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新kitahara_ayuko2

今回ご紹介するのは、エイベックスの人事でマネージャーとして活躍する北原鮎子さん。
管理職としてチームのメンバーをまとめていく上で、育児の視点が活かされていると言います。また、育児にも仕事の視点を活かし、最近ではキッズコーチングの資格も取得したそうです。そんな北原さんのマネジメント術や、フルタイム勤務を支えるご家族のお話などをお伺いしました!

新kitahara_ayuko2

 

プロフィール

・氏名:北原鮎子
・会社名:エイベックス株式会社
・役職名:マネージャー
・職種: 人事
・簡単な経歴: 2002年に新卒でエイベックスに入社。入社後は、音楽の販売促進部で、所属アーティストの販促を担当。ECや大手レコードチェーン店向けのCD・DVD営業を経験した後、人事に異動。異動当初はWLBプロジェクトの立ち上げ(保育園誘致など)、社食提案など人事以外の業務も行いつつ、現在は採用・研修、制度企画、またグループ会社横断で女性視点を交えて当社の企業課題の解決を目指す女性活躍プロジェクト“nadesico a-project”メンバーも務める。※2014年〜2015年まで育児休業取得。
・居住地:神奈川県
・ご自身の年齢 :38歳
・お子様の年齢 :4歳(2014年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

2018年7月より採用・研修チームのマネージャーとして働いていますが、その他、インナーコミュニケーションや働き方を考えるワークスタイル変革プロジェクトや女性視点を交えて当社企業課題の解決を目指す女性活躍プロジェクトなどにも参画させてもらっています。
マネージャーになって「昇格おめでとう!」と声をかけていただくこともあるのですが、私はあくまでマネジメントは単なる〝役割″だと考えています。もちろんメンバーには方向性は示していくのですが、あえて自分が苦手なことを最初に伝えて「私はみんなより偉いわけでは決してないし、足りない所も山程あるから助けて!」と言ってみんなに助けてもらっています(笑)。チームで何を成し遂げるかかなと。

会社が定時制だった頃は時短勤務をしていたのですが、コアタイムなしの完全フレックスになってからはフルタイムに切り替えました。(※制度としては5時間15分~7時間30分までの6パターンで時短勤務が可能)
以前は、朝子供がぐずっても「間に合わないからごめん!」と言って、無理やり家を出ていたのですが、フレックスになってからは、そういった状況になってもちゃんと子供と向きあってから仕事に向かえるようになりました。月間で所定労働時間をクリアすれば良いので、例えばある日は、16:00に帰って美容院に行き、次の週に足りない分を補うことも出来ます。この変更でかなり時間調整がしやすくなりましたね。非常にありがたい制度だなと思っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床(自分の身支度、プライベートのことも含めて前日の残タスク対応)
7:30 子供を起こして身支度
7:50 朝食(朝食作り、保育園の送りは主人の担当)
8:20 出勤(読書、ネットショッピングなど)
※フレックスなので、日によって時間は異なる
9:00 勤務開始
18:00 退勤(積み残した仕事への対応)
19:00 保育園お迎え→実家
19:30 実家で夕食、お風呂
20:00 入浴、子供との時間
21:00 実家→自宅へ
22:00 絵本読み聞かせ、寝かしつけ
23:00 主人とのコミュニケーション
0:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

やっぱり生活スタイルと価値観ですね。

大きな声では言えないですが、仕事大好き人間だった私が、育休から復職するときに「もうちょっと休んで子供と一緒にいたいな・・・」と感じるようになるとは思ってもみませんでした。

そんな中復職してみて感じたのは、守りたいものがあると、より仕事も育児も頑張れるという事。
限られた時間の中でどのような工夫をしてチームとしてバリューを出していくか、優先順位をつけていくかをより意識するようになりました。やっぱり仕事が好きという価値観は全く変わっていません

プライベートでは自分の時間や夫婦だけの時間はほぼなくなりましたが、愛おしい存在のおかげで全くストレスはありません。出産前まではある程度自分のやりたいことをやりたいようにコントロールしていたので、そのクセで子供についても自分の思う通りに動かそうとしてしまう時があるのですが、「子供は自分のものではなく、自分から切り離された一人の人間である」という事を忘れてはいけないと反省することもしばしば・・・。まだまだ日々勉強です。

あと出産したら、冷え性と花粉症が治りました!これは嬉しい誤算でした(笑)。

エイベックス

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

弊社のCMがTVで流れる度に「あ!ママの会社だ!」とはしゃいでくれるのを見ると、ほっこりしますね。娘の今のマイブームは某音楽番組ごっこ。「ママはおしゃべりする人ね」「ここから出てくるから拍手してね」など細かい指示が飛んできます(笑)

あとは、仕事が育児に、育児が仕事に活かされている気がします。
会社でコーチング研修を担当していた関係で、自分も一緒に勉強させてもらったのですが、これが本当に子育てに役立っています。コーチングという考え方を知らなかったら、きっと一生ティーチングという手法しかしらないまま子育てをしていたと思いますし、子供への接し方も全く違うものになっていのではないかと思います。もちろん子供と大人の接し方は全く同じではないので、改めて子供に対するコーチングを学びたいと思い、先日キッズコーチングの資格も取りました。

仕事側で行くと、普段全く思い通りに動いてくれない子供のモチベーションアップ方法を常に考えているので(笑)、それがチームマネジメントにも役に立っています。子育て同様自分ひとりでは限界があるので、チームメンバーに他のメンバーの様子を聞いたりして、個々がどうしたら主体的に楽しく仕事が出来るか考えていきたいなと思っています。

弊社はエンタメを主に扱っているのですが、実は物事って子供に流行ると世の中でムーブメントになるんですよね。それだったら、例えば今度の新曲のデモを何パターンか聞いてもらって、その中から子供が反応するもの(口ずさんだり真似したり)を選んでリリースする、というような新しいプランニングができたら面白いんじゃないかなと思っていて。こういった観点も、私は子供を持って初めて感じたことなので、コンテンツ制作を生業としている弊社にとっては作り手側の多様性というのは非常に重要だなと思います。弊社ではプロジェクトなどを通じで部署を飛び越えて色々仕事が出来る環境があります。例えば今プロジェクトメンバーであるnadesico a-projectも、「キャリアプランの見える化」、「社員満足度の向上」、「ヒットコンテンツの創出」などを軸に活動しているので、このプロジェクトのどこかで提案してみたいと思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?また、それをどうやって解決していますか?

