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役員

中村僚子さん
中村僚子さん

中村僚子さん

プロフィール

・氏名:中村僚子
・会社名:ロータスライフ株式会社
・役職名:代表取締役
・職種:結婚相談所業
・簡単な経歴:大学卒業後、旅行会社、リスクコンサルティング会社人事総務、金融系ベンチャー企業役員、認証保育園設立、上場会社社長室長などを経て、婚活サロン・ロータスマリッジを開業。

「相手の条件」「自分磨き」よりも重要なこと、「自分を知ること」をキーワードに自分の価値観・人より優れた能力がわかる統計心理学i-colorを学ぶ講座も開校している。

・居住地:東京都千代田区
・ご自身の年齢 :42歳、1976年
・お子様の年齢 :13歳、2005年、8歳、2010年
・ワークスタイル:会社経営、自宅で事務作業をしたり外で打合せしたりしています。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

本気で結婚したい独身男女のための結婚相談所「婚活サロン・ロータスマリッジ」を運営しております。
大手の結婚相談所連盟に加盟し全国約6万人の会員の中からのお相手選びに加え、仲人のネットワークを活かし、独自のお見合いパーティーや私の人脈を使っての合コン開催、日本を越えて海外の方とのお見合いなども行っております。
女性会員同士のお茶会やイベントなども数多く企画しており、会員同士の横の繋がりも大事にしています。同年代の同じ目的をもった異業種の友達と出会えることも特徴の一つです。
また「相手の条件」「自分磨き」よりも重要なこと、「自分を知ること」をキーワードに自分の価値観・人より優れた能力がわかる統計心理学i-colorを学ぶ講座も開校しています。
http://lotus-marriage.com/academy/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5時 起床
家事、身支度などをしながら次女、長女を起す
7時頃 朝食
7時半頃 長女登校、次女登校、主人出勤
8時 後片付け、家事
9時頃 仕事
その日によって、家で事務作業をしたり、アポイントがあれば出掛けたりしています。
最初のアポイントが遅ければ皇居ランに行ったりする日もあります。
途中に一度帰宅して夜ご飯を作って、またアポイントに出掛ける日もあれば、
夕方帰宅し、夜ご飯を作る日もあります。
19時頃 夕食終了
仕事、お風呂、子ども達との時間、明日の準備など
23時半頃 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

私の人生そのもの。
子どもが生まれることによって、出来ないことよりも出来ることが増えたと思います。

物理的な時間の制約があったとしても私の人生は大きく広がり視野が広くなりました。
ワーキングマザーという共通点があるからこそ、それまでは出会うことのなかった方々と出会え、大人になってから心から信頼できる仲間と出会うことができました。

中村さんファミリー

中村さんファミリー

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

毎年母の日にはこれでもか!ってくらいのスペシャルなプレゼントを贈ってくれます。心を込めて書いてくれた手紙や手作りのコルクボードなど。

そこには、「ママいつもありがとう。」「ママがママで良かった」「ママ大好き」といったような言葉が並べられています。

こんなに純粋に自分を認めてくれ求めてくれる存在に出会えるなんて本当に幸せです。娘たちには大した事は出来ていないと思いますが、常に前を向いてどんな事があっても負けずに人生を楽しみながら働き続ける姿だけは見せられているかなと思うので、そんな姿を見て何か感じてくれているのかなあと思います。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

やはり娘たちが小さい頃はやりくりが大変でした。
私の実家は関西、主人の両親も近くにはおらず、次女を妊娠中に義母がその1年半後に義父が他界してしまいました。
長女が小さい頃は初めての育児に戸惑い、保育園に通うようになってからも綱渡りの日々だったように思います。病気の時は、お互いどうしても仕事を休めない時は病児保育を探したり、新幹線で新大阪まで連れて行って母に預けてそのままトンボ帰りで東京へ戻ってきた事もありました。
次女を妊娠中私は悪阻がひどく入院となったので、実家から母に来てもらったり、長女が実家に行って数週間過ごしたりしました。今思い出しても、よくやったなあと思います。

それをどうやって解決していますか?

夫婦で力を合わせてやりくりするのはもちろんの事、近所のママ友、近所の方、ファミリーサポート、保育園、病児保育、自分の家族など周囲のあらゆる方々に助けてもらったと思います。心配しても仕方がない。なるようになるんだと思います。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

自分が活き活きしていること。
育児において大事な事って、子どもに何か与えたり、してあげたりする事ではなく、一番身近にいる大人である親が活き活き生きる姿を見せることであり、それは活き活きと働く姿を見せることであると思います。
子ども達が大人になって働くということが楽しみで居られるように私自身が今の自分を好きでいられるように育児も仕事も取り組んでいます。

この仕事を始めたきっかけを教えてください。

6回の転職と数回の起業を経験

私は大学卒業後6回の転職と数回の起業を経験しています。

これらの転職のキッカケが自ら応募したものはなく、全てお誘いを受けての転職でした。
在職中に誘われた事もあれば、次が決まっていないのに会社を辞めた事を知った人からお誘いがあったり、間を空けずに転職を繰り返す事が出来てしまいました。
その時の私の価値観が、自分がこれをやりたい!というものではなく、「自分が必要とされている!」という事だったのです。こんな何もない私を必要としてくれている人がいる、必要とされる場所がある、その事に価値を見い出していました。
そして経験と歳を重ねて行く中で社員としての転職ではなく、経営にも関わっていくようになりました。

保育園経営に参画、そして辞任

そんな中2013年に知人からお誘いを受けて保育園経営に参画することになりました。
ワーキングマザーにとって一番の悩みが子どもとの時間の確保や子どもの教育に関してなどだと思います。そんな私にこの保育園経営の話は、保育園に預けながら国際バカロレアというカリキュラムが学べ、シェアオフィスを兼ね備え、子どもの教育とワーキングマザー支援を両方行うというもので、私のど真ん中に刺さりました
当時は都心から離れた場所に住んでいたのですが、開園する保育園が千代田区だったので、保育園の経営陣なんだから何かあった時は30分以内にかけつけなければいけない!なんて思い、当時住んでいたマンションに引っ越しをして2年ほどで家を売ってしまい、家族を巻き込んで引っ越しまでしました!
都心への引っ越しなので、部屋も本当に狭くなり、前の家の家具(長女の学習机を含む)はほぼ全て処分したり、家電もサイズが合わなくて買い直したりしました。長女も小学校を転校、次女も保育園を転園しました。
そこまでして人生をかけた事業だったにも関わらず、何をやるかよりも誰とやるかが大事だという事を身を持って学ぶこととなりました
ある事がキッカケで私は辞任せざるを得ず、また無職となりました。

上場会社へ転職、上場廃止、財産を失い、無職に

そんな時に以前からの知り合いからお誘いがあり、とある上場会社へ転職します。
その上場会社の株も転職後すぐに上手い話に乗ってしまい、株を合計800万円ほど買ってしまったのですが、入社3ヶ月後に金融庁の強制捜査が会社に入り、その後坂道を転がるように会社はどんどん縮小していき、入社半年後に会社都合で退職。会社も上場廃止となりました。職を失い、財産を失い、全て失ったように感じていました。
この後自分がどうすれば良いかわからず、自分は一体何をしたいのか、転職するにしても転職6回の私を雇ってくれるところなんてない。転職活動も少しやったのですが、やはりダメで、自分が本当にどうしたいのか見つけるために、ある学校に通いました。

人生のドン底を経験

通っている最中に追い打ちをかけるように人生のドン底を経験する出来事がありました。なんと金融庁の強制捜査がある日突然自宅に入ったのです。私は金融庁で取り調べを2日間受けました。
私への疑いは晴れましたが、この時は本当に「私の人生は終わった。この先私はどうなってしまうんだろう。また家族と会えるのだろうか」と本気で思いました。

ドン底を経験を経て、気づけたこと

そんな経験を経て、やっと気づけたことがあります。

この先の私の人生に不必要なものが削ぎ落され、ここで人生が強制終了され、そして自分にとって必要なものだけが残ったということ。変わらずに私を応援してくれる家族と仲間がここにいるということ。
私が長年一緒に働いてきた上司からいつも、「綺麗事で仕事ができるか!君の考えなんてどうでも良いんだ!」というような事を言われ続けていました。年齢も離れていましたし経験値も全く違うので、私の考えが甘いんだ!世の中とはそういうものなんだ!仕事とはそういうものなんだ!と自分に言い聞かせて働いてきました。でもそんな上司が金融庁の捜査を受け逮捕される中で、やっぱり、自分の信念を曲げちゃいけない!綺麗事で仕事してやる!人の幸せに尽くせる仕事がしたい!と心の底の底から思いました。

そして、自分に今あるものが家族であり、これからの私の人生は人の幸せに尽くせる仕事がしたい、「ありがとう」と直接言ってもらえる仕事がしたい、心底そう思い、色々とリサーチして行く中で、結婚相談所という仕事があるという事を知り、「これだ!」と思い、今に至っております。

今後、どうしていきたいと考えていますか?

「やりたい事がわからない」「自分の使命を知りたい」と思う方が多いと思います。私もそうでした。大学を卒業してからずっと探していました。でも自分の経験を通して確実に言えることは、目の前の事に懸命に取り組んでいれば、間違った方向に向かっていれば上手くいかない、ある時、強制終了され方向転換されるのだと。人によってタイミングは様々だと思います。私は大学を卒業してから17年経ってようやく辿りつけました。

諦めなければ挑戦し続ければ必ず辿りつけるという事を伝えていきたいです。

プレゼン中の中村さん

プレゼン中の中村さん

今後の目標やプランを教えて下さい!

結婚したいと思う全ての人が結婚できる世の中にしたいです。
結婚が全てではないので、するのもしないのも自由ですが、「したい」と思う人ができる世の中にしたいです。人は一人では生きていけず、人によって成長し、人によって磨かれるものだと思います。生活を共にすることによってのみ得られる事も多々あると思います。そして次世代の人材の輩出育成にも繋いでいきたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

私が長女を出産した当時は、ワーキングマザーである前に一人の女性として、生き方・働き方を参考にしたい、目指したい、そんなロールモデルが身近にいませんでした。

今はこのパワーママプロジェクトをはじめ、いろんな働き方、生き方をしている人を知ることができます。今の自分は過去の自分が選択してきた結果です。人生迷うことの連続であり、決断の連続ですが、色んな方を参考にしても、最後は自分で決断するしかなく、決断したなら、全てに欲張りに全力で取り組んでいきましょう。

インタビューby 佐藤裕美

2018年10月5日 0 comment
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吉田さん@社内にて
吉田さん@社内にて

吉田さん@社内にて

プロフィール

・氏名:吉田 仁美

・会社名:株式会社ヴィックスコミュニケーションズ

・役職名:執行役員 

・職種:人事

・簡単な経歴:短期大学卒業後、フリータを経て、大手百貨点受付兼エレベータガールとして入社。

約1年務めた後、株式会社ヴィックスコミュニケーションズのコールセンターにアルバイトとして入社。

1年後には正社員として、コールセンタースタッフの管理、指揮をするように。セールスプロモーション、人財派遣、紹介業などの新規事業の立ち上げを経て、

2012年に女性初の執行役員に就任。現在は人事担当として、採用から人事制度の仕組み作りに携わっている。

居住地:横浜市

ご自身の年齢:34歳

お子様の年齢:3歳、1歳

ワークスタイル:基本的に時短勤務

現在の仕事の内容、ワークスタイル

モバイル事業、人財からIT・介護・教育・不動産事業など、 さまざまな事業を関東、九州、ベトナムにて展開している企業で、 人事責任者として採用から人事制度の仕組み作りに携わっています。

