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今回ご紹介するのは、ビーボのマネージャー職の内田さん。ITの知識を身につけたいとの思いからIT業界へ身を転じ、さらに設立から間もないビーボに飛び込んだそうですが、そこには夢を諦めたくないという強い思いが。内田さんの大事にしてきたモットーやお子さん達との向き合い方を伺いました。

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プロフィール

・氏名:内田みちる
・会社名:株式会社ビーボ
・役職名:D2C事業部 カスタマーサクセスDiv. マネージャー
・職種:マネージャー
・簡単な経歴:幼少期より柔道家の父に師事し、オリンピックを目指す。全日本女子柔道ベスト8、全日本学生3位など数々の功績を収める。引退後、不動産売買会社で営業職に従事し、新規顧客開拓、マンション販売、土地開発など幅広く扱う。常に売り上げ目標120%を達成し、年間MVP、トップ賞を受賞。在職中に結婚し、長女、次女を出産、宅地建物取引主任者資格を取得。
またプライベートではブログを通じ自身の経験を発信し、月5000万PV達成。読者の声に勇気付けられ、web上で“コト”のサービス提供を事業化したいと考え、IT知識を身につけるため2006年にIT企業へ転職。
4年後現職の代表武川から今後、ビジネスとして“コト”の提供をしていく意向を聞き、2013年カスタマーサクセスDiv.の立ち上げをミッションとして入社を決意。現在、カスタマーサクセスDiv.マネージャーとして約30名のマネジメントを担う。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :47歳(1971年生まれ)
・お子様の年齢 :長女20歳(1998年生まれ)、次女18歳(2000年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

現在は、D2C事業部 カスタマーサクセスDiv.のマネージャーを務めております。
D2C事業部では主に女性をターゲットに美容・健康商材をECサイトにて展開しており、商品の開発から販売、購入後のフォロー、提案まで一貫して自社で行っています。
カスタマーサクセスDiv.は、お客様の〝なりたい〟を叶える応援者として、モノではなく“コト”のサービス提供をしており、お客様の目的を達成させることがミッションです。
現在はマネージャー職のため、お客様との直接的な関わりは少なくなりましたが、お客様と関わるメンバーが笑顔でHappyな気持ちで仕事ができる環境、成長できる環境を提供することが私のミッションと考えています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00  起床。家事、お弁当作り、英会話の勉強(30分~1時間程度)
9:30  出社
20:00  退社。筋トレ(週3~4)
21:30 帰宅
00:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

一番変わったのは、価値観ですね。今までは自分のことばかり考えて生きていたのですが、出産してからは娘のため、第三者のために何かをするという考え方に変わりました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘たちから評価してもらえた時は、育児も仕事も手を抜かず本気でやっていて良かったなと思います。娘が小学生の時に作文で私のことを紹介してくれて、「尊敬している、かっこいいお母さんです。」と書いてくれました。そんな娘も成人式を迎え、娘から「お母さんのようになるのが私の夢」と書かれた手紙をもらって嬉しかったですね。
フルタイムで仕事をしているので娘と関われる時間は少ないですが、私が本気で仕事をしている姿を娘たちはしっかり見てくれています。後付けになってしまいますが、本気の姿を見せることが私の教育方針なのかもしれませんね。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子供が病気になった時ですね。母親の代わりはもちろんいませんが、当時は営業職だったので仕事でも代わりがいなくて。仕事も看病もどちらもしなければならなかったのが大変でした。

 

それをどうやって解決していましたか?

私は周りの方に本当に恵まれていて。近くに身内がいなかったので両親に預けることができなかったのですが、ママ友や周りの方々が私の仕事を理解してくれていたので、助けていただいていました。
もちろんその分、私も周りの方々が困っている時は微力ですが積極的に手助けをしていました。
育児も仕事も全力で取り組んでいたからこそ助けていただけたのかなと思います。

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

両方に共通することですが、“本気”で取り組むことです。どちらも手を抜かないこと。それと愛情を持って接して、任せることですね。娘に愛情を持つことは当たり前ですが、メンバーに対しても我が子のように接しています。そして、決して「放置」ではなく、「信頼して任せる」。常に「見守っているよ」という信号を送ることを意識しています。

 

お子さんが生まれてから目線は変わりましたか?変わってから仕事に活きていることはありますか?

視野が広がりました。母親になる前は想像もしていませんでしたが、子供から学ぶことが意外と多くて。
これまで私がいた環境は、柔道や営業など「個」が重要であり、全て自分自身で判断・決断してきたので、考え方も一つだけでした。
でも、子供が生まれてから自分とは違う生き方や考え方を知り、新たな視点が増えましたね。
こうした経験は、現在、組織マネジメントをすることに活きています。
今までは「組織って何?」という状態でしたが、組織は色々な考え方を持った人の集まりであり、チームで成果を最大化するためには、自身の固定観念だけで物事を進めてはいけないなと思っています。
それと、守るべきものができたことで“ここぞ!”という時の踏ん張りがきくようになりました。元々責任感は強かったのですが、より強くなったと思います。自分自身も子供のせいにしたくない、周りからも子供のせいにされたくない、と思っていたので、成果を出すことにとことんこだわっていました。

 

お子さんがいる状態で、制度が整っていないビーボへ参画されたとのことですが、迷いはなかったのですか?当時のビーボは設立3年目で従業員3名だったとか。

周りからはかなり反対されましたが、ただ、自分自身、迷いや不安は全くありませんでした。今思えば、まだ娘が12歳と14歳だったので怖いですよね(笑)
制度がないのであれば自分が作ればいい、と思っていましたし、不安よりも自分のやりたいことがビーボでならできると思ったので、迷わず飛び込みました。
子供がいるからといって、自分自身の夢は諦めたくなかったですし、子供のせいにもしたくなかったので。逆に言えば子供がいたからこそ飛び込めたのかもしれないですね。

 

当時12歳と14歳だったお子さんたちも今は18歳と20歳になられたということですが、お二人が思春期だった頃はワーママとしてどう向き合っていらっしゃいましたか?また今の関係性はどんなかんじですか?

家のことを積極的に手伝ってくれている娘たちに感謝を伝え、娘たちも仕事をしている私に感謝をしてくれていたので、その関係性を大切にしていました。コミュニケーションの時間は多く取れていませんでしたが、週末の夕食は必ず一緒に食べ、学校のことを聞くなど大切な時間にしていました。自分のことは自分で決めることを大切にもしていましたので、娘たちは将来の夢のために自分の進む道はすべて決めていましたし、私は娘たちの決断したことを応援していましたね。
また、私の仕事の内容、職場の人たち、仕事での出来事などできるだけ詳しく話すようにしていたので娘たちも私の仕事への理解をし、大切に思ってくれていると感じていました。私が本気で仕事をしている姿をみて、娘たちも今自分たちができることをしようというようになっていたと思います。
今の関係性に関しては、長女とは飲みに行ったり、買い物行ったり、休日は次女と一緒にご飯つくったりしてとても仲良しです。二人ともアルバイトをするようになり、働いて家のことをすることの大変さをより感じるようになったことで常に私を気遣ってくれます。お互いの意思を尊重しあえる関係だと思っています。
今も変わらず仕事に没頭していますが、娘たちが「尊敬する人は母です。」と一つ返事で言ってくれる時は今まで諦めずに仕事と子育てをしてきてよかったと思う瞬間です。

 

週末はどのようにお過ごしですか?

夏も冬も関係なくほぼ毎週ダイビングに行っています。
2月末にも北海道の流氷の下に潜ってきました。
週末は朝4:30に起きてダイビングに行くか、世界最高峰の障害物競争といわれるスパルタンレースのトレーニングをしています。
あとは英会話の勉強をしたり、ネイルサロンにいったり、エステに行ったり、娘と食事に行ったり……ですね。
仕事や育児だけでなく、プライベートも“本気”です!

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今後の目標やプランを教えて下さい!

大きな目標としては、海外に永住し、柔道の道場を作りたいと思っています。これまで誰かのために生きてきたので、娘たちが巣立ったら自分のために生きたいのです。そのために英会話の勉強に力を入れています。
直近の目標は、「カスタマーサクセス」という概念をもっと世の中に広めたいですね。ゆくゆくは、女性向けのトレーニングジムやカフェの運営もしていきたいと考えています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

ためらわずに一歩踏み出してほしいです。
子供とか家族とか関係なく、ひとりの女性、ひとりの人間として挑戦してほしいと思います。本気で挑戦すれば周りは助けてくれますし、子供がいるからこそできることもあるので、チャレンジを恐れないでほしいです。
子供に対しては「一緒にいる時間が短いから愛がない」ではなく、本当に子供を思うならプライドを持って仕事に取り組むことが大事だと思います。子供はちゃんとそれを見てくれているので。諦めずにチャンスをものにしてほしいと思います。

 

構成:柴田広夢

2019年5月20日 0 comment
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今回のインタビューは、ITコンサルティング事業やクラフトビール事業などたくさんの事業を手がけるママ社長、島袋尚美さん!東証一部上場企業のシステムインテグレーターや、IBMなど大手企業での会社員生活を経て、会社設立に至った理由とは?
(千田)

 

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プロフィール

 

・氏名:島袋尚美

・会社名:株式会社ゆいまーる等

・役職名:代表取締役

・職種:ITコンサルティングティング事業、クラフトビール事業、キャリア支援

・簡単な経歴:

2008年 株式会社 NSD 入社 システムエンジニア

2009年 日本アイ・ビー・エム株式会社 入社 データベース・エンジニア

2016年 株式会社ゆいまーる、他1社を設立

・居住地:東京都港区

・ご自身の年齢 :35歳

・お子様の年齢 :0歳

 

 

 

 

現在のお仕事内容を簡単に教えてください。

 

①ITコンサルティング

私たちのビジネスや暮らしに、日々欠かせない存在となっているITの存在。
そのITの力を用いて、届けたい想い・便利にしたい暮らし・世の中がもっと優しい場所になれるお手伝いをすることが私たちのミッションです。
20代ながらエンジニア力とコミュニケーション力がピカイチのエンジニアチームが、私の自慢です。

※ltoop(アイティープ)
https://ltoop.yuima-ru-tokyo.com/

 

②クラフトビール事業

小規模ブルワリーならではのこだわりのクラフトビールや、地元の食品を盛り込んだクラフトビールなど、ユニークなクラフトビールレシピ企画開発に取り組んでいます。
また、クラフトビール関連イベント開催を通じて、生産者や愛好家などたくさんの方に出会いの場を提供させていただいています。

※Jungle Brewery(ジャングルブルワリー)
http://jungleandbrewery.com/

 
③キャリア支援

 

 

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

6時半:起床、娘の世話など

10時〜12時:自宅でMTG

12時:仕事仲間とランチ

13時〜15時:自宅で仕事

15時〜:夕方まで娘と過ごす

18時〜20時:打ち合わせ

20時以降:娘のお風呂や寝かしつけ

23時:就寝

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

 

とにかく、自分にこんなにも人を「愛おしい」という感情があることを知りました!

以前は特に子ども好きということもなく、育児に対して不安も多少あったのですが、、、産んで見ると可愛くて仕方ないですね!

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

仕事で疲れて帰ってくると娘のはち切れんばかりの笑顔があったり、逆に育児で行き詰まった時に仕事をガンガンやることで前向きになれたり。

どちらか一方ではなく、両方あることで救われることがたくさんあります。

 

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

育児はとにかく体力が持っていかれますね。。!35歳での出産・母乳育児だと体力勝負なので、仕事をしていても身体がクタクタ。。。というのはよくあります。

 

 

それをどうやって解決していますか?

 

寝れる時にたくさん寝る(笑)!
あとは、仕事のための移動を可能な限りなくすことを意識しています。赤ちゃんを連れての移動は本当に大変ですから。
その結果、ほとんどの仕事は自宅のマンションのロビーや併設のカフェですることが多くなりました。もちろん仕事内容や職種にもよると思いますが、私の場合は仕事仲間に「子どもがいるから、ミーティングはうちでやりたいな」と言えるようになったことが大きいです

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児の面では、特にルールなどを作っていません。
気負わず、自分が一番楽しむようにしています。
その結果、本当に娘とじゃれ合う時間が楽しくて仕方ありません!

仕事の面では、人に対して誠実に裏表なく、ということをずっと大事にしています。
仕事上のメンターから10年以上ずっと教わっていることです。商売人として一番大切なのは「信頼を得ること」だということですね。

 

 

 

起業をしたきっかけは?

 

よく「家族など、周りも女性経営者や起業されている人が多いのですか?」と聞かれるのですが、実は私は沖縄出身で、両親はバリバリの公務員と大手企業勤めという、とても安定志向の家庭です。なので、私の中で、起業したり経営者になったりという選択肢は社会人になった当初、全くありませんでした。

ですが、1年目の時に遭遇したリーマンショックをきっかけに、会社に依存する働き方に少しずつ疑問を持つようになりました。
また、当時お付き合いしていた人(現在の夫)が目に障害を持っていることもあり、結婚にも依存できないし、したくない。むしろ私が彼の人生を支えられるようになりたい、、、など毎日悶々と過ごしていました。そのタイミングで同じように会社員から独立をした方にお会いしたことがきっかけです。今ではその実業家の方に10年以上学ばせていただいています。

 

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ITコンサルティングや、クラフトビール事業を立ち上げた背景、理由を教えてください。

 

実は、思いつきなんです(笑)。

とはいっても、もともとITエンジニアだったのもあり「ITの可能性はすごい!」と思ってはいました。
ただ、自分自身が起業をした際に、せっかく世の中には良いサービスや素敵な取り組みがたくさんあるにもかかわらず、IT知識・人材不足が理由で世に知られていないことが衝撃でした。
ITには、作り手も使い手も共に豊かにしていく可能性を感じて、再度IT事業に取り組み始めました。

クラフトビールに関しては、国際結婚しているアメリカ出身の夫からの影響が大きいですね!(笑)
日本には「とりあえずビール」の宴会文化があります。
ただ、私自身が大手メーカーのビールが苦くて飲めなかったので、、、
今後はコーヒーやワインのように味わい深いクラフトビール が日本に根付き、宴会の際には「とりあえずクラフトビール」になったら良いなあと。

元々、グローバルに活躍したい、地元と東京と海外を行き来できるような多拠点生活をしたい、子育てと仕事を両立したい、というところから働き方を広げてきました。
ご縁を大切にしていく中で、ITもビールも協力者やチャンスに恵まれて、事業化することができたのが立ち上げた背景なんです。

 

 

 

今後の目標やプランを教えてください!

 

今後は、既存事業の拡張はもちろんのこと、国内外のオーガニックベースの生活用品やビューティケア用品を扱うショップを出店準備中です。

また、学生時代から、国際協力や女性の働き方を広げていくことへの興味が強かったので、SDGsへの取り組みも強化し、働き方やキャリアの視野を広げるヒントになるような対談やコラムなどの執筆や講演活動や、地域貢献にも力をいれて地元沖縄にも貢献していきたいです。
自分で自分を幸せにしていく人があふれる社会を目指し、家庭、子育て、働き方、それぞれの幸せを実現するライフスタイルの拡充に向けて、今後も挑戦し続けていきます。

 

 

 

 

 

最後に、メッセージをお願いします!

 

キャリア形成、働き方、自立、子育て。いろんなことに直面して駆け抜けて来た20〜30代でした。
今まさに壁にぶつかっている人、志高く努力中の人、色々な方がいると思いますが、枠に囚われず柔軟に見地を広げることで、活路が見いだせることは多々あると思います。固定概念を打ち破れるのは、若い我々の特権なのですから。。。!

私もまだまだ勉強中の身ですが、女性をはじめいろんな人が「自分の理想」を描いた通りに活躍できる社会を創るため、これからも邁進してまいります。

 

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(インタビュー:千田)

2019年5月2日 0 comment
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今回ご紹介するは、化粧品の製造・販売を手掛けるBCLカンパニーの宣伝部でデザイナーとして活躍する渡部あすかさん。1歳の女の子のママです。
出産育休から復帰後は、新たな商品の発表会でデザインを担当するなど、時短勤務ながらやりがいのある毎日を送っているそう。ご自身もスタッフとして参加しているという「ママの視点でこどもの毎日を考える」プロジェクトについても伺いました。

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プロフィール

・氏名:渡部 あすか(ワタベ アスカ)

・会社名:株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー

・職種:デザイナー

・簡単な経歴:美術大学卒業後、広告制作プロダクションのデザイナーとして勤務。その後、BCLカンパニー入社。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :36歳/1982年生まれ

・お子様の年齢 :1歳3ヶ月/2017年生まれ

・ワークスタイル:時短勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの宣伝部にて、デザイナーしております。ブランドビジュアルやWEB、SNSの制作・ディレクションを始め、デザインが必要な色々なツールに携わっています。普段は9時半~17時頃まで働いています。

 

 平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:45 起床・自分の身支度、洗濯

7:30 子供を起こして検温、子供の身支度。保育園の支度と自分・子供の食事。

8:30 出勤

9:30 勤務開始

17:00 勤務終了

18:00 お迎え

18:15 お風呂掃除、夕飯の支度

19:00 夕飯、子供と遊ぶ、片付けなど

20:30 入浴

21:30 子供の寝かしつけ

 

出産して、何が一番変わりましたか?

時間に対する意識と体調管理です。

前職では夜型のライフスタイルで、働く時間の長さにも頓着しなかったのですが、今は保育園に合わせた子供の生活リズムを作るために、最低限の時間管理をするようになりました。

体調管理は、家族の誰が具合悪くなっても毎日を回すのが大変になってしまうので、食事・睡眠・衣服の調整など出来る範囲で気をつけています。寝込まない程度の風邪はよくひきますが…!子供は1歳過ぎてから、少し体が強くなってきた気がします。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事面では、仕事へのモチベーションを変わらず保てていることが、大きな気づきでありもっと成長していきたいと力の湧く感じがしました。

育児に集中したくなったり、生活が回らなくて辛かったりするかと思いましたが、公私ともに色々な人が助けてくれている今の環境が、この気持ちを保てているのかなとありがたく思っています。

育児面では、保育園のおかげで親の力だけではできないような子の成長や学びを日々感じるし、離れている時間がある分、子に対して少し余裕を持って接することができるのでこちらも幸せなことです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

いずれもかけられる時間が限られているので、どちらかに集中して時間を取りたいなと思うことはあります。仕事が詰まっている時期は、どうしても時間に余裕がないことが出てきますし、育児では、乳幼児期の成長は思っていた以上にあっという間で、見逃していないつもりでも数ヶ月前の写真を見てもう一度抱きしめたい…と少し切ない気持ちになる時があります。

 

それをどうやって解決していますか?

仕事では、朝の家事・育児は夫に任せて早く出社したり(通常もここは夫の役割です)、お迎え~夜の面倒を両親に頼む日を作ったりしています。

育児では、毎日24時間一緒にいたら、余裕を持って接することも出来ない日があるはずと割り切って、今の環境をありがたく思い、一緒に過ごせる時間に目一杯愛情を注ごう…と考えています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

手を抜けるところと抜いてはいけないところの見極めでしょうか。

仕事は、自分がイニシアチブを取らなきゃいけない部分はしっかり進める、チームの別の人の仕事の範囲は完全にお任せする、などです。

育児は、子供の気持ちをまず受け止める・尊重してあげながら、親のどちらかだけが大変さを抱え込むことがないよう、夫と協力することを大事にしています。

 

お子さんが1歳ということですが、お仕事復帰後の印象的な仕事はありますか?

産休後のタイミングに、社内でママの視点でこどもの毎日を考えるプロジェクト「ママラボ」が立ち上がり、私もスタッフとして参加しています。

「ママラボ」の活動の第一弾として、世界中で愛されているフランス生まれの乳幼児向け玩具“キリンのソフィー”から誕生した日本初登場の、赤ちゃんから使えるスキンケア「キリンのソフィー コスメティックス」の広報や販促、店頭展開の活動をしています。

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BCLカンパニー『ママラボ』

 

私は、1月末にあった発表会会場内のデザインを担当し、復帰後の仕事としては(サイズ的にも!)大きなものの一つとなり、ブランドの世界観を広いスペースでいくつものタッチポイントで表現できる、とてもやりがいがある仕事でした。

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2019年1月の発表会

 

ママの視点でこどもの毎日を考えるプロジェクトとは素敵ですね!
渡部さんご自身の経験も活きていますか?
また、ママラボの次の展開なども教えてください。

プロジェクトで「キリンのソフィー コスメティックス」を扱う前に、歯固めの玩具を出産祝いで頂いていました。子どもも私もとても気に入り、お出かけの際はいつも一緒です。世の中のママ&子どもたちにも人気な商品であることを、このブランドを通じて知りました。
プロジェクトが始まり、キリンのソフィーがついたキーホルダーを持ち帰った時に 、鍵掛けにかかっていたソフィーを見つけた子どもが、嬉しそうに指をさしていて!
こどもにとってもソフィーを認識している!と驚いたこと、そしてこのキャラクターを立たせてプロモーションを展開したら、小さな子どももママも共に、親しみを持って手に取ってくれるだろうと実感しました。
その後のコスメキッチンさんで開催したブランドローンチ発表会の制作や、プロモーション立案などに役立たせることができました。

ママラボでは、まずは3/1に発売したばかりの「キリンのソフィー コスメティックス」のブランドをしっかり日本でも広める活動を進めて行きたいと思っています。
また、「キリンのソフィー コスメティックス」を軸にして、活躍しているママたち、活躍したいと思っているママたちと繋がって行きたいです。
ご連絡もお待ちしております!

BCLカンパニー公式Instagram
https://instagram.com/bcl_company_official/

BCLカンパニー公式Facebook
https://www.facebook.com/bclcompany

キリンのソフィー コスメティックス
https://sophielagirafecosmetics.jp/

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今後の目標やプランを教えて下さい!

会社の仕事の中で、デザインやクリエイティブの面でよりよくなる部分を探し、積極的に関わって行きたいと思います。

また、ITの分野でのデザインの役割や仕組みを勉強して、今のスタンダードや流行にしっかり追いついていきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

出産を経て、育児・仕事の両立の仕方やスタートする時期は千差万別で、人と比較しないでそれぞれのやり方でよいのだなと、色々なママたちを見て知ることができました。

身近な人だけでなく、こちらのサイトを含めたネットやSNSから元気や勇気をもらうことも多いです。

結婚や出産は道を閉ざすことではなく、新しい発見とパワーに満ちたものであることだなと思います。世の中はどんどん変化していますが、子供が大きくなった社会では、さらにどんな女性も(男性も)自分らしい生き方を選べる時代であるように、いち母として、いち社会人として微力ながら意思を持って働いていきたいと思います!

 

インタビュー:柴田 広夢

2019年4月2日 0 comment
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今回のインタビューは、目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わるアプリ「CASH」などを運営する株式会社バンクのデザイナー氏原 諒子さん!

育休明けで、スピードの速いスタートアップ企業に時短勤務で復帰した氏原さん。仕事と育児、家事のタスクを見える化してパートナーと共有するなど、育休明けの方の参考になりそうな視点や方法が満載です。さすがのデザイナーさんならではの素敵な画像と併せてぜひご覧ください!(千田)

 

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プロフィール

 

・氏名:氏原 諒子
・会社名:株式会社バンク
・職種:デザイナー
・簡単な経歴:多摩美大学情報デザイン学科卒。フリーランス、受託会社、インハウスデザイナーとして働いた後に、2017年に女児を出産。その後BANKに入社。
・居住地:東京
・ご自身の年齢 :31歳
・お子様の年齢 :1歳9ヶ月
・ワークスタイル:時短勤務

 

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

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株式会社バンクでデザイナーをしています。
今はCASHというサービスの運用・改善を行っています。基本UIやWEBなどデジタルメディアを担当していますが、イベントがある時はポスターやフライヤーなども作成したりなんでもしています。
CASH Mall、CASH here、CASH PROなど派生サービスも含めて2人で担当しています。

 

普段は、10:00から17:00までの時短勤務で働いています。
全社員対象で月に2回在宅作業ができるシステムがあるので活用しています。
通勤が1時間半ぐらいかかるので、この制度を使うと3時間ぐらい家事に当てられるので重宝しています。

 

 

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

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平日は7:00ごろに起床し、8:40ごろには家を出ます。
10:00から17:00まで勤務。帰る途中に子どものお迎えをして18:30ごろに帰宅します。
朝は二人で育児家事を分担、夜は私が多めに担当する代わりに休日は夫が多めに育児と家事をしてくれています。

 

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

 

子供の成長を間近で見れる楽しみが増えました。
また、子供が同じ年齢のママさんと繋がることができて新しい友達ができたので、子供が生まれる前よりもプライベートが充実してる気がします。

 

ただ、子どもを育てるために生活スタイルは大きく変わりましたが、自身が親になって何かものすごく変わった感じはありません。

 

出産前の自分は親になったらなんとなく凄くなるんだろうと思ってたんですけど、そんなに変わりませんでした。笑
子供から見た大人は、なんでもできて万能な存在だと思ったけどいざなってみると子供の頃とそんなに変わらない感覚と同じだと思います。

 

 

 

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

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ワーママとして…と言われると少し恥ずかしいです。笑
ワーママってなんでも器用にこなす方のみたいなイメージがあって自分のイメージとは違うので。

 

育児だけだったら視野が狭くなってしまったと思います。

仕事をするから客観的に子供の成長を感じられる気がします。

育児と仕事ってどちらも自分にとっては当たり前なことで、
それをできていることが幸せです。

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

どれもやることが多くてすぐにパンクしてしまうことです。

 

“仕事” は、スピードが速いスタートアップに勤めているため、短い間隔でフェーズが変わって状況がどんどん変わったり割り込みのタスクも多いです。
“育児” は、子どもの成長によって今までルーティン化していたタスクも変更が必要になったり、子どもの心の状態によって思ったよりも時間を取られることが多いです。
“家事” は、食事と洗濯以外の優先度を下げていますが、それでも量が多いので気を抜くとすぐたまってしまいます。

 

それに対応するため大まかな優先度を決めています。一番は “育児” 。次に “仕事” 、“優先度が高い家事” 、“自分がやりたいこと” 、最後に “優先度が低い家事” です。

 

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また、その中で仕事と家事のタスクは1日単位で “must” “want” に分けています。
洗濯を例にすると、洗濯機を回して乾かすことは “must” ですが、洗濯物を畳んで片付けるのは “want” に当てはまります。

 

時間や体力には限りがあるので、 “want” のタスクはできなくても自分を責めないようにしています。
特に家事は全体の優先度が低いのできなかったものは思い切って休日に回しています。
また、 “must” のタスクが終わったら睡眠や趣味など気分転換の時間に当ててもいいことにしています。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児も仕事も家事も「自分で背負いこまないこと」と「辛い時はヘルプを出すこと」です。
仕事では、タスクが多くなったときや、締め切りが短いタスクなどをお願いすることが多いです。

 

子供が産まれる前の話ですが、雑誌などで見るワーママのスケジュールの多くは、当たり前のように母親がメインで育児家事を担当する家庭が多いことを知って勝手に不公平さを感じていました。

 

そんなモヤモヤを抱えながら、育休中は自分が仕事をしていないため育児と家事のほとんどを自分でやろうとしました。
けれど次第に、子供のケアの仕方や予防接種をすることも知らない、離乳食のやり方も調べてくれない、仕事も今まで通りに続ける夫に怒ったし、嫉妬もしました。

 

しかし、冷静に考えてみると夫は “タスクすら認識していない状態” である可能性があり、全体の育児家事をどれくらいやっているのか認識の違いがあるのではないかと思いました。それから全体の家事をリストにし、お願いしたいところを少しずつお願いするようにしました。

 

 

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その甲斐もあってか今では前よりも育児も家事もやってくれるようになりました。
自分が勝手に抱えこむクセがあるのに気づきましたし、それからは育児でも仕事でもお願いしたいことは遠慮しないようにしています。

 

 

復帰と同時に、初めての会社に転職。それを後押しされた一番の理由があれば教えてください

 

一番の理由は、楽しそうだと思ったからです。
育休中にCASHがリリースされ、使っていました。いままで「モノを売る」ことは面倒くさいイメージがありましたが、こんなに簡単にできるのかと印象深かったのを憶えています。

 

弊社CEOの光本のインタビュー記事に「CASH通じて “性善説” に基づいたサービスが成り立つのか実験したい」という内容を見つけました。その記事の中には “疑うことがコスト” という言葉もあり、リスクヘッジすることが当たり前だと思っていた私にとって衝撃でした
そしてそのコストを省くことでサービスと使う人にとってこんなに新しい体験になるんだと思っていました。

 

復職が近づいてきたタイミングで、バンクの執行役員兼デザイナーの河原から声をかけてもらいました。
河原は大学卒業後から背中を追うような尊敬しているデザイナーの1人だったので、また働きたいと思っていたのも入社を決めたきっかけでした。

 

 

 

スピードが速いスタートアップ企業で、育児をしながら仕事で工夫していること・意識していることを教えてください。

 

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不完全でもいいのでデザインを早く作って共有し、時間があるときにブラッシュアップをするスタイルで仕事をするようにしています。
早い段階で画面のプロトタイプをメンバーに見せることで、このアイデアをリリースするかも含めて早く判断できますし、修正するときの工数も少なくすみます。
また、見えるものがあることで改善案も出やすくなり最終的にいいアウトプットになることが多と思っています。

 

また、CASHはまだ発展途上のサービスなので、サービスの理想形を忘れないように意識しています。

 

 

今後の目標やプランを教えてください!

 

仕事では、CASHなどのサービスを、「やってみたいこと」にチャレンジする人をお手伝いできるようなサービスにしたいと思っています。
夢を叶えるためにお金を貯めてから学校に行くのではなく、借金をして学校に行った後で夢を叶えてからお金を返した方が夢を実現させる近道になる、という考え方があります。
“今” お金があることで、時間をショートカットしたり選択肢を増やしたりすることができる。
それを多くの人ができるようになることを目標にしています。

 

また、働き方ではフレックスのように一部の業務を在宅でもできるようにして、子供と長い時間接しながら働く方法を考えていきたいです。

 

育児では、まだ手探り状態ですが子供が好きなことに夢中になれるようなサポートができたらいいなと思っています。

 

 

 

最後に、メッセージをお願いします!

 

会社が終わって、もう疲れて何もしたくないと思った帰り道。
ママチャリに子供を乗せて帰る方を見て、自分も頑張ろうと背中を押されることがたくさんありました。

 

子育てはまだ女性が中心の家庭が多く、育児と仕事の両立をするハードルが高いと思います
育休を取る男性の声も出てきて、これからもっと子育てがしやすくなると思うので、これから子育てをしていく人たちが選択肢を増やせるように、今たくさんの事例を発信していきたいです。

 

 

 

(インタビュー:千田)

2019年3月3日 0 comment
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今回は東京と兵庫を行き来しながらNPO法人で活躍するパワーママ岡本さんをご紹介します。

海外での就職ランキング上位に入ったり、社会起業家が注目されたりと話題にのぼることも多くなったNPO。民間企業からNPOの有給職員第一号として転職され、忙しい毎日を送る岡本さんにNPOで働く醍醐味、東京と兵庫を行き来しながら働く工夫などを伺いました。

 プロフィール

・氏名:岡本(中島) 祥公子(おかもと(新姓:なかじま)さよこ)

・会社名:認定NPO法人サービスグラント

・職種:NPO職員(プロボノプロジェクトのコーディネーター)

・簡単な経歴:

兵庫県宝塚市生まれ。

2004年:SFC(*1)卒業後、フリーランスのクリエイターを支援する人材系会社(株)クリーク・アンド・リバー社入社。5年半、営業・営業企画などに従事。

2009年:「クリエイターならではの社会貢献」をテーマにした社内有志のイベント開催後、国内のプロボノ(*2)の草分け、NPO法人サービスグラントに初の有給スタッフとして転職

2011年:関西事務局長(一人事務局)として東京から転勤

2015年:産育休を取得

2016年:復帰後は東京を主な生活拠点に、子連れ出張をしながら東阪のプロジェクトのリーダー・メンバーとして参画

(*1) 慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスの略

(*2) 仕事で培ったビジネススキルや経験を活かしてNPO・地域団体などを応援するボランティア活動。語源はラテン語。(英訳for good public、公共善のために)働き盛りの社会人からアクティブシニアの社会貢献活動、子育て中のママの復職準備、越境学習の研修としてなど、多方面から注目を集め始めている。

・居住地:だいたい、東京都、ときどき、兵庫県

・ご自身の年齢 :37歳

・お子様の年齢 :3歳(2015年生/長女)

・ワークスタイル:在宅ワーク、リモートワーク、複業

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

仕事は、一言でいうとボランティアプロジェクトのコーディネーターです。

社会課題の代弁者と言われるNPOや、地域で公益的な活動を担う地域団体など非営利活動の基盤を応援する目的で、ビジネススキルや仕事での経験を生かすボランティア「プロボノ」の参加者を募り、両者で取組む協働プロジェクトのコーディネートをしています。パートナー(企業・行政)とタッグを組んで、NPO・地域団体、プロボノワーカーへの説明会開催やニーズの聞き取り、チーム編成、プロジェクト立ち上げ後の進行の見守りなど、成果物の提供、アセスメントまで一連のサポートを行います。

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その他、プロジェクトの成果報告のイベントや勉強会などの企画実施も実施しています。

ワークスタイルは時短勤務で、東京の事務局に出勤しながら東京のプロジェクトと関西(大阪・神戸)の事務局メンバーとは主にオンライン会議や子連れ出張を組み合わせて一緒に動いています。週1度程度を目安に在宅ワークをしたり、妊娠中から始めた顔の見える関係間で子育てを頼り合う「子育てシェア(AsMama提供)」の認定ママサポーター(支援側)として、他のお子さんの短時間の送迎や緊急時の見守りサポートを出来る範囲でしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:30 起床

8:45 保育園登園(週1-2程度パパの出番)

9:30~10:00 出社

オンラインミーティング、プロジェクト運営、イベント企画など

18:00 保育園お迎え

19:00 晩ご飯、お風呂

20:30~21:00 こども就寝

21:00以降 日によって1-2時間程度、仕事

なぜNPOという組織で働く選択をされたのですか?

たまたま仕事として選んだ先の法人形態がNPOで、ベンチャー企業の1人目のスタッフという感覚で転職しています。

一番の理由は、「この仕組みがきちんと広がったら・・・と色々な可能性についての妄想が止まらなかったこと」、そして「世の中的には絶対数の少ないユニークなキャリア、ニッチな経験が出来るチャンス」と思い切れたことです。

NPOというと、アメリカで就職したいランキングの上位に教育系NPOが入っていたり、国内でも「社会起業家」と呼ばれる社会課題の解決にビジネスの手法で取組むNPOの代表達がメディアなどで注目を浴びていたり・・・。でも未だにNPOが利益を出してよいのか?NPOで働くってお給料は出るの?という認識がまだまだ一般的だと感じています。プチ雑学ですが、今年はNPO法ができて20周年の成人式と言われていて、今では国内に約5万団体の非営利活動法人があります。

私はちょうど中学1年生で阪神淡路大震災を経験していますが、何かあった時はお互い様、と現場で沸き起こるたくさんの困った課題を自律的に解決する市民の力が認められて、市民活動にも法人格を付与し社会的な地位を認めていこう、と初の議員立法でNPO法が作られた歴史があります。

例えば、難病の子どもの入院時の学習支援や遊びのボランティアをする、不妊当事者のピア・カウンセリングを行う、介助犬の普及・啓蒙を担う、など特定の社会的な課題やニーズに応える活動を担うNPOがある中で、サービスグラントはNPOを応援するNPO(「中間支援組織」と呼ばれる)として、他NPOの事業運営の基盤を強く、よりよくするために、ビジネススキルや経験を活かしたボランティア「プロボノ」を呼びかけNPOの応援者、共感者を増やしポジティブに巻き込んで行く役割を担っています。

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色々なニュースに見え隠れする社会的な課題について多くの人は気になっていて、どうにかよくなるようにという思いはあっても、仕事も忙しい自分がどう関わっていいのか分からない、踏み出せない。。。そこで、仕事を持つ社会人でも現実的・効果的にNPOや社会課題に参画できるよう「チームを組み」「期間限定で」「具体的な成果物を提供する」仕組みを備えたプロジェクト運営で、会社以外の場でも社会に参加する“一歩目の機会”を創出しています。

転職当時は、代表のライフワーク的に年間約3件のプロジェクト規模だったものをもっと広げようとしていたタイミングでした。この仕組みがきちんと機能すれば、誰もがどういう環境になっても支える受け皿がある社会になるし、誰かの「困った」や「悩み」を見過ごさず真摯に対応しているNPOへ、応援のタスキリレーが出来るし、参加する社会人は所属、肩書き関係ない個人として豊かな人間関係が紡がれるのではないか。誰かの役に立ちたい、力になりたい社会の中にあるピュアな気持ちを集めて成果に変えるこの変換装置は“社会の健康指数をあげるんじゃない?”・・・、そんなハッピースパイラルがばっと広がった瞬間から今へと繋がります。

以前に実家で大学入試の小論文のコピーを見つけて懐かしく読んでいたら・・・すっかり忘却の彼方にありましたが、「頑張っていても継続性に課題を抱えるNPOにお金や人の経験や知識といった運営資源が循環する社会。行政の責任ではなく、ありたい未来に色々な人が得意をいかして参加できる社会。その仕組みに貢献できる自分でいたい。」と書いていた17歳の私を発見。過去の自分の未来の妄想は、今思うと、見えない所で今の仕事への選択を後押していたのかもと思ったりします。

またワーママとしてNPOで働く中で感じることは何かありますか?

ワーママとしてNPOで働くことで感じることの1つは、女性らしさを活かしやすくやり甲斐を感じやすい職場ではないか!ということ。

サービスグラントに関わるまで大学で学生NPOにほんの少し関わったことはありますが、運営側にいた経験もなく決してボランティアが身近にあったという訳ではありませんでした。サービスグラントでの仕事を通じて、社会課題の代弁者ともいわれるNPOの活動には、継続するための経営、経済性ももちろん大事だけれど、それ以上に関わった人がよりよく変わったのかが上位の価値になる。かの有名なピーター・ドラッカーも、「非営利組織とは、人を変えるためのチェンジ・エージェントである。」と残していることを代表から教えてもらいました。人の変化が最大の価値であるNPOという組織。実は、子育ての経験を通じて人が育つ、変わっていく楽しさややり甲斐を間近で体感しているママ達にとって、仕事の価値(人が変わる醍醐味)を自分に落としやすいフィールドなのではと思います。

サービスグラントでも応援先NPO・地域団体への共感や尊敬、参加されるプロボノワーカーへの感謝をベースに、みんな初めて会う方達同士が期間限定で一緒に協働することをサポートする仕事柄、緊張をほぐして場を和ませる、親しみをもって気持ちよく接する、トラブルがあっても柔らかく対応する事が多い。男女という性差よりも個人差という所が大きいかもしれないですが、感覚的にそういう役回り、立ち回りを得意とする女性の特性が生かされやすい職種だと思います。

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2つ目は、子育てと両立しやすいちょうどよい環境を得やすい!

NPOすべてに当てはまるわけではないかもしれませんが、サービスグラントを事例にあげると、20名の同僚がいますが約7割は女性でワーママも多数。それぞれの希望にあわせて社会保険完備のフルタイム、他本業とのパラレルワーク、アルバイトと働き方の多様性に満ちています。オンライン、クラウドツールの活用でPCがあればそこが仕事場になりえるので子どもの急な発熱や感染症にかかった時には在宅に切替えるなど柔軟な働き方が選択できます。一つ一つのプロジェクトの成功という目標はぶらさず、緊急的な状況変化に対して男性の同僚含め全員に理解があるので対応も現実的で気兼ねもなくストレスがない。イマドキというかその人にあった働き方を自由に選べるという点で働き方改革最先端な気がしています。

NPOであっても事業運営を継続的に行うためには、管理、業務の組み立て、マーケティング、営業、広報など企業で必要とされる一連の機能が本来は必要なので、一旦、子育てのために離職して緩やかな復帰を目指す元ワーママや、子育てが少し落ち着いて仕事復帰を考えるママのこれからの仕事の選択肢に「NPOで子育ても仕事もちょうどよく働く」が入ってくるとソーシャルセクターはますます元気になるように思います

サービスグラントのサイトはこちら

現在は、東京と大阪・神戸を行ったり来たりの生活だと聞いていますが、お子様も小さい中で大変ではないですか?

物理的な移動や荷物、仕事中の子どもの居場所、子どもを含んだ時間の見通し、子どものご機嫌・・・調整指数が確かにたくさんありますが、東京にいる日常と、関西出張の非日常をうまく組み合わせて子どもも一緒に楽しめるように・・・と思っています。

 

・滞在回数を必要最低限にできるようアポをまとめる

・詰めすぎると子どもがストレスを感じることが分かるのでなるべく余白時間を予め入れる

・他のメンバーに代われること、お願いできることは頼む

・現場にいなければいけないこと以外のオンライン対応可の事はオンラインで

・対応が柔軟な一時保育を確保し、大阪ではここ、神戸ではここと固定の拠点にする

・適度に親に頼る(ベースは実家滞在でも、常に優先してもらうと負担も大きいので、無理な場合もありとする。一時託児、ホテルも場合によって活用する)

・新幹線は密着遊び場スペシャルタイム、この間は一緒にシールと紙で水族館を作ろう、とか、お楽しみを一緒につくる。
地図持参で県の名前やここは何がおいしいらしい、と特産物を一緒に覚えたり、移動する度に共有する言語を増やせてラッキーとする。パパに憶えた自慢を聞いてもらう。

物理的な大変さも、足して引いて結局プラスだな、と思える状態に持っていきたいなと思います。

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出産して、何が一番変わりましたか?

