今回のパワーママインタビューは、時短制度を利用しながら出版社で働く齋藤珠希さん。
いつも笑顔で楽しそうな珠希さん、自分らしく仕事と育児を両立されています。
時短制度をうまく活用し両立していく秘訣や、ご自身が携わっていらっしゃる『東京ワーキングママ大学』についても伺いました!
プロフィール
・氏名:齋藤珠希(さいとうたまき)
・出版社勤務
・簡単な経歴:1999年IT企業に新卒入社、人材開発部に配属。2000年に現在の出版社に転職。米国や北欧企業とのジョイントベンチャー、電子書籍販売会社への出向を経て、2007年出産、2009年復職し現在管理部に所属。2017年3月末まで育児短時間勤務で勤務。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:40歳
・お子様の年齢:9歳
・ワークスタイル:2時間の時短勤務
現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。
資金管理、社員研修や人事制度作成運営に携わっています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6:30起床
7:00家族3人で朝食
8:00家族3人で通学・出社
9:00出社
15:45退社
16:45学童へお迎え
18:00主人が帰宅・家族3人で夕飯。その後家族団らんや勉強タイム。
22:30家族3人で就寝
出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?
人に頼ることができた事です。
出産までは「私一人で頑張らないと」「私一人で何とかしないと」と気負って生きていましたが、生まれてみた我が子にはプレゼンテーションも、ロジカルシンキングも、交渉も全く通じない!笑 こりゃだめだと思い、それから、人に頼ったり、弱みを見せたりできるようになりました。娘には感謝してもしきれません。
ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?
実は、2時間も時短をしておきながら、娘が小学校に入ってからはほとんど夫が家事も子育てもやってくれています。夫は新卒で入った会社で「残業は悪だ」と徹底的に教え込まれたそうで、夫の最初の上司にいつかあったら深々とお礼を言いたいです。
3年前お子さんが小学校に上がられたそうですが以前と働き方などを変えられましたか?『小1の壁』は感じましたか?またどう乗り越えましたか??
当社の場合小3の3月末まで時短制度が使えるので、小1の壁は全くありませんでした。むしろ小学校の立地と自宅の位置関係から、夫がお迎えや夕飯づくりなどに参画できるようになり、比べ物にならない程楽になりました。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!
・育児では・・・とっても明るくて面白い娘と接する毎日こそがプライスレスです。
・仕事では・・・時短制度で働いていても基本的にはフルタイム社員分の仕事が与えられているので、時間当たりの生産性の高さを徹底的に高めてくれました。
育児&仕事をしていて一番大変なことは?
・育児では・・・赤ちゃんの時に夕方になるといつも大きな声で泣いていた事。母乳がダメなのか私の育児がダメなのか相当自分を責めて落ち込んでいました。その頃の自分に会う事が出来たら肩をぱんぱんと叩いて、大丈夫・大丈夫!と一緒に笑ってあげたいです。
・仕事では・・・いかに定時内に全てを終わらせるか。これに尽きます。
それをどうやって解決していますか?
仕事のスキルを上げるのと関連部署の方々と良好な関係を作っておくことです。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
・育児では・・・1つ1つのやり取りを丁寧にすること
・仕事では・・・感謝を伝える事
たまきさんは『東京ワーキングママ大学』でプロボノ活動をされていると伺いました。どんなことをされているんでしょうか?何がきっかけでプロボノ活動をするようになったのですか?また、『東京ワーキングママ大学』についても教えてください。
東京ワーキングママ大学は、セカンドキャリアを目指すママの挑戦を支援する子連れで参加できる実践重視のビジネススクールです。私は毎月行われる「オープンカレッジ」のディレクションを行っています。企画会議を行い、講師へ登壇交渉、企業様へ会場を無償で提供頂けるように交渉し、プログラムを作成し、当日の運営まで、ボランティアで行っています。今の仕事は外部の方と接する機会や交渉、企画をする業務があまり多くないので、仕事に役立つかもと思って参画しています。様々な業種職種の方と一緒にボランティア活動することは私にとって大きな実りとなっています。ちなみにきっかけはこちらのパワーママモーニングで出会った方からのお声がけなんですよ。
これからの目標を教えてください。
・育児では・・・娘に「楽しんで生きる力」を身に着けてもらう事
・仕事では・・・社員の皆さんが生き生きと仕事ができるような会社にする事。
サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!
私は期間最大まで時短制度を使いましたが、シッターさん等と協力してキャリアを伸ばす生き方もありだと思います。中途半端が一番いけないかなと思います。みなさん自身が納得して育児と仕事ができる方法がみつかるといいですね。
インタビューby 柴田広夢