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フルタイム

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昨今のSDGsの推進やダイバーシティ経営に向けた社会的な高まりなどで社会における女性活躍への注目が改めて高まっています。大企業を中心に制度が整いつつある中で、モビリティデータプラットフォームやサービスを展開するスマートドライブ社(社員数約70名)の女性社員(10人)はどのような活躍をされているのでしょうか?今回は「パワーママプロジェクト」から高村がモデレーターとなり、スマートドライブの女性社員3人との本音を話し合う”座談会”を開きました。

 

登壇者プロフィール

岡桃子さん:株式会社スマートドライブ マーケティング

阿部茉梨藻さん:株式会社スマートドライブ セールスオペレーション

三輪麻美さん:株式会社スマートドライブ セールスオペレーション

 

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(左から岡さん、高村、阿部さん、三輪さん)

 

高村:まずは私から自己紹介をさせていただきます。本業としては、株式会社デジタルホールディングスのグループ会社の「株式会社デジタルシフト」で営業やコンサルティングを行っています。もともとはデジタルマーケティング会社の株式会社オプトに新卒で入社し、同一の企業グループの中で営業や広報など職種変更もしていて、産休後の復職の大変さや仕事を変えていくときの大変さなどを経験しています。社外的な活動として、2016年より「パワーママプロジェクト」を主宰しています。同プロジェクトは多様性のあるママたちの等身大の記事をシェアしていこうという活動です。今日はスマートドライブさんの働き方などいろいろとお聞きできればと思っています。社員インタビューで皆さんの記事を拝見させていただきましたが、少しだけ自己紹介をお願いします。

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ファシリテーター役の高村

 

三輪麻美さん:スマートドライブ初の女性社員として入社して6年目となりました。スマートドライブはママ・パパの区別なく双方を「親」としてとらえている会社だと思います。そんなスマートドライブの環境について今日はお話できればと思います。よろしくお願いします。

阿部茉梨藻さん:今日の3人の中で、一番社歴が短いです。前職では育休から復職した時に、周囲が「ママって家事や育児があるよね」と仕事の負担を減らそうと気遣いをしてくれましたが、一方でやりがいのある仕事を任せてもらえることが減り、思い悩んだ結果、転職をしました。三輪さんの言う通り、スマートドライブでは、ママだから気をつかわなくちゃ!という姿勢ではなく、パパにしろママにしろ親だから育児の負担がある、みんなに家事や家庭の都合だってある、というスタンスの会社です。スマートドライブ入社後は、資格を取って副業でヨガ講師もはじめました。いろいろと自分らしくやりがいを追及して働いています。よろしくお願いします。

岡桃子さん:スマートドライブ歴としては約3年です。前職は大手メーカー企業に勤めていて、制度や福利厚生が充実していました。大手企業のような環境ではないスタートアップ企業(スマートドライブ)に転職して感じた違いややりがいなどお話できればと思います。よろしくお願いします。

 

働き方の柔軟さに衝撃を受けた

高村:まず社内の環境について聞いてみたいと思います。社員の中で「子どもがいない層」と「子どもがいる層」では、スマートドライブさんではどちらが多数派ですか?

岡さん:社員の年齢層が高いので、必然的に結婚していたり、子どもがいたりする方が多いですね。

阿部さん:ですが、多数・少数派の区分は感じないですね。

高村:多数派がいないということですね。スマートドライブさんの話を聞いていると、勤務形態もフルフレックスに加え、出社もフリーな感じで副業もOK。そういう環境を重視して入社されたのでしょうか?どういったところに共感して入社しましたか?

阿部さん:私は働き方の制度のこだわりはなく、普通に一緒に働きたいと思える人と働きたいという気持ちがありました。入社前の面談で人事の永井から働き方の提案を受けてびっくりしたのを覚えています。前職で育休から復職した時にはリモートワークはなかったので「私は8時間働きたい意思表示をしなきゃいけない」と、16時に退社したいときには、7時に出社したりしてオフィスに8時間いる時間を捻出していました。スマートドライブでは、例えば7時間オフィスで働いて、ほかの1時間をどこかでカバーすればいい。そういった柔軟さに衝撃を受けましたね。

岡さん:前職では、産休後に復職した方は時短勤務の方が多かったです。私は会社が家から近いこともありフルタイムで復職しましたが、特に子どもが小さいうちは、「一日8時間会社で過ごさなければいけない」ということに難しさを感じることもありました。スマートドライブはアウトプットが出せれば、働く時間はそんなに関係ないと入社前から聞いていましたが、実際にその通りでした。子どもがいる・いないに関わらず、働きやすい環境だと思います。時期によって「今は仕事に打ち込みたい」と思う時もあれば、「家庭と向き合いたい」と思う時もあると思います。それを自分なりに選択できることが心のゆとりになるとも感じています。

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自分なりに選択できることが心のゆとりになる。と話す岡さん

 

高村:スマートドライブさんは育休や(子どもの送迎のための)早退も当たり前と聞きました。もともとそういう空気感があったのですか?

三輪さん:まず、子どものお迎えに行くことに対して誰も疑問に思わないですね。経営陣も含めて、みんながそういうものだと思っています。さらに言うと、女性だから、子どもがいるからということで制限があるという考えがないと思います。例えば男性が育休を取ったとしても、変だとも逆にすごいとも思わないと思います。過剰に誰も反応しない感じですかね。

高村:そうなのですね。そのカルチャーの種がどこにあるのかを探っていきたいと思うのですが、みなさんが言うように時間の縛り(がないということ)が影響しているのか?そもそもボードメンバーが多様性を持っているからでしょうか?

岡さん:精神的に自立している人が多いのは1つの理由かもしれません。自分で自分の仕事を考えられる人が多いです。無理はしない中で、できるところを状況に合わせて最大限にできている印象があります。それと経営陣の人柄もあると思います。よく「制度があっても、なかなか利用できない」といったことがあると思うのですが、そういった矛盾はなく、あるものは使うべきという空気がありますね。

阿部さん:年齢が高い人が多いので各人が自立している印象があります。年齢なりの経験や懐の深さというか、多様さに抵抗がない人が多いイメージです。

高村:阿部さんはさきほど、ヨガのインストラクターを副業でされているとおっしゃっていましたね。仕事と副業と家庭の両立はどうされていますか?パートナーの協力などもあるのでしょうか?

阿部さん:私は夫の協力もあり、週末の1日はインストラクターとしてヨガのレッスンを行っています。平日はフルフレックスということもあり、勤務途中で一旦仕事を切り上げて、副業をして、仕事に戻るなど柔軟に両立できています。

スマートドライブにいるからこそ、外部とギャップを感じること

高村:少し話を変えさせていただきます。皆さんの話を聞いているとスマートドライブさんではいい意味で「ママだから」や「女性だから」という区別がなく、働いていらっしゃるなと思いました。逆にそういった考えが浸透していない外部とのギャップについてお伺いできればと思います。例えば、私も夫が育児に協力的で、保育園の送り迎えに行く時があるのですが、保育園の先生から「お父さん偉いですね」など言われ、バイアスがかかっているなと感じることもあります。特にみなさんはスマートドライブさんと外部とのギャップをどう感じていますか?

 三輪さん:夫の会社は男性が育児をすることにスマートドライブほど理解がなく、融通が利かないなと感じることはありますね。もちろんそういう会社もあると理解していますし、だからこそスマートドライブは恵まれていると思います。

阿部さん:フルタイムで仕事をして、育児、ヨガ講師していると「いつ育児をしているの?」とよく聞かれます。「旦那と完全に半々ですね」と答えると「いい旦那さんだね」とよく言われますね。

岡さん:一番バイアスを感じるのは小学校のPTA活動ですかね…。PTAは母親の会という印象がありますよね。母親は時間に余裕があるということが前提に成り立っている活動・組織で、さらに、委員はお母さんでなぜかその会長はお父さん。普段スマートドライブや周囲のママ友との会話では違和感はないですが、学校など、より広いコミュニティーではまだ昔ながらのいろんな人がいるなと感じます。

 

出産や転職前後で仕事での成長やスキルを身に着けていくことへの変化は?

高村:家庭や仕事といろいろあり、パートナーの協力もある中で、出産前・後の仕事での成長やスキルを身に着けていくことに対しての心境の変化はありましたか?

三輪さん:私は出産前からスマートドライブに在籍していましたが、制度が大手ほどしっかりしていない会社だからこそ、自分の経験も踏まえてこれから整えていければ良いかなという考えがあり、それほど不安はありませんでした。今は新型コロナウイルスの影響もあり、自宅勤務となり、フルタイムで働いていますが、。子どもの都合でスケジュールが変わることもあるので、出産前よりも効率よく働く意識は強くなったと思います。。

高村:阿部さん、岡さんは出産後に転職をしたと思うのですが、スマートドライブさんに入社して、こういったスキルが身についた、働き方を習得した例などはありますか?

阿部さん:(前職での)育休復帰から半年で転職をしました。「子ども生んで、子育てをしながら環境を変えて大丈夫なの?」と周囲からすごく心配されましたが先ほど話したようにスマートドライブは柔軟性があって、よりチャレンジできることが増えました。あと采配力が身についたと思います。前職では「ママ」になったことで周囲も気を使い、仕事の壁を感じていました。スマートドライブでは壁を感じることはなく、容赦なくいろいろ飛んできます。その中でできる・できないは自分で判断して、取捨選択する采配力がついたなと実感しています。

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チャレンジできることが増え、采配力が身についた。と阿部さん

岡さん:前職は社員数が多いのもあり、ある程度、仕事の幅が決まっていることも多かったです。現在はスタートアップ企業ということもあり、(仕事の)環境が変わるスピードが速く、自分のスキルやその時々にやるべきことも変わるのが面白いところだと思います。今は3年目ですが、2年目に部署異動をしました。そういったことにも柔軟に速いスピードでうまく回っていると思います。

高村:皆さんの話を聞いているとすごく安心して働けているように感じます。今後、こうしたほうが良いとかありますか?

岡さん:成熟・自立している社員が多いのは良い環境ですが、会社が大きくなるにつれ、新入社員や若い人が入社してくると思います。新入社員などまっさらな若い人に対して「いきなり自立しなさいよ」は難しい。若い人に対して意識的に気を付ける必要があるのかなと感じます。

 

ほかの会社がスマートドライブみたいになるためには?

高村:ほかの会社がスマートドライブさんみたいな会社になるためにはどうしたらいいのでしょう?何から始めると、そのカルチャーを作る一歩になるのでしょうか?

阿部さん:私は大学でジェンダーを勉強していました。その経験も含め思うことはバイアスに気付くことが一番のポイントかなと思います。昔の意識では育児は女性しかできないことだと思われていましたが、今の時代で女性にしかできないことは妊娠することと出産することだけです。育児は身体の問題ではなく、ジェンダーの問題だと思います。バイアスに気付き、問題の切り分けをしていくとこが重要だと思います。

岡さん:当社CEOの北川が柔軟ということも大きなポイントかなと思います。北川は在学中に起業しており、逆に企業運営の常識がないので教えてくださいというスタンスです。男女の切り分けだけでなく、色々なことに対してもちゃんと伝えれば何かしら考えてくれる信頼感があります。それが良い環境を作っている部分もあるのではないでしょうか。

 高村:皆さん、会社への信頼感がすごく強いですね。最後に伝えきれなかったことなどがありましたら、よろしくお願いします。

三輪さん:パワーママの座談会とお聞きして、私はパワフルでもないし、それほどママということを強く意識せず働いていたので、あまりお話しすることはないのかなと思っていました。ですが、パワーママプロジェクトのお話を伺ってすごく活動に共感しました。ママだけでなくパパにもこういった活動を知ってほしいと思います。今回阿部さんと岡さんの話も聞いて、それぞれやりがいを感じて働けているのは、この環境を自分たちで工夫しながら作ってきているからだろうなと感じました。「ママだからこうじゃないといけない」と思っているまじめなママもいるかもしれないですが、私みたいに「適当なママもいるよ。それでもやりがいをもって働けているよ」と今日の座談会を通じて発信できればと思っています。

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やりがいを感じて働けるのは、この環境を自分たちで作ってきているからだなと感じました。と話す三輪さん

阿部さん:「ママが働きやすい」など働きやすさを打ち出している会社は多くありますが、スマートドライブの場合は「働きやすさはみんなに提供されるのが当たり前」という前提があります。あとはやりがいを追求するだけです。さらに親だからということで勝手に定義されないので、そこはすごく大きいと思います。働きやすさで何かを決めたいとか子供がいるから働きやすい場所を選ぶのではなく、やりがいのある会社を選びたいと思う人には自分のキャリア形成について自由が利く会社だと思います。

岡さん:こういうテーマを絞って話すこともなかなかないので、貴重な機会でした。冒頭で高村さんにお話いただいたパワーママプロジェクトの「ケーススタディーを増やしたい。そういうメディアに」というところに、すごく共感しました。自分がやっている事を外に発信している人はまだまだ少ないと思います。悩んでいる人も多いと思いますので、今後も応援しています。

高村:ありがとうございます。私たちの活動はケーススタディーという点にこだわり、さらに「これがいいよね」と定義せず、「みんないいよね」というところもポイントです。これからもパワーママプロジェクトの活動をしていきますので、今後ともよろしくお願いします。今日はありがとうございました。

 

2021年10月17日 0 comment
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植前理紗さん、職場にて
植前理紗さん、職場にて

植前理紗さん、職場にて

▼プロフィール

・氏名:植前 理紗

・会社名:国際通貨基金アジア太平洋地域事務所(IMF OAP)

・役職名:エコノミスト

・簡単な経歴:日本で大学を卒業後、イギリスで経営学修士号を取得。2010年日本銀行へ入行。育休明け後、2017年7月よりIMFアジア太平洋地域事務所(OAP)に出向中。

・居住地:神奈川県(出産後、都内から実家の近くに引越しました)

・ご自身の年齢 :34歳(1984年生まれ)

・お子様の年齢 : 3歳(2016年生まれ)

 

▼現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

IMFのエコノミストとして、担当国のカンボジア経済調査を行うほか、東京を含めたアジア域内でのセミナーを企画・実施しています。ちなみに、事務所には20人中15人が女性、10人がワーママです!

色々なイベントを開催しておりますので、IMF東京オフィスのサイトをぜひご覧ください。
(日本語)https://www.imf.org/ja/Countries/ResRep/OAP-Home

IMFの仕事については下記URLをご覧ください。世界銀行との違いは?金融支援って?などなど
(日本語)https://www.imf.org/ja/About/Factsheets/IMF-at-a-Glance

▼平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:45起床・自分の身支度・子供朝ごはん準備
6:30子供起床・朝ごはん
7:30 – 8:00 保育園送り(子供のいやいやが激しくて最近なかなかうまくいきません)
9:00出勤(自分の朝ごはんはデスクで)
17:30 退社
19:00 お迎え
19:45 夕食
20:30お風呂
21:00子供と遊ぶ時間(遊ばないと寝ません、子供との貴重な時間です)
22:00 子供就寝
22:30 メールチェック、残りの家事など
24:00就寝

夫は単身赴任中のため基本ワンオペですが、実家の助け(父・母・妹)をかなり借りています。早朝出勤、残業、出張時には実家に送迎をお願いしています。

▼出産して、何が一番変わりましたか?

周りへの思いやりの気持ちが強くなりました。

子供の突発的な熱やイヤイヤ期など自分ではどうしようもできないことが増えました。同じ子供がいる家庭でもそれぞれ状況は異なりますし、介護や他にも各々の事情を抱えているかもしれないということを思うようになり、自分ができるときはサポートしようと思うようになりました(今はサポートしていただいてることの方が多いのですが。。)。

我が家は子供の定期的通院が必要なため(多い時で週1~2)、職場の皆さんのご理解、保育園の先生方からサポートいただいているほか、私だけだと有給休暇の日数が足りなくなってしまうので半分以上を母にお願いしています。

ワンオペという言葉はよく聞きますし、私も自分がワンオペと言っていますが、一人で全部できるスーパーママなんて実際にはほとんどいないと思います。家族間だけではなく、保育園や職場・ご近所などサポートのサイクルが色々な所に繋がっていき、悩んでいるママが減っていくといいなと思います。

虫探し(男の子ママのつらいところ!?)

虫探し(男の子ママのつらいところ!?)

▼ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子供を通していなかったら出会う機会がなかったかもしれないママ友ができたことです。また、保育園では保育のプロの先生方が全力で遊んでくれたり、マナーを教えてくださったり、家庭内だけでは決してできないことなので、日々保育園から帰ってくる子供が成長しているのを感じるのは幸せです。

仕事面でも、ママさん・パパさん同僚との会話がはずみます。また、時間が限られるようになったため、「生産性」を意識するようになりました。働ける時間は減りましたが、正直、出産前よりも今の方が、効率が上がっているのではないかと感じます。

▼育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児と仕事の量のバランスをとることです。もちろん子供が一番で何者にも代え難い存在です。一方で、仕事ではありがたいことに出張を含め色々とチャンスを頂けるので、つい全てに飛びつきたくなります。ここで、どこまで挑戦するか葛藤が生まれます。「同じ子供を持つ男性はできることが多いのに、なぜ女性だとできないのだろう?キャリアを積みたい時期と子育ての時期がかぶっているのは男性も女性も同じはずなのに女性の方が悩んでいる」と悶々としたこともあります。
色々な方と話していてもこういう想いをした方は多いのではないかと感じています。

また、多くのお子さんが通る道だとは思いますが、イヤイヤ期継続中のため、朝にストライキを起こす子供と一対一で向き合い、最終的に左腕に15Kg超の子供を抱え、右手には荷物を抱えて保育園に向かうときは体力的にきついなぁと思います。。(笑)

作り置きや朝に晩ご飯の下ごしらえをできるママさん達を本当に尊敬するのですが、なかなかそこまでできない私は保育園から帰ってきて、夕食準備と洗濯・掃除に加えて、かまってほしい息子の相手とてんやわんやで焦って包丁で指をざっくり、形成外科に通うというかえって余計なことを増やしてしまうこともしばしばです。。。

▼それをどうやって解決していますか?

家庭と職場それぞれとよくコミュニケーションを取るようにしています。家庭にはチャンスをもらえそうなときにその予定が確定していなくても、話が来た時点で相談するようにしています。そしてどこまでならヘルプをお願いできそうかよく話し合います。

職場にも今の家庭の状況などなるべく細かくアップデートするようにして、どの仕事ならできるのかはっきり伝えるようにしています。分からない場合も伝えますが、ずっと曖昧だと同僚も動きづらいのでなるべく早めにYes/Noを伝えるようにしています。

子供のイヤイヤに正直イラっとしてしまうこともありますが、イヤイヤ期の姿を子供が大きくなったら見せてあげようと動画を撮ったりして楽しむようにしています。朝時間が本当にない時は、保育園の先生に丸投げしてしまいます(笑)。

先生方との話題は専ら子供のことですが、保育園の先生も同じ働く女性であり、もっと色々お話する機会ができたらなと思っています。

▼育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【仕事】生産性を意識することと、急に出社できなくなったときのために引き継ぎ体制を万全にしておく(エクセルは基本的にコピペはせずに関数を使う&データ元を記載、自分が考えていることや疑問点は自分の頭の中に留めずにボックスなどに明記して進捗状況が分かるようにしています)。

【育児】子供にたくさん話しかける。この後にも述べようと思っていますが、毎日何回も子供を抱きしめて「大好きだよ」と伝えています。朝の出勤時に「ママ、行かないで」と言われるときは、「ごめんね」ではなく(つい言ってしまうことも多々ありますが)、「パパとママが働くから、大好きな〇〇(今はあんこブームのため、たい焼き&どら焼き)も買えるんだよ。協力してくれてありがとう」と言うようにしています。“働くことは当たり前で家族みんなで協力していているから今の生活がある”と息子が理解してくれる日がくると信じています。

プレゼン風景

プレゼン風景

▼国際機関で働いてみて日本との違いを感じますか?

国際カンファレンスや海外政府関係者との面談で感じるのは、女性、特に女性管理職の多さです。そしてその女性達の多くがワーママなのです。日本では、出産後、キャリアアップを諦める女性がまだまだ多いと感じています

この違いの一つの原因として、出産後の戻りやすさではないかと思います。例えば、日本では早目に復帰した授乳中のママはトイレや誰もいない会議室を見つけて搾乳していることがあるかと思いますが、IMFの本部には登録したママだけが使えるセキュリティが確保された搾乳室があります。このたった一つの部屋があるだけで、ママは復帰を歓迎されていると感じ、安心できるような気がします。
育児中の女性が職場にいることが当たり前と思わせてくれるこういった環境がより多くの女性の背中と意欲を後押ししてくれるのではないかと感じています。

そして、東京オフィスからは昨年・今年と連続で女性エコノミストが本部採用になり、旦那さんとお子さんをワシントンに連れていくという事例が出ています。旦那さんもアメリカでのキャリアアップに挑戦するそうです。日本では奥さんの転勤に旦那さんがついていくということにまだまだ驚きの反応となることが多いと思いますが、チャンスを掴んだら男女関係なく挑戦できる環境というのは理想的だと思いました。

▼何が一番の課題なのでしょうか?

物理的に保育園が足りない、保育士が足りないということはありますが、男女ともに「意識改革」がキーとなるのではないでしょうか。ママパパ達とお話する機会の中で、ママパパ間で「認識の差」があることを感じています。

【男性側】

まずは経験を!
半々に家事・育児をしているパパが少しずつ増えていることも事実ですが、子育ての中心は依然として母親であって、父親は「手伝う」といったスタンスが多いと思います。しかし、父親も母親も働いていて、子供は二人の子であって、二人ともが子育ての主体であるべきではないでしょうか。毎日のサイクルの中での育児の大変さがあることを、経験・実感することが大事だと思います。

ある企業が全男性部長に短時間勤務トライアルを実施したことを取り上げた記事では、「子どもとの時間が取れて初日はとても楽しかった。でも日を重ねるごとに仕事が終わらないまま退社するストレスと、言うことをなかなか聞かない息子たちへのイライラが募り、最後は爆発寸前。1週間が限界」という感想が出ていました。

「仕事も家事も子育ても介護も」任せられて、それを全てこなせるスーパーウーマンはいないと思います。「世界一寝ていない女性と、働きすぎる男性」と言われている日本は、働き方を真剣に考え、男性も女性も皆で仕事と子育てをシェアして、ワークライフバランスが適切にとれる環境作りが必要なのです。
「女性を活躍させてあげる」という認識がまだある男性には、共に頑張らないといずれ立ち行かなくなるということをどうしたらわかってもらえるのか難しいです。。

【女性側】

罪の意識を感じすぎる…
職場や友人と話していると、仕事で遅くなり料理を作れなくてお惣菜を買ったときに罪の意識を感じるママ達が多くいます。一方で、パパは「遅くなるなら外食か惣菜・弁当を買ってくればいい」とケロっとしています。パパには子供が食べるものにもう少し気を遣ってほしいと思いつつも(笑)、ママはもっと気楽になってもいいのではないかと感じます。

嬉しいことに、最近は子供の口に入るものを意識したお弁当や冷凍食品が出てきています。たまには、こういうものを取り入れて、お母さんだけが家族の食事の全責任を負わなければならないという意識から解放されていければといいなと思います(と、自分に言い聞かせています)。

(出所)
男性管理職も体験、育児の時短勤務
世界一寝ていない女性と、働きすぎる男性と/OECDデータに見る奇妙な国・日本

▼現在、IMFのトップであるクリスティーヌ・ラガルド専務理事(取材日時点)もワーママだったとのことですが、彼女から学ぶことはありますか?

彼女と直接話をする機会が幸運にもあり、その言葉は皆さんの励みにもなると思うのでご紹介させてください。子育てで一番大切にしていたことはという問いに、彼女は一言「LOVE」と答えました。

彼女自身、「子育てと仕事を両立させる鍵は自分の意識を変えること、つまり自分の罪の意識と戦うことだった。母親は、子どもを置いて、仕事やほかのことをすることに対して、深い罪の意識を持つもの。また、育児をしているときは仕事に対して罪の意識を持ってしまう。」と言っています。

しかし、彼女はこうも言っています。「罪の意識が完全になくなるわけではないが、子どもは母親から離れて過ごす時間も必要」。また、子供が小さいうちは「お母さん行かないで」という眼差し・言葉に後ろ髪をひかれたり、学校行事に参加できないことに申し訳なく感じたりすることもあると思いますが、彼女の息子さんたちが大きくなってから「お母さんは責任ある仕事をしていて僕たちの誇りだ」と言われ、きちんと子供に愛を注いいでいれば伝わっていると感じたそうです。

この言葉を聞いて以降、子供は私を見ていると自覚し、愛情を伝えるほかにも、仕事に向かうときは楽しい顔をして家を出ようと心がけています。活き活きと仕事をしている母親をみた子供は「自分もあんな風にやりがいのある仕事を見つけたい」と思ってくれるはずです。一方で、イヤイヤ仕事に向かって子供に「辞めればいいのに」と思われてしまったら、家族間での協力体制が作れなくなってしまうかもしれません。

また、子供に仕事内容を少しでも理解してもらうことも重要だと思います。オフィスでは昨年夏にOpen Office Dayを初開催し、職員の子供(大半は小学生・幼児)にゲームをしながら「お父さん・お母さんのお仕事ってこんなこと」と学んでもらいました。子供たちはとても楽しそうで、帰宅してからも「IMFってこんなことしてるんだよねー」と振り返っていたそうです(わが子は2歳だったため、振り返りはできてません<笑>)。この企画・実行メンバーに加われたこともとても良い経験でしたし、今年も計画中です。
(参考)NHK取材

▼今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事も育児も余裕がなくなってしまうことは多々ありますが、「人生一度きり、笑った者勝ち!」と思って、大きな視野で物事をみていけたらなと思っています(一言で言ってしまいましたが、これが難しいですよね。。)

子供がもう少し大きくなったら色々な国へ旅行したいです。色々な価値観があるということや、日本の素晴らしさを確認し、他の国の良いところを肌で感じて欲しいです。

▼最後に、メッセージをお願いします。

仕事と育児は両方ともラクではありませんが、助け合いの中でやっていけるはずですし、むしろ色々なことへの気付きから人生が豊かになるということを今のワーママ達が発信して次の世代にもどんどん繋がっていけばいいなと思います。Powermamaの他のママさんたちの記事を読んで、私も勇気づけられています!

子供や職場に申し訳ない気持ちが出ることもありますが、働いて・子供も産んで、ママ達の日本経済への貢献度はとても大きい、と自信を持ってもいいのではないかといろいろなワーママと話していて思うようになりました。

性別だけに限らず、障害を持った人たちや国籍など、子供たちの未来がフレキシブルでもっともっと楽しい世界になるように今の大人が頑張らねば!と思っています。

時々、「男なんだから泣かないの」や、「女の子なんだからそんな言葉言わないの」という大人が子供に言っている姿が見られますが、男の子だって泣きたいときはあるし、女の子だってそんな簡単に泣いてはいけないと思います。こういった大人の刷り込みが男女差を子供の意識に根付かせてしまうのだとしたら怖いと感じています。男性らしさや女子力ではなく、子供の『人間力』を磨いてあげられる親になりたいと思っています!

女性の日本経済への貢献について、ぜひこちらもご覧ください!
★ラガルド専務理事メッセージ
https://aria.nikkei.com/atcl/column/19/032500088/032500001/

★男女不平等な日本の労働市場 経済成長は持続しない
https://aria.nikkei.com/atcl/column/19/032500088/041100002/?i_cid=nbparia_sied_st_my

取材日:2019年5月30日

2019年9月26日 0 comment
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今回ご紹介するのは、クックパッド株式会社で、食育をテーマにした、オリジナル絵本のサブスクリプションサービス「おりょうりえほん」のプロジェクトマネージャーをされている小宇根 佳奈さんです。

是非お読みください!
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プロフィール

・氏名:小宇根 佳奈(こうね かな)
・会社名:クックパッド株式会社
・役職名:「おりょうりえほん」プロジェクトマネージャー
・職種:プロジェクトマネジメント
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :(39歳、1980年生まれ)
・お子様の年齢 :(7歳、2011年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

・簡単な経歴:
新卒入社した設計会社で、インテリアデザイナーとしてホテルや商業ビルの設計に従事しながら、一級建築士資格を取得しました。その後、国内大手食品メーカーにマーケティング職として転職し、一人で商品開発を担当した美容系商材のブランド再構築プロジェクトでは、一年間で主要ブランドのひとつにまで成長させたことが評価され社長賞を受賞しました。その後、産休・育休を経て持株会社へ出向となりました。そこで食と健康を軸とした生活者研究を担当し「食の知識が、心身の健康に直結すること」を実感。その後、外資系化学メーカーにおいてマーケティング、商品開発、ブランド戦略に従事した後、2017年よりクックパッドで「おりょうりえほん」プロジェクトを新規事業として立ち上げました。現在は、夫と7歳の娘と3人暮らしです。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

仕事風景
2019年5月に食育をテーマにした、オリジナル絵本のサブスクリプションサービス「おりょうりえほん」を新規事業として立ち上げました。2歳〜6歳くらいのお子様がいる親子に向けて、ご自宅での絵本の読み聞かせの時間で、食や料理について楽しみながら学べちゃう!というサービスです。絵本だけでなく、レシピの順番にシールを貼って遊べる「レシピシールちょう」や、ウェブサイトで楽しめる「お料理動画」も用意しているので、色々な遊び方を通して、食や料理を楽しく自然に学ぶことができるようになっているんです。

もとは「子どもに正しい食の知識を教えたいけど、その方法がわからない」「子どもが料理に興味を持っているけど、時間に追われてやらせてあげられない」といった世間の親の声と、当時わたしが親として抱えていた悩みが重なり、プロジェクト着手にいたりました。「おりょうりえほん」は親に特別な知識がなくても絵本の読み聞かせで一緒に学べることや、絵本に子どもだけで・親子でつくれるレシピを設定して、子ども専用のレシピ本としても使えるようになっています。「おりょうりえほん」が、親子で料理を楽しむきっかけとなればうれしいです。

業務内容は、プロジェクトマネージャーとして、事業コンセプトの立案から市場調査、ユーザーインタビュー、ブランド戦略、営業戦略、絵本の構成、デジタルコンテンツの制作、認知拡大のための営業活動まで「おりょうりえほん」に関わるほぼ全ての業務を担っています。家庭との両立で時間が限られているので、全てを進めていくことは大変さもありますが、ユーザーさんから「『おりょうりえほん』を始めてから、子どもの好き嫌いが減ったんです!」なんて声を聞くと、とても幸せな気持ちになって、このプロジェクトを立ち上げてよかった!と心から感じます。
おりょうりえほん(仕事内容)

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00     起床(子どもの朝のケアは夫担当)
7:00〜8:00  夕飯の調理(2日分まとめて)/洗濯
8:00〜8:45  朝食/身支度
8:45〜9:30  通勤(通勤中に食材や日用品の買い物を済ませる)
9:30頃    出社
12:00〜12:30 昼休み(デスクで仕事をしつつ昼食)
18:00    退社(電車内でメール返信)
19:00    学童へ子どもをピックアップに
19:30    夕食
21:00    ジムでトレーニング
(ジムのある日は夫が子どもの入浴&寝かしつけ/無い日は私が夜のケア全般担当)ジムは土日含め週5程度
23:00    入浴 (入浴中にメールチェック、翌日の仕事内容の整理)
24:00    読書や録画番組を見るなど自分の時間
25:00    就寝(ジムの無い日は22時位に寝ちゃいます)

旅先でむすめさんと

旅先でむすめさんと

 

出産して、何が一番変わりましたか?

もともと計画を立てて行動することが好きな性分でしたが、子どもができて時間が限られるようになって、これまで以上に分単位でタイムマネジメントをするようになりました。
そして、限られた時間を最大限に活用して楽しむためにはどうすべきか?何を優先してすべきかを常にずっと考えています。休日などもついつい分単位で予定を組んでしまうので、家族にはもうちょっとゆっくりする時間を取ったほうがいいよ、と言われることもあります(笑)。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘が、「大人になったらママみたいに仕事をがんばりたい!」と言ってくれたことです。理由を聞くと、「ママが毎日楽しそうにお仕事しているから、きっと楽しいんだろうなと思ったから」だそうです。仕事をしているので娘と過ごす時間が少ないことに罪悪感を感じた時もあったのですが、働いている姿をポジティブに捉えてくれているんだということがとてもうれしかったです。

娘世代の子どもたちにとって働く女性としてのロールモデルになることを目標にしているので、母親が仕事と子育てどちらも楽しんでいたから私もそうなりたい!と子どもに思ってもらえることが何よりうれしいですね。

また「おりょうりえほん」は、娘が保育園で絵本を用いた調理実習を経験したことが、着想となっています。娘は自分の経験が、母親の仕事に役立ったということに誇りを感じていて、自分の仕事が娘の自信につながったことも、母としてうれしく思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

主人との育児や家事の家庭内分担について、お互いが納得する方法を見つけるまでが大変でした。

 

それをどうやって解決していましたか?

育児でも家事でも、お互いが得意なことを明確にして、自分が得意なことは自分がやる、得意でないことは基本的には相手に任せるというスタンスにしました。
あと、これはちょっと主人には秘密ですが、家庭を会社に置き換えて考え、育児や家事に関しては私が主人のメンターであるという意識で取り組むようにしています(笑)。家事育児スキルが私が求めているレベルでなくても温かく見守る気持ちに切り替えたら不満や、モヤモヤは消えました(笑)。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらも「適度にさぼる(笑)」ことです。
基本的にさぼりたがりなので(笑)、急ぎの案件がない時や、調子が出ないときは諦めてペースダウンしたり、好きなことを優先したりして、毎日を楽しめるようにしています。楽しむことが仕事にとっても、育児にとっても一番の効率UP要素だと思っています。
「今日このメールを発信しなくても、今日この洗濯物を洗わなくても、死にはしない!」などと考えて、必要に応じてメリハリをつけています(笑)。

 

忙しい毎日の中で、お子さんとの時間はどの様に作っていますか?

一緒にキッチンに立つことで、食事の準備の時間を親子の時間に置き換えています。「あれがやりたい!」「ここに行きたい!」という気持ちを大切にして学習の幅を広げてあげたいと思っています。

サラダを作っている娘さん

サラダを作っている娘さん

 

お子さんと一緒に料理をするって大変なイメージがありますが?

今までは夕飯の支度は全て私一人で朝に済ませていたのですが、最近はあえて味噌汁やサラダなど簡単な1品は娘用に残しておいて、帰宅後に娘と一緒にその1品を作るようにしています。娘は「おりょうりえほん」https://ehon.cookpad-kids.jp/をレシピ本代わりに使っていて、絵本を通して調理手順などを覚えているので、いつの間にかこちらの想像以上の戦力になっていました!なので、大変というよりむしろ戦力として頼りにしています!

 

親子での料理の時間を通して、将来的にお子さんにどうなっていって欲しいなどありますか?

料理ってとてもクリエイティブでオリジナリティーも出せるし、段取り力も必要。これって、将来仕事をしていく上で必要なスキルだったりしますよね。そういった将来娘が大きくなったときに必要な力を、親子料理の時間を通して自然と身につけてもらえたらと思っています。そういう思いも込めて「おりょうりえほん」のサービスも日々ブラッシュアップさせています!

娘が作ってくれたサーモンのカルパッチョとカプレ

娘が作ってくれたサーモンのカルパッチョとカプレ

 

お子さんのことを考えて、ふだんの食卓で工夫していることはありますか?

食卓は家族の心身の健康をつくる、大切な空間だと思っていますし、身近な食育の場にもなります。栄養と食べる楽しさを考えて、なるべく一汁三菜を心がけるようにしています。とは言っても、一汁三菜をきっちり毎日つくることが、負担になってしまうのはよくありません。そこでわたしは、一週間のうち平日の朝のうち2日を夕飯の作りおきに当てています。帰宅後は温めるだけで食べられたり、足りないものがあれば娘と一緒に一品つくるなどしています。気合を入れすぎず、できる範囲で楽しみながらやってみることを大切にしています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

先程も少しお話しましたが、娘世代の女の子が将来大人になったときに「仕事と育児の両立は大変なこと」という意識がなくなっているような社会にしてきたいと思っています。まずは身近な後輩女性に「仕事と育児の両立は大変じゃないんだな!」「あの人、子どもがいるけど仕事もプライベートも楽しんでるな!」と思ってもらえるような、彼女たちにとってのロールモデルになりたいと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

がむしゃらに頑張らなくて大丈夫です!(笑)
若いころ、女性活躍のセミナーなどで登壇されるとても立派なバリキャリの方たちを目の当たりにする度に、「社会で女性が活躍するには、こんなに頑張らないといけないんだ……」と気が遠くなったのを鮮明に覚えています。そんなにみんなして、頑張れ頑張れ言わないでほしいって思っていました。
なので私がお伝えしたいことは「がむしゃらに頑張らなくて大丈夫!」です。
自身が輝けるキャリアプランはいくらでも見つけられるし、子育ても手抜くところがあるくらいの方が子どもはしっかり育ったりするので、がむしゃらに頑張らなくて大丈夫!自分が楽しいと思えることを大事にしてください。

2019年9月25日 0 comment
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今回ご紹介するのは、ビーボのマネージャー職の内田さん。ITの知識を身につけたいとの思いからIT業界へ身を転じ、さらに設立から間もないビーボに飛び込んだそうですが、そこには夢を諦めたくないという強い思いが。内田さんの大事にしてきたモットーやお子さん達との向き合い方を伺いました。

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プロフィール

・氏名:内田みちる
・会社名:株式会社ビーボ
・役職名:D2C事業部 カスタマーサクセスDiv. マネージャー
・職種:マネージャー
・簡単な経歴:幼少期より柔道家の父に師事し、オリンピックを目指す。全日本女子柔道ベスト8、全日本学生3位など数々の功績を収める。引退後、不動産売買会社で営業職に従事し、新規顧客開拓、マンション販売、土地開発など幅広く扱う。常に売り上げ目標120%を達成し、年間MVP、トップ賞を受賞。在職中に結婚し、長女、次女を出産、宅地建物取引主任者資格を取得。
またプライベートではブログを通じ自身の経験を発信し、月5000万PV達成。読者の声に勇気付けられ、web上で“コト”のサービス提供を事業化したいと考え、IT知識を身につけるため2006年にIT企業へ転職。
4年後現職の代表武川から今後、ビジネスとして“コト”の提供をしていく意向を聞き、2013年カスタマーサクセスDiv.の立ち上げをミッションとして入社を決意。現在、カスタマーサクセスDiv.マネージャーとして約30名のマネジメントを担う。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :47歳(1971年生まれ)
・お子様の年齢 :長女20歳(1998年生まれ)、次女18歳(2000年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

現在は、D2C事業部 カスタマーサクセスDiv.のマネージャーを務めております。
D2C事業部では主に女性をターゲットに美容・健康商材をECサイトにて展開しており、商品の開発から販売、購入後のフォロー、提案まで一貫して自社で行っています。
カスタマーサクセスDiv.は、お客様の〝なりたい〟を叶える応援者として、モノではなく“コト”のサービス提供をしており、お客様の目的を達成させることがミッションです。
現在はマネージャー職のため、お客様との直接的な関わりは少なくなりましたが、お客様と関わるメンバーが笑顔でHappyな気持ちで仕事ができる環境、成長できる環境を提供することが私のミッションと考えています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00  起床。家事、お弁当作り、英会話の勉強(30分~1時間程度)
9:30  出社
20:00  退社。筋トレ(週3~4)
21:30 帰宅
00:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

一番変わったのは、価値観ですね。今までは自分のことばかり考えて生きていたのですが、出産してからは娘のため、第三者のために何かをするという考え方に変わりました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘たちから評価してもらえた時は、育児も仕事も手を抜かず本気でやっていて良かったなと思います。娘が小学生の時に作文で私のことを紹介してくれて、「尊敬している、かっこいいお母さんです。」と書いてくれました。そんな娘も成人式を迎え、娘から「お母さんのようになるのが私の夢」と書かれた手紙をもらって嬉しかったですね。
フルタイムで仕事をしているので娘と関われる時間は少ないですが、私が本気で仕事をしている姿を娘たちはしっかり見てくれています。後付けになってしまいますが、本気の姿を見せることが私の教育方針なのかもしれませんね。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子供が病気になった時ですね。母親の代わりはもちろんいませんが、当時は営業職だったので仕事でも代わりがいなくて。仕事も看病もどちらもしなければならなかったのが大変でした。

 

それをどうやって解決していましたか?

