プロフィール
・氏名:千田絵美 Emi Senda
・会社名:株式会社ブラケット
・職種:PRマネージャー
・簡単な経歴:小学校教師→広告営業→IT企業広報→化粧品メーカー広報・PR→現職
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:33歳(1980年生まれ)
・お子様の年齢:2歳11ヶ月(2010年8月生まれ)
・ワークスタイル:時短勤務、正社員
現在のお仕事の内容
誰でも簡単に最短2分でオンラインストアが作れる「STORES.jp」や、世界でたった一つのオリジナルのシューズをオンライン上でデザインし、購入できる「Shoes of Prey」などを運営する株式会社ブラケットのPRをしています。PRとは具体的には、プレスリリースを作成したり、テレビや新聞などメディアの方に対して自社サービスをご紹介したり、取材対応を行うなどといった仕事内容で、自社サービスをひとりでも多くの方に興味深く知っていただき、便利に使っていただくためのあらゆる活動を行っています。
(Shoes of Preyでつくったオーダーメイドシューズ。超お気に入り♩)
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
7:00 娘と一緒に起床
7:15 朝ご飯、洗濯機を回す
7:30 娘と一緒に歯磨き、娘の着替えや保育園の準備
7:45 自分のメイクや着替え
8:20 娘と家を出て、保育園へ
9:45 出社
10:00 デスクワーク、電話、打ち合わせ
13:00 ランチ
14:00 テレビ局や新聞社で打ち合わせ、取材立会い
17:00 退社
18:00 保育園にお迎え
18:30 夕ご飯の準備、娘と一緒にご飯
19:00 娘と遊ぶ
19:45 お風呂
20:30 絵本を読みながら寝かしつけ
21:15 ひとりで再びお風呂、読書、ブログ書き、メディアのチェックなど自分時間
23:00 就寝
出産して、内面では何が一番変わりましたか?
世界で一番大事なものが、自分ではなく「娘」になったこと。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください。
育児では、保育園に迎えに行ったときの子どもの笑顔を見た瞬間!毎日、保育園に迎えに行くのがとーっても楽しみで、毎回幸せです。飽きません!また、寝る前に、娘に「えなちゃんはね~、プンプン怒ってるママも、えんえん 泣いてるママも、にこにこしているママも、ぜ~んぶのママが好きだよ!」と言われたとき。号泣しました(笑)。
仕事では、「一人では何もできない」と心の底から分かったことです。分かるのが遅いですよね(笑)。私は、仕事に関しては、出産前と出産後では別人のように変わったのではないかと思います(笑)。出産前の私の働き方は例えて言うなら『一匹狼』。もともと自分で何もかもやりたいタイプなので、一人で全部やろうとしていました。
それが出産してからは、時短勤務だわ、子どもの発熱などで急に休むわ、周りに頼らざるを得ない状態になり、必然的に『チーム』で仕事するスタイルにガラッと変わりました。当時の上司に言われた印象深い一言があります。出産後の私は「(良い意味で)のらりくらりしてきたね。」。出産以前の私は、良くも悪くも、周りに頼らず自分がやるんだ!としゃかりきになるタイプだったのが、出産後は、あまりにも一人の力だけではどうにもならないことが増え過ぎて、逆に肩の力が抜けたのかもしれません。それ以来、自分でないと出来ないことと、周りにお願いすることを常に意識するようになりました。
育児&仕事をしていて一番大変なことは何?
育児では、疲れているときにダダをこねられたとき。つい感情的に叱ったりして後で猛反省します。。。
仕事では、娘の風邪などで急遽休まなければならなくなったとき。自分が大変というより、周りに迷惑をかけることが申し訳ないです。
それをどうやって解決している?もしくは、解決していこうとしている?
やらなくてはいけないこと(家事など)をほっぽり出して、娘と本気で遊んだりじゃれたりします!そうすると自然に笑えてくるので、「ま、いっか」となります。(単純!笑)
また、仕事では、いつ休んでも他メンバーへの影響が最小限ですむように、仕事内容を常時、他のメンバーと共有しています。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは何?
育児では、最低でも1日1回は、全力で一緒に遊んで大笑いし、「大好き」と言葉で伝えること。完璧ママを目指さない!
仕事では、自分がしている仕事が、誰かのHappyのきっかけになっているかどうか。自分らしく仕事できているかどうか。
ご主人が育児・家事にとても協力的。その秘訣は?
