今回のインタビューは、DMM英会話の平理沙子さん!
新卒で入社した会社妊娠し専業主婦を経て、今のDMM英会話の広報とういう仕事に辿りついた平さん。
初対面からはじけるような明るいエネルギーとガッツが印象的で、仕事のスピードも早く、ご自身で仰っているように広報という仕事を心から楽しんでいることが伝わってきます。
25歳でワーママとして活躍している平さんのパワーの秘訣について伺いました!(千田)
プロフィール
・氏名:平 理沙子
・会社名:DMM英会話
・職種:広報
・簡単な経歴:大阪府泉佐野市出身。東京大学卒業後、新卒で楽天市場・ECコンサルタントとして入社するも、入社後半年で妊娠し、そのまま退職。一旦専業主婦となるが、子供が生後半年の時に外資系機械メーカーに営業として転職。約2年勤めた後、更なるステップアップのため再度転職し、2016年7月より現職。
・居住地:千葉県市川市
・ご自身の年齢 :25歳
・お子様の年齢 :2歳
・ワークスタイル:時短勤務
現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。
Skypeを通じて、365日24時間いつでもどこでも英語レッスンが受けられる、DMM英会話にて広報の仕事をしています!
月5000円を切る価格(2016年12月現在)で、毎日英語のレッスンを受けることができるので、「英語を話す機会を増やしたい!」という方にぴったりのサービスです。また、DMM英会話では60か国以上の様々な国の先生がいるので、普通に生きてるだけでは話せないような国の先生(ジンバブエ、ジャマイカなど)ともお話できるので、個人的にはそこにも面白みを感じています!
広報の仕事は今までやったことがなく、現職での半年足らずの経験しかないですが、今までのどの仕事よりもやり甲斐を感じ、熱意とスピード感に溢れるメンバーと日々楽しく仕事をしています。
定時は10-19時ですが、現在は17時までの時短勤務をしています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
7:00 起床
8:15 子供を保育園に送る
8:30 出勤(電車で新聞やニュースサイト、メールチェック)
10:00 業務開始
13:00 ランチ
17:00 退社(遅くとも17:15までには出ます)
18:30 保育園のお迎え、買い物
19:30 夕食
20:00 子供をお風呂に入れて、一緒に遊ぶ
22:00 子供就寝(たまに一緒に寝落ち)
22:30 自分時間(基本的にSNSや読書)、帰って来た主人と話したり
24:30 就寝
出産して、何が一番変わりましたか?
「一番」というならば…、家事をちゃんとするようになったことです(笑)。
家事はやらないとマイナスですが、やってもプラスにはならない(誰も評価してくれない)上に、掃除や洗濯は毎日やってもまた次の日しなければならないので、合理的でない!と勝手に解釈し、一人暮らしの時は(恥ずかしながら)本当に最低限しかやっていませんでした。
でも、さすがに子供が生まれると、自分のせいで子供を埃アレルギーにさせるわけにもいかないし、ちゃんと栄養のあるものを食べさせたい、という気持ちに自然となったので、一通りの家事はやるようになりました。おかげで人間として少し成長できた気がします(笑)。
(ただ、できるだけ掃除や洗濯に時間をかけたくない!という本質は変わらないので、ルンバと乾燥機付き洗濯機をフル稼働です)
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!
「仕事」は私の人生には絶対に必要なんだと気づけたことはHappyだったと思います。仕事だけをしている時は、なんで自分は仕事をするのか?と考える発想すらなく、ただ「みんなやってるからやる」といった感じで、少しでも辛いことがあると「あぁもう嫌だ辞めたい」と簡単に考えていました。
でも、一旦専業主婦になって仕事を離れた時期があったことで、「私は社会からの評価がないと生きていけないな」ということに気づき、仕事で辛いことがあっても「これは自分で選んだ選択肢なんだから」という覚悟が持て、逃げの姿勢にならなくなりました。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
一人の時間がなかなか取れないことです。
もともと一人で映画やDVDを観たり、考え事をしながら散歩したり、カフェで本や雑誌を読む時間が大好きなのですが、育児&仕事をしてるとそういった時間が自然発生的に生まれることは皆無になってしまいました。
ただ、私はそういった時間がないと知らず知らずのうちにストレスがたまってしまい、子供や夫に当たってしまうことも多く、自己嫌悪に陥ります。。。
それをどうやって解決していましたか?
自然発生的に生まれることがないなら、作るしかない!ということで、主人にも都合をつけてもらい、月に2-3回そういった時間を取れるようにスケジューリングしています。
一人になって色々考えを整理したり、映画や本で新しい刺激を受けると、仕事や家事&育児へのモチベーションが上がったり、家族へ感謝する気持ちも自然と湧いてくるので、みんなHappy!ということで、時間を作ってます。
新卒で入社したばかりで妊娠された平さん。そのとき、どんな気持ちでしたか?周りの反応はいかがでしたでしょうか?