私は周りの方に本当に恵まれていて。近くに身内がいなかったので両親に預けることができなかったのですが、ママ友や周りの方々が私の仕事を理解してくれていたので、助けていただいていました。
もちろんその分、私も周りの方々が困っている時は微力ですが積極的に手助けをしていました。
育児も仕事も全力で取り組んでいたからこそ助けていただけたのかなと思います。

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

両方に共通することですが、“本気”で取り組むことです。どちらも手を抜かないこと。それと愛情を持って接して、任せることですね。娘に愛情を持つことは当たり前ですが、メンバーに対しても我が子のように接しています。そして、決して「放置」ではなく、「信頼して任せる」。常に「見守っているよ」という信号を送ることを意識しています。

 

お子さんが生まれてから目線は変わりましたか?変わってから仕事に活きていることはありますか?

視野が広がりました。母親になる前は想像もしていませんでしたが、子供から学ぶことが意外と多くて。
これまで私がいた環境は、柔道や営業など「個」が重要であり、全て自分自身で判断・決断してきたので、考え方も一つだけでした。
でも、子供が生まれてから自分とは違う生き方や考え方を知り、新たな視点が増えましたね。
こうした経験は、現在、組織マネジメントをすることに活きています。
今までは「組織って何?」という状態でしたが、組織は色々な考え方を持った人の集まりであり、チームで成果を最大化するためには、自身の固定観念だけで物事を進めてはいけないなと思っています。
それと、守るべきものができたことで“ここぞ!”という時の踏ん張りがきくようになりました。元々責任感は強かったのですが、より強くなったと思います。自分自身も子供のせいにしたくない、周りからも子供のせいにされたくない、と思っていたので、成果を出すことにとことんこだわっていました。

 

お子さんがいる状態で、制度が整っていないビーボへ参画されたとのことですが、迷いはなかったのですか?当時のビーボは設立3年目で従業員3名だったとか。

周りからはかなり反対されましたが、ただ、自分自身、迷いや不安は全くありませんでした。今思えば、まだ娘が12歳と14歳だったので怖いですよね(笑)
制度がないのであれば自分が作ればいい、と思っていましたし、不安よりも自分のやりたいことがビーボでならできると思ったので、迷わず飛び込みました。
子供がいるからといって、自分自身の夢は諦めたくなかったですし、子供のせいにもしたくなかったので。逆に言えば子供がいたからこそ飛び込めたのかもしれないですね。

 

当時12歳と14歳だったお子さんたちも今は18歳と20歳になられたということですが、お二人が思春期だった頃はワーママとしてどう向き合っていらっしゃいましたか?また今の関係性はどんなかんじですか?

家のことを積極的に手伝ってくれている娘たちに感謝を伝え、娘たちも仕事をしている私に感謝をしてくれていたので、その関係性を大切にしていました。コミュニケーションの時間は多く取れていませんでしたが、週末の夕食は必ず一緒に食べ、学校のことを聞くなど大切な時間にしていました。自分のことは自分で決めることを大切にもしていましたので、娘たちは将来の夢のために自分の進む道はすべて決めていましたし、私は娘たちの決断したことを応援していましたね。
また、私の仕事の内容、職場の人たち、仕事での出来事などできるだけ詳しく話すようにしていたので娘たちも私の仕事への理解をし、大切に思ってくれていると感じていました。私が本気で仕事をしている姿をみて、娘たちも今自分たちができることをしようというようになっていたと思います。
今の関係性に関しては、長女とは飲みに行ったり、買い物行ったり、休日は次女と一緒にご飯つくったりしてとても仲良しです。二人ともアルバイトをするようになり、働いて家のことをすることの大変さをより感じるようになったことで常に私を気遣ってくれます。お互いの意思を尊重しあえる関係だと思っています。
今も変わらず仕事に没頭していますが、娘たちが「尊敬する人は母です。」と一つ返事で言ってくれる時は今まで諦めずに仕事と子育てをしてきてよかったと思う瞬間です。

 

週末はどのようにお過ごしですか?

夏も冬も関係なくほぼ毎週ダイビングに行っています。
2月末にも北海道の流氷の下に潜ってきました。
週末は朝4:30に起きてダイビングに行くか、世界最高峰の障害物競争といわれるスパルタンレースのトレーニングをしています。
あとは英会話の勉強をしたり、ネイルサロンにいったり、エステに行ったり、娘と食事に行ったり……ですね。
仕事や育児だけでなく、プライベートも“本気”です!

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今後の目標やプランを教えて下さい!

大きな目標としては、海外に永住し、柔道の道場を作りたいと思っています。これまで誰かのために生きてきたので、娘たちが巣立ったら自分のために生きたいのです。そのために英会話の勉強に力を入れています。
直近の目標は、「カスタマーサクセス」という概念をもっと世の中に広めたいですね。ゆくゆくは、女性向けのトレーニングジムやカフェの運営もしていきたいと考えています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

ためらわずに一歩踏み出してほしいです。
子供とか家族とか関係なく、ひとりの女性、ひとりの人間として挑戦してほしいと思います。本気で挑戦すれば周りは助けてくれますし、子供がいるからこそできることもあるので、チャレンジを恐れないでほしいです。
子供に対しては「一緒にいる時間が短いから愛がない」ではなく、本当に子供を思うならプライドを持って仕事に取り組むことが大事だと思います。子供はちゃんとそれを見てくれているので。諦めずにチャンスをものにしてほしいと思います。

 

構成:柴田広夢

2019年5月20日 0 comment
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福島麻名美さん
福島麻名美さん

福島麻名美さん

プロフィール

・氏名:福島麻名美
・会社名:エコー・ジャパン株式会社
・役職名:部長
・職務内容 :新規事業開発 兼 ワーママライフアドバイザーとして活動中
・簡単な経歴:
大学卒業後、アメリカ系ファッションアパレル企業に入社、その後2社を経て、2012年、長女が小学生になった時に新たなステージを目指し転職を決意。当時まだ創設間もないエコー・ジャパン株式会社にリテールマネージャーとして入社。店舗統括業務に6年間従事し、店舗開発、店舗運営、販売手法の基礎を築く。2018年はオフィス移転プロジェクトマネージャーとして、物件の選定、契約の交渉、デンマーク本国承認、設計施工管理を総合プロデュースし、2018年12月より現職。

2018年11月より、プライベートの時間を使って、新たにワーママ ライフアドバイザーとして活動を開始。
動線にこだわった家事時短による時間確保や、大学の栄養士課程で学んだ知識を活かした健康的な食事や塾弁のコンサルタントをワーママ目線で行っている。36歳で結婚、38歳で出産。

・居住地 : 東京都
・ご自身の年齢 : 51歳 1967年生まれ
・お子様の年齢 : 13歳 2005年生まれ
・ワークスタイル : フルタイム&起業

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

現在、フルタイム勤務と起業を両立しています。

会社では事業開発担当部長として、新規プロジェクトの立ち上げ、店舗開発業務を行っています。年間数店舗をオープンさせますが、加えて昨年はオフィス移転プロジェクトを任され、ちょうど1月に引っ越しが終わったところです。
今年は沢山の新規案件が控えていますので、PLANをBUSINESSに成長させていきます。

また昨年末からは、ワーママ ライフアドバイザーとしての活動をはじめました。
多忙なワーママを救うべく、時間配分を見直して、ママの時間確保とわが子の学力向上を両立する事を目的としています。
私自身、ワーママ、ワンオペ、外資系部長職のフルタイム勤務ですが、中学受験では娘が切望した最難関校にご縁を頂くことが出来ました。共働きは不利と言われる中学受験ですが、ワーママならではのサポートをすることで結果を出すことは可能です。

仕事と家事に追われて時間確保が難しいと感じている方、自分の時間確保と我が子の学力向上の両立が難しいと思われている方は、下記からご相談いただけるとお力になれると思います。

https://www.facebook.com/manami.shibuya
https://ameblo.jp/working-mothers/entry-12434496776.html

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:20   起床/朝食・お弁当作り
6:40   こどもを起こす
6:45   朝食
7:00   食事の後片付け、洗濯
7:15   身支度
7:30   出勤/娘と一緒に出る
8:15   会社到着/コーヒーを飲みながら業務開始!
18:00  退社/日によって17:00-19:00の間で調整
19:00  食事の準備と残りの家事
20:30  夕飯/娘がバレエレッスンから帰宅後に一緒に食べます。
21:00  ワーママライフアドバイザーとしての活動/娘は宿題と勉強
0:00   就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

価値観と時間の使い方ですね。
出産前は自分が最優先で、自分のために使える時間が充分あったのに、いざ産んでみると「あれ~?もう夜なの~~??」と毎日、夕方になると戸惑いが・・・。
特に仕事復帰したばかりの頃は、毎日が時間との戦いであっという間に過ぎていました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

何といっても、素敵で面白くて個性豊かなママ友が沢山出来たことです!
仕事をしているだけでは知り合わなかった友人と、将来は一緒に<ババカフェ>なるお悩み相談所を開業し、悩める思春期や孤独な人の悩みを聞こう!と話しています。
また、娘が大きくなるにつれて出てくる様々な疑問に、仕事をしている身として返答出来る事。先日も娘が「時間に縛られない生き方をしたいのだけど、どうしたらいいだろう?」と聞いてきたので「自分の価値を高めて、自分の名前だけで生きていけるよう頑張りなさい。」と答えました。
もし私が仕事をしてなかったら、「そんなの無理よ。」と娘の可能性をつむ返答をしてしまったかもしれません。
中学一年の娘の今年の目標は<実践躬行>「やりたい!と思ったことは果敢に挑戦する1年にする!」だそうです(笑)

中学一年の娘さんの言葉

中学一年の娘さんの言葉

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

大変なことだらけです(笑)
結婚前から主人は海外出張が多く、2年前からは単身赴任に。
出産直後からほぼ家事、育児を私1人でこなしてましたが、単身赴任後は完全ワンオペになりました。

娘は4歳からクラシックバレエを習っていて、5年生に上がる頃から、コンクールに出たり、発表会でも大きな役をもらえるようになりました。その頃から練習が深夜に及ぶこともあり、送迎や体調管理、スケジュール管理が大変でした。

特に昨年は中学受験も重なりましたので、学校探し、学校説明会、学園祭見学、塾の面談、送迎・・・はもちろん、娘の精神的ケアや自宅建築も重なり、時間のやりくりを徹底して何とか乗り切りました。

ただ、そこを乗り越えたおかげで、ワーママ ライフアドバイザーとしての仕事を始める自信がつき、これから受験を迎えるワーママの皆さんや、時間確保が難しいと感じているママを支えていきたいと思ってます。

 

それをどうやって解決していますか?

中学受験と重なる時期に注文住宅を建てました。
仕事で店舗のプランニングを行っているので、レイアウト次第で売上と人件費に大きく影響が出る事が分かってます。お客様の動線のみならずスタッフの動線も非常に重要なんです。

その技術を自宅にも活かし、動線をとことん考え、家事のアクションを如何に減らせるか?に徹底的にこだわってレイアウトを組みました。引渡し時、ベテラン設計士の方に「打合せは毎回緊張しました。大変勉強になりました。」と言われたほどです(笑)

以前のマンションの時と比べて、洗濯は1/4、料理も片付けも1/2の時間で出来ています。

私は時間を確保するために家を建てましたが、今お住いの家のレイアウトを変えるだけで解決できることも沢山あります。<無駄な家事>や<家事と言えない家事がないか?>を見直してみると時短になると思います。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

子育て  娘が生まれた時から変わらないのですが、
<親離れするときまで可能性をなるべく多く残すこと>です。
生まれた直後って可能性の塊で、将来は総理大臣にも
世界的芸術家やオリンピック選手にもなれると思ってますよね(笑)
でも大きくなるにしたがってなれないものが増えていく。
親の責任が終わる学校卒業時点で、一つでも可能性が残るよう、
本人の選択肢が増えるよう親として意思決定をしています。

仕事   先を見る力です。
今の事を知ることも大事ですが、3年先、5年先に求められることを
予測して動くようにしています。

 

ワーママライフアドバイザーとしての活動を始めたきっかけを教えてください。

こどもが産まれてからずっと感じてきた違和感・・・なぜ ”働く” という当然の事をしているだけなのに、こんなに忙しく大変で、社会ではマイノリティーな扱いなんだろう?と思ってました。
日常の些細な事でさえ、働く母親の視点に立ったサービス、商品、社会の仕組みが少なく、ニーズにマッチしていない。

何とかこの状況を変えられないものか?と以前から考えてはいたのですが、こどもの年齢や会社での自分の立場を考えるとなかなか踏み出せないでいました。

昨年、娘が中学生になったタイミングで「今なら出来る!今じゃなきゃ出来ない!」と思い、活動を始めました。

 

ワーママライフアドバイザーとしての活動は、どういったものですか?

時間配分の見直しで、ママの時間確保とわが子の学力向上を両立する事を目的として、コンサルタントを行なっています。

<時間をかけない=質が落ちる>と思っている方もいらっしゃいますが、ワーママにとっては、<時間がかからない=質が高い>ですから、時間をかけずに質の高い生活、こどもの学力をあげる方法を個人に合わせてアドバイスしています。
現在、中学受験を控えたご家庭向けに塾弁当のセミナーも行っているのですが、毎回満席になるほど大変好評で、皆さんの注目の高さに驚くほどです。

 

今後、ワーママライフアドバイザーとしての活動を通して、どうしていきたいと考えていますか?

 

社会を変えていきたい!です。
大袈裟ですが、本当にそう思っています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

こども達が描く未来を希望に満ちたものにしたいと思ってます。

今の日本は閉塞的に感じるところがありますが、今を生きているこども達にはそんな閉塞感は感じて欲しくない。
いつも希望を持って、自分で未来を切り開いてもらいたいと思ってます。

そのためにも、こども達に一番影響力のあるママが自分の人生を謳歌できるようにしていきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

「人間が変わる3つの方法」は

・時間配分を変える
・住む場所を変える
・つきあう人を変える

この3つでしか人間は変わらない、特に時間配分を変える事が一番効果が高い、と言われていますが、本当にその通りだと思います。

私自身、時間配分を徹底的に見直して、家の動線を変えることで、フルタイムワーママ、シンオペであっても娘との時間も大切にしながら起業する時間を確保できました。

ぜひ時間配分を見直して、自分の人生をより良いものに変えてください!

2019年2月11日 0 comment
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為広陽子さん
為広陽子さん

為広陽子さん

プロフィール

・氏名: 為広 陽子

・会社名:アイプロスペクト・ジャパン株式会社 (英表記:iProspect Japan)
・役職名:アカウント・リード

・職種:営業職

・簡単な経歴:
大学卒業後、デジタル専門の広告代理店に入社。メディアレップ営業や代理店営業と複数の営業部署を経験しながら、デジタルマーケティングに関する知識を幅広く身につけセールスパーソンとしてのキャリアを辿る。
2016年iProspect Japanに入社。アカウント職として入社し、一貫して、営業職に従事。アパレルECや、消費財メーカーの案件を担当。 ECに軸足をおいた、パフォーマンス型の広告提案と、それに付随する、計測・評価、タグ、データフィードマネジメントなどもこなす。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :30歳、1988年生まれ

・お子様の年齢 :3歳、2015年生まれ

・ワークスタイル:フルタイム会社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

iProspectは、グローバル最大手のデジタルマーケティング専門の広告代理店です。インターネット上の広告の売買や、そのパフォーマンス改善をはじめ、広告主のビジネス課題解決に必要となる様々なデジタルマーケティング手法を提供しています。世界53カ国88ヶ所にオフィスを構え、世界で最も影響力のあるデジタルエージェンシーとして、第三者機関からの評価も得ています。
日本拠点であるiProspect Japanには、現在70名ほどの社員が在籍しており、私のようなワーママや、海外出身者のほか、多種多様な経歴と個性を持つ社員が働いています。様々な条件・個性の社員が働くことが前提になっているので、その人が最も能力を発揮できる働き方の提供という点では、非常に理解がある風土で、子どもを持ちながらでも、存分に仕事に打ち込むことができています。
iProspect Japan: https://www.iprospect.com/en/jp/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

07:00 家族3人とも起床
07:00~08:00 朝食、身支度、保育園の支度と、洗濯などの家事
夫が身支度をしている間に、私が子どもと朝食をとったり、
私が身支度を している間に、夫が洗濯物を畳んでくれたりと、
夫婦で協力して済ませています。
08:00~09:00 保育園登園&通勤&出社
18:30  退勤
19:00  保育園に到着
19:15~20:00 帰宅し、子どもと夕食をとる
20:00~21:00 お風呂に入って、子どもと遊んだりして過ごします
残った仕事の対応をすることも。
21:30  子どもの寝かしつけ
そのまま私も一緒に寝てしまうことも多いです。
22:00以降  残った家事を片付けて、少し自分の時間を過ごした後、就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分って、意外と完璧主義的というか、諦めるのが下手だな、ということに気づかされました。子どもにはきちんとこういうことをしてあげたい、家事はこういう手順でキッチリやりたい、仕事もフルタイムでやりたいしこういう自己実現を求めたい・・・と、あれもこれもと全方位求めてしまって、出産前から今に至るまで、葛藤をたびたび繰り返しています。
子どもを持ちながらでも、フルタイムで働いて経験を積んでキャリアアップしたい、と考えてiProspectへの入社を決めたのが、私が27歳、子どもが1歳の時のことでした。今思うと、やっぱり諦めるのが下手で、ジタバタしてたんだなぁと思いますが、結果、今があるのでジタバタしてみて良かった!とも思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

夫と対等な関係で、家庭生活をより良くしようと協力できるのは、とても嬉しいことですし、この生活の醍醐味では、とさえ思います。

夫婦それぞれキャリアアップを目指したい意志を尊重すること。対価となる収入でより良い生活を目指すこと。子どもが健全に成長できる環境を整えること。こういった目標を夫婦で共有して、それに対する問題をどうやったら解決できるか考えを出し合って、実践して、またつまずいて・・・そうやって夫婦で悩んで試行錯誤した結果、子どもの笑顔や成長が見られた瞬間というのは、家庭や子どもを持つことの幸せを噛み締められる瞬間です。
なんだか堅い表現になりましたが、こうやって家族の絆を感じられることは、とてもハッピーなことだなと感じています。

 

家族旅行中の為広陽子さん

家族旅行中の為広陽子さん

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

全部が大変です!という気持ちです。ですが、その気持ちが半分、意外となんとかなる!という気持ちが半分です。
今まで経験した中では、夫婦ともに実家が地方なので、子どもが体調を崩したときに助けてくれる身近な人がおらず、夫婦二人でなんとかしなければならない、というのは苦労の一つかもしれません。

 

それをどうやって解決していますか?

病児保育を利用します。自治体の補助で安価かつわりと確実に病児保育を利用できますし、会社もリモートワークを認めてくれたりして、振り返ってみると、案外なんとかなったわ!という感覚です。
このように、外部サービスの利用でなんとかなることも多いですし、そうでないことについては、前述のように、夫婦で協力して乗り越えられることが分かっているので、楽観的でいられます。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらにおいても、「メリハリ」でしょうか。
育児では普段、子どものために使ってあげられる時間が、朝と夜の数時間しかないぶん、休日に、子どもがパパママにべったり甘えて楽しく過ごせる時間を持てるようにと考えています。家族旅行に行くことも多いです。子どもが「ひこうき乗って、じーじばーばと、イルカさんにおやつあげたの!」などと旅行の思い出話をしてくれると、私も嬉しい気持ちになります。
仕事においてもやはりメリハリで、なるべく帰宅後に仕事を持ち帰らないように、定時内の効率・集中を意識しています。自宅に持ち帰ることを許容し始めたら、24時間仕事を優先せざるを得なくなり、仕事と家庭のバランスが崩れてしまうので。ただし、「帰宅後は何もしません」という態度を貫くのはただの無責任でしかないので、緊急時に自宅で対応できる環境は整えつつ、何もしなくていい状態が実現するように、定時内での仕事に責任を持つようにと考えています。
これを読んでいるiProspect社員のみなさん、「できてないよ」って思っていたらこっそり教えてください。改善します!

為広陽子さんの仕事風景

為広陽子さんの仕事風景

 

日々の工夫やコツは、夫婦で相談して外注することに決めるという解決法。

ありきたりですが、「お金で解決できることは、さっさとそうする!」これに尽きます。ただし、お金で解決するまでの決定プロセスも重要です。
ワーママ生活も3年目になり、仕事復帰当初とは、子どもの年齢とともに、母親としての悩みも当然に変化してきました。先日、直近での悩みの変化を夫に打ち明けたところ、「じゃあ家事代行使ってみたら?」「ミールキットとかもいいんじゃない?」という言葉が出てきました。これまでなんとなく抵抗に感じていたのですが、ものは試しと宅配ミールキットを取り入れてみたところ、これがもう、なんでもっと早く使わなかったんだ!としか思わないくらい快適で。
ここで重要なのは、「私が勝手にサボって、お金で解決している」のではなく、「夫婦で相談して、外注することに決めた」ことだと思っています。自分自身が納得感をもってうまく外部サービスを使うために、夫婦で決めたというプロセスは大切だったなと振り返っています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

デジタルマーケティング業界は、とても変化のスピードが早い業界で、デジタルマーケターとしての私に求められる能力は、どんどん変化していくと思います。また、私がしたい働き方が、ライフステージによって変わっていくこともあると思います。
そんな変化に直面したときに、望む働き方を諦めなくていいように、もっと個人としての力をつけていきたいなという気持ちは持っています。
同時に、私が持っているものやできることは、会社の若いメンバーにもどんどん還元して、望む働き方を実現できる人が一人でも増えることにつながればと思います。そうやって、ちょっとずつ家庭とキャリアの両立を楽しめる人が増えて、より広い範囲が変化していけばいいなと思います。

 

最後に、メッセージをお願いします。

いろいろと私の意見を述べましたが、これらすべて、理解のある夫がいてこそ実現しています。夫婦それぞれにキャリアアップを目指そうという共通目標を受け入れ、しかも、気難しい私のことを、知らず知らずのうちに理解し、相談相手になってくれることで、ここでお話した今の私があります。いつも感謝しています。
一方で、「理解のある夫」というのも変な言葉だなぁと思います。家庭の形態は様々なので、何か一つの考え方がスタンダードになるべきとは全く思っていないのですが、それがもっと当たり前になればいいなと。夫婦ともに仕事を続ける意志を持っていて、実際に共働きをしているのに、夫婦間に問題意識の差があることで、「ワンオペ育児」のような苦労が生まれることのない、家庭とキャリアの両立生活をもっと楽しめる社会になればいいなぁと思います。

2018年10月30日 0 comment
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小松さん家族
小松さん家族

小松さん家族

プロフィール

・氏名:小松 花(コマツ ハナ)
・会社名:ロクシタンジャポン株式会社
・役職名:マネージャー
・職種:化粧品販売に係るデジタル領域のマーケティング業務

・簡単な経歴:新卒でWEB系広告代理店入社後、外資系化粧品会社へ転職しデジタルマーケティング職で5年間勤務。その後2015年に現職へ。2社目で長女、現職で長男、次女を出産。それぞれ産休~育休(5~7ヵ月間)を経て復職。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :34歳、1984年生まれ

・お子様の年齢 :
長女 4歳、2013年生まれ
長男 2歳、2015年生まれ
次女 0歳、2017年生まれ

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ロクシタンというフランス南部、プロヴァンスで生まれた化粧品ブランドのデジタルマーケティングを担当しています。
具体的には、LINE、Instagramなどのソーシャルメディア上若しくはその他デジタルメディア上でのコミュニケーション、全国に100店舗以上展開しているロクシタンの店舗やECサイトへのデジタルを使った集客、新製品発売イベントのデジタル連動企画を行っているチームのマネージャーとして、4歳&2歳&0歳の子供3人を都内の認可保育園に預けながらフルタイムで勤務をしています。

デジタルを含めた様々なコミュニケーションを通じて、人の暮らしに24時間寄り添うことの出来るライフスタイルコスメティックブランドとして広くお客様に愛していただけるブランドになれるよう、日々試行錯誤を重ねています。
https://jp.loccitane.com/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 起床
6:00 子供たちと夫を起こして朝食(その間に末っ子の授乳)
6:30 各々身支度(子供はほぼパパの担当)
7:00 家を出る(送迎は夫と50%ずつで分担)
8:00 出社
17:00 退社
18:00 お迎え
18:30 末っ子夕食&授乳
19:00 上二人夕食
19:30 翌日の登園準備を全てここで済ませる&夫の夕食準備
20:00 入浴
21:00 寝かしつけ(3人同時)
21:30 一人のリラックスタイム又は帰宅した夫にご飯を出しながら話す時間
22:30 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

良くも悪くも、何も変わりません!何それとよく言われますが、それまでの仕事中心の毎日の中に、愛しいものが増えただけでした。ただ、なぜこう思えているのかが重要で、私が産後もそれまでと変わらず仕事に100%集中できる環境をつくってくれている全ての人(夫、互いの家族たち、友人、同僚、保育園コミュニティ)、場所(互いの職場、保育園)に感謝してもし尽くせない毎日です。

あと、細かいところで、元々大酒飲みだった私は一切果物に興味がなかったのですが、出産後子供達用に冷蔵庫にフルーツを欠かすことがなくなりました。なるほど、フルーツってこういう時に購入するのか、と思いました(笑)

小松さんとお子さん

小松さんとお子さん

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私が仕事で関わったイベントが土日に行われ、主人が子供たちを連れて見に来てくれた時、そのイベントを長女がとても楽しんでくれました。「ママ、これとってもいいにおいだね!!」と目を輝かせながらロクシタンの製品の香りを楽しむ4歳の娘を見ながら、いつかコスメ談義が出来るのかなぁと夢は膨らむばかりです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

大変だと感じることがなく、自分自身は仕事も育児も楽しくて仕方ないのですが、やはり子供が3人、という枕詞だけで周りの皆さまに「大変でしょう」と気を遣ってもらえることが申し訳ないです。もちろん、毎日「コラー!!」で優しいママ、良いママでは全くありませんが、子供たちにこちらが沢山成長させて貰いながら過ごしています。

 

それをどうやって解決していますか?

意外と楽しいですよ。大変じゃないですよ。と普及活動を続けています。ただ、周りに3人ママがそんなに多くないのでなかなか「そこまで大変じゃない」という共感を得る機会が少ないのが悩みです・・。主人も同様に感じているようで、専ら夫婦で5人家族も悪くないけどね、という話をしています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では「なんでもみんなでやってみる」をキーワードにしています。赤ちゃんがいるから、子供がいるから、と躊躇することなく、土日は家族みんなで何でもやってみる!どこでも行ってみるし食べてみるし、やる前から「出来ないかも」と決めつけず家族5人で”楽しい”を目一杯共有することにしています。

仕事では兎に角思いやりです。今の仕事は一人で出来ることはほぼなく、周りと協力しなければ成し遂げられないことばかりです。同じゴールに向かって走るためには互いを思いやり尊重し合うことでより高みへのぼることが出来ると思っています。
子供たちにも、気になる言い方などがあった時は「それを言ったら相手はどう思うか、どんな気持ちになるか」を聞いて、それが正しかったかを考えてもらうようにしています。

 

3人のお子さん

3人のお子さん

家事育児の分担はどのようにされていますか?

保育園の送り迎えを含め、育児に係る全てにおいて、夫と私で完全に半々です。夫はどちらかというと育児を「手伝っている」スタンスやイクメンパパと呼ばれること自体が嫌だというタイプ。完全に、私に対等してきます(笑)むしろパパのほうが育児スキルも子供との向き合い方も私より上手で、母の面目なし、というシーンも多々(汗)。

子供達と関わっている時間がちょうど半々ということで、お互いから学ぶことも多々あり、報告・連絡・相談もスムーズに行き渡っていて、お互いが出来る限り仕事に集中できる環境づくりをサポートし合えている今、相棒である夫に対してもっと日々思いやりを持って感謝を伝えなければいけないな・・と反省する毎日です。

 

育休明けの復職が比較的早いのには何か理由がありますか?

長女は生後3ヵ月、長男は生後4ヵ月、次女は生後5ヵ月からそれぞれ認可保育園に通っています。理由は至ってシンプルで、保育園事情です。長女出産の際保育園事情を全く知らず、蓋を開けたら世は待機児童問題の過渡期でした。12月生まれで第一子、その他加点もなく、激戦区のため認可外はお呼びでない状況。1歳まで待ったら確実に入園できないことが予測出来たので、生後三ヵ月での入園を覚悟の上申し込み、無事認可保育園に内定しました。その話をすると驚かれることも多いのですが、当時の私たち家族にはその決断以外は考えられず、兎に角必死でした。幸いなことに、月齢の浅い子供にも大変よくしてくださる園と出会うことができ、我々親も一緒に成長させて頂いた初めてのワーパパママ生活だったように思います。

長女の経験があったので、一度出来てしまったものは親にも余裕が出て、その後続いた長男・次女の入園についても何の迷いもなく生後比較的早い段階から保育園にお世話になっています。寂しい気持ちももちろんありましたが、今考えてみても後悔は一つもなく、良かった点ばかりです。

小松さんファミリー

小松さんファミリー

その際、離乳食や授乳などはどうやってやりくりされていますか?

我が家は2年に1回0歳児がいるので、ほぼ年中離乳食を与えている気がします(笑)ただ、私は本当に大雑把なのでとてもじゃないですが手の込んだものを準備はできません。おかずは週末に大量に作って冷凍、おかゆは炊飯器にお任せしてこれも冷凍・・。授乳だけは勿体ない精神で、職場の協力を得て搾乳した冷凍母乳を持って行って園でも与えて貰っています。これも、職場や保育園の協力と理解があってこそ続けられていることですので本当にありがたい限りです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

夢のような話だと笑われるかもしれませんが、本気で海外拠点でのマーケティング活動に従事したいと思っています。その為には、まず今の自分に出来ること、役に立てること、そして何より情熱を注げることに精一杯の力を注いで、自分と家族の夢を形にしていきたいと思っています。家族5人で”楽しい”を目一杯共有し、それが国境をこえる日が来たら、こんなに幸せなことはありません。

 

最後に、メッセージをお願いします。

私は、所謂パワーママには自力ではとても及ばず、恵まれているだけだと思っています。環境が私に”パワー”をくれているだけなので、それはひとえに幸せ者であるということなのかもしれません。ただ、ひとつだけラッキーだったなと自分の性格について思うところがあるならば能天気なことだと思います。何もかもをのっけから「何とかなるだろう」ぐらいに捉えていたので、実際蓋をあけてみて大変だった!ということももちろんありましたがそれ以上に「楽しい」「幸せ」「充実」が大きく、ここまで大きな悩みもなく走ってこられたのも、この楽天的な性格が功を奏したのかな、と思っていますし、夫や子供達がその分しっかりせざるを得なくなってきているような。。

仕事でも家庭でもまだまだやってみたいこと、目標、夢が沢山あります。
それぞれの実現に向けて、私に出来ることはまず笑顔で毎日を楽しむ母でいること。
いいお母さんではないけれど、幸せなお母さんでいられることに感謝して、これからも家族で夢を叶えていきたいと思います。

 

インタビューby 柴田 広夢

2018年10月14日 0 comment
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藤嶋さんと生後半年の娘ちゃん
藤嶋さんと生後半年の娘ちゃん

藤嶋さんと生後半年の娘ちゃん

プロフィール

・氏名:藤嶋 菜穂子
・会社名:サイオステクノロジー株式会社
・職種:コンサルタント(といっても、実際は営業やマーケティングをやっています。)
・簡単な経歴:株式会社サイバーエージェントにて進行管理→媒体営業→Webプロデューサーなど多岐に渡る経験を積んだ後、ピーシーフェーズ株式会社にてWebディレクターとしてB2Bサービス、B2Cサービスの営業、マーケティング、PR、ディレクション、運用等の経験を積む。
・居住地:東京都中野区
・ご自身の年齢 :39歳 1979年生まれ
・お子様の年齢 :1歳9ヶ月 2017年生まれ + 2019年1月出産予定
・ワークスタイル:フルタイム(フレックス制、月8日迄のリモートワーク有)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

サイオステクノロジー株式会社にてAPIエコノミー構築支援サービス(https://sios.jp/products/api/)に携わっています。APIを活用したビジネス設計のコンサルティング支援からAPIマネージメントサービスの販売までを手掛けています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6時15分 起床 朝ごはんや自分の支度
7時 娘を起こす 朝ごはん、着替え等の準備
7時45分 家を出る&保育園へ娘を預ける
9時 オフィス着
17時 オフィスを出る
18時10分 保育園へ娘をお迎え
18時45分 夕ごはん
19時半 お風呂
20時半 寝かしつけ
21時~ 寝落ちしなければ、自分の時間スタート

出産して、何が一番変わりましたか?

家族や両親と過ごす時間が増えた!
仕事帰りの寄り道が減った!
何よりもまず、子どものことを優先して考えるようになった!
“時間”を意識して行動するようになった!

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

これといったエピソードはないですが、“〇〇ちゃんのママ“だけでなく、”藤嶋 菜穂子“という1個人としての自分を持ち続けられるのは、自分の自信に繋がっているような気がします。また、母親としての自分と、1人の社会人としての自分と、人生を倍楽しめているような気持ちにもなれます。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

丈夫な娘で、風邪などあまり引かず、夜泣きはなく良く眠り、ごはんも良く食べるので、とても育てやすく、「大変だー」と思うことが殆どないのですが、やらなければと思っていることや、やりたいことが、なかなか消化できないのは、もどかしく感じることがたまにあります。あまり深く考えるとストレスになりそうなので、「まぁいいか~」と気楽な気持ちで過ごすことにしています。

 

それをどうやって解決していますか?

自分だけではどうにもならない時は、夫や車で30分くらいのところに住む両親、弟家族に助けてもらっています。協力的な家族が近くにいることはとても恵まれた環境だと思っています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【育児】
子どもも、一人の人間として接することを心がけています。時間の許す限り、本人の意思を尊重するようしていますが、実際は時間に追われて我慢させてしまっていることも多いです。。。
子どもにはいろいろな経験をさせたいと思っています。いろいろなものを見て、いろいろなことを感じ取って欲しいと思っています。

【仕事】
限られた時間で、成果を出せるようオンオフの切り替えをしっかり行い、集中力を高められるようにしています。お昼の時間もしっかり取り、疲れを感じたら小休憩も入れるようにしています。

 

最近の藤嶋さんと娘ちゃん

最近の藤嶋さんと娘ちゃん

不妊治療をしていた藤嶋さん。どれくらいの期間、どのような治療を行っていたのですか?

タイミング療法を半年、人工授精を半年実施して結果が出なかったので、病院を変え体外受精へ踏み切りました。人工授精時にホルモン注射を打っていたこともあり、まずは自然な状態に戻す期間を挟み、良いタイミングを待って体外受精(顕微受精)を行いました。胚盤胞を移植したのは、転院して4ヶ月後になります。幸いなことに1回目の体外受精で着床し、無事に出産することができました。

 

不妊治療、辛いイメージを持つ方は少なくないと思います。実際はどうでしたか?

不妊治療の原因は様々です。不妊検査をしている途中で妊娠する方もいますし、体外受精で着床しても流産してしまうケースもあり、身体的・精神的な負担や費用的な負担は本当に千差万別です。私は、不妊治療に入る前、「子どもを持てなかったとしても、それは私に妊娠・出産する才能がなかっただけだ」と考えようと決めました。才能がない人が才能を持つことはできません。つまり、自分ではどうにもできない結果もあり得るのだと思うようにすることで、自分を責めることなく治療に臨めた気がします。

転院を決めたことも大きな転機でした。最初に通っていた病院とは治療方針が異なり、なるべく自然に近い形で妊娠まで導いてくださったおかげで、身体的・精神的な負担はほとんどありませんでした。

 

第一子出産後、時短で働いていた藤嶋さん。まだ1歳のお子さんがいながらの転職とフルタイム復帰、なぜしようと思ったのですか?

前職での職場復帰後、自分が思っていたような業務に携わることができず、ふと、「私は何の為に子どもを預けてまで仕事をしているのか」と思い悩むことがありました。
仕事をするからには、もっと成長したいという気持ちがあり、子どもがいても挑戦できる職場を求め転職を決意しました。

 

しかも転職後は二人目妊娠でフルタイム。今はどのような心境ですか?

不妊治療をしていたことと、年齢的なこともあり、1分1秒でも早く二人目を産みたい気持ちがありました。一方で、時短勤務での転職は現実的に難しく、フルタイムでの復帰を決意しました。幸いなことに、弊社では、フレックス制や月8日迄のリモートワークが導入されていて、時間調整をしながら勤務することができるので、非常に助かっています。(この2つの制度と夫や両親の協力がなかったら、精神的にも物理的にも厳しかっただろうと思います。)

また、転職前に、上司には「二人目を考えている」ことは相談していました。「その時はその時」と言って受け入れてくれた上司には感謝してもしきれません。転職後、半年で産休&育休に入ることになりますが、戻ってきてほしいと思ってもらえるだけの成果を出したいと意識しながら日々働いています。

今回の転職のきっかけになった、以前の上司からのお誘い。私も以前の同僚の一人ですが、過去の関係をとても大切にしている藤嶋さん。人付き合いで意識していることがあれば教えてください!

私の今があるのは、これまで出会えた方々と過ごした時間があったからこそだと思っています。今は別の環境で過ごしていたとしても、ふとしたタイミングでその人のことを思い出したり、感謝したりすることがあります。

同時に、「あぁ、久しぶりに会いたいな」という気持ちが湧いてきたりします。そんな時は遠慮せずに「元気ですか? 会いませんか?」と連絡するようにしています! そんな感じで“出会い”を大切にしています。

 

夏祭りにて

夏祭りにて

まだ子どもが小さいワーママの転職で悩む方、時短からフルタイムに戻したいけれどどうしようか悩んでいる方に、アドバイスお願いします!

転職はパワーのいることではありますが、「なぜ働くのか」をもう一度見つめ直してみるのは良いことだと思います。見つめ直すことで、自分が大切にしたいことがはっきり見えてくるはずなので、その気持ちをしっかり受け止め、あとは行動するのみ!
転職やフルタイムに戻ることが良いことなのではなく、自分が「なぜ働くという選択をしているのか」「何を大切にしたいのか」を見つめることが、1番大切なことだと私は感じています

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは二人目の出産を無事に終え、保活を終わらせて(笑)、万全の体制で職場復帰したいです。復帰後もフルパワーでコミットできるよう、お休みの間も情報収集等のインプットは怠らずにやっていきたいなと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

良く言われる言葉ではありますが、「ママの笑顔が1番」だと信じています。ママがHappyで前向きに過ごしていれば、家族全体にHappyが広がるのではないかと思います!
もちろん、家族や助けてくれる周りの人への感謝は忘れてはいけないことだと思いますが、ママが幸せだと、楽しいと感じられる生き方を模索し実践していくことが大切だと思います!

2018年10月9日 0 comment
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齋藤明日香さん

今回ご紹介する方は、3人子育て中の時短勤務から事業を提案して子育て関連サービス立ち上げ、子会社社長になった齋藤明日香さん。
以下引用ですが、このような心境のワーママさん、実は少なくないのではないでしょうか? そんな方の背中を押してくれるインタビューです。

目の前の仕事にいっぱいいっぱいな20代、その後、3度の妊娠期や育休復帰という、子<育てとの両立を上手くやれるか不安な中仕事をする時期が続き、自分が本当にやりたいことについてアクションするよりも、与えられた仕事をこなすのみの働き方をしていました。しかし、このままではキャリアは止まったまま年齢だけ進み、与えられると思っていた仕事もなくなってしまう日が来るという危機感を持つようになりました。

齋藤明日香さん

齋藤明日香さん

プロフィール

・氏名:齋藤 明日香

・会社名:株式会社cosoral

・役職名:代表取締役

・職種:WEBディレクター

・簡単な経歴:2006年新卒入社で株式会社ECナビ(現:VOYAGE GROUP)に入社。ポイントサイト「ECナビ」のディレクターとして、企画・運営を担当。その後、アライアンス部門の配属となり、外部提携での新規ウェブサービスやアプリの立ち上げを経験。2018年2月に社内の新規事業プランコンテストで「IT活用による子育て支援事業」を提案し、株式会社cosoralを設立。在職中、3度の育休産休、復帰を経験。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :35歳(1983年生まれ)

・お子様の年齢 :7歳(2011年生まれ)、5歳(2013年生まれ)、2歳(2016年生まれ)

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社cosoralにて、ITを活用した子育て支援事業を運営しております。第1弾として、お子さんが小学校や保育園からもらってくるプリントを整理するためのアプリ「ポスリー」https://info.posly.jp/ を2018年3月にリリースしました。
現在は少数精鋭のチームで運営しているので、私の仕事の内容は、アプリ開発のディレクション、マーケティングからカスタマーサポートなどを一貫して担当しております。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、着替え、メイク
7:20 朝食作りまたは子供たちを起こし着替えを手伝う(朝食作りと、子供の手伝いは日によってパパと分担しています)
7:30 家族五人で朝食
8:00 長女 小学校へ登校
8:20 長男と次女を保育園に送る(パパ担当)
8:20 朝食の片付け、部屋の掃除
8:40 通勤
9:30 出社
16:30 退社
17:30 長女を学童にお迎え
17:50 長男を保育園にお迎え
18:00 次女を保育園にお迎え
18:15 帰宅
18:30 夕飯作り
19:30 子供たちと一緒に夕飯
20:00 子供たちと一緒にお風呂と、長女の宿題フォロー
21:00 絵本の読み聞かせと寝かしつけ

出産して、何が一番変わりましたか?

