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小1の壁

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今回紹介するパワーママは、おもちゃメーカーのバンダイでお菓子の企画開発を担当している草薙綾さん。
綾さんはとにかくいつも明るくポジティブ!楽しくお仕事されているのはもちろん、今年小学校に上がった娘さんの『小1の壁』も「キタキター!小1の壁キター!」と家族で盛り上がって乗り越えているとか。旦那さんとは、お互いにLINEで子供と遊んでいる時の写真を送りあって、どっちがどれだけ楽しい事をしているか報告しあうという子育て分担術も素敵です。
発売されたばかりの「つくるおやつ」の開発秘話や、社内のママ達の集う会社公認のクラブ活動の様子についても伺いました!

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ご自身について教えてください。

・氏名:草薙 綾
・会社名:株式会社バンダイ
・職種 :企画開発
・簡単な経歴:雑貨などの企画デザインの会社を経て、2002年に㈱バンダイに入社。
カード事業部⇒アパレル事業部⇒ガールズトイ事業部
⇒2016年4月よりキャンディ事業部へ異動。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:42歳
・お子様の年齢:7才(小学校1年生)
・ワークスタイル:フレックス

 

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

主にキャラクターの「おまけ付お菓子」等の企画開発をしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00起床
8:00子供登校
9:00始業
17:30退社
18:00帰宅
19:00夕食←ほぼ夫が準備
21:00子供就寝←だいたい一緒に寝オチ
22:00~24:00大人就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

かなりの自分中心タイプだったのですが、子供や夫などいろんな目線から物事を見るように自然となっていました。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

夫:7、私:2、ご近所:1。夫は「家事・育児は俺が9割やっている」とか言いそうです。ご近所のみなさんには家族ぐるみでお世話になっています。お年寄りが多く、みなさん「孫」のようにかわいがってくださいます。

 

バンダイに勤務ということで、働き方が激しいというイメージなのですが、育休復帰後の働き方は変わりましたか?

私は復帰から現在まで「育児フレックス制度」を選択しています。
上司、同僚、家族と相談しながら、緩急つけて働けていると思います。
自分の担当商品につい没頭してしまうのは産前産後も変わってないので、協力してくれる家族に感謝です。

ちなみにバンダイでは、お子さんのいる社員に向けた「育児時短制度」や「育児フレックス制度」だけではなく、様々な家庭事情に対応するための「ライフサポート規程」が設けられており、不妊治療や子供の不登校、介護といったケースでも、時短やフレックス勤務を選ぶことができます。社員の事を家族丸ごと考えてくれていると感じます。

 

そうした中で、今年、社内で部署異動があったと伺いました。お仕事内容や働き方はどのように変わりましたか?

キャンディ事業部という食品を扱う事業部に4月から配属になりました。
シールやカードが付属した「おまけ付菓子」や、
手作りのお菓子が簡単に楽しめる「つくるおやつ」などを企画しています。
食品を扱うのは初めてで、専門用語を覚えたり、生産の立会いなどで、お菓子の工場に行ったり…まだまだ知らない事がいっぱいなのに、担当商品は日々進行しなくてはいけないので、猛ダッシュしながら修行中という感じです。
また、お菓子の企画については「ママ目線」の意見を求められる事も多く、今までよりも実生活の経験が業務に直結しています。
家でも、子供に新商品の試食や、試作検証をしょっちゅうお願いして一緒にやっています。
子供も「お仕事に協力している。」という実感があるようで、すごく真剣に手伝ってくれてありがたいです。

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お仕事に協力中の娘さん

 

また、世間で女性活躍等が取り沙汰される前から、社内でママたちを横断的につないで活動をされているそうですね!どんな活動をされているんでしょうか?

