方の実母にも支援をお願いしたり、毎日の予定をリスト化したりと、出発前には入念な準備が必要となります。
そのせいか、仕事のうえでも、チームワークにおけるマネジメント能力が高まった気がします。ただ、時間が空いたらフラッと海外旅行に出かけていた頃が、今は少し懐かしいです(笑)。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘たちを通じてネットワークや行動範囲が広がったことです。子供が生まれる前は、夫婦ともに仕事一辺倒で、随分と地味な生活をしていました。今ではママ友・パパ友と職業や年代を越えたお付き合いができたり、学校や地域のイベントに参加したりと、生活自体が彩豊かなものとなりました。これも娘たちが運んできてくれたご縁と、変化を楽しんでいます。

 

三姉妹で夕食準備のお手伝い

三姉妹で夕食準備のお手伝い

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

次女の出産が、主人の一年間の海外駐在のタイミングと重なったことです。主人には「安心して行ってきて、私は大丈夫」と大見栄を切ったものの、2人育児の初期を完全にワンオペで乗り切るのは想像以上に大変でした。復職直後に、長女の溶連菌がうつり、職場で倒れて病院に運び込まれたこともありました。幸い点滴のみで当日帰宅できましたが、娘たちが待っているのに身動きがとれない辛さで、絶望的な気持ちになったことが今でも思い出されます。

 

それをどうやって解決していますか?

そのときのトラウマから、ワーママは体が資本との信念を持つに至り、自分の体調管理には特に気を付けるようになりました。職業柄、睡眠時間が短いのが悩みですが、それでも毎朝のスムージーに自宅でのストレッチ、週末のジョギングは欠かさないようにしています。さらに、目標があった方がモチベーションも高まるので、フルマラソンの大会にも年一度のペースで参加しています。
また、元々あまり人に頼れない性格だったのですが、上述の「溶連菌事件」を経て考えが改まり、今では仕事でも育児でも、周りの方々の助力を要所要所で得るようにしています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

一番大事なのはもちろん体力ですが(笑)、周囲の人々と密なコミュニケーションをとることも、育児と仕事の両立のうえではとても大事なことだと思っています。たとえば育児では、子供の発熱などの「イレギュラー」がつきものです。他方で、弁護士には職務上、依頼者のためにベストを尽くす義務があるので、子供の理由で仕事に穴を開けるわけにはいきません。普段から家族や職場の同僚、保育園や学校の先生方、ママ友・パパ友らと頻繁に声を掛け合っていれば、イレギュラーが生じたときもお互い協力しやすいという面があります。また、そのようなコミュニケーションの積み重ねが、大きなリスクを回避するセーフティネットの役割を果たすものと思っています。

矢上さん、依頼者との面談風景

矢上さん、依頼者との面談風景

中国留学後、なぜ弁護士を目指したのですか?

中国留学中、アルバイトで通訳をする中で、中国ビジネスに奔走する日系企業や起業家の方々に数多く出会いました。自分の法律の知識や語学力を活かし、ビジネスの第一線で活躍する方々を支えたいと思ったことが、企業法務弁護士を目指したきっかけです。
弁護士になるまで、中国やアメリカに留学したり、就職したかと思えば2年で辞めて司法試験に挑戦したりと紆余曲折がありましたが、変わらず励ましてくれた両親の存在も大きかったです。娘たちが将来、弁護士を目指したいと思うかどうかは分かりませんが、私も娘たちが岐路に立ったとき、常に支えてあげられる存在でいたいと思います。

 

チームで育児に取り組まれている矢上さん。4人のシフトはどんな感じで組んでいるのでしょうか?また、どうやってチーム育児を実現可能にしたかも教えてください。

娘たちはまだ小さく手がかかり、ワンオペではやや大変です。そこで、主人、義母、シッターさんには、なるべく2人で対応してもらえるよう平日夜のシフトを組んでいます。例えば、月曜はシッターさんがお迎えで、夕食・洗濯は義母の担当、というように。
娘たちもしめたもので、パパお迎えのときは牛丼チェーン店で外食、おばあちゃんのお迎え後は公園で遊ぶなど、それぞれ甘えポイントを押さえているようです。ちなみに、水曜日は私のワンオペシフトの日で、その日は娘たちにしっかりガス抜きをさせています。

 

今後の目標やプランを教えてください!

頼られる弁護士であるために、自分のスキルアップの時間もきちんと確保することが当面の目標です。今はスキルアップどころか、美容院に行く時間すらなかなか取れませんが…。
また、ここ数年、海外旅行からすっかり足が遠のいているので、娘たちがもうすこし大きくなったら、いつか娘たち主導で海外旅行を企画してもらいたいなと思います。

 

最後に、メッセージをお願いします。

海外の法律事務所では、育児しながらキャリア的にも成功を収めているママ弁護士をよくお見かけします。ママであることを強調する人がいないことからして、おそらく両立が当たり前の社会なのでしょう。日本の女性弁護士の比率は18%と他国に比べ低く、女性弁護士のキャリア形成が難しい状況にあることも否めません。
そこで私は、まずは職場での理解が広まればという思いから、所内の若手弁護士向けに定期的に「両立勉強会」を開いています。本サイトをご覧いただいているワーママにも、分野は違っても、できる範囲で情報発信をしていただき、一緒に両立に寛容な社会づくりを目指していけたらと思います。

 

インタビューby 藤嶋 菜穂子

2018年12月4日 0 comment
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村田亜希子さん
村田亜希子さん

村田亜希子さん

プロフィール

・氏名:村田 亜希子
・会社名:株式会社NOKIOO

・職種:営業(法人向け/行政受託事業)
・簡単な経歴:
2004年から2006年 小学校赴任(小学2年生、3年生担任)
2006年から2017年 製造業(営業事務)
2017年から      株式会社NOKIOO 女性活躍推進支援事業部

・居住地:静岡県浜松市
・ご自身の年齢 :36歳(1981年生まれ)
・お子様の年齢 :
長女 7歳(2011年生まれ)
次女 3歳(2015年生まれ)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

浜松市で創業8年目のITベンチャー企業・株式会社NOKIOO(http://www.nokioo.jp/)に勤務、子育て期女性の社会参画支援を行う女性活躍推進支援事業(http://on-mo.jp/)に在籍しております。子育て中の女性の4人チームで、主に行政の「女性活躍」や「就労支援」「子育て支援」に関わる事業を提案、受託しています。その他子育てママ向けの商品やサービスを展開している企業向けのマーケティング支援も行っています。
また、仕事とは別に、社会活動として学童保育の課題について調査や情報発信、交流会等を企画する任意団体「浜松市の学童保育を考える会」の代表をしております。
未就学児の保護者向けに「小1の壁」についての紙面発行や情報発信、保護者交流会のイベント企画、行政や市議会議員との意見・情報交換、学童保育の現場見学や調査などを行っています。
当事者お母さんたちで企画運営、4年間で延べ300名以上の浜松市のお母さんから、声を聞いてまいりました。「安心して働くまち、浜松市」を目指して、お母さんたちが主体となって、行政や市議会、企業と一緒に考えていくことを大切に活動しています。
こうした社会活動をきっかけに、社内でもプロジェクトを立ち上げ、「学童保育情報ポータルサイトnorue(ノルエ)(https://gakudo-norue.jp/)を運営中です。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 起床、朝食やお弁当の準備と自分の身支度
6:00 家族を起こす
6:30 家族で朝食、子どもたちの準備
7:00 長女を学校へ送り出し
7:20 次女を保育園へ送迎
8:30~17:30 オフィス勤務他
18:00 次女を保育園へお迎え
18:30 長女を学童保育へお迎え
19:00 帰宅後子どもたちと入浴
19:30 夕食
20:00 長女の宿題と次の日の予定合わせ
20:30 子どもたちと絵本を読む
21:00 ねかしつけ
22:00 社会活動等の企画、メール作業など
24:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

今までは当たり前だった「一生懸命仕事をすること」が、お母さんになったらあまり認められないように「感じる」ことが増えました。
母にはなりましたが、私自身は変わっていないはずなのに、「なぜだろう」と思ったことが、現在の仕事や社会活動に繋がっています。

長女と動物愛護教育センターの活動写真

長女と動物愛護教育センターの活動写真

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

小さなころから一緒に社会活動の場に行っていた長女は『学童保育は、こどもがたくさん遊んだり、なにかを創ったりする楽しいところ。ママが頑張っていること。』と言ってくれています。そんな長女も今年から小学生に。「動物」に強い関心のある彼女は、「保護犬・猫」に関心を持つようになり、現在月に一回市の施設「動物愛護教育センター」で大人に混ざってボランティア活動をしています。今年の夏には、「センターを知ってもらいたい!」という想いから、一緒に施設責任者へ提案し、イベントを企画・実施しました。
将来の夢は、『動物のお医者さんとママになること!』という長女。娘たちが、仕事も子どもも大切な生き方を選択できるような社会になってほしいなと、仕事と活動の原動力となっています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子育て、仕事、社会活動と引き受ける役割はありますが、家族の理解と応援のおかげで日々楽しく過ごしています。毎日バタバタはしていますが、育児、仕事、社会活動、そのすべてがいつも私の好奇心を掻き立ててくれますし、たくさんの笑いと幸せを運んできてくれるからです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

周りとコミュニケーションをとることを大切にしています。
子どもたちに仕事の話をしたり、社会活動の現場に連れていったりもしています。議会傍聴へ0歳の次女を連れて行ったこともあります。
子どもたちに、私のしていることを伝える意図もありますが、子どもを連れて行った先の方々へも、『子ども』の存在をいい意味で理解してもらえたらと思うからです。
特に、子育て支援、女性支援に関わる社会活動をしておりますので、『子連れ参画』は意識的に行っています。
また、職場や社会活動の仲間には、家族の話をよくしています。
『子どもと家族が大切。だから働く』ことを選んだことで、周りの方にお力を貸して頂く場面がどうしても出てきます。全てを自分で引き受けるのではなく、私ができることに責任を持つためにも、オープンに現状を話しています。

不安解消イベントの活動写真

不安解消イベントの活動写真

仕事とは別に、任意団体の社会活動を始めたきっかけを教えてください。

浜松市も保育園の待機児童が問題になっており、私自身も『保活』を経験しました。ところが、保育園に入所してしばらくして、同じクラスのお母さんから、「学童保育はもっと厳しい」と聞きました。
小学校入学時に、また同じような思いを繰り返さなければいけないのかな…と不安になり、学童保育について調査を始めたのが5年前。
当時浜松市の公式な学童保育情報というと、学童保育名のみ掲載されたHPだけでした。どんな人が先生で、どのような過ごし方をしているのか、料金や開設時間はインターネット上からはわかりませんでした。
不安な思いを周りのお母さん仲間に話すと、同じような気持ちでいるお母さんたちが少なくありませんでした。そこで集めた情報をお母さんたちと共有できればと思い、団体を設立しました。

小1の壁を乗り越えるために必要なことは何ですか?

『小1の壁』は、待機児童によって引き起こされている壁ではなく、小学校生活に保護者や子どもたちが対応しきれないところに課題があると、調査をしてきて感じております。
実際浜松市では、1年生の場合、申込期限内に申請書を提出した家庭はほぼ入所できています。就業継続が難しいと離職される方に話を聞いてみると、
『開設時間が18時まででお迎えに間に合わない』『学校行事が平日にあったり、学校の振り替え休日の時に学童保育も休みになったり、仕事の調整ができない』『頼れる人がいない』『子どもが学童保育に行きたがらない』という理由が多く聞かれます。
そこで、就学前に正しい情報を得て、パートナーと相談したり、実際に利用する学童保育を見学したりして、新しい生活の準備をすることを保護者に伝えています。
『壁』をただただ不安に思うのではなく、原因を明らかにして、個々で対応できる準備を大切にしたいなと思いながら、いつも情報を伝えております。

今後の目標やプランを教えて下さい!

今後の目標は、ビジネスの力を通して、女性が子どもや家族、自身の生き方を大切にできる社会にしていくことです。
社会活動を通して、行政や議員、企業の方々、お母さんたちと意見交換をする中で、女性が家庭、地域、会社組織など様々な場面で家族や周りの生き方を尊重する一方、自分の生き方を迷う姿や話を見聞きしてきました。
私自身迷うこともありますが、課題に近い場にいる一人として、女性、母親に寄り添いながら一緒に考え、未来に向かって前進できればと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

「仕事と子どものどちらが大切?」「そこまでして働くの?」という、本来比べる対象ではない「子ども」と「仕事」を両天秤にかける言葉に、傷ついたり不安になったりしてきました。同時に、自分にとって「仕事」とは何だろうと考えてきました。

そもそも働くとは。社会に貢献し、幸せに生きるための手段であるはず。
そして、生き方は多様であり、誰かに否定されるものではありません。『子どもと仕事が大切』と、だれもがそう言える社会になるといいなと思っています。

インタビュー by 椿

2018年11月28日 0 comment
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黒川さん
黒川さん

黒川さん

プロフィール

・氏名:黒川 祐子
・会社名:Traill International School of Bangkok
・役職名:Academic Staff
・職種:Japanese teacher
・簡単な経歴:大学卒業後、広告代理店の営業職に就いたが、自分のやりたいことができな
いと考え、日本語教師の資格を得てタイで日本語教師に。のちに教員資格認定試験に合格し
教員免許取得、日本語学校から、インターナショナルスクールに転職。現在、第二言語とし
ての日本語以外に、日本人に向けた国語も教えている。
・居住地:バンコク
・ご自身の年齢 :(38歳、1980年)
・お子様の年齢 :(7歳2011年生まれ、4歳2014年生まれ)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

バンコクの幼稚園から高校までの一貫校で日本語を教えています。担当の学年は、小学5年
生から中学2年生の国語、小学3年生のIntercultural Studyと、小学6年生と中学3年生の第
二言語としての日本語を教えています。国語は日本人とハーフが対象のため、日本語で教え
ますが、そのほかは英語による授業になります。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

朝5時30に起床、自分の支度と子供たちのスナックを準備
5時50分に子供たちが起床、朝ご飯を用意
6時半に自宅を出発
6時50分に学校到着 子供たちをそれぞれ部屋に送り出し、私は自分の教室へ。
7時10分朝のミーティング
7時20-40分 担任のクラスの出席、朝のクラスの時間
7時40分 1時限目(40分)
8時20分 2時限目(40分)
9時00分 3時限目(40分)
9時40分 休み時間
10時5分 4時限目(40分)
10時55分 5時限目(40分)
11時35分 6時限目(40分)
12時15分 昼休み
12時55分 7時限目(40分)
13時35分 8時限目(40分)
14時15分 終了
この中で毎日の時間割は変わりますが、大体平均5時限ぐらい受け持ちます。
14時30分~15時半 水曜と木曜は課外授業 (日本人向けに日本語の補習や、日本文化に
まつわる授業 )

 

出産して、何が一番変わりましたか?

やはりこども優先になりました。でも、生活が規則正しくなり、健康にも気を付けるように
なったので、よりアクティブになりました。
交友関係も子供をだしにして、様々なグループに参加しました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

まだ二年目で未熟な先生ですが、学校の生徒たちによって今までにない自分が見え始めています。今までは、物事に集中すると周りが見えなくなるタイプでしたが、それでは教師は務まりません。バランス感覚を持つこと。新たな試練にぶつかっています。

生徒一人一人を見ていると、個性が見えてきます。今まで自分が経験してきたことを語り、子どもたちの将来に影響を与えることができたら、素晴らしいと思います。自分は集中タイプでしたのでテスト勉強は得意でしたが、実際に大学を卒業した後、ぽっかりと穴が開いたようになってしまいました。就職活動でも夢がなくて困りました。就職活動に失敗した後、一人でアジアを回り、やっと自分のやるべきことに気づきました。

日本で勉強ばかりしているのでは自分のすべきことや、自分は何のためにいるのか、ということに気づきにくい。何でも揃う生活の中では、考える事すらしない。勉強できる環境なのに、文句ばかり言う。だから、勉強よりも大事なことは、自分の足で違う環境に身を置いて、見て聞いて感じる事なのだと伝えようと思いました。

また、こちらの学校は休みが長く、多いので一年の半分弱はお休みです。
お給料をもらいながら、堂々と旅行できるのはうれしいですね。

それから子供と同じ学校に勤めているので、休み時間友達との様子を覗けたり、直接先生に様子を窺えたり、ばったり移動中に会ったりするのはうれしいです

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

まだこの仕事を始めたばかりで、最初の一年は仕事の時間配分や優先順位のバランスが取れ
ず、子どものことが最後になってしまっていました。子どもと関わる時間が極端に少なく、
子供の異変に気付くのが遅れました。1年間算数が分かっていなかったようで、ほかの子と
学力に差が出てしまいました。

また、お友達とうまくいってなかったり、本当はつらい思いをしていたのに気づいてあげら
れなかったことがありました。

 

それをどうやって解決していますか?

なるべく家に仕事を持って帰らないこと。なるべくおろそかになりやすい7才長女の想いを聞くようにしています。そしてたのしい時間を一緒に過ごす。何でもいいので笑って過ごしたいと思っています。

学力の遅れに関しては、休み中に取り戻しましたが、今だについていくのが大変なようです。ほかの子と比べない、あまり気にしすぎないことを心掛けています。

黒川さんとお子さん

黒川さんとお子さん

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、色々なことが押し付けにならないように気を付けています。宿題など、どうしてもやらなければならないという概念を捨てること、たまにはやらなくてもいい、というぐらいの余裕を持つようにしています。
常識と思われていることでも、今、本当に自分の子どもにとってプラスなのかを考えるようにしています。
仕事では、バランスを取ることを心掛けています。やるべきことが後を絶たないので、優先順位をつけて今日はここまで、と区切ることを意識しています。

 

家事はお金で解決することを始めた黒川さん。そのきっかけを教えてください。

自分で何でもしようとすると、子供と接する時間がなくなり、何のために仕事をしているのか元も子もなくなると気づいたので、お手伝いさんを雇いました。家事は料理以外何もしません。

人に頼ることを、よしとする。人に頼ることは申し訳ない、悪いと思っていましたが、感謝
の気持ちを忘れずにどんどん頼る。人に任せることにしました。子供が成長するのを見られる時間は今のうちなので、それを第一優先にしていきたいです。

仕事や家事は効率優先に、適当に。子育ては仕事の感覚を捨て、非効率なこと、めんどくさいこと、無駄と思うことを楽しめるようにしたいです。

主人にも、よいしょを忘れず最大限に動いてもらい、それを喜びと感じてもらいたいと思います。自分の生徒を見ていると、塾に通い勉強ばかりしているので、本当に大変だなあと感じます。同時に今の子どもたちはむかしに比べるとすごく競争させられている気がします。もっと生き生きと輝けるものを見つけてあげたいなぁと自分の子どもには思っています。

ほかの子どもたちを見ていると焦ってしまう気持ちはありますが、もう少し自分の子どもを見なきゃいけないなと思います。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

今の仕事はやりがいもあって好きですが、それに執着せず、状況に応じてあっさりとやめる
勇気も持たなければと思っています。
それは、子どもが英語で学ぶことがとても大変なようなのと、日本語がほかの子どもに比
べると語彙が少ないと感じており、思考力や読解力には語彙量が大切で、やはり日本人とし
て育てたいと思っているためです。
日本に帰るとしたら、外国人向けのツアーガイドかゲストハウスをやる。
もしくは、もし子どもが今の学校で大丈夫そうなら、学校の休み中に色々な国を旅して、生
の感動を味わわせたいと思っています。

 

黒川さんとお子さんinバンコク

黒川さんとお子さんinバンコク

 

最後に、メッセージをお願いします。

働くママ、みんな頑張っていますよね!えらい!
私があまり周りから褒めてもらえないので、皆さんに称賛を送りたいです。
私は自分で、かなり頻繁にご褒美作って励ましています!自分が幸せでないと、人を幸せにできないので!