復職したては上司が気を使って負担をかなり軽くしてくれたのですが、逆に私はそれを「自分はもう必要ないのではないか」と受け取り落ち込みました。1ヶ月くらいは何とかそのままやっていたのですが、このままではモチベーションが保てないと思い、ある日思い切って上司に「迷惑をかけるかも知れないけど、もう少し仕事を下さい」と言ってみたんです。そしたら「え?良いんですか?それは助かります!」と。拍子抜けしましたね。こんな事ならウジウジしてないで早く言えば良かったなと思いました。自分の仕事は自分で取り返さない戻ってこないことを痛感した出来事でした。
それ以来、復職してくるママ社員の上司の方に対して「必要以上に配慮する必要はありません。是非ご本人の志向をうまく汲み取ってあげて下さい」とお伝えしています。

物理的な時間の制約に関しては、復職タイミングで両親に近くに引っ越して来てもらうという飛び道具を使いました(笑)。母が元保育士なので、子育てに関しては日々アドバイスを貰っています。主人と両親が私の仕事を非常に理解してくれているので、海外出張や夜帯の仕事、自己研鑽の為の勉強会参加など、他のママ社員よりはかなりフレキシブルに対応出来る環境なので、本当に有り難いなと思っています。

日頃「仕事に育児に大変だね」と言われるのですが、周囲の多大なるサポートのおかげで、とても充実していて毎日本当に楽しいです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

仕事も育児も全力で!というのはあるのですが、子供と過ごす時間は物理的にどうしても少なくなってしまうので、少ない時間の中でどうやって濃い時間を過ごせるかを意識しています。

あとは、たくさんの人の目で育てること。毎日の実家通いもそうですが、双方の親戚や仲良し家族との交流など、なるべくたくさんの人にあえてお世話になるようにしています。逆に私が友人のお子さん達を見ることもあります。他の親子の関わり方を見ると「そうやってやれば良いのか!」と思うことも多々あり、非常に勉強になっています。

仕事では「自分だからこそ出せるバリューは何なのか」というのは大切にしている部分です。弊社では好きなことを仕事にしている人が多いのですが、そうは言ってもやっぱり働く環境や人が良くないと楽しく仕事が出来ないと思うんですよね。足元の自分のチームメンバー全員が楽しく仕事をすることはもちろんなのですが、人事という立場にもいるのでより多くの社員の方が「明日会社に来るのが楽しみ」と言ってもらえるような会社にしてきたいと思っています。

kitahara_ayuko3

家事育児の分担はどのようにされていますか?

基本的に半々。気づいたときに気づいた方がやる、というスタイルです。
結婚前主人はほとんど家事をやったことがない人だったのですが、特にお料理についてはありがたいことにビックリするくらい上達しました。「これどうやって作ったの!?」と思うこともしばしば。盛り付けもものすごくキレイなんですよ(笑)。週末も俺が作ると言ってくれるので、おまかせしちゃってます。
逆に掃除は私の方が得意なので、食事作りは主人で掃除や洗濯は私、というパターンが多いです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

ロールモデルとか大層なことではなく、「北原が出来るなら自分も出来るかも」と気軽に思えるような存在になることと、当社タグライン(企業理念)「Really! Mad+Pure」のように、エイベックスが世の中に「Really!」(マジで!)を発信し続ける集団になることです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

継続することにおいて、等身大であり続けることは非常に重要だと感じています。自分らしさを大切にし、時には周りに「助けて!」と素直に言える勇気を持つことも必要なのではないかなと。まだまだ私自身パワーママとは程遠いですが、こういった特集が組まれないくらい世の中全体がパワーママ化したら素敵だなと思うので、一緒に切磋琢磨していきたいです!

 

インタビュー:柴田広夢

2018年9月27日 0 comment
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山本さんと娘ちゃん

今回ご紹介するパワーママは、株式会社CyberZの人事マネージャー、山本真由美さん。

2017年6月に育休より復帰後、仕事の他にも平均年齢30歳と若手が多い社内に対して勉強会を開催したり、ブログでも意識的にワーママとして経験を発信する姿が素敵な山本さん。

保活・出産育児・職場復帰と、経験のない人からすると、とてつもなく大変そうに想像される出来事について、実際にどうだったのか、そして何が変わったのか?について、おそらく最も大変な時期である復帰ホヤホヤの今、リアルボイスを聞いてみました!(インタビュー by 椿)

 

山本さんと娘ちゃん

山本さんと娘ちゃん

プロフィール

・氏名:山本真由美

・会社名:株式会社CyberZ

・役職名:マネージャー

・職種:人事

・簡単な経歴:

大学卒業後、2006年に新卒でサイバーエージェント入社。人事本部にて新卒採用・育成・社内活性化業務などに携わった後、広告部門にてコンサル部門のマネージャーとして従事。CyberZの事業拡大に伴い、2012年に異動。メディア部門にてスマホ広告の商品開発、仕入れ、運用担当などを経て、2013年からCyberZの人事部・総務部のマネジャーとして採用、育成、社内人事システム構築、オフィス等を担当。産休・育休を経て、2017年6月に現職に復帰。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :33歳(1983年)

・お子様の年齢 :1歳(2016年)

・ワークスタイル:正社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

スマートフォン広告代理業及びスマートフォンゲームのプレイ動画共有サービス「OPENREC.tv (https://www.openrec.tv/)」等のサービスを運営している株式会社CyberZ(https://cyber-z.co.jp/)において、人事部のマネージャーとして従事しています。現在は人事の中でも、育成・管理業務を中心に、人に関わる経営課題に向き合っています。育休復帰後より、時短勤務です。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床、朝食(娘に食べさせながら自分も食べる)、登園準備

8:00 保育園送り担当は夫。見送り後、家事タイム(掃除・食器洗い等)、身支度

8:30 家を出る(通勤)

9:30~16:30 出勤(時短勤務)

17:30  保育園お迎え~帰宅

18:00  娘とお風呂、洗濯(洗濯をするために先にお風呂に入れています)

19:00 夕飯(娘に食べさせながら自分も食べる)

19:30 夕飯後、こどもと遊ぶ(絵本等)、両親に娘の写真を送ったりビデオチャットしたりコミュニケーションをとる

20:30 娘の寝かしつけ

21:00 家事タイム(洗濯物たたむ・夫が家で食べるときは食事の用意)

22:00 自分の自由時間♪(本を読んだり、ゲームしたり)

23:30 自分が寝る

 

出産して、何が一番変わりましたか?

「生活スタイル」時間の使い方が一変しました。朝型&規則正しい生活になりました。今までは仕事中心で割と夜型だったので、ここが一番変わったと思います。

「家事力」食事づくり、その他家事全般これまで仕事中心だった生活だったのですが、圧倒的に家事に費やす時間が増えたので、少なからず手際の良さや食事メニューの広がりなど、家事力は上がったと思います。笑

「両親とのコミュニケーション」。孫を通じて家族(両親)とのやりとりが圧倒的に増えました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

人生における、楽しみや喜びが増えたことです。復帰してすぐ感じたのは、育児も仕事も両方できる、というのは幸せなことだなと実感しました。どちらも自己成長にもつながっています。

また、ママになったからこそ仕事で活かせるものも増えました。大変なことも、喜びも、パパママの気持ちが以前よりもはるかによくわかるようになり、人事の仕事の中で、面談時や取り組みや制度を考える際など、活かせることが増えました。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

仕事では、時短勤務、保育園のお迎えという「時間の制約」があるということです。

あとは、パパママは皆さんおっしゃると思いますが、子供の体調不良になったとき。まだ1歳で免疫が少なく、保育園から風邪をもらいやすいし、なかなか治りづらかったりします。仕事を急に休まざるを得なくなるというのもありますが、子供が辛そうだといつも以上にこちらも体力と精神力が必要になります。熱は大丈夫かな、熱性痙攣起きないかななど、いつも以上に娘の様子に気を遣い、夜も頻繁に起きて夜泣きの対応で睡眠時間が減ったりするので、子供も親も戦いですね。

 

それをどうやって解決していますか?

