Home インタビュー

インタビュー

椎葉写真

今回ご紹介するのは、BS朝日の番組「金曜日くらい褒められたい」の制作に携わるテレビディレクターの椎葉 百合子さん。3歳の双子のママです。
限られた時間の中で、双子ちゃんの子育てとテレビ制作の仕事をどう両立しているのか?や、ワーママ視点を活かしながらの番組作りなどについて伺いました!
椎葉写真

プロフィール

・氏名:椎葉 百合子
・会社名:テレビマンユニオン
・職種:テレビ制作 ディレクター
・簡単な経歴:大学卒業後 IT関連商社に就職。その後映像の専門学校に入学し、テレビ番組制作会社で働く。
テレビ朝日「食彩の王国」、Eテレ「オイコノミア」、BS朝日「金曜日くらい褒められたい」にてディレクターを担当。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:41歳
・お子様の年齢:3歳の双子(2014年生まれ)
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

テレビ番組のディレクターをしています。
BS朝日「金曜日くらい褒められたい」やEテレ「オイコノミア」を制作しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床 朝食、子ども支度
8:30 出発 保育園へ子どもを送り
9:40 出社 (リサーチ、構成、編集、撮影など)
17:00 退社
18:00 保育園お迎え
18:30 帰宅、ご飯作り
19:00 夕食 お風呂準備
20:00 入浴
21:00 子どもと一緒に就寝 (起れたら、TV鑑賞、メールなどして0時に就寝)

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

悩みを引きずらないようになりました。
優先順位が家族1位というのが自分のなかで揺るぎなくなったので、なにか迷ったときも、家族と自分にとって幸せな選択は何かという事で判断できるようになりました。

 

お子さんが双子ちゃんだと伺いましたが、双子ならではの大変さはありますか?

はい、もうそれは人手が足りないの一言につきます。
同時に「抱っこして!」「お腹すいた!」「ウンチでた!」と言われると
分身の術が使いたくなります。

椎葉椎葉2

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

家事は朝、夫が掃除や洗濯をして私が子どもたちの支度。他はできる方がやるというスタンスです。基本的に保育園の送り迎えは私が担当。私が仕事で帰れない時はお迎えを頼みます。
毎月月初めに、私が1ヶ月のスケジュールを提出しお迎えを頼みたい日を打診、その回答を受けて仕事の段取りを組んでいます。

 

お子さんの出産前も番組ディレクターをされていたとのことですが、これまでと復帰後の働き方はどう変わりましたか?

制作するペースはゆっくりになりました。
なるべく先行してできることはやり、子どもの病気やリスクに備えています。
以前は24時間いつでも働けるという体制でやっていたのですが、今では10時から17時と時間が限られているのですが、その方が前より段取りよく集中して仕事するようになったなと感じています。

 

番組作りにママの目線が役立つことはありますか?

担当する番組では、女性目線、ママ目線というのが大変重要視されるので、自分が育児をしていて、疑問に持つこと、知りたいことを番組のネタ選びなどでは活かせていると思います。

 

現在、制作に携わっていらっしゃる「金曜日くらい褒められたい」について教えてください。働くママもターゲットだと伺ったのですが。

仕事に家事に育児にと毎日忙しい女性たちに、金曜日の夜くらいはホッと一息ついて楽しんで貰いたいというのが番組コンセプトです。
毎回女性ゲストをお招きしてお話を聞くのですが、お子様がいらっしゃる方も多く、子育てと仕事の両立の仕方やお子さんたちとの接し方など毎回、なるほどーと思うことがたくさんあります。

 

番組にちなんで「私はここ褒められたい!」というところをアピールしてください。

うーん、毎回番組でゲストの方に同じ質問をするのですが、これ難しいですね(笑)
バタバタの毎日ですが、なんとかやり抜いているところは褒められたい!

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・ 仕事先で出会ったひとの話や場所の話など、子どもたちに話せるのは嬉しい。
・仕事では・・・ 子育て中の女性ディレクターがどんどん周りに増えてきたので、悩み事の相談や企画を考えたり一緒にできるのが嬉しい!

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・  仕事が立て込んできた時の時間配分。
・仕事では・・・  子どもが熱を出した時などの対処の方法。

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

3ヶ月先ぐらいまでスケジュールは見通して、なるべくゆとりをもったペースで仕事の予定を立てています。
子供が熱がでて、一日休まなくてはいけなくなった場合も大丈夫なように早め早めに終わらせるようにしています。
またどうしても仕事が休めないという日には夫のスケジュールを事前に確保するようにしています。

椎葉写真3

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・  子どもの気持ちに寄り添う。
・仕事では・・・  手触りのある取材、番組をつくる。

 

これからの目標を教えてください。

・育児では・・・ 親子で共通した趣味をみつけたい。
・仕事では・・・ より多くの人達の心のオアシスになるような番組を作る。

 

10年後の自分は、どうありたいですか?

何か自分で自信が持てる技術を身につけていたいと思っています。10年後は子どもたちも中学生なので、頼られる存在でありたいですね。

 

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

ワーキングマザーの皆さんは、ほんとに時間の使い方が上手だと思います。 皆さんの子育ても仕事も楽しんでいらっしゃる姿はとても勇気をもらえます。

 

インタビューby 柴田広夢

2017年4月12日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
中澤さん
中澤さん

中澤さん

 


プロフィール

・名前 中澤真弥

・職種 看護師・フリーライター

・簡単な経歴

看護師として働きながら、「場所・人・事・物」を看護師目線から取材、執筆する看護師ライター。

21歳のときに結婚、長男出産。自分の人生を見つめ直す。

その後、一念発起で准看護師→看護師免許を取得。

看護師歴12年(整形外科・手術室・内科・夜勤専従)

妊娠・出産・3人の子育ての中、転職・復職を経験し看護師の働きにくさを実感する。

2016年5月に看護師とフリーライターの2足のわらじをスタート。

カラオケ、旅行、キャンプ、ショッピング好き。

・居住地   群馬県

・年齢    1979年38歳

・子供の年齢 2001年16歳 2008年9歳 2011年6歳

・ワークスタイル 看護師非常勤 ライター個人事業主

現在のお仕事内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

呼吸器内科の看護師として働く傍ら、看護師ライターとして新人看護師の苦悩・ママ看護師の働き方・転職・復職を実体験から執筆、アドバイスを行う。「マイナビ看護師ナースぷらす」のコラムを連載。看護師関連のコラムは年間170本執筆。ほか、歯科コンテンツ作成、群馬県観光スポット取材、群馬県子育てマガジン「まま・ここっと」ライター、子育て支援ピアサポーターなど幅広いジャンルで活動中。

マイナビ看護師ナースぷらす」「わたしごとTV

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:40起床、お弁当作り、朝食準備、メールのチェック

6:00先に朝食を済ます。

6:15子供たちの起床、朝食、身支度など

7:00子供たちを学校に送り出す

7:30洗濯、家事を済ませ出勤(看護師)

8:30看護業務開始(※ライターの場合、この時間から執筆作業や取材に出発も。)

12:30休憩・昼食 ※日によってはこのまま終業。

17:00子供のお迎え

18:30夕食、家事

21:00子供たち就寝

21:30執筆作業・事務処理

23:30就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

生活そのもの・考え方・価値観・夫との関わりなど。全てが子供中心に動く生活にガラリと変わりました。ただ天気がいいというだけでうれしくなったり、道に咲いているタンポポを子供と眺めたり。今まで見向きもしなかったことに興味を抱くようにもなりました。そして、子供が病気がちだったことから「健康」の大切さを強く感じるようになりました。

・ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

長男が中学生のときに、「仕事」「働く」ことに興味を持ってくれたときでした。長男は部活中に大きな怪我をし、そのまま緊急手術。1カ月以上入院していたのですが、入院生活の中で、私の職業「看護師」の働き方について考えてくれました。

ある時、「僕一人のために先生がいて、看護師さんがいて、リハビリの先生がいて、栄養を考えてくれる人がいて、いつも掃除をしてくれる人がいて、数えたらキリがないくらいたくさんの人に支えられてる・・・。」育児と仕事をして何よりも幸せな瞬間でした。ですが、看護師にはならないそうです(笑)。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子どもの病気と自分の体調不良です。上の子2人は1歳と2歳のときに入院経験があります。当時、医療知識のない私は「子供が助からないかもしれない」という苦しい経験をしました。

また、出産後は体調を崩すことが多かったです。高熱が出ても悪寒がしても、子供にご飯を作り食べさせ、寝かす。自分の身体をごまかしながらの育児はとても辛かったです。

それをどうやって解決していますか?

「一人でやらなきゃ」と誰かに頼らずに自分で解決してしまっていたので、無理することなく夫や両親、周囲の友達に頼るようになりました。嫌な顔もせず「大変だったね」「お互い様」という言葉に肩の力が抜け、今まで頑張り過ぎていた自分に疑問を感じてしまいました。甘えることは必要ですね。

育児と仕事、それぞれ一番大切にしていることは?

育児も仕事も耳を傾けることを大切にしています。「もっと聞きたい、もっとあなたのことを知りたい。」という気持ちで。仕事は看護師でライター。どちらも『話を聴く』という共通した部分があります。私は必ず患者さんに言う言葉があります。「助けます。」ということ、「何かあったらナースコール押してください。助けます。」これは入院する患者さんの不安を一気に和らげる魔法の言葉です。「ふっ」と笑われてしまうこともありますが、患者さんとの距離はグッと近づきます。

子供には、毎日学校の話を聴くようにしています。上の子2人は男の子なので、口数が少なく返ってくる返事は「普通だった」と。気分のいい日はずっとしゃべり続けているので、毎日懲りずに聴いています。(笑)

 

カメラマンもやります!

カメラマンもやります!

 

なぜ看護師になったのでしょうか?

看護師は病弱だった子供を守りたい、医療知識を得たい、学歴もスキルもない自分に自信を付けるため資格を取得。そして第2子、第3子を出産する中で、転職・復職を繰り返し、育児と仕事の両立の難しさを経験。

また、自然災害で家から出られず仕事に行けない日々から、「資格があっても外に出られなければ仕事ができない。」「この先、親が、夫が、倒れてしまったらどうしよう・・・。」と、その先について考えるようになる。

 

看護師をしながら、なぜライターを始めたのでしょうか?

文章に自信がないこと、言いたいことが上手く伝えられないコンプレックスから『ライター』に挑戦。好きなことを仕事にしてみたいという思いからセカンドキャリアとして2足のわらじをスタート。子育てしやすくストレスの少ない働き方として、場所に捉われず、働き方の枠、看護師の枠を超えた自由な働き方を確立していきたいと思い、今に至ります。

 

看護師とライター、「2足のわらじ」のメリットを教えてください。

看護師とライター。2足のわらじのメリットは、コミュニティーの広がりだと思います。

また、自分に強みを持つためにセカンドキャリアを身につける。1つの人生で2倍の楽しさを感じています。ライターはゼロからのスタートです。分からないなりに自ら企業に営業し、仕事を獲得してきました。「実績は自分で作るもの」「はじめてはみんなはじめて」をモットーにしています。看護師の世界では経験することのなかった、ビジネスメールや営業などすべてが新鮮で、また新社会人になったようです。

 

看護師ライターとして伝えたいこととは?

「約71万人」潜在看護師といわれる看護師の数です。資格を持っていながらも何らかの理由で働いていない看護師を言います。その中の約4割は復職したいと願っているのですが、「日々進化し続ける医療に簡単に戻れない」、「ブランクはとても大きい」というのが現状です。経験があるからこそ、以前のようには働けないと感じる看護師がとても多いです。そんな方のために少しでもためになるような記事を執筆していきたいと思いました。

また、ツラいと感じながら働いている看護師へのメッセージ。子育てと仕事に悩む看護師へのお役立ち情報も一緒に伝えていけたらと思います。

 

趣味はキャンプ

趣味はキャンプ

今後の目標やプランを教えて下さい!

看護師の経験を生かして看護師を目指す人、新人看護師向けに講演や執筆をしていきたいと思っています。また、働き方の常識を越え、ママが楽しく無理なく働くコツなどを発信していけたらと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

子供と一緒にいられる生活はとても短いです。だからこそ、子育ての時期を楽しみながら余裕を持った自分らしい働き方を見つけることで、ストレスも少なく自分自身も輝くことができます。ママになったから色々なことを諦めるのではなく、子育ても楽しみ自分の人生も楽しみましょう。

2017年3月27日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
17176140_10155086683379800_214120712_o

17176140_10155086683379800_214120712_o

プロフィール

・氏名:小池朝子

・会社名:株式会社アプト

・役職名:hacocoroブランドマネージャー

・職種:飲食業

・簡単な経歴:

中央大学文学部 心理学科卒業。
インターネット広告代理店の株式会社オプトにて、営業部とマーケティング部に所属。
2児の産休・育休をまとめて3年間とったあと、ベンチャー企業である株式会社アプトに転職。

社員数に限りのある組織の中で、専門知識はそこそこに、広報・広告・人事と幅広く掛け持ち担当。

その後、徐々にサービスや運営そのものに関与するようになり、hacocoroという会社のメイン事業のブランドマネージャーに。

また、プライベートでは、学生の頃から趣味であるダンスをママになっても続けられるコミュニティとして「mamastreet」を発足させ、ワークショップの開催やイベントの企画・出演をしている。

・居住地:東京都世田谷区

・ご自身の年齢 :   31歳、1985年生まれ

・お子様の年齢 :  4歳、2012年生まれ/2歳、2014年生まれ

・ワークスタイル: 会社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

社員25名程のベンチャーで、hacocoro(ハココロ)という貸切専門のパーティスペース事業のブランドマネージャーをしています。

中古物件をリノベーションし、内装をお洒落に施してパーティスペースにする、というスキームで、現在は12店舗まで広がっています。

私の仕事は、主にそのサービス創りとメンバーのマネージメント、また、web・紙媒体の制作ディレクションなど様々です。

hacocoroというのは、このパーティスペースで提供するサービスの事で、可愛らしいFOODやDRINKのご提供と、専門のパーティプランナーによる企画・当日の演出サポートにより、お客様が手軽にこだわりのパーティを創れる世の中を実現しようとしています。

私が入社した2015年には6店舗でしたが、昨年から更に出店ペースを早め、今年は2ヶ月に1度のペースで出店しています。

hacocoro縺ョ莨壼エ

hacocoroの店舗


平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:30 起床、朝食準備や身支度

07:30 家族で朝食

08:45 パパと子供達は保育園へ

09:00  家を出て、駅でパパと合流。

10:00 始業

17:00 退社

18:15 保育園お迎え

19:30 夕飯

20:30 子供達と入浴

22:00 寝かしつけ

22:30 再度起きて、仕事

26:00〜27:00 就寝

 

 出産して、何が一番変わりましたか?

全部が自分の時間だった環境から、自分の時間がほぼなくなり、

やることを厳選するようになりました。

仕事は効率化する、買い物はなるべくネットで済ませる、料理は簡単にする、行きたいイベントごとは今一度吟味する…等、

限られた時間の中で、大事な2軸である「家族との時間」と「自分が本当にやりたいこと」に時間を使うために、色々な事を厳選しています。

おかげでかなり濃厚な毎日です!

 

 ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

1つ目は、女性としてとても魅力的で憧れだった前職の先輩方と、ワーママという共通点を通じて親しくなれたこと。夏にはグループキャンプに行ったりと、家族ぐるみでお付き合いしてもらっています!

2つ目は、後輩から「朝子さんみたいなお母さんになりたい!」と言ってもらえたこと!

蟆乗ア譛晏ュ陣ithkids

小池さんと2人のお子さんたち

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

たまに、自分で自分の限界がわからなくなること。自分では「ここまでできる!やりたい!」と思っていても、それを時間的に制約のある「私」がやることが本当に良いことなのか、客観的に判断できなくなる時ですね。

 

それをどうやって解決していますか?

悩んでもわからない時は夫に相談してみます。

夫は心配性な私とは裏腹に、だいたいポジティブな意見をくれる人。

前述したことで悩んだ時も、「そもそも子育てを制約と思わなくて良いんじゃない?だれにでも何かしらの制約はあるから、それと変わらないよ。やりたいと思うならやりなよ!」と言われ、肩の荷がすっとおりました。

mamast練習

mamastreetの練習風景

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、「子供の話をちゃんと聞いて、小さな変化に気づく」こと。

特に、日常のおしゃべりからの発見を大事にしています。

ある日突然、おしゃべりのままならない娘が、「ママ、こーとは・うわぎ?」と聞いてきた時は、とても感動しました。コートが上着の仲間だ、という概念がわかった瞬間ですね!

子供は小さな変化が多く、ついさっき「こんな事もできるようになったのね!(涙)」っと思っても、夕方にはそれが当たり前になっていたりすることも多いので、そんな大事な瞬間を忘れないように気をつけています。

 

仕事においては、「この人に頼んでよかった!」と思われる仕事をすること。

そう思っていただけるように、どんな仕事でも、+αで返すように心がけています。例えば、ただの資料作成でも、キレイで伝わりやすい資料にする、とか、レポート作成を頼まれたら、考察をつけて返す、とか本当に小さい事の積み重ねなんですが。

いわゆる「手に職」と言われるような専門的なスキルがない中で、時短でも価値を高く発揮していくオンリーワンの存在になるためにも、「この仕事は小池に頼むときっと良さそうだね!」と言ってもらえる機会を増やしたいと思っています。

 

なぜわざわざ復帰のタイミングで前職(広告代理店)をやめて、ベンチャー(サービス業)に転職したんですか?

自分のやりたいことを真剣に考えて、将来に向き合った結果です。

今考えると、出産前の自分はとても未熟で、「理想の将来に向けたキャリアパス」など全く考えておらず、ただただ目の前の仕事に向き合い、「同期に負けたくない」とか、「認められたい」という一心で働いていました。

でも、妊娠出産を経て、時短で働く事をリアルに想像したとき、一気に不安に襲われたんです。大したスキルももっていない自分が、人より少ない時間でどうやって成果を出せるんだろう?って。

そのくせ、それまでの私は、「一生懸命働き続けていれば、いつかチャンスが訪れて、いつか大物になれる」と心のどこかで思っていましたから、そのギャップと言ったら。。笑

そうして、改めて自分の夢ややりたいことをノートに起こし、それを現実にしていくためにはどうしたらいいか?と一生懸命考えるようになったんです。

 

悩んで悩んで、でてきた言葉は、「あっと驚くような感動体験を生み出す空間創りをすること」でした。

実は昔から音楽や舞台、ダンス等に触れる空間にいると、心の底から感動すると同時に、「絶対自分も創り手側になりたい」という想いがあったのですが、恥ずかしくてほとんど人に話したことがなかったのですが、

その時、自分の能力や経験のなさを恥じている暇はない、行動あるのみ!と思えました。

 

そしてたまたまwantedlyで求人を見つけた株式会社アプトに、広報として入社しました。

会社の規模やネームバリューはその時の私にはあまり問題ではなく、自分のやりたいことを実現できそうか?という軸で選んでいました。

おおげさなようですが、これが転職を決めたきっかけです。

 

ベンチャーで育児をしながら働くのは大変ではないですか?

ベンチャーと一括りにはできませんが、思いっきり働きたいけど子供との時間も確保したい!という私にとってはむしろとても働きやすい環境です。

今は、会社の時間と、子供が寝た後の二部制で仕事をしている感じです。会社にいる時間は極力人とのコミュニケーションに時間を使い、資料作成や簡単なメール返信等は電車や、夜の時間を使う、というのがルーティンになっています。

ただ気がつくと平日の平均睡眠時間が1日3時間くらいになり、体にも心にも余裕がなくなってしまう事があるので、もう少し上手に・健康的に働けるよう、時間のバランスは常に模索しています。

 

仕事をしながら子育てする中で「これはやっていてよかった!」ということはありますか?

育児のひとこと日記です。上の子が生まれた時から書き始めて、今年6冊目を買いました。

去年少しさぼり気味だったのですが、あるきっかけで、最近また書くようになりました。

そのきっかけというのが、「いっぱいいっぱいになって、子供の成長に目を向けられなくなったこと」でした。

仕事と育児でめまぐるしい日々の中、本当はもっと向き合いたいのに、体が疲れて心に余裕がない。せかしてしまったり、声を荒げてしまったり。そんな自分が嫌で落ち込む…みたいな悪循環に陥りました。

その時に、「子供のどんな小さな変化でもいいから、気づいて書き留めよう!」と改めてノートに向かうようにしたら、すごく穏やかになれたんです。自分が気づいた変化のひとつひとつがとても愛おしくなって、自然と子供と心が通じ合うようになり、自分にも余裕ができました。やっぱり子供って最高だなって。

あとは、育児って結構毎日ずーっと子供達を見てるので、細かい出来事を忘れてしまいませんか?私が記憶力が悪いのもあると思うのですが(笑)、「わーこの瞬間、忘れたくないっ!」と思っても、結構すぐ忘れちゃうんです。その時の子供のかわいい言葉使いとか、表情とか。

そんな時にも、昔の日記を読むとありありと思い出せて、すごくいいなと思います。

nikki

小池さんの育児日記

 

仕事の他に、ママのストリートダンスサークルを運営されているということですが、そのお話を少し聞かせてください。

大学時代、勉強よりも頑張ったダンスを、出産後も続ける環境を創りたくて、友人と立ち上げたのがmamastreet(ママストリート)です。

特徴は、子供を連れてダンススタジオに行けて、順番に子守をしながら、ダンスのレッスンが受けられることです。

これまで述べ100人以上の方がワークショップに参加してくださり、1年に1度程、代々木公園で行われている、Shibuya Street DanceWeekWEFUNKなどの大きな舞台に立ったり、自分達のPVを制作したりもしています。

また、パパや子供も巻き込んで練習会をしたり、家族全員で参加するハロウィンパーティを、自社(hacocoro)の会場で行ったりもしています。

基本的には仕事もダンスも私にとっては同じスタンスで、「ママになったからできない」と言いたくない。子供のせいにしたくない。

子供も含めて今の自分なので、ポジティブにチャレンジし続けるママ達が増えたら幸せだなあって思います。

mamast

mamastreetでステージ出演

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

まずは今自分が関わるサービスが、世の中のスタンダードになるところまで、しっかり見届けること。

その後は、空間プロデュースに関わりたいという想いも引き続きありますが、自分のアイディアと想いでゼロからのサービスやプロダクトを育ててみたい、という気持ちも湧いてきました。

仕事・趣味・子供…全てがうまくつながればいいなあと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

私は割と若いうちに子供を授かったので、特に20代半ばで女性としてのキャリアに悩むみなさんへメッセージを送ります。

私が出産したのは約50名の同期の女子の中でも1番早く、子供ができた幸せと同じくらい、実は不安な気持ちでいっぱいでした。1日でも休みをとることが、自分の仕事人としての成長を止める事だと思って焦っていました。

働き盛りのみなさんにとっても、長期で休みをとったり、復帰後これまでと違う働き方をすることに不安を抱く人はいるかもしれません。

でも、子育ては必ず自分を成長させてくれます。特に、自ずと「自分にとって大切なもの」を強く意識して行動するようになるので、仕事にも絶対に活きてくると思います。

だからぜひ育児をしながら仕事をすることを、ポジティブに捉えてほしいです!

「お母さん」に憧れる、若い世代が増えていってくれたらなあと思います。

まだまだ未熟な私ですが、そんなロールモデルになれるように頑張ります!

読んでいただき、ありがとうございました。

 

   インタビュー : 高村 奈津子

2017年3月14日 0 comment
16 Facebook Twitter Google + Pinterest
スクールで講義中の梶原さん
スクールで講義中の梶原さん

スクールで講義中の梶原さん

プロフィール

・氏名:梶原麻由
・会社名:一般社団法人ウィメンズベターライフジャパン
・役職名:代表
・職種:サロン、スクール経営
・簡単な経歴:
21歳のとき難病になり、健康を取り戻そうと、アーユルヴェーダや中国医学を学び、足つぼに出会いました。
足うらを刺激したら、体が反応するということが衝撃で、足つぼにハマり、それで体が良くなっていきました。
その後、できないと言われていた妊娠、出産ができ、「婦人科サロンをやろう!」とビビッときたんです 笑
息子が6ヶ月のころから、おうちサロンスタート。子宮筋腫など婦人科不調をもつ女性がどんどん元氣になり、サロンはすぐに満席になりました。
このノウハウを、私と同じような小さい子どもを持つママに伝えたいと、2014年4月に、スクールスタート。
現在は、ノウハウとサロン経営、サポートをセットにした、おうちサロンをパッケージにした新しい形のスクール(ステラプロジェクツ)を経営しています。
・ご自身の年齢 :35歳
・お子様の年齢 :2011年
・ワークスタイル:
自分自身のおうちサロンの経営と、スクールの経営(講師業とコンサルティングサポート)。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

おうちサロン:
「しあわせの子宮12ヶ月メソッド」という独自のメソッドで、
お客さまに12ヶ月で体質改善していただき、婦人科のお悩みとサヨナラしていただくサロン。
12ヶ月で、サロン通いを卒業していただけるというシステムです。
サロンに通うだけでなく、オンラインでも体質改善できるコースや、
ホテルでのあしつぼイベント「サロン・ド・マユ」など展開しています。
http://ameblo.jp/neverbeenhappier/
スクール:
「しあわせの子宮12ヶ月メソッド」認定のサロンを養成するスクールとサポートをしています。
http://ameblo.jp/asituboschool/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

3:30  起床
3:45  あしつぼやストレッチなど
4:30  メールチェックなど
5:30  お弁当作り
6:30  息子を起こす
8:00  保育園へ
9:00  サロンの予約がある場合はサロン営業
スクールの日は、授業へ
なければ、パソコンでお仕事、お出かけなど
16:00 保育園へお迎え
17:30 夕食
19:00 お風呂、マッサージなど体メンテナンス
20:00 息子と遊ぶ
21:00 息子といっしょに就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

一番変わったのは、心、考え方。
自分一人のときは、自分のことを考えるだけでしたが、子供が産まれてからは、
人のために生きるということをやっと、考えられるようになりました。
「人のために」を考えると、「私、このためにこのお仕事させてもらってるんだ~」と
必然とミッションが出てきて、仕事もうまくいくようになりました。
あとは、生活習慣がまるっきり変わりました。
早寝早起きなんて、したことありませんでしたから 笑
息子のおかげで、規則正しい、とっても健康的な生活を送れています。

息子さん

息子さん

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子供を見ていると、大人ではありえない自由奔放さがありますよね。
「こういうとき、そうするか~!ほぉ~!」と感心?というか、驚かされることがしばしば。
息子の観察を、ものすごく楽しんでいます。
子供は、自由奔放なのが自然な姿なのですが、そういうのを見ていると、人間本来の行動というのがわかって、発見がいっぱいあり、これは子供がいなければわからないことだな~と思えることが、私的にハッピーです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

一番大変なことは、子供の不調。

予約をキャンセルしないといけなかったりと、ハラハラさせられます。
あとは、イヤイヤ期。
イライラーっとしてしまったあとに、仕事モードのニコニコ自分に戻るのが本当に本当に本当に、辛かった 笑

 

それをどうやって解決していますか?

困った時は、とにかくおばあちゃんに頼み込む 笑
ニコニコ自分に戻るときはいつも、「私、このために仕事しているんだよね!」と、自分のミッションをいつも胸に、自分に言い聞かせて奮い立たせます。
でも顔は、ひきつっていたと思います 笑

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

楽しい!です。
どちらも自分の人生だから、いかに楽しくなるかを考えます。
育児というかプライベートでは、子供の意見を尊重するようにしています。
自分で考えるより、息子が言ったことの方が良い、正しいってことがよくあって、
おとなしく、「はい、すみません、そうします。」と、私が息子に従います 笑
やっぱり、純粋な子供の感覚には勝てません。

息子さんにも足つぼをするのでしょうか?

息子にも足つぼしたいんですけど、足裏を触ると嫌がって逃げます^^;
いつも「足の裏、触ってたらいいんやで~!」と言うのですが、まったく興味ありませんので、将来的に嫌いにならないよう、もうしません。

 

小麦アレルギー持ちの息子さん、食事はどうしているのでしょうか?

食事は、気を使っています。息子がいろいろとアレルギーがあって、小麦も食べれないんですけど、おかげで、家庭食は完全グルテンフリーで、私もさらに健康的な食事ができて、ありがたいです。
生まれてから、真っ白な白米(白米100%)は食べさせたことないんですけど、最近「みんな(保育園のお友達)(ごはん)白いで~。」「白ごはん、おいし~!!!」(おばあちゃんちにて)って、
白いのを求めるようになり、悲しすぎます 笑
おやつは、焼き芋、ほし芋、おにぎりにしています。

子供の教育について、何か考えや方針などありますか?

教育は、正直、ほったらかしです・・・。
情けないんですけど、ああやって育てようみたいなのがいっぱいありましたが、どれもできていません。
結局は、自由になるようにやってきた、というくらい。
忙しさから、怒鳴ったり、当たり散らしたり、不機嫌だったりと、本当に最低なママっぷりを見せてきたので、今、挽回中です^^;
挽回策では、子供がやりたいということをさせるのと、徹底的に褒めまくること、とにかく楽しい!って思えるような振る舞い、笑顔など、指図するのではなく、ママがお手本を見せるということをがんばってます。
(どこの家庭でも普通にやっていることだと思いますが、それができていなかったので・・・)

 難病からの足つぼとの出会いについて、もう少し教えて下さい。

私はもともと、ファッション関係の専門学校に行ってたのですが、半年で辞めて、ニューヨークに短期留学に行きました。

帰国後、難病になって入院後は、オークションサイト運営会社で働いていました。

そのとき、また病気が再燃して自宅療養中にアーユルヴェーダに出会いスクールに通いました。

スクールの紹介で入ったリラクゼーションサロンで勤めましたが、体調崩してやめて、英会話スクールで働き始めました。

でもやっぱり体のお仕事がしたくて、次は整体のスクールに通い(足つぼとの出会い)、英会話スクールを止めて、またサロンに勤めました。

その辺りから、足つぼの魅力にどんどんはまって、自分の体調も良くなったことで、同じように悩んでいる人を助けたいと思い始めたんです。

でも働きたいと思う理想のサロンがなくて、自分でやるしかない!と、サロン開業を考え始め、自宅開業したんです。

1年経ったころ、妊娠が発覚し、3ヶ月くらいのときに一旦サロンは閉めました。(あまりうまくいってなかったのもあって、仕切り直そうと思い。)

妊娠中に、サロンの構想を練ったり、ブログを書いたりと下準備をしました。

それで出産後、今のサロンを開業し、現在に至ります。

足つぼだけでサロンがうまくいくのって難しそうなイメージですが・・・。

「足つぼしてるの?」ってよく驚かれます。そして次の声は、「お客さん来るの?」です。
私も最初は、足つぼだけで集客なんて無理だろうって思ってました。
だから、フェイシャルとかやりたくもないことをメニューに入れてたんです。
でも、やりたくないことをわざわざしないといけないなんて、働きに行く方がマシ!と思い、好きなことだけ(足つぼ)でサロンを成り立たせようと、徹底的に集客を学びました。
そしたら、足つぼだけでうまくいくサロンができたんです。
正直、足つぼじゃなくても、どんなニッチな商品でも、集め方さえ知れば、何でもうまくいくと、今となっては思います。
足つぼだからこうしようとか、そういうノウハウちっくなことじゃなくて、やりたいことをうまくいかせる法則というのがあることに気づきました。

 

16935885_606704316205957_501280953_o

今後の目標やプランを教えて下さい!

スクールでは、認定サロンを50店舗にするために活動しています。
1店舗20人女性が通って、元氣になったら1000人の女性が元氣になる。
単純計算ですが、それを目指しています。
サロンでは、オンラインコースやホテルでのイベントという新たな展開があり、より一層、このメソッドを広めます。
あとは、「しあわせの子宮あしつぼ」という独自のあしつぼのブランディングですね。
足つぼ=地味な健康法ではなく、足つぼ=ステキ!楽しい!みたいな、これまでの足つぼのイメージを覆していきます。

最後に、メッセージをお願いします。

仕事と育児の両立って大変なことも多いけど、育児があるから、自分も成長して、その成長が仕事に活かせますよね。
ママって、すっごく成長できて、男性よりすんごいワーキングパーソンだと思うんです。
ワーママって、本当にスーパーウーマンだと思います。
そんな自分を誇りに感じながら、これからも子供と成長していきたいですね!

2017年3月2日 0 comment
2 Facebook Twitter Google + Pinterest
内山さん@酉の市

今回ご紹介するパワーママは、整理収納アドバイザーの内山ミエさん。インタビューに出てくる「片付けない夫」さんが、10年来の私の同僚です(笑)

”(ワーママの家事で)崩壊していることナンバーワンは洗濯ですね。”

と、ドキッとするワーママのリアルもちらっと出てきましたが、育児家事に追われるワーママの皆さんにも気づきが多いインタビューですので是非☆

 

内山さん@酉の市

内山さん@酉の市

プロフィール

・氏名:内山ミエ
・会社名:ヒバリ舎
・役職名:
・職種:整理収納アドバイザー、イラストレーター
・簡単な経歴:マンションデベロッパー、住宅設備メーカーで勤務後、98年よりWebデザイン&制作をフリーランスで始め大手企業のWebサイトを多数制作。2011年に体調を崩したことをきっかけにそれまでの1人で抱え込む家事スタイルからの脱却を目指し2014年整理収納アドバイザー1級の資格を取得。同年よりヒバリ舎という屋号で整理収納アドバイザーとしての活動を開始。
・居住地:吉祥寺(東京都武蔵野市)
・ご自身の年齢 :47歳
・お子様の年齢 :2003年 13歳
・ワークスタイル:自営業

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

片づけや家事について悩んでいる人に「訪問カウンセリング」「収納レッスン」「セミナー」を通して、家の中にある無駄なモノと無駄な動きを省き、ストレスフリーの部屋の作り方を教えています。
著書に『モノを探さない部屋づくり 無理して捨てないお片づけ』(池田書店)、3月下旬にSBクリエイティブから『「めんどくさい」がなくなる部屋づくり』発売予定。
ヒバリ舎 http://hibarisha.com/
ヒバリ舎Facebookページ https://www.facebook.com/hibarishapr/
ヒバリ舎Instagram https://www.instagram.com/hibarisha_days/

ロゴ作成もご自身て手がける。

ロゴ作成もご自身て手がける。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床 娘の朝ご飯、お弁当作り

7:30〜8:30 身支度、洗濯、簡単な掃除(疲れてて自宅作業の日は娘を送り出してから9時頃まで二度寝)

10:00〜17:30 クライアント宅でカウンセリングや収納レッスン、もしくは自宅で提案書の作成やセミナーの準備、イラスト制作や執筆など

17:30 夕飯の買い物

18:00 メールのチェックなど

18:30 娘帰宅

19:00 夕ご飯を作る、洗濯、簡単な掃除

20:00 夕ご飯

21:00 夕ご飯後、娘とその日にあったことなどを話す

21:30 夫帰宅

22:00 夫とその日にあったことなどを話す

22:30 ネットで情報収集など

23:00 入浴

0:00 小説や漫画を読む(少女漫画、少年漫画、青年漫画などありとあらゆるジャンルの連載漫画をKindleやLINE漫画で読んでます)

1:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

小説やドラマなどで感情移入する人物が親側にシフトしました。
例えば「赤毛のアン」ではずっとアンに感情移入していたのが、マリラの気持ちがわかるようになったなど。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

※子どもがもう育児という年齢ではないので「子育て」とします。
仕事をしていることで「子育て」と「仕事」がお互いによい息抜きになっていると思います。
あとは、ワーママならではのアドバイスができるところ。私の仕事ではお子様がいるご家庭の方へのアドバイスが多いので自分の経験が大きく役立っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

時間がまったく足りなくて睡眠時間を削り気力と体力のみの力業で乗り切っていたために体を壊して2年間くらい仕事ができなくなったこと。

 

それをどうやって解決していますか?

家の中の整理をしたことで時間を有効活用できるようになり自然に解決しました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

子育ても仕事も「話を聞くこと」を大事にしています。一方的に自分の意見を押しつけないように。あとは子育てでは特に「想像力」を大事にしていて、テレビやDVDなど想像力を使わなくても楽しめてしまうものは幼稚園に入るまで見せず、そのかわりにたくさんの絵本を読み聞かせてあげました。想像力が豊かであれば人生においてあらゆる困難に立ち向かえると思っています。

 

なぜ整理収納アドバイザーを始めることになったのでしょうか?

2011年に体を壊し、家事も仕事も殆どできないような日々を2年過ごしてしまったので常に新しい情報を追い続けなければいけないWeb制作の仕事はもう難しいな〜と考え始めてました。同時にその頃は家事をひとりで抱え込んでいたので全く片づけをしない夫と娘にイライラすることも多く、とりあえずここの部分をどうにかできないかと片づけについて調べたところ「整理収納アドバイザー」なる資格があることを知りました。すぐさま2級の講座を受講してみたところ、自分がそれまでにしていたWebデザインの仕事に通ずるもの=「部屋の片づけもデザインだ!」と閃いて、これを仕事にしていこうと1級の資格も取り、自分で自分のサイトも制作し開業しました。

 

レッスンやセミナーを通して感じる「ワーママのリアル」な場面があれば是非教えてください。

とにかく皆さん「時間が足りない!」とおっしゃいます。朝起きて保育園に連れて行って会社に行って仕事して買い物して保育園から連れ帰ってもう19時。そこから寝かしつけまでの2〜3時間で夕飯を作り夕飯を食べ子どもと入浴し寝かしつけてたら自分も寝ちゃって洗濯も掃除も食器の後片付けもできない!!っていっぱいいっぱい。

崩壊していることナンバーワンは洗濯ですね。

洗濯物はカーテンレールにかけっぱなしだったり、ソファーの上に乗っていたり、床に落ちていたりします(笑)あと紙類の整理も殆どできてなくて、DMや書類の山がダイニングテーブルの上に乗っていてそれを避けて小さくなってご飯を食べていたり。あとは子どものおもちゃが床に散乱していたりする家も多いです(笑)ちなみに皆さん私が伺ったことで劇的に暮らしやすくなった!と喜ばれております。

 

特に小さな子どもがいると、常にごちゃごちゃになってしまい、片付けてはぐちゃぐちゃにの繰り返しです。どうすればいいのでしょうか。。

それは、片づけ方が間違っているのが原因なので正しい片づけ方で片づければ「常にごちゃごちゃ!」状態からは脱することができます。基本はモノに優先順位をつけることと、「おもちゃは棚収納にする」です。保育園や公共の遊び場を思い返していただくとわかると思うのですがおもちゃは必ず棚に収納されているはずです。おもちゃ箱などにドサッと突っ込むスタイルの片づけ方だと常にごちゃごちゃになってしまいます。

 

脱ぎっぱなし、出しっぱなし対策で効くものがあれば是非教えてください。

脱ぎっぱなし、出しっぱなしにする人は怒ってもまったくできるようにはなりません。実際私は脱ぎっぱなし、出しっぱなしにする夫を15年くらい散々怒ってきましたがまったくできるようになりませんでした。人を変えようとしても殆どの場合上手くいかないので、ではどうすればいいかと言うと、自分が変わるか仕組みを変えるかになるのですが「自分が変わる=夫にやらせることを諦めて自分一人で抱え込むようにする」をしてしまうと、ストレスで倒れたりします。そこで、仕組みを変えるわけです。「脱ぎっぱなし、出しっぱなしでも自然に片づくような仕組みを部屋の中に作る」例えば「出しっぱなしでも散らかって見えない工夫」をしたり、「脱ぎっぱなしとしていることは変わらないのに洗濯カゴに入る」といった仕組みを部屋に作ってしまうのです。

 

収納上手になりたいですが、情報収集したり工夫したりする時間も意欲もありません、、そういう場合は、どうすれば良いでしょうか?

収納上手になる必要は全くありません。まず散らかっているモノを全て収納しようと考えることをやめることが大事です。大概の人はモノが片づかなくなってくるとそのモノをしまうための収納ケースを買ってその場をしのぎますが、それがそもそも間違い。いらないモノを増やしているだけだったりします。まずは家の中にある「使っていないモノ」を無くしていくことが大事です。情報収集のしすぎもよくありません。情報を得たことで「やった感」が出てしまって結局手は動かしていないになりがち。

「時間も意欲もない」けれど片づけができてなくて毎日イライラする!となっている場合は、整理収納アドバイザーなど、片づけに関するプロに依頼してしまうのがいちばん効率が良いと思います。
金額が高いと感じられるかもしれませんが「モノを整理する基準」や「適切な収納方法」を調べることに時間を使わないで済みますし、使い勝手が悪い収納家具やケースを買ってお金を無駄にすることもなく、完全にオーダーメイドで側に寄り添って一生役に立つ片づけ方を教えてもらえることを考えればけして高くはないのではないでしょうか。

あとは、ネットで細切れに得た情報を実行するのではなく、1冊本を買ってその本の通りにやってみる。大概の本は順番通りにやっていくと片づくようになっています。整理収納のプロが開催している自宅セミナーに参加してみるのもオススメです。実際にプロの手で片づいた部屋を見ることでモチベーションがあがりますよ。

プロの手で片づいた部屋

プロの手で片づいた部屋

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

1月に発売した『モノを探さない部屋づくり 無理して捨てないお片づけ』(池田書店)では、老若男女の区別なく全ての人に役立つ教科書的な片づけに関する本になるよう作りました。その分、我が家が実践していることについては殆ど触れていなかったのですが、3月下旬にSBクリエイティブから『「めんどくさい」がなくなる部屋づくり』という本の方で我が家が実践していることをメインに紹介したので、この2冊でだいぶ伝えたいことは伝えられたのではないかと。そしてさらに、第三弾として私の片づけや家事に関する片付け方をエッセイ的な切り口で書く本を出版したいな〜と思っています!どなたか編集の方!ぜひお声がけ下さいませ。
私が正しい片づけ方を知ったことで、我が家は劇的に暮らしやすくなり仕事も家事も断然楽になりました。私はこの仕事を「正しい片づけ方を忙しい毎日をギリギリに乗り切っているワーママにこそ伝えたい!!」と思って始めたのですが、ワーママは忙しいのでなかなかアプローチできていません。もっとワーママに価値のあることと認知してもらえるように積極的にセミナーを開催したり、露出が増える方向で頑張っていきたいと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

子育ては自分一人の力ではけしてできません。何でも抱え込んで一人でやろうとせず、周りのサポートを上手に受けながら乗り切りましょう。そのうち子どもが家事を手伝ってくれるようになります!あとは諦めることも大事です。家事も完璧を目指していたら挫折します。「ていねいな暮らし」なんて無理にやろうとしないで、できる余裕ができたらすればいい。特にお子さんが未就学児の頃はできないことはできないと割り切ってしまって、家事についても格安家事代行を利用したりしてどんどん楽してもいいと思います。子育てが体力的に大変な時期はそう長くはないので、どうしても大変な時はお金を使って解決しちゃえばいいのです。外食だって、お総菜だって、一生食べさせるわけじゃない。手作りの手が込んだ食事が出せないことや部屋が散らかっていることに悩んで自分を責めてイライラするくらいなら、色々なサービスを使って余裕を取り戻しお子さんと笑顔で遊んで下さい。ママがいつも笑顔でいることがお子さんもご主人もいちばんの望みだと思います。大丈夫、一人じゃありません、みんなで子育てしていきましょう!!

 

インタビューby 椿

2017年2月27日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
大澤さん
大澤さん

大澤さん

今回は、只友さんより紹介のパワーママ、大澤真衣さんです。以下、只友さんからの紹介メッセージです。

一緒に働いている若手ワーママをご紹介させていただきます。明るくて前向きで、AIGの大きなCSR活動と、ダイバーシティのコミュニケーションをリードするなど大活躍の彼女です!

 

プロフィール

氏名:大澤真衣

会社名: AIU 高校生国際交流プログラム事務局 (AIG グループ)

役職名: 副事務局長

・簡単な経歴:

高校時代に現職であるAIU高校生国際交流プログラムに参加し、大学2年間で同プログラムでのインターンを経験。中央大学法学部卒業後、新卒で現職に就きました。AIU社内のCSR推進部会やAIGグループのダイバーシティ&インクルージョンの取り組みも兼任してきました。23歳で結婚、27歳で長女を出産、娘が9か月の時に離婚しました。シングルマザーとして仕事を復帰し、現在娘も3歳になりました。キャリアウーマンとしての母の背中を見せられるよう、日々奮闘中です!

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :   30歳

・お子様の年齢 :  3 歳、2013年生まれ

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

AIUが30年間実施しているCSR活動であるAIU高校生国際交流プログラム(http://highschooldiplomats.org/index.html)を担当。

日本とアメリカの高校生を互いの国へ派遣し、ツアー、ホームステイ、エクスチェンジ(プリンストン大学もしくは京都での日米参加者の交流合宿)を通してグローバル人材の育成に寄与することを目的としています。普段はオフィスワークが多いですが、インターンの大学生との会議や参加者の高校生との合宿など、若い世代の葛藤や成長、チャレンジの数々を身近に感じながら、とても刺激を受けています。

また、社内でのダイバーシティ&インクルージョンの取り組みにおいて、コミュニケーションを担当し、社内カルチャーの醸成を目指しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:15 起床、自分の支度と朝食作り

7:00 娘起床、朝食と娘の支度の手伝い

7:45 保育園へ見送りに

9:00 仕事開始

18:00 帰宅、保育園へお迎えに

19:00 食事、入浴(週に3日は近くの実家へ)

20:30 娘と自由時間

21:30 絵本で娘を寝かしつけ(一緒に寝落ちしちゃうことも多々)

22:00 自分の時間。家事や仕事を少し

24:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

夜に出かけることがなくなったのが自分的には一番のライフスタイルの変化かと思います。以前は友人や会社の先輩とよく食事に行っていましたが、それはほぼなくなりました。今はもう数か月に1回くらいでしょうか。それも送別会など特別な時だけに限定するようにしています。

その分、ネットワーキングは、だれと会いたいか、だれから話を聞きたいかを意識的に考えて、能動的に行うようになっています。同じ人ばかりと飲みにいくことが減り、いろんな人とたくさん会うようになったと思います。週末日中は、子ども連れをウェルカムしてくれる仲間と集まることが多いので、子どももたくさんの人に囲まれながら育てることができて、とてもありがたいです。

 

たくさんの仲間に囲まれながら

たくさんの仲間に囲まれながら

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

シナジー効果のように、双方から学びや刺激があるところでしょうか。子育てで培われるマルチタスク処理能力、忍耐力、受容性は確実に様々な仕事を同時進行に行う自信になっていますし、多様なメンバーの強みを活かしながら進めていく時に役立っていると思います。

仕事でチャレンジさせてもらえた経験や失敗から学んだ経験があったからこそ、子どものチャレンジや失敗も寛容に見守れるようになったと感じています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

朝も夜もバタバタ・・・自分のこと、子どものこと、家のこと・・・全部をこなさなくてはいけないのは大変です。しかも、子どものことは、思い通りには進められないので、思わぬハプニングに時間をとられて体力を消耗することも。

一人だったら自分のことだけやってどれだけ簡単に物事が進むか・・・と思うこともありますが、一人のことで終わっていたはずの時間で3つのことを進めているので、結果的には濃密な時間を過ごしているとも言えるかなと。やれやれと思いながらもポジティブに捉えるようにしています。

 

それをどうやって解決していますか?

「バタバタでもいいや、よくやっている!」と自分を励ましています。自分に完璧を求めず、毎日とにかくやれていることだけでも、よく頑張っていると肩の力を抜くように心がけています。あとは、朝、余裕をもって出たいときは、朝の身支度を早く行えるように、子供の気に入っている朝ごはん、着替えを用意して機嫌良くやってもらえるように工夫しています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では個性を認めること、仕事ではリスペクトを大事にしています。

大澤さんと娘さん

大澤さんと娘さん

 

シングルマザーで子育てと仕事の両立は大変ではないですか?

パパがいない分のサポートを祖父母や同僚、友人などにお願いしなくてはいけないことも多々ありますが、快くサポートしてくれる人が周りにいるおかげで、何とかやれています。週末も仕事になることが多いですが、保育園に娘を預けられない時は祖父母だけでなく、友人も面倒を見に来てくれます。むしろ、普通に働いているより大変さを察して手を差し伸べてくださる方、声をかけてくださる方が多いように思います。

人のありがたみをいつも感じ、その分できることはしていこう、恩返しができるように早くなりたいと思えることは、日々のパワーになっています。子どもにも人との相互関係の中で育ってほしいと思っていたので、そういう意味でも有難い環境だと思います。

 

今後のキャリアについてどう考えていますか?

私企業で働きながら、教育的な職種で働いてきたので、これからはよりビジネスを学ぶ必要性を感じています。また、グローバル化の中で、自身もグローバルに活躍できるようになりたいですし、後輩たちをグローバル人材に育てていかなくてはいけなくなるので、早いうちに海外で働く経験をしておきたいと思います。これからの15年くらいの間に2か国くらいは経験できるといいなと思っています。

子どもにも多様なカルチャーやライフスタイルを経験させることで、自由に生きる力を養ってもらえればと思います。自分の親の心配が必要になってきた頃には近くに住みながら支えられるようになって、返しきれない恩を少しずつ返していけたら最高です。

 

キャリアについて考えるようになったきっかけを教えてください。

若いときには目の前にあることに精一杯取り組みたい、お金にも無頓着・・・という感じだったのですが、出産、離婚を経験し、シングルマザーになったことで、子どもを養っていかなくてはいけなくなったこと、先のことも考えて自分の力でできることを増やしていく必要性を感じたこと、そして自分だけでなく様々な事情を抱えた人がそれでも自分らしく自信をもって生きていくサポートをしていきたいと思うようになったこと・・・だんだんと責任と夢が増えていったように思います。

もともと仕事に対してはモチベーションが高かったと思いますが、さらに将来のことを見据えるようになり、大きなチャレンジをして周りに貢献できるようになっていきたいという意欲が高まったと思います。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事にも力を入れたい時期なので、新しいことにもリスクアクティブにチャレンジしながら、経験やスキルを増やしていきたいです。

育児については、色んな人に関わっていただきながら育てていきたいと考えているので、地域のコミュニティーへの参加や親せき付き合い、お友達との交流など積極的にしていきたいです。子どもには礼儀や道徳を身につけてもらいたいので、習い事を始めるなら空手などの武道が良いかなと思っています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

理想通りにいかないこともあると思いますが、自分のことも子どものことも、頑張っていること、できたことにフォーカスして楽しく明るい気持ちで毎日を過ごせたら最高だなと思います。パワーママに力をもらいながら、自分もしゃんッとしたパワーママになれるよう頑張ります!

2017年2月22日 0 comment
3 Facebook Twitter Google + Pinterest
黒瀬さん写真2

プロフィール

・氏名:黒瀬千尋

・法人名:キリロム工科大学(KIT) / A2A Town (Cambodia) Co., Ltd.

・役職名:学長室長 / 社長室長

・簡単な経歴:筑波大学卒業後、学生インターンシップ紹介会社、経営コンサルティング会社を経て現職

・居住地:プノンペン & キリロム・パイン・リゾート(カンボジア)

・ご自身の年齢 :34

・お子様の年齢 :6

・ワークスタイル:フルタイム

・その他:夫は日本在住

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

仕事の内容:

カンボジアの首都プノンペンから車で2時間半、キリロム国立公園内の10,000haの美しい自然の中でグリーンシティの開発をしています。高原リゾート&キャンパスという新しい観光資源を生み出す過程で、Facebookいいね数No.1のvkirirom Pine Resort及び、カンボジア初の全寮制ITリーダー養成機関キリロム工科大学(KIT)の経営に社長室長として携わっています(社長は日本人起業家の猪塚武氏。)バックオフィス業務全般に加え、事業開発部門と一緒に仕事をしています。現在はKITの学生全員がカンボジア人奨学生のため、奨学金スポンサー企業の獲得や、それらの企業とKIT学生とで行うITプロジェクトに参画することもあります。創業4年のベンチャーなので、今はとにかく何でもやっていますが、上場を目指しているので、これからは戦略を策定・実行し、社内の仕組みを整え、発展する会社としての文化作りに貢献したいと考えています。この事業はカンボジアだけでなく日本の未来も明るくする、国を超えて人が助け合う社会を体現する事業なので、もっとたくさんの人に知ってもらい、関わってもらいたいです。

黒瀬さん写真2

KITのエネルギッシュな大学生たちと。私はどこにいるでしょう?

 

ワークスタイル:

カンボジア・日本・マレーシア・インド・フィリピン・オーストラリア・・・様々な国に住む社員・パートナーとの協業、採用面談等で、毎日ばたばたと仕事しています。日曜日はお休みですが、現地にある国際インターナショナルバカロレア(International Baccalaureate)スクールの日本語教師をしています。

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、娘が登校(ナニーさんと)

7:30 出勤(徒歩1分)

オフィスで仕事、1-2泊でキリロムに行くことも。(プノンペンから片道3hなため日帰りでは仕事ができません。キリロムでは大学職員寮に宿泊します。)

19:00 帰宅、食事、娘とおしゃべり

22:00 娘就寝、仕事or読書or英語の勉強or映画を見るなど

24:00 就寝

 

カンボジアへ行くことになったきっかけは?

留学経験はありませんが、大学時代にタイのカセサート大学、チュラロンコン大学で1年間日本語を教えていたことがあります。その頃から、何不自由なく暮らしてきた日本人として、社会に恩返しをしたいと思っていました。自分の能力や経験が一番活かされ、人に喜ばれる場所を選んだ結果、vKiriromプロジェクトにたどり着きました。何か新しいことをしようと思った時に色々な人に相談していたら、他ではできない面白い仕事に出会えたので、自分から行動し、チャンスに出会ったら覚悟をもって決断することが大事だと思います。

黒瀬さん写真1

カンボジア人の結婚式に参加。私は誰?(右:黒瀬氏)

 

社会企業と営利企業の違いを教えてください。

私の所属する会社は利益を求める社会企業です。社会企業と営利企業は相反する概念ではありません。社会に必要とされれば利益を得られ、利益があればその分長く社会に貢献できます。世間では社会企業と言われる会社も当然営利を求める必要がありますし、営利企業と言われる会社も社会の課題を解決するものでなくては生き残っていけないと思います。

黒瀬さん写真3

リゾートでお客様とランチミーティング、学長・社長の猪塚武氏と

 

カンボジアで子育て&仕事をしていて大変なことは何ですか?

子育ては住み込みのナニーさんがいてくれるのでとっても楽です。仕事は日本とのギャップに未だ苦しんでいます。特に、カンボジア人のスタッフが時間や締め切りを守らないこと、日本人が求める品質レベルをそもそも知らないこと、事細かにフォローアップしないといけないこと、、などです。日本人同士よりももっと深くじっくりとコミュニケーションしていくことが大事だと感じます。

 

子育てと仕事で一番大事にしていること

子育て:子供はお互い学び合うパートナーであるということ。

仕事:各タスクの目的、スピード、好奇心、自分が経営者だったらという思考

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事の上では、チームで2017年の目標を達成すること。他のスタッフよりも高い視点で長期的に物事を捉え、目標達成に向けた仕組みをつくり、たくさんの人にプロジェクトについて伝え、共感してもらうことができるかが今年の鍵になると思います。学生寮となる不動産の売り上げ、リゾート利用者数・金額、KIT奨学生のスポンサー数、来年度入学のカンボジア人・日本人入学者数などKPIは様々で、簡単に達成することはできない目標ですが、自分にしかできない分野でバリューを発揮できたらと考えています。

そして個人的には自分の娘がどんなふうに成長していくかを実験しています。それはこれからの子どもたちに「意思を持って主体的に行動すること」を学んでもらえる教育・家庭環境を自分が娘に提供できているかの実験です。そして私自身は「やりたいことは今やる」「感謝の気持ちを表すこと」を実践したいと思っています。

黒瀬さん写真4

久々のとうさんとはマレーシアのリゾートでご対面!

 

■最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方にメッセージをお願いします。

これからママになり仕事を続けたい人や、今仕事をしながら育児をしている人がご覧になっているのでしょうか?私は母親らしいことはほぼしておらず、正直に言って私ほど母親として怠けている人を見たことがありません。それでも日々逞しく成長している娘の姿を見て驚くと同時に、彼女を誇りに思っています。だから、皆さんも自分が思っている以上に、自分勝手に自分の人生を生きて大丈夫なんです、と伝えたいです。

 

子供がいるから、という理由で制約をつける必要は全くなく、住む場所も、付き合う人も、時間の使い方も、自分の意志(と周りの協力!)でいつでも変えられます。誤解のないように繰り返しますが、これは育児を頑張っているママさんたちにも言えることです。流されるのではなく、言い訳するのではなく、自分の生き方を覚悟をもって選択することが、とても大事なことなんだと思います。よろしかったらキリロムへお越しください。お待ちしています。

インタビューby有澤和歌子

2017年2月19日 0 comment
2 Facebook Twitter Google + Pinterest
息子さんと水着で@プール
息子さんと水着で@プール

息子さんと水着で@プール

 

プロフィール

・氏名:Luz(ルツ)

・会社名:Brazilmizugi.com (ショップ名です。)

・役職名:オーナー

・簡単な経歴:

アパレル販売を経験➡︎オーストラリア、イタリア留学➡︎ 派遣OL➡︎フリーランスでウェブの翻訳 ➡︎ネットショップの立ち上げ

・居住地:横浜

・ご自身の年齢 :33歳

・お子様の年齢 :0歳 2016年4月生まれ

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

当店  ブラジルミズギドットコムhttp://www.brazilmizugi.com)は、海外旅行が大好きな人たちのたまり場のようなショップで、真冬でも水着がバンバン売れます。しょっちゅうあちこち旅行したりしている方や、年中海にいるサーファー、インポート水着が大好きな方たちに何年も愛用していただいています。

 

仕事内容は、まず商品探しです。今の流行をリサーチしてお客様が好きそうな物をインターネットで探します。カタログをもらい、卸しで仕入れ、お客様に提案し、売れたら発送、が基本の仕事です。海外のいろんなブランドから「うちの水着も扱ってくれ」というメールが来るので、一応全部みていますが、自分で探す方が素敵な物を見つける可能性が高いです。

ネットショップの仕事は、本気でやればやるほど仕事が増えます。

ウェブサイト構築、商品をウェブに掲載、多数のモールへの出品、メールマガジン作成(週に1回くらいはメルマガを発行しています)、お客様からの問い合わせに答える、お客様からの質問をメーカーに伝えて回答をお客様に伝える、入荷分の検品、アプリの更新、ブログの更新、インスタ更新、Thanksレターやクーポンなどのデザイン作成、ファッションショーイベントなど、やろうと思えばどんどん仕事が増えます。

私は3度の食事よりもこの仕事が大好きで土日も特に関係なくいつでも仕事をしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

8時 起床

〜9時くらいまで 自分と子供の朝食

9時〜12時 仕事

仕事の合間に子供の昼寝の寝かしつけ、オムツ替えなど ぐずったら一緒に遊んであげます。

12時〜自分のランチ 子供のランチ(離乳食)

13時〜15時 仕事

15時〜 18時 子供を連れて散歩に行くか、一時保育に預けてジムでトレーニング

(曜日によってやる事が違います。1日一回は必ず外で数時間過ごします。その間もパソコンを持って仕事する時もあります。)

18時〜 家に帰って夕飯の支度

19時〜 夫が帰ってくるので3人で夕飯

20時〜子供をお風呂に入れたり自分がお風呂に入ったりなど。

21時〜夫が子供の面倒をみている間に仕事の続き

仕事の量によって23時ー24時まで仕事して寝る

 

息子さんとプールサイドにて

息子さんとプールサイドにて

出産して、何が一番変わりましたか?

子供ができる前までは、仕事して、トレーニングに行き、料理や家事をするという日課でしたが、子供の世話がそこに入ると、どうしても何か削らないと1日24時間では全部が終わらないということをまずは体験しました。

なので、自炊が基本だったのですが最近は食事の準備の時間を大幅に削りました。

コープを利用して、炒めるだけですぐ食べれる食材セット、お湯に入れるだけで食べれる煮魚など、簡単に食べれるものをたくさん買い込んでお昼ご飯と夕飯の準備の時間を節約しています。お掃除ロボットも買い、出かける時にスイッチを入れて出ます。

毎日が時間との戦いで、時間の節約術をいろいろ考えました。

仕事は、最低限やらないといけない事のリストだけ作り、それが終わらなかったら次の日に回すという、諦めも覚えました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

育児はすっごく楽しいです。子供が産まれた事は私の人生で一番素晴らしい出来事です。

それと同時に、私の水着ショップhttp://www.brazilmizugi.com)の仕事は私の人生の一部のようなもので、私の生き甲斐を感じます。子供が産まれたから仕事を休むという選択肢は全くなく、出産した日すらメーカーにメールをしていてメーカーに驚かれました。(笑)仕事というか趣味のようなものです。

バイヤーになりたいという夢があった時は、バイヤーというのは海外に行って買い付けてくるものだと思っていたんですが、インターネットが発達したこの時代は、わざわざ飛行機に乗らなくても沢山の物を発見できます。

 

この時代だからバイヤーのような仕事をどこからもできるので、子供が産まれても休むことなく仕事ができて、本当にこの仕事をやっていてよかったと思います。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子供が産まれて最初の半年は、子供の昼寝が長いので仕事に集中できましたが、だんだん大きくなってくると起きている時間が長くなり、ハイハイしたり、アテンションを欲しがったりして、仕事に集中できる時間が減ってきてしまいました。仕事が終わらないからといって家にずっといると、子供も自分も機嫌が悪くなります。

子供にはいつも笑顔で接したいと思い、仕事に集中したくても騒いでいる時はもう諦めて一緒に遊びます。私の仕事は特殊で、仕事しながら育児をしていて、そして私は仕事が大好きなので、ぐずっているせいで仕事ができない時は本当に悔しい気持ちになります。

 

 

それをどうやって解決していますか?

最近は夜夫が帰ってきてから数時間、子供の面倒を見てもらっている間に集中してやります。

昼間 子供が起きている間は、単純な仕事をして、寝ている間、夫が帰ってきてからの集中できる時間は Web構築などの集中しないとできない仕事をやるように、分けました。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児で大事にしていることは、機嫌のいいママでいられるようにすることです。子供の前ではいつもニコニコします。

仕事で大事にしていることは、お客様とのコミュニケーションです。

これから旅行に出かけるから水着が必要といったシーンも多いので、せっかくの旅行に水着が間に合わないとか、サイズが合わないなどといったことがあったら申し訳ないので、サイズや水着選びの相談にしっかり乗るようにしています。

 

ブラジルビキニ

ブラジルビキニ

なせブラジルビキニのネットショップを始めたのですか?

ファッション関係のバイヤーになるのが夢で、英語を勉強しにオーストラリアに行きました。バイヤーになりたかった理由は、あちこち飛び回る人生を送りたかったからです。

日本にないものを探して日本で売るという仕事にも憧れていました。

英語の勉強のためだったオーストラリアで、ビーチ沿いで暮らす素晴らしさを覚えてしまい、洋服のファッションより水着で過ごす日々に憧れるようになりました。

オーストラリアで知り合ったヨーロッパ人たちの家を泊まり歩くヨーロッパ旅行を3ヶ月して、イタリアに住んでみたい!という単純な理由でイタリアのフィレンツェ外国人大学へ留学。英語、イタリア語は覚えたものの、バイヤーの夢は宙ぶらりんで、死んだように派遣のOLをしていた所にブラジル水着のウェブサイトの翻訳の仕事を頼まれ、私がやりたいのはこれだ!と閃きました。

それをきっかけに2008年から色々なウェブサイトを作りビキニ販売を始め、そのウェブサイトからの売り上げはOLの給料を超え、OLをやめて水着を売りながらまた旅に出ました。

ヨーロッパの友人の家を3ヶ月回ったりしながら、そこからさらに南米旅行に行きました。

ブラジルでもほぼ、友人の家を半年泊まり歩く旅行をしました。(2割くらいはホステルやシェアハウスも借りました)沢山の南米のビーチを見て回り、いろんな水着を見て回りました。

合計4年ほど海外をふらふらしたのち、2009年にブラジルの旅行中にBrazilmizugi.com http://www.brazilmizugi.com)をオープン。

今は南米の水着、リゾートウェア、スポーツウェアを輸入して販売しています。

1年に1、2回くらい水着のファッションショーイベントを開催したり、

2015年にはラフォーレ原宿でポップアップショップを開きました。

 

ポップアップストア

ポップアップストア

 

ポップアップショップの立ち上げはどういう経緯かを教えてください。

実はラフォーレ原宿の方から突然メールが来ました。夏のコーナーを作るから、ポップアップショップをやってみませんか?というお誘いでした。

とてもワクワクしました。

それと同時に、ネットだけでやっていたショップを形にするのは生まれて初めてなので、本当に自分にできるのかとても不安でした。ラフォーレ原宿の店舗になる予定の場所を見に行って、いろいろお話を聞いて、まず水着ブランドのメーカー(Maaji)に相談しました。

Maajiの人は、「できるだけ協力するよ!!」と本当に色々助けてくれました。

何が必要?とコロンビアから電話をくれて、ネットショップの時には使わないショッパーや壁紙、お店のデコレーションに必要なものや促進に使える素敵なノベルティを無料で送ってくれました。

すごく心強かったです。

店舗の内装はインテリアコーディネーターの妹にお手伝いをお願いし、ショップ店員は友達や遠い親戚にお願いし、ほぼ全て身内でやり遂げたような感じです。

水着が好きなお客様たちはいつも楽しい旅行の計画があったりして明るい方ばかりで、いい影響をもらえますし、ネットでしか見れないインポート水着を生で沢山見れる!!ととても喜んでもらえて嬉しかったです。

毎日私が店頭に立ったのですごい痩せました。(笑)でもやり終えた時の達成感の快感が今でも忘れられず、絶対また挑戦するぞ!と今計画を立てている最中です。

 

ネットショップを作るには勉強は必要ですか?