インタビュー by 柴田 広夢

2018年10月30日 0 comment
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原田さん@主催イベントにて
原田さん@主催イベントにて

原田さん@主催イベントにて

プロフィール

・氏名:原田直美

・会社名:C Channel株式会社

・役職名:mama+(ママタス)編集長

・職種:編集職・動画プロデューサー

・簡単な経歴:
大学を卒業後、出版社「祥伝社」入社。青文字系女性誌「Zipper」・男性誌「Boon」・ママ雑誌「nina’s」でそれぞれ編集、副編集長を務めたあと2010年「Zipper」編集長に。就任中に妊娠し、出産。8ヶ月の育休後、復帰しママ雑誌「nina’s」編集長就任。2017年クックパッド株式会社へ転職。2018年4月C Channel株式会社ママメディア立ち上げのタイミングで転職。

・居住地:世田谷区

・ご自身の年齢 :45歳 1973年生まれ

・お子様の年齢 :7歳 2011年生まれ

・ワークスタイル:フルタイムの会社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

C Channelから生まれた、ママ向け動画メディア「mama+(ママタス)」で編集長をしています。mama+(ママタス)の、「らくちんも・きちんとも 頑張りすぎずに子育てを楽しむ1分動画マガジン」というコンセプトは、子どもの為にきちんとしたい気持ちがありながら現実は難しいし手抜きもしたいという、自分や編集部員の実感を込めて決定しました。全てのママを肯定したいという想いで日々動画を作り、配信しています。ローンチから7ヶ月で総SNSファン数は約30万人です。

【mama+(ママタス)公式WEB】

■WEB:https://www.mamatas.net/

【mama+(ママタス)公式SNS】
■Instagram:https://www.instagram.com/mamatastv/
■Facebook:https://www.facebook.com/mamatastv/
■Twitter:https://twitter.com/mamatastv
■YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC1AF8AxkB-J1m2O4hNsLYwQ

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください

7:00子どもと起床・朝食
7:40小学校へ送り出す
9:30出社
18:30退社
19:20息子を習いごとへお迎え(半分は夫)
19:40帰宅・料理
20:10家族で夕食
21:00宿題を見ながら仕事
21:30夫が息子と入浴中に家事や仕事
22:00寝かしつけ
23:00入浴
23:30~25:00仕事
25:00〜26:00自分時間
26:00就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

時間や自分の体力に限界があることを感じ、割り切って取捨選択するようになりました。優先順位の低いもの、苦手なものは省略したり、アウトプットしたりします。一般常識ではなくて自分軸で決めます。例えば、一般的には朝食が大切といいますが、うちは、夕食はわりときっちり作るので、朝食は手抜きで良いことにしています。また、帰宅後は仕事せずオンオフ切り替えるのがワーママの基本ですが、私は帰宅後も子どもの宿題の時間やパパとの入浴時間中など、スキマ時間に仕事をします。そうすることによって少しでも早く帰宅出来て子どもと同じ空間にいられるのと、仕事が細切れでも進めばその分スタッフを待たせる時間が減るからです。仕事でも、苦手なことは人にお願いします。そうやって割り切って自分流に効率化することによって、仕事も生活も育児もまわるようになりました。

 

南アフリカで孤児チーターとお子さん

南アフリカで孤児チーターとお子さん

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

mama+(ママタス)では月に1度週末にイベントを行っており、当日夫が仕事の時はイベントに7歳の息子を連れて行くことがあります。私は人前で話す時未だに緊張するのですが、ある日イベントで話をし終わった時にチラッと遠くに座っている息子をみたら、「よかったよ」という風ににっこり笑って頷いてくれたこと、その時に感じたホッとした幸せな気持ちは一生忘れないと思います。いつもはこちらが見守る立場なのに、見守られたようで嬉しく誇らしく、絆と子どもの成長を感じました。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

夫・私が共に忙しくなると、顕著に家が荒れてくること。夫と休日出勤が重なりそうな時の調整が難しいこと。

 

それをどうやって解決していますか?

忙しくなると、家事代行の方に片付け・掃除を頼みます。休日出勤を調整出来ない時は、仕事場に連れて行きます。仕事場では遊んでもらったりして楽しいみたいです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児

息子はアレルギーがあり体が弱かったので、就学前までは体を丈夫にすることを第一に考えていました。食に気をつけ、空手を始めさせると、心も体も見違えるように強くなりました。男の子はどうしても強さが自信に繋がる部分があるので、生涯の財産に繋がると思っています。就学後は、子どもを一人の人間として尊重することを大事にしています。思い通りにしようとせず、愛情を伝えて、良いと思う場や環境を与えることを心がけています。

仕事

本質を大事にすること。数字に追われすぎないよう、その仕事の意味、目指すところをまず考え、常に頭においておくように心がけています。
とはいえ目指すものを実現するにはチームや他の人との連携、助け合いが必要。私はIT企業に入ったばかりでIT的に足りないところがあり、今も周囲の人に助けてもらっていて、感謝の毎日です。どんな人にもフラットに、目の前にいる人に対して誠実に、いつも今に全力を尽くすことを心がけています。

出版社からITベンチャーへの転職された理由を教えてください

新卒から20年いた会社は牧歌的な会社で、出産後も自由に働けていました。雑誌の編集は自分に合っていて一生編集者として生きていくと思っていました。出版業界全体が縮小していく中でも号あたりの入広が最高額になる等踏ん張っていたのですが、ある時世の中の波に抗う努力より新しい世界での努力をしたいと思い、転職活動をしました。2社目に入って間もない頃に今の会社に誘われ、最新トレンドの動画業界で慣れ親しんだママメディアを立ち上げる魅力と、社長の想いに共感して入社を決めました。
雑誌と動画で違いますが、メディアを作る本質は変わりません。自分の好きなことを新しい世界でやれるのは学びが多く楽しいです。ベンチャーなので仕事量は増えましたが、仕事人として充実している実感があり、転職してよかったと思っています。

インドネシアのイジェン山で夜明けを迎える原田さんファミリー

インドネシアのイジェン山で夜明けを迎える原田さんファミリー

子連れで海外によく行かれているようですが、その理由を教えてください

人生いろんなことがあるので、子どもには、何が起こっても乗り越えていけるたくましさ、自分で自分の気持ちをハッピーに持っていける心の強さを持ってほしいです。普段の生活は学校と空手ばかりなので、そうでない世界で別の経験をさせることで、未知のことに挑戦することに慣れたり、視野を広く持ったりしてほしいと思っています。海外旅行は刺激が多いので成長度が高く、1回の旅行でも目に見えて成長します。7歳にもなると旅行中は旅の相棒のようです。先日中国の空港でトラブルが起きた時は二人旅だったのですが、私の真剣な様子を見て、お腹が空いたとも言わず7時間じっと待機し、荷物を持ったり一緒に場所を探してくれたりと積極的にサポートしてくれて驚きました。解決したあとは「大騒ぎだったね!」と笑っていました。

 

おすすめの旅行先はどこですか?

行きやすくて子どもの年齢を問わず満足度が高いのはタイです。子連れに優しく、海や象や自然があり、近くて時差も少ないのもポイント。小学生以上だと、アフリカがおすすめです。動物の種類と迫力はダントツで子どもが喜ぶこと間違いなしです。南アフリカは近代化されていてサファリも快適で安心。親も楽しめます!

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

世の中、色々なママがいて、色々な子育てスタイル、ワークスタイルがある。丁寧な子育ても、パワー系も、がさつ系も、みんなが自分のママスタイルに自信を持ち、人のこともそれぞれいいよねと思えれば良いと思っています。パワーママプロジェクトさんのコンセプトとまさに同じです!
mama+(ママタス) は、らくちんもきちんともどっちも大切 という立ち位置で、ラクしてもいいよね、とママを応援しています。まずは日本中のママの気持ちをラクにして、なんとなくママたちが感じている呪縛を解放したいです。並行して不可欠な「パパ戦力化」というミッションも掲げていて、こちらもコツコツ進めているので、ここからも日本を変えていきたいと思っています。日本のママの次は、アジア、世界へと広げていきたいです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

ママメディアに関わって12年。少しずつ自由なママが増えている実感があります。若い世代の夫婦ほど、夫の家事育児率が高いからです。結局、ママが自分らしくいられるには夫が重要で、その働き方や環境が重要。私たちが夫を通じてそれを訴え続けていくことで、社会は少しずつ変わると思います。
また、子どもは本当の「未来」。ママたちが働くことや自立の意味、幸せの形について子どもに伝えていけば、未来は確実に変わると信じています。こんなにダイレクトに未来を変えられるのは、私たちがママだから!ワーママ読者の皆さんは忙しい毎日だと思いますが、働ける喜びや子どものいる幸せを感じながら、一緒に頑張りましょう。

2018年10月30日 0 comment
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福室まなみさん
福室まなみさん

福室まなみさん

プロフィール

・氏名:福室まなみ
・会社名:㈱MotyJeeL ,MOTIproject
・役職名:代表取締役
・職種:海外スタディツアー 企画、運営、
・簡単な経歴:
高校卒業後、バンタンデザイン研究所でデザインやショップ経営、マーケティングを学ぶ。
2003年 ウェディング系の会社に新卒で入るが3日で退社。国内レストランウェディングプ
ランニングの会社にアシスタントとして入社1年立たずして会社が潰れてしまい転職
2003年 留学斡旋会社 ㈱ラストリゾート入社 語学留学、ワーキングホリデーの営業と
手配
2006年 軽度のうつ病と診断され社会からドロップアウト。不動産会社3日で退社、派遣
会社でJTBやJICA現地手配、小さな旅行会社で旅行業の仕事を経験し、アジアボランティア活動
や文化活動プログラムを手配する会社に正社員で入社

2007年 結婚を期に独立を決意する
2008年 フリーランスとして独立。インドマザーテレサボランティア活動のサポートを開
始。派遣会社でのアメリカ、アジアの手配会社の旅行会社へ。GNI㈱アジア事業部を立ち上げる

2012年 法人化にし株式会社MotyJeeLを設立
2013年 MOTIproject設立。大学生の為のスタディツアーを企画運営
2014年 国際スタディツアーコーディネート協会設立
2017年 妊活を決意して現在妊活しながら今までの事業を継続させるべく活動中

・居住地:東京
・お子様の年齢 :7歳、2011 年娘、現在第二子妊娠中 2019年1月出産予定

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

海外スタディツアーの企画運営と手配、実施、大学生の就活サポートまで一貫して行っております。国は、アフリカ、南米、インド、タイ、北欧、キリマンジャロ登山などを行っています。
大学生限定で、プロジェクトを立ち上げて、そのメンバーと共に、集客、現地手配から運営までを一人でコーディネートしています。
実際に春と夏に平均5回全てのツアーに同行しています。
※現在は妊娠中の為、同行していないが、18週と23週の時にはモンゴルと北欧のツアーに同行しました。

大学生限定の海外スタディツアー企画と運営 MOTIprojec(モティプロジェクト)
http://motiproject.net/
人生を変えるマザーテレサボランティア体験プログラム
https://www.motherteresavolunteer.jp/

事務所は代々木上原駅徒歩5分の場所にあるが、ほぼ出社せず、説明会や勉強会の時だけに行
っています。

会社には自分一人で運営しており、大学生のサポートメンバーやプロジェクトメンバーと仕事毎に活動している為、ほとんど自宅でパソコンとスマホで仕事しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6時起床 子供の支度や朝ごはん
8時 LINEcheck(メールのやりとりなしほぼLINEで)や今日一日のスケジュールを確認
~17時まで アポがあれば一日うまる時がある、WEBの説明会は大学生の時間に合わせて朝10
時~24時までの間で約1時~2時間行っております。
17時 子供が学校から帰宅 宿題を一緒にやる
18時 子供のご飯 習い事がある場合は外食が多い
21時までは子供と一緒に過ごす 21時までに寝かしつけ
それ以降は時差によって北欧などはミーティングがある、WEB説明会があればやる
23時くらいまでに旦那との時間 freeな時間 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

一人目を出産して法人化をしました!彼女の為にも、自分の人生を輝かせようと思いました!

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事があるからこそ自分が母としてではなく、自分のキャリアと人生を歩む事が出来る事。
私の仕事は少し特殊で、0歳の6か月から娘を日本において海外のツアーへ同行する事が年に数回ありました。そのたびに、主人や妹、母親たちと協力して、最初の頃は衝突する事もあったし、子どもを置いて海外など批判も多くもらいましたが、主人だけはお前の仕事をしろという応援してくれる存在で、その想いが本当に今の私や家族の絆を深くしています。

子供も母親がいないからこそ経験出来た家族との絆、それから今はその事を理解し私の仕事を応援し、自分自身も勉強を頑張ることや世界へ行ってみたい夢を聞かせてくれたり、大変な事もあったけど大好きな自分の仕事を続けてきて本当によかったと思います。

第二子をつくる計画は、、想像以上に大変でした。こういう仕事の為海外へ行くスケジュールは半年先まで常にうまってしまっていて、子供を作るタイミングがありませんでした。私がこのスタイルで仕事を出来るのは主人のおかげなのに、主人の気持ちを無視して仕事を続けてしまい、主人が第二子を欲しい想いを7年間無視し続けてしまいました。

年齢的にももう限界がきた2017年に妊活をスタートしましたが、二回の流産があり、そして自分の大好きな仕事が出来ないことや、ようやく小学生になった娘が一人で色々な事が出来るようになりこれからもっともっと仕事をしていけたのに、、とかネガティブな事がたくさんあり妊活をもうやめたいと思ったのですが、どんどん妊娠出来る可能性が減る事を知り、辛い中妊活を継続し現在七ヶ月となりました。
妊婦の時に仕事を断られたり、妊婦だから最近私の仕事がうまくいってないんじゃないかなど色々な批判を受けました。

そんな時に、北欧のプロジェクトメンバー現地のスタッフは、妊婦という事を受け入れてそれでも仕事を継続してくれた事、そして、主人に関しては妊娠中で、しかも前回の二回流産している事もありましたが、海外へ行くことを反対を一切せず、「行ってきな」という一言で送り出してくれた事。本気で彼と結婚して良かったと心から思いました。

仕事を通して色々な問題が私の仕事のせいで家族を巻き込みすぎているのですが、、それでも応援して共に生きてくれている今は、本当に幸せで最高の人生を歩めていると思っています。

日本のママたちが、母になっても自分の名前で自分のキャリアをもっと自由に歩める時代になってほしいと私は思っています。だから、ママになったとしても、妊娠していたとしてもやりたい事は出来る事を知ってもらえたら本当に嬉しいです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児は大変なことはありませんでした。主人と妹の力が本当に大きいです。

 

それをどうやって解決していますか?

パソコンのWEBのシステムなどを駆使していくらでもオフィスに行かずに仕事をすることは可能だと思っています。

娘さんと入学式

娘さんと入学式

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

挑戦し続けていくこと、不可能を可能にしていくこと、絶対に諦めないで前にすすむことです。

 

今のお仕事を始めたきっかけを教えてください。

23歳のときにインドのマザーテレサさんの施設にボランティア活動にいき、自分の固定概念や人生が大きく変わる体験をして、この体験を日本の多くの人に知ってもらいたいと思い、サラリーマンをやめて独立しました。

 

ヘルシンキ→トゥルクに行く福室まなみさん

ヘルシンキ→トゥルクに行く福室まなみさん

海外スタディツアーは、どういったものですか?

海外で色々な学びを体験できるプログラムを企画し自ら販売し、サポートを一貫しておこなっています。
☆彡インド・マザーテレサボランティア体験プログラム
☆彡MOTIprojec海外スタディツアー (国が色々あります)

海外スタディツアーをしていて特に面白かったエピソードや大変だったことがあれば教えてください。

最初はインドだけでしたが、お客様の要望でインド以外もという声を頂き、その都度そのご意見を頂いたお客様と一緒にプロジェクトをつくっていくカタチがつくられて独立当時考えもしなかった国、アフリカ、南米、北欧などありとあらゆる国への活動に広がりました。
さらに、登山経験なしだったが、アフリカ最高峰のキリマンジャロへも二回登頂する事もできました。

 

今後、海外スタディツアーを通して、どうしていきたいと考えていますか?

日本の若い世代に人生の面白さをもっともっと体感してほしいと思います。
人生の生きる意味や自分の事、本気で挑戦する事の楽しさや感動を伝えて、人生の可能性を無限に広げていきたいです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

第二子をまずは無事に出産する事、
そして二人の子供を育てながら、もっともっと自分の仕事の幅を広げていきたいと思います。

最後に、メッセージをお願いします。

モンゴルへ行ったときに、女性の起業家と何人かと会う事が出来ました。モンゴルでは女性が働くことは当たり前で、子供がいる事も当たり前。
ママ起業という言葉は存在しません。その人自身がビジネスを展開するのが普通です。
私はママだからとか妊婦だからとかでくくられるのが本当に嫌いです。ママだからという枠にとらわれない起業や働きかたがstandardにしていきたい!!そういう人が増えてほしい!!そ
う思っております。

 

インタビューby 角幡 コーゼル 望

2018年10月13日 0 comment
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齋藤明日香さん

今回ご紹介する方は、3人子育て中の時短勤務から事業を提案して子育て関連サービス立ち上げ、子会社社長になった齋藤明日香さん。
以下引用ですが、このような心境のワーママさん、実は少なくないのではないでしょうか? そんな方の背中を押してくれるインタビューです。

目の前の仕事にいっぱいいっぱいな20代、その後、3度の妊娠期や育休復帰という、子<育てとの両立を上手くやれるか不安な中仕事をする時期が続き、自分が本当にやりたいことについてアクションするよりも、与えられた仕事をこなすのみの働き方をしていました。しかし、このままではキャリアは止まったまま年齢だけ進み、与えられると思っていた仕事もなくなってしまう日が来るという危機感を持つようになりました。

齋藤明日香さん

齋藤明日香さん

プロフィール

・氏名:齋藤 明日香

・会社名:株式会社cosoral

・役職名:代表取締役

・職種:WEBディレクター

・簡単な経歴:2006年新卒入社で株式会社ECナビ(現:VOYAGE GROUP)に入社。ポイントサイト「ECナビ」のディレクターとして、企画・運営を担当。その後、アライアンス部門の配属となり、外部提携での新規ウェブサービスやアプリの立ち上げを経験。2018年2月に社内の新規事業プランコンテストで「IT活用による子育て支援事業」を提案し、株式会社cosoralを設立。在職中、3度の育休産休、復帰を経験。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :35歳(1983年生まれ)

・お子様の年齢 :7歳(2011年生まれ)、5歳(2013年生まれ)、2歳(2016年生まれ)

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社cosoralにて、ITを活用した子育て支援事業を運営しております。第1弾として、お子さんが小学校や保育園からもらってくるプリントを整理するためのアプリ「ポスリー」https://info.posly.jp/ を2018年3月にリリースしました。
現在は少数精鋭のチームで運営しているので、私の仕事の内容は、アプリ開発のディレクション、マーケティングからカスタマーサポートなどを一貫して担当しております。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、着替え、メイク
7:20 朝食作りまたは子供たちを起こし着替えを手伝う(朝食作りと、子供の手伝いは日によってパパと分担しています)
7:30 家族五人で朝食
8:00 長女 小学校へ登校
8:20 長男と次女を保育園に送る(パパ担当)
8:20 朝食の片付け、部屋の掃除
8:40 通勤
9:30 出社
16:30 退社
17:30 長女を学童にお迎え
17:50 長男を保育園にお迎え
18:00 次女を保育園にお迎え
18:15 帰宅
18:30 夕飯作り
19:30 子供たちと一緒に夕飯
20:00 子供たちと一緒にお風呂と、長女の宿題フォロー
21:00 絵本の読み聞かせと寝かしつけ

出産して、何が一番変わりましたか?

仕事ができる時間が限られるので、いかに効率よく進めるか、優先順位を常に意識して仕事するようになりました。
プライベートでは、幸せを感じる頻度が多くなった気がします。子供が健康でいてくれるだけでどんなに恵まれているか日々噛み締めています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子育ての実体験から発案したサービスを会社に提案したことで、新会社設立、サービスリリースへと進めることができたことです。今、運営しているアプリ「ポスリー」では、子育てママ向けのアプリのため、自分自身の体験や感じたことをサービスに反映できるのも、楽しいと感じることの一つです。
また育児と仕事を両方していることで、それぞれで大変なことがあったときに、もう片方でネガティブな気持ちを切り替えられることです。

仕事で嫌なことがあっても、3人の子供をバタバタとお迎えしているうちには、そっちの方が大変で、一旦忘れることができます。逆も然りで、育児でストレスが溜まったときにも、仕事でリフレッシュできます。

 

3人の子供たちと

3人の子供たちと

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児では、イヤイヤ期の対応です。3人目のイヤイヤ期ですが、毎度手を焼いています。また小学生の長女の宿題のフォローは、時間がなくて大変です。
仕事では、子供の熱の時、急遽予定を変更したり休まなくてはならないことです。

それをどうやって解決していますか?

イヤイヤ期は、時間があれば、なるべく要求を聞いてあげるようにしています。晴れた日でも長靴を履きたいとか、冬なのにサンダルを履きたいとか、子供ならではのヘンテコな要望やマイブームもなるべく受け入れてます。時間がたつとそのうち終わるので。
宿題のフォローは、早め早めに声がけして促したり、ポジティブな声がけで自立していけるようにしています。
商談などキャンセルしにくい予定は、パパの商談の予定と被らないように事前に予定をお互いで共有し、スケジュールを組んでいます。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、子供とのふれあいの時間を大事にすることです。三人それぞれにハグしたり、抱っこして絵本を読む時間はなるべく毎日とっています。
仕事では、「今できることをする」を大事にしています。事業責任者としてはまだまだできていないことも多く、適任ではないのではと不安になることもありますが、焦っても急には成長できないので、今自分にできることを着実に進めようと心がけています

 

3人子育て中の時短ワークでWEBディレクターをしていた齋藤さん。どうして事業を提案しようと思ったのですか?