特に新卒採用では、履歴書、面接、グループワークなど全て廃止し、「365日職場見学・飛び込み飲み会・食事会参加歓迎」とインターンや社内交流をメインとする他ではない「選考なし採用(相思相愛、相互選考)」を取りいれており、内定辞退率0%を達成しています。

HP http://www.vix.co.jp/ 

採用特設サイト http://vix.co.jp/special/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 起床、朝ごはんの用意、メールチェック

6:00 下の子起床、着替え

6:15 上の子起床、着替え

6:30 夫、子供たちは朝ごはん、食べている間に自分の身支度準備

7:15 保育園に送る

9:15 出社

10:00 学生とのランチ、インターン対応、部下と打ち合わせ、デスクワークなど

16:30 帰社

18:00 保育園にお迎え

18:30 夕飯作り、子供たちに食事を食べさせる、夕食後は子供と遊ぶ

20:00 子供たちと一緒にお風呂

20:45 下の子の寝かしつけ、上の子と2人時間

21:15 上の子の寝かしつけ

22:00 掃除、洗濯、明日の保育園準備

23:00 フリー時間(メールチェックなどの仕事、テレビや本を読むなどその日の気分で。夫が早く帰れば一緒に晩酌)

24:30 下の子にミルク、おむつ替えをして就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

時間の使い方ですかね。皆さん、そうだと思いますが、これまでは自分を軸に使えていた時間が、出産をしてから全ての軸が子供軸になりました。例えばトイレ一つ行くにも行きたい時に行けない、いくら疲れていても休みの日も寝坊すらできない・・・。仕事でも、終わらなければ遅くまで残れば良いと、使えていたものが、子供のお迎え時間が決まっているから帰らないといけない。その為、時間の使い方を如何に効率良く使うかを意識する様に自然となって、仕事をしている時はいかに生産性をあげ密に使うか。子供といる時は日中一緒にいられない分トコトン本気で遊び、休める時は休むなど、1時間1時間、時間の大切さを感じて過ごす様になりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

・育児では・・・ある日、本当に疲れ過ぎていて「はぁ~疲れた・・・」とつい息子の前で言ってしまった時、息子が「ママ疲れたの?○○がギューしてあげる」と言いながらハグをしてくれた時。これだけで、どんな栄養剤なんかより元気になります(笑)

・仕事では・・・人事として仕事をしているのでメンバーの成長は本当に嬉しいです。特に新卒で入社したメンバーは、学生時代からみているせいか生みの親の気分。そんな彼らの成長は、小さなことから我が子と同じ様に喜んでしまいます。

吉田さんと二人のお子さん。

吉田さんと二人のお子さん。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

上の子の時ですが、復職して初めの1年は日々、もがいていた様に思います。

育児では、とにかく寝るのが下手な子で、寝かしつけの時は平気で1時間2時間泣き続ける。もしかして「病気なのではないか?」「私が仕事で日中いないからなのか?」など、今思えば、大した事じゃない事もいちいち敏感。そんな状態の中、仕事は仕事で、復帰したとはいえ、時間に制限ができた為、今までの様に動けないもどかしさに、「前だったら直ぐに対応できたのに・・・」と悔しい思いをする事も多く、ときには孤独を感じたり、当時は精神的に落ち込んでいる日々が多かったです。

それをどうやって解決していますか?

