今回ご紹介するのは、ラナンキュラス株式会社の代表として、体験型教育イベント「Kids Fes 2019」の運営などをおこなっている北本貴子さんです。ご自身も3児の母として、アンスクーリング教育など子供の個性に合わせた教育を実践されています。是非お読みください!
プロフィール
・氏名:北本貴子
・会社名:ラナンキュラス株式会社
・役職名:代表取締役
・職種:ブランディング事務所
・簡単な経歴:2002年から2012年にかけて子育てをしながら経理やデザインの仕事を経験し、2012年デザイナーとして個人事業を立ち上げ独立。その後セールスプロモーションやデザインを強みにブランディング事業を中心とするラナンキュラス株式会社を立ち上げる。現在は、教育イベント「みらいの学校」「Kids Fes」の運営などもイベント企画運営も行う。2018年より、NPO法人日本ホームスクール支援協会理事にも就任。
・居住地:東京都品川区
・ご自身の年齢 :36歳
・お子様の年齢 :16歳(今年17歳)、11歳、9歳
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
WEBおよびグラフィックデザインの制作におけるディレクション業務がメインです。
いまは夏休みに行われるイベントの企画や運営もしております。
こちらのイベントは毎年行っているもので、今年は8月3日開催なのでそれまでの業務になります。
プライベートでは下の子ども二人はホームスクーリングで育っているので、家庭と経営とのはざまでワークスタイルは割とはちゃめちゃです。笑
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
4:00 起床(準備・家の事諸々こなす)
5:00 外出→経営者組織の朝の定例会に出席(毎週)
9:30~11:00 アポイント/打ち合わせ
12:00頃 YES international School東京校 に到着。デスクワークをしながら子ども達と過ごす。
17:00~18:00頃 買い物しながら帰宅
18:00~ 家のことや子供たちのことをしながらPCとスマホでメールやメッセージ処理。家事と仕事はいつも同時進行です。笑
21:00~ デザインチェックなどPC作業
23:00 就寝
出産して、何が一番変わりましたか?
人生観、生死観です。
どうやって生きていくのか、どうやって死ぬのか、そんなことを考える軸が、すべて子どもありきになったことです。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
思いつくエピソードはそんなにありませんが・・・一番下の娘が仕事をしているママがカッコイイと言ってくれた時でしょうか。あとは、ワーママでなければ出会えなかった大切な人達や貴重な仕事がとても多いと思ってます。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
生活の全てが大変な気がします。笑 育児と家事と仕事の両立は、出来ているのか出来ていないのか判断が出来ないほど、日々目まぐるしく・・。笑 どこが大変で、何に手を抜いていいのか、誰かに客観視してジャッジしていただきたいくらいです。笑
それをどうやって解決していましたか?
何も解決していないかもしれません。笑 全く参考にならないのですが、とにかく、やるかやらないかの日々です。毎日必死にやるべきことをやっているだけです。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
育児は「素直さ」を大切にしています。いつでも子供に対して、意地を張らず、素直な親でいたいです。
仕事は「思いやり」を大切にしています。一緒に仕事をする仲間も、お客様にも、お客様の先にいるお客様のお客様にも心を配ることです。
ホームスクーリングに取り組むうえで心掛けていらっしゃることはなんですか?
子ども達の学習意欲を私の仕事の忙しさのせいで折らないように気を付けています。
「あれがやりたい!」「ここに行きたい!」という気持ちを大切にして学習の幅を広げてあげたいと思っています。
興味のある勉強以外に、お子さんの体力づくりや友達関係などはどのようにされていらっしゃいますか?
息子は運動が好きではないので体力作りはとても大きな課題です。学校の運動量に比べると非常に少ないので、出来るだけ公園に出かけたり一緒に走ったりしています。
娘はボルダリングが大好きなので、毎日登って降りての繰り返しです。放っておいても家の中でもあちこちに上っているので体力づくりに全く課題はありません。笑
2人とも友達にはとても恵まれています。ホームスクーラーの仲間や保育園の時からの友達ととても楽しく仲良く過ごしていて、そこから新しい関係性も広がっているようです。
今夏開催される『夏休み!体験型教育イベント「Kids Fes 2019」』は、どんなことを体験できるのですか?
コンテンツとしては「世界一の授業リレー」で面白い先生の貴重な授業が受けられたり、「小学生算数王者決定戦」で算数力を競い合ったり、後は廃材を使ったアートワークや、他にも「学び」の視点から子供たちが体験できる様々なブースが出展されます。プログラミングだったり、食育だったり、ボードゲームやカードゲームだったり。
ぜひ体験しに来てください。
今年から新たに『保育』の要素が加わったとのことですが、どのように変わるのでしょうか?
今までは小学生以上が楽しめるイベントでしたが、今年からは未就学児の子ども達も楽しんで学べる機会を設けようと思い、保育関係の事業者さんにもご出展いただくことになりました。
小学生になっていなくても学びの楽しさについて触れてもらいます。
プロのフリーランス保育士さん達や、幼児教育関連の事業者さんのブースもありますし、メインステージでは「ぬかづけマン」がやってきます。子ども達と楽しく食育に触れます。
今後の目標やプランを教えて下さい!
まずは、8月のイベントの成功。それからあとは、会社の成長です。今7期目ですが、まだまだ弱小会社です。お客様のためになる、しっかりとした会社を作りたいと思ってます。
最後に、メッセージをお願いします。
「働く母親」というものには、今はたくさんのロールモデルがいるかと思います。逆に「このようでなければいけない」と縛られることもあるのかもしれません。
みんなが自分らしく働き、子ども達との時間も自分らしく築いていけたらいいなと思ってます。私のワークスタイルは全く参考にならないかもしれないですが、いろんな働き方があっていいんだという考えの一助になれば幸いです。
構成:高村奈津子