新卒当時から自分の発案したサービス(特に女性向け)を立ち上げてみたいという思いがありました。しかし、目の前の仕事にいっぱいいっぱいな20代、その後、3度の妊娠期や育休復帰という、子育てとの両立を上手くやれるか不安な中仕事をする時期が続き、自分が本当にやりたいことについてアクションするよりも、与えられた仕事をこなすのみの働き方をしていました。しかし、このままではキャリアは止まったまま年齢だけ進み、与えられると思っていた仕事もなくなってしまう日が来るという危機感を持つようになりました。そのタイミングで人生やキャリアについて考え、今一番やりたい事として、「子育てを支援する」ような事がしたいと思うようになりました。
これまで仕事で培ったWEBディレクターとしての経験と3人の子育ての経験を活かして、「ITを活用した子育て支援事業」が私ならできると思い、事業提案をすることにしました。

 

事業責任者になり、時短からフルタイムに戻した時の心境や、やりくりを教えてください。

事業責任者になったので事業に責任を持ち進めていくという覚悟でフルタイムに戻しました。しかし、子育ての時間はこれまでと変えたくないので、9:30-16:30の時短勤務という働く時間はこれまでのままにしています。

働く時間を6時間から8時間に戻したところで成果にあまり変わりはないと思っているからこのようにしたのですが、変更から半年経った今、特に問題はないと感じています。

 

提案したサービスについて、なぜ始めようと思ったのか教えてください。

3人の子供がいて、それぞれ通っている学校、保育園が異なるため、それぞれがもらってくるプリントがあって、大事な予定の管理ができず困っていました。特に去年から長女が小学校に入学し、もらってくるプリントの量がさらに増えたことで、これはやり方を考えなくてはと検討し始めました。

他の類似のサービスも使ってみましたが、もっと使いやすいものが作れるのではないかと思い、提案してみました。

 

仕事風景

仕事風景

サービスについて教えてください。今後はどのようなサービスにしていきたいですか?

ポスリー」は、お子さんが小学校や保育園、幼稚園からもらってくるプリントを管理するアプリです。スマホで写真を取るだけで、アプリ内にお子さん別にフォルダ分けして管理できるので、お子さんが複数いる方や、習い事などを複数やっている方は、便利に使っていただけるのではないかと思います。

スマホで管理することで外出先やオフィスでプリントを確認し、仕事のスケジュールとお子さんの予定を調整できる点はワーママの皆さんにオススメです。また、提出物など忘れてはいけない期限や予定も、プッシュ通知の設定で教えてくれます。

9月には家族で共有できる機能をリリースしましたので、夫婦でプリントの内容を簡単に共有することもできます。

今後は、もっと便利に使っていただけるようユーザーの皆さんのご意見を聞きながら機能改善を続けて、たくさんの子育て中のママさんパパさんに使ってもらえるようなアプリにして行きたいです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは、プリント整理アプリ「ポスリー」をたくさんの子育て中のママさんパパさんに使ってもらえるようなアプリにしていくことが目標です。
そして、ポスリー以外にも、子育てをもっと楽にするようなインターネットサービスをどんどん産み出していきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

子供が小さかったり、複数いると、仕事にアクセルを踏みにくく、大きな挑戦に躊躇してしまうこともあるかと思います。以前の私がそうでした。

でも、今しかできないことがあるので、そのタイミングを逃さずに、自分が今やりたいことがみつかったら挑戦してみる方が良いと思います。

心配していたことも、案外どうにかなるものです。仕事すると決めたからには、同じ時間を使って何をするのか。これまでの仕事を続けて変化しないのか。

自分のやりたいことに挑戦してみるのか。悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ後者をおすすめします。

インタビューby 椿

2018年10月3日 0 comment
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清水さん

今回ご紹介するのは、療育しながらエンジニアとして働く清水さん。

なかなか外に発信されることが少ない療育のお話をシェア頂きたくて、下記の記事を拝見し、さらに聞きたい所をお聞きしました。

「困ったことを相談できる先」が幸福度を高める 私が「誰しも、息をしているだけで価値がある」と思えるまで

清水さんのインタビューを通して、療育の理解が広がることも願っております!(インタビューby椿)

 

清水さん

清水さん

プロフィール

・氏名:清水陽子
・職種:ITエンジニア
・簡単な経歴:
2000年4月 日系IT企業A入社/大学入学
2003年3月 日系IT企業A退社
2005年3月 大学卒業
2005年4月 日系IT企業B入社
2011年10月 第一子出産/育児休業
2013年4月 復職
2013年5月 介護休業
2013年7月 復職

・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :36歳(1981年)
・子どもの年齢 :5歳(2011年)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください

泥臭く仕事をするのが好きなインフラ系ITエンジニア。担当している技術のことが大好きです。
ワークスタイルは仕事没頭型です。
ドラマ「逃げ恥」をご存知の方は、津崎さん沼田さんのやっている仕事のイメージが、ざっくり似ています。

時間、場所に制約のある中での自走可能な組織づくりに関心があり、ストレングスファインダー(http://bizacademy.nikkei.co.jp/business_skill/tsuyomi/list.aspx?page=1)によるコーチング活動や、NECワーキングマザーサロン(http://jpn.nec.com/community/ja/resources/mother.html)の活動をボランティアにて行っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

※以下は出勤時の例。週7日中、2〜3日は終日療育。

6:00 起床(自分・夫)、身支度、保育園準備
6:30 子ども起床
6:40 子ども朝食
7:05 保育園送り(自分または夫・子ども)
7:25〜 出勤(自分)
8:40〜 仕事 退社時間は17:35〜23:40と幅あり。以降17:35の場合。
19:15 保育園お迎え(仕事次第で週1〜4ファミリーサポートさんにお願い。残りを私と夫で分担)
19:30 帰宅(自分または夫・子ども)
20:00 夕食(自分または夫・子ども)
20:45 自宅向け子ども療育(自分または夫・子ども)
21:00 お風呂(自分または夫・子ども)、与薬、寝かしつけ
22:45 家事/自己学習
24:00 就寝

清水さんとお子さん

清水さんとお子さん

出産して、何が一番変わりましたか?

徹底的に自分の主体性で物事を行うようになりました。限られた時間だからこそ、自分の時間も相手の時間も心から大切にするようになりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

自分が困った時に相談できる先が増えたことです。子どもがかわいい、仕事にやりがいを感じる、のエピソードももちろんありますが、子どもや仕事のことだけでなく、私個人が困った時に相談できる先が増え、Happyが増えました。
詳細はハフポストにも転載された以下文章を是非読んでいただきたいです。

 

「困ったことを相談できる先」が幸福度を高める
私が「誰しも、息をしているだけで価値がある」と思えるまで
http://laxic.me/special/2017/08/spe12

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子どもの生命危機や仕事での大きなミスなどその時々でありましたが、事象の大小より、意思や理屈ではなんともならないことがある、というところが、大変だと感じています。病気1つとっても、寝かしつけ1つとっても、大変でもあり、新たな気づきをもらえる機会でもあります。

それをどうやって解決していますか?

まず面白がることにしています。
面白がってから、さてこのゴールは何かな、そのためには何ができるかな、と進めています。

とはいえ意思や理屈では解決できないもの多々あります。
特に産後1年間と、復職後1年間の記憶はほぼなく、記録頼りです。ままならない時は、とりあえず今を必死にやりきる、を、ただ繰り返す日々があってもよいと考えています。

 

メモ整理中の清水さん

メモ整理中の清水さん

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児は、子どもと自分が別個の生き物である、という前提。
仕事は、優先順位をつけ、自分にできることを1つずつやること。

 

障害児の親の就業率は、健常児の7分の1とのことですが、療育しながら働くことについて、教えてください。

※療育とは、障害のある子どもたちの社会的自立を目的に治療と保育・教育を行うことです。

療育という言葉自体に馴染みのない方向けに、2つ、お話ししたいことがあります。詳しい方は私の理解が至っていないところも多いので、是非この機会にお教えください。

1つ目は、健常児の保護者にとっても、療育の研究や理解が進むことは有意義だということです。なぜなら、一人ひとりの子どもの発達に応じて、どんな子でも生活への不自由をなくすように行なっていく専門的な教育&ケアが「療育」だからです。

療育は医療、保育・教育それぞれの専門性の掛け合わせで行われています。保育園、幼稚園それぞれの課題を解決するための幼保一元化の動きのように、縦割りであったものを横断的にみることで、双方の課題解決ができることがあります。
教育の例としては、オルタナティブ教育の1つであるモンテッソーリ教育は障害児教育から始まっています。障害児教育の研究、事例は、健常児へ応用できるものもあり、最近の例としては「お支度ボード」の広まりもありました。

まずは、より多くの方に、療育というよりよい医療、保育・教育が行えるように試行錯誤をしている人たちがいること、そこでわかることは障害児だけでなく健常児にも応用できる場合があることを知っていただけたら嬉しいです。

2つ目は、療育しながら働く選択肢、療育に専念する選択肢、その間のグラデーション含めた選択肢、いずれもがある社会を共に作っていきたい、ということです。

治療と保育・教育を扱う療育は、日常的なケアを要することがほとんどです。専門機関への入所、通所も場合によってありますが、親が担う部分は少なくありません。

私は今、子どものケア時間と、私個人として働く時間と、どちらももつことができていますが、環境や周囲に恵まれたこと、運が良かったことが大きいです。

ケアしながら働く選択肢も、ケアに専念する選択肢も、ケアする、しないを時系列で行き来する選択肢もある社会をつくっていきたい。実現できた社会は、療育を必要とする子の家族だけでなく、多くの家族が生活しやすい社会だと考えています。

幸福に相関があることとして「困ったことがあるときに相談できる人がいること」に非常に共感されている件について、教えてください。

1つ失敗をお話しさせてください。

復職直後のある日を境に子どもが寝付かなくなりました。試行錯誤しても寝かしつけがうまくいかず。積み重なって、夫も私も睡眠時間が3時間台になっていました。
当時は積み重なる前の、20%、40%くらいで、「最近寝られていないので今日は定時に帰らせてほしい」と相談してみる、という考え自体が浮かびませんでした。2、3時間の細切れ睡眠になる時もあるよね。自己管理ができていない自分がダメなだけ。なんとか自己管理しなければ、と思い込んで、職場に相談できていませんでした。結局、自分の100%をこえてしまい、風邪をこじらせて仕事に穴を開けてしまいました。

思い込みを外すためには、他の人に相談するアプローチが有効でした。他の人の視点が入ったり、実際に助けが得られたりすることで、相談しなかった時より効率的に進められることがありました。また、単純に感謝の気持ちから前に進めることもありました。
もちろん、うまくいかないこともありました。ですが、他の人と話すことで、自分が思い込んでいることにギャップがあることに気がつけ、別の進め方を始めることができました。

パワーママプロジェクトの目的である“自分らしく”仕事と育児が出来るHappyなワーパパ、ワーママを増やすにあたり、日々の困ったを相談する先をつくる勇気が広がることを願っています。

“健常ではない子どもを預けていることへの負い目”と、”職場への申し訳なさ”を乗り越えるきっかけは?

子どもを預けることへの負い目は、プロに託した方が安心安全なケースがあることがわかってからはほぼなくなりました。障害の有無に限らず、保育士さんの子どもへの声かけなり、管理栄養士の献立の栄養バランスなり、こどもの全力遊びに付き合ってくれる学生や地域の方々なり、親より他人の方がよりよい対応ができることはままあります。
ごめんなさい、申し訳ありません、ではなく、ありがとう、でお願いできる関係を広げたいです。

職場への申し訳なさは今もあり、これからもおそらくあり続けます。事実として職場には負担をかけてもいます。
ただ、申し訳なさと「共にある」「共に歩むこと」も、できるようになりました。自分にやれることを1つずつやっていく。やらせてもらえるありがたさを、常に感じています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事も家庭も、やれること1つずつ、面白がってやっていきます。

最後に、メッセージをお願いします。

しつこいですが、困った時ほど、声をあげることが難しい側面があると思っています。自身が声をあげる練習をするとともに、自身の大事な人たちが、声をあげられないでいるようにみえる時は寄り添ってみたり、ちょっとしたおせっかいを試みたりも、してみてほしいです。
子どもたちの世代が、少しでも生きやすい世界に近づけるよう、それぞれができる範囲でできることをやっていけたら嬉しいです。

 

2017年9月12日 0 comment
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阿部さん
阿部さん

阿部さん


プロフィール

・氏名:阿部麻衣
・会社名:ブリタニカ・ジャパン株式会社
・役職名:チーフトレーナー
・職種:教育業界
・簡単な経歴: 2005年 航空会社で客室乗務員として勤務、出産を機に退社。
2014年 ブリタニカ・ジャパン(株)の英語講師として、週3日午前中のみアルバイト勤務開始。半年後、契約社員として週3日終日勤務。
2015年 正社員となり、半年後にはチーフトレーナーの職につく。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :32歳
・お子様の年齢 :5歳
・ワークスタイル:正社員

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

幼稚園や保育園の課内中心に英語レッスンを実施してまいりましたが、2017年4月~スクール事業「アンジー&トニー おやこdeえいご」を開始しております。
現在は、各拠点でのスクール開校に向けての準備、講師育成、イベント開催準備に注力しております。

「アンジー&トニー おやこdeえいご」は歌って踊って自然と、使える英語をおぼえます。また、レッスンの最後にお子さまとおうちで使える英語フレーズを保護者様にお伝えし、おうちでも英語を無理なく身につけることができます。
https://www.britannica.co.jp/angieandtony/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30am 起床→仕事の準備と家事
6:30am 子ども起床→支度が終わり次第、公園へ*子どもとの大事なコミュニケーション時間
8:00am 子どもを保育園へ預ける
9:30am 始業
在籍講師との連絡、打ち合わせ。プログラム開発など。
17:30pm 終業
19:00pm 子どもを保育園へお迎え
21:30pm 子ども就寝
22:00pm 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

規則正しく、時間を大切にするようになりました。
育児時間も仕事時間もリラックス時間も限りあるからこそすべての時間を楽しく充実した時間になるよう心がけています。

お子様と

お子様と

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

人に支えられ、人を支えていることを実感できたときです。
育児も仕事も一人で乗り越えられない難題が多くあり、そんな時まわりには手を差し伸べてくれる人がいます。支えてもらっているからこそ、私自身が子どもや在籍講師に手を差し伸べることができます。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

自分自身に完璧を求められない時です。子どものリクエストに仕事があるから答えてあげられない時や、やらなければならない仕事を子どもの行事やお迎えがあってできない時などに苦しくなることがあります。

それをどうやって解決していますか?

一人で抱え込まず、まわりに相談しています。
ありきたりな答えかもしれませんが、夢中になるとつい頑張りすぎてしまいます。「頑張りすぎず、抱え込みすぎず」です。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も共通して相手を尊重し、しっかりと向き合うよう心がけています。
在籍講師のほとんどが、現場のみを担当してくれていますのでなかなか会うことができません。会える時、話せる時にはしっかりとコミュニケーションをとって抱えている問題がないかを聞くようにしています。

 

今の仕事をはじめたきっかけを教えてください。

客室乗務員を目指す前は「幼稚園の先生になりたい」と思っていました。しかし、ピアノは弾けないし絵を得意じゃないしと考えているうちに気が付けばあきらめていました。大人になり改めて考えたときに、子どもたちに英語でコミュニケーションをとる楽しさを伝えたいと考え、幼児英語講師を目指すようになりました。

 

「アンジー&トニー おやこdeえいご」レッスン風景

「アンジー&トニー おやこdeえいご」レッスン風景

ご自身の子どもに英語を教えていますか?

はい。一緒に当社プログラム「アンジー&トニー」の歌を歌ったり、踊ったりしています。
また、朝起きたときには”Good morning.”など簡単なフレーズを英語で語りかけるようにしています。

 

職場にワーママは多いですか?

在籍する講師のほとんどがワーキングママです。ワーキングママ同士だからこそ、お互いにカバーし合い働きやすい環境づくりに努めています。小さな子どもをお持ちの講師には課内レッスン(ほとんどが午前中)を中心にお願いし、時間の制限があまりない大きな子どもをお持ちの講師には午後のスクールを担当してもらっています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

新しく始まりました「アンジー&トニー おやこdeえいご」をより多くの親子に知って、楽しんでいただき、おうちのなかで英語があふれる環境づくりのお手伝いをしていきます。
保護者様が楽しいと子どもたちはもっと楽しめるので、親子が楽しいスクールづくりを目指しています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

育児だけでも大変ですし、仕事だけでも大変です。それを両立するのはもっと大変かもしれませんが、両立していないと味わえない喜びや、充実感がそれ以上にあります。これはワーキングママの特権ですので辛い時も楽しみましょう。

2017年4月28日 0 comment
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中澤さん
中澤さん

中澤さん

 


プロフィール

・名前 中澤真弥

・職種 看護師・フリーライター

・簡単な経歴

看護師として働きながら、「場所・人・事・物」を看護師目線から取材、執筆する看護師ライター。

21歳のときに結婚、長男出産。自分の人生を見つめ直す。

その後、一念発起で准看護師→看護師免許を取得。

看護師歴12年(整形外科・手術室・内科・夜勤専従)

妊娠・出産・3人の子育ての中、転職・復職を経験し看護師の働きにくさを実感する。

2016年5月に看護師とフリーライターの2足のわらじをスタート。

カラオケ、旅行、キャンプ、ショッピング好き。

・居住地   群馬県

・年齢    1979年38歳

・子供の年齢 2001年16歳 2008年9歳 2011年6歳

・ワークスタイル 看護師非常勤 ライター個人事業主

現在のお仕事内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

呼吸器内科の看護師として働く傍ら、看護師ライターとして新人看護師の苦悩・ママ看護師の働き方・転職・復職を実体験から執筆、アドバイスを行う。「マイナビ看護師ナースぷらす」のコラムを連載。看護師関連のコラムは年間170本執筆。ほか、歯科コンテンツ作成、群馬県観光スポット取材、群馬県子育てマガジン「まま・ここっと」ライター、子育て支援ピアサポーターなど幅広いジャンルで活動中。

マイナビ看護師ナースぷらす」「わたしごとTV

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:40起床、お弁当作り、朝食準備、メールのチェック

6:00先に朝食を済ます。

6:15子供たちの起床、朝食、身支度など

7:00子供たちを学校に送り出す

7:30洗濯、家事を済ませ出勤(看護師)

8:30看護業務開始(※ライターの場合、この時間から執筆作業や取材に出発も。)

12:30休憩・昼食 ※日によってはこのまま終業。

17:00子供のお迎え

18:30夕食、家事

21:00子供たち就寝

21:30執筆作業・事務処理

23:30就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

生活そのもの・考え方・価値観・夫との関わりなど。全てが子供中心に動く生活にガラリと変わりました。ただ天気がいいというだけでうれしくなったり、道に咲いているタンポポを子供と眺めたり。今まで見向きもしなかったことに興味を抱くようにもなりました。そして、子供が病気がちだったことから「健康」の大切さを強く感じるようになりました。

・ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

長男が中学生のときに、「仕事」「働く」ことに興味を持ってくれたときでした。長男は部活中に大きな怪我をし、そのまま緊急手術。1カ月以上入院していたのですが、入院生活の中で、私の職業「看護師」の働き方について考えてくれました。

ある時、「僕一人のために先生がいて、看護師さんがいて、リハビリの先生がいて、栄養を考えてくれる人がいて、いつも掃除をしてくれる人がいて、数えたらキリがないくらいたくさんの人に支えられてる・・・。」育児と仕事をして何よりも幸せな瞬間でした。ですが、看護師にはならないそうです(笑)。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子どもの病気と自分の体調不良です。上の子2人は1歳と2歳のときに入院経験があります。当時、医療知識のない私は「子供が助からないかもしれない」という苦しい経験をしました。

また、出産後は体調を崩すことが多かったです。高熱が出ても悪寒がしても、子供にご飯を作り食べさせ、寝かす。自分の身体をごまかしながらの育児はとても辛かったです。

それをどうやって解決していますか?

「一人でやらなきゃ」と誰かに頼らずに自分で解決してしまっていたので、無理することなく夫や両親、周囲の友達に頼るようになりました。嫌な顔もせず「大変だったね」「お互い様」という言葉に肩の力が抜け、今まで頑張り過ぎていた自分に疑問を感じてしまいました。甘えることは必要ですね。

育児と仕事、それぞれ一番大切にしていることは?

