今回インタビューのパワーママは、東京ドームシティで子どもが遊べる施設「アソボ~ノ!」の仕掛け人、岩瀬奈穂さん。2004年度日経ウーマン オブ ザ イヤーにもノミネートしているパワーママの、等身大インタビュー。
仕事の成果にフォーカスし、育児もエンジョイ、常に前向きパワーがみなぎる、素敵なパワーママさんです!
プロフィール
・氏名:岩瀬奈穂(いわせなお)
・会社名:株式会社東京ドーム
http://www.tokyo-dome.co.jp/(
・職種:宣伝広告部 PRグループ web担当係長
・簡単な経歴:
1998年㈱東京ドーム入社、
2003年、ラクーアオープン(ラクーア開発が評価され、
2011年、アソボ~ノ!オープン、その後、宣伝広告部へ異動。
・ご自身の年齢:38歳(1975年生まれ)
・お子様の年齢:5歳9ヶ月(2007年12月生まれ)
現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。
現在、㈱東京ドームでWEBマスターとして公式HPの運用の仕事に携わっています。
入社してから、ずっと同じ会社ですが、球団担当をしたり、開発事業に携わったり、広報を担当していたり、異動するとまさに転職のよう!
私自身は、「自分が楽しい思い出を作ってもらったところに就職し、今度は私自身が楽しい思い出をプレゼントできるような仕事に就こう!」というところから就職先を探したため、異動すると転職のようではありますが(笑)、エンタテインメントという業界で、経営理念にもある「私たちは、人とひととのふれあいを通して、お客様と『感動』を共有し、豊かな社会の実現に貢献します」に根ざした業務に携われることに誇りを感じて仕事をしています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
スケジュール:
4:30~ 起床 夕食の仕込み、ネット、通信教育など
6:00~ シャワー お化粧など朝の準備
6:40~ 朝食、保育園準備、他
7:50~ 保育園へ送り、出社
通勤電車の中で、読書。育児日記更新。
9:30~ 業務(web更新、分析、打ち合わせなど)
12:30~ ランチ(お夕食の材料を買いに行くことも)
13:30~ 業務(午後はweb分析に重点。打ち合わせは午後イチに入れることが多い)
16:30~ 退社
電車の中は読書タイム。クックパッドで夕食レシピ検索をすることも。
17:45~ 保育園迎え
18:00~ 帰宅、息子、洗濯取り込み、次の日の準備、夕食準備(息子と一緒に)
18:40~ お夕食、お夕食後にすごろく、カードゲーム、キッズワークなど息子との時間
20:30~ お風呂
21:30~ 絵本タイム(寝る前)
21:45~ 就寝
工夫:
息子ももう5歳。家での夕食準備などは、なるべく一緒に手伝ってもらって、一緒の時間を作るようにしています。寝る前の絵本タイムは必須。子供と寝る前にゆっくり時間を持つことができ、かつ、本に親しんでもらえるから。
就寝は息子と一緒にしてしまいますが、朝は早く起きて自分の時間を持つようにしています。通信教育の勉強もこの時間にしています。リビングで勉強しながら、片手間(?)に夕食の煮込み料理などを作ることもしばしばです。
育児日記は息子が産まれてから、欠かさずつけています。そうすることで、日々の息子の様子が残せますし、また忙しい中でもキチンと息子と向き合えるから(自分の振り返りにもなる)。ワーキングママになることは息子を産む前から決めていたので、産休暇中に携帯で(簡単に!)更新できる育児日記を探し、活用。日記は、1年ごとに本にしてもらっています。
「仕事を効率的に進めるには、私生活が充実していないとダメ」というのがポリシーのため、息子との時間、家族の時間は、最優先するようにしています。また、勤務先がエンタテインメントの会社である以上、自分の子育て経験が仕事に活かせるはず、との思いより、休日はアクティヴに出かけるようにしています。(実際、その経験がアソボ~ノ!の開発に繋がったとも言えます)
出産して、何が一番変わりましたか?
