今回のインタビューは、株式会社スタイリングライフ・ホールディングスでPRとして働く御殿谷りえさん。
ラジオキャスターから化粧品業界に移ったキャリアの話や、時間の使い方に関するルール、またSNSを駆使したPRについても教えていただきました!(椿)
プロフィール
・氏名:御殿谷りえ
・会社名:株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー
・役職名:宣伝本部 宣伝部 係長
・職種:PR担当
・簡単な経歴:新卒で化粧品大手S社に入社し、その後TBSラジオ954情報キャスター、→外資化粧品C社を経て、現職についています。
・居住地:東京都新宿区
・ご自身の年齢 :35歳
・お子様の年齢 :1歳
・ワークスタイル:正社員(時短勤務)
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
自社化粧品の宣伝・広報・PRを担当。2007年に転職してから約10年、その間、約6か月産休・育休を取得。復職後も元の部で新商品のリリースを制作や、年間の宣伝計画をたてています。百貨店流通(ベキュア/ベキュアハニー)・バラエティ流通(ローラ アシュレイ ビューティ/サボリーノ/ビューティマインズ他)・ドラッグストア流通(クレンジングリサーチ/クリアラスト/ブロウラッシュ他)などあらゆる商品宣伝に関わってきました。http://www.bcl-brand.jp/
現在は、ローラ アシュレイ ビューティやウーマンエッセンシャルズ、
大ヒット中の【サボリーノ】http://www.bcl-brand.jp/special/saborino/
などを中心としたバラエティ流通の商品を中心とした販路のアイテムの宣伝計画を担当しています。以下最近の記事です。
また、2016年4月に育休から復帰して7月より親会社のスタイリングライフ・ホールディングス グループ経営戦略部も兼任することになり仕事の幅が広がりました。http://www.stylinglife.co.jp/
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6:30-起床(朝食・お風呂・保育園準備)
8:30-保育園へ出発(自転車)
9:30-出社
16:30-退社
17:00-保育園お迎え
17:15-帰宅
18:00-お風呂
19:00-夕食
19:30-子どもと遊ぶ
20:45-子ども睡眠
21:00-自由時間
23:00-睡眠
出産して、何が一番変わりましたか?
子どもが大好きになりました。
人のお子様をみてもなかなか入り込めない部分がありましたが、出産を機に無垢な笑顔やひとつひとつの行動が愛らしく自然と笑顔でコミュニケーションをとるようになりました。
子どもに良い環境をつくってあげたいと一層思うようになりました。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
・育児&仕事をしていることで、生活にメリハリがつきます。社会との接点をもつことで世の中の流れをキャッチしやすいです。オンとオフを時間でコントロールできるので動きやすいです。
・育児&仕事をしていることで、多くの人と出会えるきっかけをいただけます。育児では、同じ悩みを持つ方々と新しいコミュニティができたり、仕事面では、課題をひとつひとつクリアするために様々な方にご相談させていただいたりと、どちらも切り離せない大切な出会いにいつも感謝しています。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
残業のバランスです。
お陰様でいまのところあまり子どもも私も大きく体調を崩すことなく過ごすことができていますが、コレを当たり前と思わずに、規則正しい生活を送るよう心がけています。
残業が増えると生活リズムが壊れやすいです。
それをどうやって解決していますか?
日々、優先順位をつけて業務に向き合っています。
マストリストを手帳につけて、時間の使い方に優劣をつけています。
それと仕事柄宣伝の業務は終わりがないので、特別なことが無い限りなるべく休日は会社のメールを見ないようにしています。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
育児の面では食事を大事にしています。忙しくても外出の食事以外は手作りごはんを作る。
食を通して子どもとのコミュニケーションの時間にもなるので、楽しく時間を使うようにしています。
仕事面では、育休前はプロジェクトのリーダーなども担当していましたが、今は後輩に一部仕事を任せ、チームワークを大切に業務を進行しています。ひとりで担当するよりもたくさんのアイディアが出て刺激になります。
ご主人との家事の分担について教えてください!
いつも何事も頑張りすぎない、頼れることは頼る、ようにしています。
基本的に「気づいた人がやる」スタイルをとっていますが、大まかなところはそれぞれ分担しています。少し前まで海外に単身赴任しており、深夜帰りになることもありますが、家事に対して前向きに取り組んでくれるのでありがたいです。
例えば、料理 → 妻、 食器洗い → 夫
保育園の送り迎えは時短勤務の私が主に担当しています。
また、一緒に週末にまとめて大掃除することが多いです。残業の場合は、近所に住む母にお迎えをお願いしています。
復帰してから兼任の発令とはどんな業務ですか?
復帰前までは化粧品事業のBCLカンパニーで宣伝担当でしたが、復帰後数か月後に突然の兼任発令をうけました。親会社であるTBSとのパイプや同じカンパニーのPLAZAとのお取組みなど新規の宣伝活動に深く携わるようになりました。
ラジオキャスターから化粧品業界に移ったキャリアについて教えてください。
もともとメディアにかかわる仕事を希望していました。最新の情報をキャッチしながら広い視野を身につけていきたいと考えていました。新卒で入社した会社が国内化粧品最大手のメーカーで化粧品が社会に与える影響力や、女性にとって人生を豊かにするきっかけつくりのひとつであるなど、生活に寄り添っていく大切な役割であることを学びました。上記のことを掛け合わせたのが、化粧品業界とメディアを絡めた現在のスタイルです。
いまの仕事は調整しながら進行できるのでワーママにも続けやすい部分はありますが、その分責任も大きいです。
ママになってから、仕事での視点が変わったりすることはありますか?
産休・育休中は、それまでの仕事を2名に引き継ぐことになりました。
引き継ぎ先が、PR未経験者と新入社員ということで、会社に妊娠の報告してから約5カ月の間、先に社内ママ(笑)になりました。
子どもが生まれてからは、宣伝対象商品が子どもの肌に触れても大丈夫なのか、香り(アロマ)を使用して大丈夫なのか、など安全性の部分に一層関心が強くなり、子ども目線でみることが習慣化されました。
化粧品PR、SNS駆使をされているとのことですが、努力している点や、うまくいったお話の秘訣を教えてください!
産休前の2年くらいの間で企業公式facebook/Instagramの立ち上げ、企業公式ブランドサイトのリニューアルを行いました。時代の流れに柔軟に対応できるようWEB/SNSにも注力しながら雑誌・テレビ・店頭・WEB・イベントをクロスさせながら活動しています。公式ブロガ-やインスタグラマーの募集や、SNSに特化したキャラクターのデザインを企画したり、と企画立案から運営管理までトータルに担当していました。
特に、ブランドサイトは閲覧しやすいように、キュレーションの記事風にリニューアル。共感型にしたので、人を巻き込めるような構成に進めました。またヴィジュアルも商品を語るうえでポイントになるのでセンスや価値観の近い制作会社と一緒に復帰後は、育休中担当してくれていたメンバーと共有しながらPR活動を実施しています。
今後の目標やプランを教えて下さい!
働き方が多様化しているので時代にあったスタイルを取り入れていきたいと思っています。
将来のビジョンも大切ですが、目の前りにある目標をひとつひとつクリアして形に残していけたらと考えています。
最後に、メッセージをお願いします。
徐々に増えてきましたが女性も活躍する社会のお手伝いがどこかできたらいいなと思っています。
働きたいと思っているが、環境がうまく整わない。など、まだまだワーママがぶつかる課題があると思いますが、自分が働くことで少しでもそのお手伝いになっていたらいいなと考えます。