育児も仕事も耳を傾けることを大切にしています。「もっと聞きたい、もっとあなたのことを知りたい。」という気持ちで。仕事は看護師でライター。どちらも『話を聴く』という共通した部分があります。私は必ず患者さんに言う言葉があります。「助けます。」ということ、「何かあったらナースコール押してください。助けます。」これは入院する患者さんの不安を一気に和らげる魔法の言葉です。「ふっ」と笑われてしまうこともありますが、患者さんとの距離はグッと近づきます。

子供には、毎日学校の話を聴くようにしています。上の子2人は男の子なので、口数が少なく返ってくる返事は「普通だった」と。気分のいい日はずっとしゃべり続けているので、毎日懲りずに聴いています。(笑)

 

カメラマンもやります!

カメラマンもやります!

 

なぜ看護師になったのでしょうか?

看護師は病弱だった子供を守りたい、医療知識を得たい、学歴もスキルもない自分に自信を付けるため資格を取得。そして第2子、第3子を出産する中で、転職・復職を繰り返し、育児と仕事の両立の難しさを経験。

また、自然災害で家から出られず仕事に行けない日々から、「資格があっても外に出られなければ仕事ができない。」「この先、親が、夫が、倒れてしまったらどうしよう・・・。」と、その先について考えるようになる。

 

看護師をしながら、なぜライターを始めたのでしょうか?

文章に自信がないこと、言いたいことが上手く伝えられないコンプレックスから『ライター』に挑戦。好きなことを仕事にしてみたいという思いからセカンドキャリアとして2足のわらじをスタート。子育てしやすくストレスの少ない働き方として、場所に捉われず、働き方の枠、看護師の枠を超えた自由な働き方を確立していきたいと思い、今に至ります。

 

看護師とライター、「2足のわらじ」のメリットを教えてください。

看護師とライター。2足のわらじのメリットは、コミュニティーの広がりだと思います。

また、自分に強みを持つためにセカンドキャリアを身につける。1つの人生で2倍の楽しさを感じています。ライターはゼロからのスタートです。分からないなりに自ら企業に営業し、仕事を獲得してきました。「実績は自分で作るもの」「はじめてはみんなはじめて」をモットーにしています。看護師の世界では経験することのなかった、ビジネスメールや営業などすべてが新鮮で、また新社会人になったようです。

 

看護師ライターとして伝えたいこととは?

「約71万人」潜在看護師といわれる看護師の数です。資格を持っていながらも何らかの理由で働いていない看護師を言います。その中の約4割は復職したいと願っているのですが、「日々進化し続ける医療に簡単に戻れない」、「ブランクはとても大きい」というのが現状です。経験があるからこそ、以前のようには働けないと感じる看護師がとても多いです。そんな方のために少しでもためになるような記事を執筆していきたいと思いました。

また、ツラいと感じながら働いている看護師へのメッセージ。子育てと仕事に悩む看護師へのお役立ち情報も一緒に伝えていけたらと思います。

 

趣味はキャンプ

趣味はキャンプ

今後の目標やプランを教えて下さい!

看護師の経験を生かして看護師を目指す人、新人看護師向けに講演や執筆をしていきたいと思っています。また、働き方の常識を越え、ママが楽しく無理なく働くコツなどを発信していけたらと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

子供と一緒にいられる生活はとても短いです。だからこそ、子育ての時期を楽しみながら余裕を持った自分らしい働き方を見つけることで、ストレスも少なく自分自身も輝くことができます。ママになったから色々なことを諦めるのではなく、子育ても楽しみ自分の人生も楽しみましょう。

2017年3月27日 0 comment
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岡田ゆうかさん
岡田ゆうかさん

岡田ゆうかさん

プロフィール

・氏名:岡田ゆうか

・会社名:株式会社インファクト

・役職名:営業部取締役

・職種:役員

・簡単な経歴:2003年TIS株式会社入社。金融系クライアントのホストコンピューターのプログラマーからシステムエンジニアとして勤務。

その後広告代理店の営業兼ディレクターとして8年。現職に至る。現職、株式会社インファクトで、「企業のメディア化®」アドバイザーとして、企業のオウンドメディア立ち上げやコンテンツマーケティングの導入をディレクターや講師という立場でサポートしています。全国のお客様先やSkype、Googleハングアウトで「企業のメディア化」研修実施中。
社内では営業を統括したり、社内制度の立案、推進も行う。

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :36歳、1980年

・お子様の年齢 :5歳 2011年

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

05:30 起床、身支度

06:30 娘起床

06:40 家をでる(送りはパパ)

07:30  出社 自分の仕事で時間がとられるものを片付ける

09:30 始業、朝礼

18:00 退社

18:40 保育園お迎え

19:30 娘と夕食

20:00 娘と入浴

21:00 娘寝かしつけ

22:00 洗濯など家事

23:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

税金、サービス、の仕組みがよくわかった。人にやさしくできるようになりました、笑

娘さんと関西出張に向かう途中

娘さんと関西出張に向かう途中

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

ママ友と話をしているとき、子供の話より、仕事の話になるとき!お互い刺激がもらえ、自分の人生を生きている!という感じがします。
子供のイヤイヤ期と癇癪期がひどかったとき、仕事に行くとそれを忘れられる時間ができ、少し穏やかな気分になれました。

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

夜泣き、癇癪が毎日必ず夜2時間やってくるという時期が半年ぐらいあり、そのときは、寝不足と精神的に結構まいりました。昼間も保育園の前で癇癪が始まり、どうにも解決できず、午前休をとったりしました。

また子供の病欠のとき、仕事を休むのは全て私の役目になってしまっていたので、職場に対して申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。

また、自分の仕事でも出張に行けないのもつらかったです。寝かしつけは「ママ」。「朝、ママがいないのがどーしてもいや」、という娘との話し合いもきつかったです。

それをどうやって解決していますか?

とくに解決はしていませんが、時間が乗り越えました。
子供の病欠に関しては、子供が3才になってからは主人と半分半分で休むようにしました。

出張に関しては、子連れで出張に行きました。現地の一時保育を手配し、仕事が終わったらお迎えにいく。それを認めてくれた会社には感謝しています。 娘も最初は新しい保育園に行くことに不安だったみたいですが、新しいお友達もでき自信がついたのか、最終日には力強く、とてもウキウキした足取りになっていたのが、私も嬉しかったです。 一緒にいろいろな場所に行くことで娘の視野も広がればいいなと思っています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児=量より質。 一緒にいる時間は短くとも、海外ではそれが普通なところも多いので、周囲に何を言われようが気にしない(ようにする)一緒にいるときは、質を高めて思いっきり子供のために時間を使うようにしています。

仕事=信頼

職場からの信頼、お客様からの信頼を失わないというのが一番大切だと思っています。

出産を仕事のキャリアとの関係で悩みませんでしたか?

ちょうど28〜30歳ぐらいは、仕事が面白かったし、脂がのっていました。結婚も、出産もできればしたくないという気持ちでいっぱいでした。
妊娠、出産で休む2年がものすごく長く感じたし、その2年で置いてけぼりになってしまうのではないかという不安も本当にありました。

が、結果やってみたところ、大変ですが、あのとき(31才)で出産してよかったと思っています。あの大変さを30代後半でやるのは体力的にも精神的にも私には無理かも!?と思います。

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は娘と海外に住めるように何かしらの事業を海外で展開したいです。

娘には小さいうちからいろんなことを体験してもらい、自分に合っているも、好きなものを見つけて自由に生きてもらいたいと思います。

最後に、メッセージをお願いします。

日本では、子供を持って女性がキャリアを積んでいくことは、以前よりはだいぶやりやすいし、実績も出ていますが、まだまだ難しいところもあります。制度とかそういうことも大事ですが、それより何よりも身近な人の理解がまだ追いついていないのだと思います。

これから出産する人は是非、仕事は何かしらのかたちで続けてほしいし、まだお子さんがいない方は、ワーママも選択肢に入れてほしいです、笑

2016年12月15日 0 comment
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浦川さん
浦川さん

浦川さん

プロフィール

・氏名:浦川かおり
・会社名:株式会社ネクストスケープ(http://www.nextscape.net/
・職種:デジタルマーケティング
・簡単な経歴:働く女性のためのWebメディア勤務を経て、チケットECサイトにて自社サイトのリニューアルのプロジェクトに参加、その後は、コンテンツの企画・制作を中心としたマーケティングを担当。2016年春から、株式会社ネクストスケープに勤務。プライベートでは、夫と子供2人の4人家族。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :40代後半
・お子様の年齢 :8歳と5歳
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

デジタルマーケティングの導入支援や運用支援を担当しています。そのほかグローバル向けのCMSをご利用いただいているお客様のマーケティング支援も行っています。システムやネットワークの知見が深いITエンジニアや、英語ネイティブで、スペイン語と日本語も堪能なテクノロジストと一緒に仕事をしているので毎日とても刺激的です。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4時半: 起床

6時半: 子どもを起こす⇒身支度・食事

7時半: 子どもを保育園に預ける。

8時半: 出社

17時半前後: 退社⇒子どものお迎え

19時半: 夕食

22時: 子どもと一緒に就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

基本的には、自分自身はあまり変わっていないと思っています。
今振り返ると子供が生まれたとたんに周りの人の態度が変わったという印象が残っています。
子供を産んだ瞬間からお母さん扱いされたので「まだお母さん始めたばかりなのに、って(笑)。」と思っていました。
そんな私でも多少変わったなと思うことは勉強をするようになりました。子供に馬鹿にされたくないので(笑)。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子育てと仕事の両立は時々もう無理かもしれないなとへこむことがあります。そんな時は保育園で出会えたママ達とお話しをすると気分が晴れます。私が出会えたママ達は皆さん本当に素晴らしい方ばかりで、尊敬しているし、会うと触発されます。いつも元気とパワーをもらっています。仕事をしていて保育園に通えたから、出会うことができたこのつながりを大切にしていきたいです。

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

時間のやりくりは常に難しいです。子供の年齢が上がるとスケジュールも変わってきますし、晩御飯はいつも悩みの種ですね。あと自分のためのお休みがなかなか取得できません。

それをどうやって解決していますか?

時間についてはGoogleカレンダーで細かく管理して、夫と共有しています。そうしないとすぐにいろいろ忘れてしまうので。リマインダーで助かることは多いです。
晩御飯はシャトルシェフと圧力なべに助けてもらうことが多いです。


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それでも、助けが必要な時は、実家から母に来てもらったりしている時もあります。ただ最近は母も高齢になり、なかなか気軽にはお願いできないのでつらいときもあります。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらも毎日の積み重ねです。ネクストスケープで働くようになってから、身近で専門性の高いメンバーを観察(笑)していますと自分で課題を見つけ、毎日情報収集や勉強をされています。そういう影響もあり、日々の積み重ねの大切さを感じています。
私自身は、若い時はその場しのぎでも、しのげるならいいやと思って生きていましたが、しのげてもそれでは中身がない。だから、いままでくねくねした道を歩んできました。遠回りも多かったと思います。これからは中身を作りたい。もう年齢的に遅いかもしれませんが、このまま改善しないよりかはましかなと思いながら、一朝一夕にはいなかいということを肝に銘じ、毎日の積み重ねを大事にしていきたいと考えています。

どのような制度や、風土、サポートがある会社が働きやすいと思いますか?

現在の会社のように上層部に子育てに関する理解がある上で、裁量労働制や自宅勤務が可能な環境でしたら働き続けることも可能だと思います。世の中の制度として、「短時間正社員制度」というのがもっと増えて、個人の選択で勤務スタイルを決められるといいですね。

 

浦川さん

浦川さん



今後の目標やプランを教えて下さい!

今は長期的な目標よりも、目の前の目標を1つずつこなしていきたいです。
先日GAIQというGoogle Analyticsの認定資格に合格できたので、次はGoogleAdwords認定資格とMarketo Certified Expert資格にチャレンジしたいです。これを実現できたら、次の目標をみつけて進みたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

へっぽこな私でも、何とか仕事を続けていることができています。
それはひとえに周りの人のおかげです。
一人で抱え込まなければ、きっとなんとかなると思います。

2016年12月13日 0 comment
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山口さん

モバイルマーケティング企業の株式会社D2Cで働く、広報宣伝を担当する山口久実子さん。
3人の子供を育てながら藤沢から東銀座まで通っているそうです。

3人目の育休復帰について悩まれた結果の出社1日目の発見、
問題解決と感情コントロール方法、そして旦那さんとの話し合い前の準備、
広告営業から広報への異動、
単身での超短期留学などなど、

3姉妹を育てつつ、努力や挑戦を重ねている山口さん。刺激になる事、間違いなし!(椿)

山口さん

山口さん

プロフィール

・氏名:山口久実子

・会社名:株式会社D2C

・職種:広報宣伝

・簡単な経歴:

慶應義塾大学卒業後、外資系ISPや広告代理店を経て現在の会社に転職。

代理店営業として総合代理店から専業代理店まで担当し、育休復帰後に現職。

・居住地:神奈川県藤沢市

・ご自身の年齢 :37歳

・お子様の年齢 :小学5年、4歳、2歳の三姉妹

・ワークスタイル:正社員、時差出勤×時短勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社D2Cは、2000年にNTTドコモ、電通、NTTアドの3社合弁で設立され、世界初のモバイルマーケティング企業としてスタートしました。現在では、デジタルマーケティング事業、ドコモ事業、海外事業など、デジタル領域を軸に幅広い事業をD2Cグループとして展開しています。

広報宣伝としては、D2CグループのPRや情報発信だけでなく、デジタルを活用したマーケティング施策を表彰する「コードアワード」、中高生のためのアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園」などデジタルマーケティングの発展に寄与する活動にも注力しています。

私自身の担当としては、オウンドメディアの運営や編集が中心で、D2Cグループが携わったイベントやキャンペーンを取材することも。デジタルマーケティング事業は成長も変化も早い業界なので、常に広くアンテナを張りつつ、自分自身も柔軟性と成長が求められる仕事です。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

<起床>

5:30 保育ノート、保育園準備、小学校のプリントチェック

6:00 洗濯物たたみ、入浴、身支度

<夫と子供起床>

6:30 子供の身支度+トイレトレーニング

*朝食準備、保育園送りは夫が担当

6:50 出社(LINEの返信、メールとニュースをチェック)

8:30 始業(原稿校正、記事アップ作業、各SNS配信等)

11:30 ランチ(一日分の栄養をここで摂取)

13:00 社内外での打合せや取材

16:00 退社(長女とメール連絡、習い事やイベントの日程調整)

17:30 保育園お迎え

18:30 夕食準備→夕食(出来上がったメニューから食べる)

20:00 子供の入浴→仕上げ磨き+トイレトレーニング

21:00 寝付かせ→寝落ち

*翌日の洗濯予約セット、食洗機セット、調理器具の片づけは夫が担当

<就寝>

 

出産・子育てを経て、何が一番変わりましたか?

休日がすごく忙しくなりました!

独身時代はゆっくり家事をしたり疲れを取ったりする時間に充てられていたのですが、子供たちが成長するごとに休日のタスクが山盛りになってきました。

今では平日できない家事から習い事の送り迎え、学校行事や地域のイベント参加に加え、家族のレジャーもよりアクティブに。休むヒマがないので「休日」ではなくなりました(笑)

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

今でも覚えているのは育休復帰1日目のことです。

育休をいただいていた1年以上の間、本当に復帰すべきなのかずっと悩んでいました。特に長女が小学生になったので、学校行事への参加や学業のフォローアップ、帰宅後の過ごし方や習い事の送り迎えには在宅の方が安心ということもあって…。

迷いに迷い、後ろ髪ひかれる思いで復帰したのですが、いざ出社してみると職場にいるというだけですごく楽しい!一気に迷いが吹っ切れました。この日、子供たちをお迎えに行った時の笑顔は格別だったと思います(笑)

子供と離れて身軽になったからとか、自分の時間ができるからというとちょっと違う。「私がいなくてもどうにかなるだろう」と思うしかない状況にすることで子供の力を信じて任せることにつながった気がしました。

子供とのちょうどいい距離に気づかせてくれたくれたことが、育児と仕事を両立してよかったことですね。

 

3人のお子さんたち

3人のお子さんたち

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

何でも自分でやらないと気が済まない性格なので、仕事をひとりで抱え込んでしまい苦しい時期がありました。

育児も同じ轍を踏んでしまい何度も行き詰まることがあったのですが、時間に制約のある仕事と思い通りにならない育児の両立を経験して、どんな働き方でも時間は有限で、自分ひとりでできることには限界があると、やっとわかったような気がします。

とはいえ思考のクセを変えるのは根気がいるので、今もなお四苦八苦していますが…。

 

それをどうやって解決していますか?

夫に相談して解決しています。

自分ではどうにもならずに困っていることや改善したいことを、常にiPhoneのメモ帳に書き溜めてるんです。もちろん、夫への不満も(笑)

その代わり、できる限りの感情をメモ帳にぶつけて、そこで解消するようにしています。

ある程度言いたいことがたまったら、マイルドな言葉に変換してノートにリストアップ。言いたいことを起承転結にまとめ、それを頭に叩き込んでから話し合いをします。

そこまでやっても怒りが舞い戻ってきて感情的になることはあるのですが、夫は非常に辛抱強いので、その度に改善しようとしてくれます。

夫が改善してくれると、私も文句ばかり言ってられないな、自分もちょっとはがんばらないとな…ってなりますよね(笑)

このサイクルを積み上げていくことで、家族の様々な困難を乗り越える力がつく気がしています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では「自分が子供だったらどうするか」を大事にしています。

私は自分が子供だった時のことを嫌になるほどよく覚えているので、「ママが子供の時もこんなことあったな~」と失敗談をすると、子供たちはすごく楽しそうに聞き入ってくれるんです。

子供って、大人の失敗した話がすごく好きなんですね。なんでこんなことずっと覚えているんだろうと嫌になることもあったのですが、自分が子供だった時の記憶が、今では子供たちとの架け橋になっている気がしています。

仕事では、チームや会社、お取引先に対して、「自分がどう貢献できるか」を第一に考えてきました。

すぐには社会に貢献できる仕事でなくても、自分がやったその先のどこかで社会をまわすことにつながっていたいと思います。

現在はサポートしてもらうことばかりで、とても貢献どころじゃないんですが(笑) サポートしてもらった恩を、仕事の質で返せているかは常に意識しています。

今年は社会人15年目になるのですが、ここへ来て自分のやりたいことを仕事でも実現してみたい欲が出てきました。限られた時間で最大限パフォーマンスを上げるには、「これがやりたい!」という強いモチベーションがあると、スピードも質も上がることにやっと気がついて(笑)

時間に制約のある今の働き方だからこそ気づけたことなので、仕事と子育てが一緒になって初めて、私の成長を押し上げてくれる力になっています。

 

子ども向けメディアをはじめたきっかけは?

先日、文部科学省は2020年から小学校での「プログラミング教育の必修化」を検討すると発表しました。確かに最近、プログラミング教育の話題をテレビで見る機会も多くなったなと思います。

そんな中、お母さん、お父さん、先生、そして子供もみんながプログラミング教育の大切さを知りたがっているのではないかと。

私自身もD2Cが6年前から主催をしている「アプリ甲子園」を見て、中高生の能力の高さに驚嘆しています。しかし、プログラミング教育を行う上で何を教えればいいのか、何を分け与えていいのか、分からない方も多い状況なのではないかと思いました。

本格的なプログラミング教育の義務教育化が行なわれていく中で、必要な情報を提供していきたいと思い、「こどものミライ」(http://kodomomirai.com/)というメディアを立ち上げました。

 

職場の理解、社内のワーママに対する雰囲気はいかがでしょうか?

正直、子育てするようになって初めて「うちの会社ってこんなにいい会社なんだ!」と気づきました(笑)

平均年齢が若い会社にも関わらず、子育て世代だけではなくその先の介護や自分の病気、様々な環境や様々な状況にある人に対して、どうすれば働きやすい環境が整備できるか、こんなに考えてくれているとは知りもしませんでした。

社員が困った時にどれだけサポートしてくれる会社なのかということは、当事者にならないとわからないですもんね。

職場復帰直後は、すごく配慮された仕事内容やチーム体制に対して「もっとできるのにな」と思うこともありました。あまりにも休め休めと言ってくれるので、逆に心配になるくらいで…(笑)

現在、最後の育休から復帰して2年経ちますが、下の子になるほど手離れが早い。これなら残業もできるなと思い、週に1-2回は夫にお迎えをお願いして思う存分仕事しています。完全に元のペースには戻せなくても、思うように仕事できるようになるまであっと言う間でしたね。

働けるうちは目一杯働き、いざという時はサポート体制が整っているというのは、どんな状況の社員にとってもすごく心強いことです。

仕事に100%打ち込めない時期は誰にでも必ずやってくる。でもずっとじゃない。

いろいろな働き方を許容することによって、自分にとっても働きやすくなる、そういう職場の雰囲気は醸成されつつあるなと感じます。

 

営業から広報への異動では仕事内容も変化したと思いますが、どうでしたか?