今は安く、綺麗にウェブサイトやネットショップを作る方法がいくらでもあります。

そのせいで、全く機能していないネットショップが溢れかえっている時代になり、

ただネットショップを開けば売れるという昔とは時代が変わりました。

無料のツールを利用するだけでは売れるネットショップは絶対にできなくなりました。

他のサイトに埋もれない、売れるショップを作成するにはITの勉強、VPSの管理、ウェブディベロッパーの知識習得は必須項目です。

それができない人は、プロに任せる必要が出てきたりしてうまくいくかわからないのに大金を払わないといけない事があり、リスクが生じます。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

2015年に初めて当店http://www.brazilmizugi.com)のポップアップショップをやった時に、今までいつもメールでやり取りをしていたお客様や、ブログなどを読んでくれていたお客様が沢山遊びにきてくれて、初めて顔を見てお話する機会があり、すっごく楽しかったので、定期的にポップアップショップを開けるようになるのが私の目標です。

そして20歳の時からの夢、海辺に住んでビキニで暮らす夢は今もあきらめていません。

ビキニショップをやりながら夫の出身地、ヨーロッパに移住予定なので、ヨーロッパの中でも暖かい海のある場所で暮らし、旅をするように生きながら今のショップを運営し続けるのが、私の人生の夢です。

 

最後に、メッセージをお願いします。

専業主婦になりたい、働きたくないという女性をたまに見かけますが、私は働くことが大好き!!仕事が大好きな女性が日本にもっと増えたらいいなと思います。

2017年2月13日 0 comment
22 Facebook Twitter Google + Pinterest
%e3%81%82%e3%81%99%e3%82%99%e3%81%bf%e3%81%95%e3%82%93_1

今回のインタビューは、株式会社KUFUのカスタマーサクセス 上田あずみさん!

お恥ずかしながら「カスタマーサクセス」という職種について詳しくは知らなかったのですが、カスタマーサクセスとは、カスタマーサポートの一歩先を行く、お客様の潜在的な悩みに対し、能動的にアプローチをし解決をする職種のこと。そんなカスタマーサクセスに、子育てをしながら転職を果たした上田さん。上田さんの仕事内容と、会社での働き方、大事にしていることなどを伺いました!(千田)

スクリーンショット 2017-02-06 21.32.30

2017年2月6日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
dsc01838-2

今回のインタビューは、医師の粉川敦子さん!

2人の男の子を育てながら、パートナーであるご主人とクリニックを開業された粉川さん。その毎日の様子と、仕事と育児のバランスをとる秘訣などを伺いました!(千田)

 

dsc01838-2

2017年1月6日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
吉田さん@社内にて
吉田さん@社内にて

吉田さん@社内にて

プロフィール

・氏名:吉田 仁美

・会社名:株式会社ヴィックスコミュニケーションズ

・役職名:執行役員 

・職種:人事

・簡単な経歴:短期大学卒業後、フリータを経て、大手百貨点受付兼エレベータガールとして入社。

約1年務めた後、株式会社ヴィックスコミュニケーションズのコールセンターにアルバイトとして入社。

1年後には正社員として、コールセンタースタッフの管理、指揮をするように。セールスプロモーション、人財派遣、紹介業などの新規事業の立ち上げを経て、

2012年に女性初の執行役員に就任。現在は人事担当として、採用から人事制度の仕組み作りに携わっている。

居住地:横浜市

ご自身の年齢:34歳

お子様の年齢:3歳、1歳

ワークスタイル:基本的に時短勤務

現在の仕事の内容、ワークスタイル

モバイル事業、人財からIT・介護・教育・不動産事業など、 さまざまな事業を関東、九州、ベトナムにて展開している企業で、 人事責任者として採用から人事制度の仕組み作りに携わっています。

特に新卒採用では、履歴書、面接、グループワークなど全て廃止し、「365日職場見学・飛び込み飲み会・食事会参加歓迎」とインターンや社内交流をメインとする他ではない「選考なし採用(相思相愛、相互選考)」を取りいれており、内定辞退率0%を達成しています。

HP http://www.vix.co.jp/ 

採用特設サイト http://vix.co.jp/special/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30 起床、朝ごはんの用意、メールチェック

6:00 下の子起床、着替え

6:15 上の子起床、着替え

6:30 夫、子供たちは朝ごはん、食べている間に自分の身支度準備

7:15 保育園に送る

9:15 出社

10:00 学生とのランチ、インターン対応、部下と打ち合わせ、デスクワークなど

16:30 帰社

18:00 保育園にお迎え

18:30 夕飯作り、子供たちに食事を食べさせる、夕食後は子供と遊ぶ

20:00 子供たちと一緒にお風呂

20:45 下の子の寝かしつけ、上の子と2人時間

21:15 上の子の寝かしつけ

22:00 掃除、洗濯、明日の保育園準備

23:00 フリー時間(メールチェックなどの仕事、テレビや本を読むなどその日の気分で。夫が早く帰れば一緒に晩酌)

24:30 下の子にミルク、おむつ替えをして就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

時間の使い方ですかね。皆さん、そうだと思いますが、これまでは自分を軸に使えていた時間が、出産をしてから全ての軸が子供軸になりました。例えばトイレ一つ行くにも行きたい時に行けない、いくら疲れていても休みの日も寝坊すらできない・・・。仕事でも、終わらなければ遅くまで残れば良いと、使えていたものが、子供のお迎え時間が決まっているから帰らないといけない。その為、時間の使い方を如何に効率良く使うかを意識する様に自然となって、仕事をしている時はいかに生産性をあげ密に使うか。子供といる時は日中一緒にいられない分トコトン本気で遊び、休める時は休むなど、1時間1時間、時間の大切さを感じて過ごす様になりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

・育児では・・・ある日、本当に疲れ過ぎていて「はぁ~疲れた・・・」とつい息子の前で言ってしまった時、息子が「ママ疲れたの?○○がギューしてあげる」と言いながらハグをしてくれた時。これだけで、どんな栄養剤なんかより元気になります(笑)

・仕事では・・・人事として仕事をしているのでメンバーの成長は本当に嬉しいです。特に新卒で入社したメンバーは、学生時代からみているせいか生みの親の気分。そんな彼らの成長は、小さなことから我が子と同じ様に喜んでしまいます。

吉田さんと二人のお子さん。

吉田さんと二人のお子さん。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

上の子の時ですが、復職して初めの1年は日々、もがいていた様に思います。

育児では、とにかく寝るのが下手な子で、寝かしつけの時は平気で1時間2時間泣き続ける。もしかして「病気なのではないか?」「私が仕事で日中いないからなのか?」など、今思えば、大した事じゃない事もいちいち敏感。そんな状態の中、仕事は仕事で、復帰したとはいえ、時間に制限ができた為、今までの様に動けないもどかしさに、「前だったら直ぐに対応できたのに・・・」と悔しい思いをする事も多く、ときには孤独を感じたり、当時は精神的に落ち込んでいる日々が多かったです。

それをどうやって解決していますか?

いい意味での開き直りですかね(笑)育児も仕事も時間が解決してくれる事が多いです。ですが仕事面では開き直りができたのが大きかったです。毎日モヤモヤが続いてばかりいて、「こんな心をどうにかしたい!」「もう限界!」と感じた時があって、その時に~今日は自分自身と向き合う~と決めました。

「何がモヤモヤしているのか」「何で落ち込むのか」「仕事はしたいのか?」などをワ~って書き出してみたんです。すると、意外に文字におこしてみると客観的に自分自身がみられて、モヤモヤの原因って大した事ではない事に気づけて(笑)そうしたら何だか「子供がいるんだモン、仕方がないものは仕方がない」と吹っ切れる事が出来、今までのモヤモヤが嘘の様に気持ちが楽になって(笑)子供がいる自分だからこそ!」と前向きに考えられる様になりました。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では・・・一方的に怒る事はせずに先ず、子供の意見を必ず聞く事、また、怒る時は「何故ママが怒ったのか」をしっかりと伝える事。あとは、遊ぶ時は子供と一緒に本気で遊ぶ事。

仕事では・・・対話をする事。本音でぶつかる事。

今年入社の内定者と内定式にて

今年入社の内定者と内定式にて

制度がまだ整っていないベンチャー企業で育児と仕事を両立するのは大変ではないですか?

復職した社員が、私が初だった事もあって、何が大変でどんな制度があると良いのか分からない状態でスタートしました。ただ、「あとに続くメンバーの為にも好きにして良いよ」という社長からの言葉もあって、好き勝手に「子連れ出勤」「子連れOKの社員旅行」「ママ会」など、自分が「こうだったらもっと仕事も育児も楽しめる」と思うことを取り入れてきたので、「ベンチャーだから両立が大変」と思ったことはなく、寧ろ「自由度がきくベンチャーで良かった」と感じることの方が多いかもしれません。

子供が1人から2人になって両立は大変になりましたか?

初めは、育児だけでも「お風呂はどうやっていれれば良いの?」「寝かしつけは?」「上の子は赤ちゃん返りするの?」など色々と育児面だけでも不安だらけでした。それにプラスして仕事と両立できるのか?と考えた事もありましたが、なんとかなります(笑)若干、子供が2人になる事で保育園の呼び出しが増える事があるかもしれませんが、子供が成長するのと同じで、1人目の時より母親としても意外と成長していて、子供の体調面を察知する能力は身についています。子供がそろそろ熱がでそうだな・・・と感じたら事前に部下やメンバーに早めに伝え、業務の引継ぎなどを済ませるなどして対応。勿論、体力的には子供が2人になると大変な時期はあると思いますが、家事など、手を抜く時は抜く!すると意外と1人の時と変わらず両立はできますよ。

今後の目標やプランを教えて下さい!

弊社は、まだまだ若い世代も多く、制度も環境も整っていないベンチャー企業。だからこそ、相撲部屋の女将さんの様に、メンバーたちの夢が実現できる様に全力でフォローをし続けていきたい。また、私自身が働くママとして「見えてきた事」「感じた事」を基に社内託児所、保育事業などを形にしながら、これからも「個人として働く自分」「育児をするママの自分」「妻として女性でいる自分」をバランスよく、常に目標をもって、欲張りに手に入れていきたいと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

今回、「パワーママ」としてインタビューをして頂きましたが、私自身まだまだパワーママというにはほど遠く、部下にもよく怒られているぐらいのヘッポコワーママです(笑)でも、そんな私でも何とかやれてます(笑)手を抜くときは抜いて、決して他とは比べない。「母は強し!」共にワーママとして支えながら、将来子供たちに「最高なパワーママ」と思ってもらえる様に今の大変さも楽しんでいきましょう。

2017年1月5日 0 comment
2 Facebook Twitter Google + Pinterest
%e3%83%95%e3%82%9a%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e5%86%99%e7%9c%9f

今回ご紹介するのは、パワーママプロジェクトも協力させていただいているBS朝日の番組「金曜日くらい褒められたい」やTBS「世界ふしぎ発見!」の制作に携わるテレビディレクターの阿由葉 聡子さん。2歳の男の子のママです。
ハードな働き方が求められがちなテレビ業界で、人気番組を担当しながら子育てとどう両立しているのか?や、ママの視点も活かされているという番組作りなどについて伺いました!

%e3%83%95%e3%82%9a%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e5%86%99%e7%9c%9f

プロフィール

・氏名:阿由葉聡子
・会社名:株式会社テレビマンユニオン
・職種:TVディレクター
・簡単な経歴:2005年からテレビマンユニオンに参加。(http://tvu.co.jp
ADを経て、ディレクターになり、朝も夜もなく働く。
2014年出産。産後1年間の育休を経て、ディレクターとして職場復帰。
現在は、TBS「世界ふしぎ発見!」(土曜 よる9時)やBS朝日「金曜日くらい褒められたい」(金曜 よる10時)を主に担当する。
・居住地:東京
・ご自身の年齢:34歳
・お子様の年齢:2歳
・ワークスタイル:フルタイムですが、勤務時間などはある程度自分の裁量で決められる環境です。私の職場復帰を機に、夫が仕事を辞め、家事・育児を担当することにしたので、今は私が稼ぐ担当です。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

テレビ番組の企画・構成・演出・編集などをするのが仕事です。

2016年11月から始まったBS朝日「金曜日くらい褒められたい」http://www.bs-asahi.co.jp/kin-home/)は、立ち上げに関わっておりますが、始まったばかりの番組なので、日々試行錯誤しています。この感覚、息子が産まれたばかりの頃の手探り感と似ています。番組には毎回魅力的な女性ゲストが登場し、その女性を形作るお話を伺えるので、私自身も参考にさせていただくことが多々あります。

「世界ふしぎ発見!」では、共に働くチームの理解を得ながら、夫と子どもを連れてロケへ行くことも。

%e5%ad%90%e9%80%a3%e3%82%8c%e3%83%ad%e3%82%b1%e4%b8%ad

子連れロケ中

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

(仕事が落ち着いている時)
6:30 夫・息子と共に起床→三人で朝食→子どもと遊ぶ・洗濯
9:30 出社
仕事(会議、調べ物、構成書きなど)
13:00 昼食
仕事(会議、調べ物、構成書きなど)
18:30 帰宅→三人で夕食・三人で遊ぶ
20:00 息子とお風呂
絵本を読みながら寝かしつけ
21:00 息子就寝
夫と話をしたり、書き物をしたり、ぼーっとしたりする
23:00 就寝
※ただ、〆切間近は8時〜24時で編集作業をしています…。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

息子への愛情が溢れすぎて、自分でも驚いています。こんなに大きく暖かい感情が自分の中から湧き上がるとは!

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

私の仕事が忙しい時は、家事育児の全てを夫が一手に引き受けてくれます。夫は日本とギリシャのハーフで、私と結婚する前までギリシャにいました。だから日本語も完璧ではないし、日本に親しい友達もいないけれど、毎日息子と公園に出かけてはママ友パパ友を作って交流しています。そのタフさ、尊敬すべきパワーパパです!その上、私が疲れていると体調のケアまでしてくれるので、本当にありがたいです。

また、私の実家が近く、実母にとっては初孫ということもあり、孫の顔見たさで頻繁にお手伝いに来てくれます。それもとてもありがたい!

 

お子さんの出産前も番組ディレクターをされていたとのことですが、これまでと復帰後の働き方はどう変わりましたか?

出産前は、頭の中の8割は仕事のこと。仕事が楽しくて仕方なかった。
今も仕事は楽しいですが、最優先は家族になりました。だから、海外ロケなど長期間の出張には、夫と息子を連れて行きます。共に働くチームの面々も、子連れロケに賛成してくれるので、本当に感謝しています。多くの方の理解と協力あっての、子連れロケです。二人の旅費などは当然自腹。ロケ前の準備も倍大変なのですが、とにかく一緒にいることが大事!と思って、そのようにさせていただいています。

 

番組作りにママの目線が役立つことはありますか?

今までの興味・好奇心はそのままで、子どもや教育など、興味の向く先が増えました。ネタを探すのも仕事の一つなので、興味の向く先が増えるのは、テレビ屋としてはプラスだなぁと思います。

 

現在、制作に携わっていらっしゃるBS朝日「金曜日くらい褒められたい」について教えてください!働くママもターゲットだと伺ったのですが!?

働きながら子育てするのは本当に大変で、毎日が目まぐるしく過ぎていくものなんだと実感しています。やることはいくらでもあって、それを全部やろうとすると、気も体も休まらない。自分のことは全部後回しになってしまう。
そんな時に、「洗い物は明日にして、少し自分だけのための時間をつくったら?」と誰かに言ってもらえたら、ちょっと楽になるなぁ、と。そんな思いから生まれた番組です。
金曜日まで目まぐるしく頑張って、頑張り過ぎちゃったママたちに(もちろんパパたちにも!)、少しご自身のための時間をとってもらえたらと。ですから番組の雰囲気もリラックスをテーマに、同時に、めまぐるしい毎日からちょっと抜け出せるような情報も入れるように、心がけて作っています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・仕事から帰ってきた時の子どもの喜びようが、ものすごく嬉しいです。「ママー!!おかーりー!!」と言いながらハグ&キスの嵐。幸せすぎて、毎日鼻血出そうです。

・仕事では・・・子どもに色んな世界を見せられること!人は多様で、世界は知らないものに満ちているということを、体験として知ってほしいと思っています。

%e4%bc%91%e3%81%bf%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%81%af%e6%81%af%e5%ad%90%e3%81%a8%e3%81%b8%e3%82%99%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%82%8a

お休みの日は息子さんとベッタリ

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・どうしても長期ロケのある仕事なので、その間子どもに会えないのが、どうしようもなく寂しいです。

・仕事では・・・以前のように徹夜作業は出来ないので、短時間で超集中して仕事をします。やはり、頭と目が悲鳴をあげます。

 

それをどうやって解決していますか?

可能な限り子連れロケという方法で解決しています。
仕事はもう仕方ないので、このペースに体が慣れてくるのを待っています。
あとは、漢方茶などで体調のケアを心がけています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・子どもが2歳になり、意志が出てきたので、やりたいと言うことはなるべくやらせるようにしています。失敗も大事な経験!

・仕事では・・・とにかく体調を崩さず、今の自分に出来ることを納得のいくようにやること。

 

これからの目標を教えてください。

・育児では・・・息子が心身ともに健やかで、どこででも生きていける人間になるよう育てる!

・仕事では・・・始まったばかりの番組BS朝日「金曜日くらい褒められたい」を、長くみなさんに愛される番組に育てる!

 

20年後の自分は何をしていたいですか?どうありたいですか?

仕事を続けていたいです。いろんな人に出会い、いろんな場所に行きたいから。
そして、テレビをもう一度、面白くて、家族で夢中になれるものにしたいのです。
だから、テレビ番組を作り続けていたいなぁ。

プライベートでは、子どもが自立に向けてスタートを切る頃だと思いますので、それを見守りつつ、たまに長い休みを取って、夫と二人でギリシャのビーチでのんびりしていたいなぁ、と妄想します。

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

少しの息抜きが、自分、家族、仕事のためにもなると思います。
家事をちょっと置いておけるタイミングで、テレビでもつけて、何も考えず笑ってもらえたら嬉しいです。

 

阿由葉さんが担当しているBS朝日「金曜日くらい褒められたい」(金曜 よる10時)
是非、金曜日の夜のリフレッシュにご覧ください。
ゲスト:
1月6日(金) 大草直子(スタイリスト)
13日(金)  森井じゅん(公認会計士)

インタビューby 柴田広夢

2017年1月5日 0 comment
2 Facebook Twitter Google + Pinterest
月見さんの仕事場
月見さんの仕事場

月見さんの仕事場

プロフィール

・氏名:月見 啓子 (ツキミ ケイコ)

・職種:グラフィックデザイナー

・簡単な経歴:

大阪芸術大学デザイン学科卒。石鹸メーカーの商品企画室で、石鹸やヘアケア製品、化粧品、ホテルアメニティ等の商品企画開発・パッケージデザイン・販促ツール制作等を担当。妊活に専念するため2013年に退社。妊活しつつ、2014年に半年間、専門学校でWEBデザインを勉強。2015年よりフリーランスのデザイナーとして活動開始。念願叶い2016年2月に男児を出産、一時休業。2016年8月より活動再開。

・居住地:奈良県

・ご自身の年齢 :40歳(1976年生まれ)

・お子様の年齢 :0歳10ヵ月(2016年生まれ)

・ワークスタイル:フリーランス

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

・化粧品、雑貨のパッケージデザインやイラスト制作

・WEB広告、WEBサイト・LPデザイン、グロースハッカーとして既存WEBサイトCTR向上の為のデザイン改善案制作 など

これらのお仕事を在宅で行っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床 メールチェック、スケジュール確認、デザイン制作

7:30 息子 起床、朝食の支度

8:00 息子と朝食、身支度など

9:00 保育園に送る

9:30 洗濯・掃除など家事

10:30 デザイン制作

13:00 昼食

13:30 デザイン制作

16:30 保育園お迎え

17:00 夕食の支度

18:00 息子の夕食

19:00 息子と入浴

19:30 主人と夕食、息子と遊ぶ

21:00 息子が就寝、デザイン制作の続き

24:00 就寝


出産して、何が一番変わりましたか?

生活全体が息子中心になったので、よく飲み歩いていた夫婦2人の時とは全く変わりました。(笑)

でも一番変わったのは、自分の意識でしょうか。

自分より大切なこの子を絶対守らなくちゃ、という感覚は子供を持って初めて知りました。

 

月見さんと息子くん

月見さんと息子くん

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

まだ0歳でおしゃべりも出来ないので、そんなにエピソードもないんですが、仕事で疲れた時に息子をぎゅっとするとすごく癒されます。

逆に、育児に疲れた時に仕事に集中すると、育児の疲労感がリセットされます。

これってとってもHappyなバランスだなと思います。

あと、息子が大きくなって、もし私の仕事に興味を持ってくれたら、色々教えてあげよう!とか妄想するのが楽しいです。


育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

今ちょうど母親の免疫が切れた時期なんですが、保育園に行ってることもあってしょっちゅう病気しています。月の半分以上休んでいるんじゃ、という状態で・・・

一番きついな〜と思ったのはこないだなんですが、息子がかかったウイルス性胃腸炎を私ももらってしまって、でも締め切りがあるし、というので冷えピタはって吐きながら仕事してました・・・

 

パパと息子くん

パパと息子くん

それをどうやって解決していますか?

幸い実家が近いので、もう両親に頼りっぱなしになってしまっています。

手厚くフォローしてくれるので、ほんと感謝してもしきれません。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、仕事が忙しくてもなるべくコミュニケーションを大切に、特に1日最低でも何冊と決めて絵本をたくさん読んであげるようにしています。

あと高齢出産なので、自分の体力作りと若作りも大事にしようとしています(笑)

仕事では、なるべく「ひいて見る」よう努力することです。デザイン制作はのめり込みやすい作業なので、作ったデザインを客観的に見るのがなかなか難しいんですが、完成したらちょっと寝かせてからもう一度チェックして手を入れたり、というのを時間の許す限りしています。

それでも落としどころがうまく見つからないこともありますが、何もインプットされていない人がこのデザインを見たらどう思うだろうか、というのを一生懸命想像することが、伝わるデザインに繋がると思っています。

 

紙のデザインからウエブのデザインにシフトするために、学校に通うことになったのですよね?

 

シフトする、といういうより、出来る仕事の間口を広げるためですね。

紙のデザインはもちろん好きなんですが、今の時代、WEB関係の仕事の方が多いという感覚があったので。勉強してみて、WEBデザインのおもしろさや奥深さを知れたので本当に良かったなと思っています。

紙もWEBもそれぞれ違う楽しさがあるので、どちらにも関われるのは視野が広がりますし、デザイナーとしてプラスになっていると思います。


フリーランスとしてデザイナーに復帰することにしたことについて、教えてください。

長年メーカーのインハウスデザイナーとして勤めてきたのですが、組織なので理不尽なことを飲み込まなくてはいけない時もあり、全てが自分の責任で完結するフリーで仕事がしてみたい、という思いを以前から持っていました。ちょうど、子供を持ちたい気持ちが強くなり、会社勤めしながらの妊活に限界も感じていたこともあって、働き方をシフトしようと決断しました。実際フリーで仕事をはじめてみて、産休を省くと実質1年半くらいなんですが、自分の制作したものに報酬を頂く、というストレートな形式が気持ちよくて楽しい半面、収入は上下しますし、社会保障や福利厚生を考えると厳しい面もあるので、一長一短だなあと感じています。ただ私の場合、以前の会社に勤めたままだと子供が持てない可能性が高かっただろうと思うので、その点も考えると、決断して良かったと思っていますし全く後悔していません。

 

地方からでも、遠隔で都内の仕事をするのは、やってみてどうですか?

小さな子供がいるので、外出しての打ち合せなどがないクラウドワーキングのスタイルにはとても助けられています。パートナー契約して頂いている会社が持たれている、オンライン上のシステムでのやりとりは非常にスムーズで、距離感ややりにくさも全く感じたことがありません。むしろ効率が良いと思います。

ディレクター陣も優秀な方ばかりですし、デザイナーを大事にして下さる会社なので、そこは本当に有り難いです。

都内のお仕事は、クライアントさんも多種多様で刺激になっています。

自分になじみの薄いジャンルの商材やサービスの広告制作だったりすると特にですね。

子供を抱えての制作業なのでいかんせん引きこもりがちになってしまうのですが、

仕事を通して世の中の空気を感じているような感覚になったりします。

地方のデザイナーでも都内からコンスタントに仕事を依頼して頂けているので、場所を選ばずに仕事が出来る良い時代だなと感じています。

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

リアルなところですと、フリーランスとしてはまだまだ駆け出しなので、もっと仕事の幅をひろげてスキルも収入もあげていきたいなと思っています。

もっと先の目標としては、商品開発・デザイン・WEBなど、自分が経験してきたことを組み合せて、何かひとつのビジネスに出来たらいいな、なんていう夢を持っています。

いくつになっても、何か楽しいチャレンジをし続けれる人に憧れますし、自分もそうあれたらなと思います。

 

 

最後に、メッセージをお願いします。

いきいき働くママが増えると、日本はもっと良くなると思いますし、

それは子供たちが生きる時代をより良くすることにもつながっていくと思います。

大変ではありますが時には息抜きしつつ、お互いに頑張っていきたいですね!

2016年12月31日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
fullsizerender-6

今回のインタビューは、DMM英会話の平理沙子さん!

 

新卒で入社した会社妊娠し専業主婦を経て、今のDMM英会話の広報とういう仕事に辿りついた平さん。

初対面からはじけるような明るいエネルギーとガッツが印象的で、仕事のスピードも早く、ご自身で仰っているように広報という仕事を心から楽しんでいることが伝わってきます。

25歳でワーママとして活躍している平さんのパワーの秘訣について伺いました!(千田)

 

fullsizerender-6

2016年12月30日 0 comment
8 Facebook Twitter Google + Pinterest
澤崎さんと息子さん

今回のインタビューは、クリエイターズマッチアワードイベントで受賞していた澤崎さん。

産前の働き方では育児しながら仕事ができそうにない、と妊娠中に通学を始めて新しい働き方にチャレンジしている澤崎さんのインタビューです。

 

澤崎さんと息子さん

澤崎さんと息子さん

プロフィール

・氏名:澤崎 佐知子

・職種:フリーランス(デザイナー)

・簡単な経歴:約7年間グラフィックデザイナーとして学校案内やパッケージ、

商業施設のパンフレット、ポスターやチラシなど紙媒体に携わる。→

結婚・退職後フリーランスを目指して半年間学校でWEBを学ぶ→

28歳で在宅ワークスタート→現在は子育てしながらWEB広告の

バナー制作をメインに在宅で仕事

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :30(1986

・お子様の年齢 :1(2015

・ワークスタイル:フリーランス

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

自宅でWEB広告のバナー制作をメインに制作しています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

730 起床

  8:00 朝ごはん、洗濯、メールチェック

  9:00 買い物、子供と散歩

10:00 デザイン制作

12:00 昼ごはんの準備

13:00 デザイン制作

15:00 子供と遊ぶ

17:30 夕食準備

18:30 夕食

19:00 デザイン制作

20:00 子供の入浴

21:30 子供の寝かしつけ後デザイン制作

22:30 主人のご飯

23:30 デザイン制作

  1:30 就寝 

出産して、何が一番変わりましたか?

生活が規則正しくなりました。出産前は仕事中心だったので夜中まで仕事をするなど、

不規則な生活でした。

私の場合、子供が保育園に行っていないので、子供中心のサイクルの中で

いかにデザイン制作の時間を作るか。。というのが慣れるまでは難しかったです。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子供の成長を側で見ていられることですね。少しずつ話せるようになったり、

色んな物事を吸収していく姿を見ていられることは幸せなことだなと感じます。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

とにかく子供がヤンチャなので仕事中に腕を噛まれてアザだらけになったり、

今でも膝の上に立たれたまま仕事をしたりと。。(笑)

普通に落ち着いて作業できるのは夜だけなのが大変ですね。

それをどうやって解決していますか?

子供が成長と共にパワーアップしていき、色んな方法で邪魔してくるのを

楽しむようにしています。一旦切り替えて、中断できるときは子供の遊びに

全力で付き合います。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児においては仕事中に相手ができないことも多くあるので、遊ぶときは集中して遊んでたくさん話をしたり子供の出してくる色んなサインをなるべく逃さないようにしたいなと思っています。

仕事においては、効率の良い動きを大事にしています。集中して作業できる時間が限られているので、子供の相手をしながらできる作業は日中→集中したい詰め作業やデザイン構成の決定は子供が就寝中など自分の中で効率よく精度があがる方法を常に模索しています。

フリーランスとしてデザイナーに復帰することにしたことについて、教えてください。出社せず遠隔でお仕事をすることに対して、不安はありませんでしたか?

顔を会わせることはほとんどないので、最初は不安でしたがWEBの場合、ネット経由で制作物の確認ができるのでメールや電話でのやり取りだけでも十分に仕事も回せることを実感しました。

お子さんがいながらの作業、大変ではないですか?

正直大変です!ただ、息子も日々成長していて少し待ってくれるようになったりすると愛しさが込み上げてきます(笑)

息子さんと遊ぶパパ

息子さんと遊ぶパパ

夫婦でデザイナーをされているとのことですが、今の働き方について、旦那さんからはどう思われていますか?

理想の働き方だと言ってくれています。

夫婦揃って夜中に帰宅していた時代は子、育てできるイメージができなかったので。。

今は子育てとデザイン業を両立できていて、本当にありがたい環境でお仕事させてもらっているねと二人でよく話しています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

今は仕事量をセーブしてしまっているので、少しずつ増やしていきLPなど幅広い案件に携わってデザイナーとしてスキルアップしていきたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

デザイナーを目指す人も、既にデザイナーとして活躍されていいる方も、結婚後に子育てしながら仕事ができるのか・・と悩んでる方は多いと思います。

私は紙媒体ばかり制作してきましたが、場所を選ばず仕事ができるWEBに魅力を感じ、妊娠中に学校に通い在宅ワークの道を目指しました。

学校に通っていた頃は、本当に自宅で仕事できるようになるのか?

(現在は)クリエイター登録させてもらっている会社の試験に合格するのか?

など不安だらけで、家で仕事をしている自分など想像もできなかったのですが。。

何とか試験に合格し、周囲の協力のもと育児と両立できています。

あの時、学校に通うことを応援してくれた主人にも感謝しています。

デザインを続けるために、色んな道があると思うので自分にあった働き方を見つけて欲しいです!

2016年12月27日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
稲葉さん
着物姿の稲葉さん

着物姿の稲葉さん

プロフィール

氏名:稲葉 知子

屋号:cogumo design

職種:Webデザイナー・Webディレクター 講師

簡単な経歴:音楽(仕事ではありません)中心の生活だった頃は色んな仕事をしていました→営業職→印刷会社でデザインの仕事→独立 当初はDTPの仕事がメインでした徐々にWebに移行→30代で1年間フランスに留学→フリーランス復帰 

居住地:東京都

ご自身の年齢 :47歳

お子様の年齢 :7歳 2009年生まれ

ワークスタイル:フリーランス

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

Web制作・Webディレクション

デジタルハリウッド Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス、デジタルハリウッド大学、manabi-lab、企業などでの講師業

http://cogumo.jp/

プライベートでは子育てポータルサイトで編集員、子育てマップ作りに参加

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

3時 起床 仕事開始!(この時間に起きると驚かれますが、睡眠時間は多いです!)

6時30分 娘:起床・朝学習、朝読書 私:朝ごはんの用意

7時~7時半 朝ご飯

8時 娘登校

8時~9時 家事と身支度など

9時~15時 この間は日によって色々です。

自宅で制作、講義、打ち合わせ、友人と会う、自分の習い事、まとめて家事など

15時 娘帰宅(この時間に帰れない日はランドセル来館で17時にお迎え)

15時~17時 娘が習い事、習い事の無い日は一緒に遊ぶ

17時~ 家事をしながら娘と宿題やオシャベリ

18時 お風呂

18時半 夕食

19時半 娘とオシャベリしながら明日の用意と読み聞かせ

20時 娘とともに就寝

大自然と娘さん

大自然と娘さん

出産して、何が一番変わりましたか?

たくさんの出来ないこと、出来ることが変わりました。

例えば、時間軸・・・「早寝早起き」私には無縁の言葉でしたし、健康的な生活になりました。

でもライブや飲み会、プラッと旅行ということは簡単には出来なくなりました。

妊娠9ヶ月まで着物生活をしていましたが、全くそんな余裕はなくなりました。

私自身の本質は変わってないな~と感じています。
ただ娘のおかげで少しずつ成長できていると自負しています。

娘にとって私という存在は唯一無二。長く生きたいと初めて思いました。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

もっと仕事をしたいのに自分の時間がない!

どんどん変化していくWebの流れについていけなくなってしまうのではという焦り・・・

そんなことが頭をかけめぐりイラっとしていた時期がありました。

それをどうやって解決しましたか?

主人にそのジレンマを相談(爆発?)。家事をさらに手伝ってくれるようになりました。

ふと考えたら、

世の中で私にこんなにアプローチしてくる人いないよな~と。。。

「ママ見て、ママ聞いて、ママ、ママ、」
そんな時間を大切にしようと。

自分の中で本当に今、大切にしたいことはなんなのかな、、冷静に考えてみました。

うまくまわるように少しずつなり、仕事は自分の出来るペースで。

好きな事は早く身につくらしく、、焦りもなくなりました。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【育 児】

欲張らない。

出産前から入院することになり本当に無事娘に会えるのかどうかという時期がありました。

命あることだけでも幸せです。不得意な事、出来ない事があっても出来る事、得意な事に気づき伸ばす。

たくさんの経験を一緒にする

毎年、夏に2~3週間、娘と二人旅をします。もちろんPC&仕事は持参です。

自然の景色、匂い、感触、音、体でたくさんのことを感じ経験する。そして生きる力を養っていってほしいです。

【仕 事】

感謝の気持ち

長いお付き合いのクライアントさんが多く、出産の時も大変心配していただきました。

信用の上でお仕事をいただいているという気持ちを常に持っています。

納品したWebを嬉しそうに見てくれた時、とっても幸せな気持ちになれます。
お客さんのおかげで成長できていることがたくさんあります。

信用と健康

フリーランスは信用と健康!

Webデザイナー専攻 主婦・ママクラスの様子

Webデザイナー専攻 主婦・ママクラスの様子

主婦ママにWebデザインを教えている中で感じていることはありますか?

子どもに色々買ってあげることができる「お金」

子どもと一緒にいたいであろう「時間」

皆さんはこの大切な二つを投資して主婦ママクラスに入学します。

私はそこで教えるということの重さを感じています。

だからこそ、入学した時に「卒業する時の自分」は何が出来るようになっていたいのか、どうありたいのか、という事を明確に持ってほしいと思っています。
私はその目標のお手伝いを全力でしていきたいのです。

育児をしながら学習時間をとることがどれだけ大変で難しいかということは、現に私もそうですから重々承知です。

そんな中、本当に皆さん、すごいんです!

素晴らしい作品を作ってきます。
うわ~素敵~~すごい~~~なんて授業中に、感嘆の声を上げることが多々あります。

もちろんよい事ばかりではなく、子どもの病気や、家庭の事情、様々なことで、なかなか進められない時もあります。

それは一人で生きているわけではないのでしょうがないです。

普段は辛口な私ですがお子さんが病気の時は「なるべく一緒にいてあげて、課題はいいから~」と話します。

病気の時の母親はどんな薬よりきっと良薬でしょう!

「でも元気になったら本気でがんばってください」ともちろん言葉は続きますが、、、

母強し!本当にすごいがんばりをいつも見ることができます。最初からこんな勢いだったらもっとすごい作品が作れたんじゃない?と冗談がでるくらい!

主婦ママWebデザインクラスのことを書き始めると熱く長くなってしまいます。この辺でやめておきます。

クラスの皆さんから私自身がパワーをもらい、たくさんの事を学ばせていただいていることは確かです!

そして子育ての事も本当に勉強になります。

就職できました!こんなサイト作りました~という卒業してからの報告はとっても嬉しいです!

ワーキングママを楽しく過ごすためにしていること!

仕事に係ること、まったくそうでないもの様々ですが私自身いくつか習い事をしています。

その中の一つはもう5年以上になります。

習い事を通して、人として、親としての在り方を先生から学んでいます。

子育ての悩みを相談する駆け込み寺のようです。。。

娘が勉強している横で一緒に宿題をします。(ブツブツ言っていてよく怒られていますが。。。)

仕事と育児と家事で時間があまっているわけではないです。

でも、娘が成長していく横で私もチャレンジしたいことは楽しみながら自分自身も成長していこうと決めています。

自分が今まで不得意だったことも子どものためにと挑戦してみるとまたまた新しい発見につながる!

スーパーインドア派の私がキャンプやカヤックに・・・田植え・・・
本当に考えられなかったのですがすべて楽しくてしょうがない。常にポジティブ思考でトライしてみる!

今後の目標やプランを教えて下さい!

・ずっと悩んでいた子供向けのワークショップを本格的に始めていきます。

・母親のためのソーシャルメディア&ITリテラシーを高め、様々な犯罪から子どもを守るための活動をしていきたいと思っています。

・着物生活復活。

子どもはいつも未来にむかっています。

私も一緒に未来に向かって行きたいです。

素敵な未来になるよう現実をきちんと把握して自分の信念をもって生きる大人でありたいと。

子育てと仕事は私がそんな大人になるために切っても切れないものです。

家族との時間を大切にし、よいものをクライアントさんに提供し、

自分が出来ることで世に貢献し、自分自身をスキルアップさせ、友人達とも楽しい時をすごす。

丁寧な生活を送りながらそれらを全うできたら幸せです。と欲張りな目標です!

最後に、メッセージをお願いします。

ママにも夢があるの!!

そんな言葉を子どもに言えるって素敵だと思っています!

自分を信じて、一歩進んでみる、そしてまた試行錯誤して一歩。

笑顔が消えてしまいそうなときはゆっくり休憩して。。

笑顔でいたら笑顔が集まってくる!!

最後に、この場をお借りして・・・

自分一人というか家族だけでは、子育てと仕事の両立は出来ませんでした。

本当に周りの人たちのおかげです。ありがとうございます。

そして、今回このような記事を書かせていただき自分のことを立ち止まって考えることができました。

ありがとうございます。

2016年12月20日 0 comment
10 Facebook Twitter Google + Pinterest
岡田ゆうかさん
岡田ゆうかさん

岡田ゆうかさん

プロフィール

・氏名:岡田ゆうか

・会社名:株式会社インファクト

・役職名:営業部取締役

・職種:役員

・簡単な経歴:2003年TIS株式会社入社。金融系クライアントのホストコンピューターのプログラマーからシステムエンジニアとして勤務。

その後広告代理店の営業兼ディレクターとして8年。現職に至る。現職、株式会社インファクトで、「企業のメディア化®」アドバイザーとして、企業のオウンドメディア立ち上げやコンテンツマーケティングの導入をディレクターや講師という立場でサポートしています。全国のお客様先やSkype、Googleハングアウトで「企業のメディア化」研修実施中。
社内では営業を統括したり、社内制度の立案、推進も行う。

・居住地:東京

・ご自身の年齢 :36歳、1980年

・お子様の年齢 :5歳 2011年

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

05:30 起床、身支度

06:30 娘起床

06:40 家をでる(送りはパパ)

07:30  出社 自分の仕事で時間がとられるものを片付ける

09:30 始業、朝礼

18:00 退社

18:40 保育園お迎え

19:30 娘と夕食

20:00 娘と入浴

21:00 娘寝かしつけ

22:00 洗濯など家事

23:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

税金、サービス、の仕組みがよくわかった。人にやさしくできるようになりました、笑

娘さんと関西出張に向かう途中

娘さんと関西出張に向かう途中

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

ママ友と話をしているとき、子供の話より、仕事の話になるとき!お互い刺激がもらえ、自分の人生を生きている!という感じがします。
子供のイヤイヤ期と癇癪期がひどかったとき、仕事に行くとそれを忘れられる時間ができ、少し穏やかな気分になれました。

img_2583

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

夜泣き、癇癪が毎日必ず夜2時間やってくるという時期が半年ぐらいあり、そのときは、寝不足と精神的に結構まいりました。昼間も保育園の前で癇癪が始まり、どうにも解決できず、午前休をとったりしました。

また子供の病欠のとき、仕事を休むのは全て私の役目になってしまっていたので、職場に対して申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。

また、自分の仕事でも出張に行けないのもつらかったです。寝かしつけは「ママ」。「朝、ママがいないのがどーしてもいや」、という娘との話し合いもきつかったです。

それをどうやって解決していますか?

とくに解決はしていませんが、時間が乗り越えました。
子供の病欠に関しては、子供が3才になってからは主人と半分半分で休むようにしました。

出張に関しては、子連れで出張に行きました。現地の一時保育を手配し、仕事が終わったらお迎えにいく。それを認めてくれた会社には感謝しています。 娘も最初は新しい保育園に行くことに不安だったみたいですが、新しいお友達もでき自信がついたのか、最終日には力強く、とてもウキウキした足取りになっていたのが、私も嬉しかったです。 一緒にいろいろな場所に行くことで娘の視野も広がればいいなと思っています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児=量より質。 一緒にいる時間は短くとも、海外ではそれが普通なところも多いので、周囲に何を言われようが気にしない(ようにする)一緒にいるときは、質を高めて思いっきり子供のために時間を使うようにしています。

仕事=信頼

職場からの信頼、お客様からの信頼を失わないというのが一番大切だと思っています。

出産を仕事のキャリアとの関係で悩みませんでしたか?

ちょうど28〜30歳ぐらいは、仕事が面白かったし、脂がのっていました。結婚も、出産もできればしたくないという気持ちでいっぱいでした。
妊娠、出産で休む2年がものすごく長く感じたし、その2年で置いてけぼりになってしまうのではないかという不安も本当にありました。

が、結果やってみたところ、大変ですが、あのとき(31才)で出産してよかったと思っています。あの大変さを30代後半でやるのは体力的にも精神的にも私には無理かも!?と思います。

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は娘と海外に住めるように何かしらの事業を海外で展開したいです。

娘には小さいうちからいろんなことを体験してもらい、自分に合っているも、好きなものを見つけて自由に生きてもらいたいと思います。

最後に、メッセージをお願いします。

日本では、子供を持って女性がキャリアを積んでいくことは、以前よりはだいぶやりやすいし、実績も出ていますが、まだまだ難しいところもあります。制度とかそういうことも大事ですが、それより何よりも身近な人の理解がまだ追いついていないのだと思います。

これから出産する人は是非、仕事は何かしらのかたちで続けてほしいし、まだお子さんがいない方は、ワーママも選択肢に入れてほしいです、笑

2016年12月15日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
浦川さん
浦川さん

浦川さん

プロフィール

・氏名:浦川かおり
・会社名:株式会社ネクストスケープ(http://www.nextscape.net/
・職種:デジタルマーケティング
・簡単な経歴:働く女性のためのWebメディア勤務を経て、チケットECサイトにて自社サイトのリニューアルのプロジェクトに参加、その後は、コンテンツの企画・制作を中心としたマーケティングを担当。2016年春から、株式会社ネクストスケープに勤務。プライベートでは、夫と子供2人の4人家族。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :40代後半
・お子様の年齢 :8歳と5歳
・ワークスタイル:フルタイム

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

デジタルマーケティングの導入支援や運用支援を担当しています。そのほかグローバル向けのCMSをご利用いただいているお客様のマーケティング支援も行っています。システムやネットワークの知見が深いITエンジニアや、英語ネイティブで、スペイン語と日本語も堪能なテクノロジストと一緒に仕事をしているので毎日とても刺激的です。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

4時半: 起床

6時半: 子どもを起こす⇒身支度・食事

7時半: 子どもを保育園に預ける。

8時半: 出社

17時半前後: 退社⇒子どものお迎え

19時半: 夕食

22時: 子どもと一緒に就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

基本的には、自分自身はあまり変わっていないと思っています。
今振り返ると子供が生まれたとたんに周りの人の態度が変わったという印象が残っています。
子供を産んだ瞬間からお母さん扱いされたので「まだお母さん始めたばかりなのに、って(笑)。」と思っていました。
そんな私でも多少変わったなと思うことは勉強をするようになりました。子供に馬鹿にされたくないので(笑)。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子育てと仕事の両立は時々もう無理かもしれないなとへこむことがあります。そんな時は保育園で出会えたママ達とお話しをすると気分が晴れます。私が出会えたママ達は皆さん本当に素晴らしい方ばかりで、尊敬しているし、会うと触発されます。いつも元気とパワーをもらっています。仕事をしていて保育園に通えたから、出会うことができたこのつながりを大切にしていきたいです。

urakawa_family1110

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

時間のやりくりは常に難しいです。子供の年齢が上がるとスケジュールも変わってきますし、晩御飯はいつも悩みの種ですね。あと自分のためのお休みがなかなか取得できません。

それをどうやって解決していますか?

時間についてはGoogleカレンダーで細かく管理して、夫と共有しています。そうしないとすぐにいろいろ忘れてしまうので。リマインダーで助かることは多いです。
晩御飯はシャトルシェフと圧力なべに助けてもらうことが多いです。


img_2331-jpg
それでも、助けが必要な時は、実家から母に来てもらったりしている時もあります。ただ最近は母も高齢になり、なかなか気軽にはお願いできないのでつらいときもあります。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらも毎日の積み重ねです。ネクストスケープで働くようになってから、身近で専門性の高いメンバーを観察(笑)していますと自分で課題を見つけ、毎日情報収集や勉強をされています。そういう影響もあり、日々の積み重ねの大切さを感じています。
私自身は、若い時はその場しのぎでも、しのげるならいいやと思って生きていましたが、しのげてもそれでは中身がない。だから、いままでくねくねした道を歩んできました。遠回りも多かったと思います。これからは中身を作りたい。もう年齢的に遅いかもしれませんが、このまま改善しないよりかはましかなと思いながら、一朝一夕にはいなかいということを肝に銘じ、毎日の積み重ねを大事にしていきたいと考えています。

どのような制度や、風土、サポートがある会社が働きやすいと思いますか?

現在の会社のように上層部に子育てに関する理解がある上で、裁量労働制や自宅勤務が可能な環境でしたら働き続けることも可能だと思います。世の中の制度として、「短時間正社員制度」というのがもっと増えて、個人の選択で勤務スタイルを決められるといいですね。

 

浦川さん

浦川さん



今後の目標やプランを教えて下さい!

今は長期的な目標よりも、目の前の目標を1つずつこなしていきたいです。
先日GAIQというGoogle Analyticsの認定資格に合格できたので、次はGoogleAdwords認定資格とMarketo Certified Expert資格にチャレンジしたいです。これを実現できたら、次の目標をみつけて進みたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

へっぽこな私でも、何とか仕事を続けていることができています。
それはひとえに周りの人のおかげです。
一人で抱え込まなければ、きっとなんとかなると思います。

2016年12月13日 0 comment
2 Facebook Twitter Google + Pinterest
中西さん

今回のインタビューは紀乃さんからのご紹介です。以下、紀乃さんよりご紹介メッセージです!

紀乃さんよりご紹介メッセージ

 地域で経営者ママ同志としてして繋がった中西さん。彼女と出会わずして今の私は在りませんでした。相談すると広い視野からの鋭い意見を愛に包んで答えてくれます。頼れるけど甘えさせない、きりりと恰好いい姉さんです。

 明確な意思を持ち、それに沿ってどんどん前に進む行動力。日本と諸外国を繋ぐ仕事をし、散歩の如く幼子二人を連れて出張する姿は風のように軽快です。

中西さん

中西さん

プロフィール

・氏名:中西 景子(なかにし けいこ)
・居住地:2013年に東京から三重県菰野町へ移住

・ご自身の年齢 :(36歳)

・お子様の年齢 :(長女7歳 2009年生まれ・長男3歳 2013年生まれ)

・ワークスタイル:自営業

・会社名(個人事業主):makiras   /  NGOビスタレイ / モノコト企画

・役職名:makiras代表/NGOビスタレイ代表/イベントプロデューサー

・職種:デザイン企画・輸入・卸業・小売業・インターネット販売など

・簡単な経歴:

2002年 大学卒業を間近に控えた頃、ようやく魅力的な会社を見つけ東京都日本橋の卸業会社にアルバイトで入社、その後大学卒業後に社員、本部バイヤーとなり3年間様々な国へ出張のハードな社会人生活を経験

2005年 量販の世界への疑問もあり退職し、makirasという屋号で独立。タイ・ネパールなどでオリジナル製品を製造し、卸売りを開始。

2006年 百貨店・デパートへテナント出店開始。

2009年 第一子出産。それまでのテナント出店から家族でも行ける野外フェス・イベント出店へシフト。

2012年 3.11後、熊本へ家族で短期移住<makiras熊本パルコ店を短期出店>。

長女は東京で出産し

東京の仲間らと共に <楽しい!の種類を増やそう>をコンセプトにしたイベント企画団体 モノコト企画 を立ち上げる。

2013年 熊本から東京へ戻り、三重県菰野町へ移住。

出産に備えて、自宅事務所をベースに仕事ができる楽天ショップmakirasOPEN

第二子出産。

2015年 ネパール大地震をきっかけに、今まであたためていた<ネパール相互支援>を開始

NGOビスタレイ立ち上げ。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

makiras http://www.makiras.com/ の仕事が本業のため、平日は主に楽天ショップmakiras http://www.rakuten.co.jp/makiras/ の業務を行い、春~秋の週末は全国のフェスイベントに出店

本業の傍ら、NGOビスタレイ http://www.ngobistarai.com/ の業務をボランティア(非営利)で行う。

モノコト企画 http://www.mono-koto.jp/ として、不定期で百貨店での期間限定イベントや屋内・屋外でのイベントをプロデュース

上の写真はネパールのフェアトレード団体の工房にて

上の写真はネパールのフェアトレード団体の工房にて

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

615分起床 朝ご飯の用意

630分 長女・長男起床 朝ご飯

7時~7時半 長女家庭学習

740分 長女登校後、家事を済ませる

815分 長男と保育園まで歩いて登園

9時~ メールチェック・楽天ショップの梱包・発送・問い合わせ対応・新商品の撮影・編集など

15時 長女帰宅 長女のおやつと一緒に昼食タイム

海外とのメールチェック・サンプル・製品確認など

16時過ぎ 長男を保育園へお迎え

17時~家事・夕飯の支度

18時 夕飯

19時 子供お風呂・歯磨き・本読みタイム

20時 寝かしつけ

子供就寝後・家事・片付け・おやつや常備菜作りなど

21時~ 事務・デザイン、イベント、卸の仕事

23時前後 お風呂・ニュースチェック・リラックスタイムヨガストレッチなど

24時 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

今でも友達の半数は独身なので、何が変わったのかはあまり意識していることはないのですが、明日出来ることはなるべく明日に回すのがうまくなった気がします笑。

子供は季節の変わり目はよく風邪を引くので、いつでも仕事に対して<今日中に終わらせる!!>なんて姿勢でやっていたら自分が持たないので、バランスを取るのが上手になりましたね。年間で組んだ計画を、上半期・下半期、さらに月ごとに割り振りして、子供の体調に合わせて週ごと・日ごとに臨機応変に更新させるようにしています。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子供のお客さんに対する接客が上手になりましたね。<この時期の子はこんな成長の時期>という目安がわかるようになったので、小さなお客様と接する時間もとても楽しいです。フェスイベントなどでの設営作業を見て、子供達が「ママ、お仕事がんばったね♡商品かわいいよ♡」と子褒めてくれるとほっこりします。自分が疲れているときでも、子供達が褒め上手になってくれてやさしい言葉を掛けてくれるので、本当に感謝しています。

2人の子供を、タイ・ネパールの主要取引国の出張にも一緒に連れて行ったことがあるのですが、現地では本当にいろんな方が当たり前のように子供たちをかわいがってくれて、なかなかハードなこともありましたが、とても良い経験ができました。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

出産後はずっと長女が待機児童だったので、百貨店などのテナント店舗をスタッフに任せっきりになっていまい、テナント出店はやめることにしました。日中は仕事ができないので、子供が寝付いてから仕事に明け暮れていましたね。長女は夜泣きが3歳頃までかなり多かったので、泣く度に仕事を中断して寝室と仕事部屋を往復していました。

移住後に長男を出産したのですが、夫婦共に関東が実家なので、やはり仕事と家庭と育児の両立は楽ではなかったですね。元々、周囲に甘えるのがあまり上手な性格ではないので、なんでも自分で無理してやろうとしてしまい、体調を崩すことも多かったです。今住んでいる場所は、私が育った場所とは常識が180度違うことも多いので、最初は知らないことや価値観の違いに驚くことが多かったですね。

また繁忙期はどうしても平日も週末も仕事の週があるので、なかなか心に余裕を持って子供と接することができないこともありますね。

 

それをどうやって解決していますか?

長女は1歳半からの半年間は週に2回、チャイルドスマイルのちいはぐの1人目の園児として、少人数保育で預かってもらいました。週に2回でも一人で日中に仕事と向き合える時間が作れたことは、本当に言葉にならないくらいありがたかったです。2歳半~3歳のときはプリスクールに週に2回預けていました。

移住後長男が0歳~1歳で保育園に入る前は週に2回、菰野町のファミリーサポートセンターのサポーターの方々に長男を預けて、日中も仕事の時間を確保させて貰いました。

11でサポーターさんにかわいがっていただけたおかげで、長男は今でも全く人見知りをしない自信にあふれたやんちゃな男の子になりました笑。

祖父母がいない地で、身内以外にかわいがってくれる方がいて下さったことは本当にありがたかったです。

繁忙期に余裕がないときは、きちんとその理由をわかりやすくかみ砕いて話すようにしています。小学生になった長女は、「わたしもたまにそういうときあるよ」なんて、今ではいろいろな気持ちを共感できる、アドバイザーにもなってくれています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

いつも子供にはプラスとプラスの言葉がけを大事にしています。~しないと~しないからね。ではなく~したら、~しようね、と。またできる限り子供一人一人とゆっくり話す時間を作るようにしています。娘は学校から帰ってきた時間や2ヶ月に1度のデートの時に、息子は保育園の行き帰りに。私はスマフォを持たないことで、子供との時間に集中できるようにしています。

仕事では取引している国が日本と違ってお祭りや連休が多い国が多く、それぞれ特性があるので、サンプルアップ・製品製造期間・出荷日・などいろいろなことを視野に入れて余裕を持って進めています。どんな時も<自分が防ぐためにできたこと><今自分ができること>にフォーカスして、何があっても<だれか>や<なにか>のせいにしないくせをつけています。

また、どちらにも言えることですが、今まで一人きりでやってこられたこともなければ、今後も一人でできることなんて何一つないので、スタッフや関わる人、そして支えてくれている家族や友人への感謝は絶対に常に忘れないように心がけています。

mikiras」 について、立ち上げの背景と活動内容、今後の目指すところを教えてください。

企業でバイヤーとして働いているときに、量産の世界とアンフェアな現地との関係に疑問を抱き続けていました。自身も過労で体を壊していたので、それぞれのワークライフバランスを尊重しながら、小さくてもいいからビジネスとして回せれば、そういう仕事の仕方が私が求めている形ではないかと思い、独立しました。てしごとや天然素材の製品をなるべく今後もオリジナルで製造していきたいですね。現地で無理な値段で買いたたくのではなく、公平な価格でこれからも長く現地や生産者との関係を続けていきたいと思っています。関わる人間すべてのワークライフバランスを大事にしながら、きちんと回せるように継続していこうと思っています。

11年来のネパールのカーゴエージェントと

11年来のネパールのカーゴエージェントと

「ビスタレイ」 について、立ち上げの背景と活動内容、今後の目指すところを教えてください。

何年も前から、ネパールでフェアな関係で共に良いパートナーシップを結べる持続可能なプロジェクトを何か自然界の物をつかってやりたいなと構想していました。

震災後、最初は寄付を集めてネパールに送って、当時のスタッフを通じて本当に支援が必要なローカルな場所に届けて貰っていました。

そのうちに<ただ寄付をする>という形に疑問を持ち、以前から温めていた構想を形にできれば、小さな村でも自分たちで経済を回していく仕組みが確立できるのではないかと考えました。

コーヒー豆とソープナッツにしようと決めたのは、どちらも無農薬で栽培されていて、消耗品のほうが継続しやすく回転しやすいのではと思ったからです。

年始にその年の目標を立てるようになったのはいつからですか?またこれを始めたきっかけがあれば教えてください。

高校生の頃からですね。

来年は○○に海外旅行に行きたいから、バイトでいくら溜めようとか、そういう風に計画を立てるのが好きだったんです。自分の目標をまず決めて、そのためになにをするべきか、という今も変わらない自分のスタンスが確立できた時期ですね。

パワーママになるためにこんな人と結婚するとよいよというアドバイスがあれば教えてください。

私自身がパワーママなのかはわかりませんが笑、うちの夫は私とは正反対の性格なので、自分と全く違う見方が出来る人がパートナーだと、夫婦はバランスが取れるような気もします。お互いいつも、そんな考え方があるんだ!と今でも驚くことが多いです笑。

パートナー同士は元々はお互い個人で、それが2人の夫婦という形になり、縁があって子供を授かってパパ・ママになるものなので、どんな形になっても互いの<個人>を尊重する気持ちを持っている人がいいですね。

もしくは中西さんの想い描くパワーパパってどんなパパですか?

うちの夫は、男性は妊娠と出産が出来ない分、時間を取れるなら他の育児はその分担当するのが当たり前、という考えを持っている人です。

とはいえ、サラリーマンなので平日は朝早くに出かけて、繁忙期は日付が変わってから帰ってくることも多いので、できるときに子供とお風呂に入ったり寝かしつけを担当しています。

よく言われている<男性の育児参加>なんていう育児に対して他人行儀な参加形の価値観ではなく、たとえできる時間が少なくても<二人の子供のことは夫婦で分担>という価値観を持っているパパだったら、ママのことをパワーママにしてあげられるパワーパパなのかなと思いますね。身体的に育児に割く時間がなくても、精神的に夫婦で支え合う考え方を共有できていれば、<できるときにできるひとがやる>という自然な流れになりますしね。

将来、娘ちゃんと息子くんにはどんな大人になって欲しいと想っていますか?

どちらにも自分なりの幸せを見つけてもらえて、自分が望んでいる生き方をしてもらえたらわたしはそれが一番うれしいです。こうなって欲しい、という希望は特になくて、ただ<生まれてきて良かったな>と想える瞬間をいっぱい見つけてくれたらうれしいです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

子供の成長や家族の状態を見ながらワークライフバランスを柔軟に変えられる人間でありたいなと思います。こうあるべき、こうでなければという自分自身のジャッジメンタルな面にのまれずにいられたらいいですね。

課題ごとに、<自分が何が出来るか>を考えて、それに向かって自分が出来る最大限の努力をする。今までもこれからも、とてもシンプルです。

最後に、メッセージをお願いします。

どこに暮らしていても、何をしていても、だれでもいろんな問題を抱えながら育児をしていると思います。大変さを全面に出して、不満を持って育児をしていてもつまらないと思うので、一緒に笑い飛ばせるような友達と、たいていのことは笑い話に変えてなんでも楽しんでしまった方が得だと思います。どんな場所でも受け入れてくれる機関や人がいるので、しんどいときは一人で抱え込まずに、色々と調べて育児に少しでも笑顔を増やせたらいいですよね。一人でも多くのお母さんが、前向きになれる社会になりますように。

2016年11月25日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
15002458_1216627251750760_2909550973325909338_o

今回ご紹介するのは、Webディレクターとして活躍しながら、2012年に起業家ママを応援するWebサイト「ママントレ」を設立し、様々な起業家ママを紹介してきた関西のパワーママ、須澤美佳さん。
2014年には、就業意欲が高いママと企業をマッチングする「エリアマイスター」も開始し、この7月に法人化もされました。

ママの働き方は、もっといろいろあっていい」という想いから、働きたいママをサポートするため日々奮闘している須澤さんのインタビューをぜひご覧ください!

 

プロフィール

15002458_1216627251750760_2909550973325909338_o

 

・氏名:須澤美佳

・会社名:株式会社ママントレ

・役職名:代表取締役

・職種:Web制作、人材紹介(2017年1月~)

・居住地:兵庫県芦屋市

・ご自身の年齢 :39歳

・お子様の年齢 :9歳

・ワークスタイル:会社経営

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

もともと人事系のSEとして従事していましたが、妊娠トラブルを機に退職。

出産後は、パート・派遣などを経て2011年にWebデザイナーとして独立。

「起業を働き方の選択肢としてもっと広めたい」との想いから、2012年には「ママの起業を応援するママントレ」を設立。Webサイトでの情報発信のほか、ITが苦手なママ向けのセミナーや個別指導などを積極的に行ってきました。

2014年11月からは、就業意欲が高いママと企業をマッチングする「エリアマイスター」を開始。在宅ワークをはじめとした主婦ならではの仕事が話題を呼び、近畿経済産業局主催女性起業家応援プロジェクト「LED関西」第一回ファイナリストに選出されたほか、メディア掲載も多数。現在阪神間を中心に約230名の方が登録。ハイスキルなママと企業をつなぐ仕事を創出。多くの方にご活躍いただいています。

ただ仕事を紹介するだけではなく、最近では11月にオープンした事務所で交流会やスキルアップの勉強会なども積極的に開催しています。

2016年7月に法人化。2017年1月には有料職業紹介の許可も取得し、さらに活動の幅を広げていく予定です。

 

15016431_1216627565084062_218728706301912177_o

 

・あなたの街のエリアマイスター

https://areameister.jp/

 

・在宅ワークセミナー@JUSO Coworking

2016年11月25日(金)「フリーランスそれぞれの働き方」トークショー

2016年12月16日(金)「フリーランスを始めるにあたって知っておくべきこと」

 

・エリアマイスター無料登録相談会

毎月第二木曜日10:00~12:00

https://areameister.jp/event/soudankai/

 

・エリアマイスター交流会

毎月第三木曜日10:00~12:00

https://areameister.jp/event/meeting/

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床/朝食

7:30 家事をしながらメール・メッセージ返信等

10:00 打ち合わせ

17:00 帰宅/夕食準備等

18:00 娘習い事お迎え

19:00 夕食・家事・風呂

21:30 娘就寝/休憩(テレビ等)

22:30 仕事(※頭を使う系のお仕事はたいていこの時間)

24:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

子どもを通じて地域とのつながりができたこと。

出産前は仕事ばかりで、家と会社の往復の毎日だったのですが。

出産してからは、つながりを求めて子育てサークルに参加したりしているうちに、地域とのつながりが一気に増えました。

「ママ友」「仕事相手」の域を超えた友人もたくさんできましたし、今まで見えてなかったことをたくさん知ることができ、だんだんと「自分が住む場所」に興味が湧いてきました。

自分の今の活動(エリアマイスター)も、子どもがいて地域とのつながりができたからこそ。そういう意味でもきっかけを作ってくれた子どもに感謝しています。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

以前にワーキングマザーの子どもたちを集めて「働く母、ぶっちゃけどう思う?」という座談会をしたことがあるんですが。

「いつも寂しいとか言われちゃうのかな・・・」と親たちが不安に思う中、みんな声を揃えて「僕も、私も将来働きたい!」と。

子どもたちはしっかり見てくれてるんだな~とうれしくなりました。

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

小学校に入ってから一番大変だと感じるのは、時間のやりくり。

学校行事は平日昼間でも否応なしに入ってくるし、習い事の送迎なども必要に。また台風による休校になるときなど、臨機応変な対応が必要なケースも多く、そのたびに頭を悩ませています。

また期限が決まっている仕事が多いため、納品前などは家事や子どもの宿題を見る時間等が全く取れないことも。

 

それをどうやって解決していますか?

娘が小学校に上がるタイミングで夫が出張の鮨職人として独立したのもあり、いつも夫婦で相談しながら、「できる方がやる」という形をとっています。

おかげで夫とはチームのような関係に。

それでもできないことは、どうしてもやらなければならないこと以外は「まあいいか」とあきらめます(特に家事)

 

15000778_1216627018417450_8130805375787499205_o

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も共通していて「人と比べず、個性を大事にする」ということです。

以前は他の人と比べて、「どうして私は・・・」「どうしてうちの子は・・・」と思ってしまうことも多かったのですが。

「人と比べても仕方ない」と思うようになってからは、気が楽になったのはもちろんのこと、自分の強みも見つけることができて、仕事の幅もグンと広がった気がします。そして子どもも自由になったからか、そのときからもともと好きだった絵の才能を発揮し始めました。

発想も自由なので、いつも笑いを提供してくれるだけでなく、「こういう発想もあったか!」といった気づきも多く、仕事にもいい影響を与えてくれているような気がします。

ただたまに個性的すぎて、きちんと学校生活を送れているのだろうか・・とヒヤヒヤすることもありますが(苦笑)

 

 

立ち上げて、さまざまな女性と関わった経験から、女性の活動を認めてもらうには、女性にどのような意識が必要だと思いますか?また、そのために社会はどのように変わる必要がありますか?