楽しみが増えたというか、笑かされる事が増えました。

命のリレーというか、世代で引き継いで、今度また渡していく流れの中にいるんだ、と当たり前の事を改めて感謝しました。あとは、子どもの未来に恩送りはしても課題の先送りはなるべくしたくないな。選択肢があって失敗しても何度でもやり直せる、助け合える文化・社会を残せるようにしたいという思いはより強く思うようになりました。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

忙しいとか、大変と思ってしまうと全部がその色で見えてしまうから、基本はどうやったら楽しめるか、面白がれるかをイメージしたいタイプ。ですが、抱っこ紐で一心同体の期間、コミュニケーションが取れるようになる3歳までの間の時期の子連れ出張と仕事のやりくりはかなり難易度が高い、と焦ったり汗をかいた記憶が多々あります。

子どもの成長とともに、仕事、生活のちょうどよい塩梅が変わるのをチューニングし続けるという事だと思うのですが、それはずっと模索中。

可処分時間が限られる中で何を取るか、何を置くかというのはいつも命題です。

それをどうやって解決していますか?

ふと気づくと、自分の住む地域との繫がりを持っていなかったので、出産をきっかけに地域の子育てママ達と繋がって助け合う子育てシェアという仕組みに乗っかって、ママサポーター(ママを支援する側)を始めました。病院に行きたい間や、上のお姉ちゃんの用事の間に下の子を見ていて欲しい、色々なニーズに応えて数時間だけ一緒に遊んだり、送迎サポートをしたりするのですが、他の子どもと自分の子どもが交わっている中に子どもの成長が見えてきたり、他のお子さんとの関わりを通じて、このマジックワードは自分の子育てにも生かせそうだ、とか。普段は子育ての楽しみを保育園に託してしまっていて、自分と子どもだけの世界が通常ですが、ポンっと一時的に外にワープできる第3の活動場所を持つと色々自分に良い効果があるなと思います。

可処分時間の制限の考え方は、段々、1度のアクションで2倍、3倍の効果、期待を満たすものになりそうだ、という事を選択する傾向になった事で少しずつ改善している気がします。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

自分自身が精神的にも肉体的にも健やかでいること。

「触らないで」と拒否られるまで(拒否られても)こどもとスキンシップを。

育児も仕事も繋がっているので、自分の状態は子どもにもそのまま跳ね返る気がします。親が何やら楽しそうに一生懸命生きているという様子をそのまま伝える、一緒に時間・空間を共有できるものは子どもと一緒に、のスタンスがいいなと思っています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

最近の月9の中で「プロボノ」が登場していたそうなのですが、自分らしくこれまでの仕事の経験を生かして社会の何らかの課題の一場面に具体的に関わるプロボノが普通の振る舞い、働き方として文化になる源泉に関わっていけるとよいなと思っています。

ゆくゆくは、という事では、人と人、人と組織を繋ぐという事を仕事にしてきているので、自分が暮らす地域でも世代やセクターを超えたチームで未来に仕掛ける、でも自分には何も肩書きのない、でもそこには欠かせない、何か楽しいこのおばちゃん、おばあちゃんのポジションを目指したい(笑)

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

仕事ですでに社会に貢献している上に、さらにプロボノでも貢献を、と迫るつもりはないので(笑)それぞれのライフステージや優先順位の中で、仕事以外に自分らしく役立てる機会があれば、とか、見過ごせない誰かのニーズを感じて何か協力したい、と思うタイミングがあれば、プロボノの選択肢を思い出していただけたらいいなと思います。

ワーママの中で、産休育休を今後取得するママがおられたら、育休中、一旦子育てなどを理由に離職した方で復職を検討している子育て中のママ達チームが約1ヶ月半程度で取組む【ママボノ】というプロジェクトがオススメです。初顔合わせで一瞬の内に本音を忌憚なく通わせ、赤ちゃんの授乳、離乳食を食べさせながらプロジェクトのゴールや段取りを話し、持ち前の共感とコミュニケーション力で和やかに的確にニーズを捉えて提案をまとめていく。そんな怒濤のパラレルワーク協奏曲で毎年、短期間の内に内容の濃い成果物が生み出されています。

同じタイミングに産育休を取得するワーママならではの新しい仲間を得られるチャンスでもありますので、ご関心のある方、周りに該当される方がおられたらぜひ、情報シェアいただけたらと思います。

子連れでできる社会貢献と復職準備 ママボノはこちら

2018年10月29日 0 comment
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今回ご紹介するのは、エイベックスの人事でマネージャーとして活躍する北原鮎子さん。
管理職としてチームのメンバーをまとめていく上で、育児の視点が活かされていると言います。また、育児にも仕事の視点を活かし、最近ではキッズコーチングの資格も取得したそうです。そんな北原さんのマネジメント術や、フルタイム勤務を支えるご家族のお話などをお伺いしました!

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プロフィール

・氏名:北原鮎子
・会社名:エイベックス株式会社
・役職名:マネージャー
・職種: 人事
・簡単な経歴: 2002年に新卒でエイベックスに入社。入社後は、音楽の販売促進部で、所属アーティストの販促を担当。ECや大手レコードチェーン店向けのCD・DVD営業を経験した後、人事に異動。異動当初はWLBプロジェクトの立ち上げ(保育園誘致など)、社食提案など人事以外の業務も行いつつ、現在は採用・研修、制度企画、またグループ会社横断で女性視点を交えて当社の企業課題の解決を目指す女性活躍プロジェクト“nadesico a-project”メンバーも務める。※2014年〜2015年まで育児休業取得。
・居住地:神奈川県
・ご自身の年齢 :38歳
・お子様の年齢 :4歳(2014年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

2018年7月より採用・研修チームのマネージャーとして働いていますが、その他、インナーコミュニケーションや働き方を考えるワークスタイル変革プロジェクトや女性視点を交えて当社企業課題の解決を目指す女性活躍プロジェクトなどにも参画させてもらっています。
マネージャーになって「昇格おめでとう!」と声をかけていただくこともあるのですが、私はあくまでマネジメントは単なる〝役割″だと考えています。もちろんメンバーには方向性は示していくのですが、あえて自分が苦手なことを最初に伝えて「私はみんなより偉いわけでは決してないし、足りない所も山程あるから助けて!」と言ってみんなに助けてもらっています(笑)。チームで何を成し遂げるかかなと。

会社が定時制だった頃は時短勤務をしていたのですが、コアタイムなしの完全フレックスになってからはフルタイムに切り替えました。(※制度としては5時間15分~7時間30分までの6パターンで時短勤務が可能)
以前は、朝子供がぐずっても「間に合わないからごめん!」と言って、無理やり家を出ていたのですが、フレックスになってからは、そういった状況になってもちゃんと子供と向きあってから仕事に向かえるようになりました。月間で所定労働時間をクリアすれば良いので、例えばある日は、16:00に帰って美容院に行き、次の週に足りない分を補うことも出来ます。この変更でかなり時間調整がしやすくなりましたね。非常にありがたい制度だなと思っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床(自分の身支度、プライベートのことも含めて前日の残タスク対応)
7:30 子供を起こして身支度
7:50 朝食(朝食作り、保育園の送りは主人の担当)
8:20 出勤(読書、ネットショッピングなど)
※フレックスなので、日によって時間は異なる
9:00 勤務開始
18:00 退勤(積み残した仕事への対応)
19:00 保育園お迎え→実家
19:30 実家で夕食、お風呂
20:00 入浴、子供との時間
21:00 実家→自宅へ
22:00 絵本読み聞かせ、寝かしつけ
23:00 主人とのコミュニケーション
0:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

やっぱり生活スタイルと価値観ですね。

大きな声では言えないですが、仕事大好き人間だった私が、育休から復職するときに「もうちょっと休んで子供と一緒にいたいな・・・」と感じるようになるとは思ってもみませんでした。

そんな中復職してみて感じたのは、守りたいものがあると、より仕事も育児も頑張れるという事。
限られた時間の中でどのような工夫をしてチームとしてバリューを出していくか、優先順位をつけていくかをより意識するようになりました。やっぱり仕事が好きという価値観は全く変わっていません

プライベートでは自分の時間や夫婦だけの時間はほぼなくなりましたが、愛おしい存在のおかげで全くストレスはありません。出産前まではある程度自分のやりたいことをやりたいようにコントロールしていたので、そのクセで子供についても自分の思う通りに動かそうとしてしまう時があるのですが、「子供は自分のものではなく、自分から切り離された一人の人間である」という事を忘れてはいけないと反省することもしばしば・・・。まだまだ日々勉強です。

あと出産したら、冷え性と花粉症が治りました!これは嬉しい誤算でした(笑)。

エイベックス

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

弊社のCMがTVで流れる度に「あ!ママの会社だ!」とはしゃいでくれるのを見ると、ほっこりしますね。娘の今のマイブームは某音楽番組ごっこ。「ママはおしゃべりする人ね」「ここから出てくるから拍手してね」など細かい指示が飛んできます(笑)

あとは、仕事が育児に、育児が仕事に活かされている気がします。
会社でコーチング研修を担当していた関係で、自分も一緒に勉強させてもらったのですが、これが本当に子育てに役立っています。コーチングという考え方を知らなかったら、きっと一生ティーチングという手法しかしらないまま子育てをしていたと思いますし、子供への接し方も全く違うものになっていのではないかと思います。もちろん子供と大人の接し方は全く同じではないので、改めて子供に対するコーチングを学びたいと思い、先日キッズコーチングの資格も取りました。

仕事側で行くと、普段全く思い通りに動いてくれない子供のモチベーションアップ方法を常に考えているので(笑)、それがチームマネジメントにも役に立っています。子育て同様自分ひとりでは限界があるので、チームメンバーに他のメンバーの様子を聞いたりして、個々がどうしたら主体的に楽しく仕事が出来るか考えていきたいなと思っています。

弊社はエンタメを主に扱っているのですが、実は物事って子供に流行ると世の中でムーブメントになるんですよね。それだったら、例えば今度の新曲のデモを何パターンか聞いてもらって、その中から子供が反応するもの(口ずさんだり真似したり)を選んでリリースする、というような新しいプランニングができたら面白いんじゃないかなと思っていて。こういった観点も、私は子供を持って初めて感じたことなので、コンテンツ制作を生業としている弊社にとっては作り手側の多様性というのは非常に重要だなと思います。弊社ではプロジェクトなどを通じで部署を飛び越えて色々仕事が出来る環境があります。例えば今プロジェクトメンバーであるnadesico a-projectも、「キャリアプランの見える化」、「社員満足度の向上」、「ヒットコンテンツの創出」などを軸に活動しているので、このプロジェクトのどこかで提案してみたいと思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?また、それをどうやって解決していますか?

復職したては上司が気を使って負担をかなり軽くしてくれたのですが、逆に私はそれを「自分はもう必要ないのではないか」と受け取り落ち込みました。1ヶ月くらいは何とかそのままやっていたのですが、このままではモチベーションが保てないと思い、ある日思い切って上司に「迷惑をかけるかも知れないけど、もう少し仕事を下さい」と言ってみたんです。そしたら「え?良いんですか?それは助かります!」と。拍子抜けしましたね。こんな事ならウジウジしてないで早く言えば良かったなと思いました。自分の仕事は自分で取り返さない戻ってこないことを痛感した出来事でした。
それ以来、復職してくるママ社員の上司の方に対して「必要以上に配慮する必要はありません。是非ご本人の志向をうまく汲み取ってあげて下さい」とお伝えしています。

物理的な時間の制約に関しては、復職タイミングで両親に近くに引っ越して来てもらうという飛び道具を使いました(笑)。母が元保育士なので、子育てに関しては日々アドバイスを貰っています。主人と両親が私の仕事を非常に理解してくれているので、海外出張や夜帯の仕事、自己研鑽の為の勉強会参加など、他のママ社員よりはかなりフレキシブルに対応出来る環境なので、本当に有り難いなと思っています。

日頃「仕事に育児に大変だね」と言われるのですが、周囲の多大なるサポートのおかげで、とても充実していて毎日本当に楽しいです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

仕事も育児も全力で!というのはあるのですが、子供と過ごす時間は物理的にどうしても少なくなってしまうので、少ない時間の中でどうやって濃い時間を過ごせるかを意識しています。

あとは、たくさんの人の目で育てること。毎日の実家通いもそうですが、双方の親戚や仲良し家族との交流など、なるべくたくさんの人にあえてお世話になるようにしています。逆に私が友人のお子さん達を見ることもあります。他の親子の関わり方を見ると「そうやってやれば良いのか!」と思うことも多々あり、非常に勉強になっています。

仕事では「自分だからこそ出せるバリューは何なのか」というのは大切にしている部分です。弊社では好きなことを仕事にしている人が多いのですが、そうは言ってもやっぱり働く環境や人が良くないと楽しく仕事が出来ないと思うんですよね。足元の自分のチームメンバー全員が楽しく仕事をすることはもちろんなのですが、人事という立場にもいるのでより多くの社員の方が「明日会社に来るのが楽しみ」と言ってもらえるような会社にしてきたいと思っています。

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家事育児の分担はどのようにされていますか?

基本的に半々。気づいたときに気づいた方がやる、というスタイルです。
結婚前主人はほとんど家事をやったことがない人だったのですが、特にお料理についてはありがたいことにビックリするくらい上達しました。「これどうやって作ったの!?」と思うこともしばしば。盛り付けもものすごくキレイなんですよ(笑)。週末も俺が作ると言ってくれるので、おまかせしちゃってます。
逆に掃除は私の方が得意なので、食事作りは主人で掃除や洗濯は私、というパターンが多いです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

ロールモデルとか大層なことではなく、「北原が出来るなら自分も出来るかも」と気軽に思えるような存在になることと、当社タグライン(企業理念)「Really! Mad+Pure」のように、エイベックスが世の中に「Really!」(マジで!)を発信し続ける集団になることです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

継続することにおいて、等身大であり続けることは非常に重要だと感じています。自分らしさを大切にし、時には周りに「助けて!」と素直に言える勇気を持つことも必要なのではないかなと。まだまだ私自身パワーママとは程遠いですが、こういった特集が組まれないくらい世の中全体がパワーママ化したら素敵だなと思うので、一緒に切磋琢磨していきたいです!

 

インタビュー:柴田広夢

2018年9月27日 0 comment
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今回のパワーママは、3人のママでありながら本業では営業企画のお仕事をこなし、副業ではハーバリウム教室を主宰する阿部 淑惠さん。
阿部さんの勤めるソフトバンク コマース&サービス株式会社では働き改革が進められていて、ご自身もスーパーフレックスやテレワークといった制度を利用。さらには昨年解禁されたという副業にも挑戦。そんな阿部さんの先進的な働き方や子育てについてお聞きしました。副業につながったというハーバリウムの講師の資格のお話も伺いました!

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プロフィール

氏名:阿部 淑惠(旧姓:藤井)
<本業>
・会社名:ソフトバンク コマース&サービス株式会社
・職種:営業企画
<副業>
・協会名:日本ハーバリウム協会
・役職名:認定講師
・教室情報:Lucia

・簡単な経歴:
2002年 入社
2002~2007年 法人営業
2007~2016年 法人営業企画
2016~現在 コンシューマ事業 事業推進 (人事・総務チーム)
2018~現在 副業:日本ハーバリウム協会 認定講師
・居住地:東京
・ご自身の年齢 :35歳(1982年生まれ)
・お子様の年齢 :10歳(2007年生まれ・娘)、5歳(2013年生まれ・息子)、8ヶ月(2017年生まれ・息子)

・ワークスタイル
<本業>
フルタイム、スーパーフレックス &テレワーク(月の半分未満)
(※スーパーフレックス=コアタイムのないフレックスタイム制)
<副業>
ハーバリウム認定講師活動(ハーバリウム教室、ワークショップ、販売)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ソフトバンク コマース&サービスでは、働き方に関するスローガンとして「Smart & Fun!」を掲げており、ITやAI(人工知能)を駆使して、全社員がスマートに楽しく働くことを目指しています。このスローガンに基づき、「働き方改革(Fun)」「業務改善(Smart)」「人事」「総務」関連の仕事を主にしています。

働き方改革部分では、スーパーフレックス・テレワークの導入で時間をより効率的に使って働くことを目指しています。
例えば、40分の子どもの授業参観で今までは全休または半休を取得しなければならなかったのが、テレワークとスーパーフレックスの制度を組み合わせることで、約1時間の中抜けで終わらせることができます。繁忙期の忙しい時期は、メンバーも本人もHappyですよね。育児以外でも通院や私用、営業帰りに帰社しなくても自宅や外出先で業務をすることができれば、移動時間の短縮にもなり、満員電車のストレスも軽減されます。また、テレワーク部分については「BCP 」対策でも非常に重要だと考えています。(※BCP=Business continuity planning(事業継続計画))
一方で、制度ができたばかりですので使い方がわからず使用できてない方がいるのも現状です。皆さんの声を聞きながら、「いつでも、誰でも」取得できる働きやすい環境作りを目指す部署に所属しています。

また、「働き方改革」には「業務改善」部分が非常に重要です。業務の効率化や改善をしなければなりません。今まで何時間もかけて作業をしていた業務を数分にすることができれば、空いた時間に新しい仕事を企画することもできます。スマートに楽しく働くことで、モチベーションも上がり、より今の仕事を好きになって欲しいと考えています。他の方の見本になれるよう、私自身が掲げられている働き方を意識しながら日々努力しています。

2017年10月より副業解禁となったため、ハーバリウム認定講師の資格を取得し自宅でハーバリウム教室を開催しています。
休日は地域の方と触れ合うことができ、子どもたちにも新しい友達ができます。育児をしているとなかなか自分の好きなことができないという考えがあったのですが、「やりたいことをやってみる」ことが自分のモチベーションアップ+成長のためにも非常に重要だと感じました。
日々の生活を楽しく過ごすベースに家族と仕事があり、双方充実することで向上心が高まり「仕事も家事も、育児ももっと頑張ろう!」という気持ちになります。

 

1日のスケジュールを簡単に教えてください。

■平日
5:30 起床
7:15 仕事スタート(※朝の家事&子どものことは主人にお任せ)
16:00 お仕事終了(※残業がなければ)
17:00 保育園お迎え
17:30 帰宅(※夜の家事&子どものことは私。平日の夜は主人には自由にしてもらっています)
18:00 子どもたちとお風呂&夜ご飯
20:00 長女のお迎え
20:15 長女夜ご飯&次男寝かしつけ
21:00 長男(寝かしつけ)
22:00 起きた次男と遊ぶ&長女の宿題チェック
23:00 次男の最終寝かしつけ
24:00 就寝

■休日:副業日
AM:家の掃除、料理、買い出し(1週間分の食料)
(※休日の空き時間は私が自由にさせてもらっています)
PM:ハーバリウムレッスンor家で過ごすか長女、長男とお出かけ
(※次男は小さいので家で主人とお留守番)

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出産して、何が一番変わりましたか?

責任感の意識が変わり、この子どもたちを育てるために、私がしっかりしないと!と思うようになりました。
仕事では、「限られた時間で求められている以上のパフォーマンスを出すためにはどうしたら良い?」と常に考えるようになりました。私の中では「スキルUP・業務効率・納期」に特に重点をおいています。子どもがいるからできない、風邪をひいたから納期が遅れてしまうなどは、「理由にならない」と私は考えます。いただいた仕事、設定していただいた目標と納期に合わせ、逆算しスケジュールを設定する。できない、間に合わないのは、自分のスキル不足。何を改善すれば良いのか、どうやったらできるのかを考えわからなければ上司に相談する。出産する前は意識せず仕事をしていたのですが、働ける時間が限られているからこそ、自分の成長がとても大事だなと実感しました。「できないことなんてない、最後まで諦めずに考えれば必ずできる!」と思っています。もちろん失敗も沢山します。ですが、失敗したらまたやり直します!

また、子育ては夫婦だけではできません。友だち、ママ友、上長、会社のメンバー、会社のおやおや倶楽部のスタッフ、ご近所の方、地域の方、保育園の先生、学校の先生、塾の先生、シッターさん、病院の先生などなど沢山の方に助けられ、協力していただき成り立っています。子どもが体調を崩したときに心配してくれる会社の皆さまにも本当に感謝をしています。まったく予想がつかなかった1人目と比べ、子どもが増えるたびに子どものペースがわかるようになりました。今では、何があってもそんなに焦ることはないです。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

3人の子どもたちが並んで寝ている姿を見ると、癒しでしかありません。子どもが楽しそうに遊んでいて、不安なく家で過ごしている姿をみることで明日からもっと仕事頑張ろう!という気持ちになります。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

1人目の時は右も左もわからず本当に大変でした。
高熱が2週間に1回出る子でしたので、夜間小児で数時間待ちの状態も多々ありました。子育て情報もなく、ママ友も少なかったのでほぼ1人で育児をするしかない状況でした。仕事と育児の両立も手探り状態で、スケジュールを立てることもなくがむしゃらに生活していました。友人が楽しそうに遊んでいる姿がSNSに投稿されると悲しくなってしまったり、仕事が思うようにできないもどかしさ。フルタイムで働いていたので、「子どもが可哀想」と言われる辛さ。あまりに何もかもうまくいかず、子どもが風邪をよく引くのも自分のせいだと思い込み、病院の先生に泣きながら相談したこともあります。「私が仕事を辞めればいいんですか?」と聞いた時の、病院の先生の言葉が忘れられません。
「免疫がないんだから何しても風邪引く子は引くわよ。子どもがいる女性を正社員で雇ってくれるとこなんてあまりないんだから、辛くてもしがみつきなさい!子どもがよく風邪を引くのなんて最初の1~2年だけなんだから。走り続けなさい。」

 

それをどうやって解決していますか?