いい意味で仕事に対する力が抜けた、という感じがします。
それまでの私は、入社同期が私を除き全員男性だったこともあり、「その中で認められたい!」と、求められる1.5倍のアウトプットを意識してきました。また、それまでの働き方は、「自分が納得するまでとことん追及する」という形でした。
しかし、実際に出産を経験して、時間的な制約も出来、自分の中での優先順位を考えたときに、「息子が一番!家族が一番!!」と強く思うようになりました。仕事に手を抜く、というわけではなく、「自分でとことん追求しなくても、人に頼ることをもっとしよう」だったり、「現在やっていることの最終地点、最終目標地を意識して、そのために自分はどこまでを担当し、どこを他の人に依頼するか」を意識して仕事をするようになりました。
自分、組織の中の自分、仕事人としての自分、自分の成長、というのを意識して仕事をするというより、もっとシンプルに現在の業務の終着点を意識して、成果にこだわるようになった、という感じでしょうか。そういう意味では、今はブレることなく、淡々と、でも熱く仕事に取り組めている気がします。
ワークライフバランス、とはよく言われますが、「自分や家族が幸せでなくては、実際に良い仕事は提供できない」と、本当にそう思います。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
自分が企画・開発に携わった「アソボ~ノ!」http://www.tokyo-dome.co.jp/asobono/という施設を息子が大好きなことは、私にとってとても嬉しいことです。
「また、アソボ~ノ!行きたい!!」は本当によく言ってくれますし(その度に、頑張ってよかったな、と思います)、最近では「アトラクション行きたい(東京ドームシティ アトラクションズのこと)!」や、「ドームで野球見たい!巨人がんばれっ!!」など、東京ドームという会社を私以上に?好きで居てくれているようです。息子がいなかったら、弊社の提供しているサービスの本当に価値は、私はわからなかったかも知れません。子供がいるからこその視点で仕事ができること、仕事をさらに好きになれたことは、ワーキングママという立場になるまでは気づかなかった思わぬ副産物です。
そして、最近、息子が「ママもお仕事を頑張っているから、ボクも頑張る!」と言ってくれるようになりました。ちゃんと見ていてくれているものですね。
実は「ワーキングママ」になってよかったことは、もう1つあります。今までそんなに意識していなかったのですが、「ワーキングママ」という共通点だけで異業種の頑張っているママとお知り合いになれたり、繋がったりできたことです。
仕事は好きですが、正直、後ろ向きになったり、悩んだりすることもあります。そういう時に、助けていただいたり、また仕事上でのアドバイスをもらったり。これは私にとって、とても大きな財産になっています。
育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?
一番大変なのは、息子が体調を崩した時です。辛そうな我が子に「行ってきます」をして会社に向かうとき、「本当にこれでいいの?」って、何度も自問します。
実は、私が出社中に息子が熱性痙攣を起こして救急車で運ばれたことがありました。その時、朝から息子は辛そうだったのですが仕事に穴をあけることができず(と、そのときは思っていました)、側に居てあげられませんでした。
息子を義両親に預けて出社してしまったこと・・・、息子に対しても、義両親に対しても、今でも本当に申し訳なく思っています。「私の仕事って、本当に休めない仕事だったんだっけ?」と、今でも思い出すたびに考えてしまいます。当時は本当に心が折れそうで、「なんで、私って仕事を続けているんだっけ?」とそんな事を何度も何度も自問しました。
それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?
息子が体調を崩した時は、今でも心が折れます。そして、毎回のように、救急車で運ばれた時のことを思い出します。
ただ今は、何かあったときに、潔く(?)仕事を休む決断もできるようになってきました。また、「仕事に穴をあける」ということに対しても、かなり備えて行動(業務の引き継ぎ含め)するようになりました。ただ、息子も5歳にもなると、かなり体も丈夫になってきました。現在は、それが杞憂で終わることのほうが増えています。これは、本当にありがたいことです!