 

今、女性活躍推進として行政や企業がさまざまな取り組みを行っていますが、中には違和感を感じるものも正直ありますよね。

でも与えてもらう機会を待ったり、与えてもらったものを批判するだけではなく、女性自身もしっかりと学び、それに対して提案していくことが大事だと考えています。

また「ママだから」というのを言い訳にしない姿勢と感謝の気持ちを持っておくのも大事だと日々の活動の中で感じています。

 

あとは「社会が変わる」というところでいうと、“男性の家庭進出”がもっと進めば、相互理解も進み、働きやすい社会が実現できるのではないでしょうか。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

ブランク、待機児童、年齢、条件・・・女性の再就職にはいくつもの壁があります。

そこで「私はもう働けない」と諦めてしまう方も多いのですが。

そんなのあまりにももったいないと思うし、エリアマイスターの活動の中で「私のスキルがこういうところでも活かせるんだ!」と気づき、自信を取り戻す方を何人も見てきました。

家族以外の誰かに必要とされることで、自信もつく。

そしてママがイキイキすると、家族も笑顔になる。

ママが稼ぐと、おかずが一品増えたり「ごほうび」が増えて、もっと経済が活性化する。

 

私にできることは、その一歩を踏み出すためのきっかけづくりだと思っています。

 

ライフスタイルが変わっても、自分のスキルを活かしてイキイキ働ける。

そんな働き方をスタンダードにしていく。それを若い世代や自分たちの子どもの未来につなげていくことが私の目標であり、実現のためにこれからも発信し続けていきます。

 

 

最後に、メッセージをお願いします。

これまでたくさんの仕事に悩む女性に出会ってきましたが、多いのが「やりたいことが見つからない」という声。

「好きを仕事にしよう」というフレーズもよく聞きますが。

私はやりたいことは無理矢理見つけなくてもいいと思っています。

きっと動いているうちにおのずと見つかるものだと思うし、実際動いてみてわかることも多いから。

実は私自身も独立した当初はやりたいことがなくて、ただがむしゃらに目の前にあることをこなす日々でした。

これからやりたいことを探すよりも、今できることを活かしてほしい。

エリアマイスターにはそんな想いが詰まっています。

だからこそエリアマイスターでは、働き方に悩む人にまずは「自分に何ができるかな?」を探すお手伝いをしたいと考えています。

相談会や登録会、勉強会なども開催していますので、ぜひお気軽にご参加くださいね!

http://areameister.jp

 

 

2016年11月17日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
田上智子さん

今回ご紹介するのは11月20日開催のワーママフェスタ関西のトークセッションにご登壇いただく方の一人、田上智子さんです。
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン株式会社で広報としてご活躍中の田上さんは管理職となられてから出産・育児をご経験され、海外への母子赴任もこなしてこられました。時には家族以外の協力を得て活躍されている田上さんのワークスタイルや海外での子育て、家事環境についても伺ってみました。

 

田上智子さん

田上智子さん

 

プロフィール

・氏名:田上智子

・会社名:プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン株式会社

・役職名:広報渉外部 シニアPRマネージャー

・職種:広報渉外

・簡単な経歴:
神奈川県出身。東京大学卒業後、1995年P&G日本法人に入社。ヘルスケア、ヘアケア事業部でブランドマネージメントを担当。
2000年、P&G日本法人のヘアケア製品広報部を立ち上げる。2002年、管理職へ昇格。2006年出産、1年間の育児休暇のほとんどを夫の赴任先のロンドンで過ごす。2007年職場復帰、2012年からシンガポールにて、アジア本社ホームケア事業部広報リーダーとして、日中韓、ASEAN、オセアニア全10カ国の広報戦略作成・危機管理を担当。2015年、帰国後現職。シンガポール母子赴任を経験した一児の母。

・居住地:兵庫県神戸市

・ご自身の年齢 :44歳

・お子様の年齢 :10歳

・ワークスタイル:在宅・コンバインドワーク(会社で勤務している時間と、自宅で勤務している時間を合算して勤務時間と計算する仕組み)を活用したフルタイム勤務。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

P&Gはアメリカが本社のグローバル企業で、主に生活用品を製造・販売している会社です。現在私はその中で、家事にかかわる製品(洗剤(アリエール、ボールド)、柔軟剤(レノア)、台所洗剤(ジョイ)、消臭剤(ファブリーズ)など)の事業部に所属し、製品広報を担当。地域としては日本と韓国を担当しています。具体的には、各製品のよさやよりよい使い方をお伝えするためのPR活動を企画・実行したり、メディアなどの会社外からのお問い合わせに対応するチームを率いています。
仕事柄、社内の研究開発担当や社外の家事の専門家の方々から家事アドバイスなどをまとめることも多く、実生活でも非常に役に立っています。(P&Gマイレピサイトhttps://www.myrepi.com/ )

チームのメンバーと

チームのメンバーと

ワークスタイルとしては、週一回の在宅勤務、コンバインドワークを活用するフルタイム勤務です。東京への出張は月に一、二度程度、それ以外はほとんど定時前後に帰宅しています。社内外との会議はWEBシステム上で行われることがほとんどのため、出張先、自宅などどこからでも参加可能で、このシステムに助けられている部分は大きいです。 上司はシンガポールやジュネーブにいる外国人なので、夜の電話会議が月に数回あります。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:15  起床、リラックスタイム (時には散歩、エクササイズ、ストレッチなども)

6:45 朝食準備、朝家事

7:00 子供が起床、朝食、朝勉(夫が在宅時は夫が担当)、

7:50 子供学校へ出発

8:15 出社

8:45 会社到着

9:00-16:00 会議、電話会議、ビデオ会議

16:30 退社、夕食の買い物

17:00 帰宅、夕食準備

19:15 子供、塾から帰宅、夫、帰宅、夕食

20:00 夫に子供を任せて夜家事(子供の話を聞く、勉強に付き合う、一緒に散歩に行く、お風呂などは、夫在宅時は彼の担当)

21:00 ヨーロッパチームと電話会議

21:30 子供就寝

22:00 会議終了、仕事のフォローアップ

23:30 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の都合や希望はとおらないことを受け止められるようになったこと。

仕事では、出産前はいわゆるモーレツ管理職で自分にもチームには厳しかったと思いますし、家庭でも「こうでなくちゃ」と自分の主張を夫にもしていたと思います

今も周りからどう見えているかわかりませんが、自分の中では少しは一歩引いて考えたり譲ったりできるようになったと思います

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

一番は、世界が広がったこと。関東出身で、神戸で就職し、モーレツ社員(笑)でしたので仕事以外の友人は数えるほどしかいなかった私ですが、保育園・小学校・そして社内でできたママ友たちはかけがえのない友人です。特に保育園時代は、お兄ちゃんお姉ちゃんのいるママたちがいろいろアドバイスをくれたり、夫婦ともに出張となった緊急時にお友達の家に泊めていただいたりと本当に助けられました。年長の夏に退園し、シンガポールに母子赴任することになったときには、学年全体で送別会をしてくださり、号泣の中、40人以上に見送っていただきました。また、シンガポールでも、インターナショナルスクールでさまざまな国籍のママ友ができ、今でも交流が続いています。

仕事上では、優先順位をクリアにし、メリハリをつけて効率化することができるようになったと思います。特に保育園時代に「園がしまるまでに会社を出なければならない」というプレッシャー、いつ突発的に会社を休まなくてはいけなくなるかもしれない、ということから、優先順位の高い仕事は前倒しにしたり、会社にいる時間を有効に使えるようになり、それは今も続いています。また、いろんなチャレンジを前向きにしてみるきっかけになりました。

私は何事にも慎重派で(周りからはそうは言われないのですが笑)海外赴任に関しても何度か会社からの打診を断っていました。子供の小学校入学が近づくにつれ、「小1の壁」なんていう言葉も聴くようになり、どうしようかと思っているときにシンガポールへの赴任の話がありました。夫からの「仕事上も子供の教育上もまたとないチャンス」というアドバイス(というか力強いプッシュ)もあり、また本人が「英語のお友達と一緒に学校に通ってみたい」といい、先にシンガポール駐在をしている同僚ママたちからの住み込みメイドさんとの暮らしのお話にも後押しされ、シンガポールへの赴任、子供を帯同してインターナショナルスクールに入学させるという大きなチャレンジに一歩を踏み出すことができました。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

保育園時代は、子供の突然の体調不良で急に出社できなくなったりすることで、チームメンバーに迷惑をかけているという気持ち、かつては一緒に「モーレツ」だった同僚に比べて貢献していないのではないかという罪悪感がきつかったです。また仕事で疲れてしまって、子供に十分向き合えていない、という罪悪感もあり、一日中心の中ですいませんといっていたように思います。

共働きが普通のシンガポールでの暮らしを経て、罪悪感はだいぶ減ったのですが、今度は子供が大きくなり勉強、友人関係も複雑となることで、外注できない、親でなければ対処できないこと、が増えているように思います。また、子供は小さいときからお母さん仕事で大変そう、と思っているので、いろいろ我慢しているようにも思います。

 

それをどうやって解決していますか?

人と比べないこと、よそと違うことをよしとすること、完璧を目指さないこと、を自分自身に言い聞かせています。幸い、夫がそういう人で、他と比べることをしない人なので、私も見習って少しずつ罪悪感をへらしながら、逆に私が働いているからこそできること、をありがたいと思うように心がけています。また、なにより子供の成長を日々感じることで、できていないことでなく、できたことを感謝できるようになりました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、「子供の話をよく聞くこと」「ママが笑顔でいること」を心がけています。100%はできてはいないのですが、親に余裕がないと、子供に向き合うことはできないと思うので、仕事も家事も育児も満点を目指すのではなく、あわせて100点くらいを目指したらいいや、位の気持ちで子供には向き合うようにしたいな、と思っています。

taketo-tomoko-at-bike-event

 

ご家族との家事育児分担、アウトソース利用等はどのようにされていますか?

子供が保育園時代は保育園近くのファミリーサポートさんに本当にお世話になりました。朝早く出張に出るときは保育園開園時間まで預かっていただいたり、東京からの最終新幹線で帰ってきて、0時ごろに、寝ている息子を抱いて帰宅したことも何度もありました。子供が病気になったときは、夫と分担して仕事を在宅に切り替えて対応しました。夫のほうが調整してくれることが多かったように思います。またどうしても二人とも出勤しなくてはいけないときは小児科に併設の病児保育室を活用しました。その小児科は家から車で30分くらいかかる少し遠い小児科でしたが、病児保育室にスムースに予約できるよう、日ごろからその小児科に通い、いつも前日には予約しておきました。

シンガポール赴任時代は住み込みでフィリピン人メイドさんを雇い、24時間体制でバックアップしてもらえたのが心強かったです。学校・習い事の送り迎えも、家事もお任せできたので、私は仕事、学校の行事や子供の宿題といった重要なことだけに専念できました。

帰国してからは、メイドさんもいないし、夫も仕事で多忙を極め、出張が増え、何度かパニックになりかけました。しかし子供がもう10歳になるので、かなり自立して自分ひとりで塾や習い事に行けるようになったこと、短い在宅時間でも夫が洗濯や食器洗いなど、できることは積極的にかかわってくれていることで今はペースがつかめています。また、機械でできることはすべて任せる、をモットーに、食器洗い機、洗濯乾燥機、ルンバ(掃除用とモップがけ用併用)を毎日フル稼働しています。

現在、育児に関しては、近所のママ友に心苦しいほどお世話になっています。歩いて2,3分のところに同学年の仲良しの男の子が数人いて、しょっちゅうお宅にもお邪魔しています。私は出張のお土産くらいでしかお返しできなくて、申し訳なく思っていますが、「ご恩送り」でいつか誰かにこの恩返しをしたいと思っています。

家庭内では、双方の実家が遠方のため、夫と二人で分担しています。学習面は夫と教科ごとに分担したり、週末には私と子供は一緒にテニススクール、夫と子供は卓球に通ったり、いつも三人一緒でなくても分担しながら息抜きをしています。夫は子供の人としての成長に関してはほぼ100%担当してくれて、とても仲良し父子です。

ただ、シンガポール時代に比べると自分の自由な時間に限りがあり、もう少し家事の外注などを検討したいと思っているところです。

 

 

マネジメントで気をつけられていること、注力されていることはありますか?

他部署・代理店も含めて、「私はチームを引っ張るのではなく後ろから押す」をモットーにしています。日頃からチームのビジョンを示し、共有すること、何か障害があるときには乗り越えるための助言をし、チーム全員がそれぞれ自分で障害を乗り越えられるような「考える力」を授けること、さらに細かい点で意見が違うときは自分が飲み込むこと、を心がけています。それから、”忙しすぎるイメージ”を払拭し、若手からも「声をかけやすい雰囲気を保つ」ことを大切にしています。また、何か達成したときにはメンバーを名指しで大きくお祝いするようにしています。一方で管理職にしかできない、グローバルチームへのアピール(笑)、人員増加提案、予算提案、他部署への要請、自分のチームの査定などに関しては全力で取り組んでいます。産後復帰した際にはすでに管理職歴5年だったので、そういったメリハリのある働き方を推し進めることが可能でした。それは私の両立生活の助けになっていると思うので、仕事と育児の両立にはあえて早めに管理職を目指すよう後輩には助言しています。

 

海外母子赴任はいかがでしたか?

海外母子赴任なんて考えてもみなかったのですが、今振り返ると、シンガポールの3年間はかけがえのない人生の経験だったと思います。「自分には無理」と思いがちな私ですが、「やってみてだめならそのときに考えよう」と夫に後押ししてもらったからこそできた選択でした。すでにシンガポールに赴任していた友人や同僚、新しく知り合った友人たち、そして日本に残した夫(やそれを理解してくれた義理の両親や親族)に支えられた三年でした、仕事でも私生活でもいろいろ苦しかったこと、大変だったことも多かったですが、子供がさまざまな国のお友達を通じて多様性を小さいうちから肌で感じる体験ができたことを含め、チャレンジしてよかったと思っています。

シンガポールにてママ友と親子で

シンガポールにてママ友と親子で

 

最後に、こちらのインタビューをご覧になっている方 に向けてメッセージをお願いします。

私も会社に入った最初の5年くらいは、社内にもなかなかロールモデルのような先輩は見つけることができず、社内や雑誌で見る「そういう人」はすごい人・特殊な人だと思っていました。あるとき、仕事で知り合った某出版社の編集長で、自然体で素敵な女性に、「子供を生まなくて後悔している人はいても、生んで後悔している人は私の周りにいないよ」といわれたことはひとつのきっかけでした。幸い、私より数年前に子供を生んだ社内の後輩が数人おり、私は彼女たちのアドバイスを参考にすることができました。数人の仲間ができたこと、また当時の社長や役員のワークライフバランス推奨の波に乗って、一気に社内に「働く母もいていい社内文化」が広がったように思います。このインタビューにお声掛けいただいたとき、私は正直ためらいましたが、少しでもほかの方に、「普通に働いて子供を育てる」ことに向けて一歩踏み出すお手伝いができればと思いました。完璧じゃないからこそ、参考になるかな、と思うので、皆さんも完璧を目指さず、自然体の働く母ネットワークでご一緒できれば幸いです。

tomoko-taketo-at-singapore-botanic-garden

インタビューbyゆもとりえ

2016年11月14日 0 comment
55 Facebook Twitter Google + Pinterest
%e7%99%bd%e4%ba%95%e3%81%95%e3%82%93%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97

今回ご紹介するのは11月20日開催のワーママフェスタ関西のトークセッションにご登壇いただく方のお一人、白井和子さんです。

新卒で入社された会社で一貫してキャリアを積まれ、現在は執行役員としてご活躍されています。
でも最初からバリバリのキャリア志向だったわけではなかったと話す白井さん。
どのようにしてこれまでのキャリアを積んでこられたのでしょうか。
いつも気さくで周りへの気遣いに長け、”チャーミング”という言葉がぴったりの白井さんのインタビューをご覧ください。%e7%99%bd%e4%ba%95%e3%81%95%e3%82%93%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97

プロフィール

・氏名:白井 和子

・会社名:株式会社パソナ 

・職種/役職:キャリアエンゲージメント本部スタッフィング部  執行役員

・簡単な経歴:株式会社パソナに新卒で入社。人事部新卒採用チームを経て、25歳で結婚出産。新卒採用者としては、ほぼ初の育児休業を取得。復職後は主に求職者向け部門で募集・登録・キャリアコンサルティングに従事。28歳で次男を出産。約9年間のライフサポート勤務(残業免除の就業形態)を経て、次男が年長の時に管理職の道へ。20159月より現職。

 ・居住地:大阪府吹田市

・ご自身の年齢:44

・お子様の年齢:長男 18歳(大学1年生) 次男 15歳(中学3年生)

・ワークスタイル(フルタイムや時短等):現在はフルタイム。月に数回出張有。

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

 全国のスタッフィング部門(求職中の方の募集・登録・仕事案内等を行う部門)責任者として、企画・教育・システム構築・全体管理などを行っています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5時30分  起床 → シャワー、身支度、新聞を読む、お弁当づくりと夕飯の準備 など

8時30分  出社 → 会議、現場への巡回、来客応対など日々スケジュールは変動(東京等への出張も月数回有)

18時30分 社外の勉強会・研修・交流会などに参加/残業/

社内の飲み会/客先との懇親会/映画やショッピングなど様々

※現在子供達もバイトや塾で帰宅時間も遅い為、随分自由になりました(笑)

23時30分 読書など、自分の時間。

24時30分 就寝

2人の子育てをしながらどうやって今のポジションまでキャリアを積んでこられたのですか?

夢中で働いているうちに・・・(笑) というのが実感です。入社当時は特別高いキャリア志向もなかったですし。ただ、就職氷河期でようやく就職できたという想いや親の教えもあって「自分の足で立って生きていく=働き続けることが必要」という気持ちがありました。

子供が生まれるまでの3年間は、仕事が楽しくて文字通り朝から晩まで夢中で働いていました。夜中タクシーで帰宅することもしばしば。それが子供を授かった途端、予測不能な制限がかかること、生活が一変することに戸惑ったことを覚えています。周囲がどんどん仕事で成長する20代後半、置いていかれてるような不安を感じたこともありました。でも、それも自分の選択、今しか出来ない時間を過ごそう!と開き直って。

思いがけずチャンスをもらったのは、次男が年長の時、人事制度が変わったことがきっかけです。マネージャー登用試験のお声がけを頂き、そこから管理職への道が始まりました。 

それまでの取り組みを上司は評価されていたんでしょうね。

どうでしょう?運の良さ、タイミングもあったと思います(笑) 人事ってそういうものかと。

 ただ、振り返ると、自分としては限られた時間の中でいかにパフォーマンスを落とさず効率よく仕事をするか、周囲とコミュニケーションを取って協業の成果をだすか、そして仕事でどんな価値を生み出すのかということは意識していました。ダントツにずばぬけた存在ではなくていいから、頭一つ、いえ頭半分、他の人よりちょっと背伸びして頑張ろう、と。役職がない時期から「上司だったらこういう時、何て言うかな、何を基準に判断するのかな」とちょっと背伸びした目線で考えたりしていました。

 

社風にも随分助けられました。会社のイベントにはよく一緒に参加しましたし、離乳食の瓶持参で飲み会に連れていったことも。

「子供がいる」という文面だけの理解だけだとリアリティがないんですよね。でも白井さんちの○○君、となると一気に関係や理解が深まる。子供が大きくなった今、子供の頃からを知っているメンター的存在が沢山いてくれて、本当にありがたいなと思います。

管理職や役員になって変わったことや見えた世界はありますか?

「川岸から対岸を見るのと、実際にわたってみるのは大きな違い」といいますが、まさにその通りでしたね。未熟さを痛感したり、悔しい思いをすることも多々ありますが、それ以上に仕事の楽しさ、やりがいは増しました。

育児と管理職は共通点がとても多いと感じます。育児も管理職も、「育自」につながるし、パワーをもらえるものだ、と。

反対に壁はありましたか?

はい。お恥ずかしながら、マネジャーに昇格して3ヶ月も経たずに「私には無理です」と泣きつきました。即、壁にぶち当たるという・・・笑。

想像してた以上に管理職としての自分の器の小ささを痛感しましたし、私の余裕のなさを感じた子供達もグズグズと不安定になっていて、子供への申し訳なさや不安も一気に押し寄せて、仕事も家庭も中途半端でうまくいかない、もう無理、逃げ出したいと思いました。

どうやって乗り越えたんですか?

尊敬する女性部長二人に、恥をしのんで打ち明けました。仕事も人生も大いに楽しんでいる、いわゆる均等法世代のバリキャリの大先輩。お一人は、わが社のキャリアママ第一号の方、もうお一人は独身でキャリアを重ねた方です。お二人からすればきっと小さな悩み、呆れられることを覚悟で切り出しましたが、どちらもじっくり話を聴いてくださって。目の前しか見えなくてガチガチに握り締めた手のひらを、「大丈夫、開いていいよ」 と言ってもらった感覚でした。子育てに対しても、チームメンバーに対しても、私が気づいてなかった視点を教えてもらい、泣きながら話し始めたのに、気づいたら一緒に笑っていました。

そんな上司達がかっこよくて、くじけそうだった気持ちが、「私もこんな風に周囲にパワーを渡せる人になりたい」に変わったんですよね。

それからもいろんな困難はありましたが、あの時以来、辞めたいとか投げ出したいと思ったことはありません。

%e3%83%ab%e3%83%b3%e3%83%90

お掃除ロボに目をつけてペットのように可愛がる白井家

育児&仕事をしていて一番大変だったことは?それをどうやって解決してきたのですか?

私の実家は遠く、夫の実家も祖母を介護している自営業の為、親に頼ることが出来ず、子供が小さいうちは特に、夫婦だけではお手上げ、ということもありました。なので、ファミリーサポートさんや沢山のママ友にお世話になりました。

子供達はいろんな人の家でご飯を食べさせてもらったりしましたし、私も週末は大勢の男子を家に泊めたり、引き連れて炎天下のプールに連れて行ったり。男子は見てるだけで面白く、退屈しません。

実は長男が1歳の頃から高校2年生になるまで約16年間、毎年欠かさず保育園や学童、PTAで何かの役員を引き受けてきたんです。大きな役じゃなくても、何かちょっぴりでも地域に関わる。それは続けて本当によかったです。

パワーママの集まりもそうだと思うのですが、「こんな素敵なワーママがいるんだ!」と知るだけで小さな悩みがどこかに行ってしまい、自分も子供も笑ってる。起き上がりこぼしのような日々です。

楽天的考えられない出来事もありますが、そんな時は縦軸・横軸で考えます。

「フランスの女性なら」とか「昔の人は」とか「あと2年後には」などのように視野を広げて考えると、「ねばならない」が無くなって楽になるんですよね。

 モウマンタイ。なんくるないさー。ケセラセラ。これも私が選んだ人生(笑)

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

自分で自由に使えるお金があること、は大きいですよね(笑)。

あと、子供が成長するにつれ、一社会人の先輩として話が出来ることは嬉しいですね。守ってあげなきゃいけなかった小さなあの子と、対等にビジネスの話が出来る、この変化はこれからもますます楽しみになりそうです。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらも、「本質」「感謝」を大事にしています。時間が有限なので、シンプルに考えて本当に必要なこと、価値を生み出す行動を選択すること。そして何より、周囲への感謝。それに尽きます。特に子供や夫には言ったつもりになりがちなので、意識して口にするようにしています。小さい頃はハグ、お年頃になった今でも、ハイタッチ等のスキンシップも多いです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

ますます世の中は大きく変化を迎える中で、私達も、そして私達の子供達も今までとは違う「働く」と向き合う時代になりそうです。

真面目な話ですが、人材ビジネスに関わる一人として、“誰もがもっと自由な働き方を自分で選択できる社会、多様な価値が認められる社会づくり”に少しでも貢献したいと思っています。

個人的には数年前からエリックバーンのTATransactional analistic/交流分析)と、それをベースにした発達心理学を学んでいます。

もっと子供が小さい時にこの理論に出会っていたら、と思うことが多々あるので、これからの子育てママへのサポートにも活かしていきたいですね。興味がある方はぜひ声をかけてください!

最後に、メッセージをお願いします。

えらそうなことが言える立場ではありませんが・・。

私の好きな言葉に「あなたが見たい世界の変化に、あなた自身がなりなさい」という言葉があります。マハトマガンジーの言葉だそうです。

ありがたいことに私には尊敬するロールモデルが近くに存在しましたが、そうでない方もいらっしゃるかもしれません。でも、そんな中で頑張って働いている皆様自身が誰かのロールモデルになってるということも、きっとあると思います。

 この国の沢山の先輩女性達が拓いてくれた道なき道。私達がその道を絶やさぬように続いていくことで、私達の子供達の働き方もきっと変わる。そう信じて、皆さんと一緒にワーママを楽しんでいきたいと思っています。

インタビューby井本七瀬

2016年11月14日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
御殿谷さんと息子さん

今回のインタビューは、株式会社スタイリングライフ・ホールディングスでPRとして働く御殿谷りえさん。

ラジオキャスターから化粧品業界に移ったキャリアの話や、時間の使い方に関するルール、またSNSを駆使したPRについても教えていただきました!(椿)

 

御殿谷さんと息子さん

御殿谷さんと息子さん

プロフィール

・氏名:御殿谷りえ

・会社名:株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー

・役職名:宣伝本部 宣伝部 係長

・職種:PR担当

・簡単な経歴:新卒で化粧品大手S社に入社し、その後TBSラジオ954情報キャスター、→外資化粧品C社を経て、現職についています。

・居住地:東京都新宿区

・ご自身の年齢 :35

・お子様の年齢 :1

・ワークスタイル:正社員(時短勤務)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

自社化粧品の宣伝・広報・PRを担当。2007年に転職してから約10年、その間、約6か月産休・育休を取得。復職後も元の部で新商品のリリースを制作や、年間の宣伝計画をたてています。百貨店流通(ベキュア/ベキュアハニー)・バラエティ流通(ローラ アシュレイ ビューティ/サボリーノ/ビューティマインズ他)・ドラッグストア流通(クレンジングリサーチ/クリアラスト/ブロウラッシュ他)などあらゆる商品宣伝に関わってきました。http://www.bcl-brand.jp/

現在は、ローラ アシュレイ ビューティやウーマンエッセンシャルズ、

大ヒット中の【サボリーノ】http://www.bcl-brand.jp/special/saborino/ 

などを中心としたバラエティ流通の商品を中心とした販路のアイテムの宣伝計画を担当しています。以下最近の記事です。

最新の記事

最新の記事

また、20164月に育休から復帰して7月より親会社のスタイリングライフ・ホールディングス グループ経営戦略部も兼任することになり仕事の幅が広がりました。http://www.stylinglife.co.jp/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30-起床(朝食・お風呂・保育園準備)

830-保育園へ出発(自転車)

930-出社

1630-退社

1700-保育園お迎え

1715-帰宅

1800-お風呂

1900-夕食

1930-子どもと遊ぶ

2045-子ども睡眠

2100-自由時間

2300-睡眠

御殿谷さんと息子さん

御殿谷さんと息子さん

出産して、何が一番変わりましたか?

子どもが大好きになりました。

人のお子様をみてもなかなか入り込めない部分がありましたが、出産を機に無垢な笑顔やひとつひとつの行動が愛らしく自然と笑顔でコミュニケーションをとるようになりました。

子どもに良い環境をつくってあげたいと一層思うようになりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

・育児&仕事をしていることで、生活にメリハリがつきます。社会との接点をもつことで世の中の流れをキャッチしやすいです。オンとオフを時間でコントロールできるので動きやすいです。

・育児&仕事をしていることで、多くの人と出会えるきっかけをいただけます。育児では、同じ悩みを持つ方々と新しいコミュニティができたり、仕事面では、課題をひとつひとつクリアするために様々な方にご相談させていただいたりと、どちらも切り離せない大切な出会いにいつも感謝しています。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

残業のバランスです。

お陰様でいまのところあまり子どもも私も大きく体調を崩すことなく過ごすことができていますが、コレを当たり前と思わずに、規則正しい生活を送るよう心がけています。

残業が増えると生活リズムが壊れやすいです。

それをどうやって解決していますか?

日々、優先順位をつけて業務に向き合っています。

マストリストを手帳につけて、時間の使い方に優劣をつけています。

それと仕事柄宣伝の業務は終わりがないので、特別なことが無い限りなるべく休日は会社のメールを見ないようにしています。

手帳のマストリスト

手帳のマストリスト

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児の面では食事を大事にしています。忙しくても外出の食事以外は手作りごはんを作る。

食を通して子どもとのコミュニケーションの時間にもなるので、楽しく時間を使うようにしています。

仕事面では、育休前はプロジェクトのリーダーなども担当していましたが、今は後輩に一部仕事を任せ、チームワークを大切に業務を進行しています。ひとりで担当するよりもたくさんのアイディアが出て刺激になります。

ご主人との家事の分担について教えてください!

いつも何事も頑張りすぎない、頼れることは頼る、ようにしています。

基本的に「気づいた人がやる」スタイルをとっていますが、大まかなところはそれぞれ分担しています。少し前まで海外に単身赴任しており、深夜帰りになることもありますが、家事に対して前向きに取り組んでくれるのでありがたいです。

例えば、料理 → 妻、 食器洗い → 夫

保育園の送り迎えは時短勤務の私が主に担当しています。

また、一緒に週末にまとめて大掃除することが多いです。残業の場合は、近所に住む母にお迎えをお願いしています。

復帰してから兼任の発令とはどんな業務ですか?

復帰前までは化粧品事業のBCLカンパニーで宣伝担当でしたが、復帰後数か月後に突然の兼任発令をうけました。親会社であるTBSとのパイプや同じカンパニーのPLAZAとのお取組みなど新規の宣伝活動に深く携わるようになりました。

ラジオキャスターから化粧品業界に移ったキャリアについて教えてください。

もともとメディアにかかわる仕事を希望していました。最新の情報をキャッチしながら広い視野を身につけていきたいと考えていました。新卒で入社した会社が国内化粧品最大手のメーカーで化粧品が社会に与える影響力や、女性にとって人生を豊かにするきっかけつくりのひとつであるなど、生活に寄り添っていく大切な役割であることを学びました。上記のことを掛け合わせたのが、化粧品業界とメディアを絡めた現在のスタイルです。

いまの仕事は調整しながら進行できるのでワーママにも続けやすい部分はありますが、その分責任も大きいです。

 

ママになってから、仕事での視点が変わったりすることはありますか?

産休・育休中は、それまでの仕事を2名に引き継ぐことになりました。

引き継ぎ先が、PR未経験者と新入社員ということで、会社に妊娠の報告してから約5カ月の間、先に社内ママ(笑)になりました。

子どもが生まれてからは、宣伝対象商品が子どもの肌に触れても大丈夫なのか、香り(アロマ)を使用して大丈夫なのか、など安全性の部分に一層関心が強くなり、子ども目線でみることが習慣化されました。

 

化粧品PR、SNS駆使をされているとのことですが、努力している点や、うまくいったお話の秘訣を教えてください!

産休前の2年くらいの間で企業公式facebook/Instagramの立ち上げ、企業公式ブランドサイトのリニューアルを行いました。時代の流れに柔軟に対応できるようWEB/SNSにも注力しながら雑誌・テレビ・店頭・WEB・イベントをクロスさせながら活動しています。公式ブロガ-やインスタグラマーの募集や、SNSに特化したキャラクターのデザインを企画したり、と企画立案から運営管理までトータルに担当していました。

特に、ブランドサイトは閲覧しやすいように、キュレーションの記事風にリニューアル。共感型にしたので、人を巻き込めるような構成に進めました。またヴィジュアルも商品を語るうえでポイントになるのでセンスや価値観の近い制作会社と一緒に復帰後は、育休中担当してくれていたメンバーと共有しながらPR活動を実施しています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

働き方が多様化しているので時代にあったスタイルを取り入れていきたいと思っています。

将来のビジョンも大切ですが、目の前りにある目標をひとつひとつクリアして形に残していけたらと考えています。

最後に、メッセージをお願いします。

徐々に増えてきましたが女性も活躍する社会のお手伝いがどこかできたらいいなと思っています。

働きたいと思っているが、環境がうまく整わない。など、まだまだワーママがぶつかる課題があると思いますが、自分が働くことで少しでもそのお手伝いになっていたらいいなと考えます。

2016年10月31日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
オフィスのソファで作業中

今回のインタビューは斎藤さんからのご紹介です。以下、斎藤さんよりご紹介メッセージです!

シックス・アパート株式会社で、広報とオウンドメディア編集長を担当している壽さんは小学2年生の娘さんを育てつつ、フルタイムで働き、業務時間外には他社の仕事もお手伝いしているというパラレルキャリアの持ち主。

毎月有志を募って「オウンドメディア勉強会」も主催しているとってもエネルギッシュな壽さんの気づきを沢山もらえるインタビューです。

オフィスのソファで作業中

オフィスのソファで作業中の壽さん

プロフィール

・氏名:壽 かおり
・会社名:シックス・アパート株式会社
・役職名:広報マネージャー/オウンドメディア「Six Apart ブログ」編集長
・職種:広報
・簡単な経歴:ノルウェーOpera社のマーコム、B2Bマーケ担当を経て、2010年、CMS(コンテンツ管理システム)プラットフォーム「Movable Type」などを提供するシックス・アパート入社。2014年まで「Zenback」プロダクトマネージャー、2014年より同社の広報・マーケティング担当、オウンドメディア「Six Apart ブログ」編集長、エッセイ投稿サイト「ShortNote」運営を手がける。また、個人としても「Vivaldi」ブラウザの広報、数社のPR業務支援、ライター・ブロガー活動も。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :36歳
・お子様の年齢 :7歳(小学二年生の女の子, 2009年生まれ)

・ワークスタイル:正社員+デュアルワーク

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

CMSプラットフォーム「Movable Type」などを開発・販売しているシックス・アパート株式会社の広報を担当しています。広報活動の一つとして「Six Apart ブログ」というオウンドメディアの編集長と、オウンドメディア運営者が300人弱集まる勉強会を主催しています。また、エッセイ・コラム投稿アプリ ShortNoteの運営も担当しています。

また、個人として、シックス・アパートの業務時間外に Vivaldi(http://www.vivaldi.com/) というブラウザの広報も手伝っています。

働き方は、今年の8月から大きく変わりました。8月にスタートした、シックス・アパートの新しい働き方「SAWS(Six Apart Working Style)*」を活用し、その日の予定に合わせて最適な場所で働いています。SAWSとは、社員それぞれが自分に合った環境を選んで働くことができるワークスタイルです。オフィスに出社しても良いですし、自宅勤務やコワーキングスペースの利用もOKです。私の場合は、週2〜3回はオフィスに出社、それ以外は自宅やカフェ、他社でのMTGなどで外出して仕事をしています。

* 参考記事:
出社不要な働き方「SAWS」開始から1か月。社員の感想をまとめました
 https://www.sixapart.jp/pressroom/2016/09/saws_1month.html

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床、お風呂、朝ごはん、身支度など
8:10 娘の登校を玄関で見送ったあと、自宅で勤務開始。その日の予定に合わせて、一日自宅勤務の日も、他社訪問&カフェ作業の日も、オフィス出社の日もあります。
18:00 (行ける日は)学童に娘をお迎えに
18:00 娘と一緒に宿題、明日の準備、夕食など
21:00 娘就寝
21:30 自由時間。必要に応じて業務を進めることも
23:30 就寝

娘を見送って、そのままデスクに座って業務を始めてしまうと、全く歩かないまま、あっという間に時間が過ぎてしまいます。一日中自宅にこもりきりは不健康なので、昼は気分転換に外を散歩したり、早めに学童にお迎えに行ける日は一緒に公営プールに行くなど、なるべく運動量を減らさないよう意識しています。

出産して、何が一番変わりましたか?

子供を育てながら強く感じたことは、当たり前ですが「人間は一人では生きていけないな」ということです。親である私たちや親族、保育園や学校の先生、ママ友達のたくさんの人に見守られて、娘は育ってきました。

私自身も20代で無我夢中に仕事だけやっていたときには、支えてくれる人の存在をほとんど意識していませんでした。いっちょ前に「一人で大人になって、自分で仕事の責任背負って、社会人してる」つもりでいました。

ですが、親になって子供を育ててみて、人間をひとり成長させるためにこんなにもたくさんの人が手をかけ、目を向けてくれているのだ、と改めて感じました。仕事の面でも、以前よりもチームワークを意識した動き方に変わったと思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘の言動がとにかく愉快で、家庭内の笑いが圧倒的に増えたのが一番Happyですね。
参考:貼り紙地獄日記エイリアンオルゴールなど。

また、娘はわたしが仕事している姿を日々見ていますし、職場の仲間とも何度か顔を合わせています。会社のキャラクター「トフ」のぬいぐるみもかわいがっていて、会社に対しても親近感を持っているようです。よくトフぬいぐるみを使って、仕事ごっこをしています。「仕事をしているママ」が、彼女にとっては当たり前のことですし、キャラクターのトフのおかげで、会社は楽しそうなところだと思っているようです。

また、同い年の子供を持つワーママであることをきっかけに出会った戦友のような友達ができたことも、うれしいことのひとつです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

夫と実母がとても協力的なので、ワーママだから特別大変、と感じたことはありません。娘の病気の時や、私の残業、土日の仕事などもみんなで助け合いながら対応しています。

小学生になって、学習面や友だち付き合いなどの手助けが必要になってきたのは、おそらく他の母親と同じだと思います。

それをどうやって解決していますか?

夫とは家事・育児の役割分担を行い、実母とは良い関係を保ち、手助けしてもらいやすい環境を整えました。幸い、娘は両親もおばあちゃんも大好きですし、みんな元気なので今のところは上手く回っています。

 

会社のファミリーデーに参加

会社のファミリーデーに参加

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

両方とも、「楽しむこと」を強く意識しています。自分のメンタル・フィジカルのコンディションを保ち、つぶれないように長く安定して続けていくためにも、自分の役割を「楽しもう」と思っています

望んで子供を産み、自分で選んだ仕事をしていて、とても幸せなのですが、それらを成長させるためにやるべきことは、途方もなくたくさんあります。それらをなるべく楽しんでやるための工夫をいろいろ試しています。たとえば、こまめに記録して進捗を確認したり、ゲームっぽくこなしてみたり、新しいガジェットやツールやハックで目先を変えてみたり、刺激になる誰かの話を聞いたりなどです。

楽しさは、いろんなところに隠れているし、見る角度次第だと思います。これからも手を変え品を変え、楽しめる方法を模索していきたいです

 

壽さんは月1オウンドメディア勉強会を主催していますが、大変な事はなんですか?継続できる秘訣はなんですか?

オウンドメディア勉強会(https://blog.sixapart.jp/ownedmedia-group.html)は、Facebook グループでのオンラインの情報交換と、毎月1回メンバーのどなたかの会社に集まって行う勉強会の二本立てで運営しています。勉強会は、参加者全員がテーマに関連する自社の取り組みを発表する参加型で、これまでに25回開催してきました。

継続することが大変にならないように、出来るだけフォーマットを定めて、毎月同じパターンで進められるようにしています。いつまでに何をやるか、告知やメール文章テンプレート、会場準備や資料などはパターン化してまとめています。毎回頭を使うテーマや会の進め方に関しても、メンバーに直接意見を聞いたり、アンケートで答えてもらった物を参考に膨らませて作っています。

また、初回からの勉強会メンバーで、オウンドメディア支援事業を行っている合同会社GX鈴木さんに共同幹事になってもらい、様々な面でお手伝いいただいています。

ちなみに、オウンドメディアを運営していたり関わっている方の参加を歓迎しています。ご興味ある方はオウンドメディア勉強会のページをご覧ください。

 

仕事で悩んだ時どうやって乗り越えていますか?(or ストレス解消は何ですか?)

娘や実母と一緒に、近所の銭湯でじっくり広いお風呂に浸かるのが日々のストレス解消になっています。ヨッピーさんの記事の影響で、交互浴も試しています。

時間に余裕があるときは、ご褒美としてひとりでスパに行きます。贅沢に、サウナ&フェイスエステ&あかすりをすると、だいぶHPとMPを回復できます。

仕事でうじうじ悩んでしまうことも多いタイプなのですが、仕事で受けたダメージは仕事で回復させるしかないので、時間はかかりますがこつこつ目の前の仕事を丁寧にやって取り返していくしか無いなと思っています。

 

パラレルキャリアを始めることになったきっかけを教えてください。

前職のOpera社時代のCEOや上司が作ったブラウザの会社「Vivaldi Technologies」(https://vivaldi.com/?lang=ja_JP )が日本でのPRを探していたので、出来る範囲でのお手伝いをはじめました。製品の理念に賛同していることに加えて、過去お世話になった上司や、ユーザーへの恩返しという気持ちもあります。

広報としては、B2Bがメインの本業の製品に加えてB2Cのブラウザも担当できることで、広報としての経験の幅が広がります。また、世界各国に仲間がいるグローバルなチームの一員として働くことも刺激的です。

オウンドメディア自体も、継続するの大変ですよね。ズバリ、継続する秘訣を教えてください!

直接コンタクトが取れる、近しい誰かのために記事を書いてみてください。クライアントや、パートナー会社や、他社の同職種の方など、その人が知りたいと思っていることに答えてあげる記事を作るイメージです。そして、記事を書いたらその人に読んでもらい感想を教えてもらいましょう。その人と同じ属性の人が集まるコミュニティにシェアしましょう。

記事を書いて公開しても、読者の顔が全く見えないと、だんだん継続が辛くなってきます。「あの人は読んでくれている」というところでモチベーションを維持しつつ、読者の反応から改善を行い、少しずつ読んでくれる人の輪を広げていくのはどうでしょうか。

そして、ノウハウを学ぶのみならず、仲間を作るためにも、オウンドメディア勉強会への参加をオススメします!

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

家族のためにも倒れない・つぶれないように、心身のコンディションを保ちつつ、楽しく長く仕事を続けていきたいなと思っています。そして、後に続く人たちのためにも、これからの働き方を作って&発信していきたいと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

ロボットやAIの技術が発展し、様々なことが自動化されるであろうこの先の10年で、仕事のあり方も大きく変わるのでは、と考えています。いろんな課題が解決されると同時に新たな課題も生まれるでしょう。これまでとは、価値観もやり方も変える必要がでてくると思いますが、その変化を楽しんでいきたいですね!

2016年10月31日 0 comment
3 Facebook Twitter Google + Pinterest
14858554_693230180826734_2076753580_o

今回ご紹介するのは、屋外で、躍動感にあふれた自然な家族の姿を取るために「ルカフォト」を立ち上げたパワーママ、宮川理恵さんです。
理恵さんの撮る写真は、とっても温かくて柔らかい印象を受けます。撮影中の理恵さんは、時には椅子に登ったり、地面に寝そべったり…と、ベストショットを撮るために努力を惜しみません。そんないつでも真剣勝負の理恵さんの子育てや仕事に対するメッセージをどうぞご覧ください!

 

14875800_693229950826757_1414578070_o

 

プロフィール

・氏名:宮川理恵

・会社名:ルカフォト

・役職名:代表

・職種:カメラマン

・簡単な経歴:写真館の家庭で育つ。結婚式場の写真スタジオで修業ののち、フリーカメラマンへ。自身の子育てをきっかけに、屋外で家族の遊ぶ姿を撮る「こもれび写真ルカフォト」を立ち上げる。また、「家庭のアルバムから手ブレをなくす!」をスローガンに、ママ向け写真教室も主宰。現在二児の母。

・居住地:神戸市

・ご自身の年齢 :38

・お子様の年齢 :7歳と2歳

・ワークスタイル:独立

 

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ご家族の記念写真を公園で撮っています。

現在、記念写真といえば、ドレスとヘアメイクのついた子ども写真館が多いです。

私は親の代からのカメラマンで、自分の子育て中にママ友親子を撮って非常に喜ばれたことから、「自然な家族写真を安く広く提供する」をモットーとした「ルカフォト」を立ち上げました。

単価を安くするために、一日で同じ場所に多くのご家族に集まっていただく「公園撮影会」形式にしました。日時と場所はホームページで告知し、ファミリーは都合のいい時間を予約でき、撮影料1万円前後で20カットのデータをお渡ししています。

このサービスは口コミで広がり、3年間で1000組以上を撮影しました。

経済産業省近畿経済産業局の女性起業家応援プロジェクト「LED関西」第2期ファイナリスト。ABCテレビ「キャスト!」、読売テレビ「ten」、西宮ラジオFM出演、デイリースポーツオンライン、ヤフーニュース、などに掲載。

ルカフォトホームページ http://www.rukaphoto.com/

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6時 起床

7時 夫のお弁当作り、子どもたちの朝食、洗濯

8~9時 子どもの登校、保育園送迎

9時 車移動

9時半 スタッフと現地で打ち合わせ

10時 撮影開始

12時 撮影終了

13時 帰宅、休憩しながら撮影データコピー

14時 パソコン編集作業

15時 小学生帰宅、ママスタッフが子どもを連れて来宅。制作作業開始

17時 晩御飯準備、保育園お迎え。ママスタッフと子どもたちも一緒にカレーパーティ

18時 ママスタッフ帰宅

19時 お風呂

20時 子ども就寝、パソコン編集

21時 夫帰宅、夫の食事用意(カレー)、パソコン編集

23時 就寝、パソコン編集

 

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の自由時間がなくなった

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

・ルカフォトさんに撮ってもらった写真をみると、子育てしていてよかったとか、夫婦喧嘩が収まったといったメッセージをもらえるのですが、自分も同じ子育て世代なので、そのような役に立てていることがとてもうれしいです。

・小学校の懇談で、「娘さんはお母様のお仕事を誇りに思っていらっしゃいますよ」と言われたこと。

 

14858554_693230180826734_2076753580_o

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

赤ちゃんの熱や、自分の妊娠などで、撮影予定が崩れること。

 

 

それをどうやって解決していますか?

・ママスタッフで、自宅にきてもらえる人を複数お声掛けした

・夫と話し合った

・カメラマンと提携した

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児:なるべく、子どもの世界で楽しんでもらうようにしています。

スタッフはみんなママなので、みんなの子どもは仕事部屋に立ち入らず遊びます。

幅広い年齢層が集まりますが、上の子がよその小さな子供を面倒みたり、兄弟げんかを友達がとめたり、いい循環ができていると思います。

仕事:プロの技術を提供するために、日々勉強です。

また、写真は撮影時と同じくらい編集が大事なので、パソコン作業に力を入れています。

父が大阪で写真館を30年以上続けていて、品質とともにお客様への誠実さは町から信頼をうけていたので、その姿勢を崩さないようにしたいと思っています。

 

 

ご家族との家事育児分担はどのようにされていますか?

平日は夫の帰宅が遅いので、すべて私が担当です。

土日は撮影があるので、夫に子どもたちを任せます。

初めはお互い不満で喧嘩が多かったですが、夫の不満の内容を考え、自分が変わることで、夫が夜ご飯を作ってくれたりキッチンを片づけたりしてくれるようになりました。

夫婦仲を改善しようと思うと、まずは自分が変わらなければならないのですね。

 

 

夫婦仲を改善するために、ご自身のどのようなところを変えましたか?

私は、ケンカを買わないことから始めました。

そうすると、ケンカがヒートアップしなくなりました。

それから、私の物腰が柔らかだと、こちらの非が減ります(笑)

私の課題は、相手の要望を理解するところです。

先に汲み取ってあげられないところが、まだまだだなぁと思います。

と言いつつ、麦茶のパックをヤカンから出すように言われていたのにできてなくて、今日も夫に怒られちゃいましたけど(笑)

まだまだ発展途上ですが、今まではそれすら気付かず、全て戦ってきたので、これからちょっとずつ丸くなっていけたらいいなと思います。

 

子育てをしながら「ルカフォト」を立ち上げられましたが、どのように運営されていらっしゃいますか?

ママスタッフが10人くらいいます。

みんな得意なことが違います。

起業に必要な、経理・人事・PCシステム・売り上げ計画、、そして家事育児、子どもの熱の緊急対応、出張で保育園に間に合わないとき、すべてママスタッフのチカラを借りています。

30代女性は、過去にバリバリ仕事をこなしたあと、育児をしています。機転が利き、スペシャリストの技を、子どもが幼稚園の間だけルカフォトのために使ってくれます。

私が20年かけてやってきたことは、撮影だけ。経理もPCシステムの構築も売り上げ目標も立てれません。すべて、スペシャリストのママたちがやってくれています。

起業ですべてを自分でやるのは不可能です。

母になると、なおさらです。

ルカフォトは、子育てママの力が集まって成り立っています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

私事ですが、先月、入院をしました。

撮影会中止をだし、たくさんのお客様にご迷惑をかけ、カメラマンが自分一人ではいけないことに気づきました。

信頼しているプロカメラマンさんにお願いし、業務提携していくことで、安定した撮影サービスを提供していくことが、側近の課題です。

 

東京での撮影会も開催しています。

全国各地で撮影会ができることが、この先の目標です。

 

 

最後に、メッセージをお願いします。

3つの視点から、簡単に。

1つめは、起業することについて

起業は大変なことですが、やりがいがあります。

利益を出すのは難しいです。

子どものとき、ファミコンのRPG「ドラクエ」が大好きでしたが、今リアルにその世界に入り込んだようです。

仲間を探し、武器を集め、強い敵に立ち向かう感覚です。

ママスタッフの力が集まって、叶わないような夢に道がつながっていくのは、人生をかけて取り掛かる価値があると思っています。

 

二つ目は、母として。

私の両親も自営で、いわゆる放任主義の家庭で育ちました。

さびしいと思ったのは、運動会に来てもらえなかったことだけ。お友達は親や祖父母とお弁当を囲み、私は忙しいフリをしながら姉をグラウンドで探しました。

運動会は撮影のトップシーズンで、絶対に仕事なのはわかっていたので、恨んだことはありません。働く親が自慢でした。

自分のやることに関して、すべて応援してくれました。

その代り、私が決めたことだから全力でやりなさい。後悔はするなと。

「やりたいことを全力でやる」ということを、子どもたちに態度で示せる母親になりたいと思います。

 

3つ目は、妻として。

夫と仲良しが理想です。

それなのに、ケンカをよくしていました。起業すると、悪化しました。

あるとき、「パパへの接し方変えたら、関係よくなったよ」というママスタッフさんの言葉を、ケンカ勃発の瞬間に思い出して、言い返すのをやめました。

そしたら、そのケンカは起きなかった。

それを2~3日続けると、夫も穏やかになってきて。

解けない難題の答えが見つかったような気がしました。

話しを聞くだけで、くみ取っていなかったのは、私も同じだった。

 

起業して夫との関係が壊れるのは、私が目指す結果ではないのです。

起業すると、撮影だけしていたお勤め時期が、懐かしく思います。

 

2016年10月29日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
14708124_1439472966066128_2973090598131093420_n

今回ご紹介するのは、家事と仕事の両立に挫折した経験から働くママを支援する「NPO法人ワーキング・マム」を設立した西谷知美さんです。パワーママ関西の過去のイベントでもワーキングマムさんに託児をお願いしてきましたが、柔軟で臨機応変な神対応をしていただけました。
第一印象は、淡々としていてクールな印象ですが、人情深く、とっても熱い彼女。女性が働きやすい環境になるために、行政に働きかけたりと日々奮闘しています。そんな西谷さんの魅力がつまったインタビューをぜひご覧ください!

 

14708124_1439472966066128_2973090598131093420_n

 

プロフィール

・氏名:西谷知美
・会社名:NPO法人ワーキング・マム
・役職名:代表理事
・職種:NPO法人代表

・簡単な経歴:
大学卒業後、奨学金返済のため、保険会社へ入社。しかし、自分が興味のあった出版業界への思いを捨てきれず、出版系の会社へ転職。転勤族の夫と結婚後、福岡、名古屋の転勤族ライフを経て、長女の小学校入学を機に定住へ。夫が単身赴任の中、家事と仕事の両立に奮闘するも挫折。自らの経験を基に主婦が働くママを支援する団体NPO法人ワーキング・マムを設立。北摂エリアを中心に一部、大阪市内でも活動している。

・居住地:大阪府
・ご自身の年齢 :43歳
・お子様の年齢 :15歳(高校1年生)、12歳(小学6年生)
・ワークスタイル:NPO法人の活動が勤務型ではないので、フリーランスに近い。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

お子さんの一時預かりや習い事送迎、土曜学童など、通常の保育施設では対応できないことに対して、有償ボランティアという形で同じ地域に住む主婦がサポートをしています。最近では、PTA活動の代行などの依頼もあり、昭和型の生活スタイルや母業が現代のワークスタイルに合わない「歪み」を日々の活動を通じて痛感します。

また、企業セミナーへの保育スタッフ派遣、講師活動支援など、団体維持のため、サポート活動内容は多様化しています。

日々の活動はワーキング・マムのブログから
http://ameblo.jp/arafomaman/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床 お風呂(1時間くらい)
6:00 朝食やお弁当、その他家事
(10:00まではブログ更新やその他、事務作業など)
10:00 セミナー保育など
12:30 昼食
(16時まではスタッフとの打ち合わせや夜の仕事に備え、夕食作りなど)
16時~19時までサポート活動
19:00 夕食と家事
(曜日によっては、20時まで夜間預かり)
21:00 夫の食事準備
22:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

自分の時間がまったくなくなったこと。ただそれも、下の子どもが小学校入学したのを機に十分確保できるようになりました。
また、子どもが大好きだったのですが、長女が難しい子どもだったので(食べ物につられない頑固なタイプ)育児書にあてはまらない子育てのつらさ、転勤族のため、実母に頼れない孤独な子育てを経験し、子育ては個人でするものではなく、いろんな人がかかわりあって成し遂げるものといったように、子育て感ががらっと変わりました。

 

14702295_1439475502732541_9022286261165014591_n

子どもとバカンス

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私は物事をテキパキこなせるタイプなので、長女の幼児期は専業主婦だったこともあり、かなり手をかけていて、自主性に乏しい子どもになりかかっていましたが、9年前に働き始め、しかも夫が単身赴任になったので、手伝いを頼まざるを得ない環境となり、子どもたちには「自分でできることは自分で」と教育方針を変更しました。先日も長男は修学旅行の準備は自分でできましたし、長女も簡単な調理はできるようになってくれて、バリバリ仕事をするのにあたって、本当に助かっています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

団体を立ち上げたきっかけにもなりましたが、子どもの病気でも休めない。下の子が通っていたのが、無認可園(インターナショナルスクール)だったので、長期の休みの時の預け先には困りました。残業もできず、大事な会議も出たり出なかったりで、同僚とのコミュニケーション不足にもなって、離職する原因になったことも。

 

それをどうやって解決していますか?

解決できなかったので、子育て支援の団体を立ち上げました。笑
私の場合、下の子どもが小学校入学してからの起業だったので、低学年のうちは仕事も少なく、バランスよく対応できていました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

子どもが成長してしまった私だから言えるのですが、親が深く関わるのは10歳まで、または小学校卒業まで。ですので、それに気付いてからは、子どもと関わる時間をなるべく確保するようにしていました。もちろん仕事をしているので一緒に過ごす時間そのものは少ないですが、夜はいったんパソコンは閉じて、一緒にテレビを見ながら他愛のない話をしたり。子どもが巣立った時に後悔しないような過ごし方を心がけています。
仕事は、ママたちが安心してお子さんをお任せしてもらえるように、かゆいところに手が届くサービスを徹底しています。悩んでいる場合は相談に乗ることも多いですね。

 

14522862_1439476486065776_9004602446241503796_n

ママ向け講座の様子

 

女性が活躍する社会とはどのようなものだと思われますか?また、そのためには今後の日本はどのように変わる必要がありますでしょうか?

保育の多様化ですね。女性が活躍している先進国、ヨーロッパの中でも、特にフィンランドにはさまざまな形の子どもを預かる制度があります。働き方も多様化している中で保育だけが遅れているので、ワーキング・マムへの需要は高まっているのだと思います。オーダーメイドまではいかなくても、多額の税金をかけずに安心安全な保育は可能だと証明することで、多様な保育制度が広がればいいと思います。

実際、今の保育園制度では、独身の保育士しか正職員として勤められないシステムのため、キャリア形成もできないので、保育の質も高まりませんし。お子さんたちにとっても不幸なことだと思います。

 

仕事と子育てのほかに、何か趣味や気分転換にすることはありますか?

学生時代からテレビっ子で、ドラマ鑑賞はかなりマニアックです。笑

脚本家やプロデューサーからチェックしたりもします。Facebookでたまにドラマへの辛口コメントもアップしているので、興味のある方は友達申請してくださいね。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

長女の時から一向に改善されないのが、保育園と学校の対応時間の違いです。
緊急の依頼は、ワーキング・マムで対応しますが、今後は今までの活動実績から、行政への働きかけを強化していきたいと思っています。
まずは、地元の摂津市でワーキング・マム土曜学童への助成の実現です!

 

最後に、メッセージをお願いします。

パワーママインタビューに登場されている方たちより、少し先輩ママになる私からは、やはりお子さんとの関わり方を大切にしてほしいと思います。女の子だと10歳くらいで家族より友達・・・となってしまうので(関西あるあるですと、中学生からはユニバーサルスタジオには友達と行くのが当たり前)、多少、自分時間は犠牲にしても子ども優先で。今は、映画もカフェも行きたいときに行けていますから、私。

 

 

2016年10月29日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
14808887_1210787159006948_1892929820_o

今回ご紹介するのは、バースデープランナー講師の千田文美さん。アクセサリーのオンラインストア運営やラグビースクールのPRとしても活動されています。

文美さんは2人のお子さんを出産後、長期の専業主婦期間を経て、2年ほど前からお仕事をスタート。
専業主婦生活が長かったということで、再び社会に出ることへの不安は大きかったそうです。さらに、仕事を始めた当初は生活スタイルの変化に戸惑うこともあったとか。その一方で、どの仕事にしても「主婦目線」が必要だと解った瞬間に自信が沸き、それが現在のキャリアへとつながっているといいます。

小学生のお子さんの学校生活や習い事を目いっぱいサポートしながらの週2~3日仕事をするという新たな働き方にも注目です!

ご自身について教えてください。

氏名:千田 文美(せんだ あやみ)
会社名:日本バースデープランナー協会yokohamama代表、rugbyjoukids PR(いずれも会社ではありません)
職種:バースデープランナー講師、PR
簡単な経歴:(株)リクルート入社 海外旅行情報誌ABROAD営業(現在はネットのみ)→(株)カネボウファッション研究所にて営業代行業務 → 専業主婦 →(社)日本バースデープランナー協会にてPRと講師業務、ハンドメイドジュエリーのオンライン&イベント販売のyokohamama代表
居住地:神奈川県川崎市宮前区
ご自身の年齢:39歳
お子様の年齢:11歳の女の子と8歳の男の子
ワークスタイル:基本フリーな感じですが、バースデープランナー協会の講師に関しては11月より週1~2勤務となります。

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

ひとつは、日本バースデープランナー協会のバースデープランナー講師です。
11月より始まるベビーに特化したレッスンの講師となります。例えば出産前のベビーシャワーパーティーや生後6か月の御祝いとして定着しつつあるハーフバースデー、そして1歳バースデーの御祝いの仕方やパーティーデコレーションのノウハウなどをレッスンします。

もうひとつは、yokohamama(ヨコハママ)の代表をしています。yokohamamaでは、ママ友でもあるハンドメイド作家4人にオリジナルのジュエリーを作ってもらい、(株)ブラケットさんのストアーズで販売しています。それにあたってのPR業務をメインに活動しています。また、不定期にイベントを開催して販売したりもしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床→朝ご飯から子供の送り出し
8:00~10:00 家事(掃除、洗濯、夜ご飯の下ごしらえ)
11:00~15:00 家で仕事ということもあれば外でランチミーティングなども
何もない日はのんびり過ごしたり、ショッピングに行くこともあります
16:00~ ひたすら送り迎えです(笑)
娘は週3バレエ、息子は週2レスリングと週1~2ラグビー、二人とも週1塾と、本当に運転手状態です(笑)。

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

自分が一番じゃない、ということでしょうか。それまでは何でも自分中心でしたが、子供中心の生活に一変しました。それにストレスを感じることも多々ありましたが、子供達が小学生になり自分の時間も増えてからストレスを感じることも少なくなりました。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

主人は忙しいので基本、私が中心ではあります。ただ、出来る限りの事は手伝ってくれています。週末には料理をしてくれたり、私が一人や友達と出かけたいときは積極的に子供達をみてくれるので助かっています。

14825616_1210786719006992_1377321730_n

バースデープランナーのレッスン中

 

千田さんは以前は専業主婦でいらしたと伺いました。お仕事をしようと考えたきっかけは何だったんでしょうか?

出会いです。主人がバースデープランナー協会の理事である吉田采都子さんを紹介してくれたのがきっかけです。
何というか、衝撃的で(笑)この方と一緒なら何でもできそう、と思いました。

 

お子さん2人が小学生という中で、お仕事をスタートされていますが大変ではなかったですか?生活はどのように変わりましたか?

最初はすごく大変でした。
当時は下の子がまだ幼稚園生だったので、バスを見送るとそのまま都内へ通勤。終わると家に寄らずにそのまま車で幼稚園までお迎え。そこから上の子の英語の学童(キッズデュオ)へお迎え。これを週3でも慣れるまで本当に大変でした。

14808055_1210792815673049_1554289039_o

yokohamamaのイベントで

 

そうした中で、アクセサリーのオンラインストアyokohamamaをスタートされましたが、立ち上げられた理由やねらいを教えてください。

作家はみんな幼稚園からのママ友。
みんなで韓国出身のお友達に韓国語を習っていたんです。そこでみんながジュエリーを趣味で作っていることを知って。
そのクオリティやデザインがあまりにもすごくて、個人的にも作ってもらっていたのですが、「何か趣味だけではもったいなくない?」と思ったのがきっかけです。ちょうどハンドメイドものが流行っていましたし、ちょっとやってみない?と軽くみんなに提案したのがきっかけでしたね。

 

さらに千田さんは息子さんの通われているラグビースクールでの活動、発信にも力を入れていらっしゃいますね?

昨年イングランドで行われたラグビーワールドカップで日本代表は素晴らしい結果を残しました。
それにより五郎丸選手のようなスタープレイヤーも生み出し人気が低迷していた日本ラグビーに復活の兆しが見えたものの、その人気を維持しきれていないのが正直なところです。
3年後には日本でラグビーワールドカップが開催されます。
日本でラグビーがもっともっと盛り上がっていくように、また一人でも多くの子供達がラグビーボールに触れる機会が増えるように、ラガーマンを支えるママ達、そしてスクールに通う子供達が中心となって日本中にPRしていこう!という活動です。

とりあえず今現時点で決まっているのが・・・

・12月に横浜のとあるイベントでのステージ

・幼児向けのラグビーリトミック教室&小学生向けのラグビー教室の開催(2017年春より新宿伊勢丹にて)などです。

日々、SNSなどを通じて活動を随時発信しております。

14795857_1210787912340206_65582884_o

息子さんのバースデーは大好きなラグビーでお祝い

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・一緒に過ごす時間が減りますが、その分怒ったりイライラすることが減り、子供達に優しくなれたこと。
一緒に過ごす時間が貴重になり、大事に過ごすようになった気がします。

・仕事では・・・以前よりいきいきしてる、とかキレイになったねと言われるようになったこと(笑)。
また人間関係が本当に広がりました。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・ゆっくりと家事ができなくなったこと。

・仕事では・・・帰る時間が早いこと、決まっていること。

 

それをどうやって解決していますか?

上手にサボることを覚えました(笑)
例えば料理では、つくりおきを暇なときに沢山作っておいたり。大変なお掃除などはアウトソーシングを利用したり。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・出来るだけのことはやってあげる。
その一つが送り迎えです。かなり面倒ですしバスに乗せることもありますが、時間の許す限り車で送ります。その道中での会話が貴重だったりもするので。

・仕事では・・・今の自分が出せるだけの「感性」「経験」「人脈」をフルに出し切ることでしょうか。
私は特に資格を持っていませんし、専業主婦生活が長かったので再び社会に出ることができるか初めは不安でした。でもどの仕事にしても「主婦目線」が必要だと解った瞬間に自信が沸きました。また人間関係においてもママ社会の人間関係が一番難しい。(あくまで私の意見ですが)その中で10年やってきているのだからどこでもやっていけるわーと開き直りました(笑)今では怖いもの知らずです。

14787654_1210791999006464_1285465097_o

 

これからの目標やプランを教えてください。

・育児では・・・子供達をもっと自立させて、進みたい道を今以上にサポートしていきたいです。

・仕事では・・・バースデープランナーの仕事を通じて、今以上に日本中にパーティー文化を広めたいです。パーティーってとっても楽しくて誰もが嬉しいこと。こんなにハッピーなことはありません!