今では、1人で頑張ろうと思うのではなく沢山の人を頼っています。辛い時に主人も仕事中だったら、ご近所さんに助けを求めれば良いやくらいの気持ちで育児をしています。ただ、求めるだけではなく自分も何かあったときには助けます。夜間小児については主人が務めている会社の「キッズドクター」というアプリがリリースされてから本当に楽になりました。他にもママ友やシッターさん、病後児保育の先生などにも心から感謝しています。
また、家事は完璧にするのではなく、作れない時はお弁当でもいいよと言ってくれる主人にも感謝していますが、節約もしないといけないので休日に作り置きすることが多いです。
日々、忙しいと思われがちですが「隙間時間」が必ずあるので、その隙間時間をどう使うかを常に考えて行動しています。「隙間時間」ができた時がチャンスです!その時間に「やりたいこと」を終わらせます。

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらにも言えることですが、「人と人とのコミュニケーション」です!
私のことを信頼してくれるから、仕事を任せてくれる。そして、信頼をしてくれるから「もっと頑張りたい!」と思えます。育児においても、信頼しているから子どもをお願いすることもでき、逆に信頼してもらっているのでママ友に何かあったときに我が家で助けることもできます。そのためには、日々のコミュニケーションがとても大切だと考えています。

 

ご家族との家事育児分担についてはどうされていますか?

主人との家事育児分担については、2人ともその場で言われることが苦手なタイプなので、年間の家事・育児のタスク表を作り分担しています。分担については、タスク表を作ったときに話し合い、タスク表に記載がないことをする場合は要相談ですが、だいたいのことはタスク表に記載があるので、これってどっちだっけ?と思ったときはタスク表を見るようにしています。

 

会社で副業が解禁になり、副業をスタートしたとのことですが、始めたきっかけについて教えてください。

産休中にハーバリウムの資格を取得したことがきっかけです。子どもと一緒に自宅で作れないかな?と思い、資格を取得しました。当初は自分で作るのみの予定でしたが、子どもがいる我が家でベビー連れでも対応できる教室を開き、ご近所の方や赤ちゃん連れの方が気楽に楽しめる場の提供をしたいという思いがありました。

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副業のハーバリウム教室についても教えてください!

所属している協会「一般社団法人 日本ハーバリウム協会」のミッションにある、「女性の成長とより充実感のある生活の提供」という思いに心が惹かれました。
認定講師の資格取得にいらっしゃる女性の方は皆さん、「ワクワクし希望をもって」お帰りになります。カフェでお友達とワークショップを考えたり、販売、または美術の先生などはお子様向けに何かできないかな?など、自分で考えるきっかけになります。何かのきっかけ作りのほんの少しのお手伝いしかできませんが、お手伝いができたらとても嬉しいです。

 

今後、その取り組みを通して、どうしていきたいと考えていますか?

会社を定年退職した後の夢ですが、「近所の働くママの役にたつ場を提供したい」という思いがあります。お母さんの帰りを一人で待つお子さんに対して、今の生活では平日に余裕がないですが、余裕があれば「我が家で待っていればいいのに」と思うことが多々あります。会社を定年退職したら、親が帰ってくるまで子どもたちが安心して過ごせる場所を我が家で提供できればと考えています。「あそこの家なら安心だよ」という安心感を少しずつ作りたいです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

現在、とても楽しく、充実した日々を送らせてもらっています。仕事においては微力ですが会社に貢献できる人材になれれば・・・と思っています。周りの方との信頼関係・コミュニケーションを大事にして、子どものお手本になれるよう、笑顔で毎日を過ごしていきたいです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

社会人になり、定年を迎えるまで約40年。初めての育児と家事の両立で途方に暮れるくらい疲れ切ってしまうこともあると思います。ですが、子育てにかける時間は働く間のたった数年で、必ずあっという間に「最後のとき」がきてしまいます。1日1日が大切な時間で、気づけば自分の手から巣立ってしまいます。育児と仕事の両立は、他の人と比較せず、自分がどうしたいかが一番大切です。
時短勤務・フレックス・スーパーフレックス・テレワーク・フルタイム勤務など、沢山の働き方がある中で自分自身に合った働き方を見つけ、自分自身が自信を持って子どもと向き合うことが大切だと思っています。「育児をしながら働く」と考えた時点で、もう立派な「ワーキングマザー」です。

いつも協力してくれる皆さま、家族、上長、会社のメンバー、ママ友には感謝の気持ちでいっぱいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

インタビュー:柴田広夢

2018年7月20日 0 comment
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今回のパワーママは、『これからは、生き方が働き方になっていく』の著者の鈴木絵里子さん。
本業では2つの会社でベンチャー投資に携わり、プライベートでは2人のお子さんのママ。海外で育ち、外資系企業に勤めた経験もある鈴木さんが現在の働き方に至った理由や子育てについて、これからの時代を楽しく生きるヒントを伺いました。

 

プロフィール

・氏名:鈴木絵里子
・会社名:ミスルトウ株式会社
・役職名:投資ディレクター
および
・会社名:フレスコ・キャピタル
・役職名:パートナー
・職種:ベンチャー投資

・簡単な経歴:4歳の頃からアメリカや中東含めた海外で暮らし、カナダのマギル大学を卒業。経済学、国際開発学、数学を専攻。
2008年より外資系の投資銀行部門に勤務。その間2児を授かる。
2013年よりラグジュアリーブランドCOACHで財務企画を担当。
2015年より米国のドローンベンチャーの日本法人立ち上げに携わり日本代表に。
2016年より社会的インパクトベンチャー投資を行うミスルトウ株式会社にて投資部ディレクターを務める。
2018年よりフレスコ・キャピタルのパートナーも兼務。

多様性が活かされる世界を広げたいとfuture female+としても活動し、『これからは、生き方が働き方になっていく』(大和書房)を出版。

・居住地:東京
・ご自身の年齢 :30歳(1986年生まれ)
・お子様の年齢 :6歳(息子)、3歳(娘)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

海外で育ち、貧富の差などを目の当たりにしたこともあり、ずっと国際開発に携わりたいと思ってきました。今は、社会的インパクトベンチャー投資を大胆にやれているのでとても幸せです。

社会的インパクト投資とは、例えば、インドの農業スタートアップに投資をするために現地に出向いてデューデリジェンス(調査)を行ったり、シリコンバレー発アフリカで活躍する医療機器輸送ドローンスタートアップなどの投資先の事業開発のお手伝いなどをしたりです。全世界に共通する社会課題を最新のテクノロジーを駆使して何とか解決していけないか、と現場の方と仲間と考えるのは、とても刺激的です。

また、私の場合、ミスルトウとフレスコと言う二つのベンチャーキャピタル双方にコンサルティングする形で投資活動を行なっています。「複」業の複雑さはあるものの、一つ以上ののコミュニティに所属する利点を大いに楽しんでいます。一方が上手くいかなくなってしまった時のセーフティネットになると感じ、学びも倍増したり。

何にしても、既存の働き方の枠組みを前提とした、既存の募集がかかっている職種からは今の私の働き方には絶対に辿り着けなかったと思っています。

自分が望む生き方を主軸に考えるようにした上で、やりたい仕事を探し、仕事の方を少しずつ、前向きに、生き方に合わせていくようにしてきたイメージです。トライアンドエラーで失敗も繰り返してきましたが、今、テクノロジーの発展などもあり、世の中の転換期にあると思うので、働き方についても考え込んでしまうよりかはアクションを取ったもん勝ちだと、私は思っています。

具体的なワークスタイルについては、例えば、自分のパフォーマンスを最適化するためや家族の事情に合わせながら、リモートで仕事をしたり、比較的柔軟に休暇を調整させてもらったり。その分しっかりバリューを出さなくては、と必死ですが、見苦しくても一生懸命体当たりする方が私は楽しい!と感じています。

また、自分のパフォーマンスを上げると言う意味でも、「好き」で楽しめる仕事内容に取り組むだけでなく、一緒に仕事をするメンバーについても「好き」と思える方達とできるように意識しています。短い人生、自分が尊敬できたり、安心できたりする方と一緒の方が良いですよね。

大企業などではそんなのは難しい、と思われるかもしれませんが、少しずつ、試してみられてはどうか、と私は思っています!

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5AM :起床 メールチェックをして、一日について頭を整理。15分くらいSNSを見てしまうこともあり、「あぁ゛、、また時間を無駄にしてしまったー」と後悔することも。6AM :子供達起床 朝ごはん準備の他、宿題を確認し、ピアノの練習も監視したり。7AM :自分の準備 余裕がある時は時短ヨガを実行し、気持ちを整理。
8AM :出勤 オフィスだけでなく、ミーティング先の近くのカフェなどに出向くことが多い。(今、海外では沢山のとてもお洒落で躍動感溢れるcoworking spaceができていて、女性向けのものなどもあります。環境は大事なので、日本でも増えて欲しいと思っています)
9AM – 17PM :仕事 自分で裁量権持って、日中の時間は使っています。例えば、必要ならクリニックに行って気になっていた症状を診てもらったり、子供達の学校の行事に2時間顔を出せたり、ちょっとした買い出しに行くこともあります。
18PM:子供達の迎え 帰宅。猛ダッシュで晩御飯を用意し、子供達に食べさせ、お風呂にも入れる。
20PM:本を読み聞かせて寝かしつけ 自分が寝落ちしてしまうことは、あるある。
20PM – 0AM :仕事のキャッチアップ 夫が帰宅した時には30分程、会話をする。くだらないテレビでも一緒に見るのもコミュニケーションの一つ。

 

出産して、何が一番変わりましたか?

子供の模範になるために自分もしっかりしよう、と、少しずつですがましな人間に成長できている気がします。

また、子供達のためなら、と体力的・精神的な力が漲るのも面白いですね。火事場の馬鹿力のような緊張・頑張りが7年続いている感じでしょうか。もともと運動音痴で体力に自信はなかったんですが、子供を産んでから数十キロのものは幾らでも持てるようになり、今では職場のウォーターサーバーの交換担当は私です。

でも、何よりも、子供達のおかげで、自分のことを社会の一員としてより感じることができるようになりました。子育ては一人ではできない、とつくづく思います。両親や友人やシッターさんやご近所さん、など色々の方のおかげ、コミュニティのおかげで子育てはできている。そのコミュニティへの恩返しにも、この社会が良くなるように自分もできることないか、と益々考えるようになりました。

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ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事を終えて帰宅して過ごす最初の2分間は、いつも世界一最高ですね!!!
満面の笑顔で駆け寄ってくれる子供達を抱きしめると、どんな大変なことでも乗り越えられると思えちゃいます。でも、そう思えるのもそのマジック2分間だけで、すぐさま兄妹喧嘩が勃発したり、お腹が空いたと騒ぎ出し、またカオス対応に戻ります。。笑

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児は答えがなく、一人一人の子供や各家庭で違う中、これで良いのか?と悩むこともありますが、自分の子供達への愛情に自信を持って、何とかなる、と前向きに考えるようにしてます。

また、もちろん子供達や家族にイライラを感じたりすることもありますが、そんな時は、自分自身が仕事や他のことで戸惑っている知らせだ、と捉えて、一歩引いて見てみるようにしてます。なので、子供達は人生がうまくいってるかのバロメーターにもなってくれています。

そんな中。育児と仕事を両方行う中一番大変なのは、1日24時間と言う万人に共通して限られた時間の中で色々なことをこなしていくことだと思います。

でも、自分の幸せを軸に考え、前向きに、断捨離もしながら、自分の時間を自分でコントロールする意識をもつようにしています。固定観念に振り回されるのではなく、自分で考え、自分で選ぶオーナーシップの気持ちがあるのとそうじゃないのとは、随分違うと思っています。

 

それをどうやって解決していますか?

上記に加えて、私にとって大事なのは、仲間・コミュニティとの関係です。

忙しさの話を打ち明けたり、他イライラやモヤモヤについては、同じ悩みを持ってる人がいることを知るだけで、気持ちが救われることもありますし、具体的な解決策を見いだせることもあります。

そんな大切なコミュニティを探すには、自分をさらけ出してみて、そして同時に自分のカン・勘・感性を大切にしながら、素直に「好き、素敵、尊敬できる」と思う人と付き合っていくことだと思っています。また、コミュニティは自由につながっていくものであって縛られるものではないので、自分のライフステージに合わせて離れたり距離を置くことなども大事だと思っています。「お付き合いしなくてはいけない人はいない」と余裕を持ったスタンスで望むと、不思議なことに良いコミュニティを見つけられたりすることがあります。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

親としては、愛情をしっかりと表現し、子供の自尊心・自己肯定感を高めることに注力しています。自己肯定感があれば、どんなことにでも挑戦できるようになるのではないか、と思っているからです。もう一つ、子供達には最低限、礼儀や他者への思いやりや共感は身につけて欲しいと願い、そこについては厳しめに向き合っています。

仕事においては、自分にしかできないことがあるとしたら?自分でしかできないやり方は何だろう?と問うようにしています。

子育てにおいては、有難いことに、自分は代替が効かないと思えてます。そのお陰で毎日頑張れてます。同じように、仕事においても小さなことでも定性的なことでも良いので代替が効かないことができている、と思えることに取り組むようにしています。

「自分はなくてはならない存在だ」と思うのとは違い、せっかくやるなら、どう工夫しようか、どう楽しもうか、と、真っ新な状態で考えてみる感じです。特に人口知能、ロボットの発達を受けて、職種が大きく変わっていく転換期でもありますし、そんな視点は大事かな、と思っています。

ただ、繰り返しになりますが、大それたことではなく、例えば接客業であれば、「自分はいつもの常連顧客の方のAさんを笑わせられている。それが自分の持ち味かもしれない」と言う思いだと私は考えています。人から喜んでもらえた時には、やり甲斐も感じられますし。

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ご家族との家事育児分担、アウトソース利用等はどのようにされていますか?

自分だけにしかできないことの話の延長としても、自分独自の愛情表現に繋がらない家事・育児はできるものはどんどんアウトソースしよう、と考えるタイプです。

私は食べるのが大好きなので料理もその延長と捉えて大好きです。子供達と一緒にキャラ弁当を作って遊ぶことも多い。一方で、掃除などについては私は「自分だけ」さは発揮できないので、週1回外部の方の力をお借りしています。

夫との分担においては、お互いできることをやるようにし、ストレートに依頼しあったり、お互い、やってみないと分からないこともあるので、色々試すようにしています。

 

ご自身が受けた教育は、お子様の教育方針に影響与えていますか?

礼儀や他人への思いやりについてはとても影響を受けていると思い、両親には感謝しています。でも、私は複数の国で育ったので、色々な価値観や習慣も見てきました。ですので、教育についても「正解」などはないのだな、と柔軟に捉えて、色々な手法を取り入れています。

 

ワークとライフの理想的なバランスを教えてください。

バランスではなく、自分の幸せで楽しい生き方・ライフを主軸に、仕事であろうと、家族であろうと、交友関係であろうと、織り込んでいく、作り上げていく、ように私は捉えています。

人は働くために生きているわけではないので、人間らしい生き方こそが自然ですし、理想ですね。

また、人は多面的だという認識も大事だと思います。色々な面に合わせてコミュニティにつながり、お互いに影響しあって、成長などもしていけます。
何でも完璧にしようと思ったり、いつもいつも「成長、前進」と考えるのは大変なので、最後は笑えれば良し、と思うようにしています。子育てについての素敵なキラキラしたブログをフォローして参考にしてみるのも良いですが、面白くて笑える子育ての話にどんどん触れられる、パワーママプロジェクトなどがとっても元気が出ます!

もちろん笑えない時もありますが、そんな時は、しっかり休んで自分の時間を少しでも取るようにしています。お笑い番組を見たり、友人と話したり、美味しいご飯を食べて、寝て、カフェに行ってみたり、と。そんなセルフケアも大事にしてます。

こんな緩い、笑える、セルフケアをしあうママ仲間がもっと増えたらいいな、と日々思ってます。

 

著書についても伺えますか?今回、本を書いてみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?タイトルに大変惹きつけられるのですが、「これからは、生き方が働き方になっていく」という言葉に込めた思いについても教えてください!

本を書こうと思ったのは、しつこくお話ししてしまっているのですが、未来を作ろうと思う方達の「コミュニティ」を広げたい、と思ったためです。 特に女性にもそんな選択肢・考え方があるんだ、と知って頂きたかった。女性こそ凄く面白いチャンスの時期にあると思っているためです。 こんな私ですが、現在進行形の生き方働き方の模索を包み隠さずさらけ出して、自分の多面な要素も立体的に包括的にお伝えさせて頂きたく、そのためには媒体として「本」が最適だと考えました。

『これからは、生き方が働き方になっていく』のタイトルについては、敏腕編集者が付けてくださったのですが、これからは人間らしく生きよう、と言う想いが込められています。 仕事をする上でもこれからは人間らしさも重要ですが、母親も、一人の人、ですので、人間らしく、楽しんだり、笑ったり、泣いたりもありますね!

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今後の目標やプランを教えて下さい!

今は、とても楽しく、充実した日々を送らせてもらっていて、今後も仕事においては微力ながら社会的に意義ある投資活動をしていければと思っています。

特に、テーマとしては女性のコミュニティの促進であったり、私の中では関連するのですが、既存の経済のありかたではない、新しい仕組みを考案したりしていく活動にワクワクしています。

ただ、あまり綿密な目標やプランは立てていません。大きな方向性だけを意識しながら、後は流れやご縁に身をまかせつつ、その瞬間瞬間を精一杯にやって行きたい、と思います。

 

最後に、メッセージをお願いします。

コミュニティや仲間を大切に思う私ですが、パワーママプロジェクトこそもとても楽しく素敵なコミュニティ。本当に存在に感謝しています。ありがとうございます!

このようなコミュニティがどんどん大きくなったり、増えたりすれば良いですね。

また、このようなコミュニティがあるお陰で、「ロールモデル」も、必要なくなっているな、と思えています。

時代の大きな転換期にもあるので過去の成功要因が今後そのまま通用するとも限らず、「完璧なロールモデル」を探すこと自体難しい。男性がロールモデルを意識している話もあまり聞かないですが、男性は、 自分たちが多面的で、画一的なものがないことを知っているからでしょうか。

存在しないような一人の完璧なロールモデルを探すのではなく、仕事の仕方や生き方など、それぞれの面において共感できるコミュニティを見つけて、そこの仲間と成長しあえるように、私はしています。ですので、今回インタビュー頂いていることも恐れ多いのですが、私の話も、少しでも参考になるところがあれば嬉しいです。

 

インタビュー:柴田広夢

2018年5月29日 0 comment
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今回のインタビューは、一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事の野上美希さん!

協会の代表だけではなく、幼稚園の採用・広報の活動や、社会福祉法人で複数の保育園の事業統括、さらには企業体で民間学童や保育向け人材紹介サービスのマネジメントも並行して行なっている、まさに幼児教育のスペシャリスト。そんなアグレッシブな野上さんですが、実際にお会いすると穏やかでしなやか、とても柔らかい印象で癒されます!子育てをされながら数々のプロジェクトに関わる野上さんに、今の幼児教育と保育についてのお話も伺いました!(千田)

 

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プロフィール

・氏名:野上 美希(のがみ みき)

・会社名:一般社団法人キッズコンサルタント協会

・役職名:代表理事

・職種:教育

・経歴:東北大学工学部卒業後、日本総合研究所にて、コンサルティング、事業企画、採用、営業と多岐にわたる経験をした後、株式会社マイナビの人材紹介事業部の立ち上げに従事。営業部長として複数の部下をマネジメントする傍ら、『女性のための女性コンサルタントによる人材紹介サービス』の代表も務める。自身の妊娠を機に久我山幼稚園の運営に携わる。産後母の孤独を解消すべく、子育てひろば開設を皮切りに、働く母の支援のため幼児教育をベースとした民間学童や複数の認可保育園を開設。また民間学童資格 キッズコンサルタント資格を認定する一般社団法人キッズコンサルタント協会を立ち上げ、代表理事を務める。

・居住地:東京都杉並区

・ご自身の年齢 :40歳

・お子様の年齢 :7歳の娘と4歳の息子

・ワークスタイル:各園を回り、施設長とミーティングや、在宅勤務など内容によって柔軟に対応

 

 

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 

現在は、複数の事業展開を行っています。

①   学校法人野上学園 久我山幼稚園にて、採用や広報の活動

②    社会福祉法人風の森にて、複数の保育園の事業統括

③    株式会社野上アカデミーにて民間学童Afterschool Kugayama Kidsと保育士向けの人材紹介サービス「保育Willキャリア」のマネジメント

④   一般社団法人キッズコンサルタント協会にて、資格講座の講師業

複数法人を経営しているので、その時々で必要な業務に邁進していますが、現在は、保育園を毎年1園開園しているため、保育園立ち上げの業務の比重が高くなっています。

 

 

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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

7時15分起床 呼吸法、体操を行いつつ、子ども達を起こす

7時半 朝食を作り、旦那と子ども二人と食べる

8時10分 娘が小学校へ登校

9時 息子を幼稚園へ送る

9時半~18時半 コアタイム いずれかの園に出勤したり、在宅で仕事をしたり、スケジュールに応じたスタイルで仕事に従事

18時半 息子を幼稚園へ迎えに行き、同施設内のアフタースクールに娘を迎えに行く

19時 夕食の用意、夕食を子ども達と食べる(旦那はいる時といない時がある)

19時半~21時 家族団らん お風呂

21時 子ども達を寝かしつける

21時半 仕事のメールチェックや事務処理業務

23時 ドラマを観たりリラックスタイム(時間があれば)

0時 就寝

 

 

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

 

働き方です。
会社勤務の時代は、終電に飛び乗る生活を継続していましたが、妊娠、出産により仕事のスタイルが抜本的に変わることが想定できたので、仕事を継続させるためにどうすればよいかと考え、現在の仕事に従事することを選択しました。

 

 

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

育児を通して、お母さんの悩みに寄り添えるようになり、そのことが、次のビジネスに繋がっていく原動力になっている気がします。自分で運営している園に子どもを預けていることもあり、子ども達にもママが仕事をしている姿を見てもらうことで、更に頑張ろうという気持ちが芽生えます。また、日々成長していく子ども達を見ているだけで、自分も成長しなくては!という気持ちになります。

 

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

旦那も当時外資系企業に勤めており、日々遅くまで仕事をしていたので、ワンオペ育児+事業経営と、保育園の立ち上げの際は毎日が余裕のない日々でした。

 

 

 

それをどうやって解決しましたか?

