プロフィール
・氏名:竹中眞紀(たけなかまき)
・会社名:Web会社
・職種:相談サービスのプロデューサー
・簡単な経歴:大手派遣会社でコーディネーター、営業、複数のカスタマーサービスセンター立ち上げ、運営などに従事する。2003年より現在のWebサービス会社にて、CS部門マネージャーとしてインハウスコールセンターの立ち上げ、組織設計、品質管理、分析、業務改善等に携わる。これらの経験を経て2013年より相談サービスのプロデューサーへ。Webサービス運営、アライアンス営業、相談員へのコンサルタント業務に勤しむ。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :41歳、1976年
・お子様の年齢 : 12歳 2005年 /8歳 2009年
・ワークスタイル:フルタイム(フレックスタイム制)
現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。
現在は、Webと電話を使った複数の相談サービスを運営しています。
24時間365日、いつでもどこでも好きなときに、個人情報を開示することなく、電話で専門家や占い師に相談できるサービスです。
相談員の方たちは、採用率は10%以下と厳選しておりまして、おかげさまで大変好評をいただいております。
提携先含め約300名の相談員の先生方とのコミュニケーションは、学ぶことが多く、日々成長させていただいています。
人の悩みも多様化している現代だからこそ、身近な誰かではない、専門家に直接電話で相談するサービスへのニーズが高まっていると実感しています。
女性が定期的に美容院やエステサロンに行くように、定期的に相談することで、心のメンテナンスをして、心身ともに健康にいられるような習慣が広がっていくことを目指しています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6:00 起床、夫婦のお弁当作り、朝食作り(最近は夫が担当することも)
7:00 子どもたち起床、身支度
7:20 家族全員で朝食(こだわりポイント!何かない限り4人で食卓を囲む)
7:40 子どもたち登校
8:30から18:00 仕事(日によって前後あり)
18:30 帰宅 長男の塾弁、夕食作り
18:40 二男学童から帰宅
19:10 塾に弁当届け、買い物
19:45 夕食
20:30 二男風呂見守り、片付け
21:00 長男塾お迎え(最近は夫が担当することも)
22:30 長男就寝
23:00 就寝
出産して、何が一番変わりましたか?
生活のリズム!
誰かに振り回され続けるのが初めての経験でした。
今までは、常に自分が主語で、自分が主人公で何でも決めていたのが、真逆に。全てが赤ちゃんに振り回されます。
友達と出かけるとか、会社の飲み会に参加するとか、そんな夢の様なこと以前に、食事をとる、トイレに行く、お風呂に入る、睡眠等の基本的生活習慣ですら、全て振り回される生活に、衝撃を受けました。
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。
保育園にお迎えに行ったときに「ママ大好き!」って飛びついてくれたこと。
そして、毎日の寝顔に、全ての疲れが吹き飛びます!
子どもに、どんなにぐずられたり、反抗期でぶつかられたりしても
会社で頼りにされたり、感謝されたりすると、「あー、働いていてよかったな」と思います。
私の生活でそれぞれが相乗効果を生み出せている感じです。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
やっぱり、子どもの急な発熱ですね。予めわかっている予定でしたら調整ができるのですが、お迎えコールは本当にきつかったです。
特に大事な会議の直前とかにかかってくるんですよね。
それをどうやって解決してきましたか?
なるべく仕事の内容を開示しています。急に休みや早退することがあったとしても、迷惑がかからないように、公開スペースに情報を置くようにして、誰かに引き継げるようにしています。
また、締めの時など、どうしても自分でないと出来ない作業の場合は、早朝出社や、リモートでの在宅勤務などを利用させていただいています。
そして、何より感謝の気持ちを忘れないようにしています。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
育児は愛情です。
今、二男がさみしがりや病です。専業主婦のママのお子さんのことを「○○くんはお家に帰るとママがいていいなー」と、羨ましがるので、「愛情の量は一緒なんだよ。うちは、時間は短いけどた~くさんの愛を注入してるの。だから、羨ましがらなくていいんだよ。○○くんちと一緒だよ。」と話しています。
仕事では関係者の声。
お客様はもちろん、相談員、パートナー、働く仲間の声を大切にしています。少しでも使いやすいサービス、働きやすい環境作りにこだわっています。
小一、小四の壁などはありましたか?もしあれば、どのように乗り越えたか教えてください!