仕事では、やりたい事が多く、この限られた時間の中ですべてはできないので、組織成果が最大限に出せる「自分ができること」「自分がやるべきこと」の優先順位をつけるようになりました。ある程度、良い意味で割り切りみたいなものも必要だなと感じます。あとは、「短時間でどれだけ成果を残せるか」という思考に変わりました。結果、ものすごく集中力が増しました。(笑)

 

「子供の体調不良は必ずある、いつ休むか分からない」という前提のもと、ここも見越してし「仕事を持ちこさない」「期限よりも早めに終わらせる」ことに気をつけ、「急に休んだ際にカバーできる体制づくり」をするようになりました。また、弊社グループでは「キッズ在宅」という、子どもの急な発病や登園禁止期間など、子どもの看護時に在宅勤務できる制度があるのでこちらも活用しています。今後は、どうしてもというときは義両親に頼ったり、シッター等色々な方法を模索しておこうと思います。

あとは、体力と精神力が削られるので、自分自身の体調管理には以前よりも気をつけるようになりました。体調が悪くなったときは鍼、心身のバランスを保つための定期的なマッサージなど、体調にあわせてお世話になっているところがあります。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児は、子供と一緒の時間は最大限子供に向き合うことです。産休・育休中は四六時中一緒にいましたが、保育園に通うようになってからその時間が減ったので、一緒にいる間は最大限向きあおう!と思いました。

仕事は、自分が出せる最大限の組織成果を出すこと、自己成長し続けることです。

 

社内で会議

社内で会議

復帰して2ヶ月。想像していたワーママ生活と実生活の違いはありますか?

想像では、毎日バタバタして、疲弊するのではと思っていましたが、意外とそうではなく、復帰前よりも更に規則正しい生活になり、気持ちの面でもメリハリがつけられるようになりました。そう思えるのは夫や会社の皆さんのフォローあってこそかと思います。

 

保活はどのように準備して、どう動いていきましたか?やってみてどうでしたか?

東京都の中でも激戦区と言われるエリアに住んでおり、正直苦戦をしました。0歳児(0歳4月入園)でも当たり前のように認可保育園はNG、認証保育園も入園1年前の段階で「すでに予約が100名以上入っており、うちは先着順です」というところも多く、望み薄。「まずは説明会に参加してください。説明会は毎月1日の○時から予約を開始しますのでそのときに電話してください」というところも多く、昔の人気アーティストのチケット取りみたいな感じで、電話を準備してひたすらつながらない電話をかけ続けて、ようやくつながったと思ったら「すでに今回の説明会予約がいっぱいになったので、来月おかけください」と言われたり。保活の大変なところは、努力したからと言って必ずしも報われるものではないということかなと思います。自分1人の力ではアンコントローラブルなことも多いです。何より先が見えない不安というかストレスは私も感じました。

最終的には、保育園を調べる中で、気になった園の情報がないか仲良くしていた近所のママ友さんに聞いたところ、ちょうどその方の友人がその保育園に預けていたのでつなげてもらいました。少々家から遠いけれど話を聞いてとても良さそうだと思い、応募し、決定しました。なので、最終的には紹介経由ですね。

 

激戦区における保活のポイントを教えてください!

スピード(できる限り早く動くこと)と、情報戦に勝つことかなと思います。

「認可」に関しては、情報収集・応募はしつつも難しい前提で動く。

「認証・無認可」に関しては、スピードと情報が重要。「認証・無認可」はそれぞれ応募タイミングや優先することが園によって違いますのでそれを把握しておく必要があります。先着順のところも多いので早いに越したことはありません。妊娠中から休みを取ってでも動いておく、情報戦というのは、同じ区のママ友を作り、比較的入りやすい新設園の情報や、紹介経由で入るなどのルートを作ることかなと思います。

 

会社復帰してから意識的にメッセージを伝え始めた理由は?

自分の経験は伝えていく、ということを始めました。まずは社内から。今働いているCyberZでは、平均年齢30歳前後なので、まだまだこれからママが増えるという段階。最近結婚した、妊娠した、産休に入ったという方が多い会社なので、私から後輩社員やこれから出産を迎える人に伝えられることは多いなと感じ、もちろん個別にも伝えたり、全体向けには「F会」という活動を通じてどんどん伝えていきたいなと思っています。

 

F会にてライフネットの岩瀬さんをお呼びして勉強会を実施したときの様子

F会にてライフネットの岩瀬さんをお呼びして勉強会を実施したときの様子

女性を集めて開催していた「F会」は、どういう取り組みなのですか?

「F会」は、女性特有の悩みを相談する場の提供と女性同士の繋がりを大切にすることで、活き活きと働けるきっかけをつくることを目的として営業マネージャーの石川さん、広報の高井さんと一緒に2016年1月から立ち上げたプロジェクトです。F会の「F」とは、Female-女性、Future-未来、Flutter-羽ばたくの意味を込めています。これまでの取り組みとしては、懇親会・マネジメント研修・外部の方をお招きしてお金やヘルスケアに関する講演など。復帰してからは、「妊娠出産を経て」というテーマで現在妊娠中の社員と私から経験をお話しながら、皆でランチを食べるという会を実施しました。アンケートをとりましたが、満足度は100%でした!やはり業務以外での縦横ナナメのつながりができることや、先輩や今回は妊娠出産経験者の話が聞ける、というのは満足度が高いですね。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

働く上で大事にしていることは、「最大限に組織貢献すること」「自己成長し続ける」ということです。

まずは、CyberZの社員が働きやすい環境を作ったり、一緒に働くメンバーを採用したりと、人事という立場から最高の組織を創っていきたいと思います。グループの中でもスピード感や経営の意思決定がとにかく早く、新しいことに挑戦させてもらえ、自ら提案し、自分で仕事を作れる環境なので、どんどん提案し、チャレンジしていきたいと思います。個人としては、F会などの活動を通じてママとしての自身の経験を伝えたり、興味がある分野の勉強しながらレベルアップをしていきたいと思います。

 

最後に、メッセージをお願いします。

育休復帰直後という立場から。結婚後、妊娠中、産休・育休中など、「子供を産んでからの仕事復帰」「家庭と仕事の両立」は、正直誰しもが不安に思うことがあると思います。私自身も、復帰前の1カ月は子供の体調不良が続いたこともあり、復帰する気満々だった中でも少なからず大丈夫かなぁ、やっていけるかなぁというのを感じました。

ただ、不安はあったとしても、仕事復帰の機会があるならば、「まずはやってみてから決める」ことをお勧めします。復帰して良かった、仕事と家庭両方できることが幸せと感じる場合もあると思いますし、もしかしたら、やっぱり家庭一本で頑張りたいという風になるかもしれない。それはそれで良いかなと思います。(私は逆に家庭一本、育児に全力投球できている方も、ものすごく尊敬しています・・!)

私はこのパワーママのインタビューを読むのがすごく好きです!十人十色、皆環境や状況は違うけれど、皆それぞれ日々頑張っていて、たくさんの勇気をもらっています。私も誰かの勇気やチャレンジにつながりたいなと思います。

2017年8月23日 0 comment
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吉田さん@社内にて
吉田さん@社内にて

吉田さん@社内にて

プロフィール

・氏名:吉田 仁美

・会社名:株式会社ヴィックスコミュニケーションズ

・役職名:執行役員 

・職種:人事

・簡単な経歴:短期大学卒業後、フリータを経て、大手百貨点受付兼エレベータガールとして入社。

約1年務めた後、株式会社ヴィックスコミュニケーションズのコールセンターにアルバイトとして入社。

1年後には正社員として、コールセンタースタッフの管理、指揮をするように。セールスプロモーション、人財派遣、紹介業などの新規事業の立ち上げを経て、

2012年に女性初の執行役員に就任。現在は人事担当として、採用から人事制度の仕組み作りに携わっている。

居住地:横浜市

ご自身の年齢:34歳

お子様の年齢:3歳、1歳

ワークスタイル:基本的に時短勤務

現在の仕事の内容、ワークスタイル

モバイル事業、人財からIT・介護・教育・不動産事業など、 さまざまな事業を関東、九州、ベトナムにて展開している企業で、 人事責任者として採用から人事制度の仕組み作りに携わっています。

