今回のインタビューは、株式会社オプトの藤森裕子さん。復職して1年とちょっとが経った最近、成果が評価され、所属する本部で表彰を頂いたそうです。
ご自身を「普通の母親で、普通の会社員」と語る藤森さんですが、使命感を語る姿はとても輝いていて素敵です。
ライフステージに応じて働き方を変化させたい、ゆくゆくはキャリアアップをしていきたいと、自分の言葉で上司に伝える努力もしているそうです。
日々の努力を支える想いと、家族の存在。
ぜひご覧ください。
プロフィール。
・氏名:藤森 裕子
・会社名:株式会社オプト
・職種:BPO運用管理
・簡単な経歴:
名古屋大学卒業後、飲食店向け広告代理店で営業を経験。
現在の会社に転職し、メディアアシスタントを経て、オペレーション担当として6年間勤務。
育休後、BPOパートナーの管理担当として復帰。
・居住地:神奈川県
・年齢:30歳
・子供の年齢:1歳11カ月の男の子
・ワークスタイル:時短勤務、正社員
現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。
BPOパートナーとの取引窓口として、社内の各部署とBPO先とをつなぐ役割です。
BPO先の工数管理や業務改善だけでなく、BPR的な視点での社内のフロー構築にも携わっています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6:00 起床→朝食準備(夫)
6:20 朝食
息子着替え(手が空いている方)
お風呂そうじ、ゴミ出し、皿洗い(夫)
洗濯物干し、身支度
7:40 夫と息子の見送りした後、たまに掃除
9:20 出社
13:00 ランチ(一人のときは、読書、レシピ検索、保育園への提出物作成などの自由時間にあてる)
17:30 退社
18:40 保育園お迎え
19:10 帰宅→息子夕食準備
19:20 息子夕食
20:00 お風呂
20:30 息子と遊ぶ
21:30 息子寝かしつけ→大人の夕食準備
22:30 夫帰宅→大人夕食
22:30 皿洗い(夫)、洗濯物たたむ、保育園準備、翌日の洗濯予約セット
23:00 気力があれば自由時間(ほとんどない…)
24:00 就寝
旦那様との育児家事分担などはどうされていますか?
夫は一人暮らしをしたことがないので、同棲時代にトイレ掃除からやり方を教えました(笑)
今では、家事は男女ともにやるべき仕事、という考えの持ち主になり、
家事も育児も分担して協力し合っています。
平日は帰宅時間が遅いので、朝食の準備など朝からフル活動!(私よりも早起き!)
月に2回のペースでお迎え担当もしてくれています。
私はその時間に友達や同僚など外の世界と交流をもつことができ、
貴重なリフレッシュの時間になっています。
私一人で家事も育児もこなすことは到底無理なので、、、
夫と二人で日々を乗り切っています。
夫はこの生活の命綱であり、強力なパートナーです。
仕事も育児もプライベートも諦めないでいられるのは夫のおかげだと、感謝しています。
(あまり言葉にできなくて反省ですが…汗)
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
育児では、限られた息子との時間を穏やかに過ごせること。
息子はひとときも動いていない瞬間がないくらいのやんちゃ坊主で、
0歳の時点で、彼と一日中一緒にいることに限界を感じていました(笑)
一緒に過ごせる時間は減りましたが、その分限られたコミュニケーションの時間は濃密になりました。
仕事では、産前よりも仕事へのモチベーションがアップしたこと。
お恥ずかしながら産前は、いつか出産もするだろうし、
自分のキャリアなんて考えられない、と何となく働いていたところもありました。
それが息子を産んでからは、
男性も女性も当たり前に育児をして、当たり前に働ける世の中であってほしい、
そんな夫婦の姿を息子に見てもらいたい、という思いが生まれ、仕事へのモチベーションが上がりました。
小っちゃな使命感のようなものです(笑)
今は時短で働いていますが、短時間に集中してメリハリつけて働く、
というスタイルが自分の性格にも合っていて、仕事ができることを幸せに感じます。
働き方が評価されて、本部内で表彰されたこともうれしかったですね。
なんと!素晴らしい~~!(パチパチ☆) 是非、表彰された理由を教えてください。
地方BPO拠点の工数を、過去最小までに抑制したことを評価されました。
時間に制約のある中で、どうすれば効率化できるかを常に考え、パートナーとのコミュニケーションを積み重ね、無駄を減らし続けた。育児と仕事を両立する好事例と本部長に仰っていただきました。
育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?
一番は自分の体調が崩れたときです。
日々の生活がどれだけ綱渡り状態だったのかを気づかされます。
家族それぞれの健康の上に成り立っている生活なので、
一つの歯車が止まれば、全てが止まってしまいます…
今年の4月1日、息子の新しい保育園の入園式だったのですが、
私はその日にインフルエンザにかかり、仕事はもちろん、一週間送りも迎えも、家事も、全てができませんでした。
慣れない保育園に戸惑う息子をフォローできなかったことは本当に辛かったです。
それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?
その時は夫の母にヘルプを求めました。
この経験があって、夫の母にも日頃からなるべく身近で息子と関わってもらいたい、と思うようになり、
週末は一緒に食事をしたり、先日も家族3人+母とで旅行に行きました!
それでも完全なリスク回避はできていないと思うので、、、とにかく健康第一ですね。
協力し合えるママ友がほしいな、と思ったり、
家事のアウトソースも利用したいな、と考えています。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
育児では、一個人として向き合い、子どもと同じ目線に立つこと。
なるべく息子の気持ちを想像し、大人の都合を押しつけないように心がけています。
仕事では、先回り、主体的に、周りを巻き込む、ですね。
残業ができない立場なので、トラブルが起きてパートナーさんに迷惑をかけないよう、事前に道を整えておいたり、
何かが起きたときに自分しか対応できないという状況にならないよう、
日頃から周りとコミュニケーションを取りながら仕事を進めるようにしています。
働きたくても働けない女性が現実にいる中で、
経験を活かせる仕事を与えてもらっていることに感謝しています。
しっかり貢献しなければ、と思いますね。
今の目標は何ですか?
これから先、家族が増え、もっと子育てに集中したいときもあれば、
もっと仕事を頑張りたい、と思うときもくると思います。
ライフステージに合わせて働き方が選べるように、そういう仕組みが作れるようになりたいですね。
今は通勤時間とお迎え時間の都合上時短勤務をしていますが、
ゆくゆくはフルタイムに戻りたいとも思いますし、キャリアアップもしたいです。
とはいえ、まだまだワーママ2年生なので、、
まずは目の前の仕事に丁寧に、存在価値を高めることからですね!
最後にサイトをご覧のみなさまへ、メッセージをお願いします!
私は普通の母親で、普通の会社員です。
バリキャリでもなければ、ゆるキャリでもないかもしれません。
だからこそ、育児と仕事を両立することは、
何かものすごい能力をもっているか、何かを諦めるか、のどちらかではないんだ、
と身をもって体験することができました。
両立の仕方は人それぞれですし、
むしろ、試行錯誤しながら自分なりの道を開拓していくことで、
成長したり、輝けるんだと先輩ママたちを見ていて感じます…!
そんなパワーを与えられる女性に私もなりたいです★
インタビューby高村