平日は毎朝、洗濯物干しとごみ捨てを、土曜日午前中は娘と二人でお出かけ、土日の夜は基本的にお風呂から寝かしつけまでしてくれます。その他、私が平日夜や土日のお昼に友達と遊びに行ったりお買い物に行ったりするときは、娘をみてくれます。
「これお願いね!」「私疲れてるからあとはやってね!」ともうストレートに頼んじゃう。私が育休から復帰直後は、洗濯物干しは私がやっていたし、土曜日も二人で娘をみていましたけど、ちょっとずーーつ、主人にまかせることを増やしました(笑)。あとは、感謝の気持ちを伝えるように意識しています。
よくママランチなどしていますよね!地元や保育園のママ友づくりのコツは?仲良くなるメリットは?
保育園ママには、積極的にこちらから話しかけたり、自宅にお誘いしたり。「今度ランチしません?アドレス教えてください~♪」みたいな感じの軽いノリで。家族ぐるみで仲良くなるメリットは、幼稚園や小学校、習い事やしつけなどの情報交換ができることや、子ども同士で遊べるので、お友達が自宅に来たりすると子どもがものすごく喜ぶこと!そして何より私が楽しい(笑)。
ワーママになってからの、広報の仕事はどう?
ママ目線が出来たことは大きいです。自社サービスを使ってくださる方や、テレビや新聞、雑誌を見ている方の中には、ママの方もたくさんいらっしゃるので、そうした方の気持ちが以前よりは分かるようになりました。
ただ、広報は時間関係なく急なメディア対応が必要な時もあります。そうした時に、自分がいなくてもメディア対応が回るように、社内協力を仰ぐ必要はあります。
転職したばかりですよね。転職理由は何?
前の会社はある程度知名度が高い商品を展開していたのですが、世の中にまだあまり知られていないサービスや商品のPRをしてみたいと思い始めたことがきっかけです。
子持ちで転職するって大変そう・・・転職活動する際に大変だったことは何?
実は転職活動自体はほとんどしていなく・・・。自分ひとりのことだけではないので、転職活動以前に、自分が本当に何をしたいか、自分にしかできないことは何か、何をするのが好きか、心地良いかをじっくり考えて、自分の中で優先順位をつけることにかなり時間を割きました。
優先順位の高いもの(私の場合は娘と過ごす「時間」の確保=時短勤務と、「やりたいこと」ができる=世の中にあまり知られていなくて、自分自身が心からすばらしいと思えるサービスのPRができる)を実現できる会社、という条件がはっきりしてたから、逆に迷いや大変なことは少なかった気がします。具体的には、私が優先順位を高くつけている項目をクリアできる会社は、大手ではあまりないだろうなと思っていたので、なるべく小規模のベンチャーを紹介してもらえるように友人や知り合いに声をかけて探すなどの方法をとりました。
ママに限らずですが、転職を考えていたら、なぜ転職したいかを、突き詰めて考えるのがとても大切なことのように思います。
これからの目標は?
育児面では、自分らしく、すべてを丸ごと楽しむ!大変なことも含め。娘のためにも、いつも自分自身をご機嫌に保てるように、自分にとって何が心地良いかを意識し続けていきたいです。まあ、簡単ではないですけどね(笑)!
仕事面では、一人でも多くの方のHappyや笑顔のきっかけとなるような仕事を、私らしくしていきたいです!
最後に、メッセージを。
かなりポジティブ思考の私ですが、娘を出産して1ヶ月くらいは、子どもを育てることの重圧に押しつぶされそうになったこともあります。泣いたこともありますね…。子どもを育てることは想像以上に本当に大変です。でも、不思議と子育てにはそれを上回る楽しさと幸せがあります!!毎日本気で笑えます。
私の子育て信念(というほど偉そうなものではありませんが・・・)は、『Happyなママの子どもはHappy』!子どもはもちろん大事ですが、自分の好きなことや心地良いこと、本当にやりたいことを大事にして、自分のことを労わってあげてください。そうした中に、他の誰にもまねできない、今の自分にしかできないことが必ずあるのではないかな、なんて思っています。
このパワーママプロジェクトを通して、いろんなワーママのスタイルを一人でも多くの方に届けたいと思っています。多様なワーママスタイルを知ることで、少しでもご自身のHappyのきっかけにしていただければ幸いです。
無理せず、ゆるっと、毎日を一緒に楽しみましょう♪♪