 

本当に忙しい時は自分で全て行おうとせず、周りの人たちに頼り、乗り切りました。具体的には、学生のベビーシッターを雇って定期的に子ども達と遊んでもらったり、実母や義母、義父の力も借りながら、仕事に穴をあけずにやり切りました。

 

 

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児においては、子どもにとって様々な体験をさせてあげることで、子どもの興味関心を引き出し、可能性を追求していくような子育てをしていきたいと考えています。

また、子どもの気持ちに寄り添い、子どもの奥にある真のニーズを引き出してあげたいと思っています。

仕事においては、幼児教育をより多くの子ども達が受けられる世の中にしていきたいと考えています。

 

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キッズコンサルタント協会とはどのような協会なのでしょうか?

 

学童指導員のための民間資格 キッズコンサルタント資格を普及、認定する協会です。

 

 

 

野上さんが今のお仕事をされるきっかけなどを教えてください!

 

自身の妊娠、出産、育児の孤独を体験したことで、地域でのコミュニティが重要であると感じ、子育てひろばを開設しました。そのことをきっかけに、世の中のニーズにマッチした様々な事業を展開していきました。

 

 

 

今の仕事で大変なことと、とてもやりがいを感じることをお教えください。

 

子育てをしながら、新しい事業を立ち上げていくことはとても強い意志が必要だと感じていますが、時間が制約されているが故に「本当にやりたい事なのか?」「本当に必要なことなのか?」を見極めて仕事に邁進できていると思います。実際に子どもの成長を間近で見ることができるので、日々やりがいを感じています。

 

 

 

 

野上さんが思われる、今の子どもにとって必要な教育や体験は何でしょうか?

 

感性を養う様々な体験活動をさせてあげることが、重要だと思います。体験も、これをすべきというものではなく、どんな体験活動でもまずは経験させてあげることが大事だと思います。その経験から、子どもが自分自身で見て感じることが大事であると考えます。

ピアノやバレエ等の活動等ももちろん子どもの豊かな感性を育みますが、もっと身近でできる体験活動の積み重ねとその体験を親子で楽しむことが子どもの成長に繋がっていくと思います。

 

 

 

 

保育の仕事の魅力とは何ですか?

 

私は実際に子どもと直接関わる仕事はしていませんが、現場の保育者を見ていると、子どもの成長を間近で感じることのできるやりがいのあるお仕事だと感じています。

プロとして、複数の子ども達と関わり、遊びを通じて可能性を広げていく仕事であり、保育者自身も子どもと一緒に成長できる仕事であると感じます。

 

 

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

 

68年の歴史ある幼児教育をベースとした保育園を数多く展開していくこと、キッズコンサルタント保有資格者を増やしていき学童業界の質の向上を目指すことと並行して、保育士の仕事のやりがいについての広報や保育士の地位向上を目指した活動をしていきたいと思っています。

 

 

 

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

 

今の子ども達が大人になる頃には、今とは全く違う世界が繰り広げられていると思います。そういった予測不能な現実に対して、チャレンジングに行動できる人間になるための幼児教育を提供していきたいと思っています。子育てをしながらの仕事は大変だと思いますが、是非子どもの気持ちにも寄り添う時間を作ってあげてほしいと思います!

ワーママこそが仕事と子育ての両輪で未来の日本を作っていくのだと思っています。

 

 

 

(インタビュー:千田)

2018年1月7日 0 comment
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今回は、育休復帰と同時に転職をしたという小澤さんをご紹介します。

育休前に携わっていた仕事がプロジェクトとして終了したこともあり、休職期間中に縁があった現在の職場で育児との両立をスタートしてから1年半。出産、育児、転職、新しい仕事と人間関係、目まぐるしく変化してきた小澤さんだからこそ「どんな人でも自分の意志で自由に選択できること」を大切にしていきたいとお話いただきました。

 

プロフィール

・氏名:小澤 真由子

・会社名:グーグル合同会社

・職種:Google アナリティクス 360 アカウントマネジャー

・簡単な経歴:
前職にて育休取得中に縁があって転職することになり、2016 年 1 月より育休からの復帰と同時にグーグルへ。ネットワーク機器メーカーのマーケティング部門、広告代理店でのデータ事業立ち上げなど、マーケティングデータ分析に関わり現在に至る。30 代前半に 3 ヶ月休職し、夫の出張に同行してオレゴン州ポートランドに滞在したことが、自由な働き方、生き方を考える上で大きな転換点となった。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :41歳

・お子様の年齢 :2歳

・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

グーグルで、Google アナリティクス 360 スイートという、ウェブサイトなどのマーケティングデータを計測・活用する製品のアカウントマネージャーを担当しています。契約してくださったユーザー企業様に、どのように Google アナリティクス 360を実装、活用していただくとビジネス成果につながるのか、を技術コンサルタントチームと一緒に支援するのが主なミッションです。

 

以前はサイトの計測ツールとしてのみ使われていたこの製品も、今では店舗データのような非デジタルデータも含めた顧客の行動を扱うマーケティングプラットフォームに役割が変わってきました。先端的なデジタルマーケティングを行っている企業様から、これからデジタルに本格的に取り組もうとされている老舗企業様まで、幅広い業種、業態のマーケティングご担当者様と一緒に仕事ができること、社内の広告、Cloud Platform など他チームと関わりながら仕事を進めていくことに楽しさを感じています。

 

また、グーグルは社員が快適に働けるよう配慮してくれる会社なので、子どもを持つ人にとってもとても働きやすい環境です。私がいるチームでは、子どもの体調不良、行事、など理由は何であれ必要なときには早めに帰ったり、Work from Home で家から仕事をして、社内の会議であれば外からビデオ会議で入ったり、などは日常の風景になっています。業務の都合は自分でつけ、他の時間でやりくりするなどはもちろん必要ですが、たいていのことは自己判断、自己責任で行えます。ちょうど娘が 1 歳になったばかりで復帰し、しょっちゅう体調を崩していたような頃には、本当にありがたい環境でした。今でも、このカルチャーや、まわりのメンバーにはいつも助けられています。

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今年5月の海外出張時に。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。 

05:00

起床。4 時のときも 6時半のときもあります。ヨガ、勉強、日記を書く、仕事、料理や洗濯などの家事、のうち、その日の優先度に合わせていくつかを。

07:00

夫と子どもが起床。朝食は私が準備し、夫が片付け。娘の身支度はどちらかその時手が空いているほうがやります。

08:30

夫または私が子どもを保育園に送る。週に 3 回は私が送り、夫が迎え。残りの 2 日はその反対で、お互いの予定に合わせで随時調整しています。

09:30 – 17:45

9 時半から10時の間に会社に着き、仕事。午前中外出がある日は家で仕事をして直接外出先に向かったり、夕方外出だった場合はそのまま外で仕事をしてからお迎えに行ったりなど、その日の都合に合わせて無駄な移動が少なくるようにしています。

18:30

週に 2 回は私がお迎えにいきます。お迎えがない日も、18時頃には会社を出ます。

19:00

夕食は私が準備し、夫が片付け。作り置き+お魚やお肉を焼くだけ、など、帰ってからする調理は最低限です。平日週に1回はネタ切れだったり気分転換で近所で外食します。週末は夫が夕食を作ってくれることも。食後、翌日の保育園準備、子どもと遊ぶ、など。

20:30

子どもとお風呂。寝る準備のあと、ベッドの上で子どもと一緒に本を読みます。

21:30~22:00

そのまま子どもと一緒に就寝。

 

出産して、何が一番変わりましたか?

「こうでなければいけない」という決め付けがなくなり、その分自由になったかもしれません。決して几帳面な性格ではないのですが、「当然こうあるべき」という勝手な基準が仕事でもプライベートでもできていて、知らずに自分やまわりに課して、一つの物差しで全てを計ってしまっていたように思います。今思うと、自分が子どもを持たない、生活のうち仕事が 90% を占めていたような時期に私のチームにいたメンバーには、価値観を押し付けてしまっていたかもしれないなと申し訳なく思います。土日も家で仕事ばかりで、夫との間に危機が訪れたこともありました。今は、どうしなければいけないか、ではなく、何ができるか、を考えるようになり、その中で最善の方法を探りながら過ごしています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児休業中、いつも子どもと一緒の時間を過ごせてありがたい反面、何かさみしいような、社会から切り離されているような気分でした。仕事に復帰してから、疎外感のようなものは消え、自分にとって自然なバランスに戻ったと感じています。また、育休中はちょっと誰かと会って育児の話しをするにも、約束をして会わなければいけないのがちょっと億劫でしたが、今では毎日会社に行ってチームの人たちに「お風呂にはいってくれない」「風邪ひいちゃって」など話すと、「わかるわかる」とまわりのパパママが聞いてくれるのも、私にとってはちょうどよい気分転換になっています。ちなみに、パパ社員も積極的に家事育児を担っている人が多く、1 ヶ月単位でパタニティリーブを取る人も珍しくありません。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児でも仕事でも、頑張り過ぎて無理をしないこと。無理すると、私の場合は機嫌よく過ごせなくなるので、そうすると夫にも迷惑をかけますし、特に娘に余裕を持って接することができなくなります。夫、子どもとの生活を円満にキープしていくためには、自分がある程度余裕があることが一番大切。育児や家事で無理しても、仕事で無理しても、どちらも結局は夫と娘にしわ寄せが行ってしまうので、手抜きしたり、人にお願いしたり、気分転換を図ったりして、時間的、精神的な余裕を保つようにしています。もちろん、それができずに爆発!してしまうこともありますが・・ 気分転換は、家族と週末に小旅行へ出かけて日常から離れて自然の中でゆったり過ごしたり、たまには自分ひとりで「北欧学」仲間の集まりに参加したり、娘と美術館に行くなど。

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子どもと一緒に。

 

photo by Joe Suzuki

 

最後に、メッセージをお願いします。

みんなが色々な選択の自由がある環境で、仕事、子育てをできるといいなと思っています。子育てに関わらず、家族の介護、身体的精神的なハンディキャップ、勉強、趣味など、様々なその時の事情や優先順位がある中で、会社のルールに従うと無理をしたりドロップアウトしたりせざるを得なくなる環境が多いのは残念です。

男親、女親関係なく、育児と仕事に関われる自由が、これから多くの会社にとってスタンダードになるように、色々な立場の人が自分の意思で働く環境を選べるように、今はボランティアなどに時間を割けていませんが、また何か自分のできることをしてみたいなと思っています。

パワーママ、という響きに自分がふさわしい気がしなくて、パワーママって何かな?とサイトを見てみると、「パワフルなママ」ではなく「まわりにパワーを与えてくれるワーママ」のことなのですね。そういう意味では、全てのママは子どもにパワーを与えているパワーママで、私もその一員かなと思いました。とはいえ、実は子どもからもらっているパワーのほうが何百倍も大きいのはもちろんです!

 

(インタビュー:高村)

2017年10月15日 0 comment
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今回のインタビューは、パーソルホールディングス株式会社で「ママお仕事がんばって(MOG)事業推進室」でママボランを立ち上げた稲田明恵さん!

出産前まではプライベートも仕事もフル回転だったものの、育休をきっかけに「私は何をやりたかったんだっけ」と本来の自分に立ち返り、育休明けてすぐに新規事業を自ら立ち上げた稲田さんのワークスタイルなどを伺いました!(千田)

 

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プロフィール

・氏名:稲田 明恵
・会社名:パーソルホールディングス株式会社 ママお仕事がんばって(MOG)事業推進室
・役職名:Chief MOG Officer(事業責任者)
・職種:事業企画・キャリアカウンセラー

 

・簡単な経歴:

2004年 インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ新卒で入社。

2008年 人材紹介事業の法人営業を経て人事部門へ異動。社内の障害者雇用を目的にした特例子会社の立ち上げを行う。

2010年 特例子会社での経験を基に、障害者就労支援事業「DODAチャレンジ」を起案、社内事業として立ち上げ。

2012年 異動により人事マネージャーとして研修・人事制度の運用・採用等を行う。

2015年 出産のため休職

2017年 復職。育休中に起案した事業が承認され2017年7月ママお仕事がんばって(MOG)事業推進室を立ち上げ、ママボラン事業を開始。

 

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :36歳

・お子様の年齢 :1歳9か月

・ワークスタイル:残業なしフルタイム(9:00~18:00)

 

 

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 

現在、自分達で起案した新規事業「ママボラン」の事業責任者をしています。

ママボランとは、ボランティアを通したワーキングマザー向けのキャリア支援事業です。

主に育休取得中の女性にNPOやベンチャー企業でのボランティアを紹介、異業種で新たな経験を積むことで自分の強みを再発見したり、復職に向けての練習期間にする、という新しいサービスです。

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

朝は6時半に起床し、朝飯を作りながら夕飯も作ります。忙しい時間ですが、合間に夫に仕事や育児の相談をしています。夫のアドバイスが的確すぎて、夜だと悶々としてしまうので、特に仕事の悩みは朝するようにしています。

昼間は午前中に資料作成やメール処理など集中して行う仕事、午後はミーティングや営業、研修など人とかかわる業務を入れるようにしています。

保育園のお迎えは18時半。仕事が終わって娘とイチャイチャする夜の時間が至福の時。育児で唯一こだわっているのが生活リズムなので、21時過ぎには寝かしつけるようにしているのですが、8割の確率で一緒に寝落ちしてしまい翌朝落ち込みます。

 

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出産して、何が一番変わりましたか?

 

生活リズムですね。出産前はほぼ毎日飲み歩いていたので寝るのは2時過ぎ。翌日は二日酔いで午前中はトイレとの往復、というサラリーマン失格な生活でした。今は規則正しい生活のおかげで日中の生産性が上がって、肌もきれいになりました。人生で最も健康体です(笑)。

 

 

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

もともと子供が大好きなので、ママボランという事業を通していろんなお子さんに会えるのが楽しくてしょうがないです。弊社は子連れで研修を受けられる部屋があるので、ママさんが研修中考え込んでいる間に抱っこさせてもらって癒されています。

 

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

噂では聞いていましたが、重要な仕事があるときに限って子供は熱を出すという・・・子育てマーフィーの法則が発動されたときは「チーム家族」で乗り切ります。まずは夫、夫の両親、うちの両親。幸い今のところ夫だけでほぼ調整できていますが。

(ちなみに子育てマーフィーの法則は私が勝手に呼んでいるもので、他には「急いでいるときほどウンチを漏らす」「替えがない時ほどご飯を服にこぼす」などがあります。)

先日、娘が熱性けいれんを起こして、一瞬、呼吸も止まって死んだような状態になってしまって。体調が回復してからも、この子と一緒にいたい、会社に行きたくないと泣きました。家族が健康だからこそ仕事が楽しめるのだと心底思った出来事です。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児では「一緒にいる時間が娘との思い出時間」と心がけています。

つい家事や仕事をしてしまったり、時間があれば携帯を覗いてしまったりするのですが、西原理恵子さんの漫画を読んで、もっと一緒にいる時間を大切にしたいと思うようになりました。子供時代はあっという間、時間は戻らないですもんね。

 

仕事で心がけているのは「無駄を愛する」ということ。就業時間が限られていると、つい効率性や生産性を気にしてしまうのですが、いまは事業の立ち上げ期なのでいろんな人と会ったりセミナーに出たり、事業とは直結しないような時間も大切にしています。オフィスも、あえていろんな拠点で働いて様々な部署の社員と話をするようにしています。

あとは、地域のママさんや地元の友達など、多様な立場の人と話して、自分の凝り固まった価値観をほぐすことも意識的にしています。同じ会社の社員や、キャリア意識の高いワーママとばかり話していると、まるでそれが一般的のような錯覚に陥ることがあるので気を付けています。みんなちがって、みんないい。キャリアカウンセラーとして、自分の解を押し付けるようなことがないよう、心がけています。

 

 

 

 

昨年、育休中に「ママボラン」というサービスを起案したそうですが、きっかけを教えてください!

 

育休中に、自分のキャリアについてすごく悩んだんです。これまで新卒で入社以来、営業や新規事業、人事といろんな経験を積んできました。産休に入る前は人事のマネージャーとして、未経験で研修や人事制度の運用など、責任ある仕事をたくさんやらせてもらいました。でも、産休・育休で会社から離れて、ふと、私はなにをやりたかったんだっけ、と考えたのです。

私がインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社した理由は、世の中に新しい働き方を生み出したかったから。日本の硬直した雇用慣行や働き方を変えて、仕事を通して成長し、仕事を通して自己実現していく、そんな社会にしたくて人材サービスを選びました。

育休という、会社と距離ができたからこそ本来の自分に立ち返れたというか。入社当時の想いを思い出して、また事業に挑戦しようと思えるようになりました。そんなタイミングで、ママボランを構想していた同じく育休中のメンバーと出会って、一緒に社内の新規事業コンテストに応募しようということになりました。

 

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復職後すぐに新しいサービスの立ち上げは大変ではありませんか?

 

育休中に、私は人事ではなく事業を創っていくと決めたので、大変さはありませんでしたね。

映画マトリックスの中で主人公ネオが敵のスミスに「この戦いはお前と関係ないじゃないか。なぜそこまでして戦うのだ?」と尋ねられて、こう答えるんです。「Because I choose to.(私がそう選んだからだ)」

わたしはこの道を選んで、幸いなことに経営陣は事業化のチャンスをくれたので、大変だと思うことはないです。Because I choose to.

あと、もう少し現実的なお話をすると、同じワーママのメンバー3名でやっているのでお互い支えあえるというのも助かっていることです。子供の体調不良時や、仕事があふれそうな時は、すぐ他のメンバーにヘルプをお願いします。3名に加えてそれぞれの夫も同じチームと考えると6名いますので、仕事や家庭を6名で支えていると思えばなんとかなるんじゃないかと思っています。

 

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次に育休を取るなら、絶対にこれはやりたい!という過ごし方はありますか?

 

いまママボランの営業をしているので、もし二人目に恵まれたら、私自身がママボランとして事業貢献したいですね。素晴らしい事業を少人数で支えているNPOやベンチャーがたくさんあるので、自分の経験を生かしてなにかできればと。

あとは、上の子も連れてフィリピンに親子留学に行ってみたいですね。

 

 

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

 

ママボランを通して、元気なワーママを応援していきたいです。

組織名はそのままズバリ「ママお仕事がんばって(MOG)事業推進室」と名付けました。

復職後、罪悪感を持ちながら働いている方はまだまだ多いと思うのですが、私たちは事業を通じて“育児はキャリアの「ブランク」ではなく「ブライト」なんだ”というメッセージを伝えていきたいと思っています。

組織名には、子どもに「ママお仕事がんばって!」と言ってほしい、ママの働く姿を見せることで子どものキャリア観の醸成につながれば、という思いも込められています。

 

 

 

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

 

ここまで話してきてなんですが、私個人はパワーママではないと思っています。一緒に事業を創っている二人の仲間がいて、さらにその家族も含めてママボランは成り立っています。一人でパワーママになろうとせず、会社の同僚や家族と一緒に協働することが大切だと思います。

ママお仕事がんばろう!MOG

 

(インタビュー:山本恭子、構成:千田)

2017年10月9日 0 comment
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プロフィール

・氏名:yoko
・職種:画家
・簡単な経歴:アクリル絵具や色鉛筆、時には筆の柄や書けなくなったボールペンなど色々なものを画材にして自由に描く画家。東京を中心に個展やグループ展を開催したり、ワークショップも行う。明治薬科大学卒業。
・居住地:東京
・ご自身の年齢 :  36歳、1981年生まれ
・お子様の年齢 :  5歳、2012年生まれ
・ワークスタイル:自宅のアトリエで

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

個展にて作品の展示販売。保育園やイベントでの出張ワークショップ。結婚式のウェルカムボード作成。店舗やCDジャケットなど、シンボルになる作品のオーダー制作。
ブログ:「 おとなもこどもやろう!☆絵描きyokoの1まいのえほん」
http://ameblo.jp/wanchanmen429

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:00 起床、身支度
06:40 朝ごはん
08:45 子どもの送り
09:00 アトリエにて作品制作
14:00 お迎え
16:00 入浴
17:00 夕食
21:00 娘寝かしつけ
22:00 洗濯など家事
23:00 アトリエにて作品作り
24:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

自由に描く時間が減りました。 でもそれと同時に作品に対しての新たなイマジネーションを子どもからもらえます。だからプラスマイナスでプラスと感じています。これを描きたい!と思った瞬間に描き始めることはできなくなりましたが、イマジネーションを書き留めておき、あとで作品に起こすということが増えました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

自分の作品を見た時に子どもが画風を見て、これはお母さんの絵だと嬉しそうに言ってくれること。私のワークショップなどの仕事現場を見て、触発されて子どもも作品を熱心に作っていることは、画家でよかったと思う瞬間です。

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育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

作品作りは自宅のアトリエなので大半は家にいるのですが、いざ個展やイベントとなるとギャラリーなどの会場に長時間いなくてはいけないことも。そういう時に、子どもが幼稚園に行く前はどう乗り切るかが悩みどころでした。人見知りも強かったので余計に大変でした。

それをどうやって解決していますか?