正直なところ、予想外なことではあったので(笑)かなり驚きましたが、お互いの両親にもすでに顔を合わせており、いずれは結婚するんだろうな〜と思っていたので、その時期が思ってたよりちょっと早くなっただけか、と案外冷静だった気もします。親に言うのはさすがにちょっと緊張しましたが、すごく祝福してくれたのでとても安心しました。
友人達にはすごく驚かせてしまいましたが、当時私たち夫婦ともに22〜23歳でいろんなコミュニティで結婚第一号となったのもあり、結婚式には本当にたくさんの人が来て祝福してくれたので、本当に感謝しています。
一番迷惑をかけたのは、当時の新卒の会社の上司で、色々教えてもらったのに結局すぐ辞めることになってしまい、今も本当に申し訳なく思っていますが、私がもっと成長し社会に還元することで恩返しできれば、、、と思っています。
お子さんを抱えながら、25歳でDMM英会話に転職。ここで仕事したいと思われたきっかけや背景を教えてください。
前職が外資系企業で、海外から上司が来たり、英文メールのやり取り、海外出張もあったため、もともとDMM英会話を使っていたことがきっかけです。ユーザーながら、すごく良いサービス!と思っていたところ、ちょうどHPに「採用情報」を見つけました。
前職はとても良い会社で、子育てとの両立にもすごく理解があったのですが、もう少しスピード感のあるところに身をおいて30歳になるまでに自分を高めたい!という気持ちが燻っていたこともあったので、良いタイミングだと思い、挑戦しました。
広報の仕事、どんな感じですか?楽しいですか??
とっても楽しいです!もともと自分が好きだったサービスの広報なので、心の底からPRしたいと思えます。
また、広報の仕事は、文章を書くこと、外に営業に出かけること、企画を考えること、のどれもが必要な職種なので、好奇心旺盛で飽き性(笑)な私にぴったりだなと感じています。
将来的にやりたいことの一つとして、出身地の泉佐野市のことをもっとPRしてみたいというお話を伺ったことがあるのですが、そう思うようになったエピソードなどがあれば教えてください。
中高生の時は田舎で何もない地元があまり好きではなくて(笑)、口を開けば「東京に行きたい!」と親にも友達にも言っていました。
でも、ちょうど大学3年生の就活のタイミングで帰省したとき、
「泉佐野市って国際空港もあるし(関空)、アウトレットや海や山、日本で3番目に高いビル(りんくうゲートタワービル)もある。ポテンシャル的には横浜に負けてないのに、どうしてこんなに違うんだろう?」
とふと思いました。
そこからなんとなく、ゆくゆくは地元をもっと栄えさせるような仕事ができれば、とゆるく思っていました。そんな折に、今広報の仕事をしながら色々本などを読んでいると、「地方自治体のPR」という仕事もあるんだ!ということを知り、点と点がつながったように感じています。
IT企業はまだまだ若い従業員が多く、子育てへの理解が進んでおらず、ワーママが活躍しにくいという一面もあるかと思いますが、実際のところどうですか?
正直なところ、私も入社前はそこをすごく心配していました。
でも実際に入ってみると全然そんなことはありませんでした。
確かに、DMM英会話も若いメンバーが多く「子育てに理解がある」というわけではないかもしれませんが(やはり実際経験しないとわからないことも多いので)、時差のある海外にも多くの社員がいたり、昼中心に勤務する社員もいれば夜中心に勤務する社員もいる等、「働き方」が子供の有無に問わず多彩なので、「私だけ時短勤務で申し訳ない」みたいな気持ちにはあまりなっていません。
ある意味皆が他の人の「働き方」にはそれほど関心がなく、どれだけ成果が出せているのか?というところに視点を置いているので、今の環境は余計な気遣いが不要で、のびのび仕事ができる環境だと思います!
育児と仕事、それぞれで大事にしていることは?
仕事は「何事も前倒しに進めること」です。ワーママあるあるだとは思いますが、子供が急に体調を崩して突然休まないといけなくなることが多いので、納期に余裕を持って仕事をするようにしています。
育児に関しては、「子供を笑わせること」です。一時期は「イライラしない」を掲げていたこともあったのですが、やっぱりそれは難しいので。。。
イライラしてしまって、怒ることがあっても、その分子供を笑わせて笑顔を見ることができれば、それでプラマイ0と勝手に思ってます。
今後の目標やプランを教えてください。
仕事に関しては、「DMM英会話」は既に良いプロダクト&一定の知名度があるサービスなので、「DMM英会話のPRがうまくできないのに、いったい他に何をPRできるの?」と自分のお尻に火をつけつつ、広報活動を頑張っていきたいです。
そしていずれは上記にも述べたような、自分の地元(泉佐野市)をPRできるようになりたいと思います!
育児に関しては、娘ももうすぐ3歳になるので、いろいろ習い事をさせてあげたり、お手伝いをさせてあげたりもっともっとたくさんの選択肢を見せてあげたいと思います。
自分の人生を振り返っても「豊かさとは選択肢の数」だと思うので、それを体現していきたいです!
最後にこちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします!
親としてのスキルも、仕事のスキルもない若輩者なので、育児にもキャリアにも不安ばかりでした。
でも自分の好奇心に忠実に、フットワーク軽く動くことができたので、今は毎日忙しくしつつもやりたいことができて楽しく生きています!
よくメディアで取り上げられているワーママの方は既に素晴らしいキャリアを持った上での育休→復帰、というようなパターンが多いなと感じていたので、私のようなパターンもあるということで回答をさせて頂きました。
育児も仕事もまだまだ発展途上ですが、これからも楽しんでいきたいです!
インタビュー : 千田 絵美