仕事ができる時間が限られるので、いかに効率よく進めるか、優先順位を常に意識して仕事するようになりました。
プライベートでは、幸せを感じる頻度が多くなった気がします。子供が健康でいてくれるだけでどんなに恵まれているか日々噛み締めています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子育ての実体験から発案したサービスを会社に提案したことで、新会社設立、サービスリリースへと進めることができたことです。今、運営しているアプリ「ポスリー」では、子育てママ向けのアプリのため、自分自身の体験や感じたことをサービスに反映できるのも、楽しいと感じることの一つです。
また育児と仕事を両方していることで、それぞれで大変なことがあったときに、もう片方でネガティブな気持ちを切り替えられることです。

仕事で嫌なことがあっても、3人の子供をバタバタとお迎えしているうちには、そっちの方が大変で、一旦忘れることができます。逆も然りで、育児でストレスが溜まったときにも、仕事でリフレッシュできます。

 

3人の子供たちと

3人の子供たちと

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

育児では、イヤイヤ期の対応です。3人目のイヤイヤ期ですが、毎度手を焼いています。また小学生の長女の宿題のフォローは、時間がなくて大変です。
仕事では、子供の熱の時、急遽予定を変更したり休まなくてはならないことです。

それをどうやって解決していますか?

イヤイヤ期は、時間があれば、なるべく要求を聞いてあげるようにしています。晴れた日でも長靴を履きたいとか、冬なのにサンダルを履きたいとか、子供ならではのヘンテコな要望やマイブームもなるべく受け入れてます。時間がたつとそのうち終わるので。
宿題のフォローは、早め早めに声がけして促したり、ポジティブな声がけで自立していけるようにしています。
商談などキャンセルしにくい予定は、パパの商談の予定と被らないように事前に予定をお互いで共有し、スケジュールを組んでいます。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、子供とのふれあいの時間を大事にすることです。三人それぞれにハグしたり、抱っこして絵本を読む時間はなるべく毎日とっています。
仕事では、「今できることをする」を大事にしています。事業責任者としてはまだまだできていないことも多く、適任ではないのではと不安になることもありますが、焦っても急には成長できないので、今自分にできることを着実に進めようと心がけています

 

3人子育て中の時短ワークでWEBディレクターをしていた齋藤さん。どうして事業を提案しようと思ったのですか?

新卒当時から自分の発案したサービス(特に女性向け)を立ち上げてみたいという思いがありました。しかし、目の前の仕事にいっぱいいっぱいな20代、その後、3度の妊娠期や育休復帰という、子育てとの両立を上手くやれるか不安な中仕事をする時期が続き、自分が本当にやりたいことについてアクションするよりも、与えられた仕事をこなすのみの働き方をしていました。しかし、このままではキャリアは止まったまま年齢だけ進み、与えられると思っていた仕事もなくなってしまう日が来るという危機感を持つようになりました。そのタイミングで人生やキャリアについて考え、今一番やりたい事として、「子育てを支援する」ような事がしたいと思うようになりました。
これまで仕事で培ったWEBディレクターとしての経験と3人の子育ての経験を活かして、「ITを活用した子育て支援事業」が私ならできると思い、事業提案をすることにしました。

 

事業責任者になり、時短からフルタイムに戻した時の心境や、やりくりを教えてください。

事業責任者になったので事業に責任を持ち進めていくという覚悟でフルタイムに戻しました。しかし、子育ての時間はこれまでと変えたくないので、9:30-16:30の時短勤務という働く時間はこれまでのままにしています。

働く時間を6時間から8時間に戻したところで成果にあまり変わりはないと思っているからこのようにしたのですが、変更から半年経った今、特に問題はないと感じています。

 

提案したサービスについて、なぜ始めようと思ったのか教えてください。

3人の子供がいて、それぞれ通っている学校、保育園が異なるため、それぞれがもらってくるプリントがあって、大事な予定の管理ができず困っていました。特に去年から長女が小学校に入学し、もらってくるプリントの量がさらに増えたことで、これはやり方を考えなくてはと検討し始めました。

他の類似のサービスも使ってみましたが、もっと使いやすいものが作れるのではないかと思い、提案してみました。

 

仕事風景

仕事風景

サービスについて教えてください。今後はどのようなサービスにしていきたいですか?

ポスリー」は、お子さんが小学校や保育園、幼稚園からもらってくるプリントを管理するアプリです。スマホで写真を取るだけで、アプリ内にお子さん別にフォルダ分けして管理できるので、お子さんが複数いる方や、習い事などを複数やっている方は、便利に使っていただけるのではないかと思います。

スマホで管理することで外出先やオフィスでプリントを確認し、仕事のスケジュールとお子さんの予定を調整できる点はワーママの皆さんにオススメです。また、提出物など忘れてはいけない期限や予定も、プッシュ通知の設定で教えてくれます。

9月には家族で共有できる機能をリリースしましたので、夫婦でプリントの内容を簡単に共有することもできます。

今後は、もっと便利に使っていただけるようユーザーの皆さんのご意見を聞きながら機能改善を続けて、たくさんの子育て中のママさんパパさんに使ってもらえるようなアプリにして行きたいです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは、プリント整理アプリ「ポスリー」をたくさんの子育て中のママさんパパさんに使ってもらえるようなアプリにしていくことが目標です。
そして、ポスリー以外にも、子育てをもっと楽にするようなインターネットサービスをどんどん産み出していきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

子供が小さかったり、複数いると、仕事にアクセルを踏みにくく、大きな挑戦に躊躇してしまうこともあるかと思います。以前の私がそうでした。

でも、今しかできないことがあるので、そのタイミングを逃さずに、自分が今やりたいことがみつかったら挑戦してみる方が良いと思います。

心配していたことも、案外どうにかなるものです。仕事すると決めたからには、同じ時間を使って何をするのか。これまでの仕事を続けて変化しないのか。

自分のやりたいことに挑戦してみるのか。悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ後者をおすすめします。

インタビューby 椿

2018年10月3日 0 comment
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新kitahara_ayuko2

今回ご紹介するのは、エイベックスの人事でマネージャーとして活躍する北原鮎子さん。
管理職としてチームのメンバーをまとめていく上で、育児の視点が活かされていると言います。また、育児にも仕事の視点を活かし、最近ではキッズコーチングの資格も取得したそうです。そんな北原さんのマネジメント術や、フルタイム勤務を支えるご家族のお話などをお伺いしました!

新kitahara_ayuko2

 

プロフィール

・氏名:北原鮎子
・会社名:エイベックス株式会社
・役職名:マネージャー
・職種: 人事
・簡単な経歴: 2002年に新卒でエイベックスに入社。入社後は、音楽の販売促進部で、所属アーティストの販促を担当。ECや大手レコードチェーン店向けのCD・DVD営業を経験した後、人事に異動。異動当初はWLBプロジェクトの立ち上げ(保育園誘致など)、社食提案など人事以外の業務も行いつつ、現在は採用・研修、制度企画、またグループ会社横断で女性視点を交えて当社の企業課題の解決を目指す女性活躍プロジェクト“nadesico a-project”メンバーも務める。※2014年〜2015年まで育児休業取得。
・居住地:神奈川県
・ご自身の年齢 :38歳
・お子様の年齢 :4歳(2014年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

2018年7月より採用・研修チームのマネージャーとして働いていますが、その他、インナーコミュニケーションや働き方を考えるワークスタイル変革プロジェクトや女性視点を交えて当社企業課題の解決を目指す女性活躍プロジェクトなどにも参画させてもらっています。
マネージャーになって「昇格おめでとう!」と声をかけていただくこともあるのですが、私はあくまでマネジメントは単なる〝役割″だと考えています。もちろんメンバーには方向性は示していくのですが、あえて自分が苦手なことを最初に伝えて「私はみんなより偉いわけでは決してないし、足りない所も山程あるから助けて!」と言ってみんなに助けてもらっています(笑)。チームで何を成し遂げるかかなと。

会社が定時制だった頃は時短勤務をしていたのですが、コアタイムなしの完全フレックスになってからはフルタイムに切り替えました。(※制度としては5時間15分~7時間30分までの6パターンで時短勤務が可能)
以前は、朝子供がぐずっても「間に合わないからごめん!」と言って、無理やり家を出ていたのですが、フレックスになってからは、そういった状況になってもちゃんと子供と向きあってから仕事に向かえるようになりました。月間で所定労働時間をクリアすれば良いので、例えばある日は、16:00に帰って美容院に行き、次の週に足りない分を補うことも出来ます。この変更でかなり時間調整がしやすくなりましたね。非常にありがたい制度だなと思っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床(自分の身支度、プライベートのことも含めて前日の残タスク対応)
7:30 子供を起こして身支度
7:50 朝食(朝食作り、保育園の送りは主人の担当)
8:20 出勤(読書、ネットショッピングなど)
※フレックスなので、日によって時間は異なる
9:00 勤務開始
18:00 退勤(積み残した仕事への対応)
19:00 保育園お迎え→実家
19:30 実家で夕食、お風呂
20:00 入浴、子供との時間
21:00 実家→自宅へ
22:00 絵本読み聞かせ、寝かしつけ
23:00 主人とのコミュニケーション
0:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

やっぱり生活スタイルと価値観ですね。

大きな声では言えないですが、仕事大好き人間だった私が、育休から復職するときに「もうちょっと休んで子供と一緒にいたいな・・・」と感じるようになるとは思ってもみませんでした。

そんな中復職してみて感じたのは、守りたいものがあると、より仕事も育児も頑張れるという事。
限られた時間の中でどのような工夫をしてチームとしてバリューを出していくか、優先順位をつけていくかをより意識するようになりました。やっぱり仕事が好きという価値観は全く変わっていません

プライベートでは自分の時間や夫婦だけの時間はほぼなくなりましたが、愛おしい存在のおかげで全くストレスはありません。出産前まではある程度自分のやりたいことをやりたいようにコントロールしていたので、そのクセで子供についても自分の思う通りに動かそうとしてしまう時があるのですが、「子供は自分のものではなく、自分から切り離された一人の人間である」という事を忘れてはいけないと反省することもしばしば・・・。まだまだ日々勉強です。

あと出産したら、冷え性と花粉症が治りました!これは嬉しい誤算でした(笑)。

エイベックス

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

弊社のCMがTVで流れる度に「あ!ママの会社だ!」とはしゃいでくれるのを見ると、ほっこりしますね。娘の今のマイブームは某音楽番組ごっこ。「ママはおしゃべりする人ね」「ここから出てくるから拍手してね」など細かい指示が飛んできます(笑)

あとは、仕事が育児に、育児が仕事に活かされている気がします。
会社でコーチング研修を担当していた関係で、自分も一緒に勉強させてもらったのですが、これが本当に子育てに役立っています。コーチングという考え方を知らなかったら、きっと一生ティーチングという手法しかしらないまま子育てをしていたと思いますし、子供への接し方も全く違うものになっていのではないかと思います。もちろん子供と大人の接し方は全く同じではないので、改めて子供に対するコーチングを学びたいと思い、先日キッズコーチングの資格も取りました。

仕事側で行くと、普段全く思い通りに動いてくれない子供のモチベーションアップ方法を常に考えているので(笑)、それがチームマネジメントにも役に立っています。子育て同様自分ひとりでは限界があるので、チームメンバーに他のメンバーの様子を聞いたりして、個々がどうしたら主体的に楽しく仕事が出来るか考えていきたいなと思っています。

弊社はエンタメを主に扱っているのですが、実は物事って子供に流行ると世の中でムーブメントになるんですよね。それだったら、例えば今度の新曲のデモを何パターンか聞いてもらって、その中から子供が反応するもの(口ずさんだり真似したり)を選んでリリースする、というような新しいプランニングができたら面白いんじゃないかなと思っていて。こういった観点も、私は子供を持って初めて感じたことなので、コンテンツ制作を生業としている弊社にとっては作り手側の多様性というのは非常に重要だなと思います。弊社ではプロジェクトなどを通じで部署を飛び越えて色々仕事が出来る環境があります。例えば今プロジェクトメンバーであるnadesico a-projectも、「キャリアプランの見える化」、「社員満足度の向上」、「ヒットコンテンツの創出」などを軸に活動しているので、このプロジェクトのどこかで提案してみたいと思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?また、それをどうやって解決していますか?

復職したては上司が気を使って負担をかなり軽くしてくれたのですが、逆に私はそれを「自分はもう必要ないのではないか」と受け取り落ち込みました。1ヶ月くらいは何とかそのままやっていたのですが、このままではモチベーションが保てないと思い、ある日思い切って上司に「迷惑をかけるかも知れないけど、もう少し仕事を下さい」と言ってみたんです。そしたら「え?良いんですか?それは助かります!」と。拍子抜けしましたね。こんな事ならウジウジしてないで早く言えば良かったなと思いました。自分の仕事は自分で取り返さない戻ってこないことを痛感した出来事でした。
それ以来、復職してくるママ社員の上司の方に対して「必要以上に配慮する必要はありません。是非ご本人の志向をうまく汲み取ってあげて下さい」とお伝えしています。

物理的な時間の制約に関しては、復職タイミングで両親に近くに引っ越して来てもらうという飛び道具を使いました(笑)。母が元保育士なので、子育てに関しては日々アドバイスを貰っています。主人と両親が私の仕事を非常に理解してくれているので、海外出張や夜帯の仕事、自己研鑽の為の勉強会参加など、他のママ社員よりはかなりフレキシブルに対応出来る環境なので、本当に有り難いなと思っています。

日頃「仕事に育児に大変だね」と言われるのですが、周囲の多大なるサポートのおかげで、とても充実していて毎日本当に楽しいです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

仕事も育児も全力で!というのはあるのですが、子供と過ごす時間は物理的にどうしても少なくなってしまうので、少ない時間の中でどうやって濃い時間を過ごせるかを意識しています。

あとは、たくさんの人の目で育てること。毎日の実家通いもそうですが、双方の親戚や仲良し家族との交流など、なるべくたくさんの人にあえてお世話になるようにしています。逆に私が友人のお子さん達を見ることもあります。他の親子の関わり方を見ると「そうやってやれば良いのか!」と思うことも多々あり、非常に勉強になっています。

仕事では「自分だからこそ出せるバリューは何なのか」というのは大切にしている部分です。弊社では好きなことを仕事にしている人が多いのですが、そうは言ってもやっぱり働く環境や人が良くないと楽しく仕事が出来ないと思うんですよね。足元の自分のチームメンバー全員が楽しく仕事をすることはもちろんなのですが、人事という立場にもいるのでより多くの社員の方が「明日会社に来るのが楽しみ」と言ってもらえるような会社にしてきたいと思っています。

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家事育児の分担はどのようにされていますか?

基本的に半々。気づいたときに気づいた方がやる、というスタイルです。
結婚前主人はほとんど家事をやったことがない人だったのですが、特にお料理についてはありがたいことにビックリするくらい上達しました。「これどうやって作ったの!?」と思うこともしばしば。盛り付けもものすごくキレイなんですよ(笑)。週末も俺が作ると言ってくれるので、おまかせしちゃってます。
逆に掃除は私の方が得意なので、食事作りは主人で掃除や洗濯は私、というパターンが多いです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

ロールモデルとか大層なことではなく、「北原が出来るなら自分も出来るかも」と気軽に思えるような存在になることと、当社タグライン(企業理念)「Really! Mad+Pure」のように、エイベックスが世の中に「Really!」(マジで!)を発信し続ける集団になることです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

継続することにおいて、等身大であり続けることは非常に重要だと感じています。自分らしさを大切にし、時には周りに「助けて!」と素直に言える勇気を持つことも必要なのではないかなと。まだまだ私自身パワーママとは程遠いですが、こういった特集が組まれないくらい世の中全体がパワーママ化したら素敵だなと思うので、一緒に切磋琢磨していきたいです!

 

インタビュー:柴田広夢

2018年9月27日 0 comment
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髙本さん
髙本さん

髙本さん

プロフィール

・氏名:髙本美知枝

・会社:都内法律事務所

・職種:法律事務職

・簡単な経歴:明治大学法学部卒業後、人材派遣会社にて営業・人材コーディネーター・研修企画運営。約4年の勤務を経て、結婚・転居の為退社。転居先の札幌で長男を出産。3年後、再び東京へ転居。その後、育児中にしていた法律の勉強を活かすため、法律事務所にて勤務。次男・長女の出産・育休を経て現在に至る(在籍10年目)。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :42歳、1975年

・お子様の年齢 :長男 13歳(2005年)・次男 9歳(2009年)・長女 7歳(2010年)

・ワークスタイル:フルタイム(9:00-17:30)で勤務。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 民事事件と刑事事件を扱っている事務所で、裁判所や依頼者とのやりとり、書面作成等弁護士のサポート業務がメインです。また、司法書士の勉強をしていたことから、登記申請業務(商業登記・不動産登記)にも携わっています。風通しの良い事務所なので、のびのびと勤務しています。社会と法律との関わりを肌で感じることが出来る業界なので、知っていた方が良い法律等を、時には自分の生活でも参考にしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4:30~5:00 起床。洗濯・お弁当作り・読書。とても貴重な自分時間。

6:00 家族全員起床。朝食(朝食は主人が準備)。

7:10 長男と主人が通学通勤。

7:35 次男と長女が通学。

7:50 自分も通勤。

9:00 始業。

17:30 終業。

18:40 学童へ次男と長女をお迎え。

19:00 帰宅。その後、次男と長女の宿題チェック(宿題は学童でやってきています)。学校からのそれぞれの配布物を確認。

19:15 入浴。

19:30 夕食支度開始。

19:50 夕食。

21:00 次男と長女が就寝。

21:30~22:00 長男と自分が就寝。

※主人は21:00~22:00頃に帰宅してくることが多いので、夕方からはワンオペです。

出産して、何が一番変わりましたか?

時間の概念が変わりました。特に、年子の次男と長女が小さい頃は、一日24時間あっても足りないくらいで、毎日がバタバタと過ぎ去っていきました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児と仕事は、どちらも大事で両輪だと思っています。どちらかが欠けていたら、私の人生は成り立っていません。それから、詳細は後述しますが、子どもの中学受験のサポートにおいても、自分が仕事をしていたことにより、子どもに干渉しすぎずにやれたのではないかと思っています。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

3人の子供たち。そして、下の2人は年子。主人の帰りは遅い。両親は遠方(北海道)。さらに、子ども達が小学生以上になってくると、PTAという組織との接点も。全部ひっくるめて、大変だなと思うことがあります。

それをどうやって解決していますか?

根本的な解決というわけではありませんが(笑)、人間追い込まれたら(?)できるもので、必然的に限られた時間で効率良く動くことができるようになり、自分のキャパシティが風船のように膨らみました。まだ現在進行形ではありますが。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、自然体でいることを大事にしています。いろいろな本に書いていることは確かに勉強になり、参考にすることもありますが、「●●であるべき」を実践しないことにより、自分にストレスをかけないようにしています。自分に甘いといえばそれまでですが(笑)

仕事では、効率を大事にしています。限られた時間内で効率的に正確に仕事をすることを心掛けています。効率は3人の育児で培ったことでもあります。

髙本さん3兄弟(保育園&学童へ)

髙本さん3兄弟(保育園&学童へ)

3人のお子様の育児とお仕事の両立をされながら、長男のお兄ちゃんがトップ校に合格。中学受験をするにあたっての苦労と乗り切る工夫を教えてください。

 今春、長男は第一希望の学校に合格し、進学しました。私にとってもはじめての中学受験でしたが、我が子が多感な時期、知的好奇心を満たしてくれる環境で過ごせることとなったことに感謝しています。

 でも、実は、当初は中学受験を考えていませんでした。私も主人も中学受験未経験者で学校の情報に疎かったからです。きっかけは、4年生の11月に学童の先生が、長男の為に全国統一模試を申し込んでくれたことです。その時に、長男となりたい将来像について話し合い、調べてみたところ、多くの学校がある東京では中学受験が有利な点もあるなと思い、とりあえず通塾してみることになりました。その後は、塾というプロに任せていました。

  • 苦労したこと

  1. 塾弁。朝、お弁当を作って冷蔵庫に入れ、塾に行く前に自分で電子レンジにて温めてもらい持参してもらいました。6年生になると、土日を含めてほぼ毎日お弁当でした。ただし、結局、中学校もお弁当なので、塾弁のおかげでかなり鍛えられました。
  2. 小学校の宿題との両立。なかなかの課題でした。特に6年生になってから、平日の夜に学校の宿題をするのは通塾や塾の宿題とのバランスで難しかったので、朝、通学前に終わらせるようにアドバイスしていました。ただし、自分で調べてから記載するような新聞作成の宿題が、結構な頻度で出されていたことについてはかなり大変でした。というのも、長男は妥協を許さないタイプだったので、新聞作成も丁寧に頑張っており、その結果、時間が足りないと嘆く事態に。要領を教え、他との時間のバランスを考えてと説得するのが大変でした。
  3. 下の兄弟たち。通塾し始めた頃、下の兄弟たちは就学前の保育園児。なかなか騒がしいお年頃です。長男は、はじめのうちはリビングにて勉強していましたが、すぐに限界がきたので、リビングから一番遠い部屋を長男の部屋としました。受験の2か月位前には、長男が自宅にて勉強している間、せめてアニメはつけないようにと、下の兄弟たちに説得していました。
  4. プリントの整理。塾から持ってくる膨大なプリント。整理下手な長男なので、重要なプリントを紛失してしまうという事態に。本当は整理整頓については自分でしつつ勉強するのが良いとは思いつつ、あまりの事態に受験の時期だけという限定で、プリントの整理を手伝っていました。
  • 工夫したこと

当時「特に意識して工夫していた」というよりは、「もしかしたら、これが良かったかもしれないな」と思うことを羅列してみます。

  1. さりげなく良質な雑誌や本を置いておく。もともと長男が図鑑好きだったこともあり、ニュートンやナショナルジオグラフィック等良質な雑誌や本をさりげなくリビングに置いていました。そして、その中で長男が興味のある雑誌等があれば、自分から進んで見るようになっていました。そのまま生物好きになりましたので、少しは知的好奇心を刺激できたのではないかと思っています。
  2. 勉強を強要しない。そもそも、無理やり勉強してほしいとは思っていなかったのと、塾が本人のモチベーションを上げてくれていたので、家では勉強を強要する発言はしませんでした。
  3. 模試の成績が下がっても叱らない。成績が上がったときは一緒に喜び、成績が下がったときは本人に対策を考えてもらっていました。当然ですが、勉強する主体は子ども。親自身が熱くなりすぎず、無関心にはならない程度に本人が取り組んでいることを把握しておくことが大切なような気がしていました。また、仕事をしていたことにより、子どもの勉強の動向に入り込みすぎなかったことも良かったような気がします。
  4. 本人が困ったときはアドバイスをする。約1年遅れで入塾した為、通塾したばかりのときは塾の宿題がうまくこなせませんでした。そこで、TO DO リスト を一緒に作って、時間の使い方のアドバイスをしました(その後すぐに、自分で感覚的に勉強のペースがつかめたようで、リストの活用はなくなってしまいましたが。)。その後も、勉強の内容面については塾にお任せしていたので、私の方では長男が時間の使い方に困ったとき、スケジューリングのアドバイスをすることが多かったです。
  5. 遅くとも22:00には就寝。まだ小学生ですし、きちんと睡眠をとることは大事だと思います。
  6. 塾に任せる。塾は勉強のプロなので、勉強面は全てお任せしていました。私が勉強を見ることはなかったです(見ることができなかった、というのが真実かもしれません。)。また、塾に対して疑問に思ったことがあれば、直接塾に聞いて解消するようにしていました。塾の先生とコミュニケーションが取れていたのも良かったと思います。塾にはとても感謝しています。
  7. 親が大きくかまえる。根拠があったわけではないのですが、なんとなくできるような気がして、大きくかまえていました。そのせいか、本人もプレッシャーに感じることなく勉強ができたように思います。受験が終わった直後の本人の言葉で印象的だったのは、「試験は全然緊張しなかった。」「受験っぽさを感じないうちにおわっちゃった。」でした。また、自己肯定感について書いている本もありますが、受験直前はこの自己肯定感が大きく作用したように思います。本人の努力に基づく「できる」という気持ちは、本番で十分に力を発揮できる原動力になったような気がします。
  8. 良きライバルがいる環境。工夫したことではないのですが、塾で良いライバルに恵まれ、楽しく通塾できたことに感謝しています。

これから中学受験を控えている、検討している読者も多いので、ぜひメッセージをお願いします。

中学受験という観点でいえば、東京はとても特殊な環境だと思います。長男が通っていた小学校では約3割が地元の公立以外の中学校に進学しています。小学生の通塾率も高いと思います。そんな中、共働きで中学受験なんて大丈夫かな?と思われる方もいらっしゃると思います。私自身も手探りで終えた中学受験でしたが、仕事で培ったこと(効率的にスケジューリングする等)が役に立つことがありました。大変でないとはいえませんが、きっと読者の方々であれば私よりももっと上手に乗り越えられると思います。

髙本さん下の兄弟たち

髙本さん下の兄弟たち

今後の目標やプランを教えて下さい!

頓挫してしまった勉強の復活など、自分磨きをしたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

たった一例なのに偉そうに書いてしまって恐縮です。当然、中学受験を選択せずにうまく子育てをされている方もたくさんいらっしゃると思います。中学受験を推奨しているわけではないことはご理解いただけると幸いです。

ただし、共働きで中学受験を検討されている方にとって、我が家のお話が少しでも参考になるようでしたら、とても嬉しく思います。最後まで読んで頂き、有難うございました。

インタビュー by 清水美央

2018年7月27日 0 comment
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今回のパワーママは、3人のママでありながら本業では営業企画のお仕事をこなし、副業ではハーバリウム教室を主宰する阿部 淑惠さん。
阿部さんの勤めるソフトバンク コマース&サービス株式会社では働き改革が進められていて、ご自身もスーパーフレックスやテレワークといった制度を利用。さらには昨年解禁されたという副業にも挑戦。そんな阿部さんの先進的な働き方や子育てについてお聞きしました。副業につながったというハーバリウムの講師の資格のお話も伺いました!

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プロフィール

氏名:阿部 淑惠(旧姓:藤井)
<本業>
・会社名:ソフトバンク コマース&サービス株式会社
・職種:営業企画
<副業>
・協会名:日本ハーバリウム協会
・役職名:認定講師
・教室情報:Lucia

・簡単な経歴:
2002年 入社
2002~2007年 法人営業
2007~2016年 法人営業企画
2016~現在 コンシューマ事業 事業推進 (人事・総務チーム)
2018~現在 副業:日本ハーバリウム協会 認定講師
・居住地:東京
・ご自身の年齢 :35歳(1982年生まれ)
・お子様の年齢 :10歳(2007年生まれ・娘)、5歳(2013年生まれ・息子)、8ヶ月(2017年生まれ・息子)

・ワークスタイル
<本業>
フルタイム、スーパーフレックス &テレワーク(月の半分未満)
(※スーパーフレックス=コアタイムのないフレックスタイム制)
<副業>
ハーバリウム認定講師活動(ハーバリウム教室、ワークショップ、販売)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ソフトバンク コマース&サービスでは、働き方に関するスローガンとして「Smart & Fun!」を掲げており、ITやAI(人工知能)を駆使して、全社員がスマートに楽しく働くことを目指しています。このスローガンに基づき、「働き方改革(Fun)」「業務改善(Smart)」「人事」「総務」関連の仕事を主にしています。

働き方改革部分では、スーパーフレックス・テレワークの導入で時間をより効率的に使って働くことを目指しています。
例えば、40分の子どもの授業参観で今までは全休または半休を取得しなければならなかったのが、テレワークとスーパーフレックスの制度を組み合わせることで、約1時間の中抜けで終わらせることができます。繁忙期の忙しい時期は、メンバーも本人もHappyですよね。育児以外でも通院や私用、営業帰りに帰社しなくても自宅や外出先で業務をすることができれば、移動時間の短縮にもなり、満員電車のストレスも軽減されます。また、テレワーク部分については「BCP 」対策でも非常に重要だと考えています。(※BCP=Business continuity planning(事業継続計画))
一方で、制度ができたばかりですので使い方がわからず使用できてない方がいるのも現状です。皆さんの声を聞きながら、「いつでも、誰でも」取得できる働きやすい環境作りを目指す部署に所属しています。

また、「働き方改革」には「業務改善」部分が非常に重要です。業務の効率化や改善をしなければなりません。今まで何時間もかけて作業をしていた業務を数分にすることができれば、空いた時間に新しい仕事を企画することもできます。スマートに楽しく働くことで、モチベーションも上がり、より今の仕事を好きになって欲しいと考えています。他の方の見本になれるよう、私自身が掲げられている働き方を意識しながら日々努力しています。

2017年10月より副業解禁となったため、ハーバリウム認定講師の資格を取得し自宅でハーバリウム教室を開催しています。
休日は地域の方と触れ合うことができ、子どもたちにも新しい友達ができます。育児をしているとなかなか自分の好きなことができないという考えがあったのですが、「やりたいことをやってみる」ことが自分のモチベーションアップ+成長のためにも非常に重要だと感じました。
日々の生活を楽しく過ごすベースに家族と仕事があり、双方充実することで向上心が高まり「仕事も家事も、育児ももっと頑張ろう!」という気持ちになります。

 

1日のスケジュールを簡単に教えてください。

■平日
5:30 起床
7:15 仕事スタート(※朝の家事&子どものことは主人にお任せ)
16:00 お仕事終了(※残業がなければ)
17:00 保育園お迎え
17:30 帰宅(※夜の家事&子どものことは私。平日の夜は主人には自由にしてもらっています)
18:00 子どもたちとお風呂&夜ご飯
20:00 長女のお迎え
20:15 長女夜ご飯&次男寝かしつけ
21:00 長男(寝かしつけ)
22:00 起きた次男と遊ぶ&長女の宿題チェック
23:00 次男の最終寝かしつけ
24:00 就寝

■休日:副業日
AM:家の掃除、料理、買い出し(1週間分の食料)
(※休日の空き時間は私が自由にさせてもらっています)
PM:ハーバリウムレッスンor家で過ごすか長女、長男とお出かけ
(※次男は小さいので家で主人とお留守番)

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出産して、何が一番変わりましたか?

責任感の意識が変わり、この子どもたちを育てるために、私がしっかりしないと!と思うようになりました。
仕事では、「限られた時間で求められている以上のパフォーマンスを出すためにはどうしたら良い?」と常に考えるようになりました。私の中では「スキルUP・業務効率・納期」に特に重点をおいています。子どもがいるからできない、風邪をひいたから納期が遅れてしまうなどは、「理由にならない」と私は考えます。いただいた仕事、設定していただいた目標と納期に合わせ、逆算しスケジュールを設定する。できない、間に合わないのは、自分のスキル不足。何を改善すれば良いのか、どうやったらできるのかを考えわからなければ上司に相談する。出産する前は意識せず仕事をしていたのですが、働ける時間が限られているからこそ、自分の成長がとても大事だなと実感しました。「できないことなんてない、最後まで諦めずに考えれば必ずできる!」と思っています。もちろん失敗も沢山します。ですが、失敗したらまたやり直します!

また、子育ては夫婦だけではできません。友だち、ママ友、上長、会社のメンバー、会社のおやおや倶楽部のスタッフ、ご近所の方、地域の方、保育園の先生、学校の先生、塾の先生、シッターさん、病院の先生などなど沢山の方に助けられ、協力していただき成り立っています。子どもが体調を崩したときに心配してくれる会社の皆さまにも本当に感謝をしています。まったく予想がつかなかった1人目と比べ、子どもが増えるたびに子どものペースがわかるようになりました。今では、何があってもそんなに焦ることはないです。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

3人の子どもたちが並んで寝ている姿を見ると、癒しでしかありません。子どもが楽しそうに遊んでいて、不安なく家で過ごしている姿をみることで明日からもっと仕事頑張ろう!という気持ちになります。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

1人目の時は右も左もわからず本当に大変でした。
高熱が2週間に1回出る子でしたので、夜間小児で数時間待ちの状態も多々ありました。子育て情報もなく、ママ友も少なかったのでほぼ1人で育児をするしかない状況でした。仕事と育児の両立も手探り状態で、スケジュールを立てることもなくがむしゃらに生活していました。友人が楽しそうに遊んでいる姿がSNSに投稿されると悲しくなってしまったり、仕事が思うようにできないもどかしさ。フルタイムで働いていたので、「子どもが可哀想」と言われる辛さ。あまりに何もかもうまくいかず、子どもが風邪をよく引くのも自分のせいだと思い込み、病院の先生に泣きながら相談したこともあります。「私が仕事を辞めればいいんですか?」と聞いた時の、病院の先生の言葉が忘れられません。
「免疫がないんだから何しても風邪引く子は引くわよ。子どもがいる女性を正社員で雇ってくれるとこなんてあまりないんだから、辛くてもしがみつきなさい!子どもがよく風邪を引くのなんて最初の1~2年だけなんだから。走り続けなさい。」

 

それをどうやって解決していますか?

今では、1人で頑張ろうと思うのではなく沢山の人を頼っています。辛い時に主人も仕事中だったら、ご近所さんに助けを求めれば良いやくらいの気持ちで育児をしています。ただ、求めるだけではなく自分も何かあったときには助けます。夜間小児については主人が務めている会社の「キッズドクター」というアプリがリリースされてから本当に楽になりました。他にもママ友やシッターさん、病後児保育の先生などにも心から感謝しています。
また、家事は完璧にするのではなく、作れない時はお弁当でもいいよと言ってくれる主人にも感謝していますが、節約もしないといけないので休日に作り置きすることが多いです。
日々、忙しいと思われがちですが「隙間時間」が必ずあるので、その隙間時間をどう使うかを常に考えて行動しています。「隙間時間」ができた時がチャンスです!その時間に「やりたいこと」を終わらせます。

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらにも言えることですが、「人と人とのコミュニケーション」です!
私のことを信頼してくれるから、仕事を任せてくれる。そして、信頼をしてくれるから「もっと頑張りたい!」と思えます。育児においても、信頼しているから子どもをお願いすることもでき、逆に信頼してもらっているのでママ友に何かあったときに我が家で助けることもできます。そのためには、日々のコミュニケーションがとても大切だと考えています。

 

ご家族との家事育児分担についてはどうされていますか?

主人との家事育児分担については、2人ともその場で言われることが苦手なタイプなので、年間の家事・育児のタスク表を作り分担しています。分担については、タスク表を作ったときに話し合い、タスク表に記載がないことをする場合は要相談ですが、だいたいのことはタスク表に記載があるので、これってどっちだっけ?と思ったときはタスク表を見るようにしています。

 

会社で副業が解禁になり、副業をスタートしたとのことですが、始めたきっかけについて教えてください。

産休中にハーバリウムの資格を取得したことがきっかけです。子どもと一緒に自宅で作れないかな?と思い、資格を取得しました。当初は自分で作るのみの予定でしたが、子どもがいる我が家でベビー連れでも対応できる教室を開き、ご近所の方や赤ちゃん連れの方が気楽に楽しめる場の提供をしたいという思いがありました。

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副業のハーバリウム教室についても教えてください!

所属している協会「一般社団法人 日本ハーバリウム協会」のミッションにある、「女性の成長とより充実感のある生活の提供」という思いに心が惹かれました。
認定講師の資格取得にいらっしゃる女性の方は皆さん、「ワクワクし希望をもって」お帰りになります。カフェでお友達とワークショップを考えたり、販売、または美術の先生などはお子様向けに何かできないかな?など、自分で考えるきっかけになります。何かのきっかけ作りのほんの少しのお手伝いしかできませんが、お手伝いができたらとても嬉しいです。

 

今後、その取り組みを通して、どうしていきたいと考えていますか?

会社を定年退職した後の夢ですが、「近所の働くママの役にたつ場を提供したい」という思いがあります。お母さんの帰りを一人で待つお子さんに対して、今の生活では平日に余裕がないですが、余裕があれば「我が家で待っていればいいのに」と思うことが多々あります。会社を定年退職したら、親が帰ってくるまで子どもたちが安心して過ごせる場所を我が家で提供できればと考えています。「あそこの家なら安心だよ」という安心感を少しずつ作りたいです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

現在、とても楽しく、充実した日々を送らせてもらっています。仕事においては微力ですが会社に貢献できる人材になれれば・・・と思っています。周りの方との信頼関係・コミュニケーションを大事にして、子どものお手本になれるよう、笑顔で毎日を過ごしていきたいです!

 

最後に、メッセージをお願いします。

社会人になり、定年を迎えるまで約40年。初めての育児と家事の両立で途方に暮れるくらい疲れ切ってしまうこともあると思います。ですが、子育てにかける時間は働く間のたった数年で、必ずあっという間に「最後のとき」がきてしまいます。1日1日が大切な時間で、気づけば自分の手から巣立ってしまいます。育児と仕事の両立は、他の人と比較せず、自分がどうしたいかが一番大切です。
時短勤務・フレックス・スーパーフレックス・テレワーク・フルタイム勤務など、沢山の働き方がある中で自分自身に合った働き方を見つけ、自分自身が自信を持って子どもと向き合うことが大切だと思っています。「育児をしながら働く」と考えた時点で、もう立派な「ワーキングマザー」です。

いつも協力してくれる皆さま、家族、上長、会社のメンバー、ママ友には感謝の気持ちでいっぱいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

インタビュー:柴田広夢

2018年7月20日 0 comment
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今回ご紹介するのは、ニューヨークで幼児教育のスタートアップを立ち上げ、経営する中澤英子さん。
元々はソニーでお仕事をしていた中澤さんがなぜアメリカで起業することになったのか?!
また教育熱心なママが多いというニューヨークでの最新の子育て事情についても伺いました!

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プロフィール

・氏名:中澤英子 (なかざわえいこ)
・会社名:Dearest, Inc
・職種:Founder & CEO
・簡単な経歴:慶應義塾大学法学部卒業後、ソニー(株)に入社し、営業、海外マーケティング、海外新規事業立ち上げなどを経て、スタンフォード大学にて経営学修士を取得。2011年にニューヨークのソニーアメリカに赴任。2015年にダイニングアプリの会社をコロンビア大学のインキュベーターで起業。2016年12月にDearestを起業。
・居住地:アメリカ、ニューヨーク
・お子様の年齢:2歳半
・ワークスタイル:フルタイム

 

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

Dearest (www.dearest.io)という幼児教育のスタートアップをニューヨークで経営しています。0−8歳児を対象に、幼児教育に特化した少人数制のクラスや保育を提供しています。現在約300人の先生達とともにマンハッタンで暮らすご家庭をサポートしています。また、データや最先端の研究を活用し、子供達が将来活躍する際に必要となる力を育成していくことを目標にしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

8:30  息子と同じ年齢のフランス人の女の子と、先生兼保育士さんが家に到着するのを待ち、出社。
保育士さんが、2人を公園、図書館、美術館などに連れて行ってくれます。また、Dearestの音楽、アート、幼児教育の専門家の先生が家に来てクラスを開き、その際には近くに住むお友達も参加しています。

9:00 オフィスに到着。
小さなスタートアップなので、マーケティング、開発、営業、人事、財務、経理まで、ほぼ全ての活動にハンズオンで関与しています。また、関係者が多く、スタッフ、先生達、社外のメンター、投資家、提携会社の方々と打ち合わせをしている間に1日が終わります。

19:00頃 帰宅。(イベントや会食がない場合)
夜は可能な限り家族みんなでご飯を食べ、子供と本を読んだり遊んだりしてからお風呂に入れて、寝かせます。その後、残った仕事を片付け、就寝というスケジュールです。

 

 出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

今まで以上に機会損失を意識するようになりました。子供との時間は私にとって大切なものであり、敢えてその時間を別のことに使うのであれば、自分にとって意義のあること、大きな価値を生み出すこと、本当にやりたいことに割きたいという気持ちが強くなりました。

 

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ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

今は、夫の方が家事と育児の負担が大きいと思います。子供がいるライフステージで起業をするということは、家族全員に負担がかかることであり、夫の理解と助けが不可欠だと考えています。夫は、資産運用の仕事をしていて、最近も出版http://www.tomonakazawa.com/book.htmlしており、彼も仕事と家庭の両立に日々奮闘しています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

海外から移住したばかりで、子供が幼稚園に馴染めず苦労していた母親から相談を受けました。先生達と相談し、その子に合ったプログラムを提供したところ、徐々に自分に自信を持ち、楽しんで幼稚園に通うようになりました。その母親からは、心のこもった感謝のメールを頂き、社内で共有したところ、その内容に涙するメンバーもいました。起業家ワーママとして、育児と仕事を両立するのは本当に大変です。それでも、こういった形で一人一人の子供にインパクトを与えることができる今の仕事に、大きなやりがいと手応えを感じています。

 

 育児&仕事をしていて一番大変なことは?