月並みですが、個展の時には夫や両親に助けてもらっています。ただ、近くに住んでいないので簡単ではないのですが。子どもが幼稚園に通い始めてからは子どもが喜んで待っていてくれる場所ができたので、少し楽になりました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児: 子どもを子ども扱いしないこと。小さくてもきちんと話をすること。どこまで伝わるのからわからないけど、色々自分で感じて、考えて、判断する練習になればいいと思っています。 あとは、親の楽しい!に子を巻き込むこと。親が子どもの好きに合わせることも、もちろんありますが、それ以上に親自身がわくわくすることをどんどんする!楽しい姿を見せて、そこに子どもをご招待する。大人はいいなーずるいなーと羨ましがられる様に心がけています。
仕事: 育児とは真逆にはなりますが、大人にならないこと。画家を志した保育園時代の感覚を忘れないこと。そうすることが私にとってはいい絵を生み続けることがになると思っています。

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yokoさんと娘さん。来春には第2子誕生予定とのこと。

 

自宅で絵を描いていて、子どもが邪魔をしたり気が散ったりすることはないですか?

もちろんいくらでもあります。でも、短期集中で作品を作ったり、少しずつ長い期間をかけて作ったり、この環境だからこそ身についた精神力?もまたあるのです。

自宅が仕事場のメリット デメリットは?

仕事をしてても、洗濯物がたまってきたことが気になったり、家事がちらついてしまうことがデメリットではあります。でも自宅だからこそ、昼間にうまく進まなかったことを夜寝てからリベンジしたり、自由に時間を調整できることはメリットです。気分転換に家事ができるのもいいところです。

保育園に預けて長時間仕事することは考えないのですか?

私は子どもとのやり取りのなかで作品作りのきっかけやワークショップのアイデアが浮かぶので子育ても仕事の一環になることが多いので。

今後の目標やプランを教えて下さい!

今後の活動は、yokoらしい絵本を作ること。ちゃんといいものを作りたいので、個展は少しお休みして、本を作ります。
個展は来てくださった方と密に話せて幸せです。
本は会えないけれど伝えられる人が多くて幸せです。
どちらも絵描きにとって、人の心に届けられることは幸せです。それは人数では測れないものです。
絵本は
自由な発想をくすぐるものや
目の見えない人も読めるいろんな仕掛けのあるもの、
日常にくすっと楽しい発見ができるようなもの
今まで頭の中にあったイメージを形にしていきたいです。最初の読者はきっとむ娘。子どもの反応は正直です。娘が面白がって読んでくれる本を目指して頑張ります。

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個展会場での様子。

 

※yokoさんの個展情報

Ciao LIBRO! CIAO LIBLA!
〜やぁ本くん!やぁ本ちゃん〜
会期 9/15〔金〕〜24日〔日〕
☘時間 12時〜19時〔最終日は17時まで〕
お休み 9/19〔火〕
会場 国分寺 くるみギャラリー

 

最後に、メッセージをお願いします。

子育てって、またこどもをやれることなのです。私は妊娠中にある人にそう言われました。確かに産んで納得。大人なら道端にしゃがみこんでたら救急車を呼ばれちゃうかもしれないけど子どもと一緒なら大丈夫!泥だらけで遊んでも大丈夫!歌いながら歩いても大丈夫!そう、知らず知らずにこどもをもう一度できてるんです。だから何かを教えようとか、躾をきちんとの大人の自分も楽しみつつ、こどもの自分にも、久しぶりー!また遊ぼうぜーと言って、こどもが驚くくらいこどもやっちゃうのもいいのでは?と思います。

インタビュー:高村

2017年9月1日 0 comment
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今回のインタビューは、エンタテイメントの企業である株式会社ムービックで課長を務める渡邉香里さん!

「男女平等だと育てられ学校を卒業したのに、社会に出たらそうではなかった。」渡邉さんのインタビューを一読したとき、そのエネルギーが心に沁みました。パワーの源は「愛と怒り」と答える渡邉さんが、どのようにタスク盛りだくさんの毎日の仕事をこなしながら、ご家族とも暖かなコミュニケーションが取っているのか、その秘訣を伺いました!(千田)

 

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プロフィール

・氏名:渡邉 香里

・会社名:株式会社ムービック

・役職名:課長

・職種:アニメ・漫画・ゲームのキャラクターグッズの企画営業

・簡単な経歴:中央大学法学部卒。株式会社ムービックに新卒で入社。映画館向け物販事業の企画営業を担当し、29歳で社内結婚、31歳で出産。新卒採用者として初めて、育児休業を取得・4ヶ月で復帰。復職後、キャラクターグッズのオフィシャルストア事業に従事。管理職に昇進。合わせて、社内での産休育休制度の充実、マニュアル整備を提案・推進し、初のダイバーシティ担当にも就任。

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :38歳(1979年生まれ)

・お子様の年齢 :5歳(2011年12月生まれ)

・ワークスタイル:月~金フルタイム勤務、月に何回か出張あり。

 

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 

アニメイトグループの中核企業・ムービックで、アニメ・漫画・ゲーム等のキャラクターグッズの企画制作、各作品のオフィシャルストアの企画・運営をしています。ストアでの限定商品の企画、フェアや店内イベント等の販促から、宣伝、スタッフのマネジメントや店舗の運営まで、トータルでお店をプロデュースする仕事です。様々なストア・企画を立ち上げ、部署で常時10店舗前後を運営しています。

誰もが知っているタイトルから、旬でコアなタイトルまで、老若男女問わずファンの方々が集い、世界中のお客様に来てもらい、喜んで頂ける、そんなやりがいのある仕事です。
会社のモットーは「楽しくなければ仕事じゃない」。
お客様をワクワクさせる、楽しい仕事なので、私たちも全力で楽しんで働いています。

 

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

7時半 起床(朝の支度や朝食準備は夫がやってくれます)

9時半 出社

18時半 退社

19時 保育園お迎え(週1回ずつ義母・夫も担当)

19時半 夕飯 娘のピアノ練習やドリルにつきあう

21時 入浴~子供と遊んだり、寝かしつけ

23時~25時 メールチェック、仕事、読書、ゲーム

25時 就寝

週1程度で取引先様との会食、月2回程度の国内出張があります。ママはみんな早起きだと感じていますが、とことん朝が弱い私は、結局夜型のままです…。家事は週末にまとめてやります。

 

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

 

優先順位で、自分の人生が一番ではなくなったので、肩の力が抜けました。

同時に、子供が生きるこれからの日本や社会全体に責任を感じるようになり、豊島区の行政委員に立候補して1年間、女性が住みたいまちづくりを提案する「としまF1会議」の委員を務め、他の自治体を調査して提案した「子育てナビゲーター」の新設を実現しました。豊島区が1400万円も予算をつけてくれたんです!

行政が他人事から自分事へと変わりました。

今でもたまに各所での講演に声をかけてもらったりしています。

子供がいなかったら出会えなかった、新しい世界やステキな人々に関わり、自分自身が成長でき、仕事にも良い影響が出ています。

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ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

 

元々モーレツに働いていたので、育児が趣味みたいになっています。逆に仕事のおかげで、娘と二人だけの世界に閉じこもらずに済むので、視野が広いままでいられる。基本、平日はその二つしかしていませんが、両方とも好きなことなので、前よりバランスが取れて、常にハッピーです。

 

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

 

復帰して3年間は自分との闘いでした。

会社では120%で仕事できない罪悪感と劣等感。以前の自分や専業主婦持ちの男性社員と比べて、仕事だけに集中できない。時間にも制約がある。部下と飲みにも行けない。

育児では、専業主婦や他のママと比べて、子供と一緒にいられない、手をかけられない、罪悪感と劣等感。家事も苦手ですし。出張先から電話したら、熱出した子供が泣いていたり。

そんな状態で働いて、結果も出せず、いつか後輩男性の部下になるくらいなら、いっそ今辞めて育児に専念した方がいいかもしれない、とも思い落ち込みました。

 

 

 

それをどうやって解決していますか?

 

同じ会社で働く夫に相談したら「それなら俺が辞める」と言いました(笑)。私が辞めるのは日本経済の損失だから、俺が辞めるって!

その一言で悩んでいるのがバカバカしくなりました。夫に辞められても困るし、もう協力してサバイブするしかない。あとは覚悟と自分の気持ちのコントロールだけだと気付いて、悩んでいる時間の分、少しでも前に進むことにしました。

フルタイム正社員と専業主婦はダブルワークですから、そもそも男女関係なく誰にも無理。少子化の中、人口増やして、更にフルで働いて2人分で税金も納めている。我が家は国から表彰されてもいいくらいだ!と思うくらい図々しくなりました。

あとは仕事で結果を出すことです。役職相応の仕事をきちんとする、任されたら+アルファの仕事で応える。社内外から常に厳しい目線で見られているつもりで、それに応える覚悟でいます。どんなに頑張ってても結果が出せなきゃダメ。

具体的に言うと「子持ちは使えない」「女に管理職は無理」「働いているから子供がかわいそう」と絶対に言わせるもんか!と常に意識しています。

誰にも言われたことないですけど(笑)。

 

 

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

仕事では、育児を言い訳にしないこと。

育児では、仕事を言い訳にしないこと。

どちらもやると決めたのは自分なので、私にしかできないことで成果を出す。任せられることは信頼して任せる。どんな選択にもリスクはあるので、責任を持って自分でケツを拭く、ということでしょうか。

 

 

 

仕事を続けていく上で、具体的にどのようなサポート体制があるのか教えてください!

 

他のママたちに申し訳ないくらい、ものすごく整っています。整えているというか。

まず会社の近くに住んで、通勤時間をカットしています。1分でも惜しいので。運よく夫の実家も近く、義母は定年までテレビ局で勤め上げた、ワーキングマザーのお手本のような人なので、いつも応援してくれ、娘のバレエの送迎と合わせて週1のお迎え~夕飯を担当してくれています。

そんな義母のおかげで、夫は子供の頃から家事もしていて、自分のことは全て自分でできます。私も同じ金額を家に入れるので、家事も半分ずつ、という理論で全て半々で分担しています。

また、妹夫婦に近所に住んでもらい、平日の夕飯を外注しています。代わりに私が妹夫婦の家の食費も払う。先日、引越しを検討していたので、敷金の10万円を渡して近くにしてもらいました(笑)。金で解決のパワープレーです。

去年、郊外の実家を売って、実の父母も同じ駅に呼び寄せました。父の病気もあり、若い時から私が金銭的なサポートをしてきた為、私が働き続ける事が大事なので、強気な選択ができました。孫といるのは楽しそうですし、何かあってもすぐサポートできる距離で親孝行であるはず!と自分に言い聞かせています。

これで小1の壁突破作戦の準備完了!です。

私が仕事に全力を尽くせるよう最適化した環境なので、大黒柱である私が働くことを中心に、家族全員が動いている状態ではあります。絶対辞められません(笑)。

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ものすごくエネルギー溢れる渡邉さん!そのパワーの源は?

 

愛と怒りです。ロックですよね(笑)。

男女平等だと育てられ学校を卒業したのに、社会に出たらそうではなかった。

女であることで圧倒的に生き辛かった。娘と娘世代の全ての女性たちのために今私ができるのは、自分と自分の会社、身の回りの社会を変えること、もっと良くすること。男女雇用機会均等法時代の先輩たちのバトンを受けて、私達世代が頑張らないと。

娘たちに同じ思いはさせたくない。

 

 

 

パートナーや家族とのコミュニケーションで大事にしていることを教えてください。

 

チームワークです。夫がキャプテン、私が副キャプテン。娘もひとりのチームメイトとして尊重し、対等に参加します。皆で協力して家庭を運営する。誰かのサポートをする。

旅行先や日程、ビニールプールの購入、ハロウィンの仮装はどうするか等、なんでも家族会議で決めます。休日も基本的には一緒に行動しています。

頑張る時も、楽しむときも、ダラダラするときも一緒です。

先日、私が夫から給与を受け取っているのを見て、娘が自分の手元にあったお小遣いを持ってきました。「私もチームに参加しているから、私のお金も半分使って。ママは少しでも休んで。」と言ってくれました(笑)。

 

 

 

家族とのコミュニケーションで工夫していることは?

 

子供を子供扱いしないこと、夫も子供扱いしないこと。

私より可能性のある人間として、期待してお願いして、苦手なところはフォローします。

最終的には、任せた私が責任を取ります。仕事での部下に対するスタンスと同じです。

 

 

 

自分の心と身体のメンテナンスで工夫していることがあったら教えてください。

 

好きなこと、やりたいことを我慢しない!全力で遊ぶ!!

働いていること、子供がいることを理由にせず、やりたいなら絶対やります(笑)。

年に1回家族でハワイと海外ディズニーパークに行って全力で遊んでリフレッシュしています。国内ディズニーは、年間パスポートを家族で持って、土日はだいたいディズニーで充電しています。私の場合、エンターテイメントを体験すること、遊ぶこと自体が仕事にもつながりますし!

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今後の目標やプランを教えて下さい!

 

2人目産んで、またすぐ復帰して、新しい仕事にもチャレンジしたいです。

あとはディズニーのカリブ海クルーズに行くこと!それが最後で、海外ディズニー全制覇です。

先の話だと、娘からは「私が大人になったら働くから子供の面倒見てくれる?」と言われています。今は全力で働いて、色々なサポートで娘を一緒に育ててもらっているので、50・60代になったら社会への恩返しをするつもりです。保育や地域社会に貢献できればと思っています。

 

 

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

 

私も、身の回りにロールモデルがいませんでした。

でも当たり前でした。私とそっくりな人はそんなにたくさんいないから。

きっとワーママの生活は全てその人たちの作り上げたオーダーメイドです。

「香里さんにしかできない」「私には無理」と何度も言われました。皆にできることだとは思っていません。しんどいこと多いし。だからこそ、体力と能力と環境があって、できる私がまずは頑張る。風穴を開ける。もし後に続く人が出てくれたら嬉しい。それだけです。

育休復帰1号だった私ですが、今は会社の制度やフォロー体制も充実し、社内に10人以上のワーママがいます。これがとっても嬉しい!色々な働き方、家族があっていいと思います。

あとは自分がどうしたいか。仕事も家庭も、自分でマネジメントするしかない。

働いていると、金銭的にも、精神的にも自立できるので、自分で選ぶこと、変えることができる。だから、全力で女の人生を楽しもうと思っています。

女に生まれてよかった!と思っていますし、いつか娘にもそう言わせたい!

一緒に楽しみながら頑張りましょう!

 

 

 

(インタビュー:杉浦那緒子、構成:千田)

2017年8月26日 0 comment
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ハットとスニーカーのリンクコーデがかわいい岡さん親子

 プロフィール

・氏名:岡 桂

・会社名:株式会社アングローバル

・職種:販売員

・簡単な経歴:新卒で株式会社TSIホールディングス(旧株式会社サンエー・インターナショナル)に入社、その後グループの株式会社アングローバルに転籍。入社以来一貫して販売職に従事、複数のブランドを経験し、自身の販売スタイルを追求するためアングローバルに転籍、複数の店舗で店長を務め、現在はフラッグシップショップの表参道店に時短勤務中

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :34歳

・お子様の年齢 : 2歳、0歳

・ワークスタイル:正社員、時短勤務

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社アングローバルは「ライフスタイルをデザインする会社」です。アングローバルの考えるライフスタイルとは、特定のスタイルを選択することではなく、スタイルのあるライフをそれぞれが生きるために、自ら考え生み出すことであり、その力を「ライフスタイルデザイン」と呼んでいます。主に「MARGARET HOWELL」「ANGROBAL SHOP」というブランドを展開しており、私はANGROBAL SHOPに勤務しています。

ANGROBAL SHOPは「自立した大人の女性に向けて、時を越えて長く愛される普遍的なスタイルに、優雅で気品のある女性らしさを提案する」というコンセプトのもと、世界中からセレクトしたウエア、シューズやバッグなどを取り扱っています。第2子の産休に入る前までは、フラッグシップショップである表参道店にて、17:00までの時短勤務をさせて頂いておりました。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:00   起床、こどもが起きるまで家事を行う

07:00 こどもを起こす。家族で朝食。保育園の支度

08:20  こどもと主人の送り出し

08:30  自分の用意、家事の続き

09:30 家を出る

10:15  始業、オープンの準備

17:00  退店

18:00  保育園のお迎え

19:00  夕食

20:00  入浴

21:00 就寝

22:30  主人の帰宅とともに起床、主人の夕飯の用意、明日の準備

24:00 再度就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

やはり時間の使い方が一番変わりました。より規則正しい生活を心がけるようになり、1分1秒を大切にするようになりました。生産性を上げ、自分にかかる時間はなるべく少なくし、こどもや家族と向き合う時間を大切にするようになりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児をしていて良かった点は、妊婦経験や育児経験によって、仕事の面でも一回り成長できた事です。具体的には、お客様への提案の幅が広がったと実感しています。単に「洋服を売る」という仕事ではなく、お客様と密なコミュニケーションをしながら、その方の好み・ライフスタイルを想像しながら、よりお客様目線のご提案ができるようになりました。

また、お客様もこどもの成長を自分の事のように喜んでくれて、単なる販売員とお客様という関係を超え、絆が強くなった感覚があります。一緒に働くスタッフも常にこどもや私の事を気遣ってくれて、皆に支えられて今の自分がある、という事を実感できるようになりました。ちょっと息抜きにスタッフとご飯に行くことも、こども服の話題を共有できるのも、現役で働いているから出来ていることだと思います。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

自分の時間が減り、十分な睡眠がとれないことでしょうか。睡眠を削り、限られた時間で育児や家事をこなすのは本当に大変です。あとはアパレルという事もあって、なかなか主人とお休みが合わず、お休みの日にお互いが1人でこどもの面倒を見なければならず、それが大変です。今ではスタッフの協力もあり、可能な範囲で土日のどちらかをお休みにして頂けるようになり、とても助かっています。

それをどうやって解決していますか?

ただ単に大変だと思うのではなく、こどもと一緒に楽しむことだと思っています。洗濯物を一緒に運んだり、ご飯の時に食器を一緒に運んだり、着替えさせながら保育園の話を聞いたり、単なる作業ではなく、こどもとのコミュニケーションの一環だと思って取り組んでいます。日々こどもの成長を垣間見ることができ、とても楽しい時間になっています。またお客様や同僚にこどもの話題を共有することで、救われている部分もあります。育児も仕事も1人で抱え込まないよう、心がけています。主人との役割分担も重要だと思います。お互いが前向きに育児や家事に取り組み、やれる人がやれる事をやれる時にやる。今ではとても効率的にこなすことができるようになっています。あとは、こどもをぎゅーっと抱きしめたり、ちゅーをしてもらったり、それが一番の癒やしであり解決策ですw

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息子さんとシャボン玉あそび

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、こどもとトコトン向き合うことを心がけ、今この瞬間を大事にしています。少し様子が変だなと感じたら家事を止めて会話をしてみるとか、遊びたいと言うことがあればそれにとことん付き合うなど、腰を据えて向き合うことを心がけています。仕事では「育児のせいにしない」ということを大事にしています。できない理由や言い訳を育児のせいにするのではなく、今自分のできる範囲でやれることをやりきる、というスタンスで仕事に向き合っています。

店長として復職されたと伺いましたが、その理由と、出産後の働き方に変化があれば教えて下さい。

出産前から店長として勤務しており、ありがたい事に会社からも店長としての復職を打診されたため、不安もありましたが店長として復職する事にしました。ただ、当時出産後に店長として復職された方はおらず、前例はないものの、会社としても育児と両立できる環境を提供してくれる、ということだったので決意しました。店長として復職し一定の成果は残せたと思いますが、やはり、こどもと向き合う時間を大切にしたいという思いが強くなり、店長職を辞退する決断をしました。これが出産後の大きな変化です。それからは、現場で販売に専念させて頂いております。一方で、社歴も長くなり、複数店舗での店長経験などもあることから、単なるスタッフというわけではなく、店長のサポート、後輩社員の教育、本部と店舗の橋渡しなど、経験者しかできない役割を任されるようになり、仕事の幅が広がったと感じています。

アパレルというと時間も不規則、お休みも不定期なイメージですが、具体的にはどのような工夫をされているのでしょうか。

勤務時間に関しては、会社と相談し、朝から夕方までの時短勤務をさせて頂くことになりました。そのお陰で夕方のお迎えには間に合うことができます。特にこれと言って工夫していることは無いのですが、規則正しく、空いている時間を無駄にしない、のが重要だと思っています。朝起きてからの時間や、お迎えに行って帰ってきてからの流れなど、ルーティンが崩れないように意識しています。一方、お休みに関しては不規則です。どうしても土日祝日での勤務が当たり前で、スタッフの数も限られるため長期休暇などが難しいのが実情です。主人は暦通りのお休みのため、私が仕事の時は1人で育児や家事をこなしてくれてとても助かっています。私に時間がある時は、お昼ご飯を作り置きしておくなど、できるだけ土日に主人がこどもと向き合えるよう心がけています。3人でいられない寂しさや大変さはありましたが、今となっては、一日お父さんを独り占めできる時間は、それはそれで良かったかなと思うようになりました。2人で動物園に行ったり、公園に行ったり、知らない間にお菓子やおもちゃを買ってもらったりw  こどももお父さんと2人の時間を楽しんでいるようです。

お仕事柄ということもあるでしょうが、身なりを整えトレンドをしっかり追われている印象を受けました。育児をしながらその辺りを抑えていくポイントはありますか?

