今回はvol.232に引き続き29日のイベントのトークセッションにゲスト出演頂く藤本さんをご紹介します。
昨年リクルートを退職し、現在はNPO法人や研修講師等フリーで活躍するパワーママ。
「家族」を大切にし「家族」で前へ進んでいる藤本さん。転職やお子様の小学校受験も「家族」で出した決断。
「家族」の温かさを感じるインタビューになっています。
気になる方はぜひ当日のトークセッションやその後の交流会にて詳しい話を聞いてみてください!
プロフィール
・氏名:藤本絵理
・簡単な経歴:大学卒業後、株式会社リクルート入社。名古屋→東京→大阪で、営業や企画として約12年間ブライダル業界に携わり、2016年6月末に退職。現在は、フリーランスとして活動中。
・ご自身の年齢 :36歳
・お子様の年齢 :8歳と5歳の男子
・ワークスタイル:フリーランス
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
放課後NPOアフタースクールのスタッフ・広告ディレクター兼ライター・前職での研修講師・主人の家業(美術品商)の仕事をしています。
*放課後NPOアフタースクール
みんなでつくる「たのしい放課後」をビジョンに、企業や行政の皆さんと子どもたちにワクワクを届けるため、活動しています。
http://npoafterschool.org/
*JAMSTORE
働く場所を選ぶのは、働く人たち自身。「優しいはたらき方」を推奨するバックオフィスチームです。
http://jamstore-web.com/
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
4:00~5:00 起床(※)→仕事
6:30 家族起床
7:00 朝ごはん
7:30 長男登校
8:30 次男を保育園へ送る
(在宅ワークではない日はこのまま仕事へ)
9:00 家事
10:00 仕事
17:30 次男お迎え
19:00 長男帰宅(宿題チェックなど)
19:30 夕食
20:30 お風呂・家事
21:30 子どもと一緒に就寝(※)
(※)主人の寝かしつけ日は、夜に仕事して、翌朝6:00に起床します。
出産して、何が一番変わりましたか?
出産前は、仕事でもプライベートでも予定を詰め込むタイプでした。
そんな私は出産後、子どもの体調不良や機嫌によっても、予定がすぐに崩壊することを何度も経験して、頭が真っ白になることも多かったです。
先を考えて計画を立て、行動することを心掛けるようになったのは、一番大きな変化です。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
前職を辞めることを長男に伝えた時、仕事をしている姿が好きだと言って泣いてくれました。
長男の育休復帰後は、特に育児と仕事の両立に戸惑うことも多く、仕事をしていることに罪悪感を覚えることもあったので、そんな風に感じていたとは思いもよらず、今まで必死にやってきたことを認められた気がして、心から嬉しさがこみ上げました。
その時の長男の言葉があるから、今も思いっきり仕事ができます。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
一番大変なことは、どうしても外せない重要なアポイントの日に、子どもが体調不良や、急な学級閉鎖が重なってしまう時ですね。私一人だけではなく、関係者に対しても大きな影響が出てしまいますので、対策を事前に考えるようには心掛けています。
それをどうやって解決していますか?
やはり主人の協力は必要不可欠です。スケジュールを共有し、私の仕事上大事な日は、主人の仕事の予定を事前に調整しておいてもらい、子どもの体調不良時は、対応してもらっています。
また警報などで、急きょ休校になったり、早く子どもが帰宅することになる日もあるのですが、そんな日はママ友が助けてくれて、本当に感謝するばかりです。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
育児>家族でよく笑うこと!また、私も初めてのことを子どもと一緒に体験したいと思っています。
仕事>仕事を通してたくさんの方と出会うこと。そして、インプットし続けていくことです。息子たちに世の中のことが少しでも語れるお母さんでいたいと思っています。
共働きには厳しいとされる小学校受験に挑戦されたとのこと。どうしでですか?
長男が年長の頃に、入学予定の小学校に合併の話が挙がったことがきっかけでした。少し悩んでいた時に、私立小学校も選択肢の一つとして考えてみたら?という当時の信頼する上司の言葉に背中を押して頂き、夫婦ともに未知の世界だった私立小学校の説明会に参加することになりました。最終的に受験を決定した理由は、息子本人が「この学校に行きたい!」という学校に出会えたからです。
受験すると決定してからの家族の団結力は、すごかったなぁーと今振り返っても感じます。とにかく時間がない!状況だったので(笑)ただ意外だったのは、子どもには「辛い勉強」という感覚はなく、新しく知ることに興味津々で楽しく吸収してくれたことでした。そのため、子どもが、辞めたいということもなく、駆け抜けることができました。家族みんなで同じ目標に向かう初めての経験で、大変なことももちろんありましたが、我が家の成長を実感できる良い機会だったと思います。
昨年リクルートを退社し、現在は民間放課後アフタースクール、研修講師、ディレクター兼ライター等フリーで活躍されているとのこと。なぜ退社されたのですか?
前職の職場環境は、本当に大好きだったので、かなり悩みましたが、将来的には、主人の家業をメインで仕事をしていきたいと思っていました。同時に、家業としっかり両立できる自分の仕事も見つけたいという思いもあります。そこで、いつまでにどんな状態であるべきかを夫婦で話し合い、退職の時期を決め、今に至りました。
フリーとして非常にお忙しくされている中、お子様、お子様との教育への向き合い方の思いやこだわりがあれば教えてください。
胸を張ってコレです!という特別なものはありません。ただフリーの場合、自宅で仕事をすることが多いので、子どもの宿題や勉強の時間は、並んで一緒にやっています。質問がない限り干渉することはないですが、子どもがどこで鉛筆が止まっているかなどは、横目で少し確認しながら、私も仕事をするようにしています。
今後の目標やプランを教えて下さい!
退職してからの1年は、ただただ目の前の仕事一つ一つに向き合っていく時期でした。これからの1年で、家業との両立の在り方を考えて、より具体的な目標、プランを考えていきたいです。
最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
まだまだ未熟な母親なので、「パワーママ」という言葉には程遠いです。
理想通りにいかないことばかりで、子どもの成長に合わせて悩みも次から次に出てきます。素敵な仕事仲間や愛あふれるママ友たち、そして元気をくれる家族に、たくさん助けてもらいながら、感謝しかない毎日です。
自分の中のベストなバランスを見つけながら、一歩一歩パワーママに近づけるよう、頑張っていきたいと思います。一緒にワーママを楽しみましょう!