特に新卒採用では、履歴書、面接、グループワークなど全て廃止し、「365日職場見学・飛び込み飲み会・食事会参加歓迎」とインターンや社内交流をメインとする他ではない「選考なし採用(相思相愛、相互選考)」を取りいれており、内定辞退率0%を達成しています。

HP http://www.vix.co.jp/ 

採用特設サイト http://vix.co.jp/special/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 起床、朝ごはんの用意、メールチェック

6:00 下の子起床、着替え

6:15 上の子起床、着替え

6:30 夫、子供たちは朝ごはん、食べている間に自分の身支度準備

7:15 保育園に送る

9:15 出社

10:00 学生とのランチ、インターン対応、部下と打ち合わせ、デスクワークなど

16:30 帰社

18:00 保育園にお迎え

18:30 夕飯作り、子供たちに食事を食べさせる、夕食後は子供と遊ぶ

20:00 子供たちと一緒にお風呂

20:45 下の子の寝かしつけ、上の子と2人時間

21:15 上の子の寝かしつけ

22:00 掃除、洗濯、明日の保育園準備

23:00 フリー時間(メールチェックなどの仕事、テレビや本を読むなどその日の気分で。夫が早く帰れば一緒に晩酌)

24:30 下の子にミルク、おむつ替えをして就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

時間の使い方ですかね。皆さん、そうだと思いますが、これまでは自分を軸に使えていた時間が、出産をしてから全ての軸が子供軸になりました。例えばトイレ一つ行くにも行きたい時に行けない、いくら疲れていても休みの日も寝坊すらできない・・・。仕事でも、終わらなければ遅くまで残れば良いと、使えていたものが、子供のお迎え時間が決まっているから帰らないといけない。その為、時間の使い方を如何に効率良く使うかを意識する様に自然となって、仕事をしている時はいかに生産性をあげ密に使うか。子供といる時は日中一緒にいられない分トコトン本気で遊び、休める時は休むなど、1時間1時間、時間の大切さを感じて過ごす様になりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

・育児では・・・ある日、本当に疲れ過ぎていて「はぁ~疲れた・・・」とつい息子の前で言ってしまった時、息子が「ママ疲れたの?○○がギューしてあげる」と言いながらハグをしてくれた時。これだけで、どんな栄養剤なんかより元気になります(笑)

・仕事では・・・人事として仕事をしているのでメンバーの成長は本当に嬉しいです。特に新卒で入社したメンバーは、学生時代からみているせいか生みの親の気分。そんな彼らの成長は、小さなことから我が子と同じ様に喜んでしまいます。

吉田さんと二人のお子さん。

吉田さんと二人のお子さん。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

上の子の時ですが、復職して初めの1年は日々、もがいていた様に思います。

育児では、とにかく寝るのが下手な子で、寝かしつけの時は平気で1時間2時間泣き続ける。もしかして「病気なのではないか?」「私が仕事で日中いないからなのか?」など、今思えば、大した事じゃない事もいちいち敏感。そんな状態の中、仕事は仕事で、復帰したとはいえ、時間に制限ができた為、今までの様に動けないもどかしさに、「前だったら直ぐに対応できたのに・・・」と悔しい思いをする事も多く、ときには孤独を感じたり、当時は精神的に落ち込んでいる日々が多かったです。

それをどうやって解決していますか?

いい意味での開き直りですかね(笑)育児も仕事も時間が解決してくれる事が多いです。ですが仕事面では開き直りができたのが大きかったです。毎日モヤモヤが続いてばかりいて、「こんな心をどうにかしたい!」「もう限界!」と感じた時があって、その時に~今日は自分自身と向き合う~と決めました。

「何がモヤモヤしているのか」「何で落ち込むのか」「仕事はしたいのか?」などをワ~って書き出してみたんです。すると、意外に文字におこしてみると客観的に自分自身がみられて、モヤモヤの原因って大した事ではない事に気づけて(笑)そうしたら何だか「子供がいるんだモン、仕方がないものは仕方がない」と吹っ切れる事が出来、今までのモヤモヤが嘘の様に気持ちが楽になって(笑)子供がいる自分だからこそ!」と前向きに考えられる様になりました。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では・・・一方的に怒る事はせずに先ず、子供の意見を必ず聞く事、また、怒る時は「何故ママが怒ったのか」をしっかりと伝える事。あとは、遊ぶ時は子供と一緒に本気で遊ぶ事。

仕事では・・・対話をする事。本音でぶつかる事。

今年入社の内定者と内定式にて

今年入社の内定者と内定式にて

制度がまだ整っていないベンチャー企業で育児と仕事を両立するのは大変ではないですか?

復職した社員が、私が初だった事もあって、何が大変でどんな制度があると良いのか分からない状態でスタートしました。ただ、「あとに続くメンバーの為にも好きにして良いよ」という社長からの言葉もあって、好き勝手に「子連れ出勤」「子連れOKの社員旅行」「ママ会」など、自分が「こうだったらもっと仕事も育児も楽しめる」と思うことを取り入れてきたので、「ベンチャーだから両立が大変」と思ったことはなく、寧ろ「自由度がきくベンチャーで良かった」と感じることの方が多いかもしれません。

子供が1人から2人になって両立は大変になりましたか?

初めは、育児だけでも「お風呂はどうやっていれれば良いの?」「寝かしつけは?」「上の子は赤ちゃん返りするの?」など色々と育児面だけでも不安だらけでした。それにプラスして仕事と両立できるのか?と考えた事もありましたが、なんとかなります(笑)若干、子供が2人になる事で保育園の呼び出しが増える事があるかもしれませんが、子供が成長するのと同じで、1人目の時より母親としても意外と成長していて、子供の体調面を察知する能力は身についています。子供がそろそろ熱がでそうだな・・・と感じたら事前に部下やメンバーに早めに伝え、業務の引継ぎなどを済ませるなどして対応。勿論、体力的には子供が2人になると大変な時期はあると思いますが、家事など、手を抜く時は抜く!すると意外と1人の時と変わらず両立はできますよ。

今後の目標やプランを教えて下さい!

弊社は、まだまだ若い世代も多く、制度も環境も整っていないベンチャー企業。だからこそ、相撲部屋の女将さんの様に、メンバーたちの夢が実現できる様に全力でフォローをし続けていきたい。また、私自身が働くママとして「見えてきた事」「感じた事」を基に社内託児所、保育事業などを形にしながら、これからも「個人として働く自分」「育児をするママの自分」「妻として女性でいる自分」をバランスよく、常に目標をもって、欲張りに手に入れていきたいと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

今回、「パワーママ」としてインタビューをして頂きましたが、私自身まだまだパワーママというにはほど遠く、部下にもよく怒られているぐらいのヘッポコワーママです(笑)でも、そんな私でも何とかやれてます(笑)手を抜くときは抜いて、決して他とは比べない。「母は強し!」共にワーママとして支えながら、将来子供たちに「最高なパワーママ」と思ってもらえる様に今の大変さも楽しんでいきましょう。

2017年1月5日 0 comment
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小川璃紗さん

今回のインタビューは、アマゾンジャパンでリクルーターをしている、ワーママ1年目の小川璃紗さん!