営業歴は前職も含め6年くらいですが、もともとはありがちなクリエイティブ志望だったんです(笑)

ただ、営業企画として入った前職で、人と人、企業と企業の間に自分が入って進めることに楽しさを覚えてからは営業が好きになりました。営業なら制作に口も出せますし(笑)、会社の利益代表として全体をコントロールしたり、お金を引っ張ってくるのは営業の醍醐味かなと。

もちろん、売上という数値目標のある営業は大変です。でもそれ以上に、クライアントや代理店、メディアや制作など多くの人が関わっているので、時間のコントロールが難しい。育休復帰後は営業サポートに回りましたが、最前線から離れて寂しい反面、ほっとしたのを覚えています。

営業サポートを経験した後に広報へ異動となるのですが、実は、広報についてよく知らなかったんです。異動が決まってから慌てて「広報と宣伝の違い」を検索した覚えがあります(笑)

広報をやってみてわかったのですが、メディアやPR会社の方だけでなく、クライアントや代理店、プロダクションなど様々な人との関わりという点では広報も同じです。ですが、会社の経営戦略と同じ目線で物事を考える、会社のビジョンを具現化して伝えるという点では、より俯瞰した視点や論理的思考が私には足りないなと痛感しています。

また、業界の変化に伴いグループ各社の事業内容も幅広くなっているので、広告だけでなくデジタルマーケティング全般の知識を身につけている必要があります。柔軟性と成長が求められる仕事ですが、それってどんな仕事でも常に必要とされるスキルですよね。子供や家庭を持つことで変化を避けていた時期もありましたが、今は「子供の成長に負けてないかな」を合言葉に自分に発破をかけています。

現在は、D2Cグループの社員がライターとなって記事を作成するオウンドメディアの編集を主に担当しています。経験も知識も自信もないですし、当初はおそるおそるやっていたのですが、記事校正のために情報収集をしたり、取材した内容をまとめたりするのって意外と性に合っているかも!とまで思えるようになってきました。

予想もしていなかった部署への異動でしたが、今までのキャリアがリセットされるわけではないんです。全く経験のない仕事でも、今まで自分がやってきたことが必ずつながっている。そのキャリアや経験をどう活かすかが大事で、少なくとも、今までやってきたことを与えられた場所で活かそうとする工夫そのものが、その次の仕事へもつながっているような気がしています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は121歳まで生きること!!

22世紀がこの目で見たい!!

「70歳からカメラを勉強し始めた」とか、「80年来の夢を叶えた99歳の大学生」なんてニュースを耳にするとワクワクしますよね。やりたいことを詰め込んでいれば、100歳なんてあっという間じゃないかなと。なので、121歳というのは結構本気です(笑)

仕事と子育てが落ち着いたら「学び直し」がテーマなので、アーユルヴェーダというインド伝統医学を学び直したいです。海外留学もしてみたいので、ドクターを目指してインドの大学に入学するのもいいですし。

実は、ちょっと前までは唯一の趣味だった「超短期留学」が目標だったのですが、夫から「ひとりでどこか行ってくれば?」と提案されて、それが叶ってしまったんです。

「ひとりでやりたいこと」なんて想像もつかず、当初は面食らいましたが、仕事で実現したいことや家族と一緒にやりたいことだけでなく、自分がやりたいことを持っておくというのも、すごく大事だと気づかされました。

今すぐには難しい夢やアイデアも、常に懐であたためておこう、いつでも飛び出せるようにアップしておこうと思います。

 

超短期留学!? 具体的にどういうことをするのでしょうか?

毎年、有給休暇以外に連続して最大5営業の休暇がもらえる「リフレッシュ休暇」という制度があるのですが、その連休を活用して海外で勉強をしてくることを勝手に「超短期留学」と呼んでいます。

私の場合は学生時代からひとりで海外へ行くのが好きだったのですが、買い物も観光地もしっくりせず、一日中路線バスに乗り続けたり、現地の映画館へ入り浸ったりしていたんです。

唯一の楽しみが、出発前に叩き込む現地の言葉がちゃんと通じるか試すこと。それで、「そうか、私は勉強するのが好きなんだな」と気づいて、どうせやることがないなら海外へ行ったついでに学校へ通おう、なんなら資格を取ってこようと思いついたのが超短期留学のきっかけです。

探すとマッサージ師やヨガのインストラクター、アーユルヴェーダのセラピストなど、1週間足らずで受講できるコースが意外とあるんです。趣味の域を出ないものばかりですが、継続的に勉強すれば日本でも仕事に活かせるかもしれないし、まあ仕事にならなくても学校を通じていろんな国の友達ができるしいいかなと(笑)

この9月は、タイに伝わる伝統医学の一つであるルーシーダットンという自己整体法を勉強してきました。金曜の午後に会社を出発、火曜の朝には職場に直行という強行スケジュールでしたが、三連休でも意外とできるんですね。

うちの会社は、有休とリフレッシュ休暇をくっつけて2-3週間の語学留学にいく社員も少なくないんです。有休はカツカツ、リフレッシュ休暇は子供との夏休みで消化するので今の私には三連休が精一杯ですが、次はどこに何をしにいこうか今から計画するのが楽しみでなりません!

それもこれも夫の助けと、夫に家や子供のことを任せられるだけのスキルがなければできないことなので、夫には非常に感謝しています。ここまでやられてしまうと彼の趣味も許容するしかないですよね。家事育児スキルもあり、そんな策略も提案してきた夫には太刀打ちできません(笑)

 

 

超短期留学

超短期留学で取得した資格

 

最後に、メッセージをお願いします。

 

「お母さんが悩んでいるということは、子どもに心が向いているということ」

「親は悩まないといけない、そして、その親の真摯な悩みが未来の社会を変えていく」

これはある保育園の園長先生のおことばですが、私はすっごくネガティブなので、このことばを聞いて「悩んでいいんだ」と救われた気持ちになりました。

最後の育休から復帰して2年経ち、確実に手離れしています。でも、成長に応じて内容が変わるだけで、悩むことはまだまだ多いのが実情です。

仕事に専念してぐいぐい成長している同世代の話を聞くたびに焦ったり、仕事も育児も楽しむ人のポジティブさにやられて、ますますネガティブになったり…。悩んで悩んで、足踏みするばかりのような毎日です。

それでも、その悩みがいつか未来をひらく力になるなら、悩みをやりたいことに変えて、懐であたためていようと思います。

2016年9月30日 0 comment
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M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

今回ご紹介するのは、鉄道会社のWebサイトのコンテンツ制作や予約システムのインターフェイスの設計・ディレクションをされている小澤美里さん。小澤さんは、元上司と共同設立した会社が育休中に倒産したため、現在の職場に転職。転職から2年という短い期間で、様々なプロジェクトに参加され、ママ社員の職場環境について提言をされ、管理職にも昇進されました。仕事、家事、育児は、その時々で優先順位が変わりますが、すべての時間について可能な限りフラットに考え、できることからこなしていく!という、小澤さんらしいパワー溢れるインタビューです。

 

プロフィール

・氏名:小澤 美里
・会社名:株式会社ルート・シー( https://www.root-sea.co.jp/
・役職名:専任部 企画制作チーム リーダー
・職種:ディレクター
・簡単な経歴:制作会社のデザイナー、ディレクターを経て2006年に前職の上司と起業。 育児休業中に会社が倒産。その後、2013年より現在のルート・シーに転職。
・居住地: 大阪
・ご自身の年齢: 36歳
・お子様の年齢: 4歳
・ワークスタイル(フルタイム/時短):フルタイム

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:45    起床
6:00    朝食づくり、自分の身支度
7:00    家族起床、朝食
8:00    保育園へ見送り
9:00    出社(日によってはお客様先に直行)
18:00   退社
19:00   保育園にお迎え
19:30   帰宅、夕食作り
20:30   夕食、子どもと入浴
22:00   寝かしつけ(場合によっては子どもと寝落ち)
22:30   家事
23:30   仕事など
25:00   就寝

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大手鉄道会社様のWebサイトのコンテンツ制作ディレクション、予約システムのインターフェイスの設計・ディレクションをしています。

 

小澤さんの会社では、様々な社内プロジェクトが立ち上がっているようですが、どのようなプロジェクトに参加されていますか?

会社のこれからを現場視点で考え発展を推し進めていく戦略委員会と広報、つい先日解散したママパパサポートプロジェクトという3つの社内プロジェクトに取り組んできました。

ママパパサポートプロジェクトについては、役員への提言をゴールに社内のママ、パパを中心に約3ヶ月間限定で組まれました。

このプロジェクトは、女性社員の半数近くを占めるほどママ社員が増えてきて、ママ達の働き方について課題が見えつつある中、ダイバーシティ対策という目線も加わり、事業推進室から立ち上げを打診していただいたのがきっかけです。

大阪本社・東京支社のママ、パパ社員と未来のママ、パパ総勢12名で、自宅勤務やフレックス勤務、勤務時間に左右されない人事評価など濃厚な議論を重ね、役員層への提言をまとめました。

その結果、インフラの整備などが伴うものはすぐには難しいものの、時短勤務期間の延長(3歳→小学校1年生)や残業時のベビーシッター費用補助、育休復帰前後の面談制度化などが今期より実施されることとなりました。

ひとことで「ワーママ」と言っても理想とする育児・仕事のバランスは人それぞれであり、またママに限らずともライフワークバランスの捉え方は多様です。

ママ社員が置かれている状況は課題の多いものですが、ママ以外の社員以上の優遇を要求したい訳ではありません。

不平等感なく皆が気持ち良く働くことができ、会社としても継続可能な形を作るためにどのような提言が妥当なのか、短期間ではありましたが本音をぶつけながら濃い議論ができたと考えています。

 

ママパパサポートプロジェクト会議風景

ママパパサポートプロジェクト会議風景

 

今回のプロジェクトでは、会社側にも前向きに検討していただけて本当にありがたいと感じています。

また今回の収穫はプロジェクトを通して社内にママ、パパのコミュニティが生まれたことだと思います。

そして、チームメンバーのママ達のパワーがすごかった! 皆さん忙しい中で、オンライン上で夜中にどんどん提案を書き込んだり、業務の合間を縫って共有の提言書を一気に作り上げました。(ママデザイナーさんが資料のまとめをしてくださったので、見た目の訴求効果もバッチリでした!)

 

ママパパサポートプロジェクト提言書  子どもたちの写真やかわいいイラストでも訴求! プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

ママパパサポートプロジェクト提言書  子どもたちの写真やかわいいイラストでも訴求!

 

プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

 

今後も継続的にこの取り組みが社内で運用されていくよう、協力をしていきたいと考えています。

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

出産後の変化としては2点あり、目に見えない事情を慮るようになったことと、時間の質を求めるようになったことがあります。

まず一つ目について、これまではどうしても目の前の状況だけで人を評価していた所があったように思いますが、自分が人(職場やお客様)に見えない所で育児・家事を担うようになって、事情はあるけれど主張できるものではないもどかしさを感じているからこそ、目に見えない所でほかの方が抱えている背景に意識がいくようになりました。

次に時間の質についてですが、限られた時間でより収穫が多くなるように、会議の参加前にアジェンダに対して何らか意見を持つ・下調べをするなど手ぶらでは参加しないようにして、シビアになったと思います。

 

 

育休中に共同設立した会社が倒産し、転職→昇進と、かなりドラマチックな経験をされていらっしゃいますが、管理職になることを決意した理由や、管理職に向けて準備されたことなどを教えてください

過去に会社経営に携わって夢半ばに終わった経験から、リベンジしたい思いがあり、経営にコミットするには管理職にならないと、と思っていました。
また出産後の転職で、『時間的な制限のある人間を採用していただいた』というありがたさが会社に対してありました。そのなかで社内やお客様に対して、どうしたら最大の価値を提供できるのだろうかと常に意識していました。

時間に制限があるので、ひとつひとつの作業に集中するというよりは業務全般や案件を俯瞰して見る方が個人的には価値を提供しやすく、それがマネジメントと結びついたのかもしれません。

 

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

朝の保育園のお迎えは週の半分ずつ、週に3日は寝かしつけができるくらいの時間に帰って来てもらう、週の1日はめいっぱい仕事をさせてもらうなどの形で分担をしています。

 

なんだかよく分からいないけど、毎日楽しそうなムスメさん

なんだかよく分からいないけど、毎日楽しそうなムスメさん

 

 

「ママとして、日々の業務や社内プロジェクト、外部の勉強会への積極的な参加など”取り組む姿勢”に非常に刺激を受けることが多い」とMOPを受賞されたそうですが、時間管理術を教えてください!

当社にはM.O.P.(モットモオモロイパーソン)という制度があり、当社コンセプトである「モットオモロク」を体現したメンバーを月次、四半期の両方で選出する取り組みをしており、前期末に受賞をすることができました。

 

M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

 

業務、社内プロジェクト、育児、家事など、その時々に優先順位は変わりますが、すべての時間について可能な限りフラットに考えるようにしています。
目の前の育児・家事と業務だけでは自分の10年後、20年後が先細りになってしまいますから…。

「時間の管理」と言える程のものができているのかはわかりませんが、ワークショップや勉強会の予定も、家庭の行事と同じレベル感でできるだけ先に入れて、その前後で家事はなんとか埋め合わせをしているイメージです(笑)
とはいえ、家族の健康を守るのも大事なことなので、週末にまとめて1週間分の常備菜を作ったり細かな下ごしらえをしておいたりと、なんとかやりくりしています。
 
 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

お客様が鉄道会社のため、娘が鉄道好きに育っていたり、私のヒールを履いて「しごといくねんー」と言っている姿を見ると、母としての部分だけではなく、働く姿も肯定してくれているのかなと嬉しくなります。

自宅で仕事をしていたら、小さなワーキングガールも隣でお仕事開始

自宅で仕事をしていたら、小さなワーキングガールも隣でお仕事開始

 

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?それをどうやって解決していますか?

仕事と育児・家事の調整がうまく行かず、どちらかを諦めざるを得ない時に割り切れない気持ちを感じる時もあります。
そういう時は「仕事人として、母として、妻として、こんなに需要がある時期なんて人生にそうそうない!私ってなんて幸せ者!」とポジティブにリフレーミングしています(笑)

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児…子ども扱いせず、別人格として尊重する

仕事…多様な見方でベストを考える

 
 

これからの目標を教えてください。

自分の成長にも常に目を光らせていようと思いますが、家庭、会社やチームなど、子ども含めまわりのメンバーが成長できる場作りにも貢献していきたいと考えています。
 
 

最後に、サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

ワーママの皆さま…

毎日、仕事に家事に育児に、本当にお疲れさまです!

職場ではひょっとしたらマイノリティかもしれませんが、皆さんの熱量を集めたらとても大きなパワーになるはず!

情報交換などしながら、この難局を乗り切って行きましょ!

 

ワーママ周辺の皆さま…

今日この記事をご覧いただき、少しでもワーママの実態をお感じいただければ大変嬉しく思います。

ワークライフバランスの捉え方はワーママそれぞれだとは思いますが、

みな真摯に日々に向き合っていらっしゃると思いますので、応援していただけると幸いです。

 

インタビュー by 安原 愛

 

2015年9月18日 0 comment
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森田芙未子さん

今回ご紹介するのは、IT系企業のSEとして活躍されている森田芙未子さん。
通勤時間が1時間以上かかり、出産、子育てで残業ができない状況でもSEとしてキャリアを追求したい、と思った森田さんが時短勤務を活用しながら働き方を見直し、実践しながらチームでリーダーシップをとっておられることは周りからも評価されているそうです。

森田芙未子さん

森田芙未子さん

 

・氏名:森田芙未子
・職種:IT系企業 SE
・簡単な経歴:
大学卒業後、IT系企業に就職。途中、産休・育休を1年半取得し、現在に至る。
・居住地:京都府
・ご自身の年齢 35歳
・お子様の年齢 4歳
・ワークスタイル 短時間勤務

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

会計や、経営管理のシステムをお客様に導入する仕事をしています。
また、社内で開発して、今後お客様に導入するためのソリューション開発にも携わっています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床、息子も一緒に起きる
6:45 朝ごはん、着替え
7:30 家を出て、息子を祖父母宅に預ける
息子は8:45まで祖父母宅、その後幼稚園へ
9:15出社
15:30退社
17:15 息子の幼稚園おむかえ(間に合わない時は、祖父母にお願いする)
17:30 帰宅
19:00 ごはん
20:00 お風呂
21:00 息子就寝
(この間に、仕事のメールチェックや、テレビを見たりしています。)
23:00 就寝

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

基本的にはあまり変わってないのですが、自分がやりたいことの優先順位が変わりました。それまでは、自分のやりたいことをやりたい!というタイプだったのですが、家族のことを優先したいと思えるようになったのが、一番大きな変化です。

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

明確に分担しようという風にはしていません。効率のよい方がやる、得意な方がやるというスタンスです。
結果的に朝起きるのが得意な旦那が、私と息子を起こす。
ごはんは得意な私がつくり、掃除は休みの日に一緒にやるという感じです。

通勤時間が長いことで感じるメリットや大変なことはありますか?

以前は通勤時間の短い方がよいと思ってたんですが、ある人に「切替の時間になって、ちょうど良いんじゃない?」と言われて、そこから考え方を変えました。
仕事が忙しい時は仕事のことを考える、息子のことで悩むことがある時はママ友にLINEで相談することもあります。生協の予約、旅行の予約、ネットショッピング、ひたすらゲームをする時もあります。
あまり1人の時間がないので、通勤時間はラッキーな1人時間と思ってます。
この記事も、ほとんど通勤時間に書きました(笑)
フルタイムに戻った時に、帰宅時間がかなり遅くなってしまうのが、悩みですね。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

やはり、仕事でしか味わえない達成感があると思っていて、それを、仕事仲間と共有できるというのが、私にとっては大きいです。
もともと、学生時代にブラスバンドをやっていて、1人1人の力が、大きな力を生むという経験から、チームでの仕事をやりたいという気持ちが強くなり、今の仕事を選びました。
仕事でいろんなメンバーと関われるのが、楽しくて、工程の終わりなどに、終わったねーと共有できるのが、すごくハッピーです。
最近は、後輩に「結婚や出産しても働けるというのが、私を見ててイメージできる」と言ってもらえたのが一番嬉しかったです。

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

どっちも大変な時期があると、しんどいなぁーと思ってしまいますね。
前はため込んでから相談するタイプだったのですが、最近は仕事の悩みも、育児の悩みも全部旦那にその日のうちに話をしています。
話をすると整理ができて、次の日にはスッキリしてることが多いです。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児は、息子に考えさせることを意識しています。
何か買って欲しいと言ってきた場合は、どうしたら買ってもらえるか、考えてみてと言います。そのおかげで?口がすごく達者になっていて、たまに論破されてしまいます。

image4

仕事は、自分がやってることを見せることで、特別な存在になり過ぎないことを意識しています。
ワーママが同じ部署では少ないんですが、私は誰でもなれる存在になりたくて、あの人だから特別って思われたくないんです。
前に友人が「子供がいてもバリバリ働く、もしくは、ある程度割り切った働き方をするのどちらかしかない。
そのどちらかではなくて、子供がいても、やりたい仕事を欲張ってやる方法はないのかなぁー」と言っていました。
私もバリバリでも、割り切るでもなく、欲張りコースを選びたいと思いました。だからこそ、短時間勤務でも現場の仕事をすることにこだわっています。
そして、息子の幼稚園の参観日には、在宅勤務などを使って、必ず参加するようにしています。
欲張りコースを選んだからこそ短時間でも、成果をあげるということは、常に意識しています。

現在週1回の在宅勤務もされているそうですが、このワークスタイルになった経緯を良かったら教えてください。

復帰した当初、息子がよく風邪をひいて熱をだして、朝病院いってから出社すると、勤務時間がかなり減ってしまい時間有休がなくなりそうになったので、通勤時間分の時間が確保できて、時間の融通をつけられる、在宅勤務制度を活用することにしました。
息子があまり風邪をひかなくなってからは通勤時間分、息子を早くお迎えにいく時間にしたり、自分の資格取得の時間にあてたり、仕事が忙しい時は仕事の時間にしたりと、状況に合わせて、活用できる時間として使っています。
自宅PCから自社のPCに接続できるので作業は普段通りですが、ミーティングなどは、出社しないといけない環境なので、今は週1としています。
1週間の作業の中で、集中したい作業を在宅勤務の時にするなど、集中タイムの役割も兼ねていて、全体的な作業効率アップを意識しています。

制約を持って働いていてもチームのでリーダーシップを取り、周りから評価された点はどこだと思いますか?また意識していることはありますか?