ラグビーに関しても、サッカーや野球のように、子供達がスポーツを始める際に「ラグビー」も普通に選択肢に入れてもらえるような環境にもっていきたいですね。

Yokohamamaは、ママ達で始めたママでも扱いやすいジュエリーを販売しています。日本中のママ達がもっともっと美しくなるお手伝いができたらいいなと、そのお手伝いをしていきたいです。

 

サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

全てにおいてまだまだ試行錯誤しながらバタバタと日々過ごしていますが、ひとつ思うのは「ママは少しでも外に出ると、よりいきいきする!キレイになる!」です。これ、本当に大事。子供達、旦那様も喜びます。家庭がうまくいく。もちろん忙しすぎてもだめですが、ママがいきいきすることが家庭に影響しますから。仕事でなくても何か夢中になれることを見つけるだけでも違うと思います。

インタビューby 柴田 広夢

2016年10月29日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
産後ママに好評の出張整体

今回のインタビューは、体に不調の起きやすいプレママ・産後ママが整体を受けることができる託児付きサロン、出張サービス事業を展開する山本亜希子さん。

山本さんはご自身の辛いご経験から同じような状況にいるママ達を元気にしたいと一念発起し、起業されます。たった一人で始められた前例のないプレママ、ママ専用整体は、ママ達の口コミで広がり、スタッフが増えた現在でも2ヶ月待ちの人気に。

山本さんの施術と同じように、ひたむきなママと赤ちゃんへの愛に溢れたインタビューです。(菅谷)

 

産後ママに好評の出張整体

産後ママに好評の出張整体

 

 

プロフィール

・氏名:   山本 亜希子

・肩書:マタニティセラピスト、NPO法人日本マタニティ整体協会理事、日本マタニティ整体スクール東京校講師、Mama’s body salon代表

・簡単な経歴:化粧品販売から一転、2人目妊娠中に起業を決意、働きながら学校へ通いMama’s body salon設立、NPO 法人日本マタニティ整体協会理事に就任、日本マタニティ整体スクール東京校開校

・居住地:品川区

・ご自身の年齢 :32歳

・お子様の年齢 :8歳、6歳、1歳

・ワークスタイル:自営業

NPO法人日本マタニティ整体協会認定
   Mama’s body salon

HP:http://www.mamas-body.net/
Facebook:https://www.facebook.com/
ブログ:http://ameblo.jp/mamasbody/

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

【産前産後の引きごもりがちなママの背中を押したい!身体も心も楽になってほしい!】という思いで以下の活動をしてます。

Mama’s body salonの運営

外出が難しい産前産後ママのご自宅、産院へ出張整体、スタッフ皆で駆け回ってます。

不動前隠れ家サロンでは保育士による託児サービスも実施。

毎日赤ちゃんの声で満たされています。

日本マタニティ整体スクール講師活動

産前産後ケアについて各地から学びに来られる方へ妊娠中の身体の事から産後のエクササイズ方までお伝えしています。

NPO法人日本マタニティ整体協会理事活動

全国のマタニティ整体店運営サポート

「ママと赤ちゃんに優しい抱っこ紐の使い方」レクチャー

アトレ、ららぽーと、品川子育てメッセ、大田子育てメッセなどでお話しさせていただいています。

スマイリングベビーでのコラム執筆

優しい抱っこ紐の使い方をレクチャ

優しい抱っこ紐の使い方をレクチャ

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床、家事、朝食

8:00 主人と子供3人の見送り

8:30 パソコンチェック

9:30 開店準備

10:00 サロンオープン

12:00  昼食

18:00 サロンクローズ

18:30 別々の保育園へお迎え

           スーパーへ買い物

19:30 夕食、入浴、団らん

21:30 子供達就寝

22:00 パソコンチェック

22:30 ドラマ鑑賞

00:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

生き方が変わりました。妊娠する度に色々な事に気づかされました。

第一子の時はまず体型が変わり服が着れなくなりました。オシャレしたい気持ちもなくなってしまい、女性として自身喪失。

また、いつ泣いてしまうかが気になり周りの目も怖くなり引きこもるようになりました。

第二子の時は楽しく子育てしたい!前の自分みたいなママ達の為に動きたい!思い立ちました。

第三子の時は産前産後ケアの大切さを再確認でき仕事も母としてもパワーアップする事ができました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

子供の将来の夢が、「マッサージする人!」だった時。

楽しく仕事していることが伝わっていたのだと凄く嬉しかったです。

第2子ご出産後に整体の勉強を開始され、起業されたとのこと。きっかけはなんだったのでしょうか。

第二子妊娠中に身体の不調を感じた時、妊婦を受け入れてくれる店がなかった事、第一子の産後引きこもっていた経験が独立起業のきっかけでした。

サロンで安心して施術を受けられるよう託児も

サロンで安心して施術を受けられるよう託児も

 

起業から5年。セラピストも増え、託児付きサービスやヨガレッスンとサービスを順調に拡張されています。これまで経営は順調だったのでしょうか?また経営者として大切にされていることはなんですか。 

起業当初はまだ信頼もないサロンだったので難しかったです。ですがステキな優しいお客様に恵まれあっという間に口コミで広がりました。

起業3ヶ月で予約パンクになり予約の取れないサロンとなり今も予約は常に2ヶ月待ちの状況です。

経営者として大切にしていることは、「自分の想いを曲げないこと」です。

5年間いろいろな事がありました。

甘い誘惑、企業からのオファー、ラジオ出演、TV出演等。でも納得できない仕事はしない事に決めています。

Mama’s body salonを立ち上げた時の初心の心を忘れない。

スタッフ皆が楽しく仕事ができるよう何が必要か常に考える事も忘れない。

夢は壮大にもつ。それを伝える!

整体サロンですが施術後はお客様もスタッフも楽しかったと笑顔がこぼれるサロン。ずっと作っていきたいのです!

一緒に頑張る仲間たち

一緒に頑張る仲間たち

 

育児&仕事をしていて大変なことは何ですか?そしてそれをどうやって解決していますか?

・大変な事は、限られた時間の中で両方をしっかりこなす事。両方を完璧にこなせる日は少ないです。

・なので1人で完璧を目指そうと思わない事。

育児でも仕事でも周りの人達を信頼して助けを求める事!

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も沢山愛を注ぐ事!

今後の目標やプランを教えて下さい!

育児では女も男も3人共が強い子になってほしい。(精神面でも体力面でも)

あとは楽しく笑ってくれていたらそれでいいです。

仕事では今後は区との連携や産院との連携を考えています。

23区に1店舗ずつサロンを増やし、拡大。そしてスタッフ皆が育児と仕事どちらも楽しくて安心して働けるサロンを持ち続けたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

引きこもりだった私が、まさかサロンを作りスタッフを沢山抱えるとは昔の私では全く想像もつきませんでした。初めての転職だったので主人からも母からも反対されましたが、何日も熱弁し納得してもらいました。何かをやりたいと思った事が産まれて初めてだったんです。

天職に出会えたのは妊娠出産をし母になったからです。

きっかけをくれた子供達に感謝し、育児や家事を支えてくれている主人、義理母、母に感謝しています。

ある日ふと思い立ち身体が動いてしまうのであれば天職かもしれません♡

母になってからでも気持ちがあれば、いつでも挑戦できるはずです!

ありがとうございました。

image5

2016年10月28日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
img_1017-jpg

ベンチャー業界で活躍するワーママ弁護士の雨宮さん。
起業家で外国人の旦那様を支えつつ、2歳と生後1ヶ月の二児の母をエンジョイしながら、しなやかに、そしてアツく、周りにパワーを与えてくださるパワーママです!

“こうあるべき”の枠にハマらない、多様性を体現する雨宮さんの思考パターンや解決策が、多くの人にヒントと勇気を与えてくれると思います!(椿)


雨宮さん、旦那さん、息子くん

雨宮さん、旦那さん、息子くん

 

プロフィール

・氏名: 雨宮 美季

・会社名:AZX総合法律事務所

・役職名:パートナー

・職種:弁護士

・簡単な経歴:2001年弁護士登録。ベンチャーの社内弁護士を経て、2002年より、AZX総合法律事務所で、ベンチャー企業をサポートする仕事をしています。

・居住地:文京区

・ご自身の年齢 :41

・お子様の年齢 :22ヶ月(長男)、1ヶ月(次男)

・ワークスタイル:法律事務所に所属していますが、個人事業主ですので、労働時間の拘束はありません。もっとも、チームで仕事を行うことがほとんどのため、毎日事務所に10時に出勤して、18時前後に退社するという規則正しい生活をしています(なお、現在は9月に第2子を出産したため、来年4月まで育休中です。育休といっても、法的な制度によるものではなく、自主的に仕事を控えているにすぎないため、日々メールチェック等はしています。)。

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

私が所属しているAZX Professionals Groupは、弁護士、会計士、税理士、社労士、弁理士などとワンストップでサービスを提供するグループであり、2001年の創業以来15年以上にわたり、一貫してベンチャーサポートを行ってきました。時代や環境に左右されず、継続してベンチャーサポートを行ってきたからこその知識、ノウハウの集積には自信があります。また、AZX全体としても、私個人としても、ベンチャー業界のエコシステムの発展に貢献すべく、ベンチャーに必要な法的基礎知識の啓蒙活動などを積極的に行っています。

今回、AZXとしてのこれまでのノウハウを集積し、起業家が最低限知っておくべき法律知識を分かりやすく解説した本である「ベンチャー企業の法務AtoZ」(中央経済社)を出版しました。この本は、いわば「起業家版 法律の実用書」となるべく、起業家から良く受ける質問をベースにQ&A方式で執筆しています。ベンチャーに関わる全ての方にお役に立てるのではないかと思います。

そのほか、私個人の共著に「良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方」(技術評論社)があります。

AZXのホームページでも、起業に興味のある方への情報をいろいろ掲載していますので、是非見てください!

「ベンチャー企業の法務AtoZ」(中央経済社)を出版

「ベンチャー企業の法務AtoZ」(中央経済社)を出版

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

(第2子育休前のものです)

6時 起床

6時~ 朝ごはんを食べたあと、子供と絵本を読んだり、レゴをしたりして遊ぶ

8時半~9時 保育園に通園(可能な限り、夫が担当)

10時 出社

11時半~12時半 ランチ(場合によっては仕事関係者とランチ)

18時~18時半頃 退社

18時半~19時頃 保育園へのお迎え

19時半~20時 夕飯、お風呂

20時~21時 子供の就寝

21時~23時 リラックスタイム 掃除、洗濯等

22時~23時頃 就寝(たくさん寝てます!)

出産して、何が一番変わりましたか?

これまでは独身を謳歌して、都会の真ん中に住み、遅くまで働き、毎晩のように飲み歩いていましたが、子供が出来てからは生活が一変しました。

限られた時間で仕事を効率的に行うよう工夫したり、個人プレーではなく、チームのメンバーと分担して業務を行うようになり、結果として、チーム全体のパワーがアップしました。また、プライベートでは、夜に飲み歩くことがなくなり、自炊をし、規則正しい生活をするようになりました(相変わらずお酒は好きですが(笑))。これからは、子供のためにも健康を維持していかなければと思っています。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

出産を契機にこれまでの仕事を見直し、新しく起業したり、ベンチャーに就職する女性がまわりに増えてきており、これから立ち上げるサービスの適法性チェックや規約の整備等の法務相談を依頼されることも増え、新たなチャレンジをサポートできることに喜びを感じています。また、これまで「出産、育児」の分野ではアナログな方法でのサービスが多かったのですが、働く母親が増え、皆がスマートフォンを活用するようになってきていることから、ベビーシッターや家事代行のマッチング、育児情報のサイトなど新しいサービスが続々と生まれてきており、そのようなサービスのアドバイスの立ちあげの際に法的視点のみならず、働く母親視点でも意見交換をさせていただけるのがうれしいです。プライベートでも積極的にいろいろなサービスを試してみるようにしています。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

子供が体調を崩したときは、夜も十分に睡眠がとれず、親子ともだおれになってしまい、本当に大変です。クライアントから仕事を受ける立場であるため、仕事の量や繁忙期もコントロールしにくいため、仕事のヤマと子供の体調の悪化が重ならないように祈る日々です。ただ、いまのところ大病にはなっていないことが救いです。

それをどうやって解決していますか?

ひとりでかかえこまずに、病時保育サービスやベビーシッターサービスを恒常的に利用しています。また、母も定期的に来て協力してくれていますが、母も自分の用事や親の介護もあるので、母の都合があわなくても対応できる体制を心がけています。

病時保育やベビーシッターさんに頼ることは、最初少し躊躇しましたが、「子供の風邪は親に感染しやすい」ことが分かり、親が体力を維持し続けることも大事だと思い直しました。夫がアウトソースに対して抵抗感がなく、積極的に利用を勧めてくれることも有り難かったです。

継続して利用することで、ベビーシッターさんとの信頼関係もでき、いざという時のお願いもしやすくなるので、「本当に緊急の時」だけではなく、たまにはリフレッシュ目的で利用するなどして、ある程度継続してお願いしておくのも良いのではと考えています。文京区には子育て訪問支援券事業というのがあり、ポピンズなどの信頼性が高い事業者のサービスが一定の負担で利用できるのでとても助かっています。第2子の出産間近の際には後期づわりでつらく、2歳の長男の相手を十分にできなかったため、ベビーシッターさんには随分助けられました。ほかからみると「え、その程度の大変さでベビーシッターを頼むの?みんな自分でやってるよ!」と思われてしまうかもしれず、自分自身もそういうことを気にしてしまう時もあるのですが、もう少し、アウトソーシングに対する心のハードルを社会全体で下げていければと思っています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

こどもと一緒に、自分も学び、成長していくことです。仕事も16年目となり、忙しさにかまけていると「こなしている」感じになってしまいがちなので、意識して目標を設定して、学ぶようにしています。ただ、同時に余裕も失わずに、あくまで「楽しく学ぶ」ことを大事にしていきたいと考えています。

今回も、第1子の出産後、年齢のこともあり早めの第2子の出産を計画していたので、それまでの短い期間に「起業家向けの本を出す」「TOEICの目標スコアをクリアする」という目標を設定し、ギリギリながら、なんとか達成できました!

国際ロボット展での旦那さんの会社の展示ブースにて

国際ロボット展での旦那さんの会社の展示ブースにて

起業家で外国人の旦那様!家事育児の役割分担はどのようにされていますか?

今のところ、ほぼ全て私がやっています。夫は土日祝日も関係なく仕事をしているので、休日は、私が子供とすごしています。

ただ、子供を保育園へ送っていってくれたり、ゴミ出しをしてくれることはとても助かっています。また、夫は英語で子供と接していることもあり、英語の本も時々読みきかせしてくれています。めずらしく夫がリビングにいると、子供が本を持って近づいていくのがほほえましいです。

いまどきの家庭よりはイクメン度は相当低いですが、夫と私の関係では、これでよいと思っています。

夫は産業用ロボットのソフトウェアを開発するベンチャーをやっており、それは世の中に役にたつ素晴らしいことだと誇りに思っています。ロボットのことや、ものづくりの楽しさ、何より自分でやりたいことに辛抱強くチャレンジしていく姿勢を伝えていくのが夫の役割だと二人で決めているのですが、それはもう少し先になると思います。今は仕事をめいっぱい頑張ってもらい、将来、夫の事業が成功した際には、楽をさせてもらうのが夢です(笑)。

「ワーママ」というと、「夫と家事や育児を分担しよう」とか「夫をイクメンに育てましょう」という方向で語られることが多く、やや息苦しく感じてしまうことがあるのですが、お互いを尊敬しあって感謝の気持ちを忘れなければ、いろんな夫婦の形があってよいのだと思います。そうはいっても、休日に公園で遊んでいる父親と子供をみるとうらやましくなってしまうこともあるんですが(笑)。

会社員夫婦ではないと保育園探しも大変だと思いますが、どうでしたか?

早めに区役所の窓口に行って、夫婦の収入形態、勤務状況等について事情を説明し、どのような情報を申込時に伝えた方がよいか相談しました。それを踏まえて、夫の会社や自分の法律事務所のパンフレットや新聞記事を添付して、そもそもの実態がきちんとあることや、そこでの勤務実態を理解してもらい、決して「自由業だから時間の自由がきくものではない。特に夫は土日なく深夜まで働いている」ことが客観的情報から分かるように工夫しました。また、早めに段階的に復帰したうえでベビーシッターにアウトソースし、その受託実績を添付したりもしました。おかげで自宅から2キロ先ではありますが、なんとかギリギリ認可保育園に入れました。小規模保育園ですが、とても雰囲気がよく、子供も楽しく通っていました。

次は来年4月からの第2子の保育園探しをしなければならず、今から気が重いですが、今度は兄弟加点があるのと、近くに認可保育園が増えているので、少しは楽になりそうです。

弁護士のママさんはキャリアバリバリなイメージなのですが、世間からの見え方や、一般的にはどのようにヤリクリしている事が多いのでしょうか?

所属している事務所の業務内容、構成人数や、その事務所での経験年数、企業法務か裁判所案件が多い一般民事か、パートナーか否かによっても違うと思うので、「一般的」というものがないのが正直なところです。私の場合は、ある程度大きい中規模事務所で、常に2人以上で仕事をすることが多く、また、パートナーも私以外に複数いる事務所ですし、15年程度経験を積んだ後の高齢出産でしたので、「チェックする仕事」やミーティングに出る仕事がほとんどであり、とても仕事がしやすいです。チームのメンバーに日々感謝しています。

ママになってから弁護士の仕事のやりがいや社会的意義など変化はありましたか?

「社会的意義」とはほど遠い個人的な話ですが、第1子の育休の際に、家にいることや家事をすることがあまり得意ではないことをあらためて自覚し、仕事と家庭での育児というメリハリがつけられることが自分にはあっていることを認識したため、以前よりも一層、仕事にやりがいを感じるようになりました。自分にとっては、仕事をしているからこそ、ママも楽しく出来ており、よいバランスが保てているのではないかと思ってます。

今後の目標やプランを教えて下さい!

ベンチャーをサポートするという仕事を続けていくには、法律だけではなく、世の中の新しい動向を日々学んでいかなければなりませんが、それを子供と一緒に、子供の未来をよりよくするために、楽しみながら進めていけたらうれしいです。

最後に、メッセージをお願いします。

「多様性を楽しむ」ことを人生のモットーとしているので、女性の生き方も、「こうあるべき」という姿にとらわれず、夫婦間の役割、働き方などについて、いろいろな形がもっともっと広がり、許容されていけば良いなと思います。

2016年10月27日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
イベントで話す美央さん

今回ご紹介するのは、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社でPR担当をしている都築美央さん。

いつも自然体で笑顔な美央さん、その源について聞いてみました。

出産、育休を通して、職場での変化、旦那さんの変化、娘さんの母に対する思い、そして働く母としての心の移り変わりがほっこりと伝わってくる、等身大インタビューです。(椿)

 

イベントで話す美央さん

イベントで話す美央さん

プロフィール

・氏名:都築美央(つづき みお)

・会社名:スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社

・役職名:PRマネージャー(育休前)

・職種:PR

・簡単な経歴:米国の大学卒業後、外食企業を経て、スターバックス コーヒー ジャパンに入社。マグカップやタンブラー等のマーチャンダイズ商品の開発や店外イベントの企画運営等を経験し、2009年よりPRを担当。2010年に第1子を、20163月に第2子を出産して、現在、2度目の育休中。

・居住地:東京都世田谷区

・ご自身の年齢 :39

・お子様の年齢 :6歳と0

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

コーヒーやフラペチーノといった、スターバックスの商品や店舗、サービス等を様々なメディアを通じて、消費者に発信する仕事を担当しています。チームのマネジメントに加え、プレスリリースの作成や新商品発表会の開催など、報道関係者へのプロモート活動や取材対応がメインです。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

【育休前のスケジュール】

700すぎ 起床、朝食準備

800 朝食

830 家族みんなで家を出る。私は駅に直行、夫は保育園に立ち寄り

930 出社(店舗での取材応対など、早めに出社する日もあり)

18:10 退社

19:10 保育園のお迎え

1920 帰宅、夕食の準備 (だいたいこの時間帯に夫も帰宅)

2000 夕食→娘と遊ぶ→お風呂

2130 娘の寝かしつけ

2300頃 再度起きて残りの家事の片づけ、残務処理、ちょっとのんびり録画したドラマを観るなど

24002500就寝

育休中の現在は、数時間前倒し、家事も夫がかなりやってくれています。

出産して、何が一番変わりましたか?

ライフスタイルが一変しました。「子育て」という生涯かけて立ち向かわなければならないNo.1ミッションができたことで、今まで仕事や自分の興味中心だった人生の優先順位が子供に乗っ取られました。(と6年前は思っていました。)

ちょうどやってみたかったPRの仕事に異動して間もなく、妊娠が発覚。あまり心の準備ができていないまま、「ハイ、あなたの担当です!」という感じで、娘が家族に加わったようで、もちろん娘はかわいいのですが、初めて子育てをしてみて、「これほど先が見通せないことがあるのか!」と当初は落ち込みました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

たくさんの働くママ達と出会えたことです。最初は子供がいることや時間に制約があることをメディアの方や取引先の方々に公言することはマイナスになるかな、と思って避けていたのですが、話してみると同じ境遇の記者さんだったりして悩みを共有して元気をもらったり、ママ向け媒体の方とは何となく世間話をしたことが掲載につながったりと、仕事でもポジティブな効果がありました。今は機会があれば話すようにしています!

また、保育園を中心とした地域のママ友もたくさんできました。子育ての話題だけでなく異業種のならではの話を聞けたり、私が体調不良の時には手作りのお惣菜を届けてくれたりと、両実家が遠方の我が家には心強い支えができました。(サプライズでさんまの塩焼きを持ってきてくれて本当に涙がでました!

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

やはり時間的な制約があることでしょうか。PR は相手のスケジュールに合わせて対応しなければならないことがほとんどなのと、元来、人に頼るのが苦手で、自分でなんでも把握したい性分なので、第1子出産後1‐2年はやりたいことができないジレンマが常にありました。

それをどうやって解決していますか?

復帰後、2年ほどして(遅いのですが)やっとリズムが確立してからは、時間を言い訳にしても仕方ないのでその中でどれだけやるかが大事、という風に考えられるようになりました。それも、周りのサポートにも大いに助けられ、同じ会社で働く夫とチームメンバーの協力があったからこそです。

まず、夫がほとんど残業をしない働き方に変えてくれました。元々、夫はわたしよりも効率的に働くタイプで、スケジュールも担当業務の特性上自分でコントロールしやすいため、長時間労働を止めました。きっと短気な私の性格を考えても、その方が家庭運営がうまくいく、と徐々に感づいたのだと思います。私がどうしても保育園の預かり時間外の仕事に対応しなければいけない場合は、夫が娘の世話を引き受けてくれます。また、毎日夕食を家族で一緒に取り、子供を見てくれている間に片付けが終えられるというのは精神的にもずいぶん救われます。世の中の女性がハッピーになるにはこの解決方法がベスト!と思います。

また、私の所属する広報・PRの部署は、同世代の子供を持つパパも多いのと、スターバックスは多様性を尊重し、人の役に立ちたいと考える人達がたくさん集まった会社なので、自然と手を差し伸べてくれる上司と同僚のおかげで、早朝や夜の仕事などもチームでやりくりすることができました

美央さん、娘ちゃん、旦那さん

美央さん、娘ちゃん、旦那さん

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、子供には将来「自己実現できる」人になってほしいと思っています。世の中には様々な人がいて、いろんな環境下があることを知ってもらいたく、親子キャンプなど子連れ参加できるイベントや職場でもあるスターバックスのお店に連れて行くなど、身近なところから新しい人や場所と出会える機会を増やすよう心がけています。また、まずは自分で考える癖をつけて欲しいので「いつもあなたはどう思うのか?」と聞くようにしています。(時々、「だから、ママの意見を聞いてんの~~」と怒られますが・・・。

仕事では、やはり風通しの良いチームであることが、日々の業務の進捗や結果にも影響するので、感謝を忘れないこと、共通の目的をもっているか意識してすり合わせるようにしています。

いつも自然体で笑顔なみおさん。外資のPRマネージャーはとても忙しそうなイメージですが、ご自身で決めていること、譲れないことなどあれば教えてください。

常にSmall gesture(小さなこころがけ)を示すことと全力を尽くすことでしょうか。店舗のパートナー(スタッフ)や社内外の協力者に対してきちんと仕事の段取りを組んだり、お礼を伝えたりといった姿勢はPRパーソンとして当たり前ではありますが、忙しいと雑になってしまいがちなので、特に留意しています。あと、やはり子育中はイレギュラーなことが起こりうるので、普段から何事も誠意を持って取り組み、一定の成果を出すというのは信頼関係で成り立っている仕事の上では大切なことだと思っています。

また、チーム運営という面では、以前の上司に、「みんな同じようにできなくても、ジグソーパズルのように、それぞれの強みがあってそれが上手く組み合わせられたらチームとして成果がでるんじゃないかな」と言われたことがあります。ひどく共感して、それ以来は、それぞれメンバーの強みを生かするにはどうすればよいか、という風に考えるようになりました。これは、家族運営でも同じだと思っています。

育児や家事は、(ご家族やアウトソースなど)どのようにやりくりされているのですか?

まさに前述の質問に通じるのですが、夫と互いの強みを生かして分担しています。きっちりと決めたわけではなく、6年間の共働き生活の中で自然とそうなったのですが、互いの得意分野で、例えば料理は私、掃除は夫という風にざっくり半々になりました。2人目が生まれさらに忙しくなった今、多くを語らずとも上手く家事の役割分担ができているのも、長時間労働をしないようにしている夫の働き方の上に成り立っています。

二人目を産もうと踏み出したきっかけがあれば教えてください!

何もかもが初めての娘の育児と仕事の両立で「二人目なんてとんでもない!」と何年か思っていましたし周りにも宣言していたのですが、娘が5歳前後になったころから、これは年中年長女子あるあるの第一次反抗期かな、と感じたことがありました。どうしても平日はあわただしいので、夫も私も週末は娘に甘くなりがちで、なんでもわがままが通ってしまいます。このまま一人っ子でもいいけれど、兄弟がいたなら、彼女の家庭の中の立ち位置も変わるかな、と何となく考えられる余裕ができてきて、幸いなことに、第2子を授かりました。

息子くん、美央さん、娘ちゃんと。

息子くん、美央さん、娘ちゃんと。

二人目の育休。みおさん流、育休の過ごし方を教えてください!

年齢も第1子の時よりもずいぶん取ったので(苦笑)、息子が寝ているからと言って家事を詰め込まず、アクティブ×リラックスのバランスを取りながら過ごしています。赤ちゃん連れでできる習い事を探しては、積極的に出かける方だとは思います。

5年半ぶりに育休を取って感じるのは、離乳食のレシピや授乳室の場所を探せるアプリなど、便利なITサポートツールがたくさんできましたし、ヨガやエアロビ、フラワーアレンジメントなど親子で参加できるものも格段に増えたように思います。ほとんどは、子育て経験がある先輩ママが自らの実体験からママたちのリフレッシュを想って創り上げたもの。先人達の努力に感謝するばかりです。

育休中だからこそ養われる、生活者視点。

皆さんも実感されていると思いますが、育児をすることで、生活者視点がより養われます。お恥ずかしながら、DINKS時代は、野菜の値段を重視したり、暦の上での風習を気にしたりすることもありませんでした。今この育休中に、昼間の街に出かけると税金を使ってどんなイベントが行われているのか、公共の交通機関は弱者の味方となる機能性があるかなど、今まで仕事に追われている中だと認識できない、俯瞰的に社会を見られるからこその気づきが多くあります。スターバックスは、お客様にとって身近で親しみやすいブランドでありつづけたいですから、そういうインプットは、仕事の面でも自分自身の視野を変化させてくれるいい面があると思っています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

子育てに関しては、6年経ったと言えど、まだまだ新米です。日々試行錯誤しながらではありますが、娘と息子の自主性を尊重し、長い長い自立までチャレンジをし続けられるよう手を差し伸べていきたいです。

仕事の面では、女性が多い職場なのでこれからワーキングマザーになるだろう世代に対してわずかでも、私(と夫)の働き方がヒントになればうれしいです。そのためにも、復職後は2人の子育てで変化しているだろう自分の価値観を生かし、より多角的になったスターバックスの魅力をPRできるよう、きちんと業務面でのパフォーマンスもあげていかなくてはいけないと責任も感じています。

最後に、メッセージをお願いします。

一人目の時に、「今が一番かわいいときね」とか「毎日あっという間ね」と他人に言われても「いやいや一瞬一瞬必死ですから、そうは思いません!」と心の中でつぶやいていました。それが、経験がものをいうというのはこのことか、また立派な戦力である娘と夫、ママ友のおかげで本当にストレスフリーな育休生活を送ることができています。今この時期の息子や娘と触れ合うことは実は短い、ということに第2子を生んで6年越しでやっと気づき、私も少しは母親らしくなれたのかもしれません。(本当に遅いですが!)

娘の書く手紙には「いつもおしごとがんばってるね!」と書かれているのですが、先日娘が七夕に書いた短冊は「ママが、はやくおしごとにもどれますように」でした。6年間、「ママはほんとうにお仕事ばかりね。。」とずっと思わせていたのか、ちょっと反省はしたのですが、育児が一ビジネスウーマンとしての私の世界を広げ、成長させてくれたと感じる6年でもありました。そういう風に考えられるようになった「気持ちの余裕」をくれた2人目である長男の存在と働き方を調整してくれた夫に感謝しつつ、これからも自分なりのチャレンジを続けていきたいと思います。

悩みやハプニングの尽きない、育児×仕事生活、一緒にがんばりましょう!(くどいようですが、男性の働き方改革&意識改革、これ大事です!)

2016年10月26日 0 comment
5 Facebook Twitter Google + Pinterest
紀乃さんと息子さん

今回のインタビューは、奥村さんからのご紹介です。以下、奥村さんからのご紹介文、どうぞ!

のりちゃんは、私とはお互い20代半ばの独身時代からの友人です。
温かく包容力あり、物腰柔らかでいながらも、芯がしっかり通っている彼女は、
当時IT業界にいながらも、保育業界への転身という目標を持って、私の知らないところで
着実に歩んでいました。そんな大好きな憧れの女性、のりちゃんのインタビューを
是非みなさんに読んでいただきたいと思います。 奥村尚子

紀乃さんと息子さん

紀乃さんと息子さん

プロフィール

・氏名:紀乃のりこ

・会社名:(株)チャイルド・スマイル、()私の心地よさ

・役職名:代表取締役、代表社員

・職種:保育士

・簡単な経歴:

1999年、NECソフト(株)に新卒入社。システムエンジニアとして6年間勤務。2005年、個人事業主として独立、2006年、(同)私の心地よさ、2012年、(株)チャイルド・スマイルを設立。

大学卒業後、会社に勤務しながら教育・保育分野での活動を希望し、保育士を目指して勉強。保育士資格取得後、実習の場を求めて愛媛の保育所を選び、二週間の泊り込み現場研修を経験。ベビーシッターや、メンタルカウンセラー等のキャリアを経て、ふたりの子どもに恵まれたこともあり、現在の日本における保育サービスの足りなさを実感。家庭的で小規模な保育所で子ども家庭と地域の子育てを支えるプランを企画し、モデルケースとして小規模保育園「ちいはぐ・多摩」を開所。好評を得て、現在、小規模保育園「ちいはぐ」など子どもの居場所づくりに努める。子どもが笑顔に囲まれて、いきいきと笑顔で成長していける社会をつくるべく奮闘中。

・居住地:東京都多摩市

・ご自身の年齢 :40

・お子様の年齢 :9歳、6歳

・ワークスタイル:自由奔放に全力投球で子ども達の居場所づくり

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

小規模保育園「ちいはぐ」の開設と運営を事業とする(株)チャイルド・スマイルと保育や子育てに関する研修事業を行う(同)私の心地よさを経営しています。

現在、都内で5園(うち2園は認可)の小規模保育園「ちいはぐ」を運営しています。

http://www.csmile.co.jp/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床(お白湯を飲む、日記、トイレ掃除、子どもの服の用意など)

6:00 Skypeで朝礼

6:30 メール仕事・洗濯・朝食準備・起きてきた息子娘と朝ハグ

7:00 朝食、社内の電話受け開始

7:30 自分の身支度

8:00 出発(移動しながら読書、保育園送りは夫の担当)

9:00 デスクワーク・打ち合わせ・保育・研修実施・研修受講・執筆etc.

13:30 仕事の合間に昼食(自作弁当やパワーランチもしくはミーティングランチ)

17:30 移動しながらメール仕事(週に1日は夜仕事も)

18:50 保育園の迎え(週に1日は夫の担当)

19:30 帰宅、夕飯の支度

20:00 夕飯

20:30 社内の電話受け終了(緊急電話は随時受)

21:00 お風呂

21:30 お布団の中で息子娘とラブリータイム(読み聞かせ、マッサージ、今日の振り返り&明日のワクワク語り

22:30 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

ようやく自分の人生が始まったように感じました。息子娘、二人ともそれぞれにすてきなお産だったので私と子どもの母子関係に少し自信が持てました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

息子と娘が保育園「ちいはぐ」に行きたい、通えないなら働きたいと言ってくれたこと、それから、息子と娘に仕事の相談をしてみたら二人とも的確なアドバイスをくれたことです。「スタッフの皆さんにもっと幸せになって欲しいんだけど、かーさんはどうしたらいいと思う?」の質問に息子は「かーさんがいつもニコニコ笑っていればいいんだよ」、娘は「もっとお休みとお金が必要なんじゃない?仕事を増やして、でも人(スタッフさん)は増やさないで」と。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

息子や娘に寄り添う必要があると強く感じその時間を確保したいのに仕事の都合でどうしても息子や娘から離れなくてはいけない時に、私は何をやっているんだろう、本当にこのままのライフスタイルを続けたいのだろうかと悩みました。それから、私の体調や心の調子がよくない時も大変です。夫と私の両親は共に遠方なので簡単には頼れず、日頃、私が元気だからこそこなせるスケジュールで動いているので、不調であれもこれも捗らなくなると無力感などの負の感情も湧いてきて悪循環に陥ります。

それをどうやって解決していますか?

創業から5年を経て、スタッフの皆さんのおかげで息子や娘に寄り添いたい時にはその時間を確保できるようになってきました。それでも、どうしても私が仕事の対応が必要な時は、夫が息子や娘に寄り添ってくれる調整をしてくれるようになりました。

不調の時は、いかに気持ちを切り換えて自分を許し「あははー」と笑うかを考えるようにしています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

どちらも「子どもにとってどうなのかを?」を判断軸にしています。

そして、決めたら本気で取り組むこと、それから愛や思いやりを込めてひと手間増やすことを心掛けています。

紀乃さん娘さん。

紀乃さん娘さん。

なぜ保育園を作ることになったのか、教えてください。

私が想い描いていた保育園を創りたかったからです。

子どもの頃、大人になったら教師になりたいと思っていました。が、大学生の時に塾の講師のアルバイトを経験して、私がなりたい教師と今の教育現場(学校や塾)が求めている教師のギャップを痛感しました。しばらく考えて、教育現場のしくみづくり(システム開発)に携わろうとSEになった(配属されたのは土木工事を支えるシステムでした)後、私が子どものころから乳幼児と関わる機会が多くその関わり方を褒めてもらうこともあったことも想いだし、どんな学校に入学しても学校生活を楽しめる子どもの逞しさを育もうと保育園を創ることを決めました。

どんな保育園ですか?

子どもの今と未来の幸せを増やす保育園です。

「ちいはぐ」は「小さな保育園、大きな家族」。定員は1118人、0歳~2歳クラスのみの小規模保育園です。集団活動への適応が未発達な年齢の子ども達がゆったりとすごせる家庭的な環境のなか、あたたかい保育者たちが保育の専門性をもって心身の発達を促し、幸福度の高い人生を歩むための心の根っこを育んています。

IT業界から、個人事業主としての独立、会社の設立、保育園の開所と現在に至るまでにプライベートでは結婚、2度の出産をされていますが、そのタイミングや産休育休等について、どんな考えや決断でここまでこられましたか?

 私は保育園児の時から教師を目指していたのですが(笑)一番なりたかったのは「お母さん」でした。なのでタイミングについては「なるはや(なるべくはやく)」でした。決断したというよりは、結婚後、早々の妊娠・出産を望み、二度目の出産はありがたいことに「そろそろ二人目を」と思って間もなく授かりました。結婚と独立がほぼ同時だったため、会社員のままだったら受けられたであろう産休育休等の恩恵は全くなく、国民年金と国民健康保険に入り、自分で仕事の量を調整しながらマイペースにお産の準備をしたり、赤ちゃん育てを楽しんでいました。我が子の成長に沿って、私も子どもも家庭の外の社会に出て、成長の場を拡げて行きました。

保育園のプロという立場と、一人のワーママとしての立場から、限られた時間の中で家庭でのお子さんへの接し方で大切にされていることはありますか?

短時間でも息子と娘だけに集中する時間を持つようにしています。寝る前の本読みやマッサージもその一つなのですが一番のおススメは「朝ハグ」です。息子、娘それぞれが起きてきた時に「おはよう~」と言いながら数秒間ギュッと抱きしめます。「朝ハグ」私にとっても「今日も起きて来てくれてありがとう」と息子、娘の命に感謝して心をあたためることができる大切な時間です。我が家、特に娘には「朝ハグ」がすっかり習慣化していて、娘は朝目覚めると「ハギュ~ッ!」と寝起きの不機嫌な声で私を呼びます。(笑)

IT業界から保育業界へは転職ということではなく、昔やっていたことに戻った感じということのようですが、詳しく教えてください。そしてIT業界で培った経験は、現在の保育園経営に生きていることはありますか?

 私の保育の原点は実家です。両親ともに子どもが好きで、まだ私が幼いころから親戚や近所の子ども達を家で預かっていました。主に母と一緒に小さな子ども達と一緒に過ごし、オムツを換えたり、寝かしつけたり、ミルクを飲ませたり、食事介助をしたり、散歩をしたり、お風呂に入ったりしているうちに、子どもの月例別・年齢別の特性を体験から学びました。例えば、子どもはまだ満腹中枢が未発達なのでお腹がいっぱいになっても食べ続けてしまい吐いてしまうこともあるということ等です。当時は「子どもはお腹がいっぱいになったことに気が付かない、食べさせ過ぎると吐いて大変だ」という捉え方をしていました。こんなふうに私が子どものころに手伝っていたことに、その後の保育・教育等に関する学びをプラスして、今、保育園というかたちにバージョンアップして実践しています。

 IT業界で培った経験は活きていることも足を引っ張っていることもあります。足を引っ張っていることはIT業界と保育現場とのコミュニケーションスタイルの違いです。SE時代、私は男性率9割の職場で働いていました、今は女性率9割の職場ですので男女の脳の仕組みの違いの影響なのか互いに慣れるまでは違和感を持ってしまうことが多かったです。これについて語り始めると、とっても長くなってしまうのでまた今度!それから、保育園の職員から「紀乃の話しは英単語が多くて分かりづらい」と言われてしまうのも、もしかしたら元IT業界の特徴かもしれません。IT業界で培った経験が活きていることは、保育現場にはPCがあまり得意ではない人も多いので、その点で園や本部の役に立てることや、ネットワークセキュリティ強化の外注等、社内のIT周りの整えがスムーズに進むことです。システム管理者を雇用しなくても私がなんとか兼務できています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

宇宙に子どもの居場所を5万人分つくります!

そこは、子ども一人ひとりが、受容され、愛され、大切にされていると感じながら子どもが自分を思いっきり出して、いきいきと笑顔で成長していける、あたたかい居場所です。

最後に、メッセージをお願いします。

インタビューに答えることによって現状とこれからを客観的に見直すことができました。ありがとうございます。

最近、通っている学校で「人生は決めたとおりになる」と学びました。思い返せば保育園「ちいはぐ」の創業当初は「3年は必死でがんばる!」と決めていましたので、実際に本当に大変な4年間を過ごすことになりました。根性と持久力に支えられてに動き続けてはいましたが、私の笑顔は少なかったです。。。今は「私はルンルンスイスイ夢を叶える笑顔のママ!」と決めています。なのでこれからはいっぱい笑いながら毎日を過ごせます。私の笑顔とパワーの源は安眠と美味しい食事と子どもの笑顔、それから仲間との会話です。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

2016年10月25日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
ご自身が描いた絵と、ルミコさん

今回のインタビューは、フリーランスとしてアーティスト業とNPO活動とママ業をこなすルミコハーモニーさん。

小さなお子さんたちを連れての、旦那さんの赴任による1年間のブラジル暮らし、言葉もわからない中で、どう乗り越えたのか。

また、帰国後に始めたアーティスト業やNPO活動についても、ここ1年でパワフルに活動されている模様をご紹介いただきます。

転勤族の妻であるワーママさん、少なくありません。

場所が変わっても活動し続けるパワー、元気をもらえるはずです!

 

 

ご自身が描いた絵と、ルミコさん

ご自身が描いた絵と、ルミコさん

 

プロフィール

・氏名:ルミコハーモニー

・肩書:アーティスト/NPO法人副理事長/コンサルタント

・簡単な経歴:

フィンランド人と結婚後ブラジル一年逗留。3児出産後、2015年10月よりアーティストとしてのキャリアをスタート。同時にNPO法人ザ・グローバル・ファミリーズを設立。過去のインタビュー記事

・居住地:横浜

・ご自身の年齢 :35歳

・お子様の年齢 :4歳、2歳、1歳

・ワークスタイル:フリーランス

 

初めて貰った仕事の紙芝居

初めて貰った仕事の紙芝居

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

アーティスト業とNPO活動とママ業が三位一体となったワークスタイルです。日々の様子はinstagramに、仕事情報は自分のWEBに、その他情報発信はfacebookに随時UPしてます。

  • アーティストとして

物語を圧縮して表現する、メインビジュアルやオリジナルキャラクター制作を展開しています。また、物語をより味わって頂くために、アートワークショップを開催したりしています。

一番最初に頂いた仕事は、産後ママの体力をメンテナンスする体力メンテナンス協会からの依頼で、産後ママがバランスボールで楽しくなっていく紙芝居の絵を描きました。その紙芝居が絵本化されたり、作画したママイベントのメインビジュアルが「家族の心をつかむデザイン」というデザイン本に収録されたり、活動が拡がっていって嬉しいです。

最近では、日本財団のプロジェクトやオーガニックイベントでの絵のコンテストのメインビジュアルやアートワークショップが進行中です。北欧イベントのプロデュースや来年度は大学での講和も予定しています。

第1回オーガニックライフスタイルEXPOにおける第1回キッズアワード~ぼくのわたしの食べ物の絵コンテスト~のメインビジュアル制作及びコンテストの審査員

http://kidsaward-food.strikingly.com/

〇日本財団助成事業「郡山・暮らしづくりビレッジ」のメインビジュアルやアートワークショップ

http://www.kurashivillage.jp/

〇国際結婚の連載(イラストも描いてます)

http://tokyowise.jp/rensai/international-marriage

  • NPO法人ザ・グローバル・ファミリーズの副理事長として

約1年前に設立した”親子で国際交流”を支援するNPO法人ザ・グローバル・ファミリーズは、2 大軸で活動しています。1つ目は「グローバルおさんぽ」と称して、一日家族デートのマッチングを無償で提供しています。2つ目は、英語で実施する様々なアクティビティイベントです。港区の助成を一部頂き、港区のドラマスクールTokyo Beesと一緒に和文化を取り入れた、音楽と芸術のワークショップを2016年10月~2017年3月まで実施しています。概要や申込はこちらから

活動開始以来、非常に多くの人々に共感して頂き、猫の手も借りたい程充実しています!また、設立数カ月後には雑誌”AERA”に活動が掲載され、半年後には首相公邸にて50ヵ国以上の大使館夫人に和文化をお伝えする機会に恵まれる等、多くのニーズに対応しています。

今では、意識の高い系ワ―ママのみならず、大学生や子供がいないビジネスウーマンにも、NPOの活動を手伝いたいと言って頂ける事が多くなってきました。自ら何かもっと社会に貢献して生み出していきたいという意欲が、ちょうどNPOの活動を通してより充実感のある日々になっているようです。一人でも多くの方々が輝ける機会を、これからもどんどん生み出していきたいです。

是非この機会に皆さん、NPO法人ザ・グローバル・ファミリーズの活動に参加してください!無料登録ユーザーになって、グローバルおさんぽやイベントに参加したりも出来ますし、運営ボランティアに参加したいなど、お気軽にコンタクトしてくださいね。詳細はこちらに。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床、家事、朝食

9:00 アート制作

12:00 昼食

13:00 打ち合わせ(子連れ)

16:00 子どもと公園

19:00 夕食・入浴

21:00 就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

母として、妻として生きる前に、自分として生きる大切さを見出せました。

ガツガツしたバリキャリタイプだったので、周囲には結婚すらしないとさえ思われていました。が、実際に子供が生まれてみると、平日は朝預けて夜お迎えしてご飯食べさせて寝させる…そんな多忙な生活がしっくり来ず、専業主婦としてという可能性も考えました。しかし、そう考えた時に、目の前が真っ暗になりました。私は、誰かの妻とか誰かのママだけで生きて行くのは、どうやら出来ないと分かりました。産後直ぐ絵を描き始め、少し自信が持てると笑顔になれました。毎日楽しく笑顔でいれると、子供達も親の背中を見て自分を持って生きてくれると信じています。

また、極度の悪阻や3度の出産・授乳期を経験して、体調不良の辛さを経験することで、寛容になることが出来たように思います。自分ではどうしようもないトキがあることを学びました。子ども達と暮らしていても、調子の良い時、調子に乗り過ぎる時、イヤイヤな時と様々な事情が其々あります。寛容になればそのトキを楽しめるのだということが分かりました。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

ママの絵を見て、「ママの絵良いねぇ~」とシミジミ子供が言ってくれたり、自ら絵を描いてくれる様を見ていると、本当に良かったと思います。

 

育児&仕事をしていて大変なことは何ですか?そしてそれをどうやって解決していますか?

どうしても集中して作業時間を取らなければならない事がありますが、それは家族に週末など子供の面倒をみてもらったり、夜中や朝早く作業するように工夫しています。

折角渋谷区の認可保育園に0歳で長女を入園出来たのに、1年後ブラジル長期滞在の為、泣く泣く退園しました。この保活難の時代に!

更に、2児の幼児を抱え妊娠12週で帰国したのは、3月中旬。結局、実母に関西から来てもらい同居することにしました。最初は子供達を9時~18時まで面倒みてもらって、バリバリ仕事する気満々でした。が、実母も70歳と高齢で疲れることから、今は一日数時間作業させて貰えれば有難いという感覚に変わりました。同居開始半年はかなりバトルしました。今も同居するのはちょっという方多いのでは無いでしょうか?ただ、私の場合は、数時間でも面倒みてもらわなければ、自分の生活が立ち行かないことから、かなり譲歩しました。

発想の逆転で、積極的に子供3人と公園に行っては、子供と触れ合うことを楽しむことにしました。良く考えればそれはほんの数年の事ですから。そしてその体験から、アイディアを発想していってます。ある意味、積極的公私混同と言いますか、子育ての経験を仕事化していくことにチェンジして行ったのです。良く「どうマネジメントしたらそんなにアクティブになれるの?」と聞かれますが、案外公園で子供たちを眺めながら、イベント企画実現のための交渉やPRまで携帯一つで出来ちゃう時代だからでしょうか。。

 

9月に第3子の1歳のバースデーパーティをした時

9月に第3子の1歳のバースデーパーティをした時

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

大切にすることは、育児も仕事も共通してます。

毎日幸せと思えること。

ずっと、”Happiness is”という問いが頭をぐるぐる回っています。幸せになるための20のこと<HAPPINESS IS…..>にまとめてます。

日本人は勤勉で謙虚であることを美徳として育てられているので、現状を幸せと思える人が少ないのではないでしょうか。少なくとも、私はその最たるものでした。北欧男子の夫との生活の中で、如何に日々の幸せを大切にすることが大切かを再発見することが出来ました。

親が幸せであれば、別段これといって子供達に力む必要はなく、親の背中を見て子供は育ちます。寧ろ、本人達の自発性に委ね、それに寄り添うくらいです。

工夫すること。諦めないこと。

人生は3つの坂があると思います。登り坂、下り坂、そしてマサカ!です。上り調子の時も、マサカという気持ちを忘れず、様々な状況をシミュレーションしますし、低迷期や落ち込むことがあった時も、マサカな逆転を期待して出来ることを積み重ねます。

例えば、北欧男子の夫は結婚時貯金ゼロだったんです。それどころか、結婚とか出産ってお金掛かるの??といった具合です。今後貯金の発想が無い人だとと非常に不安になりましたが、”0円育児”という本を書こうと思ってるくらい、お下がりで99%育児グッズが揃いました。

 

急なブラジル赴任による見知らぬ土地での生活、どう乗り越えたのでしょうか?

未知の不安を、挑戦してみて克服しました。

「産後3ヵ月のベイビーを連れて、ブラジルへ行く」と言うと9割の人が難色を示しました。なんだか危なさそうだし、衛生面も不安という理由で。でも、私はこういう風に考えました。“そこにも暮らしている人がいるから、暮らせないことは無い。”

実際行ってみて、確かに「ポケットに50レアル(約2,500円)入れとけ」と助言され、身の危険を感じました。それは、強盗が銃を突き付けて脅した時に、さっと渡せるよう準備をしなさいということだから。その金額が多過ぎても少な過ぎてもダメで、撃ち殺されてしまうそう。でも、ベイビーと行動してたので、明るい日中にしか出歩かないし、ベイビーを抱っこしていると印籠持ってる感がありました。きっと強盗もベイビーの前では天使になってしまうのかもしれません。それくらい、ブラジルはベイビーに愛が溢れていました。

現地の言葉はポルトガル語で、一言も分からない状況で行きましたが、フレンドリーなブラジル人がどんどん話し掛けてくれるので、半年後には市場で買い物が出来るようになりました。また2歳の娘がネイティブレベルに吸収したので、翻訳してくれました。「ママは分からないから」と。現代では、ネットさえあれば、翻訳したのを見せることが出来るのも助かりました。

雨が降れば停電し、肉と果物以外は高額な税金のお蔭で物価高で、日本なら簡単に安くて良いモノ手に入るのに~ともどかしさを覚えたこともあります。しかし、期間限定と割り切れれば、全く別世界での経験は楽しむことが出来ました

ブラジルで、愛は何よりも大切なことで、愛を表現することの素晴らしさを学びました。また、日本人ということで沢山話し掛けられ、世界において日本人が愛されていることを実感することが出来ました。子連れで海外で生活するのは、非常に面倒くさいし躊躇してしまいがちです。しかし、実際に行ってみると、南米は子連れで行くべきとさえ思える程の魅力を感じました折角のチャンスが目の前にある時、恐れることなく挑戦してみれば、そこに立つことで見える景色は異なって来るように思います。

がんばり続けれる秘訣はなんですか?

きっと自分には何も無いという思いが根底にあるんですね。別段目を見張る才能も無ければ、強力な両親のバックアップがあるわけでもなく、逆にコツコツ同じことを続けることは苦手なんですけれど。ただ、20歳くらいから、徐々に、自分が何も無いことをまず受け入れ、無いなら自分で積極的に取りに行くように人生を転換しました。何でも興味を持ち、なんでもやっていくと、思わぬことがひょいっとつながってハーモニーが生まれる。失敗しても、その失敗こそが次の成功につながる貴重な経験だと考えられるようになり超ポジティブシンキングになってからは、出来るだけ多くのことをやりたいという気持ちが膨らみ続けています。手を出し過ぎて、オーバーワークになると、一つ一つが零れ落ちて行ってしまうし、本来自分のやりたくない事にもどんどん支配されていくようになります。そんな時は、少し立ち止まって、自分の心に耳を傾けます。本当にやりたいことは何か、そのためにはどういうチームを組めば自分の価値を最大限生かせるかをしっかり考え、チームを編成していくのです。だから、大抵は自分のやりたいことなので、頑張り続けられます

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

様々なアイディアを多くの人に届けたいので、それは絵だったり、本だったり、イベントだったりしていくと思います。ポッドキャストもやって~と言われるのですが、、、相方がいれば…と思ってます。

 

 最後に、メッセージをお願いします。

昔はいつかの幸せのためにと、日々の生活はないがしろにしていましたが、今は一日一日をどう幸せに生きるかに注力しています。多分、今を生きることが人生だと思います。

2016年10月20日 0 comment
341 Facebook Twitter Google + Pinterest
宗次さんと娘さん

今回インタビューする宗次さんは、子育てしながらリクルートグループ3社の取締役をされている上に、兼業で子ども体験サイト「ミラキッズ」を立ち上げ、しかもお子様はスポーツ幼稚園に通い、旦那様は関西ベースのお仕事のため、宗次さんとお子様、二人で東京赴任中。

・・・このプロフィールだけでも、とてもエネルギッシュな方。実際にも周りにパワーをあたえてくれるパワーママさんで、私もとても影響を受けています!育児も仕事も思いっきり楽しむことを大事にしていると言う宗次さんに、こだわりや、両立についてをお聞きしました!(椿)

宗次さんと娘さん

宗次さんと娘さん

プロフィール

・氏名:宗次涼子

・会社名:(株)ニュージーン

・役職名:代表取締役

・簡単な経歴:新卒で化粧品会社に入社し5年勤務。その後、(株)リクルートに転職し、HR事業に従事。

現在は、(株)リクルートホールディングスに所属し、リクルートグループ3社の取締役業務をする傍ら、兼業で(株)ニュージーンを立ち上げ活動中。

・居住地:東京都中央区

・ご自身の年齢 :38

・お子様の年齢 :6

・ワークスタイル:主人は関西で事業をしているため、子どもと二人で東京赴任中。

平日は、9時~18時が基本的なワーク時間で、残業等はほぼしないスタイル。


現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

現在は、(株)リクルートホールディングスに平日勤務する傍ら、(株)ニュージーンを立ち上げ週末を中心に活動しています。ニュージーンは、一生かけて自分が実現したい世界観を少しずつ形にしたいと思ってつくった会社です。自分のように働くパパ・ママを助け、未来を力強く生き抜く子どもをもっと増やすことで、日本全体を元気にすることが目標です。最初に始めたのは、「ミラキッズ」という子ども体験サイトです。http://mirakids.jp

週末、自分の子どもと実際に体験をまわりながら、良いと思ったものを掲載しているため、大量に掲載できてないですが、良いものを少しずつ広められたらと思っています。また、親御さん向けセミナーもゲストを迎え、定期的に開催していますので、ご興味があれば一度お越しください。また、サイト内に「ミラママリーダーズ」という素敵なママさん代表の記事も載せていますので、ぜひ見て頂けると嬉しいです。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6時半起床→7時お弁当作り&朝食→8時子どもと遊ぶかお勉強→8時半幼稚園に送り→9時出社→18時退社→18時半お迎え→19時半夕食

20時半お風呂→21時子ども就寝→21時半~家の片づけ、(株)ニュージーンの業務等

出産して、何が一番変わりましたか?

子どもにかける時間が圧倒的に増えたので、仕事のインプットにかける時間やジムに通う時間等が減りました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

メンバーのワーママの気持ちが理解できるようになったことと、

子どもの教育を通して、人を支援することの本質に触れながら学ぶ機会を多く得られている事(HR事業が大好きなので)です。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

日々大変。平日は自分しかいないので、躾の際にも、叱る役と褒める役をすべて一人でやらなければならないことは特に大変です。

また、仕事で落ち込んでも、すぐ切り替えなければならないことですかね。

それをどうやって解決していますか?

一人二役については、叱ってもきちんと理由を説明し、すぐ自分自身の気持ちを切り替え、子どもに余裕をもって接するよう努力しています。

また、子どもの立場に立って考え直すことを意識しています。

 

グランドキャニオンにて

グランドキャニオンにて

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事も、思いっきり楽しむことを大事にしています!

子育てしながらリクルートの子会社取締役をされている宗次さん。勝手にモーレツ系ワークスタイルなイメージなのですが、育児とお仕事はどのように両立されているのでしょうか・・・?

仕事は決めた時間以外はしないようにしています。仕事でやりたいことは山のようにありますが、育児も幼稚園に入れていることもあり、やりたい事が山ほどある状態です。双方、限られた時間の中で最大限パフォーマンスできるよう、計画的に時間を切っています。その癖が、子どもにもついてきたのか、娘も毎朝「自分の1日」という頑張り表を作っています、笑。


宗次さんはとても教育熱心で、娘さんもスポーツ幼稚園に通っていらっしゃいますが、忙しいのに幼稚園、そしてなぜスポーツ幼稚園を選んだのですか?

こういう言い方をしたら誤解を招くかもしれませんが、自分にとって仕事が一番ではありません。「人の能力を信じて伸ばす」ということに大変興味があります。なので、リクルートでの仕事もニュージーンでの仕事も、子育ても目一杯頑張りたいと思えています。選んだ幼稚園も、子どもの能力を伸ばすということにおいて大変興味深い幼稚園でした。なので、時間の制約を気にせず、素直に選んだまでです。選んでから、どのように乗り切ればよいかを考えればいいと思っていましたから。


「ワーママだけど、教育を手抜きしない。教育は親が学んで、質の良い教育を。」そんなことを宗次さんから教わりました!とはいえ、何をすれば良いか。私でも真似できる、お家でもすぐできる事があれば教えてください!

まずは、子どもをしっかりみつめることかなと思います。子どもは皆、その子らしさや強みを持っていると思います。親がこうしたいとレールを引きすぎず、その子の良さをしっかり見つけてあげて、伸ばす方法を考えてあげることが大事かなと。自分ひとりで伸ばそうとせず、性格が違ったり、難しい時は、他の教育機関にお願いするのもいいと思います。実際、私が運営するミラキッズでは、そのような機会提供を多くしたいと思い、立ち上げましたから。


お仕事でもプライベートでも、すごい巻き込み力で実現されている宗次さん。普段から意識していることがあれば教えてください。

意識というか、根っこから自分には力がないと思っているから、他の方に頼るしかないんです。。。昔から、個人戦は苦手で、団体戦に強いタイプなので。ここでも人の力を信じているんだと思います。古いですが、スクールウォーズとか大好きなタイプです、笑。

南国にて

南国にて

宗次さんが「複業」で開始された、「子供に絶対させたい新しい体験」を集めたサイト、『ミラキッズ』を始めた背景を教えてください。

私は3ヶ月から娘を保育園に入れています。最初は関西の保育園で、2歳の時に東京赴任と共に東京の保育園に通わせました。関西の時は、広い園庭に手厚いプログラムだったのに対し、東京では園庭もない小さなところに大量の子ども・・・びっくりしたものの仕方ないと我慢していました。実際に預けられるだけでも幸せなので。ただ、ふとこれで本当にいいのか?子どもが持つ素晴らしい能力に親がもっと気付ける機会がいるのではないか?と思い始めました。そう思ってから色々探すものの、時間はかかるし、やはりどんな経営者がどんな教育方針で運営しているのかを見極めるのが大変。ならば、自分が本当に良いと思えるものだけをピックして広めた方が、ワーママのお役に立てるかもと思ったのがきっかけです。


「ミラキッズ」について、教えて下さい。

今の子どもたちは、スピーディーな時代の変化にさらされています。どんな時代になっても、力強く生き抜いてほしいという想いを込めて、必要な要件に自ら気づき、身に着けてもらえたらと願い、様々な体験を集めたサイトです。「体験から自ら学ぶ」ことが最大の学びだと私自身が思っているので。


「子供に絶対させたい新しい体験」で反響が多いオススメTOP3を教えて下さい。

①親子で一緒にする体験(山登り等)

②プログラミング系

③英語習得系


ミラキッズで成し遂げたいこと、今後の展開について教えて下さい。

あくまで良い体験を広めることは入口だと考えています。最終的には、親や教育者がどう自分達の子どもを教育していくかが大事。特に忙しいワーママやワーパパが子どもにしっかり向き合うことの出来るサービス展開がしたいですね。色々トライ&エラーで試していくつもりです。

今後の目標やプランを教えて下さい!

現在、大手勤務とスタートアップ業務の兼務状態です。大手だからこそ出来るインフラ作りの支援とスタートアップだからこそできる自由な取り組みの両方を見据えながら、実現したいゴールに邁進したいですね。自分の働き方なんてどんな形でもいい。未来の子ども達を育てる親御さん達に、あの時あのサービスがあって良かったと言ってもらえるようなものを創っていきたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

パワーママというお題で今回お話を頂きましたが、よくパワーがあると私自身言われます。自分でもある方だと思いますし、このパワーのおかげで色んな事を乗り切れていると実際思います。でも、これは親の育て方や今まで育ってきた環境・経験のおかげでもあります。だからこそ、未来の子ども達には、様々な経験を通して、力強くパワーのある人材に育って欲しいと心から思います。

2016年10月19日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
斎藤さん

今回のインタビューは、城後さんからのご紹介です。以下、城後さんからのご紹介文、どうぞ!

齋藤さんは、元々バリキャリ。で1人目の名言が”子育てってこんなに楽なの?”第2子は男の子を出産、ワンパクぶりに奮闘。子育てをメインに考えた働き方にシフトされました。

色々と模索した結果、会社までの移動時間を省く代わりに、生産性の高い仕事と、育児を両立する働き方になったそうです。

子供を第一に考え、あえて自宅勤務を選択、現在は働くママ向けのWEBメディア2つ、LAXIC(ラシク)とBRAVA(ブラーバ)の総括責任者をされています。多くのママに良い刺激になりますように♪

斎藤さん

斎藤さん

 

プロフィール

・氏名:齋藤有子

・会社名:株式会社ノヴィータ

・役職名:LAXIC・BRAVA 事業責任者

・簡単な経歴:車載音響機器メーカーで法務部、コンテンツ企画部を経て、IT企業2社で若年層向け携帯サイトの企画を担当。その後、EC企画等を経て現在に至る。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :40歳

・お子様の年齢 :6歳と3歳

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社ノヴィータは2006年に創業し、今年で11期目になるデジタルマーケティング

・WEBクリエイティブを手がける会社です。 新規事業として、ワーキングマザー

向けメディアLAXIC(http://laxic.me/)とBRAVA(http://brava-mama.jp/)を運営し、その責任者をしています。

LAXICとBRAVAはメディア運営だけではなく、女性の職業支援(ジョブマッチング)や女性に特化したコンサルティング事業、マーケティング事業も手掛けており、メディアというものにとどまらない、幅広い取り組みを行っています。ありがたいことに、LAXICのコンセプトである「ワーママを、楽しく」に共感してくださる方が多く、熱い協力者の方が増えていてとてもうれしく思っています。

私は、時間を有効に使いたいと、在宅勤務を取り入れて働いています。重要な会議の際には時間を限って出社しますが、基本的には自宅で勤務しています。

 

出産して、何が一番変わりましたか?

皆さんおっしゃっている事だとは思いますが、圧倒的に自分の時間が減りました。私の場合、特に2人目を産んだ後に感じています。

実は、1人目の娘の時は、夜泣き0、昼間はいつもニコニコ、眠くなったら自分で横になって寝る、外出しても乳児の時はベビーカーでいつも寝ているか、笑っているかでどこにでも連れて歩いていました。文字を読める年齢になれば、電車の中では静かに本を読んだり、レストランの待ち時間では絵を描いたりで。その為、子連れでもあまり大変ではなく、「子育てが大変と世間はいうけど、思ったより大変じゃない」と思っていました。

そして迎えた2人目の息子。夜泣きは激しくないものの、今までとは全く真逆で。「子育てが大変だとはこのことだ!」と実感しました。本当に世間のママごめんなさいという感じですね。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

今は特にワーママ向けの媒体や企画に携わっているので、プライベートが仕事に直結していてとても楽しいです。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

毎日の掃除、料理、洗濯の家事全般が大変ですが、それは元々私が苦手だからで、育児とはあまり関係ないかもしれませんね。(笑)

しいていえば、「明日は絶対外せない訪問があって外出しなければいけない」という日に限って子どもが熱を出したりすると、ハラハラドキドキし、主人とのスケジュール調整が大変です。

 

それをどうやって解決していますか?

アウトソーシングをしています。キッズライン、タスカジ、カジーさんには大変お世話になっています。

 

 

打ち合わせ中の斎藤さん

打ち合わせ中の斎藤さん

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【仕事】

余裕をもってスケジューリングしています。

時間的余裕、心の余裕、体力の余裕を持たなければ、急な事がおきた時に対応できなくなるので無理のないように。

【育児】

「伝わっているだろう」ではなく、思っている事を必ず言葉に出して行動で示すようにしています。子どもには、とても大切な存在である事、一緒にいて楽しいという事、ありがとうの気持ち等を言葉にしています。

 

 どうして在宅勤務を選んだのですか?

保育園のお迎えが決まった時間にあったり、夜の時間が全く動けなかったり等、時間が限られているので、仕事に充てられる時間を有効に使わないといけないと思いました。

また、子どもに習い事をさせたいという思いがあり、例えば平日15:30~に一旦仕事を切り上げ習い事の送迎をしてから待ち時間にカフェで仕事をし、またピックアップすれば、仕事との両立が可能かな?と考え、在宅勤務をお願いしました。

 

ラシク、ブラーバの2つのウェブメディアの事業責任者として在宅でのお仕事、困ることはないですか?