→今、仕事復帰したばかりのママたちは、小さい子供を抱えて、きっと私と同じ思いをすると思います。でも、4歳を過ぎたあたりから、本当に子供って強く、たくましくなりますよ!だから、本当に「今」を乗り切って欲しいです。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
私は基本的に「息子、家族を優先」と決めて仕事を続けています。その為、家族時間や家族旅行、息子の保育園での行事などに割く時間は絶対に削らないし、譲れないポイントだと思っています。
仕事に関しては、仕事の成果物を優先します。逆にそれ以外のこと(昇格とか、お給料とか)は、全く気にしないようにしています。
アソボ~ノ!の企画をされたのですよね!岩瀬さんがママだから担当されたというのもあったのでしょうか?
そもそも開発エリア全体がファミリーウェルカムというコンセプトがあったので、仕事復帰して開発室に戻ると自然とキッズエリアの担当となりました。その中で、私自身がママだからこそ欲しかったものを提案していく形になりました。
ただ、今にして思うと、ママだから開発できたと思っています。そして、あの時期だったから出来たのではないか、と思います。
私の仕事復帰は、息子が1歳4ヶ月の時でした。そして仕事復帰して、日々開発案件について模索しながら、一方で自宅に帰るとわが子の成長を喜び、その変化に目を見張っていました。「歩けるようになったばかりだったのに、今度はよじ登ることもできるようになった。あれ?ジャンプもできる」とか、「この前、手がやっと届く程度だったのに、その高さでは物足りないみたい。もっともっと高いところに興味があるみたい。」など。言葉もどんどん話せるようになって、表情もどんどん豊かになって。
そんな息子と毎日接しながら開発案件の模索をしていたので、アソボ~ノ!には、遊びに来てもらうことで、子供の成長が感じられる仕掛けをたくさん散りばめることができました。また、1回目に来たときはもちろんですが、数ヶ月空いて2回目に来たときには、同じ空間でさらに違う気付きができるように、例えば意識的におままごとエリアでは子供たちが使うキッチンの高さを変えてみたり、体を動かすエリアではよじ登るという動きを数パターンに分けて検証し、同じ行為がその年齢、体格、性格によって楽しみ方が変化する仕掛けなんかも入れています。
それから、「働いているママ」だったことも、アソボ~ノ!の開発には好影響だったと思っています。働いているからこそ、「貴重な週末は子供が楽しいのはもちろん、自分も楽しめるような場所に行きたい!」と切に思っていました。
ですからアソボ~ノ!には、子供はもちろんですが、親のテンションもあがるように工夫しています。その一つがデザインと内装です。デザインは開発メンバー、設計メンバー、企画メンバー全員で何度も施設内のストーリーを作り、イメージと写真などを持ち寄り、方向性を統一してオリジナルのものを作り上げていきました。そしてそれをベースに内装に落とし込む際に、実はキッズ施設では使用されることがあまりないくらいの高品質なもの(イタリアの木工デザイナーにこちらのコンセプトをベースに特注したり、授乳室のソファを特注するなど)を入れ込んだりしています。子供の遊びに関してホンモノをそろえながら、施設全体を高品質に仕上げることにこだわることができたのも、貪欲に(?)子供も大人も楽しい空間を追及できたからだと思います。やはり、一緒に心地よい空間に居ながら、子供の喜んでいる姿を見たいですからね。
大規模施設の企画はハードそうですが、どう乗り切ってきたのですか?