復帰して2年間は、作業をこなすだけで、毎日必死で、悶々とした日を過ごしていました。その時は仕方ないと思ってましたが、何かを変えるためには、自分が変わらなければならないと思ったのが、一番意識したことです。
そうすると「制約があるので、◯◯してもらいたい。」ではなく「制約はあるけど、私ならこういうやり方で、◯◯できます。」と上司に言えることができるようになりました。それを上司が認めてくださったことが、評価につながったのだと思っています。
また一緒に仕事をしているメンバーがいてくれたからこその評価だと思っていて、そのメンバーが喜んでくれたのが、一番嬉しかったです。
そして、いつも支えてくれている家族にも、感謝しています。

チームが評価され、みんなで記念撮影

チームが評価され、みんなで記念撮影

これからの目標を教えてください。

今は部署の中の、自分が所属している14名のチームでしか、私のやり方を見せられてないのですが、他のチームでも、やりたい仕事を欲張ってできるというのを後輩たちに見せられるようになりたいというのが、今の目標です。
あの人だから、あのチームだからできる、ではなくて、自分で切り開いていくことの重要性と、その難しさ、そして楽しさを伝えたいです。
私自身も「転職した方がいいかな。」とか起業している人が眩しく見えることがありました。
でも、仕事を続けるってこともワーママとして、1つの選択肢として選んでやっているということを、今は自信を持って言えます。
後輩達が悩んだ時に、こういうやり方もあるよ、というのをきちんと伝えられる先輩になるのが、目標ですね。その先に自身のキャリアアップがあるのなら、前向きに考えていきたいです。

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事で目標とする人がいたとしても、ライフを含めると同じような人っていないと思います。だからこそ、自分で切り開いていく力が、一番大切だと思います。諦めることは簡単ですが、続けるからこそ見える景色もあるかもしれないなぁーと思いながら、私も頑張っています。
少しでも仕事を続けていることに自信と、誇りを持ってもらえれば、嬉しいです。

2015年9月9日 0 comment
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清野さんとお子さん

やりたいことを実現しつづける姿がカッコイイ!カフェ運営、キャラクター開発も手がけるプロデューサーで、ビーガンカフェの第一人者でもある清野玲子さんをご紹介です!

 

清野さんとお子さん

清野さんとお子さん



プロフィール

・氏名:清野(清水)玲子

・会社名:株式会社エイタブリッシュ

・役職名:代表取締役

・職種:アートディレクター/カフェプロデューサー

・居住地:都内

・ご自身の年齢 :46歳(1968年生まれ)※7月末で47歳

・お子様の年齢 :3歳10ヶ月(2011年生まれ)

・ワークスタイル:フルタイム

簡単な経歴

短大の美術科を卒業後上京し、料理撮影スタジオ、制作会社勤務を経て
ソニーミュージックコミニュケーションズにアートディレクターとして入社。
そこで現在の(仕事の)パートナー&親友(女性)と出会い、
27歳のときに2人で独立、デザイン会社をスタート。2000年、31歳のときに初めての飲食店を
オープン。2003年には飲食事業を別法人として立ち上げると同時に2店舗目をオープン。
37歳のときに一回目の結婚。41歳のときに現在の夫と出会い、2010年末に自然妊娠。
2011年の夏の終わり、陣痛が来る前日まで普通に仕事をし、30時間の陣痛を経て
無事自然分娩(43歳)にて男児を出産。
出産後3ヶ月くらいから、週1~2の割合で出社を開始(それ以外は在宅作業)。
会社近くの一時保育施設に預けてみるものの、相性が合わず断念。
満一歳までは自宅でシッターさん、その後縁のあった不認可の保育園に
10時間半/day x 5~6days/week預けながら完全復帰。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

アートディレクターとして、さまざまな分野のクライアントさんの
ブランディングやイメージアップ、商品開発、デザイン全般を手がけるデザイン部門、
都内に2つのオーガニック&VEGANカフェを直営し、企業からの依頼によるケータリングや
オリジナル菓子などの卸、他社の飲食店のプロデュースを手がける飲食部門の
2部門からなる会社を営んでいます。
個人的には「ナチュラルフード講座」の講師も務めています。
9/12に表参道で新たなレストランオープンに向けて 現在準備に追われている。
http://cafe8.jp

表参道 PURE CAFEの店内

表参道 PURE CAFEの店内

PURE CAFEのショップカード

PURE CAFEのショップカード

学芸大学 8ablishの外観

学芸大学 8ablishの外観

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

・朝5時半~6時に起床。息子のお弁当と朝ごはん作り&保育園の支度。
・8時すぎに全員出る。
・9時に登園。(だいたい私が車で送迎)
・9時半出社~19時半退社後、保育園へ。
・買い物をしながら20時過ぎに帰宅(だいたい車中でおにぎりや軽食を食べさせる)。
・だいたい21時過ぎにパパ帰宅。
・夕食/入浴後22時前後に息子就寝(私か主人のどちらかが添い寝して寝かしつけ)。
・仕事があるときは深夜起きて作業。

出産して、何が一番変わりましたか?

自分が幸せ者だと実感する機会が圧倒的に増えた。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事がどんなに大変でも、息子の写真を見るだけでHAPPYな気持ちになれる。
会社や直営店に、従業員たちがこどもを連れてきて、他のスタッフみんなに可愛がってもらったり
こどもたち同士が遊んでいる風景がとてもHAPPY。

 

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

一時保育に預けて職場復帰をしだしたとき、その保育園との相性が私も息子も合わなかったこと。
私も主人もお互い経営者なので、どうしても仕事を優先しなくてはならないことがあった。
1~2歳、毎週のようにウィルスをもらってくる時期があって登園できず、
誰にも預ける先がなく、苦労した。

それをどうやって解決していますか?

片道車で40分もかかるけど、「実家だと思って預けて」と言ってくれる
現在の不認可保育園に、大いにお世話になっている。
仕事を優先しなければ!と思っていたのは自分だけで、案外周囲が
協力してくれることがわかった。
病欠時だけは、仕方がない。成長が解決してくれた。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、愛情を注ぐこと。
仕事では、「度胸」と「直感」と「母性」を活かすこと。
オリジナル質問1

自分がやりたいことを貫く信念の維持方法は?

思い込みと柔軟性のバランス。
押してダメなら引いてみる。

現代のこどもの環境について感じていること、教えてください!

社会ではグローバル化とか多様性とか言っているわりに、
保育園の現場では私と子供の頃とやっていることがあまり変わらない。
特に、音楽に関しては未だに昭和のままで驚いた。
もっと、旬のアートや音楽にどんどん触れさせる機会が必要だと思う。

それに向けての取り組みなどあれば。

家では新生児の頃から、いろいろな音楽を聴かせるようにしている。
うちはテレビ無し。ほとんどラジオ生活。和洋問わず映画をたくさんみている。

店鋪を育て、子供を育て・・清野さんにとって育てるとは?

辛抱強く付き合いながら、自分を成長させること。
店舗は手間のかかるこどものようなもの。
大変だけどいつもワクワクしています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

母となって得た貫禄を活かして、事業も子育ても楽しもうと思います。
まずは新業態の店舗のスタートに向けて計画進行中。
子供に関連する新たなプロジェクトにも関わっていきます。

最後に、メッセージをお願いします。

すべてのママ&ワーキングマザーを心から尊敬しています!

 

インタビュー by 森田裕美 構成 by 椿 奈緒子

2015年8月6日 0 comment
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今回ご紹介するのは、大手国内メーカーで広報を担当されていらっしゃる山本愛さん。

山本さんは、4歳になる娘さんとご主人さんの3人家族ですが、

現在、第二子妊娠中で、夏には4人家族になります。

仕事では海外出張をされることもあり、多忙な中、家事・育児・仕事を両立されていらっしゃいます。

結婚・出産は女性にとって、仕事における大きな転換期。

キャリアを諦めたり、仕事自体を辞める決断をする女性も少なくありません。

2015年6月15日 0 comment
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相良さんとベイビー

今回紹介するのは、セールスフォース・ドットコムで営業をされている相良さん。
スーパー営業の某社長から「とてもパワフルで彼女には勝てない」と紹介いただいた方。
タイトルにもあるように”有限な人生の中で1秒1秒を大切に志をもって生きていきたい”を有言実行し、

未来を見据えて好きなことにチャレンジしている相良さんは、とてもエネルギッシュで、インタビューからもエネルギーが伝わってきます!

 

相良さんとベイビー

相良さんと娘ちゃん


プロフィール

・氏名:相良砂おり

・会社名:株式会社セールスフォース・ドットコム

・役職名:アカウントエグゼクティブ

・職種:営業

・簡単な経歴:ソフトバンクにて3つの新規事業の立ち上げ、その後Salesforce.comに入社し、7年目

・ご自身の年齢 :37歳

・お子様の年齢 :3歳の息子と1歳の娘

・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

企業か抱える課題に対して解決できるソリューションと中長期にわたっての事業改革のご提案を継続して
行うことです。
新しいビジネスのプラットフォームとして事業提案をしていくことです。
パパとママが完全逆転しています。
育児休暇2名×1年=2年パパが取得をしてくれました。パパの夢は「家庭円満」
私の夢は世の中をかえるような仕事をすることです。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00起床 ストレッチ、ランニング、朝食づくり
6:45 子供・パパ起床  朝食 
7:30 子供保育園へ送り ルンバで掃除
9:00 出社
18:00 パパ帰宅(時短勤務) 
18:30 パパ保育園お迎え(難しい時は私が対応)
19:00 帰宅 晩御飯作り
19:20  家族4名で晩御飯
21:00 子供・パパ就寝
22:00 仕事
24:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

時間の大切さを感じる。日々子供から幸せをもらっていることです。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

日々仕事で何があっても、子供の顔をみるとリセットできることです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?


子供は保育園に入って3ヶ月くらいは、病気になりがちで辛そうな顔をみていると
本当に仕事を続けていいのか考えたことがあります。

 

それをどうやって解決していますか?

だんだんと逞しくなって病気になりにくくなってきました。
時間が解決してくれました。

 

フルタイム営業を実現されているのはサポート体制が充実しているからですよね!ご家族や職場などでのサポート体制を教えて下さい。

パパが時短勤務をしてくれています。忙しいときは母がご飯をつくりにきてくれています。
子供が病気になったときは仕事の状況をみて、どちらが休むかを決めています。
食事は私8:母2 掃除はルンバ4:私5:パパ:1 育児パパ6:ママ4
3歳の息子はパパが大好きでママは常に2番手です笑

パパはかなりのイクメンとのことで!ママ役のパパはどのようなきっかけで実現したのですか?

結婚して10年目に子供ができましたのでそれまでの10年夜中までずっと仕事をしてきましたので
子供できたタイミングで「俺が育児休暇とるよ」といってくれました。
仕事を大事にしていることを理解してくれています。

野菜と息子くん

野菜と息子くん

最近”週末農業”を始めたとか!なぜ始めたのでしょうか?週末農業の魅力を教えて下さい!


野菜のできる過程を子供と一緒に楽しむ&自分がつくった野菜を食べる体験を子供と共有したかった。
将来、帰農に関する事業をやりたいのでまずは自分でやってみようと思いはじめました。

 

育児休暇を取得せず、産前産後休暇のみで産後2ヶ月で復帰との事ですが、なぜ早期復帰をしたのですか?

理由がありません。考えませんでした。出産した直後パパに「あとは頼んだ!笑」と言っていたくらいですので。
産休後すぐ復帰することが自分の中で当たり前になっていました。

畑にて

畑にて

フルマラソンを超えた60kmマラソンに挑戦されたとのことですが!

達成感を感じたい。人がやってないことに挑戦したい。そんな思いから挑戦しました。目標を設定してその目標に向けて努力することをスポーツの面でも
実践したいと思っています。来年は100Kmに挑戦します。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

有限な人生の中で1秒1秒を大切に志をもって生きていきたい。
息子はもう少し大きくなったら一緒にマラソンやテニスを楽しんで、一緒に100Km走りたい。

最後に、メッセージをお願いします。

皆さんと何か子供の将来が豊かな社会になるようなプロジェクトなど、ご一緒できると嬉しいです。

インタビュー by椿

2014年11月14日 0 comment
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今回のインタビューは、保育士と2児の育児を両立される今村美穂さん。
保育士だからこそ“子どもと接する時間”の少なさに悩み、
子どもが小さいうちは一時的にアシスタントという選択をされているそうです。
「その子供が今出来ることにまず喜びを共感すること」と仰る言葉など、

なるほど~!と気づきをたくさんもらえるインタビューです。

2014年10月8日 0 comment
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今回紹介するのは、大手広告会社でコピーライターとして活躍中の須之内由香さん。

時間が不規則な広告会社のクリエーティブ部門で出産後もバリバリ仕事をこなしています。とはいえ、お子さんが生まれて以前とは働き方が大きく変わり、当初は不安も多かったとか・・・。その不安を払しょくし、今も支えとなっているのがパパの存在!パパが毎日、息子クンと一緒に体験したことを発信していて、ものすごく『イクメン』という印象を受けます。

しかし、そのパパも実は不規則で超多忙な生活を送っているんです。そんなパパをイクメンに育てた方法とは?

2014年6月23日 0 comment
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小林さんと息子さん

 

 

2人のお子さんを育てながらママの視点と今までのキャリアの両方を活かして知育アプリのプロデューサーとして活躍している小林さん。
あきらめずに、家族と一緒に「できる方法」を模索する姿がとても素敵です。
転職に悩まれている方には、参考になるインタビューだと思います!(紹介者:はせれい)

小林さんと息子さん

小林さんと息子さん

プロフィール

氏名 小林真理子(34歳)

会社名 FORii株式会社

職種  アプリプロデューサー

2014年2月22日 0 comment
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■神田さん043

 

今回のインタビューは、出産を機にママのためのジュエリーを発案したパワーママ!

神田さんと今回のインタビューでいろいろとやり取りをさせていただく中で、一番感じたことは、「ひとつひとつの対応が丁寧」ということ。そんな神田さんだから、こんな繊細なジュエリーを発案できて、周りの方からも応援されるんだろうなと感じました!

2014年2月21日 0 comment
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☆大村さんomura1 のコピー

 

今回のインタビューは、新しい取り組みの話題でメディアをいつも賑わせている、ZOZOTOWNなどを手がけるスタートトゥデイの顔として、広報をしているパワーママ大村さん。

多忙な広報の仕事をフルでこなしつつ、いつも笑顔で人当たりの良い大村さんのパワーママな秘訣を伺いました!

 

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プロフィール

・氏名:大村麻理

・会社名:株式会社スタートトゥデイ

・職種:広報

・ 大学卒業後、渡英し大学院でアートとメディア学を専攻。卒業後帰国し、アート系の書籍を扱う外資出版社に編集アシスタントとして就職。2006年、PR会 社に転職し、主にアパレル・観光業界などを担当。2008年にスタートトゥデイに広報担当として転職。31歳で出産、1年程育休取得ののち、広報担当に復 帰。現在に至る。

・居住地:都内

・ご自身の年齢:33歳

・お子様の年齢:2歳2ヶ月

・ワークスタイル:フル

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

ZOZOTOWNWEARを中心とする自社サービスなどのプレスリリース作成やテレビや新聞などのメディアの取材対応などを中心とした社外向けの広報業務を担当しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:40  起床

子どもの朝ごはんや着替えなどの準備と自分の支度

子どもと一緒に朝ごはん。(時間がある日は夕飯下準備)

7:15 子どもの保育園の送りは夫に任せて会社へ

8:50 出社

9:00  デスクワーク、メールチェック、掲載チェックなど

(6時間労働制なので、ランチタイムなし)

13:00 取材立会いや取材調整、打ち合わせなど

15:00 休憩

16:00 残りのメールチェックなどのデスクワーク作業

17:00 退社

18:20 自宅の最寄駅に到着。夕飯の買い物

18:40 保育園にお迎え

19:00 帰宅。夕飯の準備など

19:30 子どもと一緒に夕飯

20:30 子どもをお風呂に入れる

21:30 子どもを寝かしつける

22:00 残りの家事、明日の準備など

23:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

もともと身体がそんなに強くない方だったのですが、出産を気に、健康や食事に気をつけるようになりました。

 

パパやご両親などとの家事・育児分担はどうしていますか?

朝の保育園の送りと、週末の掃除機掛けやお風呂に入れるのはパパが担当してくれてます。主人は仕事が毎日遅いので、私が仕事で帰りが遅くなる平日の夜や病気の時は、主人の両親に預かってもらっていて、とても助かっています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児面では、働いている分、子どもとの時間が少なくはなったので、思いっきりスキンシップしてます(笑)。子どもの成長には毎日発見ばかりで驚かされるので、学ぶことも多いです。

仕事では、家事育児との両立をうまくこなしたいのですが、なかなか全部はできないので、時短含めて、自分に合った工夫を見つけるのが大事だなと気づかされました。出産前より、仕事でも優先順位をより意識して取り組むようになった気がします。

当 社ではありがたいことに「ろくじろう」という6時間労働制が昨年からスタートしてるのですが、ただ6時間働いたら帰れるというものではなく、6時間でいか に自分の仕事を効率よく進めて生産性を上げられるか、というのが思っていたよりも難しいことに気づかれました。まだまだ毎日奮闘しています。

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育児&仕事をしていて一番大変なことは?

育児では、ついついイライラしてしまうことや、ちょっとしたことで叱ってしまう時です。イヤイヤ期はちょっと大変でした。

仕事で は、予想以上に子どもの病気などで保育園からの呼び出しが多くて、急遽早退したり、休んだりすることで迷惑をかけてしまうこともあって、申し訳ないで す。本当にありがたいことに、そういう時は周りの同僚にフォローしてもらっているので、いつか恩返しできたらと思っています。

 

それをどうやって解決していますか?

育児での悩みは先輩ママやママ友に相談したりしています。

仕事のことは、メンバー同士でメディアの方とのやり取りなど、細かく共有してい たりするので、急に休むことになったときに対応をスムーズにお願いできるようにしています。あとは、普通のことで本当に恐縮なのですが、頻繁にやりとりす るメディアの方とは携帯や個人のアドレスなどをお知らせしています。

 

スタートトゥデイさんは非常にユニークな人事制度などが多いと感じるのですが、その中でも、経営理念に「いい人をつくる」というものがありますよね。その せいか、スタートトゥデイさんにはいい人で幸せそうな方が多いと感じます(笑)。この経営理念がご自分や会社全体にどのよ うな影響を与えていると感じますか?

ありがとうございます!確かに、手前味噌ですが、当社では、自然と周りの変化に気づいて声をかけてくれたり、フォローしてくれる人が多いと感じます。実 際、私もこれまで何度周りのみんなに助けてもらったことか・・・。質問の答えになっていないかもしれませんが・・・、当社では自然に周りの人のことを考える風土ができているのかも。

 

スタートトゥデイさんにはその他にも1日6時間労働の「ろくじろう」というユニークな制度があります。「ろくじろう」を簡単な紹介をお願いします!また、ママである大村さんご自身は「ろくじろう」の制度が出来て働き方や考え方にどのような変化がありましたか??

「ろくじろう」は、全スタッフを対象に一昨年(2012年)からスタートした制度で、基本的には9時から15時までの6時間(昼休憩なし)で集中して働くという制度です。

た だ6時間働いたら帰れるという風に思われることが多いのですが、あくまでも業務を終えたら帰れるというものなので、繁忙期は難しいですし、部署によっては シフト制などで取り組んでいます。15時以降の時間を有意義に使い、より人生を楽しむことで、インプットとアウトプットの好循環が生まれることを目指して います。

私も「ろくじろう」には、まだまだ毎日奮闘していますが、PRの資格を取得したいと思って、今勉強中です。英語も忘れてきているので、もう一度やり直したいです。自分のこれまでの働き方の見直しと何か新しいことにもチャレンジしてみようと思うようになりました。

 

アパレル業界での革新的な取り組み『WEAR』はたくさんのメディアでも話題になっています。その分、急な取材対応などが多くなってくると思うのですが、そのあたりはママ広報としてどのように切り抜けていっているのでしょうか??

