今回のインタビューは、城後さんからのご紹介です。以下、城後さんからのご紹介文、どうぞ!
齋藤さんは、元々バリキャリ。で1人目の名言が”子育てってこんなに楽なの?”第2子は男の子を出産、ワンパクぶりに奮闘。子育てをメインに考えた働き方にシフトされました。
色々と模索した結果、会社までの移動時間を省く代わりに、生産性の高い仕事と、育児を両立する働き方になったそうです。
子供を第一に考え、あえて自宅勤務を選択、現在は働くママ向けのWEBメディア2つ、LAXIC(ラシク)とBRAVA(ブラーバ)の総括責任者をされています。多くのママに良い刺激になりますように♪
プロフィール
・氏名:齋藤有子
・会社名:株式会社ノヴィータ
・役職名:LAXIC・BRAVA 事業責任者
・簡単な経歴:車載音響機器メーカーで法務部、コンテンツ企画部を経て、IT企業2社で若年層向け携帯サイトの企画を担当。その後、EC企画等を経て現在に至る。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :40歳
・お子様の年齢 :6歳と3歳
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
株式会社ノヴィータは2006年に創業し、今年で11期目になるデジタルマーケティング
・WEBクリエイティブを手がける会社です。 新規事業として、ワーキングマザー
向けメディアLAXIC(http://laxic.me/)とBRAVA(http://brava-mama.jp/)を運営し、その責任者をしています。
LAXICとBRAVAはメディア運営だけではなく、女性の職業支援(ジョブマッチング)や女性に特化したコンサルティング事業、マーケティング事業も手掛けており、メディアというものにとどまらない、幅広い取り組みを行っています。ありがたいことに、LAXICのコンセプトである「ワーママを、楽しく」に共感してくださる方が多く、熱い協力者の方が増えていてとてもうれしく思っています。
私は、時間を有効に使いたいと、在宅勤務を取り入れて働いています。重要な会議の際には時間を限って出社しますが、基本的には自宅で勤務しています。
出産して、何が一番変わりましたか?
皆さんおっしゃっている事だとは思いますが、圧倒的に自分の時間が減りました。私の場合、特に2人目を産んだ後に感じています。
実は、1人目の娘の時は、夜泣き0、昼間はいつもニコニコ、眠くなったら自分で横になって寝る、外出しても乳児の時はベビーカーでいつも寝ているか、笑っているかでどこにでも連れて歩いていました。文字を読める年齢になれば、電車の中では静かに本を読んだり、レストランの待ち時間では絵を描いたりで。その為、子連れでもあまり大変ではなく、「子育てが大変と世間はいうけど、思ったより大変じゃない」と思っていました。
そして迎えた2人目の息子。夜泣きは激しくないものの、今までとは全く真逆で。「子育てが大変だとはこのことだ!」と実感しました。本当に世間のママごめんなさいという感じですね。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
今は特にワーママ向けの媒体や企画に携わっているので、プライベートが仕事に直結していてとても楽しいです。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
毎日の掃除、料理、洗濯の家事全般が大変ですが、それは元々私が苦手だからで、育児とはあまり関係ないかもしれませんね。(笑)
しいていえば、「明日は絶対外せない訪問があって外出しなければいけない」という日に限って子どもが熱を出したりすると、ハラハラドキドキし、主人とのスケジュール調整が大変です。
それをどうやって解決していますか?
アウトソーシングをしています。キッズライン、タスカジ、カジーさんには大変お世話になっています。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
【仕事】
余裕をもってスケジューリングしています。
時間的余裕、心の余裕、体力の余裕を持たなければ、急な事がおきた時に対応できなくなるので無理のないように。
【育児】
「伝わっているだろう」ではなく、思っている事を必ず言葉に出して行動で示すようにしています。子どもには、とても大切な存在である事、一緒にいて楽しいという事、ありがとうの気持ち等を言葉にしています。
どうして在宅勤務を選んだのですか?
保育園のお迎えが決まった時間にあったり、夜の時間が全く動けなかったり等、時間が限られているので、仕事に充てられる時間を有効に使わないといけないと思いました。
また、子どもに習い事をさせたいという思いがあり、例えば平日15:30~に一旦仕事を切り上げ習い事の送迎をしてから待ち時間にカフェで仕事をし、またピックアップすれば、仕事との両立が可能かな?と考え、在宅勤務をお願いしました。
ラシク、ブラーバの2つのウェブメディアの事業責任者として在宅でのお仕事、困ることはないですか?