実は、本当にけっこう大変でした~!笑。
でも、私は幸いメンバーに恵まれていて、周りが「子育て中」であることを理解し、サポートしてくれたので、乗り切れました。本当に感謝しています。
その一方で、自身がいつ不在になっても大丈夫なように、資料は常に共有し、メールのやり取りは全てc.c.で上司を入れ(それは、今もしていることですが)、作業情報も共有できるようにしました。また、個人の携帯番号とメールアドレスは取引先も含めて公開し、いつ連絡いただいても対応できるようにしておきました。取引先にも「子育て中のため、時短勤務していること」をお伝えし、私が居ない場合は個人携帯に連絡して欲しいこと、など、理解を求めると同時に、ご対応をお願いしました。そして、最終的に私が動けない場合は、全て上司がフォローを入れてくれました。
改めてかきながら、上司、メンバー(それは取引先も含め)には、本当に助けられていたのだと感じます。
もちろん、家族からのサポートも最大限にしてもらいました。主人とは知り合って10年以上になるので、私の性格をよく知っていることもあり、ワーキングママを続けていく上で家庭では共同で家事を分担しています(これは自然に)。息子の保育園へのお迎えも、私ができない時には主人が担当してくれました。
また、息子が病気の時などは義両親が看ていてくれたり、場合によっては実家の両親が泊り込みで助けてくれました。
若干、綱渡り的な時もありましたが、「もうダメだ~!」といった際に、頑張っている姿を見てくれている人はいるもので、すっと助けてもらう、という経験を何度もしました。子供を産んでよかったことに繋がりますが、子供産んでからより多くの人、もの、そして環境に感謝する機会が増えた気がします。
キャリアにも波をつけているとか。やっぱり波はあった方がいいものですか?
敢えて波をつけている訳ではないのですが、私の場合は、大きな開発を担当した後は、一方で自分の無力さや足りなかった部分を思い知ることが多いのです。その為、その足りなった部分を省みて「もし仮に次の開発案件に携わるような機会があれば、今度はこんなスキルを身につけておこう!」という思考にスイッチし、勉強を始めたり、スキルアップに勤しんだりするので、結果的に波ができるという感じでしょうか。
イメージ的には、アウトプット(開発案件を手がける)のあと、インプット(スキルアップなど)という感じで、自然と波が出来てきています。ここ近年は、その波の周期が4年くらいの大きなタームで訪れることが多いので、自分でも敢えて意識的にその波を感じて「今は動くタイミング?それとも違う??」と判断することはあります。
育休中にハワイで過ごしたとか(実はハワイ時代のつながりで知り合いました!)。有意義な育休の過ごし方について教えて下さい!
今の世代の方に話したら笑われそうですが、私は子供っていつでもできると思っていました。20代の頃は、それくらい出産に関しては無知で、仕事に邁進していたのだと思います。
「でも、なかなか出来ない!」という現実。その中で、「育休」に対する考え方も変わりました。ハワイでロングステイしたのもその変化があったからです。
仕事を続けていくことは自分で決めていたので、育児休暇を「会社から許された長期休暇」という風に捉えました。社会人になって、取ったことがないくらいの長期休暇です。そう考えると、少しワクワクしてきませんか?
法律や制度的には、その長期休暇を取ったからといって解雇される訳ではないですし、きっと長期休暇を取ったからこそ出来る体験が今後の仕事に対してもプラスに働くはず、と。さらに育児休暇中の体験が、仮に復帰後のスキルアップに繋がるとしたら、こんなに素敵なことはありません。
私はエンタテインメントの会社に勤めているので、「日本にはないエンタテインメントスピリッツがある場所に行って、同時に英語のスキルも磨いてこよう」ということでハワイロングステイという選択をしました。ただ、その長期休暇の使い方はきっと人それぞれのはず!
もちろん色んな考え方がありますが、産休、育休を「会社から許された長期休暇、私だったら何がしたいだろう?」と考えて迎えるのも選択肢としては良いかもしれません。(余談ですが、私はベビ待ちが2年半もあったので、毎月のお小遣いをハワイロングステイのために地道に貯めていました・・・笑。)
ご自身のスキルアップ(グロービス通い等)もされていて、とても教育ママなイメージなのですが、ご自身のスキルアップ方針、お子様の教育方針など教えて下さい!