いい意味での開き直りですかね(笑)育児も仕事も時間が解決してくれる事が多いです。ですが仕事面では開き直りができたのが大きかったです。毎日モヤモヤが続いてばかりいて、「こんな心をどうにかしたい!」「もう限界!」と感じた時があって、その時に~今日は自分自身と向き合う~と決めました。

「何がモヤモヤしているのか」「何で落ち込むのか」「仕事はしたいのか?」などをワ~って書き出してみたんです。すると、意外に文字におこしてみると客観的に自分自身がみられて、モヤモヤの原因って大した事ではない事に気づけて(笑)そうしたら何だか「子供がいるんだモン、仕方がないものは仕方がない」と吹っ切れる事が出来、今までのモヤモヤが嘘の様に気持ちが楽になって(笑)子供がいる自分だからこそ!」と前向きに考えられる様になりました。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では・・・一方的に怒る事はせずに先ず、子供の意見を必ず聞く事、また、怒る時は「何故ママが怒ったのか」をしっかりと伝える事。あとは、遊ぶ時は子供と一緒に本気で遊ぶ事。

仕事では・・・対話をする事。本音でぶつかる事。

今年入社の内定者と内定式にて

今年入社の内定者と内定式にて

制度がまだ整っていないベンチャー企業で育児と仕事を両立するのは大変ではないですか?

復職した社員が、私が初だった事もあって、何が大変でどんな制度があると良いのか分からない状態でスタートしました。ただ、「あとに続くメンバーの為にも好きにして良いよ」という社長からの言葉もあって、好き勝手に「子連れ出勤」「子連れOKの社員旅行」「ママ会」など、自分が「こうだったらもっと仕事も育児も楽しめる」と思うことを取り入れてきたので、「ベンチャーだから両立が大変」と思ったことはなく、寧ろ「自由度がきくベンチャーで良かった」と感じることの方が多いかもしれません。

子供が1人から2人になって両立は大変になりましたか?

初めは、育児だけでも「お風呂はどうやっていれれば良いの?」「寝かしつけは?」「上の子は赤ちゃん返りするの?」など色々と育児面だけでも不安だらけでした。それにプラスして仕事と両立できるのか?と考えた事もありましたが、なんとかなります(笑)若干、子供が2人になる事で保育園の呼び出しが増える事があるかもしれませんが、子供が成長するのと同じで、1人目の時より母親としても意外と成長していて、子供の体調面を察知する能力は身についています。子供がそろそろ熱がでそうだな・・・と感じたら事前に部下やメンバーに早めに伝え、業務の引継ぎなどを済ませるなどして対応。勿論、体力的には子供が2人になると大変な時期はあると思いますが、家事など、手を抜く時は抜く!すると意外と1人の時と変わらず両立はできますよ。

今後の目標やプランを教えて下さい!

弊社は、まだまだ若い世代も多く、制度も環境も整っていないベンチャー企業。だからこそ、相撲部屋の女将さんの様に、メンバーたちの夢が実現できる様に全力でフォローをし続けていきたい。また、私自身が働くママとして「見えてきた事」「感じた事」を基に社内託児所、保育事業などを形にしながら、これからも「個人として働く自分」「育児をするママの自分」「妻として女性でいる自分」をバランスよく、常に目標をもって、欲張りに手に入れていきたいと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

今回、「パワーママ」としてインタビューをして頂きましたが、私自身まだまだパワーママというにはほど遠く、部下にもよく怒られているぐらいのヘッポコワーママです(笑)でも、そんな私でも何とかやれてます(笑)手を抜くときは抜いて、決して他とは比べない。「母は強し!」共にワーママとして支えながら、将来子供たちに「最高なパワーママ」と思ってもらえる様に今の大変さも楽しんでいきましょう。

2017年1月5日 0 comment
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吉田さん

吉田さん

 

プロフィール

・氏名:吉田 采都子
・会社名:Birthday Bank
・職種:執行役員 PR担当
・簡単な経歴:新東京リクルート企画 営業アシスタント ⇒ クリニークラボラトリーズ教育担当(半年で退職) ⇒ リクルートスタッフィング ⇒ EURODECOR インポートランジェリーバイヤー 出産後退職 ⇒ ガスト早朝アルバイト ⇒㈱リクルートエリアコミュニケータ(ママさん部隊の営業職)⇒ リクルート ホットペッパー街の生活情報G ⇒ Birthdaybank執行役員