「子育てネットワーク」という会社公認のクラブ活動をとりまとめています。
主に、社内ランチ会やおでかけイベントなどを定期的に開催しています。
育休から復帰してきた人、これから産休に入る人、お子さんが成人されている人…
など、10年以上の歴史のある部活動だけあって層が分厚い!
「ワーママの宝石箱やー!」と叫びたくなります。
自分に近い環境の先輩ママに働き方を相談したり、子供の年齢が近いママ同士で子育ての悩みを共有できたりするのが魅力です。
普段は他事業部の方と話す機会もなかなか無く、ましてや先輩となると緊張してしまいますが、「子供がいる」という共通点のお蔭でつながれるのは、ワーママならではですね。年々部員も増えています。また、子供の声を商品に反映させられるので、社内の商品モニターやアンケートにも積極的に協力しています。

新発売の「つくるおやつ」シリーズでも試作品のモニターに沢山のママ社員とお子様が協力してくれました。いろんな事業部の人がそれぞれ違った目線で商品について写真付のレポートを提出してくれたのですが、目からウロコの貴重な意見ばかりなうえに、自社商品と子供への愛情があふれていて、すごくバンダイらしいなと感じました。

 

さらに、小1の壁についても伺ってよいでしょうか?!今年4月に娘さんが小学生になられたそうですが、どうですか??学校生活や初めての夏休みなどについても教えてください。

学校からのプリントに知りたい事が書いてないとか、PTAとか、友達関係とか…噂通りの現実を目の当たりにすると、「キタキター!小1の壁キター!」と家族で盛り上がっています。ただ、先輩ママ達からいただいた情報のおかげで、あまりネガティブにならずに済んでいます。
また、「子供が小学生になったら家に必ず誰かいるようにする」という家族の目標を、自宅兼店舗(1Fは夫のヘアサロン)にする事でかなえられたのも大きいと思います。学童に行きたくない日や、病気の時の自宅でのケアなど、子供の調子に合わせて受け止められるので、比較的ローストレスです。

そういえば、娘が夏休みに1人で私の実家にホームステイしたのには驚きました。
「まだ帰りたくないから残る!」と自ら志願して、延長1週間。
私の母と女2人の生活を楽しんだようで、真っ黒に日焼けして戻ってきました。
去年は「1人でお泊りは無理」と言っていたので、成長を感じられて嬉しかったです。

 

綾さんは娘さんといつも二人でいろいろなところへお出かけしてますよね。また、娘さんのファッションがとてもかわいい!!娘さんと過ごす時間でどんなことを大切にしていますか?

私の小さいころ、市販で「気の利いた子供服が売ってなかった」(母談)らしく、母が良く作ってくれました。お蔭で今でも洋服が大好きです。子供もオシャレを楽しめる人になったら嬉しいです。手作り服の思い出もそうですが、自分が子供の時に行って楽しかった場所、行きたかった場所、してもらって嬉しかった事、やりたかった事、ひとつひとつ子供と一緒に体験しています。覚えていてくれるかな…忘れちゃいますかね。ほぼ私の自己満足です。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

自分の企画した商品を子供が喜んでくれたとき。モノづくりに関わる人の醍醐味だと思います。

 

 育児&仕事をしていて一番大変なことは?

なんとかなっているので、そんなに大変だと思った事が無いです。
しいていえば、夫は平日休み、私は土日祝日休みなため、家族単位で遊ぶことがほとんどない事です。

 

それをどうやって解決していますか?

お互い、LINEで子供と遊んでいる時の写真を送りあって、どっちがどれだけ楽しい事をしているか報告しあっています。
また、Googleカレンダーを同期して、スケジュールを共有しています。

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娘さんの歯磨き中の旦那様

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事もどっちも別腹でマイペースに楽しむ!

 

これからの目標を教えてください。

健康第一を掲げて、仕事と子育ての関わり方を見直したいと思っています。
隙間恐怖症のようにイッパイイッパイにしてないと気が済まない性格なのですが、40才を越えたので「節度」をそろそろ身に付けて腹八分目を覚えたいです。
できるかな~。

あと、英語力のアップも…自分を奮い立たせるためにあえて言います。
今、会社主催の早朝英語活動(略して「エイカツ!」)に参加しており、3年目に突入しているので、もうそろそろパッションとかジェスチャーで伝える英会話から卒業して、ちゃんと話せるようにしたいです。
オリンピックまでには…なんとか。がんばります。

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忍者!

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

やっぱり出産という命がけの重労働を経て、子供を育てながら、それでも仕事に戻ってきているので、ワーママは腹のくくり方が違うと感じます。
みんなすごくカッコいいです。
私の周りにはそんなワーママがいっぱいいて、悩みの相談に乗ってもらう事もあれば、もう口もきけないくらいヘトヘトな時は視界に入るだけでも安心感を覚えます。
ワーママは存在だけで、お互いに勇気や安心を与えあっているのかもしれません。
これからも周りにパワーをもらいながら、「ワーキンググランマ」を目指したいと思います!

 

インタビューby 柴田広夢

2016年10月1日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは、時短制度を利用しながら出版社で働く齋藤珠希さん。
いつも笑顔で楽しそうな珠希さん、自分らしく仕事と育児を両立されています。
時短制度をうまく活用し両立していく秘訣や、ご自身が携わっていらっしゃる『東京ワーキングママ大学』についても伺いました!

2016年8月21日 0 comment
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荒木智子さん

 

今回ご紹介するのは理学療法士として、大学で後進への指導をしながら女性のセルフコンディショニング指導をされている荒木智子さん。
荒木さんはご自身だけでなく、ご夫婦ともに出張も多く、スケジュールが不規則なお仕事。
ご実家も離れていて、いつも頼れる状況ではありませんが、家族で「できることはみんなやる」と決めてお互いが助け合っているライフスタイルについても伺いました。

荒木智子さん

荒木智子さん

 

プロフィール

氏名:荒木智子

・会社名 神戸国際大学リハビリテーション学部助教/一般社団法人WiTHs代表理事

・職種:理学療法士

・簡単な経歴:

大学卒業後、東京の総合病院へ就職。脳卒中、整形外科、心疾患のリハビリテーションに従事したのち、大学院でスポーツ医学を専攻。病院や施設での臨床経験、スポーツクラブでのパーソナルトレーニング、市民ランナーやアスリートのサポートなどを経て、現在は大学で理学療法士の育成に取り組んでいる。地元神戸で全世代の女性の健康増進を目的に、セミナーの開催やパーソナルコンディショニングを行っている。

・居住地 神戸市東灘区
・ご自身の年齢 36歳
・お子様の年齢 7歳
・ワークスタイル フルタイム(裁量労働制)

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大学卒業後、東京の総合病院へ就職。脳卒中、整形外科、心疾患のリハビリテーションに従事したのち、大学院でスポーツ医学を専攻。病院や施設での臨床経験、スポーツクラブでのパーソナルトレーニング、市民ランナーやアスリートのサポートなどを経て、現在は大学で理学療法士の育成に取り組んでいる。地元神戸で全世代の女性の健康増進を目的に、セミナーの開催やパーソナルコンディショニングを行っています。

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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00-5:30 起床。仕事の積み残しが多いときはもう少し早く起きます。

5:00-6:00 メールチェック、仕事の確認

6:00-6:30 家事(洗濯)、朝食等の準備

6:30      夫、娘起床。朝食

8:00     大学へ出勤(週1回は学外で勤務)

~授業や会議、随時学生への対応。~

17:00-18:00頃 退勤。買い物したり、まっすぐ帰ったり。

19:00       夕食

20:00-21:00  ゆるゆるとした時間を過ごす。(家族との貴重な時間)

21:00-22:00頃 入浴

22:30       ほぼ就寝(娘と寝落ちること多々。)

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

嫌いだった子どもが大好きになったこと。妊娠出産もスムーズに行ったわけではなかったので、子どもを授かること、についてとてもたくさんのことを学びました。そして、自分の子どもだけでなく、子どもみんなに対して関心を持つようになりました。今となっては我が子はもちろん大好きですが、子どもを見てはフワ~ッとしたやわらかな気持ちになります。

仕事をしているかどうかということで生き方を考えなくなったこと。仕事は今も好きですが、子どもがいても仕事はできる、自分らしい生き方を選択できるということを知ることができ、視野が広がりました。子どもを通して、生き方を考えると、子どもはとても無垢で、原点に戻るような気持ちになります。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

彼が超不規則な仕事かつ家事能力が私よりも高い部分もあるので、明確な分担はしていません。協力という範囲ははるかに超えていて、「できることはみんなやる」という感じでやってます。私が我が家を時折「合宿所」と呼ぶ所以でもあります(笑)。お互い支えられて何とか成り立っている感じがします。

 

ご夫婦共に時間が不規則なワークスタイルで、ご出張もこなされていますが、どのように乗り切っておられますか?