お店に雑誌が届くので、休憩中にそれらを読んで勉強しています。またスタッフとのコミュニケーションが、やはり大事です。ファッションに限らず、世の中の流行りやおすすめのスポット、様々な情報交換を行い、お客様に価値提供できるよう心がけています。こどもの寝ている間にネイルをしたりするのですが、朝起きて「ママの爪かわいいね!」と気づいてくれた時は頑張って良かったな、と思いました。そうやって、楽しむことを忘れないのが一番のポイントだと思います。

今後の目標やプランを教えて下さい!

7月に2人目が産まれたのですが、これまでと変わらず自分たちのペースで、育児や仕事に向き合って行きたいと思っています。「戻ってくるのを待っているね」というお言葉を下さるお客様もおり、それを励みに、元気な姿で店頭に立てる日を迎えられるよう頑張っていきたいと思います。

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お兄ちゃんと妹

 

最後に、メッセージをお願いします。

より多くの女性が、自らが望むように育児や仕事に専念できる社会になればと思っています。そのためにも、男女分け隔てなく、育児や家事に参画できる環境の整備が重要だと思いますし、そういった会社が増えることを強く望みます。私たち家族の経験が、今後結婚や出産を控えるご家族の参考になれば幸いです。

 

(インタビュー:柏ちひろ)

2017年8月9日 0 comment
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プロフィール

・氏名:小池朝子

・会社名:株式会社アプト

・役職名:hacocoroブランドマネージャー

・職種:飲食業

・簡単な経歴:

中央大学文学部 心理学科卒業。
インターネット広告代理店の株式会社オプトにて、営業部とマーケティング部に所属。
2児の産休・育休をまとめて3年間とったあと、ベンチャー企業である株式会社アプトに転職。

社員数に限りのある組織の中で、専門知識はそこそこに、広報・広告・人事と幅広く掛け持ち担当。

その後、徐々にサービスや運営そのものに関与するようになり、hacocoroという会社のメイン事業のブランドマネージャーに。

また、プライベートでは、学生の頃から趣味であるダンスをママになっても続けられるコミュニティとして「mamastreet」を発足させ、ワークショップの開催やイベントの企画・出演をしている。

・居住地:東京都世田谷区

・ご自身の年齢 :   31歳、1985年生まれ

・お子様の年齢 :  4歳、2012年生まれ/2歳、2014年生まれ

・ワークスタイル: 会社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

社員25名程のベンチャーで、hacocoro(ハココロ)という貸切専門のパーティスペース事業のブランドマネージャーをしています。

中古物件をリノベーションし、内装をお洒落に施してパーティスペースにする、というスキームで、現在は12店舗まで広がっています。

私の仕事は、主にそのサービス創りとメンバーのマネージメント、また、web・紙媒体の制作ディレクションなど様々です。

hacocoroというのは、このパーティスペースで提供するサービスの事で、可愛らしいFOODやDRINKのご提供と、専門のパーティプランナーによる企画・当日の演出サポートにより、お客様が手軽にこだわりのパーティを創れる世の中を実現しようとしています。

私が入社した2015年には6店舗でしたが、昨年から更に出店ペースを早め、今年は2ヶ月に1度のペースで出店しています。

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hacocoroの店舗


平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:30 起床、朝食準備や身支度

07:30 家族で朝食

08:45 パパと子供達は保育園へ

09:00  家を出て、駅でパパと合流。

10:00 始業

17:00 退社

18:15 保育園お迎え

19:30 夕飯

20:30 子供達と入浴

22:00 寝かしつけ

22:30 再度起きて、仕事

26:00〜27:00 就寝

 

 出産して、何が一番変わりましたか?

全部が自分の時間だった環境から、自分の時間がほぼなくなり、

やることを厳選するようになりました。

仕事は効率化する、買い物はなるべくネットで済ませる、料理は簡単にする、行きたいイベントごとは今一度吟味する…等、

限られた時間の中で、大事な2軸である「家族との時間」と「自分が本当にやりたいこと」に時間を使うために、色々な事を厳選しています。

おかげでかなり濃厚な毎日です!

 

 ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

1つ目は、女性としてとても魅力的で憧れだった前職の先輩方と、ワーママという共通点を通じて親しくなれたこと。夏にはグループキャンプに行ったりと、家族ぐるみでお付き合いしてもらっています!

2つ目は、後輩から「朝子さんみたいなお母さんになりたい!」と言ってもらえたこと!

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小池さんと2人のお子さんたち

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

たまに、自分で自分の限界がわからなくなること。自分では「ここまでできる!やりたい!」と思っていても、それを時間的に制約のある「私」がやることが本当に良いことなのか、客観的に判断できなくなる時ですね。

 

それをどうやって解決していますか?

悩んでもわからない時は夫に相談してみます。

夫は心配性な私とは裏腹に、だいたいポジティブな意見をくれる人。

前述したことで悩んだ時も、「そもそも子育てを制約と思わなくて良いんじゃない?だれにでも何かしらの制約はあるから、それと変わらないよ。やりたいと思うならやりなよ!」と言われ、肩の荷がすっとおりました。

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mamastreetの練習風景

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、「子供の話をちゃんと聞いて、小さな変化に気づく」こと。

特に、日常のおしゃべりからの発見を大事にしています。

ある日突然、おしゃべりのままならない娘が、「ママ、こーとは・うわぎ?」と聞いてきた時は、とても感動しました。コートが上着の仲間だ、という概念がわかった瞬間ですね!

子供は小さな変化が多く、ついさっき「こんな事もできるようになったのね!(涙)」っと思っても、夕方にはそれが当たり前になっていたりすることも多いので、そんな大事な瞬間を忘れないように気をつけています。

 

仕事においては、「この人に頼んでよかった!」と思われる仕事をすること。

そう思っていただけるように、どんな仕事でも、+αで返すように心がけています。例えば、ただの資料作成でも、キレイで伝わりやすい資料にする、とか、レポート作成を頼まれたら、考察をつけて返す、とか本当に小さい事の積み重ねなんですが。

いわゆる「手に職」と言われるような専門的なスキルがない中で、時短でも価値を高く発揮していくオンリーワンの存在になるためにも、「この仕事は小池に頼むときっと良さそうだね!」と言ってもらえる機会を増やしたいと思っています。

 

なぜわざわざ復帰のタイミングで前職(広告代理店)をやめて、ベンチャー(サービス業)に転職したんですか?

自分のやりたいことを真剣に考えて、将来に向き合った結果です。

今考えると、出産前の自分はとても未熟で、「理想の将来に向けたキャリアパス」など全く考えておらず、ただただ目の前の仕事に向き合い、「同期に負けたくない」とか、「認められたい」という一心で働いていました。

でも、妊娠出産を経て、時短で働く事をリアルに想像したとき、一気に不安に襲われたんです。大したスキルももっていない自分が、人より少ない時間でどうやって成果を出せるんだろう?って。

そのくせ、それまでの私は、「一生懸命働き続けていれば、いつかチャンスが訪れて、いつか大物になれる」と心のどこかで思っていましたから、そのギャップと言ったら。。笑

そうして、改めて自分の夢ややりたいことをノートに起こし、それを現実にしていくためにはどうしたらいいか?と一生懸命考えるようになったんです。

 

悩んで悩んで、でてきた言葉は、「あっと驚くような感動体験を生み出す空間創りをすること」でした。

実は昔から音楽や舞台、ダンス等に触れる空間にいると、心の底から感動すると同時に、「絶対自分も創り手側になりたい」という想いがあったのですが、恥ずかしくてほとんど人に話したことがなかったのですが、

その時、自分の能力や経験のなさを恥じている暇はない、行動あるのみ!と思えました。

 

そしてたまたまwantedlyで求人を見つけた株式会社アプトに、広報として入社しました。

会社の規模やネームバリューはその時の私にはあまり問題ではなく、自分のやりたいことを実現できそうか?という軸で選んでいました。

おおげさなようですが、これが転職を決めたきっかけです。

 

ベンチャーで育児をしながら働くのは大変ではないですか?

ベンチャーと一括りにはできませんが、思いっきり働きたいけど子供との時間も確保したい!という私にとってはむしろとても働きやすい環境です。

今は、会社の時間と、子供が寝た後の二部制で仕事をしている感じです。会社にいる時間は極力人とのコミュニケーションに時間を使い、資料作成や簡単なメール返信等は電車や、夜の時間を使う、というのがルーティンになっています。

ただ気がつくと平日の平均睡眠時間が1日3時間くらいになり、体にも心にも余裕がなくなってしまう事があるので、もう少し上手に・健康的に働けるよう、時間のバランスは常に模索しています。

 

仕事をしながら子育てする中で「これはやっていてよかった!」ということはありますか?

育児のひとこと日記です。上の子が生まれた時から書き始めて、今年6冊目を買いました。

去年少しさぼり気味だったのですが、あるきっかけで、最近また書くようになりました。

そのきっかけというのが、「いっぱいいっぱいになって、子供の成長に目を向けられなくなったこと」でした。

仕事と育児でめまぐるしい日々の中、本当はもっと向き合いたいのに、体が疲れて心に余裕がない。せかしてしまったり、声を荒げてしまったり。そんな自分が嫌で落ち込む…みたいな悪循環に陥りました。

その時に、「子供のどんな小さな変化でもいいから、気づいて書き留めよう!」と改めてノートに向かうようにしたら、すごく穏やかになれたんです。自分が気づいた変化のひとつひとつがとても愛おしくなって、自然と子供と心が通じ合うようになり、自分にも余裕ができました。やっぱり子供って最高だなって。

あとは、育児って結構毎日ずーっと子供達を見てるので、細かい出来事を忘れてしまいませんか?私が記憶力が悪いのもあると思うのですが(笑)、「わーこの瞬間、忘れたくないっ!」と思っても、結構すぐ忘れちゃうんです。その時の子供のかわいい言葉使いとか、表情とか。

そんな時にも、昔の日記を読むとありありと思い出せて、すごくいいなと思います。

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小池さんの育児日記

 

仕事の他に、ママのストリートダンスサークルを運営されているということですが、そのお話を少し聞かせてください。

大学時代、勉強よりも頑張ったダンスを、出産後も続ける環境を創りたくて、友人と立ち上げたのがmamastreet(ママストリート)です。

特徴は、子供を連れてダンススタジオに行けて、順番に子守をしながら、ダンスのレッスンが受けられることです。

これまで述べ100人以上の方がワークショップに参加してくださり、1年に1度程、代々木公園で行われている、Shibuya Street DanceWeekWEFUNKなどの大きな舞台に立ったり、自分達のPVを制作したりもしています。

また、パパや子供も巻き込んで練習会をしたり、家族全員で参加するハロウィンパーティを、自社(hacocoro)の会場で行ったりもしています。

基本的には仕事もダンスも私にとっては同じスタンスで、「ママになったからできない」と言いたくない。子供のせいにしたくない。

子供も含めて今の自分なので、ポジティブにチャレンジし続けるママ達が増えたら幸せだなあって思います。

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mamastreetでステージ出演

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは今自分が関わるサービスが、世の中のスタンダードになるところまで、しっかり見届けること。

その後は、空間プロデュースに関わりたいという想いも引き続きありますが、自分のアイディアと想いでゼロからのサービスやプロダクトを育ててみたい、という気持ちも湧いてきました。

仕事・趣味・子供…全てがうまくつながればいいなあと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

私は割と若いうちに子供を授かったので、特に20代半ばで女性としてのキャリアに悩むみなさんへメッセージを送ります。

私が出産したのは約50名の同期の女子の中でも1番早く、子供ができた幸せと同じくらい、実は不安な気持ちでいっぱいでした。1日でも休みをとることが、自分の仕事人としての成長を止める事だと思って焦っていました。

働き盛りのみなさんにとっても、長期で休みをとったり、復帰後これまでと違う働き方をすることに不安を抱く人はいるかもしれません。

でも、子育ては必ず自分を成長させてくれます。特に、自ずと「自分にとって大切なもの」を強く意識して行動するようになるので、仕事にも絶対に活きてくると思います。

だからぜひ育児をしながら仕事をすることを、ポジティブに捉えてほしいです!

「お母さん」に憧れる、若い世代が増えていってくれたらなあと思います。

まだまだ未熟な私ですが、そんなロールモデルになれるように頑張ります!

読んでいただき、ありがとうございました。

 

   インタビュー : 高村 奈津子

2017年3月14日 0 comment
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黒瀬さん写真2

プロフィール

・氏名:黒瀬千尋

・法人名:キリロム工科大学(KIT) / A2A Town (Cambodia) Co., Ltd.

・役職名:学長室長 / 社長室長

・簡単な経歴:筑波大学卒業後、学生インターンシップ紹介会社、経営コンサルティング会社を経て現職

・居住地:プノンペン & キリロム・パイン・リゾート(カンボジア)

・ご自身の年齢 :34

・お子様の年齢 :6

・ワークスタイル:フルタイム

・その他:夫は日本在住

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

仕事の内容:

カンボジアの首都プノンペンから車で2時間半、キリロム国立公園内の10,000haの美しい自然の中でグリーンシティの開発をしています。高原リゾート&キャンパスという新しい観光資源を生み出す過程で、Facebookいいね数No.1のvkirirom Pine Resort及び、カンボジア初の全寮制ITリーダー養成機関キリロム工科大学(KIT)の経営に社長室長として携わっています(社長は日本人起業家の猪塚武氏。)バックオフィス業務全般に加え、事業開発部門と一緒に仕事をしています。現在はKITの学生全員がカンボジア人奨学生のため、奨学金スポンサー企業の獲得や、それらの企業とKIT学生とで行うITプロジェクトに参画することもあります。創業4年のベンチャーなので、今はとにかく何でもやっていますが、上場を目指しているので、これからは戦略を策定・実行し、社内の仕組みを整え、発展する会社としての文化作りに貢献したいと考えています。この事業はカンボジアだけでなく日本の未来も明るくする、国を超えて人が助け合う社会を体現する事業なので、もっとたくさんの人に知ってもらい、関わってもらいたいです。

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KITのエネルギッシュな大学生たちと。私はどこにいるでしょう?

 

ワークスタイル:

カンボジア・日本・マレーシア・インド・フィリピン・オーストラリア・・・様々な国に住む社員・パートナーとの協業、採用面談等で、毎日ばたばたと仕事しています。日曜日はお休みですが、現地にある国際インターナショナルバカロレア(International Baccalaureate)スクールの日本語教師をしています。

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、娘が登校(ナニーさんと)

7:30 出勤(徒歩1分)

オフィスで仕事、1-2泊でキリロムに行くことも。(プノンペンから片道3hなため日帰りでは仕事ができません。キリロムでは大学職員寮に宿泊します。)

19:00 帰宅、食事、娘とおしゃべり

22:00 娘就寝、仕事or読書or英語の勉強or映画を見るなど

24:00 就寝

 

カンボジアへ行くことになったきっかけは?

留学経験はありませんが、大学時代にタイのカセサート大学、チュラロンコン大学で1年間日本語を教えていたことがあります。その頃から、何不自由なく暮らしてきた日本人として、社会に恩返しをしたいと思っていました。自分の能力や経験が一番活かされ、人に喜ばれる場所を選んだ結果、vKiriromプロジェクトにたどり着きました。何か新しいことをしようと思った時に色々な人に相談していたら、他ではできない面白い仕事に出会えたので、自分から行動し、チャンスに出会ったら覚悟をもって決断することが大事だと思います。

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カンボジア人の結婚式に参加。私は誰?(右:黒瀬氏)

 

社会企業と営利企業の違いを教えてください。

私の所属する会社は利益を求める社会企業です。社会企業と営利企業は相反する概念ではありません。社会に必要とされれば利益を得られ、利益があればその分長く社会に貢献できます。世間では社会企業と言われる会社も当然営利を求める必要がありますし、営利企業と言われる会社も社会の課題を解決するものでなくては生き残っていけないと思います。

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リゾートでお客様とランチミーティング、学長・社長の猪塚武氏と

 

カンボジアで子育て&仕事をしていて大変なことは何ですか?

子育ては住み込みのナニーさんがいてくれるのでとっても楽です。仕事は日本とのギャップに未だ苦しんでいます。特に、カンボジア人のスタッフが時間や締め切りを守らないこと、日本人が求める品質レベルをそもそも知らないこと、事細かにフォローアップしないといけないこと、、などです。日本人同士よりももっと深くじっくりとコミュニケーションしていくことが大事だと感じます。

 

子育てと仕事で一番大事にしていること

子育て:子供はお互い学び合うパートナーであるということ。

仕事:各タスクの目的、スピード、好奇心、自分が経営者だったらという思考

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事の上では、チームで2017年の目標を達成すること。他のスタッフよりも高い視点で長期的に物事を捉え、目標達成に向けた仕組みをつくり、たくさんの人にプロジェクトについて伝え、共感してもらうことができるかが今年の鍵になると思います。学生寮となる不動産の売り上げ、リゾート利用者数・金額、KIT奨学生のスポンサー数、来年度入学のカンボジア人・日本人入学者数などKPIは様々で、簡単に達成することはできない目標ですが、自分にしかできない分野でバリューを発揮できたらと考えています。

そして個人的には自分の娘がどんなふうに成長していくかを実験しています。それはこれからの子どもたちに「意思を持って主体的に行動すること」を学んでもらえる教育・家庭環境を自分が娘に提供できているかの実験です。そして私自身は「やりたいことは今やる」「感謝の気持ちを表すこと」を実践したいと思っています。

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久々のとうさんとはマレーシアのリゾートでご対面!

 

■最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方にメッセージをお願いします。

これからママになり仕事を続けたい人や、今仕事をしながら育児をしている人がご覧になっているのでしょうか?私は母親らしいことはほぼしておらず、正直に言って私ほど母親として怠けている人を見たことがありません。それでも日々逞しく成長している娘の姿を見て驚くと同時に、彼女を誇りに思っています。だから、皆さんも自分が思っている以上に、自分勝手に自分の人生を生きて大丈夫なんです、と伝えたいです。

 

子供がいるから、という理由で制約をつける必要は全くなく、住む場所も、付き合う人も、時間の使い方も、自分の意志(と周りの協力!)でいつでも変えられます。誤解のないように繰り返しますが、これは育児を頑張っているママさんたちにも言えることです。流されるのではなく、言い訳するのではなく、自分の生き方を覚悟をもって選択することが、とても大事なことなんだと思います。よろしかったらキリロムへお越しください。お待ちしています。

インタビューby有澤和歌子

2017年2月19日 0 comment
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今回のインタビューは、DMM英会話の平理沙子さん!

 

新卒で入社した会社妊娠し専業主婦を経て、今のDMM英会話の広報とういう仕事に辿りついた平さん。

初対面からはじけるような明るいエネルギーとガッツが印象的で、仕事のスピードも早く、ご自身で仰っているように広報という仕事を心から楽しんでいることが伝わってきます。

25歳でワーママとして活躍している平さんのパワーの秘訣について伺いました!(千田)

 

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2016年12月30日 0 comment
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今回ご紹介するのは、バースデープランナー講師の千田文美さん。アクセサリーのオンラインストア運営やラグビースクールのPRとしても活動されています。

文美さんは2人のお子さんを出産後、長期の専業主婦期間を経て、2年ほど前からお仕事をスタート。
専業主婦生活が長かったということで、再び社会に出ることへの不安は大きかったそうです。さらに、仕事を始めた当初は生活スタイルの変化に戸惑うこともあったとか。その一方で、どの仕事にしても「主婦目線」が必要だと解った瞬間に自信が沸き、それが現在のキャリアへとつながっているといいます。

小学生のお子さんの学校生活や習い事を目いっぱいサポートしながらの週2~3日仕事をするという新たな働き方にも注目です!