特にありません。意思疎通や会議はオンライン、チャット、メールで行っています。
メールやチャットだと誰が何を発言したか履歴が残りますし、そのほうが便利かなと思っています。
移動時間は育児中ママの最大の敵とよくおっしゃってますが、どうしたらリモートワークがスタンダードの世の中になると思われますか?
リモートワークが選択肢として当たり前だという雰囲気を作る事が大切だと思います。固定観念で会社に来なければいけないケースも世の中にはまだあるため、その価値観が変われば、リモートワークという選択肢をとる人がもっと増えるのではないかと思っています。
私は移動時間をうまく活用できないので、独身の頃からなるべく会社の近くに住むなど工夫していた経緯もあり、リモートワークという働き方をとれる環境にいられるのはとてもありがたいです。リモートワークは子育て世代だけではなく、介護をはじめとした制限を持つ人を含め、誰だって利用すれば最大限価値が出る働き方だと個人的には思います。
数年前に比べ、私の周りの友人もリモートワークが増えてきました。娘や息子が大人になった頃は「えー!ママ達の時代は毎日会社に通っていたの?信じられないね!」と言われそうですね。
LAXICとBRAVAを立ち上げた背景を教えて下さい。
私が子育てをしながら仕事をしていく中で、同じような境遇で働いているママ達と「どうやって働いてる?」「これからどうやって働いていく?」とよく話をしていたんですね。一方、会長の小田垣と代表の三好は、他の企業の方から、「働いていないママの中には優秀なママもいる。どうやって優秀なママを雇用していけばいいのか」と相談を受けていました。
そこで「ママや、ママを雇用したい企業に役立つ、働き方の情報を発信していけば面白いね」という話になり、「LAXIC」は新規事業としてスタートしました。
アイディアを話し合ったのが2014年末頃で、サイトローンチは2015年8月ですね。WEBメディアとしてだけでなく、ジョブマッチングをはじめ、ワーママに働きやすい環境づくりや、その働きかけも目指しています。
LAXICは弊社にとって、ただの新規事業という位置づけではありません。従業員は半分が女性で、その多くが20代~30代である弊社にとっても「女性の働き方」「仕事と育児の両立」はこれから避けて通れない課題だという意識もありました。
ちなみに、代表の三好は、その頃まだ子どもはいなくて、「私もゆくゆく子どもを産むだろうから」といっていたのですが、LAXICのプロジェクトがスタートして数ヶ月後に妊娠が発覚したので、今まさに当事者になりましたね。
一方、BRAVAは2016年2月に他社様から事業譲受をしたメディアです。
LAXICが仕事という側面を強く持ち、男性・女性・そして上司など対象を広げた情報発信を行っている一方で、BRAVAは女性向けで育児や時事的な話題に関する要素がより強いメディアなので、運営会社を統一することで連携の強化を狙うとともに、より多くの働くママに情報が届くようにと考えました。
そうすることにより、各メディアにおける働くママに向けたメッセージを深める事ができるのではないかと思いまして。
メディアビジネスはとても時間と手間がかかるものだと思います。2つWEBメディアを運営されていて、斎藤さんが考えるメディア事業において重要な事を教えてください!
皆が知りたいと思っている事は何か?どんな記事が読まれているかを考え、発信し続けていくことだと思います。
どのようにファンやトラフィックを増やしていくものなのでしょうか?
おかげさまで、LAXICもBRAVAも多くの仲間や協力者の方々によって成長しつづけています。支えてくださる方から学ぶことも多く、記事や活動の多様性につながっています。
皆が知りたい情報を様々な切り口で発信し続けることで、自然にファンやトラフィックは増えていくと信じていますし、実際にそうなっているので、このまま続けていくつもりです。
今後の目標やプランを教えて下さい!
仕事では・・・ライフスタイルにあわせた柔軟な働き方が増えていけばいいと思っているので、LAXICとBRAVAの運営がその一助となればうれしいです。
育児では・・・娘は演劇、息子はサッカーを始めたので最大限応援していきたいです。
全体を通していえるのは、仕事も育児もどれが正しいなんてないので、自分らしく楽しく生きることを大切にしたいです。
最後に、メッセージをお願いします。
いつもパワーママのインタビューを読ませて頂いていますが、学ぶことが多いです。
これからも多くのご縁で色々な方に出会えることを楽しみにしています。