夫は平均して長ければ月半分家にいない、年間の休日も数十日程度、という生活を数年続けてますが、それでもできることは沢山あって、私や娘をいろんな面でサポートしてくれています。
お互いの予定を共有し、出張や夜出かけたりするときはファミリーサポートやシッターさんをお願いすることもあります。
私の不在が数日に及ぶときは夫や私の両親にもサポートしてもらうことがあります。
仕事が最優先、とはなかなかなりませんが、いろんな方々の力を借りながら、我が家は回っている、という感じです。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

自分一人では出会えなかったご縁に沢山恵まれたこと。千葉に住んでいたときにスリールさんの「ワーク&ライフインターンシップ」の受け入れ家庭をして、家族ぐるみでお付き合いできる大学生に出会えたこと。子どもを通して知り合えた方はたくさんいらっしゃいます。貴重な出会いがたくさん。育児をすることで、地域との関係もできてきて、娘のおかげで世界が広がったと感じています。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

大変なのは「時間のやりくり。」「夫婦そろって不規則なことが多く、家族の時間をあまりもてないこと。」なので、短い時間でも一緒にいる時間を大切にしています。また、できるだけコミュニケーションを密にとるようにしています。

夫の仕事柄、月の半分は不在、年間の休日も不規則な生活が再開するので、家族一緒にいられる時間はより大切になってくると思っています。一緒にいられない時間が少ない分、仕事をしている姿を見せることもたびたびあります。「一緒にいられない時間はこんな風に過ごしているんだよ」と。そうすると娘も仕事に興味を持ってくれるようになり、少しずつですが、理解してくれてもいるようです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児については、「元気でいること」「嘘をつかないこと」「人を傷つけないこと」「何事も全力で楽しむこと」の4つを大切にしています。(一つに絞れず・・・。)仕事では、「客観的な視点をもつこと」を一番大事にしています。世代の違う学生を数多く相手にする仕事なので、なるべく自分の感情よりも客観的な視点をもつことを大切にしています。

 

これからの目標を教えてください。

理学療法士という仕事はまだまだマイナーな職種でもあり、まずは我々のできることを知ってもらうことをもっと進めていきたいと思っています。病気やケガのリハビリテーションだけでなく、実は予防もできるし、一人一人に対してもっともっと元気になっていただくためのサポートを「運動」を通して、もっと貢献できると考えています。

現在運営している一般社団法人でも「元気な女性を増やす」ことを目標にしています。今後は様々なボディワークと医療の距離を縮めるような仕事もしていきたいと思っています。このあたりの目標を達成するために、どんどん地域に出ていってまず「理学療法士を知ってもらう」ことを進めていきたいです。

 

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では、最後にサイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

私自身、これまでも今も試行錯誤しながら日々暮らしています。キラキラしているばかりではなく、泥臭い日々ではありますが、それもまたよし、としてここまで来ました。夫とまだ小学生になりたての娘と暮らしていても、やりたいことはできる、と信じています。

娘が生まれる前から今まで三度の二重生活も経験しながら、確実にわかったことは「子育ても仕事も家族だけのものではなく、みんなで共有しながら、互いのパワーを出し合って、どれも頑張れて楽しめるはず」、ということ。これからはそういう世の中になったらいいなと思っています。この記事をご覧になっている皆様ともぜひともそんな形で交流できる時があればいいなと思います。日々楽しみましょう~~~!

 

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インタビュー by 湯本理絵

2016年3月3日 0 comment
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パルコの吉本さん

今回ご紹介するパワーママは、学生出産のワーママ歴15年!パルコグループのダイバーシティ推進委員、新規事業責任者などで活躍されている吉本さん。

お子さんが大きくなった今だからこそ言える、育児と仕事の両立にプラスし、自分が理想とするキャリアアップも実現していくために意識してきたこと、そしてこれからの挑戦について語って頂きました!