急な取材対応の時は、メンバーと相談して、夕方遅くまでかかりそうな取材は代わってもらったり、どうしても自分が対応しなくてはいけない時は、主人の実家に子どもを預かってもらえるよう相談しています。

 

 

年明けすぐ、1月15日(水)に今度は『ZOZOMARKET』という、こちらも業界が驚くような仕組みが開始されます。ママさんにもおススメなんですよね。

ZOZOMARKETは、手作りアイテムなどを制作されているクリエイターの方や新進気鋭のアパレルブランド様など、個人・法人、規模を問わず商品を出品できる、開かれたオンラインマーケットです。

当 社は、「最短2分で、誰にでも簡単にオンラインストアが作れる『STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)』」等を運営する株式会社ブラケッ トを昨年子会社化して初めての共同事業として、この度、「ZOZO」の集客力と6万店のストアを持つ「STORES.jp」のサービスを融合させた新サー ビス「ZOZOMARKET」をスタートすることになりました。

今までZOZOTOWNではカバーしきれなかった分野なので、非常に可能性を感じています。

ママになって、子ども向けのグッズなどの手作りを始めた方もいらっしゃると思いますが、自分のお店を気軽にネットから始められるので、オススメです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、なるべく機嫌の良い母でいられるようにと思っています。そうそう思い通りや時間通りにはいかないので、ついイライラしてしまうことも多いですけどね。機嫌が悪いと子どもはいち早く察知する気がして、気を使わせてしまわないようにしたいです。

仕事では、他の人に頼めること、自分でできることを早めに決めて、優先順位を付けてやるようにしています。日々難しいのですが・・・。

 

これからの目標を教えてください。

以前、すごくお世話になった尊敬する女性から、「“育児”は“育自”でもあるから」という言葉が響いて、すごく印象的だったのを覚えてい ます。子どもの成長はあっという間で驚きの連続なのに、自分はなかなか成長してませんが・・・(汗)。育児と育自を頑張ります。

仕事では、ママならではの視点をもっと役に立てることができたらいいなと思います。

 

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最後にメッセージを!

メッセージなんて、おこがましいですが自分の経験からお話してみます。

私は不器用なので、毎日慌しくて、人様にお話できるものではないのですが、なんとかやってこれたのは、子どもの存在がとても大きいと思います。

仕 事を始めてから、子どもといる時間が減ってきていることが不安に感じた時もありましたが、「時間じゃないと思うよ」と母から言われて、過ごす時間は減った けど、向き合う時間を大事にしようと思います。(母は専業主婦で小さい頃ずっと一緒にいてくれたので、意外な一言でした。)

出産から、育児や家事、働くスタイルまで、本当に人それぞれで、違うし、違っていいんだなと思うようになりました。子どもによっても違いますしね。

情報も溢れている時代なので、育児や仕事など、たくさん参考になる情報もあって、本当に迷いますが、無理せず楽しく毎日をおくれるように、自分に合うスタイルでいいのかなと思うようになりました。ママもたまには楽しみも必要ですしね。

 

   インタビュー by 千田 絵美

2014年1月1日 0 comment
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今回のパワーママは、精神科医として病院で患者を治療する中で、もっと早い段階で状況を改善し社会を良くしたいとの思いを持ち、産業医事務所を立ち上げた、2人の男の子を持つママ。産業医派遣の現状に問題意識を持ち、女性ならではのきめ細やかさを活かして、より企業に役立てる形を模索していらっしゃいます。

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プロフィール

・氏名:石井りな
・会社名:フェミナス産業医事務所 http://www.feminus-sangyoi.com/ (運営会社(株)プロヘルス)
・役職名:代表取締役
・職種:産業医・精神科医
・簡単な経歴:母親が医師として活躍している姿を見て医師を志し、千葉大学医学部に入学
⇒都内の総合病院に研修医として2年勤務後、同病院の精神科医として3年間勤務。その間に長男を出産(3ヶ月で復帰)
⇒その後精神科の専門病院を自分で見つけ転職し、3年間勤務。その間に次男を出産(6ヶ月で復帰)
⇒病院勤務の傍ら行っていた産業医の仕事で現状に問題意識を持ち、2012年7月に産業医事務所を開設し現在に至る。
・ワークスタイル:会社経営
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:33歳
・お子さんの年齢: 5歳(2008年), 2歳(2011年)

 

平日一日のスケジュールやご主人との家事育児分担などを教えてください。

7:30               起床
8:30~9:30           自宅でコラム執筆や資料作成(パパが2人の息子を保育園へ送る)
10:00~                  顧客企業訪問
12:00~13:00        ランチ (ミーティングをすることも)
13:00~14:00        カフェなどでノートPCを開きデスクワーク
14:00~16:00        顧客企業訪問
16:00~18:00        オフィスでメールチェックや資料作成
18:30                     オフィスを出る
19:30         夕食
22:00                    子供の寝かし付け
22:00〜24:00  デスクワーク 1日の振り帰りと翌日の準備など
24:00過ぎ      就寝

*毎日、1万歩以上歩いています!新たな顧客企業開拓を行う日もあります。
*医学的に最も健康に良いと言われている7.5時間睡眠を基本にしています。
*スタッフとの連絡は、メールやSNS、オフィスでまめに行っています。
*朝は夫がメイン、夜は自分がメインで家事育児を行っています。夫は出張が多いので、グーグルカレンダーにはこの日はどちらが保育園へ送るか、など細かく入力しています。
*週2回、家事代行サービスを依頼して掃除などをしてもらっています。
*平日の子どもの習い事に関しては、保育園から習い事へファミリーサポートかアイポートから紹介いただいた地域の方に連れて行ってもらい、習い事へのお迎えは自分で行っています。

 

出産してご自身の内面では何が一番変わりましたか?

子どもに恥じない生き方、働き方をしたいと考えるようになりました。

それまでは、医師として周りと同じように働き、出産後は週3日非常勤で負担のない程度にと思っていました。しかし、子どもが生まれると、彼らが大人になったときにより良い社会を残すため、今の自分に何ができるかを真剣に考えるようになりました。

そして、長時間労働による健康被害や過労死、メンタル不調といった問題を解決し、健やかに元気に仕事に挑戦しつづけられる人々を増やすこと、それが自分にできることなのではないかと思ったのです。そして今思いを形にするべく、できることを少しずつ頑張っています。独立して、自分の考えを発信するようになり、怖いなと思うこともありますが、“自分の考えや情報を発信できることがどれだけありがたいことか”ということにも気付きました。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

産業医の事務所を経営しています。精神科医、内科医などの女性産業医をスタッフとして雇用し、顧客企業の健康管理、メンタルヘルス問題をチームで解決しています。担当企業をスタッフが定期的に訪問し、従業員面談などを行うのですが、当事務所ではそれだけにとどまらず、対象者と人事部担当者、対象者と上司の間などの人間関係の調整や面談の設定、復職プランの設定、休職復職に関わる人事システムの構築など、人事や管理職支援も行うことが特徴です。社内の環境をチェックするため、歩いて見て回ったりもしています。

 

私たちがイメージする産業医よりも、かなり踏み込んだ仕事内容ですね。どうしてそのような事務所を立ち上げようと考えられたのですか?

一般的に産業医は、医師会からの紹介が中心でした。

しかし現在は医療専門職ではない人材派遣会社が企業と登録医師の条件をマッチングして派遣する形が増えつつあります。通常医師等の専門職派遣は法律で禁止されていますが、産業医派遣に関しては明確な定めがないのです。この形態ですと、医師側は企業と直接契約する手間がなくて便利ですが、どうしてもアルバイト感覚になってしまいます。企業側も法定義務を果たすためだけに利用していることが多いのが現状です。

私は精神科病院で勤務している時、この形態で産業医として派遣されていましたが、企業訪問中にただ産業医面談を行い、それを人事にフィードバックするだけの業務に物足りなさを感じました。“病院で患者を待つだけでなく、その前段階から人と関わることができる産業医という仕事を、もっと踏み込んで、企業に対しても従業員に対しても責任を持って行いたい。それによって従業員に対してはうつ病などの疾患を予防できることを、企業に対しては不調者に対する甘すぎず厳しすぎないフェアーで妥当な対応をする必要性を伝えていきたい。”と考えました。また、「健康」そして「働く」ことの尊さを伝えていくことにより、企業だけでなくそこで働く従業員一人ひとりが健康リテラシーを高め、健康を害すほどの過重労働が減っていくことで、良い社会になると考えたのです。よく誤解されがちですが、企業は成果を出して欲しいとは思っていますが、病気になるまで長時間働けとは思ってはいないのです。

自らが事務所経営者となったのは、弁護士や税理士のように、医師自らが事務所の代表となり、職務にあたるべきとの考えがあったからです。

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女性産業医を主に雇用しているのはなぜですか?

産業医には「企業と働く人のこころをつなぐ」架け橋のような役目があります。

トラブルや訴訟になるケースでは双方の誤解が多いため、企業の中に入り込み人間関係を調整するケースワークという仕事が重要になってきます。それには高いコミュニケーション能力を必要としますが、経験上女性の方がその能力が高いと考えています。また、女性の従業員が、生理や妊娠関係、女性同士のトラブルなど、男性上司に言いにくい問題を抱えている場合、女性産業医になら相談しやすいという利点もあります。男性社員からは同性だと余計なプライドが邪魔して言えない事も言いやすいという感想を頂いています。

女性なら誰でもいいというわけではなく、医師としての経験が10年以上ある人、コミュニケーション能力の高い人、企業の立場を理解できる人、向上心のある方を主に雇用しています。

その結果、女性産業医全員がお子さんのいらっしゃるママでした。多くの女性医師が、出産を機に仕事を辞めたり絞ったりしている現状がありますが、自身も子育て中であることもあり、子どもを持つ産業医が働きやすい環境を整えています。そもそも産業医の仕事は、それなりのスキルの必要性と重圧はあるものの、契約企業と取り決めた時間を超えて従事するケースがほとんどなくスケジュールの調整も可能なので、長時間拘束される病院勤務に比べて働きやすいと感じています。実際に私は病院に常勤で勤務していた時よりも自由に使える時間ができ、子供との時間も増えました。

 

事務所を非営利として、運営元を株式会社としているのはなぜですか?

もともと私は予防医学や医療知識の普及に関心があり、特に、今後高齢化が加速する日本において希少となる生産年齢の健康増進を、自分のキャリアテーマにしたいと考えました。そこで、産業医だけでなく、webコンテンツの医療監修、アロマスクールの医療監修、保育事業の医療支援、自治体の母子保健事業支援などを行っていました。

その後徐々に医療や健康、メンタルをテーマに企業や団体の方からご相談を頂く機会が増え、医師が病院にいるだけでなく積極的に社会へ出て企業にコミットしていくことで、健康を増進するような社会に役立つサービスを生み出していく組織をつくりたいと法人化に至りました。それが(株)プロヘルスです。顧客企業が行う事業・商品・サービスに対し確かな医療・メンタルの要素を盛り込んでいくのがプロヘルスの仕事です。

しかし一方で、産業医という企業の内部に対する業務、しかも法的に義務づけられているものを営利事業として実施することに疑問を感じる自分がいました。ホームページに理念や内容を書いている時にどうしてもその部分はうまく書けなかったのです。そこで、顧客企業の内部に対して行う産業医・産業保健事業は「フェミナス産業医事務所」として独立コンテンツページを作成しました。フェミナス産業医事務所は企業の内部に対する産業医業務に集中し、(株)プロヘルスでは産業医事務所の各種サポート業務のほか、産業医への支援及び企業が行うヘルスケア事業のサポート、コンサルティング、セミナー事業などを行っています。

 

産業医事務所経営の他、フローレンスなどの活動もされていますよね?

はい。産業医の職務には長時間労働対策があり、世に言う「ワークライフバランス」という考えと重なる部分があり、勉強のためにフローレンスの「ワークライフバランス研究会」に参加したのがきっかけです。私はフローレンスの病児保育サービス利用会員でもありますし、ママドクターとして往診を担当したこともあります。現在はフローレンスの産業医をフェミナス産業医事務所で、おうち保育園に対する医療的支援を(株)プロヘルスで行っています。

病児保育を直接運営はできなくても、社会の課題を解決する企業を産業医・顧問として、応援できることは大変やりがいになります。

フェミナス産業医事務所では他のNPO法人も支えています。

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長男クンと次男クン

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった!と思うhappyなエピソードを教えてください。

出産前、友人は医師ばかりでしたが、今では“ママ”というキーワードで様々な職業の方とお友達になることができました。保育園やworking mama partyという異業種交流会,ブログを通じて知り合ったママ達から教えてもらう情報や知恵は宝物です。ママ人脈から企業を紹介してもらい、契約になったこともあります。“ママ”の人脈から生み出されるものは無限大です。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

子どもといる時間が限られてしまうので、特に下の2歳の子には寂しい思いをさせていないか心配しています。ただ逆に、家に帰ったらあまり仕事ができないもどかしさも感じています。一度帰宅するとお母さん業メインになるため、仕事の事業戦略をじっくり考えたり、既存サービス向上について進める時間をみつけたりすることはなかなか難しいです。その他、参加したい!と思う勉強会や研修会、交流会はほとんど夜なので思うように参加することができていないなと感じます。

 

それをどうやって解決していこうとしていますか?

夜の時間を夫やファミリーサポートに少しお願いして活動する日があってもいいかなとは思っています。土日に子連れで交流会や勉強会というのもいいですね。勉強会については、自宅で料理しながらライブで視聴でき、議論に参加できたらいいですね。夫の会社ではITツールをうまく利用して、離れていても会議に参加でき、かなりフレキシブル。医療の世界も早くそうなって欲しいなと思います。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児:「心を育てる」と「人任せにしない」こと

愛着形成が人間の根幹であり特に小さい時は重要だと感じています。「どんなときでも味方になってくれる」絶対な安心があるからこそ、子供は友達にやさしくできる、辛い時でもがんばれる、失敗を恐れずに子供らしく何事にも挑戦できる。子供たちの心が自ら育っていけるよう、今は愛情をしっかり伝えることを大事にしています。愛情は言葉だけでなく、日々の態度や行動で伝わる部分もありますが、共働きで多忙だと十分に伝わらないことも多いし、子供は誤解してしまうことも多い。どんな時でも、愛情を言葉で伝えること、もちろん態度も含めて、大げさなくらいに、ストレートに伝えるのが一番です。言葉にしなければ伝わらないこともあります。育児に関しては「人任せにしない」ことも意識しています。掃除・洗濯などの家事は人にお願いしても、子供に関わることはまず夫婦二人でできる限り調整して分担する。あまり無理しても行き詰まってしまいますから、適宜シッターや祖父母にヘルプを頼みますが、人任せにせず当事者意識を忘れないようにしています。

 

仕事:何よりも感謝と謙虚な気持ちで取り組むこと。

利益や拡大路線に走るのではなく、私達を信頼し任せていただいている企業に対し、できる限りのサービスを通じて、安心・安全を提供していくことが大事と考えています。医師という職業柄、企業の利益向上のためだけのサービスを提案するのではなく、科学的な視点から見て費用対効果の高いサービスを提案するようにしています。

もう一つは、一緒に働いている人達を大切にし、感謝を忘れないこと。これが組織の運営にどれだけ大事なことかは、前職の病院で教わりました。

この二つができてこそ、その先に成長があると考えています。

共働きで良かったと思う点は、夫の収入があるため、利益を求め急拡大する必要がなく信念に沿って着実に広げていけることです。共働きの女性は男性よりリスクが少ないので、ある意味独立や起業がしやすいと思います。

 

これからの目標を教えてください!

企業の経営層・人事と従業員双方に「安心・安全・健康」を届けていきたいと思います

まだまだ期待値や認知度が十分ではない産業医ですが、認知を広めて、働く方々が健康に困った時「まずは産業医に相談してみよう」と思えるようにしたいです。

そのためには、優秀な産業医を増やしていくことが必要です。産業医は医師として優秀なだけでなく、周囲との関係調整や妥当な落としどころをみつけるケースワーク技能が重要。特に女性医師は周囲との連携したケースワークに長けているため、とても向いている仕事であり、女性産業医が増えることを望んでいます。

「誰もが健やかに生き生きと仕事に挑戦しつづける社会」をつくるのが当事務所の理念であり、女性産業医の活性化と企業へのアプローチによって、その目標に向かい尽力していきます。

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サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします。

私は決して秀でたパワーのあるママではなく(私の家族に聞くとよくわかると思いますが)、睡眠やリフレッシュに十分な時間を割いていますし、人並外れた才能があるわけでもありません。その中で唯一気をつけているのは、社会の課題に常にアンテナを張ること。

ワーママは仕事のつながりだけでなく、育児や地域との交流を通じて、男性とは異なる視点で社会を見ることができます。特に女性は横のネットワークを広げることに長けている。これはかけがえのない大きなメリットです。

その中で感じた課題や問題点に対し、どんな解決策が考えられるのか?自分の仕事を通じてもっとできることはないか?発想の転換や考え方が重要だと思います。そうすることで自分達にしかできないことが見えてきます。現状に妥協せず、より良くするために求め続ける事を忘れないことが大事だと思います。どんな領域でも、子どもを持つ女性の視点が役に立つことが必ずあります!ワーママならではのアンテナと発想力を活用してください!

 

インタビューby 只友真理、構成:HH

 

2013年12月13日 0 comment
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一之瀬さんと息子さんたち

 

今回のインタビューは、病棟看護師長を務める助産師のIさん。ママさんなら想像がつくハードなお仕事を、2児の母をしながらこなし復帰後に昇格・・・!仕事への熱意が高く、そして地域サポートもうまく活用して育児をエンジョイしているパワーママさんです。

一之瀬さんと息子さんたち

Iさんと息子さんたち

 

プロフィール

氏名:H.I

職場:都内の総合病院
職種:助産師 病棟看護師長
簡単な経歴:新卒で入職→主任看護師→2度の出産→病棟看護師長
居住地:東京都
年齢:34歳
子供の年齢:4歳と2歳の男の子
勤務形態:常勤

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

病院の病棟看護師長として勤務しています。管理しているベッド数は54床、スタッフ数は36人です。 もともとは助産師として勤務していましたが、今は患者の安全管理やスタッフのマネジメントが主な仕事です。

■平日1日のスケジュールを簡単に教えてください
5:00 起床 前日の家事や保育園準備など終わってなければ4:00か4:30起床
自分の身仕度、朝食準備
6:15 子供と夫を起こす
子供の身仕度
6:30 朝食
7:00 家を出てベビーシッターさんに駅前で子供を預ける
8:00 始業
18:00

19:00 終業
定時は16:45ですが、スタッフの終業の目処をつけたり、ミーティングが入ることもあるので大体残業1~2時間はかたいです…
19:00

20:00 保育園お迎え後に帰宅
夕飯作り→夕飯→お風呂を怒涛のごとく進める。
21:00

21:30 寝かしつけ
自分も寝落ちがほとんど…

出産して、何が一番変わりましたか?

命をかけて守る大切な存在がいること。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事をしている自分も母親である自分も好きでいられること!切り替えがあることでストレスを溜め込まずに済みますし、
効率化を考えて行動できることも双方の自分にとってプラスだと感じています。

長男は「赤ちゃんの誕生」という本が好きで、読み聞かせをしています。
助産師である自分の仕事に誇りをもって子供に伝えられる嬉しさはあります。

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

時間が足りない!

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

仕事の面では時間内に100%の効率でしなやかに、しかし熱く遂行すること。理想です…
帰宅したら子供が起きてる時間はしっかりと子供に向き合うこと。
平日は子供にとってもかなりタイトなタイムスケジュールなので、
休日はあまりきちきちせずに、且つ思い切り遊ぶようにしています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

何においてもコミニュケーションだと感じています。「~かな?」「~だと思うけど」というところで止めずに、
必ず声をかけること。あらゆる場面で時間が十分にあるとは言えないので、限られた時間で会話を重ねることには気を遣っています。

子供達に対してはプラスしてスキンシップ。
まだ小さいので、今のうちからしっかりスキンシップをとることで安心感を感じて欲しいと思っています。

女性が多い職場だと思いますが、それ故の働きやすさ、逆に大変さはありますか?また、そういう環境のなかで工夫されていることはありますか?

女性特有の雰囲気はあります…
あまり振り回されないようには気をつけています。
オフィシャルではあくまでも客観性をもって会話を重ねることで、自分のスタンスを示しています。
休憩時間やたまに行く飲み会では、思い切りラフに話をするようにしてバランスをとるようにしています。
家庭や子供をもって働きつづけることが、今の職場でも少しずつ増えてきているので、
スタッフに一つの例として自分を見て参考にして欲しいと思っています。

第2子出産復帰後に昇進されたとのこと。職場での責任と母親としての意識、この狭間で苦労されていることも多いと思いますが、どうやってバランスを取っていますか?

家庭があることと、仕事に対する責任は必ずしも反比例だと感じなくなったことが、
出産して変わったことでもあります。家庭があっても、職場での責任は果たせると考えています。
自分はまだ完璧にできているとは言えませんが…
家庭で子供達が待っていてくれるからこそ、仕事をやりきって帰ろう!と。
とはいえ、かなり帰宅が遅くなることもあります。夫と協力したり、時に義母にお願いすることもあります。
保育園も22:30までやっている夜間園だということもあり、周りのサポートをうけて今の自分があると思っています。

二人の息子さん

二人の息子さん

仕事から帰ってきて2人のお子さんの食事作りやお風呂&洗濯など!毎日の時短のコツがあれば教えてください。

洗濯や食器洗いは機械におまかせしています。
夕食は19:30から20:00ころ摂ることがほとんどなのであまり手の込んだものは作れませんし、
子供達にとっては寝る直前なので簡単なものがほとんどです…たまに平日でも外食することもあります。
とにかく翌日も早いので、帰ってから寝かせるまではまさしく怒涛の時間です。
やはり寝る時間が少ないと体調を崩すので、寝る時間はある程度担保したい部分です。
子供にとって「寝る」「食べる」「遊ぶ」ことが、心身をつくる基本だと思うので。

 

地域の育児サポート制度を利用されていらっしゃるとのこと。家族以外の方に子どもを預けることで得られたことや、気を付けていらっしゃることなどはありますか?

