プロフィール
・氏名:藤嶋 菜穂子
・会社名:サイオステクノロジー株式会社
・職種:コンサルタント(といっても、実際は営業やマーケティングをやっています。)
・簡単な経歴:株式会社サイバーエージェントにて進行管理→媒体営業→Webプロデューサーなど多岐に渡る経験を積んだ後、ピーシーフェーズ株式会社にてWebディレクターとしてB2Bサービス、B2Cサービスの営業、マーケティング、PR、ディレクション、運用等の経験を積む。
・居住地:東京都中野区
・ご自身の年齢 :39歳 1979年生まれ
・お子様の年齢 :1歳9ヶ月 2017年生まれ + 2019年1月出産予定
・ワークスタイル:フルタイム(フレックス制、月8日迄のリモートワーク有)
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
サイオステクノロジー株式会社にてAPIエコノミー構築支援サービス(https://sios.jp/products/api/)に携わっています。APIを活用したビジネス設計のコンサルティング支援からAPIマネージメントサービスの販売までを手掛けています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6時15分 起床 朝ごはんや自分の支度
7時 娘を起こす 朝ごはん、着替え等の準備
7時45分 家を出る&保育園へ娘を預ける
9時 オフィス着
17時 オフィスを出る
18時10分 保育園へ娘をお迎え
18時45分 夕ごはん
19時半 お風呂
20時半 寝かしつけ
21時~ 寝落ちしなければ、自分の時間スタート
出産して、何が一番変わりましたか?
家族や両親と過ごす時間が増えた!
仕事帰りの寄り道が減った!
何よりもまず、子どものことを優先して考えるようになった!
“時間”を意識して行動するようになった!
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
これといったエピソードはないですが、“〇〇ちゃんのママ“だけでなく、”藤嶋 菜穂子“という1個人としての自分を持ち続けられるのは、自分の自信に繋がっているような気がします。また、母親としての自分と、1人の社会人としての自分と、人生を倍楽しめているような気持ちにもなれます。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
丈夫な娘で、風邪などあまり引かず、夜泣きはなく良く眠り、ごはんも良く食べるので、とても育てやすく、「大変だー」と思うことが殆どないのですが、やらなければと思っていることや、やりたいことが、なかなか消化できないのは、もどかしく感じることがたまにあります。あまり深く考えるとストレスになりそうなので、「まぁいいか~」と気楽な気持ちで過ごすことにしています。
それをどうやって解決していますか?
自分だけではどうにもならない時は、夫や車で30分くらいのところに住む両親、弟家族に助けてもらっています。協力的な家族が近くにいることはとても恵まれた環境だと思っています。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
【育児】
子どもも、一人の人間として接することを心がけています。時間の許す限り、本人の意思を尊重するようしていますが、実際は時間に追われて我慢させてしまっていることも多いです。。。
子どもにはいろいろな経験をさせたいと思っています。いろいろなものを見て、いろいろなことを感じ取って欲しいと思っています。
【仕事】
限られた時間で、成果を出せるようオンオフの切り替えをしっかり行い、集中力を高められるようにしています。お昼の時間もしっかり取り、疲れを感じたら小休憩も入れるようにしています。
不妊治療をしていた藤嶋さん。どれくらいの期間、どのような治療を行っていたのですか?
タイミング療法を半年、人工授精を半年実施して結果が出なかったので、病院を変え体外受精へ踏み切りました。人工授精時にホルモン注射を打っていたこともあり、まずは自然な状態に戻す期間を挟み、良いタイミングを待って体外受精(顕微受精)を行いました。胚盤胞を移植したのは、転院して4ヶ月後になります。幸いなことに1回目の体外受精で着床し、無事に出産することができました。
不妊治療、辛いイメージを持つ方は少なくないと思います。実際はどうでしたか?
不妊治療の原因は様々です。不妊検査をしている途中で妊娠する方もいますし、体外受精で着床しても流産してしまうケースもあり、身体的・精神的な負担や費用的な負担は本当に千差万別です。私は、不妊治療に入る前、「子どもを持てなかったとしても、それは私に妊娠・出産する才能がなかっただけだ」と考えようと決めました。才能がない人が才能を持つことはできません。つまり、自分ではどうにもできない結果もあり得るのだと思うようにすることで、自分を責めることなく治療に臨めた気がします。
転院を決めたことも大きな転機でした。最初に通っていた病院とは治療方針が異なり、なるべく自然に近い形で妊娠まで導いてくださったおかげで、身体的・精神的な負担はほとんどありませんでした。
第一子出産後、時短で働いていた藤嶋さん。まだ1歳のお子さんがいながらの転職とフルタイム復帰、なぜしようと思ったのですか?
前職での職場復帰後、自分が思っていたような業務に携わることができず、ふと、「私は何の為に子どもを預けてまで仕事をしているのか」と思い悩むことがありました。
仕事をするからには、もっと成長したいという気持ちがあり、子どもがいても挑戦できる職場を求め転職を決意しました。
しかも転職後は二人目妊娠でフルタイム。今はどのような心境ですか?
不妊治療をしていたことと、年齢的なこともあり、1分1秒でも早く二人目を産みたい気持ちがありました。一方で、時短勤務での転職は現実的に難しく、フルタイムでの復帰を決意しました。幸いなことに、弊社では、フレックス制や月8日迄のリモートワークが導入されていて、時間調整をしながら勤務することができるので、非常に助かっています。(この2つの制度と夫や両親の協力がなかったら、精神的にも物理的にも厳しかっただろうと思います。)
また、転職前に、上司には「二人目を考えている」ことは相談していました。「その時はその時」と言って受け入れてくれた上司には感謝してもしきれません。転職後、半年で産休&育休に入ることになりますが、戻ってきてほしいと思ってもらえるだけの成果を出したいと意識しながら日々働いています。
今回の転職のきっかけになった、以前の上司からのお誘い。私も以前の同僚の一人ですが、過去の関係をとても大切にしている藤嶋さん。人付き合いで意識していることがあれば教えてください!
私の今があるのは、これまで出会えた方々と過ごした時間があったからこそだと思っています。今は別の環境で過ごしていたとしても、ふとしたタイミングでその人のことを思い出したり、感謝したりすることがあります。
同時に、「あぁ、久しぶりに会いたいな」という気持ちが湧いてきたりします。そんな時は遠慮せずに「元気ですか? 会いませんか?」と連絡するようにしています! そんな感じで“出会い”を大切にしています。
まだ子どもが小さいワーママの転職で悩む方、時短からフルタイムに戻したいけれどどうしようか悩んでいる方に、アドバイスお願いします!
転職はパワーのいることではありますが、「なぜ働くのか」をもう一度見つめ直してみるのは良いことだと思います。見つめ直すことで、自分が大切にしたいことがはっきり見えてくるはずなので、その気持ちをしっかり受け止め、あとは行動するのみ!
転職やフルタイムに戻ることが良いことなのではなく、自分が「なぜ働くという選択をしているのか」「何を大切にしたいのか」を見つめることが、1番大切なことだと私は感じています。
今後の目標やプランを教えて下さい!
まずは二人目の出産を無事に終え、保活を終わらせて(笑)、万全の体制で職場復帰したいです。復帰後もフルパワーでコミットできるよう、お休みの間も情報収集等のインプットは怠らずにやっていきたいなと思っています。
最後に、メッセージをお願いします。
良く言われる言葉ではありますが、「ママの笑顔が1番」だと信じています。ママがHappyで前向きに過ごしていれば、家族全体にHappyが広がるのではないかと思います!
もちろん、家族や助けてくれる周りの人への感謝は忘れてはいけないことだと思いますが、ママが幸せだと、楽しいと感じられる生き方を模索し実践していくことが大切だと思います!