2016年1月12日 0 comment
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今回紹介するのは、税理士の土屋あゆみさん。ご夫婦で税理士事務所を経営されています。

以前は会計事務所にお勤めで、その時に2人のお子さんを出産、育休取得を経験されました。お勤め時代には、前例がないということもありワーママとして周囲の理解を得るためにいろいろ苦労したそうです。自分にも家族にもベストな方法で仕事を続けるために、ご主人の税理士事務所で働くことを決断。

2014年8月19日 0 comment
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Mari Tadatomo

今回紹介するのは、外資系の保険会社で管理職として活躍する只友さん。2人の女の子のママです。

今年4月に下のお子さんの育休から復帰、同時に上のお子さんが小学校に入学、そしてご主人の起業と一気にいろいろな転機が訪れました。
そんな怒涛の4月を終え、5月を迎えたところでインタビューさせていただきました。

ワーママというと、必ずといっていいほど「小1の壁」の問題が出てきますが、只友さんの場合にはそれをほとんど感じずに仕事が続けられているそうです。実は、そこにはご主人の起業が大きく関係しているんです!

2014年5月19日 0 comment
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皆さんこんにちは!

今日は去る7月19日に開催されたパワーママプロジェクトのキックオフイベントにて開催した

第1回公開インタビューの模様をレポートしたいと思います。

今回の公開インタビューにご協力いただいたのは、吉田采都子さんと高村奈津子さん。

お二人の笑いあり発見ありのインタビュー内容は来場して下さった皆様からも大好評でした。

それではどうぞご覧ください。

 

プロフィール

吉田采都子さん

・会社名 Birthday Bank

・職種  執行役員 PR担当

・経歴

新東京リクルート企画 営業アシスタント ⇒ クリニークラボラトリーズ教育担当(半年で退職) ⇒

リクルートスタッフィング ⇒ EURODECOR インポートランジェリーバイヤー 出産後退職 ⇒

ガスト早朝アルバイト ⇒㈱リクルートエリアコミュニケータ(ママさん部隊の営業職)⇒

リクルート ホットペッパー街の生活情報G ⇒ Birthdaybank執行役員

・お住まい 東京都 主人は生粋の江戸っ子です。

・ご自身の年齢 46歳

・お子様の年齢 息子17歳、娘7歳

・ワークスタイル フルタイム

 

高村奈津子さん

・会社名:株志会社オプト

・職種:インターネット広告メディア企画開発

・経歴:新卒で現職に就職。営業→プロダクトセールス→メディア企画開発

・居住地:東京都

・ご自身の年齢:32歳

・お子様の年齢:1歳10ヶ月の男の子と、第二子妊娠中(10月出産予定)

・ワークスタイル:正社員

高村さんの詳しいインタビュー記事はこちら↓

『20代部長職からの妊娠「若いうちからどんどん経験を積み、選択肢を増やす!」

 ネット広告パワーママ | 高村奈津子』

http://powermama.info/?p=123

 

―本日は特に吉田さん、高村さんお2人に

 共通するポイントについてお話を伺っていきたいと思います。

 

 まず、お2人とも仕事が大好きな方なので、

 産休・育休の時に仕事がしたくてたまらなかったのではないでしょうか?

 そういったときはどのように心の整理をつけていたのでしょうか?

 

吉田

まず、1人目の時はもう本当に諦めたというか。

16年前のことで身近にワーキングママのロールモデルの存在がいなかったのです。

ちょうど当時インポートランジェリーのバイヤーをしていまして1か月の間にヨーロッパに行ったり

ニューヨークに行ったりするような生活をしていたのですが、

それを中断させられたような形で、自分でも呆然、といった感じでした。

それで、とりあえず長男の嫁だし下町のカチンコチンのおうちにお嫁に行ったものですので、

「とにかく家に入りましょうよ!」みたいな感じで進んでしまい…。

その頃の「ワンダーブラ」という谷間をグラマラスに寄せるランジェリーを

フランスの本社と契約しソニープラザ全店で展開して大ヒット、

「いよいよこれからだ!」っていう時に、もう夢半ばで夢破れて家に入る…みたいな感じだったんですよね。

なので本当にちょっと涙、涙でしたね。今後私は仕事に復帰できるのか。。。できないかもしれないなあと。

キャリアをつなげられる人脈も作らぬままに本当に途絶えてしまった、という気持ちでいっぱいでした。

子どもを出産して、確かに本当にかわいくて産んでよかったな、と思う反面、

「あんなにヨーロッパとかニューヨークとか行っていた私が、

こんな片田舎でベビーカーを押してるんだ…」というジレンマに駆られました。

だから長男の時は本当に有意義な産休・主婦時代というのを過ごせなくて悶々としていました。

なので、2人目の時はとにかく必要とされる人材として確立すること。

No.1トップセールスになるというところと、産むからには先のキャリアを作って休み、

すぐに戻って期待される人間になるとう事を意識していました。

このように意識を変えて2人目を生んだので、そこは長男の時の反省を経てうまいこと復帰ができたかな、と思っています。

ちょっとあまりいい話じゃなくて恐縮ですが(笑)

高村

私はベンチャーに入社したので、本当に寝る暇もないくらい働いていた生活からいきなり休みに入ったんです。

望んだ妊娠ではありましたが、約1年の育休中はほとんど焦っていたなって今振り返ると感じています。

時間を無駄にしているというか、生産性のない時期を過ごしているような気がしてしまって。

本当にもがいて毎日カレンダーに予定を入れて、それも児童館に行くとかいうような予定なんですけど(笑)

今日はここの児童館、今日はちょっと離れた15分歩く児童館に行こうとかっていう感じにして

がむしゃらにやったりしていました。

あとは離乳食が始まるのをきっかけに食育アドバイザーの通信講座を受講してみたり、

ベビーカーを押しながらランニングしてみて有り余るパワーを発散してみたり、

その一方で無理しすぎちゃってランニングした次の日には寝込んじゃったりとか(笑)

といったような日々が結構ありました。

あとは主婦力をつけようと思ってエクセルで家計簿をつけて支出の割合を円グラフにしてみたりして

―まぁそこからは何も得られなかったんですけど(笑)。

そんなことをしながら早く戻りたい早く戻りたいって思って(職場に)戻ったんですけど、

今は、せっかくだったのでもうちょっと心穏やかに過ごせばよかったなっていう風に思っています(笑)

 

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―お子さんがお1人だけという方の中には

 2人目どうしようという風に考えている方も多いとと思います。

 お子さんが2人目というところもお2人に共通していると思うのですが、

 2人目を考えるにあたってきっかけや決意、心境の変化など

 どのようなものであったか聞かせていただけますか?

 

吉田

私の場合は、ダンナに泣かれました(笑)

当時私はホットペッパーの銀座版というところにいて、

お正月に銀座編集部を全員家に呼んでパーティをしたんですけど、

全員が帰った後にダンナがしくしく泣いてるんですね(笑)何やってるんだろうと思ったら、

「野球チームができるくらい俺は子どもが欲しかったのに、

君はこんなに仕事が好きで、子どもを作る気もなく…これからどうするんだ」って言うんです。

息子と私はすごく仲が良かったんですね。で、ダンナは結構疎外感を抱いていたらしくて。

やっぱり男女(息子と母)ってすごく気が合うしかわいいし、男の子は「ママ、ママ」っていう感じですが、

それに対してパパは子どもが好きなのに一人ポツネン…みたいな。で、泣かれまして。

そんなダンナがかわいそうで「そんなことないよ。作ってもいいよ」と言ったら…その日にできたんですよね(一同驚き)。

ダンナに泣かれたことを編集部で「こんなこと言われてさ、ははは~」なんて笑って話していたら、

その一か月後くらいに「(つわりで)うぅぅ…」って(笑)

「すごい!パパ本当にすごいね!気持ちが通じたね!さすがだね!」という形で、

本当に計画性がない話なんですけれども、「想い」でできたっていう感じでした。

高村

私ももともと子どもは最低3人くらいはほしいな、と思っていました。

ただ1人目の育休から明けて仕事の場にやっと戻れたので、

上司にも「2年働きます。2年働いてからもう1回2人目の産休に入ります」って

言って回っていたんですけど、予想外に(早く)できてしまって。

夫も同じ会社なので報告したときは苦笑いをされてしまった感じだったのですが。

「決意」という感じはなかったのですが、2人目ということで違ったところとしては、

一人目の時って本当に戸惑いで、授かることを願ってたものの

「これからどうしよう、どんな生活が来るんだろう」って不安だらけだったんですけど、

2人目の時は1人目のかわいさがわかっているだけに、(妊娠が)分かった瞬間にすごく幸せな時間になって、

本当に授かってハッピーだなっていう妊婦生活を送っているので、

それが1人目と2人目で心境の変化があったと思うポイントです。

 

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―おそらくお二方とも前例が少ない会社で産休・育休を取得されたと思うのですが、

 前例がない中で葛藤のようなものはありましたか?

 また、前例がない中で工夫していたことなどありましたか?

 

吉田

私の組織は独身者が99.9%で、産休・育休取得者は私しかいなかったんですよね。

メンバーは結婚すらほぼしていない。

当時の私の所属していた部署は突然成功した事業で、成功すると新卒の優秀な人材がどんどん入ってきて、

私が38歳くらいの時に23,4歳のメンバーが周りをぐるりと囲み、

結果を出さないと居心地が悪い…といったような状況の中で、

とにかく考えて悩むよりも奇跡を起こして仕事のハクをつけよう!と思ってました。

私はとにかくその仕事が大好きだったんです。

年齢やとりまく環境が違うことで感じる孤立感を感じる暇もなかったし、

たまに「メンバーは時間があって羨ましい。合コンとか飲み会や接待に行けているのに私は時間がない。

しかも子どもがいるから早く帰らなくちゃいけない」という想いもよぎっていましたが

とにかく毎月、来る締切や目標、に追い込まれていて、クヨクヨ悩む暇もないくらい忙しい。

悩むより、この仕事量をこなすことに、集中し、奇跡的な結果(数字や事業ナレッジの創出)を出すなどして

すべてを完結させていたっていう感じなんですよね。

今はリクルートもかなり感覚が変わりましてですね、

以前は営業部に働くママとか子どもがいる社員はいるわけがないみたいな会社だったんですけれど、

今はたくさんいるんですよ。そういうロールモデルを今は出さなきゃいけない時代らしくて、

「ワーキングマザーサバイバル」なんかに出ている人もたくさんいるんですけど、

それでも、後輩からは「あの頃吉田さんなんか本当にすごかったですね。

よくあの勤務時間の中であの業務量がこなせていましたね。

どうやってやったらいいんですか。」といったことを言われることがあります。

そういう時に私が伝えているのは

「とにかく考えちゃいけない。人と比べない。奇跡を起こすのよ!ミラクル!!」って(笑)

それを聞いて後輩も「ミラクルですか、わかりました!」って。

何が分かったのかよくわからないんですけど(笑)

とにかく集中してやること。人と比べると迷いが出てくるし、集中できないんですよ。

営業は、結果出さなくちゃいけないですし、

言っていることが迷うと、クライアントもぶれるし原稿もぶれるし、集客もできない。

グルメのホットペッパーを担当していた時はとにかく決めたら迷わないということをずっと言っていました。

そうすると時短ができて生産性が高くなる。

そこが一番自分の中で成長したところだったなって思いました。

高村

私も前例がないところで育休取得しているというところで行くと、

肝に銘じて自分に言い聞かせているのが、「面の皮を厚く」です。

やっぱり前例がないと言いつつもうちの会社にもそれなりに働くママさんっているんですけど、

皆さんやっぱり女性っていう性別とか時間に制限があるっていうと、

すごく自分を過小評価して遠慮しながら働いているような感じがしているんですけど、

それってちょっとどうなんだろうっていう気がしていて。

ずっと会社に貢献してきている中で、一時的に育児でバランスが少し会社から軸足がずれているだけなのに、

そんなに引け目を感じることはないんじゃないかと思っています。

私は性格的に強いタイプなので、率先して面の皮を厚くアクションしようっていうのを工夫しています。

あとは会社の中だけでコミュニケーション取っていると、どうしても弱気になってしまったり、

その気持ちが折れそうになったりすることが多々あるので、

日ごろから本を読んで―それこそシェリル・サンドバーグさんとか小室淑江さんとかの本を読み、

理論武装をし、身近な上司にぶつけてみる、みたいな(笑)