時々在宅ワークをしつつ、毎月旦那様と一緒に”おいしいものを食べる日”を楽しみつつ、週末は夫婦で作り置きおかずをつくっているインスタをシェアしている小川さん。
仕事も家事も育児もエンジョイしている小川さんに、どうやって実現に至ったのか、その真相についても聞いてみました。

最も大変であろう復帰1年目に、夫婦でどう役割分担するかは大事ですよね。これからワーママ・その旦那さんになる方にも参考になること間違いなし!(椿)

小川璃紗さん

小川璃紗さん

プロフィール

・氏名:小川璃紗

・会社名:アマゾンジャパン合同会社

・職種:リクルーター

・簡単な経歴:

上智大学外国語学部英語学科卒。2007年に新卒でサイバーエージェントに入社。人事マネージャーとして主に技術職の新卒採用・育成・社内活性化に従事。2013年より新卒採用のプログラムマネージャーとしてアマゾンに入社。産休・育休を経て2016年4月に中途採用リクルーターとして復帰。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :31歳

・お子様の年齢 :1歳8ヶ月

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

中途採用担当のリクルーターをしています。

募集している職種はエンジニアやデザイナーなどの技術職から、プロダクトマネージャーやマーケティングマネージャー、ベンダーマネージャーなど多岐に渡ります。またカメラマンやスタイリストといった職種も募集しています。

フルタイム勤務ですが、完全フレックス制なので出勤・退勤時間も自分で調整できたり、自らの働き方をデザインしやすい自由な社風なので、子どもがいても働きやすく助かっています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30  起床(大抵息子が最初に起きていて、息子の声で起きます)、身支度

9:00  出社(息子は夫が保育園へお見送り)

17:00  退社

18:00  保育園にお迎え

18:30  帰宅、夕飯準備

19:00  息子の夕食タイム

19:30  息子と遊ぶ(絵本、追いかけっこ、etc.)

20:00  お風呂、息子寝かし付け

21:00  夫と夕食

21:30  仕事したり、TV見たり、、、

24:00  就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

家族と一緒に過ごす時間が圧倒的に増えました。
出産前の平日はとにかく仕事中心の生活で、土日は友達と出掛けたり、一人でフラっと映画を観に行ったり、自由奔放に過ごしていました。自炊して家で夕飯を食べるなんて、年に何回あっただろう・・・というくらい、ほとんど家にいませんでした。笑
子どもがいると時間的制約があるので、必然的に家で過ごす時間が長くなり、土日も基本的には家族3人でどこかに出掛けることが多くなりました。

自炊する回数も圧倒的に増えたので、料理の腕は少しは上がったかも?

 

3人家族

3人家族旅行にて。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

保育園に迎えに行くと、私の姿が見えた瞬間、満面の笑みでテケテケテケと息子が駆け寄ってきてくれる瞬間は、たまりません!

どんなに疲れていても、思わず笑顔になります。

こんな瞬間を味わえるのも、毎日離れて過ごす時間があるからこそ。
ただ、子どもはかわいいけれど、一人の時間も大切です。

イヤホンをつけて好きな音楽を聴きながら電車に揺られる時間、出社前に立ち寄るコンビニで自由に買い物する時間、自分のペースで好きな物を食べられるランチタイム。そんなちょっとした時間が至福の時だったりします。

「一人で動けるってこんなに身軽で楽なんだなぁ~」と復帰初日は感動しました。
一人で過ごす贅沢な時間と、子どもとの愛おしい時間、両方を体験できることが、ワーママの特権だと思っています。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

復帰したての頃は、家庭と仕事のバランスをとるのが難しく、苦労しました。
あまり風邪をひいたり体調を崩すことがなかった息子が、保育園に通いだしたら頻繁に発熱するようになり、毎日のように鼻水を垂らしている姿を見て、かわいそうに思うあまり、「ここまでして働く意味って何だろう・・・」と悩んだりもしました。
最初の頃は息子が毎週のように発熱していたので、出社できない日々が続きました。

WFH(Work from home=自宅勤務)が許される会社ですが、子どもの看病をしながら仕事するのはかなり大変。思うように仕事は進まず、子どもの泣き声で電話会議の音声は掻き消され、予定は全てリスケ・・・。周りへの申し訳なさから心苦しくなったり、思うように成果が出せない焦り・不安を感じたり、イライラが募りました。「もっと思う存分働きたい!」「もっと頑張りたいのに全然思うように仕事できない!」と、涙する日もありました。

 

それをどうやって解決していますか?

一人で抱え込まず、夫と協力しながらベストな方法を模索するようになりました。
復帰したばかりの頃は、「自分の力で解決しなきゃ」と思うがあまり、何でも一人で抱え込んでいました。保育園を休まなければいけない日は、私が仕事を調整して家にいる。保育園に呼び出されたら、私が仕事を切り上げてお迎えに行く。何の取り決めがあったわけでもないのに「私がやらなきゃ」と勝手に思い込んで、助けも求めようとせず、気付いたら「同じようにフルタイムで働いてるのに、どうして私ばっかり・・・」と被害者意識が強くなっていました。
でもきちんと気持ちを伝えたら、夫は理解してくれ、それまで以上に協力してくれるようになりました。「仕事が調整できる日は、言ってくれれば俺がお迎え行ったりできるから連絡して」と言われて、ハッとしたのを覚えています。どうせお願いしても無理だろうな、と決めつけていたり、申し訳ないと夫に遠慮したり、結果的に全て抱え込んで自分の首を絞めていたことに気付きました。夫と話し合ってから、私も無理をせず、もっと積極的に夫を巻き込んでいけばいいんだ、と思えるようになりました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

共通して大事にしているのは、いつも笑顔で、ポジティブでいること。

いい意味で、したたかに、しなやかに生きること。
育児では、「下手でもいいから、まずはやってみる」ことを息子に促すようにしています。

息子が持っている無限大の可能性を、どうしたら最大限に引き出してあげられるかを考えて接しています。危険でない限りは、彼が興味を示したことは自由にやらせたり、自分でやりたいと主張したことにはとことん付き合うようにしています。
仕事では、周りの理解とサポートに常に感謝しつつ、とにかく成果を出すことを大事にしています。

子どもが生まれる前と今とではやはり働き方は変わりましたし、前より周りに迷惑をかけること、フォローしてもらわないといけないことも増えました。そんな状態で成果も出てないとただのお荷物でしかないので、目標を達成することは前提で、成果を出すことで恩返ししようと思っています。

 

息子くんと。

息子くんと。

ワーママとして職場復帰1年目。想像していた姿とリアルと、ギャップはありますか?

正直、想像していたほど大変ではないです。

そう思えるのも、もちろん会社の皆さまの理解とフォロー、夫の協力があってこそ。
復帰前は、「育児だけでいっぱいいっぱいなのに、これに仕事がプラスされるなんて、一体どうやりくりしたらいいの?!」と不安でいっぱいでした。が、いざやってみると、どうにかなるものです。会社の有難いWFHの制度も駆使して、会社でしかできないタスクは会社にいる間に、家でもできる仕事は帰宅後にと切り分けたり、限られた時間をどう有効活用するかを常に考えて工夫して動くようになりました。
毎日のタスクの時間配分の仕方が変わっただけで、全ては自分次第だなと思います。

 

よく旦那さんと素敵なところにお食事に行っていますね!何か決め事しているのですか?

月に一回は、普段は行かないようなちょっと贅沢なお店で美味しい物を一緒に食べよう、と決めています。結婚してもうすぐ5年になりますが、ほぼ毎月ちゃんと実施しています!
元々、前職時代は平日深夜まで仕事し、出張も多かったので、夕飯は別々に済ませるというライフスタイルでした。また結婚して2年目は夫が関西に単身赴任していたこともあり、一緒に過ごす時間はごく僅かでした。

そこで、月に一回くらいはお互いにスケジュールを調整して美味しいディナーに舌鼓を打ちながら、ゆっくり話す時間をとろう、ということで始めました。月イチの貴重な時間だから、ちょっと贅沢しよう、と。
子どもが生まれてからはディナーは難しいので、ランチに切り替えました。子どもNGのお店に行けず残念ですが、逆に子連れフレンドリーなお店を開拓できたり新たな発見も多いです。今は息子も大人とほぼ同じ物が食べられるので、一緒にランチを楽しめるようになり楽しいです!