どうしても子供と過ごす時間が限られてしまうので、色々な場面で罪悪感を感じることがあります。息子は、人前でシャイになってしまうことが多く、自分が注ぐ愛情が足りないからなのではないかと悩んだこともあります。生後5年間で、脳の9割が形成されるという研究もあり、自分がしてあげられていないことばかりに目が行きがちです。また、それが仕事で成果を出さなければいけないというプレッシャーにもなっていると思います。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

アメリカでは、Mother’s Guilt(母親の罪悪感)という言葉がよく使われます。様々なライフスタイルのママ友の話を聞いていても、それぞれが自分なりの罪悪感と戦っているのだと感じます。おそらく愛情が深いからこそ、「もっとしてあげたい」という気持ちが強くなるのだと思います。それを理解した上で、出来なかったことに執着せず、一緒にできたことや息子の成長などポジティブな面に目を向けるように心がけています。

息子が大人になる未来には、技術の進化により、人間に求められるスキルが大幅に変化すると考えています。そこで、機械にはできない価値を生み出していくためには、リスクをとって新しいことに挑戦したり失敗を乗り越えていく強さが不可欠になると思います。そんな中、息子にとってはポジティブ思考を持ったチャレンジャーママでいたいと思っています。

 

子育てをしながらNYで起業するというのはとてもハードルが高く感じてしまうのですが、大手企業を辞めて起業するに至ったきっかけ、経緯について教えてください。

ソニーでは、やりがいのある仕事を任せていただいていたので、不満はありませんでした。ただ、社内の留学制度でスタンフォードの大学院に行き、ゼロから新しい事業を創り上げている起業家達に出逢い、いつか自分も起業したいという気持ちが芽生えていました。留学後、ニューヨークに赴任し、その思いを実現すべく、現地の友人と一緒に週末を使ってビジネスプランを練っていたところ、コロンビア大学のインキュベーターに選ばれました。散々悩みましたが、起業したいという思いが勝り、辞める決意をしました。1社目は、レストランアプリの会社でした。あまりうまくいかず、ビジネスモデルのピボットを考えていた時期に息子が生まれました。生まれてすぐに預ける先が必要だったのですが、ニューヨークでのデイケアやナニーの質に愕然とし、自分のように働き続けたい親達が安心して預けられる、幼児教育の専門家達を集めたサービスが必要だと考えました。調査を重ねた結果、大きなビジネスチャンスにもなると確信し、2社目のDearestを一人で起業しました。

 

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教育熱心なニューヨークのママ達が今特に高い関心を持っていることは何だと思いますか。

特に熱心な親達の間では、今まで人気があったモンテッソリーやレッジョのような伝統的なアプローチから、子供の興味を中心にした学び方を尊重するプログレッシブなアプローチにシフトしていると思います。興味を持ったことについて調べたり、問題を提起して解決方法をデザインしたりするためのスキルの育成、マインドフルネスやグロースマインドセット等への関心も高まっています。

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

幼児教育の仕事をしていて、改めて、子供達の個性の強さ、そして学び方や興味の持ち方の幅広さを実感しています。忙しく働きながら子育てをする過程で、私も含め、他の人と比較して焦ることや罪悪感を持つワーママは多いと思います。しかし、幼児期には、平均値をとった尺度はあまり意味を持たず、一人一人に最適な学び方やペースがあると考えます。また、働くママだからこそ子供にしてあげられていることも沢山あると思います。アメリカでは、小さい頃にワーママに育てられた娘の方が、そうでない女性よりも仕事の収入と地位が高いという興味深い研究結果も発表されています。男女平等に近づく未来に向けて、日々仕事と家庭を両立しているワーママの皆様に刺激を受けながら頑張っていきたいと思っています。

また、ニューヨークにお越しの際、ベビーシッティングやクラスにご興味がありましたら、お気軽にこちら(eiko@dearest.io)にメールください。ワーママトークをさせて頂けるのを楽しみにしております。

 

インタビュー:小泉加奈子、構成:柴田広夢

2018年7月4日 0 comment
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今回ご紹介するのは、新幹線の運行管理を扱うシステムエンジニアの中村 美沙子さん。
元々、夜勤などもあるハードな部署で勤務していたそうですが、育休後も同じ部署に復帰。社内試験を受験し、昇進。現在はプロジェクトチームのリーダーとしてチームを率いていらっしゃいます。
とにかく、「できるかな」「やりたいな」と思ったらまずやってみる、悩みや問題は気づいたら乗り越えていることが多いという中村さん。
復職後の不安とどう向き合ったのか、キャリアアップを目指した理由、管理職としての心構えなど会社勤めのママが気になることをいろいろお伺いしました!

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プロフィール

氏名:中村 美沙子
会社名:株式会社JR東日本情報システム
職種:システムエンジニア
簡単な経歴:大学卒業後、システムエンジニアとしてJR東日本グループのIT会社に入社しました。システム運用を2年経験後、新幹線システムを扱う開発部へ異動に。異動先の部署が忙しい時期だったこともあり、終電で帰宅したり、夜勤が続く毎日でした。結婚したものの生活は変わらず、子供ができたらこの職場では働けないかもと考えていました。その後、2009年~2011年に産育休を取得。私自身は開発部で仕事を続けたかったことから、仕事に充てられる時間が減るのは覚悟で同じ部署で復帰しました。現在は15名程度のプロジェクトチームのリーダーを担当しています。
居住地:東京都
ご自身の年齢:36歳(1981年生まれ)
お子様の年齢:8歳の男の子(2009年生まれ)
ワークスタイル:フルタイム(フレックス)勤務。夜勤や出張もあり。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

JR東日本が運行する新幹線の運行管理システムの開発・運用を担当しています。
北陸新幹線金沢延伸や北海道新幹線新函館北斗開業プロジェクトなどにも携わりました。
「システムエンジニアです」というと、PCに向かい黙々とプログラミングをしているような仕事?と想像されるかもしれませんが、そんなことは全然ありません。関係者とコミュニケーションをとり、実現したい要件をどうやってシステムへ落とし込んで行くのか、どうすれば品質の高いシステムを構築できるのかを議論・検討していくことがメインの仕事です。

プロジェクトリーダーを担当するようになってからは自分が手を動かすのではなく、チームを支えてくれているみんなが動きやすく、働きやすくなるように、誰に何をお願いし、どうフォローしていくか、日々考えています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4:30  起床、掃除・勉強など。貴重な朝の自分時間です
7:00  家族を起こす
8:00  子供が登校、自分も家を出る
9:00頃  始業。忙しい時は早く出社することも
18:00   終業。会社を出る
19:00   学童へお迎え(最近一人で帰ってくることも多くなってきました)
19:30頃 夕食後、子供の宿題を見たり、お風呂に入ったりします
22:00   息子と就寝
時には夜間勤務や出張もあり。飲み会もあり。そんな場合は夫にお願いしています。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

人とあまり比較しなくなったように思います。
それまでは仕事もプライベートも自分のことで精一杯でした。常々人と比べて、自分は○○がない・・・と落ち込むことばかり。自分のことばかり気になっていたんだと思います。

ところが、子供が生まれて生活が一変します。
赤ちゃんってすごいですね、全身で全てを預けてくるので、初めて他人の全身全霊のわがままに真剣に付き合ったという感じです(笑)
何もかも頼ってくれる子供がそばにいてくれることで、この子の親はなんでもない自分なんだなあと実感。気づいたら人と比較することが減っていました。

子育てを通じて私も育ててもらったのですね。

 

今のお仕事にママの目線が役立つことはありますか?

仕事は一人でできるものではないので、チームの一人一人の個性と向き合う必要があります。
たくさんの案件がある中でメンバーの個性に合わせてアサインしていく、フォローしていく、
そういうのってどことなく子育てと似たところがあるように思います。
私自身感じるんですが、周りの人からフォローされているというのはとても力強いエールになるもの。なので、私自身が周りの人をフォローしていきたいと思っています。
子育てを通じて私自身の考えが「自分が自分が」から「全体としてどうするか」、と一歩引いてみることができるようになった気がしますし、
この一歩引いてみるという視点は仕事に役立っていると感じています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

世界が広がりました。
それまでは仕事8:家庭2で全部という感じだったのですが、新たに育児というファクターが加わることで、また違う世界もあるんだ、と気づくことができました。

他にもあるんじゃないかと気づけたことで、色々なコミュニティに顔を出したいという気持ちにもなりました。
実際、子供がいなかったら例えばワーママのコミュニティに興味は持たなかったと思うんですよね。

知ることで世界が広がる、実際に行動してみて色々な方と知り合える。
仕事も育児も私にたくさんの人とつながる機会を与えてくれます。

 

そう言えば、休職前に所属していた忙しかった部署への復帰、不安はありませんでしたか?

社内には既に何人も開発部で復職され、活躍されているワーママがいたことを知っていたのは心強かったです。
強がりなところがあるので、「あの人、子供がいるから」と手加減されるようなワーママにはなりたくないなとぼんやりと思っていました。
上司との面談で生産性が高いと言っていただき、嬉しかったことも覚えています。

目の前のできることをやっていたら、「復職前の不安なこと」は起きませんでした。

そもそもどんなことが不安だったのか今は思い出せないほどです。
子供は健康でいてくれたし、夫もたくさん協力してくれました。
復職した時休職前の担務と変更になったのですが、そこをハンディキャップに思わなくて済むくらい、チームがサポートしてくれました。環境には感謝しかありません。

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育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・保育園時代と最近(小学生2年生)では大変なことの質が変わっているように思います。
今は子供の友達づきあいにどこまで合わせてあげられるか、が大変なことでしょうか。
基本的に放課後は学童に毎日行かせていますが「放課後に友達と遊びたい」「学童飽きた」ということがよくあります。
友達と遊ばせてあげたいけど、仕事なんだよね…と心苦しく思いますし、我慢させてしまっているかな、って思ってしまいます。同じクラスのママと仲良くなり、助けてもらっています。

・仕事では・・・覚悟はしていましたが、時間がないのが一番の悩みです。
お客さまとの打ち合わせが長引き、途中で退席せざるを得ないこともあります。運用場面ではトラブル時の呼び出しでその場にいけないことも多いです。
できるだけ備えておくしかありませんが、正直、悔しく気持ちの折り合いがつかないときもあります。
備えとしては私が今、何をしているのかをなるべくオープンにし、それを普段からチームメンバー、関係者の方々と共有できるような関係性を築いておくことが大切だと考えています。
それでもやっぱり時間がないのが現実ですが、このような働き方を選んでいるのは自分です。
まずは感謝する。そして誠実に恩返しさせていただく。これしかないと思っています。

 

それをどうやって解決していますか、もしくはしていこうとしていますか?

育児も仕事もですが、全部一人でやろうとしない、人に頼る。が解決策の1つだと感じています。
子供が生まれるまで私は気持ちだけは完璧主義で、人に頼るなんて格好悪いとさえ思っていましたが、違うんですよね。
お互い持ち寄って助け合ってもいいんだ、その方が良い結果になることがあるんだと気づきました。

また、悩まない、できること、やりたいことをする、というのも方法だと思います。
育児休職から復帰して半年くらいたった頃でしょうか、上司が「そろそろ夜勤いけるか」と聞いてくれました。
この時、「あ、そっか、私一人前のメンバーとしてチャンスが与えられているんだ」って思えたんですね。
育児を言い訳にしない、一人前の結果を出すと決めて行動できるようになりました。新しいことにチャレンジしたくなり、社内試験も積極的に受験しました。

とにかく、「できるかな」「やりたいな」と思ったらまずやってみる、悩みや問題は気づいたら乗り越えていることが多いです。

 

社内試験を受けて積極的にキャリアアップを目指したとのことですが、どうしてですか?

2年弱休職して復帰すると、社内の昇進制度が変わり試験制度になったと上司から説明を受けました。
よくよく聞いてみると同期と自分では級が違うというではありませんか!
持ち前の負けず嫌いが発動し、子供がいるとかいないとかそういうことは忘れて昇進試験を受験しました。結果、復職2年後にはサブリーダーに登用していただきました。

 

キャリアアップしていくことで、働き方は変わりましたか?

変わりました。
働き方というよりは、考え方が変わったかもしれません。
昨年リーダー職になり、責任に対する重みはますます強く感じるようになりました。
チームを預かっているという気持ちが強くなり、私の成果、ではなくチームの成果を、と意識するようになりました。
もちろん、辛いこともありますし、プレッシャーを感じる場面も多くなりました。
メンバーには厳しい通知をしなければいけない時もありますし、上司からの見られ方も変わったかなと感じています。それまでは、私という個人を見られて私への評価をされていたように思いますが、今は私の言動がチームへの評価に直結しているように感じています。
不安もあります。
どこを見て仕事をしているのか、とか、もっとすごい人もいる、甘いんじゃないの?って言われることが怖いです。でも、怖いと言って何もしなかったら不安がホンモノかどうかわかりません。

やってみて、不安が現実になったら解決策を考える。不安が幻だったらラッキー。

私自身にとっては辛いこと、不安なこと以上に、一人では達成できないことをチームで達成して行く、リーダーの仕事が楽しいのです。一緒に仕事をしてくれるチームメンバー、見守ってくれる上司には感謝しかありません。できることを精一杯返させていただくのが私の努めです。

だから、目の前のできることをやるだけです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・私自身が楽しそうにしている、ということを大切にしています。
子供が学校であったことを楽しそうに話してくれることは、私にとってもとても楽しく癒しの時間です。

・仕事では・・・自分の状況を言い訳にしないと決めています。
個人の事情を盾にしない。仕事に対してしっかりと誠実に結果を出すことが社会人として一人前だということだと考えています。中途半端な気持ちにならずコミットした方が軸が定まって気持ちよく仕事ができます。

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これからの目標を教えてください。

・育児では・・・いつでも子供のことを一番そばで大好きって言って応援してあげられるママでいたいです。
まだまだ子供と思ってしまいますが来年度は小学校3年生。子育ての時期もあっという間ですね。私に色々なことを教えてくれた大切な子供です。ずっとずっと応援団でいたいと考えています。

・仕事では・・・明るく話しかけやすい人、だけど決断するリーダーになりたいです。
中村さんがいるよって言ってもらえるような、有名な人になりたいです。そのためにも何かあれば助け合えるよう、小さな気配りを忘れないでいようと思っています。システムを作って行くためには一人ではできません。私は今までたくさんの人に助けられてきたから、人のつながりと大切にしたいと思っています。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事をしている、子供がいるって両方とも本当に幸せなことだと感じています。私は与えられた環境を思い切り楽しみたいと考えています。
ちなみにここまでかなり偉そうに書いていますが…かなり恥ずかしいことも目も当てられない失敗もたくさんあるし、サボったり、寄り道もたくさんしています。
だけど、せっかくの人生、迷ったらGOです。
ワーママ生活も一つのチャンスです。楽しく、頑張りましょう!

 

インタビュー:柴田広夢

2018年2月26日 0 comment
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三好さんトップ

三好さんトップ
今回は29日のイベントのトークセッションにゲスト出演頂く三好さんをご紹介します。
三好さんもパナソニック勤務でエンジニアとしてキャリアを積んでこられたパワーママ。
プロジェクトによっては残業も発生する働き方の中、お子様の受験にも寄り添ってこられました。
インタビューではトピックスのみ掲載しています。
気になる方はぜひ当日のトークセッションやその後の交流会にて詳しい話を聞いてみてください!

プロフィール

・氏名:三好麻子
・会社名:パナソニック株式会社
・役職名:主任技師
・職種:設計開発(現在はマーケティングを主に担当)
・簡単な経歴:1998年入社でフラッシュメモリの評価解析を担当、2014年頃から技術戦略や新規商材マーケティングなど担当
・ご自身の年齢 :42歳
・お子様の年齢 :15歳と11歳
・ワークスタイル:フレックス勤務、国内外の宿泊出張あり、在宅勤務など有効に活用中

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

センシングに関わる新規事業の企画立案・マーケティングを担当しています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4:30起床 朝食・お弁当つくり、洗濯物干し。子供と一緒に家を出ます。自宅から駅までは雑談タイム

8:30出社

19:00退社

22:30就寝

残念ながら、子供と一緒に夕食をとるのは週に一度くらいです。

出産して、何が一番変わりましたか?

相手の立場にたって物事を考えられるようになったこと。
自分が育児をしながら働く立場になった時に初めて、さまざまな事情(育児、介護、病気、引きこもりなど)を抱えて働く人の気持ちを少し理解できたこと。それまでは、「自分が一番」でイヤな人間だったと思います。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事でつらい時に、子供に励ましてもらえること。
会社では、若手社員に対して温かい目で接することができること。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子供が入院し、付き添いが必要だったときは大変でした。

それをどうやって解決していますか?

必死で向き合っていたら解決できました(笑)
みよしさん

中学受験を考えるようになったきっかけを教えてください。

本人が受験したいと言ってきたのがきっかけです。

中学受験を実際にしてみて苦労した点、よかった点は何ですか?

苦労した点は、複数校受験が可能になり、受験期間が延びたこと。
よかった点は、勉強を私が教えたので、子供と接する時間が増えたこと。

これから共働きで中学受験を考えている方に向けたアドバイスをお願いします。

就労形態によらず、子供を受験させたいと思ったなら、チャレンジしてください。
塾に通うのがすべてではありません。
我が家は通信教育を活用し、塾に通ったのは1年未満ですが、難関校に合格しました。

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。

なんでも挑戦しましょう。やらずに後悔するより、やってから後悔するほうが良いと思います。
大きな仕事を任せられた時、不安を覚えるかもしれませんが、貴方ならできると思うから、上司は任せるのだと思います。恐れず挑戦してください。
子供や家庭を言い訳に、逃げるのはよくないです。(自分にも言い聞かせてます)

2017年10月23日 0 comment
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Mayuko Ozawa_01 cover

Mayuko Ozawa_01 cover

今回は、育休復帰と同時に転職をしたという小澤さんをご紹介します。

育休前に携わっていた仕事がプロジェクトとして終了したこともあり、休職期間中に縁があった現在の職場で育児との両立をスタートしてから1年半。出産、育児、転職、新しい仕事と人間関係、目まぐるしく変化してきた小澤さんだからこそ「どんな人でも自分の意志で自由に選択できること」を大切にしていきたいとお話いただきました。

 

プロフィール

・氏名:小澤 真由子

・会社名:グーグル合同会社

・職種:Google アナリティクス 360 アカウントマネジャー

・簡単な経歴:
前職にて育休取得中に縁があって転職することになり、2016 年 1 月より育休からの復帰と同時にグーグルへ。ネットワーク機器メーカーのマーケティング部門、広告代理店でのデータ事業立ち上げなど、マーケティングデータ分析に関わり現在に至る。30 代前半に 3 ヶ月休職し、夫の出張に同行してオレゴン州ポートランドに滞在したことが、自由な働き方、生き方を考える上で大きな転換点となった。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :41歳

・お子様の年齢 :2歳

・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

グーグルで、Google アナリティクス 360 スイートという、ウェブサイトなどのマーケティングデータを計測・活用する製品のアカウントマネージャーを担当しています。契約してくださったユーザー企業様に、どのように Google アナリティクス 360を実装、活用していただくとビジネス成果につながるのか、を技術コンサルタントチームと一緒に支援するのが主なミッションです。

 

以前はサイトの計測ツールとしてのみ使われていたこの製品も、今では店舗データのような非デジタルデータも含めた顧客の行動を扱うマーケティングプラットフォームに役割が変わってきました。先端的なデジタルマーケティングを行っている企業様から、これからデジタルに本格的に取り組もうとされている老舗企業様まで、幅広い業種、業態のマーケティングご担当者様と一緒に仕事ができること、社内の広告、Cloud Platform など他チームと関わりながら仕事を進めていくことに楽しさを感じています。

 

また、グーグルは社員が快適に働けるよう配慮してくれる会社なので、子どもを持つ人にとってもとても働きやすい環境です。私がいるチームでは、子どもの体調不良、行事、など理由は何であれ必要なときには早めに帰ったり、Work from Home で家から仕事をして、社内の会議であれば外からビデオ会議で入ったり、などは日常の風景になっています。業務の都合は自分でつけ、他の時間でやりくりするなどはもちろん必要ですが、たいていのことは自己判断、自己責任で行えます。ちょうど娘が 1 歳になったばかりで復帰し、しょっちゅう体調を崩していたような頃には、本当にありがたい環境でした。今でも、このカルチャーや、まわりのメンバーにはいつも助けられています。

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今年5月の海外出張時に。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。 

05:00

起床。4 時のときも 6時半のときもあります。ヨガ、勉強、日記を書く、仕事、料理や洗濯などの家事、のうち、その日の優先度に合わせていくつかを。

07:00

夫と子どもが起床。朝食は私が準備し、夫が片付け。娘の身支度はどちらかその時手が空いているほうがやります。

08:30

夫または私が子どもを保育園に送る。週に 3 回は私が送り、夫が迎え。残りの 2 日はその反対で、お互いの予定に合わせで随時調整しています。

09:30 – 17:45

9 時半から10時の間に会社に着き、仕事。午前中外出がある日は家で仕事をして直接外出先に向かったり、夕方外出だった場合はそのまま外で仕事をしてからお迎えに行ったりなど、その日の都合に合わせて無駄な移動が少なくるようにしています。

18:30

週に 2 回は私がお迎えにいきます。お迎えがない日も、18時頃には会社を出ます。

19:00

夕食は私が準備し、夫が片付け。作り置き+お魚やお肉を焼くだけ、など、帰ってからする調理は最低限です。平日週に1回はネタ切れだったり気分転換で近所で外食します。週末は夫が夕食を作ってくれることも。食後、翌日の保育園準備、子どもと遊ぶ、など。

20:30

子どもとお風呂。寝る準備のあと、ベッドの上で子どもと一緒に本を読みます。

21:30~22:00

そのまま子どもと一緒に就寝。

 

出産して、何が一番変わりましたか?

「こうでなければいけない」という決め付けがなくなり、その分自由になったかもしれません。決して几帳面な性格ではないのですが、「当然こうあるべき」という勝手な基準が仕事でもプライベートでもできていて、知らずに自分やまわりに課して、一つの物差しで全てを計ってしまっていたように思います。今思うと、自分が子どもを持たない、生活のうち仕事が 90% を占めていたような時期に私のチームにいたメンバーには、価値観を押し付けてしまっていたかもしれないなと申し訳なく思います。土日も家で仕事ばかりで、夫との間に危機が訪れたこともありました。今は、どうしなければいけないか、ではなく、何ができるか、を考えるようになり、その中で最善の方法を探りながら過ごしています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児休業中、いつも子どもと一緒の時間を過ごせてありがたい反面、何かさみしいような、社会から切り離されているような気分でした。仕事に復帰してから、疎外感のようなものは消え、自分にとって自然なバランスに戻ったと感じています。また、育休中はちょっと誰かと会って育児の話しをするにも、約束をして会わなければいけないのがちょっと億劫でしたが、今では毎日会社に行ってチームの人たちに「お風呂にはいってくれない」「風邪ひいちゃって」など話すと、「わかるわかる」とまわりのパパママが聞いてくれるのも、私にとってはちょうどよい気分転換になっています。ちなみに、パパ社員も積極的に家事育児を担っている人が多く、1 ヶ月単位でパタニティリーブを取る人も珍しくありません。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児でも仕事でも、頑張り過ぎて無理をしないこと。無理すると、私の場合は機嫌よく過ごせなくなるので、そうすると夫にも迷惑をかけますし、特に娘に余裕を持って接することができなくなります。夫、子どもとの生活を円満にキープしていくためには、自分がある程度余裕があることが一番大切。育児や家事で無理しても、仕事で無理しても、どちらも結局は夫と娘にしわ寄せが行ってしまうので、手抜きしたり、人にお願いしたり、気分転換を図ったりして、時間的、精神的な余裕を保つようにしています。もちろん、それができずに爆発!してしまうこともありますが・・ 気分転換は、家族と週末に小旅行へ出かけて日常から離れて自然の中でゆったり過ごしたり、たまには自分ひとりで「北欧学」仲間の集まりに参加したり、娘と美術館に行くなど。

Mayuko Ozawa_03 photo by Joe Suzuki

子どもと一緒に。

 

photo by Joe Suzuki

 

最後に、メッセージをお願いします。

みんなが色々な選択の自由がある環境で、仕事、子育てをできるといいなと思っています。子育てに関わらず、家族の介護、身体的精神的なハンディキャップ、勉強、趣味など、様々なその時の事情や優先順位がある中で、会社のルールに従うと無理をしたりドロップアウトしたりせざるを得なくなる環境が多いのは残念です。

男親、女親関係なく、育児と仕事に関われる自由が、これから多くの会社にとってスタンダードになるように、色々な立場の人が自分の意思で働く環境を選べるように、今はボランティアなどに時間を割けていませんが、また何か自分のできることをしてみたいなと思っています。

パワーママ、という響きに自分がふさわしい気がしなくて、パワーママって何かな?とサイトを見てみると、「パワフルなママ」ではなく「まわりにパワーを与えてくれるワーママ」のことなのですね。そういう意味では、全てのママは子どもにパワーを与えているパワーママで、私もその一員かなと思いました。とはいえ、実は子どもからもらっているパワーのほうが何百倍も大きいのはもちろんです!

 

(インタビュー:高村)

2017年10月15日 0 comment
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カバー写真
カバー写真

女性向け動画メディア「C CHANNEL」の取材対応

プロフィール

・氏名:石田 莉菜

・会社名:株式会社ピーチ・ジョン

・職種:PEACH JOHNプレス

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :35歳

・お子様の年齢 :2歳

・ワークスタイル:フルタイム(弊社はフレックスタイム制で12:00~15:00がコアタイムとなります。)

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

PEACH JOHNの商品や店舗、サービス等を様々な雑誌媒体やメディアを通じて、お客様に発信する仕事を担当しています。

プレスリリースの作成や展示会の開催などのPR活動も行っています。

またPEACH JOHNは2017年5月26日にアジアで3拠点目となる台湾に1号店をオープンし、香港に5店舗、中国に5店舗と全部で11店舗展開しています。(日本全国は現在37店舗)

PEACH JOHNの海外事業の日本のPR窓口も担当しています。

http://peachjohn.com/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。 

07:00  起床、朝食準備など

07:30  みんなで朝食、身支度

08:30  子どもを実家へ預けて、出社

17:00  退社して、実家へ子どものお迎え

17:30  (実家に主人も合流してみんなでお夕飯を頂くこともしばしば…)

     帰宅して夕食後、子供と遊ぶ

19:30  お風呂

20:00  寝かしつけ

20:30  子ども就寝後、家事をしたり夫とゆっくり会話したり、DVD観賞など

23:30  就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

今まで仕事や自分の趣味が中心だった人生から自分以上に大切な存在ができて、優先順位が変わりました。

最近は子どもも2歳になり会話が出来るようになってきましたが、出産してからはそれまで大変だと思っていた仕事も、日本語が通じるだけラクだな…と思ってしまうくらいでした(笑)

なので、自分の中の許容範囲が一気に広がり、これまで以上に穏やかな気持ちで毎日を過ごすことができています。

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ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私にとって育児と仕事はどちらも大切で、逆に出産前より、仕事もプライベートもより充実感を感じ楽しむことができています。自分の好きな仕事があるからこそ育児も楽しめて、育児があるからこそ仕事もより楽しめています。その2つの対極なものが私の中で絶妙なバランスとなっていて、仕事が大変な時ほど子どもに癒され、子どもの笑顔がやる気になっています。

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育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

笑顔はサイクルするので、自分が楽しむことを一番に大切にしています。

それと仕事以外ではあまりスケジュールを組まないこと。

スケジュールやタスクを組んでしまうと、それがスムーズにできない時に焦ったりイライラしてしまうため(笑)

できなくてもいいや~精神で、子どもも私もストレスフリーです!

仕事はプライベートとは逆で、子どもに何がいつ起きるか分からないので早め早めにスケジュールを立てて進行しています。

また情報共有をして、自分が急に抜けた時にも周りの人にスムーズに代理を依頼できるようにしています。

最後に、メッセージをお願いします。

私が勤務しているピーチ・ジョンでは社員の約9割以上が女性で、そのうちの約34%がワーキングマザーです。職場の環境も、実家が協力してくれる環境も恵まれているので感謝しかない日々ですが、その中でも仕事のスケジュールがタイトになってきたりすると大変だな~と思う時はあります。

けれども、当たり前のことが当たり前ではない育児をすることで、日々新鮮な感動や新たな発見があり自分の可能性ももっと広がりました。私は人生は楽しんだもの勝ち!だと思っているので、これからも子どもと一緒に楽しいをたくさん積み重ねていきたいなと思っています。

 

(インタビュー:高村)

2017年8月8日 0 comment
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今回ご紹介するのは、BS朝日の番組「金曜日くらい褒められたい」の制作に携わるテレビディレクターの椎葉 百合子さん。3歳の双子のママです。
限られた時間の中で、双子ちゃんの子育てとテレビ制作の仕事をどう両立しているのか?や、ワーママ視点を活かしながらの番組作りなどについて伺いました!
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プロフィール

・氏名:椎葉 百合子
・会社名:テレビマンユニオン
・職種:テレビ制作 ディレクター
・簡単な経歴:大学卒業後 IT関連商社に就職。その後映像の専門学校に入学し、テレビ番組制作会社で働く。
テレビ朝日「食彩の王国」、Eテレ「オイコノミア」、BS朝日「金曜日くらい褒められたい」にてディレクターを担当。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:41歳
・お子様の年齢:3歳の双子(2014年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

テレビ番組のディレクターをしています。
BS朝日「金曜日くらい褒められたい」やEテレ「オイコノミア」を制作しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床 朝食、子ども支度
8:30 出発 保育園へ子どもを送り
9:40 出社 (リサーチ、構成、編集、撮影など)
17:00 退社
18:00 保育園お迎え
18:30 帰宅、ご飯作り
19:00 夕食 お風呂準備
20:00 入浴
21:00 子どもと一緒に就寝 (起れたら、TV鑑賞、メールなどして0時に就寝)

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

悩みを引きずらないようになりました。
優先順位が家族1位というのが自分のなかで揺るぎなくなったので、なにか迷ったときも、家族と自分にとって幸せな選択は何かという事で判断できるようになりました。

 

お子さんが双子ちゃんだと伺いましたが、双子ならではの大変さはありますか?

はい、もうそれは人手が足りないの一言につきます。
同時に「抱っこして!」「お腹すいた!」「ウンチでた!」と言われると
分身の術が使いたくなります。

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ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

家事は朝、夫が掃除や洗濯をして私が子どもたちの支度。他はできる方がやるというスタンスです。基本的に保育園の送り迎えは私が担当。私が仕事で帰れない時はお迎えを頼みます。
毎月月初めに、私が1ヶ月のスケジュールを提出しお迎えを頼みたい日を打診、その回答を受けて仕事の段取りを組んでいます。

 

お子さんの出産前も番組ディレクターをされていたとのことですが、これまでと復帰後の働き方はどう変わりましたか?

制作するペースはゆっくりになりました。
なるべく先行してできることはやり、子どもの病気やリスクに備えています。
以前は24時間いつでも働けるという体制でやっていたのですが、今では10時から17時と時間が限られているのですが、その方が前より段取りよく集中して仕事するようになったなと感じています。

 

番組作りにママの目線が役立つことはありますか?

担当する番組では、女性目線、ママ目線というのが大変重要視されるので、自分が育児をしていて、疑問に持つこと、知りたいことを番組のネタ選びなどでは活かせていると思います。

 

現在、制作に携わっていらっしゃる「金曜日くらい褒められたい」について教えてください。働くママもターゲットだと伺ったのですが。

仕事に家事に育児にと毎日忙しい女性たちに、金曜日の夜くらいはホッと一息ついて楽しんで貰いたいというのが番組コンセプトです。
毎回女性ゲストをお招きしてお話を聞くのですが、お子様がいらっしゃる方も多く、子育てと仕事の両立の仕方やお子さんたちとの接し方など毎回、なるほどーと思うことがたくさんあります。

 

番組にちなんで「私はここ褒められたい!」というところをアピールしてください。

うーん、毎回番組でゲストの方に同じ質問をするのですが、これ難しいですね(笑)
バタバタの毎日ですが、なんとかやり抜いているところは褒められたい!

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・ 仕事先で出会ったひとの話や場所の話など、子どもたちに話せるのは嬉しい。
・仕事では・・・ 子育て中の女性ディレクターがどんどん周りに増えてきたので、悩み事の相談や企画を考えたり一緒にできるのが嬉しい!

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・  仕事が立て込んできた時の時間配分。
・仕事では・・・  子どもが熱を出した時などの対処の方法。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

3ヶ月先ぐらいまでスケジュールは見通して、なるべくゆとりをもったペースで仕事の予定を立てています。
子供が熱がでて、一日休まなくてはいけなくなった場合も大丈夫なように早め早めに終わらせるようにしています。
またどうしても仕事が休めないという日には夫のスケジュールを事前に確保するようにしています。

椎葉写真3

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・  子どもの気持ちに寄り添う。
・仕事では・・・  手触りのある取材、番組をつくる。

 

これからの目標を教えてください。

・育児では・・・ 親子で共通した趣味をみつけたい。
・仕事では・・・ より多くの人達の心のオアシスになるような番組を作る。

 

10年後の自分は、どうありたいですか?

何か自分で自信が持てる技術を身につけていたいと思っています。10年後は子どもたちも中学生なので、頼られる存在でありたいですね。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

ワーキングマザーの皆さんは、ほんとに時間の使い方が上手だと思います。 皆さんの子育ても仕事も楽しんでいらっしゃる姿はとても勇気をもらえます。

 

インタビューby 柴田広夢

2017年4月12日 0 comment
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黒瀬さん写真2

プロフィール

・氏名:黒瀬千尋

・法人名:キリロム工科大学(KIT) / A2A Town (Cambodia) Co., Ltd.

・役職名:学長室長 / 社長室長

・簡単な経歴:筑波大学卒業後、学生インターンシップ紹介会社、経営コンサルティング会社を経て現職

・居住地:プノンペン & キリロム・パイン・リゾート(カンボジア)

・ご自身の年齢 :34

・お子様の年齢 :6

・ワークスタイル:フルタイム

・その他:夫は日本在住

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

仕事の内容:

カンボジアの首都プノンペンから車で2時間半、キリロム国立公園内の10,000haの美しい自然の中でグリーンシティの開発をしています。高原リゾート&キャンパスという新しい観光資源を生み出す過程で、Facebookいいね数No.1のvkirirom Pine Resort及び、カンボジア初の全寮制ITリーダー養成機関キリロム工科大学(KIT)の経営に社長室長として携わっています(社長は日本人起業家の猪塚武氏。)バックオフィス業務全般に加え、事業開発部門と一緒に仕事をしています。現在はKITの学生全員がカンボジア人奨学生のため、奨学金スポンサー企業の獲得や、それらの企業とKIT学生とで行うITプロジェクトに参画することもあります。創業4年のベンチャーなので、今はとにかく何でもやっていますが、上場を目指しているので、これからは戦略を策定・実行し、社内の仕組みを整え、発展する会社としての文化作りに貢献したいと考えています。この事業はカンボジアだけでなく日本の未来も明るくする、国を超えて人が助け合う社会を体現する事業なので、もっとたくさんの人に知ってもらい、関わってもらいたいです。

黒瀬さん写真2

KITのエネルギッシュな大学生たちと。私はどこにいるでしょう?

 

ワークスタイル:

カンボジア・日本・マレーシア・インド・フィリピン・オーストラリア・・・様々な国に住む社員・パートナーとの協業、採用面談等で、毎日ばたばたと仕事しています。日曜日はお休みですが、現地にある国際インターナショナルバカロレア(International Baccalaureate)スクールの日本語教師をしています。

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、娘が登校(ナニーさんと)

7:30 出勤(徒歩1分)

オフィスで仕事、1-2泊でキリロムに行くことも。(プノンペンから片道3hなため日帰りでは仕事ができません。キリロムでは大学職員寮に宿泊します。)

19:00 帰宅、食事、娘とおしゃべり

22:00 娘就寝、仕事or読書or英語の勉強or映画を見るなど

24:00 就寝

 

カンボジアへ行くことになったきっかけは?

留学経験はありませんが、大学時代にタイのカセサート大学、チュラロンコン大学で1年間日本語を教えていたことがあります。その頃から、何不自由なく暮らしてきた日本人として、社会に恩返しをしたいと思っていました。自分の能力や経験が一番活かされ、人に喜ばれる場所を選んだ結果、vKiriromプロジェクトにたどり着きました。何か新しいことをしようと思った時に色々な人に相談していたら、他ではできない面白い仕事に出会えたので、自分から行動し、チャンスに出会ったら覚悟をもって決断することが大事だと思います。

黒瀬さん写真1

カンボジア人の結婚式に参加。私は誰?(右:黒瀬氏)

 

社会企業と営利企業の違いを教えてください。

私の所属する会社は利益を求める社会企業です。社会企業と営利企業は相反する概念ではありません。社会に必要とされれば利益を得られ、利益があればその分長く社会に貢献できます。世間では社会企業と言われる会社も当然営利を求める必要がありますし、営利企業と言われる会社も社会の課題を解決するものでなくては生き残っていけないと思います。

黒瀬さん写真3

リゾートでお客様とランチミーティング、学長・社長の猪塚武氏と

 

カンボジアで子育て&仕事をしていて大変なことは何ですか?

子育ては住み込みのナニーさんがいてくれるのでとっても楽です。仕事は日本とのギャップに未だ苦しんでいます。特に、カンボジア人のスタッフが時間や締め切りを守らないこと、日本人が求める品質レベルをそもそも知らないこと、事細かにフォローアップしないといけないこと、、などです。日本人同士よりももっと深くじっくりとコミュニケーションしていくことが大事だと感じます。

 

子育てと仕事で一番大事にしていること

子育て:子供はお互い学び合うパートナーであるということ。

仕事:各タスクの目的、スピード、好奇心、自分が経営者だったらという思考

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事の上では、チームで2017年の目標を達成すること。他のスタッフよりも高い視点で長期的に物事を捉え、目標達成に向けた仕組みをつくり、たくさんの人にプロジェクトについて伝え、共感してもらうことができるかが今年の鍵になると思います。学生寮となる不動産の売り上げ、リゾート利用者数・金額、KIT奨学生のスポンサー数、来年度入学のカンボジア人・日本人入学者数などKPIは様々で、簡単に達成することはできない目標ですが、自分にしかできない分野でバリューを発揮できたらと考えています。

そして個人的には自分の娘がどんなふうに成長していくかを実験しています。それはこれからの子どもたちに「意思を持って主体的に行動すること」を学んでもらえる教育・家庭環境を自分が娘に提供できているかの実験です。そして私自身は「やりたいことは今やる」「感謝の気持ちを表すこと」を実践したいと思っています。

黒瀬さん写真4

久々のとうさんとはマレーシアのリゾートでご対面!

