今回インタビューする宗次さんは、子育てしながらリクルートグループ3社の取締役をされている上に、兼業で子ども体験サイト「ミラキッズ」を立ち上げ、しかもお子様はスポーツ幼稚園に通い、旦那様は関西ベースのお仕事のため、宗次さんとお子様、二人で東京赴任中。
・・・このプロフィールだけでも、とてもエネルギッシュな方。実際にも周りにパワーをあたえてくれるパワーママさんで、私もとても影響を受けています!育児も仕事も思いっきり楽しむことを大事にしていると言う宗次さんに、こだわりや、両立についてをお聞きしました!(椿)
プロフィール
・氏名:宗次涼子
・会社名:(株)ニュージーン
・役職名:代表取締役
・簡単な経歴:新卒で化粧品会社に入社し5年勤務。その後、(株)リクルートに転職し、HR事業に従事。
現在は、(株)リクルートホールディングスに所属し、リクルートグループ3社の取締役業務をする傍ら、兼業で(株)ニュージーンを立ち上げ活動中。
・居住地:東京都中央区
・ご自身の年齢 :38歳
・お子様の年齢 :6歳
・ワークスタイル:主人は関西で事業をしているため、子どもと二人で東京赴任中。
平日は、9時~18時が基本的なワーク時間で、残業等はほぼしないスタイル。
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
現在は、(株)リクルートホールディングスに平日勤務する傍ら、(株)ニュージーンを立ち上げ週末を中心に活動しています。ニュージーンは、一生かけて自分が実現したい世界観を少しずつ形にしたいと思ってつくった会社です。自分のように働くパパ・ママを助け、未来を力強く生き抜く子どもをもっと増やすことで、日本全体を元気にすることが目標です。最初に始めたのは、「ミラキッズ」という子ども体験サイトです。http://mirakids.jp
週末、自分の子どもと実際に体験をまわりながら、良いと思ったものを掲載しているため、大量に掲載できてないですが、良いものを少しずつ広められたらと思っています。また、親御さん向けセミナーもゲストを迎え、定期的に開催していますので、ご興味があれば一度お越しください。また、サイト内に「ミラママリーダーズ」という素敵なママさん代表の記事も載せていますので、ぜひ見て頂けると嬉しいです。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6時半起床→7時お弁当作り&朝食→8時子どもと遊ぶかお勉強→8時半幼稚園に送り→9時出社→18時退社→18時半お迎え→19時半夕食
→20時半お風呂→21時子ども就寝→21時半~家の片づけ、(株)ニュージーンの業務等
出産して、何が一番変わりましたか?
子どもにかける時間が圧倒的に増えたので、仕事のインプットにかける時間やジムに通う時間等が減りました。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
メンバーのワーママの気持ちが理解できるようになったことと、
子どもの教育を通して、人を支援することの本質に触れながら学ぶ機会を多く得られている事(HR事業が大好きなので)です。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
日々大変。平日は自分しかいないので、躾の際にも、叱る役と褒める役をすべて一人でやらなければならないことは特に大変です。
また、仕事で落ち込んでも、すぐ切り替えなければならないことですかね。
それをどうやって解決していますか?
一人二役については、叱ってもきちんと理由を説明し、すぐ自分自身の気持ちを切り替え、子どもに余裕をもって接するよう努力しています。
また、子どもの立場に立って考え直すことを意識しています。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
育児も仕事も、思いっきり楽しむことを大事にしています!
子育てしながらリクルートの子会社取締役をされている宗次さん。勝手にモーレツ系ワークスタイルなイメージなのですが、育児とお仕事はどのように両立されているのでしょうか・・・?
仕事は決めた時間以外はしないようにしています。仕事でやりたいことは山のようにありますが、育児も幼稚園に入れていることもあり、やりたい事が山ほどある状態です。双方、限られた時間の中で最大限パフォーマンスできるよう、計画的に時間を切っています。その癖が、子どもにもついてきたのか、娘も毎朝「自分の1日」という頑張り表を作っています、笑。
宗次さんはとても教育熱心で、娘さんもスポーツ幼稚園に通っていらっしゃいますが、忙しいのに幼稚園、そしてなぜスポーツ幼稚園を選んだのですか?