朝の始業が早く、自分で保育園に送っていくと遅刻するという…なんとも辛いところです。
朝に30分の時短をとっていた時期もあるのですが、今年度から通常勤務時間にした関係で、ファミリーサポートとベビーシッターを曜日によって使って、保育園の登園を依頼しています。
曜日によって人が違うので、結果として子供達は3人の方々と登園しています。
最初は私も抵抗があったのですが、子供にとってもたくさんの方と接することはむしろプラスだと今は考えています。
ファミリーサポートは次男が産まれる前にも少し使っていたこともあり、地域の方々が協力してくれていることを実感します。
みなさん、温かく子供の成長を見守って下さって、本当にありがたいです。
私も仕事を引退したら、是非ファミリーサポートをやってご恩返ししたいと思うほどです。

今もっともご興味のあることは何ですか?

今の仕事もやり甲斐はあるのですが、やはり時間的な拘束が長く、融通がききにくいのが難点です。
色々工夫はしてきているけれども、やはり子供達との時間はもう少し取りたいと考えています。
仕事内容も助産師である自分をもう少し前面に出せて、
かつ身近な地域の方々にお役にたてるようなことをしたいと考え始めています。
アロマやベビーマッサージなどのスキルを身につけて、新しいことへ挑戦したいと模索中です!

最後にメッセージをお願いします!

女性が働くことと家庭を守ることを叶えることは、ある意味欲張りだと思います。
でも、欲張りでいいんです!そんな自分を否定せず思い切りやれば、
いつかは子供達だってそんな母親を見て誇りに思うはずです。
毎日大変ですが、長い目で人生を見ていくと少し肩の力が抜けるかもしれません。
一緒に頑張りましょう!

 

インタビュー by 高村奈津子

2013年9月8日 0 comment
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今回のインタビューは、大手電機メーカー広報のFさん。

“育児は社会貢献”をミッションに、ワーママの地位向上を目指すパワーママです。

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プロフィール

・氏名:F

・会社名:大手電機メーカー

・職種:広報

・簡単な経歴:2002年入社 5年間法人営業⇒6年間広報

・居住地:神奈川県横浜市

・ご自身の年齢:33歳

・お子様の年齢:2歳

・ワークスタイル:8:45~17:30(フレックス)

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大手電機メーカーの子会社で製品の広報をしています。記者向けイベントの企画運営や問合せ・取材対応などが主な仕事です。

2013年9月1日 0 comment
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プロフィール

・氏名:竹山 綾

・会社名:CREA COULEUR(クレアクルール)

・職種:エステティシャン

・簡単な経歴:美容専門卒業→大手エステ→個人エステ→アロマセラピスト→この春より同店、路面店の立ち上げメンバーとして奮闘中

・居住地:東京都

・ご自身の年齢:29歳

・お子様の年齢:1歳10ヶ月

・ワークスタイル:正社員、時短勤務 (実家サポートなし)

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

完全予約制のサロンで、エステティシャンをしています。

痩身、フェイシャル、リラクゼーションなど、美容機器とアロマオイルを使用しながら、お一人おひとりにカスタマイズしたトリートメントを提供しています。

CREA COULEUR(クレアクルール)  http://crea-couleur.jp/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 息子と一緒に起床

7:30 朝食、お弁当作り・洗濯機を回しつつ、自分の準備

9:00 保育園へ

10:00 出勤

16:30〜17:30 退社 (予約によって時間はバラバラ)

18:00 お迎え

19:00 夕食

20:00 お風呂

21:00 絵本を読んだり、寝る準備

21:30 息子、就寝(疲れているとそのまま一緒に)

一人時間 家事をしたり美容情報を仕入れたり

23:00 パパ帰宅、ご飯

1:00 就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

性格と顔に丸みが出たとよく言われます。色んな物事に対して、優しく接する事が出来るようになりました。

特に仕事では、言い事は言うし、かなり生意気で強気でしたが(先輩方、すみませんでした・・)

妊娠してから、人が変わったようだと自分でも思います(笑)

 

 ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

育児では・・・息子の笑顔!お迎えの時、私を見つけて「ママだー!!」とドタバタ走りながら喜んでいる姿が可愛いすぎます。先生から、一日の様子やお友達との関わりを聞くのも嬉しいですね。

仕事では・・・妊娠・出産・育児を通して、女性の身体の変化を知れた事は大きな収穫でした。お客様の多くは、出産を経験されており、産後1年以内に来店される方も増えています。今までは、「お子様いらっしゃるんですね〜」程度の会話しか出来ませんでしたが、

「母乳で育ててましたか?」・・(妊娠中の脂肪は母乳でしか取れないものもあるため)

「寝る時はどちらにお子様がいらっしゃいますか?」・・(骨盤の歪みや身体への負担を知るため)

などなど、カウンセリングの深さとそれに対するアプローチ方法が格段にアップしています。また子供の話をする事で、お客様との距離がグッと縮まるのが嬉しいです。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

育児では・・・何をするにも時間がかかる事。仕事帰りで疲れて、洗濯を畳んでいると「ぼくもー」といいながら、ぐちゃぐちゃにしてポイっとされたり。。料理をしている足元で、足にしがみつき「あそぼー」と泣かれたり。一人でいるときの2倍、3倍の時間がかかってしまいますよね。

仕事では・・・お客様のご予約が入っているので、息子が急な病気の時はとても困ります。休む時はみんなの休憩がなくなったり、代わりに出勤してもらったり。それでもダメな時は、ご予約をキャンセルしていただくので、本当に心苦しいです。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

育児・・・まずは息子と遊ぶ!パパの服を着せてみて、2人で大爆笑。自分の姿を鏡に映して楽しんでいる合間に、終わらせています。仕事が早く終わったときは、帰り道で買い物に行き、夕食の準備をしてからお迎えに行きます。あれもこれもと作業してたら、お迎え時間が過ぎてしまい、延長料金になったこともしばしば、、、(笑)

仕事・・・息子の体調が悪ければ、すぐ病児保育の予約を入れます。本当は休んであげたいですが、予約制の接客業は仕方ないですよね。預けられず休む時は、お互いのサロンの予約状況を報告し合い、(パパは美容師のため)休める方が休んでます。土曜日に病気の時は、預かってくれる所が週によって違うので、探すのが大変。休日保育や病児保育が、もう少し増えると嬉しいです。

 

エステ業界(美容業界)では休日勤務もあるとお伺いしていますが、その際お子さんはどうしていますか?

火曜の定休日と、日曜に休んでいます。土曜日は保育園へ。GWなどの連休は休日保育をしている区の保育園に預けています。急な出勤の際には、お互いの実家が遠方のため、両親に頼れないのも辛いところ。。。お互い、休日に講習会がある事も多いので、家族の時間をどこで確保するのか悩みどころです。

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平日休みの時に保育参加しました。

 

社内ではママ1号だということでしたが、周りからはどう見られていますか?

26歳の時、経験を積むために東京へ出てきました。トップセラピストになった直後の妊娠。当時は嬉しさよりも戸惑いと不安でいっぱいでした。アロマトリートメントを提供していたので、妊娠が分かれば接客が出来ない(妊娠中は使用不可な精油が多いため)私が抜けたシフトを回すのに、他のスタッフにたくさん迷惑をかけてしまい、悶々とした日々を送っていました。そんな中、レセプションをしたり、新人指導など、裏方に徹して今までとは違う目線で仕事をした事で、あぁこんな働き方もあるんだと知りました。

スタッフは平均24〜25歳と若いため、既婚者はとても少ないです。社長からは、子育てしながらもエステの仕事を続けられるという前例を作って行こう、サポートするよ!と応援していただけたのが、とても嬉しかったです。周りから、どう見られているのか聞いた事はないですが、時短勤務でも一目置かれるような存在になれるように頑張りたいです。

 

ご主人との家事育児の分担はありますか?

家事分担で多くを求めた時もありましたが、してもらえず一人でイライラ。それで喧嘩になる事も多かったです。

今は、多くを求めない。そのかわり、家事が出来てなくても、文句は言わなくなりました(笑)

パパの分担に、休日は外遊びなど息子のことは全般を任せています。出勤時間の遅い日は、息子の食事、保育園準備。家事があまりにも溜まってると、ぴっかぴかに部屋中キレイにしてくれます。

皆さんから、上手に可愛くお願いできるよう教えてもらわなきゃ!(笑)

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では・・・息子の好奇心を大切に。帰り道など、余裕のある時は一緒に歩いて帰り、消防車を見に行ったり、一緒に水たまりに入ってみたり。服は汚れたら、洗えばいいし、身体が濡れればすぐお風呂に入ればいい。息子の目線に合わせて、一緒に楽しむようにしています。

息子が生まれると「小さい恋人のようだよ」と色んな方に教えていただきましたが、まさにその通り!息子とラブラブすぎて、パパに寂しいと言われた事も。笑 息子も大切ですが、パパも大切なので、たまには2人でのんびり話す時間も作っています。

仕事では・・・感謝の気持ちを忘れずにいる事、伝える事。

時間が限られている分、お店の準備や片付け、その他たくさんの事、他のスタッフがカバーしてくれています。時間外に作業をしていると「お店の事はいいから、早く迎えに行ってあげて!」と帰れコールが出る事も。

この場を借りて、お礼を伝えたいです。いつも、ありがとうございます!!

 

 これからの目標を教えてください。

育児も仕事も 「Live Love Laugh」

まずは、健康第一。健やかに生き、よく笑い、たくさん愛する!

息子が外の世界で経験してくることを丸ごと包んであげられるよう、大きな存在でいたいです。

お客様には見た目の変化はもちろん、私のトリートメントを受けたり、話す事で心もスッキリ。キラキラ輝く女性のお手伝いをしたいです。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

情報が溢れ、子育ては何が正しくて何が間違っているのか??不安に思う事が多々あります。

先輩ママさんから、「あの頃は大変だったけど、なんとかなった。もうあんな頑張りは出来ないわ。大丈夫よ〜。なんとかなるから!」と肩の荷がおりる言葉を何度もいただきました。

私たちは今、大変だけど、充実している時間です☆

肩の力を抜いて、私たちも楽しみましょう!

そして、たまには頑張る自分へのプレゼントで当店までいらしてくださいね^^

 

2013年8月9日 0 comment
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高村さんと息子さん@保育園

イベントのライブトークセッションでお話頂いた、高村さんのインタビューです!

高村さんと息子さん@保育園

高村さんと息子さん@保育園

 プロフィール

・氏名:高村奈津子
・会社名:株志会社オプト
・職種:インターネット広告メディア企画開発
・簡単な経歴:新卒で現職に就職。営業→プロダクトセールス→メディア企画開発
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:32歳
・お子様の年齢:1歳10ヶ月の男の子と、第二子妊娠中(10月出産予定)
・ワークスタイル:正社員

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

広告掲載可能な全メディアとのお取引窓口となる部署で、
媒体や、媒体からリリースされる広告商品を理解し、社内へ浸透させる役割を持ちます。
媒体各社とのコミュニケーションと、社内展開する際のプロジェクトマネジメントが主な業務内容です。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床 6:45 息子起床、着替えなど
7:15 朝ご飯
7:45 自分の身支度をしながら、息子の歯磨きなど
8:20 夫と息子の見送り
9:30 出社
10:00 デスクワーク、電話、打ち合わせ
13:00 ランチ(可能な限り、社内外の方々とのコミュニケーションの時間に)
14:00 社内各セクションや媒体社などと打ち合わせ・会議等
18:00 退社
19:00 保育園にお迎え
19:15 夕ご飯の準備、息子と一緒にご飯
20:00 息子と遊びながら、余裕があれば洗濯など
20:30 お風呂
21:00 絵本を読みながら寝かしつけ(というか寝オチ)
24:00 夫の帰宅する音で目覚め、持ち帰った仕事や翌日の保育園準備など
3:00 再度就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

家に居る時間が断然違います。(もちろん長くなった)
当たり前ですが、自分中心→子ども中心の生活になり、
人とのコミュニケーションの時間が圧倒的に減ったと思います。
あらゆるモノ、コトに関して、我慢することを覚えました(笑)。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

エピソードというほどのものではないのですが、Happyだと思う瞬間ベスト3!

1、週1日の自由時間に仕事仲間との飲み会に参加して熱く語り笑い、帰宅後に息子が寝ている隣にもぐりこむ瞬間。
2、息子を保育園にお迎えに行き、駆け寄ってくる笑顔をみる瞬間。
3、夜中にもくもくと自宅で仕事中、ボコボコと胎動を感じる瞬間。
どれも、仕事と育児の両方が自分にとってかけがえのないものであるということを認識させてくれる、Happyな瞬間です。

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

仕事をする時間の確保ももちろんですが、
それ以上に大変なのが業務外でのインプット&アウトプット時間の確保。
常に時間が足りない!状態なので、
家族以外の人とのコミュニケーションの時間、本を読む時間、考えを整理する時間などを作るのが大変です。
育児は予想外のことだらけなので、計画を立てて頓挫してしまうと辛いし、
かといって、時間ができたらやるスタンスではいつまでも出来るようにならないので、うまくモチベーションのバランスを取らなければいけないのも難しい点です。

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

人とのコミュニケーションに関しては、ランチや週1回の自由時間(その日は夫がお迎え担当)を活用。
子連れで会える人とは、休日の時間で楽しみます。
急に時間を作ることが出来ないので、1~2カ月先の予定を夫と常に刷り合わせながら早めに計画を立てるようになりました。
本を読む時間や、考えを整理する時間はやはり通勤中。
考え事や頭の整理は歩きながら、本を読むのは電車のなかで、などコツコツと少しずつで良いから前進するよう努力しています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

高村さんと息子さん

高村さんと息子さん

育児・・・大人のペースで考えないこと。「早くしなさい」「うるさい」を言わない。というのは自分に決めています。
また、息子がもうすぐ2歳という時期で、メキメキと自我が育っている半面、まだまだ言葉は充分じゃないので、うまく欲求を表現できずにイライラして泣くことも多いこの頃。泣いている理由、ダダをこねている理由がわからずに途方に暮れてしまうこともあるのですが、「この子はこの世に産まれてまだたった1年ちょっと。私は32年。」と思うと、自分がイライラせずに対処できるようになります(笑)。

仕事・・・なにごとも当事者意識を持って考えること。「フォロワーシップ」と「創意工夫」を心がけて行動すること。です。
当事者意識をもって貢献を考えることが個人と組織を成長させるんだという考え方は、今の会社の先輩方に教わったことです。
親からは一生社会に貢献し続けられる人間であれ、と育てられてきました。
女性だろうが男性だろうが、人たるもの後世に社会を引き継いでいく責任があるんだよと、小学生くらいから言われてきましたね(笑)。

バリバリなネット広告営業で出産を決意した時は、どんな心境でしたか?

念願の部長職を経験し始めて、1年経ったころの妊娠でした。
結婚して2か月、兼ねてから望んでいた妊娠はもちろん嬉しいことでしたが、
いざとなるとそれ以上に不安のほうが大きかったです。

自分が休むことは周りにどう考えられるだろうか?
その後復帰を望んでもらえるのだろうか?
部長としての成長もやっと少し感じられてきた矢先に、この成長をストップしてしまって良いのだろうか。など。

ただ、まだまだやりたいことがたくさんあるこのタイミングで子どもを授かり子育てを経験するのにも、きっとなにか意味があるのだと思い直しました。

20代で部長になったことで人間的にすごく足りない部分も痛感させられたので、
出産や育児を通して人間的に成長し、また仕事に活かしていこう。と。
そんな風に思って産休に入りました。

復帰してからは、営業部門からメディアの仕入部門に異動されて、何が変わりましたか?

一番変わったことは外出がなくなり、来客いただくアポイントばかりになったことですね!
同時に、接するのがクライアントではなくメディアの方々ということもあり
服装は大分ラフになりました(笑)。

仕事内容で言えば、「数字」以外で成果を出す難しさでしょうか。
営業は数字達成が一番のミッションであり、自分がクライアントと直接会話し提案することが出来ますが、
仕入部門は間接的にクライアント状況を把握し、それを踏まえてメディアの情報を収集したり交渉したり、
またそれを全体の方向性としてまとめて発信しなければなりません

営業部門と比較すると、確かに追い立てられるような忙しさではなくなりましたが、
自部署のあるべき姿に向けての課題は山積みかつ複雑で、PCに向かって腕を組み、頭を抱え込む時間は長くなりました(笑)。

ワーママはまだ前例が少ないと思いますが、社内、経営陣からはどう見られていると思いますか?

社員の平均年齢的にも、今まさにワーママがどんどん増えている真っ最中です。
が、復職後もリーダー職かつ時短ではない勤務を選択をしているという点で、まだ前例はほとんどありません。
私自身、復帰時にかなり迷いや葛藤があり、人事や経営陣と面談を重ねた上での選択だったので、
同じような選択をしたいという人を少しでも勇気づけられる存在になれればと思っています。
経営陣からは、手段方法はどうあれ、会社へのポジティブな影響を発していくことを期待されているだろうなと思います。

社内カップルの高村さん。お互いに仕事の楽しさ、大変さを理解しやすいのではないかと思うのですが、パパの家事育児コミットはどんな感じですか?

親になってから刷り合わせたルール(スタンス)としては、どんなに前日の帰りが遅くても、朝ご飯は必ず子どもと一緒に食卓を囲むこと。
基本的に子どもが起きてる時間には仕事をしないこと、と二人で決めています。

家事育児分担に関しては、
平日は早朝会議が無い限りは保育園への送り担当、週1回は18時に仕事を切り上げてお迎え担当をしてくれています
休日は、外遊びとお風呂担当でした。

第二子妊娠以降は悪阻などで私の体調が安定しない時期もあり、
平日の朝ご飯作り、食器洗いはほぼ毎日してくれるようになりました。
休日も洗濯掃除、三度の食事作り、スーパーへの買い出しなど、自ら積極的に動いてくれるように!
元々はそういう(家事をする)タイプの男性ではなかったので、幾度もの話し合いやお願いを経て、今の状況があります。
相手の価値観を受け入れ変化しようとしてくれる姿勢をとても尊敬しています。

あるとき、私が朝早い会議で家を出なければならなかったときに息子がすごく愚図っていた時がありました。
私が息子に「ごめんね。ごめんね。」と言っていると、
「家族なんだから、3人で協力し合って当然だよな。」と息子に言ってくれていたその言葉に、とても救われたことがあります。

ワーママが働きやすいように社内にはたらきかける活動をされていきたいとか。その想いを是非教えて下さい!

私自身が復帰して感じたことは、
1.産休育休~復職に対してポジティブに応援してくれる雰囲気が多く、働きやすい会社であること。ベンチャーなので会社の歴史も長くはなく、固定概念がない。
2.平均年齢がまだまだ若いこともあり、時間に制限をかけることなくひたむきに仕事での成長を追い求める社員が多いなかで、ワーママはやはりマイノリティだな~ということ。

つまり、2.がゆえにワーママとしての勤務価値を過小評価し、黙々と働いているママが多いのですが、実は1.という環境だからこそもっともっと改革を起こしていけるのではないか、
ワーママだとしても会社に成果を貢献できている実感をもっと感じることが出来るんじゃないか、と。

働くママの権利主張ではなく、更なる活躍を後押しできるような活動をしたいですね。そしてそれが後輩女性社員のキャリア選択肢の参考になれば、と思っています。

ネット広告営業で「ロールモデル」を求める後輩にメッセージをお願いします!

業界もまだまだ若いこともあり、ロールモデルとしてのパターンは少ないかもしれません。
でも、だからといって自分の可能性や欲求を諦めたりしないでほしいと思います。
「みんな違って、みんな良い」のです。
20代だろうが、責任のある仕事を任せてもらえる可能性が高いのもこの業界に良いところですし、
どんどん経験を積んで、出産後の選択肢を増やして欲しいと思います。
型がないぶん、周囲の方々の理解や協力も柔軟にいただける環境ですよ!

最後にメッセージをお願いします!

仕事と親業の両立は大変なことも多いですが、
長い人生のうちでこんなに幸せな時期はないんじゃないかとも思います。
私は、30代、40代、50代、60代、70代と年代別の大まかな目標を立てることで
今と未来を楽しむ工夫をしていますが、これがすごくおススメです☆
働く母親が、日本を元気にできるはず!
ポジティブに日々を楽しみましょ~♪

(インタビュー担当:椿)

2013年7月22日 0 comment
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