特にありません。意思疎通や会議はオンライン、チャット、メールで行っています。

メールやチャットだと誰が何を発言したか履歴が残りますし、そのほうが便利かなと思っています。

 

移動時間は育児中ママの最大の敵とよくおっしゃってますが、どうしたらリモートワークがスタンダードの世の中になると思われますか?

リモートワークが選択肢として当たり前だという雰囲気を作る事が大切だと思います。固定観念で会社に来なければいけないケースも世の中にはまだあるため、その価値観が変われば、リモートワークという選択肢をとる人がもっと増えるのではないかと思っています。

私は移動時間をうまく活用できないので、独身の頃からなるべく会社の近くに住むなど工夫していた経緯もあり、リモートワークという働き方をとれる環境にいられるのはとてもありがたいです。リモートワークは子育て世代だけではなく、介護をはじめとした制限を持つ人を含め、誰だって利用すれば最大限価値が出る働き方だと個人的には思います。

数年前に比べ、私の周りの友人もリモートワークが増えてきました。娘や息子が大人になった頃は「えー!ママ達の時代は毎日会社に通っていたの?信じられないね!」と言われそうですね。

 

LAXICBRAVAを立ち上げた背景を教えて下さい。

私が子育てをしながら仕事をしていく中で、同じような境遇で働いているママ達と「どうやって働いてる?」「これからどうやって働いていく?」とよく話をしていたんですね。一方、会長の小田垣と代表の三好は、他の企業の方から、「働いていないママの中には優秀なママもいる。どうやって優秀なママを雇用していけばいいのか」と相談を受けていました。

そこで「ママや、ママを雇用したい企業に役立つ、働き方の情報を発信していけば面白いね」という話になり、「LAXIC」は新規事業としてスタートしました。

アイディアを話し合ったのが2014年末頃で、サイトローンチは20158月ですね。WEBメディアとしてだけでなく、ジョブマッチングをはじめ、ワーママに働きやすい環境づくりや、その働きかけも目指しています。

LAXICは弊社にとって、ただの新規事業という位置づけではありません。従業員は半分が女性で、その多くが20代~30代である弊社にとっても「女性の働き方」「仕事と育児の両立」はこれから避けて通れない課題だという意識もありました。

ちなみに、代表の三好は、その頃まだ子どもはいなくて、「私もゆくゆく子どもを産むだろうから」といっていたのですが、LAXICのプロジェクトがスタートして数ヶ月後に妊娠が発覚したので、今まさに当事者になりましたね。

一方、BRAVA20162月に他社様から事業譲受をしたメディアです。

LAXICが仕事という側面を強く持ち、男性・女性・そして上司など対象を広げた情報発信を行っている一方で、BRAVAは女性向けで育児や時事的な話題に関する要素がより強いメディアなので、運営会社を統一することで連携の強化を狙うとともに、より多くの働くママに情報が届くようにと考えました。

そうすることにより、各メディアにおける働くママに向けたメッセージを深める事ができるのではないかと思いまして。

メディアビジネスはとても時間と手間がかかるものだと思います。2つWEBメディアを運営されていて、斎藤さんが考えるメディア事業において重要な事を教えてください!

皆が知りたいと思っている事は何か?どんな記事が読まれているかを考え、発信し続けていくことだと思います。

 

どのようにファンやトラフィックを増やしていくものなのでしょうか?

おかげさまで、LAXICもBRAVAも多くの仲間や協力者の方々によって成長しつづけています。支えてくださる方から学ぶことも多く、記事や活動の多様性につながっています。

皆が知りたい情報を様々な切り口で発信し続けることで、自然にファンやトラフィックは増えていくと信じていますし、実際にそうなっているので、このまま続けていくつもりです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

仕事では・・・ライフスタイルにあわせた柔軟な働き方が増えていけばいいと思っているので、LAXICとBRAVAの運営がその一助となればうれしいです。

育児では・・・娘は演劇、息子はサッカーを始めたので最大限応援していきたいです。

全体を通していえるのは、仕事も育児もどれが正しいなんてないので、自分らしく楽しく生きることを大切にしたいです。

二人のお子さん

二人のお子さん

 

最後に、メッセージをお願いします。

いつもパワーママのインタビューを読ませて頂いていますが、学ぶことが多いです。

これからも多くのご縁で色々な方に出会えることを楽しみにしています。

2016年10月18日 0 comment
3 Facebook Twitter Google + Pinterest
14572725_981384088639977_61505180_o

今回ご紹介するのは、フリーランスのヨガインストラクターとして活躍中の鈴木牧子さん。

地元の鎌倉では、材木座海岸でビーチヨガレッスン『鎌倉beach yoga』を主宰、注目を集めています!

現在1歳の女の子のママでもある鈴木さん、インストラクターという職業柄、妊娠・出産後の仕事復帰は難しかったといいます。お子さんが待機児童になってしまったこともあり、完全復帰ができていないものの、フリーランスとしてお仕事を再開。現在は、ビーチヨガのレッスンなど新しい仕事のスタイルも取り入れながら、湘南でのびのびと子育てをしていらっしゃいます。
忙しいワーママにおすすめのリラックス法についてもお伺いしました。

14572725_981384088639977_61505180_o

ご自身について教えてください。

氏名:鈴木牧子
職種:フリーヨガインストラクター
簡単な経歴:2003年に食品メーカーに入社、4年間営業として勤務→5年目で広報に異動となりすぐに退職→未経験ながらヨガインストラクターを目指し、ヨガスタジオで3年勤務→外資系ホテルや大手フィットネスジム、地域密着型のヨガスタジオ、鎌倉のビーチでレッスンを担当、今に至る。
居住地:神奈川県鎌倉市
ご自身の年齢:35歳
お子様の年齢:1歳7カ月
ワークスタイル:フリーランス

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

フリーランスのヨガインストラクターとしてレッスンを担当しています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 起床
7:00 子供の朝食〜洗濯、掃除など ※ビーチヨガの日はここからビーチヨガへ(子供は旦那さんが担当)
9:00 子供と散歩(買い物) ※スタジオレッスンがある日はここからスタジオへ(子供は旦那さんが担当)
11:30 子供が昼寝したところで夕飯の支度
13:30 昼食
16:00 子供と散歩(買い物)
18:30 子供の夕食
20:30 寝かしつけ
22:00 親就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

母性があったことを知りました(笑)
自分の仕事や楽しみばかり考えていた私が、この子の為なら何でもできると思うようになりました。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

保育園に入れなかったこともあり、必然的に私が1日ずっと子供といることになるので、家事も育児も私が中心です。 でも、夫が休みの日や帰りが早い日(昼頃帰宅のシフトも多い)は子供とたくさん遊んでお風呂に入ってご飯をあげてくれています。

 

独身時代からヨガのインストラクターとして活躍されていましたが、出産を機に働き方は変わりましたか?

大きく変わりました。 東京・横浜・鎌倉などで月に40本ほどレッスンを担当していたのが、今では週に2〜3回のみ。
インストラクターという仕事は、一度妊娠出産でレッスンをあけると、その後すぐに戻れるわけでもなく、特に私の場合は子供を保育園に入れることもできなかったこともあり、動ける時間がなくて完全復帰できていない状況です。

14619992_981364338641952_1478425248_n

材木座海岸でのビーチヨガ

 

中でも、鎌倉の材木座海岸で毎週開講されているビーチヨガが気持ちよさそうですが、どういった経緯で始められたのでしょうか?

2013年に「仕事前の朝の時間を有効活用しよう」と思い、1人で浜辺でビーチヨガをしてから出勤していました。
それを友達に話したら「人を呼んでレッスンすればいいのに」と言われて、facebookのみですが細々と『鎌倉beach yoga』としてスケジュールをアップして、「来るもの拒まず去る者追わず」スタンスで活動を始めてみました。
はじめは1人だけ、マンツーマンのビーチヨガもしょっちゅうでしたが、今では5人〜15人ほど参加してくださっています。

 

ヨガは働くママにもプラスの効果がありますか?簡単にできるポーズなどアドバイスがあれば・・・

もちろんあると思います。でも「時間がない」と諦めてしまう方が多いのでは?
働くママさんたちは忙しい、一分一秒でも無駄にはできないですから(笑)
でもそんなママさんたちこそ時々でいいのでヨガを受けに行ってみてほしい。身も心も少し軽くなると思います!
ポーズでなくても、数分ぼぉーっと座って目を閉じたり、仰向けでお腹に手を当てて呼吸を意識してみたり、それだけでもじゅうぶんだと思います。
年を重ねるほど呼吸は浅くなりやすく、普段なかなか意識して行うことではないので、深く呼吸してみるだけでもリラックスできると思います!

 

湘南(鎌倉)で子育て、すごくうらやましいです!湘南で子育てしながら働くメリットがあれば教えてください。

私の場合ですが、仕事復帰できなくてもビーチヨガを定期的に開催できているのは、海の近く鎌倉に住んでいるからです。
ありがたいことに、鎌倉で出逢ったママさんたちもビーチヨガに来てくださっています。

14632479_981384361973283_1819213731_o

海辺のお散歩中に

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・常に一緒に過ごしているので、どこに連れて行こうと毎日悩んでいます(笑)
雨の日は本当に困ります…

・仕事では・・・夫の休みに合わせて仕事を入れたい、でもスタジオにはインストラクターがいて空きがなくレッスン担当できない…など、なかなかタイミングが合わないので復帰が難しいです。
また、レッスンをあけることはインストラクターとして最もやってはいけないことなので、子供が風邪をひいたなどで抜けることは避けたいと思っています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

・育児では・・・自然の中でのびのびと。
1日ずっと一緒にいて可愛い場面や面白い瞬間を見られるのが私の特権なので、なるべく写真を撮ってその日に旦那に見せて1日の報告をしてます。

・仕事では・・・プロ意識を忘れない。

 

これからの目標やプランを教えてください。

・育児では・・・考えていない(笑)考える余裕がない(笑)
その日暮らしとまではいかないですが、毎日「今日も楽しかったね」と言いながら寝ています。今はまだこれで良いかなと思っています。

・仕事では・・・来年夏頃にはまた週に3回程度で定期的にレッスンを担当したいです。

14585685_981364341975285_239327271_o

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

わたしはフルでしっかり働いていないし、『ワーママ』というようなカッコイイものではないですが、わたしのまわりにはたくさんの『ワーママ』がいらっしゃいます。
とにかくみんなすごい、かっこいいし、「母強し、女強し」と心から尊敬します。
育児も仕事もうまくいかないことはたくさんあると思うし、嫌な思いをすることだって少なくないと思います。
でも、わたしのように「かっこいいよ!」と思っている人たちがたくさんいることを忘れずに、母である自分に自信を持って胸をはって過ごして下さい!

インタビュー by 柴田広夢

2016年10月17日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
14479544_10154547964579076_4420581840940092548_n

今回ご紹介するのは、フリーランスのマーケティングリサーチコンサルタントとメイクセラピストとして活躍する福吉彩子さん。
お仕事やファッションに関するブログやInstagramも人気のパワーママです!

大手外資系メーカーに勤務されていた際に2人のお子さんの育休復帰を経験し、その後、フリーランスとして独立された福吉さん。現在は、「好き」と「得意」の二つをお仕事に活躍中ですが、独立のきっかけとなったのはお子さんのある一言でした。

働き方を見直すきっかけとなった出来事とは? また、新たなキャリアについてやファッションのことも伺いました。

14479544_10154547964579076_4420581840940092548_n

ご自身について教えてください。

・氏名:福吉彩子
・職種:マーケティングリサーチコンサルタント/ モデレーター/メイクセラピスト
・簡単な経歴:大学卒業後外資系メーカーに就職、夫の米国MBA留学と長男出産による3年間の休職を経て復職し、2年後に長女出産、管理職昇進。計15年勤務したのち2015年に退職し、現職。
・居住地:東京都品川区
・ご自身の年齢:38歳
・お子様の年齢:8歳長男、6歳長女
・ワークスタイル:フリーランス

 

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

現在はいくつかの仕事をしていますが、一番比重が大きいのが、マーケティングリサーチコンサルタントとしての仕事です。いくつかの企業さまのマーケティングリサーチ、いわゆる「消費者調査」の企画設計や分析のコンサルティング・トレーニング、消費者インタビューの司会などが主な業務となります。

一方で、自宅で不定期に「今の自分が一番好きになる」というコンセプトをもとに「ポジティブメイクセラピー」を主宰し、ヘアとメイクのレッスン、ファッションのアドバイスをマンツーマンでさせていただいています。

また、いくつかのアパレルブランドのインフルエンサーとしてPRの御手伝いもすることも。
14523289_10154547964714076_8859747329441752954_n
 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床
7:00 朝食準備、朝食
8:00 長男 通学
8:30 長女を保育園に送る
9:00-10:00 家事
10:30~13:00 自宅にてメイクレッスン
14:00~16:00 リサーチ企画コンサルティング、打ち合わせ
17:00 長男帰宅、習い事の送り迎え
18:00 長女お迎え
19:00 夕食、入浴など
21:00 子供たち就寝
23:00 就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

出産したことによって、良くも悪くも内面は特に変わっていないのではないかと思います。
ただ、振り返ってみて、例えば多少は我慢強くなったかも、とか、周りをみる力・俯瞰力のようなものがついたかも?とは思います。
あとは優先順位が変わったことによる生活の変化は大きいですが思いますが、これもまた子供の成長ステージによって変化することですね。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

特に分担はしていません。
私が仕事で朝晩が不規則になるときにお願いする程度です。
夫はベンチャー企業の経営者なのですが「自由な発想で柔軟に働きたい」という彼の仕事への想いを数年前に話し合い、尊重した結果です。
イクメンブームになって久しいですが、我が家は本人も含めて望んでいないし、彼に向いてないのです・・・
彼が向いていることに力を発揮してもらった方が家族の、世の中のためになるかと思っています。
最近は長男の成長がめざましく、幼児から少年になってきたので、親子二人で釣りにでかけたり、と子供と遊びに出掛ける機会が増えました。
14632761_10154570369119076_1374467278_o
 

以前は外資系のメーカーにお勤めで、その間にお二人のお子さんを出産・復帰されていますよね!?その時の働き方はいかがでしたか?

前職のメーカーでは子育てしながら働かれている女性をたくさんいらっしゃったので、とりたてて大変だということは感じずにいられたと思います。ママであることはダイバーシティ(多様性)の一つに過ぎないという感覚です。
私は自分で決めて時短は取得しませんでしたが、ある意味「成果を求められる」外資系だからこそ、子供がいるママ社員もそうでない人も平等に扱われることの、良さと辛さが共存していると感じました。国内外の出張や、時差による夜遅くの電話会議も日常のこととしてありましたし。
特に、管理職に昇進してから一緒に働く男性の比率が増え、彼らの多くが「専業主婦を奥様に持つ」男性だったこともあり、私も専業主婦の奥さんがいたらいいなあと思ったこともありましたが、ある意味「私は子育てもしながら働いているんだ!」という自負のようなものが、「バリキャリワーママ」としての原動力になっていたかと思います。

 

そうした中で、ご長男が小学校に上がられたんですね。小1の壁ありましたか?学校生活や働き方は変わりましたか?

「小1の壁」などど「脅し言葉」はあまり使いたくないし、実際に人によって「壁」に感じることって小1に限らずあると思うのですが、長男にとっては、遊んでばかりの保育園生活からいきなり45分じっと座って授業を聞かないといけないことが大きな「壁」だったようです。

母親の立場からすると、平日の行事が多かったり、夏休みの学童にお弁当がなかったりと、保育園との「対応の差」になれるまでが「壁」に感じる部分がありしたが、夏休みが終わるころにはお互いに慣れてきました。

新生活って誰でもいつでも最初が一番大変ですものね!

 

そうした中で、転機があったと伺いました。お仕事内容や働き方はどのように変わりましたか?

私は長男の小学校入学と同時に、外資系管理職の「バリキャリワーママ」からフリーランスのワーママへ、大きく「働き方」を変えました。

転機は長男が保育園年長のとき、暴れて保育園へ登園拒否が始まったことがきっかけ。

そのころは私も管理職に昇進し仕事が大変で毎日疲れ果てていたのですが、4年通い慣れていたはずの保育園で長男がものを蹴飛ばし暴れたことに始まって、朝の登園は男の先生が二人がかりで羽交い絞めにせねばならぬほどうちに帰りたがるようになりました。

そんな中あった運動会は、前日まで楽しみにしていたのに、当日は「出たくない」の一点張り、私が怒っても泣いても結局、保育園最後の運動会は彼は観覧席でうずくまったまま、何もせずに終わりました。

本人が落ち着いたころに尋ねてみると、
「かあさんにできないところを見せたくないんだよ」とポツリ。

運動会の練習の中で、リレーのバトンの受け渡しがうまくいかなかったり、障害物競争の縄跳びで失敗したりしていたのが、本人は不安で仕方なかったことを、私は全く知りませんでした。
というより、本人がポツリポツリ、保育園の帰り道で話していたような気もするのですが、仕事のことで頭がいっぱいだった私は全然聞いていなかったのですね、彼もそれに気が付いていたのでした。

そして自分が知らず知らずのうちに、長男に「ちゃんとなんでもできること」を求めていたこと・・・

仕事が忙しくて彼の変化をしっかりとみてあげられていなかったことにそんな事態になってようやく気づいたんです。

それから半年後、思うこともたくさんありましたが、15年務めた会社を退る決意をしフリーランスで仕事を始めることにしました。
元の会社のままでは私は働き方を変えることができないと判断したからです。
今の私の仕事は前の会社での経験で成り立っており、今でも感謝の思いでいっぱいです。

自分でしたい仕事と時間を決められる今のスタイルは、小学校に上がった長男との時間を、より長く充実したものにしてくれていて、2年生になった彼は毎日いきいきと楽しく小学校生活を送っています。

また私自身、仕事に時間と心の余裕を縛られすぎることなく、子供達と春秋は登山やキャンプ、夏と冬は海外旅行、昨年は夫が事業を始めたケニアやアブダビなど遠い国にもつれていくことができました。

14595653_10154547964889076_23838400153048636_n

 

「パラレルキャリア」について詳しく教えてください。現在は、メイクセラピストとマーケティングリサーチコンサルタントという2つの顔をおもちということですが、具体的にどういったことをされているんでしょうか? また、そういったキャリアにたどり着いた経緯も教えてください。

自分の「得意」と「好き」の両方を仕事にしていることが、私の「パラレルキャリア」です。

マーケティングリサーチコンサルタントの仕事は、マーケティング上の課題点を一番効率よく解決に導く消費者調査を設計したり、マーケティングには欠かせないターゲットの理解を深めるための消費者インタビューの司会をしたり、などのマーケティングリサーチ全般に関わることを、いくつかのメーカー様と契約を結んでおこなっています、これは前職で一番自分が「得意」にしていたエリアを特化した形です。

メイクセラピストの仕事は、前職時代に「もっと目の前にいる人に影響を与える仕事ができないか」と考えていたきに出会った、病気やケガで外観に問題を抱えた方の社会復帰を支援する「リハビリメイク」の第一人者であるかづきれいこ先生に師事し、セラピストの資格を習得したことがきっかけです。
もともと好きだったヘアとファッションを取り入れ「今の自分が一番好きになるポジティブメイクセラピー」という独自のサービスをつくり、主にブログ【 http://ameblo.jp/ayako-lala/ 】やインスタグラム【https://www.instagram.com/fuku44aya/ 】で集客し、月に6-10回程度レッスンを行うスタイルを確立しました。初めて半年たちましたが、今では募集告知してから半日で締め切りになるほど人気のサービスに。
これは人をキレイに・元気にする仕事に携わりたいという、自分の「好き」を仕事にしています。

偶然なのですが、両方とも前職をやめて夫の仕事を手伝っているときに、周りから「やってみて」というリクエストをいただいたことがきっかけで始めました。

会社という大きな組織を抜けて、自分の存在価値がどこにあるか探していた時期だったのですが、それまでしてきたことを少しずつ発信してきたことが縁を呼んだのだ、と思います。

「自分の興味があること」「やってみたいこと」を積極的に発信することが可能になったSNSの時代ならではだなあと思います。

14435409_10154547965024076_5361457250520860065_o

福吉さんのInstagram『働くかあさんのお仕事コーデ』より

 

さらに、福吉さんはInstagramでも積極的に発信されていますよね!ファッションセンスが抜群!!『働くかあさんのお仕事コーデ』が人気です。普段のファッションではどんなことを大切にしていますか?

インスタグラム https://www.instagram.com/fuku44aya/ はファッションに特化して発信をしていますが、仕事のときにはきちんと見えるように、ジャケットやシャツ、低くてもヒールといった「きちんとみえる」かどうかを優先して、「楽」にだけ走らないように意識しています。

ファッションのトレンドから考えても、今は「コンフォート」をテーマにしたものが多く、ゆるくて楽ちん、が主流かと思いますが、フリーランスの仕事は個人の印象も極めて重要ですので「きちんとする」ことを大切にしています。反動で、その分休日は楽なカジュアルが多いかもしれません。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

・育児では・・・子供たちが「うちのかあさんはxx(前職時代担当していたブランド)をつくっているんだよ!」と誇らしげに友達に話しているのを聞いたとき、メーカーでものづくりに携わっていて、目に見える形で世の中に、子供たちに届けられることがうれしいと思いました。

・仕事では・・・担当商品の主たるターゲットが「ママ」であることが多かったので「消費者を一番理解する」マーケティングリサーチ担当者として、自分も含めて常に周りがターゲットとなる人に囲まれ、身近に素早く実感を持って消費者理解をリードできたことはよかったと思いました。

 

 育児&仕事をしていて一番大変なことは?

・育児では・・・二人とも物理的な手があまりかからなくなった分、今はしっかりと「こころを向き合わせる」ことが大事かなあと思います。例えば、食事やお風呂、就寝前などちょっと落ち着いたときにそれぞれを話す時間を大事にしています。

・仕事では・・・フリーランスの仕事は個人での信用がすべてだし、代打がいない世界なので一回一回の仕事にきちんと向き合うこと、また体調管理を大事にしています。

 

楽しくワーママできる秘訣は何ですか?

私がこれまで8年間、楽しくワーママをできてきたのは、ひとえに子供たちの健康とアウトソーシングのおかげです。

子供の健康に関してはママのコントロール外にある部分もあるとは思うのですが、あまり細かいことは気にしないで、食べさせる・遊ばせること(例えば、、レトルトが多少続いてもOK! 薄着で遊んでいてもOK! ここで書くのははばかられるくらいいろいろ)を重視してきた結果、長男長女ともに病気で呼び出されたことはほとんどないくらい、健康そのものです。

アウトソーシングに関しては、長女出産後3か月で復職して以来、今に至るまでシッターさんに週に1-3回2時間程度決まった方に来ていただき、お迎えや食事の介助、ちょっとした家事をお手伝いしてもらったことがどれだけ助かったか!ほんのちょっとのお手伝いで劇的に気持ちが楽になるので、「何かあったとき」だけでなく、定期的に来ていただくシッターさんを探すことをお勧めします。
14697058_10154570393954076_1787184061_o
 

これからの目標やプランを教えてください。

・育児では・・・我が家の子育ての基本方針「「世界の人の役に立つことができる人」に育てる」ことは、これからも変わらない目標です。そのために習い事を含め子育ての環境を整えていくことを続けるつもりです。

・仕事では・・・コンサルタントとしてもメイクセラピストとしても、活動の幅をもっとひろげていければと考えています、またフリーランスをしていると『勉強』は自分でつくらないと機会がないので、インプットの時間を重要視したいと思っています。

 

サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

会社を辞めるかどうか考えたとき、「その会社で働いているからこそ得られる」収入や知名度、称賛のようなものを手放すことを最後まで迷いました、両親からも周りからも、きまって「そんないい会社辞めるなんてもったいない」と言われました。
が、私が最後まで握って放したくなかったものは、手放した今、そんなに大事なものではなかったんだなと心の底から思えます。
私はバリキャリワーママをやめて、でもその分、子供たちと向き合う貴重な時間と、「好き」と「得意」の二つを仕事にするユニークなキャリアをつくることができました。
何か大きなものを手放す決断をしたら、その分大きなものが得られるのではないかと思います。

 

インタビューby 柴田広夢

 

 

 

 

 

 

 

2016年10月12日 0 comment
10 Facebook Twitter Google + Pinterest
%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc%e9%a2%a8%e6%99%af%ef%bc%91%ef%bc%88%e5%b0%8f%e7%b4%ab%ef%bc%89

今回のインタビューは、経営コンサルタント(中小企業診断士)の小紫恵美子さん!

主婦を経て、お子様二人が幼稚園生の時に経営コンサルタントとして独立された小紫さん。今では全国を飛び回り多忙な日々を送っていらっしゃいます。その中での家庭とプライベートとのバランスの取り方、そして周りが絶賛される情報収集スキルについて伺いましたが、すぐに実践できることばかりで必見です!また、現在は11歳と13歳のお子様のママとなった小紫さんからの力強いメッセージには、多くのワーママがほっと心が安心して力が湧いてくるはず。文中の記事( 日本は「良いお母さん」のレベルが高すぎる。 )も併せてぜひご覧ください。(千田)

 

%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc%e9%a2%a8%e6%99%af%ef%bc%91%ef%bc%88%e5%b0%8f%e7%b4%ab%ef%bc%89

2016年10月10日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
奥村さんと娘さん。

今回のインタビューは、株式会社パワーソリューションズで金融ITコンサルタントとして働く、奥村尚子さん。

ミュージカルだけでなく沢山習い事をされているお子様を持つワーママ、どのようにやりくりされているのか?また、ママ・パパ友と絆が強く、助け合っていることについても聞いてみました。

「パワーママプロジェクトをはじめ、ワーママの異業種交流会などでワーママ仲間が増え始めてから、育休明けからの数年、私の辛くて悩んでばかりだったワーママ生活が、いつしか前向きで楽しいものに変わってきました。」
・・・というのは、とても嬉しいですね☆(椿)

奥村さんと娘さん。

奥村さんと娘さん。

プロフィール

・氏名: 奥村尚子(おくむらなおこ)
・会社名:(株)パワーソリューションズ(http://www.powersolutions.co.jp/)
・職種:金融ITコンサルタント

・簡単な経歴: 2001年大手独立系SI企業に新卒入社、不動産業界向けのシステム開発部署に配属。
2005年に金融ITコンサルティングを行うベンチャー企業に転職。
協力会社として大手シンクタンクの投信販売ネットワークシステムの導入や移行を行う営業を経て
2008年長女出産、翌年復職し、2010年より本社大手町の金融ITコンサルティング部に所属。
現在に至る。

・居住地:千葉県浦安市
・ご自身の年齢 : 38歳
・お子様の年齢 : 8歳(3年生)
・ワークスタイル: 復職後から1時間の時短勤務(10時~18時勤務)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

資産運用会社に対してITを使った業務効率化を提案して、システム構築等を行っている会社で働いています。
今、主にマネジメントしているのは金融ビジネスコンサルティング業務です。
資産運用会社からBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)で、投資家向けに作成される運用報告書の作成や付随する資料やデータの作成、及びそのチェック業務を行うチームのマネジメントを行っています。
また、他にも運用会社のHPや受益者専用のWEBサイトの保守担当もしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床・朝食準備 お弁当作りのある時はさらに30分早く起床
7:00 娘を起こし朝食
7:45 娘登校 私は身支度、片づけ等
9:10 出勤
10:00 出社・始業
デスクワークメイン、客先で作業、MTGもあり
ランチタイムは基本自由
18:45 退社 時短ではあるものの時間が許す限り残業
19:20 学童や習い事へお迎え
夕飯準備
20:30 夕飯
宿題チェックや自主練、お風呂タイム
22:00 娘就寝
娘の持ち物チェック、片付けや事務作業の後、フリータイムからのたまに寝落ち
0:30 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

ひとりの子どもを育てる社会の一員として、本当の意味で大人にならないと!という自覚と責任を感じ始めたことだと思います。
それまでは自分で自分の事だけやって、自分の事だけを考えていれば成り立っていた生活から一変、周りの人と協力し合う事、勇気をもって助けを求める事、困っている他人を助けてあげる事、子ども達の未来の幸せを願う事、日々感謝の気持ちを持つ事といった社会と密に関わり合うことが当たり前の生活となってきたからだと思います。

 

プレゼン中の奥村さん

プレゼン中の奥村さん

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

ワーママ繋がりだったり、子育て繋がりで多くの方に出会えて良い刺激を受け、さらに沢山支えられて感謝の日々です。
そして、地元のママ、パパ友達にサポート受けながらチャレンジをした社内の新規事業のビジネスコンテストで大賞を受賞できたことは、結果ローンチできなかったという苦い思い出にもなりましたが、私にとっては大きな成功体験にはなりました。
社内唯一のワーママ正社員という立場でありながら、社内投票で選んで頂いたこともあり、女性だから子持ちだからという偏見なく、この会社は女性が子育てしながらでも働きやすい企業に成長していける風土があるのかもしれないという希望が持て、これからもここで頑張ろうと思えたきっかけにもなりました。

 

育児と仕事をしていて一番大変なことは何ですか?

ワーママには当たり前の話ですが、、、やっぱり時間と体力的余裕がない!
具体的には、育児においては、娘の勉強や歌やダンスの練習にゆっくり付き合ってあげられないとき、また、仕事においては、疲労により頭を使う作業で十分なパフォーマンスが出せなかったときや、残業ができないことで周りに負担をかけてしまっているときです。
仕事仲間や、親やママ友、また子供にもしわ寄せがいって、それでいて全てが中途半端になってしまっていると自分がとても嫌いになり、それがストレスになってしまうことです。

 

それをどうやって解決していますか?

ワーママ仲間と同じ悩みを共有することで、完璧にはできない自分を許せるようになり、少しずつ楽になってきました。
とはいえ、もちろん周りに「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと伝えることは心掛けていますし、ワーママの大先輩である母親(元小学校教員)や言いたいことを言い合える同僚や上司からの厳しいアドバイス等にも、自分を振り返り受け止めるように努力しています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児においては、とにかく意識してでもたくさんスキンシップをとることです。
それが母娘にとっての最大の癒しにもなりますし、これから思春期を迎える娘と上手くやっていく為にも信頼関係を構築するための大切な土台作りになってくれるはずと信じているので、日々イチャついています。笑

仕事においては、会話でのコミュニケーションを積極的にとるようにすることです。
IT業界では、会話することを面倒臭がったり、臆する人も比較的多いと感じています。
それにより、メール等の文面の読み取り方によって生じる思い込みや、相手の感情を汲み取れないことが、急ぎでの対応が求められる局面や難しい仕様の検討時、またプロジェクトのスムーズに遂行する上で、障害となってしまうことがあります。
勿論、メールでの証跡を残す大切さやダラダラと無駄な会話で時間のロスが発生する可能性も理解してはいるので、会話のポイントは押さえつつ、そして面倒臭がらずお客様や部下とはまめに話すようにしています。

 

コンサルのお仕事、ハードワークなイメージです。実際はどうなのでしょうか?

もっとハードに働かなくてはいけないのでしょうが、身体を壊すまで頑張っているワーママ仲間の話を聞いている限りそこまでハードではないのかもしれません。

独身時代にシステム開発をしていた時のほうが終電、タクシー帰宅、休日出勤当たり前でしたが、今は開発は殆どしていないですし、お客様の業種的に仕事を持ち帰る事にかなり制限がある為、お迎え時間というタイムリミットが来てしまえば、次の日以降に持ち越しか、急ぎの時は仲間や部下にお願いすることになるからです。
とはいえ、メインの仕事となるレポート作成業務では忙しくなる時期や日程が事前に大体わかっているので、残業になりそうなときは、事前に実家の両親やファミリーサポートさんを手配するようにしています。
それでも急なトラブル対応や繁忙期に娘がインフルエンザやおたふく風邪に感染してしまったとき等で冷や汗することもありましたし、帰社後や出社前、休暇中もメールチェックをしたり、お客様や上司部下に電話をすることはしょっちゅうです。

娘さんとアニー鑑賞☆

娘さんとアニー鑑賞☆

お子さまをミュージカルのメンバーとして入団させて、送迎も応援も精力的に活動されていますね。どのようにして、ミュージカルに興味を持ち参加するようになったのか?

ハリウッドで現代版としてリメイクした映画『ANNIE/アニー』を親子で鑑賞したのがそもそもの始まりです。
映画にハマった娘がYouTubeでも映画のミュージッククリップを観はじめ、その検索の流れでミュージカル版アニーのドキュメンタリーTV番組も観たのです。
そこで同年代の女の子がキラキラ舞台で輝いている姿をみて、「私にもできるかな。やってみたいなぁ。」と言い出したのがきっかけです。
私もその2年ほど前に地元の劇団「浦安子どもミュージカル」からアニーの主役が出たことを地元のニュースで知っていたので、早速調べて体験に連れて行き、アンサンブルでの賛助出演を経て、親子で相当話し合った上、娘の強い希望で正式入団をさせました。
今では、すっかり親子のコミュニケーションや生活の大部分がミュージカルで占められています。
で、私も楽しんでいます。笑

 

お子さまは習い事をたくさんされて忙しそうですが、習い事に関するこだわり、ワーママだけど、送迎含めどのようにやりくりしているか教えて下さい。

習い事は、ミュージカルの他、バレエ、ジャズダンス、ボーカル、合唱、公文、通信教育、時期よっては短期コースでスイミングやミュージカルのワークショップに通わせたりもしています。
勉強系以外は、イベント出演や発表会、たまにオーディションもあるので、スケジュールは何かと埋まってしまいます。
やりくりについてですが、時間的にも金銭的にも色々と紆余曲折を経て今は何とかなっています。
時間的には、平日夜と週末以外は、娘が一人でバスで通えるようになり習い事をはしごしてくれたりするので、私は仕事の後にお迎えに行くパターンで成り立っています。
また習い事がない日は週末含め週2~3日設けられるので、上手くそのOFFを利用することで心身共にバランスを崩さず帳尻合わせができているのだと思います。
金銭的には、浦安市の補助で月1000~3000円程度で習えるものも合わせているので何とかなっています。(バレエ、ジャズダンス、合唱、短期スイミング)
こだわりとして、1番大事にしているのは本人のやる気です。娘のやる気がないことにお金も時間も費やしたくないですから。笑
彼女の今1番夢中になっていることはミュージカル。「私の夢」なんだと子どもながらに言っています。
なのでダンスや歌の習い事を休みたがることはこれまで一度もありません。
ただ、学校の勉強についていけないようならミュージカルは辞めさせるよと約束はしています。
それでも、家での自主練や勉強の時間をやりくりするのは小3の娘にはまだ難しいようです。
そこは本人には事あるごとに「今、何をしないといけないのか。自分で考えて優先順位をつけてママに言ってごらん。」と確認してます。
また、娘が自主的に動きやすいように曜日ごとのToDoリストも作ってあげて運用しています。
こういった母業も職場での部下のマネジメントと経験が活かされている気がします。

 

ママ・パパ友との協力絆が強いですね。助けあったりしているシーンがあれば教えて下さい!

助け合うというより、今は皆さんに助けられてばかりです。精神的にも物理的にも本当に!

保育園時代のママ&パパ友は、私が仕事で忙しい週末に娘を遊びに連れ出してくれたり、仕事の相談に乗ってもらうこともありました。
習い事(ミュージカル)でのママ友さん達は、LINEグループで毎日のようにやり取りをして、同じ夢を持つ子供の親として情報交換したり、励まし合ったりすることもあれば、習い事の帰りが夜遅くなったり、天気の悪い日に車で家まで送ってもらうこともあります。
また、ワーママの異業種交流会等で知り合ったワーママさん達とは、SNS上だけでなく、平日に職場近くでランチ会をしたり、週末にも子連れで遊んだり、ママだけで飲み会やお勉強会系のイベントに参加したりして、常に誰かしらとコンタクトを取ってます。
皆さんと、色々な悩み相談をしたり、夢や目標を聞いて刺激しあったり、たまに愚痴を言って発散したりできていることが私のワーママとして生きる糧になっています。本当にいっつも感謝です。これ書いているだけで有難くて泣けてきます。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

そろそろ周りに頼ってばかりではなく、恩返しを始めないといけない頃かなと思っています。
実は正社員で在職中に結婚、出産、育休、時短勤務と一通り経験したワーママは私が1号であり、未だにマイノリティな存在です。
とはいえ、中途採用ばかりだったベンチャー企業が5年程前から新卒で女性を少しずつ採用し始め、彼女たちは社内で活躍してくれています。
そんな彼女たちの中にも結婚、出産を考えはじめている子も増えてくると思います。
そういった後輩たちの良き相談相手になり、且つ、会社が少しずつでもダイバーシティ実現に向けた取り組みを進めてもらえるように経営層や周りの社員に働きかけて行きたいと思っています。

 

サイトをご覧の皆様(特にワーママ)にメッセージをお願いします!

皆さん、いつも本当にお疲れ様です!
パワーママプロジェクトをはじめ、ワーママの異業種交流会などでワーママ仲間が増え始めてから、育休明けからの数年、私の辛くて悩んでばかりだったワーママ生活が、いつしか前向きで楽しいものに変わってきました。
職業も年齢も住んでいる場所も異なるママ達でも、同じようなことで悩んだり、怒ったり、喜んだり、笑ったりと共感できるところや刺激になることが沢山あるんですよね。
こうして沢山元気をもらってきたワーママ仲間達に、改めてありがとうの気持ちでいっぱいです。
なので私もこれからもっと周りに元気(主に笑い?)を与えられる存在になっていきたいと思います。
こんな私ですが、これからも末永くよろしくお願いします。

2016年10月4日 0 comment
3 Facebook Twitter Google + Pinterest
山田さん家族。

今回のインタビューは、広告代理店で営業をしている、ワーママ1年目の山田ゆり子(pinkpeco)さん!

出産後、激戦区での保活を乗り越え、復帰後の異動、定期昇進試験の受験など、ワーママの壁に直面してきたpinkpecoさん。
旦那様が比較的ワークスタイルが柔軟な会社で働いていらっしゃるとのことで、夫婦で協力して育児をしている姿が、いまどきの共働き世帯ですね。
不安な気持ちに負けそうになりながらも、自分なりに子育てもお仕事も全力で楽しんでいるpinkpecoさんの等身大インタビューです!(椿)

山田さん家族。

山田さん家族。

プロフィール

・氏名:山田ゆり子(pinkpeco)

・会社名:広告代理店

・役職名:チーフ

・職種:営業

・簡単な経歴:2007年入社時にプロモーション企画を担当するスタッフ部門に配属。2010年の組織改編により営業部へ異動。その後2012年にメディアを扱う部署へ異動となりインターネット広告のメディアプランニングとバイイングを担当。2015年2月末に産休に入り、育児休職を経て2016年4月に復帰。復帰後2ヶ月で異動が決まり、現在は約5年ぶりに営業部に在籍しています。

・居住地:東京都港区

・ご自身の年齢 :32歳

・お子様の年齢 :1歳6ヶ月

・ワークスタイル:時短勤務(9:30-16:30)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

中堅の広告代理店で企業の販促活動をお手伝いしています。主に店頭でご活用いただく販促ツールや商品のプロモーションについて企画提案を行っています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30~6:00 子どもが真っ先に目を覚ますので合わせて起床

6:00~8:30 朝食・子どもにEテレを見せながら登園の支度をしつつ、自分も身支度

8:30 保育園への登園は夫担当なので夫にまかせつつ、一緒に出発

9:00~ 出社(仕事が立て込んでるときは8:30出社のときも…)→

今日の仕事のスケジュールの確認・メールチェック

13:00~14:00 タイミングが良ければランチ(1時間くらい)へ。ただ1週間のうち3日くらいは食べ損ねることも。。。また体調不良のときは昼休憩の時間を使って、病院に駆け込んで薬をゲットする貴重な時間に。

14:00~16:30 メール、電話でやりとりをしつつ、往訪、来訪のMTGをこなす。

16:30~16:45 退勤。16:30ぴったりにはなかなか出られず。。会社を出たらダッシュで保育園へお迎えに。

17:00 保育園到着、子どもをピックアップ

17:15~18:00 晴れている日は保育園から帰る途中に近所の公園によって子どもを遊ばせ、その後スーパーに寄ってから帰宅。

18:00~19:00 子どもの晩ごはんタイム

19:00~20:00 子どもと遊びつつ、おとなの夕飯の支度をする

20:00~20:30 子どものお風呂タイム

20:30~21:30 寝る前の絵本タイム、寝かしつけ

21:30~ 自分の夕飯&晩酌・お風呂タイム

0:00 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

出産前までは、ほんとに自分本位で自分勝手に生きていましたが、出産後は子どものことが最優先、次に夫、自分という優先順位になったのが一番大きな変化だと思います。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

産休中は出産という大仕事に向けて身体を休める期間とは頭で分かっていても、仕事をしない自分というのがどうにも受け入れがたくもやもやしていました。育休中も、子どもは毎日いろんな成長があってずっとそばにいられる貴重な時間を大切にしようと思って過ごしてはいるものの、心のどこかで社会と関わりたいという気持ちもありいつのまにかストレスを溜めている自分に気づくことがありました。私個人の性格的には仕事をしている自分という時間を持った方が育児の時間も楽しめるなあと感じています。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

クライアントとの大事な打合せや提案を控えている時に限って子どもが体調を崩すというあるある話はもちろんですが、復帰後2ヶ月でスタッフ部門から営業部門への異動が決まった後、最初の1ヶ月は慣れるまでほんとに体力的にも精神的にもきつかったです。

それをどうやって解決していますか?

時間が解決してくれたというところもありますが、夫の多大なるサポートがあったおかげで解決できたというところが大きいです。保育園への登園は夫が担当してくれているので、私は早めに家を出て定時よりも1時間早く出社して仕事をすることができました。

あとは、会社のチームメンバーや上司が業務分担を最適化してくれたり、退勤後に対応できないイレギュラー案件について対応してくれたりといつも協力的にサポートしてくれるのでとても助かっています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児については、子どもは私自身とは違う人間である(冷たく突き放す意味ではありません)ということは忘れないようにいつも自分に言い聞かせています。まだ言葉も通じないしこちらの思いどおりにというのは無理なので、小さい子どもに大人げなく当たらないように気をつけています(笑)

仕事については、近江商人の三方よしをモットーにしているつもりですがちゃんとできてるかはまだ自信がないです…。

 

娘ちゃん

娘ちゃん

4月から保育園に入れて本当に良かったですね。保育園に入る前、待機児童になるか、とても不安そうでしたね。その当時の保活話を教えてください。

2月末に産休に入ったのでそこから3月上中旬で認可園・認証園の見学に行き、入所予約ができるところは申込みをしました。結局予定日よりも早く出産したため、事前に育児休業明け入所予約の申込み用紙を準備し、書類提出の締め切りが産後の入院中ということもあり、会社に急いで書類を用意してもらい、なんとか提出したものの待機となってしまいました。
その後、子どもが生後半年になっておでかけにも慣れてきた頃から保活を再開し、第一子で1歳4月入園というのが港区でも相当きびしいという話を耳にしたので、当初検討していた自宅付近の保育園だけではなく、エリアを広げて見学・入所予約をしました。
休職中定期的に会社の人事課の担当者と会って話をしていたのですが、休職日数によっては定期昇進試験の受験資格がなくなってしまうということが分かり、受験をしたい場合は復帰タイミングを早める必要があるという話になりました。そこで、入所希望タイミングを早めて0歳11月入園に変更して申込みをするものの保育園の空きがなく早期復帰は叶わず、試験は復帰後に受験することとなりました。
ママ友さんとの情報交換はもちろんですが、次年度の保育園入園の申込が締め切りになった後は総合支所に情報をもらいによく通っていました。あとは、申込みを入れていた認可外保育園から仮内定の連絡をもらったのですが、認可保育園の結果が出る前に入園の意思を回答(入園金も払わないといけない)しなければならないということでかなり悩んだときにも総合支所に相談しに行きました。
そのときに、自分の保育利用調整基準の点数が他の人と比べて高いのか低いのかも教えてもらえたのですが、ちょうど真ん中で総合支所の担当者もどうにも判断しづらい…という話だったので、結局4月に保育園に預けられず休職期間を延ばさなければならないという状況を避けるために認可外保育園には入園金と1ヶ月分の保育料を支払いました。
結果は、欄外も使って第20希望まで記入したおかげか、第6希望の認可園に内定をいただくことができたので内定を電話で確認出来たときはほんとにホッとしました!

最近、異動もしていましたね。子育てしながらの環境変化、どうですか?

上の質問への回答と重複してしまう部分がありますが、慣れるまでの1ヶ月はかなり精神的にもきつく、体調も崩してしまいしんどかったです。私がピリピリしていたのを子どもも敏感に感じ取ったのか、おなかの風邪を引いてしまい夫が在宅で子どもを看たり、病児保育を利用して乗り切りました。今は軌道に乗ってきたので、時短勤務をやめて時差出勤という制度を使って8:30~16:30の勤務に変えようかと考えています。

1歳児だと、まだまだ病気しがちですよね。お子さんが病気の時は、どのようにやりくりしていますか?

夫が比較的ワークスタイルが柔軟な会社に居るため、完全に夫に甘えてしまっていますが、子どもが急に体調を崩して保育園から連絡があったときは、夫に早めに保育園に迎えに行ってもらい、その足で小児科へ寄って診察・病児保育予約といった形で対応をしてもらっています。幸い今まで病児保育の枠がなんとか確保できたので、夫がどうしても対応できなかった時に一度だけ半休をもらったくらいで済んでいます。

 

広告業界はまだまだ長時間労働な業界です。時短ワークスタイル、してみてどうですか?

できなくはない……けど、周りの方のサポートなしにはできないなというのが正直なところです。異動後は特に前任の人が対応していた案件数は時短勤務では対応しきれず、先輩に分担してもらっているというのが現実です。それでも新規自主提案などは任されず、淡々と業務をこなしなさいという感じではなく、きちんと新規案件獲得といったミッションも任されるので、早めに出社して時間をつくってでもやってやるぞ!という気持ちでがんばっています。

 

可愛いもの、素敵なものが好きなぴんぺこちゃん。ママになったら、自分の好みや消費行動は変わりましたか?

好みはあまり変わっていないと自分では思ってるのですが、なんとなく動きやすいスタイルみたいなものを自然と好むようになってきた気がします。靴は8cm以上のハイヒールが大好きだったのにすっかり脚がなまってしまっているのと、電動自転車で子どもをお迎えに行くのでスニーカーかフラットシューズで出社して、会社で5cmくらいのパンプスに履き替えています。

 

お気に入りのシューズ

お気に入りのシューズ

消費行動としては、圧倒的にECサイトでのショッピングの機会が増えたなあと思います。子どもの服やおもちゃなどのグッズはいつもネットショッピングでポチポチしてます。

あとはメルカリがほんとに便利で、最初は第一子で新品を買ってあげたい…と思って色々買ってはいたのですが、あっという間にサイズアウトするので(聞いてはいたのですが思った以上にサイズが変わるのが早くてびっくりw)自分も出品しますがよく購入しています。
あとはこれはもう子どもが生まれてから変えざるを得ないのでしょうがないのですが、夫とふたりきりだったときは2人とも飲み歩くのが好きでいろんなお店を探して夜な夜な飲んでいたのですが、最近は家でゆっくりすることが多くなりました。

たまには友達と会ったり、外に飲みに行くのとか必要だよな…と思いながらも、週末も子どもは6時起きで朝からテンションマックスなので、好きなだけ寝続けるみたいな息抜きができないので最近ちょっと疲れが取れなくて薬用養命酒を飲み始めました(笑)ちょっと気力も落ちてきてるかも。。良くないです!

今後の目標やプランを教えて下さい!

直近の目標は時短勤務を卒業して時差出勤に切り替えることと、昨年育児休職中で受験できなかった昇進試験の受験・合格を目標にがんばりたいと思います。また、ここ数年で弊社内でも結婚した女子社員が増えてきており、そういった後輩達が子どもを産み・育てながら仕事を続けていくということをポジティブに選択できるようなロールモデルになれたらうれしいなあと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

なんだか振り返ると思い通りにならないことばかりでいつもひとりで凹んで勝手に悩んでいた気がします。いや、今もそうか……。私ってほんと子どもを育てるの下手だなぁ、向いてないなぁといつも自分にあきれたり悲しんだりしますが、今までとは違うステージに子どもがわたしを引っ張りあげてくれたんだなあとしみじみ思います。

無事に産まれてきてくれたことがまず奇跡みたいなものだといつも思うのですが、ここまでなんとか大きな病気もせず元気に育ってくれて本当にうれしいです。

私自身、「自分はパワーママです!」と胸を張って言えるような感じではなく、育児もこれでほんとにいいのかなぁと試行錯誤ばかりで全然自信がないし、仕事も自分がやりたいとしがみついているだけでもしかしたら必要とされてないかも?別に他の人でもいいのかも?といつも不安な気持ちに負けそうになってます。でも自分なりに子育てもお仕事も全力で楽しんでるので、こんな感じでこれからもゆるゆるやっていこうと思っています。

2016年10月4日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
小川璃紗さん

今回のインタビューは、アマゾンジャパンでリクルーターをしている、ワーママ1年目の小川璃紗さん!

時々在宅ワークをしつつ、毎月旦那様と一緒に”おいしいものを食べる日”を楽しみつつ、週末は夫婦で作り置きおかずをつくっているインスタをシェアしている小川さん。
仕事も家事も育児もエンジョイしている小川さんに、どうやって実現に至ったのか、その真相についても聞いてみました。

最も大変であろう復帰1年目に、夫婦でどう役割分担するかは大事ですよね。これからワーママ・その旦那さんになる方にも参考になること間違いなし!(椿)

小川璃紗さん

小川璃紗さん

プロフィール

・氏名:小川璃紗

・会社名:アマゾンジャパン合同会社

・職種:リクルーター

・簡単な経歴:

上智大学外国語学部英語学科卒。2007年に新卒でサイバーエージェントに入社。人事マネージャーとして主に技術職の新卒採用・育成・社内活性化に従事。2013年より新卒採用のプログラムマネージャーとしてアマゾンに入社。産休・育休を経て2016年4月に中途採用リクルーターとして復帰。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :31歳

・お子様の年齢 :1歳8ヶ月

・ワークスタイル:フルタイム

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

中途採用担当のリクルーターをしています。

募集している職種はエンジニアやデザイナーなどの技術職から、プロダクトマネージャーやマーケティングマネージャー、ベンダーマネージャーなど多岐に渡ります。またカメラマンやスタイリストといった職種も募集しています。

フルタイム勤務ですが、完全フレックス制なので出勤・退勤時間も自分で調整できたり、自らの働き方をデザインしやすい自由な社風なので、子どもがいても働きやすく助かっています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30  起床(大抵息子が最初に起きていて、息子の声で起きます)、身支度

9:00  出社(息子は夫が保育園へお見送り)

17:00  退社

18:00  保育園にお迎え

18:30  帰宅、夕飯準備

19:00  息子の夕食タイム

19:30  息子と遊ぶ(絵本、追いかけっこ、etc.)

20:00  お風呂、息子寝かし付け

21:00  夫と夕食

21:30  仕事したり、TV見たり、、、

24:00  就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

家族と一緒に過ごす時間が圧倒的に増えました。
出産前の平日はとにかく仕事中心の生活で、土日は友達と出掛けたり、一人でフラっと映画を観に行ったり、自由奔放に過ごしていました。自炊して家で夕飯を食べるなんて、年に何回あっただろう・・・というくらい、ほとんど家にいませんでした。笑
子どもがいると時間的制約があるので、必然的に家で過ごす時間が長くなり、土日も基本的には家族3人でどこかに出掛けることが多くなりました。

自炊する回数も圧倒的に増えたので、料理の腕は少しは上がったかも?

 

3人家族

3人家族旅行にて。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

保育園に迎えに行くと、私の姿が見えた瞬間、満面の笑みでテケテケテケと息子が駆け寄ってきてくれる瞬間は、たまりません!

どんなに疲れていても、思わず笑顔になります。

こんな瞬間を味わえるのも、毎日離れて過ごす時間があるからこそ。
ただ、子どもはかわいいけれど、一人の時間も大切です。

イヤホンをつけて好きな音楽を聴きながら電車に揺られる時間、出社前に立ち寄るコンビニで自由に買い物する時間、自分のペースで好きな物を食べられるランチタイム。そんなちょっとした時間が至福の時だったりします。

「一人で動けるってこんなに身軽で楽なんだなぁ~」と復帰初日は感動しました。
一人で過ごす贅沢な時間と、子どもとの愛おしい時間、両方を体験できることが、ワーママの特権だと思っています。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

復帰したての頃は、家庭と仕事のバランスをとるのが難しく、苦労しました。
あまり風邪をひいたり体調を崩すことがなかった息子が、保育園に通いだしたら頻繁に発熱するようになり、毎日のように鼻水を垂らしている姿を見て、かわいそうに思うあまり、「ここまでして働く意味って何だろう・・・」と悩んだりもしました。
最初の頃は息子が毎週のように発熱していたので、出社できない日々が続きました。

WFH(Work from home=自宅勤務)が許される会社ですが、子どもの看病をしながら仕事するのはかなり大変。思うように仕事は進まず、子どもの泣き声で電話会議の音声は掻き消され、予定は全てリスケ・・・。周りへの申し訳なさから心苦しくなったり、思うように成果が出せない焦り・不安を感じたり、イライラが募りました。「もっと思う存分働きたい!」「もっと頑張りたいのに全然思うように仕事できない!」と、涙する日もありました。

 

それをどうやって解決していますか?

一人で抱え込まず、夫と協力しながらベストな方法を模索するようになりました。
復帰したばかりの頃は、「自分の力で解決しなきゃ」と思うがあまり、何でも一人で抱え込んでいました。保育園を休まなければいけない日は、私が仕事を調整して家にいる。保育園に呼び出されたら、私が仕事を切り上げてお迎えに行く。何の取り決めがあったわけでもないのに「私がやらなきゃ」と勝手に思い込んで、助けも求めようとせず、気付いたら「同じようにフルタイムで働いてるのに、どうして私ばっかり・・・」と被害者意識が強くなっていました。
でもきちんと気持ちを伝えたら、夫は理解してくれ、それまで以上に協力してくれるようになりました。「仕事が調整できる日は、言ってくれれば俺がお迎え行ったりできるから連絡して」と言われて、ハッとしたのを覚えています。どうせお願いしても無理だろうな、と決めつけていたり、申し訳ないと夫に遠慮したり、結果的に全て抱え込んで自分の首を絞めていたことに気付きました。夫と話し合ってから、私も無理をせず、もっと積極的に夫を巻き込んでいけばいいんだ、と思えるようになりました。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

共通して大事にしているのは、いつも笑顔で、ポジティブでいること。

いい意味で、したたかに、しなやかに生きること。
育児では、「下手でもいいから、まずはやってみる」ことを息子に促すようにしています。

息子が持っている無限大の可能性を、どうしたら最大限に引き出してあげられるかを考えて接しています。危険でない限りは、彼が興味を示したことは自由にやらせたり、自分でやりたいと主張したことにはとことん付き合うようにしています。
仕事では、周りの理解とサポートに常に感謝しつつ、とにかく成果を出すことを大事にしています。

子どもが生まれる前と今とではやはり働き方は変わりましたし、前より周りに迷惑をかけること、フォローしてもらわないといけないことも増えました。そんな状態で成果も出てないとただのお荷物でしかないので、目標を達成することは前提で、成果を出すことで恩返ししようと思っています。

 

息子くんと。

息子くんと。

ワーママとして職場復帰1年目。想像していた姿とリアルと、ギャップはありますか?

正直、想像していたほど大変ではないです。

そう思えるのも、もちろん会社の皆さまの理解とフォロー、夫の協力があってこそ。
復帰前は、「育児だけでいっぱいいっぱいなのに、これに仕事がプラスされるなんて、一体どうやりくりしたらいいの?!」と不安でいっぱいでした。が、いざやってみると、どうにかなるものです。会社の有難いWFHの制度も駆使して、会社でしかできないタスクは会社にいる間に、家でもできる仕事は帰宅後にと切り分けたり、限られた時間をどう有効活用するかを常に考えて工夫して動くようになりました。
毎日のタスクの時間配分の仕方が変わっただけで、全ては自分次第だなと思います。

 

よく旦那さんと素敵なところにお食事に行っていますね!何か決め事しているのですか?

月に一回は、普段は行かないようなちょっと贅沢なお店で美味しい物を一緒に食べよう、と決めています。結婚してもうすぐ5年になりますが、ほぼ毎月ちゃんと実施しています!
元々、前職時代は平日深夜まで仕事し、出張も多かったので、夕飯は別々に済ませるというライフスタイルでした。また結婚して2年目は夫が関西に単身赴任していたこともあり、一緒に過ごす時間はごく僅かでした。

そこで、月に一回くらいはお互いにスケジュールを調整して美味しいディナーに舌鼓を打ちながら、ゆっくり話す時間をとろう、ということで始めました。月イチの貴重な時間だから、ちょっと贅沢しよう、と。
子どもが生まれてからはディナーは難しいので、ランチに切り替えました。子どもNGのお店に行けず残念ですが、逆に子連れフレンドリーなお店を開拓できたり新たな発見も多いです。今は息子も大人とほぼ同じ物が食べられるので、一緒にランチを楽しめるようになり楽しいです!

 

仕事復帰してから毎週作り続けている作りおきおかず。夫婦共同作業。

仕事復帰してから毎週作り続けている作りおきおかず。夫婦共同作業。

毎週日曜日に、旦那さんと一緒に作り置きおかずを作られているようで(素敵!) 何がきっかけで始めたのですか?

産休・育休中は毎日自炊していましたが、仕事復帰したらどうしよう?と悩んでいた時に、元同期が作り置きおかずを有効活用しているのを知りました。
復帰する数週間前から試しに実践してみようと思い、日曜日に私が料理を始めると、夫が「何か手伝おうか?」と声をかけてくれました。夫も料理が好きな人なので、「何か一品作ってくれてもいいよ?」と冗談半分に言うと、一品どころか2~3品作ってくれたのがきっかけです。
最初はせっかくの週末なのに夫を巻き込んでしまって申し訳なさがありましたが、「週に一回、一緒に料理する時間が楽しい」といつだったか夫が言ってくれたので、二人の共同作業として日曜夜に作り置きおかずを作ることが定着しました。息子も食べられるようなメニューを複数作っておけば、平日料理することはほぼなく、楽できます。

 

理想とするワークスタイル、ファミリースタイルがあれば教えてください!

互いに支え、尊重し合い、それぞれが物事に全力で取り組み、成長を刺激し合えるような家族でありたいです。
女性だけがキャリアを犠牲にしたり妥協するのではなく、パートナーの理解を得て、二人で協力し合って家族のカタチを作っていく。今はそんな時代だと思います。もちろん子どもがいることによって生じる制約は多々ありますが、出来る限り子どもがいることを理由に仕事に制限をかけたくないと思っています。
それも全ては、将来子どもに胸を張って成し遂げたことを語れるような母でありたいと思っているから。夫にも、息子に誇れる仕事をして、息子にとって憧れの存在でいてほしいです。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

「○○といえば、小川璃紗」と言われるような存在になることが、人生の目標です。

まだ明確に見つかっていないのですが、これだけは誰にも負けないという武器を見に付けたいです。どんなに小さなことでも、「武器」を持っている人は強く、魅力的だと思うので。
そのためにも、まずは目の前のことに愚直に取り組むことが大事だと思っています。毎日少しずつ努力を重ねることが、いつか必ず実を結ぶと信じています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

今でも励みにしている、憧れの先輩ママからの言葉があります。
「何かを完全に諦めたり手放したりするのは簡単だけど、いつか子どもは大きくなって少しずつ自分の世界を持っていくからこそ、『仕事をして何かを成し遂げているお母さんがかっこいい。』といつか我が子に思ってもらえるように頑張りましょ!」
子どもは、親のことを驚くほどよく見ています。

働くことがいかに楽しいことか、人生において何かを成し遂げることがいかに大事なことか、背中で示してあげれば子どもはちゃんと見てくれていると思います。
かっこいいママでいるためにも、一人で抱え込み過ぎず、手を抜けるところは抜いて、周りをうまく巻き込む。
育児と家庭の両立に思い悩み、息を止めて全力ダッシュしているような怒涛な日々にもそのうち終わりがきて、いつか思い出し、懐かしむ日がくるんだと胸に留め、毎日を丁寧に、楽しく過ごしていきたいですね。

2016年10月3日 0 comment
2 Facebook Twitter Google + Pinterest
講師をしているときの小倉さん

今回のインタビューは、女性のキャリア支援とワーク・ライフ・バランスコンサルティングをしている小倉 環さん!

以前に某雑誌の保活取材でご一緒した小倉さん。その時にも強調していた良好な関係性について、また、キャリアカウンセラーとしてAllAboutでもキャリアカウンセラーとして記事を書いている小倉さんに、そして独立のきっかけやここ数年で女性活躍の波による変化のリアルについても聞いてみました!(椿)

講師をしているときの小倉さん

講師をしているときの小倉さん 

プロフィール

・氏名:小倉 環(おぐらたまき)
・会社名:株式会社ハーモニーワークス
・役職名:代表取締役
・職種:研修講師、キャリアコンサルタント
・簡単な経歴:
大学卒業後、大手流通企業に入社し、広報を経験した後に人材業界に転身。人事・採用の設計および広告の企画・制作、大学生向け就職支援、転職相談に従事した後に株式会社ハーモニーワークスを設立。現在は女性のキャリア支援とワーク・ライフ・バランスコンサルティングを軸に、人材育成と組織活性に携わっています。

・居住地:東京
・ご自身の年齢 :43になってしまいました
・お子様の年齢 :10歳(男)、7歳(女)
・ワークスタイル:経営者

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

企業や自治体・団体様向けに人材育成と組織活性をテーマに研修やコンサルティングを提供させていただいています。また個人の方のキャリアコンサルティングもしています。
今は女性活躍推進と働き方改革をテーマにした案件が多く、女性のリーダーシップやキャリア開発、働き方の見直し、タイムマネジメントなど、幅広いテーマでお仕事をいただいています。一人社長なので(笑)営業も販促も経理もと一人何役もこなしていますが、ライフワークを事業として育てている醍醐味を感じています。

出産して、何が一番変わりましたか?

それまでの人生で男女の差というものをあまり感じずに生きてきたので、乳飲み子を預けて仕事に行くことに後ろめたさを感じるなど、自分が「女」であったことをいい意味でも悪い意味でも実感しました。
また出産前は恥ずかしいことに「〜でなければならない」「〜するべき」と言った自分の理想や価値観を押し付けて、受け入れられないと切り捨てるタイプでした。きっと出産しなければずっとイヤな女だったかもしれません(苦笑)
ただ出産後、心理学を学んだり、子育てを通じて自分の想いだけではどうにもならないということがあるということを理解できたことで、人に対する受容度が高まり(今も修行中ですが)、周りの人に助けてもらうにはどんな関係づくりをしたらよいのかを考えるようになりました。その境地に達するまでには時間がかかりましたが、産前よりもゆるくなったというかラクになったというか(笑)
あとは自分の人生において、成し遂げたいこと、大事なこと、必要なこと、もの、人などの価値観が明確になり、そのために人生の時間を使いたいと思うようになりました。特に子育てを通じて日本の社会的課題について理解を深めるなかで、自律した次世代を育成するためには、親世代が自律していなければ難しいと感じるようになりました。
そのあたりから、キャリア開発やカウンセリングで課題解決のアプローチできないかと考えるようになりました。

娘さんの保育園卒園式にて

娘さんの保育園卒園式にて

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

娘は「おつかれさま」と書いたラブレター?をよく書いてくれます。息子は先日キッザニアに学校の遠足で行って「おしごと相談センター」を体験したらしく、「母ちゃんの仕事(キャリアコンサルタント)を体験したいと思って」と言ってくれて、ちょっとホロッとしました(笑)
仕事のストレスは家族や子どもとの笑いの時間が相殺してくれますし、子育てで胆力がついたのか、ちょっとした仕事のトラブルやお取引先のわがままも「はいはい〜」と受け流せるようになりました。仕事で身についたカウンセリングのスキルや心理学の理論が子育てやパートナーシップを育む上で役に立っています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

我が家は夫婦が基盤となってこそ、子どもたちによい影響を与えることができると思っているので夫への感謝の気持ちと良好な関係性を育むことを忘れないようにしています。うちの夫婦は会話量が多いです。お互い仕事の相談もよくしますし、愚痴も言います(笑)それに私は一人で子育てをすることが苦手なので、子どものちょっとした変化も共有するようにしています。おかげで夫は子育てに積極的ですし、息子は「父ちゃんみたいな生き方もいい」と言っています(笑)。
あと、子どもたちは社会からの預かりもので、いずれは社会に還元するものだと考えています。だからこそ、子どもの主体性や自己効力感を育むために「余計な手や口を出さない、見守る」ということをマイルールにしていますが、なかなか難しいです(苦笑)
そしていつも寝るときに「大好きだよ」とハグしています♡

独立のきっかけを教えてください。

もともと、社会人になったときから独立志向を持っていました。20代後半に転職した人材業界は独立する人も多く、私も漠然と「いつかは」と思い、働いていました。
実は第二子の復職後、担当業務が事業縮小でそれまで自分が頑張ってきた仕事とは違う業務を担当することになり、産前まで頑張ってきたのは、なんだったんだろうと考えるようになりました。
並行して育児休業中にキャリアコンサルタントの資格を取得して、最初は地域の市民講座などでママ向けのキャリア講座などの講師をしたことで、女性支援をライフワークにしようと独立をしました。

 

キャリアカウンセラーやセミナー講師もされている小倉さん。ここ数年で女性活躍の波が来たことで、変化などはありましたか?

