今回のインタビューは、3/12(水)のパワーママモーニングのゲストにお越し頂く、産婦人科医の吉田穂波さんです!
産婦人科医の仕事と、3人の子どもの子育て、そして受
Newsweek日本版で行われたこちらのインタビューでは、アップされると同時に1400を上回る「いいね!」がつき、1万8000回もリツイートされるほど反響を呼びました。
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2013/10/post-270.php
働くママの時間術と、目標をかなえるためのマインドセッ
パワーママプロジェクトからは、よりママ目線でのインタビューをさせて頂きました。
こちらは、最近の家族旅行の写真から。四人の女の子と生後三か月の男の子と一緒です。
−プロフィール
1998年 三重大学医学部医学科卒業 聖路加国際病院研修医入職。
2000年 聖路加国際病院産婦人科医員
2001年 名古屋大学医学系大学院博士課程入学、分子生物学の研究を始める。
2004年 名古屋大学医学系大学院博士課程卒業 ドイツ連邦共和国フランクフルト市Gyn.-Team Frankfurt Sud(フランクフルト南女性医療チーム)産婦人科研修
2004年 第一子をフランクフルトで出産。翌年ロンドンへ渡り、The Beechcroft Medical CentreでGPの医療を学ぶ。日本帰国後はウィミンズ・ウェルネス銀座クリニックで女性総合外来に尽力。
2006年 第二子を日本で出産。アルテミス宇都宮クリニック産婦人科兼任
2008年 第三子を日本で出産一ヶ月後より米国ハーバード公衆衛生大学院留学。
2010年 ハーバード公衆衛生大学院修士課程卒業。公衆衛生修士号取得後、ボストンで第四子出産。安倍フェローとして、同大学院の研究職を得る。
日本では多くの研究組織や医療機関で医師として活躍。
2011年 3月11日の東日本大震災後は日本プライマリ・ケア連合学会の被災地支援派遣医師として石巻地区の妊産婦支援プロジェクトを担当し、地域の母子保健システムのサポートを行う。
2012年より国立保健医療科学院 生涯健康研究部 主任研究官
2013年 第五子出産。4女1男の母
−現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。
現在、医療保健分野の研究・
医師・保健師・医療従事者・研究者の育成、母子保健研究、災害時の母子保健システムに関する研究、
−もともと産婦人科医を目指した動機を教えてください。
参照:http://careeus.com/job_
私は3人兄弟で、弟が2人います。いちばん下の弟は、
1,000グ ラム未満で生まれた赤ちゃんは「超未熟児」と言われ、
弟も、生まれてすぐに入院となりましたが 、病院の方たちに助けられて何とか回復し、今では、
−平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
3:00~4:00起床 勉強
6:00 家族を起こす
6:30~7:00 朝食
7:30~8:00 保育園に送り、出勤
9:00~17:15 勤務
18:15 保育園お迎え
18:30~19:00 夕食
夕食後は子どもの宿題、本読み、遊び等
20:00~21:00 就寝
−旦那様との育児家事分担などはどうされていますか?
夫はお皿洗い、洗濯、ゴミ出し、子どもたちをお風呂に入れる&
私はそれ以外の細かいこと、料理、
−ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~! と思うHappyなエピソードを教えてください。
仕事と家庭と両方を持っていると、相乗効果が産まれます。
また、ストレスの相殺効果もあります。
たとえば、仕事で煮詰まって、あるいは、人間関係で躓くとき、
でも、土曜日・日曜日に、関心のある研究会や集まり、講演会があるのに参加できず、子どもたちとずっと過ごしていると計画通りに物事が進まず、何も収穫がないように感じることも。
相乗効果についてはこちらでも取り上げていただきました。
女性医師が辞めていく現状を何とかしたいと企画されたフォ
http://www.niigata.med.or.jp/
現実は、本当に毎日バタバタです。特に月曜日の朝は本当に大変で、子ども達が何となくまだ甘えたいのかぐずるんです。
子ども達を送り届けたその瞬間から、ちょっぴり切なく、でもすごく解放された気持ちになります。
仕事に向かえるのがうれしいという感じですね。
子どもが出来て改めて、自分がどれだけ仕事が好きなのか、働きたいのか、よくわかりました。
私の場合は子どもと離れているとますます子どもがかわいくなるというタイプですので、
仕事で疲れていても、お迎えに行って子ども達から「お母さん!お母さん!」と言われるとすごく癒されます。
仕事と家庭をうまく行ったりきたりするほうが私にとってはストレスの少ない生活になっている気がします。
−育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?
時間のやり繰り。拙著『「時間がない」からなんでもできる!』(http://amzn.to/13xl7rI)でも、具体的なノウハウを書かせていただきましたが、今でも試行錯誤で、もっといい方法はないかな?と実験し、研究しているところです。
−それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこう としていますか?
子どもは私の傍らに座らせ、
−育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
−研究所のお仕事に加えて、全国各地での講演、最近はコーチング も学ばれているとか。お子さん5人分の相手や生活環境の用意など も含めると、頭の中は混乱したりしないのですか?ご著書でも同時 並行を楽しむと書かれてましたが、場面によって頭を切り替える工 夫や秘訣などはありますか?
子どもたちの話を同時に聞いて、小学校、保育園、
私は、同時に色々しようとすると、どうしても忘れ物が多く、「
例えば、ある日の朝は
長女:今日は習字で~~が要るんだった!
次女:連絡帳がないよ~!
三女:牛乳下さい!
四女:○○(自分の名前)のスプーンは?
と、同時に私に聞いてくることも。
台所に行き、
でも、
−三カ国で、5人の出産を経験されています。 どこの国での出産が良かった、や、 2人め以降のタイミングに迷われているママたちへ、 アドバイスをください!
妊娠中のケアのきめ細やかさや出産の快適度は日本が一番!
でも、産婦人科医や小児科医が少なく、
第一子を出産したドイツのフランクフルトも、妊娠・
例えば、妊娠中に助産師さんが家庭訪問してくれて、
食事、ハーブティ、など生活面のアドバイスも豊富でしたし、
助産師さんたちが、当然と言わんばかりに
「お母さんがハッピーなら、赤ちゃんもハッピーなのよ!」
と、お母さんを大事にし、
http://business.nikkeibp.co.
http://www.blog.crn.or.jp/
−今もっともご興味のあることは何ですか?( 仕事でも育児でも可)
自分をどうしたらもっと多くの人のために活かせるか
どうしたらもっと人の役に立てるか
10年後、100年後、1000年後の子どもたちのために、
を常に考えています。アドバイスがありましたら、お願いします!
−最後にメッセージをお願いします!
同じ働く女性として、同じように人生の様々な要素を味わい、
色んな立場で考え、
家族みんなで訪れた、沖縄の美ら海水族館で。
インタビュー by 高村奈津子