ご自身について教えてください。

氏名:千田 文美(せんだ あやみ)
会社名:日本バースデープランナー協会yokohamama代表、rugbyjoukids PR(いずれも会社ではありません)
職種:バースデープランナー講師、PR
簡単な経歴:(株)リクルート入社 海外旅行情報誌ABROAD営業(現在はネットのみ)→(株)カネボウファッション研究所にて営業代行業務 → 専業主婦 →(社)日本バースデープランナー協会にてPRと講師業務、ハンドメイドジュエリーのオンライン&イベント販売のyokohamama代表
居住地:神奈川県川崎市宮前区
ご自身の年齢:39歳
お子様の年齢:11歳の女の子と8歳の男の子
ワークスタイル:基本フリーな感じですが、バースデープランナー協会の講師に関しては11月より週1~2勤務となります。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

ひとつは、日本バースデープランナー協会のバースデープランナー講師です。
11月より始まるベビーに特化したレッスンの講師となります。例えば出産前のベビーシャワーパーティーや生後6か月の御祝いとして定着しつつあるハーフバースデー、そして1歳バースデーの御祝いの仕方やパーティーデコレーションのノウハウなどをレッスンします。

もうひとつは、yokohamama(ヨコハママ)の代表をしています。yokohamamaでは、ママ友でもあるハンドメイド作家4人にオリジナルのジュエリーを作ってもらい、(株)ブラケットさんのストアーズで販売しています。それにあたってのPR業務をメインに活動しています。また、不定期にイベントを開催して販売したりもしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床→朝ご飯から子供の送り出し
8:00~10:00 家事(掃除、洗濯、夜ご飯の下ごしらえ)
11:00~15:00 家で仕事ということもあれば外でランチミーティングなども
何もない日はのんびり過ごしたり、ショッピングに行くこともあります
16:00~ ひたすら送り迎えです(笑)
娘は週3バレエ、息子は週2レスリングと週1~2ラグビー、二人とも週1塾と、本当に運転手状態です(笑)。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

自分が一番じゃない、ということでしょうか。それまでは何でも自分中心でしたが、子供中心の生活に一変しました。それにストレスを感じることも多々ありましたが、子供達が小学生になり自分の時間も増えてからストレスを感じることも少なくなりました。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

主人は忙しいので基本、私が中心ではあります。ただ、出来る限りの事は手伝ってくれています。週末には料理をしてくれたり、私が一人や友達と出かけたいときは積極的に子供達をみてくれるので助かっています。

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バースデープランナーのレッスン中

 

千田さんは以前は専業主婦でいらしたと伺いました。お仕事をしようと考えたきっかけは何だったんでしょうか?

出会いです。主人がバースデープランナー協会の理事である吉田采都子さんを紹介してくれたのがきっかけです。
何というか、衝撃的で(笑)この方と一緒なら何でもできそう、と思いました。

 

お子さん2人が小学生という中で、お仕事をスタートされていますが大変ではなかったですか?生活はどのように変わりましたか?

最初はすごく大変でした。
当時は下の子がまだ幼稚園生だったので、バスを見送るとそのまま都内へ通勤。終わると家に寄らずにそのまま車で幼稚園までお迎え。そこから上の子の英語の学童(キッズデュオ)へお迎え。これを週3でも慣れるまで本当に大変でした。

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yokohamamaのイベントで

 

そうした中で、アクセサリーのオンラインストアyokohamamaをスタートされましたが、立ち上げられた理由やねらいを教えてください。

作家はみんな幼稚園からのママ友。
みんなで韓国出身のお友達に韓国語を習っていたんです。そこでみんながジュエリーを趣味で作っていることを知って。
そのクオリティやデザインがあまりにもすごくて、個人的にも作ってもらっていたのですが、「何か趣味だけではもったいなくない?」と思ったのがきっかけです。ちょうどハンドメイドものが流行っていましたし、ちょっとやってみない?と軽くみんなに提案したのがきっかけでしたね。

 

さらに千田さんは息子さんの通われているラグビースクールでの活動、発信にも力を入れていらっしゃいますね?

昨年イングランドで行われたラグビーワールドカップで日本代表は素晴らしい結果を残しました。
それにより五郎丸選手のようなスタープレイヤーも生み出し人気が低迷していた日本ラグビーに復活の兆しが見えたものの、その人気を維持しきれていないのが正直なところです。
3年後には日本でラグビーワールドカップが開催されます。
日本でラグビーがもっともっと盛り上がっていくように、また一人でも多くの子供達がラグビーボールに触れる機会が増えるように、ラガーマンを支えるママ達、そしてスクールに通う子供達が中心となって日本中にPRしていこう!という活動です。

とりあえず今現時点で決まっているのが・・・

・12月に横浜のとあるイベントでのステージ

・幼児向けのラグビーリトミック教室&小学生向けのラグビー教室の開催(2017年春より新宿伊勢丹にて)などです。

日々、SNSなどを通じて活動を随時発信しております。

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息子さんのバースデーは大好きなラグビーでお祝い

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・一緒に過ごす時間が減りますが、その分怒ったりイライラすることが減り、子供達に優しくなれたこと。
一緒に過ごす時間が貴重になり、大事に過ごすようになった気がします。

・仕事では・・・以前よりいきいきしてる、とかキレイになったねと言われるようになったこと(笑)。
また人間関係が本当に広がりました。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・ゆっくりと家事ができなくなったこと。

・仕事では・・・帰る時間が早いこと、決まっていること。

 

それをどうやって解決していますか?

上手にサボることを覚えました(笑)
例えば料理では、つくりおきを暇なときに沢山作っておいたり。大変なお掃除などはアウトソーシングを利用したり。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・出来るだけのことはやってあげる。
その一つが送り迎えです。かなり面倒ですしバスに乗せることもありますが、時間の許す限り車で送ります。その道中での会話が貴重だったりもするので。

・仕事では・・・今の自分が出せるだけの「感性」「経験」「人脈」をフルに出し切ることでしょうか。
私は特に資格を持っていませんし、専業主婦生活が長かったので再び社会に出ることができるか初めは不安でした。でもどの仕事にしても「主婦目線」が必要だと解った瞬間に自信が沸きました。また人間関係においてもママ社会の人間関係が一番難しい。(あくまで私の意見ですが)その中で10年やってきているのだからどこでもやっていけるわーと開き直りました(笑)今では怖いもの知らずです。

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これからの目標やプランを教えてください。

・育児では・・・子供達をもっと自立させて、進みたい道を今以上にサポートしていきたいです。

・仕事では・・・バースデープランナーの仕事を通じて、今以上に日本中にパーティー文化を広めたいです。パーティーってとっても楽しくて誰もが嬉しいこと。こんなにハッピーなことはありません!

ラグビーに関しても、サッカーや野球のように、子供達がスポーツを始める際に「ラグビー」も普通に選択肢に入れてもらえるような環境にもっていきたいですね。

Yokohamamaは、ママ達で始めたママでも扱いやすいジュエリーを販売しています。日本中のママ達がもっともっと美しくなるお手伝いができたらいいなと、そのお手伝いをしていきたいです。

 

サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

全てにおいてまだまだ試行錯誤しながらバタバタと日々過ごしていますが、ひとつ思うのは「ママは少しでも外に出ると、よりいきいきする!キレイになる!」です。これ、本当に大事。子供達、旦那様も喜びます。家庭がうまくいく。もちろん忙しすぎてもだめですが、ママがいきいきすることが家庭に影響しますから。仕事でなくても何か夢中になれることを見つけるだけでも違うと思います。

インタビューby 柴田 広夢

2016年10月29日 0 comment
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今回ご紹介するのは、フリーランスのヨガインストラクターとして活躍中の鈴木牧子さん。

地元の鎌倉では、材木座海岸でビーチヨガレッスン『鎌倉beach yoga』を主宰、注目を集めています!

現在1歳の女の子のママでもある鈴木さん、インストラクターという職業柄、妊娠・出産後の仕事復帰は難しかったといいます。お子さんが待機児童になってしまったこともあり、完全復帰ができていないものの、フリーランスとしてお仕事を再開。現在は、ビーチヨガのレッスンなど新しい仕事のスタイルも取り入れながら、湘南でのびのびと子育てをしていらっしゃいます。
忙しいワーママにおすすめのリラックス法についてもお伺いしました。

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ご自身について教えてください。

氏名:鈴木牧子
職種:フリーヨガインストラクター
簡単な経歴:2003年に食品メーカーに入社、4年間営業として勤務→5年目で広報に異動となりすぐに退職→未経験ながらヨガインストラクターを目指し、ヨガスタジオで3年勤務→外資系ホテルや大手フィットネスジム、地域密着型のヨガスタジオ、鎌倉のビーチでレッスンを担当、今に至る。
居住地:神奈川県鎌倉市
ご自身の年齢:35歳
お子様の年齢:1歳7カ月
ワークスタイル:フリーランス

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

フリーランスのヨガインストラクターとしてレッスンを担当しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床
7:00 子供の朝食〜洗濯、掃除など ※ビーチヨガの日はここからビーチヨガへ(子供は旦那さんが担当)
9:00 子供と散歩(買い物) ※スタジオレッスンがある日はここからスタジオへ(子供は旦那さんが担当)
11:30 子供が昼寝したところで夕飯の支度
13:30 昼食
16:00 子供と散歩(買い物)
18:30 子供の夕食
20:30 寝かしつけ
22:00 親就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

母性があったことを知りました(笑)
自分の仕事や楽しみばかり考えていた私が、この子の為なら何でもできると思うようになりました。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

保育園に入れなかったこともあり、必然的に私が1日ずっと子供といることになるので、家事も育児も私が中心です。 でも、夫が休みの日や帰りが早い日(昼頃帰宅のシフトも多い)は子供とたくさん遊んでお風呂に入ってご飯をあげてくれています。

 

独身時代からヨガのインストラクターとして活躍されていましたが、出産を機に働き方は変わりましたか?

大きく変わりました。 東京・横浜・鎌倉などで月に40本ほどレッスンを担当していたのが、今では週に2〜3回のみ。
インストラクターという仕事は、一度妊娠出産でレッスンをあけると、その後すぐに戻れるわけでもなく、特に私の場合は子供を保育園に入れることもできなかったこともあり、動ける時間がなくて完全復帰できていない状況です。

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材木座海岸でのビーチヨガ

 

中でも、鎌倉の材木座海岸で毎週開講されているビーチヨガが気持ちよさそうですが、どういった経緯で始められたのでしょうか?

2013年に「仕事前の朝の時間を有効活用しよう」と思い、1人で浜辺でビーチヨガをしてから出勤していました。
それを友達に話したら「人を呼んでレッスンすればいいのに」と言われて、facebookのみですが細々と『鎌倉beach yoga』としてスケジュールをアップして、「来るもの拒まず去る者追わず」スタンスで活動を始めてみました。
はじめは1人だけ、マンツーマンのビーチヨガもしょっちゅうでしたが、今では5人〜15人ほど参加してくださっています。

 

ヨガは働くママにもプラスの効果がありますか?簡単にできるポーズなどアドバイスがあれば・・・

もちろんあると思います。でも「時間がない」と諦めてしまう方が多いのでは?
働くママさんたちは忙しい、一分一秒でも無駄にはできないですから(笑)
でもそんなママさんたちこそ時々でいいのでヨガを受けに行ってみてほしい。身も心も少し軽くなると思います!
ポーズでなくても、数分ぼぉーっと座って目を閉じたり、仰向けでお腹に手を当てて呼吸を意識してみたり、それだけでもじゅうぶんだと思います。
年を重ねるほど呼吸は浅くなりやすく、普段なかなか意識して行うことではないので、深く呼吸してみるだけでもリラックスできると思います!

 

湘南(鎌倉)で子育て、すごくうらやましいです!湘南で子育てしながら働くメリットがあれば教えてください。

私の場合ですが、仕事復帰できなくてもビーチヨガを定期的に開催できているのは、海の近く鎌倉に住んでいるからです。
ありがたいことに、鎌倉で出逢ったママさんたちもビーチヨガに来てくださっています。

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海辺のお散歩中に

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・常に一緒に過ごしているので、どこに連れて行こうと毎日悩んでいます(笑)
雨の日は本当に困ります…

・仕事では・・・夫の休みに合わせて仕事を入れたい、でもスタジオにはインストラクターがいて空きがなくレッスン担当できない…など、なかなかタイミングが合わないので復帰が難しいです。
また、レッスンをあけることはインストラクターとして最もやってはいけないことなので、子供が風邪をひいたなどで抜けることは避けたいと思っています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・自然の中でのびのびと。
1日ずっと一緒にいて可愛い場面や面白い瞬間を見られるのが私の特権なので、なるべく写真を撮ってその日に旦那に見せて1日の報告をしてます。

・仕事では・・・プロ意識を忘れない。

 

これからの目標やプランを教えてください。

・育児では・・・考えていない(笑)考える余裕がない(笑)
その日暮らしとまではいかないですが、毎日「今日も楽しかったね」と言いながら寝ています。今はまだこれで良いかなと思っています。

・仕事では・・・来年夏頃にはまた週に3回程度で定期的にレッスンを担当したいです。

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サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

わたしはフルでしっかり働いていないし、『ワーママ』というようなカッコイイものではないですが、わたしのまわりにはたくさんの『ワーママ』がいらっしゃいます。
とにかくみんなすごい、かっこいいし、「母強し、女強し」と心から尊敬します。
育児も仕事もうまくいかないことはたくさんあると思うし、嫌な思いをすることだって少なくないと思います。
でも、わたしのように「かっこいいよ!」と思っている人たちがたくさんいることを忘れずに、母である自分に自信を持って胸をはって過ごして下さい!

インタビュー by 柴田広夢

2016年10月17日 0 comment
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今回のインタビューは、ニューヨーク在住ライターの公文紫都さん!

ご主人とご結婚後、NYに行かれてからそのご活躍やライフスタイルを眺めては、いつかお話を伺いたいと思っていた公文さん。以前から、しなやかで柔らかさがありながらも、キリッとした佇まいで独特のオーラ(といったら失礼?笑)のあった公文さんですが、より、ご自分らしく肩の力が抜けて毎日を楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。570gという体重で生まれた娘さんのこと、17歳年上のご主人のこと、そしてNYライフについて伺いました!(千田)

 

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2016年9月17日 0 comment
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パワーママ関西が今回ご紹介するのは、パナソニック株式会社エコソリューションズ社 宣伝・広報グループに勤務されている川原理恵子さん。
産休育休を経て会社に復帰後、一般職から総合職へキャリアアップされた川原さん。育児との両立に悩む方が多い中、さらにステップアップを選んだのはなぜでしょうか?

2015年7月13日 0 comment
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今回のインタビューは、アクセサリー製造やジュエリーの企画販売、輸入雑貨を販売するT&E JAPAN株式会社代表の染谷江里さん!

パッと目を引く美人さんで、お話するととても謙虚で一生懸命。染谷さんの第一印象です。その印象通り、まっすぐで、周りを巻き込みながらご自分のミッションを遂行しつつ、ご自分のお住まいエリアの教育環境改善活動などのボランティアにも参加するといった社会起業家的な一面もお持ちです。お子様との時間を大事にしながら独自のスタイルでご自分のやりたいことを展開しているマインドが垣間見えるインタビューです。

2015年7月12日 0 comment
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ルカコは木の温もり溢れる素敵なオフィスです

今回のインタビューは、起業からわずか1年8ヵ月で月商ギネス650万円を達成した「抱っこひも収納カバー専門店 ルカコ」の代表、仙田忍さんです。
仙田さんに初めてお会いしたのは、LED関西という女性起業家ビジネスコンテスト。ファイナリストとして登壇され、事業に馳せる想いを発表され、8社ものサポート賞を受賞されました。

2015年6月5日 0 comment
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宮崎友恵さん

今回ご紹介するのは日本で知らない人はいないかも?というくらい、おなじみのロングセラー菓子「ビスコ」のマーケティングを担当されている宮崎友恵さん。
「仕事と生活を<両立している>というより<融合している>という状態」と言う宮崎さんがどのように融合させておられるのか、についてお話を伺いました。

2015年5月7日 0 comment
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プロフィール

ついに100人目のパワーママのご紹介です!

コーポラティブハウスのプロデューサーとして活躍される佐藤丹音さん。

勤務先では初めての産休取得者だったようですが、母親になって、お客様の信頼をより頂けるようになったとのこと。

マクロビオティックから裁縫などなどマルチにアンテナを張る佐藤さんのお家は、

さながらモデルルームのようです!

2015年4月24日 0 comment
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明石さんと娘さん

今回ご紹介するのは、オーストラリア在住のパワーママ、明石さん。明石さんは、昨年度末に開催したパワーママアワードの記事をご覧になり、「私自身、ワーママとして思う事、感じた事いろいろあるのですが、案外、周りに似た環境の人が少なく、不安になったことが何度もありました。 こういうワーママ同士の集まりがあるのはいいですね。 応援しています!」という素敵なメッセージを送ってくださった先輩ママさん。
昨年度末に関西のご実家に帰省中でしたので、娘さんもご同席の中、海外の子育て事情などをインタビューさせていただきました。
「仕事をしているママはかっこいい!大好き!」と、娘さんが誇らしげに話していたのがとても印象的でした。二人のお子さんの個性を尊重し、のびのびと子育てされている明石さん。とても勇気づけられるインタビューです!

 

2015年3月16日 0 comment
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名称未設定

 

今回のインタビューは、NPO法人で働いている佐野めぐみさん!

ご自身もシングルマザーである佐野さんは、ワーママやシングルマザーを応援したいという想いの強いパワーママ。日々育児&仕事をとても楽しくアグレッシブにされている佐野さん。その秘訣とは??

2015年2月5日 0 comment
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オフィスでの1枚

 

今回ご紹介するのは、9月に全国商工会議所女性連合会が主催する女性起業家大賞の最優秀賞を受賞された、リリーアンドデイジーの麻生満美子さん。
麻生さんは、柔らかい雰囲気を持ち合わせた美しい女性。彼女のふわっとした雰囲気と優しい笑顔が、オフィスを心地よい場所に変えてくれるので、これまで上司として多くの部下に慕われてきたのも納得です。
多忙な毎日の中でも、家庭を大切にしながら仕事も頑張り、さらにはボランティアにも積極的に参加されていらっしゃる彼女の姿は本当に素敵です。

実は、麻生さんは来年1月21日(水)に開催予定の「第一回パワーママモーニング@関西」ゲストスピーカーとして参加されます。お楽しみに!

 

 

オフィスでの1枚

オフィスにて

 

 

プロフィール

・氏名  麻生 満美子

2014年12月1日 0 comment
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④

今回紹介するのは、ファッション通販サイトを運営するmagaseek(マガシーク)でベビーキッズ部門を担当する橋本さん。
実はマガシークでベビーキッズを立ち上げたのが、橋本さんなんです!元々ファッションが大好きだったそうですが、出産し育休中にママ界のトレンドの面白さに気付き、復帰後の構想を練ったといいます。

2014年10月29日 0 comment
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写真 3
今回のインタビューは、保育士と2児の育児を両立される今村美穂さん。
保育士だからこそ“子どもと接する時間”の少なさに悩み、
子どもが小さいうちは一時的にアシスタントという選択をされているそうです。
「その子供が今出来ることにまず喜びを共感すること」と仰る言葉など、

なるほど~!と気づきをたくさんもらえるインタビューです。

2014年10月8日 0 comment
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今回紹介するのは、税理士の土屋あゆみさん。ご夫婦で税理士事務所を経営されています。

以前は会計事務所にお勤めで、その時に2人のお子さんを出産、育休取得を経験されました。お勤め時代には、前例がないということもありワーママとして周囲の理解を得るためにいろいろ苦労したそうです。自分にも家族にもベストな方法で仕事を続けるために、ご主人の税理士事務所で働くことを決断。

2014年8月19日 0 comment
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今回紹介するのは、スターバックスコーヒージャパンで飲料のマネジメントや新商品の企画開発を手掛ける西岡京さん。

現在、中学3年生の息子さんと小学5年生の娘さんがいらっしゃいます。今は、お子さんたちが大きくなってきて、海外出張もこなすなど軸足を徐々に仕事に移していっているそうですが、お子さんたちが小さな間は仕事を少しセーブしていた時期もあったとか。

長い目で見た時に、子供の成長に合わせて仕事のスタイルをどう変えていくか?

2014年8月6日 0 comment
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今回のインタビューは、フィンランドやマレーシア、北京など世界中で東洋伝承医学を学んでセラピストとして独立されている池田早紀さん。私個人的にも、世界最古の医学とされているアーユルヴェーダに非常に興味があり、特にワーママの皆さんには身体と心との健康を保っていつも自分らしく笑顔でいられるために、アーユルヴェーダの考え方はとってもおすすめです。

早紀さんご自身はめちゃくちゃ癒し系でお話しているだけでとろけそうになります(笑)。お仕事や育児の合間に肩の力を抜いて読んでいただけると嬉しいです。

 

2014年7月17日 0 comment
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プロフィール

・氏名:非公開
・会社名:非公開
・職種:記者
・簡単な経歴:営業→報道(記者)
・居住地:東京都
・年齢:32歳
・子どもの年齢:3歳1ヶ月(女児)
・ワークスタイル:フル(フレックス勤務)

 

現在のお仕事の内容

テレビ局で報道記者をしています。

2013年6月27日 0 comment
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