「女性」と一言で言ってもそれこそ多様です。いわゆる上位2割の人たちから引き上げられつつありますが、中間層に当たる6割の人たちはまだまだ揺れているというところでしょうか。
イクボスマネジメントなどで先進的な女性活躍推進の取り組みをしている企業では、「上を目指してもいいんだ・・・」と意識転換して、リーダー予備軍の母数が徐々にですが増えているのは事実です。
しかし優秀なのに子育て真っ最中であると思考停止している方もいますので、ブロックを外すのに時間がかかるので、やはり時間制約があっても評価される風土がないと難しいですね。
一方で、一般事務といった職種の方々は今まで教育を受ける機会も少なく、元々キャリア形成への動機も浅いことから、急に「変わりなさい」と言われて不安に思っている人たちが非常に多いです。女性管理職30%の数値目標達成だけでなく、こういったいわゆるアシスタント志向の女性たちのマインドセットがないことには、真の女性活躍は難しいのではないかと思います。

どうすれば、仕事と生活がハッピーになる事が多いのでしょうか?

まずは今の自分を愛し、満たし、信頼することではないでしょうか。そうでないと他者を満たし、信頼することはできません。そして夫や周囲の協力者とパートナーシップを育むためにも、自分から想いを発信して、信頼して任せてみるといいと思います。
子育て期は焦っても仕方がないときがあります。だから誰かと比べたり、過去の自分と比べたりして、必要以上のストレスをためないこと。「今」の自分を愛し、家族や職場の方々との関係を慈しむことで、きっと周囲によい影響をもたらせることになると思います。

自分が好きなこと、心地よいこと、嫌いなこと、不快なこと、苦手なことを見極めて、仕事や子育てで辛いことがあったとしても、セルフケアできる方法を知っておくと、幸せな時間が増えると思います。「あれもこれもやろう」ではなく、「手放すことを決める」ことで、自分にとって本当に大切なことに時間を使えるようになると思います。

最後に、メッセージをお願いします。

キャリア理論にライフキャリアレインボーという理論があります。人は人生の年齢に応じたさまざまな役割をもつことで人生は充実していくという考え方なのですが、その役割に母・妻という役割があります。会社員時代に上司にこの理論を教えてもらって仕事と子育ての両立で継続していくことに不安を感じていたときに救われました。
人は人生でいろいろな顔・役割を持ってこそ、強くしなやかになれると思います。だから、もっと自信を持っていいと思います。
それから、子どもとの時間は「今」の連続で一秒足りとも同じ成長は見られないと思います。イライラすることもありますが(笑)、人生の宝物の時間だと思って大事にしていきましょう。一緒にがんばりましょうね。

2016年10月3日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
14408089_1086291271448580_975043091_o

今回紹介するパワーママは、おもちゃメーカーのバンダイでお菓子の企画開発を担当している草薙綾さん。
綾さんはとにかくいつも明るくポジティブ!楽しくお仕事されているのはもちろん、今年小学校に上がった娘さんの『小1の壁』も「キタキター!小1の壁キター!」と家族で盛り上がって乗り越えているとか。旦那さんとは、お互いにLINEで子供と遊んでいる時の写真を送りあって、どっちがどれだけ楽しい事をしているか報告しあうという子育て分担術も素敵です。
発売されたばかりの「つくるおやつ」の開発秘話や、社内のママ達の集う会社公認のクラブ活動の様子についても伺いました!

14408089_1086291271448580_975043091_o

ご自身について教えてください。

・氏名:草薙 綾
・会社名:株式会社バンダイ
・職種 :企画開発
・簡単な経歴:雑貨などの企画デザインの会社を経て、2002年に㈱バンダイに入社。
カード事業部⇒アパレル事業部⇒ガールズトイ事業部
⇒2016年4月よりキャンディ事業部へ異動。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢:42歳
・お子様の年齢:7才(小学校1年生)
・ワークスタイル:フレックス

 

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

主にキャラクターの「おまけ付お菓子」等の企画開発をしています。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00起床
8:00子供登校
9:00始業
17:30退社
18:00帰宅
19:00夕食←ほぼ夫が準備
21:00子供就寝←だいたい一緒に寝オチ
22:00~24:00大人就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

かなりの自分中心タイプだったのですが、子供や夫などいろんな目線から物事を見るように自然となっていました。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

夫:7、私:2、ご近所:1。夫は「家事・育児は俺が9割やっている」とか言いそうです。ご近所のみなさんには家族ぐるみでお世話になっています。お年寄りが多く、みなさん「孫」のようにかわいがってくださいます。

 

バンダイに勤務ということで、働き方が激しいというイメージなのですが、育休復帰後の働き方は変わりましたか?

私は復帰から現在まで「育児フレックス制度」を選択しています。
上司、同僚、家族と相談しながら、緩急つけて働けていると思います。
自分の担当商品につい没頭してしまうのは産前産後も変わってないので、協力してくれる家族に感謝です。

ちなみにバンダイでは、お子さんのいる社員に向けた「育児時短制度」や「育児フレックス制度」だけではなく、様々な家庭事情に対応するための「ライフサポート規程」が設けられており、不妊治療や子供の不登校、介護といったケースでも、時短やフレックス勤務を選ぶことができます。社員の事を家族丸ごと考えてくれていると感じます。

 

そうした中で、今年、社内で部署異動があったと伺いました。お仕事内容や働き方はどのように変わりましたか?

キャンディ事業部という食品を扱う事業部に4月から配属になりました。
シールやカードが付属した「おまけ付菓子」や、
手作りのお菓子が簡単に楽しめる「つくるおやつ」などを企画しています。
食品を扱うのは初めてで、専門用語を覚えたり、生産の立会いなどで、お菓子の工場に行ったり…まだまだ知らない事がいっぱいなのに、担当商品は日々進行しなくてはいけないので、猛ダッシュしながら修行中という感じです。
また、お菓子の企画については「ママ目線」の意見を求められる事も多く、今までよりも実生活の経験が業務に直結しています。
家でも、子供に新商品の試食や、試作検証をしょっちゅうお願いして一緒にやっています。
子供も「お仕事に協力している。」という実感があるようで、すごく真剣に手伝ってくれてありがたいです。

14397463_1086107794800261_1236349510_n

お仕事に協力中の娘さん

 

また、世間で女性活躍等が取り沙汰される前から、社内でママたちを横断的につないで活動をされているそうですね!どんな活動をされているんでしょうか?

「子育てネットワーク」という会社公認のクラブ活動をとりまとめています。
主に、社内ランチ会やおでかけイベントなどを定期的に開催しています。
育休から復帰してきた人、これから産休に入る人、お子さんが成人されている人…
など、10年以上の歴史のある部活動だけあって層が分厚い!
「ワーママの宝石箱やー!」と叫びたくなります。
自分に近い環境の先輩ママに働き方を相談したり、子供の年齢が近いママ同士で子育ての悩みを共有できたりするのが魅力です。
普段は他事業部の方と話す機会もなかなか無く、ましてや先輩となると緊張してしまいますが、「子供がいる」という共通点のお蔭でつながれるのは、ワーママならではですね。年々部員も増えています。また、子供の声を商品に反映させられるので、社内の商品モニターやアンケートにも積極的に協力しています。

新発売の「つくるおやつ」シリーズでも試作品のモニターに沢山のママ社員とお子様が協力してくれました。いろんな事業部の人がそれぞれ違った目線で商品について写真付のレポートを提出してくれたのですが、目からウロコの貴重な意見ばかりなうえに、自社商品と子供への愛情があふれていて、すごくバンダイらしいなと感じました。

 

さらに、小1の壁についても伺ってよいでしょうか?!今年4月に娘さんが小学生になられたそうですが、どうですか??学校生活や初めての夏休みなどについても教えてください。

学校からのプリントに知りたい事が書いてないとか、PTAとか、友達関係とか…噂通りの現実を目の当たりにすると、「キタキター!小1の壁キター!」と家族で盛り上がっています。ただ、先輩ママ達からいただいた情報のおかげで、あまりネガティブにならずに済んでいます。
また、「子供が小学生になったら家に必ず誰かいるようにする」という家族の目標を、自宅兼店舗(1Fは夫のヘアサロン)にする事でかなえられたのも大きいと思います。学童に行きたくない日や、病気の時の自宅でのケアなど、子供の調子に合わせて受け止められるので、比較的ローストレスです。

そういえば、娘が夏休みに1人で私の実家にホームステイしたのには驚きました。
「まだ帰りたくないから残る!」と自ら志願して、延長1週間。
私の母と女2人の生活を楽しんだようで、真っ黒に日焼けして戻ってきました。
去年は「1人でお泊りは無理」と言っていたので、成長を感じられて嬉しかったです。

 

綾さんは娘さんといつも二人でいろいろなところへお出かけしてますよね。また、娘さんのファッションがとてもかわいい!!娘さんと過ごす時間でどんなことを大切にしていますか?

私の小さいころ、市販で「気の利いた子供服が売ってなかった」(母談)らしく、母が良く作ってくれました。お蔭で今でも洋服が大好きです。子供もオシャレを楽しめる人になったら嬉しいです。手作り服の思い出もそうですが、自分が子供の時に行って楽しかった場所、行きたかった場所、してもらって嬉しかった事、やりたかった事、ひとつひとつ子供と一緒に体験しています。覚えていてくれるかな…忘れちゃいますかね。ほぼ私の自己満足です。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

自分の企画した商品を子供が喜んでくれたとき。モノづくりに関わる人の醍醐味だと思います。

 

 育児&仕事をしていて一番大変なことは?

なんとかなっているので、そんなに大変だと思った事が無いです。
しいていえば、夫は平日休み、私は土日祝日休みなため、家族単位で遊ぶことがほとんどない事です。

 

それをどうやって解決していますか?

お互い、LINEで子供と遊んでいる時の写真を送りあって、どっちがどれだけ楽しい事をしているか報告しあっています。
また、Googleカレンダーを同期して、スケジュールを共有しています。

14409182_1086107968133577_1864467689_n

娘さんの歯磨き中の旦那様

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児も仕事もどっちも別腹でマイペースに楽しむ!

 

これからの目標を教えてください。

健康第一を掲げて、仕事と子育ての関わり方を見直したいと思っています。
隙間恐怖症のようにイッパイイッパイにしてないと気が済まない性格なのですが、40才を越えたので「節度」をそろそろ身に付けて腹八分目を覚えたいです。
できるかな~。

あと、英語力のアップも…自分を奮い立たせるためにあえて言います。
今、会社主催の早朝英語活動(略して「エイカツ!」)に参加しており、3年目に突入しているので、もうそろそろパッションとかジェスチャーで伝える英会話から卒業して、ちゃんと話せるようにしたいです。
オリンピックまでには…なんとか。がんばります。

14285779_1086107954800245_261065821_o

忍者!

 

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

やっぱり出産という命がけの重労働を経て、子供を育てながら、それでも仕事に戻ってきているので、ワーママは腹のくくり方が違うと感じます。
みんなすごくカッコいいです。
私の周りにはそんなワーママがいっぱいいて、悩みの相談に乗ってもらう事もあれば、もう口もきけないくらいヘトヘトな時は視界に入るだけでも安心感を覚えます。
ワーママは存在だけで、お互いに勇気や安心を与えあっているのかもしれません。
これからも周りにパワーをもらいながら、「ワーキンググランマ」を目指したいと思います!

 

インタビューby 柴田広夢

2016年10月1日 0 comment
5 Facebook Twitter Google + Pinterest
山口さん

モバイルマーケティング企業の株式会社D2Cで働く、広報宣伝を担当する山口久実子さん。
3人の子供を育てながら藤沢から東銀座まで通っているそうです。

3人目の育休復帰について悩まれた結果の出社1日目の発見、
問題解決と感情コントロール方法、そして旦那さんとの話し合い前の準備、
広告営業から広報への異動、
単身での超短期留学などなど、

3姉妹を育てつつ、努力や挑戦を重ねている山口さん。刺激になる事、間違いなし!(椿)

山口さん

山口さん

プロフィール

・氏名:山口久実子

・会社名:株式会社D2C

・職種:広報宣伝

・簡単な経歴:

慶應義塾大学卒業後、外資系ISPや広告代理店を経て現在の会社に転職。

代理店営業として総合代理店から専業代理店まで担当し、育休復帰後に現職。

・居住地:神奈川県藤沢市

・ご自身の年齢 :37歳

・お子様の年齢 :小学5年、4歳、2歳の三姉妹

・ワークスタイル:正社員、時差出勤×時短勤務

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

株式会社D2Cは、2000年にNTTドコモ、電通、NTTアドの3社合弁で設立され、世界初のモバイルマーケティング企業としてスタートしました。現在では、デジタルマーケティング事業、ドコモ事業、海外事業など、デジタル領域を軸に幅広い事業をD2Cグループとして展開しています。

広報宣伝としては、D2CグループのPRや情報発信だけでなく、デジタルを活用したマーケティング施策を表彰する「コードアワード」、中高生のためのアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園」などデジタルマーケティングの発展に寄与する活動にも注力しています。

私自身の担当としては、オウンドメディアの運営や編集が中心で、D2Cグループが携わったイベントやキャンペーンを取材することも。デジタルマーケティング事業は成長も変化も早い業界なので、常に広くアンテナを張りつつ、自分自身も柔軟性と成長が求められる仕事です。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

<起床>

5:30 保育ノート、保育園準備、小学校のプリントチェック

6:00 洗濯物たたみ、入浴、身支度

<夫と子供起床>

6:30 子供の身支度+トイレトレーニング

*朝食準備、保育園送りは夫が担当

6:50 出社(LINEの返信、メールとニュースをチェック)

8:30 始業(原稿校正、記事アップ作業、各SNS配信等)

11:30 ランチ(一日分の栄養をここで摂取)

13:00 社内外での打合せや取材

16:00 退社(長女とメール連絡、習い事やイベントの日程調整)

17:30 保育園お迎え

18:30 夕食準備→夕食(出来上がったメニューから食べる)

20:00 子供の入浴→仕上げ磨き+トイレトレーニング

21:00 寝付かせ→寝落ち

*翌日の洗濯予約セット、食洗機セット、調理器具の片づけは夫が担当

<就寝>

 

出産・子育てを経て、何が一番変わりましたか?

休日がすごく忙しくなりました!

独身時代はゆっくり家事をしたり疲れを取ったりする時間に充てられていたのですが、子供たちが成長するごとに休日のタスクが山盛りになってきました。

今では平日できない家事から習い事の送り迎え、学校行事や地域のイベント参加に加え、家族のレジャーもよりアクティブに。休むヒマがないので「休日」ではなくなりました(笑)

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

今でも覚えているのは育休復帰1日目のことです。

育休をいただいていた1年以上の間、本当に復帰すべきなのかずっと悩んでいました。特に長女が小学生になったので、学校行事への参加や学業のフォローアップ、帰宅後の過ごし方や習い事の送り迎えには在宅の方が安心ということもあって…。

迷いに迷い、後ろ髪ひかれる思いで復帰したのですが、いざ出社してみると職場にいるというだけですごく楽しい!一気に迷いが吹っ切れました。この日、子供たちをお迎えに行った時の笑顔は格別だったと思います(笑)

子供と離れて身軽になったからとか、自分の時間ができるからというとちょっと違う。「私がいなくてもどうにかなるだろう」と思うしかない状況にすることで子供の力を信じて任せることにつながった気がしました。

子供とのちょうどいい距離に気づかせてくれたくれたことが、育児と仕事を両立してよかったことですね。

 

3人のお子さんたち

3人のお子さんたち

 

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

何でも自分でやらないと気が済まない性格なので、仕事をひとりで抱え込んでしまい苦しい時期がありました。

育児も同じ轍を踏んでしまい何度も行き詰まることがあったのですが、時間に制約のある仕事と思い通りにならない育児の両立を経験して、どんな働き方でも時間は有限で、自分ひとりでできることには限界があると、やっとわかったような気がします。

とはいえ思考のクセを変えるのは根気がいるので、今もなお四苦八苦していますが…。

 

それをどうやって解決していますか?

夫に相談して解決しています。

自分ではどうにもならずに困っていることや改善したいことを、常にiPhoneのメモ帳に書き溜めてるんです。もちろん、夫への不満も(笑)

その代わり、できる限りの感情をメモ帳にぶつけて、そこで解消するようにしています。

ある程度言いたいことがたまったら、マイルドな言葉に変換してノートにリストアップ。言いたいことを起承転結にまとめ、それを頭に叩き込んでから話し合いをします。

そこまでやっても怒りが舞い戻ってきて感情的になることはあるのですが、夫は非常に辛抱強いので、その度に改善しようとしてくれます。

夫が改善してくれると、私も文句ばかり言ってられないな、自分もちょっとはがんばらないとな…ってなりますよね(笑)

このサイクルを積み上げていくことで、家族の様々な困難を乗り越える力がつく気がしています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では「自分が子供だったらどうするか」を大事にしています。

私は自分が子供だった時のことを嫌になるほどよく覚えているので、「ママが子供の時もこんなことあったな~」と失敗談をすると、子供たちはすごく楽しそうに聞き入ってくれるんです。

子供って、大人の失敗した話がすごく好きなんですね。なんでこんなことずっと覚えているんだろうと嫌になることもあったのですが、自分が子供だった時の記憶が、今では子供たちとの架け橋になっている気がしています。

仕事では、チームや会社、お取引先に対して、「自分がどう貢献できるか」を第一に考えてきました。

すぐには社会に貢献できる仕事でなくても、自分がやったその先のどこかで社会をまわすことにつながっていたいと思います。

現在はサポートしてもらうことばかりで、とても貢献どころじゃないんですが(笑) サポートしてもらった恩を、仕事の質で返せているかは常に意識しています。

今年は社会人15年目になるのですが、ここへ来て自分のやりたいことを仕事でも実現してみたい欲が出てきました。限られた時間で最大限パフォーマンスを上げるには、「これがやりたい!」という強いモチベーションがあると、スピードも質も上がることにやっと気がついて(笑)

時間に制約のある今の働き方だからこそ気づけたことなので、仕事と子育てが一緒になって初めて、私の成長を押し上げてくれる力になっています。

 

子ども向けメディアをはじめたきっかけは?

先日、文部科学省は2020年から小学校での「プログラミング教育の必修化」を検討すると発表しました。確かに最近、プログラミング教育の話題をテレビで見る機会も多くなったなと思います。

そんな中、お母さん、お父さん、先生、そして子供もみんながプログラミング教育の大切さを知りたがっているのではないかと。

私自身もD2Cが6年前から主催をしている「アプリ甲子園」を見て、中高生の能力の高さに驚嘆しています。しかし、プログラミング教育を行う上で何を教えればいいのか、何を分け与えていいのか、分からない方も多い状況なのではないかと思いました。

本格的なプログラミング教育の義務教育化が行なわれていく中で、必要な情報を提供していきたいと思い、「こどものミライ」(http://kodomomirai.com/)というメディアを立ち上げました。

 

職場の理解、社内のワーママに対する雰囲気はいかがでしょうか?

正直、子育てするようになって初めて「うちの会社ってこんなにいい会社なんだ!」と気づきました(笑)

平均年齢が若い会社にも関わらず、子育て世代だけではなくその先の介護や自分の病気、様々な環境や様々な状況にある人に対して、どうすれば働きやすい環境が整備できるか、こんなに考えてくれているとは知りもしませんでした。

社員が困った時にどれだけサポートしてくれる会社なのかということは、当事者にならないとわからないですもんね。

職場復帰直後は、すごく配慮された仕事内容やチーム体制に対して「もっとできるのにな」と思うこともありました。あまりにも休め休めと言ってくれるので、逆に心配になるくらいで…(笑)

現在、最後の育休から復帰して2年経ちますが、下の子になるほど手離れが早い。これなら残業もできるなと思い、週に1-2回は夫にお迎えをお願いして思う存分仕事しています。完全に元のペースには戻せなくても、思うように仕事できるようになるまであっと言う間でしたね。

働けるうちは目一杯働き、いざという時はサポート体制が整っているというのは、どんな状況の社員にとってもすごく心強いことです。

仕事に100%打ち込めない時期は誰にでも必ずやってくる。でもずっとじゃない。

いろいろな働き方を許容することによって、自分にとっても働きやすくなる、そういう職場の雰囲気は醸成されつつあるなと感じます。

 

営業から広報への異動では仕事内容も変化したと思いますが、どうでしたか?

営業歴は前職も含め6年くらいですが、もともとはありがちなクリエイティブ志望だったんです(笑)

ただ、営業企画として入った前職で、人と人、企業と企業の間に自分が入って進めることに楽しさを覚えてからは営業が好きになりました。営業なら制作に口も出せますし(笑)、会社の利益代表として全体をコントロールしたり、お金を引っ張ってくるのは営業の醍醐味かなと。

もちろん、売上という数値目標のある営業は大変です。でもそれ以上に、クライアントや代理店、メディアや制作など多くの人が関わっているので、時間のコントロールが難しい。育休復帰後は営業サポートに回りましたが、最前線から離れて寂しい反面、ほっとしたのを覚えています。

営業サポートを経験した後に広報へ異動となるのですが、実は、広報についてよく知らなかったんです。異動が決まってから慌てて「広報と宣伝の違い」を検索した覚えがあります(笑)

広報をやってみてわかったのですが、メディアやPR会社の方だけでなく、クライアントや代理店、プロダクションなど様々な人との関わりという点では広報も同じです。ですが、会社の経営戦略と同じ目線で物事を考える、会社のビジョンを具現化して伝えるという点では、より俯瞰した視点や論理的思考が私には足りないなと痛感しています。

また、業界の変化に伴いグループ各社の事業内容も幅広くなっているので、広告だけでなくデジタルマーケティング全般の知識を身につけている必要があります。柔軟性と成長が求められる仕事ですが、それってどんな仕事でも常に必要とされるスキルですよね。子供や家庭を持つことで変化を避けていた時期もありましたが、今は「子供の成長に負けてないかな」を合言葉に自分に発破をかけています。

現在は、D2Cグループの社員がライターとなって記事を作成するオウンドメディアの編集を主に担当しています。経験も知識も自信もないですし、当初はおそるおそるやっていたのですが、記事校正のために情報収集をしたり、取材した内容をまとめたりするのって意外と性に合っているかも!とまで思えるようになってきました。

予想もしていなかった部署への異動でしたが、今までのキャリアがリセットされるわけではないんです。全く経験のない仕事でも、今まで自分がやってきたことが必ずつながっている。そのキャリアや経験をどう活かすかが大事で、少なくとも、今までやってきたことを与えられた場所で活かそうとする工夫そのものが、その次の仕事へもつながっているような気がしています。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は121歳まで生きること!!

22世紀がこの目で見たい!!

「70歳からカメラを勉強し始めた」とか、「80年来の夢を叶えた99歳の大学生」なんてニュースを耳にするとワクワクしますよね。やりたいことを詰め込んでいれば、100歳なんてあっという間じゃないかなと。なので、121歳というのは結構本気です(笑)

仕事と子育てが落ち着いたら「学び直し」がテーマなので、アーユルヴェーダというインド伝統医学を学び直したいです。海外留学もしてみたいので、ドクターを目指してインドの大学に入学するのもいいですし。

実は、ちょっと前までは唯一の趣味だった「超短期留学」が目標だったのですが、夫から「ひとりでどこか行ってくれば?」と提案されて、それが叶ってしまったんです。

「ひとりでやりたいこと」なんて想像もつかず、当初は面食らいましたが、仕事で実現したいことや家族と一緒にやりたいことだけでなく、自分がやりたいことを持っておくというのも、すごく大事だと気づかされました。

今すぐには難しい夢やアイデアも、常に懐であたためておこう、いつでも飛び出せるようにアップしておこうと思います。

 

超短期留学!? 具体的にどういうことをするのでしょうか?

毎年、有給休暇以外に連続して最大5営業の休暇がもらえる「リフレッシュ休暇」という制度があるのですが、その連休を活用して海外で勉強をしてくることを勝手に「超短期留学」と呼んでいます。

私の場合は学生時代からひとりで海外へ行くのが好きだったのですが、買い物も観光地もしっくりせず、一日中路線バスに乗り続けたり、現地の映画館へ入り浸ったりしていたんです。

唯一の楽しみが、出発前に叩き込む現地の言葉がちゃんと通じるか試すこと。それで、「そうか、私は勉強するのが好きなんだな」と気づいて、どうせやることがないなら海外へ行ったついでに学校へ通おう、なんなら資格を取ってこようと思いついたのが超短期留学のきっかけです。

探すとマッサージ師やヨガのインストラクター、アーユルヴェーダのセラピストなど、1週間足らずで受講できるコースが意外とあるんです。趣味の域を出ないものばかりですが、継続的に勉強すれば日本でも仕事に活かせるかもしれないし、まあ仕事にならなくても学校を通じていろんな国の友達ができるしいいかなと(笑)

この9月は、タイに伝わる伝統医学の一つであるルーシーダットンという自己整体法を勉強してきました。金曜の午後に会社を出発、火曜の朝には職場に直行という強行スケジュールでしたが、三連休でも意外とできるんですね。

うちの会社は、有休とリフレッシュ休暇をくっつけて2-3週間の語学留学にいく社員も少なくないんです。有休はカツカツ、リフレッシュ休暇は子供との夏休みで消化するので今の私には三連休が精一杯ですが、次はどこに何をしにいこうか今から計画するのが楽しみでなりません!

それもこれも夫の助けと、夫に家や子供のことを任せられるだけのスキルがなければできないことなので、夫には非常に感謝しています。ここまでやられてしまうと彼の趣味も許容するしかないですよね。家事育児スキルもあり、そんな策略も提案してきた夫には太刀打ちできません(笑)

 

 

超短期留学

超短期留学で取得した資格

 

最後に、メッセージをお願いします。

 

「お母さんが悩んでいるということは、子どもに心が向いているということ」

「親は悩まないといけない、そして、その親の真摯な悩みが未来の社会を変えていく」

これはある保育園の園長先生のおことばですが、私はすっごくネガティブなので、このことばを聞いて「悩んでいいんだ」と救われた気持ちになりました。

最後の育休から復帰して2年経ち、確実に手離れしています。でも、成長に応じて内容が変わるだけで、悩むことはまだまだ多いのが実情です。

仕事に専念してぐいぐい成長している同世代の話を聞くたびに焦ったり、仕事も育児も楽しむ人のポジティブさにやられて、ますますネガティブになったり…。悩んで悩んで、足踏みするばかりのような毎日です。

それでも、その悩みがいつか未来をひらく力になるなら、悩みをやりたいことに変えて、懐であたためていようと思います。

2016年9月30日 0 comment
6 Facebook Twitter Google + Pinterest
城後さんと二人のお子様

今回のインタビューは、株式会社CaSyで特命係長をしている城後 幸代さん!

出産後、三度の転職を経験し、現在は時短で成長中のスタートアップ企業で活躍中。

最近は、大企業からスタートアップに転職するパワーママが増えてきました。実際にどのように転職を決意したのか、またスタートアップで働くリアルを聞いてみたいと思いインタビューをお願いしました。

“私は家事代行を使うまで子供に「ちょっと待ってね」「あとでね」という言葉が多かった気がします。ついつい「あとで・・・」と言ってしまいますが「あとで」っていつまでも来ないんですよね。今更ながら早く誰かを頼れば良かったなと反省するばかりです。”

私も言っているかも・・・とハッとしました。。

やりがいある仕事、楽しめる育児、それらを実現できる環境を自ら創っていく、城後さんのアクティブな動きは、もやもやしている方にも勇気を与えてくれるはず!(椿)

 

城後さんと二人のお子様

城後さんと二人のお子様

プロフィール

・氏名:城後 幸代
・会社名:株式会社CaSy
・役職名:マネージャ
・職種:匿名係長
・簡単な経歴:IT系営業→インドオフショア営業→オフィス立ち上げ→新規ビジネスママ向けメディア立ち上げ→CaSy広報→CaSy人材集めプロジェクトリーダー
・居住地:渋谷区
・ご自身の年齢 :34歳
・お子様の年齢 :4歳,1歳
・ワークスタイル:時短社員

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

CaSy(https://casy.co.jp/)は下記3つの特長を持つ家事代行サービスの会社です。

▶︎ITにおける業務効率化で間接コストが無い
◎利用者は1時間2,190円というお手頃価格で利用可能
◎働く側は高時給で働ける
◎インターネットで手軽に365日好きな時に申し込める

▶︎データを活用して、最適なマッチング、高品質の維持を実現するアルゴリズムを実装

▶︎面接や研修に力を入れているので働く側も使う側も安心できるサービス

私自身は10時〜16時で勤務しております。
会社からパソコンが支給されており、いつでも仕事ができる環境ですので、
ワークスタイルはかなり柔軟です。

入社より広報のお仕事をさせて頂いておりました。
現在は申し込みたいお客様が殺到しておりまして、現在の仕事内容は『家事代行のお仕事の魅力』をお伝えするお仕事です。

共働きが増えているなか、まだまだ専業主婦世帯多く厚生労働省「厚生労働白書」、内閣府「男女共同参画白書」(いずれも平成26年版)によると687万世帯だそうです。

働く事を希望している専業主婦も多いそうですが、多くの方がすぐにフルタイムでのお仕事やパートにでることは『自分に両立ができるのかという葛藤や不安』を覚えるそうです。

そんななか、CaSyは働き方に革命を起こしました。

週に2時間から働ける『スキマ時間の活用』という選択肢をつくることで、長い期間専業主婦をしていていた方、すぐ働くことに自信がもてない方など、超短時間から社会との接点を少しずつ自分のペースでつくっていく事ができます。

また、副業を解禁している企業が増えていますが、最近では副業やパラレルキャリアのひとつとして子供ができる前に自身のお掃除スキルを向上させたい方、一生涯働ける定年退職が無いお仕事ということで、「お母さんにもできるんじゃない?」とお子様や旦那さまの紹介で弊社の家事代行サービスに面接を受けに来られる方などいろんな方がいらっしゃいます。

普段はOLだけど、スキマ時間を利用して子供の塾代を捻出したい方、将来年金だけでは不安がある方、ボランティア好きの主婦で感謝されることが嬉しい方など『働き方』や『なぜこのお仕事を選んだか』などのニーズは様々です。

埋もれてた『スキマ時間』を活用することで使う方も働く方もハッピーになれるCaSyはそんなビジネスモデルなんです。

家事で困っている私のような共働き世帯をサポートする一方、女性の新しい働き方を創造できるこのお仕事はとてもやりがあります。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6時半起床 瞑想
7時半 身支度
8時  子供の保育園の準備
8時半 子供に朝食を食べさせる
9時  家を出る
9時15分 保育園登園
10時  出社
10時  会議
11時 データ収集
12時 ランチ移動
13時 商談
14時 移動 カフェでアポ調整
15時 商談
16時 移動 カフェで残務
17時30分 保育園へ移動
18時30分 保育園お迎え
19時 夕飯作り 片付け
19時30分 子供に食事を食べされる
20時 入浴
20時半 ママのストレッチを手伝ってもらい癒される
21時  絵本タイム、就寝
22時 気がむけば主人と晩酌

城後さん

城後さん

 

出産して、何が一番変わりましたか?

会社中心の生活から子供中心の生活にかわりました。

夜のお付き合いが大好きで給料が全部無くなるくらい毎日飲み歩いてました。
1人目妊娠中臨月まで、子育てというデットラインが近づいている変な危機感があり、交流会に参加しておりました。

今は、きちんと食事をとり、土日も子供と公園にで出かけすっかり健康な生活になりました

また、独身時代は関わる事の無かった層(他業種ママ)との出会いもあり子供が居るからこそのご縁だなと感謝しております。
子供を産んだら新しいネットワークの構築は難しいと思ってましたが、ママという新しいネットワークはママだからこそできるネットワークだと思います。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

職業柄年配の主婦の方にご縁できることです。
ベテランの主婦から家庭の知恵やコツを教えて頂けます。
結果、自宅の家事効率化につながってます。

例えばアルミホイルを排水溝に入れておくとお掃除がラクになるよとか、衣替えのシーズンはこうやって服を畳むとかさばらないとか普通のお仕事をしていたらなかなか教えてもらえない情報を得れる時です。
ママだからこそその情報を活かす事もできるし、ママで仕事してて得したな〜なんて思います。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

弊社の経営陣は共働きのパパが多く、多くのサポートをしていただいてます。

具体的なエピソードをお伝えすると、上の娘がインフルエンザにかかりそれが下息子に感染し息子は初の熱性痙攣。私は尿路感染症にかかり39度以上の熱でフラフラになりながら息子を救急車で病院へ。そして、その日はどうしても外せない商談の日。

仕事の穴は代表が対応してくれ無事某テレビ局の取材オファーを頂ける事になりました。

本当に多くの方に支えて頂いてるなと感謝しています。

 

それをどうやって解決していますか?

子供がなるべく病気にかからない為に、うがい手洗いはもちろんの事、鼻うがいをさせています。それでも子供の病気はコントロールできず、どうしても外せない打ち合わせは主人に会社を休んでもらいますし、『立っているものは親でも使え』精神で色んな方にたよりまくりです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児で一番大事にしていることは『うんち』です。お陰で娘も息子も便秘知らずです。
朝食は手抜きですが、夕食は1汁3〜4菜を目安に食事を作ります

CaSyは働く側スタッフは9割が女性です。女性の活躍を女性が後押しするという素晴らしいビジネスモデルだということを多くの方に知ってもらう事を仕事では大事にしています。

長い間専業主婦をしている方の中には最初の1歩が踏み出せないと言う方も多く、そんな1歩をスタートするきっかけや、1週間に2時間だけの副業という選択肢、家事効率化を学ぶ場、55歳以降でも『好きなとき・好きな場所・好きなタイミング』で無理せず働ける定年退職のないお仕事としての今までに無かった「新しい働き方」という選択肢を多くの方に知って頂きたいです。

 

二人目妊娠中に転職されていますね。受け入れ企業は、どのような感じだったのでしょうか?

あるWeb制作会社です。当時の社長に昔から良くして頂いていておりまして、WEB制作部門が軌道に乗ってきてて新規事業を立ち上げるから来て欲しいとオファーをいただきました。ところが、お話を伺った翌日に妊娠発覚。。。。。当時の社長曰く『良いじゃん!おいでよ』と一言で解決!

採用して頂くことになりました。

本当に良い子育環境を提供してくださいました。子供中心でお仕事をさせて頂き有り難かったです。今でも良い機会を下さった前職のみなさまには今でも感謝しております。

 

お子さまが産まれてから3回の転職。出産すると、動きを控える人が多い中、動けた城後さん。動きを後押ししたのは?

じっとしてられない性格なんですw

2人目出産は出産2日前まで働いてました。 たまたま自分のライフステージの課題とやりたいことが重なった結果だと思います。あとは良いご縁とダメもとで動いてみるダメもと精神で自分の気持ちに素直に従ってきた結果、3回の転職になりました。 私、ホント欲張りで仕事の時間も子育の時間も充実しなきゃ嫌なんです。

 

復帰後の転職、今の会社との出会いは、どうでしたか?

保育園の兼ね合いから2人目が産まれて2ヵ月後職場復帰しました。

下の子は授乳中で上の子の食事は作らなければならない、
朝6時に起床しても下の子がおっぱいをはなしてくれない・・・
日中は睡眠不足と授乳でフラフラ。

そんななか家事代行サービスというサービスを知りました。
頼んでみたところ主人は他人が家に入ることが大嫌い、
『家事代行サービスを依頼したい』という話に耳を貸してくれませんでした。

このままでは私が倒れる・・・
家事代行を依頼したい・・・
私と同じ想いをしている人がどのくらいいるのだろうという

ふつふつと押し上げる感情を抑えきれず

2015年の8月下の子供が6ヵ月のときに転職、ママという売りが採用され広報として勤務させて頂くことになりました。

未経験で、時短正社員として受け入れてくれたCaSyにとても感謝しております。

 

小さな子のママでもスタートアップで働けるものなのでしょうか?成長中のスタートアップで働くリアルを教えてください!

小さな子どものママでももちろんスタートアップで働けます。

一口にベンチャーと言ってもいろいろあります。 CaSyはとても働きやすいです。

また、ベンチャー企業だからこそ学べることや、やりたいと思えることにチャレンジしやすい環境はとても刺激になります。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は家事代行で働くスタッフの魅力を伝え、より多くの方に働いてみたいと思って頂けるような施策をおこなって行くことです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

私は日々失敗ばかりしています。職場や家族など多くの方の支えでなんとか日々やりくりさせていただいております。

母親だって人間です。全て完璧でなくても良いと思うんです。
大事なのは関わっている人に感謝したり、それをきちんと伝えたりすることだと思いますし、またママ自身の息抜きも重要だと思います。

と。。。偉そうな事をいいつつ、あまりできてない事が多すぎて
猛烈に日々反省しております。

核家族化が進む中、共働きの女性にかかる負荷負担は大きく、日本の男性の家事分担率18.3%。世界で最も低いと言われています。一方、現在はすこしづつですが、働き方のありかたも見直され男性の家庭参画も増えてきています。

私は家事代行を使うまで子供に「ちょっと待ってね」「あとでね」という言葉が多かった気がします。ついつい「あとで・・・」と言ってしまいますが「あとで」っていつまでも来ないんですよね。今更ながら早く誰かを頼れば良かったなと反省するばかりです。

子育や家事が大変ならば、1人で抱え込まず外部を頼れるとこるは頼ることが大事だと思います。子育への心の余裕がうまれますし、子供と過ごせる時間は帰ってきません。

CaSyは子育が一段落した主婦スタッフが多く、子育て中の家庭をサポートすることが生きがいだという方も多いんです。「自宅の家事をしても専業主婦だから当たり前になりすぎて喜んでくれないでも、CaSyのお客様は家事を提供する事でとても喜んで頂けるから嬉しい」という話をよく耳にします。

CaSyのお仕事は家事に価値を付けて行く事だと思ってます。

少子高齢化社会の中、年齢を問わず家事の得意な人が活躍できる場所が提供できることは
家事が苦手な私にとってとってもやりがいのあるお仕事です。

ママでも我慢せず子育てを大事にしながら働いていいと思うんです。

良く子育てしているからやりたい仕事ができないという話を耳にしますが、そんなことは無いと思います。きっと方法はあるはずです。 『もっとママは自分に素直でいい』

そんな働きかたができる場所や子育ができる環境が増えるといいなと思います。

 

2016年9月23日 0 comment
5 Facebook Twitter Google + Pinterest
下村さんと3人のお子様たち

今回のインタビューは、商社で海外の事業投資関連のマネージャーをされている商社パワーママ。

実は私も短いながら元商社務めでしたが、当時の先入観もあり、商社勤務の海外投資部門の管理職でで3児(一番下は年少さん)ママのワークスタイルが全く想像できなかったので、とても興味がありインタビューさせていただきました。

“ワーママ”というより、”グローバル人材”としての仕事に対するプロフェッショナル思考、アウトソースの活用をしつつ、仕事にコミットしきる姿勢を持つ一方、”仕事をすればするほど、ママたちは、「これで良いのかな?子供達を蔑ろにしていないかな?」と悩みます。”という側面も垣間見て、みんな悩みは同じなんだとある意味ホッとしつつ。
頑張るママさんだけでなく、その旦那さん、上司、部下の皆さんにも是非読んで頂きたい、ワーママの覚悟と実行。勇気が出ます!(椿)

 

下村さんと3人のお子様たち

3人のお子様たちと一緒に

プロフィール

・会社名:総合商社
・役職名:マネージャー
・職種:営業(総合職)
・簡単な経歴:1997年入社。主に海外の事業投資を担当。
・居住地:東京都
・ご自身の年齢 :42歳
・お子様の年齢 :10歳(小学校5年生)、7歳(小学校2年生)、年少(4歳)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

英国との時差がある仕事なので、午後4時位からが本格始動です!

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

(出張や会食の無い日の例です。)
5:30 起床、朝食、おやつ、夕食の準備、洗濯、掃除
6:30 家族を起す
6:40 宿題に付き合う
7:15 朝食&片付け
7:45 上の二人を見送る
8:15 洗濯を干す
8:30 保育園へ送り届ける
9:15 始業
19:30 帰宅(子供達は、シッターさんと食事済)
20:00 子供たちの宿題
20:30 子供とお風呂
21:00 読み聞かせ
21:30 子供の寝かしつけ
22:00 洗濯ものをたたむ、収納
23:00 学校、習い事、関係の連絡事項チェック
23:30 メールチェック、読書
24:30 就寝

出産して、何が一番変わりましたか?

3度の出産を経験し、青臭いですが、子供達が生きて行く日本の未来に就いて、深く考える様になりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

Working Motherも、専業主婦も、或いはお子様のいない方も、シングルライフも、自分が選んだ道ならば、どの生き方も素敵だと思います!
正直、子供がいなくて仕事に没頭できる環境が、羨ましいと思う事もあります。
逆に、子供と24時間一緒にいる専業主婦のママが、とても羨ましい事もあります。
色んな意味で私は中途半端ですが、中途半端だからこそ、その両方のつまみ食いが出来るのだ!と前向きに捉えています(笑)

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

海外出張時の子供の送迎、習い事対応、家事のやりくり。

それをどうやって解決していますか?

ベビーシッターさんを2人と、家事代行の方2人に外注しています。パパにも手伝ってもらいますが、私の出張がパパの負担にならないよう、前向きに送り出してもらえるように、お金で解決する道を選びます。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

【育児で大事にしていること】
私が「仕事に行く」という事に対して、ポジティブに考えてもらえる様、努力しています。
私が海外出張もあり、例えば、親子遠足や、音楽会等に参加が出来ない事もあります。無論、極力参加するように調整するのが
大前提ですが、緊急で已む無く参加出来ない事もしばしばです。
そんな時は、出張先で思いっきり子供の欲しいものを買って帰ります。
そうすると、「ママ、次の出張はいつ?○○ちゃん、これが欲しいんだよな~!」と、私の出張が彼らにとって楽しみなものになります(笑)

【仕事で大事にしていること】
子どもを理由に、仕事を無下にする事だけは、絶対に避けています。
仕事中は一切子供の話はしませんし、「子供が熱を出したから早く帰りたい」とか、言った事はありません。全てシッターさんにお任せします。
仕事をする時は、あくまでプロ。そう考えています。(昼食中の会話とかは、別ですが、笑)
ただ、翌日も熱が続いている日は、急いで仕事を調整して、お休みを取る努力はします。私が口に出さなくても、周囲は、保育園や学校から電話がかかって来て、それに対応する私の姿を見て、廻りは「察して」くれているのだと思います。そのやさしさに助けれて、今日まで仕事を続けています。

3児のママで商社ウーマンでマネージャー!商社は古い体質のイメージが強く、そんな方もいらっしゃるのか!と、驚愕と同時に勇気がでました。どちらか諦める人が多い中、一体どのようにして3児を出産し、今のポジションをきずけたのか、教えてください!

全てを私一人でこなそうと思っていたら出来なかったと思います。私は、会社に甘え、家事代行の方々に甘え、シッターさんたちに甘え、家族に甘え、主人に助けてもらい、専業主婦のママ友たちに応援してもらいながら、何とかかんとか、生きています(笑)
私の会社には、優秀な人材が沢山います。
必要が無ければ、「切られる」のみ。
いまのところ、慈悲深い上司に助けられているのか、「切られていない」、それだけの事、だと思います(笑)

海外出張もこなされて、家事などもアウトソースを積極的にご利用されているとのこと。いつ頃からどのようにご利用されていますか?

最初の子供が生まれた10年前から利用しています。元々、わたくし自身が海外で育ち、メイドさんやシッターがいる環境に慣れていたので、抵抗はありませんでした。

時には会社をお休みすることもあるかと思いますが、職場の理解、社内のワーママ応援の雰囲気はどんな感じでしょうか?

誰かが休みを取ると、誰かの負担になる事は、正直なところだと思います。なるべく自分が休まなくて済む様に、シッターさんに学校行事に参加してもらったりしながら、こなしています。
会社の制度は、「母親が休む」事が前提にあるべきでは無く、「母親が休まなくて済む」環境を整えてくれる事こそが、私にとっての、「応援」だと思います。

夏休みの会社で学童の取り組み、話題になっていましたね!どうでしたか?

学童、最高でした!英語、塾、スイミングクラブ等々、全ての習い事を網羅するようなプログラムの内容になっていて、子供達も楽しく通っていました。

お話をしていて、「子育てしていても、成果をだせる優秀な人材であれば、社内のポジションややりがいのある仕事をこなすのは当たり前の時代。」そんな事を感じました。多くの企業はそれが実現できていません。実現できた決定的要因は何だと思いますか?

私は不器用なので、時短も取らず、残業もはばからず、愚直に仕事を続けて来ただけだと思いますが、一つ言えるのは、
自分がWorking Motherである事を理由に、仕事を断った事は無いという事です。
仕事に対して、それだけの「覚悟」があるのか、無いのか、「プロ意識」を持っているか、無いのか、周りの人は、よく見ていると思います。
また、わたしは、「企業」に理解を求める事が答えでは無いと思っています。寧ろ、一緒に働く上司や同僚、また自分の家族やパートナー、そして社会が理解を深めるべきなのでは無いでしょうか。

今後の目標やプランを教えて下さい!

目標は特にありませんが、毎日家族が健康で、幸せに暮らせるように、日々を丁寧に積み重ねて行きたいです♪

最後に、メッセージをお願いします。

子育ての時間は本当に短く愛おしい!だけど出世もしたい!そう思うなら、結果を出し続けるしかありません。
誰にも文句を言われないだけの結果を出し続けたら、周りはあなたを放っておかない!それだけの事だと思います。
残念ながら、私はそこまでの結果が出せていません。
でも、私の周りには、そんな頑張りママが、沢山います!!!!
そんな頑張りママたちは口をそろえて言います。
「仕事は幾らでも代わりがいるけど、母親は自分だけ。」そう、思っていないか?と。
子育てを最優先で考える事が悪いという訳ではありません。現に私だって、中途半端です。
ただ、それ以上に、仕事に燃えるママたちの足を引っ張る事の無い様にしなければならない。それこそが、同じ女性として、
Working Mother同志として、の、使命だと、思うのです。
仕事をすればするほど、ママたちは、「これで良いのかな?子供達を蔑ろにしていないかな?」と悩みます。
仕事を続けていて良いのかな?この仕事は、子育てを犠牲するに余りあるのかな?」と、悩んで悩んで、結局答えが
出せずに日々が過ぎて行きます。
どんなモーレツママでも、そうやって悩みながら生きている。きっと、あなたと一緒です。

2016年9月21日 0 comment
2 Facebook Twitter Google + Pinterest
_abh9315

今回のインタビューは、フットケアサロンを経営する西谷裕子さん!

大学生時代の留学先で英国式リフレクソロジーに感銘を受け、日本でフットケアサロンを開業してから今年で18周年。これだけ長く愛されるサロンを経営されている方はどんな方なのだろう?!と興味を持ちインタビューをさせていただきました。インタビューお読みいただくと分かると思いますが、西谷社長の飾らない経営方法やマインドをあますことなくお話しいただいています。ハッと気づかされ、元気が出ること間違いなし!(千田)

 

_abh9315

2016年9月20日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
1%e6%ad%b3%e3%83%8f%e3%82%99%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%99%e3%83%bc

今回のインタビューは、ニューヨーク在住ライターの公文紫都さん!

ご主人とご結婚後、NYに行かれてからそのご活躍やライフスタイルを眺めては、いつかお話を伺いたいと思っていた公文さん。以前から、しなやかで柔らかさがありながらも、キリッとした佇まいで独特のオーラ(といったら失礼?笑)のあった公文さんですが、より、ご自分らしく肩の力が抜けて毎日を楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。570gという体重で生まれた娘さんのこと、17歳年上のご主人のこと、そしてNYライフについて伺いました!(千田)

 

1%e6%ad%b3%e3%83%8f%e3%82%99%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%99%e3%83%bc

2016年9月17日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
%e3%83%95%e3%82%9a%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab

今回のインタビューは、ミニマル・テクノロジーズ広報の佐藤菜摘さん!

創業2年のスタートアップに、同社初の女性&ママ社員として入社し、フレキシブルな働き方をされている佐藤さん。とっても爽やかで明るく、気持ちの良い元気さが魅力の佐藤さんは、ご出産後、専業主婦を経て再就職をされる際には、ご家族から意見があったり、保活が大変だったりと色々経験されていました。 (千田)

%e3%83%95%e3%82%9a%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab

2016年9月15日 0 comment
3 Facebook Twitter Google + Pinterest
sugiakatsuki1

 

今回のインタビューは、食文化研究家、長寿美容食研究家のスギアカツキさん!

食文化研究家、長寿美容食研究家であり、人気ブログを展開するブロガーさんでもあり、女子SPA!をはじめ様々なサイトに連載を持つライターさんでもある、多彩なスギさん。人生の基本と言っても過言ではない?!「食」に真摯に向き合われながら、私が一番印象に残っているスギさんからの食へのアドバイスは、とにかく無理なく自分が楽しく、というものでした。そんなスギさんのママライフと、「食」について伺いました! (千田)

 

sugiakatsuki1

2016年9月13日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
冨増亜未さん

今回ご紹介するのは教育機関で広報担当として働く、冨増亜未さん。

冨増さんはこの春から部門の責任者に昇格し、管理職として活躍されていますが、育休復帰後はキャリアについて悩んでおられたそうです。悩みをどうやって力に変えていったのか、も伺ってみました。

2016年9月1日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
14009854_1130226720405093_1628865157_n

今回のパワーママインタビューは、時短制度を利用しながら出版社で働く齋藤珠希さん。
いつも笑顔で楽しそうな珠希さん、自分らしく仕事と育児を両立されています。
時短制度をうまく活用し両立していく秘訣や、ご自身が携わっていらっしゃる『東京ワーキングママ大学』についても伺いました!

2016年8月21日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
中田ぷうさん

今回のインタビューは、編集のお仕事をされている中田ぷうさん。
ワーママをしながら毎日ご飯をつくる中田ぷうさんが、「今夜のごはん、どうしよう?」と悩むママたちの助けになればいいなぁと思われて書いた”1㎜も頑張らないでいいメニューばっかり”の料理本の誕生ストーリーや、ワーママとしてのワークスタイルをお聞きしました!(椿)

 

中田ぷうさん

中田ぷうさん

 

 

プロフィール

・中田ぷう

・会社名:オフィス バタートースト

・職種:編集者・ライター

・簡単な経歴:大学在学中よりファッション誌でアシスタントを勤める。卒業後、出版社に勤務。2004年に独立。モデルの中林美和さん、AYUMIさん、前田ゆかさん、食空間プロデューサー山本侑貴子氏、スタイリスト福田栄華氏の著書をはじめ、多くの料理本や暮らしの本の編集・プロデュースを手がける。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。

・居住地:東京都

・ご自身の年齢 :43歳

・お子様の年齢 :5歳、13歳

・ワークスタイル:フリーランス

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

フリーで編集の仕事をしてます。

守備範囲は、料理からインテリア、ファッション、風水まで。
モデルや人気料理家、サロネーゼの本を手がけていますが、世間的にはまったくの無名の人でも、「この人だ!」と思ったら、アタック&口説き落として本を作ります(笑)。

プライベートでは、生まれ育った町・西荻窪を盛り上げたくて、幼馴染の料理家・尾田衣子氏と一緒に「西荻新聞」というローカルメディアをフェイスブックで立ち上げました。
https://www.facebook.com/team.kashinomi/
自分たちが本当に信頼し、おいしいと思う店やいいと思うモノしか載せていません。
2人とも呑んべえなので、店のセレクトがオヤジくさいですが、良かったらのぞいてみてください♪

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00 起床、1分間深呼吸(唯一日課の運動)、昨夜のうちに来ていたメールの返信、仕事
6:00 洗濯機スイッチオン、ラジオ英会話聴講
6:40 朝ごはんのしたく
7:00 夫、娘たち朝ごはん。夕食&翌朝の朝ごはんメモ作成

8:00 夫、娘たち出動。自分の朝食や身じたく・家事(タイマーかけて20分だけ)

9:00 仕事開始

10:00 仕事を一時中断し、夕飯の買い物へ

10:30 仕事再開

12:00 ランチ

13:00 午後の仕事開始

16:00 上の子帰宅。おやつを食べさせる。ごはんの洗米・浸水だけはしておく。

18:00 炊飯器スイッチオン。下の子、お迎え。

18:30 呑みながら夕飯作り(これが至福)

19:00 夕飯

19:30 テレビタイム(子どもの夕飯時やこのときに、15分仮眠を取ることも)

20:00 子どもたちお風呂。合間に仕事。

21:30 子どもたち就寝

22:00 夫帰宅・夕飯

23:00 お風呂

24:00 就寝

出産して、何が変わりましたか?

● 満足な睡眠を失ったこと
● 読書量激減
● 指が太くなった(身体もですが。笑)

産むまでは夢のような「子育てライフ」を思い描いていました。
でも産まれてきちゃったら……子育ては死闘!

母親って、子どものちょっとした動きや物音で目が覚めますよね。
だから、もう10年以上、満足に睡眠を取った記憶がありません。
あと読書量が激減しましたねぇ。
夜、寝る前に本を読むのが習慣でしたが、子どもがいると1日の終わりには気を失うほど疲れているので、布団に入った途端、即死(笑)。月1冊も読めない状態です。編集者としてはどうかと思います(笑)。

そして、先日気付いたのですが、指が太くなりました。
手から繊細さがなくなり、細い指輪をつけても、まったく似合わない!
「女はね、お母さんになって家事、育児に追われると指が太くなるわよ~!」と昔から母に聞かされていましたが、はい、そのとおりです。すっかり太くなりました。
でもいいんです。
間違いなく、私、お母ちゃんですから。
今は開きなおって、“ごっつい指輪”しかしません(笑)。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

編集の仕事というのは、世間が抱く華やかなイメージと違い、地道で暗~い仕事です。

展示会に行ったり、有名人と会ったりというのはこの仕事のほんの一部。
残り9割は、アタマをかきむしって企画を考えたり、机にはりついて原稿を書いています。

でも、ある日、上の娘に「ママってさ、本当に仕事好きなんだね」と言われたんです。
「なんで?」と聞くと、「大変そうだけど、仕事しているとき、ママ、楽しそうだもん」と。
確かに自分で望んで就いた仕事ですし、好きだという自覚はありましたが、自分が思っている以上に、この仕事が好きなことに気付かされた出来事でした。
そして、子どもって、ちゃんと母親の背中を見ているものなんだなと、うれしかったですね。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

現在進行形ですが、常に眠い! 常に疲れていることが大変というか、つらいですね(笑)。
でもお母さんって、みんなそうですよね。

それをどうやって解決していますか?

●夜は24時までに必ず寝る。
●寝る前に甘酒を飲む。
甘酒は、江戸時代からある、天然のアミノ酸たっぷりの栄養ドリンク。疲労回復の効果があるんです。でも私、実は甘酒が嫌い! だからスポーツドリンクや牛乳で割って、夜、寝る前に飲んでいますよ。翌朝の目覚めが違います!

睡眠重要!by中田ぷうさん

睡眠重要!by中田ぷうさん

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

● 土日、祝日は、オフにする。
ワークライフバランスなんて言葉でまとめられるほど、育児と仕事の両立は甘いものではありません。
どちらが大切かと言われればもちろん「子ども」ですが、私にとっては仕事も生きがい。
だからこそ、オンとオフの切り替えをはっきりするようにしています。

ですから、お仕事をお引き受けする際、最初に「夜の連絡は、緊急じゃない限りメールにしていただきたいこと」「土日は基本、お休みすること」をクライアントにお伝えしています。
書籍を作る仕事は長期戦です。ときには、1年以上に渡ることもあるので、最初に相手側の条件はもちろん、私側の条件もはっきりさせておくことで、お互い気持ち良く仕事ができるようにしています。
その代わり、平日はしゃかりきに働きますよ~!

 

闘う! 母ごはん

闘う! 母ごはん

闘う!母ごはん」の書籍出版に至ったストーリーを教えてください。

「闘う!母ごはん」(光文社)

今の世の中、スペック高いママたちの情報ばかりで、スペックの低い私などは疲れてしまって(笑)。
SNSに挙げたくなるようなおしゃれなごはんも作りたいですが、うちは家族全員“米民族”なので、グラノーラやスムージーなんて出したら、一揆をおこされます(笑)!
そんな話を、あるママ編集者としていて、「じゃ、“リアルな本”を作っちゃおうか!」となって生まれたのがこの本です。

どんな本なのですか?

今まで散々、「簡単!」と銘打った料理本を私も作ってきましたが、やはり料理のプロが言う「簡単」と、私みたいなスペック低い女が思う「簡単!」には開きがありすぎるんですね(笑)。
だからレシピ本1冊買っても、作り続ける料理は100ページ中1~2品くらいしかない……。

でも、何しろこの本は、スペック低い私が作っているので、載っている料理は、せん切り、みじん切り、一切なし!
しかもときには、スーパーの寿司や「ペヤング」も出てきます(笑)。
こういう日もなきゃ、働く母親なんてやってられないですよね。

何しろ母親にとって、日々のごはん作りは闘い。
「卵焼いて、1度取り出し、肉を焼いたら先ほどの卵を戻し……」なんて厄介なレシピ、冗談じゃない!
だからとことん、簡単にしました。

読んだ方からは、
「この本すごい! 1㎜も頑張らないでいいメニューばっかり!」
「なぜかこの本は子どもが手に取り、これ作って!とやたら指名される」
という感想をいただくのですが、ほめるとか、賞賛するとかではないんですよね(笑)。
ちょっと異色の食卓日記です。

でも、何よりもこの本の売りは「私自慢のリア充本」ではなく、「逆・リア充本」だということ。
読んで、ママたちが「そうそう!! そうだよね~!!」と、少しでも肩の荷が下りてくれればうれしいです。

出版をきっかけにはじめたことはありますか?

自分の料理の“持ちネタ”って、限界がありませんか。
だから私、SNSにアップされるいろんな人の家庭料理の写真を見るのが大好きなんです。
自分では思いつかない素材合わせや献立があって、とても新鮮。
ひととおり見て、その中から今夜のおかずを決めることもしょっちゅうです。

そこで、「今夜のごはん、どうしよう?」と悩むママたちの助けになればいいなぁと思って、本の出版後も、インスタグラムで続編「#実録母ごはん」をアップしています。

皆さんの「母ごはん」もぜひ見せていただきたいので、もしよかったら「#実録母ごはん」、参加してみてください☆
小さな活動ですが、ママたちの間で少しずつ広まっていったらいいなと思います。

インスタグラム pu_nakata

お外ご飯。こちらのメニューもあるそうです!

お外ご飯。こちらのメニューもあるそうです!

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

この仕事を引退したら、コンビニメシやファスト食が多くなってしまう若者のために、おにぎりと豚汁の店を開こうと、仲良しの編集者と野望を抱いています。

最後に、メッセージをお願いします。

ごめんなさい、ちょっと長いです(笑)。

数年前のことです。
夜、自宅で校了(印刷所に入れる最後の確認をする作業のこと)を終え、出版社に送ろうとしていたときのことでした。
下の子が真っ青な顔で、脂汗をたらし、「ぽんぽん痛い……」とうずくまってしまったんです。
緊急事態ですが、仕事をおろそかにすることはできません。
子どものおなかをさすりながら出版社に電話を入れ、「校了紙は戻します。でも、大変申し訳ないのですが、子どもの様子がおかしいので、これから病院にいきます。何かあったら電話をください」と伝えて、病院に向かいました。
原因は「ひどい便秘」だったのですが(笑)、ひと騒動終わったあとお詫びの電話を入れると、長~~~い沈黙の後、ひと言「何か用?」と言われたんですね。
そのとき、私の中で「何か」が切れたんです。

フリーランスなんて、一寸先は闇。いつ仕事がなくなってもおかしくありません。だから、みんな必死なんですね。私も今までだったら、子どもが便秘になったことすらも謝って、許してくださいと懇願したと思います。
でも、なぜかこのとき「もういいや。契約書を交わさないからこそ、信頼関係だけが頼りなのに、それすらない人と仕事するのは、もうやめよう!」と思ってしまったんです。
もちろん反面、とても怖かったですよ。
でも、ここでこういう人たちと一線引かないと、この先もずっと下僕みたいな使い方しかされない!と思い、一気に“切った”んです。
自分には「編集の仕事、なくなったらなくなったでいいじゃない。いざとなったらスーパーでバイトしよう!」と言い聞かせ、奮い立たせました。

今、あれから3年経ちますが、あそこで思いきって切ったことで、逆に信頼できる人たちだけが残り、仕事のクオリティも上がりました。

ママになると、こうしたアクシデントにも見舞われますし、働き方だって変わります。
人間関係やクライアントを自分から「切る」というのは、怖いですし、ものすごく勇気がいることです。でも、ときには「切る」ことで風穴が開き、今の自分に合った仕事や人間関係が生まれくることもあると思うんです。
きっと、もやもやした気持ちを抱えて働いているママって、たくさんいるはず。
だからこそ、ときには「切る勇気」も持ってね! 必ず新しい道が開けるから、と伝えたいと思います。

2016年8月8日 0 comment
71 Facebook Twitter Google + Pinterest
IMG_4294

 

 

今回のインタビューは、株式会社スタイラでPRをされている大澤美保さん!

スタイラが展開するジョンマスターオーガニックやエルバビーバは、一度は目にしたり使ったりしたことがある方が多いのではないでしょうか??そんな大人気オーガニックコスメがまだ認知度が低かった頃から、同社のマーケティングに携わってきた大澤さん。オーガニックコスメ魅力を感じる根源となっているご自身の思いや、マーケティングという多忙な職種で子育てしながら成果を上げている働き方の秘訣を伺いました!(千田)

 

 

IMG_4294

2016年7月27日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
FullSizeRender

今回のパワーママはテンプスタッフにて時間制約がありながらも管理職として活躍する三谷祐子さんです!
出産前後で仕事に対する姿勢や考え方が変わったという三谷さん。
日々奮闘しながらも創意工夫で乗り越えていく力強いインタビューです。

2016年6月16日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
160331インタビュー3

今回ご紹介するパワーママは、花王の百貨店ブランド「est(エスト)」のビューティーアドバイザー(BA)で、現在セクションリーダーとして活躍されている北川順香さん。

プライベートでは現在5歳の元気な男の子のお母さんですが、セクションリーダーとしてのスタッフ育成と子育ての共通項などをうかがいました。

また、子育てシェアを推進する「As Mama」のママサポーターとしても活躍されている北川さん。As Mamaの考え方や上手な使い方なども聞いてみましたよ。

160331インタビュー3

ご自身について教えてください。

氏名:北川順香(きたがわ じゅんか)

会社名:花王グループカスタマーマーケティング株式会社

職種:化粧品販売

簡単な経歴:

大学卒業後、花王入社。百貨店ブランドestのBA(ビューティアドバイザー)となり、啓蒙活動を行う。現在はセクションリーダーとして、店舗運営・スタッフ育成などに従事。

居住地: 大阪

ご自身の年齢:35 歳

お子様の年齢: 5歳

ワークスタイル:フルタイム

 現在のお仕事内容を簡単に教えてください。

デパートにご来店される美容感度の高いお客様へ、ひとりひとりに合わせたスキンケア・メイクの提案を行っています。

160331インタビュー4

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

本来は、長女気質で甘え下手。そのため産後2ヶ月で育児ノイローゼになり、泣く息子を抱えながら、早く社会復帰したいなぁとそればかり考えていました。自分自身が健全で、子供も元気に育ってもらうには、色んな人たちの協力が必要なのだと悟りました。職場でも、周りを育ていつでも誰かに頼れるように…と脳科学やコーチングの勉強を始めたのも産後でした。

仕事の面で部下・後輩育成をする時に気をつけていることやポイントなどを教えてください。

その子だけの才能を見抜いて伝えること。成功体験は本人をほめるだけでなく、周りにもアピールしています。自分らしさを失わずのびのびと仕事して成果を出してくれることが一番です。

部下・後輩育成と子育てで何か共通点がありそうですね?