・居住地:東京都台東区御徒町♪主人は生粋の江戸っ子です。

・ご自身の年齢:46歳
・お子様の年齢:息子17歳、娘7歳
・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 キッズパーティのデコレーショングッズなどのEC情報サイトを運営しています。
日本の誕生日をパーティにしちゃおう!欧米スタイルの憧れのパーティを簡単、華やか、便利に!がコンセプト。
付加価値のパーティ事業は、セレブ主婦をターゲットにした商品構成・戦略だったりしがちですが、働くママ世帯をとことんターゲティングしてます。
これから、その方向性が顕著にでてくるのでお楽しみに!!
まだまだスタートしたばかりで、できてないことだらけ!!
皆様、是非サイトをご利用いただき、ご意見をいただきたいです。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:45 起床 息子弁当作り でスタート
9:00  表参道のオフィスへ出社
      朝mtg  打ち合わせ 撮影 企画書作成
12:00  ランチ
13:00   打ち合わせ 商談 営業など
19:00   帰宅 祖母の家で食事(月~木は主人の母)木から土は息子かパパ
21:00    子供を寝かせる
~翌1:00  (仕事する時)持ち帰りの仕事やメール返信、など雑務ちょいちょい
        (仕事しない時)海外ドラマを見まくる♪息子やパパや友人と飲みにいったり♪遊びに行ったり♪
翌2:00ころ 就寝
※小学生の娘は、セカンドホームという地元の学習塾が併設している学童スタイルの施設で放課後すごしています。
学習塾が経営してるので基本21時まで子供をみてくれます。働く母にとってはとても安心できる施設です。
食事も手作りで校長的存在の方が70歳近い素敵なおばあ様でバツイチのワーキングママだった方。働く母の気持ちを理解してくれます。

 

パパやご両親などとの家事・育児分担はどうしていますか?

リクルートの激務時代は、家事全般と保育園の送り迎えなど私中心で担当してました。それが働くときの条件だったので。
念書をかかされました。
仕事が忙しくてその念書事項を破ると、毎回それが登場して怒られる日々。
結果をだして、収入が大幅アップしても、ちっとも私の待遇が変わらず、いつも頭にきてました(笑
 
ちなみにリクルート激務時代の息子 小学1年生当時は・・・・
6:00   起床 身支度 朝食 
7:30  息子は会社の近くの祖母の学区に通わせていたので江戸川区から御徒町まで車で息子を送る。
     (車の中でおにぎりをふたりで食べてました。)
8:00  誰よりも早く出社。企画提案書作成、原稿作成、営業シート入力など
9:00  チームmtg
10:00 営業スタート当時、銀座エリアを90件近く担当していたので、午前中から打ち合わせ、新規商談。
 (クライアントが飲食店だったので、担当者が出社してくるのが遅く、打ち合わせが午後からになりがちでしたが、できるだけ午前中から前倒しでできるようにクライアント様の方で私にあわせてもらえようにしてました。)
14:00  遅めのランチ
18:00  オフィスで振り返りmtgや原稿、企画書作成
※毎月の締切入稿前は、息子を先に迎えにいって寝かせてから、21時ころ会社にもどってまた仕事したり。
あの頃は新橋のオフィスと江戸川区の自宅を1日2往復したり・・・今、思い出すと・吐きそうです(苦笑)
リクルート時代のクライアントさんと

リクルート時代のクライアントさんと

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

とにかく、迷わなくなりました。

やるべき業務や目標を掲げてるとそんなヒマがない!!限られた時間を有効活用!