こういう言い方をしたら誤解を招くかもしれませんが、自分にとって仕事が一番ではありません。「人の能力を信じて伸ばす」ということに大変興味があります。なので、リクルートでの仕事もニュージーンでの仕事も、子育ても目一杯頑張りたいと思えています。選んだ幼稚園も、子どもの能力を伸ばすということにおいて大変興味深い幼稚園でした。なので、時間の制約を気にせず、素直に選んだまでです。選んでから、どのように乗り切ればよいかを考えればいいと思っていましたから。
「ワーママだけど、教育を手抜きしない。教育は親が学んで、質の良い教育を。」そんなことを宗次さんから教わりました!とはいえ、何をすれば良いか…。私でも真似できる、お家でもすぐできる事があれば教えてください!
まずは、子どもをしっかりみつめることかなと思います。子どもは皆、その子らしさや強みを持っていると思います。親がこうしたいとレールを引きすぎず、その子の良さをしっかり見つけてあげて、伸ばす方法を考えてあげることが大事かなと。自分ひとりで伸ばそうとせず、性格が違ったり、難しい時は、他の教育機関にお願いするのもいいと思います。実際、私が運営するミラキッズでは、そのような機会提供を多くしたいと思い、立ち上げましたから。
お仕事でもプライベートでも、すごい巻き込み力で実現されている宗次さん。普段から意識していることがあれば教えてください。
意識というか、根っこから自分には力がないと思っているから、他の方に頼るしかないんです。。。昔から、個人戦は苦手で、団体戦に強いタイプなので。ここでも人の力を信じているんだと思います。古いですが、スクールウォーズとか大好きなタイプです、笑。
宗次さんが「複業」で開始された、「子供に絶対させたい新しい体験」を集めたサイト、『ミラキッズ』を始めた背景を教えてください。
私は3ヶ月から娘を保育園に入れています。最初は関西の保育園で、2歳の時に東京赴任と共に東京の保育園に通わせました。関西の時は、広い園庭に手厚いプログラムだったのに対し、東京では園庭もない小さなところに大量の子ども・・・びっくりしたものの仕方ないと我慢していました。実際に預けられるだけでも幸せなので。ただ、ふとこれで本当にいいのか?子どもが持つ素晴らしい能力に親がもっと気付ける機会がいるのではないか?と思い始めました。そう思ってから色々探すものの、時間はかかるし、やはりどんな経営者がどんな教育方針で運営しているのかを見極めるのが大変。ならば、自分が本当に良いと思えるものだけをピックして広めた方が、ワーママのお役に立てるかもと思ったのがきっかけです。
「ミラキッズ」について、教えて下さい。
今の子どもたちは、スピーディーな時代の変化にさらされています。どんな時代になっても、力強く生き抜いてほしいという想いを込めて、必要な要件に自ら気づき、身に着けてもらえたらと願い、様々な体験を集めたサイトです。「体験から自ら学ぶ」ことが最大の学びだと私自身が思っているので。
「子供に絶対させたい新しい体験」で反響が多いオススメTOP3を教えて下さい。
①親子で一緒にする体験(山登り等)
②プログラミング系
③英語習得系
ミラキッズで成し遂げたいこと、今後の展開について教えて下さい。
あくまで良い体験を広めることは入口だと考えています。最終的には、親や教育者がどう自分達の子どもを教育していくかが大事。特に忙しいワーママやワーパパが子どもにしっかり向き合うことの出来るサービス展開がしたいですね。色々トライ&エラーで試していくつもりです。
今後の目標やプランを教えて下さい!
現在、大手勤務とスタートアップ業務の兼務状態です。大手だからこそ出来るインフラ作りの支援とスタートアップだからこそできる自由な取り組みの両方を見据えながら、実現したいゴールに邁進したいですね。自分の働き方なんてどんな形でもいい。未来の子ども達を育てる親御さん達に、あの時あのサービスがあって良かったと言ってもらえるようなものを創っていきたいです。
最後に、メッセージをお願いします。
パワーママというお題で今回お話を頂きましたが、よくパワーがあると私自身言われます。自分でもある方だと思いますし、このパワーのおかげで色んな事を乗り切れていると実際思います。でも、これは親の育て方や今まで育ってきた環境・経験のおかげでもあります。だからこそ、未来の子ども達には、様々な経験を通して、力強くパワーのある人材に育って欲しいと心から思います。