「知ってます?諸外国ではですね既に…本当、こういったことは時代遅れですよ?」というような事を、

まず家の中で夫を相手にして話す練習し、夫を論破した後に上司にぶつける、みたいな感じで(笑)

そういう工夫をしています。

 

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―1日のタイムスケジュールを教えてください。

 

吉田

今は割と楽になりました。息子の弁当を作るのに6時半に起きて、

8時半くらいにみんな家を出て行って私も一緒に出社をし、会社に行きます。

今はバースデーバンクというパーティグッズのサイト(http://www.birthdaybank.jp/)を立ち上げたばかりなので、

今はバグの処理とかをシステムの会社とやりあったりしているところなので(笑)

帰りは結構遅かったりもするんですけど、8時には帰宅します。

夕ごはんは月曜日から水曜日までは夫のお母様に作って頂き、木曜日以降は息子が作るみたいな感じに(一同歓声)

はい、仕込みました(笑)おいしくいただいています(笑)そんなライフスタイルを送っております。

高村

私は日によってまちまちなんですけど、大体6時~6時半の間に起きます。

朝は結構自分の身支度と子どもと触れ合う時間にしていて、朝食は夫がだいたい作ってくれるんですね。

これも理論武装&論破の結果です(笑)。

朝の送りも夫の早朝会議がない限りは夫がやってくれるので、それを送り出した後に出社します。

6時に退社をし、保育園に迎えに行ってご飯を食べさせたりお風呂に入ったりして

9時くらいに子どもと一緒に寝落ちしてしまいます。

夫は営業の管理職なので接待でいつも大体深夜に帰宅するんですけど、その帰宅する音で目覚め、

そこからちょっと残った仕事を夜中にやり、また朝方からちょっと眠るといった感じです。

本当は朝早くに起きて仕事をやるっていうスタイルをやりたかったんですけど、

子どもって結構朝方に起きやすいじゃないですか。

深夜子どもの眠りが深いときに仕事するというのが一番いいということに復職後の1年間で気付いたので、

1回寝て起きて仕事、またちょっと朝まで寝るみたいな、そんな感じの毎日を送っています。

サイクルになると体って慣れるんだなって思っています。

 

―吉田さんに質問です。

 小1の壁ってよく聞きますが、実際ありましたか?どんな感じでしたか?

 

吉田

上のお兄ちゃんの時がすごく仕事も絶頂に忙しかった時だったのですが、

保育園の頃は8時まで見てもらっていたものの、実は私のミスで学童に入れなかったんですよ。

それでどうしようかと思ったんですけど、私の場合は親友が本当に助けてくれて。

彼女がすべてお迎えとか面倒を見てくれたりして本当に助かったんです。

仕事をする上ではサポートが必要だと思いました。私の場合はジジババ友人総出演ですね。

友人も全員フルに、切り札を全部使ったという感じです。

だから仕事では本当に自分がやりたい事を成し遂げ、

良い仕事を最短の時間で結果を出さなければいけないといつも思っていましたし、

彼女のためにも本当にこれからも楽しくやっていきたいなと思っています。

実はその親友は4年前に癌で亡くなってですね、本当にその時は会社を初めて辞めようと思いました。

2か月くらいは看病のために休みを取りましたし、ショックでもう立ち直れなくて。

彼女の娘さんはうちの息子と同級生で、その娘さんとは今でも本当によく話すんですけど、

「あなたのお母さんには本当にお世話になったから、何でも頼ってね」っていう関係を築けています。

そういう深い絆が子育てや働くママを通してたくさんできたことが私の財産だなって思っています。

 

―ありがとうございました!

 

いかがでしたか?

パワーママプロジェクトでは直接パワーママやパワーパパの話が聞ける公開インタビューの場を

年に数回のペースで設けていく予定です。

公開インタビューで話を聞いてみたい人物や質問内容のリクエストなどあれば、ぜひお寄せくださいね!

2013年7月31日 0 comment
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