生産性が高く効率のいい働き方ができて、理想的なワークスタイルを確立できました。

当時、独身の後輩スタッフに相談をもちかけられる内容で多かったのは、
・結果が思うように出ない。どうやったら結果が出せるのか。
・自分の先のキャリアが見えない・・・(同期と比べて自身喪失してるケースが多数)、
・彼氏との恋愛の悩み・・・など、考えると悶々として出口がなくなるような内容が圧倒的。
私も独身だった時はそうだったからよ~くわかります。
そんな時よくアドバイスしたのは、
仕事を短期決戦スタイルにすること!
自分のもうひとつの大切な時間を創出して毎日を楽しむ!
女性は1日中仕事だけしてると、一時的に結果がでて評価されたとしても、続かない。
そう、続かないんです。疲れちゃう。そして怒りっぽくなって魅力的じゃなくなっちゃうような気がします。
柔軟性をもちあわせている女性の資質は生かさないと!
母の顔と仕事の顔と女性の顔!
その顔ごとに自身の強みや能力を最大限いかして、不可能を可能にすべく前倒しスケジュールと行動量で仕事に取り組む。
私の場合、そうせざるを得なかった状況だったわけですが。
結果、それが気持ちの切り替えができて
悶々と考え込むことなく、モチベーションを維持する事につながってたというわけです。
そうするとありえない事がいつもおこってました。
まさに奇跡的!
難易度の高い商談や繁盛店、人気店をことごとく担当できたのも、そのおかげ。
リクルート時代、心がけてたのは、トップセールスでいること!
息子や家族といる時は、楽しむこと(息子に癒されてましたけど・・・)
これをキープするには、
仕事面では数字を追うよりも、事業に新しい価値と共有をもたらす!念頭にすること。
それに向かって時間と期限を決めて迷わず進む。取り組む。前に進む。
前が見えなくて滞ったりするときも、腐らずグレず目の前の事を黙々と取り組む。
24時間仕事アタマにしないこと。強制終了的な切り替えが家族の存在。
ずーっと会社にいて、仕事はできない。だったら仕事できる時に
1分1秒も無駄にしないって気合いが当時はハンパなかったです。
月刊誌だったので締切り商売ってのも大いに関係してました。
大抵ファンタジスタな出会いがおこって、ビッグな仕事が舞い込んできました。
(誰も会えなかった社長とすれ違ったり、超キーマンとエレベータが一緒だったり
 商談してたら隣の商談ブースで聞いてた社長が絶賛して大きな契約をもらったり)
仕事は、結局、好きか嫌いか。ヴィジョンがあるかないかだと思います。
会社のせいでも契約のせいでも、誰かのせいにもせずに
迷わずつきすすめる仕事に出会う自分になることが大切だと思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

育児では・・・懸命に働いてると、子供は優しくて思いやりがある子になる!!

全く模範的は母ではなかった私。よく、芸能人やら文化人が尊敬する母の話をする時に
【母はどんなに疲れていたとしても、疲れた顔や発言をすることがなかった】
なんて聞きますよね。がびーん。
私の場合、クライアントにはイキイキ溌剌、笑顔で対応してるのに、
家に帰るといきなり、ひゃー疲れた~。肩もんで~。夜更かししてママとテレビ見よう~
なんて調子でした。
でも?だから??僕はママに元気を与える存在!だから助けてあげなきゃって思っててくれてるところがあるような気がします。(本当です!!)
息子はとにかく優しい!入稿時期の激務中なんて、明け方まで仕事してると、会社までのせてってあげるよ!って自転車ふたりのりでよく会社まで送ってくれて、お巡りさんに怒られました。(もちろん私が怒られます。おかーさん??なにやってんですかって)
そんな面白エピソードが満載です。
仕事では・・独身の時も仕事大好き人間でしたが、バランスが悪かった。
とにかく24時間仕事してたってへっちゃらなんて、そもそもダメなんですよね。ヒゲがはえちゃう。
ワーママになって、気持ちの切り替えと多面性を持てたことで、ぐっと仕事の効率と生産性があがって、本質的に会社に求められる人になれた。
45歳でやりたい仕事のチャンスを頂けたのも、
当時の働き方のスタイルと結果があってのこと。
飲み営業もゴルフの接待もせず(笑)好きな仕事のチャンスをいただけたのは
私がワーママだったからだって断言できます。

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

育児では・・・子供の病気と家事!!