 

■最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方にメッセージをお願いします。

これからママになり仕事を続けたい人や、今仕事をしながら育児をしている人がご覧になっているのでしょうか?私は母親らしいことはほぼしておらず、正直に言って私ほど母親として怠けている人を見たことがありません。それでも日々逞しく成長している娘の姿を見て驚くと同時に、彼女を誇りに思っています。だから、皆さんも自分が思っている以上に、自分勝手に自分の人生を生きて大丈夫なんです、と伝えたいです。

 

子供がいるから、という理由で制約をつける必要は全くなく、住む場所も、付き合う人も、時間の使い方も、自分の意志(と周りの協力!)でいつでも変えられます。誤解のないように繰り返しますが、これは育児を頑張っているママさんたちにも言えることです。流されるのではなく、言い訳するのではなく、自分の生き方を覚悟をもって選択することが、とても大事なことなんだと思います。よろしかったらキリロムへお越しください。お待ちしています。

インタビューby有澤和歌子

2017年2月19日 0 comment
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今回ご紹介するのは、パワーママプロジェクトも協力させていただいているBS朝日の番組「金曜日くらい褒められたい」やTBS「世界ふしぎ発見!」の制作に携わるテレビディレクターの阿由葉 聡子さん。2歳の男の子のママです。
ハードな働き方が求められがちなテレビ業界で、人気番組を担当しながら子育てとどう両立しているのか?や、ママの視点も活かされているという番組作りなどについて伺いました!

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プロフィール

・氏名:阿由葉聡子
・会社名:株式会社テレビマンユニオン
・職種:TVディレクター
・簡単な経歴:2005年からテレビマンユニオンに参加。(http://tvu.co.jp
ADを経て、ディレクターになり、朝も夜もなく働く。
2014年出産。産後1年間の育休を経て、ディレクターとして職場復帰。
現在は、TBS「世界ふしぎ発見!」(土曜 よる9時)やBS朝日「金曜日くらい褒められたい」(金曜 よる10時)を主に担当する。
・居住地:東京
・ご自身の年齢:34歳
・お子様の年齢:2歳
・ワークスタイル:フルタイムですが、勤務時間などはある程度自分の裁量で決められる環境です。私の職場復帰を機に、夫が仕事を辞め、家事・育児を担当することにしたので、今は私が稼ぐ担当です。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

テレビ番組の企画・構成・演出・編集などをするのが仕事です。

2016年11月から始まったBS朝日「金曜日くらい褒められたい」http://www.bs-asahi.co.jp/kin-home/)は、立ち上げに関わっておりますが、始まったばかりの番組なので、日々試行錯誤しています。この感覚、息子が産まれたばかりの頃の手探り感と似ています。番組には毎回魅力的な女性ゲストが登場し、その女性を形作るお話を伺えるので、私自身も参考にさせていただくことが多々あります。

「世界ふしぎ発見!」では、共に働くチームの理解を得ながら、夫と子どもを連れてロケへ行くことも。

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子連れロケ中

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

(仕事が落ち着いている時)
6:30 夫・息子と共に起床→三人で朝食→子どもと遊ぶ・洗濯
9:30 出社
仕事(会議、調べ物、構成書きなど)
13:00 昼食
仕事(会議、調べ物、構成書きなど)
18:30 帰宅→三人で夕食・三人で遊ぶ
20:00 息子とお風呂
絵本を読みながら寝かしつけ
21:00 息子就寝
夫と話をしたり、書き物をしたり、ぼーっとしたりする
23:00 就寝
※ただ、〆切間近は8時〜24時で編集作業をしています…。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

息子への愛情が溢れすぎて、自分でも驚いています。こんなに大きく暖かい感情が自分の中から湧き上がるとは!

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

私の仕事が忙しい時は、家事育児の全てを夫が一手に引き受けてくれます。夫は日本とギリシャのハーフで、私と結婚する前までギリシャにいました。だから日本語も完璧ではないし、日本に親しい友達もいないけれど、毎日息子と公園に出かけてはママ友パパ友を作って交流しています。そのタフさ、尊敬すべきパワーパパです!その上、私が疲れていると体調のケアまでしてくれるので、本当にありがたいです。

また、私の実家が近く、実母にとっては初孫ということもあり、孫の顔見たさで頻繁にお手伝いに来てくれます。それもとてもありがたい!

 

お子さんの出産前も番組ディレクターをされていたとのことですが、これまでと復帰後の働き方はどう変わりましたか?

出産前は、頭の中の8割は仕事のこと。仕事が楽しくて仕方なかった。
今も仕事は楽しいですが、最優先は家族になりました。だから、海外ロケなど長期間の出張には、夫と息子を連れて行きます。共に働くチームの面々も、子連れロケに賛成してくれるので、本当に感謝しています。多くの方の理解と協力あっての、子連れロケです。二人の旅費などは当然自腹。ロケ前の準備も倍大変なのですが、とにかく一緒にいることが大事!と思って、そのようにさせていただいています。

 

番組作りにママの目線が役立つことはありますか?

今までの興味・好奇心はそのままで、子どもや教育など、興味の向く先が増えました。ネタを探すのも仕事の一つなので、興味の向く先が増えるのは、テレビ屋としてはプラスだなぁと思います。

 

現在、制作に携わっていらっしゃるBS朝日「金曜日くらい褒められたい」について教えてください!働くママもターゲットだと伺ったのですが!?

働きながら子育てするのは本当に大変で、毎日が目まぐるしく過ぎていくものなんだと実感しています。やることはいくらでもあって、それを全部やろうとすると、気も体も休まらない。自分のことは全部後回しになってしまう。
そんな時に、「洗い物は明日にして、少し自分だけのための時間をつくったら?」と誰かに言ってもらえたら、ちょっと楽になるなぁ、と。そんな思いから生まれた番組です。
金曜日まで目まぐるしく頑張って、頑張り過ぎちゃったママたちに(もちろんパパたちにも!)、少しご自身のための時間をとってもらえたらと。ですから番組の雰囲気もリラックスをテーマに、同時に、めまぐるしい毎日からちょっと抜け出せるような情報も入れるように、心がけて作っています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・仕事から帰ってきた時の子どもの喜びようが、ものすごく嬉しいです。「ママー!!おかーりー!!」と言いながらハグ&キスの嵐。幸せすぎて、毎日鼻血出そうです。

・仕事では・・・子どもに色んな世界を見せられること!人は多様で、世界は知らないものに満ちているということを、体験として知ってほしいと思っています。

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お休みの日は息子さんとベッタリ

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・どうしても長期ロケのある仕事なので、その間子どもに会えないのが、どうしようもなく寂しいです。

・仕事では・・・以前のように徹夜作業は出来ないので、短時間で超集中して仕事をします。やはり、頭と目が悲鳴をあげます。

 

それをどうやって解決していますか?

可能な限り子連れロケという方法で解決しています。
仕事はもう仕方ないので、このペースに体が慣れてくるのを待っています。
あとは、漢方茶などで体調のケアを心がけています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・子どもが2歳になり、意志が出てきたので、やりたいと言うことはなるべくやらせるようにしています。失敗も大事な経験!

・仕事では・・・とにかく体調を崩さず、今の自分に出来ることを納得のいくようにやること。

 

これからの目標を教えてください。

・育児では・・・息子が心身ともに健やかで、どこででも生きていける人間になるよう育てる!

・仕事では・・・始まったばかりの番組BS朝日「金曜日くらい褒められたい」を、長くみなさんに愛される番組に育てる!

 

20年後の自分は何をしていたいですか?どうありたいですか?

仕事を続けていたいです。いろんな人に出会い、いろんな場所に行きたいから。
そして、テレビをもう一度、面白くて、家族で夢中になれるものにしたいのです。
だから、テレビ番組を作り続けていたいなぁ。

プライベートでは、子どもが自立に向けてスタートを切る頃だと思いますので、それを見守りつつ、たまに長い休みを取って、夫と二人でギリシャのビーチでのんびりしていたいなぁ、と妄想します。

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

少しの息抜きが、自分、家族、仕事のためにもなると思います。
家事をちょっと置いておけるタイミングで、テレビでもつけて、何も考えず笑ってもらえたら嬉しいです。

 

阿由葉さんが担当しているBS朝日「金曜日くらい褒められたい」(金曜 よる10時)
是非、金曜日の夜のリフレッシュにご覧ください。
ゲスト:
1月6日(金) 大草直子(スタイリスト)
13日(金)  森井じゅん(公認会計士)

インタビューby 柴田広夢

2017年1月5日 0 comment
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今回のインタビューは、経営コンサルタント(中小企業診断士)の小紫恵美子さん!

主婦を経て、お子様二人が幼稚園生の時に経営コンサルタントとして独立された小紫さん。今では全国を飛び回り多忙な日々を送っていらっしゃいます。その中での家庭とプライベートとのバランスの取り方、そして周りが絶賛される情報収集スキルについて伺いましたが、すぐに実践できることばかりで必見です!また、現在は11歳と13歳のお子様のママとなった小紫さんからの力強いメッセージには、多くのワーママがほっと心が安心して力が湧いてくるはず。文中の記事( 日本は「良いお母さん」のレベルが高すぎる。 )も併せてぜひご覧ください。(千田)

 

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2016年10月10日 0 comment
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下村さんと3人のお子様たち

今回のインタビューは、商社で海外の事業投資関連のマネージャーをされている商社パワーママ。

実は私も短いながら元商社務めでしたが、当時の先入観もあり、商社勤務の海外投資部門の管理職でで3児(一番下は年少さん)ママのワークスタイルが全く想像できなかったので、とても興味がありインタビューさせていただきました。

“ワーママ”というより、”グローバル人材”としての仕事に対するプロフェッショナル思考、アウトソースの活用をしつつ、仕事にコミットしきる姿勢を持つ一方、”仕事をすればするほど、ママたちは、「これで良いのかな?子供達を蔑ろにしていないかな?」と悩みます。”という側面も垣間見て、みんな悩みは同じなんだとある意味ホッとしつつ。
頑張るママさんだけでなく、その旦那さん、上司、部下の皆さんにも是非読んで頂きたい、ワーママの覚悟と実行。勇気が出ます!(椿)

 

下村さんと3人のお子様たち

3人のお子様たちと一緒に

プロフィール

・会社名:総合商社
・役職名:マネージャー
・職種:営業(総合職)
・簡単な経歴:1997年入社。主に海外の事業投資を担当。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :42歳
・お子様の年齢 :10歳(小学校5年生)、7歳(小学校2年生)、年少(4歳)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

英国との時差がある仕事なので、午後4時位からが本格始動です!

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

(出張や会食の無い日の例です。)
5:30 起床、朝食、おやつ、夕食の準備、洗濯、掃除
6:30 家族を起す
6:40 宿題に付き合う
7:15 朝食&片付け
7:45 上の二人を見送る
8:15 洗濯を干す
8:30 保育園へ送り届ける
9:15 始業
19:30 帰宅(子供達は、シッターさんと食事済)
20:00 子供たちの宿題
20:30 子供とお風呂
21:00 読み聞かせ
21:30 子供の寝かしつけ
22:00 洗濯ものをたたむ、収納
23:00 学校、習い事、関係の連絡事項チェック
23:30 メールチェック、読書
24:30 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

3度の出産を経験し、青臭いですが、子供達が生きて行く日本の未来に就いて、深く考える様になりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

Working Motherも、専業主婦も、或いはお子様のいない方も、シングルライフも、自分が選んだ道ならば、どの生き方も素敵だと思います!
正直、子供がいなくて仕事に没頭できる環境が、羨ましいと思う事もあります。
逆に、子供と24時間一緒にいる専業主婦のママが、とても羨ましい事もあります。
色んな意味で私は中途半端ですが、中途半端だからこそ、その両方のつまみ食いが出来るのだ!と前向きに捉えています(笑)

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

海外出張時の子供の送迎、習い事対応、家事のやりくり。

それをどうやって解決していますか?

ベビーシッターさんを2人と、家事代行の方2人に外注しています。パパにも手伝ってもらいますが、私の出張がパパの負担にならないよう、前向きに送り出してもらえるように、お金で解決する道を選びます。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【育児で大事にしていること】
私が「仕事に行く」という事に対して、ポジティブに考えてもらえる様、努力しています。
私が海外出張もあり、例えば、親子遠足や、音楽会等に参加が出来ない事もあります。無論、極力参加するように調整するのが
大前提ですが、緊急で已む無く参加出来ない事もしばしばです。
そんな時は、出張先で思いっきり子供の欲しいものを買って帰ります。
そうすると、「ママ、次の出張はいつ?○○ちゃん、これが欲しいんだよな~!」と、私の出張が彼らにとって楽しみなものになります(笑)

【仕事で大事にしていること】
子どもを理由に、仕事を無下にする事だけは、絶対に避けています。
仕事中は一切子供の話はしませんし、「子供が熱を出したから早く帰りたい」とか、言った事はありません。全てシッターさんにお任せします。
仕事をする時は、あくまでプロ。そう考えています。(昼食中の会話とかは、別ですが、笑)
ただ、翌日も熱が続いている日は、急いで仕事を調整して、お休みを取る努力はします。私が口に出さなくても、周囲は、保育園や学校から電話がかかって来て、それに対応する私の姿を見て、廻りは「察して」くれているのだと思います。そのやさしさに助けれて、今日まで仕事を続けています。

3児のママで商社ウーマンでマネージャー!商社は古い体質のイメージが強く、そんな方もいらっしゃるのか!と、驚愕と同時に勇気がでました。どちらか諦める人が多い中、一体どのようにして3児を出産し、今のポジションをきずけたのか、教えてください!

全てを私一人でこなそうと思っていたら出来なかったと思います。私は、会社に甘え、家事代行の方々に甘え、シッターさんたちに甘え、家族に甘え、主人に助けてもらい、専業主婦のママ友たちに応援してもらいながら、何とかかんとか、生きています(笑)
私の会社には、優秀な人材が沢山います。
必要が無ければ、「切られる」のみ。
いまのところ、慈悲深い上司に助けられているのか、「切られていない」、それだけの事、だと思います(笑)

海外出張もこなされて、家事などもアウトソースを積極的にご利用されているとのこと。いつ頃からどのようにご利用されていますか?

最初の子供が生まれた10年前から利用しています。元々、わたくし自身が海外で育ち、メイドさんやシッターがいる環境に慣れていたので、抵抗はありませんでした。

時には会社をお休みすることもあるかと思いますが、職場の理解、社内のワーママ応援の雰囲気はどんな感じでしょうか?

誰かが休みを取ると、誰かの負担になる事は、正直なところだと思います。なるべく自分が休まなくて済む様に、シッターさんに学校行事に参加してもらったりしながら、こなしています。
会社の制度は、「母親が休む」事が前提にあるべきでは無く、「母親が休まなくて済む」環境を整えてくれる事こそが、私にとっての、「応援」だと思います。

夏休みの会社で学童の取り組み、話題になっていましたね!どうでしたか?

学童、最高でした!英語、塾、スイミングクラブ等々、全ての習い事を網羅するようなプログラムの内容になっていて、子供達も楽しく通っていました。

お話をしていて、「子育てしていても、成果をだせる優秀な人材であれば、社内のポジションややりがいのある仕事をこなすのは当たり前の時代。」そんな事を感じました。多くの企業はそれが実現できていません。実現できた決定的要因は何だと思いますか?

私は不器用なので、時短も取らず、残業もはばからず、愚直に仕事を続けて来ただけだと思いますが、一つ言えるのは、
自分がWorking Motherである事を理由に、仕事を断った事は無いという事です。
仕事に対して、それだけの「覚悟」があるのか、無いのか、「プロ意識」を持っているか、無いのか、周りの人は、よく見ていると思います。
また、わたしは、「企業」に理解を求める事が答えでは無いと思っています。寧ろ、一緒に働く上司や同僚、また自分の家族やパートナー、そして社会が理解を深めるべきなのでは無いでしょうか。

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は特にありませんが、毎日家族が健康で、幸せに暮らせるように、日々を丁寧に積み重ねて行きたいです♪

最後に、メッセージをお願いします。

子育ての時間は本当に短く愛おしい!だけど出世もしたい!そう思うなら、結果を出し続けるしかありません。
誰にも文句を言われないだけの結果を出し続けたら、周りはあなたを放っておかない!それだけの事だと思います。
残念ながら、私はそこまでの結果が出せていません。
でも、私の周りには、そんな頑張りママが、沢山います!!!!
そんな頑張りママたちは口をそろえて言います。
「仕事は幾らでも代わりがいるけど、母親は自分だけ。」そう、思っていないか?と。
子育てを最優先で考える事が悪いという訳ではありません。現に私だって、中途半端です。
ただ、それ以上に、仕事に燃えるママたちの足を引っ張る事の無い様にしなければならない。それこそが、同じ女性として、
Working Mother同志として、の、使命だと、思うのです。
仕事をすればするほど、ママたちは、「これで良いのかな?子供達を蔑ろにしていないかな?」と悩みます。
仕事を続けていて良いのかな?この仕事は、子育てを犠牲するに余りあるのかな?」と、悩んで悩んで、結局答えが
出せずに日々が過ぎて行きます。
どんなモーレツママでも、そうやって悩みながら生きている。きっと、あなたと一緒です。

2016年9月21日 0 comment
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今回のインタビューは、ニューヨーク在住ライターの公文紫都さん!

ご主人とご結婚後、NYに行かれてからそのご活躍やライフスタイルを眺めては、いつかお話を伺いたいと思っていた公文さん。以前から、しなやかで柔らかさがありながらも、キリッとした佇まいで独特のオーラ(といったら失礼?笑)のあった公文さんですが、より、ご自分らしく肩の力が抜けて毎日を楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。570gという体重で生まれた娘さんのこと、17歳年上のご主人のこと、そしてNYライフについて伺いました!(千田)

 

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2016年9月17日 0 comment
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冨増亜未さん

今回ご紹介するのは教育機関で広報担当として働く、冨増亜未さん。

冨増さんはこの春から部門の責任者に昇格し、管理職として活躍されていますが、育休復帰後はキャリアについて悩んでおられたそうです。悩みをどうやって力に変えていったのか、も伺ってみました。

2016年9月1日 0 comment
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160331インタビュー3

今回ご紹介するパワーママは、花王の百貨店ブランド「est(エスト)」のビューティーアドバイザー(BA)で、現在セクションリーダーとして活躍されている北川順香さん。

プライベートでは現在5歳の元気な男の子のお母さんですが、セクションリーダーとしてのスタッフ育成と子育ての共通項などをうかがいました。

また、子育てシェアを推進する「As Mama」のママサポーターとしても活躍されている北川さん。As Mamaの考え方や上手な使い方なども聞いてみましたよ。

160331インタビュー3

ご自身について教えてください。

氏名:北川順香(きたがわ じゅんか)

会社名:花王グループカスタマーマーケティング株式会社

職種:化粧品販売

簡単な経歴:

大学卒業後、花王入社。百貨店ブランドestのBA(ビューティアドバイザー)となり、啓蒙活動を行う。現在はセクションリーダーとして、店舗運営・スタッフ育成などに従事。

居住地: 大阪

ご自身の年齢:35 歳

お子様の年齢: 5歳

ワークスタイル:フルタイム

 現在のお仕事内容を簡単に教えてください。

デパートにご来店される美容感度の高いお客様へ、ひとりひとりに合わせたスキンケア・メイクの提案を行っています。

160331インタビュー4

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

本来は、長女気質で甘え下手。そのため産後2ヶ月で育児ノイローゼになり、泣く息子を抱えながら、早く社会復帰したいなぁとそればかり考えていました。自分自身が健全で、子供も元気に育ってもらうには、色んな人たちの協力が必要なのだと悟りました。職場でも、周りを育ていつでも誰かに頼れるように…と脳科学やコーチングの勉強を始めたのも産後でした。

仕事の面で部下・後輩育成をする時に気をつけていることやポイントなどを教えてください。

その子だけの才能を見抜いて伝えること。成功体験は本人をほめるだけでなく、周りにもアピールしています。自分らしさを失わずのびのびと仕事して成果を出してくれることが一番です。

部下・後輩育成と子育てで何か共通点がありそうですね?

産後に勉強を始めたコーチングのメソッドでもあるのですが、目指すゴールを一方的に決めつけないこと。目標は自分で決めてもらいます。

例えば最近では、保育園で1ヶ月間実施される耐寒マラソンで、のほほん息子に火をつけることに成功しました。もともと勝負ごとに興味がなく「ママ、やっほ~~!」なんて手を振りながらのほほんと走ってるタイプの子です。しかしクラスのみんなが真剣な中これはマズイと思い、少しつついてみることにしたんです。「今日もマラソンお疲れ様。疲れたでしょう?」息子は「疲れてない。みんな死にそうな顔してるけど」と、ドヤ顔。「確かにみんな死にそうな顔してるね。ゆうとだけニコニコ笑顔ですごいなってママ感心してた。もし、ゆうとが死にそうなぐらい本気出したらどれだけ速いのかなー」とさりげなく言ってみたのですが、ここで息子の目の色が変わったのを捉えました。これは目標設定のチャンス!と思って、翌朝「今年のマラソン目標何にする?」と聞いてみました。前の年も「休まない」という自己目標通り、マラソン皆勤賞だった息子。今年はどんな目標にするのかな?と思ったら「10番になりたい!」と初めて数値目標が出てきました。いつも15番よりは後ろの方を走っていたのですが、数日後本当に10番の札を持って帰ったときは感激しました。息子自身が一番嬉しそうに目を輝かせていましたね。

ところで、ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

夫が単身赴任中なので、家事の量は少なくて済んでいます。最近は手抜きしすぎているので、見かねた義母が家をピカピカにしてくださっているのにハッとさせられたりしています(笑)ありがたいです。

 

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お義母さんを味方につけるとはさすがです!家事の量は少なく済んでいるとのことですが、何か育児&仕事をしていて大変なことありますか?

職業柄土日の休みが少ないことや、子供が眠くなる時間帯に帰ってあげられないこと。保育園以外の預け先が常に必要です。デパートの延刻期間に毎晩帰りが遅くなり、義母に負担をかけてしまったことがあります。「働き方を考えなさい!」と義母を激怒させてしまったクリスマスは、一生忘れられない出来事です。

 

お義母さんは北川さん家族の味方だからこそのお叱りですね。そんな家族への負担をどう軽減しようとされていますか?

家族とのコミュニケーションは大切ですが、仕事や子育てに関する価値観は「家族だからいつもいつでも受け入れてもらえる」とは過信しないようにしようと、そのクリスマスで学びました。家族それぞれにやるべきことがあり、自分の時間も必要で、気分や体調もあるでしょう。顔色を伺いながら、なんとなく今日は頼みづらい…。そんなときでも120%気持ちよく子供を預ける選択肢のひとつとしてAsMamaの「子育てシェア」を利用しています。

 

選択肢を広げるのはとても重要なことですよね。AsMamaの「子育てシェア」について詳しく教えてください。

私のような甘え下手でも、気兼ねなく人を頼れるしくみがAsMamaの「子育てシェア」にあります。古き良き時代のご近所頼り合いを、現代風にアレンジしたもの。顔見知り同士しか繋がれないし、保険もついて安心。AsMamaイベントで友達になった人たちに、いざというとき「子供預かって!」とスマホ発信すると「頼ってくれてありがとう!」とあっという間に温かいコメントで溢れ、涙が出ますよ。この体験をみんなにして欲しい!!

登録者はまだ少ない現状なので、近所に頼れる友達がみつからなかった場合、所定の研修を受けた認定ママサポーターが率先して送迎・託児のお世話をします。ご近所さんとの縁結びもしますよ。

 

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家族や外部サービスと、たくさんの味方をつけながら働かれている北川さんですが、ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

息子がハーレム(笑)女性の職場なので、売場に来てもハーレム、飲み会に連れていってもハーレム。昨年上司の送別会時には、周りを見渡して「あのお姉ちゃんかわいい。ママ(ぼくの代わりに)好きって言ってくれない?」と言うのでびっくり。AKBテイストの後輩にデレデレしてるのを見て男だな~と思いました。

-なるほど。職場で人気者の息子くんを想像するとこちらまでhappyになってきます!ところで、仕事と育児でそれぞれ大切にしていることって何ですか?

育児でも仕事でも、ひらめきとか感覚的なものを大事にしています。

例えば、我が家には天使が来るんですよ。息子が目をキラキラさせて天使の羽を拾い上げてくるので。本当は羽毛布団の羽根が落ちてるだけなんですけど、親子で天使の話で大いに盛り上がってます。

また仕事でも、緻密に計画は立てますが、それでも売上は絶対!っていう確証がないので。ちょっとしたひらめきとか、セレンディピティとか、目には見えないパワーが救いになることがありますね。

 

息子さんとのコミュニケーションもとても素敵な北川さん!最後に、これからの目標を教えてください。

私自身が苦労した分、同じ思いの誰かを助けたいという気持ちと、自分自身も子育てシェアを使いこなし両立生活を続けたいという思いでママサポーターになりました。
昨年から花王×AsMamaが共助コミュティを結んだのもあり、今後は花王専属ママサポーターとして、不規則なBA職のママたちの両立の手助けをできたら…と思っています。

二足のわらじを楽しみます。

 

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2016年4月18日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは、KDDI(au)で商品企画のグループリーダーをされている山下明子さん。

発売されたばかりのキッズ向けの時計型端末『mamorino watch』の生みの親でもあります!
社内のママたちを集めたチームで、この商品を開発したそうです。
山下さんが率いるこのチーム、実は、去年、世界初の洗えるスマホを生み出したことでも話題となりました。
ママの悩みを解決するようなデバイスを続々と世に送り出している山下さん、そこには、ご自身の子育ての経験が活きていると言います。

2016年3月18日 0 comment
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今回ご紹介するパワーママは、忙しい中でも、自分の時間を充実させる工夫を忘れない門川博子さん。
仕事でもプライベートでも「真のワーク・ライフ・バランス」を追求する門川さんのインタビューです!

2016年1月22日 0 comment
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パルコの吉本さん

今回ご紹介するパワーママは、学生出産のワーママ歴15年!パルコグループのダイバーシティ推進委員、新規事業責任者などで活躍されている吉本さん。

お子さんが大きくなった今だからこそ言える、育児と仕事の両立にプラスし、自分が理想とするキャリアアップも実現していくために意識してきたこと、そしてこれからの挑戦について語って頂きました!

2016年1月12日 0 comment
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前本さんトップ

今回ご紹介するのは、かつての同期と共に起業し、専務としてその裏方全てを支えるパワーママ、前本玲さんです。
前本さんは起業から1年で第一子妊娠、そして現在第二子妊娠中。そのタイミングは悩まれたりしなかったのでしょうか。
また起業のお話についても代表とはまた違う「裏ボス」の視点で語ってくれていてとても興味深いです。
ぜひインタビューをご覧ください。

前本さんトップ

 

2016年1月6日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは同志社大学で助教を務める酒井絢美さんです。酒井さんは、大学院生の時に妊娠・出産を経験され、その後博士号を取得し、大学教員の道へ進み、助教に昇進されたパワーママ。仕事柄、国内外の出張も多いですが、家族の協力の元、お仕事と家庭を両立されています。
そんな酒井さんのモットーは「なったかよう」。一体、どんな意味なのでしょうか?とっても前向きで自然体の酒井さんのインタビューをお楽しみください!
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プロフィール

・氏名: 酒井 絢美(さかい あやみ)
・会社名: 同志社大学商学部
・役職名: 助教
・職種: 大学教員
・簡単な経歴:

大学卒業後、修士課程に進学して24歳で結婚。

博士課程に進学し、博士1年目(25歳)の時に出産。

1年間の休学の後、復学して博士号(経済学)を取得し現職に至る。

 

・居住地: 京都市

・ご自身の年齢: 30歳

・お子様の年齢: 5歳

・ワークスタイル(フルタイム/時短): 一応、フルタイム(時間の融通は利く時もある)

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 

いわゆる、大学の先生です。といっても、仕事内容はあまり知られていないのではないでしょうか。大学教員の仕事には、大きく「教育」と「研究」の2つがあります。教育は、大学での講義(授業)です。私は会計学を専門としていて、これまでには簿記会計や財務管理論、国際会計論などを担当してきました。今は大学での学びの土台となる初年次教育の科目にも携わっています。一方、研究活動の方では、文献調査やデータ分析などをもとに新たな知見(発見)を得て、論文の執筆や学会発表を行います。その過程では他大学の先生と共同研究をしたり、研究会に出席してディスカッションをしたりもします。私は特に会計監査やコーポレート・ガバナンスの問題について研究しています。

 

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平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

6:30 起床

7:30 子供起床,一緒に朝ごはん

8:30 保育園に登園

9:00 勤務開始

担当講義以外の時間は、研究室にて講義準備や論文執筆など

18:30 保育園にお迎え

19:00 夕食

20:00 お風呂

21:30までに(なんとか)子供就寝

23:00 夫が帰宅

01:00 家事、仕事などが一段落ついたら就寝

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

 

正直、出産前はあまり子供が好きではなく、むしろ苦手な方でした。ですので妊娠した時も「将来もし子供に手をあげることがあったらどうしよう…」なんて本気で心配していたのですが、今ではすっかり子供大好きに!我が子を溺愛するのはもちろんのこと(笑)、仕事での外出時でも子連れの方を見ると微笑ましくなって温かい気持ちになったり、ついつい「何か手伝えることはないかな~」と思ったりしてしまいます。独身時代の自分とは真逆で、想像もつかなかったくらいの変化です。

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ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

 

夫がものすごく多忙なので、家事は基本的には私がやるようにしています。授業や研究会、打ち合わせ等の時間は動かせませんが、それ以外はやることをやっていれば比較的自由なので(その「やること」が非常に多いのが困りものなのですが…)。ただ、夫の方が逆に家事の分担が不平等になっていると思っているようで、洗濯や食洗機など“放り込むだけ”パターンの家事は率先してやってくれています。

育児に関しては、夫は完全に遊び担当!私は運動がからっきしダメなので、虫捕りや魚釣り、サッカーなど私にはできない遊びをしてくれるのが嬉しいです。自分にできないことを夫がしてくれると惚れ直しますね~(笑)。今年の夏は、ベンケイガニ2匹とたくさんの川魚が新たに家族に加わりました。

 

 

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年に数回の海外出張をされていますが、育児をしながら初めて海外出張した時の気持ちや家族とのお話を教えてください。

 

思い起こせば海外出張は息子が4歳の時が最初でしたが、それまでも学会発表などで国内出張が多くありましたので、海外ということ自体にあまり抵抗はありませんでした。国内出張で辺鄙なところに行く方が長い場合もありますし、Wi-Fi環境さえあればスマートフォン等でいつでも連絡がとれますしね。むしろ初めて宿泊を伴う国内出張があった時の方が、息子がまだ1歳だったので、寝かしつけは大丈夫かな?寂しがってないかな?など色々と不安が大きかったように記憶しています。

ちなみに出張中の保育園の登園は夫に、お迎えは実家にお願いしています。幸い実家が近所なので、出張中はお迎え後の夕飯もお風呂も実母に任せっぱなしです。息子もすっかり実母になついてしまい、出張でない時でも頻繁に実家に行きたがります…(笑)

 

 

女性が会社で組織で活躍、キャリアアップするために必要なスキルやマインドはありますか?それは何だと思われますか?

 

身も蓋もないかもしれませんが、周囲の理解と応援。これに尽きると思います。私の場合、大学院生の時に妊娠・出産しましたので、博士課程の指導教授に妊娠の報告をすることになったのですが、その時「僕には子供がいないから現実問題どうなのかというところをよく理解できていないけれど、できる限りの配慮はしたいと思っているので何でも言ってほしい」という言葉をいただきました。そして実際、研究会やミーティングなども幾度となく子供関連のことで欠席しましたが、嫌な顔ひとつせずに受け入れてくださいました。

また、さきほどの質問にもありましたけれども、実家にはかなりお世話になっています。出張や子供の病気の時はもちろん、年中行事や地元のイベントなど事あるごとに段取りや諸々の手配をお願いしたり、必要なものを揃えたりもしてもらっています。まだまだ分からないことが多かったり準備に手が回らないこともあるので、本当に助かっています。

ただ、周囲の理解は待っていても自然に得られるものではないですので、自分で環境を整えていく努力は必要です。やるべき事はきちんとこなして日頃から信頼されるに足る仕事をしておくこと。そして何より、感謝の心を態度に表すことだと思います。

 

 

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出産したことでご自身の研究活動に変化はありましたか?

 

今までは時間の制約が無く1日中研究のことだけを考えていれば良かったのに、出産後は脳の大半を子供のことが占めるようになり、研究に費やせる時間も大幅に制限されるようになりました。ですが、それによって、かえって時間効率は飛躍的にアップしたという実感があります。○○時までにここまで進めよう、という区切りが立てやすくなりましたし、子供の急な発熱などに備えてすべての仕事を前倒しで進めるようになりました。結果として、周りの評価も出産後の方が高くなり、良いサイクルが築けているのかなと思います。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

一言で言うと、世界が広がったこと。たとえば保育園で息子と同じクラスのママは皆とても多才で、自分とは全然違うタイプの人もいるので、子供を持たなければきっと知り合うことも無かったんだろうな~などと、ふと感じることがあります。そんな人達と子供を通じて知り合えたことで、ものの見方が変わったり、そんな風に考えれば良いのか!と新たな発見があったりして、私自身の人としての深みが増したような気がしています。このことは本当に幸せなことだなぁと思います。

 

 

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育児&仕事をしていて大変なことはありますか?それは何ですか?

 

最も大変なのは、職業柄、講義や学会発表に関して代わりがきかないこと。子供の体調不良でも講義だけは休めませんし、学会発表に穴をあけでもしたら、とんでもないことになってしまいます。それと、研究会や学会の開催が土日祝日のことが多く、保育園がお休みの時に夫や実家頼みになってしまうこと。特に、来年には息子が小学生になるので、学校行事が重なってしまわないかとビクビクしています…。

 

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

 

根本的には解決できないです(笑)。…が,子供との時間も大切なので、私が居なくてもどうにかなる仕事は、思い切ってお断りするようにしています。結局のところ何を優先するのかは自分次第ですので、時には割り切ることも必要だと思います。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児でも仕事でも、できるだけ相手の話をよく聞くことを心がけています。何か衝突した時でも、“なんでそう思うのか?”をトコトン尋ねると、相手の言い分の背後にある考えが理解でき、解決策が見つかることも多いです。
ただ、息子に関しては、それでも怒ってしまうことも多々ありますけどね…。そこは私が反省しないといけない部分だと思うのですが、我が家の場合、夫が私にも息子にもほとんど怒らない(でもダメなことはちゃんと叱ってくれる)という菩薩のような人なので、それを良いことに、全体のバランスがとれていればOK!ってことにしています(笑)。

 

 

これからの目標を教えてください。

 

10年や20年後、息子が自慢できるような母でありたいですね~。仕事であれ私生活であれ、身内の評価が一番シビアで的確だと思うので。
これまで色々とえらそうに述べてきましたが、私はいつでも好き勝手に生きてきましたし、今後もそのスタンスは大きく変わることはないと思います。その姿が、思春期や大人になってからの息子の目にどう映るのか、非常に興味深いです。

 

 

最後に、サイトをご覧の皆様にメッセージをお願いします!

 

京都の丹後地方の方言で、「なったかよう」という言葉があります。元々の漢字は「成った斯様」。状況に応じてその時々の判断での行動で、といったような意味合いです。一見すると投げやりにも思える「なったかよう」という言葉ですが、実はすごく良い言葉なのではないかと私は思っています。育児にしても仕事にしても、思い通りになることはほんの僅かで、結局“なるようにしかならない”ことの方が多いと思います。だからこそ、その時々で自分の価値観に基づき、できるだけ後悔のないように「なったかよう」で動けばそれで良いやん、と思うのです。

 

インタビュー by 小内 章子
構成 by 安原 愛

2015年10月1日 0 comment
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M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

今回ご紹介するのは、鉄道会社のWebサイトのコンテンツ制作や予約システムのインターフェイスの設計・ディレクションをされている小澤美里さん。小澤さんは、元上司と共同設立した会社が育休中に倒産したため、現在の職場に転職。転職から2年という短い期間で、様々なプロジェクトに参加され、ママ社員の職場環境について提言をされ、管理職にも昇進されました。仕事、家事、育児は、その時々で優先順位が変わりますが、すべての時間について可能な限りフラットに考え、できることからこなしていく!という、小澤さんらしいパワー溢れるインタビューです。

 

プロフィール

・氏名:小澤 美里
・会社名:株式会社ルート・シー( https://www.root-sea.co.jp/
・役職名:専任部 企画制作チーム リーダー
・職種:ディレクター
・簡単な経歴:制作会社のデザイナー、ディレクターを経て2006年に前職の上司と起業。 育児休業中に会社が倒産。その後、2013年より現在のルート・シーに転職。
・居住地: 大阪
・ご自身の年齢: 36歳
・お子様の年齢: 4歳
・ワークスタイル(フルタイム/時短):フルタイム

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:45    起床
6:00    朝食づくり、自分の身支度
7:00    家族起床、朝食
8:00    保育園へ見送り
9:00    出社(日によってはお客様先に直行)
18:00   退社
19:00   保育園にお迎え
19:30   帰宅、夕食作り
20:30   夕食、子どもと入浴
22:00   寝かしつけ(場合によっては子どもと寝落ち)
22:30   家事
23:30   仕事など
25:00   就寝

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大手鉄道会社様のWebサイトのコンテンツ制作ディレクション、予約システムのインターフェイスの設計・ディレクションをしています。

 

小澤さんの会社では、様々な社内プロジェクトが立ち上がっているようですが、どのようなプロジェクトに参加されていますか?

会社のこれからを現場視点で考え発展を推し進めていく戦略委員会と広報、つい先日解散したママパパサポートプロジェクトという3つの社内プロジェクトに取り組んできました。

ママパパサポートプロジェクトについては、役員への提言をゴールに社内のママ、パパを中心に約3ヶ月間限定で組まれました。

このプロジェクトは、女性社員の半数近くを占めるほどママ社員が増えてきて、ママ達の働き方について課題が見えつつある中、ダイバーシティ対策という目線も加わり、事業推進室から立ち上げを打診していただいたのがきっかけです。

大阪本社・東京支社のママ、パパ社員と未来のママ、パパ総勢12名で、自宅勤務やフレックス勤務、勤務時間に左右されない人事評価など濃厚な議論を重ね、役員層への提言をまとめました。

その結果、インフラの整備などが伴うものはすぐには難しいものの、時短勤務期間の延長(3歳→小学校1年生)や残業時のベビーシッター費用補助、育休復帰前後の面談制度化などが今期より実施されることとなりました。

ひとことで「ワーママ」と言っても理想とする育児・仕事のバランスは人それぞれであり、またママに限らずともライフワークバランスの捉え方は多様です。

ママ社員が置かれている状況は課題の多いものですが、ママ以外の社員以上の優遇を要求したい訳ではありません。

不平等感なく皆が気持ち良く働くことができ、会社としても継続可能な形を作るためにどのような提言が妥当なのか、短期間ではありましたが本音をぶつけながら濃い議論ができたと考えています。

 

ママパパサポートプロジェクト会議風景

ママパパサポートプロジェクト会議風景

 

今回のプロジェクトでは、会社側にも前向きに検討していただけて本当にありがたいと感じています。

また今回の収穫はプロジェクトを通して社内にママ、パパのコミュニティが生まれたことだと思います。

そして、チームメンバーのママ達のパワーがすごかった! 皆さん忙しい中で、オンライン上で夜中にどんどん提案を書き込んだり、業務の合間を縫って共有の提言書を一気に作り上げました。(ママデザイナーさんが資料のまとめをしてくださったので、見た目の訴求効果もバッチリでした!)

 

ママパパサポートプロジェクト提言書  子どもたちの写真やかわいいイラストでも訴求! プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

ママパパサポートプロジェクト提言書  子どもたちの写真やかわいいイラストでも訴求!