産後に勉強を始めたコーチングのメソッドでもあるのですが、目指すゴールを一方的に決めつけないこと。目標は自分で決めてもらいます。

例えば最近では、保育園で1ヶ月間実施される耐寒マラソンで、のほほん息子に火をつけることに成功しました。もともと勝負ごとに興味がなく「ママ、やっほ~~!」なんて手を振りながらのほほんと走ってるタイプの子です。しかしクラスのみんなが真剣な中これはマズイと思い、少しつついてみることにしたんです。「今日もマラソンお疲れ様。疲れたでしょう?」息子は「疲れてない。みんな死にそうな顔してるけど」と、ドヤ顔。「確かにみんな死にそうな顔してるね。ゆうとだけニコニコ笑顔ですごいなってママ感心してた。もし、ゆうとが死にそうなぐらい本気出したらどれだけ速いのかなー」とさりげなく言ってみたのですが、ここで息子の目の色が変わったのを捉えました。これは目標設定のチャンス!と思って、翌朝「今年のマラソン目標何にする?」と聞いてみました。前の年も「休まない」という自己目標通り、マラソン皆勤賞だった息子。今年はどんな目標にするのかな?と思ったら「10番になりたい!」と初めて数値目標が出てきました。いつも15番よりは後ろの方を走っていたのですが、数日後本当に10番の札を持って帰ったときは感激しました。息子自身が一番嬉しそうに目を輝かせていましたね。

ところで、ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

夫が単身赴任中なので、家事の量は少なくて済んでいます。最近は手抜きしすぎているので、見かねた義母が家をピカピカにしてくださっているのにハッとさせられたりしています(笑)ありがたいです。

 

160331インタビュー1

 

お義母さんを味方につけるとはさすがです!家事の量は少なく済んでいるとのことですが、何か育児&仕事をしていて大変なことありますか?

職業柄土日の休みが少ないことや、子供が眠くなる時間帯に帰ってあげられないこと。保育園以外の預け先が常に必要です。デパートの延刻期間に毎晩帰りが遅くなり、義母に負担をかけてしまったことがあります。「働き方を考えなさい!」と義母を激怒させてしまったクリスマスは、一生忘れられない出来事です。

 

お義母さんは北川さん家族の味方だからこそのお叱りですね。そんな家族への負担をどう軽減しようとされていますか?

家族とのコミュニケーションは大切ですが、仕事や子育てに関する価値観は「家族だからいつもいつでも受け入れてもらえる」とは過信しないようにしようと、そのクリスマスで学びました。家族それぞれにやるべきことがあり、自分の時間も必要で、気分や体調もあるでしょう。顔色を伺いながら、なんとなく今日は頼みづらい…。そんなときでも120%気持ちよく子供を預ける選択肢のひとつとしてAsMamaの「子育てシェア」を利用しています。

 

選択肢を広げるのはとても重要なことですよね。AsMamaの「子育てシェア」について詳しく教えてください。

私のような甘え下手でも、気兼ねなく人を頼れるしくみがAsMamaの「子育てシェア」にあります。古き良き時代のご近所頼り合いを、現代風にアレンジしたもの。顔見知り同士しか繋がれないし、保険もついて安心。AsMamaイベントで友達になった人たちに、いざというとき「子供預かって!」とスマホ発信すると「頼ってくれてありがとう!」とあっという間に温かいコメントで溢れ、涙が出ますよ。この体験をみんなにして欲しい!!

登録者はまだ少ない現状なので、近所に頼れる友達がみつからなかった場合、所定の研修を受けた認定ママサポーターが率先して送迎・託児のお世話をします。ご近所さんとの縁結びもしますよ。

 

160331インタビュー5

 

家族や外部サービスと、たくさんの味方をつけながら働かれている北川さんですが、ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

息子がハーレム(笑)女性の職場なので、売場に来てもハーレム、飲み会に連れていってもハーレム。昨年上司の送別会時には、周りを見渡して「あのお姉ちゃんかわいい。ママ(ぼくの代わりに)好きって言ってくれない?」と言うのでびっくり。AKBテイストの後輩にデレデレしてるのを見て男だな~と思いました。

-なるほど。職場で人気者の息子くんを想像するとこちらまでhappyになってきます!ところで、仕事と育児でそれぞれ大切にしていることって何ですか?

育児でも仕事でも、ひらめきとか感覚的なものを大事にしています。

例えば、我が家には天使が来るんですよ。息子が目をキラキラさせて天使の羽を拾い上げてくるので。本当は羽毛布団の羽根が落ちてるだけなんですけど、親子で天使の話で大いに盛り上がってます。

また仕事でも、緻密に計画は立てますが、それでも売上は絶対!っていう確証がないので。ちょっとしたひらめきとか、セレンディピティとか、目には見えないパワーが救いになることがありますね。

 

息子さんとのコミュニケーションもとても素敵な北川さん!最後に、これからの目標を教えてください。

私自身が苦労した分、同じ思いの誰かを助けたいという気持ちと、自分自身も子育てシェアを使いこなし両立生活を続けたいという思いでママサポーターになりました。
昨年から花王×AsMamaが共助コミュティを結んだのもあり、今後は花王専属ママサポーターとして、不規則なBA職のママたちの両立の手助けをできたら…と思っています。

二足のわらじを楽しみます。

 

160331インタビュー2

 

2016年4月18日 0 comment
3 Facebook Twitter Google + Pinterest
DSC_0067

今回のパワーママインタビューは、「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2015」の大賞を受賞した秋庭麻衣さんからのご紹介です!

2016年4月3日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
打ち合わせ中の尾島さん

今回のパワーママインタビューは、最近ネット広告業界から人材業界に転職された尾嶋芳子さん。自らワーキングマザーになることで直面する課題に向き合い、解決に向けて動く姿が伝わります!

打ち合わせ中の尾島さん

打ち合わせ中の尾島さん

 

プロフィール

名前:尾嶋 芳子(おじま よしこ)
会社:株式会社リブ
職種;セールス
簡単な経歴
20代地域クーポン誌の営業として東京都内のエステサロンを廻る毎日。年間売上1位(80名中)を4年連続受賞。
5年目に長男を出産し、産休へ。その後、より企業と消費者の絆作りに関わりたいと思い至り、ダイレクトマーケティング分野で急成長していた株式会社ファインドスターへ転職。営業職×ママの第一号となり、ワーママのメンバーを含めたチームのマネジメントにも挑戦する。
また女性活躍の土台となる、【選択式人事制度策定プロジェクト】に主体的に携わる。
自らがワーキングマザーの開拓者となることで、【挑戦する当事者】×【変化対応力がある組織風土】の2軸が女性活躍のキーになると確信。この大きな社会課題に挑戦するLiBの世界観に共感し、3月より同社にてセールス職に従事。

居住地:神奈川県川崎市宮前区
年齢:35歳
子供の年齢:3歳

現在のお仕事の内容・ワークスタイル

キャリア女性に特化した会員制転職サービス「LiBz CAREER」に登録している会員様と、優秀な人材を獲得したい企業をマッチングする仕事をしています。例えば女性管理職を創出していきたいのだけど、そもそも人材がいない、また定着・活躍してもらえる土台をどう作ればいいかわからない、そういったクライアントの課題に日々向き合っています。会員様にも、クライアントにも良いシナジーを起こせる事例創出が当面のミッションです。

LiBz CAREER URL :https://libinc.jp/
株式会社LiB URL : https://www.libinc.co.jp/

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください

5時起床 掃除・洗い物
6時 息子を起こし、朝準備
7時 保育園支度・息子着替え
7時半~出社+保育園送り

8時半~9時 会社の近くのカフェで一日のスケジュール計画を立てる
9時半~お仕事開始
17時半 退社
18時半 保育園お迎え
19時~夕食
20時~お風呂
21時~子供と遊ぶ、絵本タイム
21時30分~23時 読書したり、情報収集したり、友達とコミュニケーションしたり。
24時就寝

 

息子さんと

息子さんと

出産して何が一番変わりましたか?

自分の承認欲求を満たすことよりも、【息子世代に明るい未来をプレゼントする】というのが人生のビジョンになり、クヨクヨしたり、迷うことが少なくなった気がします。
悩む時間がない、というのもあるかも。
あとは、日常がものすごく愛おしくなりました!
日々の息子とのコミュニケーションが、小さな発見や成長の種が詰まっていて本当に楽しい。

ワーママとして育児&仕事をしていてよかった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

【ビジネススキルを磨けること、社会課題にアンテナができたこと。】

保育園問題、小1の壁問題、などの社会課題を解決するにはビジネススキルの高い人材が流入することが
重要なポイントだと思っています。今後幼稚園に息子が通うのですが、そこで起きている課題解決や地域のネットワーク作りなど、本業以外でも、仕事で培ったスキルを武器に、自分ができることはどんどん挑戦していきたいと思ってます。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?

過去の成功モデル(夫は仕事、妻は家庭)がデフォルトになっている人々(というか夫?)の意識改革
これも、自分だけの課題ではなくて多くの働く女性が直面している課題だと認識しています。
過去は過去で否定しなくとも、少子高齢化が急加速している現代において、決して女性だけの問題ではなく誰にとっても当事者になりえる問題だと思います。

それをどうやって解決していますか?

まずはお互いの歩み寄り。
あとは男性に対してはロジカルに伝えて客観的にデータを使ったりして納得してもらえる方法がいいのかなと思っています。共働き夫婦の戦略に対しての課題図書を読んでもらったり、妻が働くことでの生涯年収の差を示したり?笑 面倒な嫁ですよね…。うーん。まだまだ難しい。アイデア模索中です!誰か教えてください!

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児→笑うこと!言葉で愛を伝えること!
「あなたがいるからパパとママは幸せ。生まれてくれて本当に感謝してるよ」という言葉をシャワーのように浴びせます!保育園の送り前にギュっと抱きしめるだけで、息子もすっきりした笑顔で登園してくれるので伝わってくれているといいなと思います。

仕事→今の会社は、時短、働く場所も自由、さらに自分で挑戦したいことはどんどん機会を与えてくれる最高の環境だと思います。
だからこそ、「責任を果たす」ということは常に意識しています。自由と責任はセット。だから選択肢が広がるんだ、ということを体現し発信していきたいですね。

ご家族との家事育児分担・アウトソースはどうしていますか?

旦那さんが朝の片づけやゴミ捨て、洗濯は頑張ってくれています!
現段階の家事の可視化をポートフォーリオ表に起こしていまして、少しずつ彼に追加をお願いする予定です。笑

ご自身が受けた教育が子供の教育に影響していると感じますか?

小さいころからおだてられ、どんな状況でも「あなたなら絶対できる」と言われて育ったのでどんな状況でも自分を信じることができているのは、親が授けてくれた力だと感謝しています。
(単なるお調子者になっている感は否めませんが笑)

いつの時代もどんなスキルが生き残る条件かはわからないし、息子がやりたいことは何か私にはわからない。だからこそシンプルですが自己肯定の心だけは培ってもらいたいなと思っています。

ワークとライフの理想的なバランスは?

息子が2歳位になると、自我が出てくる時期で遅いお迎えや、メール返信などの仕事に熱中してしまい息子が「ママPCさわらないでよ!」と泣く時もあり、罪悪感にさいなまれることがよくありました。

今は息子も4歳近くになり、保育園・実家や義理の母など、誰にお願いしてもニコニコしていて、私の仕事についても少しずつ「ママの大事なこと」と理解し始めてくれていると感じます。
私も、仕事と育児を分けず、相互に吸収したことを活かす、というスタンスになってからはイライラすることも少なくなった気がします。やはり理想は「バランス」ではなく「シナジー」かなと!

時短でも全力投球のママも多いLiBのセールスチーム

時短でも全力投球のママも多いLiBのセールスチーム

今後の目標・プラン

当面は、【LiBz CAREER】のサービスの拡大を図り、キャリア女性×企業の多様な決定事例を創出すること。総量を増やすことで、中には時短ママ×管理職や、週4正社員×ママ役員などフレキシブルな事例がでてくると面白いと思っています。
先ずは自らが率先して、とLiBでは多様な働き方に挑戦していますが、企業と個人が柔軟な働き方を選択できることで、日本はもっと元気になれると確信しています。

長い長い歴史の中で日本の女性にとっては今、大きな転換期を迎えていると思います。
この時代に自身が女性として産まれ落ちたからには、この壮大な課題に人生を懸けて挑戦してみたい。そして息子には、そんな母の背中を見てもらって生きることへのワクワク感を養ってもらえたら最高だなと!

インタビュー by椿

2016年3月29日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
C32V5703

今回のパワーママインタビューは、KDDI(au)で商品企画のグループリーダーをされている山下明子さん。

発売されたばかりのキッズ向けの時計型端末『mamorino watch』の生みの親でもあります!
社内のママたちを集めたチームで、この商品を開発したそうです。
山下さんが率いるこのチーム、実は、去年、世界初の洗えるスマホを生み出したことでも話題となりました。
ママの悩みを解決するようなデバイスを続々と世に送り出している山下さん、そこには、ご自身の子育ての経験が活きていると言います。

2016年3月18日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
荒木智子さん

 

今回ご紹介するのは理学療法士として、大学で後進への指導をしながら女性のセルフコンディショニング指導をされている荒木智子さん。
荒木さんはご自身だけでなく、ご夫婦ともに出張も多く、スケジュールが不規則なお仕事。
ご実家も離れていて、いつも頼れる状況ではありませんが、家族で「できることはみんなやる」と決めてお互いが助け合っているライフスタイルについても伺いました。

荒木智子さん

荒木智子さん

 

プロフィール

氏名:荒木智子

・会社名 神戸国際大学リハビリテーション学部助教/一般社団法人WiTHs代表理事

・職種:理学療法士

・簡単な経歴:

大学卒業後、東京の総合病院へ就職。脳卒中、整形外科、心疾患のリハビリテーションに従事したのち、大学院でスポーツ医学を専攻。病院や施設での臨床経験、スポーツクラブでのパーソナルトレーニング、市民ランナーやアスリートのサポートなどを経て、現在は大学で理学療法士の育成に取り組んでいる。地元神戸で全世代の女性の健康増進を目的に、セミナーの開催やパーソナルコンディショニングを行っている。

・居住地 神戸市東灘区
・ご自身の年齢 36歳
・お子様の年齢 7歳
・ワークスタイル フルタイム(裁量労働制)

 現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大学卒業後、東京の総合病院へ就職。脳卒中、整形外科、心疾患のリハビリテーションに従事したのち、大学院でスポーツ医学を専攻。病院や施設での臨床経験、スポーツクラブでのパーソナルトレーニング、市民ランナーやアスリートのサポートなどを経て、現在は大学で理学療法士の育成に取り組んでいる。地元神戸で全世代の女性の健康増進を目的に、セミナーの開催やパーソナルコンディショニングを行っています。

tomoko_a2

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:00-5:30 起床。仕事の積み残しが多いときはもう少し早く起きます。

5:00-6:00 メールチェック、仕事の確認

6:00-6:30 家事(洗濯)、朝食等の準備

6:30      夫、娘起床。朝食

8:00     大学へ出勤(週1回は学外で勤務)

~授業や会議、随時学生への対応。~

17:00-18:00頃 退勤。買い物したり、まっすぐ帰ったり。

19:00       夕食

20:00-21:00  ゆるゆるとした時間を過ごす。(家族との貴重な時間)

21:00-22:00頃 入浴

22:30       ほぼ就寝(娘と寝落ちること多々。)

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

嫌いだった子どもが大好きになったこと。妊娠出産もスムーズに行ったわけではなかったので、子どもを授かること、についてとてもたくさんのことを学びました。そして、自分の子どもだけでなく、子どもみんなに対して関心を持つようになりました。今となっては我が子はもちろん大好きですが、子どもを見てはフワ~ッとしたやわらかな気持ちになります。

仕事をしているかどうかということで生き方を考えなくなったこと。仕事は今も好きですが、子どもがいても仕事はできる、自分らしい生き方を選択できるということを知ることができ、視野が広がりました。子どもを通して、生き方を考えると、子どもはとても無垢で、原点に戻るような気持ちになります。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

彼が超不規則な仕事かつ家事能力が私よりも高い部分もあるので、明確な分担はしていません。協力という範囲ははるかに超えていて、「できることはみんなやる」という感じでやってます。私が我が家を時折「合宿所」と呼ぶ所以でもあります(笑)。お互い支えられて何とか成り立っている感じがします。

 

ご夫婦共に時間が不規則なワークスタイルで、ご出張もこなされていますが、どのように乗り切っておられますか?

夫は平均して長ければ月半分家にいない、年間の休日も数十日程度、という生活を数年続けてますが、それでもできることは沢山あって、私や娘をいろんな面でサポートしてくれています。
お互いの予定を共有し、出張や夜出かけたりするときはファミリーサポートやシッターさんをお願いすることもあります。
私の不在が数日に及ぶときは夫や私の両親にもサポートしてもらうことがあります。
仕事が最優先、とはなかなかなりませんが、いろんな方々の力を借りながら、我が家は回っている、という感じです。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

自分一人では出会えなかったご縁に沢山恵まれたこと。千葉に住んでいたときにスリールさんの「ワーク&ライフインターンシップ」の受け入れ家庭をして、家族ぐるみでお付き合いできる大学生に出会えたこと。子どもを通して知り合えた方はたくさんいらっしゃいます。貴重な出会いがたくさん。育児をすることで、地域との関係もできてきて、娘のおかげで世界が広がったと感じています。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

大変なのは「時間のやりくり。」「夫婦そろって不規則なことが多く、家族の時間をあまりもてないこと。」なので、短い時間でも一緒にいる時間を大切にしています。また、できるだけコミュニケーションを密にとるようにしています。

夫の仕事柄、月の半分は不在、年間の休日も不規則な生活が再開するので、家族一緒にいられる時間はより大切になってくると思っています。一緒にいられない時間が少ない分、仕事をしている姿を見せることもたびたびあります。「一緒にいられない時間はこんな風に過ごしているんだよ」と。そうすると娘も仕事に興味を持ってくれるようになり、少しずつですが、理解してくれてもいるようです。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児については、「元気でいること」「嘘をつかないこと」「人を傷つけないこと」「何事も全力で楽しむこと」の4つを大切にしています。(一つに絞れず・・・。)仕事では、「客観的な視点をもつこと」を一番大事にしています。世代の違う学生を数多く相手にする仕事なので、なるべく自分の感情よりも客観的な視点をもつことを大切にしています。

 

これからの目標を教えてください。

理学療法士という仕事はまだまだマイナーな職種でもあり、まずは我々のできることを知ってもらうことをもっと進めていきたいと思っています。病気やケガのリハビリテーションだけでなく、実は予防もできるし、一人一人に対してもっともっと元気になっていただくためのサポートを「運動」を通して、もっと貢献できると考えています。

現在運営している一般社団法人でも「元気な女性を増やす」ことを目標にしています。今後は様々なボディワークと医療の距離を縮めるような仕事もしていきたいと思っています。このあたりの目標を達成するために、どんどん地域に出ていってまず「理学療法士を知ってもらう」ことを進めていきたいです。

 

tomoko_a3

 

では、最後にサイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

私自身、これまでも今も試行錯誤しながら日々暮らしています。キラキラしているばかりではなく、泥臭い日々ではありますが、それもまたよし、としてここまで来ました。夫とまだ小学生になりたての娘と暮らしていても、やりたいことはできる、と信じています。

娘が生まれる前から今まで三度の二重生活も経験しながら、確実にわかったことは「子育ても仕事も家族だけのものではなく、みんなで共有しながら、互いのパワーを出し合って、どれも頑張れて楽しめるはず」、ということ。これからはそういう世の中になったらいいなと思っています。この記事をご覧になっている皆様ともぜひともそんな形で交流できる時があればいいなと思います。日々楽しみましょう~~~!

 

tomoko_a4

 

インタビュー by 湯本理絵

2016年3月3日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
12776762_1031709043567946_2085299293_o

 

今回のインタビューは、ワーママ&ワーパパのためのWEBメディア「LAXIC(ラシク)」の編集長であり、フリーランスのPRコンサルタントでもある宮﨑さん!活動内容だけを見るとものすごくアグレッシブな感じを受けますが、実際の宮﨑さんは自然体、いつも笑顔で、出過ぎない強さをお持ちだなという印象でした。宮﨑さんはまさに型にはまらず「自分らしく」ワーママを楽しんでいらっしゃる見本みたいな方。そのマインドをご紹介します! (千田)

 

12776762_1031709043567946_2085299293_o

2016年2月25日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
集合写真

皆さまこんにちは!

2016年2月13日(土)に関西支部では「パワーママカフェ」を実施しました!

集合写真

 

 

「パワーママカフェ」はパワーママゲストをお迎えし、カフェでケーキとお茶をいただきながらフリーディスカッションをするカジュアルなイベントです。

 

今回のゲストは昨年末に「『悩み』と向き合える女性は、うまくいく」を出版されたリトルムーンインターナショナルの文美月(ぶん みつき)さん。今回はそんな文さんへの公開インタビューも兼ね、起業を決心した経緯から、失敗談、成功までの道のりや、育児と仕事の両立のポイントや子供との向き合い方に至るまで、盛りだくさんの内容で伺ってきました!

2016年2月19日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
12736342_971450829600287_1370045546_n

 

今回のインタビューは、フリーランスでPRをされている大山夏希さん!

大山さんと出会ったきっかけは、雑誌にインタビュー掲載されていた大山さんを憶えていて、ふと大山さんのサイトからメッセージをお送りしたこと。初対面から、溢れ出るしなやか&おしゃれオーラにすごく癒されたことをおぼえています!その場の空気をまろやかにする不思議なオーラがある大山さんですが、それもPRというお仕事をされているからでしょうか。しなやかマイペースな大山さんの背景をインタビューしました!(千田)

 

 

12736342_971450829600287_1370045546_n

2016年2月17日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
西口さん息子と

今回のパワーママインタビューは、オムロンヘルスケアで女性の健康や睡眠をテーマに商品企画やPRを担当している西口恵さん。

現在は東京で活躍されていますが、元々は京都での勤務だったそう。2014年にご夫婦そろって東京に転勤となったそうですが、ちょうどお子さんの小学校入学のタイミングとも重なり・・・。ご夫婦ともに関西出身ということで、慣れない土地での学校探しなどご苦労も多かったといいます。
ご自身の転勤をどのように乗り越えたのか?や転勤後の生活などについて伺いました。

2016年1月26日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
12336233_918847778169649_1856500082_n

今回ご紹介するパワーママは、忙しい中でも、自分の時間を充実させる工夫を忘れない門川博子さん。
仕事でもプライベートでも「真のワーク・ライフ・バランス」を追求する門川さんのインタビューです!

2016年1月22日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
パルコの吉本さん

今回ご紹介するパワーママは、学生出産のワーママ歴15年!パルコグループのダイバーシティ推進委員、新規事業責任者などで活躍されている吉本さん。

お子さんが大きくなった今だからこそ言える、育児と仕事の両立にプラスし、自分が理想とするキャリアアップも実現していくために意識してきたこと、そしてこれからの挑戦について語って頂きました!

2016年1月12日 0 comment
146 Facebook Twitter Google + Pinterest
秦さん

今回のパワーママインタビューは、クリエイターズマッチアワードで2度もグランプリを取得された、島根県でクラウドワーキングするデザイナーの秦さん。

地方×クラウドワーキングで活躍するワーママのリアルを語って頂きました!

2016年1月12日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
前本さんトップ

今回ご紹介するのは、かつての同期と共に起業し、専務としてその裏方全てを支えるパワーママ、前本玲さんです。
前本さんは起業から1年で第一子妊娠、そして現在第二子妊娠中。そのタイミングは悩まれたりしなかったのでしょうか。
また起業のお話についても代表とはまた違う「裏ボス」の視点で語ってくれていてとても興味深いです。
ぜひインタビューをご覧ください。

前本さんトップ

 

2016年1月6日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
育休中の地方記者さんとお子さんと。

今回は、まだまだ古い体質が残る地方紙で記者をされているパワーママの登場です。

40代で念願の妊娠、そして妊娠を機にワークスタイルを変え、マイペースで育休をエンジョイされている方のストーリーです!

 

 

育休中の地方記者さんとお子さんと。

育休中の地方記者さんとお子さんと。

プロフィール

勤務先: 地方紙
役職: 記者
経歴: 行政、警察、経済、街の話題などを担当。入社十数年目の昨年、第1子を出産。現在は育児休業中で、本社のある地方都市を離れて東京で暮らす。
年齢: 40代
子どもの年齢: 1歳

産休前のお仕事、ワークスタイルを簡単に教えてください。

妊娠が分かってからは、残業が少なく、自分のペースで仕事をこなせるポジションに配置してもらいました。体がしんどかったので、同僚に申し訳ないと思いながらもほぼ定時に帰宅していました。
妊娠前は、残業や深夜の飲み会は当たり前の生活。特に選挙を担当した時や災害時には、日が変わるまで会社にいました。

現在の1日のスケジュールを教えてください。

6時起床、授乳、ラジオ英会話、家事
8時 朝食、家事
9時 子育て支援センターか習い事
正午 昼食
13時 息子昼寝、フリータイム
15時 息子と遊ぶ、買い物がてら散歩
17時 息子夕食
18時 風呂、授乳、寝かしつけ
20時 親夕食、フリータイム
23時 就寝 (2~3回授乳)

出産して一番何が変わりましたか。

時間の使い方です。それまで24時間全てが自分のものだったのに、今は24時間息子と一緒。息子が寝ている間にフリータイムを確保できるよう心掛けています。家事は動線や段取りを工夫し、いかに効率良く済ませるかを考えるようになりました。何事もギリギリまで着手しない人間でしたが、妊娠してからは思い通りに素早く動けなくなり、時間に余裕を持って行動するようになりました。

育休中の地方紙記者さんとお子さん

育休中の地方紙記者さんとお子さん

ワーママとして育児&仕事をしていてよかった〜!と思えるHappyなエピソードを教えてください。

まだ仕事を始めていないので何とも言えないのですが、休業中にいろいろな子育て支援の場に顔を出し、ママたちとネットワークができたのはよかったです。
私は仕事も子育てもやりたいと思い、ワーキングマザーにずっと憧れていたのですが、なかなか子どもに恵まれませんでした。40を過ぎて一通りの仕事を経験し、子どものいない人生を考え始めた時、思いがけず妊娠発覚。やっと念願が叶いました。まだまだこれから大変なことがいっぱい待ち受けているのでしょうが、まずは息子が来てくれ、ワーママになれたことが一番ハッピーな出来事です。

仕事&育児をしていて大変なことはありますか。

当面の悩みは保育所にいつ入れるか分からないので、心の準備ができないことです。長いお休みをチャンスと考え、息子と有意義に過ごそうとしているのですが、気持ちがどうも宙ぶらりんです。
息子はまだ夜の授乳が大好きで、夜中に何度も起こされます。年のせいか、育児は体力的にきついです。

それをどうやって解決していますか。

育児中の同僚や会社のワークライフバランス担当と連絡を取っています。解決にはなりませんが、将来の展望が少し見えるため、気持ちが落ち着きます。
体力面では睡眠の質を上げるため、カフェイン摂取を控え、スマホを寝室に持ち込まないなどを守るようにしています。

仕事と育児、それぞれで一番大事にしていることは。

仕事では、24時間戦うような働き方はできなくなるので、決まった時間を効率的に使うことを大事にしようと思います。できて当たり前の仕事を丁寧にこなすことから始め、ペースがつかめたら難しい仕事に挑戦していけたらいいですね。
育児では、息子ときちんと向き合うことを大事にしたいです。愛されていることを実感できるよう、言葉と身体全体で愛情表現したい。息子の成長は喜びですが、少し前の姿を思い出せなくて切なくなることもあります。一瞬一瞬を抱きしめるように息子に接したいです。
仕事復帰に備え、母子ともに朝型の生活リズムを整えるようにしています。卒乳もできたらいいのですが、すっかり甘えん坊に育ててしまって。まだまだ先になりそうです。

トラディショナルメディアの記者の仕事をする中で、ご自身が目指す今後の育児と仕事の楽しみ方は。

息子が高校生くらいになったら、第一線に近いポジションに戻れればいいですね。体力的に厳しいかもしれませんが。今は社内や同業者にママ記者が少しずつ増え、ママの視点の記事は珍しくなくなってきました。今まで積み上げたキャリアを踏まえ、どう私らしい記事を書いて行くかも課題です。
息子がいることは励みになります。活字で仕事を残せるのは、プリントメディアならではだと思います。息子がいつか私の署名記事を誇らしく読んでくれるよう、いい仕事をしなければと思います。

トラディショナルメディアでは、猛烈に働く社員が重用され、出産を機にやめていく人も多いと聞きます。どうお考えですか。

女性記者が増え、考え方は随分変わりましたが、体質は根強く残っています。「育休世代のジレンマ」の中野円佳さんが指摘なさったように、生産性を上げても、長時間労働もこなせるサイボーグ的な人間にはなかなか勝てない。女性記者がマタハラのような扱いを受け、辞めていくケースを幾つも見てきました。優秀な先輩ママでさえそうだったのですから、私がどこまで耐えられるか不安は尽きません。幸いワーママは増えています。ママ同士手を携え、先人ママから学び、少しずつでも結果を出して環境をよくしたいです。

母となったことで視点が変わったのではないでしょうか。

ママになる前に保育所待機児童や行政の子育て支援策の記事をたくさん書きましたが、当事者になって分かったことがたくさんあります。ママ業は想定をはるかに上回る大変さでした。世の中の多くの人はママが大変なのは当たり前とばかりに、女性の双肩にいろいろな責任を背負わせている。そうじゃない、皆で子育てを支えていかなければ少子化は止まらないと、しっかり訴えたいと思います。

 

復帰に備えて今やっていることはありますか。

今は地元を離れて東京にいるので、復帰した時に浦島太郎にならないよう、新聞をよく読むようにしています。地元が抱える課題や、地域住民の視点を忘れたくありません。そして、できるだけ様々な育児支援の講座やイベントに参加し、ママ記者になった時に知識を活かしたいです。あと、毎日15分だけですが、ラジオで英語を勉強しています。

これからの目標、プランを教えてください。

月並みな目標ですが、辞めないことです。私が60代になる頃は定年延長の時代になっているかもしれません。その時フル稼働できるよう、今は細々とでも仕事を続けることが大事だと思っています。プライベートの目標では、学生時代留学した米国に、早く息子と行きたいですね。お世話になった方々を訪ねて回るか、親子留学してみたいです。

最後にメッセージをお願いします。

休業中は子育てで頭がいっぱいで、仕事復帰のイメージが湧きませんでした。そんな時、パワーママプロジェクトのインタビューを読み、多くのワーママから刺激をもらいました。復帰後迷うことがあったら、ここに戻り、仕事も育児も頑張っている皆さんを見てパワーアップします。

2015年11月10日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
西垣さん仕事風景

2年半の専業主婦を経て、今の会社に出会われ、ワーママとなった西垣さん。専業主婦を経たからこそ、「働く楽しさ」を独身時代よりもより感じるという西垣さん。いつも仕事を楽しみ、充実オーラ満開で活躍を続け、忙しい中でもスキマ時間を見つけて勉強される素敵なパワーママ。様々な転機を経て今がある。そんな西垣さんのインタビューをお楽しみください!

 

 

2015年11月10日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
IMG_0570

 

今回のインタビューは、陶磁器上絵付け用の転写紙通販サイト「転写紙.com」の運営をする株式会社サムヒルズ代表取締役CEOの坂和香織さん!

専業主婦を思い描いていたところ、偶然「ビビッときた」というポーセラーツの世界に飛び込み、今や日本最大級の転写紙通販サイトを運営している坂和さん。「好きなこと」から独立までジャンプする秘訣と、坂和さんが大事にされているポリシーなどを伺いました!(千田)

 

IMG_0570

2015年10月29日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest

今回ご紹介するパワーママは、採用コンサルティングの営業職として産後復帰を機に長野から新幹線通勤にシフトし、働き方も変えつつ長野の自然の中でのびのびと子育てされている平山さんです。

プロフィール

・氏名:平山 希
・会社名:株式会社ネオキャリア
・役職名:
・職種:マネージャー
・簡単な経歴:
1979年生まれ。大学卒業とともにネオキャリアへ入社、新卒採用コンサルタントとして従事。
以降12年に渡り、様々な企業の新卒採用支援を手がける。
2011年の結婚を機に、長野在住の夫との週末婚生活がスタート、2013年に長女を出産。
2014年の職場復帰後は、「東京-長野」の新幹線通勤を週4日、在宅を週1日というスタイルで働く。
・居住地:長野県小諸市
・ご自身の年齢 :36歳
・お子様の年齢 :2歳(現在2人目を妊娠中)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

総合人材サービス会社「ネオキャリア(http://www.neo-career.co.jp/)」に勤務。
様々な企業様の新卒採用に関するコンサルティングを行う部署の営業職として従事しております。約30社の企業様を担当し、お客様である経営者や人事の方に対して新卒採用の戦略立案・その後のフォローなど、一貫してご支援しております。

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

06:00 起床・朝ごはんの準備

06:30 夫と娘起床・朝食・身支度

07:30 保育園送迎

08:00 新幹線に乗車。朝食を取りながら、メールチェック・資料を作成。

09:30 東京駅着

10:00~16:00 お客様先に2,3件訪問。週1,2回は本社に出社。

17:00 新幹線に乗車(メールチェック・資料作成)

19:00 保育園にお迎え

19:15 お風呂

20:00 夕食

21:00 翌日の保育園の準備・夕食の片付け・前日の洗濯物をたたむ等

21:30 子どもと一緒に就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

生活スタイル・ワークスタイルが変わったのはもちろんですが、社会の様々な問題(待機児童問題、不妊問題、女性の社会進出の問題、日本経済の問題、家庭の経済問題 等)をより身近に感じるようになり、世の中で起こっている出来事に対して主体的に考えるようになりました。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

『自分の成長も実感できる』
子どもの成長は日々ものすごく早いスピードで成長していることを実感しています。だからこそ、「親として自分も成長しなくては」と強く思うようになりました。子どもにとって一番近くにいる両親がお手本になるだろうと思い、私たちが活き活きと楽しそうにしている姿を見せてあげることを意識しています。私の場合は「仕事をすること」で自分の成長や価値を感じられるので、仕事をしている姿を子どもに見せてあげることにより、ママが活き活きしている姿を感じてもらえたら良いなと思っています。
先日、会社で社員の子ども向けイベント( http://www.neo-career.co.jp/culture/?p=848 )があり、娘も参加したのですが、「ママの会社かっこいい!」と言ってくれたのが嬉しかったです。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

出産前は「出産後も絶対に働き続けたい」と強く思っていた私ですが、いざ仕事復帰直前となると「こんなに小さい子を保育園に預けてしまうのは可哀相なのでは?まだ一緒にいるべきでは?」という迷いが生まれました。また、復帰して早々、最初の2ヶ月間は、娘が何かしら病気をもらってきてしまうので、園をお休みばかりしていました。実は生まれてからはほとんど病気もしなかったので、熱が出て嘔吐や下痢を繰り返す娘の苦しそうな顔を見て、「私のせいで苦しい思いをさせてしまっている」と自分を責める日々が続きました。その頃は産後復帰してまだ仕事も慣れない中、思うように働くことができない悔しさもあり、家族にも迷惑をかけてばかりいて「自分が働いてプラスになるどころかマイナスだらけで、何のために働いているのだろうか」と、毎日帰りの新幹線で涙を流していました。
当時は産後復帰したメンバーの第一人者的な存在でしたので、会社にママさん社員が不在で誰にも相談できず一人で抱え込んでしまっていました。

それをどうやって解決していますか?

仕事復帰前に「働くと決めたら、子どもに対して“可哀相”なんて思わないこと。”可哀相”と思いながら働くことが一番子どもにとって”可哀相”なこと」とズバっと言われて目が覚めました。

また、同じ時期に仕事復帰した友人のブログを見ていたら、タイミングを同じくして娘と同様の病気にかかり不安な思いをされていることを知り、「最初はみんなこうなんだ。自分だけではないんだ。」と気づました。実際、2ヶ月目以降は病気になることも減り、元気に保育園へ通うことができるようになりました。

更に、同業界のママさんコミュニティに連絡をとり同じ職種で働くママさん数名に相談し、どのように家事と育児をやりくりしているかなどの具体的な話をお伺いすることができ、とても励みになりました。

 

2

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

一番大事にしているのは、自分の「想い」です。仕事復帰すると、はじめて経験することばかりで、辛いことや辞めたくなることも度々ありました。ただどんな状況でも自分の根底にある「想い」を大事にすることが大切なのだと思って、育児と仕事をしてきました。私にとっては「子どもに自分が頑張っている姿を見せたい」「カッコイイママだなと思ってもらいたい」という「想い」を持ち続けたことで、どんな場面でも乗り越えられてきたのだと思います。

 

ご家族(旦那様やおかあさまなど)との家事育児分担はどのようにされていますか?

夫【平日】娘に朝食を食べさせる・身支度・ゴミ出し。夜は洗濯担当です。仕事で訪問が予定以上に伸びて私がお迎えにいけないときは代わりに行ってくれたり、とても協力的です。

【休日】娘と二人で出かける(その間に私が掃除を)。毎週末必ず夕食を担当し、自慢の手料理を振舞ってくれます。

義両親・・・私の実家は遠いので、車で10分の距離に住む義父母を頼らせてもらっています。娘が病気の時には義母が仕事を休んで預かってくれます。「じじばばを頼っていいんだよ」と言ってくれる優しい義父母で、娘もかなり懐いているのでとても助かっていますし、そのおかげで私は会社を休まずに働くことが出来、とても感謝しています。

 

最後に、メッセージをお願いします。

あるデータによると日本では、結婚を機に25%、1子目出産後に35%ほどの女性が仕事を辞めているというのを聞いたことがあります。つまり60%の女性が何かしらかの理由で仕事を辞めているということになります。
ワーキングマザーがまだまだ少ない日本は、これから女性にとって働きやすい環境を作っていく段階ですので、私自身の働き方を制度として社内に取り入れてもらうよう動き、それを世の中にも展開していくなどしてより良い環境を作っていけたらと思います。

復帰して1年半ほど経ち、今感じている事としては「出産前よりも生産性高く働けている」という事です。営業職は、お客様とのやり取りが多く、提案資料の作成、様々な商品や市況に関する知識の習得をしなければなりません。以前よりも働く時間が少ない中で、果たして自分に出来るのかどうか、正直不安でした。初めはうまくいかないことも多々ありましたが、徐々に限られた時間の中でも、工夫次第で予想以上のパフォーマンスを出せることが分かりました。

「家では仕事をしない」「1人で頑張ろうとせず、周りにも協力してもらえるような環境を作る」「最初からあきらめず、高い目標を設定する」ということを心がけたことで、実際に過去自分が実績として残したギネス記録を塗り替える事もできました。そのことが自信に繋がっています。

最後に・・・ワーキングマザーがまだ少ない日本は、これから女性にとって働きやすい環境を作っていく段階なのだと感じています。まずは、ここのパワーママさんのようにパワフルに働いている他のママさんの事例をたくさん拝見することで、私自身ももっと「仕事と家庭の両立」が上手にできるようになりたいですし、自分の体験を踏まえて、これから増えてくるであろう会社のメンバーが働きやすい環境作りにも貢献していきたいと考えています。

 2016年1月12日更新

2015年10月28日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
北嶋紀子さん

今回のパワーママインタビューは3人のお子さんを育てながら、弁護士として相談や案件に関わるだけでなく、大学で後進の指導や社外役員として活躍されている北嶋紀子さん。

北嶋さんは通常業務以外にも大阪弁護士会の男女共同参画推進本部に所属し、弁護士が仕事と子育てや介護を両立できる活動もされています。ご自身の経験から得たことや思いを込めて作成に携わられたハンドブックについても伺いました。

北嶋紀子さん

北嶋紀子さん

2015年10月21日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
FullSizeRender(19)

 

パワーママ応援インタビューの第4回目は、クラウドファンディング開始初日にご支援いただいた、株式会社ブラケット取締役の塚原文奈さん!

女性管理職の登用が声高に言われていますが、塚原さんは、急成長中のベンチャー企業ブラケットの取締役として、代表の方と二人三脚で経営を切り盛りされています。そんな塚原さんに、ワーママのイメージなどについて伺いました!

 

 

FullSizeRender(19)

2015年10月2日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
IMG_7599

 

今回のインタビューは、トータルビューティコンサルタントとして活躍中の沼澤未央さん!

「お客様の綺麗」に全力投球するビューティコンサルタントとして、シングルマザーとして、多忙な毎日を送る沼澤さん。その情熱やいきいきとしたお仕事姿には、どんなストーリーがあるのでしょうか?ママに限らず、「自分のやりたいことがわからない」という方には大きなヒントになるかと思います!(千田)

 

スクリーンショット 2015-10-02 22.54.45

2015年10月2日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
IMG_3178

今回のパワーママインタビューは同志社大学で助教を務める酒井絢美さんです。酒井さんは、大学院生の時に妊娠・出産を経験され、その後博士号を取得し、大学教員の道へ進み、助教に昇進されたパワーママ。仕事柄、国内外の出張も多いですが、家族の協力の元、お仕事と家庭を両立されています。
そんな酒井さんのモットーは「なったかよう」。一体、どんな意味なのでしょうか?とっても前向きで自然体の酒井さんのインタビューをお楽しみください!
IMG_3281

 

プロフィール

・氏名: 酒井 絢美(さかい あやみ)
・会社名: 同志社大学商学部
・役職名: 助教
・職種: 大学教員
・簡単な経歴:

大学卒業後、修士課程に進学して24歳で結婚。

博士課程に進学し、博士1年目(25歳)の時に出産。

1年間の休学の後、復学して博士号(経済学)を取得し現職に至る。

 

・居住地: 京都市

・ご自身の年齢: 30歳

・お子様の年齢: 5歳

・ワークスタイル(フルタイム/時短): 一応、フルタイム(時間の融通は利く時もある)

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 

いわゆる、大学の先生です。といっても、仕事内容はあまり知られていないのではないでしょうか。大学教員の仕事には、大きく「教育」と「研究」の2つがあります。教育は、大学での講義(授業)です。私は会計学を専門としていて、これまでには簿記会計や財務管理論、国際会計論などを担当してきました。今は大学での学びの土台となる初年次教育の科目にも携わっています。一方、研究活動の方では、文献調査やデータ分析などをもとに新たな知見(発見)を得て、論文の執筆や学会発表を行います。その過程では他大学の先生と共同研究をしたり、研究会に出席してディスカッションをしたりもします。私は特に会計監査やコーポレート・ガバナンスの問題について研究しています。

 

IMG

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

 

6:30 起床

7:30 子供起床,一緒に朝ごはん

8:30 保育園に登園

9:00 勤務開始

担当講義以外の時間は、研究室にて講義準備や論文執筆など

18:30 保育園にお迎え

19:00 夕食

20:00 お風呂

21:30までに(なんとか)子供就寝

23:00 夫が帰宅

01:00 家事、仕事などが一段落ついたら就寝

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

 

正直、出産前はあまり子供が好きではなく、むしろ苦手な方でした。ですので妊娠した時も「将来もし子供に手をあげることがあったらどうしよう…」なんて本気で心配していたのですが、今ではすっかり子供大好きに!我が子を溺愛するのはもちろんのこと(笑)、仕事での外出時でも子連れの方を見ると微笑ましくなって温かい気持ちになったり、ついつい「何か手伝えることはないかな~」と思ったりしてしまいます。独身時代の自分とは真逆で、想像もつかなかったくらいの変化です。

IMG_3178

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

 

夫がものすごく多忙なので、家事は基本的には私がやるようにしています。授業や研究会、打ち合わせ等の時間は動かせませんが、それ以外はやることをやっていれば比較的自由なので(その「やること」が非常に多いのが困りものなのですが…)。ただ、夫の方が逆に家事の分担が不平等になっていると思っているようで、洗濯や食洗機など“放り込むだけ”パターンの家事は率先してやってくれています。

育児に関しては、夫は完全に遊び担当!私は運動がからっきしダメなので、虫捕りや魚釣り、サッカーなど私にはできない遊びをしてくれるのが嬉しいです。自分にできないことを夫がしてくれると惚れ直しますね~(笑)。今年の夏は、ベンケイガニ2匹とたくさんの川魚が新たに家族に加わりました。

 

 

IMG_3358

 

 

年に数回の海外出張をされていますが、育児をしながら初めて海外出張した時の気持ちや家族とのお話を教えてください。

 

思い起こせば海外出張は息子が4歳の時が最初でしたが、それまでも学会発表などで国内出張が多くありましたので、海外ということ自体にあまり抵抗はありませんでした。国内出張で辺鄙なところに行く方が長い場合もありますし、Wi-Fi環境さえあればスマートフォン等でいつでも連絡がとれますしね。むしろ初めて宿泊を伴う国内出張があった時の方が、息子がまだ1歳だったので、寝かしつけは大丈夫かな?寂しがってないかな?など色々と不安が大きかったように記憶しています。

ちなみに出張中の保育園の登園は夫に、お迎えは実家にお願いしています。幸い実家が近所なので、出張中はお迎え後の夕飯もお風呂も実母に任せっぱなしです。息子もすっかり実母になついてしまい、出張でない時でも頻繁に実家に行きたがります…(笑)

 

 

女性が会社で組織で活躍、キャリアアップするために必要なスキルやマインドはありますか?それは何だと思われますか?

 

身も蓋もないかもしれませんが、周囲の理解と応援。これに尽きると思います。私の場合、大学院生の時に妊娠・出産しましたので、博士課程の指導教授に妊娠の報告をすることになったのですが、その時「僕には子供がいないから現実問題どうなのかというところをよく理解できていないけれど、できる限りの配慮はしたいと思っているので何でも言ってほしい」という言葉をいただきました。そして実際、研究会やミーティングなども幾度となく子供関連のことで欠席しましたが、嫌な顔ひとつせずに受け入れてくださいました。

また、さきほどの質問にもありましたけれども、実家にはかなりお世話になっています。出張や子供の病気の時はもちろん、年中行事や地元のイベントなど事あるごとに段取りや諸々の手配をお願いしたり、必要なものを揃えたりもしてもらっています。まだまだ分からないことが多かったり準備に手が回らないこともあるので、本当に助かっています。

ただ、周囲の理解は待っていても自然に得られるものではないですので、自分で環境を整えていく努力は必要です。やるべき事はきちんとこなして日頃から信頼されるに足る仕事をしておくこと。そして何より、感謝の心を態度に表すことだと思います。

 

 

P_20150907

 

 

出産したことでご自身の研究活動に変化はありましたか?

 

今までは時間の制約が無く1日中研究のことだけを考えていれば良かったのに、出産後は脳の大半を子供のことが占めるようになり、研究に費やせる時間も大幅に制限されるようになりました。ですが、それによって、かえって時間効率は飛躍的にアップしたという実感があります。○○時までにここまで進めよう、という区切りが立てやすくなりましたし、子供の急な発熱などに備えてすべての仕事を前倒しで進めるようになりました。結果として、周りの評価も出産後の方が高くなり、良いサイクルが築けているのかなと思います。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

一言で言うと、世界が広がったこと。たとえば保育園で息子と同じクラスのママは皆とても多才で、自分とは全然違うタイプの人もいるので、子供を持たなければきっと知り合うことも無かったんだろうな~などと、ふと感じることがあります。そんな人達と子供を通じて知り合えたことで、ものの見方が変わったり、そんな風に考えれば良いのか!と新たな発見があったりして、私自身の人としての深みが増したような気がしています。このことは本当に幸せなことだなぁと思います。

 

 

IMG_3356

 

育児&仕事をしていて大変なことはありますか?それは何ですか?

 

最も大変なのは、職業柄、講義や学会発表に関して代わりがきかないこと。子供の体調不良でも講義だけは休めませんし、学会発表に穴をあけでもしたら、とんでもないことになってしまいます。それと、研究会や学会の開催が土日祝日のことが多く、保育園がお休みの時に夫や実家頼みになってしまうこと。特に、来年には息子が小学生になるので、学校行事が重なってしまわないかとビクビクしています…。

 

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

 

根本的には解決できないです(笑)。…が,子供との時間も大切なので、私が居なくてもどうにかなる仕事は、思い切ってお断りするようにしています。結局のところ何を優先するのかは自分次第ですので、時には割り切ることも必要だと思います。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

 

育児でも仕事でも、できるだけ相手の話をよく聞くことを心がけています。何か衝突した時でも、“なんでそう思うのか?”をトコトン尋ねると、相手の言い分の背後にある考えが理解でき、解決策が見つかることも多いです。
ただ、息子に関しては、それでも怒ってしまうことも多々ありますけどね…。そこは私が反省しないといけない部分だと思うのですが、我が家の場合、夫が私にも息子にもほとんど怒らない(でもダメなことはちゃんと叱ってくれる)という菩薩のような人なので、それを良いことに、全体のバランスがとれていればOK!ってことにしています(笑)。

 

 

これからの目標を教えてください。

 

10年や20年後、息子が自慢できるような母でありたいですね~。仕事であれ私生活であれ、身内の評価が一番シビアで的確だと思うので。
これまで色々とえらそうに述べてきましたが、私はいつでも好き勝手に生きてきましたし、今後もそのスタンスは大きく変わることはないと思います。その姿が、思春期や大人になってからの息子の目にどう映るのか、非常に興味深いです。

 

 

最後に、サイトをご覧の皆様にメッセージをお願いします!

 

京都の丹後地方の方言で、「なったかよう」という言葉があります。元々の漢字は「成った斯様」。状況に応じてその時々の判断での行動で、といったような意味合いです。一見すると投げやりにも思える「なったかよう」という言葉ですが、実はすごく良い言葉なのではないかと私は思っています。育児にしても仕事にしても、思い通りになることはほんの僅かで、結局“なるようにしかならない”ことの方が多いと思います。だからこそ、その時々で自分の価値観に基づき、できるだけ後悔のないように「なったかよう」で動けばそれで良いやん、と思うのです。

 

インタビュー by 小内 章子
構成 by 安原 愛

2015年10月1日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
お子さんたちとカンパーイ!

今回のパワーママインタビューは知識ナシ、経験ナシから男性の多い業界へ飛び込み、家業を継いで会社経営される境順子さん。最近では家業のある大学生に事業継承についてお話されることもあり、ご自身の経験や学びを伝える機会も持っておられます。
「組織も家族もチームであることを意識している」という境さんがどのような思いで仕事や子育てに向き合っておられるのかを伺いました。

境 順子さん

境 順子さん

ご自身について教えてください。

・氏名:境 順子
・会社名・職種:株式会社 マスコール 代表取締役社長 (高圧ガス製造販売業)
・簡単な経歴:
女子高、女子大を出て産業ガスメーカーに入社。その後、自身が遣り甲斐を感じるアパレル関係で非正規社員にて働き始めたが、家業で人材不足だという父の声に、26歳で親孝行のつもりで家業である高圧ガス製造販売会社の医療部門に入社し、病院や肺疾患などの患者様へ在宅酸素療法のフォロー営業をしはじめる。その中で会社の経営状況が良くないことがわかり、家業の難しさと家族としての責任を感じて、30歳で常務取締役として会社の根幹である産業ガス事業に入る。翌年、3兄弟の末娘ながら、業界専門知識、社員との信頼関係、経営ノウハウもほぼ持っていないまま危機感だけで事業承継し代表取締役に就任。その後、結婚、2男児を出産、無いものづくしで継いだ家業も育児も体当たりの連続で9年目、現在も無知と向き合い続けながら、男性中心の業界で数少ない女性社長して、日々奮闘中。
・居住地:大阪市
・ご自身の年齢 39歳
・お子様の年齢 5歳、2歳
・ワークスタイル フルタイム(会社経営)

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

高圧ガスというとイメージしにくいかもしれませんが、病院での吸引用の酸素、お菓子の袋などが膨らんでいるのは酸化防止の窒素、炭酸温泉用の炭酸、とガスの用途は広く身近なものです。私は、そのようなガスを自社充填工場で用途に合わせて容器に小分けし配送販売し、お客様のガスの使用環境や機材設備などの保守や提供などトータルにご支援している、という会社の経営管理をしています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

AM4時    自分時間(メールチェック、仕事の調整、家事の残り、自己研鑽の時間)
AM7時    朝食、保育園準備
AM8時 仕事準備(保育園への送迎は夫)
AM9時 仕事開始
PM6時 退社時間
PM7時 保育園お迎え、夕食買い物
PM8時   食事、お風呂、片付け、洗濯
PM9時45分 寝かしつけ(絵本や一日にあったことを話しながら一緒に寝ることが多い)

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

仕事が精一杯に大事だったところで、出産して小さな家族がとても大事になりました。そのふたつをなんとか大切にしようとする場合、私の場合はけっこう睡眠も大事だと気づいて、出来るだけ6時間は寝るようにしています。また、限られた時間の中で工夫は悩むところですが、今まで大切だと思ってきた細かなこだわりや習慣、価値観はずいぶん変わった気がします。(例えば、服や靴は好きで雑誌を見たりウィンドーショッピングしたりする時間が至福だったのですが、今はどちらも一切せず買い物は必要な時にほぼネット購買です。試着もせず買うなんて昔ではあり得ませんが、やってみると失敗もしますが気になりません(笑))時間に迫られて見直すたびに今までのこだわりが削げていって、案外こだわりが少ないことに気づき自分で驚いています(笑)

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

家事や育児の明確な分担はしていません。夫は結婚前から起業していて仕事時間を大事にしているので、普段は朝方になることも多く、その中で家事や育児を役割で分担してもらおうとすると、家庭内がかえってギクシャクしてしまって…(笑) それから、夫には「普段はできる時に出来ることをしてもらう」「困った時は協力してもらう」というスタイルです。次男が生れてからは、物理的に困ることも多くなり、溜まっている洗い物やごみ捨て、子ども服の洗濯なども気づいたら進んでやってくれるようなりました。また、3歳になった長男とのコミュニケーション時間にしたいと保育園の朝の送りを夫から申し出てくれました。子ども達に関わる分だけ夫もできる事が増え、子どもをお風呂に入れることもできるようになり、今はずいぶん助けてもらっています。そして、子ども達も嬉しそうだし夫自身も父としての役割を楽しんでいるように見え、私もそんな家族の変化が嬉しいです。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

私は、仕事を考えだしたらずっと頭が仕事のことばかりになり気持ちの切り替えが下手だったのが、保育園のお迎えと同時にその思考は見事に強制終了させられます(笑) 真っ直ぐに向かってくる子ども達の前では片手間な想いは通用しないことを教えられます。気持ちにメリハリをつけ「限られた時間の今を大切にして向き合う」という大切な事を教わっているなぁと思います。

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

毎日の時間のやりくりが大変に感じることは多いです。特に、子ども達の成長のサポートや私自分の挑戦の時間など、実際やってみると時間が足りなかった時に焦ったりイライラしてしまうことがあります。 緊急の体調不良やアクシデントではないけど今重要だと感じる投資時間に対して、自分で時間を捻出できない時、実家の親や夫も可能な限り協力してくれますが、これから家族それぞれの挑戦の時間や親の体調などを考えると戸惑いもあり、将来的にはいざという時にために家族以外でサポートしてもらえるような外部の体制(家事代行やベビーシッターなど)も、先輩ワーママ達に教えてもらいながら考えていこうかと思っています。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

基本的には、いろいろな人から学ぶことと、気づきから主体的に変化していくことは大事にしています。でも最近、私のせっかちなところで気づきがありました(笑) 何かとすぐ早く決断しなきゃ、解決しなくちゃ、って焦ってしまうところがあり、失敗もしています。だから、組織も家族もチームだと意識しておくことを今一番大事にしています。チームとして共有したり共感したりする時間を丁寧に持つことで、部下に決断を任せて自己実現を支援できる上司でいたい、子ども達の自立や成長を信じて応援できる母でいたい、というところに近づけるよう意識的に頑張っています。「反応ではなく対応を」を戒めに、私の中の忍耐力を鍛え信頼の心を育てていきたいと思っています。

11990761_593131574157888_352138865_o

男性中心の業界の中に自ら入ろうと思ったきっかけはありましたか?また入られてからご苦労されたことや良かった!ということがあれば教えてください。

事業を継ぐと決めた際は、経営状況が良くなかった危機感からだけであまり他を想像できませんでした。後に、男性中心業界で「女に何ができるの?」などの言葉に徐々に意識するようになりました。業界でリーマンショックの影響が出だした頃、潮目が変化し、社会全体が「今までと違う感覚」を求めた結果、興味を持っていただいたのかもしれません、話かけてくださることが増えました。そういう意味では、未曾有のリーマンショックは私にとっては悪いばかりではありませんでした。また、そこから業界組織内での異質の有効性にも興味を持ち、ワークライフバランスコンサルタントの資格を取得し、組織の在り方について勉強しています。その中で、色々な業界でのケースと、多くの素敵なワーママとのつながりができ、元気と勇気をいただいている点もとても良かった点です!

お父様の事業を継承する中で大変だったのはどのような点ですか?

ひとつは、財務状況が良くない中だったので、後継者としての目線で創業者の父を説得し会社の健全化を図っていくことが大変でした。もうひとつは、親子だから故に経営再建の間は特にいろんな気持ちになってしまい、つい余計な議論になったり、冷静でいるために適度な距離を保とうとするのに苦労しました。
でもその時期を経て今、父はチームの心強い一員として尊敬できる存在です。

家業のある大学生が事業について考える授業にも登壇しています。

家業のある大学生が事業について考える授業にも登壇しています。

これからの目標を教えてください。

まだまだ私自身がマスコールをチームと位置付けたばかりですが、これから、私たちらしいチームカラーを模索していきたい。その中で、BCM【事業継続マネジメントシステム】で想定外に強い対応力、QMS【品質マネジメントシステム】でお客さんにとって最適な品質、WLB【ワークライフバランス】で働く皆の仕事の質の向上を可能とし、お客様に「安心、安全、快適」を提供しつづけていきたいです。

サイトを覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

大変だと感じる状況下でも、私は思い切って進んでみることでその状況の見え方も変わってくることを経験しました。もし、今の困難に諦めそうになったり無理だと思っていることにも、目をそらさず向き合う勇気と、自分を信じて挑戦してみることで、違う景色に変化することもあります。いづれにしても、皆さんが今日も良かったと思える充実した一日となりますよう、ワーママ仲間として応援し私も励んでまいります!

 

お子さんたちとカンパーイ!

お子さんたちとカンパーイ!

2015年9月24日 0 comment
6 Facebook Twitter Google + Pinterest
11836807_1186879444660957_5793697030922070269_n

パワーママ応援インタビューの第3回目は、日本バースデープランナー協会理事の吉田采都子さん!
実は、自らがワーママということで、2013年8月、パワーママインタビューの6人目としても登場いただいています。
(「強みや能力を最大限いかして、不可能を可能にする」トップセールスでい続けたパワーママ | 吉田 采都子 vol.6 http://powermama.info/?p=196)

今回は、 バースデープランナーの育成を手掛ける日本バースデープランナー協会の代表理事 という視点から、最近のワーママの動向についてなどをお伺いしました。

2015年9月22日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

今回ご紹介するのは、鉄道会社のWebサイトのコンテンツ制作や予約システムのインターフェイスの設計・ディレクションをされている小澤美里さん。小澤さんは、元上司と共同設立した会社が育休中に倒産したため、現在の職場に転職。転職から2年という短い期間で、様々なプロジェクトに参加され、ママ社員の職場環境について提言をされ、管理職にも昇進されました。仕事、家事、育児は、その時々で優先順位が変わりますが、すべての時間について可能な限りフラットに考え、できることからこなしていく!という、小澤さんらしいパワー溢れるインタビューです。

 

プロフィール

・氏名:小澤 美里
・会社名:株式会社ルート・シー( https://www.root-sea.co.jp/
・役職名:専任部 企画制作チーム リーダー
・職種:ディレクター
・簡単な経歴:制作会社のデザイナー、ディレクターを経て2006年に前職の上司と起業。 育児休業中に会社が倒産。その後、2013年より現在のルート・シーに転職。
・居住地: 大阪
・ご自身の年齢: 36歳
・お子様の年齢: 4歳
・ワークスタイル(フルタイム/時短):フルタイム

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:45    起床
6:00    朝食づくり、自分の身支度
7:00    家族起床、朝食
8:00    保育園へ見送り
9:00    出社(日によってはお客様先に直行)
18:00   退社
19:00   保育園にお迎え
19:30   帰宅、夕食作り
20:30   夕食、子どもと入浴
22:00   寝かしつけ(場合によっては子どもと寝落ち)
22:30   家事
23:30   仕事など
25:00   就寝

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

大手鉄道会社様のWebサイトのコンテンツ制作ディレクション、予約システムのインターフェイスの設計・ディレクションをしています。

 

小澤さんの会社では、様々な社内プロジェクトが立ち上がっているようですが、どのようなプロジェクトに参加されていますか?

会社のこれからを現場視点で考え発展を推し進めていく戦略委員会と広報、つい先日解散したママパパサポートプロジェクトという3つの社内プロジェクトに取り組んできました。

ママパパサポートプロジェクトについては、役員への提言をゴールに社内のママ、パパを中心に約3ヶ月間限定で組まれました。

このプロジェクトは、女性社員の半数近くを占めるほどママ社員が増えてきて、ママ達の働き方について課題が見えつつある中、ダイバーシティ対策という目線も加わり、事業推進室から立ち上げを打診していただいたのがきっかけです。

大阪本社・東京支社のママ、パパ社員と未来のママ、パパ総勢12名で、自宅勤務やフレックス勤務、勤務時間に左右されない人事評価など濃厚な議論を重ね、役員層への提言をまとめました。

その結果、インフラの整備などが伴うものはすぐには難しいものの、時短勤務期間の延長(3歳→小学校1年生)や残業時のベビーシッター費用補助、育休復帰前後の面談制度化などが今期より実施されることとなりました。

ひとことで「ワーママ」と言っても理想とする育児・仕事のバランスは人それぞれであり、またママに限らずともライフワークバランスの捉え方は多様です。

ママ社員が置かれている状況は課題の多いものですが、ママ以外の社員以上の優遇を要求したい訳ではありません。

不平等感なく皆が気持ち良く働くことができ、会社としても継続可能な形を作るためにどのような提言が妥当なのか、短期間ではありましたが本音をぶつけながら濃い議論ができたと考えています。

 

ママパパサポートプロジェクト会議風景

ママパパサポートプロジェクト会議風景

 

今回のプロジェクトでは、会社側にも前向きに検討していただけて本当にありがたいと感じています。

また今回の収穫はプロジェクトを通して社内にママ、パパのコミュニティが生まれたことだと思います。

そして、チームメンバーのママ達のパワーがすごかった! 皆さん忙しい中で、オンライン上で夜中にどんどん提案を書き込んだり、業務の合間を縫って共有の提言書を一気に作り上げました。(ママデザイナーさんが資料のまとめをしてくださったので、見た目の訴求効果もバッチリでした!)

 

ママパパサポートプロジェクト提言書  子どもたちの写真やかわいいイラストでも訴求! プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

ママパパサポートプロジェクト提言書  子どもたちの写真やかわいいイラストでも訴求!

 

プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

プロジェクトメンバー(一部)、前列中央が小澤さん

 

今後も継続的にこの取り組みが社内で運用されていくよう、協力をしていきたいと考えています。

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

出産後の変化としては2点あり、目に見えない事情を慮るようになったことと、時間の質を求めるようになったことがあります。

まず一つ目について、これまではどうしても目の前の状況だけで人を評価していた所があったように思いますが、自分が人(職場やお客様)に見えない所で育児・家事を担うようになって、事情はあるけれど主張できるものではないもどかしさを感じているからこそ、目に見えない所でほかの方が抱えている背景に意識がいくようになりました。

次に時間の質についてですが、限られた時間でより収穫が多くなるように、会議の参加前にアジェンダに対して何らか意見を持つ・下調べをするなど手ぶらでは参加しないようにして、シビアになったと思います。

 

 

育休中に共同設立した会社が倒産し、転職→昇進と、かなりドラマチックな経験をされていらっしゃいますが、管理職になることを決意した理由や、管理職に向けて準備されたことなどを教えてください

過去に会社経営に携わって夢半ばに終わった経験から、リベンジしたい思いがあり、経営にコミットするには管理職にならないと、と思っていました。
また出産後の転職で、『時間的な制限のある人間を採用していただいた』というありがたさが会社に対してありました。そのなかで社内やお客様に対して、どうしたら最大の価値を提供できるのだろうかと常に意識していました。

時間に制限があるので、ひとつひとつの作業に集中するというよりは業務全般や案件を俯瞰して見る方が個人的には価値を提供しやすく、それがマネジメントと結びついたのかもしれません。

 

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

朝の保育園のお迎えは週の半分ずつ、週に3日は寝かしつけができるくらいの時間に帰って来てもらう、週の1日はめいっぱい仕事をさせてもらうなどの形で分担をしています。

 

なんだかよく分からいないけど、毎日楽しそうなムスメさん

なんだかよく分からいないけど、毎日楽しそうなムスメさん

 

 

「ママとして、日々の業務や社内プロジェクト、外部の勉強会への積極的な参加など”取り組む姿勢”に非常に刺激を受けることが多い」とMOPを受賞されたそうですが、時間管理術を教えてください!