グロービスへ通ったのは、「ラクーア」http://www.laqua.jp/という開発案件に携わって、“私自身に「経営的な視点」が欠けているな”というのをすごく感じたからです。MBAを取ることが目標というよりも、単純に自分の知識不足を認識したのでそれを身につけたい、という気持ちからです。
最近、もっとも興味があることは、日本経済の流れと投資です。アソボ~ノ!のマーケティングをしていたときに感じたことなのですが、企業活動は経営理念に根ざして、大きな経済の流れに乗ることだ、と。デフレ、インフレが世の中にはありますから、その流れを理解しつつ、現状のニーズを捉えるとこってとても大切なんじゃないかな、と。投資も平行して興味を持っているのは、家庭の経済活動に投資を組み込むことで、よりお金の流れがわかるのでなないかと感じたからです。勉強をはじめると経済の動き=ヒトの心理の動きの部分が大きく、経済活動の歴史が物語のように見えてきて、今、とても興味深いです。
息子には、どんな時代でも生き抜いていける、たくましい人材に育って欲しいです。そして、スケールを大きく持って欲しいと思っています。
小さいうちからいろいろな世界を知るのは良いことだと思うので、日本だけでなく、海外にも積極的に連れ出しています。また、興味を持つことを大切にして、それに触れさせてあげることに重点を置いています。
今は虫に興味を持っているので、この夏はカブトムシ採集、クワガタ採集、高原への虫捕り、など虫と触れ合う体験をたくさんさせました。また、どのような環境にクワガタ虫が居るのかを実際に感じて欲しくて、家族で初のテント泊体験&クワガタ捕りをしてきました。「実際に触れる」「体験する」は、とても大切だと思います。国内でも海外でも、世界が広いこと、興味を持てば可能性がどんどん広がること、を小さいうちから感じてもらいたいと思っています。
それから、少しお勉強的なところで言うと、寝る前の絵本読みは、まだ絵本がよく分からないうちから続けています。本は、知識を広げてくれるし、場合によっては逃げ場にも、癒しにもなる、素晴らしい仲間だと思っています。現在では、就寝前の歯磨きをすると自然と自分で本を持ってきて読むようになりました。これは、良い習慣だと思っています。
パパとも仲良し感、育児参加協力的なイメージが伝わってくるのですが、それを実現するための秘訣などはありますか?
秘訣といえるかどうかは分かりませんが、意識的に感謝の言葉は口に出して言うようにしています。「早く帰ってきてくれて、ありがとう」とか、「(お夕食を美味しいと言ってくれたときに)美味しいっていわれると嬉しい!ありがとう」とか。些細なことでも、感謝したり、嬉しいって思ったことは、“敢えて口にする”を実践しています。そして、主人にも「嬉しいときは、ちゃんと言わないと分かんないんだからね!」と、私の持論を伝えています。
単純なことですけど、「ありがとう」って言われると、やっぱり嬉しくなりますもんね。
最後にメッセージをお願いします!
ワーキングママになると、きっと、それまで頑張っていれば頑張っているほど、ジェンダーの違いを感じ、悔しい思いやジレンマを抱えることがあると思います。ジェンダーの違いはきっとこれからも存在すると思うし、その違いを認めつつ、しなやかに生きることがとても重要かな、と私は思います。
もちろん、私自身もまだまだ発展途上で、悩むことも多く、くじけそうになることもあるのですが、「ワーキングママだったからこそ・・・!」のありがたさに気付くことも最近ではとても、とても多いです。
ワーキングママになったことで、1つの事柄を二つの立場で見る視点もできましたし、気持ちの切り替えも上手になりました。優先事項のつけ方も上手くなったし、不必要なものの諦め方も身に付けました。そして何より、「自分の命をかけても守り抜きたい」と思う気持ちを知りました。
働くママって、強くて、そして前向きで、事柄を楽しめる人なんだと思います。または、そうなるよう努力している人だと思います。だから、子育てしながら仕事を続けていることはとても有意義だし、人間としても成長しているし、充実もしているんだと感じます。
実際、私自身も、ワーキングママになって良かったことのほうがたくさん頭に浮かびます。毎日を楽しめるワーキングママがもっともっと増えるといいな、と思います。私も前向きに、頑張っていきたいと思います!
インタビューby椿