 

プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

 

今後も継続的にこの取り組みが社内で運用されていくよう、協力をしていきたいと考えています。

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

出産後の変化としては2点あり、目に見えない事情を慮るようになったことと、時間の質を求めるようになったことがあります。

まず一つ目について、これまではどうしても目の前の状況だけで人を評価していた所があったように思いますが、自分が人(職場やお客様)に見えない所で育児・家事を担うようになって、事情はあるけれど主張できるものではないもどかしさを感じているからこそ、目に見えない所でほかの方が抱えている背景に意識がいくようになりました。

次に時間の質についてですが、限られた時間でより収穫が多くなるように、会議の参加前にアジェンダに対して何らか意見を持つ・下調べをするなど手ぶらでは参加しないようにして、シビアになったと思います。

 

 

育休中に共同設立した会社が倒産し、転職→昇進と、かなりドラマチックな経験をされていらっしゃいますが、管理職になることを決意した理由や、管理職に向けて準備されたことなどを教えてください

過去に会社経営に携わって夢半ばに終わった経験から、リベンジしたい思いがあり、経営にコミットするには管理職にならないと、と思っていました。
また出産後の転職で、『時間的な制限のある人間を採用していただいた』というありがたさが会社に対してありました。そのなかで社内やお客様に対して、どうしたら最大の価値を提供できるのだろうかと常に意識していました。

時間に制限があるので、ひとつひとつの作業に集中するというよりは業務全般や案件を俯瞰して見る方が個人的には価値を提供しやすく、それがマネジメントと結びついたのかもしれません。

 

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

朝の保育園のお迎えは週の半分ずつ、週に3日は寝かしつけができるくらいの時間に帰って来てもらう、週の1日はめいっぱい仕事をさせてもらうなどの形で分担をしています。

 

なんだかよく分からいないけど、毎日楽しそうなムスメさん

なんだかよく分からいないけど、毎日楽しそうなムスメさん

 

 

「ママとして、日々の業務や社内プロジェクト、外部の勉強会への積極的な参加など”取り組む姿勢”に非常に刺激を受けることが多い」とMOPを受賞されたそうですが、時間管理術を教えてください!

当社にはM.O.P.(モットモオモロイパーソン)という制度があり、当社コンセプトである「モットオモロク」を体現したメンバーを月次、四半期の両方で選出する取り組みをしており、前期末に受賞をすることができました。

 

M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

 

業務、社内プロジェクト、育児、家事など、その時々に優先順位は変わりますが、すべての時間について可能な限りフラットに考えるようにしています。
目の前の育児・家事と業務だけでは自分の10年後、20年後が先細りになってしまいますから…。

「時間の管理」と言える程のものができているのかはわかりませんが、ワークショップや勉強会の予定も、家庭の行事と同じレベル感でできるだけ先に入れて、その前後で家事はなんとか埋め合わせをしているイメージです(笑)
とはいえ、家族の健康を守るのも大事なことなので、週末にまとめて1週間分の常備菜を作ったり細かな下ごしらえをしておいたりと、なんとかやりくりしています。
 
 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

お客様が鉄道会社のため、娘が鉄道好きに育っていたり、私のヒールを履いて「しごといくねんー」と言っている姿を見ると、母としての部分だけではなく、働く姿も肯定してくれているのかなと嬉しくなります。

自宅で仕事をしていたら、小さなワーキングガールも隣でお仕事開始

自宅で仕事をしていたら、小さなワーキングガールも隣でお仕事開始

 

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?それをどうやって解決していますか?

仕事と育児・家事の調整がうまく行かず、どちらかを諦めざるを得ない時に割り切れない気持ちを感じる時もあります。
そういう時は「仕事人として、母として、妻として、こんなに需要がある時期なんて人生にそうそうない!私ってなんて幸せ者!」とポジティブにリフレーミングしています(笑)

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児…子ども扱いせず、別人格として尊重する

仕事…多様な見方でベストを考える

 
 

これからの目標を教えてください。

自分の成長にも常に目を光らせていようと思いますが、家庭、会社やチームなど、子ども含めまわりのメンバーが成長できる場作りにも貢献していきたいと考えています。
 
 

最後に、サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

ワーママの皆さま…

毎日、仕事に家事に育児に、本当にお疲れさまです!

職場ではひょっとしたらマイノリティかもしれませんが、皆さんの熱量を集めたらとても大きなパワーになるはず!

情報交換などしながら、この難局を乗り切って行きましょ!

 

ワーママ周辺の皆さま…

今日この記事をご覧いただき、少しでもワーママの実態をお感じいただければ大変嬉しく思います。

ワークライフバランスの捉え方はワーママそれぞれだとは思いますが、

みな真摯に日々に向き合っていらっしゃると思いますので、応援していただけると幸いです。

 

インタビュー by 安原 愛

 

2015年9月18日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは、関西コアスタッフでもある湯本理絵さん。教育機関で働きながらも、仕事や職場に囚われず、やりたいと思ったことにはどんどん挑戦し、仕事場だけでは積めない経験や人脈を幅広くお持ちです。「公私融合」をテーマに、自由な働き方を模索し続けている湯本さん。職場での仕事が自分が思うものと違うと、つながらないことにやきもきしたこともあったのだとか。それでも仕事一辺倒で考えるのではなく、トータルで捉え、仕事以外での実現性も考えて行動する中で、いつしかその戸惑いは消えていったそうです。
今、少しモヤモヤする思いをお持ちの方には考え方のヒントとなるインタビューではないでしょうか。

2015年8月31日 0 comment
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今回のパワーママインタビューは、YouTubeやGoogle+などを通して子育てにまつわる情報発信をしている『ホリプロ保育園』のえんちょーとして活躍する安田美香さん!

「あなたはひとりじゃない!つながるってすてき!」を合言葉に、子育てに関わる人たちの笑顔が増えることを願い、活動しているという『ホリプロ保育園』。1歳と5歳のお子さんのママとしての目線を活かしながらさまざまな情報発信をされている安田えんちょーですが、立ち上げの裏には、安田さんご自身が産後、子育てで挫折した経験があったそうです。

2015年8月19日 0 comment
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るりちゃんトップ

今回ご紹介するのは、総合物流会社で働く森國瑠璃さん。
育休明けに職種変更になるも、今の自分に何が出来るかを徹底的に考え、自身にとっても会社にとってもいいと思うことは積極的に上司に提言し、声を上げ続けてきた森國さん。
しかもその提案はきちんと資料にまでまとめる徹底ぷり。その行動力で道を切り開いていく姿には勇気をもらいます。
ひたむきでまっすぐ、それでいて謙虚。
今の自分に何が出来るか。自分は何にこだわって仕事、育児をしていくのか。そんなヒントが詰まったインタビューです。

2015年8月18日 0 comment
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パワーママ関西が今回ご紹介するのは、パナソニック株式会社エコソリューションズ社 宣伝・広報グループに勤務されている川原理恵子さん。
産休育休を経て会社に復帰後、一般職から総合職へキャリアアップされた川原さん。育児との両立に悩む方が多い中、さらにステップアップを選んだのはなぜでしょうか?

2015年7月13日 0 comment
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まりこさんとお子さん

今回ご紹介するのは、大手製造業にて人事職として活躍する大谷万里子さん。復帰後から”女性活躍推進”というテーマに取り組まれています。製造業ということもあり、正社員に占める女性割合は1割程度。全くゼロからのスタートだったようですが、次々に新たな両立支援制度の導入や組織内の風土改革を実現されています。
当事者である自分自身が”女性活躍”というテーマに取り組む中で、大きな気付きがあったそうで、それが今の大谷さんの仕事のスタンスに活かされています。

2015年7月1日 0 comment
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今回ご紹介するのは、大手国内メーカーで広報を担当されていらっしゃる山本愛さん。

山本さんは、4歳になる娘さんとご主人さんの3人家族ですが、

現在、第二子妊娠中で、夏には4人家族になります。

仕事では海外出張をされることもあり、多忙な中、家事・育児・仕事を両立されていらっしゃいます。

結婚・出産は女性にとって、仕事における大きな転換期。

キャリアを諦めたり、仕事自体を辞める決断をする女性も少なくありません。

2015年6月15日 0 comment
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宮崎友恵さん

今回ご紹介するのは日本で知らない人はいないかも?というくらい、おなじみのロングセラー菓子「ビスコ」のマーケティングを担当されている宮崎友恵さん。
「仕事と生活を<両立している>というより<融合している>という状態」と言う宮崎さんがどのように融合させておられるのか、についてお話を伺いました。

2015年5月7日 0 comment
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プロフィール

ついに100人目のパワーママのご紹介です!

コーポラティブハウスのプロデューサーとして活躍される佐藤丹音さん。

勤務先では初めての産休取得者だったようですが、母親になって、お客様の信頼をより頂けるようになったとのこと。

マクロビオティックから裁縫などなどマルチにアンテナを張る佐藤さんのお家は、

さながらモデルルームのようです!

2015年4月24日 0 comment
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山口恵美さん

今回ご紹介するのは人材サービスの営業職として活躍されている山口恵美さん。
取材させていただいた時はこの春出産予定の第2子がお腹に!大きなお腹を気遣いながら、クライアントへの打ち合わせや営業に回る日々を過ごしているそうです。
今回は第1子出産を経て周りとのコミュニケーションや捉え方が変化して、視野が広がった!というお話やご家族との協力体制についてお話を伺いました。

2015年4月20日 0 comment
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今回ご紹介するのは、グローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea!を運営されていらっしゃる内海裕子さん。海外でのグローバル育児が話題になっている今、内海さんは、フリーランス時代にいち早く親子留学を体験し、その素晴らしさを多くの人に伝えたいと起業されました。ポジティブでバイタリティ溢れる内海さんと、プチ親子留学の魅力がたっぷりつまったインタビューです。

 

プロフィール

・氏名: 内海裕子

・会社名: 株式会社タイドハーツ

・役職名: 代表取締役・Glolea![グローリア]編集長

・居住地: 東京都世田谷区

・ご自身の年齢: 36歳

・お子様の年齢: 5歳

・ワークスタイル: フルタイム

・簡単な経歴:

大学卒業後、単身渡米。帰国後は、世界20カ国以上の人々とのシェアハウス生活をしながら、オールアバウトにて編集・プロデュースを担当するなどし、独立 ⇒ 独立後はフリーランスとして現在の朝活ムーブメントを牽引した「朝時間.jp」の創刊・編集長を務める ⇒ 30歳で結婚後、2009年出産 ⇒ 復帰後は、書籍の執筆活動の他、米国ポップコーンムーブメントの火付け役となったシカゴ生まれの「ギャレット ポップコーン ショップス」の日本初上陸原宿店オープンまでのプロモーション・マーケティングプランニング・Web戦略等に携わり、現在の国内における高級ポップコーン市場の開拓に寄与する。これまでの経験を省みる中で、今後のグローバル・コミュニケーション教育及び、ポジティブに世界をつなぐ人材育成の必要性を強く感じ、2014年4月、ちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![グローリア]をローンチ。

 

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現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

現在は、主にちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![グローリア]編集長として、編集・制作・プロモーション・営業…等オールラウンドに携わるとともに、アントレママ(アントレプレナー×ママ)として会社の経営をしています。

Glolea![グローリア]は、Global + Learning という言葉を掛けあわせたオリジナルの造語で『教育×子ども×世界×未来』というキーワードにピンとくるママ達をターゲットに、平日ほぼ毎日更新情報を発信しています。

 

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▲運営しているGlolea![グローリア]。 ワーママオブザイヤー受賞の鷲見さんの体験インタビューも掲載されています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床、Evernoteに朝日記を書く、メール・FBチェック&返信

6:30 朝食の支度開始
7:00 朝食
8:00 保育園の支度
8:30 保育園送り
9:00 始業
18:00 終業→保育園へお迎え
19:00 夕食、お風呂タイム、就寝準備
20:30  絵本を読みながら寝かしつけ→息子と共に一緒に就寝

 

起業しようと思ったきっかけを教えてください。

独立後、フリーランスで仕事をしていたので「できればこのまま身軽なフリーランスで居続けたい」と思ってましたが、Glolea![グローリア]を立ち上げるにあたり、法人のお客様と会社同士のやりとりの必要性が出てきたため、起業するに至りました。
子育てしていると日本や世界の未来がどうなっていくのかと不安に感じることもありますが、「明日の世界が今よりももっと良い場所」になるよう波紋を世界中に拡げられるようなメディア作りを目指しています。

 

ご自身も数多くの親子留学を体験されていますが、親子留学のメリットを教えて下さい。

私自身、親子留学を通じて息子の世界の捉え方の変化を日々感じました。

先入観や偏見、差別心や固定概念がない幼少期。体験したことをそのまま「自分の一部として吸収」することができる幼少期や初等教育期に、多様な世界や本物に触れることの重要性が各所で言われています。1週間程度のプチ留学体験であっても、お子さんにとっても一生モノの体験になっていきます。帰国後も世界への興味、違うバックグラウンドを持つ人へのポジティブな想いが続いていきます。

そしてなによりママにとっても素晴らしい経験になります。

子どもと共に留学する醍醐味は、子どもと共に学校や地域にも関わる必要が出てくるため、これまで出会ったことのない価値観、言語、考え方、食べ物、風景、香り…様々な「違い」と出会う確率が圧倒的に増えることです。

短期間に集中して語学力の向上が叶うだけでなく、現地や世界各国に友達や仲間ができることで、留学後の語学力アップのモチベーションが続くことも嬉しいお土産。週末には、現地観光のアクティビティーを楽しめるので、旅の楽しみも味わうことも可能なので、一石何鳥も得られる良い経験だと思っています。

 

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▲様々な国籍・バックグラウンドを持つ人々が多いハワイでの一枚。今でも息子はハワイのプリスクールやホームステイ先の話を思い出して語ってくれます!

 

しかし「親子留学を良い経験に導く鍵」は、何と言ってもお子さんの気持ちの準備時間をしっかりとってあげることです。

「どこの国にいってみようか?」「どんなものを持っていく?」「現地ではみんなどんな言葉を話しているのだろう?」など会話をしながら、お子様の心の準備&日常的に使う言葉の準備を少なくとも2〜3ヶ月はとり、お子さんがワクワク楽しみにしてくれる心の準備ができれば、現地での滞在は親子で大満喫できる経験となるはずです!

 

内海さんおすすめのプチ親子留学スポットはどこですか?

ハワイ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、マルタ島、フィリピン、マレーシア、シンガポール、タイ、フィジー…など、実は短期間でも親子留学の受け入れをしてくれる国は世界中にあります。ぜひ、ご自身のココロが“ピン”とくる国を選んでいただければと思います!

中でも、注目度が急上昇中なのはアジア親子留学です。私が経験してきた国で行くと、フィリピンは本当におすすめです。

・日本との時差はたった1時間。距離も約4時間の近場の英語圏です。コスト的にも人気のマンツーマンレッスンが欧米圏と比べればリーズナブル!

・フィリピンの方々はアジアのラテンと言われるほどのとびきりの明るさで迎えてくれます。女性と子どもにやさしい国民性もあり、居心地が良いと感じる方が多いです。

親子留学ビギナーママのお試し親子留学のためにもピッタリの場所ではないかと思います。

 

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▲フィリピン親子留学先、パーペチュアル・ヘルプ大学&付属プリスクール初日の様子。 フィリピンのプリスクールのレベルの高さや女性の働き方に刺激を受けた日々でした。

 

また、フィリピンは今、まさに国が成長しようとしているエネルギーにあふれています。実は、男女平等度がアジアでダントツNo.1。女性の管理職比率アジアNo.1の国はフィリピンだということをご存知でしょうか(日本は残念ながらいずれも下位)。

女性が働く環境が整っているフィリピンで活躍する現地ワーキングママと、日比両国の子育てや女性の働き方について語る機会があると、日本の女性の生き方や働き方、働く環境について、考えさせられること多々のインパクトのある経験となるでしょう。

 

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▲全て英語で授業が行われるプリスクール。 子ども達も先生もみんな優しく温かく…そのホスピタリティーに 毎日感謝し続けたフィリピン親子留学でした。

 

お仕事がかなり忙しい中で育児をしていくにあたり、何かご自身の中で注意していることはありますか?

「ハレの日」と「ケの日」のメリハリをつけることです。

お祝いの日、お祭りの日…など「ハレの日」には夜更かしも豪華なお食事も、ちょっとの食べ過ぎ飲み過ぎも豪快にパーッとやります。しかし、生活のベースとなる365日中のほとんどの日々の「ケの日」は慎ましく。普通の日を、ごく普通に穏やかに、シンプルに過ごすことを大切にする。そのメリハリを保つことがココロとカラダの健康の秘訣だと思います。健康でなければ何もできないですからね!

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

子どもが大人になる頃の未来、孫が大人になる頃の未来、ひ孫が大人になる頃の遠い未来が、子どもを持つことにより、以前よりも強く“ジブンゴト”として考えられるようになりました。

私達大人世代の決断や判断が次の世代にダイレクトに響いてくるのだな…と思うと、今まさに歴史をつくっている一人の担い手として、ものすごい責任があると感じています。

今まで、しっかり学びたいと思いつつ、機会を逃してきた「日本の歴史」に改めて強く興味を持ち学び直しています。過去の人々がどのような思いで、この日本を作り上げてきたかということを夫・息子も巻き込んで学ぶとともに、「次はどんな未来にしたい?」という話や、世界情勢についてのニュースを観ながら「どうしたら世界から争いがなくなるのだろう?」という話題を家族で日々対話しています。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

お互い自営業の夫婦ということもあり、家事・育児がどちらかに偏らないように基本的には全ての役割を半分ずつ…「●●の担当は私」「●●の担当は僕」と、役割を決めて不公平感が出ないように務めています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

「ママ、大好きよ〜!!」と、息子が大声で言ってくれる時は嬉し恥ずかし・・・でも嬉しい! です。特に、仕事を追えて保育園から帰ってきた息子とハグしながら「今日はどんな一日だった?」と、お互いの今日一日を振り返る時間は最高の時間です。

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?

「とにかく時間がない!」ということでしょうか。特に、スタートアップ直後なので何もかもぜーんぶゼロから会社も仕事も作っている真っ最中なので、本当に時間の大切さを身にしみて感じます。独身時代も「時間がな〜い!」とよく言っていましたが、子どもがいるとその比ではありません。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

以前は、なんでも「楽しそう♪」という直感だけで全てのお仕事を引き受けていたのですが、さすがに、育児も並行して仕事をしていると全てが中途半端になってしまう…ということがようやくわかってきまして、やること、やらないこと、できること、できないことをしっかり線引きをするようにしはじめました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児においては息子に「愛しているぞ〜!」と愛情を1000%注ぎこむことを大切にしています。実際に「愛してる〜! 大好き!!」と言葉でも言いますし、ハグの嵐が飛び交っています。また、褒めるときも褒めまくります。

私自身はこのような育てられ方はしていないのですが、アメリカ滞在時にお世話になったホストファミリーのママTaraの子育てや子どもとの触れ合い方に非常に感銘を受け共感し、Tara流の子育てを受け継いでいます。

いつか、息子が私を振り返った時に「僕はしっかり家族から愛されていた」という温かい記憶が残れば、私の子育ては一つ大成功だなと思います。

仕事で大切にしているのは、できるだけボールを抱え込んで悩み過ぎないということです。考えながら走る、走りながら考える…疲れたら休む、質素だけれどしみじみ美味しいと思えるごはんを毎日つくり食べる、そしてちゃんと寝る!できるだけ自分がゴキゲンでいられるように、心から好きな人達と、心から好きと思える仕事をして、それがより良い未来につながっているという実感を持ち続けられる仕事と機会を創造しつづけていけば、その仕事の仕方や方向性に間違いはないと思っています。

 

これからの目標を教えてください。

家族がずっと仲良く、心穏やかに暮らしていければいいなと思っています。

また、新しい価値観や文化や、そこに息づく人々との深く関わっていくことが大好きなので、生きている限りできるだけたくさんの国々の文化や人々に触れ、世界中(日本含む)の親愛なる友人達と良い関係を紡ぎ続けながら、大河の一滴のごとく、より良い世界を創りだす一人の担い手になることができればいいなと思います。

 

最後に、サイトをご覧の皆様にメッセージをお願いします!

難しい時代の渦中にいる私達ですが、多様で様々な文化背景を持つ世界中の人たちとポジティブにつながり、もっと素敵で平和な未来に向かって子どもたちと共に世界を学び続ける(=Glolea!する)ママ達とその想いが世界中にひろがっていけば嬉しいです。

世界とつながることは、自分とつながることだなといつも感じます。ひとたび海を渡ったり、日本にいるノンジャパニーズの人と対話すると必ず聞かれるのは「あなたはどういう人? どう考える?」「あなたの国ではどうなの?」ということ。自分の足元をしっかりと知る、学ぶ、伝えられるということがどれだけ大切かということを痛感します。

俗にいう“グローバル教育”という話題で一番に出てきがちなのが「英語どうする?」ですが、英語よりももっと大切なのは、「自分の中にある根っこはなにか?」を自分なりに探求し、自分の言葉で誠心誠意伝えられることなのではないかと思っています。また、合わせて、目の前に居る考えの違う相手への興味関心を持てる心…より良いコミュニケーションを築き、お互いの良い所を見つけあい、少しでも良いネクストステップのために手を携えていこうという心のあり方なのではないかと思います。

言葉が通じ合おうが合うまいが、ココロを裸にして付き合った時に「いいね!」と感じあえるお互いの人間力そのものが重要なのではないでしょうか。

子どもと共に人間力を上げていくこと、そんなことをこれからも楽しんでいくことができればと思います!

 

インタビュー by 宇田川
構成 by 井本&安原

2015年3月31日 0 comment
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今回紹介するのは、外資系のメーカーでマーケティングマネージャーとして活躍する菅谷さと子さん。

扱っている商品がさく乳機ということで、ママの経験を活かし、ママ目線でのマーケティング、営業活動を続けられていますが、当初は社内で子育て中のママは菅谷さんだけだったとか。

実は、私が初めてお会いしたのは、前職の電機メーカーで広報をご担当されていた時のこと。海外での展示会を控えたタイミングでお話を伺い、ママだということを全く感じさせないバリバリの広報ウーマンという印象を受けました。当時まだ1歳だったお子さんをご主人に託し、約1週間ほどスペインに出張すると聞いて衝撃を受けたことを今でもよく覚えています。

そんな菅谷さんがなぜ今のお仕事に就かれたのか?その背景や転職活動についてお伺いしました。子育てをしながらもやりたいことをどう実現していくか、勇気を与えてくれるインタビューです!

2015年3月8日 0 comment
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パワーママプロジェクト関西。今回ご紹介するのは、大阪市立男女共同参画センター(クレオ大阪東)センター長の戎多麻枝さん。

1人目出産時には支店で育休取得が初。2人目出産時には育児休暇制度が適用されず、産休のみでの職場復帰。

そんな中でも「結果を出していれば文句言われる必要ない」と常に自信と誇りを持って仕事に取り組んできた戎さん。
それを笑顔でさらっと話してくれるのもまた魅力です。

「成果は時間ではなく工夫次第」時間制約があっても委縮する必要なんてない。そんなヒントが詰まったインタビューです。

2015年1月5日 0 comment
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2012年 軽井沢旅行にて

パワーママプロジェクト関西。今回ご紹介するのは、ハウスキーパーのマッチングサイト・タスカジ(http://taskaji.jp/)関西エリアマネジャーで、パワーママプロジェクト関西コアメンバーでもある安原愛さん。

実は現在のお仕事を始められるきっかけは、このパワーママプロジェクトでの出会いからだとか。

関西→東京→関西と2度の転勤を経験されながらも、それを自らのキャリアに繋げてこられたパワーママ。

ご主人が転勤族・・・そんな方も多いのでは?!パワーがもらえるインタビューです。

 

2012年 軽井沢旅行にて

2012年 軽井沢旅行にて

 

プロフィール

 

・氏名:安原愛
・会社名:ブランニュウスタイル株式会社 http://b-newstyle.jp/
・職種:関西エリアマネージャー
・簡単な経歴:英会話講師→海外の外資系ホテルで法人営業→日本に帰国後、通訳スクールに通いながら外資系企業の通訳翻訳兼秘書などを経験し、結婚。夫の東京転勤が決まり、妊娠8か月で退職。出産後、東京に引っ越し→息子が2歳手前に外資系企業の営業として再就職し、約1年後マネージャーに昇進するも、再び夫の大阪転勤のため退職し、一家で大阪へ→現在に至る

・居住地: 大阪
・ご自身の年齢 38歳
・お子様の年齢 3歳11か月
・ワークスタイル フルタイム

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 

ハウスキーパーのマッチングサイト・タスカジ(http://taskaji.jp/)を運営する会社で、主に関西エリアの立ち上げを担当しています。ハウスキーパーの募集から面接、研修まで関西エリアについては全て私が任されています。利用者からの問い合わせ対応、翻訳チェックや、ブログ、Twitter(タスカジコ)での発信などもしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

6時半 起床(息子の朝食、朝の支度は夫が担当)
7時 息子・朝食
8時 幼稚園登園のため、マンション横のバス停へ
8時頃 夫出社
8時15分 帰宅&朝食(Facebook、日経ニュースなどで情報収集)
8時45分 家を出る
9時 出社
午前中:メールチェック、東京本社とSkypeで定例会、資料の翻訳など
午後:ハウスキーパーさんの面接や研修、ブログの執筆、交流会参加など
17時30分 会社を出る
17時45分 幼稚園到着
18時 帰宅→夕食作り
19時 夕食 (夫は19時半~20時頃帰宅)
20時 息子・お風呂
21時 息子・就寝
21時~ 家事、起業準備、読書、英語の勉強、仕事など
0時 就寝

 

 

よこはマリン(起業家交流会)にて

よこはマリン(起業家交流会)にて

 

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

 

「守るべき存在」ができたおかげで、精神的に強くなったと思います。
実は私、幼い時に両親が離婚し、幼稚園から高校までは祖父母に育てられました。母が私を引き取ったものの、祖父母に預けたので、母に会えるのは年に1度の夏休みの数週間だけでした。そういう家庭事情もあり、息子を妊娠してからは「普通の家庭を知らない私が、ちゃんと子供を育てられるのだろうか?」と、マタニティーブルーになるほど心配でした。
出産してからも慣れない育児に最初は「これでいいのかな?」と迷うことも多かったですが、「育児には正解がない。だから、今できることをやるしかない」と思えるようになりました。
そのおかげもあり、仕事においても「とりあえずやってしまおう!」と昔より、いい意味で度胸がつきましたね

 

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

 

夫の転勤の影響で専業主婦だった時期があり、家事全般は私がやっていましたが、育児に関しては当時から率先してやってくれていました。
それでも、仕事を始める際には「世帯収入が増えるのだからあなたにもメリットがあるでしょう、それならちゃんと分担してね!」と(半ば強制的に?笑)話し合いました。
その結果、夫の担当は、洗濯をして干す、食器洗い、お風呂掃除、朝食の準備、子供の着替え、登園、お風呂or寝かしつけ。
私は、洗濯物を取り込んで畳む、トイレ、洗面所の掃除、買い物、夕食の準備、子供の迎え、お風呂or寝かしつけと分担できています。
私は毎週日曜日の午前中に通訳スクールに通っているため、その間は息子を公園へ連れて行ってくれますし、週末の食事や掃除なども負担してくれています。仕事と家事、育児そして勉強の全てを両立できているのは夫のおかげ。感謝しています。

 

 

ご主人の転勤を2度経験されていますが、それをどう乗り越え、自分のキャリアにつなげてこられたのですか?

 

本来、夫は転勤族ではありません。最初の転勤話が出た時、私は妊娠中で、産休を取って復帰しようと思っていましたので、本当に驚きました。でも家族は一緒にいたほうがいいと考え、引越しを決意。退職に至りました。
あと2週間で引っ越しという時に、311が起きました。そんな中、生後3か月の乳児を連れて東京に行くことは本当に不安でした。でも、行ってみれば水問題は収束しつつありましたし、友人もすぐにできたので意外と大丈夫でした。
夫が3歳までは専業主婦でいて欲しいようなことを言っていたのですが、息子が1歳半になったくらいから、「家庭だけでなく、社会でも何か貢献したい。仕事で成果を出したい」という思いが強くなり、2歳になる直前に再就職。

でも、1歳児を抱えた母親の転職は想像以上に大変でしたね。それまで評価してくれてる雰囲気でも、子供がいると伝えた瞬間顔が曇り、不採用通知が届く。そんなことが続きました。特に日系企業はその傾向が強かった気がします。
結果的には外資系企業2社から採用通知をいただきました。
「私も娘が小さい頃は大変だったから分かるよ」と社長や上司が理解してくれたこと、自分をアピールしやすいと感じたことが理由で、規模としては小さいほうの企業を選択しました。結果、いろいろなアイデアや意見を取り入れていただき、非常に遣り甲斐があり、いい決断だったと思っています。
ところが、マネージャーに昇進し、次はシニアマネージャーを目指そうと思っていた矢先、まさかのまた夫の転勤話が・・・。せっかく築いたキャリアを捨てて、また1から始めなければならないことが悔しく、正直、東京に息子と2人で残る道も真剣に考えました。でも、パパ大好きな息子を離れ離れにさせるのはかわいそうだし、我が家の場合、夫のサポートがなくては仕事を続けることができないのは明白でしたので、退職を決意しました。そう決めたら、なんかいろいろ吹っ切れて(笑)「仕事辞めるなら、自分で何か事業を始めようかな」「通訳スクールにもう一度通おうかな」「2人目も考えようかな」といった感じで、逆に転機だ!チャンスだ!と思えてきました。

そんな時、パワーママを通じて現職の代表と知り合いました。「実は関西にもサービスを展開したいと思っている」とお聞きし、「良かったら何かお手伝いできないか」と手を挙げたことがきっかけで、今のキャリア、新たな夢に繋がっています。

転勤族の夫がいると、キャリアの構築は本当に難しいと思います。妻は仕事を辞めてついていくか、単身赴任をしてもらうかの選択肢しかありません。
でも近い未来、一部の職種を除いては、会社に行かなくても仕事ができるようになると信じています。そうなれば、夫の転勤で引っ越すことになっても、仕事を辞めなくても済むかもしれません。
私自身、起業を考えていますが、そのような環境も作りたいと考えています。

 

 

2014年4月 幼稚園の入園式にて

2014年4月 幼稚園の入園式にて (その2ヶ月後には夫に転勤の内示が(笑))

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

 

育児では・・・
・とにかく子供を通して、今まで出会えなかったような人達にたくさん出会え、刺激をもらえたこと。
・仕事で離れている分、遠距離恋愛のように息子のことが愛しく思えること。(寝る前に「ママ、大好きだよ!」と息子にチューされた時には、かわいすぎて死ぬかと思いました!)

仕事では・・・
・営業時代では、子供という共通の話題でお客様と打ち解けることができました。子供がいなければ、前職での成果はなかったと思います。

 

 

ディズニーランドにて

ディズニーランドにて

 

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?
それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

 

・育児では…子供が「(預かり保育でなく、他の子のように)バスで早く帰りたい」と言われると、罪悪感にかられることがあります。

・仕事では…やっぱり息子が熱を出した時でしょうか。大阪に来てから夫が激務になってしまい、なかなか休めないため、ほぼ私が対応しています。

解決策として、罪悪感については、迎えに行くと意外と楽しく遊んでて、気にならなくなりました。会社も裁量労働制を取り入れてくれているおかげで、週に1度は息子もバスで帰宅して、スイミングにも通わせられています。

また、病気の時には、息子が寝ている間に在宅で仕事をするなどして対応しています。最近、夫が1日5,000円で利用できる病児保育サービスを見つけてきてくれたので、どうしても二人とも休めない時には利用してみたいと思います。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児では…子供に「大好き、ママを選んでくれてありがとう」と1日1回は言葉に出して伝え、抱きしめるようにしています。最近では、息子も「ボクがね、ママを選んだんだよ!」と言ってくれます。たぶん私の真似ですが(笑)

仕事では…無理な仕事依頼に対しては、素直に「できない」と言うことを心がけています。 期限ギリギリになって「できません」と言う方がよっぽど迷惑だから。でも、ただ「できない」と言うのではなく、「いつまでならできるのか?」や「どうすればできるのか?」を相手に提示するようにしています。また、日頃からお手伝いできるものは進んで申し出るなど、「持ちつ持たれつ」の関係を築きたいと思っています。

 

 

元同僚とオフィスにて

元同僚とオフィスにて (彼女も先月男の子を出産し、ママデビューしました)

 

 

これからの目標を教えてください。

 

起業したいと思っています。自分で起業してしまえば、また東京に転勤になったとしても、仕事を辞めなくて済みますし。既にいくつか構想はあるので、1年以内にそれをちゃんとした形にしたいです。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

 

子供を預けることに罪悪感を抱いて、葛藤してしまうかもしれません。私もかつてそうでした。しかし、パワーママモーニングのゲストにいらしていた外資系会社の取締役小島かおりさんにお会いして、「子供はあなたの背中を見てる。楽しく仕事していれば、子供も嬉しいし、働くママのことを誇りに思ってくれるはず!」と言っていただけて、すごく気持ちが楽になりました。
ママが笑顔だと、子供も嬉しい。いつか子供が最大の理解者になってくれるよう、息子との時間を大切にしつつ、これからも楽しみながら仕事をしていきたいと思っています。

 

インタビュー by 井本七瀬

2014年12月15日 0 comment
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大塚さん
今回紹介するのは、種村さんからの紹介で、株式会社ワーク・ライフバランスの共同創業者である大塚さん。
「ワーク・ライフバランスは、ワークもどちらもも充実させる」を工夫しながら実行されている、とてもポジティブなお人柄が伝わってくるインタビュー。
「仕事も子育てもプライベートの活動も、全部欲張りに生きている人を増やしていきたいと思います。」というメッセージが、パワーママプロジェクトでも全面共感です!(椿)
大塚さん

大塚さん

プロフィール

・氏名:大塚万紀子(おおつかまきこ)
・会社名:株式会社ワーク・ライフバランス
・役職名:共同創業者 パートナーコンサルタント
・職種:ワーク・ライフバランスコンサルタント
・簡単な経歴:
2003年 中央大学大学院法学研究科卒
同年楽天株式会社入社、新規クライアント開拓担当
目標400%達成により新人賞獲得後、法務部にて勤務
スタッフ部門MVP賞などを受賞
2006年 株式会社ワーク・ライフバランス設立に創業メンバーとして参画
2010年  中央大学商学部非常勤講師(総合講座「起業家入門」)
早稲田大学MBAコース「NPOと社会起業家のためのリーダーシップ」担当
2013年  早稲田大学ボランティア論授業担当
2014年 金沢工業大学大学院ビジネスアーキテクト専攻 客員教授
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :36歳(1978年生まれ)
・お子様の年齢 :7歳(2007年生まれ)、2歳(2012年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ワーク・ライフバランスコンサルタントとして、日本の長時間労働を前提とした働き方を改善し、短時間でも生産性高く働ける組織作りを目指して日本全国を飛び回っています。
経営者と対談することもあれば、現場の従業員のみなさんと頭に汗をかきながら残業の原因を探して解決策を考える毎日です。
17時半には仕事を切り上げ、延長保育なしで保育園へお迎えに行くことを自分の挑戦として頑張っています!
大学生や20代女子からキャリアの相談を受ける機会が増えたこともあり、
代表の小室淑恵と「30歳からますます輝く女性になる方法~仕事も結婚も子育ても何もあきらめなくて大丈夫!~」(マイナビ出版)を書かせていただきました。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:30 起床・朝ごはん準備(子供たちは身支度と宿題)
07:00 朝ごはんを食べつつ宿題のまるつけ
07:30 自分の身支度
08:00 長女学校へ、次女は夫(パパ)と保育園へ、私は家事や夕食の準備
08:30 出勤
     通勤電車では「朝メール.com」で1日の予定を組み立てたり、
     後輩の仕事の優先順位をチェックしたり。
09:30 始業。朝一番は社員全員でオフィスの掃除!
10:00 経営企画室会議(社員の働きやすい環境づくりについて議論)
11:00 働き方見直しコンサルティングのA社チーム会議
11:30 国の委員会の資料読み込み
12:00 同僚二人とランチコーチング
13:00 外出
14:00 クライアントと働き方見直しコンサルティングの打ち合わせ
15:00 そのまま外でメールチェック&提案書作成。ノートPCとiPhoneは欠かせません
16:30 ワーク・ライフバランスに関する取材を外で受ける
17:30 お迎えへダッシュ!帰りの電車の中ではネットスーパーで食材を発注
18:05 次女お迎え、長女が学童から帰ってくるまでに帰宅するべく、またダッシュ!愛車はPanasonicの電動自転車!
18:20 帰宅、と同時に長女が帰宅、セーフ!(時々アウト!)
     「何か食べる~」の合唱に負けて、ベビーチーズなどを…
     そうこうしているうちに夫帰宅
19:10 みんなで夕食
20:00 パパと子供たちとでお風呂、その間に明日の仕事の準備
20:20 自分のお風呂
21:00 子どもたちの寝かしつけ
21:30 読書したり、学校や保育園の役員の仕事をしたり…
23:00 就寝
大塚さんとお子様たち

大塚さんとお子様たち

出産して、何が一番変わりましたか?

時間に対する感覚が変わりました。
とにかく隙間時間を大切にするようになりました。
5分でも手が空いたら「これをしよう!」といつでも虎視眈々と隙間時間を狙っています。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

時折子どもを仕事場に連れていくことがあるのですが、
実際に仕事をしている私の姿を間近で見た長女が
「ママみたいになりたい」「ママ、お仕事、楽しそうだよね~。私も早くお仕事したいな!」と言ってくれたこと。
仕事に対してポジティブな印象を持ってくれたことが嬉しかったです。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

やはり、大切で重要な仕事の日に限って、子どもの体調が崩れ、
仕事をとるか、看病をとるか、悩んだこと。

それをどうやって解決していますか?

自分で全部やろうとしない、と腹をくくりました。
夫はもちろん、時には実家の親を頼ったり、
私や夫の会社のスタッフを頼ったり、
ママ友や地域の方を頼ったり、と、たくさんの人に頼ることで解決しています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらも楽しむこと。そのために、優先順位を間違えないこと。

ワークライフバランスのスペシャリストだと思いますので、今の日本の問題点と私たち世代が皆でのりこえるべき点について考えがあれば聞かせてください。

今年はとにかく女性活躍推進に注目が集まっていますが、
女性である私たちが本当の意味で活躍するためには
とにかく長時間労働しなければ評価されない、という働き方を変えなければならないと考えています。
今の日本の時間当たりの労働生産性は先進7か国で最下位、
国際的にも日本の仕事への時間のかけ方はクレイジーだといわれているほどです。
これからの日本で時間的制約を持つのは、
育児中の女性だけではなく、
介護と仕事の両立を迫られる男性社員(特に団塊ジュニア世代である30代後半~40代)にも広がります。
ワーク・ライフバランスが必要なのは一部の人、ではなく、
ほとんどの人が必要なのだ、という意識をもつことが重要だと思います。
もうすでに、ワーママの存在そのものが次世代のロールモデル(時間制約を持ちながらも成果を出すという新たな像)として注目され始めていると思っています!

上のお子さんが小学生にあがられたとのことですが、学校の宿題をみたり、小学生の子ならではの子どもとの日々のかかわりについて、工夫されていることがあれば教えてください。

まだ小学校1年生で宿題の量がさほど多くないこともありますが、
宿題タイムを朝の起床直後に設定しています。
以前は、学童から帰ってきて夕食を食べた後に宿題をしていたのですが、
お互い疲れ切ってしまって思いやることができず、
宿題が言い争いの種になってしまうことがあり、
これは負のスパイラルだ!どこかで断ち切らねば!ということで朝型に切り替えました。
そのおかげで、夜はゆっくり学校のことを聞くことができますし、早寝が可能に。
朝もメリハリのある時間の使い方ができるようになってきました。
視点の転換をすることの大切さをプライベート(ライフ)の時間で学ばせていただきました♪

小学校にあがると、保育園と違ってまわりのママの層が一気にかわってくると思います。PTAや他のママとのおつきあいで、工夫されている点があれば、教えてください。

できるだけ先手を打って、できることや得意なことを引き受けるようにしています。
また、頼まれたことは断らない、なんとかやってみる!ということも。
仕事を持っているかどうか、にかかわらず、みなさん忙しいと思いますので、
できることを精いっぱいやる、という姿勢を常に見せることが大切かと思います。
…発信と積極的な姿勢が大事、仕事と一緒ですね!(笑)

経営者として講演など出張も多いかと思いますが、お二人の子育ての中、どうやりくりされているか、聞かせてください。

夫も出張が多い仕事のため、グーグルカレンダーでお互いの予定を共有しています。
直前になってやりくりするのはリスクが伴うため、
大体2~3ヶ月後の予定を確認し合い、どちらが送り担当・迎え担当かを明確にしておきます。
どうしても間に合わない時は、ママ友パパ友やベビーシッターさんにお願いしたり、社会人としていろいろ話を伝えている大学生に代わりにお迎えに行ってもらいます。
私の場合は、横浜の実家の母は最終手段。
できるだけ距離的・過ごす時間的に身近な人にお願いしたほうがお互いにとって負担感が少ないように思います。
また、時には私や夫の出張についていくことも!
有休などを上手に使うと、出張がある仕事も魅力的に見えてきます♪

今後の目標やプランを教えて下さい!