 

仕事復帰してから毎週作り続けている作りおきおかず。夫婦共同作業。

仕事復帰してから毎週作り続けている作りおきおかず。夫婦共同作業。

毎週日曜日に、旦那さんと一緒に作り置きおかずを作られているようで(素敵!) 何がきっかけで始めたのですか?

産休・育休中は毎日自炊していましたが、仕事復帰したらどうしよう?と悩んでいた時に、元同期が作り置きおかずを有効活用しているのを知りました。
復帰する数週間前から試しに実践してみようと思い、日曜日に私が料理を始めると、夫が「何か手伝おうか?」と声をかけてくれました。夫も料理が好きな人なので、「何か一品作ってくれてもいいよ?」と冗談半分に言うと、一品どころか2~3品作ってくれたのがきっかけです。
最初はせっかくの週末なのに夫を巻き込んでしまって申し訳なさがありましたが、「週に一回、一緒に料理する時間が楽しい」といつだったか夫が言ってくれたので、二人の共同作業として日曜夜に作り置きおかずを作ることが定着しました。息子も食べられるようなメニューを複数作っておけば、平日料理することはほぼなく、楽できます。

 

理想とするワークスタイル、ファミリースタイルがあれば教えてください!

互いに支え、尊重し合い、それぞれが物事に全力で取り組み、成長を刺激し合えるような家族でありたいです。
女性だけがキャリアを犠牲にしたり妥協するのではなく、パートナーの理解を得て、二人で協力し合って家族のカタチを作っていく。今はそんな時代だと思います。もちろん子どもがいることによって生じる制約は多々ありますが、出来る限り子どもがいることを理由に仕事に制限をかけたくないと思っています。
それも全ては、将来子どもに胸を張って成し遂げたことを語れるような母でありたいと思っているから。夫にも、息子に誇れる仕事をして、息子にとって憧れの存在でいてほしいです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

「○○といえば、小川璃紗」と言われるような存在になることが、人生の目標です。

まだ明確に見つかっていないのですが、これだけは誰にも負けないという武器を見に付けたいです。どんなに小さなことでも、「武器」を持っている人は強く、魅力的だと思うので。
そのためにも、まずは目の前のことに愚直に取り組むことが大事だと思っています。毎日少しずつ努力を重ねることが、いつか必ず実を結ぶと信じています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

今でも励みにしている、憧れの先輩ママからの言葉があります。
「何かを完全に諦めたり手放したりするのは簡単だけど、いつか子どもは大きくなって少しずつ自分の世界を持っていくからこそ、『仕事をして何かを成し遂げているお母さんがかっこいい。』といつか我が子に思ってもらえるように頑張りましょ!」
子どもは、親のことを驚くほどよく見ています。

働くことがいかに楽しいことか、人生において何かを成し遂げることがいかに大事なことか、背中で示してあげれば子どもはちゃんと見てくれていると思います。
かっこいいママでいるためにも、一人で抱え込み過ぎず、手を抜けるところは抜いて、周りをうまく巻き込む。
育児と家庭の両立に思い悩み、息を止めて全力ダッシュしているような怒涛な日々にもそのうち終わりがきて、いつか思い出し、懐かしむ日がくるんだと胸に留め、毎日を丁寧に、楽しく過ごしていきたいですね。

2016年10月3日 0 comment
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パルコの吉本さん

今回ご紹介するパワーママは、学生出産のワーママ歴15年!パルコグループのダイバーシティ推進委員、新規事業責任者などで活躍されている吉本さん。

お子さんが大きくなった今だからこそ言える、育児と仕事の両立にプラスし、自分が理想とするキャリアアップも実現していくために意識してきたこと、そしてこれからの挑戦について語って頂きました!

2016年1月12日 0 comment
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まりこさんとお子さん

今回ご紹介するのは、大手製造業にて人事職として活躍する大谷万里子さん。復帰後から”女性活躍推進”というテーマに取り組まれています。製造業ということもあり、正社員に占める女性割合は1割程度。全くゼロからのスタートだったようですが、次々に新たな両立支援制度の導入や組織内の風土改革を実現されています。
当事者である自分自身が”女性活躍”というテーマに取り組む中で、大きな気付きがあったそうで、それが今の大谷さんの仕事のスタンスに活かされています。

2015年7月1日 0 comment
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今回ご紹介するのは、多忙なIT企業に勤めながらも3人のお子さんをお持ちの小泉さん
企業内で有志を募りママ支援の活動をいくつもアクションしていらっしゃるのですが、
どれもボランティアの域を超えたクオリティ。
直近の活動としては、2/21(土)に社内のパパママとその配偶者を対象に復職イベントを実施されるのだそう。
フローレンス駒崎さんをゲストに迎え、規模はなんと100人超!
サラリーマンママがどうやって育児と仕事を両立していけるのか?を追求し、
ライフワークとしていきたいと仰る小泉さんに
私たち後輩はとっても勇気づけられています!
2015年2月18日 0 comment
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秋庭さん

今回紹介するのは、株式会社ネクストの100%子会社である株式会社Lifull FaMの代表をされている秋庭さん。

今回インタビューのきっかけになったのは、ネクストの役員の方からご紹介。経営陣から応援されている感も素晴らしいと実感です!

“私がシングルで苦労した分、その課題を解決したいと思っています”とあるように、実は少なくないシングルワーママ。様々な事を乗り越えチャレンジし続けるインタビューです!

秋庭さん

秋庭さん

プロフィール

氏名:秋庭 麻衣

会社名:株式会社Lifull FaM https://www.facebook.com/lifullfam

役職名:代表取締役

経歴:早稲田大学第一文学部卒業

株式会社ネクスト入社。

不動産・住宅情報サイト『HOME’S』の営業を経て、1年間の育休取得。

社内初の育休復職者として復帰。

復帰後から人事で子育て支援制度「ワーキングマザー・ファザー支援制度」を立案。

その後、採用、人材育成、人事企画を経験。

2012年から人事企画・組織開発部門のマネジャーを務めた後、

ネクスト100%子会社として株式会社Lifull FaMを設立。代表取締役に就任。

ご自身の年齢:35歳(1979年生まれ)

子供の年齢:小学校4年生(2005年生まれ)

 

現在のお仕事内容を教えてください。

株式会社ネクストの100%子会社として2014年10月1日に株式会社Lifull FaMを立ち上げました。Lifull FaMは子育てと仕事の両立を目指すパパ・ママを支援することで、笑顔あふれる家族を増やしたいと思っています。

(FACEBOOKページhttps://www.facebook.com/lifullfam

サービス第1弾としては、両立には欠かせないパートナーの育児参加を促すことができるアプリを2015年2月にリリース予定です。ママが子育てと仕事の両立を気持ちよく持続していくためには、ママ以外の家族(主にパパ)がどれだけ当事者意識を持って一緒に子育てをできるかによると思います。また、ママが一人で弧育てになるのではなく、家族が一緒に子育てに向き合うことで子供にとっても良い環境になると思います。私がシングルで苦労した分、その課題を解決したいと思っています。

現在はリリースに向けて様々な方の意見を伺ってプロダクトの要件を固めたり、プロモーションについて動いたりしています。

 