当社にはM.O.P.(モットモオモロイパーソン)という制度があり、当社コンセプトである「モットオモロク」を体現したメンバーを月次、四半期の両方で選出する取り組みをしており、前期末に受賞をすることができました。

 

M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

M.O.P.受賞時、夏は首タオルがトレードマークの当社社長と記念撮影

 

業務、社内プロジェクト、育児、家事など、その時々に優先順位は変わりますが、すべての時間について可能な限りフラットに考えるようにしています。
目の前の育児・家事と業務だけでは自分の10年後、20年後が先細りになってしまいますから…。

「時間の管理」と言える程のものができているのかはわかりませんが、ワークショップや勉強会の予定も、家庭の行事と同じレベル感でできるだけ先に入れて、その前後で家事はなんとか埋め合わせをしているイメージです(笑)
とはいえ、家族の健康を守るのも大事なことなので、週末にまとめて1週間分の常備菜を作ったり細かな下ごしらえをしておいたりと、なんとかやりくりしています。
 
 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

お客様が鉄道会社のため、娘が鉄道好きに育っていたり、私のヒールを履いて「しごといくねんー」と言っている姿を見ると、母としての部分だけではなく、働く姿も肯定してくれているのかなと嬉しくなります。

自宅で仕事をしていたら、小さなワーキングガールも隣でお仕事開始

自宅で仕事をしていたら、小さなワーキングガールも隣でお仕事開始

 

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?それをどうやって解決していますか?

仕事と育児・家事の調整がうまく行かず、どちらかを諦めざるを得ない時に割り切れない気持ちを感じる時もあります。
そういう時は「仕事人として、母として、妻として、こんなに需要がある時期なんて人生にそうそうない!私ってなんて幸せ者!」とポジティブにリフレーミングしています(笑)

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児…子ども扱いせず、別人格として尊重する

仕事…多様な見方でベストを考える

 
 

これからの目標を教えてください。

自分の成長にも常に目を光らせていようと思いますが、家庭、会社やチームなど、子ども含めまわりのメンバーが成長できる場作りにも貢献していきたいと考えています。
 
 

最後に、サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

ワーママの皆さま…

毎日、仕事に家事に育児に、本当にお疲れさまです!

職場ではひょっとしたらマイノリティかもしれませんが、皆さんの熱量を集めたらとても大きなパワーになるはず!

情報交換などしながら、この難局を乗り切って行きましょ!

 

ワーママ周辺の皆さま…

今日この記事をご覧いただき、少しでもワーママの実態をお感じいただければ大変嬉しく思います。

ワークライフバランスの捉え方はワーママそれぞれだとは思いますが、

みな真摯に日々に向き合っていらっしゃると思いますので、応援していただけると幸いです。

 

インタビュー by 安原 愛

 

2015年9月18日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
森田芙未子さん

今回ご紹介するのは、IT系企業のSEとして活躍されている森田芙未子さん。
通勤時間が1時間以上かかり、出産、子育てで残業ができない状況でもSEとしてキャリアを追求したい、と思った森田さんが時短勤務を活用しながら働き方を見直し、実践しながらチームでリーダーシップをとっておられることは周りからも評価されているそうです。

森田芙未子さん

森田芙未子さん

 

・氏名:森田芙未子
・職種:IT系企業 SE
・簡単な経歴:
大学卒業後、IT系企業に就職。途中、産休・育休を1年半取得し、現在に至る。
・居住地:京都府
・ご自身の年齢 35歳
・お子様の年齢 4歳
・ワークスタイル 短時間勤務

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

会計や、経営管理のシステムをお客様に導入する仕事をしています。
また、社内で開発して、今後お客様に導入するためのソリューション開発にも携わっています。

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:30 起床、息子も一緒に起きる
6:45 朝ごはん、着替え
7:30 家を出て、息子を祖父母宅に預ける
息子は8:45まで祖父母宅、その後幼稚園へ
9:15出社
15:30退社
17:15 息子の幼稚園おむかえ(間に合わない時は、祖父母にお願いする)
17:30 帰宅
19:00 ごはん
20:00 お風呂
21:00 息子就寝
(この間に、仕事のメールチェックや、テレビを見たりしています。)
23:00 就寝

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

基本的にはあまり変わってないのですが、自分がやりたいことの優先順位が変わりました。それまでは、自分のやりたいことをやりたい!というタイプだったのですが、家族のことを優先したいと思えるようになったのが、一番大きな変化です。

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

明確に分担しようという風にはしていません。効率のよい方がやる、得意な方がやるというスタンスです。
結果的に朝起きるのが得意な旦那が、私と息子を起こす。
ごはんは得意な私がつくり、掃除は休みの日に一緒にやるという感じです。

通勤時間が長いことで感じるメリットや大変なことはありますか?

以前は通勤時間の短い方がよいと思ってたんですが、ある人に「切替の時間になって、ちょうど良いんじゃない?」と言われて、そこから考え方を変えました。
仕事が忙しい時は仕事のことを考える、息子のことで悩むことがある時はママ友にLINEで相談することもあります。生協の予約、旅行の予約、ネットショッピング、ひたすらゲームをする時もあります。
あまり1人の時間がないので、通勤時間はラッキーな1人時間と思ってます。
この記事も、ほとんど通勤時間に書きました(笑)
フルタイムに戻った時に、帰宅時間がかなり遅くなってしまうのが、悩みですね。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

やはり、仕事でしか味わえない達成感があると思っていて、それを、仕事仲間と共有できるというのが、私にとっては大きいです。
もともと、学生時代にブラスバンドをやっていて、1人1人の力が、大きな力を生むという経験から、チームでの仕事をやりたいという気持ちが強くなり、今の仕事を選びました。
仕事でいろんなメンバーと関われるのが、楽しくて、工程の終わりなどに、終わったねーと共有できるのが、すごくハッピーです。
最近は、後輩に「結婚や出産しても働けるというのが、私を見ててイメージできる」と言ってもらえたのが一番嬉しかったです。

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

どっちも大変な時期があると、しんどいなぁーと思ってしまいますね。
前はため込んでから相談するタイプだったのですが、最近は仕事の悩みも、育児の悩みも全部旦那にその日のうちに話をしています。
話をすると整理ができて、次の日にはスッキリしてることが多いです。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児は、息子に考えさせることを意識しています。
何か買って欲しいと言ってきた場合は、どうしたら買ってもらえるか、考えてみてと言います。そのおかげで?口がすごく達者になっていて、たまに論破されてしまいます。

image4

仕事は、自分がやってることを見せることで、特別な存在になり過ぎないことを意識しています。
ワーママが同じ部署では少ないんですが、私は誰でもなれる存在になりたくて、あの人だから特別って思われたくないんです。
前に友人が「子供がいてもバリバリ働く、もしくは、ある程度割り切った働き方をするのどちらかしかない。
そのどちらかではなくて、子供がいても、やりたい仕事を欲張ってやる方法はないのかなぁー」と言っていました。
私もバリバリでも、割り切るでもなく、欲張りコースを選びたいと思いました。だからこそ、短時間勤務でも現場の仕事をすることにこだわっています。
そして、息子の幼稚園の参観日には、在宅勤務などを使って、必ず参加するようにしています。
欲張りコースを選んだからこそ短時間でも、成果をあげるということは、常に意識しています。

現在週1回の在宅勤務もされているそうですが、このワークスタイルになった経緯を良かったら教えてください。

復帰した当初、息子がよく風邪をひいて熱をだして、朝病院いってから出社すると、勤務時間がかなり減ってしまい時間有休がなくなりそうになったので、通勤時間分の時間が確保できて、時間の融通をつけられる、在宅勤務制度を活用することにしました。
息子があまり風邪をひかなくなってからは通勤時間分、息子を早くお迎えにいく時間にしたり、自分の資格取得の時間にあてたり、仕事が忙しい時は仕事の時間にしたりと、状況に合わせて、活用できる時間として使っています。
自宅PCから自社のPCに接続できるので作業は普段通りですが、ミーティングなどは、出社しないといけない環境なので、今は週1としています。
1週間の作業の中で、集中したい作業を在宅勤務の時にするなど、集中タイムの役割も兼ねていて、全体的な作業効率アップを意識しています。

制約を持って働いていてもチームのでリーダーシップを取り、周りから評価された点はどこだと思いますか?また意識していることはありますか?

復帰して2年間は、作業をこなすだけで、毎日必死で、悶々とした日を過ごしていました。その時は仕方ないと思ってましたが、何かを変えるためには、自分が変わらなければならないと思ったのが、一番意識したことです。
そうすると「制約があるので、◯◯してもらいたい。」ではなく「制約はあるけど、私ならこういうやり方で、◯◯できます。」と上司に言えることができるようになりました。それを上司が認めてくださったことが、評価につながったのだと思っています。
また一緒に仕事をしているメンバーがいてくれたからこその評価だと思っていて、そのメンバーが喜んでくれたのが、一番嬉しかったです。
そして、いつも支えてくれている家族にも、感謝しています。

チームが評価され、みんなで記念撮影

チームが評価され、みんなで記念撮影

これからの目標を教えてください。

今は部署の中の、自分が所属している14名のチームでしか、私のやり方を見せられてないのですが、他のチームでも、やりたい仕事を欲張ってできるというのを後輩たちに見せられるようになりたいというのが、今の目標です。
あの人だから、あのチームだからできる、ではなくて、自分で切り開いていくことの重要性と、その難しさ、そして楽しさを伝えたいです。
私自身も「転職した方がいいかな。」とか起業している人が眩しく見えることがありました。
でも、仕事を続けるってこともワーママとして、1つの選択肢として選んでやっているということを、今は自信を持って言えます。
後輩達が悩んだ時に、こういうやり方もあるよ、というのをきちんと伝えられる先輩になるのが、目標ですね。その先に自身のキャリアアップがあるのなら、前向きに考えていきたいです。

サイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

仕事で目標とする人がいたとしても、ライフを含めると同じような人っていないと思います。だからこそ、自分で切り開いていく力が、一番大切だと思います。諦めることは簡単ですが、続けるからこそ見える景色もあるかもしれないなぁーと思いながら、私も頑張っています。
少しでも仕事を続けていることに自信と、誇りを持ってもらえれば、嬉しいです。

2015年9月9日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
11911853_949594825078970_1944613873_n

今回のパワーママインタビューは、関西コアスタッフでもある湯本理絵さん。教育機関で働きながらも、仕事や職場に囚われず、やりたいと思ったことにはどんどん挑戦し、仕事場だけでは積めない経験や人脈を幅広くお持ちです。「公私融合」をテーマに、自由な働き方を模索し続けている湯本さん。職場での仕事が自分が思うものと違うと、つながらないことにやきもきしたこともあったのだとか。それでも仕事一辺倒で考えるのではなく、トータルで捉え、仕事以外での実現性も考えて行動する中で、いつしかその戸惑いは消えていったそうです。
今、少しモヤモヤする思いをお持ちの方には考え方のヒントとなるインタビューではないでしょうか。

2015年8月31日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
IMG_9767

今回のパワーママインタビューは、YouTubeやGoogle+などを通して子育てにまつわる情報発信をしている『ホリプロ保育園』のえんちょーとして活躍する安田美香さん!

「あなたはひとりじゃない!つながるってすてき!」を合言葉に、子育てに関わる人たちの笑顔が増えることを願い、活動しているという『ホリプロ保育園』。1歳と5歳のお子さんのママとしての目線を活かしながらさまざまな情報発信をされている安田えんちょーですが、立ち上げの裏には、安田さんご自身が産後、子育てで挫折した経験があったそうです。

2015年8月19日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
るりちゃんトップ

今回ご紹介するのは、総合物流会社で働く森國瑠璃さん。
育休明けに職種変更になるも、今の自分に何が出来るかを徹底的に考え、自身にとっても会社にとってもいいと思うことは積極的に上司に提言し、声を上げ続けてきた森國さん。
しかもその提案はきちんと資料にまでまとめる徹底ぷり。その行動力で道を切り開いていく姿には勇気をもらいます。
ひたむきでまっすぐ、それでいて謙虚。
今の自分に何が出来るか。自分は何にこだわって仕事、育児をしていくのか。そんなヒントが詰まったインタビューです。

2015年8月18日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
IMG_2165

今回のパワーママインタビューは、「タスカジ」や「cozreマガジン」の広報担当として活躍するフリーランスのPRプランナー、平田麻莉さん。

現在は2歳の男の子のママをしながらフリーランスでお仕事をされていますが、お子さんを保育園には預けずに働くという新たなスタイルを実践中でいらっしゃいます。PR会社勤務や大学院生、専業主婦などの経験を経て、平田さんがフリ-ランスでお仕事を始めた理由、また実践中の新たな働き方についても伺いました。

2015年8月9日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
清野さんとお子さん

やりたいことを実現しつづける姿がカッコイイ!カフェ運営、キャラクター開発も手がけるプロデューサーで、ビーガンカフェの第一人者でもある清野玲子さんをご紹介です!

 

清野さんとお子さん

清野さんとお子さん



プロフィール

・氏名:清野(清水)玲子

・会社名:株式会社エイタブリッシュ

・役職名:代表取締役

・職種:アートディレクター/カフェプロデューサー

・居住地:都内

・ご自身の年齢 :46歳(1968年生まれ)※7月末で47歳

・お子様の年齢 :3歳10ヶ月(2011年生まれ)

・ワークスタイル:フルタイム

簡単な経歴

短大の美術科を卒業後上京し、料理撮影スタジオ、制作会社勤務を経て
ソニーミュージックコミニュケーションズにアートディレクターとして入社。
そこで現在の(仕事の)パートナー&親友(女性)と出会い、
27歳のときに2人で独立、デザイン会社をスタート。2000年、31歳のときに初めての飲食店を
オープン。2003年には飲食事業を別法人として立ち上げると同時に2店舗目をオープン。
37歳のときに一回目の結婚。41歳のときに現在の夫と出会い、2010年末に自然妊娠。
2011年の夏の終わり、陣痛が来る前日まで普通に仕事をし、30時間の陣痛を経て
無事自然分娩(43歳)にて男児を出産。
出産後3ヶ月くらいから、週1~2の割合で出社を開始(それ以外は在宅作業)。
会社近くの一時保育施設に預けてみるものの、相性が合わず断念。
満一歳までは自宅でシッターさん、その後縁のあった不認可の保育園に
10時間半/day x 5~6days/week預けながら完全復帰。

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

アートディレクターとして、さまざまな分野のクライアントさんの
ブランディングやイメージアップ、商品開発、デザイン全般を手がけるデザイン部門、
都内に2つのオーガニック&VEGANカフェを直営し、企業からの依頼によるケータリングや
オリジナル菓子などの卸、他社の飲食店のプロデュースを手がける飲食部門の
2部門からなる会社を営んでいます。
個人的には「ナチュラルフード講座」の講師も務めています。
9/12に表参道で新たなレストランオープンに向けて 現在準備に追われている。
http://cafe8.jp

表参道 PURE CAFEの店内

表参道 PURE CAFEの店内

PURE CAFEのショップカード

PURE CAFEのショップカード

学芸大学 8ablishの外観

学芸大学 8ablishの外観

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

・朝5時半~6時に起床。息子のお弁当と朝ごはん作り&保育園の支度。
・8時すぎに全員出る。
・9時に登園。(だいたい私が車で送迎)
・9時半出社~19時半退社後、保育園へ。
・買い物をしながら20時過ぎに帰宅(だいたい車中でおにぎりや軽食を食べさせる)。
・だいたい21時過ぎにパパ帰宅。
・夕食/入浴後22時前後に息子就寝(私か主人のどちらかが添い寝して寝かしつけ)。
・仕事があるときは深夜起きて作業。

出産して、何が一番変わりましたか?

自分が幸せ者だと実感する機会が圧倒的に増えた。

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

仕事がどんなに大変でも、息子の写真を見るだけでHAPPYな気持ちになれる。
会社や直営店に、従業員たちがこどもを連れてきて、他のスタッフみんなに可愛がってもらったり
こどもたち同士が遊んでいる風景がとてもHAPPY。

 

IMG_5132

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

一時保育に預けて職場復帰をしだしたとき、その保育園との相性が私も息子も合わなかったこと。
私も主人もお互い経営者なので、どうしても仕事を優先しなくてはならないことがあった。
1~2歳、毎週のようにウィルスをもらってくる時期があって登園できず、
誰にも預ける先がなく、苦労した。

それをどうやって解決していますか?

片道車で40分もかかるけど、「実家だと思って預けて」と言ってくれる
現在の不認可保育園に、大いにお世話になっている。
仕事を優先しなければ!と思っていたのは自分だけで、案外周囲が
協力してくれることがわかった。
病欠時だけは、仕方がない。成長が解決してくれた。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児では、愛情を注ぐこと。
仕事では、「度胸」と「直感」と「母性」を活かすこと。
オリジナル質問1

自分がやりたいことを貫く信念の維持方法は?

思い込みと柔軟性のバランス。
押してダメなら引いてみる。

現代のこどもの環境について感じていること、教えてください!

社会ではグローバル化とか多様性とか言っているわりに、
保育園の現場では私と子供の頃とやっていることがあまり変わらない。
特に、音楽に関しては未だに昭和のままで驚いた。
もっと、旬のアートや音楽にどんどん触れさせる機会が必要だと思う。

それに向けての取り組みなどあれば。

家では新生児の頃から、いろいろな音楽を聴かせるようにしている。
うちはテレビ無し。ほとんどラジオ生活。和洋問わず映画をたくさんみている。

店鋪を育て、子供を育て・・清野さんにとって育てるとは?

辛抱強く付き合いながら、自分を成長させること。
店舗は手間のかかるこどものようなもの。
大変だけどいつもワクワクしています。

今後の目標やプランを教えて下さい!

母となって得た貫禄を活かして、事業も子育ても楽しもうと思います。
まずは新業態の店舗のスタートに向けて計画進行中。
子供に関連する新たなプロジェクトにも関わっていきます。

最後に、メッセージをお願いします。

すべてのママ&ワーキングマザーを心から尊敬しています!

 

インタビュー by 森田裕美 構成 by 椿 奈緒子

2015年8月6日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
11823861_864857526902008_658210940_n

広告業界での営業を経験したのち、自営でサロン運営やベビーマッサージ講師、イベント企画など複数のお仕事を同時進行で取り組んでいらっしゃるもうすぐ三児のママ。

お話していると、ママである私や子供たちを優しく見守ってくれるような、心地よい気持ちになります。そんな大らかで、自然体な小内さんのインタビュー、みなさんも「小内さんワールド」を体感してください♪

 

11830105_864857530235341_1643647057_n

 

プロフィール

・氏名:小内章子(こうちのりこ)
・会社名:活動名義 aura d’ange(オーラドンジュ)、ベビーマッサージb’e b’e d’ange(べべドンジュ)
・役職名: 主宰
・職種: サロン運営、オーラソーマプラクティショナー、ベビーマッサージ講師、イベント企画

・簡単な経歴:
22歳 大学在学中に海外で過ごしたいと思い、中国天津に1年間語学留学
23歳 大学卒業後、イベントを中心とする広告会社に就職
入社後6か月で、新聞広告を中心とする広告会社と合併し、転籍
素晴らしい先輩たちに恵まれ、社会人の基礎を学ぶ
25歳 転機が訪れ、インターネット広告会社に就職
29歳 オーラソーマに出会う、休日に学び始める
30歳 結婚
32歳 長女出産
33歳 長女を保育所に預けてフルタイムで職場復帰
35歳 インターネット広告会社退職、そのあとすぐに長男妊娠、サロンを借りる
36歳 長男出産、ベビーマッサージを学ぶ、サロンの活用を模索するようになる
37歳 長男の保育所に預けてフルタイムでオーラソーマ、ベビーマッサージ講師、イ
ベント企画の仕事をすすめる
サロンだけではなく、外部の場所をレンタルしてイベントすること多数

・居住地:京都市
・ご自身の年齢 :38歳(1977年生まれ)
・お子様の年齢 :6歳(2009年生まれ)、2歳(2013年生まれ)
・ワークスタイル:自営業

 

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

大きく分けて3つの分野で仕事をしています。
1つめは、イギリスのカラーシステムであるオーラソーマのプラクティショナーとしての活動です。

主に自分のサロンにて、対面で行います。
色のついた100本以上の瓶を見てもらい、インスピレーションで選んだ4本の瓶に含まれた色から、クライアント様の今の置かれている状況をお伝えするものです。
いろいろなアプローチがありますが、私は「自分の現在位置を知る」ということを意図してコンサルテーションしています。
妻として、母として、社員として、娘として・・・忙しい女性のクライアント様が多いです。
自分の現在位置を知ることで次の一歩へのヒントが得られる、と好評です。
クライアント様が自分自身の美しさ、魅力に改めて気付き、イキイキ輝かれるのを見ていつも感動しています。

 

11823991_864857540235340_1750810600_n

 

 

2つ目は、ベビーマッサージの講師としての仕事です。
2人目の子供を出産してから学び始めました。
レストランを貸し切りベビーマッサージをしてから、ゆっくりランチを食べてもらう時間を取っています。ベビーマッサージという名前ですが、私は講師としてはベビーよりもママの方を向いていると思います。ママがベビーマッサージを通して赤ちゃんと触れ合い、育児に自信を持てば、子育ての楽しさが倍増すると感じているからです。ですので、ママがゆっくりランチを食べて、あれやこれやとお話する時間は本当に大切だと思っています。
ベビーマッサージは私のライフワークの一つです。

 

11823746_864857533568674_1359673725_n

 

 

3つ目はイベント企画です。もともと、イベント中心の広告会社に勤めていたこと、また長くインターネットの広告会社に勤務していたことがすごく役に立ち、子供を抱っこしながらイベントを企画してきました。

イベントのコンセプトは「おとりよせ」「おたがいさま」です。
「おとりよせ」は、自分の気に入った講師やワークショップなどを京都に誘致する活動です。つまり、全国の講師やワークショップを京都に「おとりよせ」するのです。私がやるべきことは、「おとりよせ」に見合う集客です。これには、広告会社での経験が大いに活きています。

「おたがいさま」は、お子様と一緒に参加できるイベントの開催です。出産して発見したことの一つに、ママは一人で出かけたい方ばかりではない、ということがあります。子供と一緒にお出かけしたい、というママはすごく多いです。

ということで、お子様連れでも参加できる講座や映画上映会などを開催しています。
お子様連れのママはそうでない方にもちゃんと配慮し、お子様を連れていない方はお子様連れの方に配慮できる、そんな「オトナ」な場を目指しています。
最新の「おたがいさま」イベントは8/28に開催する「みんなの学校」自主上映会です。

 

子育てを楽しもう!
京都オーラソーマ&ベビーマッサージとイベント企画
http://auradange.com/

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

7:00 起床、食事、子供の登園支度
8:30 保育所送り出す(ほとんど夫が送って行ってくれます)
9:00 サロン出勤
10:00 オーラソーマコンサルテーション、イベント準備など
18:00 帰宅、夕食の準備
19:20 子供たち保育所から帰宅(ほとんど夫がお迎え行ってくれます)
19:30 夕食
20:30 お風呂21:30 子供たち就寝
23:00 家事など終了したら就寝

 

出産して、何が一番変わりましたか?

1人目、娘を出産したときに大きな変化を感じました。
一番の変化は自分の人生の優先順位が大きく変わったことです。
出産前は「仕事、会社」が私の人生を大きく占めていましたが、出産したことにより「子供、家族」が私にとって圧倒的に一番大切なものとなりました。
以前はワーカーホリック気味でしたが、良い意味で仕事への執着がなくなり精神的に楽になりました。同時に、仕事を楽しめるようになりました。仕事が今の私を作り、今の自分と家族を支えてくれていることに、感謝できるようになりました。

 

11855359_864857536902007_1412421585_n

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

私は本来、すごく欲張りなのだと思います。
仕事もしたいし、子育てもしたいし、会社員も楽しんだけど、自営業も体験してみたい、そんないろんな願望を叶えてきました。
子育てをしながら仕事をすることのメリットは、家ではいつでも「ママが一番大好き」と言葉や態度で示してくれる娘や息子の存在です。
仕事でどんなことがあっても、イケてない自分と向き合わないといけないようなことが起こっても、家に帰ればモテモテ。
こんなに精神的に満たされて癒される環境はほかにないのではないかと思っています。

 

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか? それをどうやって解決していますか?

会社員と自営業、どちらも経験していますが、一番大変なのは子供の体調管理だと思います。
大切な仕事の日に子供が体調を崩してしまうと、保育所で預かってもらえず、いつも通りに出勤することが難しくなります。
会社員の時、会社を休むのが嫌で病気の娘を何日も私の実母に看てもらったのですが、しんどくて一番母親を必要としている時に私がおらず娘にストレスが溜ってしまったことがありました。実母も機嫌の良い孫ならいくらでも相手できますが、ずっと不機嫌で体調のわるい孫を何日も預かって疲れてしまいました。この経験から、もし子供が病気になった場合は私が面倒をみる、と腹をくくりました。どうしても、の場合の病児保育も調査しています。
そして、そんな最悪の事態にならないように、普段から子供には無理をさせないように、気を配っています。
生活リズムを崩さないように、どの季節もお風呂に入ってしっかり身体を温めてだいたい決まった時間に眠るように心がけています。

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児で大切にしていることも、仕事で大切にしていることも共通していますが、「無理しすぎない」ということです。多少の無理はしないとまわらない毎日ですが、無理しすぎず、無理はほどほどにして余裕がある方を選択したいと思っています。
無理しすぎてテンパっている私より、少し余裕がある私の方が、家族にもお客様にとっても魅力的なのではないかと思っています。

 

ママに優しい目を向けた活動をされていますが、 そこに至った経緯は?

暗いニュースが多く、子育てに対してマイナスイメージや「しんどい」イメージが多いような気がしています。
私も実際、独身時代はあんまり良いイメージを持っていませんでした。
しかし、出産してみると子育ては本当に楽しく、人生を豊かにしてくれるものだと分かりました。

ママが楽しく育児したり、時々リフレッシュすることが家族(特に子供)にどれだけ良い影響を与えるか、自分が実感しています。
ですので、ひとりでも多くのママと楽しい時間を過ごせるような活動を目指しています。

 

11823861_864857526902008_658210940_n

 

3人目の決意は?子だくさんの幸せ話を聞かせてください。

幼い頃にテレビで見ていた若草物語の影響で、4人姉妹にあこがれていました。
私は2人姉妹ですが、自分が子供を出産するなら兄弟が多い方が良いな、と思っています。
2人目がすでに男の子なので、若草物語は叶いませんが…。
夫は一人っ子、私は2人姉妹。私たち夫婦は、弟を持つ姉の気持ちも姉を持つ弟の気持ちももうすでにわかりません。
ましてや、3人兄妹がどうなるのか、私たちも体験したことがない領域だと感じています。
子供たちと一緒に生活することで、私も新しい体験の連続です。

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

あと2年で40歳です。
20代は仕事していました。30歳で結婚して、30代は育児で充実して過ごせそうです。
40代はまた仕事したいな、と思います。

今、子育てしながら進めているいくつかの仕事を大きく成長させていきたいです。
そして、今のまま家族が成長できれば、「夫婦のパートナーシップ」や「無理しない子育て」、「無理しない仕事」の専門家になって講演会したいですね。

 

最後に、メッセージをお願いします。

子供はパスポートみたいなものだな、と思っています。
子供のおかげで、普段知り合えないママ友やそのご家族と知り合い、子供のおかげで季節の行事に参加し、私は子供というパスポートのおかげでずいぶん世界が広がったと感じています。
私の人生にとって、子供を持つことは本当に意味のあることです。
今、結婚すること、仕事をすること、出産すること、育児すること、すべてを自分で選択することが許される時代に生きていて、どの人生を選ぶか、なにを幸せと思うかはそれぞれですので、すべての人がどんどん自分の人生をカスタマイズし、楽しめたら理想的だと思います。

私は、「母親の人生が充実すれば一緒に暮らす家族の人生も充実する」と信じ、「子供は私を選んで生まれてきてくれた」ということを信じ、まずは自分の人生を楽しもうとしています。

働くママは役割がたくさんあって大変なことも多いかもしれませんが、
自分の人生を大切に、自分のために生きる、
大変で忙しいからこそ自分を大切に扱うことが必要だと思っています。

ママだからと、仕事をしているからとあきらめないで、どんどん楽しんでいきたいです。

インタビュー by  野口 和
構成 by  安原 愛

2015年8月6日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
sub_others1

7月18日(土)公開のディズニー/ピクサー映画 『インサイド・ヘッド』。

パワーママプロジェクトでは、7月7日に行われた特別試写会で協力させていただきました。試写会終了後のトークショーに元シンクロナイズドスイミングのオリンピック銅メダリストで上級メンタルトレーナーの田中ウルヴェ京さん、スーパーダディ協会の高橋一晃さんと共に柴田が登壇させていただきました。

その座談会トークショーの模様をノーカットでお届けします!
田中ウルヴェ京さんが解説して下さったメンタルトレーニングは必読です!!

2015年7月17日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
ATT3Z9BV

パワーママ関西が今回ご紹介するのは、パナソニック株式会社エコソリューションズ社 宣伝・広報グループに勤務されている川原理恵子さん。
産休育休を経て会社に復帰後、一般職から総合職へキャリアアップされた川原さん。育児との両立に悩む方が多い中、さらにステップアップを選んだのはなぜでしょうか?

2015年7月13日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
11714315_1052965328065770_830054356_n

今回のパワーママインタビューは、子どもたち向けのプログラミングキャンプやスクールを主催するLife is Tech!の広報の亀田さん。

Life is Tech!の前はソフトバンクで広報をされていました。前職時代に妊娠・出産を経験、育休復帰後も広報としてバリバリと仕事をしている印象が強かったのですが、約1年前に現在の会社へ転職されました。ソフトバンクはホワイトな企業で子育てしながら働く環境も整っていたと語る亀田さん。それなのに、なぜ転職を考えたのか?それは、10年後の自分をイメージしてみたことにあったと言います。

2015年7月13日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
IMG_0066

 

今回のインタビューは、アクセサリー製造やジュエリーの企画販売、輸入雑貨を販売するT&E JAPAN株式会社代表の染谷江里さん!

パッと目を引く美人さんで、お話するととても謙虚で一生懸命。染谷さんの第一印象です。その印象通り、まっすぐで、周りを巻き込みながらご自分のミッションを遂行しつつ、ご自分のお住まいエリアの教育環境改善活動などのボランティアにも参加するといった社会起業家的な一面もお持ちです。お子様との時間を大事にしながら独自のスタイルでご自分のやりたいことを展開しているマインドが垣間見えるインタビューです。

2015年7月12日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
高坂一子さん

今回は子供服ブランド「ミキハウス」でマネージャーとして活躍する高坂一子さんです。
サイトのリニューアルや社内報の編集、と社内外に自社を伝える広報担当として活躍されていますが、一度出産・子育てのために退職されています。その後アルバイトとして復職、正社員となり現在はチームのリーダーとなった高坂さんが、どのように仕事や子育てと向き合ってこられたのか、というお話や先輩としてのメッセージはわたしたちにもヒントとなりますね。

高坂一子さん

高坂一子さん

 

プロフィール

・氏名: 高坂一子

・会社名:三起商行株式会社(ミキハウス)

・役職名:営業統括本部 営業企画部 マネージャー

・職種: Web担当の責任者と同時に、ミキハウスが発信する広告販促用イメージやコピーのプロデュース担当。合わせて、社内報の編集も担当する。

・簡単な経歴:
大学卒業後、ミキハウスに入社。営業部、新卒採用担当に。入社4年目に、出産・子育てのためいったん退職(女性本社勤務社員の復帰習慣がまだなかった)。2年半仕事から離れるも、復帰の誘いを受け、1995年にアルバイト待遇で、復帰した。新卒採用のオペレーションを担当。その後、2000年Web担当としてオフィシャルサイトのリニューアル等に関わり、2005年より広報部所属。Web担当を兼任しながら、企業広報とミキハウス所属選手の取材対応、社内報の編集に携わる。2015年より営業統括本部 営業企画部 マネージャーとなり、現在に至る。

・居住地:大阪府

・お子様の年齢:22歳(東京で就活中!)

・ワークスタイル:フルタイム

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30   起床・軽く朝ごはん・時間があれば、アイロンがけや床掃除もする

7:10      出勤 自家用車で会社へ出発

8:10   仕事開始 メールチェック、スケジュール確認、出張申請など

9:00   始業

9:30   出産準備サイトの原稿チェックバック(妊娠出産インフォ)

10:30  社内報編集会議 次号の内容話し合い。

11:30   メールチェック。次号社内報の企画書作成、制作依頼。

12:30   ランチ
(外食・たまーに簡単に作って持っていく。そんなときは、お弁当派ママスタッフと楽しく会話しながら、いろいろ社内の情報を教えてもらう)

13:30 制作物に関して、後輩の相談にのる

14:30 次回プレママセミナーの告知準備(案内メール、サイト掲載内容)

15:00 新マタニティプロジェクトのスケジュール作成

16:00 妊娠出産インフォの構成案確認と公開前の原稿校正作業

18:00 社内報の取材準備 店舗への依頼電話

19:00 仕事終わり

20:00 帰宅・夕食準備

22:30 夫帰宅 片付け

23:30 就寝

 

出産して、ご自身の内面では何が一番変わりましたか?

感謝する気持ちが大きくなりました。子どもや家族やまわりの人に・・・そして一人では何もできないことも身を持って感じるようになりました。

 

高坂さんが仕事をする上で、心がけていることは何ですか?

どんなことでも「ま、これくらいでいいか。」をしない。心を込めて仕事をする。当たり前ですが、チームや社内においては、立場世代関係なく、あいさつやメールなども丁寧に対応する。また自分が発信した情報は、PCでもスマホでも、ブラウザの向こう側にいらっしゃるたった一人のお客さま、社内報を手に取ってくれたたった一人の仲間のための情報だということをいつも肝に銘じています。自分が発信した情報やイメージ、コピー、写真などにより、その一人の人にどうなってもらいたいかを明確にイメージするようにしています。

社内報「SPILITS」

社内報「SPILITS」

 

 ママのロールモデルがいない中、自分で道を切り拓くためには、どんな努力や心構えが必要ですか?

まわりの人たちへの感謝を忘れないこと、相手や会社環境のせいにしないこと、どんな境遇や立場であっても自分の仕事に誇りをもち取り組むことでしょうか。そして、家族や子どものおかげであることを忘れないことですね。仕事だけをがむしゃらにやるということでなく、やはりバランスをとりながら、どちらも大切にできるようにやっていくこと。それが続けるコツだと思います。3年くらいでは、会社はなかなかがんばっているとは認めてくれないかもしれないけれど、ママとして5年くらいがんばって両立していて、頼られる存在になっていけば、気づくとまわりにママで働く後輩が続いてくれると思います。さらに、ママとして仕事をするようになると、「ママ」であることで、これまでにないつながりが生まれます。それは強い力になりますね。取材対応の現場やお取引先に同じく「ママ」がいらっしゃると、そこから次の仕事に結びついたり…。また、わたくしの場合、復帰のはじめがアルバイト待遇でした。でもそれがかえって良かったと思っています。置かれた環境で精一杯がんばっていたら、いつの間にか、正社員になっていました。見ていてくれる人は必ずいる、そう信じて続けることも大切ですね。

 ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

世代的に、夫は家事や育児をするという価値観がもともとない人です。食べた食器も下げない。わたくし自身も、そんなものだと思ってきました。もちろん手伝ってもらえたら助かるなあと思いつつ、結局一人でやっていました。でも、しんどいときは、主に子どもの相手をしてもらったり、買い物に行ってもらったり、ごはんを買ってきてもらったりしましたね。それくらいです。ただ、そんな夫もなぜか、娘が中学になったころから、保護者面談に行ってくれたり、娘との時間を大切にしてくれるようになっていきました。部活の応援に夫婦でいくことも増えましたね。そして、食事のあとの食器を自ら下げるようになったのもこのころでしょうか。

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

託児所で一緒に過ごした子どもたちはみんな大きくなりましたが、仕事でもプライベートでも話しができる、かけがえのない仲間ができたことです。とてもラッキーな環境で仕事を続けてくることができました。それは、ミキハウスの社員向け託児所の開設と同時に、復帰ができたから。お世話になる先生の面接から参加させていただく機会をいただき、同時期に復帰した先輩や後輩とともに、先生方とともに、会社での毎日を再スタートできたのです。子どもと毎日べったり過ごしていた時は、本当にしんどい時間が多かったので、仕事ができることはとてもありがたいことでした。2歳半というとてもややこしい時期に、離れる時間を持てたことで、子どもに向き合う自分のことを、肯定できるようになりました。またそこでともに子育てをする会社のママ仲間がいることで、お互い励ましあって進んでいくことができました。

娘さんが託児所に通い始めたころの写真。2歳半。 ママとバイバイしたあとは、毎朝、気が済むまで泣いて、その後は、ケロリ。ミキハウスキッズルームはもう一つのお家。

娘さんが託児所に通い始めたころの写真。2歳半。
ママとバイバイしたあとは、毎朝、気が済むまで泣いて、その後は、ケロリ。ミキハウスキッズルームはもう一つのお家。

 

もしわたくしに子どもがおらず、家庭責任がなければ、自分のことだけを考えて24時間365日、評価のことを気にしつつ、戦い続けていたと思います。結果、今と違って、もっとすごく出世したかもしれないし、もっともっと活躍したかもしれませんね(笑)。でも、正解や方向指示器のない中、道の描かれていない地図を片手に毎日毎日を自分なりに精いっぱい進んでこられたこと自体が、とても幸せなことだと感謝しています。

仕事をしていたおかげで、子どもも、自立した子になりました。母親として人としてまだまだ成長段階のわたくしが、彼女への過度の期待を手放し、こうあらねばならない・・・を手放し、信じる力を持つことができたのも、子どもがいて仕事があったからです。これ以上のhappyはありませんね。

2013年11月、娘さんとと二人で上野の森美術館『種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展』に。  二人とも、三谷幸喜氏と種田洋平氏のファン。

2013年11月、娘さんとと二人で上野の森美術館『種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展』に。
二人とも、三谷幸喜氏と種田洋平氏のファン。

 

育児&仕事をしていて一番大変なことは? それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

やっぱりがんばりすぎて、もうどうしよう!!となったことでしょうか。どうしても一人でがんばらなきゃと思ってしまうタイプだったので、苦しいことはたくさんありました。でもそんなときには、会社のママ仲間に話を聞いてもらったり、夫にがまんしてもらったり・・そんなことをくり返しながら少しずつ進化した感じです。大変だったとしてもその仕事が好きだし、チャレンジしたいことがあるし、続けたいし…どうやったらバランスとれるかをずーっと悩みながら来た感じで。だから解決したことなどないというのが正直なコメントですね。

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

人とのつながりを大切にし、どんなことにも感謝し、こうあらねばならない、を手放すこと。

子どもが小さいころは、食事のことをとても大切にしてきました。とにかく健やかでいてほしいと思い、家でのごはんに気を使っていました。そのおかげで、食の安全などに対する情報収集や勉強を積み重ねました。子どもや夫と、農業体験に出かけたりしたこともあります。また身体を健やかに保つための勉強もしたおかげで、いろいろな人たちとも出会い、学べたことはわたくしの財産です。

 これからの目標を教えてください。

今、子どもを生み育てる人たちが、ハッピーであるようにと願い、出産準備サイトを運営しています。このサイトをもっと多くの人に知ってもらい、ミキハウスと出会ったおかげで、幸せな子育てができたと言っていただけるように、自分にできることをやっていきたい、それが目標です。

2014年4月、パシフィコ横浜で開催された「ベビー&マタイティフェスタ」にミキハウスが出展。 もうすぐ生まれる赤ちゃんのへのメッセージボードを設置したそうです。

2014年4月、パシフィコ横浜で開催された「ベビー&マタイティフェスタ」にミキハウスが出展。
もうすぐ生まれる赤ちゃんのへのメッセージボードを設置したそうです。

 

 最後にサイトをご覧の皆様(ワーママ仲間)にメッセージをお願いします!

子どもたちはお母さんのことが大好きです。
お仕事がんばっていて、元気でいてくれることが何よりの子どもたちの幸せなのです。
子どもは、あなたの応援団員一号!そう信じていいのです。

しかも、あなたには好きな仕事もある、なんて幸せなのでしょうね。

今、とても大変ですか?
うまくいかないこともいっぱいありますね。

けれど、子どもに向き合い、家族に向き合い、仕事に向き合って、今日も髪を振りみだして生きていることは、何一つ無駄にはなりません。
あなたのできる範囲で続けていれば、今日はきっと、すてきな未来につながっていますよ。

20年前、泣きじゃくる娘を託児所に預け、仕事に復帰した日、未来のことは想像もできなかったけれど、少し前、娘から「ママはわたしの誇り、ありがとう」ってメールが届きました。
そう、あなたにもこんな未来が待っています。

お正月に帰省した娘さんがパパとお買いもの。 小さいころからずっと仲良しの父娘だそうです。

お正月に帰省した娘さんがパパとお買いもの。
小さいころからずっと仲良しの父娘だそうです。

インタビュー by 湯本理絵

2015年7月8日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
まりこさんとお子さん

今回ご紹介するのは、大手製造業にて人事職として活躍する大谷万里子さん。復帰後から”女性活躍推進”というテーマに取り組まれています。製造業ということもあり、正社員に占める女性割合は1割程度。全くゼロからのスタートだったようですが、次々に新たな両立支援制度の導入や組織内の風土改革を実現されています。
当事者である自分自身が”女性活躍”というテーマに取り組む中で、大きな気付きがあったそうで、それが今の大谷さんの仕事のスタンスに活かされています。

2015年7月1日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
11150757_779410095507820_5833191643226769581_n

今回ご紹介するのは、大手国内メーカーで広報を担当されていらっしゃる山本愛さん。

山本さんは、4歳になる娘さんとご主人さんの3人家族ですが、

現在、第二子妊娠中で、夏には4人家族になります。

仕事では海外出張をされることもあり、多忙な中、家事・育児・仕事を両立されていらっしゃいます。

結婚・出産は女性にとって、仕事における大きな転換期。

キャリアを諦めたり、仕事自体を辞める決断をする女性も少なくありません。

2015年6月15日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
ママの地元、昭和記念公園のお花畑にて

広告業界で管理職をしながら時短ワークスタイルではたらく森田さん。

ライフステージの変化に合わせて、働き方も会社と話し合って作り上げる。

前例や一般常識にとらわれず、ワークスタイルも企画する、クリエイティブな育休明けの働き方、参考になります!

 

ママの地元、昭和記念公園のお花畑にて

森田さんの地元、昭和記念公園のお花畑にて

プロフィール

・氏名:森田 裕美

・会社名:BBmedia inc.

・役職名:プランニンググループリーダー

・職種:プランニングディレクター

・簡単な経歴:
美術大学卒業後、TVCMやWEBコンテンツのプロダクションBBmedia inc.にWEBデザイナーとして入社。
以降、プランナーとして大手食品、化粧品メーカーなど企業のブランディングを意識したWEBコミュニケーションの企画・制作を手がける。
2013年長男出産、半年の産休を経て2014年4月より時短で職場復帰、グループのリーダーとして奮闘中。
・居住地:東京

・ご自身の年齢 :38歳

・お子様の年齢 :1歳7ヶ月

・ワークスタイル:正社員、時短勤務(ときどき在宅)

現在のお仕事の内容、ワークスタイルを簡単に教えてください。

ブランドを輝かせるコミュニケーションのお手伝いをすることが私たちの使命です。
エモーショナル&テクノロジーを武器に、コンテンツの企画制作を行っています。
さらに、社屋の移転に伴い(@西麻布)新技術の開発研究を行うLABを新設、
自主的なものづくり活動からお客様への提案につながる種づくりを行っています。
ぜひ、LABの見学などお気軽にお問い合わせください!
http://www.bbmedia.co.jp

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

6:00 息子と共に起床、朝食
8:45 家族みんなで家を出る(パパが保育園へ息子を送る)
9:30 出社
16:30 退社
17:20 保育園迎え、スーパー買い物
18:00 帰宅と同時に息子の夕飯(冷凍ストックをチン)
18:30 お風呂時間まで遊びタイム(ポッポやYouTube)
19:00 息子とお風呂
20:30 ベッドイン寝かしつけ(歯磨からの号泣)
21:00 パパ帰宅、パパ夕飯づくり
22:00 寝かしつけ寝落ちからの起床、パパ作の夕飯を一緒に食べる
22:30 パパ就寝、ママの1人時間スタート(残業や読書、保育日誌など)
01:30 就寝

保育園の連絡帳はイラスト日記で交流

保育園の連絡帳はイラスト日記で交流

出産して、何が一番変わりましたか?

素の自分がさらけだせるようになったこと。
子供と接していると、自分を着飾る余裕がないからか
子供と動物感覚で接するからなのか
表情も顔の筋肉を使って動かすようになったし
今までは恥ずかしくってできなかったこと・・
たとえば平気で道ばたで歌っちゃうし、ってこととか。
そんな嫌いじゃない自分がどんどん出て来ていることでしょうか。
それは単に図太くもなったということ!?

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うHappyなエピソードを教えてください。

とても恵まれた保育園に入園できたこと。(自宅から徒歩10分程度の認可)
そこでの素晴らしい先生たちとの出会いに助けられています。

待機児童になるのを恐れ、息子が生後6ヶ月の4月に職場復帰。
しかし、なかなか私自身が子離れできず、会社と保育園に相談して
復帰から子供が1歳になるまでの間は様子をみながら週に3日出社、残り2日は在宅で勤務させてもらうことにしました。
その後、1歳になったタイミングで週4出社に増やして、ゆるゆると復職スタートさせてもらったことで
両立に対するもやもやした心のバランスがとれ、本当によかったです。

育児&仕事をしていて大変なことはありましたか?それは何ですか?

会社の中では育休取得の第1号だったので
制度や仕組みができておらず、1から話し合いで決めていく必要があったこと。
しかし、それは前向きにとれば、自由にどんどん提案でき、トライ&エラーで
方向修正も可能だということでもあります。

2つめに、仕事を選ばなければならなくなったこと。
どうしても夜の打ち合わせや、急な対応はむずかしい。
そうなると、自分のコミットが弱くなってしまう中で
やりがいを見いだしながら、成果を出すこと。

そして、自分自身がグループの管理職でもあるため
時短で、メンバーの管理がどこまでできるのか?
部下やメンバーに相当な負担をかけてしまっているのでは
という負い目を隠しつつ、リーダーシップをとっていくこと
大変といえば大変かもしれません。

それをどうやって解決していますか?

とにかく、自分にしかできないこと、自分の価値というものを客観的にみて
どう生かすか?生かしてもらうのがよいのかを考え行動するようになりました。

そのきっかけとして、できるだけ似たような境遇の人の話を聞いて
モチベーションを維持、さらに高めていくよう心がけました。
具体的には、産後3か月くらいからセミナーに参加しはじめ
月に1回はそうしたセミナーやママさんのリアルな声を直接聞くようにしています。
自分だけではない、みんな同じ様な境遇で頑張っているんだと思うととても励みになるからです
パワーママさんのイベントに参加したのも、そんな気持ちからです。

 

3歳、2歳、1歳の年子の従兄弟たちと

3歳、2歳、1歳の年子の従兄弟たちと

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

育児。
今は、とにかく息子のことを最優先に行動するようにしています。
ママに、パパに愛されているんだな~と身体に心にしみこませてあげたい

仕事。
効率を一番意識しています。
いままで培ってきた経験という貯金を
さらにママという上薬でコーティングして再利用しているような感じ?

 

職種を変更したのは、出産をされたからですか?

出産を意識して、ということだけが理由ではありませんが
時間の自由がきいて、どこでもできる仕事という追求の結果が現在のプランナーという職種です。
もちろん、自分が企画するのが好き!というのが大前提ですが。

広告制作の現場において、制作、撮影、編集・・などの作業は
チームワークで動いていくものなので、スケジュールに自由がききません。
しかし企画というフェーズは、プレゼンから詳細提案、企画決定というゴールに向けて
ひたすら企画を考えて、その精度をあげていけく個人作業が中心なので融通がきき易いです。
育児との両立を考えて、ウェブデザイナーの勉強をされる方も多いと聞きますが
プランナーという職種も成立するということを、
クリエィティブな仕事を希望する女性たちにもっと知ってもらえたらなと思います。

あなたの両立を支えるモノコトは何ですか?

・家事料理好きの主人の存在

料理はそんなに得意ではない私。
対して主人は料理が趣味で、仕事から帰宅してすぐに
夕飯の支度をしてくれます。これは本当に助かっています。
これがなかったら、わが家の両立は破綻です。

・実家宿泊でストレス発散

電車で1hほどのところに実家があり
隣には3児の子育て中の妹夫婦も住んでいるので
正月、誕生日、こどもの日・・など行事があるたびに
息子と泊まりがけで遊びにいってストレス発散しています。

・スマホとノートPC

いつでもどこでも隙間時間で仕事をこなすことで
やっと成立している状況なので
アイデアを書き留めたり、調べものをしたり
部下からの連絡や状況の把握などスマホでできることが
本当にありがたく、現代を生きていてよかったな~と実感しています。

 

 

今後の目標やプランを教えて下さい!

今秋に、思い切って手に入れたマイホームへ引越し
両実家からも職場からも離れた、まっさらな環境でのスタートです。
保育園も探し直さないとならない状況ですが
働き方含め、自分たち家族のありかたを手探りしていければと思っています。
子供が小学生になったときには、家で「おかえり」って言える仕事の仕方を目標に
自分自身のスキルアップや、働き方の模索、先輩ママへのヒアリングなどなど
できることから準備して、目標に近づいていけるよう頑張っていきたいです。

 

最後に、メッセージをお願いします。

頑張っているパワーママさんたちの姿が、今の私の励みです。
たくさんのパワーママさんたちのお話が聞きたいし
一緒にお話したいと思っています。
母は強し!しなやかに!

 

インタビュー by 椿

2015年6月11日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
ルカコは木の温もり溢れる素敵なオフィスです

今回のインタビューは、起業からわずか1年8ヵ月で月商ギネス650万円を達成した「抱っこひも収納カバー専門店 ルカコ」の代表、仙田忍さんです。
仙田さんに初めてお会いしたのは、LED関西という女性起業家ビジネスコンテスト。ファイナリストとして登壇され、事業に馳せる想いを発表され、8社ものサポート賞を受賞されました。

2015年6月5日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
写真1

今回ご紹介するのは、起業を始めたばかりの個人事業主の方々へ、”ネットサービス”を通じて力強い支援を行っている橘明日香さん。現在では、ママ目線を活かしたサービスでファンの声に応えて活躍中ですが、家庭との両立が出来ないと仕事を辞め、”働く”ことが叶わなかった時期も経験されています。それでも育児を優先に、自分の叶えたい夢も諦めたくない、そんな想いから現在のワークスタイルを選択・確立されています。協力してくれたご両親への想い、関わりにもグッときます。「無理をせず自然体での両立」そんなロールモデルインタビューです。

2015年5月28日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
11118763_1131949463498374_886457913_n

 

今回のインタビューは、パン教室講師の吉永麻衣子さん!

吉永さんと初めてお会いしたのは、吉永さんに自社イベントのゲストに来ていただいた時。ほぼ打ち合わせなしでのトークライブで、参加者の皆さんが惹き付けられるお話をサクサクとされていて、そのパワーと肝の据わり具合(?)、頭の回転の速さに一気にファンになりました(笑)!

無理せずに格好つけない、自分に嘘をつかない。吉永さんの大事にしていることやポリシーが垣間見えるインタビューです。個人的に、最後のメッセージには、ちょっとうるっときちゃいました!

2015年5月22日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
宮崎友恵さん

今回ご紹介するのは日本で知らない人はいないかも?というくらい、おなじみのロングセラー菓子「ビスコ」のマーケティングを担当されている宮崎友恵さん。
「仕事と生活を<両立している>というより<融合している>という状態」と言う宮崎さんがどのように融合させておられるのか、についてお話を伺いました。

2015年5月7日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
2014年ドイツ ベルリンにて

今回、パワーママ関西支部がご紹介するのは、営業推進本部にてPRなど様々なチャレンジをされている橋本陽子さん。なんと、橋本さんの旦那様は今年の始めまで、約1年間、ドイツに海外赴任されていらっしゃいました。夫婦ともに実家は関東。頼れる身内も近くにいらっしゃらない中、ここまで頑張ってこられたのは会社や友人、何より夫のお蔭ですと、とっても謙虚な橋本さん。そんな橋本さんの魅力溢れるインタビューをお楽しみください。

 

11201393_802739683136656_312248425_o

 

プロフィール

・氏名: 橋本 陽子
・会社名: エムシーアクセス・サポート株式会社
・役職名: 営業推進本部
・職種: 営業施策立案/推進・SNS・ホームページ対応
・簡単な経歴:

1990年、松下通信工業㈱(現 パナソニック モバイルコミュニケーションズ㈱)入社後、販売代理店向けの営業を経て、2001年、同社 関西支店へ異動。2004年9月に長男出産後、2005年4月に復帰。営業内勤職を担当し、2007年12月 に長女出産後、2008年6月復帰し、携帯電話販売促進担当営業に。2012年10月、同社を早期退職し、エムシーアクセス・サポート㈱に入社。

・居住地: 兵庫県神戸市

・ご自身の年齢: 47歳

・お子様の年齢: 小4の息子&小1の娘

・ワークスタイル: フルタイム正社員。在宅勤務もOK

 

 

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

 

近畿にいながらできる本社業務として、ホームページの更新、コンテンツのアップなどのメンテナンスが私の仕事になっていきまました。社長にホームページの改善を求めたことがきっかけで、今ではアクセスアップにつながるコンテンツの制作や改善も担当しています。また、facebookの公式ページを立ち上げ、投稿も私が担当しています。

オンサイトでは、近畿支店への代理店様からのお問い合わせ対応や行事運営がメイン業務です。

ちなみに企業名でもある「MCA」無線と言うのは、タクシー、運送会社のトラックなど、業務用のクルマに搭載し事務所とクルマの業務用の連絡に使われてきた無線機の1つです。携帯電話が普及する以前から存在したモバイル通信システムです。

携帯電話が普及した現在、MCA無線は、通常の携帯電話や固定電話などが停電、通信の輻輳で使えなくなるような、災害・非常時の、自治体・企業の通信手段としてニーズがあります。弊社はこのサービスを全国に提供しています。

 

エムシーアクセス・サポート株式会社
http://www.mcaccess.co.jp/index.html
Facebookページ
https://www.facebook.com/mcaccesssupport?ref=bookmarks

 

デモ機搭載車を使った代理店様向け説明会の風景

デモ機搭載車を使った代理店様向け説明会の風景

 

 

平日1日のスケジュールを簡単に教えてください。

5:30~ 起床・洗濯・朝食作り

6:00~子供たち起床・小学校/公文/塾の宿題開始、フォロー

7:00~子供たち 朝食 私の身支度、ゴミ出しなど

7:40~子供たち 登校/出勤

9:00~ 勤務開始

16:00ごろ 長男が帰宅していると思う…

17;30~ 退社

19:00~ 学童保育所に長女をお迎え

19:15~ 長女と帰宅・夕食準備・子供たちの時間割・持ち物チェックなど

20:00~ 夕食・入浴・宿題など

21:45ごろ 子供たち就寝

22:30ごろ 就寝

 

 

 

出産して、ご自身の内面で何が一番変わりましたか?

人の事情・感情に気が回る様になり、弱者に多少は優しくなったかな?

少なくても電車、雑踏の中で子連れの母親、子供の泣き声やベビーカーを許せるようになりました。出産前は泣き声、ベビーカーに舌打ちしかねませんでしたので。

 

ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?

夫は割と時間に融通が利く仕事なので、日本にいる時は、子ども達を登園させ、家事も積極的に協力してくれていました。と言うよりごはん作り・食器洗いは夫が主担当。私は掃除・洗濯が主担当。子供たちの朝食、お弁当、子供たちの朝のお見送りは朝、時間に余裕がある夫がやってくれていました。

でも、実は今年の1月まで、夫が海外赴任をしていたので、その間は全て自分が負担しないといけないので大変でした。でも、1年間という期限付きだったので何とか頑張ることができました。夫が不在の中、東京などの遠方出張、帰宅が遅くなる際には、近所のママ友に協力してもらいました。彼女とは、余裕がある方がお互いの子ども達をみるような関係。困った時に助け合えるママ友がいるのは、本当に心強いです。

 

2014年ドイツ ベルリンにて

2014年ドイツ ベルリンにて

 

ママ友にお願いするのって、「もしかしたら迷惑かも?」とか、最初は勇気がいると思うのですが、どうしたらそのような関係を築くことができるのでしょうか?

 

あまり特別な理由、きっかけは無いです。
いつの間にかお互いの間で、できる方が助け合う関係になっていました。
今から思い返すと、

①お互いの家が近い(100mくらいしか離れていない)

②保育所のお迎えの時間がお互いぎりぎりの19:00頃

(少数派。ぽつんと5人くらいがお迎えを待っていました。)

③保育所、児童館ではどちらもアッパーの年齢層。つまり同世代で話があった

という共通点があったからだと思います。

一緒に保育所から自宅に帰る機会が増えて、自然に会話も多くなりました。
お互い帰宅して夕食を作る気力、時間が無くて、一緒に夕食(と言うか子連れで飲みに)行くようになったことも親しくなったきっかけの1つでしょう。
子供達同士も仲が良かったこともあり、休日にも子どもと一緒に地元で遊びに行ったり、お互いの家でご飯(むろんお酒付き)を食べたりする中で育児と仕事をぎりぎりまで両立させようとするお互いの姿勢に共感・信頼できる関係ができていったからだと思います。

いったん信頼しあえば、お互いその信頼は裏切りたくないし、お互いに自分ができる時には最大限、協力して助け合うようになっていったのかな、と。

 

 

ご主人とは同じ大学の方ですよね?ご結婚当時、橋本さんは就職され、ご主人は大学院生だったそうですが、学生結婚を選んだ理由はなぜですか?

 

この人と結婚するなら、夫が留学から帰ってきた今のタイミングが良いと思ったんです。で、その時稼いでいたのは私だけだったし、当時の私と同じくらいの収入で妻子を養っている男性はたくさんいました。それに、今、結婚してしまった方が、夫も就職活動に熱が入るのではないかとも思ったのもあります。
夫が就職し、共働きになるのも、そう遠くないだろうと高をくくっていました。もともと私自身が自分の生活は自分の稼ぎで支えたい、自分の足で立っていたい、という意識が強くて専業主婦願望がなかったのもありますね。

 

 

夫婦円満の秘訣を教えてください。

 

お互い、家事・育児でやれることはできるだけやる。やってくれたことには素直に感謝する。自分の方がやっている、自分が相手の犠牲になっている、とは思わず、互いの仕事を尊重する。尊重していることを言葉もさることながら態度で示すことだと思います。

そもそも夫が「家事・育児は本来、妻・母がやるべきこと。自分は共同生活者ではあっても家事・育児は本来夫が分担することではない」と全く、思っていないことが大きいです。夫も周囲と比較して、自分が業務・研究に没頭しきれないと言う葛藤は当然大きいとは思いますが。

それから、どちらも家が散らかっていても平気、人間埃じゃ死なないよ、と言う大雑把な性格であることも大きいですね…。結果、子供たちの忘れ物が非常に多いと言う弊害が発生しており、「改善しなくてはいかん、断捨離だ~」と言う危機感だけは夫婦間で醸成されつつあります(笑)

 

2013年3月 家族で参加したファミリーマラソン大会にて

2013年3月 家族で参加したファミリーマラソン大会にて

 

小学校になって楽になったこと、大変になったことはありますか?

 

自分で自分のことをほぼできるようになったので、手がかからなくなりました。その反面、宿題や連絡のプリントなど、これまでは保育園の先生が、迎えの際に伝達してくれていた情報が、全て子供任せになったことで、子どもが忘れてしまうと私たちに連絡が届かない事態が発生するようになりました。

実はこの前も、クラス参観のお知らせを持って帰ってこなかったため、参観日が終わってからママ友に「来なかったね」と言われて初めて知るという事もありました。本人には、お知らせがないか確認するようにしていますが、こればっかりは中々難しいですね。あとは皆さん同様、学童保育には給食が無く、夏休みなどはお弁当を持たせないといけないことです。

 

 

ワーママとして育児&仕事をしていて良かった~!と思うhappyなエピソードを教えてください!

 

普段、料理以外の家事に関しては、子供たちに「かーちゃん乱暴、雑」と怒られていて、夫は私のことを「うちの大きなおねえちゃん」扱いし、近所のお地蔵様に「うちの3人の子供達がすこやかでありますように」と日々、お参りしているそうです(苦笑)

そんな私を見かねてか、長男が非常にしっかりしてきました。

最近では、私の余裕の無さを察してくれる様になり、朝の忙しい時間や晩御飯を作っている時に「翔子(妹)の教科書の音読と計算カードは僕が聞くね」と、妹の宿題を見てくれるようになりました。でも、妹が間違えた時の息子の攻め方がちょっときついのですが、私の言い方にそっくりだと気付き、私自身が反省することも…。こんな風に、母の未熟さ、至らなさを目の当たりにする日々です。

しかし、母が手を掛けられないことを不満に思わず、息子なりに自分ができることを考え、しっかりと役割を果たすまでに成長してくれたことを非常に頼もしくも嬉しくも思います。娘も息子のきつい言い方にもいじけず、めげず、にこにこしてくれることにほっとし、救われています。余裕がなく、怒鳴りがちの私を、家族が受け止めてくれ、一緒に成長してくれていることにとても感謝しています。

 

 

育児&仕事をしていて大変なことありますか?それは何ですか?

 

育児と家事の両方を、両方の言い訳にしてしまい、どちらもおろそかになってしまうことですね。時間に追われる生活で、つい子供たちにカリカリしてしまう。宿題、食事、何もかも「ほら、さっさとしなさい」と、まず余裕なく急き立て、頭ごなしに怒鳴ってしまいます。ちゃんと理由を示して、動機づけできない自分の未熟さを思い知らされます。

夏休みなどの長期休暇の宿題も、ギリギリになって慌てることが多いので、もっと計画的に終わらせることができるようなサポートができるようになりたいです。

 

私は早期退職し、今の会社に転職しましたが、転職活動を通じ、自分のビジネスパーソンとしての市場価値の低さ、未熟さを思い知らされました。でも、ロールモデルや目指す姿が分からず、目標がはっきりしないから、どうスキルアップをすれば良いかも分からないでいます。「もし、今の会社を首になったら…」と未熟な自分に、不安が募ります。それなのに「仕事は頑張らなくても、もういっか~」と、逃げたくなってしまい、モチベーション維持に悪戦苦闘する日々。そんな自分自身の迷いもさることながら、周りの人に「旦那の稼ぎもあるんだから、仕事辞めても大丈夫でしょ」と言われることで、モチベーションが更に減退することも…。

 

 

それをどうやって解決していますか(していこうとしていますか)?

 

迷いがあるとは言っても、住宅ローンもあるし、自分の食い扶持(将来、つまり老後の生活資金)は自分で稼ぎたいので、仕事を辞める気は全くありません。そもそも子育てを言い訳にするのは子供達に失礼です。人生において、仕事にはかなりの時間とパワーを注ぐわけですから、楽しく、わくわく、新しいことにチャレンジして自分が充実、成長する。そんな親の姿を見ることで、子ども達にも、好奇心、探究心が旺盛、かつたくましく育って欲しいと思っています。

 

宿題については、その他生活の中で「①やるべきことの分量」を「②なぜやらないといけないのか」を子供たちに自覚してもらい、「③いつ始めれば終わるか」納得した上で、「④ゴールを示す」ことで取り組んでもらおうと思います。仕事と同じですね。

 

自分のモチベーションの維持・向上と、スキルアップについては現在、色々と視野、人間関係を広げるべく解決方法を、日々模索しています。

 

 

育児と仕事、それぞれで一番大事にしていることは?

  

育児:きちんと理由を示すこと。人に迷惑をかけないこと。

仕事:できるだけ求められていることにプラスαをする。

のりしろが無い分(リスクが持てない分)、先読み、先回りを心掛ける。

 

 

これからの目標を教えてください。

 

親として、職業人としてのスキルアップと成長。何かあっても(自分一人の稼ぎで)家族を養うことができること。

 

 

最後に、サイトを覧の皆様にメッセージをお願いします!

 

今回のインタビューは自分を見つめなおすきっかけになるかも~と軽い気持ちで受けましたが、他のパワフル且つ優秀なワーママを見て私なんかでいいのだろうかと不安になりつつ、発展途上&模索(悪あがき?)中のへたれワーママもいるのね~と言うことで、皆様のご参考、もしくは反動見本になれば嬉しいです。

 

インタビュー by 安原愛

 

2015年4月28日 0 comment
1 Facebook Twitter Google + Pinterest
プロフィール

ついに100人目のパワーママのご紹介です!

コーポラティブハウスのプロデューサーとして活躍される佐藤丹音さん。

勤務先では初めての産休取得者だったようですが、母親になって、お客様の信頼をより頂けるようになったとのこと。

マクロビオティックから裁縫などなどマルチにアンテナを張る佐藤さんのお家は、

さながらモデルルームのようです!

2015年4月24日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest
山口恵美さん

今回ご紹介するのは人材サービスの営業職として活躍されている山口恵美さん。
取材させていただいた時はこの春出産予定の第2子がお腹に!大きなお腹を気遣いながら、クライアントへの打ち合わせや営業に回る日々を過ごしているそうです。
今回は第1子出産を経て周りとのコミュニケーションや捉え方が変化して、視野が広がった!というお話やご家族との協力体制についてお話を伺いました。

2015年4月20日 0 comment
0 Facebook Twitter Google + Pinterest