創業した2006年当時に比べると随分ワーク・ライフバランスという言葉も広まってきました。
でも、まだまだ「ワークとライフを天秤にかけている絵」をイメージする人も多いのが現状です。
どちらか一方を選ぶ、のではなく、どちらも充実させる。
ライフで得た人脈や情報をワークに活かすというシナジーを生み出す社会をつくるべく、頑張っていきます!
また、次世代を担う高校生や大学生にも、ワーク・ライフバランスの考え方をきちんと理解してもらい、仕事に対してポジティブな印象を持ってもらいたいと考えています
高校生や大学生向けの授業などもお役に立てるところがあればぜひ、と思います!

最後に、メッセージをお願いします。

仕事も子育てもプライベートの活動も、全部欲張りに生きている人を増やしていきたいと思います。
一緒に頑張りましょう~!!
インタビュー by 種村佳子 構成 by椿
2014年12月2日 0 comment
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写真3

今回ご紹介するのは、3児のママ!

2人産んだ後に復帰されたけれども、仕事と育児のバランスに悩んだ結果ガラリと転身。ご自身の経験から着眼点を得たサロン開設は、地元のママ達に愛され子連れで施術に行く方がとっても多いのだそう!

3人ママさんの一日や小さな工夫、是非お読みください。

2014年11月12日 0 comment
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牧野理絵

今回のパワーママインタビューは北海道から!

札幌でMRとして活躍中の牧野理絵さんです。
もともとは東京、関東圏中心にお仕事をされていましたが、ご主人の転勤に伴って一度は退職を決断。その後、北海道で再就職をして現在に至ります。とはいえ、北海道での再就職や保育園事情など、東京とは異なる事情に戸惑い、苦労も多かったそう。

2014年11月1日 0 comment
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今回のご紹介するのは、広告会社で活躍する太田理奈子さん。6歳の男の子のママです。
お子さんが生まれるまでは仕事が大好きで、土日も会社にいるくらいののワーカーホリックだったとか。育休を取ったのは会社史上初、復帰後もしばらくは不規則生活を続けたそうです。そんな太田さんですが、徐々に子育て両立型にシフト。そのきっかけとは何だったのでしょうか?

2014年10月23日 0 comment
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今回のインタビューは、通販化粧品「マナラ」の広報、企業広報を担当する向井さん。ご自身自らがロールモデルとなって、女性活用やワークライフバランス面での企業姿勢をPRしています。

大変なことも、「未来の自分を作る大切な出来事」と受け止めて乗り越える姿勢がとっても素敵です。

2014年10月1日 0 comment
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自分画像

今回のインタビューは、国内お菓子メーカーで新規事業開発を担当する金丸さん。
小1の女の子のママで、なんと、新幹線で高崎から都内まで毎日通勤していらっしゃいます!
仕事でも家庭でも、ゼロからイチを創り出すことに注力し、それ以外は人に任せるという方針を徹底。震災後は熱い想いでイベントを企画したり、教育についてグローバル視点で考えるなど、その活躍ぶりにたくさんの刺激を受けました。大変気さくな金丸さんの人柄に触れるインタビューになりました。

2014年9月16日 0 comment
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sunouchi PHOTO1

今回紹介するのは、大手広告会社でコピーライターとして活躍中の須之内由香さん。

時間が不規則な広告会社のクリエーティブ部門で出産後もバリバリ仕事をこなしています。とはいえ、お子さんが生まれて以前とは働き方が大きく変わり、当初は不安も多かったとか・・・。その不安を払しょくし、今も支えとなっているのがパパの存在!パパが毎日、息子クンと一緒に体験したことを発信していて、ものすごく『イクメン』という印象を受けます。

しかし、そのパパも実は不規則で超多忙な生活を送っているんです。そんなパパをイクメンに育てた方法とは?

2014年6月23日 0 comment
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写真_ベビ英語

 

 

今回のインタビューは、familyの絆の強さがとっても印象的な村上康子さん。

ご自身だけではなく、家族ぐるみで多彩な社会貢献活動に取り組まれています。

うまくいかない事がある時は、素直に壁に直面し、トライ&エラーを続けていくこと。

どうしても前向きになれない時は、自分に悩む猶予期間を与えているんです。

と語る村上さんの人間味&魅力溢れるインタビューをご覧下さい!

 

プロフィール

・氏名:村上康子

・会社名:株式会社オプト

・職種:役員秘書

・お子様の年齢 7歳(男)と1歳(男)

・ワークスタイル:フル

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

株式会社オプトにて、役員秘書をしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00  起床。朝食の準備

6:30  夫が長男と私のお弁当作り

義父が次男に朝食を食べさせている間、自分の身支度(この間に長男が起床)

7:00    父、母、義父、長男の朝食タイム(早く食べ終わった人が次男の相手をする)

7:30 長男が小学校に登校(次男は教育テレビを見ながら喘息予防の吸入)
8:00 朝食の片付け、次男の身支度後、家を出発
8:20  次男の保育園に到着
9:15 出社
19:00  退社(学童の長男、保育園の次男は義父がお迎え)
20:00  家に到着(この時間に長男、次男は料理上手なパパの手料理を堪能)
20:10  父、母、義父、長男の夕食タイム(早く食べ終わった人が次男の相手をする)
20:40  家族でお風呂タイム
21:30  長男と次男の寝かしつけ
22:00  仕事のメール処理、食事の片付け、洗濯
   長男の宿題の丸つけ、次男の保育園の支度、ストレッチ
24:00  就寝

 

村上さんのご家庭では、旦那様やお父様(イクジイ)の育児参画が活発なんですよね?!ご家族での育児家事分担が現在のように確立するまでどんな工夫をされてきたんでしょうか?

義父母は自営業だったので、両立をするために夫婦が助け合いながら子育てをすることがとても自然な環境でした。

私は外で働き、夫は自宅で仕事をしているため、義父は学童の長男、保育園の次男のお迎え、夫は買い物もこなし、元々料理が得意だった夫が料理を担当してくれ、長男の宿題も見てくれています。

私は家の掃除、洗濯、長男の宿題の丸付け、次男の保育園関連の準備をするなど、義父、夫、私がお互いの時間の中でできるフィールドを徐々に開拓してきました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

第1子の育休明け職場復帰後、会社の社員提案制度で女性社員が働きやすい環境作りについて提案をしたところ、最優秀賞をとりプロジェクトが始動、2年後には、プロジェクトの目標だった「くるみんマーク」(女性社員が働きやすい会社として厚生省から認定されるマーク)を取得できたことです。ワーママとして仕事と育児の両立をあきらめなくて良かったと思えた瞬間でした。

http://www.opt.ne.jp/files/topics/1113.pdf

 

当初3名しかいなかった会社のママ会も、7年後の今ではグループ会社を含め、20人以上が集まる月1回のママランチ勉強会となり、感慨深いです。

写真_ママ会

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

仕事で残業があるため、平日に仲々ゆっくり子供達とコミュニケーションをとれないことです。

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

なるべく子供達が寝る前に帰宅できるように心掛けていますが
どうしても遅くなる時は、長男とは手紙のやりとりや、夫にメールを送って
できるだけコミュニケーションがとれるようにしています。
早めに帰宅できた時は、長男と次男お風呂タイムで一緒に遊んだり、
寝かしつけの時間に長男、次男のことを抱きしめてスキンシップをとれるようにしています。
写真_長男からの手紙

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も前向きに考えることです。
うまくいかない事がある時は、素直に壁に直面し、トライ&エラーを続けていくことを心掛けています。
それにより徐々に改善されていく実感も得られますし、いつか同じ悩みを持つワーママの励ましにもなれたらと、燃えてきますw
ただどうしても前向きになれない時は、自分に悩む猶予期間を与えています。
その期間を過ぎると前進あるのみ!です。

土日は、ご家族で地域の取り組みにも積極的に参加されているとか?どんなことをされていらっしゃるんでしょうか?

夫は父親の育児を支援するNPO(ファザーリングジャパン)の理事や、地元の子育て会議の委員をしている関係で、子育て支援の講座で講師をしたり、子育てイベントに携わっていますので家族で一緒に参加できるようにしています。

昨年は、地元の男女共同参画センター主催のイベントで夫婦で両立のために夫婦でできることをテーマにしたワークショップを担当しました。

ママと赤ちゃん向けに、英語教室も開催されてるんですよね?詳しく教えてください!

第1子の育休中に夫に勧められて通信講座で小学校英語指導者資格を取得しました。
幼少期にアメリカに住んでいたこともあり、英語が楽しかった思い出があるので
その後、英語への苦手意識が全くなかったことから、幼少期から英語と楽しく触れ合う機会を
子供達に提供していきたいという思いがあり、ワーママをしながら週末に幼児、児童向けに英語レッスンを開催しています。子供相手のレッスンなので、ただいま保育士資格取得に向けても勉強中です。
写真_ベビ英語

幼い頃は海外で過ごされていたんですよね?そんなバックグラウンドから今影響を受けていることなど実感はありますか?

父の仕事の関係で、幼少期から中学卒業までにインドネシア、アメリカ、クウェイト、フランスに住んでいました。両親は海外生活の中で、家族の時間をとても大切にしてくれたので、
仕事と家庭をどちらも大事にするワークライフバランスの精神が私の心に根付いたのだと思います。

今もっともご興味のあることは何ですか?(仕事でも育児でも可)

ワーママだからこそできる仕事を開拓していきたいです。

ワーママは○○だから会社に必要!ともっと言ってもらえる仕事ができたら嬉しいですね。
更に、今後の日本の労働力人口を向上させるために、女性の再雇用制度が活発になると嬉しいと思っています。

最後にメッセージをお願いします!

ワーママに不可能なことはない!と思います。

時間ややり方を工夫すれば、突破口が見えてくるはずです。
将来のママ達のエールとなれるよう、楽しみながら夢に向かってチャレンジしていきましょう!
親からのサポート、民間や地域のサービスを利用するなどして夢の実現のために借りられる手はどんどん借りていきましょう!

 

インタビュー by高村

2014年4月29日 0 comment
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今回のインタビューは浦安市議の岡野純子さん。大学卒業後、マスコミに勤務された後ご結婚を機に専業主婦を経験、そしてお子さんが1歳の時に出馬し政治の道へ。ママ議員がほとんどいないという環境の中、子育て目線を最大限に活かしながら「浦安市を子育てしやすい街へ」と日夜奮闘されています。そして、まもなく第2子をご出産の予定というパワーママです!

2014年3月28日 0 comment
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今回のパワーママは、キッズ向け写真スタジオhappilyの代表取締役の二口さん。子育てをしながら事業を立ち上げ、今では都内に2店舗を構えるまでに。ママスタッフも沢山雇用されています!ママをターゲットにしたサービスを展開するにあたっては、ご自身の“母親であることの感覚”が活かされているといいます。

tommy hilfiger_14

 プロフィール

・氏名:二口恵子(ふたくちけいこ)

・会社名:株式会社ハピリィ http://www.happilyphoto.jp/

・職種:フォトスタジオ事業

・簡単な経歴:旅行会社→旅行関連会社(派遣→社員→子会社代表)→フォトスタジオ

・居住地:東京都渋谷区

・お子様の年齢:9歳(2004年9月3日)

・ワークスタイル:フル

2014年1月5日 0 comment
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☆大村さんomura1 のコピー

 

今回のインタビューは、新しい取り組みの話題でメディアをいつも賑わせている、ZOZOTOWNなどを手がけるスタートトゥデイの顔として、広報をしているパワーママ大村さん。

多忙な広報の仕事をフルでこなしつつ、いつも笑顔で人当たりの良い大村さんのパワーママな秘訣を伺いました!

 

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プロフィール

・氏名:大村麻理

・会社名:株式会社スタートトゥデイ

・職種:広報

・ 大学卒業後、渡英し大学院でアートとメディア学を専攻。卒業後帰国し、アート系の書籍を扱う外資出版社に編集アシスタントとして就職。2006年、PR会 社に転職し、主にアパレル・観光業界などを担当。2008年にスタートトゥデイに広報担当として転職。31歳で出産、1年程育休取得ののち、広報担当に復 帰。現在に至る。

・居住地:都内

・ご自身の年齢:33歳

・お子様の年齢:2歳2ヶ月

・ワークスタイル:フル

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

ZOZOTOWNWEARを中心とする自社サービスなどのプレスリリース作成やテレビや新聞などのメディアの取材対応などを中心とした社外向けの広報業務を担当しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:40  起床

子どもの朝ごはんや着替えなどの準備と自分の支度

子どもと一緒に朝ごはん。(時間がある日は夕飯下準備)

7:15 子どもの保育園の送りは夫に任せて会社へ

8:50 出社

9:00  デスクワーク、メールチェック、掲載チェックなど

(6時間労働制なので、ランチタイムなし)

13:00 取材立会いや取材調整、打ち合わせなど

15:00 休憩

16:00 残りのメールチェックなどのデスクワーク作業

17:00 退社

18:20 自宅の最寄駅に到着。夕飯の買い物

18:40 保育園にお迎え

19:00 帰宅。夕飯の準備など

19:30 子どもと一緒に夕飯

20:30 子どもをお風呂に入れる

21:30 子どもを寝かしつける

22:00 残りの家事、明日の準備など

23:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

もともと身体がそんなに強くない方だったのですが、出産を気に、健康や食事に気をつけるようになりました。

 

パパやご両親などとの家事・育児分担はどうしていますか?

朝の保育園の送りと、週末の掃除機掛けやお風呂に入れるのはパパが担当してくれてます。主人は仕事が毎日遅いので、私が仕事で帰りが遅くなる平日の夜や病気の時は、主人の両親に預かってもらっていて、とても助かっています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児面では、働いている分、子どもとの時間が少なくはなったので、思いっきりスキンシップしてます(笑)。子どもの成長には毎日発見ばかりで驚かされるので、学ぶことも多いです。

仕事では、家事育児との両立をうまくこなしたいのですが、なかなか全部はできないので、時短含めて、自分に合った工夫を見つけるのが大事だなと気づかされました。出産前より、仕事でも優先順位をより意識して取り組むようになった気がします。

当 社ではありがたいことに「ろくじろう」という6時間労働制が昨年からスタートしてるのですが、ただ6時間働いたら帰れるというものではなく、6時間でいか に自分の仕事を効率よく進めて生産性を上げられるか、というのが思っていたよりも難しいことに気づかれました。まだまだ毎日奮闘しています。

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育児&仕事をしていて一番大変なことは?

育児では、ついついイライラしてしまうことや、ちょっとしたことで叱ってしまう時です。イヤイヤ期はちょっと大変でした。

仕事で は、予想以上に子どもの病気などで保育園からの呼び出しが多くて、急遽早退したり、休んだりすることで迷惑をかけてしまうこともあって、申し訳ないで す。本当にありがたいことに、そういう時は周りの同僚にフォローしてもらっているので、いつか恩返しできたらと思っています。

 

それをどうやって解決していますか?

育児での悩みは先輩ママやママ友に相談したりしています。

仕事のことは、メンバー同士でメディアの方とのやり取りなど、細かく共有してい たりするので、急に休むことになったときに対応をスムーズにお願いできるようにしています。あとは、普通のことで本当に恐縮なのですが、頻繁にやりとりす るメディアの方とは携帯や個人のアドレスなどをお知らせしています。

 

スタートトゥデイさんは非常にユニークな人事制度などが多いと感じるのですが、その中でも、経営理念に「いい人をつくる」というものがありますよね。その せいか、スタートトゥデイさんにはいい人で幸せそうな方が多いと感じます(笑)。この経営理念がご自分や会社全体にどのよ うな影響を与えていると感じますか?

ありがとうございます!確かに、手前味噌ですが、当社では、自然と周りの変化に気づいて声をかけてくれたり、フォローしてくれる人が多いと感じます。実 際、私もこれまで何度周りのみんなに助けてもらったことか・・・。質問の答えになっていないかもしれませんが・・・、当社では自然に周りの人のことを考える風土ができているのかも。

 

スタートトゥデイさんにはその他にも1日6時間労働の「ろくじろう」というユニークな制度があります。「ろくじろう」を簡単な紹介をお願いします!また、ママである大村さんご自身は「ろくじろう」の制度が出来て働き方や考え方にどのような変化がありましたか??

「ろくじろう」は、全スタッフを対象に一昨年(2012年)からスタートした制度で、基本的には9時から15時までの6時間(昼休憩なし)で集中して働くという制度です。

た だ6時間働いたら帰れるという風に思われることが多いのですが、あくまでも業務を終えたら帰れるというものなので、繁忙期は難しいですし、部署によっては シフト制などで取り組んでいます。15時以降の時間を有意義に使い、より人生を楽しむことで、インプットとアウトプットの好循環が生まれることを目指して います。

私も「ろくじろう」には、まだまだ毎日奮闘していますが、PRの資格を取得したいと思って、今勉強中です。英語も忘れてきているので、もう一度やり直したいです。自分のこれまでの働き方の見直しと何か新しいことにもチャレンジしてみようと思うようになりました。

 

アパレル業界での革新的な取り組み『WEAR』はたくさんのメディアでも話題になっています。その分、急な取材対応などが多くなってくると思うのですが、そのあたりはママ広報としてどのように切り抜けていっているのでしょうか??

急な取材対応の時は、メンバーと相談して、夕方遅くまでかかりそうな取材は代わってもらったり、どうしても自分が対応しなくてはいけない時は、主人の実家に子どもを預かってもらえるよう相談しています。

 

 

年明けすぐ、1月15日(水)に今度は『ZOZOMARKET』という、こちらも業界が驚くような仕組みが開始されます。ママさんにもおススメなんですよね。

ZOZOMARKETは、手作りアイテムなどを制作されているクリエイターの方や新進気鋭のアパレルブランド様など、個人・法人、規模を問わず商品を出品できる、開かれたオンラインマーケットです。

当 社は、「最短2分で、誰にでも簡単にオンラインストアが作れる『STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)』」等を運営する株式会社ブラケッ トを昨年子会社化して初めての共同事業として、この度、「ZOZO」の集客力と6万店のストアを持つ「STORES.jp」のサービスを融合させた新サー ビス「ZOZOMARKET」をスタートすることになりました。

今までZOZOTOWNではカバーしきれなかった分野なので、非常に可能性を感じています。

ママになって、子ども向けのグッズなどの手作りを始めた方もいらっしゃると思いますが、自分のお店を気軽にネットから始められるので、オススメです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、なるべく機嫌の良い母でいられるようにと思っています。そうそう思い通りや時間通りにはいかないので、ついイライラしてしまうことも多いですけどね。機嫌が悪いと子どもはいち早く察知する気がして、気を使わせてしまわないようにしたいです。

仕事では、他の人に頼めること、自分でできることを早めに決めて、優先順位を付けてやるようにしています。日々難しいのですが・・・。

 

これからの目標を教えてください。

以前、すごくお世話になった尊敬する女性から、「“育児”は“育自”でもあるから」という言葉が響いて、すごく印象的だったのを覚えてい ます。子どもの成長はあっという間で驚きの連続なのに、自分はなかなか成長してませんが・・・(汗)。育児と育自を頑張ります。

仕事では、ママならではの視点をもっと役に立てることができたらいいなと思います。

 

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最後にメッセージを!

メッセージなんて、おこがましいですが自分の経験からお話してみます。

私は不器用なので、毎日慌しくて、人様にお話できるものではないのですが、なんとかやってこれたのは、子どもの存在がとても大きいと思います。

仕 事を始めてから、子どもといる時間が減ってきていることが不安に感じた時もありましたが、「時間じゃないと思うよ」と母から言われて、過ごす時間は減った けど、向き合う時間を大事にしようと思います。(母は専業主婦で小さい頃ずっと一緒にいてくれたので、意外な一言でした。)

出産から、育児や家事、働くスタイルまで、本当に人それぞれで、違うし、違っていいんだなと思うようになりました。子どもによっても違いますしね。

情報も溢れている時代なので、育児や仕事など、たくさん参考になる情報もあって、本当に迷いますが、無理せず楽しく毎日をおくれるように、自分に合うスタイルでいいのかなと思うようになりました。ママもたまには楽しみも必要ですしね。

 

   インタビュー by 千田 絵美

2014年1月1日 0 comment
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bday

 

今回のパワーママは、不動産会社で営業事務をされているねこざわさん。帰国子女ということで英語を活かして外国人の方へ物件のご案内をされる営業ウーマンとして活躍された後、出産をきっかけにキャリアを見直されたそうです。その理由とは?

さらに、協力的なパパを育てる秘訣や英語教育についても伺いました!

2013年12月1日 0 comment
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今回インタビューのパワーママは、グローバル企業の日本法人をまとめるホールディングスカンパニーの広報トップとして、原色系のファッションに身を包み、流暢な英語でバリバリ交渉する強いイメージの女性。実は16歳の息子さんがいらっしゃいます。ご実家の手を借りながらも、シングルで子どもを産み育て、キャリアアップもされたその強さの秘密に迫ります。

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プロフィール

・氏名:大津 愛
・会社名:AIGジャパン・ホールディングス株式会社 http://www.aig.com/
・役職名:ジャパン ヘッドオブ コーポレートコミュニケーションズ
・職種:広報
・簡単な経歴:関西の大学を卒業後、地元企業に就職。海外経験(小2~3年生、高2~3年生)を活かせない仕事であることと、女性の昇進は係長までという環境を嫌い、2年後に退職し、東京に出て通訳の仕事を始める。

2013年11月1日 0 comment
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kono

今回インタビューのパワーママは、ママ士業の会( http://www.mamashigyo.jp/ )に立上げから携わり、約120人もの母・妻でもある女性法律・会計専門家のリーダーをされているパワーママ。

会社に縛られず、自分の思ったようにキャリアを組み立てていく生き方が、本当に素敵です!

kono

2013年9月24日 0 comment
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小島さんと愛犬

今回インタビューのパワーママは、河野理絵さんからのご紹介、第一回パワーモーニングのゲスト、外資系企業取締役の小島かおりさん。以下、河野さんからの小島さんへのインタビューです。

留学に競技スキーにオリンピックプロジェクトに輝かしいキャリアに運命的な命令に・・・「”できる”と強く信じて一生懸命取り組めば、何事も必ず実現できる」という言葉がしっくりくる、パワーママストーリーです。

 

2013年9月20日 0 comment
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今回のインタビューは、大手電機メーカー広報のFさん。

“育児は社会貢献”をミッションに、ワーママの地位向上を目指すパワーママです。

IMAG0064

 

 

プロフィール

・氏名:F

・会社名:大手電機メーカー

・職種:広報

・簡単な経歴:2002年入社 5年間法人営業⇒6年間広報

・居住地:神奈川県横浜市

・ご自身の年齢:33歳

・お子様の年齢:2歳

・ワークスタイル:8:45~17:30(フレックス)

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大手電機メーカーの子会社で製品の広報をしています。記者向けイベントの企画運営や問合せ・取材対応などが主な仕事です。

2013年9月1日 0 comment
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河野さんと次男くん

バリバリ外資系IT企業で活躍して今年独立、起業された河野さん。

4つのマネジメント指針カッコイイです。そして育休中に海外滞在をエンジョイされていたり、とてもパワーママ!

“「これをやったら、私は変われるかもしれない!」と期待できるとき、人は興奮する”

というのは、特に心に響いた名言です。

河野さんとスマイル長女ちゃん

河野さんとスマイル長女ちゃん

プロフィール

・氏名:河野理絵 Yoshie KONO

・会社名:株式会社ネクストスカイ

・職種:代表取締役

・簡単な経歴:日本IBMにてSE→現職

・居住地:東京都

・ご自身の年齢:35歳(1977年生まれ)

・お子様の年齢:2歳11ヶ月(2010年9月生まれ)、1歳0か月(2012年8月生まれ)

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

2013年6月に株式会社ネクストスカイを創業しました。 食品の商品企画、マーケティング、PRサービス事業を展開しています。 直近では、農家さんと一緒に食品の商品企画を行ったり、海外ブランドの日本誘致やPRのお手伝いをしています。

「この世界観もアリだよね!」という、今すぐ触れたくなる、そんなカルチャー、ヒト、モノを日本中、世界中から探し、皆さまへ発信します。 忙しく過ぎていく毎日を、少しだけ新しいモノに変えていく。皆さまのライフスタイルを心地よくするtipsをお届けしていきます。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 家族4人同時に起床、すぐに子どもたちは朝ごはん。

6:30 長男、長女と遊びながら順に着替えをし、合間に洗濯、ゴミ出し、自分の身支度。

7:00 主人と一緒に子供たちが登園。私は、掃除、洗濯物干し、自分の朝ごはん。

8:00 メール、RSS、SNSをチェック。経理などの事務仕事。

9:00 デスクワーク

10:00 アポイントメントで外出、企画ご提案

12:00 ランチ

13:00 デスクワーク

16:00 市場調査のため、書店、複合施設などを周る

17:00 退社、自宅に戻り夕ごはん準備

18:00 保育園にお迎え

18:30 帰宅後、子どもたちと一緒にご飯

19:00 お風呂準備、子どもたちと遊ぶ、合間に翌日の保育園準備

19:30 お風呂 20:15 寝かしつけ

21:30 自由時間。読書、残った仕事などを行う。途中、長女の授乳1~2回程度あり。

23:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

子どもを持つパパ・ママたちへの共感度が上がりました。 子育てをしながらでも、暮らしやすい環境、働きやすい環境が作れないのか?と考える時間が増えました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

妊娠している&子どもと一緒にいるだけで、知らない人に話しかけられる&話しかける機会がとても増えました。短い時間でも、このセレンディピティな出会いがとても楽しく幸せです。仕事面においてプラスに働くことがあり、ママとして働くことへの自信につながりました。

第一子育児休暇中に、姉が住むオランダに子どもと一緒に長期で滞在していました。町に出ると、レストランなどで知らない方が必ず子供の名前を尋ねてくれました。そして、0歳の子供に向かって名前を呼びかけながら話しかけてくれました。とてもうれしかったですし、見習いたいコミュニケーションだと感じました。

河野さんと長男くん・長女ちゃん

河野さんと長男くん・長女ちゃん

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

平日に子どもが病気になり、看病しなければいけない時です。 会社を創業したばかりですので、代行を立てることができません。仕事の調整をつけるのは、とても難しいです。 子供が小さいので、交互に感染症にかかることもしばしばです。

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

ママとなって丸3年で、ようやく、「子どもが病気になった時に、ママとして動かなければいけない時間帯、季節」というものの見当がつくようになってきました。この時間帯や季節は、可能な限り自分のデスクワークにあて、アポイントメントのリスケが発生しないようにしています。

また、「いかに丈夫な子供に育てるのか」、ということに関して学び、日々実践しています。 主に、食事、睡眠についてです。 子どもは、新陳代謝がよいため、すぐに結果につながります。何がいいのか、悪いのか、見極めることができるようになったと感じています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

<育児> 子どもと一緒に笑う時間をいかに多くするか、ということを考えています。究極なことを言えば、ずっと笑っていたいと思っています。 おもしろいことをしたりすることはもちろんですが、歌いながら笑う、真剣に何かに取り組んだ後に笑う、など、バリエーションを持たせるべく、できることを日夜考えています。

<仕事> お客様や、仕事で携わる方々に対して、いかにお役に立つことができるのかを考えていきたいと日々思っています。 たくさんの方に支えられていますので、そのことに感謝し、自分が成長することで、少しでも多く恩返しをしていきたいです。

元外資系IT企業でオフショアプロジェクトマネジメントされていたとか。ハードワークそうでしたが、どうやってやりくりしていたのですか?

30人のチームをマネジメントしていました。顔を合わせて仕事をしていたのは、メンバーの1割のみで、他のメンバはオフショアで開発していました。たまに出張することもありますが、基本的には離れた環境でも、品質、コスト、納期を守り、いただいた案件を進めていくことが求められました。

プロジェクトにアサインされた時、自分にとってはチャレンジングな仕事でした。いくら時間をかけて仕事をしても、全く先が見えない状況でした。先輩や同僚に相談したり、本を読んだりして、いかにチームとして仕事ができるのかを考えました。

以下の4つは、自分自身の中でおいていた、マネジメント指針です。(オフショア・プロジェクト独特の指針も含まれます。)

・トラブルや、複雑な意思決定を迫られたときは、「お客様への貢献」と「チームメンバの活躍の場を作る」という2つだけにポイントを絞って、判断し前に進む。

・メンバに対しては、Servant Leadershipを。ボスに対しては、攻めの姿勢を。

・フットワークを軽く、自分からどんどん動いて情報を取る。

・最後まで粘って、諦めなければ、やり遂げられると信じる。

マネジメントは、すぐ目に見える成果を出すことは難しいため、目先の作業ばかりに手を付け、チームの成長に対して施策を打たない事例を見ますが、それではいつまでもチームとして大きな結果を出すことはできません。そして、お客様も、3年経っても同じ結果しか出せないチームでは、満足してはくれません。

徐々にチームが成長し、良い成績を残すことができたことは、メンバーにとっても私個人としても、大きな自信になりました。

会社員時代のお仕事も充実して楽しそうでしたが、独立されるきっかけは何だったのでしょうか?

確かに、仕事は大好きでした。会社のことも大好きでしたので、まさか自分が辞めるとは思ってもいませんでした。 しかし、出産をしたことが、一つのターニングポイントとなりました。

出産の産前産後の休暇で、時間的な余裕を持つことができました。それによって、今まで見えなかったものが見えるようになりました。

第一子育児休暇中に、オランダに滞在していた時のことです。ほとんどの人が17時半には仕事を終えて、自宅で晩ごはんを食べます。法律による規制によるところが大きいと思いますが、この光景に驚きました。 そして、みんな心にゆとりがあるので、周りの人たちに優しいことに感動しました。 一方、私は、社会人になってからは仕事中心の生活で、効率を追い求め結果を出すことに注力する毎日でしたので、オランダに身を置いていると、何においても自分の行動や感情が「硬い」と感じるようになりました。そして、自分の硬さに対して違和感すら感じるようになりました。 これは、自分にとって、大きな気づきでした。

自分が気づきを得たことによって、とても楽になったし、救われました。いつも同じように訪れる毎日を、心から楽しめるようになりました。

仕事や家庭で忙しくされている方は、何かしらの悩みや葛藤を持つ方が多いと思います。そのような方たちへ向けて、自分が得た気づきやきっかけを、様々な形でお届けしたいと強く思うようになりました。これが、独立へのきっかけです。

乳児を子育てしながらの会社設立、どんな感じですか?

とにかく時間はありませんが、周りと比較することなく、自分で目標を定めて前に進めばよいと考えています。

仕事では、子どもを連れて打合せに参加させていただくことも多いのですが、携わっている方々が子供の成長を見てくださっているので、むしろ様々な点において気遣いをいただき、本当に感謝しています。子どもを持ち働くことに関して、応援してくださる方もいらっしゃるということを、声を大にして伝えていきたいです。

河野さんもワーママを応援したい、というスピリットをお持ちですよね!きっかけは何だったのでしょうか?

長男を2010年に出産しました。すんなり子育てモードに入れず、自分のやりたいことをやり過ぎた、少しワガママな母親でした。 第一子ということもあり、わからないことだらけで、あたふたすることも多々ありました。しかし、私は、自分のやりたいことを目一杯取り組んでいたので、余裕がありませんでした。ですから、「家族を含めた周りの方々に協力してもらい一緒に解決していく」ということが、できなかったんです。家族とすれ違うことが多く、それは、それは、とても悩みました。あの頃は、本当に苦しかった。

でも、産休中にオランダに滞在していた時、家族とは何なのか?子育てとは何なのか?ということと向かい合い、私自身が少しずつ変化していきました。それに伴い、状況もよくなっていきました。悩んだ時期があった分、この幸せを大切にしなければいけないと思う気持ちが強くなりました。

なかなか、子育ての苦悩を周りに相談することはできない場合も多いと思います。 私は、悩み苦しむ時期を経て、ちょっとしたきっかけにより、子育てライフを楽しむことができるようになりました。この経験から、ひとりでも多くの方に、楽しい子育てライフを過ごしてほしいと思うようになりました。今後、できることから一つずつ、具現化していきたいと考えています。

パパもハードワークなのですよね?パパの育児参加はどうですか?

主人とは、同じ小・中・高に通う同級生です。理工学部卒の外資系IT企業がファーストキャリアであるという点も同じです。 主人も働きマン(笑)ですし、私もその状況がどういうことなのか、リアルに想像できますので、応援したいと思っています。

これは、自分で決めたことですが、基本的には私が家事・育児のほとんどを請け負っています。主人のことをエンジニアとして尊敬しているので、これが一番よい形であると思っています。主人は、保育園の朝の送迎と、日曜日に家族と一緒に過ごしてくれています。主人は、本当に子供をかわいがってくれるので、それを見ているだけでも幸せです。

第二子出産時は、産後の肥立ちが悪く、2歳になった上の子を抱っこすることも禁止されていました。主人は、仕事を調整してくれて、家のことを一手に引き受けてくれました。朝も夕方も保育園へ送り迎えをして、帰宅したら娘を沐浴させ、長男をお風呂に入れ寝かしつけてくれました。会社員をしながら、大変だったと思います。今でも、感謝しています。

これからも、お互いの状況をみながら、話し合って共に子育てをしていきたいと思っています。

河野さん、とてもエネルギッシュですよね。パワーの源は何ですか?

私は、器用な人間ではないんです。ですから、バタバタしている様子を人に発見されやすいのかもしれません(笑)

何事に対しても、「下手の横好き」なのかもしれません。ホノルルマラソンに二度チャレンジして、完走していますが、マラソンを始めた頃は走るのは本当に遅かったし、走り続けることも苦しかった。でも、続けるうちに楽しくなります。少しずつですが、早くなるし、長く走ることができます。そして、新しい出会いがあり、マラソンに関するすべての要素が私を刺激してくれるようになります。

何でも、「これをやったら、私は変われるかもしれない!」と期待できるとき、人は興奮するし、楽しくなると思うんです。自分のスキルセットより、一段高い仕事をアサインしてもらったら、少し不安かもしれませんが、興奮しますし、何とかやり遂げてみたいと思いませんか? 仕事に限らず、英語、ダイエット、断捨離、など、身の周りにあること全てです。その、「変れるかもしれない!」というワクワク感を、たくさん味わいたいし、ふと振り返った時に、自分が変わっていることに気付いた時のうれしさもたまらない。これを味わい続けたいから、年甲斐もなくミーハーなのかもしれません(笑)

河野さんの長男くん@水遊び中

河野さんの長男くん@水遊び中

河野さんの今後の目指している姿について教えて下さい。

有名すぎる、あの2005年に米スタンフォード大学の卒業式で行ったスティーブジョブズ氏のスピーチの中に、こんな言葉があります。

「偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛することでしょう。好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけない。」

心から愛すことができる仕事と向き合っていきたいです。年を重ねることに、変化があるかもしれません。ですから、決して立ち止まらず、それを探し続けたい。見つけることができたら、それをやり抜いていきたいです。

大切な家族や友人に囲まれ、やり抜くと決めた仕事をすることができていたら、これ以上の幸せはないのではないか、そう思います。

最後にメッセージをお願いします!

働きながら子供を育てることは、このご時世では大変なことも多いと思います。でも、とってもシンプルで、誰しもが持っておかしくない希望だと思います。何かしらの困難にぶつかっていたとしても、「本当にできるかな?」なんて迷う必要はないです。

自分が生活する枠から、少しはみ出してみれば、今まで出会わなかったたくさんの方に出会えます。沢山の価値観に出会えます。そして、それらは、きっと皆さんに笑顔と自信を与えてくれると思います。何だか理想論にも感じられるかもしれませんが、これは私が得た実感なのです。

実際に、これを読んでくださっている方は、「パワーママプロジェクト」という、力強い味方がいる!まだ、読んでいるだけの方は、是非一歩足を踏み入れてみてください。絶対、笑って前を向けますから!

(インタビュー by椿)

2013年8月30日 0 comment
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吉田さん

吉田さん

 

プロフィール

・氏名:吉田 采都子
・会社名:Birthday Bank
・職種:執行役員 PR担当
・簡単な経歴:新東京リクルート企画 営業アシスタント ⇒ クリニークラボラトリーズ教育担当(半年で退職) ⇒ リクルートスタッフィング ⇒ EURODECOR インポートランジェリーバイヤー 出産後退職 ⇒ ガスト早朝アルバイト ⇒㈱リクルートエリアコミュニケータ(ママさん部隊の営業職)⇒ リクルート ホットペッパー街の生活情報G ⇒ Birthdaybank執行役員

・居住地:東京都台東区御徒町♪主人は生粋の江戸っ子です。

・ご自身の年齢:46歳
・お子様の年齢:息子17歳、娘7歳
・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 キッズパーティのデコレーショングッズなどのEC情報サイトを運営しています。
日本の誕生日をパーティにしちゃおう!欧米スタイルの憧れのパーティを簡単、華やか、便利に!がコンセプト。
付加価値のパーティ事業は、セレブ主婦をターゲットにした商品構成・戦略だったりしがちですが、働くママ世帯をとことんターゲティングしてます。
これから、その方向性が顕著にでてくるのでお楽しみに!!
まだまだスタートしたばかりで、できてないことだらけ!!
皆様、是非サイトをご利用いただき、ご意見をいただきたいです。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:45 起床 息子弁当作り でスタート
9:00  表参道のオフィスへ出社
      朝mtg  打ち合わせ 撮影 企画書作成
12:00  ランチ
13:00   打ち合わせ 商談 営業など
19:00   帰宅 祖母の家で食事(月~木は主人の母)木から土は息子かパパ
21:00    子供を寝かせる
~翌1:00  (仕事する時)持ち帰りの仕事やメール返信、など雑務ちょいちょい
        (仕事しない時)海外ドラマを見まくる♪息子やパパや友人と飲みにいったり♪遊びに行ったり♪
翌2:00ころ 就寝
※小学生の娘は、セカンドホームという地元の学習塾が併設している学童スタイルの施設で放課後すごしています。
学習塾が経営してるので基本21時まで子供をみてくれます。働く母にとってはとても安心できる施設です。
食事も手作りで校長的存在の方が70歳近い素敵なおばあ様でバツイチのワーキングママだった方。働く母の気持ちを理解してくれます。

 

パパやご両親などとの家事・育児分担はどうしていますか?

リクルートの激務時代は、家事全般と保育園の送り迎えなど私中心で担当してました。それが働くときの条件だったので。
念書をかかされました。
仕事が忙しくてその念書事項を破ると、毎回それが登場して怒られる日々。
結果をだして、収入が大幅アップしても、ちっとも私の待遇が変わらず、いつも頭にきてました(笑
 
ちなみにリクルート激務時代の息子 小学1年生当時は・・・・
6:00   起床 身支度 朝食 
7:30  息子は会社の近くの祖母の学区に通わせていたので江戸川区から御徒町まで車で息子を送る。
     (車の中でおにぎりをふたりで食べてました。)
8:00  誰よりも早く出社。企画提案書作成、原稿作成、営業シート入力など
9:00  チームmtg
10:00 営業スタート当時、銀座エリアを90件近く担当していたので、午前中から打ち合わせ、新規商談。
 (クライアントが飲食店だったので、担当者が出社してくるのが遅く、打ち合わせが午後からになりがちでしたが、できるだけ午前中から前倒しでできるようにクライアント様の方で私にあわせてもらえようにしてました。)
14:00  遅めのランチ
18:00  オフィスで振り返りmtgや原稿、企画書作成
※毎月の締切入稿前は、息子を先に迎えにいって寝かせてから、21時ころ会社にもどってまた仕事したり。
あの頃は新橋のオフィスと江戸川区の自宅を1日2往復したり・・・今、思い出すと・吐きそうです(苦笑)
リクルート時代のクライアントさんと

リクルート時代のクライアントさんと

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

とにかく、迷わなくなりました。

やるべき業務や目標を掲げてるとそんなヒマがない!!限られた時間を有効活用!

