プロフィール
・氏名: 今西 由加
・会社名:CURIO Japan株式会社(キュリオ・ジャパン株式会社)
・役職名:代表取締役社長
・簡単な経歴:新卒でソニーミュージックエンタテインメント入社。洋楽セクションでジェニファー・ロペスなど海外アーティストのマーケティングを担当。その後、仏化粧品会社→韓国のベンチャー→独アパレル企業でマーケティング / PRを経たのち2016年に独立・企業。
・居住地:東京
・ご自身の年齢 : 44歳
・お子様の年齢 : 10歳
・ワークスタイル:自由に決められます
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
子ども達の好奇心・チャレンジ精神・多様性の理解を促進し、将来的にグローバルに活躍するための大切な素地を育むサービスを展開しています。
会社のHPはこちら:http://curio-japan.com/
2017年初頭に、日本に留学に来ている優秀な大学生達が、日本のご家庭にシッターや家庭教師として伺うサービスをスタート。日常の中で留学生と触れることで、英語などの語学学習のみならず、異文化への興味・多様性の理解を育むことを目的としています。「英語は習わせているけど、普段使う機会もないし・・・」とお悩みのご家庭や、「日常的に異文化に触れて、世界に目を向けるようになって欲しい」とお考えのご家庭にサービスをご利用頂き、好評を得ています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
07:00 起床 朝食準備
07:20 子どもを起こす
07:30 朝食・支度
08:10 子どもの送り出し
08:30 自宅で仕事開始
10:00 会社スタッフと打ち合わせ(オンライン・もしくは対面)
13:00 お取引先など外部と打ち合わせ
15:30 帰宅(子どもも同じタイミングで帰宅)
16:00 自宅で仕事(子どもは習い事などに向かいます)
18:00 夕食支度
19:00 夕食
20:00 子どもと遊ぶ・宿題を見るなど家族の時間
21:00 お風呂
22:00 子ども就寝+私はインプット(読書など)や夫と会話する時間
23:30 就寝
出産して、何が一番変わりましたか?
行動レベルでは、マルチタスクがより得意になると同時に、先を見越して行動をとる癖がつきました。意識レベルでは、今の子ども達を取り巻く社会環境や教育に目を向けるようになり、問題意識を持つようになりました。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
先が長い育児に比べて、仕事の結果は比較的早く現れて達成感が得やすい為、個人的には育児と仕事を両方をすることでバランスが取れていると思います。
できるだけ多くの若者たちに、”ワーキングマザーは楽しい!”というポジティブなイメージを持ってもらいたいと思っているので、後輩の女性達に、「今西さんみたいなワーキングマザーになりたいです」と言われた時は嬉しかったです。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
大きな仕事の前や、仕事の締め切りが迫っている時などは、24時間のうちで仕事が占める時間が増えてしまって、バランスが悪くなる時がありました。特に子どもが小さい時は、彼の体調なども考慮に入れなければならず、不測の事態にどう備えておくかに苦心しました。
それをどうやって解決していますか?
保育園時代は、私の母に岐阜から手伝いに来てもらったり、夫の母(横須賀在住)にも時々手を貸してもらいました。また、シッターサービスも利用していました。息子が小学生になった今は、近所のママ友の家でお世話になることが多いです。夕飯はもちろん、お風呂まで終えてくれるので、とても助かります。反対に、我が家で近所の子ども達を預かることも多いです。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
育児において:
子どもの自己肯定感を高めること。また、世界はますますボーダーレスになっていくと思うので、異文化や多様性への理解を深めて欲しいと思っています。
仕事において:
自分の好きなこと×得意なことで、人や社会に役立つ仕事がしたいと思っています。一過性のものではなく、継続的に社会に良い影響を与えられるような仕事がしたいです。
起業したきっかけはなんですか?
新卒で入ったソニーミュージックエンタテインメントから3回の転職を経験し、外資系の会社で管理職として仕事をしてきました。管理職になると裁量が大きくなるので、仕事自体はやりやすくなりましたが、同時に物足りなさを感じていたのも事実です。主な仕事が上司・本国へのレポート、社内調整、部下の育成になり、自身で一から取り組めるようなプロジェクトが減ってきてしまったためです。
以前から起業したいと考えていたわけではなかったのですが、企業での仕事に物足りなさを感じていた時期と、自身で取り組みたいと思えるビジネスとの出会いがタイミング良く重なった為、独立・起業を決意しました。
2017年にスタートした新サービス「chezmo family」(シェズモ・ファミリー)について教えてください。
世界で活躍できるグローバル人材の育成は益々重視されていますが、日本ではグローバル人材=英語教育に結び付けられがちです。英語はツールとしてとても大切なのですが、同様に大切なのが、世界に興味を持ってもらい、異文化や多様性への理解を幼少時から深めていくことだと思っています。英語は何歳から始めても良いと思いますが、異文化や多様性理解というマインドの部分は、大人になってからでは、なかなか変えることが難しいからです。
chezmo familyに登録している世界各国の優秀な留学生が、ご自宅に伺って子どもと一緒に様々なアクティビティを行うことによって、日常生活の中で外国語や異文化に触れることが可能です。その経験が、子ども達が将来グローバルに活躍する為の大切な素地になると考えています。
chezmo familyのサイトはこちら https://chezmo.jp/family
起業してみて良かった点、大変な点をそれぞれ教えてください。
良かった点は、効率的な時間の使い方をより意識して行動できるようになったこと。仕事を通じて本当に様々な方々との接点を持てるようになったこと。そのおかげで世界が広がりました。また、家族や友人達から本当に沢山サポートをしてもらっているので、自分がいかに恵まれているかがわかりました。
大変な点は沢山ありますが(苦笑)、細かいことから大きいことまで、常に意思決定とタスクが山積していることでしょうか・・・。とは言え、これも良い試練だと思って、勉強や成長の機会に変えていきたいと思っています。
今後の目標やプランを教えて下さい!
まずは自社サービスをより多くの方々に利用して頂けるよう、サービスの充実を図っていきたいと思います。
将来的には、家族で海外に数年間は住みたいと考えているので、実現に向けて色々とプランニングも始めたいですね。5年後くらいから日本と海外の拠点を行き来するようなライフスタイルに変えてみたいです。
最後に、メッセージをお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございます!今の子ども達が大人になる頃には、世界は大きく変わっていることでしょう。そんな中、好奇心とチャレンジ精神を持って世界で活躍できる人材が、ますます必要になってくるはずです。日本にいる留学生達と一緒に、国境に囚われず、どんどん外に飛び出していけるような子ども達の成長に関わっていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします!