今回のインタビューは、株式会社スタイラでPRをされている大澤美保さん!
スタイラが展開するジョンマスターオーガニックやエルバビーバは、一度は目にしたり使ったりしたことがある方が多いのではないでしょうか??そんな大人気オーガニックコスメがまだ認知度が低かった頃から、同社のマーケティングに携わってきた大澤さん。オーガニックコスメ魅力を感じる根源となっているご自身の思いや、マーケティングという多忙な職種で子育てしながら成果を上げている働き方の秘訣を伺いました!(千田)
プロフィール
・氏名:大澤美保
・会社名:株式会社スタイラ
・役職名:マーケティング部 広告・PR課
・職種:PR
・ 経歴:新卒でPR会社に入社し、PRの実務を学ぶ。その後、エンタテインメントの世界に興味があり、吉本興業へ。PRとして、パッケージや所属タレ ントのPR、第一回沖縄国際映画祭の広報を担当。ある日ぎっくり腰になったことから、仕事人生を見つめ直した結果、オーガニックコスメに行きつき、スタイ ラに入社。以降、PR担当。
・居住地:中央区勝どき
・ご自身の年齢 :33歳
・お子様の年齢 :2歳4ヶ月(2016年7月時点)
・ワークスタイル:正社員で9:30~16:30の時短勤務
現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。
株式会社スタイラで、john masters organics(ジョンマスターオーガニック)、erbaviva(エルバビーバ)、Sinn Pureté(シン ピュルテ)などのオーガニックコスメの広告及びPRを担当しています。
人数が少ない頃に入社しましたが、その頃はまだまだブランドの認知度も低く、オーガニックという概念自体に『ニッチな人が使う』というイメージをお持ちの方も多くいらっしゃいました。試行錯誤しながらブランドの背景、製品の良さ、オーガニックライフがもたらす良さなどをお伝えしてきました。
自社製品を使用し続けることで私自身も体の調子が劇的に良くなり、それにより心も前向きになっていった経験があるため、自身のエピソードも交えながら、自信を持って商品をおすすめしています。
植物の力はむしろパワフル!上手に使えば、心身共に楽に、楽しくなりますよ!ということをお伝えしていきたいと思っています。
育休中は、今だからこそできることをやりたい!という意欲がむくむくと湧いてきて、株式会社カラーズ(キッズラインというベビーシッターサービスを運営)で育休インターンをしたり、マザーズコーチングの資格を取得しました。
どちらの経験も、日々の暮らしに役立っています。
個人的な活動として、Hanakoママにて「バタ子ママの“コーチング子育て”」、ぐるなび「ippin」、ブログ「バタ子、ママになる」でも執筆中。マザーズコーチングやオーガニックの食べ物、おすすめの場所やおもちゃなど、自分が良いと思ったものを発信しています。
平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。
6:00起床
ものすごいスピードでメイクを仕上げます。
6:30娘起床
起床後すぐに着替えをさせつつ、隙を見計らって料理を。その後バタバタと準備。
8:05家を出発
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9:10出社
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9:30始業
日によってスケジュールは異なりますが、社内でのミーティングや、外部の方とのランチで情報交換、アポイントでブランドの魅力を伝える・・・など、情報をアウトプット、インプットしつつ、充実したあっという間の仕事時間を過ごしています。
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16:30終業
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17:30頃保育園にお迎え
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公園で保育園のお友達と思う存分遊ぶ
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19:00頃帰宅
そこから、夕飯、お風呂、寝かしつけと怒涛の時間が流れる
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21:00頃娘就寝
一緒に寝落ちすることもしばしば・・・。寝落ちしなければ、仕事や残った家事をこなして、0:00までには就寝するようにしています。
ご家族との家事育児分担、アウトソース利用等はどのようにされていますか?
娘は、私たち2人の子供。パパが育児をすることが“イクメン”なのではなく、当然のことであると産前から考えていました。それは今でもまったく変わっていません。主人もそこには納得してくれています。
会社を経営している主人は、時間の融通をうまく利かせてくれて、子育てには協力的。できることをコツコツとやってくれています。
朝保育園に娘を送るのは主人の担当ですが、この“2人だけの時間”が、パパと娘の愛情を育む大切な時間だと思っています。ダンゴムシを見つけたり蟻さんを探しては楽しそうにしている2人を見ながら、微笑ましいなぁと思いつつにやにやして出勤していくのが私の日課です。
保育園のお迎え担当は私。このお迎えに行く時間がなにより楽しみで毎日小走りで保育園に向かいますが、平日夜に予定が入ったときは、まずは主人にお願い。都合がつけばお迎えに行って、寝かしつけまでやってくれます。
主人も都合がつかないときは、育休インターンでお世話になったベビーシッターサービス「キッズライン」をフル活用。娘と相性の合うシッターさんも見つかったので、いざというときには助かっています。
とはいえ、平日の夜は殆ど母子で過ごすことが多いから、どうしたって木曜くらいには疲れてくる。
そんな私の心を見透かしたかのように、絶妙のタイミングで育児に関わってくれる主人にはいつも感謝しています。
夕方から夜の一番育児が忙しい時間に一緒に関わってくれるだけで、「翌日からもまた頑張ろう!!!」ってパワーが湧いてくるんです。
娘と思いっきり遊びたいなぁと思って家事が億劫な週末には、主人が夕食を作ってくれることも。これも本当にありがたくて、感謝しています。
「美味しいーーー!!!ありがとうーーー!!!」と言いながら主人の気分をうまく乗せて、また作ってもらおう、というのが私の作戦です。主人の料理の腕もめきめきと上達しているので、今後が楽しみです。
B型の私は(B型のせいにしているだけ!?)、時間がないときにエンジンがかかってとことん掃除しようとしてしまうクセがあり、日々コツコツと部屋をきれいにするのがへたくそ。気力がない日が続いたら、徹底的な掃除は「Casy(カジー)」にお任せしています。
担当がどなたであろうとも家をぴっかぴかにしてくださるし、掃除をお願いしている間に私は自宅で娘と思いっきり遊べるから、みんながHappyになるんです!!全て自分で背負い込むのではなく、苦手なところは上手にアウトソーシングしながらやっていくことで、笑顔でいられる時間が増えると考えています。
オーガニックコスメをお好きになった理由やきっかけを教えてください!
仕事が激務で自分の体力を過信していた26歳のとき、
当時の仕事は楽しかったものの、よく考えた結果、
当時、友達からもらったのがオーガニックコスメでした。
『こんなに大きな、
と考えるようになったんです。
そんな中、縁があったのが今の会社。2009年当時は、
PRのお仕事の魅力、やりがいを感じるところを教えてください!
これぞ!ビビっ!ときたものを、広めることができること。そして
やりがいを感じるのは、
「大澤さんが載せてくれた●●の記事を見て、
「●●の広告を見た方々にこの商品が人気ですよ。」
などとお店のスタッフに言われると、内心ガッツポーズです。
華やかな世界だと思われがちだけれど、
出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?
産後最も変わったのは、「人との付き合い方」です。
もともと人と会って話すことが大好きな私は、出産直後、
徐々に育児にも慣れ、娘が動き始めた3ヶ月頃になったら、
そして、
その直感が正しいのか、
ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!
仕事関係や保育園のママ友の、ハッピーオーラ溢れる多様な価値観や子育てにふれることで、日々の暮らしのヒントをたくさんもらっています!
娘のおかげで、一緒に子供たちの成長を願える、『子供を通したかけがえのない出会い』も手にすることができました。
私の周りには子供のことを思った結果、自然とオーガニックコスメを選択する人が多いから、ジョンマスターオーガニックやエルバビーバの商品を日常的に使っていて、「それを広めるのって、ステキなお仕事だよね!」と言ってもらえることも。価値観を共有できる人が周りにいることは、なによりのご褒美です。
育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?
娘の成長に合わせて日々些細なことから大きなことまで、
2歳4ヶ月の娘の、『最近の大変なこと』をご紹介します!
仕事をしているからこそ大変なのは、
遅刻しそう、でも遅刻はできない、
それをどうやって解決していますか?
急ぎたいときこそ、大人が声を荒げたら逆効果。それを分かっているから、マザーズコーチングを生かして、“娘がその後の行動の選択をすることができる”声掛けをします。具体的にはここでは言えないけれど、その声掛けにより、娘の態度も随分変わったなぁと感じています。
あとは、常に時間に余裕を持っておくことも大切だなぁと思っています。余裕を持ってさえいれば、こちらもニコニコしながら娘の動きを楽しむことができるから。
その方が、娘にとっても私にとっても楽しいに決まっている。そう思ってからは、30分早く起きることにしました。
育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?
●育児・・・『とことん向き合う!!!』
これに尽きます。大人のペースで動きすぎない。特に週末は、我が家は2歳のやんちゃ娘のやりたいことを尊重する主義!!!まだまだ新しい経験に溢れている娘には、自分でやりたいことを選び、それを実践することで、多くのことを学んでほしいと思っています。
日々のコミュニケーションでは、この“向き合う”を実践するためにマザーズコーチングで身につけた考え方を応用して、娘が自己肯定感を持って成長していけるように心がけています。
●仕事・・・『ママであることがプラスになる仕事を。』
これは、産休前に「一年経ったら絶対に仕事復帰しますから!!」と豪語していた私が、可愛い娘を目の前にして「まだまだ娘と離れたくないよ~」と気持が揺らいだときに、ワーママである叔母からもらった言葉。ハッとさせられました。
復帰後も、出産前のように仕事をしなきゃ置いていかれる、という焦りがあった私を、“今の私ならではの仕事をしていこう。できることを探そう。”と思わせてくれる言葉です。
いつもこの言葉を胸に、ひとつひとつの仕事に“自分ならではのカラー”を出すことを考えてながら仕事をしています。そのおかげで、大好きな“ジョンマスターオーガニック、エルバビーバ、シン ピュルテのPR”という肩書きを楽しんで続けることができています。
これからの目標を教えてください!
ライフステージの変化と共に、
そのときそのときで、自分にとって何が一番大切かを考え、
私は、岐路に立ったとき、
そして、いつも笑っているママでありたいし、
あと、ママになってから、『娘が暮らしていく“日本”、“地球”
最後にメッセージをお願いします!
「育児は育自。見える世界が変わるわよ。」
これは、私が産休に入るときに、当時の尊敬する上司がくださった言葉です。これを心底実感する2年半でした。毎 日が怒涛のように過ぎていくワーママライフだけど、娘が生まれてきて、こうして毎日過ごせるだけで本当に幸せ。私自身も日々成長させてもらっています。
見える世界が変わる、も、まさにその通り。ママになったことで、やっと一人前になったような、パズルのピースが全て埋まった感じ。人間として成長の機会を与えられたような気がしているんです。
この子の笑顔を守るためならなんだってできるようなパワーが湧いてくる日々。幸せなことですよね!
バタバタバタ子の私ですが、いつか落ち着いたママになりたいと夢見てはいます(苦笑)。ジェットコースターのように日々色々なことが起こるけれど、一緒に、育児も仕事も楽しんでいきましょう♪
インタビュー : 千田 絵美