二男妊娠中に職場の近くに転居したため、保育園時代は延長保育を使いませんでした。そのため、学童になってもお迎えの時間変更がなく、我が家にとって生活面での小一の壁と言われるものはありませんでした。
ただ、保育園は先生が何でも伝えてくれて、状況や持ち物など把握することが容易でしたが、小学校は本人が書いた連絡帳(時々意味不明)と、配布されてもいつ持って帰ってくるかわからないお手紙なので、締め切り後にお手紙を読むなんてこともありました。男子あるあるのようです。しっかり女子のママと仲良くなっていると、重要な事を確認できるのでオススメです。(笑)
小四の壁は、やはり学童終了が大きかったです。私達の区では公立学童は3年で卒所。
2時や3時に誰もいない家に帰って留守番というのも心配でしたので、習い事や塾を詰め込みました。(笑)
でも、子どものほうが慣れるのが早く、そのうち、一人の時間を楽しむように。
結局、色々と約束事を決めて自由に過ごす事にして、不要な習い事は整理しました。
★帰ってきたら、誰も居なくても大きな声で「ただいま」と玄関をあける。
★インターホンは出ない。
★電話も出ない。(留守電にしておくので、声を聞いて両親と祖父母の場合のみ出ていい)
★親が居ない時はお友達を家に入れない。
★大人のいないお友達の家に勝手に遊びに行かない。
★何処かに出かける時は戸締まりをしっかり、ママが帰る前に戻る予定であっても行く場所をメモに残して出かける。
キッズケータイも持たせていますが、あれは発信専用ですね。子ども自身に用事がある時はかけてきますが、親が電話を鳴らしても出ることはまずありません。
お子様が受験生とのことですが、受験生の母は大変と聞きます。竹中さんは何が大変だと思いますか?どのようにやりくりされていますか?
思春期の入り口で難しい時期に、異常な(ですよね?)勉強時間、その中で生まれる様々な葛藤に向き合わなければならないのは本当に大変です。
一番大変なのは、長男ですが、私はそれに巻き込まれず、でもしっかり支えてあげられるように努めています。
とはいえ、お互い初めてのことですので、トライアンドエラーの繰り返しです。(笑)
来年の2月に笑っていられるように親子で進むのみです。
なぜ受験を決めましたか?
学童卒所後の居場所として、3年の冬から塾に通い始めたら、自ら受験したいと言い出したためです。
また、文化祭などに遊びに行くうちに、自分の中でイメージが出来たようです。
私たち夫婦も、多感な時期の中高6年一貫教育に強く共感したためです。
おうちでのお勉強のフォローなどはどのようにされているのでしょうか?
勉強については、既に知識量などついていけませんので、プロ(先生)にお任せしています。私がやるのは、スケジュール管理とお弁当つくり、それから資料整理のみです。
数年後中学受験をする予定のワーママ/パパに、小学4年までにこれをやっておいた方がよいというアドバイスがあればお願いします!
苦手な単元を早めに伸ばすようにすること。苦手なまま放置してしまうと6年になってから大変です。
それと、子どもの前で中学校について「すべり止め」「抑え校」等なネガティブな発言をしないこと。
例えば4年生時の本人にとってすべり止めであっても、そこを本命にするお友達がいますし、もしかしたら低迷して6年で本人の本命校になっているかもしれないのですから、そういうワードは、最初から使わない方が良いと思います。
また、12歳が一発勝負で行うのが中学受験。未熟すぎて何が起きるかわかりません。
ご縁があった学校が全て第一志望だと思えるような、どんな結果であっても明るく前向きにいられるようなワードを最初から使うことをオススメします。
今後の目標やプランを教えて下さい!
夫がITベンダーに勤めるエンジニアで、超多忙のため、長いことワンオペを続けてきました。
30代の頃は、私自身も体力が有り、子どもの手はかかるものの可愛かったのでそれでも良かったのですが、最近は体力衰えと、初めての中学受験対応、6年男子の反抗期対応で辛くなってきました。
12年間も我慢し続けたのですが、最近は我慢をすることをやめて、辛い時は「辛い」と伝えることにしました。また、「男性の長時間勤務が与える悪影響」についても、なるべく論理的に、繰り返し伝えるようにしています。私がどうして欲しいかについても「Iメッセージ」で伝えるようにしました。
勝手に「夫の働き方改革、意識改革」に取り組んでいます。
以前は午前様帰りばかりだった夫も、21時に最寄り駅に(塾のお迎えタイム)戻ることも多くなってきました。私達にとっては大きな進化です。
今の私には、大きな社会を変えるような影響力はないけれど、家庭という小さな組織は変えられるはず!家族がHAPPYでいられるように、これからも色々改善していきます。
最後に、メッセージをお願いします。
子どもがいるって本当に幸せで恵まれていることだと思うんです。
子どものおかげで世界はどんどん広がるし、ママ自身も成長できます。
育児は有限。日々の当たり前に感謝をして、今を大切にしたいなと思います。
働き方も育児の仕方も、ひとそれぞれ。
金子みすずさんじゃないけど、みんなちがってみんないい。
それぞれの働き方で、それぞれのライフスタイル、それぞれの今を楽しめたら最高ですね。