平日1日のスケジュール

6:00  起床 朝ご飯準備・自分の支度

7:00  娘起床 朝ご飯 家事

8:00  娘の登校と一緒に出勤

9:00  メールチェック ミーティング 外出など

18:00 退社(その日による)

19:00 帰宅・夕飯準備

19:30 夕飯

20:30 お風呂

21:30 娘就寝 一緒にベッド入って読書

22:00 家事 (洗濯・片付けなど)

22:30 仕事

23:30 就寝

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていてよかった~と思うHAPPYなエピソードを教えてください。

仕事においては自分のポジショニングが明確になったこと。

妊娠当初はなんと入社1年目ということもあり、早くから子供を産むことに躊躇しましたが、逆に周囲がまだ子供を産んでいない時期から子育てをすることを、キャリアの差別化と捉えて、社内外に発信することができました。

子育てにおいては短い時間だからこそ、コミュニケーションの時間をしっかり確保できていること。うちの場合は、お風呂に入るとき、寝るとき、学校に行くときがコミュニケーションの場になっています。そこで子供の色々な話を聞くことが、明日も仕事がんばろう!と思える活力になっています。

 

秋庭さんと娘さん

秋庭さんと娘さん

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それはなんですか?

精神的な葛藤です。仕事を頑張れば頑張るほど子供との時間が減ってしまい、子供に一緒にいられなくて申し訳ないと思います。逆に子供の病気や学校行事でお休みしたり早退したりが続くと会社にも申し訳ないという気持ちでいっぱいになります。

うちは母親が私以上に忙しいキャリアウーマンで助けがほとんど頼めず、パートナーにも頼めず、しかも保育園は18:00までの公立保育園だったので、自分でどうにかするしかない状況に苦しんだりもしました。

 

それをどうやって解決していますか?

復帰後、その葛藤に苦しんでいるときに、上司が「子供の人生がかかっているんだから、子供優先で良いんだよ!」と言ってくれました。

確かに、仕事は色々な方法でやりきることができるけど、母親の代替はいないと思い、それ以来「子供優先」と決めました。特に今はシングルマザーなので子供との時間は非常に大事にしています。

その代り、会社にいられる時間は「何でもやります!」という気持ちでどんな仕事も精いっぱいやることを心がけています。また、どうしても他の人に助けてもらわなくてはいけないことも多いので、自分が動けるときには積極的に周囲の仕事をサポートするようにしていますし、自分の仕事も一人で完結しようとせず、他の人に状況共有したり、助言を求めたりして、巻き込んで仕事をすることを心がけています。

子供優先と決めたからこそ、短い時間で成果を生み出せる工夫ができたのかもしれません。

また、自分と同じような葛藤で他の人が苦しまないように社内の子育て支援制度を作りました。

小学校卒業まで時短勤務ができたり、傷病休暇が年間15日まで取得できたりと、社内のママの声を反映した制度を作りました。

 

秋庭さんは社内事業プランコンテストで優勝し子会社社長になったとか!応募のきっかけを教えてください。

新規事業を立ち上げることは育休復帰時からずっと考えていました。

育休から復職するとき、正直不安でした。私は社内で育休取得第1号でしたので、子育てと仕事を両立している事例もないし、ベンチャーですので非常に忙しい会社であることは自分が良くわかっていました。また、別の会社に勤めているママ友を見ても、両立は非常に大変そうで、途中で仕事を辞めてしまう人も多くいました。

ただ、子供を産むことは次世代を育てることだし、女性が働くことは労働力のプラスになる。社会にとってプラス2つを生み出そうとしている人が、マイナスな状況になってしまっている。そんなのっておかしいよね。と考えました。

国や様々な企業がこの問題に取り組んでいるけれど、自分を始め、多くの人がまだ不安になる状況になるのであれば、自分が率先して社会を変えていこうと思ったことがきっかけです。

そのために、育休前は営業でしたが、復職後から人事になり、社内の制度を作って、まずはネクストを子育てと仕事が両立できる会社にしようと考えました。その後、事業を展開して社内だけでなく、多くの人に価値を提供したいというキャリアプランを考えていました。

 

ただ、実際は育休復帰後、時短勤務で通常業務もある中、新規事業の立案まではなかなか踏み込めませんでした。けれども、このままだと日々の忙しさに流されてしまう!と考え、子供が1年生の時に一念発起して、社内の社長が事業計画立案を教える「経営塾」というゼミに申し込みました。

経営塾は2週間に1回事業計画をプレゼンし、ひたすら社長から突っ込みを受けてブラッシュアップを重ねるということを半年間続けるゼミです。

逃げ場のない状況に自分を置けば、忙しい中でも考えざるを得ないだろうということです(笑)入塾中は子供が寝た後に事業計画を作っていたので、体力的には厳しかったですが、何とか半年間やり遂げられ、その事業計画を社内の事業プランコンテストに出すことができました。

 

キャリアのほとんどが時短勤務。どのようにキャリアアップしていったのですか?

自分に限界を作らない。

何か新しいことに手を広げられそうなときはいつも「早く帰るから無理じゃないかな」「夜の時間帯にいないから迷惑がかかるのでは」と考えてしまっていました。けれども、実際に一歩踏み出してみると何とかなるものです。一時的にキャパがいっぱいになり、体力的にはきつくなりますが、人の処理能力は120%の容量を突き付けられれば成長します。多少無理したとしてもストレッチすることを恐れずに一歩踏み出してみると、新しい世界で養ったものが、結果的に現在の仕事にも活かすことができ、好循環を生み出すのだと思います。

例えば、ネクストは会社運営のために社員が自発的に動く会社なので、様々なワーキンググループがあって、そこに手を挙げることができたり、社内大学があり選択式のゼミを受講できたりします。私も社内のコーポレートブランド策定WGに参加したり、社長主催の経営塾に参加したりしたことで、全社目線や経営者視点を養うことができ、社内の人脈形成にもつながり、それが効率的に成果を生み出すことにつながっていたと思います。

 

人事から子会社社長へ。どのようにキャリアチェンジしてきたのですか?

まず、自分の目標とキャリアプランを常に社内外に周知するように心がけていました。

採用を担当していたときは、選考過程の学生さんにも自分の目標を話してきましたし、社内の媒体やあらゆる機会で自分の目標を公言してきました。

また、その目標のためにまずは人事として会社の制度からパパ・ママを支援し、その後、社外の人にも価値を提供するための事業を展開したいというキャリアプランも合わせて話していました。

そして話すだけでなく社内の制度を使ってチャレンジし続けることで、経営陣にも認めてもらい、応援してもらえることになったと思います。

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メッセージ

私は子供との時間もあきらめたくないし、自分のキャリアビジョンもあきらめたくない、という非常に欲張りな選択をしました。もちろん上司や同僚のサポートがあったからこそ出来たことですが、結果的にキャリアのほとんどで時短勤務を続けながら、ステップアップをすることができました。

「時短勤務だから」「子供がいるから」と遠慮することやあきらめる気持ちもあると思いますが、自分に限界を作らず、やりたいことを正直に伝え続ければ道は拓いていくと思います!

 

インタビュー by 椿

2014年12月9日 0 comment
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野口さんとアメーバクッション

サイバーエージェントの野口さん。聞き手から見ると、”西の元祖管理職ワーママ先輩”。

一人目出産後の超独身スタイル、二人目出産後の遠距離通勤時短スタイルという、多様な働き方も特徴的。

さらに、”経験則で判断できる種のことが多くなり、アグレッシブなレベルでの自己成長を感じづらくなっていました。“とあるように、ベテランになると誰もが感じるベテランのジレンマを、職種変更を選択する事により新しい分野でキャリアを広げる方が将来的な自分の成長角度は上がるのではないか、より経営貢献できる仕事になるのではないかと考えて実行するのは、何ともサイバーっぽい!と刺激をたくさんいただいたインタビューです☆

2014年10月5日 0 comment
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スキューバ中の息子さんと中山さん

 

中山さんは、タイトルにあるようにフルマラソンのごとくペース配分をしつつ、ネット業界でバランスよく挑戦し続ける姿がかっこいいパワーママ。

息切れしないためにも、そして後から後悔しないためにも、どうチューニングしていくのか。共感と気付きの多いインタビューです!

スキューバ中の息子さんと中山さん

スキューバ中の息子さんと中山さん

 

 

プロフィール

・氏名:中山理香

・会社名:楽天
・職種:マーケティング

2014年2月6日 0 comment
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今回のインタビューは、クックパッドで人事のフロントとして会社を支えるパワーママ鷲見さん。

自分のやりたいことを明確に持ちつつも「来たバスに飛び乗る」というしなやかさが、鷲見さんのパワーママな秘訣かも?!とお話を伺いながら感じました!

 

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プロフィール

・氏名:鷲見美緒

・会社名:クックパッド株式会社

・職種:人事・採用担当

・ 簡単な経歴:東京外国語大学を卒業後、メーカーに入社するも、失敗した!と感じ4ヶ月で退社。その後インテリジェンスに入社し新サービス立ち上げ期の営業 職に従事。人事向けの営業をするうち、自身が事業会社の人事として会社の成長を支えたいという思いが強くなり、24歳で採用担当としてクックパッド株式会 社に入社。従業員数20名ほどの時代から150名ほどの現在に至るまで一貫して採用を担当。産休から復帰後は従来の中途採用に加え、新卒採用も開始。

・居住地:横浜市

・ご自身の年齢:30歳

・お子様の年齢:3歳

・ワークスタイル:フレックス勤務

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

クックパッドの採用を担当しています。新卒・中途ともに、会社の将来を見据えてどういったひとを採用するべきか議論することから始まり、具体的にどこでど う認知を広め、出会い、クロージングするかのストーリーを企画設計・実行します。最近はチームメンバーも増えたので、チームとして大きな成果を出すことも 大きな課題です。

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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床、犬の餌やり、自分の身支度

7:00 娘が起床。朝ごはんと身支度

8:00 自宅から徒歩5分の保育園に向けて出発

9:30 出社、デスクワーク、打ち合わせ、面接など

12:00 候補者の方や取引先の方とランチ

14:00 来客、打ち合わせなど

17:15 退社

18:30 保育園にお迎え、スーパーに寄って帰宅

19:00 夕食の準備、娘とごはん

19:30 娘と遊び、お風呂へ

21:00 娘就寝。家事と残務の処理を開始

24:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

時間の使い方と、ひとに何かをお願いすることがうまくなった気がします。

前者については、会社にいられる時間が限られるため、会社でしかできないこと (打ち合わせや面接など)を出社中に済ませ、帰宅して娘が就寝した後にメール処理や事務作業を行うサイクルにしました。後者については、共働きの核家族で 子育てを完結することはどうしても難しいので、たとえばお迎えをお友だち家族にお願いしたり、近所の方にちょっと家事を手伝っていただいたり、ということ が自然とできるようになりました。お願い上手になったことは、仕事にも活きているような気がします。言い換えると図々しくなったとも言えるのですが… (笑)

 

パパやご両親などとの家事・育児分担はどうしていますか?

主人も私も実家が遠いので、日常で両親の手を借りることが難しい状況にあります。ですから、気づいたほうが家事をするようにしています。私の仕事柄、帰宅が22時を過ぎることも週に2回程度ありますので、そのときは主人に保育園のお迎えをお願いしています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児では、自由にお金を使えること!好きなものを買いたいときに自分の判断で買えることはかなりhappyです!
仕事では、学生さんや中途の女性候補者の方に、クックパッドでのリアルな子育て生活をイメージしていただけることです。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

育児では、私は寝るのが大好きなので、寝不足がちょっとつらいです(笑)。

仕事では、それなりに時間の制約があるので、出張や夜の会食などの調整に少し時間がかかることでしょうか。

 

それをどうやって解決していますか?

お友達家族にお迎えを代わってもらったり、シッターさんにお願いしたりしています。シッターさんは、シッター会社を通すと高額になるので、直接探せるサービスを通して出会いました。ある程度お金で解決することに後ろめたさをもたないことをモットーにしています

 

ベンチャー(インテリジェンス)から当時20名くらいだったクックパッドに入社し、それからずっと採用に責任を持たれている鷲見さん。インテリジェンスに入社されようと思ったきっかけ、そこからクックパッドに入社を決めたきっかけなどを教えてくださ い。

インテリジェンスに入社しようと思ったのは、とにかく人が元気で、時間も関係なくガリガリ働ける環境に身を置きたいと考えたからです。若かったので、投資 できるのは時間だけだなと思っていました。そこで私は人事の方向けに採用支援サービスを提案する営業職に従事していたのですが、人事の方とお話していた ら、自分が人事になりたくなってしまって。外部から採用のお手伝いをするのではなく、事業会社の担当として採用活動を行い、入社したひとが活躍していく姿 を見ていきたいなと強く感じたのが人事を志したきっかけです。そう思ったときに、未経験の採用担当者を募集していたのがクックパッドで、役員とお話するう ちにどんどん惹かれていって、エイっと入社を決めました。

 

現在、クックパッドは第二創業期とも言えるとのことですが、急拡大するクックパッドの中にいらして、鷲見さんご自身はどのような影響を受けていると思われますか?

どんどん変化を楽しむ性格になってきていると思います。私は青森の田舎で公務員家族に育って比較的保守的な子どもだったのですが、親が会う度に「あんたほんと変わったね、もっと臆病だったのに…」とびっくりしています。

 

出産は人事のお仕事にどのような影響がありましたか??出産後、人事のお仕事ってやりやすいですか?

いちばん影響があったのは、会社の窓口として、候補者の方にリアルなメッセージをお伝えすることで、入社を前向きに考えてくださる女性が増えたことです。 たとえば採用説明会で私が学生さんに「今3歳の子どもがいて…」とお話すると、皆さん一様に「えっ!?」という顔をされるのですが、おそらく出産後も採用 のフロントにいるということが、一般的には「大丈夫なの…?」と思われるからだと思います。それを、大丈夫だよ〜と自分の口で言えるのは、おそらく信憑性が あっていいのかな、と。人事の仕事は、社内外ともにひとを巻き込んで進めていく仕事なので、出産後に時間の制約ができたとしても工夫すれば続けやすい仕事 かなと私は思っています。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、完璧主義にならないこと。

仕事では、周囲に協力してもらっているからこそ成り立っているので、感謝の気持ちを忘れない。ひとつひとつ恩返しをすること。

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これからの目標を教えてください。

育児では、子どもの小さな興味を広げることを大切にして、一緒にわくわくしながら生きていくこと。

仕事では、来たバスに飛び乗りながら自分の可能性を広げていき、毎年来年の自分が楽しみになるような刺激的な毎日を送ること。

 

最後にメッセージを!

案ずるより産むが易しとはよく言ったもので、すべてはなんとかなるものだなと痛感しています。仕事と育児の両立は、世間で騒がれているほど大変ではなく、むしろ女性をイキイキとさせてくれる素晴らしいことだと私は思っています。

 

   インタビュー by 千田 絵美

2013年11月20日 0 comment
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