生産性が高く効率のいい働き方ができて、理想的なワークスタイルを確立できました。

当時、独身の後輩スタッフに相談をもちかけられる内容で多かったのは、
・結果が思うように出ない。どうやったら結果が出せるのか。
・自分の先のキャリアが見えない・・・(同期と比べて自身喪失してるケースが多数)、
・彼氏との恋愛の悩み・・・など、考えると悶々として出口がなくなるような内容が圧倒的。
私も独身だった時はそうだったからよ~くわかります。
そんな時よくアドバイスしたのは、
仕事を短期決戦スタイルにすること!
自分のもうひとつの大切な時間を創出して毎日を楽しむ!
女性は1日中仕事だけしてると、一時的に結果がでて評価されたとしても、続かない。
そう、続かないんです。疲れちゃう。そして怒りっぽくなって魅力的じゃなくなっちゃうような気がします。
柔軟性をもちあわせている女性の資質は生かさないと!
母の顔と仕事の顔と女性の顔!
その顔ごとに自身の強みや能力を最大限いかして、不可能を可能にすべく前倒しスケジュールと行動量で仕事に取り組む。
私の場合、そうせざるを得なかった状況だったわけですが。
結果、それが気持ちの切り替えができて
悶々と考え込むことなく、モチベーションを維持する事につながってたというわけです。
そうするとありえない事がいつもおこってました。
まさに奇跡的!
難易度の高い商談や繁盛店、人気店をことごとく担当できたのも、そのおかげ。
リクルート時代、心がけてたのは、トップセールスでいること!
息子や家族といる時は、楽しむこと(息子に癒されてましたけど・・・)
これをキープするには、
仕事面では数字を追うよりも、事業に新しい価値と共有をもたらす!念頭にすること。
それに向かって時間と期限を決めて迷わず進む。取り組む。前に進む。
前が見えなくて滞ったりするときも、腐らずグレず目の前の事を黙々と取り組む。
24時間仕事アタマにしないこと。強制終了的な切り替えが家族の存在。
ずーっと会社にいて、仕事はできない。だったら仕事できる時に
1分1秒も無駄にしないって気合いが当時はハンパなかったです。
月刊誌だったので締切り商売ってのも大いに関係してました。
大抵ファンタジスタな出会いがおこって、ビッグな仕事が舞い込んできました。
(誰も会えなかった社長とすれ違ったり、超キーマンとエレベータが一緒だったり
 商談してたら隣の商談ブースで聞いてた社長が絶賛して大きな契約をもらったり)
仕事は、結局、好きか嫌いか。ヴィジョンがあるかないかだと思います。
会社のせいでも契約のせいでも、誰かのせいにもせずに
迷わずつきすすめる仕事に出会う自分になることが大切だと思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

育児では・・・懸命に働いてると、子供は優しくて思いやりがある子になる!!

全く模範的は母ではなかった私。よく、芸能人やら文化人が尊敬する母の話をする時に
【母はどんなに疲れていたとしても、疲れた顔や発言をすることがなかった】
なんて聞きますよね。がびーん。
私の場合、クライアントにはイキイキ溌剌、笑顔で対応してるのに、
家に帰るといきなり、ひゃー疲れた~。肩もんで~。夜更かししてママとテレビ見よう~
なんて調子でした。
でも?だから??僕はママに元気を与える存在!だから助けてあげなきゃって思っててくれてるところがあるような気がします。(本当です!!)
息子はとにかく優しい!入稿時期の激務中なんて、明け方まで仕事してると、会社までのせてってあげるよ!って自転車ふたりのりでよく会社まで送ってくれて、お巡りさんに怒られました。(もちろん私が怒られます。おかーさん??なにやってんですかって)
そんな面白エピソードが満載です。
仕事では・・独身の時も仕事大好き人間でしたが、バランスが悪かった。
とにかく24時間仕事してたってへっちゃらなんて、そもそもダメなんですよね。ヒゲがはえちゃう。
ワーママになって、気持ちの切り替えと多面性を持てたことで、ぐっと仕事の効率と生産性があがって、本質的に会社に求められる人になれた。
45歳でやりたい仕事のチャンスを頂けたのも、
当時の働き方のスタイルと結果があってのこと。
飲み営業もゴルフの接待もせず(笑)好きな仕事のチャンスをいただけたのは
私がワーママだったからだって断言できます。

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

育児では・・・子供の病気と家事!!

超苦手。洗濯なんて洗って干してたたんでしまって。。。

息子のパンツと主人のパンツなんて見分けつかないし。

仕事 ・・・・細かい計算が苦手。特に清算とか。交通費清算が大の苦手。

過去してない時期ありまくり。

 

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

我が家ではインフルエンザ禁止令をだしてましたし、体調が悪いのは自己管理がなってないってことにしてます。自分も含めて。サプリを飲んだりランニングしたり、娘とバレエをしてます。

家事はベアーズ(家事代行サービス)さんに週1度きてもらってます。毎日きてほしい!!
娘さんんとバレエの発表会にて

娘さんんとバレエの発表会にて

育児と仕事、それぞれで番大事にしていることは?

育児でも仕事でも、心をオープンにしておくこと。人と自分を比べないこと。

目の前の事実が自分へのメッセージだって認識すること。出会いが悪い時は自分がイケてないとき。

 

これからの目標を教えてください。

育児では・・・彼らの刺激になる存在で居続けること。
仕事では・・・新しい価値を作る仕事をし続けたい。日々それを小さな小さな仕事や作業でも実感できる感受性を持ち続けたい。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

ワーママの選択をしたからには、仕事も家族もあきらめちゃダメ!高いヴィジョンを持って、柔軟性を最大限に生かして、とことん。

でも、正直、切り替え上手な私でも
折れそうな事は山のようでした。本当に。
ただ、言えるのは、子どもと家族に育ててもらってるなぁと実感してます。

リクルートの仕事をするにあたって

【子供の送り迎えも家事も今まで通りやります】と私が頼み込んで

スタートし、念書(!!)を書いてのスタート。

【今まで通り、4歳息子の送り迎えと家事全般は私がやります】

MVP表彰されても、事業初の殿堂入り営業として全社で表彰されたって、収入が大幅UPしたって全くそんなの関係なくて(ある意味すごい!)

この念書の条件で働くと約束したんだからやるのが当たり前!!の一言。

毎月の締切と尋常じゃない仕事量にもかかわらず息子の送り迎えから朝夕の食事や家事・・・・・本当にふりかえりると吐きそう!(今はかなり手伝っていただいてます)

でも、ホットペッパーの仕事は、天職だったし本当に楽しくて。

働かせていただいてる…と思い直して【やるっきゃないっ】て感じでした。

ただ、11年間、本当にシンプルに仕事ができたのは、

うるさい主人のおかげだったと今なら思うのです。

(当時は、本当にムカついてましたけど)

でも、あの頃よく当たるという占い師に観てもらった事があって、

『あなたのご主人が実はあなたを守ってくれてます。

あなたの仕事は数字の競争だけでなく、人の意識で色々悩まされることが多い組織。

でも、それに巻き込まれないで集中して仕事ができるのは、

この小うるさいご主人のおかげです』

と言われて、目からウロコ。ある意味そうかも!

シンプルにブレなく仕事に集中できるのはそのおかげかもって!

 とにかく、家族は大事。家族がいるから安心だし心も安定してるなって思えるようになって

忙しくても時間になれば、帰る場所があって大切な家庭があるってすばらしい。

大切にしなくちゃと思ってます。

 ママになってからの方が、私自身、効率よく生産性の高い仕事ができるって本気で思うし。私は、世の中、働くママが、家族でも評価されて社会でも評価される世の中になることが日本を豊かにするって信じて疑いません!!

 パワーママプロジェクト!心から応援致します♪

写真

(インタビュー担当:S)

2013年8月2日 0 comment
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皆さんこんにちは!

今日は去る7月19日に開催されたパワーママプロジェクトのキックオフイベントにて開催した

第1回公開インタビューの模様をレポートしたいと思います。

今回の公開インタビューにご協力いただいたのは、吉田采都子さんと高村奈津子さん。

お二人の笑いあり発見ありのインタビュー内容は来場して下さった皆様からも大好評でした。

それではどうぞご覧ください。

 

プロフィール

吉田采都子さん

・会社名 Birthday Bank

・職種  執行役員 PR担当

・経歴

新東京リクルート企画 営業アシスタント ⇒ クリニークラボラトリーズ教育担当(半年で退職) ⇒

リクルートスタッフィング ⇒ EURODECOR インポートランジェリーバイヤー 出産後退職 ⇒

ガスト早朝アルバイト ⇒㈱リクルートエリアコミュニケータ(ママさん部隊の営業職)⇒

リクルート ホットペッパー街の生活情報G ⇒ Birthdaybank執行役員

・お住まい 東京都 主人は生粋の江戸っ子です。

・ご自身の年齢 46歳

・お子様の年齢 息子17歳、娘7歳

・ワークスタイル フルタイム

 

高村奈津子さん

・会社名:株志会社オプト

・職種:インターネット広告メディア企画開発

・経歴:新卒で現職に就職。営業→プロダクトセールス→メディア企画開発

・居住地:東京都

・ご自身の年齢:32歳

・お子様の年齢:1歳10ヶ月の男の子と、第二子妊娠中(10月出産予定)

・ワークスタイル:正社員

高村さんの詳しいインタビュー記事はこちら↓

『20代部長職からの妊娠「若いうちからどんどん経験を積み、選択肢を増やす!」

 ネット広告パワーママ | 高村奈津子』

http://powermama.info/?p=123

 

―本日は特に吉田さん、高村さんお2人に

 共通するポイントについてお話を伺っていきたいと思います。

 

 まず、お2人とも仕事が大好きな方なので、

 産休・育休の時に仕事がしたくてたまらなかったのではないでしょうか?

 そういったときはどのように心の整理をつけていたのでしょうか?

 

吉田

まず、1人目の時はもう本当に諦めたというか。

16年前のことで身近にワーキングママのロールモデルの存在がいなかったのです。

ちょうど当時インポートランジェリーのバイヤーをしていまして1か月の間にヨーロッパに行ったり

ニューヨークに行ったりするような生活をしていたのですが、

それを中断させられたような形で、自分でも呆然、といった感じでした。

それで、とりあえず長男の嫁だし下町のカチンコチンのおうちにお嫁に行ったものですので、

「とにかく家に入りましょうよ!」みたいな感じで進んでしまい…。

その頃の「ワンダーブラ」という谷間をグラマラスに寄せるランジェリーを

フランスの本社と契約しソニープラザ全店で展開して大ヒット、

「いよいよこれからだ!」っていう時に、もう夢半ばで夢破れて家に入る…みたいな感じだったんですよね。

なので本当にちょっと涙、涙でしたね。今後私は仕事に復帰できるのか。。。できないかもしれないなあと。

キャリアをつなげられる人脈も作らぬままに本当に途絶えてしまった、という気持ちでいっぱいでした。

子どもを出産して、確かに本当にかわいくて産んでよかったな、と思う反面、

「あんなにヨーロッパとかニューヨークとか行っていた私が、

こんな片田舎でベビーカーを押してるんだ…」というジレンマに駆られました。

だから長男の時は本当に有意義な産休・主婦時代というのを過ごせなくて悶々としていました。

なので、2人目の時はとにかく必要とされる人材として確立すること。

No.1トップセールスになるというところと、産むからには先のキャリアを作って休み、

すぐに戻って期待される人間になるとう事を意識していました。

このように意識を変えて2人目を生んだので、そこは長男の時の反省を経てうまいこと復帰ができたかな、と思っています。

ちょっとあまりいい話じゃなくて恐縮ですが(笑)

高村

私はベンチャーに入社したので、本当に寝る暇もないくらい働いていた生活からいきなり休みに入ったんです。

望んだ妊娠ではありましたが、約1年の育休中はほとんど焦っていたなって今振り返ると感じています。

時間を無駄にしているというか、生産性のない時期を過ごしているような気がしてしまって。

本当にもがいて毎日カレンダーに予定を入れて、それも児童館に行くとかいうような予定なんですけど(笑)

今日はここの児童館、今日はちょっと離れた15分歩く児童館に行こうとかっていう感じにして

がむしゃらにやったりしていました。

あとは離乳食が始まるのをきっかけに食育アドバイザーの通信講座を受講してみたり、

ベビーカーを押しながらランニングしてみて有り余るパワーを発散してみたり、

その一方で無理しすぎちゃってランニングした次の日には寝込んじゃったりとか(笑)

といったような日々が結構ありました。

あとは主婦力をつけようと思ってエクセルで家計簿をつけて支出の割合を円グラフにしてみたりして

―まぁそこからは何も得られなかったんですけど(笑)。

そんなことをしながら早く戻りたい早く戻りたいって思って(職場に)戻ったんですけど、

今は、せっかくだったのでもうちょっと心穏やかに過ごせばよかったなっていう風に思っています(笑)

 

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―お子さんがお1人だけという方の中には

 2人目どうしようという風に考えている方も多いとと思います。

 お子さんが2人目というところもお2人に共通していると思うのですが、

 2人目を考えるにあたってきっかけや決意、心境の変化など

 どのようなものであったか聞かせていただけますか?

 

吉田

私の場合は、ダンナに泣かれました(笑)

当時私はホットペッパーの銀座版というところにいて、

お正月に銀座編集部を全員家に呼んでパーティをしたんですけど、

全員が帰った後にダンナがしくしく泣いてるんですね(笑)何やってるんだろうと思ったら、

「野球チームができるくらい俺は子どもが欲しかったのに、

君はこんなに仕事が好きで、子どもを作る気もなく…これからどうするんだ」って言うんです。

息子と私はすごく仲が良かったんですね。で、ダンナは結構疎外感を抱いていたらしくて。

やっぱり男女(息子と母)ってすごく気が合うしかわいいし、男の子は「ママ、ママ」っていう感じですが、

それに対してパパは子どもが好きなのに一人ポツネン…みたいな。で、泣かれまして。

そんなダンナがかわいそうで「そんなことないよ。作ってもいいよ」と言ったら…その日にできたんですよね(一同驚き)。

ダンナに泣かれたことを編集部で「こんなこと言われてさ、ははは~」なんて笑って話していたら、

その一か月後くらいに「(つわりで)うぅぅ…」って(笑)

「すごい!パパ本当にすごいね!気持ちが通じたね!さすがだね!」という形で、

本当に計画性がない話なんですけれども、「想い」でできたっていう感じでした。

高村

私ももともと子どもは最低3人くらいはほしいな、と思っていました。

ただ1人目の育休から明けて仕事の場にやっと戻れたので、

上司にも「2年働きます。2年働いてからもう1回2人目の産休に入ります」って

言って回っていたんですけど、予想外に(早く)できてしまって。

夫も同じ会社なので報告したときは苦笑いをされてしまった感じだったのですが。

「決意」という感じはなかったのですが、2人目ということで違ったところとしては、

一人目の時って本当に戸惑いで、授かることを願ってたものの

「これからどうしよう、どんな生活が来るんだろう」って不安だらけだったんですけど、

2人目の時は1人目のかわいさがわかっているだけに、(妊娠が)分かった瞬間にすごく幸せな時間になって、

本当に授かってハッピーだなっていう妊婦生活を送っているので、

それが1人目と2人目で心境の変化があったと思うポイントです。

 

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―おそらくお二方とも前例が少ない会社で産休・育休を取得されたと思うのですが、

 前例がない中で葛藤のようなものはありましたか?

 また、前例がない中で工夫していたことなどありましたか?

 

吉田

私の組織は独身者が99.9%で、産休・育休取得者は私しかいなかったんですよね。

メンバーは結婚すらほぼしていない。

当時の私の所属していた部署は突然成功した事業で、成功すると新卒の優秀な人材がどんどん入ってきて、

私が38歳くらいの時に23,4歳のメンバーが周りをぐるりと囲み、

結果を出さないと居心地が悪い…といったような状況の中で、

とにかく考えて悩むよりも奇跡を起こして仕事のハクをつけよう!と思ってました。

私はとにかくその仕事が大好きだったんです。

年齢やとりまく環境が違うことで感じる孤立感を感じる暇もなかったし、

たまに「メンバーは時間があって羨ましい。合コンとか飲み会や接待に行けているのに私は時間がない。

しかも子どもがいるから早く帰らなくちゃいけない」という想いもよぎっていましたが

とにかく毎月、来る締切や目標、に追い込まれていて、クヨクヨ悩む暇もないくらい忙しい。

悩むより、この仕事量をこなすことに、集中し、奇跡的な結果(数字や事業ナレッジの創出)を出すなどして

すべてを完結させていたっていう感じなんですよね。

今はリクルートもかなり感覚が変わりましてですね、

以前は営業部に働くママとか子どもがいる社員はいるわけがないみたいな会社だったんですけれど、

今はたくさんいるんですよ。そういうロールモデルを今は出さなきゃいけない時代らしくて、

「ワーキングマザーサバイバル」なんかに出ている人もたくさんいるんですけど、

それでも、後輩からは「あの頃吉田さんなんか本当にすごかったですね。

よくあの勤務時間の中であの業務量がこなせていましたね。

どうやってやったらいいんですか。」といったことを言われることがあります。

そういう時に私が伝えているのは

「とにかく考えちゃいけない。人と比べない。奇跡を起こすのよ!ミラクル!!」って(笑)

それを聞いて後輩も「ミラクルですか、わかりました!」って。

何が分かったのかよくわからないんですけど(笑)

とにかく集中してやること。人と比べると迷いが出てくるし、集中できないんですよ。

営業は、結果出さなくちゃいけないですし、

言っていることが迷うと、クライアントもぶれるし原稿もぶれるし、集客もできない。

グルメのホットペッパーを担当していた時はとにかく決めたら迷わないということをずっと言っていました。

そうすると時短ができて生産性が高くなる。

そこが一番自分の中で成長したところだったなって思いました。

高村

私も前例がないところで育休取得しているというところで行くと、

肝に銘じて自分に言い聞かせているのが、「面の皮を厚く」です。

やっぱり前例がないと言いつつもうちの会社にもそれなりに働くママさんっているんですけど、

皆さんやっぱり女性っていう性別とか時間に制限があるっていうと、

すごく自分を過小評価して遠慮しながら働いているような感じがしているんですけど、

それってちょっとどうなんだろうっていう気がしていて。

ずっと会社に貢献してきている中で、一時的に育児でバランスが少し会社から軸足がずれているだけなのに、

そんなに引け目を感じることはないんじゃないかと思っています。

私は性格的に強いタイプなので、率先して面の皮を厚くアクションしようっていうのを工夫しています。

あとは会社の中だけでコミュニケーション取っていると、どうしても弱気になってしまったり、

その気持ちが折れそうになったりすることが多々あるので、

日ごろから本を読んで―それこそシェリル・サンドバーグさんとか小室淑江さんとかの本を読み、

理論武装をし、身近な上司にぶつけてみる、みたいな(笑)

「知ってます?諸外国ではですね既に…本当、こういったことは時代遅れですよ?」というような事を、

まず家の中で夫を相手にして話す練習し、夫を論破した後に上司にぶつける、みたいな感じで(笑)

そういう工夫をしています。

 

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―1日のタイムスケジュールを教えてください。

 

吉田

今は割と楽になりました。息子の弁当を作るのに6時半に起きて、

8時半くらいにみんな家を出て行って私も一緒に出社をし、会社に行きます。

今はバースデーバンクというパーティグッズのサイト(http://www.birthdaybank.jp/)を立ち上げたばかりなので、

今はバグの処理とかをシステムの会社とやりあったりしているところなので(笑)

帰りは結構遅かったりもするんですけど、8時には帰宅します。

夕ごはんは月曜日から水曜日までは夫のお母様に作って頂き、木曜日以降は息子が作るみたいな感じに(一同歓声)

はい、仕込みました(笑)おいしくいただいています(笑)そんなライフスタイルを送っております。

高村

私は日によってまちまちなんですけど、大体6時~6時半の間に起きます。

朝は結構自分の身支度と子どもと触れ合う時間にしていて、朝食は夫がだいたい作ってくれるんですね。

これも理論武装&論破の結果です(笑)。

朝の送りも夫の早朝会議がない限りは夫がやってくれるので、それを送り出した後に出社します。

6時に退社をし、保育園に迎えに行ってご飯を食べさせたりお風呂に入ったりして

9時くらいに子どもと一緒に寝落ちしてしまいます。

夫は営業の管理職なので接待でいつも大体深夜に帰宅するんですけど、その帰宅する音で目覚め、

そこからちょっと残った仕事を夜中にやり、また朝方からちょっと眠るといった感じです。

本当は朝早くに起きて仕事をやるっていうスタイルをやりたかったんですけど、

子どもって結構朝方に起きやすいじゃないですか。

深夜子どもの眠りが深いときに仕事するというのが一番いいということに復職後の1年間で気付いたので、

1回寝て起きて仕事、またちょっと朝まで寝るみたいな、そんな感じの毎日を送っています。

サイクルになると体って慣れるんだなって思っています。

 

―吉田さんに質問です。

 小1の壁ってよく聞きますが、実際ありましたか?どんな感じでしたか?

 

吉田

上のお兄ちゃんの時がすごく仕事も絶頂に忙しかった時だったのですが、

保育園の頃は8時まで見てもらっていたものの、実は私のミスで学童に入れなかったんですよ。

それでどうしようかと思ったんですけど、私の場合は親友が本当に助けてくれて。

彼女がすべてお迎えとか面倒を見てくれたりして本当に助かったんです。

仕事をする上ではサポートが必要だと思いました。私の場合はジジババ友人総出演ですね。

友人も全員フルに、切り札を全部使ったという感じです。

だから仕事では本当に自分がやりたい事を成し遂げ、

良い仕事を最短の時間で結果を出さなければいけないといつも思っていましたし、

彼女のためにも本当にこれからも楽しくやっていきたいなと思っています。

実はその親友は4年前に癌で亡くなってですね、本当にその時は会社を初めて辞めようと思いました。

2か月くらいは看病のために休みを取りましたし、ショックでもう立ち直れなくて。

彼女の娘さんはうちの息子と同級生で、その娘さんとは今でも本当によく話すんですけど、

「あなたのお母さんには本当にお世話になったから、何でも頼ってね」っていう関係を築けています。

そういう深い絆が子育てや働くママを通してたくさんできたことが私の財産だなって思っています。

 

―ありがとうございました!

 

いかがでしたか?

パワーママプロジェクトでは直接パワーママやパワーパパの話が聞ける公開インタビューの場を

年に数回のペースで設けていく予定です。

公開インタビューで話を聞いてみたい人物や質問内容のリクエストなどあれば、ぜひお寄せくださいね!

2013年7月31日 0 comment
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高村さんと息子さん@保育園

イベントのライブトークセッションでお話頂いた、高村さんのインタビューです!

高村さんと息子さん@保育園

高村さんと息子さん@保育園

 プロフィール

・氏名:高村奈津子
・会社名:株志会社オプト
・職種:インターネット広告メディア企画開発
・簡単な経歴:新卒で現職に就職。営業→プロダクトセールス→メディア企画開発
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:32歳
・お子様の年齢:1歳10ヶ月の男の子と、第二子妊娠中(10月出産予定)
・ワークスタイル:正社員

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

広告掲載可能な全メディアとのお取引窓口となる部署で、
媒体や、媒体からリリースされる広告商品を理解し、社内へ浸透させる役割を持ちます。
媒体各社とのコミュニケーションと、社内展開する際のプロジェクトマネジメントが主な業務内容です。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床 6:45 息子起床、着替えなど
7:15 朝ご飯
7:45 自分の身支度をしながら、息子の歯磨きなど
8:20 夫と息子の見送り
9:30 出社
10:00 デスクワーク、電話、打ち合わせ
13:00 ランチ(可能な限り、社内外の方々とのコミュニケーションの時間に)
14:00 社内各セクションや媒体社などと打ち合わせ・会議等
18:00 退社
19:00 保育園にお迎え
19:15 夕ご飯の準備、息子と一緒にご飯
20:00 息子と遊びながら、余裕があれば洗濯など
20:30 お風呂
21:00 絵本を読みながら寝かしつけ(というか寝オチ)
24:00 夫の帰宅する音で目覚め、持ち帰った仕事や翌日の保育園準備など
3:00 再度就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

家に居る時間が断然違います。(もちろん長くなった)
当たり前ですが、自分中心→子ども中心の生活になり、
人とのコミュニケーションの時間が圧倒的に減ったと思います。
あらゆるモノ、コトに関して、我慢することを覚えました(笑)。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

エピソードというほどのものではないのですが、Happyだと思う瞬間ベスト3!

1、週1日の自由時間に仕事仲間との飲み会に参加して熱く語り笑い、帰宅後に息子が寝ている隣にもぐりこむ瞬間。
2、息子を保育園にお迎えに行き、駆け寄ってくる笑顔をみる瞬間。
3、夜中にもくもくと自宅で仕事中、ボコボコと胎動を感じる瞬間。
どれも、仕事と育児の両方が自分にとってかけがえのないものであるということを認識させてくれる、Happyな瞬間です。

育児&仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

仕事をする時間の確保ももちろんですが、
それ以上に大変なのが業務外でのインプット&アウトプット時間の確保。
常に時間が足りない!状態なので、
家族以外の人とのコミュニケーションの時間、本を読む時間、考えを整理する時間などを作るのが大変です。
育児は予想外のことだらけなので、計画を立てて頓挫してしまうと辛いし、
かといって、時間ができたらやるスタンスではいつまでも出来るようにならないので、うまくモチベーションのバランスを取らなければいけないのも難しい点です。

それをどうやって解決していますか?もしくは、解決していこうとしていますか?

人とのコミュニケーションに関しては、ランチや週1回の自由時間(その日は夫がお迎え担当)を活用。
子連れで会える人とは、休日の時間で楽しみます。
急に時間を作ることが出来ないので、1~2カ月先の予定を夫と常に刷り合わせながら早めに計画を立てるようになりました。
本を読む時間や、考えを整理する時間はやはり通勤中。
考え事や頭の整理は歩きながら、本を読むのは電車のなかで、などコツコツと少しずつで良いから前進するよう努力しています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

高村さんと息子さん

高村さんと息子さん

育児・・・大人のペースで考えないこと。「早くしなさい」「うるさい」を言わない。というのは自分に決めています。
また、息子がもうすぐ2歳という時期で、メキメキと自我が育っている半面、まだまだ言葉は充分じゃないので、うまく欲求を表現できずにイライラして泣くことも多いこの頃。泣いている理由、ダダをこねている理由がわからずに途方に暮れてしまうこともあるのですが、「この子はこの世に産まれてまだたった1年ちょっと。私は32年。」と思うと、自分がイライラせずに対処できるようになります(笑)。

仕事・・・なにごとも当事者意識を持って考えること。「フォロワーシップ」と「創意工夫」を心がけて行動すること。です。
当事者意識をもって貢献を考えることが個人と組織を成長させるんだという考え方は、今の会社の先輩方に教わったことです。
親からは一生社会に貢献し続けられる人間であれ、と育てられてきました。
女性だろうが男性だろうが、人たるもの後世に社会を引き継いでいく責任があるんだよと、小学生くらいから言われてきましたね(笑)。

バリバリなネット広告営業で出産を決意した時は、どんな心境でしたか?

念願の部長職を経験し始めて、1年経ったころの妊娠でした。
結婚して2か月、兼ねてから望んでいた妊娠はもちろん嬉しいことでしたが、
いざとなるとそれ以上に不安のほうが大きかったです。

自分が休むことは周りにどう考えられるだろうか?
その後復帰を望んでもらえるのだろうか?
部長としての成長もやっと少し感じられてきた矢先に、この成長をストップしてしまって良いのだろうか。など。

ただ、まだまだやりたいことがたくさんあるこのタイミングで子どもを授かり子育てを経験するのにも、きっとなにか意味があるのだと思い直しました。

20代で部長になったことで人間的にすごく足りない部分も痛感させられたので、
出産や育児を通して人間的に成長し、また仕事に活かしていこう。と。
そんな風に思って産休に入りました。

復帰してからは、営業部門からメディアの仕入部門に異動されて、何が変わりましたか?

一番変わったことは外出がなくなり、来客いただくアポイントばかりになったことですね!
同時に、接するのがクライアントではなくメディアの方々ということもあり
服装は大分ラフになりました(笑)。

仕事内容で言えば、「数字」以外で成果を出す難しさでしょうか。
営業は数字達成が一番のミッションであり、自分がクライアントと直接会話し提案することが出来ますが、
仕入部門は間接的にクライアント状況を把握し、それを踏まえてメディアの情報を収集したり交渉したり、
またそれを全体の方向性としてまとめて発信しなければなりません

営業部門と比較すると、確かに追い立てられるような忙しさではなくなりましたが、
自部署のあるべき姿に向けての課題は山積みかつ複雑で、PCに向かって腕を組み、頭を抱え込む時間は長くなりました(笑)。

ワーママはまだ前例が少ないと思いますが、社内、経営陣からはどう見られていると思いますか?

社員の平均年齢的にも、今まさにワーママがどんどん増えている真っ最中です。
が、復職後もリーダー職かつ時短ではない勤務を選択をしているという点で、まだ前例はほとんどありません。
私自身、復帰時にかなり迷いや葛藤があり、人事や経営陣と面談を重ねた上での選択だったので、
同じような選択をしたいという人を少しでも勇気づけられる存在になれればと思っています。
経営陣からは、手段方法はどうあれ、会社へのポジティブな影響を発していくことを期待されているだろうなと思います。

社内カップルの高村さん。お互いに仕事の楽しさ、大変さを理解しやすいのではないかと思うのですが、パパの家事育児コミットはどんな感じですか?

親になってから刷り合わせたルール(スタンス)としては、どんなに前日の帰りが遅くても、朝ご飯は必ず子どもと一緒に食卓を囲むこと。
基本的に子どもが起きてる時間には仕事をしないこと、と二人で決めています。

家事育児分担に関しては、
平日は早朝会議が無い限りは保育園への送り担当、週1回は18時に仕事を切り上げてお迎え担当をしてくれています
休日は、外遊びとお風呂担当でした。

第二子妊娠以降は悪阻などで私の体調が安定しない時期もあり、
平日の朝ご飯作り、食器洗いはほぼ毎日してくれるようになりました。
休日も洗濯掃除、三度の食事作り、スーパーへの買い出しなど、自ら積極的に動いてくれるように!
元々はそういう(家事をする)タイプの男性ではなかったので、幾度もの話し合いやお願いを経て、今の状況があります。
相手の価値観を受け入れ変化しようとしてくれる姿勢をとても尊敬しています。

あるとき、私が朝早い会議で家を出なければならなかったときに息子がすごく愚図っていた時がありました。
私が息子に「ごめんね。ごめんね。」と言っていると、
「家族なんだから、3人で協力し合って当然だよな。」と息子に言ってくれていたその言葉に、とても救われたことがあります。

ワーママが働きやすいように社内にはたらきかける活動をされていきたいとか。その想いを是非教えて下さい!

私自身が復帰して感じたことは、
1.産休育休~復職に対してポジティブに応援してくれる雰囲気が多く、働きやすい会社であること。ベンチャーなので会社の歴史も長くはなく、固定概念がない。
2.平均年齢がまだまだ若いこともあり、時間に制限をかけることなくひたむきに仕事での成長を追い求める社員が多いなかで、ワーママはやはりマイノリティだな~ということ。

つまり、2.がゆえにワーママとしての勤務価値を過小評価し、黙々と働いているママが多いのですが、実は1.という環境だからこそもっともっと改革を起こしていけるのではないか、
ワーママだとしても会社に成果を貢献できている実感をもっと感じることが出来るんじゃないか、と。

働くママの権利主張ではなく、更なる活躍を後押しできるような活動をしたいですね。そしてそれが後輩女性社員のキャリア選択肢の参考になれば、と思っています。

ネット広告営業で「ロールモデル」を求める後輩にメッセージをお願いします!

業界もまだまだ若いこともあり、ロールモデルとしてのパターンは少ないかもしれません。
でも、だからといって自分の可能性や欲求を諦めたりしないでほしいと思います。
「みんな違って、みんな良い」のです。
20代だろうが、責任のある仕事を任せてもらえる可能性が高いのもこの業界に良いところですし、
どんどん経験を積んで、出産後の選択肢を増やして欲しいと思います。
型がないぶん、周囲の方々の理解や協力も柔軟にいただける環境ですよ!

最後にメッセージをお願いします!

仕事と親業の両立は大変なことも多いですが、
長い人生のうちでこんなに幸せな時期はないんじゃないかとも思います。
私は、30代、40代、50代、60代、70代と年代別の大まかな目標を立てることで
今と未来を楽しむ工夫をしていますが、これがすごくおススメです☆
働く母親が、日本を元気にできるはず!
ポジティブに日々を楽しみましょ~♪

(インタビュー担当:椿)

2013年7月22日 0 comment
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プロフィール

・氏名:非公開
・会社名:非公開
・職種:記者
・簡単な経歴:営業→報道(記者)
・居住地:東京都
・年齢:32歳
・子どもの年齢:3歳1ヶ月(女児)
・ワークスタイル:フル(フレックス勤務)

 

現在のお仕事の内容

テレビ局で報道記者をしています。

2013年6月27日 0 comment
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tsubaki

プロフィール

・氏名:椿 奈緒子
・所属:株式会社VOYAGE GROUP
・職種:事業プロデューサー
・簡単な経歴:総合商社→サイバーエージェントで広告営業→同社でサンプリング事業立ち上げ責任者→同社とサイボウズ社とのビジネスポータルサイトの合弁会社立ち上げ、後、CEOに→アドテク事業立ち上げ(半年後に閉鎖)→アンドロイドアプリ事業立ち上げ(2年で閉鎖)→ニュースメディア立ち上げ(1年弱で閉鎖)→現職(新規事業準備中)
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:33歳
・お子様の年齢:0歳8ヶ月 ・ワークスタイル:フル勤務、正社員

それでは、インタビューです。

現在のお仕事の内容

インターネットサービスで新規事業立ち上げ準備中です。かれこれ7つ目の立上げになります。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床⇒食事、掃除、洗濯、朝ジョグ、シャワー
7:00 息子起床⇒息子と遊ぶ、息子ごはん
7:45 息子と保育園へ
8:20 通勤中⇒RSSを毎日300件チェック+発信
9:20 出社
10:00 デスクワーク
11:00 来客対応
12:00 社内BARで社内ランチ/社外の方とランチ
14:00 事業企画/mtgタイム
16:00 アポで外出
18:00 アポ終了後、カフェで仕事
19:30 帰宅⇒食事・入浴後、息子タイム
22:00 息子寝る⇒家事タイム
22:30 プライベートタイム
24:00 寝る

 

出産して、内面では何が一番変わりましたか?

色々変わりましたけど、心から湧き出る愛、無償の愛、を実感できるようになったことでしょうか。

ママ・パパ友への共感度も一気に上がりました。

見えなかったものが、たくさん見えるようになりました。リアルに視野が広がった感あります。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児については、人に愛されるより人を愛する事の方が幸せだと気づけたことが、とてもよかったです。

家に帰ると、息子がニコーーーーっと笑って抱っこしてポーズをとる姿がヤバいです。とろけます。疲れが吹っ飛びます!

 

仕事については、今まで通りがっつり仕事大好き!のスタンスは変わりませんが、育児ネタは困ることや問題点も多いので、ワーママ向けのサービスなどに興味を持ち始めました。このプロジェクトもそうですが、ワーママ向けのサービスはすごく共感してくれる人が多くて嬉しいです。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは何?

育児で大変なことは、ウ〇チが布団に漏れた時のお掃除・・・これカナリ大変。

仕事はお陰様で特に大変なことはありませんが、なるべく夜に予定を入れないように、お昼に調整して頂くことが増えました。いつもご協力頂き、ありがとうございます!

 

いつ寝てるの?(笑)睡眠時間少なくてもパワーバリバリな秘訣は?

しっかり寝てますよ!よく食べよく運動しよく寝る!ワークタイムもファミリータイムもMAX楽しむ!今しかできないことを最大限楽しむ!
そのためにはエネルギーが必要だから、健康管理にはかなり気を使っています。そして小さな身体のサインは見逃さない。デトックス大事!
ワークハード、ライフハードな生き方は今始まったことではなく、子どものころから継続中です。

すごい情報発信量だけど、いつ、どういう方法で情報ピックアップしてるの?

ほぼ100%電車に乗っている間、通勤中です。情報収集、発信、読書は習慣にしないと継続できないので、生活組み込み型です!ゆるふわストイックは習慣化がキーワード。

二ヶ国語での子育てについて、どうしてる?

まだ息子は8ヵ月、言葉を話さないのでわからないのですが、国際結婚ファミリーにヒアリングすると、人(パパは○語、ママは○語など)で分けるか、家では母国語、学校は日本語と分けている事が多いようです。
うちでも混乱させないように、パパはポルトガル語、私は日本語、テレビコンテンツは英語(笑)としています。バイリンガルは話し始めるのが遅いと聞きますが、そういう類の標準はとことん当てはまらないので、あまり気にしていません(^^)

ブラジルでの夫婦間の家事分担に関する考え方は?

ブラジルは大統領も女性ですし、日本よりは女性の社会進出が進んでいるのでは?と思います。
それと、家族をかなり大切にする文化なので、残業文化は無く男女共にワークライフバランスはいい感じでクオリティオブライフが高いイメージ。
ワーカホリックな日本人によくある「家族放置して仕事」というケースはあまりなさそう。
中流階級以上は、頻度はマチマチでも家政婦さんに家事をお願いするのが普通なので、家事を分担というより家政婦がやってくれるイメージ。
とはいえブラジルに住んでおらず、よくわからないのでヒアリングしました!

ブラジルに住むT先輩にインタビュー!

家事ねぇ。手伝う人はめっちゃめちゃ手伝うよ。でも、日本人と比べたら絶対すごい手伝うと思うなぁ。
私の周りには、ワーキングマザーが多いよ。でも、周りの人はお金があるから、働いててもベビーシッター&お手伝いさんがいるから、家の事なんてあんまりしないけどね。
だから、日本のワーママよりは全然楽してるはずだよ。
低所得層の人が日本のワーママと同じ境遇だと思うね。
職場復帰に関しては、特に周りから文句を聞いたことはないなぁ・・。
大企業に勤めてる人が多いからかもしれないけど、ブラジル人女性は何でも主張するから、日本と土壌が違うよね。
(椿がブラジルのテレビ番組で見た)待機児童問題は、無料で通える学校の話だよね。中間層以上は普通私立の学校に入れるから、待機する場合はよっぽどの人気の学校。
—-
・・・とのことで、日本のワーママは、ブラジルの低所得者層のママと同じということです(汗)
お手伝いさんが手伝ってくれるなんて、ブラジル羨ましいですね~!

パパの協力はどう?

夫も例にもれず、そもそも家族を大切にするスタンス、子どもとの時間を大切にするという優先順位が明らかに高いので、かなり家事育児のコミットは高いです。私と夫の割合で言うと、半々か、夫の方がコミット量が多いかもしれません。パパ様、ありがとうございます!!!

最後に、メッセージを。

ワーママ歴半年。ワーママになってから、たくさんの方に「話を聞かせて!」とお声掛け頂きランチをして、私もワーママ先輩に「話を聞かせて下さい!」とランチをお願いさせて頂きました。そこの背景にあるのは、ワーママになっても今後活躍できるのか?という漠然とした不安があるから。

ワーママというと、毎日逆境や苦悩な毎日をサバイバルしなければいけず、スーパーウーマンしかハッピーにステップアップできないのでは?という思い込みがどこかにあり、だから人は前例を求め、前例が無いとまだ前人未到、私には無理かも・・・?と不安になる。

しかし、周りを見渡すと、既にその道を通ってイキイキとパワフルに活躍する等身大の先輩ワーママがたくさんいる。そして「話を聞かせて下さい!」とお願いすると喜んで受けてくれる。

そんなことを繰り返すうちに、この貴重な話を私だけが聞くのはもったいない。パワフルなワーママのロールモデルのシェアをして、このパワーと前例を一人でも多くのワーママ・プレママに伝えたい。ということで、ママ友と意気投合して始めたプロジェクトです。

パワーママの周りにはパワーママがいる。ということで、「いいとも形式」で紹介ベースのインタビューメディアにすることにしました。

ママにフォーカスしていますが、パパの協力があってのパワーママが成り立つ。パパにも是非インタビューさせて頂きたいと思っています。

是非、あなたの周りのパワーママをご紹介下さい!そして一人でも多くのロールモデルシェアをして、プレママに元気を与えて、日本をもっと元気にしていきましょう!!

2013年6月27日 0 comment
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