超苦手。洗濯なんて洗って干してたたんでしまって。。。

息子のパンツと主人のパンツなんて見分けつかないし。

仕事 ・・・・細かい計算が苦手。特に清算とか。交通費清算が大の苦手。

過去してない時期ありまくり。

 

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

我が家ではインフルエンザ禁止令をだしてましたし、体調が悪いのは自己管理がなってないってことにしてます。自分も含めて。サプリを飲んだりランニングしたり、娘とバレエをしてます。

家事はベアーズ(家事代行サービス)さんに週1度きてもらってます。毎日きてほしい!!
娘さんんとバレエの発表会にて

娘さんんとバレエの発表会にて

育児と仕事、それぞれで番大事にしていることは?

育児でも仕事でも、心をオープンにしておくこと。人と自分を比べないこと。

目の前の事実が自分へのメッセージだって認識すること。出会いが悪い時は自分がイケてないとき。

 

これからの目標を教えてください。

育児では・・・彼らの刺激になる存在で居続けること。
仕事では・・・新しい価値を作る仕事をし続けたい。日々それを小さな小さな仕事や作業でも実感できる感受性を持ち続けたい。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

ワーママの選択をしたからには、仕事も家族もあきらめちゃダメ!高いヴィジョンを持って、柔軟性を最大限に生かして、とことん。

でも、正直、切り替え上手な私でも
折れそうな事は山のようでした。本当に。
ただ、言えるのは、子どもと家族に育ててもらってるなぁと実感してます。

リクルートの仕事をするにあたって

【子供の送り迎えも家事も今まで通りやります】と私が頼み込んで

スタートし、念書(!!)を書いてのスタート。

【今まで通り、4歳息子の送り迎えと家事全般は私がやります】

MVP表彰されても、事業初の殿堂入り営業として全社で表彰されたって、収入が大幅UPしたって全くそんなの関係なくて(ある意味すごい!)

この念書の条件で働くと約束したんだからやるのが当たり前!!の一言。

毎月の締切と尋常じゃない仕事量にもかかわらず息子の送り迎えから朝夕の食事や家事・・・・・本当にふりかえりると吐きそう!(今はかなり手伝っていただいてます)

でも、ホットペッパーの仕事は、天職だったし本当に楽しくて。

働かせていただいてる…と思い直して【やるっきゃないっ】て感じでした。

ただ、11年間、本当にシンプルに仕事ができたのは、

うるさい主人のおかげだったと今なら思うのです。

(当時は、本当にムカついてましたけど)

でも、あの頃よく当たるという占い師に観てもらった事があって、

『あなたのご主人が実はあなたを守ってくれてます。

あなたの仕事は数字の競争だけでなく、人の意識で色々悩まされることが多い組織。

でも、それに巻き込まれないで集中して仕事ができるのは、

この小うるさいご主人のおかげです』

と言われて、目からウロコ。ある意味そうかも!

シンプルにブレなく仕事に集中できるのはそのおかげかもって!

 とにかく、家族は大事。家族がいるから安心だし心も安定してるなって思えるようになって

忙しくても時間になれば、帰る場所があって大切な家庭があるってすばらしい。

大切にしなくちゃと思ってます。

 ママになってからの方が、私自身、効率よく生産性の高い仕事ができるって本気で思うし。私は、世の中、働くママが、家族でも評価されて社会でも評価される世の中になることが日本を豊かにするって信じて疑いません!!

 パワーママプロジェクト!心から応援致します♪

写真

(インタビュー担当:S)

2013年8月2日 0 comment
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